1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
唯「ようせい!」
平沢唯は妖精の見える女の子だ。「あなたにはこの子が見えますか?」答えはいつもノー
だった。しかし、軽音部に新しく入部してきた中野梓はこう返したのだ。「ええ、見えて
ますよ。小悪魔が」しかもそいつは唯の命を狙っているのだとかなんとか。聞く耳を持た
ない唯と、反発する梓。なんのこっちゃ分からない他三名。見かねたさわ子が“幽霊を見
る方法”なんて伝授しちゃったりして!? 果たして唯は、妖精と可愛い後輩のどちらを
選ぶのか。
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 08:48:33.04 ID:zGTkrZXx0
ID:GKAfDcUC0 ←杉本彩の糞ゆとり低脳ヘタレ工作員、またまたフルボッコ笑える(^ワ^)アハハ
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 08:48:51.67 ID:410VHizqP
律「さとうきびっていい音出るよな」
律のドラムスティックがさとうきびになった。バキバキ折りながら甘い汁を振りまいて叩
く! 叩く! 叩く! 理由を聞いても全く答えず、力づくでも止まってくれない。「あ
の日の約束は何だったんだ!」秘密を知っているのは澪くらいだろうけれど本人も思い出
せないって言うし……。ついにそのまま学園祭ライブを迎えてしまうことなった軽音部。
突如としてステージに投げ込まれたネギ二本に大根にかぼちゃ――ひょっとして、これを
使えってこと!?
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 08:49:35.11 ID:410VHizqP
澪「髪を伸ばしてるのは、いつかメデューサとして認められるためなんだ」
つっけんどんに澪がメデューサの末裔であることを暴露した。いやいやまさか。誰もが冗
談だと思っていた矢先に生徒会長の曽我部さんが石となって発見される。次々と石に変わ
っていく生徒たち。魔の手はいよいよ軽音部にまで忍び寄ろうとしていた……が、石にさ
れた生徒の共通点が秋山澪のファンクラブに加入していたということだと分かった。「見
つけたよ。メデューサの魂を開放する方法」唯が駆け足で部室に戻ると、既にメデューサ
として覚醒しかかっている澪が皆を襲っていて……。
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 08:50:21.68 ID:410VHizqP
紬「今日のおやつはシュールストレミングよ〜♪」
くさっ! つーかくさっ! 紬が持ってきた缶詰を開けるとGも逃げ出す悪臭が部屋中に
広まった。その強力さは留まることを知らず、やがて教室へ職員室へと学校中へ拡散して
いく。「緊急避難警報が出されました。生徒は速やかに校舎を捨て脱出して下さい」どう
にか脱出した軽音部員たち……あれ、紬がいない!? 取り残された紬を救うため、じゃ
んけんで負けた律は鼻栓を武器に再び校舎に乗り込む。音楽準備室の扉を開いた時、そこ
には美味しそうに缶詰の中身を頬張っている紬の姿が。「あらりっちゃん。一口どうぞ」
果たして友情は悪臭に勝利することができるのか。つーかくさっ!
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 08:51:03.88 ID:410VHizqP
梓「カサカサカサカサカサカサカサカサカサ」
「また私の傘だけ盗まれました」雨の日は決まって傘が紛失する。どんなに目をつけてい
ても、気づいたら無くなっている。張り切って始まった犯人探しも既に三ヶ月目、梓はす
っかり諦めようとしていた。そんな時、失くしたばかりの傘を持っている人が――え、紬
先輩がどうして!? 問い詰めたところ、何やら泣くほどの事情があるみたいなんだけど
……。紬の実家へ招待され目にした傘たちは、どこか微妙に変化していた。
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 08:51:48.21 ID:410VHizqP
憂「おねえちゃんといっしょ」
ひらさわおねえさんは3ちゃんねるのアイドルです。朝8時から、良い子のために毎朝放
送しています。『おねえちゃんは素晴らしいものです!』スローガン片手に、テレビの前
の幼児たちにお姉ちゃんの素晴らしさを説く憂。そんなある日、とうとう本物のおねえち
ゃんを出演させようという話になって――世に空前のおねえちゃんブームが巻き起こって
しまう。『おねえちゃんは最高です。天使です。極上です』ついに世界デビュー間近とな
った時、おねえちゃんこと平沢唯が行方不明になって……。
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 08:52:31.35 ID:410VHizqP
和「そうなんだ。じゃあ私生徒会辞めるから」
その瞬間、私立桜が丘高校が崩壊した。窓ガラスはすべからく割られ、授業の度に教師と
生徒はタイマンを張る始末。清純な生徒たちはすっかり荒れ狂ってしまった。「やっぱり
和ちゃんが生徒会長じゃないと駄目だよ!」友である唯の頼みさえ聞こうとしない和。か
ろうじて平和を保っていた放課後のティータイムが崩された時、本当の悲劇が幕を開ける。
バラバラになる軽音部――そんな中、あの唯が生徒会長に立候補するというのだ。果たし
て和は、唯は壊れてしまった学園をもとに戻せるのか。
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 08:53:14.70 ID:410VHizqP
純「今日も軽音部を監視する仕事がはじまるよ」
言うなればストーカーだった。入部し損ねた軽音部を純は監視しているのだ。「羨ましい
なぁ。ジャズ研辞めてしまいたい……」それでも良い子な純はストーキング行為でもって
せめてもの鬱憤を晴らしているのだ。ある日、いつもの様に監視しようとすると『あの二
人』が部室で逢引しているではないか! これは一大事と翌日の放課後、早々に部室内に
侵入しロッカーに忍び込む純。後から部屋にやってきたあの二人……そして激しい息使い。
純の選択やいかに。
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 08:54:36.01 ID:410VHizqP
さわ子「実は20歳くらいサバ読んでました」
山中さわ子先生の人気は高い。教師からも生徒からも、その美貌とお淑やかな性格で一目
置かれている。そんな中、軽音部は昔のアルバムから驚くべき秘密を知る。「ねぇ、この
日付って30年以上も前だよね?」実はさわ子先生は20歳もサバを読んでいたのだった。
……それであの容姿!? 秘密を探る軽音部が掴んだヒントは、さわ子先生が毎朝飲んで
いる若返りの紅茶であって……。
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 08:55:21.91 ID:410VHizqP
聡「澪姉の中、凄い気持ち良いよ……」
安心して欲しい。これはオナニーだ。田井中聡は妄想オナニーを覚えたばかりで夢中にな
っているのだ。今日も今日とてオナニーに勤しむ。「ああっ、澪姉凄いよ! 凄い締まっ
てくるよ!」そんな時扉が空いて、澪が現れた。「えっ。聡君……!?」聡一生の恥。ま
さか意中の人物に見られてしまうとは。しかし澪は以外なことを言うのだった。「もしか
して、こういうのに興味あったり?」ウンウンと元気よく頷く聡の耳元で更に澪は続けた。
「じゃあ、とりあえず腹筋しよっか」平凡な男子中学生の自慰心を弄ぶ五人の女子高生た
ちの目的とは一体。
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 08:56:29.89 ID:410VHizqP
唯「しねかす!」
唯ちゃんは日本一可愛い不良です。万引き品は1秒で返し、睨みつけるもすぐに目を反ら
します。「私ふりょーなんだからね! とーっても悪い子なんだからね!」悪事を働こう
ものなら、巡り巡って善意に早変わり。もっと悪いことしたいのに――そんな中、桜高の
影の支配者である伝説の不良女子が復活したという噂が持ち上がって……。唯の前に現れ
た伝説の人物は、実は彼女がよく知るあの人だった。
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 08:57:26.99 ID:410VHizqP
唯「ふりくり!」
お尻フリフリ。お目目クリクリ。唯ちゃんは皆の人気者。ある日、川原でバットの素振り
をしていると空から卒然女の子が! 「私はあなたの妹です」突如として居着いた妹モド
ギは何やら凄い『敵』と戦っている様子で。その手伝いをすることになったんだけど……
ひょっとして足手まといになってる? たまたま飛んできたギターが脳天に炸裂すると、
唯の頭からゼンマイオモチャが飛び出してきた! カオスでハッピー!
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 08:58:53.73 ID:410VHizqP
唯「修学旅行先はM78星雲なんだって」
ウルトラの父がいる。ウルトラの母がいる。そしてウルトラの星に軽音部がやってきた!
何の手違いか4人だけ修学旅行の行く先を間違えてしまった彼女たち――そこはウルトラ
の人たちが生活する奇妙な星があった。「今すぐ地球まで送りましょうか?」「いいえ折
角ですから観光していきます。予定では二泊三日なので」帰したがる住人に帰ろうとしな
い軽音部。次第に両者の距離が……そして涙の別れの時。銀河を越えたハートフルホーム
ステイ。
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 08:59:38.22 ID:410VHizqP
唯「HTTにようこそ!」
秋山澪は大学中退無職のひきこもりニート。自堕落に過ごす日々に突如として現れたのは
アイドルになった昔の友達――平沢唯だった。「あなたは私のプロジェクトに大抜擢され
ました」気づけば隣室にはオタクと化した梓がいて、再会した律は何やらヤバそうな組織
に入っていて……。お先真っ暗な澪は果たして輝く未来を掴むことができるのか。
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:00:24.19 ID:410VHizqP
唯「汝は人狼なりや?」
「これは狼――仲間外れを見つけるだけの簡単なゲームよ」放課後の部室で、紬はゲーム
をやろうと言い出した。軽い気持ちでやってみることになったのだが――進めていくうち
に皆の関係がギスギスとし始めた。チャイムが鳴り帰宅しようとする軽音部員だったが…
…何故か学校中が締め切られていて、軽音部と関係の深い生徒だけが残されていた。「こ
れからが本番よ。狼を追い出せないと私たちは帰れない」ゲームをやるしかない――進め
ていくうちに皆の隠し事が次々と暴かれていって……。
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:01:08.02 ID:410VHizqP
唯「とりあえず魔法少女になってみました!」
桜が丘高校は表向き普通の女子高だが……実は魔法少女の育成学校だったのだ! 入学す
るまでその事実を知らなかった唯。「えー!? 私魔法なんて使えないよー」しかし入学
と同時に測定された魔力は10万ギガマナ――日本一の魔力を持っていたのだ! しかし、
上手く力を使いこなせずに度々校舎を破壊する唯。「もう魔法なんていらない!」「だっ
たら私に欲しいな」クラスメイトの秋山澪の話の乗っかっていくうちに、世界を巻き込む
魔法戦争が近々始まることを知って……。
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:02:43.86 ID:410VHizqP
唯「すごいよつむぎちゃん!」
シュールでポップなお嬢様つむぎちゃん。彼女は社長令嬢にして世界中の格闘技を極めた
スーパーお嬢様なのだ。それでも彼女は自らが信じる『セクシーコマンドー』を極めるべ
く日々の部活に明け暮れる。友達が欲しいひとりぼっちな澪、男らしさを追求する律、栄
養補給は全てお菓子の唯――個性的な面々に囲まれて、紬は『セクシーコマンドー』と共
に部で成長していく。愛に気づいて下さい、私が抱きしめて鯖折りしてあげる。
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:03:28.74 ID:410VHizqP
唯「魔法陣ふわふわ!」
あなたはとりあえず勇者ですので旅立って下さい――追い出されるように旅を始めた唯。
魔法陣ふわふわの使い手として育てられた澪をパートナーに、剣と魔法とギャグの世界を
独自のセンスで切り抜けていく。どこかズレた敵たちをやり過ごして『恋するハート』を
完成させないといけないんだけど……おや、あれはカサカサむすめ? そして大魔王ムギ
の真の目的とは一体。
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:05:01.31 ID:410VHizqP
唯「ほしのこえ」
「三年後のあずにゃんへ。元気にしていますか? 私はちょっぴり寂しいです」謎の異星
人タルシアンの追跡調査員に選ばれた唯。地球に残された軽音部員、そして梓。二人の通
信手段はたった一つの携帯電話だった。次第に離れていく距離と通信時間。それでも心の
距離だけは……唯はいつだって信じていた。今日も宇宙の果てから数年後の梓へとメール
を送信――次の瞬間、敵の襲撃が。大人になった梓は時を越えてそのメッセージを受け取
り、そして何を思うのか。
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:07:05.91 ID:410VHizqP
唯「うすのろゆいちゃんと一期一会」
唯ちゃんはちょっとだけ頭の弱い女の子。小さい頃からそのことでイジメられたけれど、
決して挫ずにすくすく真っ直ぐと育っていった。笑顔でいれば、一生懸命やっていれば絶
対にいい方向に行くはず――親友の和は純粋な唯にいつも言い聞かせていた。やがて音楽
を始めた唯はその才能に目覚めて……。『人生はチョコレートの箱。開けてみるまでわか
らない』日本中のムーブメントに少しづつ首を突っ込みながら、今日も唯ちゃんは笑顔で
生きている。
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:07:50.89 ID:410VHizqP
澪「私は女神様。私は女神様。私は女神様。私は女神様。私は女神様。私は女神様」
2ちゃんねる女神板。そこは雌豚共がしのぎを削って恥部を露出させるネットの闇である。
ここでは私が主役で女神様、うへへ――秋山澪は羞恥あふれるその魅力に取りつかれてし
まっていた。しかし、栄光の日々は脆くも崩れ去ることとなる――誰かが彼女が秋山澪で
あるという情報を流したのだが……そこには『放課後ティータイム』しか知り得ないこと
も書かれていて。一体、犯人は誰なのか。
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:09:22.31 ID:410VHizqP
唯「いきおい!」
新学期の軽音部のスローガンが決まりました――ズバリ『勢い』です。兎にも角にも勢い
が第一。登下校は全力ダッシュで、喋ろうものなら腹の底から。そんな中、澪だけが三人
に合わせられないでいた。「よくそんな恥ずかしいことができるな……」呆れる澪だけれ
ど、本当は自分も混ざりたくて仕方がなかったのだ。いつものように一人カラオケに行っ
た澪なのだが……何の手違いか自分が歌声が外のスピーカーから流れるようになっていて
……。果たして澪は恥ずかしがり屋さんを克服することができるのか。
支援
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:11:27.54 ID:410VHizqP
梓「ツインテールがこんがらがったので解いてほしいのですが……」
テールの毛先で性感帯を刺激するのに夢中になってしまい、いつの間にやらこんがらがっ
た梓の髪の毛。皆で必死に解こうとするのだが、頑張れば頑張るほど絡まるばかり。髪は
乙女の命だけれど――諦めて切ってしまおうとするも本人は必死に抵抗。「こうなったら
最後の手段だよ!」唯が取り出したのは何故かギー太と編み棒だった。
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:12:40.05 ID:410VHizqP
律「もっと成長したい!」
りっちゃんは女を磨くために色々な努力を始めた。毎朝の牛乳を飲み、美顔マッサージに
教養の本なんて読み出したり――けれど何をやっても周りは成長したと認めてくれない。
そんな中、澪が勧めた『ある教材』を毎週取ってみることに。効果はあるけどほどほどに
――そんな澪の忠告を無視し瞬く間に綺麗になっていくりっちゃん。「こんなのりっちゃ
んじゃない!」唯と仲違いしたその夜にもう止めにしようと決意する律だったが……副作
用はすぐそこまで迫ってきていいた。
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:14:11.75 ID:410VHizqP
憂「お、お姉ちゃん駄目っ……だって、私たち、姉妹だから……やぁっ」
憂が爆発した。計り切れない放射能とオゾンを突き破る噴煙を上げながら平沢憂は爆発し
たのだ。荒れ果てた大地に一人生き残った唯は『憂の欠片』を集めて思い出の桜高の校舎
に戻ったのだけれど、何故かそこだけは壊れる前の昔のままで……。「何やってるんです
か唯先輩。早くしないと紅茶が冷めますよ」浮かび上がるのはひょっとして幽霊? それ
とも幻? そして始めた分かった世界の構造と憂の本当の願いとは。
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:15:23.46 ID:410VHizqP
唯「放火後ティータイム!」
放課後ティータイム。またの名を、放火後ティータイム。適当な家を放火し、無事に全焼
させることができたならティータイム――一風変わった遊びともつかない犯行を繰り返し
ているのは何と女子高生たちだった。「今日のターゲットはここにしようぜ!」律が適当
に指差した地図の家は、なんと平沢家で……。警察消防入り乱れ、ついに彼女たちが捕ま
ってしまう時が訪れるのか。
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:17:17.09 ID:410VHizqP
紬「特技は耳かきかしら」
豊満で純白の太ももに頭を乗せる。いじらしい鈎先で掘られる耳穴は瞬く間にスッキリし
ていく。唯曰く「あぁん、そこそこもっとぉ」甘い時間もすぐにお終い、のはずだったん
だけど何故かいつまでも掘られ続けていて……。眠っていた唯が起きるとようやく耳かき
が終了した。どれだけ取れたのか見てみると――えっ、両手で掴めないくらい出てきた!
? もしかしてこれの中身って……。
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:19:24.76 ID:410VHizqP
唯「ばくだん!」
『どうか私の恋の爆弾が炸裂する前に解体して下さい!』変わらない日常を送っていた軽
音部に一つの手紙が届いた。ただのイタズラ? それとも本当に? 皆がすっかり忘れて
しまった頃、桜高に本物の爆弾を仕掛けたという何者からかの脅迫が! 犯人は誰なのか
……そして本物と恋の爆弾がある場所とは一体。
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:20:12.32 ID:410VHizqP
律「JK」
「〜だろJK」律は早速覚えた新しい言葉を乱用していた。何を言うにも最後には必ずJ
Kの文字が。ある日ジャックナイフと名乗る変質者が桜高の周辺に出始めて……。ジャッ
クナイフって、頭文字とったらJKじゃない? その事実に気づいた時、すぱすぱと解決
の糸が切られていって……。
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:21:56.05 ID:410VHizqP
唯「ふうすい!」
桜が丘高校に空前の風水ブーム! 成績が上がった、彼氏ができた、その他もろもろ――
そんな信じがたい噂と風水がどれだけ凄いかという話題で持ち切りだった。かくして音楽
準備室にも風水が導入されたのだが……早速梓に恋人ができそうだというのだ! 「あず
にゃんは私のモノ! 彼氏なんて許せない!」唯はこっそりと気づかれないように部屋模
様を変えていくのだが、それは『やってはいけない』という悪い風水を習いすぎていて…
…。
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:22:42.97 ID:410VHizqP
澪「曜日でカチューシャの色を変えるのは宇宙人対策か?」
「なぜ知ってる」返ってきた律の答えは意外過ぎた。続け様に「知らないのか? 地球は
今狙われているんだ。奴らの毒電波から脳を守らねばならない」なんて自身が電波である
ことに全く気づいていない律。呆れ果てる澪だったが、深夜の学校に侵入していく律を見
つけてついていくと、何やら校庭に不思議な模様を書き出して……。「逆ですよ。地底人
です」梓の頭までおかしくなっちゃった? それでも唯は相も変わらずお菓子を食べ続け
ていた。
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:24:12.01 ID:410VHizqP
律「ここる」
謎の言葉『ここる』真の意味は誰も知らない。人づてに次元の扉を開くキーワードとされ
ていたり、はたまた政府高官の合言葉とも言われていた。要するに、誰もその本当の意味
を分かっちゃいない。けれど人づてに、点々と変わる内容は時には本質に近づいていくこ
ともあって……。実は、最後の暗号を説く鍵は軽音部の倉庫に眠っていた。
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:25:30.54 ID:410VHizqP
律「座布団一枚!」
パンパカスチャチャカ、パッパー! パフ。と三年次の文化祭でライブの他に笑点をやる
ことになった軽音部。ボケる唯、突っ込む澪、フォローする梓に微笑むムギ、その他もろ
もろの軽音部ゆかりの生徒たちで繰り広げる笑いあり涙ありの上手いこと言い続ける三十
分! 司会はワタクシ、三遊亭デコ楽こと田井中律で御座います。
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:27:08.16 ID:410VHizqP
梓「知らないんですか。生茶パンダですよ」
梓が持ってきたのは可愛らしい挿手型のぬいぐるみだった。『私パンダ君ですどうぞ宜し
く』早速おもちゃにされるパンダ君。はめたまま演奏されたり、プチセクハラの道具に使
われたりと、ともかく大人気! 今日の部活もやっぱり演奏になんてならないで、遊んで
ばかりだった。
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:27:10.96 ID:RF4yIdxxO
追い付いた
むむむっ……
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:28:27.10 ID:410VHizqP
澪「ピック……ピック買ってくれませんか?」
ピック売りの少女こと秋山澪は生活に苦しんでいた。部活帰りに駅前でピックを売って、
生活費の足しにする日々を送っていた。「え、澪ちゃん今日もなんだ……わ、私は応援し
てるけど、頑張ってね」彼女には友達がいるけれど、そこまで親身になってくれる存在で
はなかった。凍える冬の日に暖まる方法はないかと考えた澪は、ベースを取り出すとピッ
クを片手に――一人きりの演奏を始めたのだ。
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:29:34.85 ID:410VHizqP
紬「さおだけを買ってくれないかしら」
琴吹紬がさおだけを売っていた。クラスの知り合いや、部内の友達の家へ軽トラで押しか
けての強引な訪問販売――するとほとんどの家庭が数分の交渉の後に購入を決意する。つ
いに平沢家へやってきた琴吹さおだけ。何故彼女の推すさおだけは売れるのか――その理
由は低価格とアフターケアにあった。「これで本当に商売が成り立ってるのかな?」疑問
に思う憂と買うことを決める唯。さおだけ屋はなぜ潰れないのか。その謎は意外なところ
にあった。
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:31:01.22 ID:410VHizqP
唯「かきぴー!」
ボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリ
ボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリ
ボリボリボリボリボリ「お姉ちゃんうるさい」「ごめん」ボリボリ。柿ピーを食べ続けな
いと死んでしまうかのような体になってしまった唯。授業中でも演奏中でも寝る時でも―
―とにかく柿ピーを食べ続ける。やはり体調を崩してしまった唯は、果して柿ピー病なる
未知の病を克服することができるのか。
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:32:22.32 ID:410VHizqP
憂「アンドロイドお姉ちゃん!」
唯がトラックに轢かれて死亡して一年、ついに平沢憂はお姉ちゃんそっくりのアンドロイ
ドを作すことに成功した。見た目は勿論そっくり、生理行為だって完璧にこなす凄すぎる
発明だ。唯が死んだショックから立ち直ったばかりの軽音部員は、始めこそ敬遠してたも
のの次第にアンドロイド唯を認めていって……。しかし、機械故のアクシデントが更なる
悲劇を呼んでしまった。
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:33:35.29 ID:410VHizqP
唯「博士の異常な愛情または私は如何にして心配するのを止めて水爆を」律「長い」
唯が道端でボタンみたいなものを拾った。ボタンには『人類絶滅スイッチ』と書かれてい
た。冗談で押そうとする唯律に、止めるべきだと反対する澪梓。最後の一人ムギに選択が
与えられ――さわ子が音楽準備室に駆け込んだ時には決断が済んでしまっていた。まさか
こんなもので人類が絶滅するなんて……。皮肉まみれの昼下がりティー地球会議。
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:35:04.10 ID:410VHizqP
唯「くろかみ!」
桜が丘高校の生活指導が厳しくなり、全生徒の髪が真っ黒になりました。軽音部で摘発さ
れたのは唯律紬、けれど紬は地毛だと証明されたのに黒を強制されてしまった。怒る軽音
部員たちはどうして校則が厳しくなったのか独自の調査を開始して……生徒会が一枚絡ん
でいることまで突き止めた。生徒会――ってことは生徒会長の和が仕組んだことだったの
か?
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:35:46.52 ID:410VHizqP
紬「唯ちゃんの真似〜(^q^)」唯「あはは変なのー」
ムギちゃんの性格が腐った。一見変わらぬ午後のティータイムだけれど、端々に皮肉が込
められていた。そして唯だけは気付いていなかった。紬を攻める部員たちと、被害者であ
るのに庇おうとする唯。「こんなの絶対間違ってる!」正義感から紬を尾行することにし
た律は、いつの間にか唯の家へ向っていることに気付いて……なんと平沢家の玄関前でム
ギが土下座で謝っているではないか! 二人の異様な逆転ぶりに律は困惑していた。
つまんねースレ立てんな氏ね
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:37:39.97 ID:410VHizqP
紬「ついに楽園が完成したわ……」
紬による桜高軽音部百合ん百合ん大作戦第八十六回にてついに軽音部員全員が百合に目覚
めた。唯はひっきりなしに梓とベタつき、澪は照れながら律のいじりに付き合うのだ。紬
にとって、まさに夢のような空間だった。がしかし「何よこれ。どうなってるの?」生徒
会長としての自治心から和が割り入ってきた。財力で対抗しようとする紬に和が取り出し
た最終兵器とは……一冊のBL同人誌だった。
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:39:04.80 ID:410VHizqP
律「催眠術やってみようぜ!」
律がいきなりそんなことを言い出した。昨夜のテレビ番組で催眠術特集がやっていたから
――なんやかんやで素人ながら催眠術をかけることになったのだが、これが意外や見事に
成功してしまったのである。軽音部全員にちょっと酷い催眠をかけたまま部室を出て行っ
た律は次々とターゲットを見つけると催眠術をかけて去っていく。何十人と被験者が生ま
れたところで律は階段から足を滑らせてしまい……。
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:40:19.33 ID:410VHizqP
紬「ムギえもん」唯「ゆい太と」梓「軽音誕生」
琴吹家が開発したタイムマシンで軽音楽が生まれた瞬間を見に行くことになった軽音部一
同。辿ってみればなんとその起源は、日本が誕生した時代とほぼ重なるではないか! 現
地の原始日本人と音楽で心を通わることに成功したのだが――ギガオンプなる謎の演奏師
が現れるや彼女たちの邪魔をしてきた。果たしてギガオンプの正体と目的とは一体何なの
だろうか。
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:41:21.94 ID:410VHizqP
律「三年K組!」唯「ヘビメタ先生!」
ギャンギャン! ギュギュン、ギュインギュイン! ギュギューッンッ――ガッ! 山中
さわ子先生は桜高の音楽講師でありヘビメタクイーンでもある。ファンタCMばりのトン
デモ授業を繰り広げ、リア充している生徒を赤点の血祭りに上げることが趣味な最低人間
だ。今日もフライングV片手に授業が始まる。ギャギャギュウィーッン! 「はい。今の
曲分かった人から帰ってよし」「全然分かりません」果たしてリア充真っ最中の軽音部員
たちは赤点を免れることができるのか。そして、山中先生の新しい恋の行方や如何に。
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:42:51.79 ID:410VHizqP
律「B級グルメってのが流行ってるらしいぜ!」
巷で人気のB級グルメ。それは、安価で日常的に食される庶民的な飲食物の通称である。
なら音楽だってB級の方が流行るんじゃない? なんて適当な理由でB級ミュージックを
極めることになった軽音部一同――けど、B級音楽って一体何? 辿りついた結論はとい
うと『あんまり真面目に練習しないこと』だった。「そんなんじゃだめですー!」と怒る
梓は軽音部に向上心を取り戻すことができるのか。
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:44:34.05 ID:410VHizqP
唯「ヴィンテージギターって高く売れるんだよね……」
唯は中古のギターを買ってくると適当に手入れしてまた別の楽器屋に売りさばくという天
才的な名案を思いついた。「これで大金持ちだ!」なんて浮かて周囲に教えてあげるのだ
が……当たり前に却下され反対された。「いいもん一人でやるから!」すると不思議や不
思議、ウン百万円と楽に稼いでしまったのだ! 調子に乗って中古のギターを手入れする
唯の背後で暗躍していたのは、やはりあの人だった。
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:46:10.41 ID:410VHizqP
唯「茶菓子争奪戦争〜Sweet war〜」
クッキー一つに全力を捧げることを惜しまない! 昼下がりの軽音部で勃発したのは茶菓
子争奪戦争――通称『Sweet war』だった。少しでも甘いものを、少しでも砂糖のかかった
ものを! 様々なトリックトラップを仕掛け合い、時には相手を気絶させることも惜しま
ない彼女たちの戦い。今日も皿の上にある唯一つのケーキを奪いあって死闘が……と、そ
んな時に和ちゃんが怒鳴り込んできた。「いい加減にしなさい! これ以上やると校舎が
崩壊するわ!」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:47:41.63 ID:410VHizqP
唯「そして誰もいなくならない」
三年目の合宿は「みんなでやろう!」という唯の提案により大人数で行われる運びとなっ
た。夏の海と山を楽しんでいた彼女たちだったが……適当にかけたラジカセから流れてき
たのは、彼女たちの過去の罪を暴露したものだった。仲良く取り繕いながらも疑心暗鬼に
はぐれ始めた一つの集団。誰もいなくならないが……もっと大切なものを失ってしまった。
時を越え、数年ぶりに我が別荘へと足を踏み入れた紬は全ての真相を知ることとなる。
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 09:48:44.00 ID:410VHizqP
澪「ハァ? 未だに地動説なんて信じてるの?」
世界の中心秋山さん――彼女は何でも自分中心。地動説なんてもってのほか! 律に宥め
られても、紬に論破されても一向天動説を認めようとしない。「絶対に絶対だ!」そう言
って落ち込む澪の前に現れたのは、時を越えて現れたクラウディオス・プトレマイオスの
亡霊だった。一人と一幽霊は瞬く間に意気投合し、そして……紬が論破されそうになった
時に勢いよく軽音部の扉が開かれた。憤慨する真鍋和がそこにはいた。
( ´ー`)y-~~
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 10:21:06.68 ID:LPbOC+2G0
なにこれカルア?
読んでみたくなるのが5,6個あった
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 11:00:19.13 ID:410VHizqP
唯「あーかーあーおーきーいろー」
平沢唯は色盲を隠して生活している。実の妹と家族以外、誰もそのことを知らない。ある
日、赤信号に気付かずに車に轢かれそうになった唯を梓が見つけてしまって……。周囲か
ら理解されにく病を持ちながら、明るく活発に生きる彼女。中野梓は影ながら理解して支
えていこうと試みるのだけれど、色盲が原因でライブを大失敗してしまって……。唯は色
のない世界でまっさらな涙を流していた。
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 11:03:05.00 ID:410VHizqP
和「メガネを外すとビームが出るから」
サイクロプス和――彼女の別名である。ひょんなことからメガネを外すとビームが出る変
な体質ならぬ目質になってしまった和。起きてても眼鏡、寝てても眼鏡。そんな和を可哀
想と思った軽音部は『コンタクト』という凄い名案を思いつくのだが……。不意に現れた
山中さわ子「私だってメガネっ娘よ!」豪語するわりにはビームなんて出ず、かすかに加
齢臭が漂っただけであった。
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 11:06:13.23 ID:410VHizqP
唯「ぐーぐる!」
googleとは最大手の検索サイトの通称である。紬は部室にパソコンを持ち込むと皆でgoog
leを使って色々なワードを検索して青春の暇を潰していた。様々なページを開いていき、
ふと一つの興味深いサイトを見つける。『googleメジャーデビュー』なるページには音楽
に関する暗号を解いた者をメジャーデビューさせるという内容の言葉が書かれていた。適
当な議論ののち適当な答えが出て電話してみると「おめでとうございます。あなたが一番
目です」これは本当に本当のことなのか?
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 11:07:57.15 ID:410VHizqP
唯「ふらがーる?」
桜高の近くにハワイアンリゾートができた。唯のギター代を稼ごうと早速四人でバイトを
始めることに。すると、ウクレレや太鼓が奏でる調子のいいリズムにすっかりハマってし
まった軽音部員たち――って軽音音楽は諦めてしまったのか? 本来の目的を忘れたよう
にハワイアンミュージックにのめり込むのだけれど「今度ステージで歌ってみないか」と
いう誘いがあって……。やってきた本番にはまだ見ぬ新入生――梓が観客から彼女たちを
睨みつけていて……。
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 11:10:18.25 ID:410VHizqP
唯「ネットは広大だわ」律「帰ってこーい」
ネット大航海時代に軽音部のウェブページが完成した。可愛らしいイラストに部員紹介、
文化祭の演奏の動画まで「やめろーっ!」桜が丘高校の生徒を中心に少しづつネットでの
知名度を上げていく放課後ティータイム。しかし、その影には面白くないといった様子で
舌を噛む者たちがいた。順調にネット上でのファンが増えていく中、何者かによってペー
ジが改ざんされてしまう。「これはネット戦争だよ、りっちゃん!」唯たち軽音部は犯人
のクラッカーを捕まえようとネットの網を駆け巡り、そして一つの結論に至った。
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 11:11:58.49 ID:410VHizqP
澪「あ、ごめんポケベル鳴ってるから」
このご時世にポケベル? 死滅したかと思われた旧時代の遺産を当然のように使っている
華の女子高生――秋山澪。他の軽音部員が見るに、数字だらけで内容がさっぱり理解でき
なかった。そんな中、桜高の生徒達の間で奇妙なチェーンメールが流行る。「この文字列
……もしかして!」澪だけはその内容と意味に気づき始めた。次第に膨らんでいく展開は
サマーなウォーズよりも大きかったりしてて……。そして最後のベルが鳴った。
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 11:14:14.08 ID:410VHizqP
梓「ニキビが止まりません」
高校生になった梓の可愛らしい顔面に、急激にニキビが幅を利かせはじめた。プロアクテ
ィブもクリアクリーンも試したけれど全く改善しない。「アハハー。ニキビばっかりニキ
にゃんだー、変なのー」折角仲良くなれてきた先輩たちにも馬鹿にされる始末。……こう
なったらやってやるです! と、ニキビ群をいっそうできる名案を思いついた梓はカミソ
リを手に……。大元の原因は身近なところに潜んでいた。
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 11:16:07.43 ID:410VHizqP
唯「 グ ラ ン ド ク ロ ス ! 」
十字を切った軌跡が輝く閃光に包まれると、一瞬にして目前に焼け焦げた+が刻まれた。
唯が会得したグランドクロスは、まさしくRPGにあるような芸当そのものだった。勉強
でもギターでも、何か困ったことがあれば全てグランドクロスで片付けようとする始末。
しばしの時が経ち、平沢最強伝説とまで謳われるようになった唯はますます調子に乗るの
だが『ゆい は グランドクロス を 唱えた ! …… しかし MPが 足りない
!』最後にはツケがまわってきた。
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 11:17:28.93 ID:410VHizqP
唯「のーぶら!」
校則でブラジャーの着用が禁止された学校――私立桜が丘高校。そこは選ばれた乙女だけ
が許される秘密の花園だった。そんな変態高校に、ついに衣替えの季節がやってきた。ブ
レザーはお役御免となり、セーターもちょっと暑いかも……となれば最後は一枚きっりに。
胸が大きいことを恥ずかしげながら自慢に思っている秋山澪にとって地獄のような日々の
始まりだった。おろつく澪の後ろにはホースを手にした田井中律が忍び寄っていた。
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 11:19:05.36 ID:410VHizqP
純「ジャズ研部長として軽音部に宣戦布告する!」
ジャズ研――それは軽音部とついを成すライバルのような存在である。少数精鋭な軽音部
員たちに対して数で対抗するジャズ研……彼女たちの『音楽戦争』なる争いはもう一年に
も及んでいた。二年生ながらジャズ研の部長となった鈴木純は、長年の争いに終止符を打
つべく果たし状を送りつけた。返り討ちにしてやろうと意気込む軽音部員たちだったが、
何故か憂がジャズ研に味方していて、そのうち梓まで軽音部から離れちゃって。果たして
唯たちは『音楽戦争』に決着をつけることができるのか。
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 11:21:26.13 ID:410VHizqP
唯「釣りバカ澪ちゃん!」
秋山澪は釣りバカ美少女である。彼女は釣りの魅力をこう話す「なんていうか、竿から伝
わってくる振動とか、あっ今居食いしてるなって感じとか、そういう素人目には一見分か
りにくい微妙な変化が好きっていうか。地味だけど、私だけが分かってあげられるってい
う満足感っていうのかな、一人の人間として、魚とのコミュニケーション手段っていうか。
あ、でも釣ったからには食べるんですけどね」今日も股に太竿を差し込んだ澪は、ふわふ
わ丸の船頭に立って大海原へと繰り出していく。
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 11:23:06.72 ID:410VHizqP
紬「ランボーの真似〜」
平沢憂が二年に進級すると共に軽音部に入部してきた。流石は憂ちゃん、お茶から菓子類
の準備まで、試しにと弾いてみたキーボードまで全てが完璧! それに従って、次第に紬
の軽音部としての立場が危うくなっていった。彼女が軽音部に入ってくれてよかった――
皆は口々にそう言い、紬に冷たく当たるのだ。「あんなに皆の為に一生懸命やってきたの
に……」解禁されたお嬢様としての『金と権力』を巧みに用いて、放課後ティータイムメ
ンバーへの復讐劇が今始まる。
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 11:25:11.51 ID:410VHizqP
唯「放課後百物語」
ある日の帰宅途中、唯が部室に忘れ物をしたことを思い出し戻ると、そこには一つの黒い
影があった。「見つかっては仕方がないです。お命頂戴します」「化け猫だ!」たまたま
唯が言った言葉は実は正解であり、正体を見破られた化け猫はその主に従わなければなら
ない掟があるのだった。唯が命令――望んだのは可愛い後輩が欲しいということだった。
ところ変わって新学年、そんな約束すっかり忘れていた唯の前に新入部員が現れるが……
そいつはいつぞやの化け猫こと中野梓だった。化け猫の妖気につられた妖怪たちが次第に
桜高に集まってきて、次第に軽音部は妖怪部なんて言われるようになってきて……。
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 11:26:33.33 ID:410VHizqP
唯「はるさめ!」
『はるさめ』とは海上自衛隊の護衛船である。そして、彼女たちが護衛するのは甘味類の
運輸船である。砂糖の海を越え、塩の雨を抜け、時にチョコレートをぶつけられながらフ
レークの陸を目指し。幾たびとやってくる虫歯菌や糖尿病と戦いながら、ひたすら甘いも
のを守り抜く。そんな少女たちの汗と涙とやっぱり甘い恋の物語。
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 11:28:24.97 ID:410VHizqP
唯「澪ちゃんが無脊椎動物になっちゃった」
その代わり生えてきたのはこんにゃくゼリーだった。骨がゼリーな澪ちゃんは生きるだけ
で精一杯。歩くことも食べることもお風呂にはいることも――勿論ベースを弾くことも。
そんな澪ちゃんを気遣うという名目で内申点や世間からの尊敬を集めつつ、時にストレス
が貯まれば「骨が折れる心配がないんだから問題ない」ということでひたすら苛め抜く軽
音部メンバー。抵抗するにも一人じゃ何もできない澪だったが、日毎にゼリーが少しづつ
固まっていくことに気付いて……。
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 11:30:03.33 ID:410VHizqP
梓「こんにちわ。人間評論家の中野梓です」
中野梓の人当たりを見る限りでは素直になれない可愛い女の子であると言える。しかし、
その腹の中はドス黒い“評論”で埋め尽くされていたのだった。他人の一挙手一投足を猛
烈に批判し叱咤し、時に捏造じみた妄想を抱きながら評価することが生き甲斐である。誰
にも言えない、打ち明けるはずもない秘密である。そんな中、憂は風邪で休んだことを理
由に梓からノートを借りるのだけれど、それは梓が間違えて渡してしまった人間評価ノー
トであって……。
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 11:31:20.71 ID:410VHizqP
唯「あずにゃんはパナマだと思うんだ〜」
その一言から梓のティータイムでの扱いが変わった。飲み物はパナマ名産のカカオを使っ
たコーヒーに、茶菓子はカリマニョーラやエンパナダに。一人だけハブられたようになっ
た梓は文句の声を上げるのだが……無理矢理に紬にパナマへと飛ばされてしまう。一週間
後、現地の人と触れ合った梓はパナマの素晴らしさを悟り帰ってきて、軽音部の皆にも知
ってもらおうと青虫入りキャンデーなどのゲテモノを強引に食べさせようとしてきて……。
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 11:32:10.89 ID:410VHizqP
梓「ジャズをやってみたい……ですか」
ある日の放課後、なんとなくな流れでジャズミュージックをやってみようということにな
った軽音部――しかし機材やら何やらの関係で梓の両親をはじめとするジャズミュージシ
ャンが集うスタジオに見学に行くことに。その方々はとても優しく、彼女たちはまた一つ
成長したような気がした。最後に放課後ティータイムの演奏を披露して、一同帰路につく。
また明日からはいつもの放課後が始まるけれど、今回の経験を次からの演奏に生かそうと
心に決めた、ちょっと成長した一日だった。
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 11:34:07.92 ID:410VHizqP
唯「えむすて!」
続いては初登場、放課後ティータイムです。「よろしくお願いしまーす」「わあぁ、凄い
緊張してますぅ」メジャーデビューした彼女たちは、ついに念願のミュージックステーシ
ョンへの出演を果たす。タモさんとのトーク、初めてのテレビでの生演奏、独特な雰囲気
そして――男性アイドルからこっそり電話番号なんて渡されたり!? プロデビューした
放課後ティータイムの軌跡を垣間見る。
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 11:35:19.47 ID:410VHizqP
憂「お姉ちゃんはアスペルガー症候群なんです」
アスペルガー症候群とは知的障害がない自閉症――発達障害である。平沢唯の妹である平
沢憂は姉に一定の理解は示すものの、どこか悶々とした気持ちを抱えていた。「お姉ちゃ
んが病気じゃなかったら、私はもっと自由でいれた」心で思うものの、決して言葉には出
そうとしない憂。次第にストレスが溜まっていって、軽音部で唯が引き起こした一つの事
件でついに堪忍袋の緒が切れた。
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 11:38:23.12 ID:410VHizqP
唯「未来からのデビッドカード?」
唯は謎の老紳士から『未来のデビッドカード』というものを手渡される。よくあるカード
の形をしたそれは『努力を未来に預けたまま、結果を今だけ先取りできる』というものだ
った。意味をよく理解しないままカードを使い出す唯。テストで、演奏で、生活で――気
づけば全ての物事を未来に預けるようになっていた。そんなある日、お腹が痛くなって倒
れた唯は搬送された病院先で命の宣告を受ける。
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 11:39:51.47 ID:410VHizqP
澪「あれは本当に天使だったよ」
秋山澪が偶然見かけた光景――唯の背中に羽が生えていた。そして目の前で空高くへと飛
び立っていった。目の錯覚か何かの間違いかと思ったが、二回目に遭遇してしまうと黙っ
ていられるはずもなかった。「地上に落ちた天使の魂を、天界に返してあげてるんだよ」
そう言って唯は天使の魂――羽を背中から生やした。けれど唯の行動は天界にとってはお
節介極まりない行為であり……。天使相手の二人だけの秘密の戦いが始まった。
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 11:41:48.11 ID:410VHizqP
律「さみー。鮫肌立つわ」
律は寒さを感じると鳥肌ではなく鮫肌が立つ特殊な能力(?)を持っていた。常におでこ
を出していたら、いつの間にやら習得していたようである。威力としては木材に綺麗にヤ
スリがけできる程度である。元来の性格もあってか、鮫肌のお陰で学内では超有名人に!
しかし、だんだんと能力が高まり制御が効かなくなっていって……澪に怪我を負わせた律
は一気に塞ぎ込んでしまい……。
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 11:43:00.09 ID:I+Q6QBtV0
面白いwwww
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 11:43:25.61 ID:410VHizqP
梓「ひゃぁっ! お尻の穴から菊が生えてきちゃいました!」
梓の菊門から見事な菊が生えていた。少し前に種子アナニーにハマっていたことが原因ら
しい。梓の出がらし養分をたくさん吸って、立派に花開いていく菊。「いいから早く取っ
てくださいよ!」けれど、どれだけ引っ張っても抜けない菊なのであった。一方唯は可愛
い可愛いとすっかり尻穴参の菊に夢中になったりして。最後の手段に梓が取った行動とは
下剤を一気飲みすることだった。
( ´ー`)y-~~
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 12:47:44.98 ID:410VHizqP
憂「今日は何の日だか覚えてる?」
えっとね、一昨日がお姉ちゃんが初めておしゃぶりをした記念日でしょ。昨日は、お姉ち
ゃんが初めて炭酸飲料を飲んで蒸せた記念日でしょ。なら今日は? 平沢家には何かしら
の記念日があった。それらは全て『お姉ちゃんが初めて〜した記念日』だった。毎晩続く
豪勢な食事やお祝いは、いつしか唯のストレスへと変わっていって……。「今日は私が初
めて憂に料理を振る舞う記念日にするんだよ!」そう言って台所へ向かった唯は最も刃当
たりのある包丁を持ち出して……。
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 12:50:16.58 ID:410VHizqP
唯「どらっぐ!」
麻薬や覚醒剤といった類のものは、世間一般からすれば所謂『裏社会』の中の存在だと思
われがちである。しかし、現実はそう甘くない。家庭事情にストレスを抱えた主婦や、好
奇心で手を出してしまう学生が後を絶たない。桜が丘高校にもそれらの魔の手がひっそり
と忍び寄っていた。律は友達から貰ったという『気持ちよくなれる薬』をムギの紅茶に忍
ばせ全員に『味』をすりこませた。すっかりドラッグの魅力に取り憑かれた軽音部員たち
だったが、薬の運び手となっていた律が急に倒れてしまって……。
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 12:56:17.13 ID:410VHizqP
紬「紹介するわ。この方が野田恵さんよ」
ある休日、練習という名目で桜が丘高校の部室に集まっていた中に、一人だけ見慣れぬ人
物が溶け込んでいた。紬が連れてきたのは野田恵という音楽家だった。彼女の音楽に対す
る情熱を教えられたり、演奏を聞いたり、セッションしたり――やっぱりお菓子を食べな
がらだべったり。彼女たちは心温まる交流の一時をおくって終わるはずだったのだが……
何故か一緒にフランスの音楽祭に出ることになっちゃって……。
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 13:01:57.28 ID:410VHizqP
唯「おまかせ!」
平沢唯は超駄目人間。自発的に何かをやることが苦手で、必ず誰かの後をついていくのが
大得意である。「ん〜おまかせでいいよ〜。あ、でも嫌なものは嫌だけど」が彼女の口癖。
対照的に秋山澪は自発的なしっかり者であり、二人の間でいざこざが起きるのはしょっち
ゅうのことであった。話し合いの結果、唯の後釜であるギターメンバーを決めて追い出そ
うということに。しかし、どこから情報が漏れたのかその面接に唯が姿を現して……。
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 13:07:28.09 ID:410VHizqP
律「野球しようぜ!」
日常アニメには必ず皆で野球やる回があるだろ? 超メタ発言と共に軽音部対女子ソフト
ボール部の試合が始まった。当たり前にボコボコ打たれ大量失点する軽音部。そこで、実
力の差を埋めるべく次々に助っ人を呼んでいくのだが……。助っ人が助っ人を呼び、次の
助っ人がまた別の助っ人を呼び、気がつくとグラウンドに立っているのは軽音部とは全く
関係のない人たちばかりだった。もはや部対抗でも何でもなくなってしまった試合の結末
やいかに。
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 13:11:29.15 ID:410VHizqP
唯「おっぱい!」
おっぱいマイスター――人は彼女をそう呼ぶ。桜が丘高校全ての生徒のおっぱいを吟味し
尽くした平沢唯。目を瞑って誰かのおっぱいを触れば、5秒でその人物を当てることがで
きるほどの力量だった。ある日、『転校生』を紹介するということで唯に目隠しをしてお
っぱいを触らせたところ……全く知らない人物であったのに名前をピタリと当ててしまっ
た。その日からおっぱいマイスターはおっぱい探偵と名を変えて、校内で起きる様々な事
件を全ておっぱいで解決していくのだった。
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 13:15:54.01 ID:410VHizqP
律「放課後ティータイムを解散しますん」
律は部長として悩んでいた。放課後ティータイムを解散させるか、それとも継続させるか。
理由は、無かった。理由もないのに頭痛がするほど激しく悩んでいたのだ――少なくとも
周りの人間からはそう見えていた。助言もアドバイスも聞かず、ついには床に伏せってし
まう律。彼女の願いを叶えるべく一度解散するものの全く良くならず、再結成するも効果
は現れなかった。ついに律は臨終し、残された遺書にはこう書かれていた。「私の人生を
かけた懇親のギャグ、面白かった?」
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 13:20:45.39 ID:410VHizqP
純「あれは幻のゴールデンチョコパン!」
桜が丘高校の購買には一日三個限定で販売される幻のチョコパンが存在する。鈴木純は前
々からそのパンを買いたいと思っていたのだが、教室が購買と最も離れていることからす
っかり諦め切っていた。しかし、梓と憂はそんな純を応援し、一日だけ本気でチョコパン
を獲得する計画を立てる。決行の日、授業が終わる一分前に教室を飛び出した純は全速力
で購買を目指すのだが……何故か行く道には罠が仕掛けられていた。命からがら罠をかい
くぐり、ついに購買部が見えたところで目の前の階段から飛び降りてきたのは田井中律だ
った。純は確信した――全ては軽音部にハメられたのだと。
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 13:26:26.93 ID:410VHizqP
純「オイ、ちょっと軽音部冷かしに行ってこい」
二年に進級すると同時にジャズ研の部長となった純。その年の新入生は大量も大量で、校
内でも一二を争う派閥になるほどだった。権力と部下を手に入れた純は、ライバルである
軽音部に次々と後輩たちを刺客としてさし向かせる。しかしことごとく取り込まれ、次々
に新入部員を奪われるのであった。次第にエスカレートしていく嫌がらせに、残っていた
ジャズ研部員たちも反発し出して……いつしか自分一人になった純は、最後に捨て身のア
イデアを思いつく。
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 13:32:28.71 ID:410VHizqP
純「天然パーマって辛いんだから!」
梅雨。それは一年で最も雨の降る季節であり、五月病が満盈する季節でもある。純の天然
パーマ具合は、それはそれはかなりの天然度であって、梅雨の季節ともなれば毎朝のセッ
トに一時間を要するほどであった。「こうなったらストパーかけてやるし!」生まれ変わ
った純は、生まれ変わり過ぎて誰からも鈴木純だと言っても信じてもらえなくなってしま
った。落ち込むもののすぐに発起し、新入生を装いに軽音部に潜入するのだが、一人だけ
は見破っている人物がいて……。
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 13:32:48.21 ID:OOMkSATA0
なんというプロット大放出
これはまちがいなくgikogikoの人
( ´ー`)y-~~
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 14:01:13.15 ID:4mEGsAhO0
おい、休憩するペースが早いぞ
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 14:17:11.27 ID:V/SDiXXs0
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 14:25:34.25 ID:oIVWq92PO
書き溜めしてるネタが被りそうで恐い
頼むからもうやめてくれ…
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 14:31:32.75 ID:410VHizqP
唯「おしりかじりむし〜」
唯におしりかじり虫が乗り移った! 生徒の豊満なヒップを見や、猪突猛進な勢いで豪快
にお尻に噛み付く唯。いつしか学内中で恐れられる存在になった彼女は次のターゲットを
探そうとして……ふと鏡に映った自分の姿に「自分のお尻をかじりたい!」なんて無理な
思いを抱いてしまって。
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 14:36:46.10 ID:410VHizqP
澪「サイコパスやってみないか?」
サイコパスとは連続殺人犯や重度のストーカーなどに稀にみられる精神病質の一種である。
澪が持ってきた本はサイコパスの診断本で、放課後のティータイムに早速やってみようと
いう運びとなった。怖いものみたさもあってかどんどんと問題を消化していく部員たち、
しかし律だけは一人気がかりを覚えていた「澪からこんな怖い話を持ち出すとは思えない
……」質問の中身は次第に、身近な条件に絞られていって、部員たちの名前が質問に出た
ところで、ようやく彼女たちは澪のおかしさに気づいて。
絶望先生のアレっぽいw
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 14:40:10.67 ID:410VHizqP
澪「私は恥ずかしがり屋なんだからな! えっへん!」
授業で先生に当てられた。掃除の当番を変わってくれと頼まれた。そんな時に彼女は決ま
ってこう切り返す。「私は恥ずかしがり屋なんだぞ! そんな人に何かを押し付けていい
と思ってるのか?」傍若無人甚だしい態度である。そんな彼女にも一応親友――でなく友
達の律がいるのだが、見るにどうにも痛々しい付き合いだった。「アイツ、また私に押し
付けようとしたんだぞ。こんなにも恥ずかしがり屋さんなのに……」嫌々ながら幼馴染と
して付き合ってきた律がついにキレた。「お前が恥ず貸しがり屋だったら、私は恥ず借り
がり屋になってやる!」その言葉の意味とは一体?
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 14:42:13.33 ID:410VHizqP
唯「サウ?」ジグソウ「違うよ唯ちゃん。ソウだよ」
「やぁ唯ちゃん。ゲームをしよう」「やだ!」「えー、そんな冷たいこと言わずにさぁ」
唯が目を覚ますと見知らぬ倉庫にいた。「君はいつも我がままばかり。そのツケを誠意で
もって払う時が来たのだ」「誠意を持ってない場合はどうなるの?」「それは……払えな
くても仕方がないね」どこかズレた誘拐犯の残虐なゲームをクリアして、果たして唯は軽
音部の仲間たちを救うことができるのか。「一分で鍵を見つけないと高圧電線が彼女に」
「だったらブレーカー落とせばいいよね」「それは卑怯すぎるってば」な具合に。
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 14:43:51.09 ID:410VHizqP
澪「オーッホッホッホ! あたくしの娘が一番でござんしょ」
あれから二十年、放課後ティータイムの面々はいずれも結婚し幸せな家庭を築いていた。
結局プロデビューできなかった彼女たちは、その夢を自らの娘に託していた。毎週あるお
稽古に習い事――澪はその中でも人一倍娘をプロミュージシャンに仕立て上げようと工作
していた。「あーら。平沢さんの娘さんって、顔にだけ才能取られすぎたんじゃないかし
ら?」挑発に見事に乗ってしまった唯はじめ奥様ティータイムは、誰の娘が一番早くデビ
ューできるか競い合うことになって。
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 14:45:02.62 ID:I+Q6QBtV0
逆にここのプロットでSS作って比べるスレとかありじゃね?
以前お題で1レスSSスレがすぐ落ちてたから需要はあまりなさそうだが。
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 14:46:49.87 ID:410VHizqP
紬「マリア様がガン見してる……」
琴吹家の一族には特殊な血が流れていた。それは『聖母マリアが見える』という特殊な能
力であり、その力を持ってして一族は栄えていた。「見えるけど、そんなに良いものとい
う訳ではないのよ……」紬に見えるマリアは、神話に出てくるようなマリアとはかけ離れ
ていて――言うなれば我がままな貴婦人そのままであった。ある日、実家の倉庫を整理し
ていた紬は、幽霊が人間に憑依する方法が書かれた本を見つけてしまって……。その日か
ら、軽音部で楽しく過ごしていた彼女の日常は、憑依してくるマリアによって滅茶苦茶に
されそうになるが……?
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 14:49:11.43 ID:410VHizqP
唯「スタンド・バイ・ミー」
一年目の合宿でちょっとした山の中に来ていた軽音部。遊び抜こうとするものの、別荘が
山の中にありすぎせいか、すぐに遊びネタが尽きてしまう。別荘の中を探索していた唯は
『宝の地図』なるものを見つけ、皆でそこに行ってみることに。錆びた鉄道のレールに沿
ってひたすら目的地へと歩いていく四人。ようやく辿りついた場所には一つの死体が横た
わっていて……。
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 14:51:52.19 ID:410VHizqP
唯「はいはいはーい。私は生徒会長に澪ちゃんを推薦したいと思いまーす」和「……」
唯は天然具合は、多少変なこと言っても許されるまでに認知されていたが、それでも今の
発言には誰もが耳を疑った。生徒会長は誰かの推薦が無ければ立候補できないのであり、
てっきり唯は真鍋和を推すと誰もが思っていたからだ。なのに和をきっぱり無視して澪を
生徒会長に仕立て上げようと張り切りだす唯。「ねぇ和。喧嘩でもしたの?」「いや全然。
私にもさっぱり」今までにない位活発になる唯。そこには隠された独占欲と嫉妬心が渦巻
いていた。
支援
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 14:54:26.67 ID:410VHizqP
紬「澪ちゃんのベース、ネックを八目鰻に改造しておいたから」
ぬるぬる滑って演奏などできなかった。次の日には、アンプが提灯暗光に変えられていた。
また次の日には、ピックが帆立の貝柱に変えられていた。日毎に澪の周囲のものが魚介類
へと取り替えられていく奇妙な現象――いや、犯人は紬だった。一切の動機が掴めないま
ま、行為はどんどんとエスカレートしていく。怒りが有頂天に達した澪は、最初の抵抗と
して、授業中の紬の座る椅子の背もたれに、どれだけ沢庵を並べられるかという行為を始
めるようになって。
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 14:58:25.45 ID:410VHizqP
唯「おとまり!」
憂ちゃんが倒れた! 症状は大したことないのだけれど、一週間は入院しておくことを医
師に強制されてしまった。唯は憂がいないと一人で生活できない。しかも、両親は海外赴
任から帰ってくることはできないという。そこで唯は、軽音部の皆の家にお泊りにいくこ
とを思いついた。各々の家で、一緒にご飯を食べたり、登校したり――一緒にお風呂にも
入っちゃったりしちゃったりして。そんな唯ちゃんのちょっと物珍しい体験で送る一週間。
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 15:00:12.51 ID:410VHizqP
唯「ぶらくら!」
唯「そいつを信じられたのも、血の繋がった妹に半殺しにされた夜までだ」澪「生き様な
んぞくだらん思い込みだ」律「そいつはクールだな」紬「ねぇ坊や、とりあえずそこに膝
まずきなさいな」梓「誰かがほんのすこし優しければ、あの子たちは学校に通い――」
「楽器弾け」とうとうさわ子が突っ込まないと収集がつかない状況になっていた。桜高を
『ロアナプラ』に見立てたブラックラグーンごっこは、絶賛公開中の黒歴史だった。
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 15:01:14.05 ID:410VHizqP
梓「先輩たちが男になってる!?」
中野梓には人には言えない趣味が存在する。それは美少年ゲームであり、二次元でイケメ
ンたちにチヤホヤされることが彼女の生き甲斐であった。ある日の夜、猛烈な頭痛に悩ま
された梓は気を失うようにベッドに倒れ込んで……朝起きたら桜高が共学になっていて、
よく知った軽音部の先輩たちが男になっていたのだ――しかも超イケメンで。現実となっ
た理想を手に入れ、夢のような学園生活を送る梓。そんなある日、部屋の掃除をしている
と、昔やっていた美少年ゲームを発見して試しにつけてみて……何とそこには女の姿のま
まの先輩たちがうつっていて……。
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 15:02:18.70 ID:410VHizqP
唯「私のお墓の前で泣かないで下さい」
平沢唯が死んだ。それはもう遠い昔のことだった。彼女のせいで、と言うのは酷なことだ
が、実際に唯が亡くなったことで軽音部は離れ離れになってしまった。プロミュージシャ
ンとして成功した梓は、現役を引退して唯の墓がある街に移り住む。「私はいつも、暗が
りの客席に唯先輩の姿があると信じて演奏していましたよ」梓は涙を飲み、その代わりに
赤が冴えるレスポールで懐かしの曲をいつまでも弾きつづける。その音色は、力強くあり
ながら涙をようであった。
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 15:03:18.86 ID:pc1KRiTWO
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 15:04:52.62 ID:410VHizqP
唯「私は音楽を“食べちゃいたい”くらい愛している、ただの音楽少女です」
中野梓は元天才ギタリストである。中学の頃、気まぐれでオーディションに参加して、覆
面天才ギタリストとしてデビューした……が、それは一刻の事であった。すっかり忘れた
ように普通に高校生に戻った梓は、たった一人の音楽室で“音楽少女”こと平沢唯に出会
う。音楽を食べる奇妙な先輩と学校の不思議を解決する梓の成長物語。
唯「あらすじ!」
けいおんSSのプロットをひたすら垂れ流すだけである。
たまたま書き溜めているネタと被ってしまったなら、
ご愁傷さまとしか言いようがない。
100ネタ了! おわる。
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 15:09:36.74 ID:oIVWq92PO
被らなかった…よかった…
乙
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 15:18:40.63 ID:6B5ok0kb0
乙
むしろコレを元に創作意欲が沸く人もいるんではないじゃない?
プロットだけ放出して他の誰かが書いてくれるのを期待してるとか?
もし
>>1がこの中で書きためてるやつがあるんなら先に言っといた方がいいんじゃない?老婆心ながら
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 15:37:34.67 ID:I+Q6QBtV0
乙
まあ今書かないんなら立て逃げスレと同じ扱いだろ>プロット群
乗っ取りで明示されなかったとしてもこのスレ見ればそれとわかるし
乗っ取る方も
>>1以外によるネタかぶりは前提だろうし。
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 17:07:20.84 ID:JajUxCBRO
これ微妙にもとからあったスレタイからとってるだろw
律「ここる」とか絶対ねらっただろw
乙ww
かい摘まんで読んだが、流石に
>>1から全部読む気はしないなぁw
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/06(木) 17:17:43.73 ID:xZGcBc/C0
前に既存のSSのタイトルを使って短いSSたくさん書いてた人いたけど
そのパターンかとオモタ
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
おもしろかった