1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
琴吹家系列の音楽店
梓「ムギ先輩、ホントにいいんですか?
ここにある品が全部9割引きなんて?」
紬「お年玉セールっていうんでしょう?
世間では年始によくあることって聞いたわよ。」
律「9割引でも手が出せねえ…」
澪「それはお前の無駄遣いの結果だ!」
唯「…」
律たちが騒ぐそば。
唯は店内をぐる、と見回す。
∧_∧
ピュー (´・ω・`) <これからも山崎誠を応援して下さいね。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 22:06:21.39 ID:jbZX1sO2O
正直、期待してなかったが後半の展開には引き込まれたわ
俺の中ではBランクってとこかな
ところで
>>1さんの過去作ってなんですか?
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 22:12:07.23 ID:OIvzO94V0
梓「なんか…すごく悪いような…」
紬「いいのよ、いいの。さあ、お買い物を楽しみましょう♪」
2010年が明けて数日後、
桜高軽音部員たちは琴吹グループ系列の音楽店にいる。
澪「ムギ、ほんとにいいのか?」
紬「ぜんぜん〜!
世間がまだまだ不景気なんだから、
こんなことをしても問題ないわよ♪」
琴吹グループは今年度も黒字経営らしい。
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 22:18:58.56 ID:OIvzO94V0
律「っていってもよー、10万円のヤツも九割引きで一万ちょいだろ?
どうせだったらもっと安くしてくれよぉ…」
紬「そう?だったら…」
澪「ムギ、コイツの与太話は無視してくれ…」
梓「わ、わたしも今は特に足りないものはないんで…
メンテナンスの用具を見せてもらいます。」
唯(うーむ…)
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 22:26:01.82 ID:OIvzO94V0
かくいう唯はギー太さえいれば満足という口だ。
とくに欲しいものはない。
紬「ぜんぜん気にしないで♪
澪ちゃんも…二台目のベースとかどう??」
澪「え…え!?」
唯(私はギー太一筋だけどね〜)
と、思いつつ、唯は店の方々へ視線を向ける。
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 22:29:07.49 ID:OIvzO94V0
唯「あ…!」
"モノ"との出会いというのは不思議なもの。
紬「唯ちゃん、どうしたの?」
唯「あれ…」
梓「"ピック特集"??ですか?」
唯の指すほうには、たくさんの光沢美しい、ピック達。
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 22:37:04.60 ID:OIvzO94V0
唯「あれ…いいなあ…」
そのうちの一つが唯の目に留まる。
はっきり言えば、若者向けとは言えぬ、鼈甲(べっこう)細工の。
梓「でもそれだけ値段書いてないですよ?
かなり高いんじゃ…」
その中の一品。
律「ふむふむ…『ドイツの著名ギタリスト、ラウバウ氏所有の…』」
律が紹介文を読み上げる。
店員「あ…あの…」
横から店員の一声。
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 22:45:38.69 ID:OIvzO94V0
店員「紬お嬢様、
その品はちょっとお売りできないんです…」
常日頃、桜高軽音部員達の我侭につき合わされている店員Aも
さすがの困り顔。
紬「いわゆる"展示品"かしら??」
店員「その通りです…」
澪「"A・ラウバル"。
著名って言う割には聞いたことないなぁ…。」
店員「お嬢様のお父様、琴吹会長の御縁ある方の品らしいんです。」
紬「お父さんの??」
店員「はい…」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 22:50:31.15 ID:OIvzO94V0
紬「ヨーロッパの洋楽関係で??聞いたことがないわね…」
紬が思案顔になる。
唯「…」
その間も、唯はひたすらそのピックに視線を向ける。
…というかぶつける。
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 22:53:12.58 ID:OIvzO94V0
澪「唯、そんなまじまじと見つめてもさ…」
唯「…」
澪「非売品なんだから…」
唯「…」
澪「唯…」
唯「…」
梓(梃子でも動かない感じですね…)
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 22:53:13.86 ID:REe8DAVsO
しえん
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 22:57:16.48 ID:OIvzO94V0
唯「…」
唯はまわりの声が聞こえていないようだ。
紬「唯ちゃん??」
唯「…」
梓「先輩!非売品ていうのは売ってもらえない品物なんですからね!?
そんな物欲しそうにしたって…」
物欲しそう??
いや、唯の方が魅入られたような。
紬「…」
携帯電話を取り出し、どこぞへ電話をかける紬。
律「あ、もしかして…」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 22:59:01.28 ID:REe8DAVsO
シエスタ
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 23:03:58.83 ID:OIvzO94V0
紬「もしもし…お父さん??今、大丈夫ですか…??」
律(こりゃムギの"スイッチ"が入っちゃったか…)
紬「実はね…」
紬「そう、そうなの…」
紬「私のお友達がね…」
気に入った品から離れぬ唯。
その横には彼女のために父親へ電話をかける、筋金入りのレズっ娘。
紬「うん…」
紬「…」
紬「え??いいの!?」
澪「?」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 23:05:36.18 ID:OIvzO94V0
紬「店員さん、父が…」
そういうと、自分の携帯電話を店員Aに差し出す紬。
店員「え!?まじっすか!?」
そして…
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 23:08:44.46 ID:REe8DAVsO
スレタイがゆとりウケしないのかと思ったら、唯「」スレが10以上あったw支援
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 23:10:55.12 ID:OIvzO94V0
律「よかったなぁー唯よぉ!」
唯「うん!!」
唯はこぼれんばかりの輝く視線を、小さなピックへと向ける。
額より上に両手で掲げ、大事そうに護持している。
梓「でも"レンタル"なんですよね??」
口を挟む梓。
梓「それも"無期限の"。」
澪「確かにおかしな話ではあるな…」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 23:14:14.96 ID:19YCZB1CO
このスレはSSに監視されています
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 23:16:44.52 ID:OIvzO94V0
紬「私にもよくわからないわ。
お父さんに詳しく事情を話したらね…」
律「ムギのお父さんに無理言えばさ、
超有名どころのアーティストの品も貸してもらえるかも!?」
澪「確かにありえるな…」
澪が律に同調する。
唯「…」
梓「…?」
その一方、梓はピックに魅入られたままの唯を見、
なにかを、覚える。
何かを。
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 23:22:02.09 ID:plYOf0KB0
ゾロアスター教っぽいな
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 23:22:02.75 ID:OIvzO94V0
唯「あなたは…誰?」
「…」
そして、その日の夜。
これは唯の夢の中。
目前には"よくわからないもの"が一体。
縦に170センチほどの大きさ。
「…」
黒く煤け、大きな丸太のよう。
そして、唯の鼻に酷く臭う。
嗅いだことのない臭い。
強い吐き気がこみ上げるほどの…
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 23:26:38.49 ID:RtQE5hHGO
学生運動とか極左活動にせいをだすやつらって
たまに金持ちのボンボンが中心になってやってるよな
24 :
雪華吉影 ◆/2nb17wf6k :2010/03/04(木) 23:28:12.43 ID:zAf6DL2X0
NSDAPあげ
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 23:30:07.08 ID:OIvzO94V0
唯「…」
しかし、唯の鼻へ通ずる臭いは
嫌悪感ではなく、強い悲哀を彼女に生む。
「きみは…しんめいか…」
"よくわからないもの"からの声。
「しんめいに愛さるる…おとめか…」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 23:33:46.67 ID:OIvzO94V0
"よくわからないもの"を見ることが苦しい。
しかし、見ずにはいられぬ。
唯「しん…めい??」
「神明…」
「"あいんへると"…もしくは…"あるつぇんごっと"…」
「わたしは…」
「ついに…
「"ヴァルハル"に…来たるか…」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 23:42:21.61 ID:OIvzO94V0
唯「よく、わかんない。」
唯の片手にはあのピック。
「ちがうのか??みえぬ…」
「わたしには、みえぬのだ…」
黒い、焦げた丸太、"よくわからないもの"が"目"を開く。
刹那のこと。
その"瞳"は海のような青。ひどく澄んだ、透明な青。
"よくわからないもの"は、唯を見ることができず、
その視線は唯の体躯を漂う。
28 :
雪華吉影 ◆/2nb17wf6k :2010/03/04(木) 23:48:57.16 ID:zAf6DL2X0
伍長閣下?
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 23:49:47.51 ID:OIvzO94V0
「焦熱、そして、凍えより…」
「放たれたとおもえば…」
唯は思い出す。
床に就く前、さんざんにギー太を可愛がった。
ムギから借りたあのピックで。
「とはゆえ…」
「なつかしい香りがする。君から…」
「それは、"レオ"に与たゆたはずだが…」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 23:51:08.94 ID:46b7bcA6O
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 23:53:02.43 ID:OIvzO94V0
唯「れお??」
「"はらから"の子だ…我が甥…」
唯「はらから??」
「わたしの姉…」
「いや…」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 23:55:52.09 ID:ptDVmA/SP
クロス?
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/04(木) 23:57:32.17 ID:OIvzO94V0
「君からも…きみの身体からも、懐かしい匂いがする…」
「若きころ…青いころ…」
そう言うと、液体のようなもの、を流す、"よくわからないもの"。
涙、だろうか?
唯「あなたは人間なの?」
「そうだ。」
「…」
「いや…」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 00:03:46.88 ID:CCRwLSWN0
「そうだった。」
「人間だったのだ…」
「そうだ!」
"よくわからないもの"は続ける。
「そうだった!」
「きみのこと、クビツェクとよくはなしたなぁ…」
唯「クビツェク…って??」
「少ない、友のひとりだ…」
「公園のベンチに座り…その少し先にいた、美しい君のことを…」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 00:07:12.01 ID:FG1BtvTIO
けいおんから学ぼうシリーズか。
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 00:11:23.16 ID:CCRwLSWN0
「雑然としていたが、あのころの"ヴィーン"も、」
「また美しく…」
「さらに君もまた美しかった…」
「きみのことは絵にできなかったが…」
「むしろきみを題として、歌劇を描きたかった…」
唯「よく、わかんないよ…」
唯「ヴィーンって何?クビツェクってだれ?」
唯「あなたは、」
唯「誰?」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 00:12:24.32 ID:Qs6RIjqYO
何かよくわからん
ヒトラー伍長な感じなの?
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 00:17:15.65 ID:CCRwLSWN0
「わたしの名??」
「…」
「そうだ。わたしはついぞ、」
「きみにわたしの名を名乗ることもしなかった…」
「そうだ、」
「そうだった…」
そういうと、"よくわからないもの"は、視線をはるか上に移す。
そして唯はフレイムヘイズになった
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 00:22:49.90 ID:CCRwLSWN0
「そうだ…」
「そうだ!!」
「我らが国はどうなったのだ!?」
再び"よくわからないもの"は唯に視線を…
獲物狩るような目を向ける。
唯「っ!!」
先ほどまでの、恋焦がれる相手を思うような目と、なんと違った…
飢えた鷲のごと…
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 00:27:41.54 ID:CCRwLSWN0
唯「わがくに!?」
唯「意味わかんないよ!?」
「ちがう!!」
「"我ら"が国だっ!!」
唯「うっ…ぅ…」
唯ははじめて恐怖を感じる。
そして、漏れ出る嗚咽。
「!?」
「す、まない…」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 00:34:31.70 ID:CCRwLSWN0
唯「くにって…」
唯「ここは、日本…だよ…」
「ヤパン…?」
「…」
「ことばの混濁がある…」
「…」
「どういうことだ…」
唯「ヒック…」
「これは…」
「きみの、ゆめ??」
43 :
雪華吉影 ◆/2nb17wf6k :2010/03/05(金) 00:34:42.68 ID:CCSC5fWu0
伍長・・・
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 00:50:06.39 ID:CCRwLSWN0
唯「ヒック…」
「…」
「もしや…」
「…」
「いや…そうか…」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 01:05:14.75 ID:hYMd7qV7O
見てるからな
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 01:14:41.93 ID:Pf12UMCXO
もしや…
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 01:16:33.68 ID:CCRwLSWN0
「そう…だったの…か…」
「…」
「Ihr antwortete drauf die kluge Penelopeia,
Aus der süßen Betäubung im stillen Tore der Träume
(夢の間際、心地よくまどろむペネロペーは答ゆる…)」
"よくわからないもの"が何か唱えると、唯の意識に突然、白色が現れ―
そして、唯は目を覚ました。
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 01:21:46.25 ID:CCRwLSWN0
眠りから覚めれば、自分の部屋だ。
そうだ、眠り、から醒めたのだ。
さきほどまでのあれ、は夢?
けれど…
唯のすぐ横、ベッドの脇に気配を感じ唯は顔を向ける。
唯の瞳と交差する、澄んだ青い瞳。
唯のそばには、一人の男性が佇んでいた。
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 01:22:34.86 ID:+1n2drcV0
変態だあああああああ!!!!!
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 01:30:56.73 ID:CCRwLSWN0
青い目をもつ、彫の深い男だった。
20代前半の、痩せた男。白人だとわかる。
頭髪は左半分に偏った、短めのツーブロック、
背の丈は唯より小頭一つほど高く、ひょろり、としている。
その男の青い目が、唯を見下ろしている。
唯「え…」
「…」
「きみは、夢から醒めたのだ。」
「そして…」
「わたしも。」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 01:37:58.34 ID:CCRwLSWN0
上着は背広のような、しかしよれよれで、摩れている。
ズボンは、踝ほどまでで、いわゆる、『つんつるてん』
お世辞にも、いや正直に言ってもあまり綺麗な格好ではない。
唯「お兄さん…」
唯「なんで光ってるの??」
唯の次の一声はそれであった。
唯の側に立つ男は、薄く暗く、ほんのりと、青白く蛍光しているのだ。
「人の輝きは、魂に由来するから、」
「かもしれないね。」
男は答える。
優しく、答える。
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 01:40:37.91 ID:CCRwLSWN0
唯「あはは、まだわたし寝てるんだね…」
「いや、君は間違いなく、覚醒しているよ。」
唯「…」
唯「夢じゃないの??」
「ああ。」
唯「…」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 01:47:12.34 ID:CCRwLSWN0
唯「…」
唯「も、ももも、もしか…して、お、おばけっ!?」
「おばけ??」
「確かにね。魂が肉体から離れれば…」
「その存在はすなわち人外だろうね。」
そういうと、その青年は微笑む。
はにかんだ微笑だが…
強く、惹きつけられる。
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 01:54:17.83 ID:CCRwLSWN0
唯「だ、誰なの…」
唯「おばけの…お兄さん…」
唯は震えながら発する。
「すまない、初対面の女性に対して名乗らずにいるとは…」
「わたしは、アドルフ。」
アドルフ「アドルフ・ヒットラー、と言います、お嬢さん。」
"ッ"の部分を小気味よく発音し、青年は唯にこたえる。
ネオナチの唯ちゃんなんてやだやだ!
支援
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 01:58:54.26 ID:CCRwLSWN0
唯「あどるふひとらー??外国人??」
アドルフ「そう、ドイツ人、だよ。」
青年はそう答える。
唯「…」
唯「が、がいじんのおば…け…」
唯は再び震えを覚える。
アドルフ「怖がらせてしまって、いるね…」
青年の表情から笑みが消え、そのはにかみは一層痛々しさを帯びる。
唯「あ…」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 02:05:58.51 ID:CCRwLSWN0
唯はすぐに悟る。
この青年の表情は、澪が度々その面に映す…
唯「あ、ご、ごめんない…おばけのお兄さんにおばけなんて言って…」
アドルフ「こちらこそ…すまない。どうやら今の私は…」
アドルフ「君の認識どおり、人外の存在らしいから…」
唯「…」
唯は青年に憐憫を覚える。
この青年は、表面上は、はきはきしているとはいえ、
澪並の人見知りだと理解する。
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 02:11:52.08 ID:CCRwLSWN0
唯「あやまらなくちゃいけないのは私のほうだよ。」
憐憫を覚えると、唯の心から恐怖が消えていく。
唯「え、と、あどるふさん?」
アドルフ「呼び捨てで構わない。
アドルフでも、ヒットラー、でも。」
青年は答える。
表情に笑みが戻りつつある。
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 02:16:23.56 ID:KpejoUlIO
見てるがストーリーが把握できません
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 02:17:43.49 ID:CCRwLSWN0
唯「アドルフ…」
唯「なんか照れるね…」
唯も可愛らしくはにかみつつ、微笑む。
唯「気にせずに。」
青年も微笑む。
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 02:21:02.78 ID:CCRwLSWN0
唯「アドルフはどうして私の部屋にいるの?」
当然の質問だ。
側にいるのが生身の人間なら、間違いなく変質者扱いだろう。
アドルフ「私にもよくわからない。」
アドルフ「ただ…」
アドルフ「どうやら、君がもっていた"小撥"と関係があるらしい。」
唯「こばち(小撥)??」
アドルフ「君が昨晩ギターを奏でるのに使った、鼈甲製の。」
唯「あ、ムギちゃんのお父さんに借りたピック…」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 02:23:24.46 ID:+1n2drcV0
ほうほう
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 02:28:40.24 ID:CCRwLSWN0
アドルフ「その小撥は、私が、甥のレオに与えた小細工物の"一部"だ。」
唯「へ、そうなんだ。じゃあ、このピックは元々アドルフの物なんだね。」
唯からはすっかり、怖れ、が消え、
持ち前の人懐こさ、と好奇心が頭をもたげつつある。
アドルフ「もともとは、義母の髪飾りだったはずだが…」
唯「義母…」
アドルフ「ああ。父の前妻のことだ。私の母は後添えでね。
甥の母、姉のアンゲラとは腹違いになる。」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 02:34:45.05 ID:CCRwLSWN0
唯「ふ、ふくざつな家庭じじょうだね…」
アドルフ「気にしなくてかまわないよ。」
アドルフはそう言う。
アドルフ「ああ!」
アドルフ「忘れていた!まったく私としたことが…」
アドルフの表情に再び、はにかみ、が浮かぶ
唯「?」
アドルフ「君の名前を聞くことを…」
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 02:39:47.82 ID:CCRwLSWN0
唯「わたし?」
唯「私は、ゆい。ひらさわ ゆい だよ。」
アドルフ「日本人はシナ人と同じく姓、名前、の順だから…」
アドルフ「平沢お嬢さん、ですね?まったく私としたことがすいませんでした…」
唯「?」
唯「わたしも、呼び捨てで、"ゆい"でいいよ?」
アドルフ「え!?いいの、かい?」
唯「うん♪」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 02:46:07.90 ID:CCRwLSWN0
アドルフ「身内と妻以外を、名前で呼ぶのにはなれないものでね。」
唯「妻!?結婚してるの!?」
アドルフ「ああ。私が…」
アドルフの表情が強く歪む。
アドルフ「私の生を終える直前に、結婚式を挙げたんだ。」
そう答えるアドルフ。
唯「…」
唯は、彼の表情を読んで、それ以上聞こうとはしなかった。
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 02:46:21.68 ID:9/y2zscd0
これを機にブラックメタルに奔るんですね
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 02:47:12.53 ID:2qHxAxQ70
イタリア抜きでやろうぜ!!
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 02:50:35.31 ID:CCRwLSWN0
唯「ご、ごめんなさい…」
アドルフ「気にしないでいい。」
アドルフは、そう答える。
無理やりに、はにかみ微笑んで。
唯「と、とにかく…」
唯は話題を戻す。
唯「なら、このピックはアドルフに返した方がいいかな…」
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 02:59:49.62 ID:CCRwLSWN0
アドルフの表情は、再びにこやかなものに戻っている。
けれど、それは、笑みを装った、唯を安心させるためのものだが。
これから先、アドルフが表情を崩すことはほとんど無くなる。
アドルフ「気にしなくていい。
君が今までどおり使ってくれたまえ。」
唯「いいの?」
アドルフ「ああ。」
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 03:03:28.50 ID:CCRwLSWN0
唯「ありがとう♪」
唯は微笑む。
アドルフ「ところで、私も死人なのでね…」
アドルフ「ここが日本だということはわかったが…」
アドルフ「ベルリンが落ちてから、どのくらい時間が経っているんだろうか?」
唯「べるりん、て何?」
アドルフ「…」
アドルフの質問も悪いが、彼は現代日本の、
平均的女子高生の教養について全く知らない。
これは唯が悪いだろw
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 03:09:19.68 ID:CCRwLSWN0
アドルフ「ドイツ国の首都なんだが…」
唯「あ、そ、そうなんだ!?
私、東京とアメリカのニューヨークしか知らないから…(汗)」
アドルフ「…」
アドルフ「…なら確か、日本は皇帝陛下臨御のもと、その皇紀2600年を祝…」
アドルフはそう言いかけてやめる。
アドルフ「現在は西暦何年だろうか?」
一番的確な質問だ。
初めての支援
唯になりたいと初めて思った
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 03:17:13.06 ID:CCRwLSWN0
唯「えっと…」
唯「えとね…」
側においてあった携帯を手に取り、なにやら始める唯。
アドルフ「…」
ちなみに、アドルフは天然女性が苦手ではない。
自身の妻がそうであったように、その手の女性に対してはかなり寛容なほうだ。
日村「ちーっすアドルフさん」
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 03:22:19.69 ID:CCRwLSWN0
アドルフ「その、機械、はなんだい?」
唯「え?携帯電話だよ?」
アドルフ「けいたいでんわ??」
アドルフは、数秒思案する。
が、技術発展、という概念とともに思考をやめる。
唯「あ、今は2010年だって!!」
アドルフ「!!」
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 03:30:42.44 ID:CCRwLSWN0
アドルフ「…」
アドルフ「65年…!!」
彼はそう口にする。
唯(ってことは、アドルフは60年前に死んでるんだ…)
アドルフ「ああ…」
アドルフ「ああっ!!」
アドルフは強く、強く悲痛な表情を帯び、ベッドの横にしゃがみ込む。
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 03:37:25.64 ID:CCRwLSWN0
数十秒後。
アドルフ「…」
アドルフ「ゆい。」
アドルフは唯に青い瞳を向け、問う。
アドルフ「今のドイツは…どうなっている…
アドルフ「…のだろうか?」
悲痛な表情のアドルフ。
唯「え、えと…」
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 03:39:09.65 ID:ZxEApbFrO
いくら何でも西暦くらい分か……うーん……
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 03:47:07.28 ID:CCRwLSWN0
唯は答えることができない。
アドルフに気兼ねして、というよりも、
その知識材料が"ビール"と"ソーセージ"と、両親が現在滞在してる場所
ということぐらいしかない。
唯「あ!」
両親が少し前に送って来た土産を思い出す。
唯「たしか東西ドイツ統一記念20周年がうんたらかんたら…」
唯にしては珍しい。
アドルフ「東西ドイツ統一記念20周年!?」
アドルフ「どういうことだ…」
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 03:48:53.60 ID:ZxEApbFrO
いやー筆髭がちょっとね……
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 03:55:06.83 ID:CCRwLSWN0
アドルフ「…」
アドルフ「ゆい、君は見たところ学生のようだが。」
唯「うん!高校3年生になったばっか!」
アドルフ「歴史、は学校でならっているだろうか?」
唯「うん!世界史取ってるよ!」
アドルフ「…」
早速アドルフは、自分のことよりも唯のほうを心配する。
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 04:01:07.03 ID:CCRwLSWN0
アドルフ「教材があれば見せてもらいたいのだが…」
唯「教科書なら多分バックに入ってると思うんだけど…
ちょっと待って…」
アドルフ「…」
唯「あ、あった!」
アドルフ「!!」
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 04:05:21.51 ID:ZxEApbFrO
唯がどんな風に対応を変えるか、或いは変えないかが楽しみ。
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 04:08:28.34 ID:CCRwLSWN0
アドルフ「すまないが早速読ませてもらっていいだろうか!?」
唯「もちろん!」
アドルフ「早速…」
アドルフ「…」
アドルフ「く…」
アドルフ「どうやら私は…物体に触れることができないようだ…。
ページを開いて、もらえないだろうか?」
唯「おーけー!!」
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 04:15:09.45 ID:CCRwLSWN0
それから、アドルフは第二次大戦後から現在までの、
中道的な教科書の内容にそった、歴史の歩みを知り…
アドルフ「…」
唯「あ、あどるふ?」
アドルフ「やはりアメリカが…
マルクスなどかわいいものじゃないか…」
アドルフ「…」
唯は、アドルフが生前、何者だったのかに気が付いていない。
先ほど彼と一緒に眺めた、教科書の記述や写真には
山ほどの情報がアドルフについて記されていたのに。
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 04:25:26.40 ID:+1n2drcV0
なんだおもしろいじゃないか
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 04:26:22.28 ID:CCRwLSWN0
アドルフ「いや、覚悟はしていたことだ…」
アドルフ「けれどしかし、私のことをさも悪魔のように…」
アドルフ「いや、堕天使…」
アドルフは独りごつ。
アドルフ「何より…イサァクの種どもは再び蔓延り…あろうことか国家まで…」
アドルフ「忌まわしい…げに忌まわしい!!」
アドルフ「汚らわしい種族汚染者どもめ!!」
唯「ビクッ…」
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 04:33:13.29 ID:CCRwLSWN0
アドルフ「やはり、私の歴史観は全く正しかった!!」
アドルフ「しかし…」
アドルフ「今、私の意識が目覚めていること…
神は私を罰されているということか…」
アドルフ「ドイツを救えなかった、この私を…」
アドルフ「…」
アドルフ「いや…」
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 04:38:51.62 ID:CCRwLSWN0
アドルフ「いや違う!」
アドルフは、唯のベッドに腰掛ける。
アドルフ「今、この私の意識が再び蘇ったということは…」
そう言うと、アドルフは右手で、ポン、と一度右ひざを打った。
霊体?のはずの彼から、小気味良い音がする。
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 04:46:15.72 ID:CCRwLSWN0
アドルフ「…」
アドルフ「神よ。」
アドルフ「感謝します。」
そう言い終えると、アドルフは潤んだような目で、虚空を見つめる。
押し黙ったまま。
唯は少し混乱していた。芽生えた恐怖を再び、ほんの少しだが、覚えつつ。
これが先ほどまでの、内向的だが、しかし、人の良さそうに見えた青年のそれだろうか?
そして何より唯は、このような顔をする人間を、面とむかっても、テレビでも、目にしたことは無い。
あどけない少年の眼差しを持ちながら、老獪さを隠そうともしない、表情の男を。
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 04:48:25.57 ID:CCRwLSWN0
ごめんなさい、すこし寝ます
すいません
支援
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 05:17:29.16 ID:9/y2zscd0
支援
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 06:04:34.41 ID:FG1BtvTIO
ほしゅ
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 06:07:07.06 ID:fzzQZJQq0
マジレスするとピックは消耗品
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 06:24:40.48 ID:9/y2zscd0
べっ甲ピック一枚で普通のピック10〜15枚買える
ジーク・憂たん♪
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 08:54:11.61 ID:2qHxAxQ70
唯がヒトラーなら憂はヒムラーか
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 09:13:34.21 ID:uX3Yfysa0
おもしろ!
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 09:59:43.81 ID:2qHxAxQ70
ほ
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 10:09:53.72 ID:CCRwLSWN0
すみません、再開します。
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 10:10:24.03 ID:3aikX3joO
おかえり
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 10:11:45.08 ID:uX3Yfysa0
キター
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 10:15:35.84 ID:CCRwLSWN0
明けて翌朝。
唯「うーんんんん…」
唯「むにゃむにゃ…」
眠っている唯。
そして、ガチャ、と唯の部屋のドアが開く。
憂「あねーちゃんーーん!朝だよぉ!」
憂が姉を起こしに来る。
唯「あと、ごふん…」
憂「おねーちゃんっ!!」
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 10:22:12.11 ID:CCRwLSWN0
憂「遅刻しちゃうよ!早くゴハン食べよ!」
唯「わかったよぉー」
ムクリ、と起き上がる唯。
起き上がった唯の、その視線の先には、
青白く輝く人型。
唯「!!」
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 10:28:36.56 ID:CCRwLSWN0
唯「ヒッおば…」
と言いかけて昨夜のやり取りを思い出す。
アドルフ『おはよう、ゆい。』
アドルフは唯の机の前の椅子に腰掛けていた。
やさしく唯に微笑みかけ、言葉をかける。
アドルフ『もちろんこれは、夢ではないよ。』
※以降のアドルフの台詞には二重括弧を使います。
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 10:36:01.08 ID:CCRwLSWN0
唯「あっ、やっぱりそうなんだ…」
憂「どうしたの??」
憂が首をかしげる。
唯「あっ!」
唯「この人はアドルフって言うんだけどね…」
憂「?」
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 10:41:41.76 ID:CCRwLSWN0
アドルフ『ゆい、やめておきなさい。』
アドルフ『どうやら妹さんには、私の姿は見えていないようだよ。』
アドルフが諭す。
唯「そうなんだ…」
憂「??」
憂は格別気にしない。
唯が寝ぼけて変なことを口にするのはいつものこと。
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 10:46:36.49 ID:CCRwLSWN0
朝食をとる唯と憂。
アドルフは唯の隣の椅子に腰掛け、平沢邸の内部を見回している。
唯「もぐもぐ…」
アドルフ『…』
唯「…」
唯(すごく変な感じ…)
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 10:55:26.57 ID:CCRwLSWN0
現在のシチュエーション、
平沢姉妹とその横に座る白人男性の幽霊。
確かにシュールである。
憂「ちゃんと牛乳も飲むんだよ!」
唯「うん!」
アドルフは微笑みながら、二人のやりとりを見守る。
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 10:56:25.92 ID:DLI7OrGyO
おもしろ支援
ちょっと先が気になるから支援。
唯ちゃんは誰が来てもなんとなく上手く折り合いつけそうな感じだな。
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 11:01:07.02 ID:CCRwLSWN0
そして登校。
仲良く並んで歩く平沢姉妹。
一歩下がってその後を、アドルフがついて行く。
唯は時折、ちらちら、と、アドルフに視線を送る。
唯「…」
憂「どうしたの?おねーちゃん??」
唯「ううん!な、なんでもないよっ!」
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 11:03:38.61 ID:vh8PGxoc0
なにこれ面白い
期待あげ
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 11:08:13.83 ID:CCRwLSWN0
アドルフが声をかける。
アドルフ『ゆい、黙って聞いてくれたまえ。』
唯「…」
アドルフ『どうやら私は、その鼈甲の小撥と離れてはいられないようなのだ。』
唯「!」
唯(地縛霊ってやつだね…)
ちなみに、ある場所や建築物に縛られているのが地縛霊である。
その理論でいけばアドルフは地縛霊でない。
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 11:10:24.85 ID:aGGx9DD80
気にはなるなこれ
ヒカルの碁みたいな?
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 11:15:36.33 ID:CCRwLSWN0
律「うーっす、ゆいー、ういちゃん」
澪「おはよう。」
唯「おはよう!りっちゃん、みおちゃん!」
憂「お早うございます!」
律や澪と行き会う。
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 11:20:36.02 ID:CCRwLSWN0
校門近く。
桜高の生徒が多く歩いている。
アドルフの表情は、無表情のそれに近くなっていた。
彼は、あまりアジア人種のことを好いていない。
というか、はっきりいえば嫌悪の対象である。
唯に対してだけは、まったく違うようだが。
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 11:28:34.67 ID:CCRwLSWN0
そして、場所は音楽室。
授業がはじまる。
さわ子「はーい、さっき配った譜面に注目。」
アドルフは唯の座席の隣に立ち、
音楽の教科書と、先ほど配られた譜面に目を向ける。
アドルフ『おお!これは…』
唯(そういえばアドルフって、ドイツ人だよね?
でも、日本語は読めるみたい…)
生前の彼は、ラテン語すら満足に読めず、
ドイツ語以外の言語はまったく解さなかったはず。
ところが今は、日本語を読み取ることができるらしい。
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 11:39:38.83 ID:CCRwLSWN0
さわ子「とりあえず私が伴奏つきで歌います。
一回目だから、感覚をつかむ程度に聞いてね。」
軽快なピアノの調べがはじまる。
そして歌い始めるさわ子。
さわ子「はるかに はてなく ♪」
アドルフ『!』
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 11:44:06.53 ID:CCRwLSWN0
さわ子「ドナウの水は ♪」
アドルフ『!!!』
ヨーハン・シュトラウスの『美しく青きドナウ』である。
ハードメタルビッチの彼女も、もちろん音楽教師。
一応、というか、かなりマジで上手い。
対して、うっとりするような表情のアドルフ。
さわ子の歌にすっかり聞き入っている。
アドルフ『…』
唯(…)
こうして、唯の一日が進んでいく。
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 11:55:55.02 ID:CCRwLSWN0
けれど音楽の授業以外ではむしろ、
アドルフは終始むっつりとした表情を浮かべていた。
アジア人への嫌悪に加え、桜高は女子高である。
生来の恥ずかしがり屋であるアドルフにとっては酷な環境だ。
そして、現代日本人の挙動を観察し、アドルフは強く思う。
アドルフ(…)
アドルフ(野生への回帰…野蛮なる文明…)
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 12:01:44.89 ID:CCRwLSWN0
アドルフ(日本人はアーリヤ人に劣らず、
高い規律と徳性、品格をもっていたはず…)
アドルフ(…)
アドルフ(なんという退廃!!)
アドルフ(これは、もしや…)
アドルフ(わが祖国も…)
ドナウの〜水はー♪
常に流れる〜♪
脳内再生が止まらない……
戦時中の人間からしたら現代っ子なんてとても見れたもんじゃねぇだろうなぁ
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 12:07:04.72 ID:7xs+nBr1O
しえ
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 12:12:12.06 ID:CCRwLSWN0
そして、放課後の音楽室。
唯「みんなおはよー!」
音楽室に入る、唯とアドルフ。
澪「唯っ!大遅刻だぞ!」
梓「ほんとにもう!!」
唯「ごめんね〜」
アドルフ(姦しい…)
律「やっと来…」
律「…」
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 12:18:30.06 ID:CCRwLSWN0
律「!?」
律が目を剥く。
律「お、おまえが持ってるその大量の本は…」
唯「えへへ…図書室行ってたんだ。」
アドルフの頼みで、唯は図書室から借りられるだけの本を借りてきたのだ。
現代史や現代政治、現代の経済事情etcについての。
律「ど、どうしちゃったんだよ…」
梓「せん…ぱい…」
律と梓がひどく心配そうな表情で唯を見る。
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 12:22:10.03 ID:Oie8dwm40
支援
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 12:23:46.83 ID:OtsHglCf0
以前からドイツ軍好きで最近「やる夫がフューラーになるようです」読んだ俺感涙もののスレ
紬とかSSの黒服似合いそうだなぁ
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 12:24:16.91 ID:CCRwLSWN0
律「おまえが自分から…活字を読もうとするなんて…
やっぱり…」
紬「ゆいちゃん!なんで相談してくれなかったの!!
私たちお友達でしょう!?」
澪「いや、唯もこう見えてナイーブなところがあるから…」
唯「え…え!?」
アドルフ『?』
唯が精神的にどうにかなってしまったのでは!?
ということで、暗黙のうちに全員が一致している。
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 12:33:43.28 ID:CCRwLSWN0
唯「えっと…」
律「なあ唯!こころあけっ広げにして、お前の思うところを語ってくれよ!
我慢するなよっ!!」
梓「もっと抱きついて来ていいですからっ!
スキンシップをはかりましょうよっ!」
唯「あ、あのね…」
唯「この本、私が読むわけじゃないというか…」
律「!!」
梓「…もしかして憂のかわりに、とか?」
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 12:38:41.63 ID:CCRwLSWN0
唯「そ、そうだよ!憂に頼まれてね!」
結局、梓に調子を合わせる唯。
律「…」
律「なあーんだ…。たく…」
律が白けた様な顔をする。
澪「唯、心配させるなよ…」
アドルフ(もしや、ゆいは、あたまが酷くよ…)
アドルフはそう思い至ろうとするが、結局やめた。
えてして多くの女性とはそういうもの、と自分に言い聞かせて。
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 12:46:07.61 ID:CCRwLSWN0
律「あー白けた白けた。」
梓「もう、ほんとに…」
紬「唯ちゃんにもお茶入れるね♪」
唯「うん、お願い!」
そう紬に答えると、唯は自分の"指定椅子"に座る。
まさかヒトラーをかわいいと思う日が来るとは
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 12:51:20.89 ID:CCRwLSWN0
アドルフ『この子たちは、音楽室に遊びに来ているのか…?』
アドルフの、あきれたような声。
唯「あは、あははは…」
アドルフの素直な感想に、唯は反論できない。
アドルフは音楽室に来る途中、唯から、
彼女の素性や、この桜高について簡単に説明を受けていた。
アドルフ『けいおんがくぶ??』
アドルフ『いったい、どのような音楽を…』
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 12:57:10.32 ID:QJ6BhfrBO
これはおもしろい
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 12:58:21.88 ID:CCRwLSWN0
紬「はい、どうぞ♪」
紬はコースターに乗ったティーカップを唯の前に置く。
唯「ムギちゃん、ありがと♪」
紬「あ、そうだわ!唯ちゃん!」
唯「?」
紬「きのう唯ちゃんに貸してあげたあのピック!
あの元の持ち主について、お父さんから色々聞いてきたの!」
唯「!!」
アドルフ『!』
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 13:04:57.27 ID:CCRwLSWN0
律「へー、そりゃまた。」
律がさも興味なさそうに、そう言う。
紬「あの持ち主のラウバルさんて方は、故人だったんだけどね、
そこそこ有名なドイツのギタリストで…」
澪「持ち主は亡くなられてたのか…」
アドルフ『…』
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 13:14:22.19 ID:CCRwLSWN0
紬「それでね、彼の家族、というか親戚がかなりの有名人だったの!」
唯「え、どういう…こと??」
紬「彼はね、ラウバルさんはね…」
紬は一息ついて、さらに語りはじめる。
紬「あのアドルフ・ヒトラーのね…」
紬「ヒトラーの…お姉さんの子孫に当たるらしいの!」
唯「!」
アドルフ『!!』
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 13:17:17.25 ID:CCRwLSWN0
律「まぢかよ!?すげーなそりゃぁ…」
紬「お父さんがドイツの音楽会社の方からね、数枚あるうちの一つを…」
唯「アドルフって…有名人なの??」
きょとん、とした顔で、唯が質問する。
梓「え゛…」
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 13:22:13.51 ID:CCRwLSWN0
澪「ま、さか、アドルフ・ヒトラーを知らないとか…ないよな?」
唯「?」
律「うちの馬鹿聡ですら知ってるぞ…ってか…」
律「…」
律「はいる!!ひっとらーー!!」
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 13:31:05.63 ID:SlbbDF1TP
りっちゃん地雷踏んじゃったー
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 13:32:15.70 ID:CCRwLSWN0
律は突然そう叫ぶと、右手を前方斜め前に差しかざす。
アドルフ『…』
アドルフは気にも留めない。
彼は、自分とNSDAPを揶揄して、いわゆるナチス式敬礼を真似る"戯れ"が
旧連合国で流行っていたことを知っている。
かの国々で、自分が嘲笑の対象であったことも、勿論知っている。
律「…ってぐらいは聞いたことあるだろ??」
唯「あ、そういえば…」
唯の中で昔、聞いたことがあるような、
そんな、おぼろげな記憶が浮かび上がってくる。
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 13:38:14.16 ID:uX3Yfysa0
えっ、実際にそんな空気あったの?
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 13:39:07.36 ID:CCRwLSWN0
澪「第二次世界大戦を引き起こしたドイツの独裁者で、
ユダヤ人を何百万人も虐殺した人間だぞ。」
アドルフ『…』
唯「え…」
唯の頭の中に、混乱が生まれはじめる。
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 13:40:23.15 ID:CCRwLSWN0
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 13:45:04.07 ID:CCRwLSWN0
梓「アンネの日記読んで、私何度も泣いちゃいましたよ…」
梓は哀しい目になり、そう言う。
唯「え…どういう…」
唯「どういうこと??」
そう言うと唯は隣に立つアドルフへ視線を向ける。
彼の顔を仰ぎ見るように。
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 13:53:28.92 ID:CCRwLSWN0
アドルフの視線と、唯の視線が交差する。
澄んだ青い瞳。澱みがまったく含まれぬ、混じり気の無い。
唯の魂が揺れる。静かに、波立つように。
アドルフ『ゆい。私はかつて―』
アドルフは語り始める。
アドルフ『ドイツ国の大統領兼首相だった。』
アドルフ『いや、それ以前に…』
アドルフ『一人の政治家だった。』
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 13:55:12.71 ID:uX3Yfysa0
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 13:58:26.03 ID:FvZa8yTXO
追い付いた…だと
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 14:00:45.34 ID:CCRwLSWN0
アドルフ『そして、死よりも忌むべき不名誉と絶望の中から、
ドイツを再び蘇らせた。』
アドルフ『私の生涯は闘いだった。』
アドルフ『すべては、神の御旨のもと、われ等が祖国のため―
私は闘った。』
唯「戦争を起こして…」
唯は問う。
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 14:03:37.09 ID:BymTQAKz0
久々におもしろいSS
支援
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 14:09:47.12 ID:CCRwLSWN0
唯「たくさんの人を殺したの?」
目の前の男から視線をそらさずに。
まっすぐに、見つめて。
律「そうだぞ、ってなんであさっての方向に言ってんだよ…」
唯の問いは、友人たちに向けたものではない。
アドルフ『確かに私は戦争を始めた。しかし、私は戦争が好きなわけではない
戦争は必要悪であることは確かだが、人間はやはり平和のうちに普段を生きるべきだ。
しかし…』
アドルフ『しかしだ!』
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 14:15:40.42 ID:iWgBKdVK0
ハイル・支援!
むぎちゃんのまゆげなめたい
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 14:17:57.89 ID:CCRwLSWN0
アドルフ『我々を彼らは、悪魔だ、戦争狂だと言う!』
アドルフ『そんな者たちこそ、私から言わせれば憂鬱症で草臥(くたび)れただけの、
相手にすることすら躊躇われる馬鹿者たちだ!』
アドルフ『そのような者達は、生の本質から目を背け…日々を生きているに過ぎない。』
アドルフ『彼らは歴史と世界の歩みを、まったく理解しようともしないし、
また、できない。』
この男は何のために、唯に、いったい何を語っているのだろうか?
抽象的な論旨だが…
これは、弁明なのだろうか?それとも、自分の矜持を誇っているだけなのだろうか?
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 14:19:51.78 ID:iWgBKdVK0
支援。
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 14:22:28.44 ID:Oie8dwm40
すごいおもしろい
支援
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 14:26:08.05 ID:/A1d1Ksa0
テスト前だってのにおもろいじゃないかチクショー
支援
興味深いな。
終わったらでいいので参考文献所望です。
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 14:30:21.89 ID:CCRwLSWN0
アドルフ『ゆい。確かに好き好んで戦争をはじめる人間もいる。』
アドルフ『けれど、そのような者たちの末路などは、そら寒く悲惨なだけだ。』
アドルフ『私は、祖国の人々のために闘いを選んだ。
そうせざろう得なかったのだ。しかし、それから逃れようとすれば…
同じく、悲惨な結末が待っているだけだろう。』
唯「…」
この男の言葉は、何かを帯びている。
声音に宿っているのか、その精神のうちから湧き上がってくるのか。
その澄んだ青い瞳に潜んでいるのか?
その身振り手振りは大仰にもなり、祈りを捧げるような、
小さくまとまった"かたち"にもなる。
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 14:33:09.67 ID:iWgBKdVK0
私怨!私怨!
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 14:40:14.94 ID:CCRwLSWN0
男の言っていることを、正直、唯は理解できていない。
けれど、一つだけ、解り出した、というか、ふと思い浮かんだことがある。
唯(アドルフにも、きっと…)
唯(きっと、じじょー(事情)があるんだ…)
唯「わかった。うん。」
唯「わかったよ。」
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 14:48:32.87 ID:iWgBKdVK0
紫煙。
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 14:48:58.36 ID:CCRwLSWN0
梓「本当ですか??あやしいなぁ…」
アドルフ『そうか…』
澪「まあ、唯のことだから…」
アドルフ『ゆいが理解してくれたのなら、私もうれしいよ。』
優しく微笑むアドルフ。
唯「うん!」
唯(そうだ、そうだよ。)
唯(こんなに純粋で優しいアドルフが…)
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 14:53:02.75 ID:iWgBKdVK0
支援。
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 14:53:02.82 ID:TdcCOVfj0
こいつは引き込まれるな
支援
まあ罪もあったが功もあったとは思う
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 14:54:31.56 ID:CCRwLSWN0
そのときである。突然に、部室の扉が開く。
さわ子「おはろー!」
さわ子が来たようだ。
アドルフ『!』
さわ子「ムギちゃん、お茶ー。砂糖はいつもの倍ね。」
そう言うと、律の隣に腰掛けるさわ子。
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 14:54:38.37 ID:3aikX3joO
C
俺、ヒトラーの事何にも知らないんだな、と改めて感じる
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 14:55:41.93 ID:D3CVBAefP
先日ヒトラー最後の12日間見たので支援です
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 14:58:46.17 ID:XKMUWXOwO
諸君、私はこのスレ、スレタイで損してると思う
支援
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 15:02:44.80 ID:CCRwLSWN0
背もたれに大きく体重を預け、大股を開いて両足を無造作に放り出す。
さわ子「あー職員会議まじダルかった…」
首元からブラウスの中にに手を入れ、ぽりぽり、と脇を掻くさわ子。
アドルフ『…』
アドルフは目を疑っていた。
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 15:08:09.82 ID:iWgBKdVK0
>>178 いや逆にこのスレタイのおかげで普段読まないけいおんスレ見てる。
支援。
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 15:12:58.37 ID:CCRwLSWN0
これが今朝、『美しくあおきドナウ』を優雅に歌い上げた、
あの女性だろうか?
奥ゆかしい"清純"な女性だった、はず。
さわ子「でさぁ、その間中ずっとね、」
さわ子「体育の○○先生が、チラチラいやらしい視線むけてくんの。」
澪「うわぁ…」
律「マジで!?付き合っちゃえよ!」
さわ子「冗談!あんな筋肉ダルマこっちから願い下げ、
というか正直キモいだけ。ほんとまじウザいわ。」
アドルフ『これは、酷い…』
唯「あははは…」
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 15:19:53.19 ID:CCRwLSWN0
さわ子「ん?そのピック…」
唯「あ…」
テーブルの上においてあったピックを拾い上げるさわ子。
さわ子「鼈甲製じゃないの?」
さわ子「高校生の分際でこんな物百億年早いわよ。」
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 15:28:13.83 ID:CCRwLSWN0
澪「アドルフ・ヒトラーの親戚のギタリストの形見、
みたいなものらしいんですけど…」
さわ子「ホントに!?」
突然、さわ子の目がきらきら輝きはじめる。
律「さわちゃんどったの?」
さわ子「大学生のころね、ナチスの服装真似てライブやってた時があったのよ!」
澪「親衛隊の黒い制服、とかでですか…?」
さわ子「そうそう!あたしはヴァッフェンSSの将校服だったわぁ…」
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 15:36:18.95 ID:CCRwLSWN0
ヴァッフェンSSとは簡単に言えば、
ナチス党は親衛隊の、純軍事部門である。
梓「うわぁ…」
露骨に嫌悪感を示す梓。
アドルフ『…』
アドルフも梓に同じく。
さわ子「総統の『わが闘争』を入場券代わりにしたりとか…
色々やったわねぇ…」
さわ子は昔の"杵柄"に思いを馳せているようだ。
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 15:37:36.54 ID:+aVZJl9QO
伍長殿に微笑まれたらユアマインフューラーとか言いながら失禁する自信がある
猛烈な勢いで支援
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 15:44:22.12 ID:CCRwLSWN0
さわ子「で、どっちの子孫?ウィリアムパトリック??アンゲラ・ラウバル??」
紬「ラウバルさんて方の物らしいんですけど…あ、紅茶どうぞ♪」
紬が紅茶を運んでくる。
さわ子「サンキュー♪」
さわ子「へー、じゃあ総統のお姉さんの孫かひ孫か…」
律「ヒトラーって兄弟がたくさんいたの??はじめて知った。」
さわ子「総統自身は上から三番目だっけ。
小さいころに死んじゃった兄弟もいたらしいけど…」
さわ子「上の二人、兄のアロイスと姉のアンゲラと総統は、
腹違い、お母さんが違うの。」
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 15:55:30.71 ID:CCRwLSWN0
さわ子「ウィリアムパトリックは、アロイスの息子よ。」
さわ子「で、あとはお母さんが同じな妹、パウラ・ヒトラー。
成人できたのは総統をあわせてこの4人よ。」
さわ子「アンゲラには息子一人と娘が一人いて、
息子のレオには子孫がいるわ。」
さわ子「アロイスの息子がウィリアム・パトリックとハンツ。
名前見てわかるように、
ウィリアム・パトリックの方のお母さんがイギリス人で、
アメリカに移住したんだけど…」
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 15:57:59.24 ID:aGGx9DD80
さわこ詳しすぎだろwww
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 15:58:51.48 ID:6iyvpl1gP
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 15:59:26.12 ID:VOsl3Eax0
さわちゃん歴史教師だったっけ?
メタルにどっぷりはまってたらしいからな
多少詳しくても不思議ではない
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 16:01:39.12 ID:CCRwLSWN0
さわ子「ウィリアム・パトリックにも三人、男の子供がいて
現在もその三人は生きてると思ったけど…」
律「よく知ってるな…」
さわ子「結構調べたもの!」
アドルフ『ああ…!』
アドルフは憐憫の表情を浮かべている。
アドルフ『なんと、なんと可哀相な娘だ…このような娘が、美しい歌をうたい、
そして、教育者であるなど…』
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 16:01:44.69 ID:iWgBKdVK0
詳しいw
支援
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 16:13:41.61 ID:6iyvpl1gP
さわちゃん同情されとるwwwwwwww
これは面白いwktk
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 16:16:03.70 ID:CCRwLSWN0
アドルフ『日本人に深い同情を覚えるよ…』
唯「あは、あはは…」
唯はもう笑うしかない。
さわ子「…」
さわ子「ねぇ、ゆ、い、ちゃん??」
猫なで声を上げるさわ子。
唯「な、なにっ!?」ゾクッ
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 16:21:37.61 ID:CCRwLSWN0
さわ子「そのピック、私に、ちょーだい?」
唯におねだりする、さわ子。
アドルフ『ブルッ…』
アドルフは怯えを見せる。
さわ子「ねぇ…」
唯の隣に来ると、艶かしく彼女を抱擁する。
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 16:23:17.99 ID:CCRwLSWN0
すいません、少し休憩します
さわ子も魅了されたのか
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 16:27:50.89 ID:iWgBKdVK0
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 16:30:51.44 ID:uX3Yfysa0
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 16:48:29.84 ID:iWgBKdVK0
保守。
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 17:25:14.54 ID:LO71n7xD0
ほしゅしゅ
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 17:51:53.56 ID:SlbbDF1TP
ほっしゅ
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 18:01:26.52 ID:VOsl3Eax0
国家社会主義なのに保守とはまた面白い
ほしゅ
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 18:15:22.00 ID:CCRwLSWN0
すいません、再開します。
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 18:15:30.00 ID:uX3Yfysa0
ほ
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 18:16:09.27 ID:CCRwLSWN0
紬「あらあらあらあら…/////」
紬が"わきわき"し始める。
澪「先生、そのピック、唯のじゃないですよ?」
さわ子「あら?じゃあもしかしてムギちゃんの?」
澪「半分正解、というか、琴吹家系列の店から
レンタルしてもらったものなんです。」
さわ子「あらぁ…」
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 18:22:00.47 ID:CCRwLSWN0
さわ子は紬に擦り寄る。
さわ子「む、ぎ、ちゃぁぁん…」
紬「あ、せん、せぇ、あ…だめぇ…」
紬「みんなが、みて…あ…/////」
さわ子のしていることはあまりにも卑猥なため、
言葉にすることすら躊躇われる。
アドルフ『なんたる淫売…!!』
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 18:31:41.49 ID:CCRwLSWN0
唯「さわちゃん、ごめんね…」
唯「そのピックでね、私がギー太と遊んであげたいんだ。」
さわ子「えー…」
唯「こればっかは、譲れないもん!」
唯のまなざし。
アドルフ『!!』
アドルフ(この…意思を湛えた眼差し。真っ直ぐな意思の…)
アドルフ(ヴァルハルの乙女たちも、斯くあるのだろうか?)
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 18:32:46.57 ID:iWgBKdVK0
大支援を!一心不乱の大支援を!
うおおおおお一揆だああああ
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 18:40:11.00 ID:CCRwLSWN0
澪「ちょっと待て。」
唯「え?」
さわ子「なに?」
澪「偉そうにそう言うお前は、」
澪「今ものんきにお茶してるだろう…」
唯「あ…」
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 18:47:10.54 ID:CCRwLSWN0
澪「練習。」
梓「そうですよっ!」
唯「う、うん…」
アドルフ『…』
そして、各々の楽器を取り練習を始める。
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 18:52:15.35 ID:NPA4FxAT0
追いついた
今までスルーしてたけど結構面白いな
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 18:54:20.41 ID:iWgBKdVK0
支援支援!
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 19:02:28.42 ID:CCRwLSWN0
唯「1秒あれば それで十分 ♪」
澪「♪〜」
律「セイセイ!!」
アドルフ『これは…』
唯「ずるいくらい男前 ボ〜っと眺めていたら ♪」
梓「♪〜♪〜」
アドルフ『なんと…』
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 19:03:11.31 ID:iWgBKdVK0
退廃音楽w
どうなるんだ!?
支援
なんと…
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 19:08:01.28 ID:CCRwLSWN0
唯「Let's try! 無口すぎるキミ ♪」
紬「♪」
アドルフ『…』
唯「誰にも止められない ♪」
アドルフ『酷い…』
アドルフ『なんと、愚かしい…』
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 19:16:34.52 ID:CCRwLSWN0
アドルフ『野蛮人の、原始音楽のようだ…』
そして、演奏が終わる。
唯「よし!」
梓「なかなか良かったです♪」
律「あー疲れた疲れた…」
アドルフ『…』
唯(あ、アドルフ…)
唯(ぼーってしてるね…聞きほれちゃったってやつ!?)
見当違いどころではない。
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 19:18:13.26 ID:iWgBKdVK0
反応wktk
原始音楽ww
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 19:24:28.89 ID:CCRwLSWN0
唯達の演奏する音楽より推論して、アドルフはいくつかの帰結を得ていた。
アドルフ(おそらく、この少女たちの趣向が、この時代の日本において極めて特殊、
ということはあるまい。)
アドルフ(わが国をはじめとする文明国も、おそらくは同様に…)
アドルフ(大衆音楽は、俗っぽく、単純愚鈍で、とても聞いていられたものではない。
しかし、煤けた香りの中にすら、『歌』があったはずだ…)
アドルフ(だのに、これは…それどころの話ではなく…)
アドルフ(アンゲラの子孫もこのような?)
アドルフ(可哀相なアンゲラ!!)
アドルフ(…)
アドルフ(ああ…恐れていたことが…)
先の展開が読めないw
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 19:29:49.22 ID:JpaoY5xhO
この時澪には李承晩が
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 19:32:39.75 ID:CCRwLSWN0
アドルフ(大衆の台頭が一層…)
アドルフ(マルクシズムめが死に体だと喜んでみれば…)
アドルフ(シュイペングラー氏が生きていたならば、なんと書くだろうか…?)
アドルフ(おそらくその"弊害"は多岐に渡り、とてつもないほど人々の魂を汚していることだろう。)
アドルフ(…)
アドルフ(しかし、この娘は…)
唯を見やるアドルフ。
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 19:38:20.65 ID:CCRwLSWN0
×シュイペングラー氏
○シュペングラー氏
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 19:40:03.96 ID:sRbfcxq2O
おもしろい支援
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 19:40:55.12 ID:CCRwLSWN0
アドルフは生前、多くの女性著名人たちと知的好誼を結んだ。
そしてアドルフは、唯に対し、それらの女性と同等の評価を覚え、
姪っ子にでも抱くかのような愛着を感じつつある。
唯は年若く、そして、アジア人であるのに。
唯から、決然とした、輝ける、直感へと通ずる才能を覚えるのだ。
夢遊病者の確信、と自ら評するごとく、アドルフは直感を高く扱う。
アドルフはまさに、ショーペンハウアーの行き過ぎた"弟子"であった。
そして、今、アドルフは、己が霊体として存在していることにより、
神の存在とその命令をはっきりと確信している。
彼自身の中で。
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 19:43:15.94 ID:LO71n7xD0
唯ちゃん現代のヒトラーフラグktkr
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 19:48:36.59 ID:CCRwLSWN0
そして、人間の復活、キリスト教的な、である、
それも十分にありえる、と考える。
つまり自分が肉体を得て再び…
いやむしろ、再び…肉体を得る必要などあるのだろうか?
肉体が終始、精神に付きまとうなど、不便なだけでは?
アドルフ『そうだ…』
唯「??」
アドルフは、まず、唯を"教育"することに決める。
彼は生前、多くの人々を"教育"し、正道へ導いてやった、との強い矜持を持っている。
アドルフ『そうしよう。』
かつて死を選んだ男は、三度(みたび)、蘇るのか?
日本人の評価内心でもっと低くないか?w
猿真似しか出来ない的なイメージだったかと思ってたお
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 19:59:56.56 ID:CCRwLSWN0
そして時間は進み、その日の夕食時の平沢家。
唯「おひしいよ、ういぃ〜♪」
憂「ありがと!おかわりもあるからね♪」
唯「うん♪」
今日の献立は、ハンバーグシチュー、シーフードサラダ、野菜のお浸し、
里芋の煮っ転がし、茄子の浅漬け、味噌汁、ご飯。
アドルフ『うん。確かに美味しそうだ…』
アドルフは素直に感心する。
和食洋食ごちゃまぜじゃないか
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 20:01:26.55 ID:BdFLWtagO
昔の音楽の方が原始的だと思う
コンピューターもない時代に生きた人間が何を言うか
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 20:04:02.98 ID:mh3aDqZS0
カイジ、圧倒的支援・・・・・!
技術的に進んでいてもそれがヒトラーの感性に合うかどうかは別問題だろ
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 20:06:47.63 ID:BdFLWtagO
それを原始的と揶揄されるのが納得いかんのよね
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 20:08:42.44 ID:JpaoY5xhO
女子高生に囲まれ汗だくになるヒトラー
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 20:10:09.86 ID:CCRwLSWN0
唯「うん♪憂は自慢の妹だよ!」
憂「お、おねーちゃんってば////」
憂に向けられた言葉ではない。
アドルフと同時代の人間は、平沢姉妹よりも、もっと年若いころから
様々な労働に従事している人間が多々いた。
しかし、それを勘案してすら、憂の家事スキルには目を見張るものがある。
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 20:16:44.64 ID:CCRwLSWN0
アドルフ『そして…』
アドルフ『家族の仲が良い、ということは大変に重要なことだよ。』
唯は、部室で、練習の後に、さわ子から聞いた話を思い出す。
さわ子『総統は兄のアロイスと、その息子ウィリアム・パトリックとは
相当仲が悪かったらしいわ。』
さわ子『まあ、マスコミに要らぬネタを提供されたり、
生活費を要求されたりしたら、そりゃねえ…』
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 20:27:42.87 ID:+aVZJl9QO
そういやゾロアスター教のやつってどんな終わり方したっけ?
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 20:32:36.52 ID:CCRwLSWN0
さわ子『晩年には、一説ではだけど、姉のアンゲラとも仲違いしたそうよ。』
アドルフは、自身の家族のことについて、
その後も唯に話してはいない。
唯「わたしは、すっごく幸せなんだな…」
憂「も、もうおねーちゃん////」
憂は照れ隠しにテレビのリモコンを手に取る。
テレビ『早いうちに政府の考え方をまとめていくことは大事だ。
その中で当然、沖縄、米国の皆さんに…』
鳩山来留夫にそっくりな男が報道陣に囲まれている。
246 :
雪華吉影 ◆/2nb17wf6k :2010/03/05(金) 20:33:47.97 ID:CCSC5fWu0
総統・・・
追いついた支援
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 20:41:23.02 ID:CCRwLSWN0
アドルフ『この冴えない男性は誰だい??』
アドルフはテレビの中の鳩山来留夫似の男を指差す。
唯「あ、はとぽっぽしゅしょう??」
憂「駄目だよおねーちゃん、鳩山総理大臣のことそんな風に言っちゃ。」
アドルフ『そうか、この男が今の日本の首相なのか…』
鳩山くるおか
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 20:47:51.37 ID:CCRwLSWN0
アドルフ『本当に冴えないね…』
唯「でも、東大でてるんだっけ??」
アドルフ『東大??東京帝国大学のことかな?』
唯「わかんない、でも日本で一番頭の良い大学。」
アドルフ『おそらくは、東京帝国大学のことか。』
憂「??」
憂には当然、唯がアドルフに発した言葉は、独り言だと捕らえられる。
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 20:54:09.87 ID:CCRwLSWN0
憂「弟さんも東大出てて大臣だったし、お祖父さんの鳩山一郎さんも総理大臣だからね。
すっごいエリートさんなんだよ?」
アドルフ『ふむ…鳩山一郎…聞いたことが無いような有るような…』
唯「ほおぉぉ…そいつはすごいねえ…」
実際、唯にはかなりどうでも良い話だ。
アドルフ『アメリカとの同盟絡みの話題か…』
唯「あ、はとぽっぽしゅしょう??」 ←かわいい
253 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 21:04:49.30 ID:CCRwLSWN0
アドルフ『敗者に対しては十分気前の良い処遇だ。』
アドルフ『カルタゴのように、破壊され塩撒かれなかっただけマシ、
というものだ。』
アドルフ『しかし、ベルリン、いやドイツ中が、灰塵寸前までに至った…』
アドルフ『日本も我がドイツも、経済的には、
再起以上のことをやってのけたそうだが…』
天井の照明に視線を移し、沈痛な表情を浮かべるアドルフ。
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 21:16:03.99 ID:CCRwLSWN0
唯「…」
唯「あ、うい、ごちそうさま。」
憂「おねーちゃん、もういいの?」
唯「うん!」
そう憂に答えると、唯は自分の部屋へ戻る。
唯(アドルフのこと、元気付けてあげないと!)
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 21:16:24.24 ID:VVxqaH+1O
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 21:23:02.57 ID:LO71n7xD0
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 21:23:59.57 ID:CCRwLSWN0
唯の部屋。
唯「さ、アドルフ!」
唯「借りてきた本を読もう♪」
アドルフ『すまない、ゆい。』
申し訳なさそうな表情を浮かべるアドルフ。
唯「いいからいいから〜♪」
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 21:24:12.28 ID:+aVZJl9QO
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 21:34:10.37 ID:CCRwLSWN0
唯「どれから読む?」
アドルフ『ふむ…』
アドルフ『これにしよう。』
アドルフが指差したのは『世界経済入門』という名前の新書。
アドルフ『短時間で現在の世界経済のあらましが掴めそうだ。』
唯「おっけー♪」
唯はその新書を手に取る。
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 21:39:33.55 ID:CCRwLSWN0
すぐに序文を読み終えるアドルフ。
唯「読むの早いね…」
アドルフ『そうかな?』
唯「じゃあ、次のページに…」
アドルフ『すまない、ゆい。中を飛ばして、"おわりに"の部分を開いてもらえないだろうか?』
唯「え?いいけど…」
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 21:41:10.10 ID:DU1MEqhSO
支援
262 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 21:44:44.34 ID:CCRwLSWN0
アドルフは"おわりに"の部分も読み終える。
アドルフ『では、第一章を開いてほしい。』
唯「うん。」
それから再び、アドルフは読書に没入する。
唯「…」
263 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 21:45:49.40 ID:0AxO1MTB0
古きよきVIPSSのかほり
ほんとにゾロアスター教思い出すな
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 21:53:04.31 ID:CCRwLSWN0
唯「…」
アドルフの読書法は、簡潔に言えば、
必要な情報と不必要な情報を特に峻別するもの。
多かれ少なかれ誰しもがやっていることだが、
これをアドルフは徹底して行う。
そして、早い。
唯(うわ、もう読み終わりそうだよ…)
30分もしないうちに、"おわりに"の部分に近づいてしまう。
好き嫌いが激しい、というより好きなものだけにとことんのめり込む彼らしい
ヒトラーのこと全然わからんがおもしろいな
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 22:09:43.60 ID:CCRwLSWN0
そして二冊目、三冊目と進み…
唯の入浴時間をはさんで、日が変わるころには最後の五冊目に入る。
唯「ふう。最後の本だね。」
唯は疲れている様子。
アドルフ『すまない、ゆい。負担をかけてしまっているようだ…』
唯「ううん、いいのいいの!私も勉強になってるし!」
大嘘である。唯はもう、一冊目の本の名前すら忘れてしまっている。
269 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 22:16:13.73 ID:CCRwLSWN0
アドルフ『いや、正直、読み過ぎたよ。久しぶりだったからね…』
唯「あ、そっか…」
唯はアドルフが死人だったことを思い出す。
アドルフ『しかし、本当に…』
アドルフ『本当に世界は変わってしまった。』
270 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 22:20:49.86 ID:oO9Zvc6Y0
4円
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 22:23:25.57 ID:CCRwLSWN0
アドルフ『核分裂兵器のもとの均衡、ヨーロッパ連合、新興国の台頭、ソビエト連邦の崩壊。』
アドルフ『大衆文化の極致化、そして…諸技術のさらなる発展、産業革命期の比ではなく…』
アドルフ『電算機など特に…』
アドルフ『…』
アドルフ『そして一層、混迷した時代だ。』
唯「…」
272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 22:25:26.55 ID:uZ6VSVg00
今追い付いた
アドルフが女性に幻想を抱いて打ち砕かれる所がすげーそれっぽいwwww
273 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 22:30:53.32 ID:CCRwLSWN0
アドルフ『ドイツからは精神的支柱がすっかり取り払われてしまったようだ。』
アドルフ『美徳も誇りも…大切なものがことごとく…』
アドルフ『…』
アドルフ『これではまるで…』
アドルフ『これではまるで豚小屋ではないかっっ!!!』
唯「ビクッ…」
突然大声を張り上げたアドルフ。
唯は驚いて、ぎょっ、とした顔になる。
274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 22:39:54.40 ID:CCRwLSWN0
アドルフ『す、すまない…ゆい…』
唯「ううん、大丈夫だよ!」
アドルフ『すまない…』
申し訳なさそうなアドルフの表情。
唯の心に、アドルフへの、庇護心のような物が芽生え始める。
アドルフ『ぐじぐじ、と悩むのはもう止めよう。
それは…男のすることではない。』
アドルフはそう、独りごつ。
アドルフ『大切なのは、進むこと。前線の只中で勇敢に闘うこと。』
これはおもしろい支援
ヒトラーが青年って表現されてるのは、何歳ぐらいをイメージしてるの?
276 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 22:45:58.97 ID:+aVZJl9QO
ナチで思い出す作品は
インディージョーンズ
ムダヅモ
ヘルシング
あとなんかあったかな
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 22:46:06.77 ID:CCRwLSWN0
>>275 失礼。
第一次大戦開戦時ぐらいのころのヒトラーをイメージしてる
だから25歳くらい
デビルマンのヒトラーで想像すればおk
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 22:47:00.00 ID:uZ6VSVg00
某やる夫スレで落ち込んだり立ち直ったりを何度も繰り返してたのを思い出した
そろそろ彼を人間として描く時期だと思うんだよなぁ……
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 22:50:27.38 ID:CCRwLSWN0
アドルフはそう言うと、天井を、虚空をその青い瞳で見つめる。
決心に至ったときのような目。
アドルフ『さて…』
アドルフ『もう良い時間だろう、ゆい。』
アドルフ『夢見の時間だよ。』
優しく、幼児を嗜めるかのように、微笑を浮かべつつ、
唯にそう促す。
282 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 22:54:14.37 ID:uZ6VSVg00
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 22:56:26.71 ID:CCRwLSWN0
唯「あ、うん…」
アドルフ『?』
アドルフ『どうしたんだい??』
アドルフは、唯が何かを抑えていることに気付く。
唯「アドルフに聞きたいことがあってね…」
アドルフ『言ってみなさい。』
唯「アドルフのね、家族のこと。」
アドルフ『…』
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 22:56:58.46 ID:mTQOM+2PO
アドルフの父親は低学歴でも勝ち組
286 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 23:04:04.67 ID:CCRwLSWN0
唯「今日、さわちゃん先生が言っていたこと。」
唯「アドルフは、今の世界のことを知りたがっているけど、」
唯「じゃあ、アドルフの家族が、アドルフが死んだ後に、
どうなったかについては知りたくないの?」
アドルフ『!』
目を見開くアドルフ。
そしてほんの少し、哀しそうな顔をしたあと、
アドルフは答える。
アドルフ『大いに気になるよ。しかし、少なくとも…』
アドルフ『私の姉と妹、甥のレオは、生きてはいないだろう。』
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 23:06:04.79 ID:OtsHglCf0
辛抱たまらん
hoi2でアディ+けいおんメンバーで米ソ英叩き潰してくる
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 23:08:01.16 ID:+aVZJl9QO
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 23:09:19.81 ID:uZ6VSVg00
ゲームだとペルソナ2罪でもヒトラー出てたよな
あれは偽者だが
290 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 23:13:05.01 ID:vh8PGxoc0
家族の話なんてしたくないだろうな
父親に虐待されてトラウマがあったみたいだから・・・
291 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 23:13:05.99 ID:CCRwLSWN0
アドルフ『…』
そういい終えると、口を結ぶアドルフ。
唯「さわちゃん先生が調べれたんだからさ、どっかの本にきっと載ってるよ!」
唯「学校の図書室か、学校の図書室になかったら、市の図書館に行って、調べよう?」
アドルフ『…』
唯「ね?」
アドルフ『ああ。』
アドルフ『しらべ、よう…』
唯の"思い"は、アドルフの心を強く打つ。
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 23:19:21.46 ID:CCRwLSWN0
唯「それとね、アドルフ。」
アドルフ『なんだい?』
唯「アドルフの家族のこと、おしえてもらっても、いい、かな?」
唯「イヤじゃなかったら、だけど…」
アドルフ『…』
アドルフは目を閉じ、数十秒、何事かに思いを向ける。
アドルフ『うん、いいよ。』
アドルフ『寝物語に、話してあげよう。』
アドルフ『私の両親ときょうだいたちのことを…』
293 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 23:22:21.64 ID:FG1BtvTIO
支援
すごく勉強になるよ
294 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 23:26:36.48 ID:QJ6BhfrBO
ヒトラーについて関心が沸いてきた
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 23:34:18.90 ID:CCRwLSWN0
アドルフ『私の父、アロイスはね、私生児だったんだ。』
唯「しせいじって??」
アドルフ『正当な婚姻のもとに生まれた子供ではないということだよ。
一言で言えば、父親がだれかわからない、ということ。』
唯「そうなんだ…」
アドルフ『父は13歳のころに、家を出た。』
アドルフ『そして、その強い向上心のもと、オーストリア二重帝国の
正税関士にまでなった。』
アドルフ『父は満足に学校へ通ってすらいなかった。
そのような経歴の人間が正税関士となるというのは異例中の異例、大出世だ。』
296 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 23:42:47.84 ID:CCRwLSWN0
唯(なんだろう…)
唯(そんなすごいお父さんの話してるのに…)
唯(アドルフ、すごくそっけない。)
アドルフ『父の性格は簡潔にまとめれば、傲慢、非強調的、偏執的なほどに頑固。
それに加えて大酒飲み。』
アドルフ『父を世に押し上げたはずの精神的徳性は、逆に、
人間としての魅力という観点からすれば、即失格、ということになる。』
アドルフ『わたしも母も兄も、父からひどく殴られたものだ。』
唯「あ…」
>>1がある程度書きおわるまでエロg・・・ヒトラーについて調べてくるか・・・
298 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 23:54:52.38 ID:CCRwLSWN0
アドルフ『そんな父も行きつけ飲み屋で、ぽっくりと逝ってしまったよ。
胸膜からの出血が死因だったらしい。』
アドルフ『酒好きの彼からすれば、最高の幕引きかもしれないが…』
アドルフは、まるで、知らない他人のことを話すかのように、
父親について語る。
アドルフ『そして、私の母クララ。』
アドルフ『私の母は、父の姪だった。』
唯「え゛…」
アドルフ「もちろん"義理"のだよ。しかし、血縁関係はあってね、
父の従兄妹ぐらいに相当するだろうか。」
唯「それはまた…」
299 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/05(金) 23:59:18.67 ID:CCRwLSWN0
アドルフ『母は献身的な性格で、心やさしい女性だった。
そして、熱心なカトリックだった。ゆいにはキリスト教徒、といったほうがいいかな?』
唯「ほうほう…」
アドルフ『けれど言い換えれば、卑屈、とも言える。』
アドルフ『母は、暴君のごとき父の、まったくの言いなりだった。』
アドルフ『けれどね、女性の身は弱いものだから…』
アドルフは寂しそうな顔をしている。
300 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 00:06:32.80 ID:Bo6NrwuS0
アドルフ『そんな母も、父が死んで数年後、癌で逝ってしまった。』
唯「!!」
アドルフの表情は、ひどく痛々しいものになる。
アドルフ『クリスマス間近のある日のことだ。』
アドルフ『癌の痛みに苦しむ母、そして、ついに逝ってしまった母。
かたや、きらびやかクリスマスの装飾と楽しげな歌…』
アドルフ『私はクリスマス・ソングを聞くと、
死んでしまいたくなるほどに、気が滅入ってしまう。』
唯「アドルフは…お母さんのことが、大好き…だったんだね…?」
唯は涙を浮かべている。
アドルフ『…』
アドルフは何も言わずに、瞳を閉じる。
301 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 00:06:53.30 ID:GZ/bkJkl0
その経験からか、アドルフは女性や子供に優しくて大いに好かれたそうだね
党員の子供相手には自ら四つんばいになってお馬さんごっこしてあげたってエピソードがあるらしい
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 00:09:46.67 ID:CR5R5tx8O
僕も毎年クリスマスソングを聞くと死にたくなります
303 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 00:17:09.70 ID:u82SIynwO
304 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 00:21:38.06 ID:Bo6NrwuS0
アドルフ『そして、わたしの兄弟たち。』
アドルフは目を再び開けると、話を続ける。
アドルフ『あの音楽教師が言っていたように、私には腹違いの姉と兄、
早くに死んでしまった同母の兄と姉、そして弟と妹がいた。』
アドルフ『兄の名はアロイス、彼も父と同じ名前だった。
兄は粗暴な性格でね。父からの暴力のうっぷんを、
常に私にぶつけていたよ。』
唯「…」
アドルフ『しかし、兄も父からの暴力と私の母、つまり兄からすれば義母との不仲のために
14歳のころに家を出た。』
305 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 00:22:55.53 ID:1GczQXT20
>>303 俺らだって朝鮮人の子供には親切にはせんだろう
306 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 00:24:19.67 ID:ckiGtHJL0
307 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 00:31:17.12 ID:6LOCPsO70
他のけいおん部員にも他のイデオロギーの創始者がとり憑く展開とかあったら燃える
308 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 00:32:24.26 ID:Bo6NrwuS0
アドルフ『そのあとは、職を転々とし、イギリスに渡り、そこでイギリス人女性と結婚した。』
アドルフ『さらに兄は、ドイツに舞い戻って、
義姉と離婚しないうちに、別の女性と結婚さえした。』
唯「ひどいね!それって…」
アドルフ『ああ。重婚というやつだ。我が兄ながら、まったくなさけない…』
アドルフ『とにかく、兄について語ることは特にあるまい。
私と兄は互いに嫌いあっていたということ。
それだけだ。』
309 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 00:39:40.86 ID:TiaS9BXOO
>>307 ムギにソクラテスが憑いちゃって発狂ですね
310 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 00:41:55.75 ID:Bo6NrwuS0
アドルフ『姉の名はアンゲラ。』
アドルフ『彼女は兄と違って、私の母の言うことを良く聞いた。』
アドルフ『とても家庭的な女性だったよ。私のことも、とても愛してくれた。』
アドルフ『だが、少々意固地というか気の強い所があってね…』
アドルフ『彼女の再婚問題で、たしかに一時疎遠になった。結局は仲直りしたけれど。』
唯「よかった…!」
アドルフ『けれど、私からすれば、大切な姉だよ。』
唯「うんうん、仲が良いのが一番だよ!」
アドルフ『はは!まったくその通りだね。』
311 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 00:45:17.23 ID:Xs54XiB2O
しえん
312 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 00:54:34.59 ID:Bo6NrwuS0
アドルフ『弟の名はエドムント。』
アドルフ『彼は、私が10歳のころ、5歳という幼さで死んでしまった。』
唯「そう、なん…だ…」
アドルフ『はしか、だった。』
アドルフ『可愛い盛りだったのに。弟を失った悲しみで、
私はひどく打ちのめされたよ。』
唯「…」
313 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 01:04:28.07 ID:Bo6NrwuS0
アドルフ『そして、妹の名はパウラ。』
アドルフ『彼女はおとなしい、控えめな女性だった。』
アドルフ『私の運動のために、彼女は度々とばっちりを受けてね。
アンシュルッスの前までは、オーストリア政府から監視されていたはずだ。』
アンシュルッスとは、ナチス時代のドイツとオーストリアの合邦化(統一のようなもの)のことである。
アドルフ『そして、私が死んだときには、結婚もせずに、もちろん子供もいなかった。
まったくすまないことをしたものだ…』
314 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 01:08:38.99 ID:Bo6NrwuS0
アドルフ『それに、口にこそださなかったが、
私が政治家を続けることに対して良い印象を持っていなかったようだ。』
唯「どうして??」
アドルフ『私の身を心配したのだろうね。
パウラは本当に心の細やかな子だ。』
アドルフ『政治家は命を危険にさらさねばならぬこともあるし、激務でもある。
身体に良いはずがない。』
唯「優しい妹さんだね…」
アドルフ『きみの自慢の妹、憂君のようにね。』
唯「えへへ////」
315 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 01:13:08.95 ID:Bo6NrwuS0
アドルフ『そして、きょうだいの子供たち、私の甥と姪…』
アドルフ『いや、これは今度にしよう。』
唯「えー…」
アドルフ『もう一時間以上も話し込んでしまった。
もうかなり遅い時間だ。』
アドルフ『さあ、ゆい。眠りにつきなさい。』
唯「うん、わかったよ…」
そして、その日もまた過ぎていく。
316 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 01:15:23.75 ID:Bo6NrwuS0
ごめんなさい、私も唯と同じくすこし眠ります、
すいません
317 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 01:16:01.73 ID:bE9F1Mhp0
支援
318 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 01:26:34.29 ID:iWe6HlZF0
C
319 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 01:29:02.15 ID:FM0uZaZP0
支援!
320 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 01:30:59.45 ID:vbaxbFf3O
ヴァッフェンSSの格好をした唯ちゃんに踏み付けられたい。
読んでないけどC
スレタイに惹かれたから完結したらアフィブログさん達だれかまとめといてね
323 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 02:12:22.21 ID:6pUjY4V60
支援
324 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 02:41:04.56 ID:9bU54v8VO
よっと
俺もちょっと寝るかな・・・
326 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 02:54:39.00 ID:7Gye/kEy0
すごくおもしろい。
支援。
327 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 03:51:37.79 ID:Za7dN4Qr0
国家社会主義保守。
なんかこれ読んでヒトラーに興味持った。
新しいなにかに目覚めるかもしれないw
329 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 04:41:40.52 ID:vtjlKIYvO
内容はあれなのになんかまったりしてるような
ほ
331 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 05:44:51.48 ID:1B7mymlT0
ほしゅ
332 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 06:50:45.72 ID:CNnwmvxDO
ほあああああ
333 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 07:17:38.91 ID:7Gye/kEy0
ほ
334 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 07:55:11.40 ID:8lieAtC9O
ほしゅ
続いててよかった。
336 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 08:43:30.09 ID:Fhjhzq9A0
ho
337 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 09:25:18.06 ID:FYQKUS+3O
ほ
338 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 10:12:27.74 ID:o75Nq89rO
モサドから来ました
339 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 10:16:42.72 ID:6NhHGXq70
もっとナチスとかヒトラーについて調べたいから
本場ドイツに行って、文献あさって詳しく調べてみるわ
こいつはおもすれい
ho
342 :
雪華吉影 ◆/2nb17wf6k :2010/03/06(土) 10:57:56.04 ID:lH48NLa30
ほ
343 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 11:28:41.22 ID:XLLB2OZD0
ホァァァッァァァ!
344 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 11:31:43.31 ID:gjrhPOxHP
「アドルフに告ぐ!」でしか知らないな
ヨーロッパではヒトラーを再評価することは犯罪
日本の東條英機みたいなものか。
あの人もイスラエル共和国政府が祖国の英雄を選んだ名簿の中に入ってるらしいじゃない。
ユダヤ人保護に尽力した功績で。
イメージで悪役が地に付いちゃってるよねヒトラーも東條も。
ユダヤ人虐殺したレイシストなのは事実じゃん、ヒトラーを悪者と思い込まないアテクシ情強(笑)
347 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 11:58:47.85 ID:Bo6NrwuS0
すいません、再開します。
348 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 12:01:34.21 ID:jatokyEFO
お待ちしてますた
まあ何を隠そう伍長閣下は大の差別主義者だったから仕方ない
ナチ党員やらSSは国のために軍を指揮していたドイツ国防軍やら日本軍人とは一味違うぜよ
350 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 12:04:10.88 ID:Bo6NrwuS0
こうして、アドルフが唯に"憑い"てから数週間が経過した。
そして、それに伴って、アドルフの"教育"も巧妙、唯にあわせたかたちをとって進んでいった。
これは、教養や知識といったもののみではなく、芸術に対する志向の、
アドルフ流の陶冶、という側面も持っていた。
唯は、あれで飲み込みが早く、応用も利く。
ようは、良き教師がいればよい。
しかし…
351 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 12:09:59.09 ID:Bo6NrwuS0
桜高は二年生の、梓と憂の教室。
時は放課後。
和「ちょっと、失礼するわね。」
生徒A「!!」
生徒A「せ、生徒会長さん!?」
和「ごきげんよう。平沢憂さんはいるかしら?」
生徒A「あ、はい、窓際奥で、梓ちゃんや純ちゃんと話してますけど…」
和「ありがとう。」
そういうと和は、憂たちのところへ近づく。
352 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 12:16:06.33 ID:Bo6NrwuS0
梓「あ、憂!和先輩がいらしたよ!」
憂「和さん、すいません…」
和「相談があるって、あんたから聞いて…」
和「やっぱり、というか確実に唯のことよね?」
憂「はい…」
和「場所変える?」
憂「できれば…あと、梓ちゃんもいっしょに…、いいかな?」
梓「うん、もちろんだよ!」
353 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 12:21:37.88 ID:Bo6NrwuS0
生徒室となりの、空き教室。
和「で、唯がどうかしたの?」
憂「…」
和「憂?」
梓「…」
純「…」
梓(なんか純まで、さりげなく混ざってるし…)
354 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 12:26:11.22 ID:Bo6NrwuS0
憂「おねーちゃんが…」
憂「おねーちゃんがおかしくなっちゃったみたいなんです…」
和「唯がおかしくなった??」
和「まあ、あの子が変なのは小さいころから、何時ものことだけど…」
和「具体的には、どんな風に??」
355 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 12:27:13.95 ID:TiaS9BXOO
>>345 確かに差別とかは行き過ぎだったと思うけど、ヒトラー居なかったら今頃ドイツなんて残ってるかすら怪しいよな
ヒトラーやナチ擁護する奴の気がしれん
357 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 12:32:14.16 ID:Bo6NrwuS0
憂「誰もいないはず空間とおしゃべりをするようになっちゃったんです。
それも長い時間…」
和「独り言じゃないの?」
憂「最初に気付いたときは、私もそう思いました。
夜遅くまで誰かと喋ってるようだったらから…」
憂「で、のぞき穴からそっと覗いたんです。」
梓「の、のぞきあなって…なに?」
和「あずさ、人間には知らなくていいこともあるのよ…」
梓「は、はい…」
確かに世界情勢はドイツにとって苦しかっただろうけど
それに対してヒトラーがやったことって国内では独裁政治、国外ではテロ
英雄視するのは現代の倫理観からいって問題ありすぎ、アルカイダみたいなもんじゃん
日本の戦争を肯定するのにABCD包囲網や貼ハルノートを引っ張り出してくるのも嫌い
359 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 12:35:28.79 ID:0jdMo2TqO
>>356 でも、一次大戦の後のドイツ経済を復興させてるし難しいよな
360 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 12:38:02.76 ID:tG6Q/jr4O
361 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 12:39:40.09 ID:Bo6NrwuS0
憂「でも、お姉ちゃん、ケータイも子機も持っていませんでした。」
憂「気付いた日から、それが延々と、毎日続いているんです…」
憂「だから…」
憂「おねーちゃん、やっぱり頭がおかしくなっちゃ…て…」ヒック
和「それはちょっと…どころじゃなくて、かなり心配だわ。」
362 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 12:46:00.49 ID:Bo6NrwuS0
和「とるべき最善の措置は…」
和「担任のさわ子や養護教諭の先生と協力して、
うちの学校のかかり付け医の先生ともね。
小父さんと小母さんにも帰国してもらわないと…」
純「…」
純「それ、多分、憑かれてますよ?」
憂「!!」
梓「やっぱりそうなのかなぁ…私や澪先輩が練習を急かすから、
唯先輩疲れちゃって…」
純「梓、字が違うから。疲労の"疲れ"じゃなくて、霊にとり憑かれるの、"憑かれ"。」
ヒトラーや旧日本軍部の行動を全肯定するヤツも全否定するヤツもバカだよ
犯罪の情状酌量と同じ。戦争の責任なんて絶対0:10にならないんだよ
364 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 12:48:33.54 ID:f1fGiWko0
ここでgdgd言ってるやつって何なの
各国間の戦争なんて政治の延長、負ける事が悪、それ以上でも以下でもない
黙ってSS楽しめよ
ってぱうらたん(^q^)がいってた
365 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 12:51:20.22 ID:ebRNO2jE0
>>301 アメリカかどこかが製作したドラマ映画の中にそのシーンがあったよ
初期党員の夫婦の所の子どもを遊んであげてた
これは支援せざるを得ない。支援
366 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 12:54:28.69 ID:Bo6NrwuS0
梓「…」
和「…」
梓「和先輩、すいません。この娘、すぐに追い払いますんで…」
憂「そういえば、純ちゃんのお祖母ちゃんって…」
純「北津軽は川倉のイタコよ。」
和「…」
梓「…」
367 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 12:59:55.92 ID:o75Nq89rO
史上初の純活躍の予感!
368 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 13:00:29.78 ID:Bo6NrwuS0
憂「その変な髪形も、たしかイタコの伝統なんだよね?」
純「これはファッションなの!可愛いでしょっ!!」
梓(それはちょっと…)
和(ないわね。)
純「憂、前に言ったわよね?」
憂「?」
純「憂の家の隣にある社。」
憂「!!」
思いがけず純ちゃんの親戚関係までw
370 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 13:07:24.67 ID:Bo6NrwuS0
純「あの社。"名も無い神明"を祭っているみたいだけど…」
和「あの社が??はじめて聞いたわ。
というか、"名も無い神明"って?」
純「日本は八百万の神の国で、しかも仏教も一緒、だから、たくさんのホトケサマもいます。」
純「でも、アマテラスオオミノカミや阿弥陀如来のような大格の方々は、ほんの一部。」
純「その他ほとんどの方々は、名前すら知られていないか、
忘れさられてしまったんです。」
純「あの社にもそのような"名も無い神明"が祭られています。」
和「そうなの…」
梓(憂の家に遊びにいくのが怖くなりそう…)
371 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 13:14:34.88 ID:Bo6NrwuS0
純「ほとんど"勢力"らしい"勢力"もない神明なんですが…
ただ。」
和「ただ??」
純「たとえなんですけど、高圧電線の下にいる家庭には
癌系の病気が起きやすいっていいますよね?」
和「ええ。」
純「その高圧電線を、平沢家隣の社、と読み替えてください。」
372 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 13:22:52.50 ID:Bo6NrwuS0
和「つまり、あの社からよくわからないエネルギーのようなものがでて、
唯によくわからない影響を与えた、ってこと?」
純「はい、その通りです。あの社の神明からは、"他化自在天"や"アメノウズメ"、
と同じ匂いがします。」
純「これらの神明に共通する勢力は"魅入る"。
つまり、人外の存在を惹きつけるということです。
その勢力が唯先輩に、多分ですけど、宿ってしまった。」
純「だから、中学のころに憂に忠告して、
"勢力払い"のコツをいくつか教えたはずなんですが…」
憂「ごめんね純ちゃん、その時、話半分以下で聞いてた…」
純「…」
373 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 13:31:35.95 ID:Bo6NrwuS0
和「鈴木さん、ごめんなさい。正直に言えば、その話信じられないわ。」
純「仕方ないですよ、慣れてますし。」
和「まあ、とにかく…」
和「梓、これから部活行くんでしょう?私もついていくわ。」
梓「はい。憂も行こう?」
憂「うん…」
純「私もついてくよ。」
梓「はいはい…」
374 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 13:39:32.36 ID:Bo6NrwuS0
一方、軽音部部室。
律「梓がまだ来てないなんてめずらしいな。」
澪「そのうち来るよ。お前たちとは違うし。」
律「なぬー!?」
紬「はい、唯ちゃん。頼まれていたCDよ。」
唯「ありがとムギちゃん♪」
アドルフ『ふむ…』
CDに視線を送るアドルフ。
375 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 13:48:48.80 ID:f1fGiWko0
支援
376 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 13:58:19.63 ID:Bo6NrwuS0
律「なに?そのCD。」
唯「ムギちゃんから借りるんだ♪」
澪「『ショパン選集』?クラシックか。」
律「クラシックぅ!?あ、それも憂ちゃんに頼まれたんだろ?」
唯「わたし用だよ♪」
律「…」
377 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 14:03:51.45 ID:SFnAEmTF0
残ってた支援
378 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 14:05:22.31 ID:vbaxbFf3O
どんどん知的になっていく唯ちゃんかわ唯
このペースは書きためてはないんかな?
380 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 14:08:57.19 ID:Bo6NrwuS0
唯にショパンを勧めたのはもちろんアドルフだ。
唯「あ、今から聞いてみようか?」
澪「たまにはクラシックもいいかもな。」
紬「じゃ、プレーヤーにセットするわね?」
アドルフ『♪』
アドルフが可愛い
382 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 14:16:26.76 ID:Z3939w9I0
支援支援
>>372 俺人間だけど唯ちゃんに惹きつけられてる
384 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 14:25:17.73 ID:Bo6NrwuS0
385 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 14:32:30.55 ID:mgsYOkbn0
支援
386 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 14:33:09.94 ID:Bo6NrwuS0
アドルフ『とりあえず、交響曲第4番を聞いてみようか?』
唯「ムギちゃん!"こーきょーきょくよんばん"選曲おねがーい!」
紬「わかったわー♪」
律「唯がクラシックの曲名を覚えているだと…」
ワグナーに入る前に、
まずはブルックナーの明るい軽快な曲で、
唯の興味を引こうとするアドルフ。
387 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 14:36:07.84 ID:O+12maS40
唯かわいいよー
388 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 14:37:38.29 ID:Bo6NrwuS0
紬「ポチッと♪」
澪「ふむ…」
唯「おお…」
― 三分後 ―
唯「ぐぅ…ぐぅ…zz」
律「スピースピーzzzz」
澪「こいつら…」
アドルフ『なんと呆れた…』
右手で額を覆い、首を軽く左右に振るアドルフ。
キョンみたい
390 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 14:46:12.66 ID:gjrhPOxHP
知恵がついたら唯じゃない
391 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 14:46:13.36 ID:UCKfPUaD0
センスのあるSSだと関心させられた
支援
392 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 14:46:21.66 ID:Bo6NrwuS0
アドルフ『まあいい。あせらずとも。』
アドルフ『聞けば琴吹君は大量に音源をもっているとか?』
アドルフ『ゆいに頼んで借りてもらおう。』
アドルフ『さすがは部室に音楽室を使っているだけあって良い音だ。
このコンパクトディスク、というのも。』
アドルフ『だができればホールで生を聞きたいものだ。』
アドルフはブルックナーに聞き入りつつ、ぶつぶつ何かを言っている。
両手を後ろにくんで、時計回りにゆっくりと部室の中を歩き回りながら。
394 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 14:51:52.93 ID:Bo6NrwuS0
アドルフ『やはり音楽が無ければ、人生は色あせたものになってしまう。』
アドルフ『ただし良い趣味を追求すれば、の話だが。』
アドルフ『ゆいのことも、あの五月蝿いだけの屑音楽から卒業させてやらねばな…』
ガラッ
部室のドアが開く。
澪「あ、和?」
和「お邪魔するわね。」
395 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 14:52:02.51 ID:XwBxbdhXO
Урааа!
クズ音楽wwwwwww
397 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 14:53:41.15 ID:iCnFl+Sh0
398 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 15:02:01.19 ID:Bo6NrwuS0
梓「お早うございます…」
憂「失礼します。」
澪「梓も一緒だったのか。憂ちゃんもいらっしゃい。」
憂「お邪魔します。」
純「あの、私も入っていい?憂が通せんぼしてるんだけど…」
399 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 15:08:22.35 ID:Bo6NrwuS0
憂「あ、ごめんね純ちゃん。」
純「しつれ…」
アドルフ『共産中国はうまく使えそうだ。ロシアは、もう駄目だな。
主権民主主義など馬鹿なスラブ人には不相応…』
純「!!!」
純「いた。若い外人が一人。」
和「!」
憂梓「「!!」」
寺生まれってスゴイ
401 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 15:12:06.35 ID:M2ONP/6G0
支援
402 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 15:13:56.73 ID:9bU54v8VO
純ちゃんwww
403 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 15:15:07.57 ID:Bo6NrwuS0
純「こっちには気付いてないようです。」
純「私も知らん振りを装いながら観察するので、
生徒会長さんたちも自然に。」
和「わかったわ。」
憂「うん。」
梓(純、胡散臭いよ、純…)
澪「あ、たしか…鈴木さん??
いったいどうしたんだ?」
和「な、なんでもないわよっ。」
純ちゃん大活躍
私の時代(ry
純ちゃん「破ぁ!」
406 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 15:22:10.95 ID:Bo6NrwuS0
梓「あ、クラシック聞いてたんですか?」
澪「そうなんだけど、こいつらは寝ちゃったよ…」
唯「zzz…」
律「スーフー…zzz」
梓「…」
407 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 15:27:02.95 ID:Bo6NrwuS0
紬「今、お茶入れるわね。」
和「ありがとう、紬。」
純「…」
アドルフ『しかし、一番の問題はいかにドイツを…
ゆいと切り離された場合、もしかしたら私の意識も…』
純("烏賊にどどいつを"…"ゆい"…"イサキも"…??
ジャミングがひどくて、上手く聞き取れない…)
408 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 15:29:21.22 ID:hM+eLgYW0
|┃三 , -.―――--.、
|┃三 ,イ,,i、リ,,リ,,ノノ,,;;;;;;;;ヽ
|┃ .i;}' "ミ;;;;:}
|┃ |} ,,..、_、 , _,,,..、 |;;;:|
|┃ ≡ |} ,_tュ,〈 ヒ''tュ_ i;;;;|
|┃ | ー' | ` - ト'{
|┃ .「| イ_i _ >、 }〉} _________
|┃三 `{| _;;iill|||;|||llii;;,>、 .!-' /
|┃ | ='" | < 唯ちゃんはわしの嫁
|┃ i゙ 、_ ゙,,, ,, ' { \
|┃ 丿\  ̄ ̄ _,,-"ヽ \
|┃ ≡'"~ヽ \、_;;,..-" _ ,i`ー-  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|┃ ヽ、oヽ/ \ /o/ | ガラッ
総統!い、イサキは釣れたの?
純って誰?
ジャミングwwww
412 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 15:31:09.82 ID:f1fGiWko0
誰かECCM展開しろw
413 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 15:32:10.70 ID:2yrz0mb9P
純「はっ!はぁぁぁあんっ!イ、イサキは?イサキは、と、取れたの??」
アドルフ「ああ。でかいイサキが取れたよ。今年一番の大漁だ」
純「大漁っ!!イサキぃぃ!!総統かっこいいいいぃぃぃい ぃくううううう!」
414 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 15:33:10.43 ID:Bo6NrwuS0
純「…」
梓「ムギ先輩のCDですか?」
紬「ええ。唯ちゃんに頼まれの。」
梓「唯先輩がクラシックですか…?」
澪「良いインスピレーションにはなるとは思うんだが。
まあ、起きて聞いていればだけどな…」
梓「この二人のことですしね。」
415 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 15:39:57.62 ID:Bo6NrwuS0
アドルフ『とにかくしばらくは、このまま、ゆいの教育に…』
アドルフは和たちが入ってきても、まったく気にする素振りをみせない。
他人が自分を見ることができない、という状況にすっかり慣れきっているのだ。
純「…」
純(この人の顔どっかで見たことあるような…)
純(でも、問題はそこじゃない。
この外人の霊から、とてつもないほどのプレッシャーを感じる…)
416 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 15:44:49.12 ID:iCnFl+Sh0
>>408 同志よ!愚かなファシスト共に是非とも鉄槌を!
417 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 15:45:21.47 ID:Bo6NrwuS0
純(それに…)
そして、再び生徒会室。
和と憂、そして純。
純「背は170ちょっと、かなり痩せてて、20代ぐらい、面長の、
目はすごく綺麗なブルーです。」
和「白人?」
純「はい。」
純「髪は七三わけのツーブロックで、
よれよれの疲れたスーツを着てました。」
418 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 15:56:17.88 ID:Bo6NrwuS0
和「そこまでわかるの??」
純「はい。けど、音声はうまく聞き取れませんでした…」
和「音声って…」
和「それに白人の…男性でいいのよね?」
純「はい。」
和「なんでそんなのが…」
和「…」
和「ごめんなさい、鈴木さん。やっぱり、あなたの話は…
はっきりいえばね、私は、そういうの全く信じない性質なの。」
419 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 15:58:46.53 ID:2yrz0mb9P
わちゃんはベタな理屈系だからなぁ
理系も極まると神様見ちゃうみたいだけど
いきなり「一人いる・・・声はよく聞き取れないけど・・・」なんて言われて信じるやつはなかなか居ないと思うがw
421 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 16:04:35.85 ID:Bo6NrwuS0
純「…」
純「憂、唯先輩とあの外人の霊はどんな話をしてた?」
和(スルーされたかしら…)
憂「たぶん、芸術とか、歴史とか、政治とかの話。
おねーちゃんが普段絶対しないような…」
純「他には?」
憂「『アドルフ』って単語、多分人の名前だよね、それをよく口にしてた…」
和「!!!」
422 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 16:11:54.69 ID:Bo6NrwuS0
和「ちょ、ちょっと、ちょっと待ってよ…」
和「その名前…それと、唯が何週間か前に自慢してた鼈甲製の…」
憂「あっ!!」
和の額から、汗が少しにじり出てくる。
和「教科書、いえ、図書室のほうが…」
和「ちょっと出るけど、五分ぐらいで戻ってくるわ!」
423 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 16:12:12.86 ID:AF53pY6LO
社会主義の唯一の成功は、社会主義は失敗作だった、ということを証明した点である。
424 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 16:16:59.98 ID:rDR9DG5XP
民主主義時期と社会主義時期をループさせればいいんじゃないかな
格差が生まれたら社会主義に、ある程度地ならしされてきたら民主主義に
426 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 16:22:45.74 ID:Bo6NrwuS0
そして五分もかからないうちに、再び戻ってくる和。
大きく息を切らせている。
手には一冊のカラー表紙の本、というかムック。
和「ハァ…ハァ…生徒会長なのに、廊下を…ダッシュしちゃったわ…」
和「えっと…えと…あ、ここ!」
和はその本を開き、あるページを純と梓に示す。
427 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 16:23:02.69 ID:SFnAEmTF0
__
\`ヽ、 ... -―――-...
 ̄: :`: : :\, . : ´ : : : : : : : : : : : : : : ::`.ヽ
: : : : : : : : : : : : : : : : : : :/:: : : : : : : : : :.`ヽ:`< ̄ノ
: : : : : : : : : : : :./ :: : :.:./:: : : : : : : : /: : : : i: : : :`ヽヽ
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: : : : : : /: : : ,'.:.: : : /: : : :/ : :: : :/ :: : : : : i : : : : : : ',: :ー
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: : : : /: : : : : |: : : ハ.: : ,' } : : ::/: : : : : : :i ', : : : :.:.:.:| : ::ヽ、
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\/:.:. : : : :∧: ::i レ' __ \/ レi:: : : : :.i⌒ } : : : : :.:.| :.:.:|
',:.: .:. ⌒ヽ ',.:.| ,ィ=テミ、 ヽ_/レ'_ |/ヽ: : : /::∧|
∨:/ ゝ W Y::.ir'ハ ` ´,ィ=ミ、 从: /iヽ{
',ヽ 弋"~リ ′ んハ リ 八:/ ノ
ヽ 、 `¨´ 弋゚ソ/ イ:/
\ー """ , /
`八 "" ′
} ヽ 丶 _, ′
'´ヽヽ \ /
_/.| }. \ > ´
イ´〈. | | >、 ≧ - ´
./ i、ヽ ヽ、八
/ `ヽ'、. \ / ヽ }`ヽ、
/ 、. \ イ{. 〃´)\ // 、\ヽ `ヽ、
{ _ \ 〉 レ' / ././ /| | i.', ', ハ 私の時代!
i ヽ丿 {ヽ ∨ /. i | |}| / ', / i}
',. / / { {. {.| |j| \ ∨ |
/} ./. \ ', ヽ/∧/ } ', i
./. | {_ヽ.. \ \/{ i | / , {
} ヽ-‐ ' /ヽ. \ | | i ./
428 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 16:31:36.39 ID:Bo6NrwuS0
何人かの若い白人兵士が並んで写っている白黒写真。
そのうちの一人を指差す和。
和「もしかして、この男!?」
純「えと、うーん…この人のような…
私、トム・ハンクスと、カツラつけたブルースウィリスも見分けられないんです…」
和「た、たしかに他の人種の顔を区別するのは難しいけど…」
憂「和さん、この人って…」
429 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 16:36:52.65 ID:iCnFl+Sh0
ジークハイル!
430 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 16:41:10.32 ID:Bo6NrwuS0
和「そうよ…!」
和は本を閉じると、その表紙を二人に見せる。
40代の白人男性の白黒写真が表紙を飾っていた。
びちっと綺麗に固めた髪は1:9ぐらいの左分け。
鼻のすぐ下にある、いわゆる"チョビ髭"
表情は硬い、というよりは断固としたもの。
和「ドイツ国総統、アドルフ・ヒトラー。」
憂「え…」
純「生徒会長、この人のほかの写真は!?もっと見れば表情とかで…」
和「本の中にたくさんあるわよ…」
431 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 16:47:18.37 ID:Bo6NrwuS0
純「あ、この写真のこの表情…」
和「ヒトラーが何かに思いを馳せている際の写真ね…」
純「年かさは一回り以上違いますけど…
この何かに酔ったみたいな顔…」
純「あの外人の霊とそっくりです!」
和「…」
432 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 16:53:16.61 ID:gqchUp6BO
支援
433 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 16:55:06.83 ID:Bo6NrwuS0
和「信じたくはないけれど…」
憂「あのピックが原因で!?」
純「ピックって?」
憂「えっとね…」
憂は純に事情を話す。
純「ヒトラーの親戚の遺品…」
434 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 16:55:48.81 ID:Bo6NrwuS0
すいません、ちょっと出かけます
435 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 17:02:24.60 ID:ebRNO2jE0
436 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 17:18:57.39 ID:FM0uZaZP0
4
保守
438 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 17:41:53.49 ID:8fjDNM7zO
自分の無知をさらすようだけど音楽と言えばなんとなく
ナチ=ワーグナーってイメージ
439 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 17:44:59.08 ID:mgsYOkbn0
ほしゅ
440 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 18:03:42.70 ID:o75Nq89rO
とっとと帰って来い太郎
和ちゃんは賢いなぁ
442 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 18:25:19.59 ID:Qtc2fm/qO
マルクスとケインズがあの世で出会い、そして激しい議論を始めた。
相反する思想を持った二人、やはり意見は合わなかったが、たった一つだけ結論の一致をみた話題があった。それは
「自分の理想を体現した国家とはどこだろうか?」という問いであった。二人とも
「日本」と答えたのである。
443 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 18:28:47.09 ID:7gHt3Yay0
世界史上で最も成功した社会主義国家は日本国
444 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 19:04:57.96 ID:o75Nq89rO
ほし
445 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 19:05:03.92 ID:ckiGtHJL0
ほ
保守
447 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 19:12:30.58 ID:Z3939w9I0
ほす
449 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 19:17:41.04 ID:jS3IEkkQ0
つまんねー
くそすれ
>>443 それを言い表した感じのコピペあったよな
451 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 19:29:05.28 ID:Bo6NrwuS0
すみません、再開します。
452 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 19:34:04.20 ID:Bo6NrwuS0
和「とにかく、もし本当にヒトラーが唯に憑いてるのなら、
唯と彼の会話の内容を確かめて、情報を集めないと…」
和(それに結局のところ、唯の精神疾患の可能性も高いし…)
憂「じゃあ、私の部屋の覗き穴からお姉ちゃんを…」
純(そんなもの作ってたの、憂…)
和「いえ、もっと確実な方法よ。
軽音部員たちにも協力してもらわないね、特に紬。」
453 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 19:35:36.38 ID:ckiGtHJL0
作ってたんだ…
454 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 19:40:21.50 ID:Bo6NrwuS0
そして、その三日後の夜。
その日は金曜日で、当然休日の直前。
唯「ごちそうさま!」
憂「おそまつでした♪」
何時もどおりの平沢家のダイニング。
平沢姉妹と霊が一体。
アドルフ『さて、ゆい。今日も読書をしよう。』
唯「よーし!」
455 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 19:46:02.21 ID:Bo6NrwuS0
憂「おねーちゃんは部屋に戻るの?」
唯「うん♪」
唯はここのところ、食事が終わるとすぐに自室に戻ってしまう。
憂「じゃあ、お風呂ができたら呼ぶね?」
唯「ほーい!」
憂「…」
憂(よし、行ったね…)
456 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 19:50:13.65 ID:Bo6NrwuS0
憂「…」
携帯電話を取り出す憂。
憂「梓ちゃん、入ってきていいよ。」
そう短く伝えると携帯電話を切る憂。
ガチャ…
平沢家の玄関が開く音がする。
457 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 19:55:10.97 ID:Bo6NrwuS0
律「お邪魔しまーすと…」
和「静かにね。」
律「はいはい。」
澪梓純「「「お邪魔します。」」」
紬「お邪魔します。憂ちゃん、とりあえず、
憂ちゃんのお部屋にいけばいいのよね?」
憂「はい。」
458 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 20:01:15.33 ID:Za7dN4Qr0
帰ってきてたw
支援。
しえん
意外と早い段階で気付かれたな
4円
461 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 20:08:23.30 ID:Bo6NrwuS0
憂の部屋。
女の子の部屋に似つかわしくない機材が、所狭しと並べられている。
紬「今日の日中に斉藤が指揮を執って、
すべてセッティングしてくれたわ。」
律「で、なんで唯の部屋を監視カメラで覗くんだ??」
紬「あの憂ちゃんがどうしてもって言うから私も協力したんだけれど…」
和「それは、今から見てみればわかるわ。」
和(一昨日のうちに憂の部屋の覗き穴から唯のこと観察してたけど…)
和(本を読んだり、クラシックを聞きながら、
確かに、誰かと話しているようだった。)
和(唯の口から、唯が一生使わないだろう単語が、
ぽんぽん出てくるんですもの。)
462 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 20:09:50.86 ID:1JdpgZySO
支援
463 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 20:10:18.76 ID:Za7dN4Qr0
支援支援。
464 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 20:14:47.52 ID:Bo6NrwuS0
紬「じゃあ、スイッチ入れるわね。」
紬「ポチッと。」
6台のモニターに、それぞれ別方向から、唯の部屋が映し出されている。
律「ベッドに座って、音楽聞いてるな。」
紬「唯ちゃんに今日貸してあげたベートーヴェンのCDだわ。」
澪「どっかで聞いたことがあるな…」
紬「交響曲第3番、『英雄』よ。」
465 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 20:16:26.62 ID:Za7dN4Qr0
支援。
466 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 20:18:58.86 ID:Bo6NrwuS0
和「紬、赤外線カメラをお願い。」
紬「わかったわ。」
律「はぁ!?なんで赤外線??」
和「とりあえずは見ていて頂戴。」
紬「ポチッと。」
紬が赤外線カメラのスイッチを入れる。
モニターの一つが、赤外線カメラ特有の暗さを帯びた映像に切り替わる。
467 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 20:24:18.77 ID:Za7dN4Qr0
幽霊って赤外線発してるのかw
支援。
468 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 20:24:33.29 ID:Bo6NrwuS0
和「特に移ってないようね…」
純「多分無理ですよ。そう言う番組で、テレビ局が雰囲気を出すために
赤外線カメラやサーモグラフィーを小道具として使っただけですから。」
純「実際には、そのどちらにも反応しないはずです。」
和「一応、念のためだったんだけどね…」
梓「あ、先輩が喋り始めました!」
律「え?」
澪「?」
469 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 20:29:28.11 ID:Bo6NrwuS0
アドルフ『どうだい、さっきの曲は?』
唯「すごく勇ましい、じゃなくて何かな…
鷹とか鷲をイメージしちゃう。」
アドルフ『良い例えだね、ゆい。』
アドルフ『さっきの曲は、ベートーヴェンが"コルシカの鷲"
ナポレオン・ボナパルトのために書いたものだ。』
唯「ナポレオンってあの、チンはこっかなり、の?」
アドルフ『それはルイ14世だよ。
下級貴族からフランス大革命を経て皇帝にまでなった男だ。』
アドルフは唯のボケも綺麗に受け流す。
470 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 20:33:32.37 ID:R2eN3LlmO
wktk
471 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 20:39:35.61 ID:XJHwFbkn0
ハム太郎
472 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 20:39:51.64 ID:Bo6NrwuS0
唯「"成り上がり"ってやつ??」
アドルフ『そうだね。彼は非常に才能に恵まれていた。』
アドルフ『ただ…結局は、』
アドルフ『彼はその才能をうまく生かすことができなかった。』
唯「どうして?」
アドルフ『彼の夢、フランスの繁栄、これを追い求めることは正しかった。
彼の戦略もほぼ正しかった。』
アドルフ『だがね、彼は人材、人間を用いる際に手ひどい失策をしたんだ。』
473 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 20:46:40.41 ID:Bo6NrwuS0
アドルフ『彼は、部下として使ってはいけない人間をつかったし、
何より身内びいきだった。
アドルフ『無能な兄弟を諸王にしてしまった。他人が信用できなかったんだろうね。
さらに、すぐ下の弟は有能な男だったが、これを使いこなすこともできなかった。』
アドルフ『さらには、革命で追い出したはずの旧貴族と和解して、
自分たちの部下に、自分の宮廷のなかで、貴族の猿真似までさせた。』
アドルフ『フランスの旧貴族など、精神的に堕落しているし、
なにより皆、外国から金をもらっている売国奴だった。』
アドルフ『目標と手段、これはね、どちらも妥協してはいけないんだ。』
唯「ほう…」
しえん
475 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 20:48:32.72 ID:ckiGtHJL0
他人を信用できないとかお前が言うか
476 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 20:49:08.98 ID:yQoWoT+Z0
ヒトラーさんも、お気に入りの将軍を解任→再任命→解任とかやってたからなあ
477 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 20:50:26.78 ID:XJHwFbkn0
,. ' ´  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ、
/ / \
/ / \
/ /―――――――――イノ
/ /: : : : : : : : : : : ;| |
,' ,∠ __________/ |
| <__:.:.イ:.`メ、/|:/ |:./\レ:.:.〈 |
ノ! |/リレ',ィrそド"´ レ ィチxV:.!:.V}
/| /!:.:.! 〈. トzリ トzリ }:!::Nリ
/ /ソ:.:.i xx`¨´ , `¨x{:从 }
/ //|:.:.込、 /:.|.ハ∧
/ /厶|:.:.|\ ヽ、 r つ ,. く:.:.:! ∧ ヽ
/ / |:.:.|::::::> ミ 、 <} |::.:| ヽ. }
/i 〃 レ‐‐く\  ̄´ /::! !:.:<フ二ヽリ
./ // / /⌒く:\ イ:::::| |:. 厶--、 }
/ / ( /,. ┤:::::ヽ /::::::| |:.厶--、 /
おりもので下着が汚れたりして 不快な人は70%もいるよ
そこで、サラサーティSoLaLa!
薄いのにおりものをちゃんと吸収
さらっさら〜のサラサ〜ティ♪ SoLaLa
478 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 20:54:21.16 ID:0jdMo2TqO
>>443 亀だけど、バブル時代の日本は完成に近い社会主義ってやつ?
それなら、俺もそう思う
479 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 20:57:01.91 ID:Bo6NrwuS0
アドルフ『私は身内びいきをしなかった。』
アドルフ『そのために甥のハンスを、戦場で失ってしまった。
彼は勇気と知能に恵まれた、真にドイツ人らしい男だった。』
アドルフ『彼の父や兄とはまったくの別物だよ。
彼は私の誇りだ。』
そういうとアドルフは窓から外に顔を向け、空をじっと見つめた。
甥のことを思い出しているのだろうか。
唯『アドルフ、元気をだして。』
アドルフ『おお、ありがとう!心優しい、ゆい。』
※(ハンス・ヒトラーはソ連の収容所で傷病死している。
ヒトラーは、捕虜交換でなんとしても甥を取替えそうとしたが、かなわなかった。)
480 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 20:58:47.55 ID:poV8hkQcO
481 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 21:00:51.99 ID:vbaxbFf3O
グデーリアン将軍を解雇したのはまずかった。
482 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 21:06:41.96 ID:9VkwmQG1O
国民社会主義ドイツ労働者党
483 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 21:08:09.58 ID:J2vsgzHg0
スターリンの甥だったかと交換しようとしたんだっけ
484 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 21:09:29.05 ID:SFnAEmTF0
へえ〜
>>478 ごめんそうでもないわ、記憶違い、寝ぼけてた
487 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 21:15:08.32 ID:poV8hkQcO
憂の部屋
律「お、おい、唯は誰と話してるんだよ…」
澪「…」
和「いい、よく聞いて頂戴。」
和「単刀直入に言うわね。」
和「唯がレンタルしてもらっているピックには
とんでもないものが宿ってたの。」
澪「ま、まさ、まさ、まささささか…」
488 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 21:20:03.56 ID:poV8hkQcO
和「さっき、『アドルフ』って単語を唯は口にしたわよね?」
律「…」
和「それが今、唯の隣にいる人物の名前よ。」
律「と、となりって、唯しかいないじゃん…」
和「鈴木さんが"見える人"でね、教えてくれたのよ。」
律「…」
489 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 21:28:45.54 ID:poV8hkQcO
和「唯はね、なぜだか知らないけれど、白人の男性、」
和「おそらく、アドルフ・ヒトラーと思われる人物に
とり憑かれているの。」
律「ま、また、和よ、いいかげんに…」
和「私が下らない、いい加減なことのために、紬に機材をお願いして、
あんたらをこんなことに巻き込むと思う?」
律「…」
紬「鈴木さん、本当なの?」
純「あの人物が誰かはまだ完全にはわかりませんけど、」
純「とにかく、唯先輩は若い白人の霊体に憑かれています。」
490 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 21:28:51.97 ID:Za7dN4Qr0
支援。
491 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 21:36:47.85 ID:poV8hkQcO
澪「…」
澪「ヒッ」
澪「ヒッ…ヒヒヒヒ…ヒッ…ヒヒヒヒ…」
梓「い、いけない!澪先輩が過呼吸に…!」
和「しまったわ。澪がこの手のことに弱いの忘れてた!」
憂「い、いまビニール袋もってきます…!」
律「…」
律「鈴木さん。」
純「はい。」
律「どうすりゃいいんだ…?」
492 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 21:37:14.73 ID:j+lbwFh10
純ちゃんが活躍している…だと…?
493 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 21:47:46.43 ID:poV8hkQcO
純「一通り、お母さんの道具を無断で借りてきました。」
純は、幸福実現党総裁が肩からよくかけているような肩掛け、
数珠、何冊かの経文を取り出す。
律「これでお祓いを?」
純「おはらいというか、お祖母ちゃんが霊を降ろして
お母さんがそれを手伝ってるところしか見たことないもので…」
憂「純ちゃんのお祖母ちゃんは青森のイタコなんです。」
律「見てただけ?」
純「はい。」
律「駄目じゃん!!」
純「お祖母ちゃんの遺伝子は四分の一持ってますから!」
梓(というかイタコってお祓いもするの?
お祓いって神社の仕事じゃないの?)
494 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 21:55:27.31 ID:poV8hkQcO
和「鈴木さん、まあ抑えて。」
和「今日は特にアクションを起こさないわ。」
和「関係者が集まって事実を認識して、
傾向と対策を考えるためのものだから。」
純「わ、わかりました…」
澪「う、うう…」
梓「少し澪先輩も落ち着いたみたいです。」
495 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 22:10:14.92 ID:o75Nq89rO
支援
496 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 22:11:24.99 ID:poV8hkQcO
一方、唯の部屋。
アドルフ『妻のエーファ、姪のゲリ(アンゲラ)、姉のアンゲラ、…』
アドルフ『私の周りには心優しい女性がいて、いつも私を支えてくれた。』
唯「うん。」
唯はヒトラーの家族や親しい人間のことを、
このごろは自分から聞こうとしなくなっていた。
そういう話をすると、度々、アドルフが悲痛な顔を見せるからだ。
ヒトラー『そして、女性こそ家庭の要だ。』
497 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 22:21:47.93 ID:poV8hkQcO
アドルフ『そして家庭は人間を育てる大もとの場所だ。』
アドルフ『また、個人が集まり国家ないし民族となる。』
アドルフ『国家と民族は同義だ。切り離すことはできない。』
アドルフ『そして、個人よりも、まったく、
国家ないし民族が優先されねばならない。』
アドルフ『個人は民族ないし国家のために生きねばならない。』
唯「なんかそれだと、わたしたちの自由がないような…」
アドルフ『はは。多くの人間は、とくに大衆は、そう考えるだろう。
しかし、そのまま留まっていては駄目だ。』
支援
499 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 22:24:49.90 ID:ckiGtHJL0
女性の結婚を奨励する政策とか実際やってたんだよな
501 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 22:28:16.61 ID:o75Nq89rO
この概念を教えて成仏か除霊かなあ・・・
個人的にはもっと読みたいなあ。
502 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 22:29:21.63 ID:poV8hkQcO
アドルフ『例え話をしよう。』
アドルフ『ゆい、君は言葉を、日本語を話すね?』
唯「当たり前だよぉ…」
アドルフ『そうだ、当たり前のことだ。』
アドルフ『しかしだ、日本語の文法をある個人や集団が勝手に大きく改変して、
出鱈目な言葉を話したらどうなるだろう?』
唯「新しいことばもたくさん生まれてくるよ?」
アドルフ『いや、単語個々の問題ではなく…うむ…』
アドルフ『日本語とドイツ語を足して2で割った言葉を話したとしたら?』
唯「そんなのだいこんらんだよ。
それにきっと、誰からも相手にされなくなっちゃう。」
503 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 22:38:09.14 ID:poV8hkQcO
アドルフ『だろう?』
アドルフ『言葉、とくにある民族に固有の言葉というのは非常に大切なものなのだ。』
アドルフ『我々は日頃言葉を用いるため、その恩恵に与っている。』
アドルフ『ところがこれが国家ないし民族のことになると…』
アドルフ『確かに、人間は国家と離れて、
短時間なら個人や小集団で生きることができるかもしれない。』
504 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 22:41:11.81 ID:Za7dN4Qr0
支援。
どうにもビジュアルが放課後のカリスマのヒトラーになる
506 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 22:46:06.66 ID:poV8hkQcO
アドルフ『しかし、人間は一人では生きていけない。』
アドルフ『小集団は、それより強い集団の前に脆くも崩れさるだろう。』
アドルフ『だからこそ、血と言語を同じくする個人は助けあい、
共同体を形成しなければならない。』
アドルフ『おそらく、民族総体としての共同体から
個人や小集団が距離を置くとき、』
アドルフ『その個人や小集団は多分に利己的な行動をする。』
アドルフ『そしてそれが、人間精神にとってかけがえのないもの、
真に価値あるものを毀損するようになる。』
アドルフ『これは、アブラハム以降、ユダヤ人のお家芸だった。』
507 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 22:49:35.94 ID:ckiGtHJL0
当たり障りの無い話からだんだん過激な方向へ持っていくのがこの人の得意技
508 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 22:52:27.20 ID:Za7dN4Qr0
>>1はちょび髭かゲッベの亡霊に取り付かれてる説を言ってみる。
支援。
509 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 22:54:21.62 ID:poV8hkQcO
ヒトラー『彼らは自己流の価値を創作する。』
ヒトラー『ただ、貪欲を満たさんがためだけにだ。』
ヒトラー『そのためには、屁理屈や姑息な論理をためらわず使う。』
唯「なんかよくわからない…」
アドルフ『そうだね、ゆいは知らなくていいことだ。』
510 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 22:56:08.54 ID:ShHUZXFd0
sien
511 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 23:02:19.02 ID:poV8hkQcO
アドルフ『そういえば、私は日本人も二種類に分けられると聞いているね。』
アドルフ『一方は集団と美徳のために進んで己を捨てるサムライ。』
アドルフ『それに対して、退廃していて利己的で貪欲なものたち。』
アドルフ『先帝のお側と資本家の多くには、
そのような碌でもない輩が満ちていた、と聞いたよ。』
唯「初耳。でも、"サムライ"の数はどんどん減ってるかな。」
アドルフ『今のドイツでも同じことだろう。まったく!耐え難いことだ!!』
ヒトラーは
どう評価されようと俺は好きになれないな
このスレは面白いけど
513 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 23:08:30.79 ID:ckiGtHJL0
514 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 23:09:51.58 ID:i5iLYODYO
今日のコムチャのゲストはあいなまさん
515 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 23:10:08.92 ID:Za7dN4Qr0
>>513 理解することは大切だと思うけどね。ヒトラーにしろマルクスにしろ。
支援。
516 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 23:13:05.18 ID:uAJQ/e1O0
せや!
大和の伝統と誇りを守り抜くんや!
>>515 理解はしている。言ってることは一部正しいと思う。
だけど好きになれないな
518 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 23:14:02.51 ID:Za7dN4Qr0
たとえずぶぬれの子猫を助けたことがあったとしても再評価してやる必要は無い、そんな感じ
520 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 23:14:58.26 ID:nOGBOvJf0
どの辺が嫌いになれるのかわらんが俺は保守
521 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 23:16:48.48 ID:uAJQ/e1O0
戦争に負けたから悪なんだろ?
大国が因縁つけて小国を踏み潰すと戦争に勝ってもあまり正義にみえないから困る
523 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 23:21:26.33 ID:poV8hkQcO
アドルフ『ただ、希望はあるかもしれない。』
唯「どういうこと?」
アドルフ『現世に蘇ってまだ日は浅いが、
様々に有益な情報を手に入れることができた。』
アドルフ『我が国家社会主義ドイツ労働者党の
有意あるものたちが、南米に多く逃れただろう?』
唯「あー、そんなこと書いてあったね。」
アドルフ『彼らおよび彼らの意志を継ぐ者たちが、
サークルのような物を作っているかもしれない。』
これは虫の良すぎる話だろう。
唯は気が付かなかったけれど。
アドルフ『今のドイツにいる、私の名ないし思想を振りかざして、
無意味な行動に走る、あの馬鹿者どもとは違う…』
アドルフ『そういった、真に心ある者たちと連絡が取れればよいのだが、
如何せん、この身体ではね…』
自分や国家のためと思えば平気で敵対人物を死に追いやったり
相手をあまり理解しようとしない、自分が全人類の頂点であるかのような振る舞い
つまり簡単に言えばそんな「ワガママ」な部分が一番嫌われるんだろうね
「奴らは間違っている!」一言で間接的に殺した人間の数はいざ知らず
525 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 23:25:08.82 ID:Za7dN4Qr0
少佐が登場するのか?w
支援。
526 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 23:27:38.80 ID:poV8hkQcO
唯「なら、アドルフ、私が協力してあげるよ!」
アドルフ『ゆい、本当かい!?』
唯「うん!って言っても、どうすればいいかわからないや。
南アメリカでしょ…」
アドルフ『ゆい、焦らずに。堅実に考えいこう。』
唯「うん!」
527 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 23:30:13.47 ID:poV8hkQcO
電源切れそうです、
一旦落ちます
10年後……ドイツで極右政党を立ち上げた唯の姿が
ここから濃厚なヘルシングスレ
530 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 23:34:25.98 ID:Za7dN4Qr0
断固保守!
531 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 23:34:59.84 ID:KYtiBd+D0
まさに総統代行
ヒトラー教の教祖ですね分かります
>>528 唯の護衛および支援はもちろん憂指揮下の新生SAだな!
534 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 23:47:39.22 ID:gjrhPOxHP
革新
535 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 23:49:43.13 ID:uAJQ/e1O0
>>535 俺も後でそう思ったw
デコはどう考えても鋼鉄デブのポジション
よくわからないんだけどわかった気がしちゃうようなスレだなぁ
憂はむしろヒムラーかな
539 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/06(土) 23:59:12.05 ID:poV8hkQcO
再開します。
540 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 00:02:24.66 ID:o75Nq89rO
アドルフは同性愛大嫌いだからムギとは相性悪いわな。
541 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 00:04:01.07 ID:16wey/Bp0
>>540 つまりレームとムギは相性抜群だと!?
れんどりーす。
543 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 00:13:29.31 ID:SCmAupzQO
再び憂の部屋。
律「唯のやつ、協力するとか、南米、とか言ってるぞ…」
和「うーん。唯だけの話じゃ、
何について話してるのかほとんど分からないわ…」
純「ブツブツブツ…」
梓「純はお経唱えたままだし…」
純「…」
純「あずさ、私はね、ジャミングを和らげようとしてるの。」
梓「い、意味がわからない…」
544 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 00:21:55.08 ID:16wey/Bp0
支援。
545 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 00:30:07.53 ID:SCmAupzQO
純「おかげで霊体のほうの音声も九割型拾えました。」
和「ほんとう!?」
純「はい。」
純「多分、あの霊体は生前には、アドルフ・ヒトラーだったはずです。」
和「そう…」
純「国や民族について唯先輩に話してました。
あとユダヤ人の悪口も。」
梓「死んだ後も、ユダヤ人に酷いこと言うなんて…可哀想なひと…」
546 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 00:31:56.48 ID:oJ3YEGtD0
日本だってユダヤの原爆であんなことに・・・
547 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 00:37:04.73 ID:SCmAupzQO
純「あと、国家社会なんたら党の生き残りが
南米にいるかもしれないから、連絡取りたいと…」
さわ子「南米にはNSDAPの流れを汲む秘密組織があるっていうしね…」
律「って、さわちゃん!?」
さわ子「あんたらなんであたしに黙ってたのよ!
総統が唯ちゃんに取り憑いたこと!」
律「私ら軽音部もさっき知ったんだよ!」
548 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 00:39:56.16 ID:6VyYhYyi0
ユダヤの肩を持つなんてあずにゃんてめぇ
549 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 00:42:53.98 ID:SCmAupzQO
さわ子「総統と話すチャンスじゃない!」
律(とりあえずさわちゃんは無視っ、と。)
律「鈴木さん、他には?」
純「とりあえずは慎重に堅実に行こう、
みたいなことを言ってました。」
和「なら、まだ具体的なことも決まっていないのね?」
純「さっきの会話じゃそこまでは…」
寝る前支援
551 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 00:47:24.38 ID:sCptRToX0
ソイ園
552 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 00:51:36.92 ID:SCmAupzQO
和「でも早く手を打たないと…」
さわ子「末は唯ちゃん、"第四帝国"の最高幹部かしら?」
憂「お、ねーちゃん…」
和「そんなに上手くいくはずないでしょう。
それに唯は日本人、モンゴロイドよ。」
梓「でも、ヒトラーみたいなとんでもない人間を
私たちがどうにかできるんでしょうか…」
553 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 00:52:21.69 ID:SCmAupzQO
すみません、眠ります
ごめんなさい
554 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 00:56:30.41 ID:6VyYhYyi0
ゲルマン人×日本人で第四帝国か
まさにイタ公抜き
555 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 00:56:49.75 ID:ospnVZrjO
ほしゅ
556 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 00:57:36.76 ID:oJ3YEGtD0
あんだと?
557 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 00:58:12.13 ID:jvIpowb80
ヒトラーは個人的には好きだけどね
しかしイポーニェッツ!同志スターリンを忘れてはいけない!
558 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 00:59:27.28 ID:lCw4iGVB0
支援
559 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 01:03:24.63 ID:jvIpowb80
560 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 01:09:53.36 ID:R5CgaIBuO
●ヒトラー(ナチス)の功績
・ケインズ並の経済政策(政権獲得後前半の経済再生、失業者対策)
・自動車、アウトバーンなど産業インフラ重視(戦後の基盤ともなる)
・国民の健康重視(世界初の食品安全基準、アズベスト制限)
・「反民主主義。独裁」を最初から正直に言っている事(共産党と逆)
・政治の大衆化(ラジオ放送、国民投票による独裁確立)
●ヒトラー(ナチス)の悪い点
・一貫した暴力主義(突撃隊、親衛隊、ゲシュタポ、即決裁判)
・科学的根拠の無い人種観・優性思想(ドイツに限らないが)
・政権後半の重軍備(戦争が無くてもいずれ破綻)
・部下を信用しないので政策や戦争指揮が気分次第で変わる
561 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 01:18:20.38 ID:uVdRz7UFO
保守支援
562 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 01:21:13.17 ID:byEKHOI70
支援
>>560 >・ケインズ並の経済政策(政権獲得後前半の経済再生、失業者対策)
これはヴァイマル時代を通じて行われたことなんでヒトラーの功績とは言えん。
>・自動車、アウトバーンなど産業インフラ重視(戦後の基盤ともなる)
これもヴァイマル時代からやってたし、そもそもヒトラー政権ではそこまで重視されてなかった
宣伝はやたらとされたけどなw
>・国民の健康重視(世界初の食品安全基準、アズベスト制限)
ただし優生学とセット。
>・「反民主主義。独裁」を最初から正直に言っている事(共産党と逆)
これは完全にウソ。ドイツ共産党も議会制民主主義を否定して、議会主義のドイツ社会民主党と抗争してましたよっと。
>・政治の大衆化(ラジオ放送、国民投票による独裁確立)
独裁の確立は国民投票のプロセスを経ていない。
政権成立はヴァイマル時代特有の「大統領内閣」だったし、全権委任法も議会マジックで成立させたもの。
>・政権後半の重軍備(戦争が無くてもいずれ破綻)
これもウソ。政権獲得直後から軍備偏重になってる。
だからこそ軍部と和解し、その後の「長いナイフの夜」での突撃隊の粛清になったし、
軍備のための公共発注で失業者を無くせたのだし。
564 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 01:25:53.71 ID:2j+a5+l60
なげぇよ貧乏タレ
565 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 01:26:55.42 ID:yhwld18f0
物事には常に善悪両面があるから、
ことさらに善または悪のみを強調するのもなんだな。
567 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 01:43:28.15 ID:eyXjDnaMO
保守ばっか飽きた
568 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 01:46:58.13 ID:Ihx8yDrc0
じゃあ革新
むしろヒトラーは革新だろ?
570 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 01:48:11.58 ID:4hs4Zms00
>>563 >政権獲得直後から軍備偏重になってる。
そうしないと軍にクーデター起こされてしまうのは目に見えていたため、背に腹は代えられなかった
>科学的根拠の無い人種観・優性思想(ドイツに限らないが)
集団の統一にはその集団にとっての明確な”敵”が必要なのは歴史的な事実である
>自動車、アウトバーンなど産業インフラ重視もヴァイマル時代からやってた
世界一の売り上げを誇る”VW・ビートル”はヒトラーの命令で作られた歴史上最高クラスの大衆車ですよ
アウトバーンの本格的な建設はNSDAPが中核になっている。(ヴァイマル時代のは所詮大半が計画倒れ)
>>570 >世界一の売り上げを誇る”VW・ビートル”はヒトラーの命令で作られた歴史上最高クラスの大衆車ですよ
こらこら、結局戦争でずっこけた計画を手柄のうちに数えるんじゃない。
迫真
573 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 01:56:48.13 ID:bEMx3urEO
今の価値観で当時の体制を見るべきではないな。
ナチスを圧倒的に支持していたのは何を隠そう当時の民衆な訳だし。
574 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 01:57:40.87 ID:2j+a5+l60
こらこらage
そもそも今の価値観を作った連中はヒトラーの対立者だからな
ヒトラーに悪やってもらわんと、世界に自分達の勝利を肯定させる事が出来ないし
>>570 >アウトバーンの本格的な建設はNSDAPが中核になっている。(ヴァイマル時代のは所詮大半が計画倒れ)
ちょっと気になって調べてみたけど、ヴァイマル時代にHaFraBa協会が計画していたのはだいたい900Km。
完成したのはケルン-ボンのわずかな区間。
NSDAPが計画したのは6900km。
完成したのは3860km、残りは戦争で1942年に建設中止。
ヴァイマル時代より計画倒れした量が多かったw
577 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 02:03:44.63 ID:16wey/Bp0
お前らここは語るスレじゃないんだw
粛々と
>>1の帰還を待つんだ!
革新保守!
唯とヒトラーか
ミスマッチそうでいい塩梅なのがすげぇ
「天真爛漫な少女と、彼女を教育しつつ依存する男」って構図で谷崎潤一郎連想したわ
579 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 02:16:19.00 ID:GQjnQbOW0
ナチスって言わずにNSDAPって言ってるところがなんとも
580 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 02:35:25.11 ID:vVzWI2J3O
ho
>>578 不思議とまったりした空気が漂ってるよな。
ほしゅしよう
583 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 03:00:15.83 ID:ELYw1Z+40
昼まで残っててくれ
584 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 03:23:54.61 ID:9krAUsQb0
ほ
ほしゅ
586 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 04:07:38.23 ID:sCptRToX0
ssien
587 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 04:39:29.05 ID:p6FGsAFW0
保守
ほ
保守
保守
ほしゅ
592 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 06:42:03.06 ID:yhwld18f0
ほ
hoshu
保守
595 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 07:31:32.12 ID:bEMx3urEO
ええいまだか
おはけも
くそっミスタイポじゃねえかくそっ
598 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 08:12:27.76 ID:u0qk6zx3O
なんて書き込もうとしたんだw
保守
保守
600 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 09:12:55.81 ID:lCw4iGVB0
ほ
601 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 09:36:08.15 ID:I+G2Tpa50
つC
602 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 09:41:21.87 ID:6jaquef00
保守
603 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 10:25:39.66 ID:53mh+KvVO
おはよう保守
604 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 10:30:43.40 ID:C4vL7YFQ0
イポーニェッツよ!愚かなファシストに踊らされてはいけない!
この唯は間違いなくアンネの日記を読ませてもらえない
606 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 10:39:48.55 ID:C4vL7YFQ0
この不景気は調子に乗ったユダヤのせいなんだよね
ヒトラーは正解だったね
でもイスラエル軍はもっと頑張れよ
え?
608 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 10:55:11.48 ID:nggvvEVc0
ちがうよざいにちのせいだよ
ざいにちはちょうせんはんとうにかくしざいさんをもってるんだよ
609 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 11:12:21.16 ID:SCmAupzQO
すいません、再開します。
仕事中なので飛び飛びになります。
610 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 11:19:15.29 ID:SCmAupzQO
和「今は唯にくっついている、ただの幽霊よ。」
和「それに…私たちが、チャーチルやルーズベルトと
同じ土俵に立つ必要はないでしょ?」
梓「でも…」
純「払うにしても、多分ですけど、かなり大変だと思います。」
律「マジ!?」
純「はい…」
611 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 11:21:09.06 ID:53mh+KvVO
来た!しえん
612 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 11:28:38.79 ID:SCmAupzQO
純「歴史上の人物の霊っていうのは、
一般人よりも、"我"がすごく強いっていうか…」
純「怨念だとか執念だとか、そんなのが桁違いなんです…」
梓「確かに、ヒトラーの幽霊ってだけで執念深そう…」
純「かなり周到な準備が必要になります。」
紬「琴吹グループも総力をあげてバックアップするわ!
唯ちゃんを救うためだもの…!」
613 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 11:46:28.27 ID:SCmAupzQO
和「でも、問題なのは…」
和「ヒトラーを追い払うなり消滅させるのに加えて、唯を説得、というか…」
和「あの子を上手く教え導かないと…」
さわ子「私を頼りなさいっ!」
律「さわちゃんじゃ、かえって引きこんじゃいそうだ。」
614 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 11:51:04.04 ID:C4vL7YFQ0
梓達がヒトラーを悪者にしているのがやるせないな
>>614 今の学校ではヒトラー=悪と教えてるから当然じゃない?
政治を人道とか倫理的な観点で見るのがそもそも間違い
「ユダヤ人たくさん殺されたかわいそう!」とか「暴力反対!」とかばかばかしすぎる
そうじゃなくて、それらの政策の結果として経済状況が好転したかとか
自国民の「大多数」の幸福につながったか国家勢力が強大化したか
政策に持続性があるか(政権が安定して長い間ある一派に委ねられたか)っていう観点で見るのがより政治的だと思うんだけど
そういう意味ではヒトラーは二流の政治家だったけどね
>>614 アドルフの語りのパートと合わせてバランス取れてて丁度いい感じだと思うけど…
全体で見るべし
学校教育よりかテレビの影響が強いのでは?
ヒトラーや日本帝国が悪者扱いにされるの
いやまあ実際悪いんだけどさ
619 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 12:14:15.30 ID:drpdwbOF0
なんかややこしい事言ってる人が居るけど
ヒトラーがかつてやった事を現代でもやろうとしたら
とてつもなく迷惑な事は間違いないだろう
620 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 12:19:43.64 ID:Fx8wSCqIO
だからってヒトラーのやった事が許される訳じゃないけど、実際、ヒトラー並みに倫理的に酷い政治家なんて山程居るのに、ヒトラーばっかり叩き過ぎで気持ち悪いってのはある
特に、黒人差別とか平然とやってた白人至上主義者がヒトラー叩いてると思うと笑える
嫌韓厨もヒトラーと大差ないし
621 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 12:22:16.51 ID:knckuKYG0
おいおい、長くなりそうな議論は他所でやっとくれ
とりあえずファンタ誕生の切欠作った点についてはナチスgj
ヒトラーがかつて民族主義、排外主義を以てして、大量の一般市民の命を奪ったことは、悪であろう
ただ、原爆を落とし、同じように大量に一般市民を殺したアメの行為が悪として堂々と伝えられないのは、やはりある種の偏向があるからだろうね
白人は滅すべき
このままじゃ僕らの未来は真っ暗だ
624 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 12:30:19.43 ID:JIpvW76SO
>>622 わりとどちらも悪として取り上げられてるだろう
原爆投下を正当化してるのはアメリカだけだよ
625 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 12:33:06.83 ID:53mh+KvVO
議論はほどほどにな
626 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 12:36:38.62 ID:JIpvW76SO
政治創価音楽のSSはどうしても議論になっちゃうね
ただ保守するより外野がワイワイしてた方が書き手的にも嬉しいってカルアスレで言われてたし、埋まったらまたスレ立てりゃあいい
>>622 >ヒトラーがかつて民族主義、排外主義を以てして、大量の一般市民の命を奪ったことは、悪であろう
国家にはそれをやらなきゃいけない時があるんだよ
確実にそれが政治的意味をもつ時がある
ヒトラーがそれをその時やるべきだったかってのは別の話だけど
ドイツ在住のユダヤ人はドイツに溶け込んでドイツで普通に生活していた「国民」だったものが大多数だった
それを殺していったのは、必要なことだったのだろうか
>>624 いや、悲劇として語られることは多いけど、
欧米や東アジアの国々が当時のアメの行為について、悪だという歴史認識はしてないよ
同じ大量虐殺であるのに、南京大虐殺やホロコーストへの態度とは全く違うんだよね
まあ、アメは戦勝国であるのに対し、ドイツや日本は敗戦国だからしゃあないっちゃしゃあないんだけど
>>628 在日朝鮮人が国政選挙権を持ったらどうなるかという問題と被るようなところはあるね。
631 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 12:59:30.35 ID:drpdwbOF0
>>630 在日朝鮮人は帰化してない=日本国民になりたくない人たちだから同じではない
>>630 他国籍もちの奴らと一緒にすんなって
ドイツの国籍をもって、納税し、第一次大戦でドイツ兵として戦った人らも
ただ一点、人種が違うってだけで殺すのは理不尽極まると思わないか?
例えどんなに政策を断行して見せかけ上で国を救ったように見せても、このマイナスだけで語るに落ちると俺は思うのだが
話題を出すと偽書に騙されたアホwwwとか言われるかもだが、
例えばアンネ・フランクの父はそういう人だったって話だ
633 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 13:04:35.34 ID:JIpvW76SO
>>629 数の問題もあるのかな?
原爆の犠牲者に対し、日本ドイツは何十万、何百万単位で虐殺したし
634 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 13:05:24.47 ID:+nTbCYoc0
実際、ヒトラーの評価できる部分ってドイツを健康帝国にしたことと共産主義を排斥しようとしたことくらいじゃないか
経済政策だってゲッベの宣伝が過ぎるだけだったし結局戦争で破綻してる
過度な差別主義は占領地での治安を悪くし他国家から嫌われる要素にもなった
軍事面だって戦車、高射砲、ジェット機等々の開発に噛んで軍部を混乱させ兵器の生産性を落とし
戦場では政治的重要都市の死守命令、政治的アピールによる攻勢なんかで戦線を狂わせた
ゲッベの宣伝が今尚効果を挙げてるって凄いな。真のカリスマはゲッベだったんだなウン
635 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 13:07:42.36 ID:I+G2Tpa50
議論はほどほどにお願いな
つC
歴史認識はネットソースじゃまずいなぁ・・・
活動家の主観が入りすぎる
そんなわけでおまいらの話全スルーですよっと。。。
638 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 13:19:51.72 ID:HxnCOGG8O
ネットソースだろうが昔の文献だろうが直接見聞きしていない限り、関係ないね
ヒトラーが多くのユダヤ人を死なせたということは事実としてあるかもしれない
ただそれだけではヒトラーが悪だとはいえない
ヒトラーは戦争で負けた
だからヒトラーは悪だ
640 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 13:24:16.08 ID:C4vL7YFQ0
ナチスなんてソ連に比べりゃ可愛いもんだろ
>>638 直接見聞きしても正しいとは限らないのが歴史
642 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 13:32:52.49 ID:C4vL7YFQ0
現代の価値観で歴史を語るのは間違いだな
ユダヤ人の虐殺は擁護し難いが、理由があるので良しとする
侵略にしても、理由があるので良しとする
第一、侵略については列強国はどこもやっていたわけで
アメリカなんて未だに侵略戦争を続けているしな
日本の植民地支配だって、列強に比べればかなり緩やかなものだったし
戦争に善悪なんて無いんだよね
643 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 13:34:24.20 ID:jnEYxuISO
歴史フィクション番組見るとヒトラーは催眠術で操られてたとかあったよな
644 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 13:35:25.41 ID:+ryst1c9O
唯ちゃんに付き纏う男はそれだけで悪だ
政治云々は関係ねえ
負けるような戦争ふっかけたりするところがダメなんだよなヒトラーは……
「ダンツィヒくらいくれるだろ」→「まだ戦う予定ではなかった英仏と開戦」
「英くらいは講和してくれるだろ」→「無理」
「米は参戦してこないだろ」→「通商破壊の邪魔だからこっちから開戦するわ」
「ソ連なんて半年で落ちる」→「4年後、逆にベルリンを占領される」
646 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 13:43:56.82 ID:C4vL7YFQ0
冬将軍め
理由ってその背景にあるのはファシズムだろうが
そんなもん肯定できねーよ
648 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 13:51:49.14 ID:eyXjDnaMO
議論厨は専用板いくかスレ立てやってくれ
持論オナニーで埋めんなよ
649 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 13:52:14.08 ID:S9GyMQaM0
ネオナチうぜえ
650 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 13:52:46.04 ID:JIpvW76SO
>>647 ヒトラー擁護派は「他人と違う歴史認識の俺カッコイイ」の人達なんです
許してあげてください
651 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 13:54:11.41 ID:C4vL7YFQ0
>>647 何故ファシズムが悪だとされるのか
少なくともヒトラーは大多数のドイツ国民の幸福のために政治を行っていた
それだけでもかなりの評価ができる
愛国的な独裁ならば構わない
むしろヒトラーの面白いところは
学歴も学識もない我儘な凡人がなぜ超独裁的な国家元首にまでなれたのか、という部分だよね
653 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 14:03:33.88 ID:C4vL7YFQ0
>>652 喋りが巧かったからな
演説で独裁者になったようなもんだよな
演説で国民を熱狂させられるのは少なくとも凡人じゃない
>>644 > 唯ちゃんに付き纏う男はそれだけで悪だ
> 政治云々は関係ねえ
小泉より凄かったんっしょ?
今の日本にヒトラーが再臨したら首相なれるん違うかね。
民衆を過剰に統制し、気にくわないものを排除する独りよがりな愛国なんて少しも幸福だとは思わん
658 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 14:23:50.27 ID:C4vL7YFQ0
>>657 少なくとも当時の大多数のドイツ国民はそうは思っていなかった
だからヒトラーを選んだのだし、全権委任法も通した
民衆は統制を望んだのだよ
659 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 14:42:52.04 ID:SCmAupzQO
澪「わ、わたし…だって…」
律「澪無理するな。話聞くだけでも駄目なのに、
相手はモノホンだぞ?」
澪「な、なんとか頑張って…みる…」
和「では、みんな、いいわねっ!?」
律紬梓憂純さわ「「「「「「応(おう)!」」」」」」
澪「ぉ…ぉぅ…」
こうして、放課後ティータイム+生徒会長+αは
唯奪還作戦を開始する。
660 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 14:51:14.11 ID:SCmAupzQO
〜某日、生徒会室〜
和「で、その霊体の特性というのは?」
純「標準語で言う"波長"や"ゆらぎ"みたいなものがあるらしいんです。」
和「ひ、ひょうじゅんご??」
純「津軽の言葉だと持って複雑な概念構造になるらしいんです。」
和「そ、そうなの…」
>>658 ヒトラーを首相に選んだのはヒンデンブルク。ドイツ国民ではない。
全権委任法が通ったときのドイツ議会もナチスは過半数を取っていない。
大統領緊急令で共産党の議席を剥奪して、議会でのネゴシエーションで通した。
つかヒトラー擁護するやつってどうしてこういう基本的なドイツの歴史を知らないのだろう。
662 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 14:56:02.87 ID:PSUZrSE80
歴史家が揃いすぎて 鬱陶しい事この上無いな
こんなところで語ってもただの消耗にしか
ならんぬ
663 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 14:56:04.68 ID:C4vL7YFQ0
664 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 14:58:07.69 ID:C4vL7YFQ0
>>661 何でも良いけど素晴らしい兵器達を作り上げたナチスの功績は理解して下しあ><
>>661 それこそが当時の国民の4割を虜にした「ヒトラーの魅力」なんだろうね
裏付けはないが急進的かつ行動的、派手で暴力的でカッコいい
どんなに歴史が進んでも人を引き付ける魅力があるって、それこそが逆に凄くて怖いな
サブカル的崇拝か
668 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 15:31:39.98 ID:WZ0eD+l/0
ナチスと聞いてYMOの散開を思い出してしまった
669 :
気に入りません ◆EXypm9zea. :2010/03/07(日) 15:43:38.42 ID:DwN/9Ic3O
このスレはむしろ語るためのものだろう
ヒトラーの人物像を色んな口から語らせてるだけで、ストーリー性は殆んどない
そして登場人物を現代日本人の構成層にそれぞれ当てはめられる
お前らはさわちゃん
670 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 15:46:24.80 ID:JIpvW76SO
議論ありきのSSか
面白い
671 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 16:09:24.13 ID:Rhi/GwTq0
ho
ユダヤ人ってなんで嫌われてるの?
端的に言うと選民意識があるからじゃない?
674 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 16:33:52.31 ID:Fx8wSCqIO
ユダヤ教ってあれだろ?
「俺達が神に選ばれた種族だからって嫉妬すんなよ劣等民族^^
迫害されちゃう俺達カワイソーw」
って事だろ?
675 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 16:36:04.78 ID:13JyIEvw0
ところで、ナチにシンパシーを持ってそうなロックミュージシャンって誰いたかな
俺が知っているのはマソソソ・マソソソだけ
>>672ユダヤ人=ユダヤ教徒のため、アイデンティティの為国民的国家的統合
から距離を置き、ちっこい頃から聖書やら何やら熱心に読んでおツムが平均的に良い
+一般的なカトリックにとって宗教的に卑しい職業とされた銀行家等
が前述の理由と相まって伝統的に多い為
要はインテリ+裕福な人間が多い割りに独自の慣習を頑なに守り続ける傾向が
あるのでスケープゴートにされやすい
677 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 16:36:58.41 ID:JIpvW76SO
金融界を支配してたからじゃねーのけ?
678 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 16:39:36.20 ID:13JyIEvw0
ナチ問題もユダヤ問題も荒れるなあ
ユダヤ人問題のややこしいとこは
「金融業者でもユダヤ教信者でもなく、現地民とも仲良くやってて、もはや本人もユダヤ人だと思ってない人」
まで「ユダヤ人だから」って理由で迫害した点なんだな。
フリッツ・ハーバーみたいに「単に家系がユダヤ系だった」だけの
ドイツ人以上にドイツに忠誠心持ってた人までアレされちゃったのはかわいそう。
>>673選民意識云々は、ユダヤの専売特許でもないしそう珍しくは無い
他宗教からの改宗の難しさや、差別性などは確かにあるが
そもそもユダヤ人=ユダヤ教徒って側面がある以上、一概にただの民族宗教ともいえない
傍から見たら黒人のユダヤ人や、黄色人種のユダヤ人だっている訳で
ディアスポラにより混血から、自らのアイデンティティを守るためか
ユダヤ教徒は民族的な血縁よりも、教徒としての行動を重視する傾向もある
選民意識があるって理由でイチャモンつけられて迫害の一因子となったのは、
事実だと思うけど
681 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 16:58:49.33 ID:53mh+KvVO
続きまだー?
川倉のイタコって、常駐してないらしいね。年一回だけの恐山からの出張らしい。
>>672 ディアスポラで祖国なくしたのにどの国の国民にもならず
それでいてお金が儲かりそうなところならどこにでもいる
つか経済的センスが半端ないわけで
自分の国で外人が儲けてたらその分自国民が得る金が少なくなるわけで
ってこと
議論は割とどうでもいいけど
>>1は単なるヒトラー擁護で終わらせる気はないっぽいからそこは気になる
ほ
686 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 17:39:51.04 ID:8FvIa9PoO
なんか凄いことになってんな
687 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 17:42:47.96 ID:SlQScewp0
なんだこりゃ
読む気なくした
688 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 18:09:22.71 ID:p6FGsAFW0
保守
689 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 18:10:08.77 ID:yhwld18f0
議論してる奴気持ち悪い
690 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 18:16:42.99 ID:bEMx3urEO
>>689 頭悪くて議論の内容が理解出来ないって正直に言えよ
ほしゅ
692 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 18:41:35.00 ID:yhwld18f0
>>690 頭悪いからこんなところで議論してるんですね
693 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 18:55:46.30 ID:I+G2Tpa50
>>690 頭悪いからこんなところで議論してる
賢い奴は弁えるぞw
694 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 19:00:53.80 ID:c2fn2l6i0
おい議論してた奴のせいで1が書かなくなったじゃないか議論してたやつら全員死ね
695 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 19:03:30.34 ID:lY0snht7O
津軽生まれってすごい!
議論厨はVIPから出てけよ
697 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 19:03:56.75 ID:bLT39SHV0
自重できないからオタってのは嫌われるんだよ
自分のことしか興味ないってことでしょそれって
698 :
喉 ◆NODO.2x7/2 :2010/03/07(日) 19:07:32.13 ID:rOK8Z8XF0
ずっと見てるぞ頑張れ
議論厨は他行け
699 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 19:08:54.66 ID:PjamuVqPO
ssスレかと思ったら自宅評論家の巣窟だったでござる
ほ
701 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 19:29:40.67 ID:WZ0eD+l/0
ありゃ
sageでも保守にはなるんだっけ
>>667 >>683 離散したユダヤ人はヘブライ語ではなくその国の言葉を使うので
ユダヤ人が土着化しないというのは嘘
中世ヨーロッパで最も金儲けに熱心だったのはユダヤ人ではなくカトリック教会
ユダヤ人が差別されたのは主に宗教上の理由によるもの
704 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 19:34:05.35 ID:c2fn2l6i0
>>702だから消えろって言ってんだろうが日本語分かってんのか^^;
議論じゃなくて質問に答えたり間違いを訂正したりしてるだけだろ
議論がしたかったら歴史板に行けばいい
消えろとかいってる奴のほうが迷惑
706 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 19:38:53.77 ID:JIpvW76SO
議論するな厨はSS作者様(笑)とみた
多分スレ伸びるのが気に入らないんだろ
タイトル内容共に議論ありきのSSだと思うが
スレ埋まったらまた立てればいいんだよ今時パー速なんちゃらに行けなんていう奴はいないし
ユダヤ人の中には、「俺たちはユダヤらしいユダヤ人じゃないから大丈夫」と思って
ナチスに投票した人たちも居たんだよな・・・
実際、ナチスの資金援助には多くのユダヤ人富豪が関わってたし・・・
>>706 えー、こんなSS書くくらいなんだから、流石にこの便所の落書き雑談が
許容できないような人じゃないと思いたいんだがなぁw
しかし、スレの内容に関わる要点を語るなとはまた斜め上ですな本当に
709 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 19:46:25.72 ID:JIpvW76SO
>>708 作者様(笑)は他人のSSが伸びると嫉妬するらしいからなwwwww
ソースはカルアスレ
支援と保守だけのSSなんてつまらんと俺は思うがね
>>1がいない間は大いに議論していいだろ
710 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 19:46:58.14 ID:+ryst1c9O
マジレスのストームや!!
>>708 「他の」SS作者様って意味だったのね。
>>1が腹を立ててやったと誤読してたわwww
思うに、ヒトラーシンパの人がヒトラー批判に腹立てて議論するなってふっかけてるんじゃないかね
712 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 19:50:03.91 ID:mmYT2x5I0
そろそろいいかげん黙って
>>1を待っとけよ
歴史に善悪を持ち出す時点で「議論」じゃねえんだから
713 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 19:50:38.09 ID:H20PXkor0
まずSSやってる最中にネタバレじみた議論(笑)なんてされたら萎えるだろ
714 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 19:53:24.77 ID:drpdwbOF0
多分
>>1は仕事中に書き込もうとして上司に怒られて残業させられてる
詳しくはないけど、最低限の歴史の知識はあるから解説とか議論はいらね
俺はSSが読みたいわけであって俺詳しいだろ厨のオナニー知識披露が見たいわけではない
頼むから別スレでやれ
716 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 19:57:18.46 ID:iMuMU3x80
唯「ああああああああああああああああああああああああああああああああ」
澪「唯が発狂しているぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
律「まずいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」
紬「うほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
梓「あんですこれ」
717 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 19:57:26.94 ID:8EctCxjvO
議論でスレ埋めるなよ
作者やる気無くしちゃうだろ
718 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 20:03:35.82 ID:iMuMU3x80
だれかカルーアスレたてててくりゃれ
719 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 20:04:12.22 ID:JIpvW76SO
伸びると作者はやる気でるが、怖いのは
>>704みたいに空気悪くしようとする奴が出ることだな
721 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 20:12:36.80 ID:JIpvW76SO
べろべろばー
722 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 20:15:12.60 ID:8FvIa9PoO
ソースはカルアスレわろたwwwww
723 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 20:27:14.27 ID:JV0S7xZ/0
ヒトラーの善悪なんてこのスレ的には
>>644が一番正しい
SSの内容無視した議論なら他にスレ立ててやるべき
724 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 20:45:36.44 ID:SCmAupzQO
すみません、仕事終わりました。
明日は休みなので、今日明日で終わります。
725 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 20:47:12.42 ID:8FvIa9PoO
おかえり頑張れ支援
726 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 20:52:59.26 ID:Y1iOWtGwP
期待age
727 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 20:53:23.43 ID:+nTbCYoc0
仕事乙
続き期待してるよ〜
728 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 20:53:30.01 ID:SCmAupzQO
同日 田井中家
律「『スリーピーホロー』、『リング』、『エクソシスト』」
律「どれから始める??」
澪「もっとソフトなのが良い…」
律「じゃ、もっとハードなやつにするぞ!」
澪「さっきのから選ぶ…!」
澪「う、うう…こんなので、幽霊と戦う訓練になるの…?」
律「多分。」
澪「…」
729 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 21:02:20.52 ID:SCmAupzQO
同日 桜高軽音部員行きつけのアイス屋
唯「あずにゃん、アイス美味しいね〜」
梓「は、はい…」
アドルフ『ドイツとオーストリアの、
さらに東欧、バルト諸国に散らばるドイツ人たち…』
梓(ちかくにいるんだよね…)
梓(ア、アイス食べたいとか考えてるのかな…)
アドルフ『彼らヨーロッパに散在する雄志あるドイツ人を募り、
草の根の地下ネットワークを作ることから…』
730 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 21:06:18.53 ID:3IqC2sQVO
まだ追い付いてないが
つい先日チャップリンの「独裁者」を見直したばかりだから何故か複雑な気持ちだわ
731 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 21:13:05.13 ID:13JyIEvw0
>>729 女子高生がアイス食べてる横でナチス再建計画思案中のアドルフw
732 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 21:15:25.98 ID:SCmAupzQO
同日 平沢家近くの神社
パンパン!
憂「どうか…どうか…おねーちゃんのことを助けてください!」
憂「五十一回目…」
憂「あと四十九回…」
憂「よーし!」
同日 琴吹家
紬「機材の確保はどの程度かしら?」
斉藤「はっ、七割ほどかと…」
紬「急がせなさい。」
斉藤「ハッ!」
733 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 21:23:32.02 ID:bLT39SHV0
すげえwお百度参りwwwwwwwww
>パンパン!
セックスしてんのかと思った
735 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 21:31:40.79 ID:S9GyMQaM0
>>734 どうしてこんなになるまで放置したんだ!
736 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 21:33:17.58 ID:SCmAupzQO
数日後 京都府のどこかにある某滝
滝に打たれる少女たち
純「オンアミリタテイゼイカラウン!」
憂「オンアミリタテイゼイカラウン!」
梓「オンアンンんりみったっリタテイゼイカラあああウン!」
純「ノウマクサンマンダバザラダンカン!」
憂「ノウマクサンマンダバザラダンカン!」
梓「の、ノーまっクバあザランカンんん!!」
※真言や修験道とイタコの関係は知りません。
信じないで下さい。
737 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 21:39:07.95 ID:X8T2foy+0
支援
738 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 21:44:49.39 ID:SCmAupzQO
同じく数日後 秋山家
律「え、えーと…百姓一揆!」
澪「バカっ!ミュンヘン一揆だ!」
律「こ、こんなの覚えても何にもなんないって…」
澪「りつ、敵がどんな奴なのかを知ることはすごく重要なんだ!!」
澪「さっ、あと半日、みっちりやるぞ!」
律「くっ…」
律(この間のこと根に持ってやがる…)
739 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 21:46:19.75 ID:oJ3YEGtD0
我が闘争でも読んどけ
740 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 21:47:28.53 ID:bLT39SHV0
アドルフに告ぐしか読んだことねぇ><
741 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 21:56:04.90 ID:SCmAupzQO
同じく数日後 さわ子のアパート
さわ子「あったあった!」
さわ子「取っといて良かったわぁ…」
さわ子「でもまだ入るかしら…」
さわ子「まあ少しきつくても」
さわ子「ふふ…」
さわ子「うふふふ…」
742 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 21:56:44.09 ID:X8T2foy+0
それこそやる夫スレで読むのが一番手っ取り早そうだw
743 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 22:13:27.20 ID:SCmAupzQO
同じく数日後 琴吹家
紬「機材の搬入、セッティング、テスト。」
紬「全て完了したわ。」
和「しかし、よく借りられたわね?流石は琴吹家。」
紬「ううん、単にオフシーズンだからよ♪」
744 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 22:19:08.16 ID:4YahiUCZ0
745 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 22:20:27.66 ID:SCmAupzQO
和「軽音部のメンバーや鈴木さんとの打ち合わせも済んだし…」
和「…」
和「でも…」
和「唯にとっては悲しいことになるのかしら?」
紬「人類史上最も破滅的だった出来事の原因から
離れることができるんだから…」
紬「唯ちゃんにとっても、私たちにとっても正しいこと、だわ。絶対に。」
和「…」
和「ええ、そうね。」
746 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 22:25:50.16 ID:SCmAupzQO
すいません、風呂入って飯悔います
747 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 22:27:05.84 ID:drpdwbOF0
悔いるのか…!
748 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 22:27:43.54 ID:Fx8wSCqIO
食い改めろ
保守
749 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 22:47:16.87 ID:drpdwbOF0
保守
750 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 22:47:19.48 ID:H20PXkor0
ふぉぉぉい!!止まってんぞ!なにやってんの!!!
751 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 22:47:54.44 ID:kwdO0Fnp0
ほ
752 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 22:48:06.01 ID:uVdRz7UFO
保守
ほしゅ
お前ら現実でヒトラー擁護はやめろよ
ヒトラー=悪という観念は、支那朝鮮の反日と同じくらい固定的なものだから
特に欧米では
なにしろ、日本国内の映像作品に卍を使うだけで大騒ぎされるんだからな
ポケモンカード(日本限定版)の着物の卍も、
ワンピースの白ひげ海賊旗の卍も消された
755 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 23:11:13.34 ID:X8T2foy+0
保守
アドルフが実にそれっぽくていい
保守
757 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 23:15:42.89 ID:X8T2foy+0
ほす
758 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 23:24:08.83 ID:dIcj8uAC0
pcから再開します
759 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 23:35:22.92 ID:dIcj8uAC0
同じく数日後 京都市内 鞍馬山
唯は一人、ではなくアドルフと一緒に鞍馬山を訪れていた。
アドルフに京都市内を案内するためだ。
しかし、アドルフは、京都御所と本能寺を見た後は、
ほかの名所を選ばずに、鞍馬山を希望していた。
唯「良い眺めだね!」
アドルフ『そうだね、ゆい!日本の自然風景もまた、
高地ドイツのそれとは違った魅力がある。』
観光客A「奥さん、あの女の子さっきから一人でブツブツ…」ヒソヒソ
観光客B「きっと心の病気になって傷心旅行なのよ可哀相…」ヒソヒソ
760 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 23:38:09.96 ID:oJ3YEGtD0
アニメキャラなんてみんな心の病気だよ
アドルフのために金貯めてきたのか、いい子だな唯は
鞍馬山って妙な新宗教になっちゃってんだよな。
いいところなんだけど
763 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 23:52:06.66 ID:dIcj8uAC0
唯「そういえばさあ…」
アドルフ『なんだい、ゆい?』
唯「アドルフは建物の設計したり絵を描いたりする仕事につきたかったんでしょ?」
アドルフ『ああ。前に話したね。』
唯「京都の中には、お寺や神社がいっぱいあるんだよ?
見学しなくていいの?」
アドルフ『そうだねえ、唯。たしかに、日本の寺社仏閣は素敵な建物かもしれない。』
アドルフ『ただね、伝統的な日本建築は、
私にとって風車小屋や水車小屋と同じものと考えられるのだよ。』
唯「?」
アドルフ『子供のころ、よく遊びに帰った、母の実家のあるシュピタル村。
かの景色…』
764 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/07(日) 23:58:42.81 ID:dIcj8uAC0
アドルフ『あの景色を思い返すたびに、私は懐かしさに浸り、
楽しい時間をすごすことができる』
アドルフ『しかし、それだけなのだ。
それはメランコリーから出ているに過ぎない。』
アドルフ『伝統的な日本建築への日本人の愛着も、実は、』
アドルフ『牧歌的なものや始原的なもの、もしくは原始宗教にまつわるもの
…へのメランコリーなのだ。』
アドルフ『それは、真に美的なもの、および…
それより生まれる建築物とは、あまり関係がない。』
765 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 00:01:37.71 ID:WHc/TCahO
ヒトラーより毛沢東のほうが多く人を殺している
766 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 00:06:36.85 ID:GvpoFofD0
アドルフ『まあ、おいおい、"真の美"について、
私の思うところを話してあげよう。』
アドルフ『ただ、今はこの鞍馬山に来ていることだし…』
アドルフ『ひとつ、神、のことについて話すとしよう。』
唯「神様??」
アドルフ『ああ、そうだよ、ゆい。』
767 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 00:16:57.73 ID:GvpoFofD0
唯「アドルフはキリスト教徒だから、キリストさんのこと?」
アドルフ『うーん、そうではないな。私がこれから話すのは
いわゆるキリスト教の神ではないんだ。』
アドルフ『かといって、無関係でもないがね。』
アドルフ『それに、私がキリスト教徒であるのは"形"だけなんだよ。』
アドルフ『…さて。』
アドルフ『神というのは、超越的で、人間の運命を握っている存在だ。』
アドルフ『そして、宗教は様々あり、日本人のもっているような自然宗教、
キリスト教、イスラム教、仏教…』
アドルフ『そして宗教には、その宗教を創始した者がいる。
預言者と呼ばれている人々がそうだ。』
アドルフ『もちろん、自然宗教は例外だがね。』
768 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 00:29:56.60 ID:GvpoFofD0
アドルフ『さて、宗教を理解するために肝要なことの一つは…』
アドルフ『預言者とはいったい何者なのか、を理解すること。』
アドルフ『預言者とは、神と預言者以外の人間をつなぐ、人間だ。』
アドルフ『そして、おそらく神は、人間が進むべき道、
また逆に、誤れる道、を知っている。』
アドルフ『しかし、全ての人間が神から召命を与えられうるわけではない。』
アドルフ『それに召命を与えられうるとしても、預言者の側にも
神の意思を慮る能力の差が生まれてくる。』
アドルフ『たとえばモーゼとキリスト、モーゼとムハンマドの差、としてね。』
769 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 00:42:46.17 ID:GvpoFofD0
アドルフ『そう、大切なのは、神の召命を読み解く力だ。』
アドルフ『しかしだ、ほとんどの預言者は"きちがい"で、
ほとんどの宗教は迷信なのだ。』
アドルフ『人間はもともと、神秘的なもの、人間的なものを超え出る力存在に
惹かれるようにできている。』
アドルフ『しかし、その瞬間に、迷信や誤謬に引き寄せられる可能性が付きまとう。』
アドルフ『神のしるし、を正しく読み解き、人々を率いる者。』
アドルフ『そして、民族を指導する責務を最も負って言う者には、
この能力が備わっていなければならない。』
アドルフ『キリスト教の神、父と子、これもまた迷信にしか過ぎない。』
アドルフ『しかし、神は、確実に存在する。』
770 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 00:45:59.87 ID:C7mBBArA0
神秘的なものに惹かれて〜って正にヒトラーを支持した人たちだよな
771 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 00:50:09.73 ID:GvpoFofD0
アドルフ『ただし、迷信だといってキリスト教を退けるのも間違いだ。』
アドルフ『キリスト教がモラルや規律の維持に必要ならこれを使う。』
アドルフ『ただし、次第に消えるにまかせ、より確実かつ明証的な規律やモラルに道を譲るのが望ましいだろう。』
アドルフ『ようするに、キリスト教は、一過性的な道具なのだ。
民族の発展および繁栄のための。』
唯「…」
唯「アドルフの言っていること、
ちんぷんかんぷんだよ…ぜんぜんわからない。」
アドルフ『それでいいんだよ、ゆい。今はね。
世の中には、知ったかぶりをして男に媚びる女狐が多くいるのだから。』
アドルフ氏いいこと言った
唯ちゃん無垢でかわいい
773 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 01:03:57.60 ID:GvpoFofD0
アドルフ『おっと、かなり日が傾いてきたようだ。』
アドルフ『ゆい、そろそろ帰ろうじゃないか?』
唯「そうだね、帰ろっか!」
唯の背後には、鞍馬山よりやや高い貴船山がそびえている。
その山影の中に、落ち日は飲み込まれつつあった。
774 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 01:05:54.80 ID:GvpoFofD0
まことにすいません、寝ます。
明日で最後になります。
やっと追いついた。面白いな
777 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 01:41:52.84 ID:C7mBBArA0
ほしゅ
778 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 01:47:07.43 ID:+j8IdhojO
本当に保守ばっかしてるよ
779 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 02:20:40.13 ID:dCRzxPvh0
ほ
堀口絵のアドルフが思い浮かぶようで浮かばない
781 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 03:12:46.26 ID:cWppbZIgO
ほ
782 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 03:22:03.47 ID:0R6EzPbR0
SS
783 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 03:54:05.10 ID:scAa1nVM0
なちずむ!
ほしゅ
保守
ほほほしゅ
787 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 05:07:27.36 ID:5JHAQ47d0
保守
788 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 06:02:46.11 ID:xH1bEkuS0
保守
完結まで期待
ほ
790 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 06:58:08.37 ID:OzF301MnO
ほしゅ
子供の頃から無鉄砲で、いつも保守ばかりしている
792 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 07:57:22.19 ID:nxQIXAOGO
保守
793 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 08:42:25.78 ID:yHEqGoY40
国家社会主義的保守
保守
795 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 09:21:25.42 ID:v0mr0tFVO
頑張って完結させてくれー
796 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 09:21:43.00 ID:+j8IdhojO
次から書きだめしろよな
保守
私はこの保守を三度したことがある
798 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 09:59:03.05 ID:XfKkFUeDO
sageてもいいじゃない
ある雨の日の保守である
801 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 11:33:52.83 ID:XfKkFUeDO
保守
802 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 12:00:55.75 ID:pb7qnJZ+0
保守派
803 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 12:51:02.59 ID:xk6R+82g0
ミ・д・ミ ホッシュホッシュ
804 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 13:24:59.98 ID:pXbK1Mb10
総統命令第X号 当該スレを断固保守セヨ
805 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 13:25:19.01 ID:GvpoFofD0
すいません、おきました
再開します
806 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 13:27:07.22 ID:pb7qnJZ+0
きったーきました
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
808 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 13:28:21.71 ID:GvpoFofD0
翌日 関西最大の某ドーム型野球場
唯「この野球場の中でサプライズコンサートがあるの??」
憂「うん、そうだよ♪」
アドルフ『この大きな建築物のなかで?』
アドルフ『ついて来たくは無かったが、ゆいとは離れられぬし…』
横のアドルフは苦り渋ったような顔をしている。
唯は憂に急かされるまま、何もわからぬままに連れ出されていた。
なんでも、新進気鋭のアーティストのコンサートなりライブがある、との理由で。
唯「やっぱり、みんなと一緒に来たかったなぁ…」
憂「に、二枚しかチケットが手に入らなくてね!」
憂(おねーちゃんと"もう一人"用の)
809 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 13:34:45.15 ID:GvpoFofD0
憂は唯を先導する。
一般客は普段立ち入りが禁止されている、関係者用の回廊を進んで。
一分ほどで、巨大な左右開閉式の扉の前にたどり着く二人と一体。
憂「この中だよ!」
唯「うん!」
唯「でもさ、お客さん、私たち以外にぜんぜんいないね??」
憂「そ、それはね、超限定なコンサートだからなの!!」
唯「ほー!!」
憂「さ、入ろう!」
憂がそう言うと、目前の扉が少しずつ開いていく。
810 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 13:41:56.50 ID:GvpoFofD0
唯「おっ…!」
唯「…」
唯「??」
憂「ささ、おねーちゃん!」
憂に背中を押される形で扉をくぐる。
球場の中には、センターとライトの間ぐらいにステージが設置され、
その前には座席が二つ。
座席を広く円形に囲んで、唯の背丈よりもはるかに大きい
巨大なモノリスのような物体がいくつもそびえている。
唯「!!!!」
しかし、何より唯を驚かせたのは…
ステージの上にいる「アーティスト」たち。
「わたしたちのライブにようこそっ!」
811 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 13:50:30.68 ID:yT0w9633O
支援支援
812 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 13:50:36.85 ID:GvpoFofD0
唯「み、んな…」
ステージ上には唯を除いた放課後テイータイムのメンバー。
その向かって右隣には、白装束と肩掛けを装った純。
電電太鼓を大きくしたような太鼓とバチを手にもっている。
紬の少し後ろには、様々な配線のついた装置があり、
そのすぐ後ろに和が座る。
律「さっ、ステージ前の席にすわってくれよっ!!」
唯「え、えーと…」
憂「ほら、おねーちゃん♪」
アドルフ『??』
アドルフは気付くはずもない。
このライブイベントが催される意味を。
813 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 13:59:35.73 ID:GvpoFofD0
澪「え、えーと、きょ、きょうは放課後ティーっツァイムのライブに…」
律(噛むなよ…)
梓(澪先輩ファイトです!)
澪「来てくれてありがとう…」
唯「ぽっかーーーん。」
唯「…」
唯「ま、いいや♪私が参加できないのがかなし−けど。
いじめとか…?」
そうぶつぶつ言いつつ、座席に着く唯。
アドルフは唯の右隣に立ったまま。
814 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 14:06:40.88 ID:GvpoFofD0
唯「ほら憂、憂も座りなよ?」
唯は左の席をぽんぽん叩きながら言う。
憂「ごめんね、おねーちゃん、そこは私の席じゃないんだ。」
そういうと憂は、ステージの上に駆け上がり、
正座で座っている純のとなりに、彼女と同じ姿勢で着座する。
唯「う、うい??」
一方のアドルフは彼女たちを、いぶかしむようにみる。
アドルフ『なぜこの子たちは、メイドの格好をしているのだ?』
アドルフ『意味がわからない…』
なぜか、和までメイド姿である。
なので、純の衣装がかえって引き立つ。
815 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 14:17:11.97 ID:C7mBBArA0
どうなるんだ
816 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 14:17:38.45 ID:GvpoFofD0
澪「きょ、きょうは…あなたたちのため…だけに、
ライブを開く…ことにしました…」
唯「あなたたち??」
唯「わたししかいないのに??」
アドルフが見えていないのは唯の勘定に入っている。
アドルフ『…』
アドルフ『まさか…』
澪「で、ではさっそく…」
純「いくよ、憂!」
憂「うん!」
純憂「「あまてらしますすめおおかみののたまわく
あめがしたのみたまもの…」」
澪「『Heart Goes Boom!! 』」
817 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 14:25:12.76 ID:GvpoFofD0
律「いちにさんしーいちにっさん!!」
澪「ハッツハッ!」
紬「♪〜」
梓「ヨイショ♪」
各々演奏をはじめる放課後ティータイムのメンバー。
澪「花は恥らうもの ♪
澪「鳥はさえずるもの ♪」
純憂「みみにしょしょのふじょうをききて、
こころにしょしょのふじょうをきかず―」
ドンドンドンドンドンドンドン…
祝詞のようなものをひたすら唱える二人。
加えて純は、太鼓もひたすら熱心に叩く。
818 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 14:26:02.22 ID:xk6R+82g0
完全にキチガイや…
819 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 14:33:51.57 ID:GvpoFofD0
唯「やっぱり澪ちゃんはうまいな〜♪」
唯「でも…憂と純ちゃんはなにやってるの?
純ちゃん、変な格好で変な太鼓みたいのたたいてるし。」
唯「ね、あどる…」
唯「!!!」
アドルフ『ぐ…ぐぐ……ぬ…!』
苦悶の表情を浮かべるアドルフ。
脂汗でもかいているような…
唯「アドルフ、どうしたの!?」
820 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 14:35:36.66 ID:C7mBBArA0
効いてる!?
おわかれの時間か・・・
822 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 14:43:26.10 ID:GvpoFofD0
唯「ねえ、アドルフ!!!」
アドルフ『ぐ、ぐぅ…こ、この…忌まわしき…波のような…!!』
アドルフ『か、か…ら…だが…!!』
唯「アドルフ!!!」
アドルフ『せい…しん…が…!!!!!!』
霊体のアドルフにとって、身体と精神は同じものだ。
和(聞いているようね、対ヒトラーの霊体用の…)
和(いわゆる音波攻撃システム。)
823 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 14:46:12.97 ID:pT18Px2Q0
おんげき!
824 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 14:46:57.39 ID:/LzQGyYa0
唯「浄霊?」
825 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 14:49:10.77 ID:GvpoFofD0
〜和の回想〜
和「楽器を使う?」
純「はい。イタコは、その技術を用いる際に、一種の楽器を使うんです。
太鼓とか、ほかにも種類がありますけれど…」
純「純粋な仏教で言うなら、密教の護摩の際の太鼓や、
もっとポピュラーな木魚と同じです。」
純「標準語の概念構造でいうなら、霊の波長と同調するためらしいんですけど。
これを逆に使いまして…」
〜和の回想終わり〜
和(逆利用して、ヒトラーの霊体にぶつける。)
和(鈴木さんと憂の祈祷なり読経で増幅して…)
和(ヒトラーが身の毛よだつほど嫌う音…)
和(退廃音楽を!!)
826 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 14:50:10.65 ID:gJDNdaAA0
彡彡
";;;;(""彡彡
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;イ三;;;;イ::: ;;;
i;;リ;;;;;;;;Y;;;l ⌒ミi|;;"ii;;彡ミ;;;、
レリ;;;;;;リリ;;ト从(jミミー''" ,t;;;、 从;;\r'
ッ从(;;(从ミミミ`' 、 ,、-''" '、;;;;从\ 狂 く
;;|l;;;;;;トヾ~' 、ミ ~'''ミミ', ○ ,,'、;;;;;;;<
;;t((((ヽ;;;;~' 、~'';;;;、ヽ;;ヽ-'" `'ー-=| っ
;;;;ヽ、、ミミミ'''ミミ;;ヽ、;;;ヽ)) U ―<
;;;;;;;;;;、ミミミミ、;;;;ヽヽ));;リi|: ,、 ,,,,,ろ て
;;;;;;;;;;;;;;ミ ヽ;;ヽ、;;;)''i|,,i|;;;;彡''、、 )
:ヽ;;;;;;;;;;} 、ヽ;;tゝj',,、;;;≦≧ミ、ヽ / る
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:iiヽ;;;;;ii|| 、i|;;);)|::i|:;;'、 `'シ'"" ::::::: /、 ・・
:i|リ);;从;|i;;;;;;;;;;;;ヽ::"":::`´::" ij ::::::イ /'''" ̄ヽ rー
iソノ从|};;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ:::::::::::::::: ' 、;;;;r;;フ" レ'" ̄ヽ/
{{( l;;;;;|i|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ::::::::::: :::::::::、"
t;;;l|i;;;;;;;;〈t;;;;;;;;;;;;;ヽ:::::::::::: ,;;;;彡'''ーァ-'
`''ー、;;;;;;;;;ヽ''-、;;;i、;;;ヽ::::::: ::::::: ;;;'- ''"´ ::;;"
`、、;;;;;ミァシ、;;ミi;;;;;;ヽ::::::::::::: 、,;;::、 '´
`''''''''" ヽ;;;;;;;;;~''-、::::::: :::::::....
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827 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 14:52:31.40 ID:xk6R+82g0
もうちょっと二人の交流を読みたかったけど…
しかたないか
やっと追いついた
オチに期待
829 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 14:56:30.50 ID:GvpoFofD0
ヒトラーは自分の芸術観、音楽観の対極にあるものを
嫌うを通り越して、忌み恐れている。
例えるなら、皆さんも想像してもらいたい。
内面も外見も、自分のタイプにあたる異性(同性愛者の方は同性)
とまったく対極の人間に言いいよられ、ストーキングされ
体中なめまわされ、ありとあらゆる愛撫をされるのを。
そして、それが長時間つづいたとしたら。
現在のアドルフは、霊体、一種の精神体である。
この煉獄で炙られるような状況が、えんえんと続いたなら…
830 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 14:59:42.21 ID:C7mBBArA0
イヤな喩えだ
831 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:00:16.28 ID:pb7qnJZ+0
死んだほうがましだ
嫌すぎるwww
唯ちゃんにペロペロされるなら大歓迎
833 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:04:04.80 ID:/LzQGyYa0
阿部さんが女に逆レイプされてる状態か…原子レベルに分解されてしまうな。
834 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:05:29.81 ID:GvpoFofD0
アドルフ『グ…ググ…』
唯「アドルフ!!ねえあどるふっ!!」
澪の曲が一通り終わるが伴奏はとまらない。
伴奏は変奏をはさみ、そして、
曲調が変わる。
ファースト側の左右開閉扉が開き、そこから、
黒い格好をした女性が乱入する。
さわ子「ドイッチュラントユーバーアレスぅぅぅ!!!!!」
和(さわ子先生。)
和(異常だわ…)
さわちゃんww
836 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:14:24.43 ID:GvpoFofD0
ヴァッフェンSSの将校制服を着込んださわ子である。
メイクは彼女のキャラソンのジャケットを参考にしてもらいたい。
眼鏡をはずした、キメまくったメイク。
澪の隣に飛び込むさわ子。
澪「ひぃぃぃぃ!!!」
紬(メイクキメキメのさわ子せんせぇ…/////)ジュン
さわ子「おーら、ハイルヒットラーーーー!!」
そういうとさわ子は、唯の前にある本を投げる。
837 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:18:01.87 ID:C7mBBArA0
なんなのこの人…
839 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:20:03.65 ID:VW8TJixv0
マジキチ・・・・・・
840 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:21:03.51 ID:Qugr62w70
841 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:24:02.72 ID:GvpoFofD0
唯「表紙のおじさん…年取ったアドルフ!?」
アドルフの著書『わが闘争』だ。
アドルフ『ワ…タシ…ノソン…ザイ…ニ…キズイ…』
アドルフ『グウウウウウウウウウウ!!!!!!!』
唯「もしかして、みんな…」
唯「!!!」
唯「やめてっ!!!すぐに演奏を止めて!!!!」
さわ子「否!いなっ!!三度いなぁぁぁっぁ!!!」
さわ子「『Mady Candy』!!!!」
純憂「諸法皆是因縁生因縁生故無自性無自性故無去来無去来故無所得…」
842 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:32:39.87 ID:GvpoFofD0
そして演奏は続く…
アドルフ『k…m…pf…』ジッジジッ…
アドルフの霊体の姿のちらつきが激しくなり、
上下左右に膨張縮小を繰り返し始める。
唯「アドルフが消えちゃうっ!!!」
唯「お願いやめてっ!!やめてよぉぉぉ!!!!!」
純憂「自相空共相空一切法空不可得空…」
純(よーしよし!)
純は太鼓を叩くのをやめ。両手で頭上に円を大きく作る。
和「もう一押しってところね…」
何と戦う気だw
844 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:37:58.38 ID:GvpoFofD0
和「みんな、ラストスパートが近いようよ!!」
律「おうっ!!」
澪「ああ!!」
さわ子「ゼーハー…ゼーハー…」
アドルフ『…』
唯「や…」
唯「やぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
そのとき。
パ…キン!!
唯の懐から、何かが割れる音がする。
大きく響き、大音響で演奏している律たちの耳にもはっきりと聞こえる。
845 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:40:07.24 ID:GvpoFofD0
律「が、ガラスか何かわれるような!?」
和「多分あのピックじゃないかしら!?これで多分ヒトラーの霊も…」
純「!!!!」
純「ブクブクブク…」
憂「じゅ、じゅんちゃん!?」
純が泡を吹いて失神する。
梓「じゅんっ!!」
澪「お、おい、あ、あれ…」
846 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:42:03.43 ID:GvpoFofD0
澪が指差す唯のいるほう。
唯の頭上にオーロラのようなものが漂っている。
そしてその輝く半透明なカーテンのようなものは
少しずつ人型をとり始める。
唯「やぁぁぁ…ぁぁぁぁ!!」
紬「人の形!?」
和「女の人…鎧を着ているような…」
アドルフ『ヴァル…ハル…ヴァル…キューレ??』
輝く人型のようなものは、片手の長い剣のようなものを
アドルフの頭上で一閃する。
847 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:43:26.10 ID:gJDNdaAA0
支援
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
いつまでこんなつまらんもの続けてるんだよ
さっさと終れよ
850 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:47:37.75 ID:C7mBBArA0
ペルソナ!?
851 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:47:38.49 ID:GvpoFofD0
その瞬間、アドルフのいる空間からほとばしる閃光。
紬「ま、まぶ…」
数秒の後―
律「目がいてぇー…」
澪「これはヒトラーが消え…」
澪「!!!」
輝く人型は消えていた。
そのかわり、唯の隣には、白人の、痩せた若い男。
その瞳は澄んだ青。
その場の全員がはっきりと視認できる。
和「う…そ…」
律「見え…てる…」
>>849 つまらないと思うのなら去ればいいじゃないの
853 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:49:19.56 ID:pT18Px2Q0
つまらなくはない。
だけどgdgdすぎ。
保守スレにすんなや。
>>852 検索したら何日も引っかかるからうざいんだよ
死ねや
855 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:53:44.86 ID:qUuEqxVe0
↓嫌なら見るなのAA
856 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:54:05.09 ID:jdxKzZ1g0
857 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:55:01.00 ID:pT18Px2Q0
唯 とか「 とか
858 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:56:45.08 ID:GvpoFofD0
アドルフ「わたしは…」
アドルフ「これはどうしたことだ…」
唯「よかった…よかったぁ!!」
アドルフに抱きつこうとする唯。
しかし、アドルフの身体をつかむことはできない。
唯「あ、そういえば幽霊だったね…へへ…」
唯「痛いところはない??」
アドルフ「ああ、全く無いよ。先ほどのおぞましい苦痛が嘘のようだ。」
梓「も、もしかして状況が悪化してません…??」
ヽ人人人人人人人人人人人人人人人ノ
< >
< >
< >
ノ Y´`Y´`Y´`Y´`Y´`Y´`Y´`Y´`Y´`Yヽ
/ ̄(S)~\
/ / ∧ ∧\ \
\ \ (゚Д゚ ) / /
>>855 嫌なら見るな!!嫌なら見るな!!
\⌒ ⌒ /
)_人_ ノ
/ /
∧_∧ ∩ ( ))
( ; )ω  ̄ ̄ヽ
γ⌒ ⌒ヽ  ̄ ̄| |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
860 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:58:02.56 ID:C7mBBArA0
どうすんだこれから
861 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 15:59:07.51 ID:uX57Iy3JO
ヴァルハラから拒否られたと考えるなら戦士としては不名誉だな
862 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 16:01:58.73 ID:C7mBBArA0
ヴァルキリープロファイル?
863 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 16:04:10.00 ID:GvpoFofD0
律「おいヒトラー!!唯から離れやがれ!!」
アドルフ「!!」
アドルフ「この娘、私の瞳を見ている…」
アドルフ「きみたち、わたしが見えるのか?」
和「ええ、何でかは知らないけどね…」
アドルフ「そうか…そうか!!」
アドルフ「…」
アドルフ「いやまったく、きみたちには感謝しなければならない。」
アドルフ「苦痛とは人を一段階押し上げるものだ。
今回もまた思い知ったよ。」
864 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 16:05:05.67 ID:GvpoFofD0
和「…」
和「意思疎通ができるようになったついでに、お願いがあるんだけど…」
和「唯から離れて、どこかへ行ってくれないかしら??」
アドルフ「…」
アドルフ「ゆいはどう思う?」
唯「いや!」
アドルフ「わたしも唯に同じだよ。」
和「そう…」
和「それで、これから、どうするの?」
アドルフ「私が誰かを知っているなら、容易く想像がつくだろう。」
アドルフ「私に課せられた召命を再開するだけだ。」
梓「あなた、まだわかってないの!?
あなたが昔仕出かしたことの大きさ!悲惨さ!!」
865 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 16:06:07.50 ID:pT18Px2Q0
えっ
866 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 16:06:14.79 ID:uX57Iy3JO
あずにゃんうぜえwwwwww
唯とアドルフ組がんばれ
868 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 16:07:46.62 ID:6Y9XjOML0
ゆだにゃん自重しろwwwwww
869 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 16:10:42.11 ID:KvUBVAhr0
頑張れあずにゃん!
ネオナチ唯に負けるな!
敗北主義者の薄汚いゴキブリを軍靴で踏み潰せ!!
871 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 16:15:49.76 ID:GvpoFofD0
アドルフ「女はいつもそうだ。物事の本質を理解せず、感情に流され、
男たちを泥沼に引きずり込もうとする。」
唯「わたしも??」
アドルフ「ゆい。この女性の性質には悪い面もあるが良い面もあるんだよ。」
アドルフ「姪のゲリや妻のエーウァ、私の最も大切な女性たちも、
そういった女性ではあったが…」
アドルフ「ようは夫が、父が、兄が、男が強くあればよいのだ。男は兵士でなければならない。
死を前に勇んで進み、指導者には服従する。
優秀な兵士とはそういうものだ。」
和「あなたの考え方は、まったく時代錯誤よ。」
アドルフ「それは違うな。現代人はすっかり飼い慣れされ、家畜になってしまったから、
価値ある生き方をけなして自らを正当化しようとする。」
アドルフ「現代人は、最悪なマルクシズムとは別の悪
貪欲と利己に精出しているだけだ。」
872 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 16:17:59.85 ID:pT18Px2Q0
ここにきて面白くなってきた
相変わらず持論を曲げない伍長閣下ww
874 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 16:20:33.91 ID:/LzQGyYa0
総統の耳に念仏だな
875 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 16:30:22.65 ID:GvpoFofD0
アドルフ「『歴史のおわり』などという概念を見つけたときには、
腹を抱えて笑ったものだ。」
アドルフ「たしか、彼も日本人の系統であったかな…」
アドルフ「まあ、いい。真に価値あるものから目を背ける人間は
ただ滅び行くだけだ。」
和「わたしは、あんたの目指したものが価値あるとはまったく思えないわ。
自分の民族のことしか考えない…」
アドルフ「ならきみたちは他民族のことを思いやっているかね?」
アドルフ「マルクシズムの概念も、価値判断を抜いた分析概念としては
正しいものがいくつかある。」
アドルフ「きみたち日本人やアメリカ人が甘い汁を吸うことで、
その奴隷になっている外国人が多くいることをしらないかね。」
876 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 16:38:48.73 ID:GvpoFofD0
アドルフ「現代の先進国は、交換および分配に生じる不平等を
低発展な諸国に押し付けている。」
アドルフ「その世界経済の状況を維持することで、裕福な生活を送っている。」
アドルフ「まあ、私に言わせれば、そのような状況に甘んじる民族など
そのような発展なき隷従のもとの生活がお似合いだが。」
和「それは、多分ちがうわ。最近は中国や、インド、東南アジアの国々は、
経済力は馬鹿にできないものがある。国際援助やそういう助け合いだって!」
アドルフ「しかし、きみたちが、私が先ほど言った矛盾の上に生きているのは
変わらないだろう?」
アドルフ「約二十数億の国が富めるようになったとして、
さて、その国の内部の汚濁、また、あいかわらず低級なままの諸民族は??」
和「話にならない!」
アドルフ「いいかね?ユダヤの金貸しに、慈悲や全体利益の話をしても、
彼には全く理解されない。」
アドルフ「彼は自分の欲望にしか興味がないからだ。」
うちのニート親父に言ってる事がすっげー似てるww
878 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 16:47:14.62 ID:GvpoFofD0
アドルフ「貧しい土壌には、ほとんど作物は育たない。
では、貧しき精神にいったいどんな価値があるだろうか。」
アドルフ「滅ぶに任せればよいが、それが血を同じくする民族の堕落を
誘うものであったとしたら??」
アドルフ「腐肉は早めに取り除こう!そうせねば疫病が国の方々を覆ってしまう!」
アドルフ「そうなっては、もう遅いのだ!」
和「…」
和「みんな、改めてわかったでしょう?
この男は狂ってる。そんな男と唯を一緒にしておいたら…」
澪「ゆい!ヒトラーを相手にするな!」
唯「なんで、なんでそういうこと言うの??」
879 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 16:51:39.17 ID:C7mBBArA0
高級と低級の判断基準に問題があるよなこの人の場合
880 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 17:01:20.81 ID:GvpoFofD0
唯「アドルフはドイツの人たちのこと心から考えてるんだよ??」
唯「それに、日本だって自分のことしか考えない、それに
良いことを口にするけど、自分ではやろうとしない…」
唯「そんな人ばっかりでしょ…??」
唯「わたしはぜんぜん勇気がないから、
今までいろんなことから逃げてきた。」
唯「でもそれじゃ駄目なんだと思う。
妥協とかそんなのしてたら、もっと酷いことが待ってるかもしれない…」
憂「おねーちゃん…」
梓「もう、そんなとこまで唯先輩を引き込んでるなんて…」
881 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 17:03:51.03 ID:qgdl+cu30
絶対頷いてはいけない論理とは分かるが、否定できない魔力がある
もし俺がこの場にいたら感化されてそう。和ちゃんたちの精神力はすごい
882 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 17:05:00.07 ID:/LzQGyYa0
唯にもチョビ髭が生えてきそうだな…
883 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 17:06:10.12 ID:0R6EzPbR0
もう洗脳されちゃったか・・・
884 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 17:09:09.73 ID:GvpoFofD0
澪「唯はまっすぐだから、疑いもせず。」
アドルフ「そうだ、それが君たちと唯との違いだ。」
アドルフ「この娘は、ドイツの強い乙女たちに劣らぬ何かを持っているのだ。」
さわ子「総統閣下。」
アドルフ「この前のあばずれ教師か。」
アドルフ「その姿は勇者にのみ許されたものだ。
その姿で私を"総統閣下"などと呼ぶなっ!!」
さわ子「そ う と う か っ か 。」
アドルフ「きちがいめ…」
さわ子「それはお互い様でしょ??」
885 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 17:18:11.33 ID:GvpoFofD0
さわ子「総統閣下は、"ディ・エンド・レーズング"の計画と実施については
唯ちゃんに話してるの?」
アドルフ「…」
さわ子「やっぱりね。」
律「さわちゃん、そのディなんたらって何?」
さわ子「日本語でいう最終的解決。ユダヤ人問題についてのね。」
梓「それってもしかして…」
梓「ホロ…コーストのこと…ですか…?」
さわ子「そういうこと。
まあ、ホロコーストはその一部だけどね。」
886 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 17:19:54.62 ID:0R6EzPbR0
なんかどっちも水木しげる絵で再生される
887 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 17:24:39.30 ID:GvpoFofD0
唯「?」
アドルフ「…」
さわ子「総統閣下。」
さわ子「戦後、あなたのお姉さんは、"最終的解決"をあなたが進めたことを
信じようとしなかったわ。」
アドルフ「!!」
さわ子「『アドルフがそんなことをするはずがない。
彼はそれに気付いていたら絶対に止めさせただろう』って。」
アドルフ「…」
狂気のアスアンドゼム
889 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 17:31:40.80 ID:GvpoFofD0
さわ子「アンゲラやパウラに隠し通したかったこと、
ばれちゃったわよ?」
アドルフ「…」グッ
さわ子「総統閣下。あんたは、あんたの姉妹、あんたの姪、あんたの奥さん…」
さわ子「身内の女性でも、これだけの人間不幸にしてるわね。」
さわ子「…」
さわ子「甲斐性なし。」
アドルフ「だまれっ!!」
890 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 17:32:03.47 ID:aY229kZO0
狂気のアス・アンド・ゼム〜狂気日食をBGMにかけるとといい感じだな
891 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 17:39:45.22 ID:GvpoFofD0
アドルフ「ユダヤ人を地上から消すのは、われ等ドイツ人のいや
地球人類の発展と健全化のために絶対に必要なことだったのだ!!」
アドルフ「だのに…だのにやつらは、シオニズムを実現させてしまった!」
アドルフ「現代に住まうお前たちは、かならず、その報いを受けるぞ。」
唯「アドルフ、最終的解決って何??」
アドルフ「…」
アドルフ「ゆい、このまえに話したね。」
アドルフ「ユダヤ人はドイツ人、ヨーロッパ人社会を蝕んでいた。
多くの人たちを苦しめていたんだ。」
アドルフ「だから罰を私が下そうとしたんだよ。」
唯「でも、やっぱりたくさんの罪も無い…」
アドルフ「ゆい、罰を下されるのは罪があるからなんだよ?」
892 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 17:47:12.19 ID:GvpoFofD0
梓「ほんとうに救いようがない…
自分が神様になったつもり!?」
アドルフ「神の命令だ。」
アドルフ「それに、君たちは同胞や隣人に対して同じようなこと、
いや、それ以上のことをしているんだよ。」
律「はぁ??なにねぼけてんだよこの七三分けっ!!」
アドルフ「神に変わって、私が言おう。」
アドルフ「君たちは他者への無関心と搾取で、
それ以上の人間を死なせているのだ。」
アドルフ「勇気をもたず、自分のことしか考えない。」
アドルフ「ユダヤ人問題を放置したのと同じく、
君たちは、君たちの精神的腐敗のために醜い滅びの道をたどることだろう。」
アドルフ「君たちにはこれ以上何をいっても無駄なようだ。」
アドルフ「ゆい、いこう。私の姿を衆人がみることができるようになった以上、
私の仕事を先に進ませねばならない。」
さわ子「ちょっと待った。」
さわ子「和ちゃん、舞台のスクリーンに例のパワー○イントを。」
和「は、はい…」
893 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 17:54:00.53 ID:GvpoFofD0
アドルフ「君たちに付き合っている時間は無い!」
さわ子「ふふ、総統閣下。何がはじまるか薄々気付いてるんでしょ?」
アドルフ「…」
律「なにが始まるんだ、さわちゃん?」
さわ子「鈴木さんと和さんの作戦は
成功するかどうかわからなかったから。」
さわ子「唯ちゃん説得用にね。」
和「このデータですよね?さっきもらったばかりだから、私も見てないんですけど」
さわ子「いーからいーから!」
和「は、はい…」ポチ
さわ子!俺だ!結婚してくれ!
895 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 17:58:33.52 ID:C7mBBArA0
このさわ子はカッコイイな
896 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 18:01:11.79 ID:GvpoFofD0
スクリーンに次々と映像が映し出される。
澪「あ、あ、あ…」
梓「ひ、どい…」
唯「これ、なに…」
唯「な、んでたくさんの人たちが…」
その情景に心から慄く少女たち。
さわ子「世界史の○○先生にもらったデータをちょっと補強したやつよ。
教育委員会の指導で、未成年には見せちゃいけないみたいだけど。」
897 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 18:04:54.87 ID:xH1bEkuS0
除霊ktkr?
ダッハウ?
アウシュビッツ?
899 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 18:10:55.67 ID:GvpoFofD0
さわ子「…」
さわ子「そう。」
さわ子「ホロコーストの映像資料集。」
さわ子「この男がしでかしたことの一部を納めた映像。」
アドルフ「あ…あ…ああ…」
アドルフが震えている。
目前のスクリーンに映し出される、
無残に殺され打ち捨てられた人々の写真を見て。
さわ子「その男は何百万人ものユダヤ人、東欧やロシアの人々、
自分に歯向かった人間たちを殺したの。」
さわ子「この映像は収容所で殺された人たちの映像。」
さわ子「この男は"収容所"と呼ばれる刑務所よりも劣悪な場所にユダヤ人を集めて
管理的、機械的に殺させていたのよ。」
900 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 18:18:54.99 ID:GvpoFofD0
唯「ひどい…」
アドルフ「否っ!!ちがうぞ唯!!」
アドルフ「私は、私はむしろ慈悲を与えてやったのだっ!
苦痛無く彼らが死を迎えるように!!」
さわ子「あんたの部下連中には、実験材料やおもちゃにしたやつ等も結構いたわよ?
まあ、ユダヤ人をおもちゃにした連中は、発覚すれば、
あんたが粛清していたみたいだけど。」
唯「どうして、どうしてこんなことをしたの!?」
アドルフ「それはっ!!それはユダヤ人が、
我々の社会にはびこる寄生虫だったからだ!!」
唯「わからない…」
901 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 18:18:59.71 ID:/brYoXWL0
C
902 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 18:27:26.32 ID:GvpoFofD0
唯「わからないよアドルフ!!」
唯「アドルフみたいな純粋で優しくて夢を追いかけてるひとがこんなこと…」
アドルフ「ゆい、きいてくれ、ゆいっ!!」
さわ子「アンゲラやパウラも、真相を理解したら、
唯ちゃんみたいな反応を見せたかもね。」
アドルフ「だまれ!!!だまれ売女め!!」
さわ子「売女でけっこう。好きな男にはこっちから股開くわ。」
さわ子「和ちゃん、パワ○ポイントのフォルダに入っている画像開いて。」
和「はい。」
903 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 18:31:42.73 ID:C7mBBArA0
さわ子マジかっけー
904 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 18:34:36.48 ID:GvpoFofD0
大きく映し出されたのは、母子の映像だった。
子供のほうは三歳ぐらい、女性のほうは二十代半ば。
銃で殺されたようで、死後数日たった様子だった。
澪「う、うう…ひ…どい…」
さわ子「SSの隊員の手にかかった、あるポーランド人の親子だわ。」
アドルフ「あ…あ…あああ…」
梓「せんせい!!もう、止めてくださいっ!!もう…」
紬「梓ちゃん、目を背けちゃ駄目。」
紬「この男と同じじゃ駄目よ。」
アドルフ「うわわわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
さわ子「子供好きでフェミニストのあなたには耐えられないでしょう。」
さわ子「でも、この親子はあなたが殺したのよ?」
905 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 18:44:16.23 ID:GvpoFofD0
アドルフ「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
唯「あ、どるふ…」
さわ子「ムギちゃん、唯ちゃんに貸したピックの
持ち主について話してあげて。」
紬「はい。」
紬「あのピックは、ヒトラーさんのお姉さんの、子孫のものです。」
紬「持ち主は、ギタリストとして有名になるまでは、
あなたと自分の関係を知りませんでした。」
紬「けれど、その方の名が世に出始めると、
あるマスコミがその出生をかぎつけて…」
紬「あなたの親戚だということがばれてしまったんです。」
906 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 18:45:59.95 ID:qfv+gKsV0
sienn
907 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 18:51:43.26 ID:u+5O7z/n0
支援
いよいよピックの真相が…ゴクリ。
909 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 18:55:58.68 ID:+j8IdhojO
なんか悲しくなってきた
910 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 19:01:53.77 ID:GvpoFofD0
紬「音楽家にとって、狂気の独裁者の親戚であるということを
喧伝されることがどういうことになるか。」
紬「その方は言われない中傷や迫害を受けました。」
紬「その方はアルコールに走って、志半ば、
身体を壊して亡くなってしまいました。」
紬「事情が暴露されてからの、その方の日記や曲にはたくさんのあなたへの恨みと
自分の血からくる、ユダヤ人や、あなたの犠牲になった人たちへの懺悔のことばでいっぱいだったそうです。」
アドルフ「…」
アドルフ「わ…た…しは…」
※もちろんフィクションです
911 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 19:02:46.83 ID:C7mBBArA0
なるほど
まあそうだろな
次スレ立ちそうだな
こんなに沢山の文と知識量には尊敬するわ…
この勢いなら次スレいらないんじゃない?
支援
915 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 19:12:44.10 ID:GvpoFofD0
アドルフの顔がたるみ始め、皮膚に光沢が無くなっていく。
髪型もいつのまにか、我々に馴染み深い1:9分けになっていた。
憂「ヒトラーの姿が…?」
純「よ、よわっているわ…私たちに見えている姿が…
老化していっているのが証拠…」
憂「じゅんちゃん!」
さわ子「確かにあなたを霊体としてよみがえらせたのは神様の意思かもね。」
さわ子「あなたの精神が地獄の業火で
焼くつくされねど炙られ苦しむように…」
916 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 19:14:19.10 ID:0R6EzPbR0
さわ子って23だっけ?
唯なら何とかしてくれるッ!!
918 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 19:14:55.59 ID:yHEqGoY40
アドルフ・・・
919 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 19:15:40.40 ID:qgdl+cu30
ヒトラーの根っこは、どこにでもいる小心者な一人間だからな…
スタ公だったら蛮行の画像見せられても平然としてそうだけど
920 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 19:16:15.08 ID:+j8IdhojO
gnskしようぜ
>>919 ヒムラーも虐殺現場視察するたびに気分悪くしてたらしいな
だがハイドリヒはその姿を見てヒムラーを蔑み自身もパイロットになって戦場に繰り出す狂人
922 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 19:24:35.89 ID:GvpoFofD0
アドルフ「あ…あ…」
突然に、アドルフのこめかみから鮮血が走る。
唯「!!」
アドルフ「ば…つ…」
さわ子「ええ。」
そして、炎のようなものがアドルフの身体を包む。
アドルフ「あ…つい…」
唯「あ…ど…るふ…」
923 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 19:25:59.56 ID:C7mBBArA0
死んだ時の…
こめかみから鮮血って拳銃自殺?
925 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 19:34:53.49 ID:GvpoFofD0
アドルフの身体はどんどん炎につつまれ、
黒く焼け焦げていく。
アドルフ「そう…だった…のか…」
さわ子「そうよ。ダンテ・アリギエリの描く、
その罪のため、死後苦しめられる人々のように。」
炎の中、黒く焼け焦がれゆく中、
その青い両の瞳が強く唯を見つめる。
アドルフ「Yui, mein lovery und mitfühlendes Mädchen…
Leben ist Mengen Kämpfe.
seien Sie stark und mutig…!」
(ゆい、愛しく心優しき娘…生きることは闘いの連続だ。
君が強く勇気あるように…!)
唯「あ…」
その言葉を残すと、煤が空中に舞い消えるように、
アドルフの姿も消えていた。
・・・・・・・・
逝ってしまわれた…
928 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 19:43:11.64 ID:GvpoFofD0
こんばんわ、平沢憂です。
あの事件から数週間が立ちました。
おねーちゃんは、まだ、心ここにあらずというか…
クラシックの曲を聴きながらぼーっとしていることが多くなりました。
純ちゃんは、御祖母ちゃんに無断で"儀式"をおこなったことがばれて
こっぴどく叱られ、こちらも心ここにあらずです。
あの後、さわ子先生が言っていたんですが…
929 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 19:50:26.42 ID:phyUucLx0
ここにきて何百万にワロタw
930 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 19:50:37.47 ID:xH1bEkuS0
しえん
931 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 19:51:36.72 ID:GvpoFofD0
律「さわちゃん、こんなのも用意してたんだな。」
さわ子「さっきも言ったでしょ、唯ちゃん説得用。」
さわ子「まさかこうまでうまくいくとは思わなかったわ。」
さわ子「で、あとは、彼のメンタル面の弱いとこを突いただけ。」
さわ子「まあ、摺れてない良い子ちゃんのあんたらじゃ、
あの男を相手にするのは、まず無理よ。」
律「へいへい…」
澪「おい、唯、大丈夫か??」
澪が唯を揺さぶると、唯の懐から、
いくつかのかけらになったピックが、地面に落ちる。
紬「あのピック、壊れちゃったのね…」
憂「あの、弁償とかは?」
紬「大丈夫よ、気にしないで。」
932 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 19:58:38.79 ID:GvpoFofD0
梓「なんとか…解決…でしょうか?」
さわ子「さーてどうかしら?」
さわ子「少なくとも、あの男の言っていたことのいくつかは
人間個人や社会の核心をついてるわ。」
さわ子「問題なのは、手段がえげつないとこだけど。」
さわ子「あたしらパンピーは、
『見たいものしか見ず、見たくないものを見ない。』」
さわ子「某作家の受け売りだけど。
そういうふうに、あたしらがちんたらしてるうちに…」
さわ子「状況が悪化してとんでもないことになる、
ってのは、これからもありえる話だわ。」
澪「大きすぎる問題のような…」
律「ま、気楽にやるしかないだろ?」
唯「…」
>>929 最初からそういうトーンだろ支援者の中には懐疑派も沢山いたけど。
934 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:01:15.31 ID:xH1bEkuS0
支援
キャラの立場として何百万を唱えるのはおかしくないだろ
俺自身、別に懐疑的でもないけど
936 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:03:16.65 ID:UHto9b+r0
さわちゃんが先生みたいだ
937 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:03:27.70 ID:xH1bEkuS0
せめて投下中は議論を控えてくれ
938 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:04:46.07 ID:C7mBBArA0
当のヒトラー自身が正に『見たいものしか見ず、見たくないものを見ない。』生き方だった訳で…
皮肉な話だ
939 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:04:58.62 ID:GvpoFofD0
今日もおねーちゃんは、自分の部屋で、なにやら音楽を聴いているようです。
憂「おねーちゃん、ごはんだけど…」
唯「…」
憂「おねーちゃん!」
唯「あ、憂。ごめんね…」
憂「もう…」
憂「…」
>>937 唯タソ(*´Д`)/ヽァ/ヽァ
って支援してれば文句ないの?
941 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:07:55.47 ID:GvpoFofD0
憂「この曲、なんだか優しい曲だね?」
唯「うん、ワーグナーの『ジークフリート牧歌』っていうんだって。」
唯「アドルフの勧めてくれた曲では、一番好きな曲なんだ。」
憂「…」
憂「おねーちゃん、あの…」
唯「うーん?」
942 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:10:48.30 ID:GvpoFofD0
憂「…」
憂「なんでも、ない。」
憂「ご飯だから、その曲が終わったら、早く来てね?」
唯「うん。」
そういうと、唯はまた、そのやさしく暖かい調べに、耳を傾けはじめた。
おわり。
943 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:11:30.28 ID:xH1bEkuS0
乙
945 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:12:45.28 ID:xk6R+82g0
おわりか。乙
946 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:13:18.09 ID:UHto9b+r0
結構あっさりと終わってしまったな、乙
947 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:13:59.48 ID:qgdl+cu30
乙。かなり骨太のSSだった
948 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:14:20.66 ID:pXbK1Mb10
国家社会主義というよりマイン・フューラー的な話だったなw
949 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:14:25.26 ID:xH1bEkuS0
乙でした
アドルフらしい・・・といえばらしいのかもしれないな。
950 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:14:45.67 ID:/brYoXWL0
お疲れ。なかなか良いSSでした
951 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:15:05.80 ID:j89Z+lHt0
乙。おもしろかった
今さっき読み始めたんだけど、一気に読んでしまった
952 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:15:25.03 ID:xk6R+82g0
何か言うとすれば、
ほとんどアドルフが主人公だったな、ってことかな
後半はほとんど唯の発言なかったし。
次回作も楽しみに期待しています。
953 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:16:37.13 ID:pXbK1Mb10
書き忘れてた。乙〜
アドルフの心理描写がよかったよ〜
終わりでいいのかな?お疲れ様〜
955 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:16:54.22 ID:sA5kQb8o0
なかなか為になった
乙でした!
こういう何でまぜた系大好きだw
乙
957 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:19:45.48 ID:C7mBBArA0
終わってしまったか…
乙です!!
958 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:22:01.99 ID:GvpoFofD0
三点補足します。
>>150の質問について
ヒトラーは腹心の人間のアドヴァイスのもと、
1936年か1937年に、アメリカやイギリスのヒトラーやナチスを風刺した絵や漫画を集めた本を
ドイツ国内で出版しています、おそらく、これらの国のマスコミのやり方を相対的に弱める狙いがあったと思われます。
>>166 このssの種本は
J.トーランド『アドルフ・ヒトラー』
H.トレヴァー=ローパー『ヒトラーのテーブルトーク』上・下
あとは、ショーペンハウアーやニーチェの諸本と
その他諸々です。
最後にピックとの関連で。
アンゲラの子孫についてですが、娘のゲリが死んだ後、
アンゲラには息子一人と娘ひとりがいました。
それぞれ子孫がいますが、息子レオのほうは80歳ぐらいの方で子供はいません。
アンゲラの娘にも、60前後の子供がいますが、こちらの子孫についてはわかりません。
959 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:22:12.00 ID:+j8IdhojO
乙
960 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:22:18.00 ID:aY229kZO0
乙
偏ってなくて結構楽しめた
問題提起にもなっていたと思う
961 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:24:02.47 ID:GvpoFofD0
失礼、もう一つ。
ヒトラーの言葉は『ヒトラーのテーブルトーク』を参考にしましたが、
ヒトラーが日本建築について語る部分だけは全くの私の独創です。
962 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:27:24.12 ID:gJDNdaAA0
乙
面白かったよ
963 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:29:58.29 ID:GvpoFofD0
すいません、本当にもう一つ。
なので、このssに出てきたピックの持ち主は、まったくの想像上の人物です。
964 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:33:49.44 ID:ye5ppV9S0
乙!!
乙
面白かった
966 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:35:45.59 ID:dXVBDnDB0
読みやすくてよかった
乙
967 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:40:08.06 ID:xH1bEkuS0
本当に乙です。
アドルフを本当にこんな簡単に追い込めるのかどうかはわからんがw
968 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:41:34.17 ID:phyUucLx0
おつ
けいおんは同人誌でしか知らんけどよかったw
969 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:44:25.69 ID:KvUBVAhr0
乙〜
970 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:47:40.60 ID:yHEqGoY40
乙ェ
面白かったぜ
971 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:50:44.33 ID:hdaQuXi+0
今読み終えた。一気に読んでしまったよ。
面白かった。乙
大作乙!
唯はヒトラーに良くも悪くも影響を受けてこの後の人生を歩んで行くんだな
973 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 20:58:41.52 ID:xH1bEkuS0
まとめサイトの方
まとめよろしく頼みます
やっと読み終わった。良いSSだった
お疲れ様
975 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 21:39:03.27 ID:C7mBBArA0
976 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 22:01:43.38 ID:I2ZXGlQc0
面白かった
乙
977 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 22:30:28.55 ID:C7mBBArA0
ネトウヨにゅーすで前半まとめられてたな
978 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 22:31:17.34 ID:+Bwulp3n0
乙!!
素晴らしいSSありがとうございます
>>932の
>律「ま、気楽にやるしかないだろ?」
がある意味核心ついてる気がします
乙!
久しぶりに大作だった
980 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 22:49:50.25 ID:GvpoFofD0
やっべ間違えた…
>>925 ×アドルフ「Yui, mein lovery und mitfühlendes Mädchen…
Leben ist Mengen Kämpfe.
seien Sie stark und mutig…!」
○アドルフ「Yui, mein reizend und mitfühlendes Mädchen…
Leben ist Mengen Kämpfe.
Seien Sie stark und mutig…!」
大文字と小文字すら訂正するとは…こだわってるな
まとめブログはこの訂正を本文ととりかえて載せとけよ
982 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 22:55:16.38 ID:GvpoFofD0
>>981 lovery→reizend
英語→ドイツ語の機械翻訳だからスペルをミスるとね…もうね…
983 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 22:58:30.74 ID:pb7qnJZ+0
最初の方は若干邪気眼入ってるとか思ったけどあまりの完成度に物も言えん
乙!!
「おっぱいぷりんぷりん!!」のイメージしかなかったぜ!!
985 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 23:19:42.51 ID:pb7qnJZ+0
なんて映画なの??明日借りてきたいぞ!!
987 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 23:26:56.09 ID:pb7qnJZ+0
ヒトラー最期のなんとか日間
989 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 23:38:32.81 ID:XfKkFUeDO
乙!
最高におもしろかった。
990 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/08(月) 23:48:43.19 ID:C7mBBArA0
「やる夫がフューラーになるようです」を読んでると「これは!」と思わせるシーンがあって凄く楽しめたな
乙
ぉっぉっ
いい具合に1000行きそうだな
次は休日使って一気に書いてくれよな
996 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/09(火) 00:14:38.34 ID:+3+yN3T20
ksk
997 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/09(火) 00:15:55.50 ID:lQnAi5L60
じゃあね
最後に
乙だった
999 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/09(火) 00:16:53.86 ID:wV+3fgot0
おつですた面白かった
ペスト感染者の死体を焼いてる写真を「ホロコースト」の証拠にするのはどうかと
1000 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/09(火) 00:16:56.24 ID:+3+yN3T20
1000なら次は東条英機が取り憑く
1001 :
1001:
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>>1 そっヵ、残念やわ(´・ω・`)
お 付き合ってくだしあ>< 今から元カノに痛メする
>>3 ウチは高校生だぉ☆
>>9 うはwwこれがVIPクオリティw
∩∩ V I P は ぼ く ら の 時 代 だ !! V∩
>>2 自重しろwwwww Be
ハ (7ヌ) (/ /
>>7 ブラウザゲーやらないか?
ル / / ∧_∧ || モリタポ
ヒ / / ∧_∧ ∧_∧ _( ゚ω゚ ) ∧_∧ || 埼
>>5 2chって有料なんですか?
\ \( ゚ω゚ )―--( ゚ω゚ ) ̄ ⌒ヽ( ゚ω゚ ) // 玉
>>6 え?俺マジ貧乏なんだけど
\ /⌒ ⌒ ̄ヽ ゆとり /~⌒ ⌒ / O
>>8 お母さんに何て言えば
| |ー、 / ̄| //`i構って女/ F 安価で絵描くお
低 | 恋愛 | | 厨房 / (ミ ミ) | | F 14歳♀中学生処女だけど質問ある? ハ
年 | | | | / \ | | ム
齢 | | ) / /\ \| ヽ PCに詳しい人ちょっときて!!! イ ス
化 / ノ | / ヽ ヽ、_/) (\ ) ゝ | 電車男 ミ タ
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ニュー速VIP
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