1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
私にとって初めての合宿。
しかしその内容は私の想像とはかけ離れていた。
夕方まで海で遊び、練習を始めたと思ったら夕食。
そしてお風呂に入り、就寝。
合宿とは名ばかりの旅行のようなものだった。
梓「……」
先輩方は皆すでに夢の中。
私は眠れず、一人スタジオで練習をしていた。
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 06:03:03.53 ID:7Gye/kEy0
梓「……ん?」
視線を感じる。
ドアを見るとぼんやり茶色がかった頭が見える。
あれは……。
唯「やっほー」
私の思っていた通り唯先輩だった。
その胸には「パラダイス」と書いてある。
……変なTシャツ。
梓「どうかしたんですか?」
唯「えへへ、何か目が覚めちゃって」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 06:04:16.07 ID:XQfmIQDaO
かくなら支援する
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 06:07:58.98 ID:7Gye/kEy0
唯「あずにゃんこそどうしたの?」
そう言って首を四十五度傾ける。
こういう漫画みたいなことをするところがいかにも唯先輩らしい。
梓「何だか眠れないのでギターの練習をしてたんです」
唯「ふーん。あずにゃんらしいね」
私らしいって何だろうか。
真面目?
頑固?
生意気?
そんなことが頭の中でグルグル回っている内に唯先輩が笑顔でこう言った。
唯「私も一緒に練習していいかな?」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 06:13:40.05 ID:7Gye/kEy0
梓「もちろんですよ!」
唯先輩とギターの練習ができる。
それだけで私の頭で回っていたものは消える。
唯「わーい!じゃあギターもってくるね?」
梓「はい」
唯先輩はそう言ってピョンと跳ねた後ギターを取りにスタジオを出る。
本当、かわいい人だな。
少しして、唯先輩がギターケースを背負ってスタジオに入ってくる。
唯「おまたせー」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 06:18:07.96 ID:PdJmflj00
うむ、その調子で頼む
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 06:18:51.30 ID:7Gye/kEy0
唯先輩がギターケースからギブソンを出す。
なんでこんな高くて重いのにしたんだろう……。
唯「私あずにゃんに教えてほしいところがあるんだー」
梓「どこですか?」
唯「ふでペンボールペンの出だしのとこがうまくいかなくて……」
ふでペンボールペン。
作詞はすべて澪先輩のもの。
あの人はかっこいいのに歌詞は可愛いものばかりだ。
本当、この軽音部の人はどこか変わっている。
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 06:19:53.13 ID:3JsemisU0
悔しくて眠れなかったわ
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 06:24:05.84 ID:vbaxbFf3O
これは期待出来る
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 06:24:59.23 ID:7Gye/kEy0
梓「じゃあ一回弾いて見てください」
唯「ほーい」
そう言うと唯先輩は正座の状態で弾き始める。
出だしはよかったがすぐに演奏が崩れてしまった。
唯「ここんとこがうまくいかないんだよねー」
梓「もっとゆっくりやったらどうですか?こんな感じで……」
今度は私が正座の状態で弾き始める。
いつもよりゆっくり、確実に弾いてみせた。
一通り終え、唯先輩の方を見るとじっと私の顔を見つめていた。
その顔は、尊敬の眼差しとは違う。
まるで何かに見惚れているような……そんな眼差しだった。
11 :
修正:2010/03/06(土) 06:25:41.55 ID:7Gye/kEy0
梓「じゃあ一回弾いて見てください」
唯「ほーい」
そう言うと唯先輩は正座の状態で弾き始める。
出だしはよかったがすぐに演奏が崩れてしまった。
唯「ここんとこがうまくいかないんだよねー」
梓「もっとゆっくりやったらどうですか?こんな感じで……」
今度は私が正座の状態で弾き始める。
いつもよりゆっくり、確実に弾いてみせた。
一通り終え、唯先輩の方を見るとじっと私の顔を見つめていた。
その眼は、尊敬の眼差しとは違う。
まるで何かに見惚れているような……そんな眼差しだった。
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 06:27:17.56 ID:Vu7WUF3hO
期待
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 06:29:49.70 ID:7Gye/kEy0
梓「……唯先輩?」
唯「え?……あ、すごいねあずにゃん!」
慌てて私の呼びかけに応答する。
何か変なところがあったのだろうか。
梓「どうかしたんですか?ボーっとしてたようでしたけど」
唯「あずにゃんがうまいから聴き入っちゃって……でへへ」
そう言って唯先輩は後頭部を掻く仕草をする。
本当に漫画みたいな人だな。
梓「本当に聴いてたんですか?」
唯「当たり前だよー!」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 06:35:05.47 ID:7Gye/kEy0
そう言いながら目が泳いでいる唯先輩に私はちょっとしたイタズラをしてみる。
梓「じゃあ私のしたように弾いてみてください」
唯「う、うん」
そう言って唯先輩はギブソンを持ち直し、ゆっくり弾く。
驚いた。
本当にできている、それも私よりうまく。
この人は天才なんじゃないだろうか?
私は真面目にそう思ってしまった。
唯「ど、どうかな……」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 06:39:12.58 ID:7Gye/kEy0
梓「すごいですよ!完璧に弾けてます!」
自分でも驚くほどの大声で唯先輩を褒める。
すると唯先輩は顔を伏せてしまった。
梓「あの、どうかしましたか?」
唯「そんな褒められると恥ずかしいよ……」
唯先輩にも恥ずかしいという感情があったのか。
そう思うとなんだか笑えてくる。
梓「ふふ……」
唯「な、なに!?」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 06:43:16.13 ID:7Gye/kEy0
梓「唯先輩でも恥ずかしいって思うんですね」
唯「ぷぅー」
言葉通りに頬を膨らます唯先輩。
このまま漫画のキャラにしても問題なさそうな気さえしてくる。
梓「でも本当にすごいですよ。尊敬しちゃいます」
唯「あずにゃんのおかげだよ」
梓「そんな、私は何も……」
謙遜ではなく、心からそう思って私は言った。
すると急に前から柔らかい衝撃がきて、視界にあるものがすべて天井になる。
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 06:45:08.00 ID:nzuQgULaO
ギブソンを出すっておかしくね?
普通レスポールを出すじゃね?
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 06:47:39.40 ID:7Gye/kEy0
唯「あずにゃんに会えてよかったよー!」
唯先輩が私に抱きついて、そのまま押し倒したのだ。
驚きはしたが、嫌な気分ではない。
唯先輩の身体は柔らかく、気持ちが良かった。
梓「はいはい、わかりましたからどいてください」
私は子をあやすようにそう言った。
しかし唯先輩はそのまま動かない。
梓「唯先輩?重いですよー」
私の声が届かぬほどうまく弾けたのが嬉しかったんだろうと思った。
……その時までは。
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 06:54:44.75 ID:7Gye/kEy0
静かなスタジオ。
私に聴こえるのは唯先輩の吐息だけだった。
梓「ちょっと唯先輩、いいかげんにしてください」
本当に重くなってきたので少しキツメに言う。
それでも唯先輩からの反応はない。
梓「唯先輩ってば!」
苛立ち始めた私は唯先輩の身体を押す。
すると唯先輩は、私の背中に手をまわす。
梓「ひっ」
そこで初めて、唯先輩に対する恐怖心が芽生えた。
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 06:55:58.90 ID:FD0aTQxqO
よし、全力支援だッ!!
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 06:56:38.00 ID:yjs3rDuK0
今週のプフの顔でもしてたのか?
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 07:00:31.73 ID:7Gye/kEy0
唯「ねぇあずにゃん」
唯先輩は私の耳元でささやく。
唯「今日、海で遊んで楽しかった?」
なぜ急にそのことを話し出すのか私には理解できなかった。
梓「そんなことより離れてくださいよ!」
このとき私の中は恐怖と唯先輩への怒りでいっぱいだった。
唯「私は楽しかったかきいてるんだよ?」
いつもより冷たい声で私に再度質問をする。
少しずつ、私の中の恐怖心が大きくなる。
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 07:01:26.53 ID:lK4qkn1MO
わっふるわっふる
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 07:03:39.96 ID:XQfmIQDaO
眠い支援
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 07:05:08.06 ID:7Gye/kEy0
梓「そりゃ……楽しかったですけど」
唯「そうだよね、あずにゃんが一番日焼けしてるしね」
そう言うと唯先輩は少し私から身体を離す。
しかし未だ身動きはできない。
唯「ほら、水着のあとだってこんなについてる」
唯先輩は冷たい声でそう言いながら私の水着の後をなぞる。
梓「やっ!」
唯「私ね、お風呂の時もずっとあずにゃんの日焼けの跡見てたんだよ?」
気持ち悪い。
この人は異常だ。
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 07:05:43.09 ID:PdJmflj00
書きためとけとあれほど・・・
誰が夕方までほすして
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 07:08:04.39 ID:HlkZmJcmO
なんで女の子って女の子の裸見ても平気なんだろう
ギコギコ
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 07:09:29.36 ID:7Gye/kEy0
梓「へ、変態!」
唯「ひどいなぁあずにゃん」
梓「ひどいのは唯先輩じゃないですか!はやくどいてください!」
唯「だってどいたらあずにゃん暴れるでしょ?」
何を言ってるんだこの人は。
私が暴れた困ることをしようとしてるのだろうか。
唯「あずにゃん……」
唯先輩の顔が迫る。
恐い。
こわいこわいこわいこわい。
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 07:12:10.16 ID:7Gye/kEy0
皆さん沢山の支援、保守ありがとうございました。
初めてのエロ有で戸惑うことも色々ありましたが何とか最後まで書ききることができました。
いくら感謝してもしきれません。
これからもSSはかいていくので、その時はどうぞ暖かい目で見守ってやってください。
本当にありがとうございました。
ではこれでノシ。
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 07:12:25.23 ID:Zl7r3Pf9O
ほしゅ
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 07:14:05.27 ID:cPma1Xb1P
ちょっと何言ってるかわかりません
乙
紬は俺の嫁
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 07:14:16.34 ID:yjs3rDuK0
なめんなつづけろかす
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 07:20:48.60 ID:Godt3ZdvO
ほげえええええええ
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 07:22:06.51 ID:krYUlT+m0
ほげほげ
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 07:26:29.88 ID:7Gye/kEy0
釣りでした。
おまえらはやく寝ろ。
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 07:32:08.06 ID:EVUMZ5AL0
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 07:33:22.16 ID:HlkZmJcmO
>>39 お前の一日が最悪なものになることを願ってるよ
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 07:36:48.02 ID:f8PMak+H0
>>39 ぬぎゃああああああああああうああああああああああああああ
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 07:43:15.84 ID:V3ODL8spO
早く続き書けぶっ飛ばすぞ
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 07:44:14.01 ID:sKGqooWHO
盛大に吹かせていただきました
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 07:44:45.66 ID:3qOuJDlIO
オレは律っちゃんに興奮する
梓「ふむ!?」
有無を言わさず、唯先輩の唇が私の唇と重なり合う
梓「んー!んー!!」
その唇をどけようと、必死に抵抗する
しかし、いくら抵抗しようが唯先輩はピクリともしなかった
あの華奢な唯先輩からは想像も出来ない程の力だった…
唯「私ね、ずっとあずにゃんの事が好きだったんだ…」
支援しよう
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 08:18:11.17 ID:FVFiZPAk0
正直あずにゃんと唯のいちゃこらに興奮するのにゃん!
あずにゃんにゃん!あずにゃんにゃん!
梓「唯…先輩…?」
ようやく自由になった口から言葉を発する…が、彼女の声は酷く震えていた
あまりにも冷たい…あまりにも恐ろしい自分の先輩の目に、梓は心の底から恐怖を感じていた…
唯「ねぇあずにゃん…あずにゃんは私の事、好き?」
梓「ゆ、唯先輩…何を言って…」
唯「好き?」
目の前にいるのはギターが下手なのに練習はあまりせず、でもやる気を出せば誰にも負けない先輩…
とても優しく、いつも私に抱きついてくる可愛い先輩…
でも、今の私の目の前にいるのは獣…怯えた獲物を前にした恐ろしい獣…
唯「私ね…ずっとあずにゃんの事好きだったんだよ…」
先程の言葉を繰り返す先輩…先程よりも冷たい声で
唯「ギターを弾くあずにゃん…真面目に練習するあずにゃん…誰よりも日焼けするあずにゃん…猫みたいに可愛いあずにゃん…全部全部全部ぜーんぶ好きなんだよ…」
唯「でも、あずにゃんは澪ちゃんばかり見てたよね?」
唯「何で?」
唯「何で?ねぇ何で何で??」
唯「澪ちゃんが真面目だから?あずにゃんの考えを一番理解してくれてるから?」
声は…出せなかった
怖かっただけじゃない…私が言葉を発しようとするより早く、唯先輩が矢継ぎ早に言葉を発するからである
ヤンデレじゃあやれんで
唯「確かに澪ちゃんは格好いいし綺麗だもんね…こんな私から見ても凄く頼りになるし、何より書く歌詞が秀逸だからね…」
ん…歌詞については些か可愛いすぎる気がしなくも無いですけど…
てか、秀逸って言葉を知ってるんですね…
…こんな時に何言ってんだ
唯「でもね、私思ったの…あぁ、これは憧れや尊敬だけじゃ無いなぁって…」
唯「あずにゃんって、澪ちゃんの事好きでしょ?」
梓「…っ」
その通りである…私は澪先輩の事が好きだ
…一人の女性として
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 08:47:51.70 ID:nzuQgULaO
え?何
唯→梓→澪なの?素敵もっとやれ
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 08:52:41.65 ID:0EN+5TmTO
唯「そうでしょ?」
梓「…はい」
もう、恐怖は感じなかった
いや、恐怖になれてしまったと言うべきか…
思った言葉を、そのまま口に出せるぐらいに…
唯「やっぱりね…」
梓「だから私は…唯先輩の想いには応えられません…」
自分の発する言葉の一つ一つが淡々としてるのを、自分でも感じる事が出来た
端から見れば、自分も十分な恐怖対象だろう…
あまりの恐怖に、全ての感情が枯れ果てた感じだ…
今なら、究極の闇にもなれるだろう
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 08:54:38.59 ID:3qOuJDlIO
律っちゃんはまだかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
続けたまえ
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 08:58:22.98 ID:rvZodH/nO
唯→梓→澪→律→紬→唯
だな
梓「だから…すいません」
唯「謝らなくて良いよあずにゃん…私こそごめんね、あずにゃんと一緒にいたら自分でも…自分を抑えられなくなって…」テヘッ
そう言って、にっこりと笑う唯先輩…
あぁ、いつもの唯先輩だ…
ふっ…と気が楽になり、枯れ果てた感情が疲れと共に戻ってくるのが分かった
梓「さぁ、夜も遅いですし寝まs唯「つまり、澪ちゃんがいなくなればあずにゃんは私のものになるんだよね?」ニコッ
え?
梓「あの…ゆ、唯先輩?」
私は一瞬、彼女が何を言ったのか理解出来なかった…
いや…本能的に感じ取った何かに対し、理解する事を拒んだというべきか…
梓「澪先輩がいなくなれば…って?」
唯「やだなぁあずにゃん、そのままのいみだよぉー」ニコニコ
いつもと変わらぬ優しい笑顔…先程取り戻した優しい笑顔
唯「澪ちゃんを殺すって事だよ?」
その瞬間、天使は悪魔と化した…
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 09:14:56.74 ID:0EN+5TmTO
梓「え?ちょっ、何言って…」
唯「澪ちゃんがいなくなれば、あずにゃんは私のもの…そう私の…あひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」
取り戻した感情故に、恐怖が再びやって来た
梓「な…何言ってるんですか!いくら先輩でも、そんな冗談」
唯「冗談じゃないよ?私の恋路を邪魔する人は消さないとね…ふふ…」
冗談を言ってる目では無かった…
唯先輩は本気で澪先輩を殺す気だ
唯「あ…でも澪ちゃんだけ殺しても後が五月蝿いなぁ…よし、律ちゃんとムギちゃんも殺そう♪」
何、これも買おうみたいな感じで言ってるんだこの人は…
気が…狂ってる…
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 09:16:14.42 ID:6RY2viiY0
³
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 09:17:38.24 ID:WMc6G8OlO
ゴクリ…
唯「じゃあ、ちょっと待ってt…」
考えるより早く、体が反応した
気が付いたら、唯先輩に思いっ切り体当たりを喰らわせていた
梓「私が…止めなきゃ…」
唯「痛いなぁ…あずにゃん」
やはり、先輩には全くもって効いてないようだ
まぁ、こんなに小さい体だし力には自信が無いし…
唯「あずにゃん…大人しくしてなきゃ駄目でしょ?」
小さい子を諭すような口振りで、私を抑え込んだ
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 09:28:28.68 ID:0EN+5TmTO
梓「んー!!」
1分後、私の体はあっさりと唯先輩に縛られ、口はガムテープで塞がれた
ロープもガムテープも、どっから出したのかは分からないが…
唯「すぐ戻るから…待っててねあずにゃん」ニッ
もう、その笑顔には何も感じなくなった…
それよりも、このロープをどうにかしないと先輩達が…
携帯は部屋にあるし、あった所で今の私には…
梓「んー、ふにゃー!」
私はロープを解こうと必死に抵抗した
しかし、頑丈に縛ってあるうえに結び目に手が届くかどうかの瀬戸際では、なかなか上手くいかないものである
唯→梓→澪→律→和→唯
の方が萌える
唯→梓→澪→俺→律→和→唯
律「ふぁ〜トイレトイレ…」
私は背伸びをし、ついでに辺りを見渡すと梓と唯が布団にいなかった
律「あいつら、まだ起きてんのか?」ブルッ
律「っと、早くトイレに行ってもう一眠りしないとな♪」
-移動省略-
ガチャ「ガチャ」
律「ふぃ〜、すっきりしたぜー」
律「〜♪」
ゾクッ…
鼻歌混じりに歩いていると、背中に寒気を感じた
律「…?」
咄嗟に振り向いたが、暗闇ばかりで何もない
律「…気のせいか」
律「ッ!?」
そう言って歩き出した律の足に、鈍い痛みが走る
律「何だよこれ…」
見ると、足に3mm程の傷が出来ていた
律「でも、一体何で?」
周りには何もないのに出来た傷…彼女は首を傾げて考える
律「…ま、いっか」
…つまりは、何も思い付かなかったという事だろう
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 09:57:37.13 ID:0EN+5TmTO
ヒュッ
律「!?」
ガッ…
律が避けた場所に、大きな鉈が刺さる
律「な…何だよこれ…」
「感が良いね律ちゃん…」
暗闇から、一人の女の子が歩いてくる
唯「でも、次は外さないよ」カチャ
律「ゆ、唯…?」
律「何を…やってるんだよ…」
静かに銃を向けて迫ってくる親友に、律は驚きを隠せない
『そんな玩具向けるなよ〜危ないだろ』
…普段なら発されたであろう彼女の言葉、だが今の彼女にはそれが玩具には見えなかった
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 10:03:12.54 ID:0EN+5TmTO
ケセラセラウララ魑魅魍魎193爆現
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 10:05:47.41 ID:Sfhyi9GmO
興奮してきた
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 10:11:05.01 ID:FD0aTQxqO
どうしてこうなった…
誰か普通の唯梓書いてくれ
律「な、なぁ唯…危ないから下ろそうよ…な?」
唯「それは出来ないよ…みんなが消えてくれないとあずにゃんが私だけを見てくれないから…」
唯「だから…死んで?」
パン
唯の持つ銃から、銃弾が発射された
発射音のしない、とても静かな銃から撃ち出された銃弾は律を貫いた
唯「!?」
かに思われたが…
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 10:22:36.08 ID:XNAOI0cGO
りっちゃんに俺の勃起したちんぽにおしっこかけて欲しい
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 10:23:59.41 ID:0EN+5TmTO
律「まさか…親友に撃たれる日が来るなんて思わなかったよ」
唯「何で、何で平気なの!?」
カツーン
律の足元に、唯が撃ち出した銃弾が落ちた
唯「!?」
思わず、律に向かって銃を乱射する
しかし、その銃弾はことごとく律の体に弾かれる
唯「どうなってる!?」
どうしてこうなった
もうやめてくれ
俺に突っ込ませないでくれ
りつっちゃんなんてさ
明らかに呼びにくいアダ名にする必要ないだろう
律「私に銃弾は利かないよ」
唯「くっ、ならこれは!?」
懐から鋭い包丁を取り出し、律に突き刺す…が
パキィーン
律「私には、地上のありとあらゆる兵器が通用しない…」
砕け散った包丁…唯の殺人行為も砕け散ってくれれば良かったのだが
唯「ふーん…面白いじゃん」
怯む事なく…むしろ新しい遊びを見付けたみたいな無邪気な表情がそこにはあった
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 10:48:02.75 ID:/5/rPmi/0
あれ?
・・・・・・あれれ?
いやいやいやいやいやいやいやああああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアア
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 10:52:45.10 ID:0EN+5TmTO
ひらさわけ!
憂「お姉ちゃん携帯に出ないよぅ…」
憂(嫌な予感がする…)
憂「…行かなきゃ!!」
憂「コアストライカーMAX、発進」
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 10:55:03.16 ID:/5/rPmi/0
>>81 お前絶対途中で飽きたろwww
最初からこの展開にするつもりだったなら許さん
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 11:01:39.55 ID:0EN+5TmTO
自分でも気が付いたらこんなんなってたww
という訳で、もうこの内容で落ちる所まで落ちます
(∪´ω`)ノ
トリガァ!マキシマムドライブ!!
唯「トリガーフルバースト!」
一斉に放たれた無数の追尾弾…それをかわし、律は唯の真後ろに回り込む
唯「速い!?」
律「はぁぁぁぁ!!」
高校生とは…いや、人間とは思えぬ怪力で投げ飛ばされた唯は、壁を突き破って外に投げ出される
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 11:07:24.78 ID:0EN+5TmTO
どうしてこうなった…
おのれディケイド!
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 11:10:05.30 ID:DPs0B1qK0
おい、ドーパントがなんか言ってるぜ?
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 11:17:30.68 ID:0EN+5TmTO
唯「くっ…」
律「なぁ唯…もうこんな事止めようぜ…友達同士で殺し合うなんて良くないよ…」
唯「私には…あずにゃんだけで十分だ!他の奴なんて知らない知らない知らない!」
律「…お前、唯じゃないな?」
澪「その通りだ!!」
律「澪!?」
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 11:31:19.13 ID:RI4DmCmS0
なんだ裏不無か
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 11:33:03.65 ID:Sg1H4wjS0
裏不無(リズム)のノリに似てるな
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 11:40:21.38 ID:0EN+5TmTO
紬「そうよ!唯ちゃんはそんな事しないわ!!」
律「ムギ!!」
唯「わ…私は平沢ゆ…」
憂「あなたがお姉ちゃんな訳ない!」
憂「だってお姉ちゃんは…」
梓「こっちにいるから!!」
唯「ブイッ」
唯(偽)「な…」
梓(…てか、憂に助けられたと思ったら何ですかこの展開…)
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 11:43:54.39 ID:0EN+5TmTO
澪「さぁ、正体を現せ!」
ビシュ
唯(偽)「うぐ…」
ウンタンワーム「おのれ!」
律「やはりワームの擬態か…」
ブーン
ガシッ
律「変身」
チェンジ スタッグビートォ
ガタックMF「さぁ、始めようか」
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 11:45:05.70 ID:xJxyX4oJO
超w展ww開www
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 11:45:45.75 ID:TzIEh49q0
>梓(…てか、憂に助けられたと思ったら何ですかこの展開…)
それ以前の問題だw
ジョウカエン「フェッヘッヘッ…なかなか面白い事になってるじゃないか」
紬「ジョウカエン!」
澪「唯、行くぞ!!」
唯「うん!」
唯澪「着装!!」
R-1(唯)「MAX着装!」
MAX UP
ファイヤー1(澪)「エクスバッシャー!エクス着装!!」
ファイヤー1「ドラゴンチャージ!発動!!」
R-1MAX「R-1MAX、着装完了!」
ファイヤー1エクス「ファイヤー1エクス、着装完了!」
梓「何これ…」
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 11:54:44.68 ID:0EN+5TmTO
紬「一貫献上!」
シンケンゴールド「シンケンゴールド只今参上!」
ファイヤー1エクス「さぁ、梓もR-5に着装するんだ!」
梓「ふぇ?」
-以下省略-
R-5「アァールファーイブ!只今さんじょぉぉぉ!!」
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 11:57:43.39 ID:EsCXoX6qO
どうしてこうなった…
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 11:59:28.66 ID:0EN+5TmTO
憂「頑張ってー」
憂(そういやR-5って、作者曰わく私が変身する筈だったんじゃ)
ジョウカエン「いでよ火炎魔神!」
憂「うっ…」
ウイカエン「ウボァァァァ!」
ウンタンワーム「キゲェェェ!」
ウイカエン「ウボァァァァ!」
-一斉攻撃-
ウンタンワーム「ぐはぁ…」
ウイカエン「やられたぁ…」
ジョウカエン(あれ、絶対妹って分かってるよなぁ…)
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 12:05:57.29 ID:0EN+5TmTO
ガタックMF「キャストオフ!」
キャーストオーフ
ガタックRF「ハイパーキャストオフ!」
チェーンジ ハイパー スタッグビートル
1…2…3
ハイパーガタック「ハイパーキック!!」
シンケンゴールド「千枚卸し!」
R-1MAX「ソニックディバイダー!」
ファイヤー1エクス「龍王エクス斬り!」
R-5「マンティスインパクトォー」
ドガーン バガーン
ウンタンワーム「うわー」
ウイカエン「やられたー」
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 12:11:20.74 ID:0EN+5TmTO
R-1MAX「わーい勝ったー」
ジョウカエン(妹殺りやがったし…)
ジョウカエン「こうなったら…ハイパー合体!」
ウンタンウイカエン「ウボァァァァ」
全員「!?」
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 12:24:55.17 ID:jatokyEFO
ハハッ
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 12:51:36.97 ID:HPGWWZst0
あゝ...........
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 13:02:13.57 ID:7Gye/kEy0
一体何が始まるんです?
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 13:03:27.72 ID:EsCXoX6qO
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 13:18:27.92 ID:DUBFMWnl0
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
: 何 : /:|::',:ト、::::::ヽ、:.\:.:.:.\:.:.ヽ:.:.:\.:.:.:.:.:::.:.:.:.:::.::::_;:-'´ : : :
: が : //:/:::|::',|::'、:::::::::\:.:\.:.:.ヽ:.:.:\:.:..\::::::::::::\、::::\ : : :
: 何 : /!::|::l::::/|:::l:ヽ:\::ヽ:.:\:.:\.:::ヽ:.:.:ヽ:.:.:.:\::::::::::::\ ̄ : : :
: だ : |/l::|::|::|:ト、:::::::::、、:ヽ、:.:.:.:::::::::::::::ヽ::::.:ヽ:.:.:.:.\:.:.:.ヽ:::\. : : :
: か : |::|::/l::|::|r‐ヽ:::::ヽ(ヽー,―\::::::、::::::::::ヽ::.:.::::::.:::::::ヾ. ̄ : : :
: : }//l::|:::|{(:::)ヾ、:::ヽ \!(:::) ヽ,:::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ、 : : :
: わ :. |/l::|::|:::|ヽ==''" \:ヽ、ヽ=='" |:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、::::\
か / ',|::|:::| / `゛ |!::::::::::::::::::::::::::::ト、::ト、_` ゛`
ら l::!::::ト、 '、 _ ||::::::::::::::::::::::::ト:ヽヾ| | ̄ ̄ ̄`ヽ、
な r'"´||',::::', |:::::/l:::::|\:::ト、ヾ | | / / \
い / ll ',::', 、 ーこニ=- /!::/ ヽ:::| ヾ、 ノ ノ / ,イ