うはっ、今日の余禄は随分とあからさまだwww
余録:韓国企業
http://mainichi.jp/select/opinion/yoroku/ 韓国のサムスン電子の営業員が98年春、米国の電機専門店を訪れた。1時間かけてプレゼンテーションしたら、
「世界で一つだけの製品を持ってくるか、最も安い価格で提供してくれない限り、もう来なくて結構」と言われたという。
そのころのサムスンは低価格品を供給する名もないアジアの一企業に過ぎなかった(張世進著「ソニーVSサムスン」)
▲その無名企業が今では、薄型テレビや携帯電話、液晶パネルなど多くの分野で世界1、2位のシェアを占める。
09年の連結売上高は10兆円を超え、収益率も高い。ブランドのランク調査でも、ソニーやパナソニックを上回る
▲サムスンだけでなく、国際市場で韓国企業の存在感が高まっている。現代自動車は昨年、逆風の中でも販売
台数を2ケタ伸ばし、米国や中国でシェアを拡大した。年末には、アラブ首長国連邦で韓国の企業連合が原発建
設プロジェクトを受注している
▲韓国勢の特徴は、経営の決断の速さと果敢な投資姿勢だ。国内市場が狭いため、早くから新興国にも進出し、
グローバル化を進めてきた。政府も自由貿易協定(FTA)を積極的に推進し、企業の海外展開を後押しする
▲韓国勢の躍進で、日韓の国際競争は激しさを増す。韓国がコストダウンや量産技術で強みを見せれば、日本は
技術力や品質の高さで勝負する。全く新しい発想の製品を生み出すのも日本の方が得意だ
▲だが、トヨタ自動車やホンダのリコールはそんな日本の優位性にも疑問符を付けた。日本の技術力は地道な研究
開発や製造現場の工夫を積み重ねて得られたものだ。日本企業はもう一度、ものづくりの原点を見つめ直した方がいい。