【乙女に】小説書いたんで読んでくれ【ひのこ】

泣かなくなったのは、いつからだろう。
　覚えているのは、一つだけ。戦場で矢を受けて、泣いた。
　自軍を鼓舞するために、最前線で腕を振り続けたわたし。
　我を忘れ、一心不乱に走り続けたわたし。
　そんな状況にあってあの矢は、わたしに等身大の自分を思い出させた。
　思いっきり泣いた。
　痛さにではなく、わたしを取り囲む状況、わたしが声を聞いた時より与えられた因果境遇その他多くの物事に、押しつぶされるほどの不安を感じて、泣いた。思い切り、だけどこっそりと。
　わたしが泣くと、情けない姿を見られると、士気は落ちる。
　それを承知していたから、ひとり影で泣くしかなかった。

たぶん、それからのことだ。
　こんな不毛なことはやめようと、泣かなくなった。
　弱みを見せることができないのなら、強く在ろう。
　国のために、みんなのために、気高き女騎士であろう。そう決めた――磔台の上でこんなことを思い出すなんて、皮肉なものだ。
　みんなは、わたしが守りたかったみんなは、わたしの目の前にいる。
　皆が皆、磔台を中心にして、今ひと時、わたしに思いをはせる。
　あれが、あの女が、神を冒涜した異端なのだと。
　われらが忌むべき悪女なのだと。

　これほど憎しみのこもった視線を、それもこんなに大勢受けることは、当然初めてで。
　恐怖や怒り、悲しみの類を通り越して、一種の戸惑いすら感じている。
　なにせ、こんな強烈な感情を受けたことはなくて、だから抱えきれない。
　抱えきれずに取りこぼして、拾うこともできないから、戸惑っている。
　わたしは常に、みんなのシンボルだったから。感情の受け皿だったから。だから、戸惑っている
　首を動かして、できる限り広場を見渡す。
　遠く、本当に遠くまで、ヒト、ヒト、ヒト。
　わたしの町にこんなに人がいるとは、思っても見なかった。
　ああ、だったら、もともと無理だったのだ。
　わたしは、測り違えていたのだ。

こんなにも多くの思いを背負っていたとは、知らなかった。
　初めから抱えきれずに取りこぼしていたことにも、気づかなかった。
　わたしがやっていたのは、何のことない。押し付けがましい自己満足なのだ。
　名を誇示し、誉れを欲し、他者をも巻き込んだ、最も悪むべき自己満足。
　己を省みず他を寄せ付けず、しかし何かしらの甘美を望んだ自慰行為。
　国民のためなどと大義名分を抱えたつもりでいたことに、最後まで触れずにいた。
　そんな、様々な腐臭の撒かれた獣道を、わたしは構わず歩いてきた。
　――そしてここは、この磔台は、己が醜悪なる軌跡の、成れの果て。
　火が、放たれようとしている。
　芯まで腐った肉塊が、処分される。

わたしはいったい、どこで道を間違えたのだろう。
　声を聞いたときか、泣くのをやめたときか。
　それとももっと先のことかもしれないし、やもすれば空気が肌に触れたその時かもしれない。
　そんなことを考えても、もはやどうにもならないのだけれど。
「……何か、言うことは」
　刑の執行人が問うてきた。

「あっ……」
　こんなことを聞かれるのは戯曲の中だけかと思っていたから、言葉は詰まる。
　それでも何か言おうとして、思いめぐらせて――だけど今更、何を言えばいいの？
　ごめんなさい？
　すみませんでした？
　そんな、馬鹿馬鹿しい。
　考えれば考えるほど、言葉に詰まる。

「うぅ……」
　思えば生まれてこの方、常にみんなのことだけを考えてきた。
　その結果として、当然のように何時いかなるときも自分を挟むことのなかった、わたしの言葉。
　そんなわたしが、今更、何を？
　伝えたいことは、たくさんあるはず。
　ありがとう。
　嬉しかった。楽しかった。
　つらいこともあったけど、みんながわたしを励ましてくれた。助けてくれた。
　みんな、大好きだよ。

　――だけど、何一つとして、言葉が出てこない。
　みんなのことだけを思って、思って、思いすぎて。
　気持ちが飽和していて――そしてみんなは、それこそが罪なのだと、わたしの生では拭いきれぬ罪なのだと言う。
　自我を持たぬ、傀儡の仮面をつけたお前こそ、罪びとなのだと。

だけど。
「うっ……」
　指をさされたあとでさえ、溢れ続けるこの気持ちは、それでもなお罪なのだろうか？
　こんなにも、みんなのことを想っていたのに。
　こんなにも、愛していたというのに――なんて、報われない。
　気高く在ろうと、誰よりも誰かのために気高く在ろうと被った仮面が、不意に重たくなって。
　音を立てて、外れた気がして。
「……うっ……うぅ……うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！」
　わたしは久方ぶりに、心底泣いた。

こういうの小説って言うのだろうか

改行が多い
同じ言葉使いすぎ。語彙が貧困だってすぐ分かる
わざわざ難しい言葉使ってせいかは知らんが、言葉使いがおかしい所が多々ある

さらに言うなら、このノリで100DP以上いけるとは思えない
短い文章なら体裁は整える事はいくらでも出来るけど、これは息切れするタイプ
長い文章にして投稿サイトなり、２ちゃんの鑑定してくれるスレにでも行けばいい

読んでないけどうんざりした

〜〜た。
の多用はリズムを悪くし、結果的になにを伝えたいのかわからなくなります。

あー
もっともだな
息切れするから長いのかけない

基本的なとこ指摘されてるな
耳が痛い。

頭の下がる思いで一杯一杯ﾃﾞｽﾖ

とりあえず頭大丈夫？

age

何を伝えたいのか分からない
ところどころ日本語がおかしい
意味のない繰り返しが多くてイラつく
体言止めを多用して許されるのは中学生女子まで

ジャンヌダルク・・・？

ジャンヌですｗ

age

素人感想だけど主人公視点でもの書くと
今時よくあるケータイ小説の
「アタシは死んだ　スイーツ（笑）」
の一文思い出す。

「わたし」を使いすぎなのかなぁ
主人公視点ってのが最初にドン！と決まってるのなら連呼しなくていいような気もする
＞みんなは、わたしが守りたかったみんなは、わたしの目の前にいる。
＞皆が皆、磔台を中心にして、今ひと時、わたしに思いをはせる。

なんかくどくね？

age

みんなやめろ>>1が泣いてるだろ

>>24
自分も小説書いてるからわかるけど
多分そのくどさは、計算してのことだと思うよ

どうやったって書き手が提供してるリズムで読み手は読んでくれない場合が多いから
そういう文を使うのは結構賭けなんだけどね

スレタイからして読む気が起きない
内容がよくわからない
まあ、内容全く見てないからなんだけど

age

内面を細かく描写したいのは分かるけど、表現が少し回りくどいというか、説明くさい
もっとストレートに書いていいと思う

別に続き気にならないって事は面白くないからなんだろうか。

age

age

まず>>1について
場面が想像しにくい。
主人公の回想だというのは分かるけど、どこで「矢を受けて泣いた」のかが曖昧だよね。

＞思い切り、だけどこっそりと。
＞ 　わたしが泣くと、情けない姿を見られると、士気は落ちる。
＞ 　それを承知していたから、ひとり影で泣くしかなかった。

それまでは戦場の前線をイメージしてたんだけど、この文章で混乱する。陰で？

>>2について
＞ 　国のために、みんなのために、気高き女騎士であろう。そう決めた――磔台の上でこんなことを思い出すなんて、皮肉なものだ。
突然磔台にいることを明かすのはちょっとはっとしたｗ
まあ効果的じゃないか？

あと細かいこと言うと「思いを馳せる」はマイナスイメージの時あまり使わないような気がする。

少しだけ苛めていいですか？

>>3について
＞ 　恐怖や怒り、悲しみの類を通り越して、一種の戸惑いすら感じている。

一般的には恐怖、怒り、悲しみ＞＞＞戸惑い
そこで「通り越して」とか「すら」とか使われるとちと違和感ある。

＞ 　なにせ、こんな強烈な感情を受けたことはなくて、だから抱えきれない。
＞ 　抱えきれずに取りこぼして、拾うこともできないから、戸惑っている。
＞ 　わたしは常に、みんなのシンボルだったから。感情の受け皿だったから。だから、戸惑っている

ここらへんが何かくどい。
上の文章も併せてもっと簡潔に戸惑いとか絶望感を表したい。

＞ 　首を動かして、できる限り広場を見渡す。
＞ 　遠く、本当に遠くまで、ヒト、ヒト、ヒト。
＞ 　わたしの町にこんなに人がいるとは、思っても見なかった。
＞ 　ああ、だったら、もともと無理だったのだ。
＞ 　わたしは、測り違えていたのだ。

概ね文句なし！
やっと主人公の動きとか周囲の様子が感じられて嬉しいです

>>36
がやってるからいいや
携帯なのにがんばるな

簡潔に申しますとすごく読みづらい文章で興味もそそられず、読み進める気がおきません

>>4について
全体的に比喩が多くて分かりにくいです。
>>1は始めからジャンヌを想定して書いてるからいいけど、読み手はまだ気付いてないから訳分からんちんなんだと思う。

＞ 　そんな、様々な腐臭の撒かれた獣道を、わたしは構わず歩いてきた。
＞ 　――そしてここは、この磔台は、己が醜悪なる軌跡の、成れの果て。

腐臭……とな………
自分もうまい表現が見付からないが、何かやだなｗｗｗ

＞ 　火が、放たれようとしている。
＞ 　芯まで腐った肉塊が、処分される。

この文章は話し手目線の文章なので、こういう客観的な表現は不適切かもしれない。
あとジャンヌ自信無くしすぎだｗｗｗ感情が動きすぎてる感じ。

あれ、もしかして>>1寝た？
俺もうゴールしていいの？

>>40
だめ

>>41
頼むよｗｗｗもういくらも寝る時間ねえｗｗｗｗｗ
まあ不眠症だからいいんですけどね

バトンタッチということでいかがかな

終了