文才ないくせに小説書いちゃうの？

ここはお題をもらって小説を書き、筆力を向上させるスレです。


◆お題を貰い、作品を完成させてから「投下します」と宣言した後、投下する。

◆投下の際、名前欄 に『タイトル（お題：○○） 現在レス数／総レス数』を記入。メール欄は無記入。
　（例　：『BNSK（お題：文才） 1/5』）　※タイトルは無くても構いません。
◆お題とタイトルを間違えないために、タイトルの有無に関わらず「お題：〜〜」という形式でお題を表記して下さい。


※※※注意事項※※※
　容量は1レスは30行、1行は全角128文字まで（50字程度で改行してください）
　お題を貰っていない作品は、まとめサイトに掲載されない上に、基本スルーされます。

まとめサイト：各まとめ入口：http://www.bnsk.sakura.ne.jp/
まとめwiki：http://www.bnsk.sakura.ne.jp/wiki/
wiki内Q&A：http://www.bnsk.sakura.ne.jp/wiki/index.php?Q%A1%F5A

▽読み手の方へ
・感想は書き手側の意欲向上に繋がります。感想や批評はできれば書いてあげて下さい

▽保守について
・創作に役立つ雑談や、「お題：保守」の通常作投下は大歓迎です
・【！】お題：保守＝ただ保守するのも何だから小説風に保守する＝通常作扱いにはなりません

▽規制されている方へ
・>>1から辿って行けるまとめ板に、規制者スレがあります。
　そちらの方に投下していただければ、心ある人が転載してくれます。

▽その他
・作品投下時にトリップを付けておくと、wikiで「単語検索」を行えば自分の作品がすぐ抽出できます
・ただし、作品投下時以外のトリップは嫌われる傾向にありますのでご注意を

▲週末品評会
・毎週末に週末品評会なるものを開催しております。小説を書くのに慣れてきた方はどうぞご一読ください。
　wiki内週末品評会：http://www.bnsk.sakura.ne.jp/wiki/index.php?%BD%B5%CB%F6%C9%CA%C9%BE%B2%F1

現在、週末品評会213thの投票受付中です。今回の品評会お題は『性的倒錯or勘違い』でした。
投稿された作品は■まとめ http://yy46.60.kg/bnsk/　-週末品評会213th- にてご覧頂けます。
投票期間は2010/5/04（火）24:00:00までとなっております。

感想や批評があると書き手は喜びますが、単純に『面白かった』と言うだけの理由での投票でも構いません。
また、週末品評会では投票する作品のほかに気になった作品を挙げて頂き、同得票の際の判定基準とする方法をとっております。
投票には以下のテンプレートを使用していただくと集計の手助けとなります。
（投票、気になった作品は一作品でも複数でも構いません）

******************【投票用紙】******************
【投票】：＜タイトル＞◆XXXXXXXXXX氏
【関心】：＜気になった作品のタイトル＞◆YYYYYYYYYY氏
　　　　　＜気になった作品のタイトル＞◆ZZZZZZZZZZ氏
**********************************************
―　感　想　―

携帯から投票される方は、今まで通り名前欄に【投票】と入力してください。
たくさんの方の投票をお待ちしています。　
時間外の方も、月曜中なら感想、関心票のチャンスがあります。書いている途中の方は是非。

402 名前： ◆Lq1ieHiNSw ：10/05/04 03:17:19 ID:oUHXB9OM
******************【投票用紙】******************
【投票】：No.03 ゑひもせす（お題：性的倒錯）◇F00SERh74E氏
【関心】No.08 あこがれ（お題：性的倒錯）◇rQ6/ZYPWWM氏
　　　　　No.13 雀蜂（お題：性的倒錯）◇2KdEK73apg氏
************************************************

先に投票だけ。感想は時間があれば。
今回は面白いのとっても多かったです。

転載お願いします。

いちおつ

そして保守を兼ねて、スレ立てた自分が作品を投下するという流れ。
しかも８レスという超大作……

お題は、「文才ない毛もないけど小説書く」 の >>300 でもらった「旅行」です。

「君、どれだけ冒険心ないの？」
　その言葉が、斎藤剛の心に火をつけた。
　悔しい。自分が見下されているその感覚。
　だから剛は、大型書店で旅行ガイドを買ってきた。フランスの特集号らしい。
「さっパリやる気起こらねー」
　言った本人しか分からないであろう寒いダジャレで、剛は本音を吐露した。
　畳の上にドタッと、仰向けに倒れこむ。
　彼が『やる気起こらね』と言ったのは、旅行計画のことだ。
　最低限、どこのホテルに止まるとか、どこの名所に行くとか、決めなければならないだろう。まずは、自分が行きたい場所がどこなのか、だ。
　しかし剛には、行きたいところがなかった。
　そもそも剛の旅行目的は、「俺だって冒険心あるんだぞ！」というのを知人に知らしめるものであり、どこに旅行するとか、そんなことどうでもよかったのだ。
「まじ、旅行するのダリーわ。誰か俺を、強制的に旅行に連れていってくれねーかな」
　そう言いながら、旅行ガイドをパラパラ捲る。
　不意に、一ページに目が止まる。
「強制、旅行社？」
　如何なる理由があろうとも、貴方を強制旅行させます。
　ふーん。ネットで見てみよ。ふんふん。申し込む以外は何も準備しなくていいんだ。ふむふむ。三泊四日、費用は五万円か。
「これでいいか」
　カチッ。申し込みボタンをクリックした。
　Ｙａｈ◯◯アカウントと繋がっているから、新たな個人情報入力は不要だ。
「旅行なんて修学旅行以来だなー。寝よっ」
　コテン。剛は再び畳の上に寝転んだ。

　次の日、俺は拉致られた。
　な、何言ってるかわからねーと思うが、ボストンバッグから出されたとき、周りには見渡すかぎり草原が広がっていた。
　デカいナップサックを残してロケットは飛び去ってしまうし、旅行なんてもんじゃねぇ。もっと恐ろしいモノの片鱗を味わったぜ。

　そんな展開で、剛は辺りを見回してみる。
　この風景、この暑さ、間違いない。ここはアフリカのサバンナってヤツだ。
　どうして俺はこんなところにいるんだ？ 旅行ガイドの特集とは全く関係ない場所じゃないか！

「ふざけんな！ 責任者、責任者を呼べよーい！」
　晴天に向かって力の限り叫ぶ。しかしロケットが去ったこの雄大な空は、何も答えてくれないのだ。
「まじかよ……こんなところで、どうやって生活しろっていうんだよ……」
　剛は地面にへたり込む。俯くその姿は、就職戦線で破れた新卒者のようであった。
　
　しばらく、何も考えないでいた。何か考えたら、負けのような気がしたからだ。
　チョンチョン。
　肩を、柔らかい何かで突かれたような気がした。人間の足の裏のような、程よい柔らかさだ。
　だから、剛は後ろを振り向いた。
「パオーォォォォォン」
　象だ。デカい。アフリカ象だ。自分の何十倍はあろうかという体。そして、それに率いられる大群。
　剛は驚きを隠せない。腰を抜かし、「あ、あぁ……」と情けない声を上げながら、一歩、二歩、ナップサックとともに土を引きずり後退する。
　剛の肩を突いた長い鼻が、あさっての方向へ振り向けられる。「どけ。人間風情が」という仕草だ。
　逃げるように飛びのいた。空いた道をアフリカ象の大群が、ズシン、ズシンと音を立てて進行していく。
　地響きから伝わる振動が、震度五の地震のように剛の全身を揺らす。巨大なパワーだ。もしアフリカ象が自分を気にかけてくれなかったら、どうなっていたことか。剛は身震いした。
　悟る。ここで何も考えずにいるということは、死ぬ、ということだ。現実逃避できない社会が、今ここにあった。
　
　ナップサックの中身を確認しよう。
　その結論に至るまでに、そう時間はかからなかった。
　アフリカ象の行進から五十メートルは離れ、そこでナップサックを開けてみることにした。
　まず、折り畳み傘のようなものが一番上にあった。取り出す。底にボタンのようなものが付いている。押した。
　凄まじい空気の流入音だ。あっという間に、ニ〜三人は入れそうな密封式テントが出来上がった。四面体で、とても軽い。
　電子ペーパーを素材にしているのだろうか。外柄の炎が絶え間なく揺れ動いている。人の目で見れば偽者の炎であることは一目瞭然だが、サバンナの動物達相手であれば、うまく誤魔化せるかもしれない。
　テントの入り口上にあるボタンを押すと、すぐに元の折り畳み傘のような形に戻った。これで、寝るときはひとまず安心できそうだ。
　次、ライターだ。見紛う事なき、ただのライターだ。普通のライターよりも少しサイズが大きいだけだ。
　他に役に立つ道具はないか？　そう思ってナップサックの中に視線を移すと、目に止まったのは双眼鏡だ。どうやら、暗視スコープ付きらしい。どういう仕組みか、自分が見たいと思った目標物に対して自動的にピントが合うようになっている。
　ジャングルの中にいる一つ一つの動物も丸見えだ。ほら、あの茂みにいるチーターも易々と見え……て……
（チーター？）
　剛は目を疑った。一度双眼鏡から目を離す。もう一度見る。やはり、チーターだ。
　なぜチーターがあんなところに隠れているのか？

　ナップサックから取り出したものを片付けつつ、剛は思考する。
　象の群れを襲うつもりだろうか。例え百獣の王ライオンであっても、巨大な象の群れは滅多に襲わないと言われている。それなのに、襲うつもりか？　しかも、単独で。
　否、考えられることはただ一つ。
「あのチーター、俺を狙っているんだァアアアアアッ！！」
　ナップサックの口を締めず、剛は駆け出した。無論、チーターとは反対方向だ。
　気付いたチーターが無言で茂みから飛び出す。
　土煙を上げながら駆けるスピードは爆速！　僅かニ秒で７２ｋｍ／ｈ、最高速は１１５ｋｍ／ｈ、１００ｍ走が僅か三秒。
　そのかわり持久力が無いと言われている。一分間逃げられれば。剛からチーターまで３００ｍほど、十秒足らずの距離。無理だ！
「何かないか何かないか何かないか何かないか」
　ナップサックから道具を放り投げる様はドラえもんの如く。求めているアレが見つからぬ！　「充電、完了してます？」
「これだ！」
　体を反転させ、その勢いで後方に振り向けるはプラスチックの短銃。
　引き金を引くと、放たれるは煌きを帯びた電子光線！
　
　バシャアアアアアアアア！！
　
　水がたんまり入ったバケツをひっくり返したような音だ。どれだけの電流を浴びさせれば、こんな音が出るのだろう。
　煙を上げ、ニ完歩の距離まで近づいていたチーターが崩れ落ちる。確実に死んだ。そう感じさせるものであった。
　落ち着いて周りを見渡せば、アフリカ象はすでにいなかった。音にビックリして、慌てて逃げ出してしまったのかもしれない。
「自給自足ってことかなァ……」
　辺りに散らかした秘密道具。その中に、一冊のノートが含まれていた。
　風で捲くられたノートは都合よく、『チーターのおいしい召し上がり方』という見出しが書かれたページを開いていた。

　　＊　＊　＊　＊　＊

　三日目。剛はサバイバルに目覚めていた。
　元々、トライアスロンの国体選手である彼。体力的にはサバイバルは全く問題なかったのだ。さらに、鬼に金棒の秘密道具。よもや十年選手のような風格さえ漂わせている。
　ジャングル内の川で、迷彩服を着た彼が仕掛けているのは小型の蒸留装置だ。これで飲料水は全く問題ない。風呂の水すら確保できるぐらいだ。
「じゃ、飯の焼け具合を見てくるか」
　川から離れ、ジャングル内を進む。堂々とした足どりだ。

　少し木々が開けた場所に出た。
　焚き火が勢いよく燃え上がっている。
　その上で背中から焼かれているのは、一体の大きなトムソンガゼルだ。
「そろそろ、裏返すか」
　トムソンガゼルを突き刺している棒の一方を持ち、器用にひっくり返して固定する。トムソンガゼルの腹が火に翳された。
　じっくりじっくり焼いていく。
「あと三十分はかかるかな」
　地面に座り、空を見上げた。
　鬱蒼とした森林に囲まれて見えるのは、黄金色の夕焼けだ。雲により生まれる赤銅色とのコントラストは、本当に印象に残るものだった。
　きっと日本でも同じ景色を見ることができたはず。なのに、この雄大なサバンナの大地から見る夕焼けは、なぜこんなにも綺麗なのだろう。
「そろそろ、水が満タンになるころだな」
　蒸留装置で一度に獲得できる水量はニリットル。これを何度か繰り返さないと、風呂に入ることはできない。
　立ち上がり、蒸留装置を仕掛けた川へと向かった。

「な、なんじゃこりゃあっ！」

　ひどかった。川岸に設置していた蒸留装置が倒され、川の中に沈んでしまっているのだ。
　水を溜めるはずのボトルはひっくり返され、中の水が外に流れ出している。
「なんということをっ」
　剛はまず、蒸留装置を川岸から引き上げる。よかった。防水がしっかりしているのか、動作していることを示す青ランプがまだ点灯している。
　不幸中の幸いに、剛はほっと胸を撫で下ろす。
　続いて、ボトルを起こし上げる。中に入った少量の水が漏れ出さないことから、亀裂などは無さそうだ。
　剛は思慮する。動物達に対する認識が甘かったか？　獣が嫌う臭いを発する粉を辺りに散布したはずだが、効果がなかったのだろうか。
　ボトルをもう一度観察してみると、不思議なことに気がついた。
　手形だ。水を含んだ粘り気の強い土でつけられた、小さな手形がある。自分の手形にしては小さすぎる。
　猿か何かか？
　そのとき、言い知れない不安が剛の胸をよぎった。
　その不安に従い、剛は蒸留装置をほったらかしにして、慌てて焚き火の場所へと戻る。
　
「こら！　何やっているんだ！」

　不安的中。
　ボロボロの服を着た類人猿のような何かが、トムソンガゼルを刺した棒の一方を担ぎ上げようとしている。
　食料を盗むつもりだ。
　そう確信した剛は反射的に、その『何か』に向かって叫んでいた。
　『何か』が、棒を担ぎ上げようとした肩を一瞬震わせた。
　すぐに逃げ出す。巻き添えを食らったトムソンガゼルが、焚き火の上に落ちてしまった。しかし、そのようなことを気にしている場合ではない。
「待てー！」
　『何か』がその長い髪を振り乱しながら、木々の中へと駆け込む。剛はその後を猛ダッシュで追いかけた。
　視界が悪い森林の中であれば逃げ切られると、『何か』は思ったのだろう。しかし剛は１００ｍ走が十一秒台。相手が悪い。
「捕まえたぁ！」
　剛がタックルで押し倒す。反抗させないように、正面から敵の両腕ごと抱え込む体勢だ。
　顔を見る。あんな事をしたヤツの顔を、早く拝んでおきたかったのだ。
　そして、思わず腕の力を緩めた。
　猿のような憎たらしい顔だと思っていたヤツは、恐怖に怯える、か弱い黒人の少女だったのだ。
　
　トムソンガゼルの半身が黒く焦げていた。
　しかし、許そうじゃないか。
　トムソンガゼルの肉を切って、金属製の串を刺す。それを少女に与えてやると、あっという間に平らげてしまった。
　一体なぜ、こんなところに一人でいるのか。
　言葉が通じないから、尋ねることができない。しかし心はわかる。相当、寂しかったんだろう。
　食事が終わる頃には心を開いてくれたのか、笑顔を向けてくれるようになった。
　風呂に入れてあげることにした。
　ビニールプールの、小さな風呂だ。耐熱性となっており、水を張り、電子光線を中に打ち込んでも溶けることがない。
　これでお湯を沸かすことができた。
　剛は少し熱めの風呂が好きだったが、今日はぬるま湯にしてやった。少女がビックリするかもしれないからだ。
　擦り傷に水が染みて、少し痛そうだった。しかし全体的には、満足していたようだ。
　テントの中で、大の字になって二人で寝転がる。
　少女は疲れていたのか、すぐに眠ってしまった。安らかな表情で寝息をたてている。
　彼女がこうやって何の憂いもなく寝られるのは、いつ以来のことなんだろう。
　剛はぼんやりと考えながら、深い眠りに落ちた。

　
　四日目。最後の日だ。
　剛が目を覚ますと、少女が顔を覗いていた。随分前から起きていたらしい。
　今日は、作業を分担した。
　蒸留装置により満タンになったボトルの水を運び、ビニールプールに移す作業。
　剛がニ、三回作業していると、わき腹をツンツンと少女に突かれた。
　少女へと顔を向けると、少女はニパッと笑みを浮かべている。
　自分にも出来る、ということだろうか。
　最終日だし、たとえ失敗したとしても風呂に入れなくなるだけだ。
　そう思った剛は、少女に作業を任せることにした。
　だから自分は狩りに行く。今日はインパラをあっさり仕留めた。
　少女の様子を見に行くと、少女は「うんせ、うんせ」と頑張ってボトルを運んでいた。アフリカでも、掛け声は日本と同じなのだろうか。
　少女は剛に気がつくと、満面の笑みを向けた。その顔が何だか、恋しくなってくる。
　剛は自分の仕事を既に終えてしまったので、やることがない。だから、木に登った。
　双眼鏡で、雄大な草原を見渡す。
　最初に来たときには地獄に思えたこのサバンナも、皆が皆、いつも切羽詰っているわけではない。
　日向ぼっこをしているライオンがいる。美味しそうに葉っぱを頬張っているキリンがいる。空を、名も知れぬ鳥が呑気な声を上げて飛んでいる。
　危険と隣り合わせの大自然の中でこんな生活が行なわれていることを、どうやって自分が実感することができただろう。
　剛は声を上げる。野生の雄叫びだ。少なくとも今、この瞬間だけは、剛は大自然の一部となっていたのだ。
　
　木を降りる。そろそろ日が落ち始める頃だ。
　少女の元へと向かう。ビニールプールの水は、多分もう十分に溜まっているだろう。
　何故か笑みが零れてしまう。自分でもよくわからない心境だった。
　木々が開けた場所に出た。
　
　少女が、倒れていた。
　
　何が起きているのか分からない。
　仰向けとなった少女の腹あたりを、犬のような獣が探っていて――
「うわあああああああッ！」

　剛は電子銃を乱射した。獣に向かって何度も、何度も。
　しかし興奮で照準がぶれる銃に、獣が仕留められることはなかった。
　獣は慌てて逃げ出し、森の奥深くへと消えていった。

　剛は少女に駆け寄る。
　致命傷だった。腹が食い破られ、おびだたしい血が流れている。
　もはや、できることはなかった。
　剛は地面に両膝をつく。
　自分を見る少女の顔は、やけに穏やかだった。
　何を言っているんだろう。よく分からない言葉を話し、
　彼女は、死んでしまった。
　
　場違いな衝撃音が場を支配する。
　このサバンナに初めて来たときに、聞いた音だ。
　後ろにはロケットが降り立っているのだろう。
　背後から、剛に声がかけられる。
「そろそろお帰りの時間が近づいております。今回の旅行、楽しんでいただけましたでしょうか」
　剛は涙を流し、振り返らずに言う。
「よくわかんねーけど……無性に、悲しいんだ」

　　＊　＊　＊　＊　＊

　次の日、大学の登校中に斎藤剛を見かけた知人・道下茜は、彼の変化に驚いていた。
　何だか、いくつも修羅場を掻い潜ってきたように見えるのだ。
「ゴールデンウィーク中、何かあったの？」
「サバンナに旅行してきた」
「えっ？」
　茜は驚く。「俺も旅行に行ってやる！」と豪語していた彼だが、まさか本当に旅行するとは思っていなかったのだ。
　しかもサバンナ。常識で考えれば嘘だと思うだろうが、彼の顔からは、冗談のような様子は微塵も感じられない。
「なんで？」

「ちょっとな」
　剛は言葉を濁す。
　こういうときは、しつこく尋ねても口を開いてくれない。
　その剛の性格を熟知していた茜は、別のことを尋ねた。
「ライオン、いた？」
　ああ。大きな欠伸を上げて、気持ち良さそうに日向ぼっこしていたよ。
「象さんは？」
　ああ。巨大な鼻で威嚇してきて、意外に生意気なやつだったよ。
「キリンさんは？」
　ああ、呑気に葉っぱを頬張っていたかな。
「うぅーっ」
　次に彼女が放つのは、『私も行きたカッター』っていう、新技だ。
「そうだな。また行くか」
「えっ？」
　茜の疑問系の言葉に構わず、剛は空を見上げる。
　また、サバンナに行こうか。今度は自分で計画して。
　
　無言で空に語りかける。サバンナへと繋がっている、晴天の空へ。
　今、あそこはどんな感じなんだい？
　あのときと同じように、空はやはり何も答えてくれないのであった。

（終わり）

以上です。

途中で何故か「沈まぬ太陽」を思い出して、こんな感じに。
しかし、こんなに長くなるとは思わなカッター

ほす

お題プリーズ

>>17
ネギ

>>18
うわぁ了解しました

し

お題くらさい

>>21
野菜

>>22
ありがとう

お題ちょうだい

お題ほしいのれす

マイケル・ジャクソンのノンフィクション小説

>>24
歌

>>25
白昼夢

>>27
さんきゅ

>>27
さんくす

>>26
え？ これまじで？
一応頑張るけど……

小説は書いたことない高１
自分の神なる才能を確かめたい
書いたことはない国語が得意だ
俺が才能あるかテストをしてくれ

>>30
とりあえずお題「塵芥」で書いてこい。
話はそれからだ。

>>31
塵芥ってどんな意味じゃいｗｗｗ？

ホラ、塵芥にキスってことば聞いたことないかい

>>33
ない！！

>>34
塵芥と化せ。

>>35
暗号しゃべんなボケ
お前らが今俺を試さなかったら未来の天才作家（俺）が誕生しねーんだぞｗｗｗ

>>36

　　　　∩＿∩　　　　　
　　 ／ ＼ ／＼　　　
　　|　 （^）=（^） |　　　　人人人人人人人人人人人人人
　　|　　●_●　 |　　 ＜ おまえはゴミってことだよ　　 ＞
　/　//　　　///ヽ　 ＜言わせんな恥ずかしい　　　＞
　| 〃 ------ ヾ　|　　　ＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹ
　＼＿＿二＿＿ノ

>>32
しょうがないから教えてやる
価値の無い、取るに足らないという意味だ
ついでに誰かお題

>>38
有象無象

ついでにお題ください

>>39　衛星

******************【投票用紙】******************
投票：No.13 雀蜂 2KdEK73apg氏
**********************************************
全感の後半はやはり明日以降になりそうですね。前スレも落ちてしまったし。
No.13の上手さは目を引くものがありました。
No.01とNo.08とNo.12は関心の候補でしたが、やはりどれも今一歩だったかなと。
それではみなさんおつでしたっと。

全巻投下。さるするだろうからそのまま行く。

��1
　一つ素朴な疑問がある。なぜこの二人は恋人同士であり続けていられるのだろう。
　まず女性が男性に対する姿勢。こちらは語り手だけあっていくらか動機が明らかになっている。
＞私は彼と一緒にいたいが為に、やりたくもないＳＭ行為に身を投じているのだ。
＞彼がどうしようもない変態マゾヒストであっても、それでも私は彼を愛している。どれだけ奇態な夜を過ごしても、太陽が
　昇れば彼はこの上なく素晴らしい男性なのだから。
　ひどく簡潔にいえばこの女性がすきなのは「日中の男」であり、あくまでも「マゾヒストの男」は求めていない。終局にお
いても性交をしてほしいと願っている対象は「日中の男」である。そのあたりはマゾヒストとしての男を否定して、サディス
トとしての本性を指摘している箇所からも明らかだ。間違いなく彼女は男を愛している。なかなか理解できないことではある
が、ＳＭ行為に辟易したり、セックスレスに陥ったりする中、浮気に走ってもなお、
＞私は他所のゴハンを勝手に食べた。けれどそれじゃあ全然足りない。
　と思うのはやはり男に価値を置いているからだろうし、或る程度の瑕疵は許す、という姿勢がよく見える。
　しかし問題は男の彼女に対する姿勢だ。母親がふるう暴力を快楽に転化し、やがてマゾヒストとなるまではいいのだが、
＞暴力を振るう女性の姿が全て母親に見えたのだ。
　こういう構図を提示された上で考えると、結局彼は暴力をふるってくれる女性であれば誰でもいい、ということになりはし
ないか。ひとまず彼にとってはそれでいいのだろうし、そのあたりが終局においてサディスティックな部分を暴露する、とい
う叙述を引きだすのだろうが、問題はそれを受け取る女性の方だ。やはり、それでいいのか、という印象を抱く。男は女性を
ありのままに愛していないのだ。男の方が彼女をマゾヒズム的な要素以外で愛している描写がないことがそれを証拠づけてい
る。これはとんでもない恋愛関係だ。いや、そもそもこれは恋愛関係ですらない。いわゆる”ヒモ”とそれに尽くす女性のよ
うなものだ。金（おしおき）さえくれればそれでいい。これはどう考えても不健全だ。
　以上を踏まえた上であえてこの作品を肯定すれば、そういった破綻した関係の下、哀れな女性を描いている、ということは
評価できる。しかしこれ以後の展開を考えると、どうにも不幸な有様しか予想できない。極端にいえば、どちらかが死ぬしか
解決の方法はない。しかも解決しなければ両方が死に得る。そういう小説だから、とありのままに受け取るのは、ちょっと気
が引ける。虚構上のことだからといって、そんなに手酷くやってよいものか。村上春樹が「ダンス・ダンス・ダンス」を執筆
した理由は、前編に当たる「羊をめぐる冒険」において主人公を酷く不幸に描いたまま終わらせてしまったから、という説が
ある。やはり虚構上とはいえ作者は登場人物を責任をもって扱う必要のようなものがあってしかるべきではないか。ただ、そ
ういったある種の救済策をこの短編の中でやれなどとは到底言えないし、「人間失格」やら「車輪の下」を見るとそ
れもまた小説の一つの手法であると思う。だが、やはり良い気はしない。

��2
　人を死なせりゃひとまず物語に落ちがつくだろうなんて考えの時点で取りあう気持ちがうすれていくわけだが、やるならと
ことんフルボッコにしてやろう。
＞そしてわたしは、それでもわたしは、あの日のあれは、たぶん恋だった。　
　この描写から、まず語り手は少女に恋をしたらしい。この辺の心情が喚起された理由が前後の文脈を通しても理解できない
のだが、大体恋なんてものはわけもなく一瞬にして目覚め、あっという間に醒めていく中二病の知恵熱みたいなものだし、ひ
とまず置いておこう。ちなみにある研究によると単純な異性に対する愛情は三年もすると収まるらしい。それ以上続くカップ
ルは単に異性として魅力だけでなく、人間としての魅力にも惹かれている、ということだそうだ。それを援用すればこの語り
手は少女に生半可でない愛情を抱いていることになる。それは何か。やはり一つのファクターは終始物語を貫く骨ということ
になるだろう。
　しかしこの語り手はどうやら骨そのものが好きなわけではないらしい。シロ、なる犬の墓を奪われ怒ってはいるが、それは
あくまでシロという犬に対する執着だろうし、骨が好きな少女の話が懐古されてはいるが、どうにも彼女が好きだから僕も好
きになっておこう、というくらいの動機しか感じない。なぜかといえば骨に対する愛着を述べる文章がなく、彼女の骨を持っ
ている理由もやはりそれが自らが恋していた女性であるから、という以上の思いはない。
＞わたしは、いまでも彼女の事を思い出す。この骨を愛して止まない。
＞彼女の骨を愛し求めている。恋愛感情を持って接していて、性的興奮すら覚えている。わたしはおかしいだろう。
　にわとりが先か云々の話ではないが、これでは彼女が好きだから骨が好きなのか、骨が好きだから彼女が好きなのかまるで
判然としない。要するに話自体なにがなんだかわからないし、そもそも性的倒錯と呼べるレベルですらない。

��3
　古池や蛙飛び込む水の音、という芭蕉の句はなにやら辺り一面の静寂という美しい情景を表したものらしいが、実際は違っ
てぽちゃん、という小さななんてことのない音がとてつもない儚さをもたらした、ということを示唆するものではないか。
蛙が池に飛び込むなんてことは実にありふれたもので、それと同じように我々人間が声を上げたところで、世間という大きな
ものからすれば微々たるものである。ぼちゃん、という音は実に侘しい。鳴ったらすぐ消えてしまい、もとの静けさに帰る。
古池という言葉はすでに忘れ去られ、枯れかけたもの、という意味を暗示しているように思える。古池に、ではなく、なぜ古
池や、なのか。仕分け人みたいな言い草にはなるが、「や」という詠嘆に近い係助詞が表すところは大変大きく思える。そし
て蛙はそうした意味を含んだ水の中に潜り、姿を隠す。これは、実に儚い。
　とまあ蛙という言葉から太宰の「津軽」の文章を引用しつつ俗物らしく芭蕉を語ってみた次第だが、この品評会作品で何が
語られていたかは忘れた。小説もまたそういうものかもしれないと考えると、実に侘しい感がする。

��4
　永遠の十七歳とはよくいったものだが、なんで十七歳なんだろうなあ、とふと思う。十七歳となれば高校二年生、あるい
は高校三年生なのだが、やっぱり満年齢のほうを考えると二年生のほうが設定としては適当だろう。消去法で考えていくと、
三年生、つまり十八歳ではだめな理由として、卒業や受験があるのではないか。もう社会人に片足を突っ込んでいるといって
もよく、部活も引退するから青春だのとはいってられない年齢だ。一方で一年生、つまり十六歳で駄目な理由は、微妙な子供
らしさが残ってしまうからではないか。この間まで中学生というのは、なんとなく垢ぬけたところがなくもうちょっと足りな
い五分咲き的なところがある。だから十七歳というのは丁度いいみずみずしさと大人らしさがあって大変バランスが良い。だ
からこそ十七歳というのは魅力的であり、永遠の、なんて言葉をつけてまでしがみつきたい対象なのかなあ、なんて。
　そんなことを考えるとこのお姉さんはがっかりしてしまったんだろうかなあ、なんて思うけれど、それにしてももうなにが
なんだか。

��5
　国際情勢、なんて一口に行ってもそれはメディアのいう世論、みたいな向きがあって、全体の一致した見解ではなく、誰か、
あるいはどこかが意図的に誘導しているところが多いにある。グローバリズムなんていう大層な御旗を掲げつつも、内実はア
メリカ資本主義の敷衍にすぎず、テロ行為＝自由と民主主義への冒涜、なんていってもその前に中東勢力に対する弾圧めいた
ものはあった。第一人間というものは全員が全員一致した意見をもつなんてことは到底ありえず、そこには譲歩なり配慮なり、
というものがあってしかるべきものだが、大戦以後の先進国や自由民主的な資本主義勢力は軍事や経済というひどく暴力的な
手段でこれを限りなく無視し、主導権を握ってきた。こういうと左翼的に思われるが、そもそも左翼というものは革新とほぼ
似通っている意味を有しており、第一にして自由民主的なものは革命から生まれ、資本主義もまたそこから生まれたものなの
である。むしろリベラル勢力はアメリカを敬うべきであり、保守勢力はアメリカを蔑むべきなのだが、この道理が逆になって
いるところが日本にはあって、そこを踏まえると案外この国にはイデオロギーなるものはもとから存在しなかったんじゃない
かなあ、なんて取り留めもなく思って。
　何回か読み直してみたんだけど、結局わからんかったよ。

��6
　核ミサイルの非拡散なんてのがなぜ提起されるかというと、無論平和を希求する考えはあるにはあるのだが、実は核保有国
の立場を守るため、という目論見がもっぱらだったりする。まず冷戦下においてソ連とアメリカがなぜあれだけの核を持った
かと言えば、国際的な主導権を握ろうとする企みが第一にあった。そもそも核ミサイルというのは先制攻撃のためのものでな
く、抑止力、つまりやったら反撃する、なる意図を示すために持つもの、という認識が広島・長崎の教訓を踏まえた上で一般
的になった。戦争に勝つために軍事力を拡大するのでなく、戦争をやったら損、と相手に思わせるために核があるのだ。

さる

　色々書く力すらなくなったから言いたいことだけ言うけど、そんな簡単に核なんてぶっ放されるもんじゃないよ、ってこと
だよ。

��7
　行ったことはないんだけれど、もしこの小説をコミケ帰りの電車に乗った二人に置き換えてみるとどうなるかなあ、なんて
考えてみると、ちょっとこれとは違ったおかしさがあって、二人ともいわゆるオタクのイメージとは違った一般的な大人で、
それでも相手はリュックサックや紙袋を提げて、主人公はそれよりも場数を踏んでいるからカートだのスーツケースだのを携
えている。いやあ、毎度大変ですねえ、なんていう通り一遍の切り口上ではじまり、何冊買いました？　私は十八冊、僕は三
十冊です、はは、お互いどっぷり浸かったオタクですね、なんてことを話す。で、段々コアな話題になって僕はＮＴＲが好き
です、僕は乱交が、とかもうなにがなんだかなことになり、そりゃ互いにとっては面白い話なんだろうけど、やっぱり内輪で
の盛り上がりは否めない。
　要するに、この小説もまたそういうものと違ったところはなく、結局それがオタクか強姦殺人者のどちらにインパクトがあ
るか、あるいは普遍性があるかみたいな話になってしまうのである。で、そんな流れで相手を分析したってへぇ、としか言え
ないし、
＞その時の僕の心は、きっと誰にも理解出来ないだろう。
　なことを言われても、そもそも理解しようという気持ちにすらならないわけだ。感情移入すら、したくないのだから。

��8
　女みたいな顔をしているという時点で友人のリア充君は主人公がすきだったんだろうなあ、ってことは読めたんだけど、そ
れ以後が超展開すぎてちょっと理解に戸惑った。そもそも主人公は殺人を犯してしまったにもかかわらずやけに正常な会話が
行えているように見えるし、リア充君とヤンデレちゃんがなぜセクロスしたのか、ヤンデレちゃんはなぜこんなにも頭がおか
しくなってるのか、もう諸々が超越してしまって理解がまるで及ばない。

��9
　展開が読めて、それでどうなるのかなあ、ということが気になったところまでは前の作品と同様なのだが、この作品はひと
まずいい落とし所は見つけているのだけれど、そこに至ってからの主人公の思考がさっぱり理解できない。��1と似た感想に
なるのだが、結局主人公が改心するきっかけは大田さんでなくても良かったわけだ。主人公は大田さんを可愛いとは思ってい
るけれど、本気で好きだとは思っていなかった。アプローチを重ねた理由も（結局は欺瞞だったわけだが）最終的にフられる
という快感を得るために過ぎなかった。たまたま選んだ対象が主人公を好いている大田さんであったというだけで、それが冒
頭のＫさんに変わったところでなんにも不都合はない。

　そうしたところを踏まえると、
＞その姿を見て僕は、また失敗に成功した、と内心でニヤリとほくそ笑んだ。
　以上の文章の通り一連のプロセスを経てもなお拒絶による快感以上の価値を求めていなかった人間が、告白に成功して自己
欺瞞がなくなったくらいでなぜ突然女性を大切にしようなどと思えるのか、すこぶる不思議で仕方がない。そもそも罪滅ぼし
といったところで何に対して贖罪するのだろう。本当の気持ちを韜晦していた自分に対して？　これまで自らの性癖のダシに
使った女性か？　戯言以前にまるで筋の通ってない阿呆の妄言にしか思えないから取りあう気すら起きないし、そんな浮つい
た言葉を並べられたところで勝手にしろとしかいえない。久々にもげろと言う気すら起きない。大体自分の目論見が失敗した
ら普通は驚いて当惑してしまうのが筋だろう。それがありふれたものだから、という理由でこのようなオチを選択したという
のなら、やはりそれに見合った論理は必要だ。

��10
　自然主義っていうからにはこんな文章こそふわさしいんじゃないか、そんなふうに思ってた時期が、俺にもありました。

��11
＞母さんに対して謝罪の言葉ひとつすらない自分勝手さには腸が煮えくり返る。
　てめえに言われたかねえよ、ばァか。

��12
　杏子さんで百合とかいうと丁度今放送されているあのアニメを思いだしてしまって、互いの求めるものが食い違う、っての
も被ってるからあの苦労人の厨房担当は出てくれば完璧だなあ、なんて考えてしまったんだけれど、どうでもいいか、うん。
　で、また自分が価値を置くものしか愛さない、要するに物語を進展させられるなら誰だっていいと考える人の類型である杏
子さんが出てきたわけだが、やっぱり同性と付き合うなんていう一般から見たらアブノーマルなことを犯すからには、本人の
性癖だけでなく相手の魅力も必要だと思う。やめようとおもってもやめられない、なんて言う以上は余計。そこ行くと、可愛
いから愛したくなるなんていうことは言ってるのだが、どうもよくわからない。
　毎度思うのだけれど可愛いだけでなんで人を愛そうと思うのだろう？　そらブスと付き合うのは（童貞だからこそ）嫌だと
思うけれど、では極端な話容姿や性格が可愛いまま、名前がすり替わったの人間と会ったところで君は彼女と付き合うのか、
と思うのだ。だったらクローンやアンドロイドでもいいし、整形したっていいじゃないかという寸法になりうるのだが。
　飛躍した話はさておき、その辺がぼやけているからすっぱりと切れてしまえばいいじゃないか、と突き放したくなる。可愛
い以上に愛する理由はないのだろう？　（あくまで君は知らんけれど）相手だって、
＞つまり、杏子さんはあっちの人だ、という類の噂だ。

＞でも、私はその噂話にも乗せられる格好で、ともかく杏子さんに惹かれていった。
　こんな形で君のことを好きになっていったわけだし、
＞私は生まれながらに女の子以外を好きになることができないのだ。
　という趣味があって、その対象がたまたま君だったというだけだ。一応付き合うようになってから少しずつそれが変わりつ
つある兆候は見えるけれど、結局は互いにエゴイズムで動いているだけじゃないか。君だって結局は相手をフることで自分が
傷つきたくないから離れられないんだろう。相手を傷つけたくないんだっていうなら最初からすっぱりと突き離せばいい。
　こういう話は好きだ。こういう話が集まっているということは良くも悪くも現代コミュニケーションの縮図といえるかもし
れないし、それに取り組もうとする意気が見える。けれど、誰でもいいじゃん、突き離せばそれで終わりじゃんという話でな
く、もっと互いの深部に互いが行くところまでいかないと、まるで説得力をもたない。実に難しいタイプの話ともいえる。

��13
　なんでこの男は蜂に刺されて、それで自慰しようと思ったのだろう。一番大事なところが薄らいでいるから非常にもどかし
い。それ以外の文章が精緻であるから余計。毒牙にやられる、なんて表現はあるが、まさか雀蜂の体液に誘惑効果があるとは
思えないし（あるのであればそこを書いてほしいけれど、それはそれで安直だろうか）、通常ならばトラウマになるだろう。
それをあえて偏執という方向に持っていく以上は、主人公に雀蜂を愛する決定的な理由が必要となる。鎖骨を刺された、毒が
まわった、性的行為に走った、今なお蜂を愛している、この奇妙な流れを貫く動機が見えないのだ。
＞これまで籠に入れて観察してきたどの昆虫とも違う圧倒的な強さとしなやかさに少年は囚われてしまったのだ。
　とはあるけれど、これでなぜ性的興奮を覚えるのか。攻撃意識を持った蜂を自分の思い通りにするのが快感なのか、でもそ
れだけでは刺されなくても成り立つし、あくまで復讐したいだけであってそこに愛はない。雀蜂の姿が美しいから、なぜスズ
メバチなんですか、アシナガバチではだめなんですか、とまた仕分け人の言葉を使ってしまうんだけれど、ひとまずそれは極
論にしてもやっぱりちょっと腑に落ちない。マゾヒストでもありサディストでもあるこの男をそうたらしめる理由は。ひたす
ら読み直してもちょっとわからない。そんなわからない対象をどう解釈したらいいのだろう。
　我々が何かしらの物事を美しいと思うには、かなり感性的なものによるところが大きいけれど、やはりその根本には自らの
中に集積してきた美的基準というものがあると思う。日常生活においてそれを説明する義務なんてまるでないけれど、やはり
小説を書く上ではそれを言語化する義務はある。この小説にはそこがなくて非常に残念に思う。

時間外��1
＞たとえ性的倒錯が行き過ぎたっていいじゃねーか！
　性的倒錯ってのは他人に迷惑をかけたら認定されるんだよ、行きすぎて他人が危害被ったからアグネスみたいなのが出たん
だよ、大人しくしてろ。

時間外��2
　今日、楽天が負けた。延長10回サヨナラ負けだった。ライトフェンス直撃の打球を鉄平が追いついておきながら取れなかっ
た。マジ小物。でもそれ以前にノリさんのエラーがなければ10回は終わっていた。でもノリさんも試合でタイムリーを打って
るし、鉄平もその前の守備ではファインプレーをみせていた。つまり彼らがいなかったら延長はなかった。第一1回の4点から
中押し駄目押しがなかった時点で野球として拙かったのだから、そういうものなのだと思う。野球というものは山あり谷あり
だ。第一昨日までの調子が良すぎた。楽天のリリーフ陣があんなに抑えられること自体おかしい。いわばその報いがきたのだ。
負けた分勝った時嬉しくなるし、勝った分負けた時悔しくなる。いちいち付き合っているのはつらいけれど、やはり幸せと感
じる。福盛が炎上しても山崎が打てなくてもブラウンがろくな采配しなくても、嶋はやけに調子が良いしマー君と岩隈はやっ
ぱりエースだしようやく川岸という抑えが定着してきた。いい所があり悪いところがある。それは当然だし、それには可愛げ
がある。巨人なんかに比べると戦力は劣るけれど面白いのだ。調子が良ければガニエ以上の投球を見せるけれど基本はノーコ
ンの小山や、天才と呼ばれる割には宮崎弁まるだしの草野や、高めの糞ボールを打って「ど真ん中だった」という真人は、楽
天じゃないと見れないのだ。私はそういう楽天が好きなのだ。

知られざる総評
　ウィキによると、性的倒錯と呼ばれるには条件があって、
＞精神疾患であるとされる条件は少なくとも二つあり、1）当人がこの性嗜好によって、心的な葛藤や苦しみを持ち、健康な生
＞活を送ることが困難であること。2）当人の人生における困難に加えて、その周囲の人々、交際相手や、所属する地域社会な
＞どにおいて、他の人々の健全な生活に対し問題を引き起こし、社会的に受け入れがたい行動等を抑制できないことである。
　らしい。つまり、単純に変態的な嗜好をもっていながらも、本人が葛藤をもっていなければ性的倒錯ではなく、また他人に
危害を及ぼさなければまた然り、ということになる。こんな専門的な医学基準を盾に小説に難癖をつけようってわけではない。
けれど今回の品評会はまず単純に変態がいて、なんの躊躇もなく自らの性癖によって他人に危害を及ぼす、あるいは性癖を理
解してもらえる相手と付き合う、または相手に理解してもらう、という話が多かった。要するに性癖を持っていることに何の
疑問も持っていない人間がよく出てきたということだ。それはそれで否定しないしどうせ変態なんてものは社会が一方的に認
定するものであるから、そういう人間がいてしかるべきだと思う。
　でも、それを小説で書いて何の意味があるというのか。まず第一に葛藤があって、外部との軋轢がうまれて、そこを克服す
るか、そのままずぶずぶ行くか、そういうのがないとまるで面白味がない。人間を描く以上は語り手となる自己と周囲をとり
まく他者がある。でも、大抵は一方的に攻めるか受けるかの話となってしまって、結局オナニーなのだ。葛藤がなければその
まま他人に迷惑をかけぬことだけ気をつけて生きたまえとしかいえないし、他人に迷惑をかければ氏ねとしかいえない。それ
と同じで他者が無反省に自分を傷つけるというのならすっぱりと別れてしまえとしかいいようがない。

　余談だけど、性的倒錯を選ぶ人が多いのはエロい人が集まってる証拠じゃないか、なんて話があったけれど、本当は違って
小説なんていう比較的健全な表現方法でもって自分の性欲を外に開いていることは十分健康的であって、人間のあるべき姿が
素直に出ているのではないかと思う。ただ面白くない小説を他人に見せるということが果たしていいのか、ということは請け
合いかねるけど。あ、自己弁護ですよ。その辺間違った意味で性的倒錯起こしてますね、ええ。


******************【投票用紙】******************
【投票】：なし
【関心】：No.01 マゾヒストが犬を飼う ◇Lq1ieHiNSw氏
　　　　　No.12 手をつないで ◇D8MoDpzBRE氏
　　　　　No.13 雀蜂 ◇2KdEK73apg氏
**********************************************
　��1と��12は扱った主題が興味深かったけれど、性的倒錯の具合や話に瑕疵があった。��13は単純に話の面白さと技巧。

意外と間に合うもんだ。投下終了。皆さまお疲れさまでした。

ぜんかのつ

前スレは

文才ない毛もないけど小説書く
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1272681464/

でよろしいのでせうか？

>>52
それで正しいのだと思います

******************【投票用紙】******************
【投票】：白骨と少女◆Lq1ieHiNSw氏
【関心】：雀蜂◆2KdEK73apg氏
**********************************************
No.2は粗も目立ちましたが、個人的に好きなタイプの作品。もっと骨のイメージが前面に出ていれば……。
No.13は意表をつく内容でしたが面白く読めましたので。

全感投下。

No.01 マゾヒストが犬を飼う(お題：性的倒錯) ◇Lq1ieHiNSw氏
Lq氏は性的に屈折した人間の描写が素晴らしいなと。
彼氏ではなく実は自分がマゾだったという話の流れが自然で、スラスラと頭に入ってきた。読んでて面白かったっす。

No.02　白骨と少女（お題:性的倒錯）◇DSM7XB0fYQIy氏
文章表現に疑問を感じる部分が多かったけど、話自体は上手くできてるなと思った。
この主人公、少女の骨を使って自分の息子に刺激を与えてそうだな。

No.03 ゑひもせす（お題：性的倒錯）◇F00SERh74E氏
了の後には、
（省略されました・・全てを読むにはワッフルワッフルと書き込んでください）
って書いてあるんだろ？　なぜか見えないけどそんな文字が目に浮かんできたぜ！
カエル子の姿を想像したらなんか気持ち悪くなってきた。話については特に。

No.04 日曜日はゴミ袋を持って(お題：性的倒錯) ◇iCtTUGkd7k氏
あまりにも抽象的すぎて何が何だか分からなかった。
自分にはこの作品を紐解く能力は持ち合わせていないので、解釈は他の方に任せます。

No.05 世紀のﾏｯﾄﾞｻｲｴﾝﾃｨｽﾄ 土居端ミチオ(お題:勘違い) ◇7C6LTZ08z6氏
突っ込みたい所はあるけど博士のふてぶてしさに笑った。この人ならどんな困難な状況に陥ったとしても上手く脱出できそうだ。

No.06 流星の軌跡(お題:勘違い) ◇t/J8vPD8kA氏
う〜ん、１レスという事もあってすんなり読めたけど、パンチ力に欠けるなあと。
１レスにまとめたショートショートはいつか品評会に出したいと思ってるけど、ネタの発想力もないし酷い事になりそうだからやっぱやめとく。

No.07 犯ってから殺るか、殺ってから犯るか (お題：性的倒錯) ◇LBPyCcG946氏
異常者同士の会話、とっても興味深かった。
会話の内容は明らかにおかしいんだけど、さも日常的に繰り広げられているようで違和感が全くない。
主人公の本質にも詳しく切り込んでほしかったけど、それは野暮ってもんか。
うん、良かった。

No.08 あこがれ（お題：性的倒錯）◇rQ6/ZYPWWM氏
この小説、作者は真夏の夜の淫夢を意識してる？　勘違いだったらごめん。
主人公は隼人のガチムチで逞しい肉体に憧れ、隼人は主人公に過熱した欲望を抱いていたと。個人的に危険な領域に突入する寸前に終わっちゃったのは残念だったけどｗ
しかし、HTNだけじゃなく、TDN・TNOK・DBと勢揃いする所を見たかったなｗ

No.09 最後まで勘違い野郎のまま (お題：性的倒錯) ◇oF7EeUteGY氏
光とアスファルトと時間の表現が、上手く対比されていて感心しますた。
それにしても、何この爽やかな青春小説。ちょっと共感できないなあ。
世の中にはセックス目的の告白でも成功する事もあり、純粋に好きという感情だけで告白しても拒絶される事もあるだろうし。
まあ小説の中なら許されるとは思うけどね。

No.10 山草子（お題：性的倒錯）◇VrZsdeGa.U氏
異端。
この作品の主役は、おそらく母なる大地である山。
その山が季節の移り変わりによって見せる様々な姿を、母のように重々しく、優しく、力強く表現したかったのかな？
あっ、本作品に捧げる感想としては、ふーんだから何？　としか言い様がありません。自分、色気より食い気な人間なので。

No.11 Sister Princess(お題:性的倒錯) ◇HmfYvBHWkM氏
自作。タイトルは某十二人の妹から。
真正面から書こうかとも思ったけど、重々しい雰囲気は嫌いなのでこんな話になっちゃいました。
最後の方はかなり雑になってるし。
まあどんな形であれ、少しでも楽しんでもらえれば作者的には万々歳です。楽しめなかったら、ゴメンナサイ。

No.12 手をつないで（お題：性的倒錯）◇D8MoDpzBRE氏
おお、ホモの次は百合ですか。
上手くまとまったきれいなお話だとは思うけど、あと一押しに欠ける印象。

No.13 雀蜂（お題：性的倒錯）◇2KdEK73apg氏
ああ、これは文句なく変態だわ。見まごうことなき変態だ。
作品世界に引き込まれてしまいました。最後の締めも良かったし。

時間外No.01 何もかもおかしい一日 (お題：性的倒錯) ◇7C6LTZ08z6氏
勢いだけでサクサクと読めました。
アクセル入れたまま突っ走った感じで、こんなおバカなノリの小説は大好き。
足の裏の臭いは絶対嗅ぎたくないけどｗ

時間外No.02 mint candy ☆ citrus drop(お題：性的倒錯) ◇cuo2T0EVi6氏
えっと、これも百合ですかい？
感想はNo.12と同じ。でも、変にギャグ調にすると雰囲気を壊しそうだしな。う〜ん、難しい。
四つ目の薄荷ドロップを口移しで相手に食べさせるという展開を妄想してたけど、そんな事は全くなかったぜ。



******************【投票用紙】******************
【投票】：No.07 犯ってから殺るか、殺ってから犯るか (お題：性的倒錯) ◇LBPyCcG946氏
【関心】：No.01 マゾヒストが犬を飼う(お題：性的倒錯) ◇Lq1ieHiNSw氏
　　　　　No.13 雀蜂（お題：性的倒錯）◇2KdEK73apg氏
　　　　　時間外No.01 何もかもおかしい一日 (お題：性的倒錯) ◇7C6LTZ08z6氏
************************************************

今回は面白い作品が多かったと思う。
大変だけど、やっぱり書くって行為は楽しいなと感じた週末でした。

以上。

全感投下します
全３レス

No.01 マゾヒストが犬を飼う(お題：性的倒錯) ◇Lq1ieHiNSw氏
　サドとマゾは紙一重と言うね。サドとマゾってよく考えると後者が前者に奉仕させているようなもんだよな。
　彼の性癖を厭わしく思いつつも離れられないっていうのは依存的だがこれが愛というものなのかもしれないね。
平凡に生きている自分はこういう歪んだ恋愛にちょっと憧れをもっていたりする。
　行為の描写がよかったです。読んでいて何かこっちまでアレな気持ちになっちゃったり。主人公と彼氏は何だ
かんだでベストカップルなんだろうな。
No.2　白骨と少女（お題:性的倒錯）◇DSM7XB0fYQIy氏
　いやはやまさか昆虫採集が被ってしまうとは！本当に偶然なんです信じて下さい。
　ミステリアスな展開に何だかドキドキしてしまった。なぜか途中まで少女＝犬だと勘ぐっていました。
　白骨死体と穴で一緒になったら泣ける。もう本当に卒倒するかもしれない。だけでしげしげと見てしまうかも
しれない。骨にはロマンが尽きないものです。
　死を目の前にした少女は骨と向きあうことでそれを受け入れることが出来たのかな？
　彼女の骨をどうやって手にいれたのかが気になりました。そこの描写があったらよかった。
No.03 ゑひもせす（お題：性的倒錯）◇F00SERh74E氏
　何と言うか捉えどころが無いなという印象。なぜだろう。
　アサキちゃんは主人公のこと誘ってるよね？前付き合っていた人とは関係があるようだし。
　主人公は自分の性癖をまだ掴めていないのか。ゲイというより女性を神聖視しているのが原因のような？
　アサキの部屋、ゲイバー、カエル女の三つの要素がもっと上手く絡んでもよかったなと思いました。
No.04 日曜日はゴミ袋を持って(お題：性的倒錯) ◇iCtTUGkd7k氏
　人形として愛でられていて主人公は時の流れを教えることで逆に姉を人形にしてしまったんだな。
　年を取った姉を主人公は嫌っているのかと思ったがそうではないようだ。
　読解力が足りないのかゴミ袋の中身とかがよくわからなかった。
　留守電解釈の下りが主人公の精神状態をよく表していてよかったと思います。
No.05 世紀のﾏｯﾄﾞｻｲｴﾝﾃｨｽﾄ 土居端ミチオ(お題:勘違い) ◆7C6LTZ08z6氏
　SFちっくな設定で書ける人ってすごいなといつも感じる。
　ただ、何が勘違いだったのかがよくわからなかった。ミサイルの名前を間違っていたのでしょうか？
　野暮ですがその辺りを教えて欲しいです。

No.06 流星の軌跡(お題:勘違い) ◇t/J8vPD8kA氏
　１レス小説か。今度自分もやってみようかな。
　普段やらないことをやるのって死亡フラグだなと改めて実感したり。この後二人はどうなったのかな？やはり
ミサイルでお亡くなりに？ミサイルがちょっと唐突すぎて、それまでにもっと存在や可能性を匂わせて欲しかっ
た。
No.07 犯ってから殺るか、殺ってから犯るか (お題：性的倒錯) ◇LBPyCcG946氏
　淡々とおかしいことをやってるのっていいですな。
　文章が読みやすくって状況がスラスラと頭に入ってきました。狂気狂気では無いように描写出来るのがすごい。
　こんなに死体を埋められていたらこの山はよく肥えるのでしょうね。
No.08 あこがれ（お題：性的倒錯）◇rQ6/ZYPWWM氏
　隼人と遥のSEX描写がよかったです。エロいな。
　口は災いの元というけれど口でしか伝わらないことは確かに存在するわけで、この３人はお互いに素直になれ
てればよかったのかもしれないね。どちらにせよ隼人くんは報われなさそうだけども。
　主人公が隼人くんの肉体を羨ましく思うように隼人くんもまたそうおもっていたのだろう。
No.09 最後まで勘違い野郎のまま (お題：性的倒錯) ◇oF7EeUteGY氏
　まあ、何だ。末永くお幸せにというやつだ。２つのお題を上手に融合したという感じですね。
　成功しても失敗しても幸せだなんて主人公の適応力はハンパない。彼なら上手く生きていけるだろう。ある意
味太田さんは見る目があるのだな。
No.10 山草子（お題：性的倒錯）◇VrZsdeGa.U氏
　この作品を読んだ時に、真っ先に思い浮かんだのが谷川俊太郎氏のあの詩でした。
　次に古代ギリシャの詩。つまり詩的な作品だなと思ったわけです。
　硬質な文体は一見したわかりにくさはあるものの現代的な文章では伝えられないものがある。何度か自分でも
挑戦したけれども、なかなかこの文体は身につかない。
　自然を讃えるのは簡単なようで難しくて、だからこそ多くの作品が残され今も生み出されているのだろう。
No.11 Sister Princess(お題:性的倒錯) ◇HmfYvBHWkM氏
　これは……いいお兄ちゃんなのだろうか。性的な目でみてなければこんなにいい兄ちゃんいないのに！
　しかし人間は性欲によって突き動かされる生き物なのだろう。
　妹には健やかにたくましく生きて欲しい。同タイトルのゲームがあるけれどこういう内容なのかな？

No.12 手をつないで（お題：性的倒錯）◇D8MoDpzBRE氏
　切ないなあ。切ないぜ。２人の行く末が決して幸せではない。特に美紀ちゃんには。というのがよく見えてそ
れをよく文章で表せているなと思う。
　抽象的な表現になってしまうけれど、キメの細かい文章が話とよく合っていて好きです。
No.13 雀蜂（お題：性的倒錯）◇2KdEK73apg氏
　自作。投下の際はご迷惑をお掛けしました。
　蜂の描写なんて普段やったことないから手こずった。結局、玉砕でした。語彙と表現力の無さを自覚した。
　しかし変態を書くのは楽しいね。
時間外No.01 何もかもおかしい一日 (お題：性的倒錯) ◇7C6LTZ08z6氏
　清々しいな。文字の間をいい風が吹き抜けているよ。変態だらけなのになぜだろう。
　かってな想像だけどこの中で一番変態臭を放っているのは天野川ヒカルだと思うんだよね。
奴はきっと権力とかひれ伏す愚民フェチに違いあるまい。
時間外No.02 mint candy ☆ citrus drop(お題：性的倒錯) ◇cuo2T0EVi6氏
　性的倒錯というお題のせいか、変態だったり人が死んだりという重い空気の作品が多いなか、キラキラと眩し
い作品でした。
　この瑞々しい文体はとても羨ましい。


******************【投票用紙】******************
【投票】：No.07 犯ってから殺るか、殺ってから犯るか◇LBPyCcG946氏
　　　　　
【関心】：No.12 手をつないで（お題：性的倒錯）◇D8MoDpzBRE氏
**********************************************

　今回はお題が二つだったけど、圧倒的に性的倒錯のほうが多かった。それだけ性に関する話題ってのは人の
興味を引くものなのでしょう。
　面白い作品がたくさんで今回も楽しかった。ありがとうございました。

以上です。

お題くれ

>>65
ことわざ

>>66
産休
難しいお題だな

お題プリーズ

>>68
給食

間違いに気づいたときって一気にやる気なくなるよね

>>69
了解。給食とか何年前に食べたきりだろ

>>70
そういうときは一旦忘れて別のことに集中するといいよ

>>71
アドバイスありがとう
だが、もう今日はやめとくよ
また明日続きをするんだ

全館は力尽きて無理でした

******************【投票用紙】******************
【投票】：No.07 犯ってから殺るか、殺ってから犯るか (お題：性的倒錯) ◇LBPyCcG946氏
【関心】：No.01 マゾヒストが犬を飼う(お題：性的倒錯) ◇Lq1ieHiNSw氏
　　　　　No.13 雀蜂（お題：性的倒錯）◇2KdEK73apg氏
**********************************************
【総評】：こういう変態がいるんですよ、という設定集ではなく、その先の部分が読みたかった。
No.07がそれを一番満たしていた作品、とは思わなかったけれど、コミカルで飽きさせない展開
力があったので投票しました。
No.01は、オチのひねりとか主人公が斉藤先生と不貞を働くところ辺りの盛り上がりが今ひとつ
に感じました。更に欲を言うと、作品にスパイスを与える意味では、斉藤先生とのエピソードより
も主人公が旦那に性交を生理的に拒まれたシーンをもう少し印象的に描写するなりした方が、
後々ストーリーに生きたのではないかと思います。
No.13は感じが多くて少し読むのにつっかえた。蜂に対して欲情して自慰行為に及ぶということは
分かったのですが、蜂がどう情欲をくすぐるのだとか、変態性の描写を濃くすると内容も濃くなる
ような気がしました。

>>61
No.05は、ミサイルの名前を勘違い、で正しいです。

人は時にあり得ない間違いを犯すものであって、その究極のシチュエーションは例えばこんな感じかな、という思いで書きました。

　投　関
　 １　 ３　No.01 マゾヒストが犬を飼う（お題：性的倒錯） ◆Lq1ieHiNSw氏
　 １　 １　No.02 白骨と少女（お題:性的倒錯） ◆DSM7XB0fYQIy氏
　 １　−　No.03 ゑひもせす（お題：性的倒錯） ◆F00SERh74E氏
　−　−　No.04 日曜日はゴミ袋を持って（お題：性的倒錯） ◆iCtTUGkd7k氏
　−　−　No.05 世紀のﾏｯﾄﾞｻｲｴﾝﾃｨｽﾄ 土居端ミチオ（お題:勘違い） ◆7C6LTZ08z6氏
　−　−　No.06 流星の軌跡（お題:勘違い） ◆t/J8vPD8kA氏
　 ４　 １　No.07 犯か、殺ってかってから殺るら犯るか（お題：性的倒錯） ◆LBPyCcG946氏
　−　 １　No.08 あこがれ（お題：性的倒錯） ◆rQ6/ZYPWWM氏
　−　 １　No.09 最後まで勘違い野郎のまま（お題：性的倒錯） ◆oF7EeUteGY氏
　−　−　No.10 山草子（お題：性的倒錯） ◆VrZsdeGa.U氏
　 １　−　No.11 Sister Princess（お題:性的倒錯） ◆HmfYvBHWkM氏
　−　 ３　No.12 手をつないで（お題：性的倒錯） ◆D8MoDpzBRE氏
　 １　 ７　No.13 雀蜂（お題：性的倒錯） ◆2KdEK73apg氏
　−　 １　時間外No.01 何もかもおかしい一日（お題：性的倒錯） ◆7C6LTZ08z6氏
　−　 １　時間外No.02 mint candy ☆ citrus drop（お題：性的倒錯） ◆cuo2T0EVi6氏


ということで優勝は『No.07 犯か、殺ってかってから殺るら犯るか』を書かれた◆LBPyCcG946氏です。
おめでとうございます。
お題発表時期の発表その他諸々お願いします。
皆様お疲れ様でした。

まあなんだ



とにかく落ちつけよ、な？

>>75
優勝者おめ〜
集計、運営、参加者、投票者、乙
お題はまだか

◆LBPyCcG946氏優勝おめ！

後、>>75氏は一回大きく深呼吸して冷静になることを勧めてみる。

>>76
まったくだな


　投　関
　 １　 ３　No.01 マゾヒストが犬を飼う（お題：性的倒錯） ◆Lq1ieHiNSw氏
　 １　 １　No.02 白骨と少女（お題:性的倒錯） ◆DSM7XB0fYQIy氏
　 １　−　No.03 ゑひもせす（お題：性的倒錯） ◆F00SERh74E氏
　−　−　No.04 日曜日はゴミ袋を持って（お題：性的倒錯） ◆iCtTUGkd7k氏
　−　−　No.05 世紀のﾏｯﾄﾞｻｲｴﾝﾃｨｽﾄ 土居端ミチオ（お題:勘違い） ◆7C6LTZ08z6氏
　−　−　No.06 流星の軌跡（お題:勘違い） ◆t/J8vPD8kA氏
　 ４　 １　No.07 犯ってから殺るか、殺ってから犯るか（お題：性的倒錯） ◆LBPyCcG946氏
　−　 １　No.08 あこがれ（お題：性的倒錯） ◆rQ6/ZYPWWM氏
　−　 １　No.09 最後まで勘違い野郎のまま（お題：性的倒錯） ◆oF7EeUteGY氏
　−　−　No.10 山草子（お題：性的倒錯） ◆VrZsdeGa.U氏
　 １　−　No.11 Sister Princess（お題:性的倒錯） ◆HmfYvBHWkM氏
　−　 ３　No.12 手をつないで（お題：性的倒錯） ◆D8MoDpzBRE氏
　 １　 ７　No.13 雀蜂（お題：性的倒錯） ◆2KdEK73apg氏
　−　 １　時間外No.01 何もかもおかしい一日（お題：性的倒錯） ◆7C6LTZ08z6氏
　−　 １　時間外No.02 mint candy ☆ citrus drop（お題：性的倒錯） ◆cuo2T0EVi6氏


ということで優勝は『No.07 犯ってから殺るか、殺ってから犯るか』を書かれた◆LBPyCcG946氏です。
おめでとうございます。
お題発表時期の発表その他諸々お願いします。
皆様お疲れ様でした。

◆LBPyCcG946氏すみませんでした。

乙

空気読まずにお題くれ

>>80
羞恥

お題下さい

>>82
売れない漫画家

>>83サンクス

>>81
�d

風呂はいる前ほ

優勝者おめ
本日はロリandショタの日だからそれにちなんだお題が来ると予想しよう

>>87
ＫＹ
ロリショタ？なんのこと？

ついでにお題ください

こどもの日（こどものひ）は、日本における国民の祝日の1日で、5月5日である。

国民の祝日に関する法律（祝日法）では「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、
母に感謝する」ことを趣旨としている。1948年公布・施行の祝日法によって制定された。
ゴールデンウイークを構成する日の一つである。（出展：Wikipedia）

>>88
じゃあ柏餅

>>90
らじゃ

寝る前ほ

おやすみほ

◆VrZsdeGa.U氏の楽天の話を見てて思ったんだけどさ、面白さって説明できるものなのかな。

俺自身としては、面白さってのは究極的には自分だけの世界のもので、それを客観的に説明するのは無理だと思うし、求めるのは無粋だとすら思う。
だから俺は、客観的な事実だけを読者に説明して、「面白いかどうかは読者が判断しろやコラ」っていう形で小説を書いてきたつもりなんだけど、面白さが説明できるのだとしたら、俺の書き方は間違っているのかなって。
ま、読者が楽しんでくれれば何でもokだと思うんだけど、ちと気になった。

というチラ裏に書くような内容で保守。

◆VrZsdeGa.U氏の話は、ただ自分が楽天の好きなところをあげてるだけじゃないの？
あ、時間外��2は読んでないから、この作品とどういう関連性があるのか知らんが。

94の意見は概ね賛成できる。
周りがなんて言おうと僕はＡＢは面白いとおもうし、天使ちゃんマジ天使だ。

まあ伝えた方がいいこともあるんじゃないか

ほすってお休み

お題下さいな

カラオケ

お題ください

徹夜

だそうです


第214回週末品評会　　『徹夜』

規制事項：５レス以内

投稿期間：2010/5/08(土)00:00〜2010/5/09(日) 23:30
宣言締切：日曜23:30に投下宣言の締切。それ以降の宣言は時間外。
※折角の作品を時間外にしない為にも、早めの投稿をお願いします※

投票期間：2010/5/10(月)00:00〜2010/5/11(火）24:00
※品評会に参加した方は、出来る限り投票するよう心がけましょう※

順序は逆になりましたが、参加者、まとめもろもろのみなさんお疲れ様でした
投票と感想ありがとうございました。今週も張り切っていきましょう

新しいな……！

◆LBPyCcG946氏、優勝おめでとうございます。何度目ですか、相変わらず超越したところにいらっしゃいますね。

>>94
　私も大体そんなものだと思います。面白い面白くないの話に限らず、小説を読んで共感できるというのは結局のところ読者
の感受性によるところが大きいと思います。そうした上で書き手が何をすべきかと言えば、共感してくれる読者の邪魔をなる
たけしないこと、あるいは手助けをすること、つまりそれこそ客観的事実を過不足なく用意することだと思いますね。
　楽天の話でどうしてそう言う感想を持ったのかな、とちょっと戸惑いはしているんですが、面白さを説明するっていうのは
ギャグを説明するようなものですよね。多分>>48を見てそれと似た感覚を得たのでしょうか。

>>95
　時間外��2の梗概を説明すると、まず公園のベンチに座る二人の女の子、「私」と「彼女」がいて、語り手となる「私」が
ドロップ缶（多分サクマドロップスだろうなあ、懐かしい）から飴を取り出しているんだけれど、嫌いな薄荷味しか出てこな
くて、「彼女」はそれをみてからかいながら薄荷味の飴をなめてあげる。「私」が改めて飴を取り出すとようやくシトラス味
が出てきて、惜しかったね、何が惜しいんだよ、大凶がでると逆に運がいいみたいなものだよ、な会話が続いて、そんな取り
留めもないやり取りが続く中で、
＞なんでもない日常をなんでもなく幸せと感じている。
＞私はそんな彼女が「好き」なのだ。
　こんな文章が出てくる。つまり「私」は百合なんですね。で、もう一方の女の子と一緒にいられるだけで良いことを表明す
る。その後もう一度飴を取り出すとまた薄荷味が出てきて、やれやれ、といった具合に「彼女」がそれをなめてあげようとす
るけど、「私」はあえて口に入れる。おいしくないと思う。それでおしまい。

　作品を解題してみると、ひたすら出てくる飴（こんなに舐めてたら腹下さないか心配になるけれど）の話と、先に引用した
文章の次に出てくる言葉がカギになってくると思うんです。
＞この感情を常に是と肯定できる訳でもないし、「恋愛は自由だ」と言いきれる国柄でもない。
＞世間から見れば性的に倒錯している自分。
　「私」は百合なんですね。百合っていうのは確かに世間から乖離した存在。でも、「彼女」のことは好きだ。この辺にちょ
っとした葛藤がある。いわば不幸な立場。そうしたところで薄荷味の飴の存在が立ち上ってくる。薄荷味の飴というのは「私」
にとっては不幸の対象です。当初「私」は「彼女」にそれを舐めてもらうことで回避していましたが、最終的にはそれを自分
で舐めることにする。つまり、困難を受け止める。飴と百合の話を対比させながら、どんなことがあっても自分は立ち向かう、
といった決心をする。多分そんな話ではないかな、と思います。

　で、客観的な受け止めはこの辺にして私見を述べさせていただくと、この飴と百合の対比は上手いな、と思うのですが、い
かんせんヤマがない。それから、
＞なんでもない日常をなんでもなく幸せと感じている。
　私はそんな話が大嫌いなんです。志賀直哉の心境小説的な私小説というんでしょうか。周辺の出来事を取り上げて、色々あ
るけれどそれもいいよなあ、みたいな感覚。ヘドが出ます。わざわざ小説にして他人に見せることかな、と。もちろん読者
の感受性によるんでしょうけれどね、でも丸投げしているような感を受けるんですよ。作中の人物だけが楽しんでいて、読者
を楽しませようというところが見えてこない。で、そこからなぜ楽天の話を書いたかと言えば、それこそチラ裏にでも書けば
いい話をぐだぐだと書くのと違いがあるのか？　ということを言いたかったのです。
　こんな風に書くと>>94さんへのレス返しと矛盾してるじゃないか、という話は出てくるのでしょうが、私は多分違うと思い
ます。この作品は客観的な面白さすら感じないんです。内輪ネタなんですね。>>94さんへの返答のように一方では確かにそう
思っていますけれど、一方では最低限客観的にみて面白いと思える話を用意するべきじゃないかな、と思うんです。それこそ
「客観的な事実」という、やがて主観的なレベルに入り込むための入口のようなものを。
　こんなことをいうとまた小難しいことを言い始めたな、と辟易されるでしょうが、私も何を言ってるのかよくわかりません。
客観的、という言葉の解釈を間違えているのかもしれません。

要領を得ない文章が難しい文章じゃないですよ

長文すぎて読めないｗｗこのスレきたばっかの俺は去ったほうがよさそうだな

なかなか難しいこと話してるな

私小説を面白いと感じれるかどうかって、人物に共感をもてるかどうかだと思うんだよね。
または共感しないまでも想像できるというか理解できるというか。
私事のようで普遍的な人間性をよく表しているとか。
普通の日常を作品にまで昇華させる筆の力は本当に凄いと思うし。
自分が私小説が好きだからこんな風に思うのかもしれないけど。

読んでいて全く頭に入って来ない

龍みたいな

>>108
ぶっちゃけ長いだけであんま意味はないんじゃねーか？

だいたい「客観的な面白さ」ってありえねえだろ。
面白いか、面白くないかは常に主観的なもんだぜ。

テキストエディタなに使ってる？
自分はバーティカルエディター

ほしゅ

品評会終わると静かになるね

練習したいんでだれかお題ください

>>116
空腹

>>117
�d

みなさんうんざりしていらっしゃると胸中お察ししますが、色々噛みつきたくなるのは野良犬としての私の性分
みたいなものなのでスルーするなり嘲笑うなりして適当に受け流したほうが良いと思います。こんな私に構って
くれる優しい人だけレスしてくだしあ。

>>107
　確かに仰るとおりです。難しい言葉を使っていても要領を得ればひどく簡単だったりすることもありますしね。
　私の場合はあれです、ひどく簡単なことを小難しく言って要領の得がたい文章にしてしまう癖があるのです。

>>108
　要約すると「ここはお前の日記じゃねえんだ、チラシの裏にでも書いてろ」的な話が書いてるんだと思います。

>>110
＞普通の日常を作品にまで昇華させる筆の力は本当に凄いと思うし。
　結局ここじゃないのかな、と思うんですよ、大事なのは。
＞私小説を面白いと感じれるかどうかって、人物に共感をもてるかどうかだと思うんだよね。
＞または共感しないまでも想像できるというか理解できるというか。
　もっともだとは思うんですけど、
＞私事のようで普遍的な人間性をよく表しているとか。
　どっちかというとこっちの方が大事ではないかな、と。つまり、読み手がいかにそれに共感するか、ではなく、書き手が読
者に共感を覚えてもらうように書いているか、ということ。これでもわからないのなら、読みたいと思える物語が出来ている
か、ということ。私小説に限った話じゃないですけど。志賀直哉の例を出しましたけど、「城の崎まで」は面白かったですよ。
生き残った自分と死んでいく動物たちの対比というわかりやすい構図があって、自分の心境が外部の世界とつながっていく、
みたいなものがあるから漠然とではあるけれどわかる。そういう広がりがあるから面白いんですよ。でも、他の小説は駄目で
したね、周囲の出来事を淡々と書いているか、自分の心境を書きこんでいるだけで。文章なんかは到底届きようがない上手さ
があるんですけれど。
　私小説にもやっぱり面白いのと面白くないのがあって、漱石の「道草」や谷崎の「蓼食う虫」なんかは駄目でした。自分の
周りのことしか書いてなくて。「道草」なんかは、
＞「世の中に片付くなんてものは殆（ほと）んどありゃしない。一遍起った事は何時までも続くのさ。ただ色々な形に変るか
＞ら他（ひと）にも自分にも解らなくなるだけの事さ」

　この一文で終わってしまう話だから、なんのために読み進めてきたんだろう、というところがある。愚痴を一方的に話され
てるような感覚ですね。
　一方で面白い私小説というのはやっぱり面白い物語があって、けなした谷崎の場合は「異端者の悲しみ」なんていうどうし
ようもないニート時代の谷崎自身を自己戯画化して面白くした話がありましたし、太宰なんかはよく私小説を書いた人ですけ
れど、彼なんかは自分を滑稽に描くのが上手いんですよね。やっぱり自分を物語の中に上手く組み込もうとしているところが
あって、その点で言うと私小説でありながらちゃんとした筋の通ったの話を書こうとしているところがある（また難しい言い
草だな、はは）。自分をかっこいいと思ってる人間には私小説は書けないと思います、その点。いかに自分を面白おかしく
（滑稽という意味だけでなく）描けるか、そうした技術がないと。

>>111
　龍かぁ、あんなに遠大なことを考えてるつもりはありませんけれどね。どちらかというと春樹の方が好きですが。でも春樹
は物語は難しいけれど、普通に話してる分にはわかりやすいもんなあ。

>>112
＞だいたい「客観的な面白さ」ってありえねえだろ。
＞面白いか、面白くないかは常に主観的なもんだぜ。
　客観的な面白さという言葉はやっぱり間違ってましたね。たとえば愚痴を話すにも面白い愚痴を話す人と神経を逆なでする
ような愚痴しか話さない人がいるということです。自分だけがわかってる話をいかに他人に聞いてもらえるように客観的かつ
わかりやすいものにするか。もちろん上手下手も主観的なものですけれど。余計な話するとやっぱり矛盾が出るなあ。
　あなたが私のレスを長いだけで意味がない、と思うのもひとえに私の懐のひけらかし方が下手だということです。本当に意
味がないということも否定できませんけど。自分だけがもっている考えをいかに相手に上手く伝えるか、それが出来てないん
ですね。どんなに面白い話でも伝え方が下手であれば相手は辟易するでしょうし、どんなにつまらない話でも話し方が上手け
ればなんとかなるものです。それも小説を書く上では大事なんじゃないかなあ、と思うんですね。こんな簡単なことをなんで
簡単に言えないんだろうなあ、ほんと。

無闇に言葉を重ねるだけでは、分かるものも分からなくなってしまう
真理は言葉少なくして的確に取出されることを望んでいる
ってばあちゃんが言ってた

>>121
　言葉が少なくて誤解された経験をそれなりに持ってるものでしてね。要するにそういうのが怖いわけです。
　確かに言葉の分だけ色々な要素が生まれてカバーしきれなくなるっていうのもありますけれど、ありったけのことを話して誤解された方が
　まだ楽な面はある。結局それは自分がわるいわけですから。
　結局バランスが大事なんでしょうけれどね、どうもうまくいかない。どうにかならんかな、って思います。ほんと。

とりあえず黙れよ文狂

まあ言葉は的確に選ばないと誤解されっぱなしだぞ
抽象的な言い回しで逃げ場を増やしてどうなるのさ
あと、掲示板でくらいもっと肩抜けよ

昼間から伸びてると思ったら、面白そうな話をやってるなぁ
まあ僕はおばかちゃんなので話の内容はよく分からんのですが

とりあえず漢字で書ける部分は直せ。
読みにくくてしょうがない。

場違いかもしれないんですけど、一回だけ返信させてください。
といっても、◆VrZsdeGa.U氏の文章を読んだ感想みたいなものなんですけど。

>で、そこからなぜ楽天の話を書いたかと言えば、それこそチラ裏にでも書けば
>いい話をぐだぐだと書くのと違いがあるのか？　ということを言いたかったのです。

ここで納得できました。つまらない話の例として、>>48の話を書いたんですね。
その狙い通り、私も>>48がつまらないなって思ったわけですけど。
※ >>94 で「面白さって説明」って書いたんですけど、「面白さって定義」のほうが良かったかもしれません。

じゃあ>>48と同じく、時間外No.02もつまらない作品かっていうと、私にとってはそうじゃないんですね。
何故なら私には、時間外No.02の作品は多少なりとも楽しんで読めてしまったから。

とはいうものの、ある人にとっては（例えば楽天に興味を持っている人であれば）>>48の話は
面白いのかもしれないし、逆に時間外No.02はつまらないと思われるかもしれない。
で、それが◆VrZsdeGa.U氏の言葉を使うと「内輪ネタ」になっちゃうと思うんですけど、では時間外
No.02 を面白いと思ってしまった私の思いは間違っているのか？　と言うと、何だか違うように思うし、
面白いものを面白いと言わないのは何だか勿体無い気がしてくる。
けど他人向けに小説を公開している以上、万人受けは無理だとしても、できるだけ大多数の人が
面白いと思えるように小説を書けっていうのは正しい意見だと思うし……なんだかよくわからなく
なってきました。


◆VrZsdeGa.U氏が書かれた文章を読んでいると、少なくとも、自分がどういったものを面白いと
感じるかを認識されているように思います。その認識が本当に正しいのかどうか私には判断
できないんですけど（と、ちょっと毒を吐きますが）、私は自分がどのようなものを面白いと感じるか
をあまり認識できていないので、その点はとても羨ましいです。

もう箇条書きで要点をまとめてくれ
自分の頭じゃ理解できない

>>128
はい。箇条書きじゃないですけど、私の考えをまとめてみました。

面白いかどうかの判断を全部読者に丸投げするような小説はクズ。チラ裏に書いてろ。
↓
けど丸投げされた小説で面白いと感じちゃったよ。これを面白いというのは間違っているのかな。
↓
あーん？　それって、その小説自体の面白さって言えるのか？
お前が勝手に過大解釈して、勝手に面白いと思っただけじゃねーの？　お前の中だけでな。
↓
けど俺はあの小説がないと、この面白さを感じられなかったよ。
つまり俺はあの小説に感受性を刺激されたってことで、やっぱりあの小説が面白いってことになるんだドーン！　←今ココ

お題くだせえ

>>130
光と影

>>131
ｻﾝｸｽ

あなたたちは相当頑固者のようですね。

一見社交的にも見えますが、 人の意見を認めず自分を
押しとおすようなところがあります。

新しいもの好きのようでして実は保守的。なかなか自分の意見を
変えようとはしません。

しかし、人付き合いはいいのでうわべだけは人と話をあわせる
狡賢さは持っています。

そのせいか、まわりの人はあなたたちが頑固者であることに
気がついてなかったりします。

しかし年をとるとともにあなたたちは自分が頑固な事を隠そうとしなくなるでしょう。

その時はじめて、皆はあなたたちが頑固者であったことに
気がつきます。

しかし、人間だれしも年をとればがんこになるのでそれはそれで
いいのかも知れませんね。

お題下さい。

>>134
豊崎

>>134
ゆずれない願い

>>135-136
了解。
がんがってみる。

>>129
飲茶ｗｗｗｗｗｗｗｗ

出かける前に

age

。

なんか議論してるみたいだけど要は「私小説は面白いか面白くないか」ってこと？

そんなジャンルで切り分けて面白いか面白くないかなんて

ｚ

◆Vrさん過激でス・テ・キ

投下します。
>>22でもらったお題「野菜」で。たぶん４レスです。

　野菜の種もらった。さっき、生協で。吉本さんから。
そういうと、洋子が台所から怪訝そうな顔を覗かせた。
「種？　なんの？」
「だから野菜の。なんの野菜かは知らないけど」
洋子はふうん、とだけ言ってタマネギを切り刻む作業に戻った。隣人の老婆が僕に種をくれた経緯に
ついては、てんで興味がないらしい。もっとも、たいした経緯などなかったのだけれど。
僕は台所に入って、エコバッグから取り出した鶏モモ肉のパックをまな板のそばに置く。ついでに、
小さなビニール袋に入った十ばかりの種をその横に並べてみた。
「これ、なんの種だと思う？」
種は真っ黒な、一センチ程度の球形である。ころころとした種はビニール袋の中で身を寄せ合ってい
る。
　すっかりみじん切りになったタマネギをボウルに移し終えると、洋子はようやく種への好奇心を示し
てくれた。手の甲で目の端の涙を拭いながら「なんでまたそんなものもらったの」と言った。
「生協で吉本さんと会って。そん時に『あら、そういえば私野菜の種持ってるのよ』とか言って、くれ
た」
「何も訊かなかったの？」
「訊こうとする前にどっか行っちゃったんだよ」
マンションの隣室に一人住まいの吉本さんは、小柄で温厚な七十歳前後の女性である。いつも綺麗な
銀髪をひっつめて、清潔な白いブラウスと長いスカートを身に着けている。昨年旦那さんを亡くしたら
しく、それと前後して僕ら夫婦が隣家に越してきたことになる。洋子ができたばかりの主婦仲間から得
た情報によると、吉本さんには子供もなく、身内と呼べる人は旦那さんを最後にいなくなってしまった
らしい。
顔を合わせれば挨拶やちょっとした立ち話くらいはするが、それ以上の関係ではない。要するに単な
るお隣さんである。
そんなお隣さんから、たまたま生協で会った折に、出し抜けに野菜の種を手渡されて「土に埋めて、
毎日必ず二回水をあげてね」と言いつけられれば誰だって面食らうはずだ。
「育ててみる？」
意外にも、洋子は謎の野菜の種を世話するつもりらしい。
「面倒じゃないか？　毎日二回水をやれって言われたぞ」
「大丈夫よ。専業主婦って予想以上に暇だし」

内心ぎくりとする。結婚したら家にいて欲しいと言ったのは僕だ。せめてペット可のマンションを選
べば寂しさや退屈も紛れたのかもしれないが、今更後の祭りだ。
僕の気持ちを察したのか、洋子は「子供できたらそれどころじゃないだろうけど」と付け足した。同
時に僕の両手を握りしめる。
洋子の目が再び潤みはじめた。

洋子は理想的な新妻と言えた。
美しく、料理上手で、気配りができる。朝は手製の弁当を手に笑顔で送り出してくれるし、夜は工夫
を凝らした夕食を用意して出迎えてくれる。もっとも先輩や上司に言わせれば「新妻とはおしなべてそ
んなもの」らしいのだが。
身体の相性も良いとは思うのだが、気になることもある。声が大きいのだ。
行為の間中喚き散らすというわけではないが、盛り上がってくると次第に声量が大きくなり、最後に
はいつも絶叫している。普段の落ち着いた様子からは考えにくいが、そこもまた可愛らしい点ではある。
僕が気になっているのは、寝室の壁の向こう側にいる吉本さんの存在である。このマンションは隣り
合う部屋同士が左右対称の造りになっていて、僕らの寝室と吉本さんの寝室を区切っているのは、たっ
た一枚の壁だけだ。
　しかしそのことは洋子には特に気にならないらしく、今日もさんざ叫んで疲れ果てた様子で僕の横に
寝ている。
「ねえ、あの野菜の種のことだけど」
「なに？」
「あれ、ニンジンの種じゃないかな」
　洋子の表情を見る限り、本気の意見らしい。噴き出しそうになるのを堪える。「なんで？」
「だってこの間、生協で吉本さんがいっぺんに五本くらいニンジン買ってたの見た。一人であんなに食
べるわけないし、たぶん種と関係あるんじゃない」
「なるほど、ニンジンねえ」
　洋子は一人無言で頷いている。暗闇の中で思わずにやついてしまう。
「それはいい線いってるかもね」

　洋子は早速ホームセンターでプランターと腐葉土とジョウロを買ってきて、土の中に適当に種を植え
て水をやりはじめた。吉本さんの言いつけを守り、朝夕二回の水やりを欠かさず行っているらしい。
　その日は日曜で、休日出勤も外出の予定もなかった僕は、居間に寝転がりながら洋子がベランダで種
に水をやっているのを眺めていた。もう二週間も水をやり続けているのに、何の変化もない。僕は生育
環境が間違っているような気がしていた。
「それで大丈夫なの？　土とか水の量とかさ」
「吉本さんに聞いてみたんだけど、大丈夫みたい。根気強く水をやり続ければ絶対に芽が出るはずだっ
て」
　何かが腑に落ちない感覚を抱きつつ、それを頭の片隅に追いやって立ち上がった。
ところで、退屈な時ほど性欲が沸き起こってくるのは僕だけだろうか。日曜の昼下がりなどことによ
くない。物も言わず洋子を後ろから抱きすくめてみた。
「ちょっと、待って」
　形ばかりに身をよじってみせる洋子を押さえつけながら、頬と頬をすり寄せる。伸びかけた髭が産毛
をこする感触を確かめる。その時だった。
視線を感じた。咄嗟に振り向くが、そこには隣室のベランダとの仕切り板しかなかった。わずかな隙
間に目を凝らしても、人の気配は感じられない。
「どうしたの？」
僕の異変に気づいて、洋子も後ろを振り向く。しかしそこには、吉本さんのベランダと我が家のベラ
ンダを仕切る薄板が、のっぺりと突っ立っているだけだった。

　その数日後、洋子と夕食をとっていると、家の電話が鳴った。受話器をとった僕の耳には、マンショ
ンの管理会社の者だと名乗る男の声が飛びこんできた。
「ちょっとお尋ねしたいことがありまして、夜分遅くにお電話させて頂いたんですけれども」
　男はくどくどと前置きをしたうえで、本題を切り出した。
「あのですね、お隣に住む吉本さん。ご存知ですか」
「まぁ、はい。顔とお名前くらいは」
「実はですね、先程申し上げましたように当マンションはペット飼育不可とさせて頂いているんですけ
ども、吉本さんはその規約を破られているようでですね」
　吉本さんがペットを飼っているということか。少々意外な気もするが、それでなぜ我が家に電話が来
るのだ。
「それでですね、一昨日から吉本さんのお宅にお電話差し上げているんですけども、ちょっと連絡がと
れない状況でですね。もし旅行であるとか、あるいは体調を崩されているとか、そういったことをご存
知ないかと思って連絡させて頂いたんですけれども」
　特に何も、というと、男は再びくどくどと詫びの文句を並べて電話を切った。洋子は不審げな顔をし
ていた。
「どうかした？」
「吉本さんがペットを飼ってたらしい」
　落ち着かなかった。食卓にはつかず、そのままサンダルを突っかけて外に出た。
　隣室のインターホンを押し、ノックをするが反応がない。ドアノブに手をかけると抵抗もなく開いた。
「吉本さん？　いらっしゃいますか？」
　真っ暗な室内に呼びかけるが、返答はなかった。ふと、場違いな獣臭さが鼻をついた。暗闇の中に二
つの赤い眼が浮かび上がった。
見ると、廊下の中央には腰の高さほどの檻があった。その中では一羽の兎がニンジンをかじり、いく
つもの『野菜の種』を排泄していた。


(終)

あ、最後のレスは3/4じゃなくて4/4です。すいません。

>>151
オチが理解できない
新妻のエピソードが本当に必要かどうか疑問

>>151
もう少し話を続けた方がいい気がする。
嫌がらせなんだろうけど、なんでそんな手段に出たのか。
そして吉本さんはどうなったのか。
ベランダから感じた視線は。
色々と消化不良な感じ。

なんで冒頭一行目は会話文じゃないのだろうか。
左右対称で同じ造りだからって、同じ部屋を寝室にする必要はないと思う。

あ

まさか徹夜明けの俺の一言が品評会のお題になってたと……

お前らって何かの新人賞に応募したりとかしてるの？（´・ω・｀）

…

…

応募したいけど・・・そこまで実力ないしなぁ・・・長編つくｔｔめお簡潔までいったことないし

おちつけ

お題くださいな

>>161
右往左往

>>162
わかった、やってみる

gほ

品評会の動きがないときは落ちててもかまわん

通常作品（笑）

>>27
二次創作はNGかもしれないので
http://uproda.2ch-library.com/242855Yth/lib242855.txt

>>165
お前友達いないだろ

>>167
どういう意図で煽られてるのか理解できんから
皮肉や煽りでなくストレートな表現で俺に言いたいことを言ってくれ

>>168
落ちてもかまわんって言いながら上げてくれるなんて/////

>>168はツンデレ

>>168たんﾊｧﾊｧ

朝のほ

ほ

ほしゅ

HO

ランチタイム！

ピザタイム！

保守

文才欲しいお……

文才

欲しいからって貰えるもんでもねえべさ

じゃあ努力する
お題下さい

コーヒー

イスラム

>>183
>>184
イスラムコーヒー了解！！
おもしろくなりそう

ほっしゅ