1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
唯「あれ」
ベットの上で目を覚ます予定だった私は驚いた。
なんでこんな部屋に横たわっているんだろう。
辺りを照らす頼りない電球に蛾が集っていた。
律「んん……」
唯「えっ……りっちゃん?」
むくっと隣に気配を感じた私は重ねて驚いた。
りっちゃんのみならず、澪ちゃんやムギちゃんと軽音楽部のメンバーが横たわっている。
あずにゃんまで……。
澪「ん……」
私はこの衝動に言葉を失った。
数時間前に別れたはずの面子が何故ここに。
そもそも何故私がここに……。
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 16:56:53.71 ID:KdLTXO7a0
澪「な…なんで…?」
澪ちゃんが身をすくませブルブルと震えている。
それは澪ちゃんだけじゃなくて私やムギちゃんも震えていた。
あずにゃんは未だ夢の中って感じでりっちゃんはというと……。
律「拉致じゃないか!?ぜったいそうだ!」
薄暗い部屋にりっちゃんの大きな声が響き渡っていた。
先入観か、その声が反響しているようで怖い。
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 17:04:45.57 ID:3a8F6ABO0
wktk
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 17:05:14.89 ID:KdLTXO7a0
・
・
・
もう一時間は経ったと思う。
状況は一向に変わらずじまいでりっちゃんも声を枯らしていた。
静寂の空間をこの一言が打開する。
紬「じっとしてたってなにも始まらないわよ」
確かにそうだけど……。
私は心でそう呟いただけでなにもいえなかった。
再び静寂と気まずい空間が訪れる。
澪「そうだよな……」
上擦った声の正体に少しビックリした。
その声は微かながら頼もしさをも感じさせる。
澪「とにかくこの部屋から脱出しよう……」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 17:15:11.30 ID:KdLTXO7a0
部屋の詮索が始まった。
私はすぐさま突起物を発見する。
部屋の隅にわかりやすく隆起したそれはスイッチの役割を果たしていた。
律「これ押せるみたいだぞ……?」
澪「ま、まだやめとこうよ……」
律「なんだよ、自分から率先したくせに」
このようなやり取りは嫌というほど見てきたけど活気がまるでないに等しかった。
つっこみを入れるりっちゃんの顔は腹をくくったようにも見える。
律「はじまらないぞ、これを押さないと」
澪「……」
澪「でも……まってよ……」
律「……」
澪ちゃんの憔悴しきった様子を見るや否やりっちゃんの顔が徐々に俯いてゆく。
再び静寂が訪れた。
半年前に似たようならきすたSSを書いた記憶が
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 17:19:10.52 ID:11C8JNRC0
こころ・・・か
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 17:24:28.69 ID:KdLTXO7a0
・
・
・
結構な時が経ち、りっちゃんは我慢しきれず立ち上がる。
律「もう押すぞ!」
澪「えっ……そんな……」
唯「……」
正直私も澪ちゃんと同じ気持ちでいた。
ムギ「そうね……そろそろ押さないと……」
梓「そうですよ先輩」
あずにゃんも状況を把握したみたいだ。
はっきりと意見を述べない私は取り残された気分に苛まれた。
澪「……」
澪ちゃんの大きく見開いた瞳に大きな涙の塊が浮かぶ。
私もそれをみて泣きたくなった。
(どうしよう……)
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 17:31:31.53 ID:3a8F6ABO0
まだかなっ
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 17:33:37.05 ID:KdLTXO7a0
あげくの果てには耳を塞ぎだす始末。
現実逃避で逃れようと澪ちゃんは必死だった。
律「唯……」
唯「な……なに?」
自分の声が震えていた。
律「お前からも言ってくれないか?」
唯「……」
黙り込むつもりはなかったんだけど体が言うことを聞かない。
完全に畏怖し、怯えて思うように声がだせない。
こんな様子じゃ澪ちゃんより情けないや。自分に活をいれた。
唯「押さないとだめだよ」
律「だよな」
精一杯を通り越して必死で私は自分に打ち勝てた。
りっちゃんが私に澪ちゃんを説得するよう促す。
唯「み、澪ちゃん」
澪「あーあー、聞こえなぃ……」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 17:41:43.49 ID:KdLTXO7a0
唯「私たちがいるから、ね?押そうよ」
澪「……」
唯「一緒にいるから」
澪「……」
しーんと静まり返る。
聞こえたのかすらわからず少し不安になったけど一時して返事が返ってきた。
澪「うん……」
唯「……」
唯「澪t」
律「よしっ!決まりだな!」
紬「澪ちゃんありがとう」
私の声はみんなの声にかき消された。
このときだけ、部活の雰囲気に戻った気がする。
そう思うとなんだかうれしくなって、わたしは澪ちゃんの手を握り締めた。
唯「大丈夫だよ、澪ちゃん!誰かの悪戯に決まってるよ!」
澪「唯……」
律「なにびびってんだよ澪ー」
澪「……」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 17:45:25.95 ID:KdLTXO7a0
律「じゃあ押すぞ?」
みんな一斉に頷くとりっちゃんはその突起物に手をかけた。
タイミングを見計らっているみたい。りっちゃんはじーっと動かない。
律「……」
唯「りっちゃん?」
律「……」
律「手……握って」
唯「う、うん」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 17:48:10.66 ID:Ioq+qOztO
この唯はいい
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 17:50:20.87 ID:KdLTXO7a0
律「じゅあ、気を取り直していくぞ?」
唯「うん……」
りっちゃんは静かに押した……。
それと同時にゴゴゴと地響きが鳴る。
それに負けないくらい澪ちゃんの悲鳴もすごかった。
すぐに止みだした轟音の最後に近くでずうんと鈍い振動を感じる。
後ろを振り向くと……。
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 17:58:44.64 ID:KdLTXO7a0
律「え?」
澪「え……」
唯「へ……」
あっけにとられたような間抜け面で私たちは見合わせた。
なんとたったひとつの出入り口である扉が開いたのだ。
扉は上にスライドしているため向こうの様子が丸解りだった。
その向こうには長い廊下が果てしなく続いている。
唯「あ、開いたっ!!」
律「だからいったろ!?」
梓「ふぅ……」
私は子供みたいに部屋から脱出し、子供みたいに手を振った。
唯「一番のりー、みんなも早くー」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 18:04:56.32 ID:eSa8MAGr0
期待
てs
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 18:05:27.68 ID:KdLTXO7a0
律「ったく、私に感謝しろよー」
唯「えへへ」
まだ助かる見込みはない。
だけど希望は沢山ある。
とにかく脱出できたことがうれしくてたまらなかった。
律「いくぞ」
りっちゃんはそう言うとこっちに駆けてくる。
スイッチから手が離れた。
唯「……え」
ものすごい勢いでみんなとの道が遮断された。
真上から壁が降ってきた、と私は勘違いをする。
でもすぐこの状況に気づいた。
唯「扉が……閉まった……?」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 18:07:40.64 ID:WG4gDJvI0
なるほどカービィとかでよくあるアレか
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 18:13:24.30 ID:KdLTXO7a0
そう、私はこの長い廊下に取り残されたのだ。
扉の向こう側から声が聞こえる。
律「ゆ、唯!!大丈夫か!?」
唯「えっ!?な、なんでっ?えっ」
私はパニック状態に陥り、りっちゃんの言葉を理解できなかった。
たった壁一枚で私は気が狂いそうになる。
律「お、落ち着け!!唯っ!!」
唯「やだよぉ!みんな来てよぉ!!怖いよ!!」
容姿なんて気にせず私は泣き叫んだ。
涙と鼻水が混ざった混合物に顔が塗れる。
唯、空気砲を使うんだ!
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 18:19:12.00 ID:bmPgsxagP
唯「私一人なんてやだよぉっ!みんなぁーっ!!」
俺「一人じゃないぜ、唯ちゃん」
唯「俺くん!!」
俺「はぁッ!!」
扉がガラガラと音を立てて崩れる。
唯「わぁーっ!すごーい!」
律「助かったぜ」
澪「抱いてくれ!」
俺「follow me」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 18:22:07.32 ID:KdLTXO7a0
紬「まさか……」
ムギちゃんは何かに気づくとスイッチの方へ駆けた。
そしてりっちゃんと澪ちゃんの問いかけを無視しスイッチを押した。
するとさっきみたいに扉が上へ上へと昇り、私はみんなと面会を果たせた。
唯「うわ゛ああああんみんなああああ!!!!」
律「唯っ!」
梓「先輩っ!!」
唯「怖いよおおお……」
澪「……」
紬「……」
ムギちゃんが悲嘆の息を込めてこう呟いた。
紬「誰かが犠牲にならないと……出られない……」
律「え?」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 18:24:11.36 ID:U1WMJb3sO
律「何言ってんだ、テープで止めればいいだろ」
紬「それもそうね」
ワーハッハッハッハ!!!
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 18:25:23.52 ID:WG4gDJvI0
>>24 まあとりあえず誰かが外でて何か探してくればいいだけの話ではあるわな
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 18:26:14.44 ID:0s1BjBwh0
1人だけになったら天井が降ってくるとか
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 18:27:33.68 ID:WG4gDJvI0
>>27 じゃあ2人で残ればよくね?wwwwwwwww
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 18:29:20.13 ID:U1WMJb3sO
プラズマなら壁貫通するし余裕
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 18:29:55.73 ID:KdLTXO7a0
律「なんて……?」
唯「へ……?」
微かに耳に入ってきた言葉で私はぴたりと泣き止んだ。
ムギちゃんは目を丸くして下唇を小刻みに揺らしている。
ムギ「誰かがこのスイッチを押してないと……みんなが出られない……」
唯「……」
言葉を失った。
みんなが出るためには誰か一人が犠牲にならなければならない……。
律「ば、馬鹿いうなっ!」
りっちゃんは眉間にぎゅっと寄せて怒鳴った。
澪ちゃんは言うまでもなく泣いている。
律「私が出てやるっ!!」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 18:29:56.00 ID:0s1BjBwh0
>>28 うはwwwwww気づかなかったwwwwwwww
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 18:37:38.28 ID:KdLTXO7a0
・
・
・
りっちゃんは何度も何度も脱出を試みた。
律「くそっ!!!」
唯「ねぇ、駄目なのっ?」
律「追いつけない…… 閉まるのが早すぎるんだ……」
唯「そんなぁ……」
・
・
・
ぐぅぅとお腹が鳴った。
あずにゃんが重たそうに口を開く。
梓「すみません……」
そういうと頬を赤らめた。
私に余裕があれば抱きついていただろう。
いかんせんそんな余裕はない……。
誰かが犠牲にならないと出られないんだから……。
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 18:44:27.18 ID:KdLTXO7a0
・
・
・
もう半日はこの部屋で過ごしている。
私は堪らず、悲鳴をあげた。
唯「おしっこ……漏れちゃうよ……」
律「……」
それに続いて次は澪ちゃんがくぐもった声を漏らす。
澪「私も……」
律「澪もか……」
紬「私もなの……」
律「……」
律「……実は……私も……」
なんともいえない空気が漂う中、私は常識はずれな言動を発してしまった。
唯「この部屋の端っこ……使お……」
澪&律「は?」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 18:50:38.22 ID:KdLTXO7a0
この際、羞恥心なんかに構ってられない。
私は念を押し通した。
すると……。
澪「……」
澪「……おしっこくらいなら……」
唯「ほんと?」
律「我慢できないのか?」
唯「うん……」
りっちゃんはむぅと唸りしばらく考え込むと指で示唆した。
そのサインの意味がわからず、私は問いかける。
唯「なにそれ」
律「うんこは出すなっていうことだよっ!!」
唯「それじゃあいいの!?」
律「端っこでしろよ、端っこで」
唯「ありがとうっ」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 18:51:58.57 ID:FouFsdlM0
俺が飲むよ
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 18:55:38.50 ID:B9CuEwmA0
山田悠介のドアDかなんかのパクリだな
なんかこの先にもドアがあって誰か死なないと先に進めなくて、最初は助け合おうって思ってたけど最後に1人生き残ったら
また生き残った人らが集められててもう一回同じことやらされそうになって今度は生き残ろうと思いなおすやつ
分かったらいますぐ練り直せよksg
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 18:55:43.94 ID:KdLTXO7a0
・
・
・
今度はお腹が痛くなってきた。
自分に活をいれ、お腹の痛みを抑えようと努力する。
紬「ねぇ……」
唯「う?」
紬「斑に分かれて行動しない?」
紬「2人は待機して、後の三人は探索するとか」
律「……あ〜」
あいづちをうつ余裕なんてないけどこれには納得した。
そうすれば道が開かれるかもしれない……。
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 19:04:00.57 ID:KdLTXO7a0
>>36 お前を待っていた。
次の瞬間、ゴゴゴという轟音が部屋に響きわたった。
扉の時とは比にならないくらいものすごい音は部屋自体を揺らす。
私は状態維持できず小さく丸まった。
澪「いやああああああ」
律「おおおお落ち着けって!!」
耳を塞ぎたくなる轟音は徐々に小さくなる……。
澪ちゃんの呟く声が聞こえるほど小さくなった。
澪「もういや……もういや……」
唯「……」
本当の恐怖はこれからだった―――
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 19:17:50.41 ID:9GLq+SLj0
なにがあった
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 19:24:50.78 ID:3a8F6ABO0
wktk
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 19:27:09.26 ID:6PZeXuxg0
支援
天井がちょっとずつ・・・
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 19:29:20.08 ID:Ioq+qOztO
漏らした…
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 19:41:53.34 ID:KdLTXO7a0
唯「なにっ!?」
部屋の壁のいたるところに穴が出現した。
一段落つくとその穴からなにかが飛び出る。
唯「……」
ばしゃばしゃと地面を打ち付ける”ソレ”は私の足を濡らした。
”ソレ”の正体は……。
律「み、水だっ!!!」
澪「ひぃぃ」
無数の穴から、夥しい水が噴出していた。
みんなはパニックになり扉へしがみつく。
律「に、逃げるぞっ!はやくっ!」
もはやこの部屋のトリックを忘れてしまったかのようにりっちゃんは取り乱した。
私も足がすくんで立ち上がれない。
水は体育座りの私の膝辺りまで侵食していた。
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 19:49:36.31 ID:KdLTXO7a0
律「こ、このままじゃ……」
澪「ひ……ひぃ……」
ドドドという轟音に澪ちゃんの悲鳴がこだまする。
あずにゃんは呆然と立ち尽くし、下腹部辺りまで浸かっていた。
私は座っていると溺れ死ぬということで脊髄が命令を下し、やっとのことで立っている。
もう足がくたくたに疲れきっていた……。
(死にたくないっ)
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 19:57:53.83 ID:QeupOTEMO
これは支援
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 19:58:48.75 ID:KdLTXO7a0
死にたくない。
まだ死にたくない。
私にはまだやりたいことがある。
こんなところで死にたくない。
唯「ううっ! どうしようっ」
水位はもう鳩尾辺りまで達していた。
唯う「死にたくないよぉ……」
窮地に立たされ私の自我は他人の事なんてお構いなしに強まる。
至らん思考が私の頭をかけ巡った。
(誰かが犠牲になれば……)
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 20:00:53.32 ID:KdLTXO7a0
風呂
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 20:03:45.70 ID:nyvRCy9G0
支援
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 20:04:17.49 ID:CbHblroE0
唯「おふろだったー!」 律「びばのんのん」
みたいな
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 20:07:12.65 ID:7kt7EKLh0
読んだことあるような文章だな
唯う
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 20:15:35.49 ID:qXapsfzTO
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 20:17:17.96 ID:fx8Vwalm0
ドア開ければ外に水流れ出るんじゃね?
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 20:17:41.26 ID:STuboK8N0
たしかに
水びたしの女子高生…ごくり
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 20:29:27.56 ID:e1e9H3dN0
俺「スイッチは俺が押してる・・・!その隙にお前らは早く逃げろ!」
一同「うんわかった!」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 20:30:30.77 ID:sglq9WGn0
紬の怪力なら扉くらい…
ランニング状態で足を止めた
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 20:57:09.68 ID:KKSdXFEp0
一時間も風呂入ってんじゃねーぞコラ女かよ
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 20:58:42.20 ID:KdLTXO7a0
>>47 自我はおかしかった。
欲にしといて。
唯「だ、誰かスイッチ押してよ!」
律「え?」
澪「だってスイッチ押しちゃったら……」
唯「……」
無意識に私はこんな言葉を発していた。
はっと我に返り、自分の愚かさを実感する。
律「そうだ!スイッチを押して水を流すぞ!」
澪「えっ?」
唯「あっ……」
りっちゃんはよしっと気合をいれ、スイッチへ一歩一歩近づいていく。
たどり着くと足でそのスイッチを押した。
しかし―――
律「くっ……くそっ!」
唯「どうしたの!?」
律「水の抵抗で思うように押せないっ!」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 21:04:38.51 ID:KdLTXO7a0
唯「えっ!?」
澪「……」
水はこんな時まで邪魔をするのか。
抑止力が抵抗を齎し、スイッチが思うように押せない。
律「畜生っ!このこのぉ」
何度も試みるも堂々たるスイッチは微動だにしなかった。
このままでは溺死を免れない。
唯「手伝うよ!」
私は自分のために必死だった。
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 21:10:18.65 ID:KdLTXO7a0
もれなく水は部屋を満たし、水位は私の胸元に届きそうだった。
足をじたばたさせ、三人がかりでスイッチを踏みつける。
律「せーのっ!」
一斉に踏みつけたスイッチはガコンと音を響かせ、沈んだ。
そして間もなく扉が開く。
唯「やったっ!」
律「よしっ!」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 21:16:11.13 ID:KdLTXO7a0
私が見た限りでは、この扉の向こうに長い廊下が待っていた。
あの長い廊下であれば少しの時間稼ぎになる。
私が策を考えあぐねいていたその時。
絶望が私の頭を揺さぶった―――。
唯「……え」
律「あれ?」
廊下の長さが変わった?
明らかに短くなっている。こんな近くに次の扉が位置していただろうか。
紬「遠近法よ」
唯「え?遠近法?」
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 21:18:48.95 ID:nyvRCy9G0
支援
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 21:26:21.91 ID:KdLTXO7a0
ディズニーランドのシンデレラ城はこれを取り入れている。
シンデレラ城と入り口をつなぐ道にひとつ仕掛けを施すことで印象がいっぺんするそうだ。
その仕掛けとは、入り口にからシンデレラ城への道を徐々に狭くすること、たったこれだけ。
これれだけの細工で距離感がまったく違うという。
唯「うそ……」
紬「実質5メートル弱だわ……」
この廊下にはその遠近法が用いられていて、私たちはそれに騙された。
梓「こんな廊下じゃすぐに満たされちゃいますよっ!」
唯「どうしよう……」
心臓が奏でる鼓動の高鳴りが鼓膜を振るわせた。
酸素が余計に消費され、息苦しくなる。
澪「うっ!」
澪ちゃんは吐き気を促した。
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 21:29:00.79 ID:gzUG4GgA0
支援
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/01(土) 21:30:02.50 ID:vMA452VG0
なんか昨日似たような夢を見た
!vip2:stop:
---
見習い戦士のふつうの攻撃
MP227使ってへっぽこの呪文を唱えた。
★ミ (スレのダメージ 0)
このスレは1回目のダメージを受けた (150/1000)
ぼうそうがはじまった!! さらにこのスレは2回目のダメージを受けた (300/1000)
q
!vip2:stop:
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見習い戦士のふつうの攻撃
MP158使ってへっぽこの呪文を唱えた。
★ミ (スレのダメージ 300)
このスレは3回目のダメージを受けた (450/1000)
ぼうそうがはじまった!! さらにこのスレは4回目のダメージを受けた (600/1000)
a
!vip2:stop:
---
まほうつかいたんのつよめの攻撃
MP241使ってへっぽこの呪文を唱えた。
★ミ (スレのダメージ 600)
このスレは5回目のダメージを受けた (750/1000)
こうかは ばつぐんだ!! さらにこのスレは6回目のダメージを受けた (900/1000)
ぼうそうがはじまった!! さらにこのスレは7回目のダメージを受けた (1050/1000)
追加攻撃!! さらにこのスレは8回目のダメージを受けた (1060/1000)
このスレは・・・
停止しました。