「鳩山政権への手紙」は相変わらず辛口ですね。前原誠司は方針が二転三転。
2月24日(水) 北九州版(福岡県)朝刊 5面[政治・総合]
ttp://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20100224ddm005070128000c.html 社説:鳩山政権への手紙 前原誠司様 直球勝負に期待したい
(※途中省略)
日航の再建問題では、当初示された意気込みは大いに買いたいところです。しかし、方針が二転三転し、
いたずらに時間だけが過ぎていったのは残念でした。
再建後の日航の姿もはっきりしません。公的資金が安売り合戦の原資になってはならず、日航にクギを刺されました。
欧州では、公的支援を受けた企業が競争をゆがめることのないようガイドラインをつくっているようです。
日本でも透明性の高い仕組みが必要ではないでしょうか。
高速道路料金の無料化は、財源不足もあって限定的に実施することになりました。整備新幹線の新規着工についても、
民主党内で意見が分かれていて中途半端な対応です。
空港整備を目的にした特別会計を廃止して羽田のハブ空港化の方針を示されました。
スーパー中枢港湾の絞り込みという課題もあります。
「選択と集中」は大いに進めてもらいたいのですが、その前に、交通機関の役割分担をはっきりさせて、
どのような交通体系を目指すのかを示すべきだと考えます。
トヨタ自動車の問題を受けて、リコール制度の見直しに言及されました。国交省と経済産業省、
さらに消費者庁という多元行政には問題はないのでしょうか。
予算の個所付けというつまずきもありましたが、高い期待が失望に変わることのないよう、
ぜひともがんばっていただきたいものです。