ハルヒ「佐々木さん、最近ちょっと調子乗りすぎじゃない?」
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
佐々木「えっ?」
ハルヒ「驚愕の先行掲載版。あれどういう事?
あたしは頑張って有希に料理振る舞ったりしてるのに、佐々木さん出てすらないじゃない」
ハルヒ「なのに、最後のいいところだけ取っていって…
何が『おやすみ、親友』よ!」
佐々木「あのー、涼宮さん?」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/16(日) 16:06:45.82 ID:y/fYoipi0
3 :
上海静岡 ◆.s6SHANHAI :2010/05/16(日) 16:08:48.03 ID:Kqtd+btKP
殺す
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/16(日) 16:08:56.60 ID:OmGoXUCe0
ハルヒ「大体ね、分裂で佐々木さんが出てきたから
驚愕の発売だって延期されたのよ?
あんなややこしい話にしなかったら、とっくに単行本発売されてるわ」
佐々木「そ、それはすいません…何か嫌なことでもおありで?」
ハルヒ「あたしにとって今一番嫌なことは、あんたが視界に入ってるって事!
目障りだからさっさと消えてちょうだい」
キョン「おいハルヒ、こんなところで何してるんだ…って佐々木じゃないか」
ハルヒって田中麗奈に似てるよな
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/16(日) 16:13:24.92 ID:OmGoXUCe0
佐々木「キョン…涼宮さんが随分ご立腹のようだよ」
キョン「あいつがイライラしてるのはいつもの事だろう」
佐々木「そうじゃなくて…」
ハルヒ「ねぇ、さっきからコソコソ何話してるの?
どうせまたあたしの悪口なんでしょ、分かってるのよ!」
キョン「待たせて悪かった、お前に頼まれたアイスの店が混んでいてな。
ほら、買ってきたから食べて落ち着いてくれ」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/16(日) 16:15:23.66 ID:FwvDp58D0
ここから濃厚な百合スレ
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/16(日) 16:17:04.82 ID:OmGoXUCe0
ハルヒ「いらない!!」バシッ
キョン「何すんだ!!」
ハルヒ「アイスなんかで機嫌取ろうっての、バカにしないでよね」
キョン「機嫌取りも何も、お前が食べたいと言ったんじゃないか」
ハルヒ「はぁ?あたしはあのアイスおいしそうねぇとは言ったけど、買って来いとは
一言も言ってないわ。あんたが勝手に買ってきたんじゃない」
キョン「お前なぁ…!」
メンヘラすぎわろた
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/16(日) 16:20:36.21 ID:OmGoXUCe0
佐々木「まぁまぁ、とりあえず二人とも落ち着いて…」
ハルヒ「黙ってて!これはあたしとキョンの問題なの、部外者には関係ないわ」
佐々木「…部外者とは随分な言い方ですね、涼宮さん。」
ハルヒ「えぇそうよ。中学時代佐々木さんとキョンがどんなに仲良かったかなんて興味無いけど、
少なくとも今この場面で佐々木さんは部外者…邪魔者以外の何者でも無いわ」
キョン「おいハルヒ、いい加減にしないか!」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/16(日) 16:24:48.42 ID:OmGoXUCe0
ハルヒ「あんたまで佐々木さんの味方なの?そうなの?」
キョン「味方とかそういう問題じゃなく、今のは言い過ぎた。謝れ」
ハルヒ「はいはいすいませんね佐々木さん」
キョン「ハルヒ!!」
ハルヒ「な、何よ…ちゃんと謝ったじゃない…」
キョン「お前はいつからそんな奴になった?
団長が筋の一つも通せなくてどうする!」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/16(日) 16:27:54.08 ID:OmGoXUCe0
佐々木「もう僕はいいから、キョン。お願いだから涼宮さんを許してあげてくれないか」
キョン「いーやダメだ。このままだとこいつは、ずーっとこんな調子でつけ上がっていくに決まってる!
間違いを指摘してやるのも友達の役目じゃないのか?」
佐々木「今はちょっと疲れてるだけなんだよきっと…だから、ね?
僕のことは放っておいて、不思議探索に戻ってくれたまえ」
キョン「おい、佐々木…」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/16(日) 16:30:20.17 ID:V/PLipI30
ハルヒってなんだっけ?
佐々木「別に気にしなくていいんだよ、部外者のことなんて。
僕は自分のせいで友人が争う姿を見たくないんだ」
キョン「どう考えてもお前のせいじゃなくハルヒのせいだろう!
何言ってるんだよ…お前まで変わっちまったっていうのか?」
佐々木「僕は僕だ。変わってなんかいない」
キョン「…ふふふ…」
ハルヒ「き、キョン?」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/16(日) 16:36:29.41 ID:OmGoXUCe0
キョン「そうだ、これはあの時と同じ…違う世界なんだよな」
キョン「ちょっとハルヒの気が強くて、ちょっと佐々木が控えめで…
鍵を、鍵を見つければ俺は戻れるんだな?そうなんだな二人とも!?」
ハルヒ「何言ってんのよあんた、おかしくなったの?」
佐々木「鍵?戻る?…どの事を指しているのか、少なくとも僕には見当がつかないな」
キョン「やっぱり、か…頼れるのはあいつしかいない…あいつしか」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/16(日) 16:38:17.52 ID:OmGoXUCe0
ピンポーン
キョン「おい、いるか長門?」
…
キョン「少し話がしたい、あの時と同じ事が起こり始めてる」
長門「……入って」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/16(日) 16:40:39.19 ID:OmGoXUCe0
キョン「いきなりすまんな」
長門「別にいい」
キョン「率直に聞こう、また世界は改変されたか?」
長門「………何のこと?」
キョン「だから、世界が改変されたかと聞いているんだ」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/16(日) 16:46:20.34 ID:OmGoXUCe0
ハルヒ「何なのよ…急に迫ってくるかと思えば、ぶつぶつ言いながら走り出しちゃうし」
佐々木「キョン…少し様子がおかしかったようですが」
ハルヒ「ちょっと口調が悪かったかしら。それにしてもあれは普通じゃないわね」
あと佐々木さん…さっきはごめん。きつく言い過ぎたわ」
佐々木「いいんですよ、私のほうこそすいませんでした」
ハルヒ「あいつも行っちゃったし、代わりに不思議探索一緒に行く?」
佐々木「えっ、いいんですか?お話には伺っていましたが、まさか
本当に参加出来る日が来るとは…光栄です」
ハルヒ「し、しょうがなくに決まってるじゃない!さ、行きましょ」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/16(日) 16:53:30.18 ID:OmGoXUCe0
みくる「のんびり休みを過ごすのもいいですねぇ」
古泉「こんな所、涼宮さんに見られてしまったら大目玉ですが…少しくらいの息抜きはいいでしょう」
みくる「この公園、懐かしいなぁ。ここでキョンくんにお話したんですよ、
未来人だってこと」
古泉「そういえばそんな事もありましたね…ふふっ。
すいません、必死に説明する朝比奈さんを思い浮かべるとつい笑みが」
みくる「古泉くんったら…ところで長門さん、団活を早退なんてどうしたんでしょう?」
古泉「確かしなければならない事があると言って帰られましたが」
みくる「また何かが起こっているんでしょうかね…頼りっぱなしで申し訳ないです」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/16(日) 16:56:50.32 ID:OmGoXUCe0
長門「…私の観測する限り、現状世界に大きな改変が加えられた様子はない。
またそれに準ずる情報操作の跡なども見つからなかった」
キョン「嘘だろ?だってハルヒが…佐々木が…」
長門「状況の把握ができない。説明を求める」
キョン「あぁ、さっきの事なんだが…」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/16(日) 17:06:54.46 ID:OmGoXUCe0
キョン「…というわけだ」
長門「把握した。しかし私には、改変を思わせる場面が一切見当たらなかった」
キョン「分からないのか!?これは異常事態だぞ?」
長門「…可能性として、疲労の蓄積が挙げられる。帰宅してゆっくり休養をとることを推奨する」
キョン「長門?長門!!」
佐々木は性格悪いな
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/16(日) 18:49:30.44 ID:OmGoXUCe0
長門「あまり長居していると涼宮ハルヒに不審がられる可能性が高くなる。帰って」
キョン「嘘だろ?なぁ、嘘って言ってくれよ」
長門「帰って」
キョン「……分かった」
パタン
長門「………」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/16(日) 18:54:21.93 ID:OmGoXUCe0
ハルヒ「うーん、買いたいものも買えたし今日はこんな所かしら」
佐々木「涼宮さん待ってください…歩くのが早いです」
ハルヒ「ちんたらしてたら不思議なんてすぐに去っていっちゃうわよ?…はぁ、はぁ」
佐々木「ふぅ…ちょっとそこのベンチに座りませんか?」
ハルヒ「そうしましょうか、結構重いもの…こんなときにキョンがいればなぁ」
古泉「あれ、涼宮さんと…佐々木さんではないですか。何故お二人が?」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/16(日) 19:01:06.77 ID:OmGoXUCe0
ハルヒ「あっ、古泉くん!いいところに来たわ、ちょっとこれ持ってちょうだい」ドサッ
佐々木「古泉くんと…朝比奈さん、でしたっけ。お久しぶりです、くつくつ」
ハルヒ「それがね、聞いてよ二人とも!キョンったら、あたしに
アイスぶつけた挙句走ってどっか行ったのよ?信じられない」
みくる「女の子にアイスをぶつけるなんて…酷いですぅ」
古泉「それは災難でしたね。佐々木さんは大丈夫ですか?
(何をしてるんですか彼は…それにしてもなぜそんな事をしたのでしょう)」
なるほど
キョンがメンヘラってことかw
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/16(日) 20:01:04.25 ID:j3bglTY10
最近佐々キョン厨が暴れているから
こういうキョンヘイトSSは歓迎する
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/16(日) 21:01:52.64 ID:OmGoXUCe0
投稿ちょこちょこすぎてすまん
佐々木「あぁ、僕なら大丈夫だが…涼宮さんのケアを優先したほうがいいんじゃないかな」コソッ
古泉「何があったんですか、状況がよく把握出来ません」ヒソヒソ
カクカクシカジカ
古泉「はぁ…それはご愁傷様でした。
しかし彼がそこまで感情的になるのも珍しい話ですね」
佐々木「あぁ、僕もよく分からないんだよ…今まであんなキョンを見たことはなかったしね」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/16(日) 21:44:19.93 ID:ZqFp2CQp0
しえん
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/16(日) 21:47:34.33 ID:OmGoXUCe0
ハルヒ「さて、休憩も終わったし解散にしましょ!」
みくる「えっ、キョンくんは?」
ハルヒ「あいつなら勝手に家へ帰ってるんじゃない?
大体、元はと言えばキョンが悪いんだからあんな奴のこと気遣う必要無いわよ」
古泉「そうですねぇ…日も暮れてきましたし、今日はお開きにしましょう。
彼には僕が後で連絡してみます」
ハルヒ「ありがと古泉くん!荷物も持ってもらって悪かったわね」
古泉「いえいえ、お三方とも夜道には気をつけてくださいね」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/16(日) 21:58:37.88 ID:OmGoXUCe0
佐々木「今日は少しの間だったけど楽しかったよ、参加させてもらってありがとう。
機会があればまた是非呼んで欲しいなどと考えてしまったよ、くつくつ」
ハルヒ「もっちろんよ!いつでも来なさいよね」
みくる「何だか一人増えただけでとっても新鮮な気分ですぅ」
古泉「ふふ、それでは皆さんお疲れ様でした」
ハルヒ「また月曜にねっ!」
佐々木「はい、お疲れさま。」
みくる「お疲れさまですぅ」
………
やっぱ佐々木が一番だわ
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/16(日) 22:30:50.36 ID:OmGoXUCe0
―――――――長門宅
長門「今日の彼の様子はおかしかった…これは緊急事態
情報統合思念体に報告してみる」
…サッ
長門「………誰」
…ササッ
長門「…なぜあなたがここにいるの」
グサッ
長門「…想定外エラー発生…じょうh…しねn…」
パタリ
元々はハルヒが悪いんだろww
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/16(日) 22:52:47.99 ID:OmGoXUCe0
―――――――翌日・部室にて
ハルヒ「どういう事よ有希が死んだって!」
キョン「…嘘だろう」
古泉「これは完全に想定外でした…
(なぜこのタイミングで?しかも長門さんに限って殺されるようなヘマをするはずが…)」
みくる「な、長門さんがいなくなったら…どうしようもないです…ふわぁぁん!」
ハルヒ「みくるちゃん!皆泣きたいけどそれを我慢してるのよ…ううっ」
キョン「やっぱり…この世界は狂ってるんだ、狂ってるんだよ!!」
実際調子のってるのはハルヒだよな
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/16(日) 23:01:52.95 ID:OmGoXUCe0
古泉「…すいません。僕が言うのも厚手がましいですが、
しばらく団活動は休止としませんか?
事が急すぎて気持ちの整理がつきません」
みくる「わ、私も賛成ですぅ…このままだと、活動に身が入りません…」
ハルヒ「ダメよそんなの、死んだ有希のためにも
この大事件を解決しないと…」
古泉「涼宮さん!!!
いい加減にしてください、昨日の事といい少し度が過ぎます!」
ハルヒ「な……何よ古泉くんまで!
ふん、いいわ。そんなに言うならSOS団は永久休部にするわ。
二度とここに来ることもないでしょうね!」バン
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/16(日) 23:09:05.25 ID:OmGoXUCe0
キョン「古泉、よく言ってくれた…」
古泉「僕は何てことを…神に…神に…」
みくる「私も同意見です…
正直涼宮さんの態度は目に余るものがあったし…」
キョン「朝比奈さん、この件に関して未来からの指令なんかは?」
みくる「お手上げですぅ…
そもそも長門さんの死は、この時間平面上で起きるわけがない出来事なんです。
詳しくは言えないけど…とにかく、私たちに打つ手はありません」
キョン「じゃあこのまま毎日過ごせと!?出来る訳ないでしょう、
対有機生命体なんとかフェースの長門が急に殺されて、ハルヒは永久休部を宣言。
こんな状況で誰がまともになれるっていうんですか?」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/16(日) 23:16:33.31 ID:OmGoXUCe0
古泉「とりあえず今後の策を練りましょう。
まず、自分の身は自分で守る。
機関がフォローできればいいのですが、涼宮さんの閉鎖空間はとんでもないスピードで
生まれており、そこまで人員が割けません。
次に長門さんがいなくなった今、敵対勢力からの攻撃が来たら
まず間違いなく涼宮さんを含む我々は終わりです。
攻撃に屈しないようにしてください
最後に…長門さんを殺した張本人は我々で何とか見つけ出します。
ですから絶対にあなた達は大人しくしていてください」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/16(日) 23:22:01.90 ID:oh+wVE5hO
犯人は↓
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
SA★ZA★E