1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
憂「お姉ちゃん、朝だよ〜」
唯「んむ〜ぅ、あと3分……」
憂「ふふ」クス
憂(お姉ちゃん除夜の鐘聞くんだっていって夜更かししてたからなぁ)
憂「じゃあご飯できたらまた呼びに来るね」
唯「あぃあぃ〜…」ファ〜
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 11:30:03.89 ID:J8yzJ9ny0
唯「おはよ〜。憂〜」
憂「おはよう、お姉ちゃん。明けましておめでとう」
唯「およ?あ! 明けましておめでとう!」
憂「どうしたの、急に目が覚めた?」クスクス
唯「いや〜、元旦なのをすっかり忘れてたよ〜」
憂「お姉ちゃん、昨日あんなにはしゃいでたのに」ニコニコ
唯「えへへ〜」
私怨
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 11:32:28.28 ID:hO8zMKdVO
紬「さぁさぁ続けなさい」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 11:32:39.00 ID:J8yzJ9ny0
憂「じゃあご飯もってくるから、TVでも見ててね」
唯「りょ〜かい!」ビッ
ピッ
唯「駅伝とか特番しかやっていない……」
カチャカチャ
コトッ
憂「それはそうだよ〜。今日は元旦だもん」
唯「なぜ彼らは辛い思いをして走るのか」キリッ
憂「そこに道があるからじゃないかな〜」
コトッ
唯「おぉ、ナイスな切り替えし」
憂「えへへ」
憂「今日はおせち料理にしてみました」
唯「さすが私の妹!万能さんだね♪」
憂「やめて、お姉ちゃん。そんなに褒めると恥ずかしいよ」
唯「モグモグモグモグ」
憂「あぅ。聞いてないよぉ」シュン
唯「それにしてもあの人たちあんなに走って疲れないのかな〜」
憂「そういう練習をしてるからたぶん大丈夫なんだと思うよ」
唯「練習か〜。あたしももっと練習すればギター弾いてても疲れなくなるかな!?」
憂「え!? う〜ん……それは疲れるんじゃないかな〜」
唯「よーし、学校始まったら走りながら演奏してみよう!」グッ
憂「あぅ…また聞いてない」グスッ
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 11:38:33.40 ID:J8yzJ9ny0
唯「あー、美味しかったぁ!」
憂「はい、お粗末様でした」
唯「今日のは一味違いましたね、憂さん?」
憂「さすがお姉ちゃん。実はおめでたい日だからちょっと高い食材を使ってみました」
唯「分かってるね〜、我が妹は」ポンポン ←お腹叩きながら
憂「お姉ちゃんも凄い喜んでくれたし、奮発した甲斐があったよ〜」ニコニコ
唯「じゃあ明日からまた普通の食材に戻って普通の食事になるんだね」
憂「え……あ、うん…。ごめん、お姉ちゃん」シュン
唯「冗談だよ〜、真に受けちゃだめだよ。憂は真面目すぎるよ〜」
憂「もう!お姉ちゃんったら。とりあえずお片づけするね」スッ
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 11:41:21.46 ID:J8yzJ9ny0
唯「♪」ゴロゴロ
唯「こたつあったか〜い」ゴロゴロ
唯「人間が編み出した究極兵器だと、そう思わんかね。憂君」キリッ
憂「そうだね〜。こたつでゴロゴロするお姉ちゃん可愛いもん。ある意味究極だと思うよ」
唯「嬉しいこといってくれるねぇ〜ぃ」ゴロゴロ
憂「でもお姉ちゃん、去年もゴロゴロしてて体重増えたよね」
唯「じゃあ初詣行こうか」スッ
憂「うん♪」
唯(あなどれぬ妹よのう…)
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 11:41:53.58 ID:WHl3lFi60
続けて
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 11:44:20.02 ID:J8yzJ9ny0
唯「混み過ぎ…でした…」ガクッ
憂「お姉ちゃんしっかりして!」
唯「あたしはもうだめ…これを…」カサッ
憂「これはさっきお姉ちゃんが引いてたおみくじ!お姉ちゃん!」
唯「これを見てあたしを思い出してね、憂…」ドサッ
憂「お姉ちゃ〜ん!」
唯「……」シーン
憂(あ、大吉だ)
憂「お姉ちゃん風邪引いちゃうから帰るよ」
唯「ふぁ〜ぃ」スクッ
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 11:47:03.53 ID:Fdz3itoE0
春だけど正月
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 11:47:19.85 ID:J8yzJ9ny0
憂「でも、みなさんとご一緒させてもらっちゃってよかったのかな」
唯「いいのいいの。憂ならウェルカムだよ。みんなもそういってたし」
憂「よかった〜。それにしてもみんな着物着て来てたね」
唯「凄く可愛かった〜。特にあずにゃん♪」
憂「むぅ……」(来年は着物にしよう)
唯「どったの?憂。怖い顔して」
憂「ふぇ!? な、なんでもないよ」アセアセ
唯「ならいいけど」
憂「ほ、ほら、お姉ちゃん。寒いし早く帰ろ?」
唯「お腹もすいたしね!」
憂(あんなに食べたのに…)
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 11:50:04.77 ID:J8yzJ9ny0
唯憂「ただいま〜」
シーン
唯「返事がない、ただの留守のようだ」
憂「お父さんたち旅行楽しんでるかなぁ」
憂「……」
憂(やっぱり家にお父さんとお母さんがいないのは…少し寂しいな)
憂(お姉ちゃんがいてくれるから、今は平気だけど)
憂(昔はよく泣いてたなぁ…そのたびにお姉ちゃんに迷惑かけて)
憂(だから今度は私が明るく振舞わないと)
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 11:51:56.74 ID:hO8zMKdVO
憂ちゃんが良い子すぎて生きるのが辛い
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 11:54:27.54 ID:J8yzJ9ny0
唯「あ、そうだ!憂は部屋に戻ってちょっと待ってて!」
憂「え?」
唯「しばしお待ちを!」ダダッ
憂「どうしたんだろう…お姉ちゃん」
唯「じゃ〜ん!」
ゴトッ
憂「うわ、おっきい!なにこれ〜」
唯「はっはっはー。憂と遊ぼうと思って買ってきたのでしたー」
憂「DX人生ゲーム……お姉ちゃんこれ高かったんじゃ」
唯「んーん。商店街で安売りしてたんだよ」
唯「前、ムギちゃんが商店街の福引で当てていたの見てちょっと欲しくてね」
唯「おもちゃ屋さんにいって眺めてたんだけど、高くて買えなかったらおじさんが安くしてくれたんだー」
憂「お姉ちゃん……何時間眺めてたの?」
唯「? えへへー。3時間くらい?」
憂(おじさん根負けしたんだ…ごめんなさい、おじさん)
支援だぜよ
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 11:56:05.74 ID:hO8zMKdVO
おじさん「代金は体で頂きました」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 11:58:03.76 ID:J8yzJ9ny0
唯「そういうことでやりますよ!」
憂「えぇ!?人生ゲームってもっと大人数でやるものじゃないの?」
唯「んー。ほかのみんなもお正月はさすがに用事があるだろうし」
唯「それに憂とやるために買ったんだから問題ないよ〜」
憂「お姉ちゃん…」
唯「はいはい!始めますよ〜」
憂「うん♪」
憂「やったぁ!株で1000万円獲得だって!」
唯「……」
憂「お姉ちゃん?」
唯「立ち上げた会社がうまくいかず3000万円の負債を抱える……」
憂「じ、人生まだまだだよ!お姉ちゃん!」
唯「」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 12:01:01.91 ID:J8yzJ9ny0
唯「人身事故を起こす…慰謝料500万円取られる…」
憂「あわあわ」オドオド
憂(せっかくお姉ちゃんが私のために買ってくれたゲームなんだから)
憂(お姉ちゃんにも楽しんでもらいたいっ!)
憂「あ、やったぁ!」
唯「おやおや、憂さんはまたお金をゲットですかな?」
憂「プレイヤーの誰かにお金を渡さないといけないだって」
唯「え?それ喜ぶようなコマじゃ…」
憂「はい、お姉ちゃん」スッ
唯「1000万も!?」
憂「これで一発逆転してね♪お姉ちゃん」ニコッ
唯「これは憂の全財産……これじゃあ憂は……」
憂「大丈夫、お姉ちゃんが幸せなら私は平気だよ」
唯「なんという矜持」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 12:04:40.13 ID:J8yzJ9ny0
唯「死ねない…このままじゃ!憂からもらったんだ…希望を…!」
唯「たとえ死ぬとしても……強く死ぬっ……!」ブツブツ
憂「あ、あの…お姉ちゃん?」
唯「石田さん…」
憂(石田さんって誰ーっ!?) ※唯の愛読書「カイジ」
私怨
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 12:07:05.35 ID:J8yzJ9ny0
唯「いや〜面白かったねぇ」
憂「まさかあの後ミュージシャンになって一攫千金するとは思わなかったね」
唯「へっへっへー。実力ですよぅ」
憂「私もお姉ちゃんにお嫁にしてもらったからゴールできたよ。ありがとうお姉ちゃん♪」
唯「はっはっはー。憂が他の誰かのところに嫁ぐなど許しませんよ」
憂「え?」ドキッ
唯「家事は誰がやるのさ!」キリッ
憂「」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 12:07:25.83 ID:cY8gnBwm0
二人とも可愛すぎる
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 12:10:34.29 ID:J8yzJ9ny0
---夜---
憂「お姉ちゃん、お風呂沸いたよ〜」
唯「ありがと〜。じゃあ入ってくるね」タタッ
憂「さてと…食器も洗ったしどうしようかな…」
唯「憂〜」ヌルリ
憂「わっ!お姉ちゃんどうしたの?」ドキドキ
唯「久しぶりに一緒に入りませんか?お風呂」
憂「ふぇ!?」
憂(ど、どどどどうしたのかな、急に)アセアセ
唯「あ、やっぱり嫌だった?ごめんね。1人で入ってくるね」シュン
憂「喜んでご一緒させていただきます」
唯「わーい」
,. ' ´ ̄`、⌒丶
/ ' _  ̄ ` 丶 \
/' x _, -=. 、_,. _ ヽーハ
, ' / : : ; : : ; : : : : : :ゝ.、 : '. ', 支援だよ
/. /: : : : : :/ ∨: 、 : : : : : ヽ : ',
/ /; : : : // V :lヽ : : ハ: :λ : '
,' イ l :>七T ヾT ト 、: } : l九: .
.'ノ }! :! : :/ __ ヽ_ ∨: l :l ハハ、 '.
, ノ ! l ; l〈仆;ハ 'ひ:;`ハ: :l:j ' ヾ 、 '.
, } l:ハ:lヘヾ.ソ ゝ イ V'ィ:{ ヽ'.
.' ; 代 "" ' "". イ、/ヽ! ヽ.
f / >' ≧_ `._´.イ ,. '. r、 ニ、ヽ
/ f γr( ヽ / j^7ハV´ lz l { z=`l }
.′ ' : rヽ.) ` ! " ′ j .λ7 { Yx ', j !
.' , _j {ヾヽ´ ノ ィ_jz^彡 ヽ ノ``´7' }
/ / >´ ^ヽ'`´ イ ´l、__x_,、> ニj´ { / / : j
/ / γ´ . : / / ー =, x 、´/ , ,.イ' .:, ' : }
ノ / :}: : / /l:: : . // | Yイ、 'xノ^´ :, ' .: j
{ 人λヽ rvt/ /r' . :` l_|L!{ ヽ. /x : ノ
レ'_ . -‐─ア{f ,'イ : : / | | `´ ゝ-、 j
,. ' ´ ,. 代 ノ .: , ′ l j 弋、ノ
/: : : : : .: : /7/ .:`¨´ .: :/ !: {>、
' . : : : : .: . :/イ/^ .: .: .:/ ! }ゞ:、 丶、
.: .: : : : . /_ .: .: :j l: }. ^ゞ、 \
.: : .:/イ{j . : :; '. : . 'ヘ ) ヽ
: : : ./ {/ : :| ! : : . トヽ ィィヽ
: : :' z .: :l ',: : : . :. ゞー` ̄:丶、
: . /ハj . : :ノ }: : : :. : : : ヽ
.: x ´ . : : : ,′ j : : : : : . : .ヽ
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 12:13:21.14 ID:J8yzJ9ny0
ザブーン
憂(1年の役得がすべて集約されたような展開……)ドキドキ
唯「憂〜、ほら見てみて〜。あわあわだよ〜」モコモコ
憂「うわ〜、モコモコさんだね〜」ジーッ ←凝視
唯「う、憂〜。そんなに見つめないでよぅ」クネクネ
憂「ぐっ……」
憂(お姉ちゃんが可愛過ぎて辛い)キリッ
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 12:17:24.28 ID:J8yzJ9ny0
唯「ふ〜気持ちよかったね〜」
憂「最高でした」
唯「へ?」
憂「あ、ううん。最高に気持ちのいいお風呂だったね」アセアセ
唯「な〜に憂。久しぶりのお姉ちゃんの素肌に興奮しちゃったのか〜い、ウリウリ♪」コチョコチョ
憂「ひゃ!くすぐったいよ、お姉ちゃん」
唯「ほーれほーれ♪」コチョコチョ
憂「やめ……はぁ…んぅっ……」
唯「色っぽいですな〜憂さ〜ん」
憂「ほんと…やめておねえちゃ……んッ…!」ガバッ
コチョコチョ
唯「あはははははは!」
憂「仕返しだよー!とぉー」コチョコチョ
なぜに今正月ネタ?
支援
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 12:21:01.53 ID:J8yzJ9ny0
唯「あはははははは!」
憂(幸せってこういうことをいうのかな。神様ありがとう)
コチョコチョ
サワサワ
唯「あはははは!…はは…っん…」ピクン
憂(私、お姉ちゃんの妹に生まれてよかったよ)
サワサワ
唯「ちょ……憂、胸は!…やっ」ピクン
憂(今日はいい夢が見れそう…)
サワサワ
唯「そこは弱ッ……やぁ……あああっ!」ビクンビクン
ドサッ
憂「!? どうしたの!お姉ちゃん」
唯「いつの間にこんな性技を……恐ろしい妹やで…憂はん」ガクッ
憂「正義?…って、お姉ちゃんしっかりしてー!」
なんてこったい
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 12:25:13.88 ID:J8yzJ9ny0
---布団の中---
憂「さっきはごめんね……お姉ちゃん」ションボリ
唯「いいっていいって。無意識だったみたいだし」
唯「それに…まぁ…触ってたの憂だったし別に嫌じゃないよ」ニコッ
憂「お姉ちゃんそれって…!」ドキン
唯「痴漢さんに比べれば憂は女の子だし平気だよ〜」
憂(痴漢と一緒にされたー!)ガーン
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 12:25:57.08 ID:WHl3lFi60
しえん
パンツは脱いだ。続けたまえ
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 12:29:00.71 ID:J8yzJ9ny0
唯「ねぇ憂」
憂「……?」ションボリ
唯「今日、楽しかった?」
憂「え?うん。楽しかったけど、どうしたの?急に」
唯「そっか……。ならよかった」
憂「お姉ちゃん?」
唯「……」
憂「……」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 12:29:20.64 ID:fB8Ll3mj0
憂唯はいいね
しえん
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 12:32:18.81 ID:J8yzJ9ny0
唯「最近お父さん達の旅行が増えて、家にいないことが多くなったよね」
憂「うん」
唯「お父さん達はあんなだから、たぶんしっかり者の憂がいるからって心配してないんだろうと思うけど」
憂「……」
唯「最近ずっと二人だったから…憂、寂しくないのかな?と思って」
憂「そんなことないよ…」
唯「んーん。分かるよ。だってあたしは憂のお姉ちゃんだもん」
憂「お姉ちゃん……」
唯「でも、ごめんね。こんなことしかできなくて」
憂「もしかして今日少し変だったのは……」
唯「ありゃりゃ。バレバレでしたか。えへへ………」
素晴らしい
支援
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 12:35:13.67 ID:J8yzJ9ny0
憂「ありがとう、お姉ちゃん」
憂「でも私は本当に寂しくなんかないんだよ?」
憂「昔はよくお父さん達がいないとき……寂しくてお姉ちゃんに迷惑かけてばかりいたけど」
憂「お姉ちゃんがずっと傍にいてくれてるって気づいたから」
憂「そのときから全然平気だよ。私は幸せだよ」
唯「……」
憂「お姉ちゃん?」
唯「ごめんね……役に立たないお姉ちゃんで……いつも憂に気を使わせてばかり」グスッ
唯「ほんとに寂しがってるのはきっとあたしなんだ……」
憂「……お姉ちゃん」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 12:38:09.83 ID:J8yzJ9ny0
憂「クスッ」
唯「ふぇ?」ゴシゴシッ
憂「おばかさんだなぁ。お姉ちゃんは」
唯「ばか!?」ガーン
憂「役に立つとか立たないとか。そんなの全然関係ないよ」
憂「お姉ちゃんが私のためにいろいろしてくれるのは嬉しい」
憂「でもそれでお姉ちゃんが大変な思いをしているなら辛いだけだよ」
憂「私は普段の…」
憂「のんびりしてるお姉ちゃんが好き…だよ」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 12:41:39.88 ID:5RuNRLARO
支援
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 12:41:43.74 ID:J8yzJ9ny0
唯「あっ…」ドキ
憂「だからもう心配しないで。ね?」
唯「憂ぃ〜」ダキッ
憂「わ!お姉ちゃん苦しいよ〜」
唯「ふぇ〜ん」
憂(私がしっかりしなきゃとか…お姉ちゃんの気持ちも考えずに自分のことしか考えてなかった)
憂(お姉ちゃんはこんなに私のことを想ってくれていたのに)
憂(謝りたいのはこっちだよ…お姉ちゃん)
憂「ごめんね」
唯「……」
唯「zzz」
憂「……」
憂「クスッ」
憂「おやすみ…お姉ちゃん」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 12:44:42.79 ID:J8yzJ9ny0
憂「お姉ちゃん、朝だよ〜」
唯「んむ〜ぅ、あと3分……」
憂「ふふ」クス
ガバー
唯「うひゃぁああ!寒いっ!!」ジタジタ
唯「憂様。お布団を返してください〜」ジタジタ
憂「だめで〜す。ほら。もうご飯できてるよ」ニコッ
唯「ふぇ〜ん」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 12:46:42.88 ID:J8yzJ9ny0
憂(私もお姉ちゃんみたいな人になろう)
憂(大切な人のことを一番に考えられるような)
憂(そんな素敵な人に……)
唯「憂様。おかわりくだせぃ!」
憂「ゆっくり食べてね」
お姉ちゃん大好きだよ
おしまい♪
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 12:47:57.37 ID:J8yzJ9ny0
読んでくれた方ありがとうでした〜
今期もけいおんは唯憂でお願いします(^o^)
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 12:48:21.39 ID:fB8Ll3mj0
よかった!おつ!
>おしまい
見えない
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 12:50:22.55 ID:WHl3lFi60
あけましておつ
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 12:52:06.90 ID:5RuNRLARO
時期外れな乙
// {__j | \
. {/ /i「 ̄ハ i ! ⌒ヽ ', |
l .:! i|_j´ヽハ i | _\ ', |
、 | .::| i「 ̄「 」__八| 〃ァ=ミメ、 ハ||::/
>>1乙だよ〜ん
/ | | i::|八. i ,ィ´うハ ヽ ん:::ハ}、 ∧| j::/
! ! 八ハ| ヽl {{ い:::j い::::ノ' \/ ハ
{ ! | ∧ハ ゞシ ゞ-''′ / /i ノ
r‐ハ | | / / /} ,,, ' '''' / /イ /
{ 、ゝハ. |′ //j / / ノ' /
ヽ ノ} } / //八 ヽ) / / / /
,ノ j / /// /丶、 / / / /
{ ノ / / . : : : : : : : :ヽ. ..イ{___∧ イハ {
/ ノイ:厶 : : : :八: : :iヽ: ー‐ i x::´:::::::::::::::::::`ヽヽ
/ }ノl/ >┴―ーハ/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::
. / /.::::::〃⌒イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/{:::::::::::{{ ( /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
乙!
良い唯憂だったぜ
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 13:03:10.98 ID:tyjeacb40
クリスマスに唯が綿で「ホワイトクリスマス〜」ってやってたの思い出した
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 13:03:30.71 ID:hO8zMKdVO
おつ!おつ!唯憂最高だっぜ!
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 13:05:11.48 ID:cY8gnBwm0
乙
唯憂は最高!
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 13:11:27.25 ID:hO8zMKdVO
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 13:18:59.95 ID:vQRtDJ3nO
限りなく乙だ…
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 13:32:20.28 ID:jJ3soSd/0
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/04/10(土) 13:40:32.74 ID:hO8zMKdVO
マジキチSSでもいいから唯憂がもっと増えますように
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
>>58 自給自足ぐらいしろクズ
「雨……か」
窓の外でザーザーと降っている雫を眺めながら呟く。ベランダに吊るされた照る照る坊主が儚げに揺れている。
今日は唯先輩とお出かけする予定だったんだけどな……。服も悩んで悩んで、二時間ぐらい悩んでやっと決めれたのに。
「台無しだよ……」
天気予報だと今日は一日晴天だって言ってたのに、すっかりそのつもりで用意もしていたからその分反動が大きい。
それに、この雨の強さだと唯先輩の家に遊びに行くこともできないから、今日は唯先輩と会えないということになる。それが一番悲しい。
毎日会っていたからその大切さに気付かなかったけど、一日会えないだけでも随分と苦しくなってくる。しかもそれがお出かけの日だからなおさら。
「唯、先輩……」
会いたい、会いたい、会いたい……。
そのまましばらく、部屋の中で独り悲しんでいると、不意に携帯電話が鳴った。着信音は、唯先輩からのもの。
慌てて、ベッドから起き上がり携帯電話を手に取る。
「もしもし」
『あ、もしも〜し。あずにゃん起きてた?』
「えぇ、まぁ……」
電話の向こう側の唯先輩は、驚くほどいつもどおりだった。その声を聞いて、私は心が軽くなるのを感じる。
――そうか、会えないなら電話をすればよかったんだ。
『雨降っちゃったね』
「そうですね。今日はどうするんですか?」
『う〜ん、このお天気だとお出かけはできないだろうし、今日はこのままずっと電話しとこうよ』
「そうですね」
会えないのは残念だけど、声が聞けるだけでも充分だから。
それから、私たちは一日中電話をし続けた。比喩とかじゃなくて本当に、一日中。今日お出かけできなかった分を補うぐらいに。
唯先輩は、普段は話さないようなこと――自分の夢とかを話してくれて、私は子供の頃のエピソードを話してあげた。
そのエピソードに唯先輩は笑ったり褒めてくれたり、一緒に泣いてくれたり。唯先輩の夢が意外なものだったことに驚いたりした。
今日一日で唯先輩のいろいろなことが解った気がする。普段はおちゃらけている先輩も、心の中ではちゃんといろいろと考えてるんだなぁ。
――たまには、会えない日があってもいいかもしれない。今日は、そんなことを考えさせてくれたいい日だった。