821 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/02(火) 21:38:21.09 ID:jBUDEKcl0
待ってたぜ
待ってました!
823 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/02(火) 21:38:52.20 ID:iP2wtHwY0
一方通行「っつーか何なんだよ何なんですか朝っぱらからグダグダとやかましいなテメェは。
久し振りにココに帰ってきたっつーのによォ」
打ち止め「あ、そうだよそうそう! なんか外の様子がおかしいんだよ!
ってミサカはミサカは玄関の方を指さしながら訴えてみる」
一方通行「あン?」
白髪の少年―――通称『一方通行(アクセラレータ)』と呼ばれている―――は、
相変わらずやる気のない顔で、部屋の玄関に視線を向ける。
しかし、その赤い瞳には僅かな力が宿っていた。
一方通行「……何が、どうおかしいって?」
打ち止め「うーん、なんかね、空気がピリピリしてるっていうか、雰囲気がおかしいっていうか……
ってミサカはミサカは煮え切らない返答を返してみる」
幼い少女―――こちらは『打ち止め(ラストオーダー)』と呼ばれる―――は、
『強能力者(レベル3)』相当の発電系能力者(エレクトロマスター)である。
空気中の静電気、電磁波等を感じ取ることも可能で、そういった『雰囲気』の変化には敏感なのだ。
一方通行「自分で分かってんならもうちょいマシな事言えよ……」
824 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/02(火) 21:40:07.34 ID:iP2wtHwY0
一方通行はようやくベッドから立ち上がり、寝衣のまま玄関へと向かう。
そして、ドアノブに手を掛けた。
打ち止め「あ、それと、こっちの方が重要なことなのかも知れないけど……」
打ち止めの声に、手を止めて振り返る一方通行。
一方通行「?」
打ち止め「学園都市外の『妹達(シスターズ)』が全てミサカネットワークから分断、
加えて学園都市内に居る『妹達』も、ネットワークには繋がっているものの通信に応答してくれない個体が増えてきてるの、
ってミサカはミサカは困った顔で現状を説明してみる」
ミサカネットワーク。
それは、学園都市第三位の超能力者(レベル5)『超電磁砲(レールガン)』のDNAを元に製造されたクローン軍団、『妹達』が、
脳波リンクによって作り出すネットワークのことである。
本来なら20000人存在した『妹達』だが、とある『実験』により現在は約10000人ほどしか残っていない。
『打ち止め』とは、製造番号20001番の『妹達』に与えられた呼び名。
『妹達』の上位個体であり、ミサカネットワークの管理者でもある。
そして白髪の少年、一方通行も、それらの『妹達』とは決して無関係ではない。
825 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/02(火) 21:40:15.28 ID:o3YIRW4j0
反射させる一方さんは強い
826 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/02(火) 21:40:27.11 ID:o/ITD5vr0
ずっと舞ってました
てかついにセロリ無双来るのか?来ちゃうのか?
828 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/02(火) 21:41:45.65 ID:iP2wtHwY0
一方通行「……なンだと?」
それはどういうことだ、と一方通行がその疑問を口にする前に。
玄関のドアが、サブマシンガンの銃撃によって、粉々に破壊された。
打ち止め「っ!?」
打ち止めは、慌てて身を隠す。
突然の銃声にも対応出来るあたり、場馴れしていると言うべきか。
破壊されたドアの向こうには、一人の警備員(アンチスキル)が立っていた。
腰まで届く長い黒髪に、モデルのような長身とスタイル、口に咥えた煙草。
そして―――顔から流れる、大量の赤い液体。
打ち止めは、遠目に見るその警備員の顔に、見覚えがあった。
打ち止め「―――っ、ヨミ、カワ?」
黄泉川愛穂。
第七学区の高校教師兼警備員。
そして、この部屋の持ち主で、打ち止めの現保護者でもある。
829 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/02(火) 21:41:47.14 ID:SEp4V7tw0
一方さん全盛期なら常時赤い水反射ができたのにな
次スレはいつ立てるんだろうか......?
おお来てた
10032と19090は大丈夫なんだろうか…
832 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/02(火) 21:42:40.87 ID:iP2wtHwY0
黄泉川「………アー?」
普段は利発で凛々しい顔をしている妙齢の女性だが、今の彼女にその面影はない。
顔色は酷く青褪めていて、目は虚ろで、口は半開き。その両方から、赤い液体がダラダラと流れるままになっている。
黄泉川は、僅かに呻いてから、両手に持ったサブマシンガンを構えた。
学園都市謹製の、最新鋭の短機関銃。
それを向ける相手は―――
一方通行「―――オイオイオイオイ、ヨミカワァ……
だから言っただろうが。炊飯器で作ったエビフライなんざ食ったら頭おかしくなるぞっつってなァ!」
―――粉々になったドアの前に毅然と君臨する、一方通行。
つまり演算できないと・・・・
834 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/02(火) 21:43:23.40 ID:iP2wtHwY0
一方通行。それは、学園都市内の者ならほとんどの人間が耳にした事がある名前だ。
たった一人で軍隊と肩を張る化物達の中の、更に群を抜く化物。
学園都市の誇る超能力者(レベル5)、序列第一位。
体に触れた『ベクトル』を自在に操作する能力。その能力名が、『一方通行(アクセラレータ)』。
核爆弾の直撃をも防ぎ切り、地球の自転を丸ごと相手にぶつけることすら出来る、最強の超能力者。
サブマシンガンなど、彼にとっては子供の玩具にすら匹敵しない。
現在、彼はとある事件の負傷でその能力の大半を失っているが、
首に着けたチョーカー型の電極で能力を補填している為、電極のバッテリーが続く限りは、最強の能力を行使出来る。
マシンガンの弾丸がドアを突き破る直前、一方通行は電極のスイッチを咄嗟に切り替えていた。
一方通行「……」
一方通行は、誰にも聞こえないように舌打ちした。
先ほどサブマシンガンから放たれた弾丸は全て、ベクトルを奪われて玄関の床に転がっている。
本来なら、一方通行の体を覆うベクトル操作膜は『反射』に設定されている。
一方通行に撃たれた弾丸は、攻撃者へとそのまま反射される、はずだった。
しかし、一方通行は、電極を能力行使モードへ切り替えた際に、反射設定を解除し、静止させるように能力を再設定したのだ。
理由は、言うまでもない。そのまま弾丸を反射すれば、玄関のドアと同じように、目の前の攻撃者がバラバラになっていた。
かつての一方通行なら、暴君のような一方通行だったなら、わざわざ能力の再設定などしなかっただろうが。
今の彼は、違う。かつて10000人の『妹達』を虐殺した彼とは、違うのだ。
落ちてる間にしっかりと書きだめが
836 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/02(火) 21:45:16.43 ID:iP2wtHwY0
一方通行「ヨミカワァ……てめェ顔からトマトジュース流してガキビビらせて悦に浸ってんじゃねェぞ。
それとも、アレか? たかが警備員の分際で調子に乗ってっから、どっかの悪ガキに脳ミソいじられて肉奴隷にでもされちまったのかァ?」
皮肉った笑みを浮かべながら、赤い瞳が煌々と黄泉川を睨みつける。
警備員という役割を担う以上、犯罪者からの恨みを買うことは大いに考えられる。
加えて、学園都市第一位の元保護者、10000人以上のクローン軍団統率者の現保護者という立場の黄泉川は、非常に『利用価値』のある人間でもある。
犯罪者の誰かが、黄泉川愛穂を操り、一方通行、或いは打ち止めを襲撃させた。
一方通行は、煮えくり返りそうな腹の内で、そんな推測を立てていた。
一方通行「……チッ」
一方通行は、怒っている。
黄泉川を操り利用した事。打ち止めを危険にさらした事。その両方に。
837 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/02(火) 21:45:47.96 ID:oK4K+IcQ0
838 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/02(火) 21:45:54.30 ID:SEp4V7tw0
一方さん屍人化してもチョーカーすぐ切れるし怖くなくね?
黒い翼出されたら死ねるけど
839 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/02(火) 21:46:09.91 ID:iP2wtHwY0
黄泉川は、サブマシンガンを一方通行に向けたまま、引き金を引こうとはしない。
引こうとしないと言うよりは、一方通行の気配に圧されて、引く事が出来ない、と言った方が正しいだろう。
しかし、その背後に、複数の警備員の姿が現れる。
全員、手には様々な種類の火器を携え、同様に顔から血のようなものを流している。
一方通行「……にしても、てめェに命令くれたご主人様は随分ユルいアタマの持ち主みてーだなァ。
―――たかが警備員ごとき、60億人集めても、この一方通行サマに敵うと思ってンのか?」
>>845 1、打ち止めを護る事を優先する
2、警備員を倒す事を優先する
2
841 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/02(火) 21:46:55.71 ID:2KiYiBLM0
1
842 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/02(火) 21:47:12.00 ID:SEp4V7tw0
1
843 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/02(火) 21:47:19.61 ID:skJWFsAu0
まだ残ってるとは思わなんだ・・・
安価ならst
844 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/02(火) 21:47:37.37 ID:haC04Hyy0
ONE
1
2
847 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/02(火) 21:48:10.70 ID:tFm2YQHg0
848 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/02(火) 21:48:30.79 ID:l5WuhkLZ0
SIREN的に1
849 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/02(火) 21:48:44.75 ID:OoFXTsQK0
1
850 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/02(火) 21:55:51.70 ID:SEp4V7tw0
ここから先は書き溜め範疇外だからペース落ちるのかな
851 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/02(火) 21:56:05.07 ID:iP2wtHwY0
終了条件1:『打ち止め』を連れて第七学区を脱出
一方通行「打ち止め(ラストオーダー)! てめェはそこで布団被ってじっとしてろ!」
一方通行は打ち止めにそう釘を差してから、警備員達の顔を見る。
見知った顔は黄泉川だけだ。遠慮はいらない。手加減は、必要だろうが。
一方通行(ったく……マシンガンまでぶっ放されてんのに殺さずに済ます、
なんざどう考えてもオレのキャラじゃねーよなァ)
自嘲するように、少しだけ笑みを浮かべる一方通行。
しかし、すぐにその笑みも消える。
そして、一方的な攻撃が始まった。
852 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/02(火) 22:01:02.70 ID:wIPpV91Y0
おお
このスレが落ちるという幻想をぶち壊す
854 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/02(火) 22:01:55.09 ID:SEp4V7tw0
打ち止めを第七学区から逃がす、じゃなくてよかった
しえ
856 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/02(火) 22:03:19.22 ID:tFm2YQHg0
「を」つれてなんだな?
よかった…
857 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/02(火) 22:04:35.73 ID:RQwP5r320
ごめん。一方的な攻撃が始まったでワロタwwwwww
858 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/02(火) 22:04:37.54 ID:JA+00wwm0
>>854 でも一方頭脳なストーカーで再登場なら見てみたいかも
859 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/02(火) 22:07:20.59 ID:SEp4V7tw0
>>858 一方「打ち止めの匂いがするなァ」
うわ嫌すぎる
ピッツァうめぇぇー
支援
どうせ外が海だーうわーで自殺だろ
862 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/02(火) 22:11:45.21 ID:iP2wtHwY0
一方通行の身体が、消える。
消えたように見えるほどの、高速移動。
触れるベクトルを自在に操る一方通行には、『床を蹴る』だけでも、爆発的な推進力を生み出す事が出来る。
警備員達の目には、その動きが捉えきれない。
まずは、先頭に立っていた黄泉川愛穂。
その頭を右手で鷲掴む。
黄泉川は抵抗するように一方通行の身体を銃撃するが、その弾丸は全て静止して、一方通行には届かない。
黄泉川の体内循環のベクトルを、僅かに乱し、脳血流の低下を促す。
簡単な話だった。脳血流が低下すれば、人間は失神する。
それを狙っての攻撃、だったのだが……
黄泉川「 ア ァー?」
一方通行「!?」
黄泉川は、失神しなかった。
ベクトル操作を誤ったか、と一方通行は焦ったが、やがて本当の理由に気がついた。
863 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/02(火) 22:12:25.30 ID:pxHyLTiv0
一方は犬屍人になりそう
864 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/02(火) 22:16:15.01 ID:iP2wtHwY0
一方通行(何だ、コイツの頭の中に流れてンのは……血液じゃ、ないだとォ!?)
黄泉川の体内に流れている液体は、血液ではなかった。
その中には人間の血液も混ざってはいるものの、大半は別の液体だ。
『血液によく似た何か』。それも、一方通行の知識にも無い、未知の液体。
それは、血液の代わりに、黄泉川の体内を循環しているようだ。
一方通行(コレがコイツらを操ってるモンの正体か?
ならコイツを抜き出してちまえば……いやァ、駄目だな。
コイツを抜いちまうと、残りの血液じゃ全然足りてねェ。単純に貧血で死んじまう)
一方通行は高速で思考を展開させ、一秒もしない間に、結論に至った。
一方通行「メンドくせェ、直接アタマぶん殴ればいいだけだろォが!」
そして、黄泉川の頭を、玄関のドア枠にぶち当てた。
考えが正しかったと言えるのかは分からないが、黄泉川は何も言えずに気絶した。
865 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/02(火) 22:19:34.80 ID:pxHyLTiv0
触るなあアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァ
866 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/02(火) 22:21:16.45 ID:iP2wtHwY0
ハッとなって黄泉川を見るが、恐らく死んではいないだろう、と適当に辺りをつけて、
一方通行は残った警備員達を睨む。
警備員は、明らかに怯えていた。
その行動に怯えたのか、一方通行が纏うオーラに怯えているのかは分からない。
一方通行「……」
一方通行は何かを言おうとしたが、すぐに思い直して、口を噤む。
さっさと気絶させた方が良い、と直感していた。
手当たり次第に近くの警備員の首根っこを引っ掴み、
ある者はマンションの外へ放り投げ、ある者は地面に叩きつけ、ある者は直接頭を殴打して、
一方通行は次々と警備員達の意識を奪っていく。
支援
!vip2:stop:
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プチヒーローのちょっとした攻撃
MP243使ってへっぽこの呪文を唱えた。
★ミ (スレのダメージ 0)
このスレは1回目のダメージを受けた (150/1000)
ぼうそうがはじまった!! さらにこのスレは2回目のダメージを受けた (300/1000)
追加攻撃!! さらにこのスレは3回目のダメージを受けた (305/1000)
!vip2:stop:SS()
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見習い戦士のふつうの攻撃
MP396使ってへっぽこの呪文を唱えた。
★ミ (スレのダメージ 0)
このスレは1回目のダメージを受けた (150/1000)
ぼうそうがはじまった!! さらにこのスレは2回目のダメージを受けた (300/1000)
!vip2:stop:SS()
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真の勇者のさすがの攻撃
MP273使ってへっぽこの呪文を唱えた。
★ミ (スレのダメージ 605)
このスレは6回目のダメージを受けた (755/1000)
こうかは ばつぐんだ!! さらにこのスレは7回目のダメージを受けた (905/1000)
ぼうそうがはじまった!! さらにこのスレは8回目のダメージを受けた (1055/1000)
追加攻撃!! さらにこのスレは9回目のダメージを受けた (1075/1000)
このスレは・・・
停止しました。