1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
4月1日、エイプリルフール
キョン宅
キョン「は〜。そろそろ寝るか。」
ブブブブブブブブブ
キョン「ん?メールか」
4/1木 0:00
涼宮ハルヒ
明日は不思議探索をします!
ここ2日間、団活は休みだったんだから
ビシバシ行くわよ!
9時に駅前集合!たまにはあたしより早く来なさいよね!
キョン「はぁ。そろそろ来る頃だとは思ってたんだが
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:15:15.10 ID:6OCVbWve0
キョンo0O(なんて返信しようかね…ん。今日はエイプリルフールか)
キョン「よし」ポチポチ
To 涼宮ハルヒ
件 こんばんは
キョンの母です。
うちの息子と仲良くしてくれてありがとうね。
でも、ごめんなさい。昨日事故に遭って…。
もう天国に行っちゃったの。
ごめんね、ごめんね…。
キョン「よしよし。さて、どうくるか」ニヤニヤ
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:16:35.02 ID:HbK5vGxO0
構わん
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:16:51.77 ID:6OCVbWve0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
キョン「ふぁ〜あ。朝か。って、どこだここは…」
キョン「東中の…校庭?なんで俺はこんなところで寝ているんだ」
キョンo0O(またハルヒがらみか?昨日は何事もない一日だったが…。とりあえず、長門に話を聞きに行こう)
長門のマンション
ピンポーン
キョン「俺だ。長門、開けてくれ。話したいことがある」
長門「…入って」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:17:18.57 ID:WQzbjPWo0
wktk
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:17:40.81 ID:6OCVbWve0
キョン「朝目が覚めたら、何故か東中の校庭の真ん中にいたんだが…
寝る前にハルヒにメールを送ったところまでは覚えてる」
長門「非常に対処しにくい自体が発生している。わたしにも詳しいことは分からない」
キョン「説明してくれ」
長門「今この時間平面上に、あなたは2人存在している」
キョン「なに?」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:18:46.24 ID:6OCVbWve0
長門「一人は元々この世界に存在していたあなた。一人は涼宮ハルヒが生み出したあなた。」
キョン「何でアイツはそんなワケの分からんことをしでかしたんだ?」
長門「詳細は不明。ただ、涼宮ハルヒが、あなたが存在することを強く願った事に起因することは確か」
キョン「ますますわからん。ハルヒが願う以前に、俺はこうして存在しているだろうに…」
キョンo0O(!そうか。あのメールを真に受けたのか…)
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:19:48.31 ID:6OCVbWve0
キョン「とにかく、ハルヒが生み出したニセモノの俺を何とかしないとな」
長門「……」
キョン「まずはその、ハルヒが生み出した方の俺とコンタクトをとるべきか。
俺達二人が存在しているところをハルヒに見られでもしたら厄介だ」
長門「…」
キョン「…長門?」
長門「あなたは、大きな誤解をしている」
キョン「?」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:20:54.96 ID:6OCVbWve0
長門「あなたの方が、涼宮ハルヒによって作られた存在。この時間平面上におけるイレギュラー分子はあなたの方」
キョン「…まさか」
長門「…」
キョン「つまり…この世界に俺の居場所はないのか?」
長門「…そうなる」
キョン「俺が自分の家だと思っている場所も、それはもう一人の俺にとっての家ってことか?」
長門「そう」
キョン「長門も、古泉も、朝比奈さんもハルヒも!SOS団はもう一人の俺のものってことか?」
長門「…そう」
キョン「俺は…ニセモノってことか?」
長門「…そう、なる。」
キョン「勘弁してくれ…」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:21:54.46 ID:/udv4IAR0
エイプリゥフーゥ
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:22:01.10 ID:6OCVbWve0
キョンo0O(だが、俺が送ったエイプリルフールメールのせいでこうなった
のだとしたら自業自得か…。いや、俺だけが痛い目を見て、もう一人の俺は
能々と生きてるワケか。くそっ、気に食わん)
長門「しばらく私の部屋で生活すればいい。」
キョン「…いいのか?」
長門「いい。いずれ対処法も見つかるはず。」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:25:26.38 ID:6OCVbWve0
キョン「長門。ありがとな。恩にきるぜ。」
長門「構わない。今、情報統合思念体が調査をしている。近いうちに詳しいことがわかる」
キョン「そうか」ホッ
長門「…私はこれから駅前へ向かう」
キョン「そうか。昨日のハルヒからのメールによると、不思議探索だったな。留守番は任せてくれ。」
長門「了解した。では行ってくる」
ガチャ バタン
キョン「…はぁ。わけのわからんことになっちまったなあ」
キョン「これからどうするか。長門に迷惑ばかり掛けてられんしな
そういえば何で俺の格好は制服なんだろうか。まぁいい。ちょっくら
眠らせてもらうか。」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:26:55.08 ID:6OCVbWve0
ガラッ
キョン「和室。七夕の時にはここで眠ったんだっけか。朝比奈さんと。
一瞬で終わったから実感はないがな。さて。」
キョン「…勝手に布団を出すのは流石にやめとくか。極力長門の迷惑にな
らんようにしなきゃな。はぁ」
ゴロン
キョン「畳の上だし、布団なんていらないな…ふぁあ」
キョン「今頃喫茶店かな…あいつら。寝ておきたら全て元通りになってく
れればいいんだが…」
キョン「zzzz…」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:29:12.38 ID:lLoQl8RW0
これでキョンがキョン子として性転換すれば俺得なんだけどなぁ
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:29:48.44 ID:6OCVbWve0
キョン「あ〜よく寝た」
キョン「ん…?あ、そうか。長門のマンションだったな。やれやれ。まだ11時半。
長門たちは今頃デパートで買い物でもしてるんだろうな。
ったくどこが不思議探索だっての。」
キョン「そうか。もう一人の俺は自宅にいないわけだから、今俺が家に
帰っても面倒事は起きない。よっし。ゲームをいくつかと貯金箱からいくらか持っ
てくるか。」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:31:08.76 ID:6OCVbWve0
キョン「よし。ついた。」ガチャ
キョンo0O(もしや、ハルヒたちが俺の部屋に集まっていないかとヒヤヒヤ
していたわけだが、大丈夫そうだ。妹もいない。さっさと取るものとって
長門のマンションに戻ろう)
キョン「ったく。何で自分の家に入るのにこんなにコソコソしなきゃなら
ないんだ。畜生」
キョン「よし。とりあえずこんなもんでいいだろう。こっちの俺には悪い
が、5000円ほど頂戴するぜ。さぁ長門のマンションに戻るか。」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:31:48.31 ID:Ce8YKMkn0
支援
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:32:01.76 ID:6OCVbWve0
長門宅。
キョン「ゲームも飽きてきたな。せめて長門の部屋にテレビでもあればいいんだが…って、
厄介になってる身でこんなこと言えた立場じゃないか。」
ガチャ バタン
長門「…」
キョン「おお、長門。おかえり。」
長門「ただいま」
キョン「なんかこういうのも新鮮で悪くないな。」
長門「私もそう思う」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:33:23.39 ID:6OCVbWve0
キョン「一人は退屈だったぜ。こうして誰かと一緒にいると安心するもんだ。」
長門「…」コクン
キョン「そうか…。長門はずっと一人で暮らしてたんだよな。」
長門「…でも、今はあなたがいる」
キョン「そうだな。今の俺には長門しかいないんだ。色々と協力できることがあれば言ってくれ」
長門「…ありがとう」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:34:07.59 ID:6OCVbWve0
長門「そろそろ晩ごはん」
キョン「作るのか?」
長門「……」コクン
キョン「手伝うぞ。何にするんだ?」
長門「カレー」
キョン「よし、作るか」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:36:05.91 ID:6OCVbWve0
………。
長門「完成」
キョン「作りすぎじゃないか…?」
長門「そう?」
キョンo0O(今、微笑んだような気がした…)
キョン「いや、いいんじゃないか。早速食べようぜ」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:37:25.91 ID:6OCVbWve0
長門「…」モグモグ
キョン「うん、美味い。今日は何も食べて無かっただけに一層美味く感じ
る」
長門「わたしも…こうして2人で食事をするのは初めてだから、より美味し
いと感じる」
キョン「そうか…。前は、朝比奈さんがいたからな。2人で食べるのは初め
てか」
長門「…」コクン
キョン「…なぁ、面白い本を貸してくれないか?長門がいない間にでも読
もうと思ってさ」
長門「了解した」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:38:57.25 ID:6OCVbWve0
キョン「ふーっ。ごちそうさん。」
長門「…お風呂。沸いている。先に入る?」
キョン「おお。ん、いや。俺は食器を片付けるよ。一番風呂は長門に譲るさ」
長門「ありがとう」
キョンo0O(感謝してるのはこっちのほうだぞ長門)
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:41:38.02 ID:6OCVbWve0
キョン「ふぅー。いい湯だ。…さっきまで長門が浸かっていた湯か…っていかんいかん。」
チャポーン
キョン「これからどうしようか…まぁ思念体が何とかしてくれるだろ。」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:42:29.33 ID:6OCVbWve0
キョン「長門、オセロでもしないか?」
長門「…やる」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
キョン「これで…0勝30敗。長門に勝負を挑んだ俺が馬鹿だった。」
長門「とても面白かった。」
キョン「そうか。それは何よりだ」
長門「いつもは古泉一樹とあなたの勝負を見ていただけだった…」
キョンo0O(やりたかったのか…)
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:43:54.32 ID:6OCVbWve0
長門「そろそろ就寝時間。」
キョン「そうだな」
長門「布団は用意した」
キョン「おお。何から何まで悪…」
キョンo0O(まさかとは思ったが、布団を2つ並べるとは…長門は意外にガードが緩いのか。
それとも俺がそういう対象に見られていないのか。)
キョン「ま、後者だろうな」
長門「?」
キョン「いや、なんでもないさ。おやすみ。」
長門「おやすみ」
キョンo0O(こんな生活も悪くないかもな)
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:45:01.52 ID:6OCVbWve0
チュンチュン
キョン「ん…朝か。」
キョンo0O(…この両手を包む、柔らかくもどこか儚さを感じさせる物体はなんだろう)
長門「……」
キョン「ぉあっ!す、すまん長門。」
長門「構わない」
キョン「…今日は団活はないのか?」
長門「そう。」
キョン「そうか…じゃ、出かけようぜ。図書館とかゲーセンとかな」
長門「行く。」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:45:48.81 ID:nU/ECNr40
支援
支援
長門がキョン作ったんじゃないか・・・?
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:47:09.21 ID:6OCVbWve0
長門「あなたの姿を、朝比奈みくる・古泉一樹・わたし以外の北高生には認識できないようにした」
キョン「よし、これで心配なく街を練り歩けるわけだ」
長門「…」コクン
キョン「行こう」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:48:10.75 ID:6OCVbWve0
図書館
長門「この本がおすすめ」
キョン「そうかい。じゃあ借りてみるかな」
長門「これ…図書カード」
キョンo0O(俺が作ったやつだ)
キョン「ああ。サンキューな」
キョン「よっし。ゲーセンでも行くか。」
長門「…」
キョン「長門には似合わない俗な場所だが、案外ハマると思うぜ。」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:49:06.43 ID:6OCVbWve0
筐体「You are perfect!」
ギャラリー「ウオオオオオ!スゲー!」ガヤガヤ
長門「……」
キョン「まさか、これほどとは…初めてやった音ゲーで最高難度の曲を
あっさりとやってのけちまった」
キョン「どうだった?」
長門「楽しい」ホクホク
キョン「そいつは良かった」
キョン「次はUFOキャッチャーでもやるか」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:50:12.91 ID:6OCVbWve0
キョン「よし。長門、どれが欲しい?」
長門「あれ」
キョン「よし。シカのぬいぐるみだな。まかせろ。」
ウィーン ゴロン
キョン「よっしゃ。ほら、やるよ」
長門「ありがとう。」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:51:16.02 ID:6OCVbWve0
キョン「長門もやってみたらどうだ?おっと、こういうのは宇宙人的な力は使わない方が面白いと思うぞ」
長門「了解した」
ウィーン ゴロン
キョン「あっさりと…取っただと?」
長門「これ。あなたに」
キョン「くれるのか?」
長門「おそろい」
キョン「…ありがとな。」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:53:57.29 ID:6OCVbWve0
キョン「何か他にやりたいのあるか?」
長門「…これ」
キョン「プリ…クラ…だと?」
長門「嫌?」
キョン「あ、そういうワケじゃないぞ。よし、やるか。」
キョン「文字が書けるみたいだぞ。ほら」
長門「……」カキカキ
キョンo0O(「記念」か。なんの記念だろうな。ていうか、なぜここまで綺麗な明朝体が書けるんだ…)
ピロリーン パシャ パシャ
キョン「ほれ。少々殺風景だが、俺ららしいといえばらしいかもな。」
長門「ありがとう」
キョン「よし。んじゃあそろそろメシ食いにでも行こうぜ」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:56:31.48 ID:6OCVbWve0
キョン「ファミレスだが、いいよな」
長門「構わない」
ファミレス
キョン「何を頼もうかね…ん?あれは…
キョン「ハルヒと朝比奈さん、と…」
ハルヒ「ほらキョン!さっさと店員を呼びなさいよ!」
キョン(本物)「だーから。もうボタン押したっての!今に来るだろうから少し待てよ」
ハルヒ「うーん、もう!お腹すいてるのに!スープバーだけでも飲みたいから早く注文を受付けに来なさいよ。まったく」
みくる「ふえぇ〜」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:57:32.89 ID:6OCVbWve0
キョン「……」
長門「……」
キョン「…他の店に行こう」
長門「…」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:58:39.34 ID:6OCVbWve0
別のファミレス
ウェイター「おまたせしました。ミラノ風ドリア2つになります」ガチャ
キョンo0O(ああやって遭遇してみるとかなりショックだな…今まで楽観的すぎたかもしれんな)
長門「……」
キョンo0O(考えてみれば、俺に未来はないんだ。この先、俺はどう生きていけばいいのか…)
長門「だいじょうぶ。きっと」
キョン「あ、ああ。…ありがとな。んじゃ、喰おうぜ。」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 01:59:47.49 ID:6OCVbWve0
古泉「おや?」
キョン「古泉!」
古泉「何故あなたがここに?確か今日は涼宮さん、朝比奈さんと外出して
いるはずでは?」
キョン「おお、古泉。なんだか懐かしいな」
古泉「?」
キョン「古泉。ちょっとややこしいことが起きててな。説明するから長門
の部屋に来てくれ。いいよな。長門」
長門「…」
キョン「長門?」
長門「構わない」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 02:00:03.61 ID:WQzbjPWo0
サイゼじゃねぇかwwww
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 02:00:45.06 ID:6OCVbWve0
古泉「それはまた…やっかいなことになりましたね…」
キョン「まったくだ。どうしたもんか…」
長門「情報統合思念体から、重要な情報が入った」
キョン「! 聞かせてくれ!」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 02:01:20.00 ID:bSc4XFTi0
消滅するか本物消すか融合してパワーアップするかしかないな
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 02:02:20.31 ID:6OCVbWve0
長門「この世界は、涼宮ハルヒが願った世界。」
古泉「というのは?」
長門「涼宮ハルヒが仮想した空間であり、今までわたしたちが過ごしていた世界とは違う。
…というよりも、わたしたちが過ごしてきたという今までの記憶はすべて『元の世界』 のコピーであり、
実際にはそういった事実はない」
古泉「まさか…それは」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 02:03:59.22 ID:6OCVbWve0
キョン「…すまん。分かりやすく解説してくれ。」
古泉「『この世界はたった今作られたものであり、今までの記憶もすべて
作られたモノに過ぎないという可能性もありうる』」
キョン「おい…」
古泉「以前、ぼくがあなたに言ったことです。今、僕たちが生きているこの世界が、
まさにその状態であるということです。…違いますか?長門さん。」
長門「違わない」
キョン「っ」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 02:06:04.43 ID:6OCVbWve0
長門「この世界は、涼宮ハルヒの『夢』のようなもの。また別にある『現実』の世界の上に重なっている…」
古泉「ニセモノの世界…と言うわけですか」
長門「そうなる。」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 02:07:16.79 ID:6OCVbWve0
キョン「どうしてこんな事になっちまったんだ?それで俺はなんなんだ?」
長門「一つ目の質問は、わからない。」
キョン「そうか」
長門「2つ目の質問の答えはわかる。」
キョン「なんだ」
長門「あなたは、その『現実』の世界の『あなた』」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 02:08:45.62 ID:dDqodbKAP
二人のキョンが出会ったら互いにぶつかって木っ端微塵になりそうだな
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 02:10:10.49 ID:6OCVbWve0
キョン「そういうことか…少し分かりかけて来た。」
古泉「何らかの手違いで、『現実』の世界のあなたがこちらに紛れ込んだと…」
キョン「…んで。俺はどうすりゃいい」
長門「情報統合思念体からの指示が出た。あなたを元の世界に戻す。」
キョン「できるのか?」
長門「私個人の力では不可能。情報統合思念体にも不可能。ただし、このままでは、
いずれこの『夢』の世界は消滅すると見られている。
それを解決するために、情報統合思念体からある『許可』が降りた」
キョン「何の許可だ?」
長門「この世界の、涼宮ハルヒの能力を使うこと。」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 02:16:40.66 ID:6OCVbWve0
キョン「例の消失の件のようにやるわけか…」
長門「そう。」
長門「もしあなたが、『現実』の世界で全てを収束出来なかった場合、
この『夢』の世界が崩壊する前に、情報統合思念体ほか
あらゆる地球外組織が『現実』の世界に侵攻を開始する。そうなると…」
古泉「世界はまさに混沌と化す、というわけですか。『現実』の地球外組織と
『夢』からきた地球外組織の潰しあいになる。それに…」
キョン「それに、お前も、長門も消えちまうワケだな」
古泉「…ええ」
長門「…」コクリ
キョン「はぁ。わかった。全てを丸く収めてやる」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 02:18:11.13 ID:6OCVbWve0
長門「それでは、転移を開始する。…あなたが『現実』の世界に行ってから、
どう行動すべきか、わたしはわからない。でも、わたしはあなたを信じる。」
古泉「ボクからも、お願いします。世界のために。なんて言ったらちょっと仰々しいですが」
キョン「なるようになるさ。」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/22(木) 02:19:15.20 ID:6OCVbWve0
長門「目をつぶって欲しい。」
キョン「ああ」
長門「あなたとの生活は、私にとっても『夢』のようだった。」
キョン「…」
長門「実行。」シュオオオオオオオオオオ
キョン「ぐ」
キョンo0O(時間移動した時のような浮遊感だ…気持ち悪いな)
q
!vip2:stop:
---
見習い戦士のふつうの攻撃
MP304使ってへっぽこの呪文を唱えた。
★ミ (スレのダメージ 0)
このスレは1回目のダメージを受けた (150/1000)
ぼうそうがはじまった!! さらにこのスレは2回目のダメージを受けた (300/1000)
a
!vip2:stop:
---
グランドプリーストのかなりの攻撃
MP352使ってへっぽこの呪文を唱えた。
★ミ (スレのダメージ 300)
このスレは3回目のダメージを受けた (450/1000)
こうかは ばつぐんだ!! さらにこのスレは4回目のダメージを受けた (600/1000)
ぼうそうがはじまった!! さらにこのスレは5回目のダメージを受けた (750/1000)
追加攻撃!! さらにこのスレは6回目のダメージを受けた (765/1000)
!vip2:stop:
---
見習い戦士のふつうの攻撃
MP191使ってへっぽこの呪文を唱えた。
★ミ (スレのダメージ 765)
このスレは7回目のダメージを受けた (915/1000)
ぼうそうがはじまった!! さらにこのスレは8回目のダメージを受けた (1065/1000)
このスレは・・・
停止しました。