姉「弟君はどんなチョコが好き?」弟「うるさい黙ってて」
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
姉「だ、黙れって…お姉ちゃんにそんな口のききかたしちゃ、ダメなんだよ?」
弟「…うるさいって言ってるの、聞こえない?マジ黙っててよ」
弟「それに俺、あんたのこと姉さんだなんて思ったことないから」
姉「わ、私は正真正銘、弟君のお姉ちゃんだもん!」
弟「はぁ?お互い連れ子なんだから、血はつながってないでしょ」
弟「普通に他人だよ、他人」
2 :
米田 ◆YONE/zixE6 :2010/02/13(土) 01:49:15.23 ID:TfH+dDxK0
_, ,_ ほう…
( ・∀・)
( ∪ ∪
と__)__)旦~~
姉を泣かす弟は俺と代われ
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 01:52:12.09 ID:lRZ+nkW6O
姉「っ…!で、でもでも、私は弟君のことちゃんと弟だと思って…」
弟「しつこいなぁ、ホントに」
弟「あんたが思ってることなんかどうでもいいんだよ」
弟「ただ俺は、あんたとあんたの親父を家族としては見れない」
弟「再婚が決まって初めて会ったときから、ずっと言ってるよね?」
弟「学習って言葉知らないの?ねえ?」
姉「うぅ…で、でも…でも…」
こ・・・米
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 01:53:52.81 ID:qRS4Q1yF0
パンツ脱ぐのはまだ早い?
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 01:56:52.30 ID:lRZ+nkW6O
弟「…言うことなくなったんなら、早く部屋から出てってくれない?」
弟「まだ本読んでる途中なんだよね、あんたがいると集中できない」
姉「ま、まだ話は終わってな…」
弟「…」
姉「に、睨まないでよぅ」
弟「は?」
姉「うぅ…」
姉「…わかったよ…もう行くから、いきなりゴメンね…」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 02:01:18.11 ID:lRZ+nkW6O
弟「大事な話だって言うからわざわざ部屋に入れてあげたのに…」
弟「人の優しさをなんだと面ってるんだか」
姉「うん…ゴメン、ゴメンね…じゃあ」
弟「…あ、そうそう、さっきのチョコの話だけど」
姉「…え!?」
弟「あんたからバレンタインチョコ貰っても何も嬉しくないから、やめてね?」
弟「ていうか、食べたら太るし、逆に迷惑」
姉「……うん」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 02:07:42.00 ID:lRZ+nkW6O
姉「じゃ…ね、弟君」
弟「うん、ちゃんとドア閉めていってね」
姉「…」
姉「…はぁ」
姉「『バレンタインに弟君にチョコをあげて仲良くなる作戦』が…」
姉「弟君も男の子だし、喜んでくれると思ったんだけどなぁ」
姉「…いくらなんでも、迷惑って言い方はない…よ…」
姉「いろいろ…どん、な、チョコ、作る、グスッ、とか、考えてた、グスッ、のに」
姉「うぅっ……」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 02:10:00.86 ID:yM8JA92lO
C
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 02:12:07.38 ID:CAIiZYkl0
期待
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 02:13:52.32 ID:lRZ+nkW6O
姉「グスッ…う…」
姉「諦め、ないもん」
姉「絶対弟君と、仲良くなるんだもん」
姉「だって私、弟君のお姉ちゃん、だもん」
姉「…見ててね、ママ」
弟「…はぁ」
弟「ホンットにうざいな、あいつ」
弟「会う度にストレスためさせるとか、ある意味天才」
弟「…」
弟「いくら母さんが選んだ相手と、その子供だからって…」
弟「耐えられないものは、マジ無理」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 02:16:28.43 ID:JNkQChq/0
許さん
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 02:16:28.50 ID:SkwXhh820
弟は首吊って詫びるべき
C
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 02:19:03.75 ID:lRZ+nkW6O
コンコン
弟「なに?」
姉「あ、えと…夕飯、準備できたよ」
弟「わかった、すぐ行く」
姉「うん」
姉(こういう、普通の会話はちゃんとしてくれるんだよね…)
姉(…ドア越しで、しかも連絡事項だけだけど)
姉(何とか、今以上に仲良くなれないのかなぁ)
弟「…なに人の部屋の前で突っ立ってるの?」
姉「ひゃあっ!!?」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 02:23:16.57 ID:lRZ+nkW6O
姉「え、あ、えっと、弟君を待ってて」
弟「すぐ行くって言ったよね?」
弟「必要のないことはしないでよ、対処するだけめんどくさいから」
弟(…ていうか、無視すればよかったか…今度からそうしよ)
姉「ゴ、ゴメンね、次からは気をつけるから、許して?」
姉(あーもう!私のバカ!弟君に余計に怒られてどうするのよぅ…)
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 02:27:55.69 ID:lRZ+nkW6O
母「姉ちゃーん!弟呼んでくれたー?」
姉「あ、うん、今」
弟「今行くよ、母さん」
母「そう?早くしないとご飯冷めちゃうからねー」
弟「だから、今行くって言ってるじゃんかー」
姉「…」
姉(お母さんには、こんな明るい笑顔してる)
姉(でも、同じ家族なのに、私にはそんなこと1回もない)
姉(…やっぱり、弟君に家族って思われてないんだよね、私)
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 02:33:23.79 ID:lRZ+nkW6O
母「はいはい、じゃあいただきます」
弟「いただきます」
姉「いただきます」
母「おかわりあるからね、2人ともいっぱい食べて」
弟「いや…今盛ってある分だけでもかなりの量なんだけど」
母「そう?男の子なんだから普通でしょ?」
弟「…美味しいから、食べれるけどさ」
姉「本当、お母さんの料理ってすごい美味しいよね?」
弟「…」
姉「…」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 02:37:30.82 ID:lRZ+nkW6O
母「2人とも嬉しいこと言っちゃってもう!お母さん照れちゃう」
弟「やめてよ、気色悪いなぁ」
母「きしょ!?気色悪いなんて、そんなぁ…ぁぁ…」
弟「…冗談だから、真に受けないで」
母「うん!信じてた」
弟「なんだよそれ、まったく…」
姉「ふふふっ」
弟「…」
姉「あっ…ゴメン、ね…」
弟「…別に、気にしてないから、大丈夫」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 02:42:52.71 ID:lRZ+nkW6O
姉(弟君は、いつもこう)
姉(お母さんがいるときでも少し冷たいけど、それでも普段に比べたらすごく優しい)
姉(…普通ならお母さんと一緒に、弟君と仲良くなる方法を考えるのが1番なんだろうけど)
弟「…」
姉(それじゃなんかずるっぽくて、本当に仲良くなれない気がする)
姉(…)
弟「…なに見てんの?箸、止まってる」
姉「え?あ、ゴメン…」
弟「…」
姉(…やっぱり楽な方がいいのかなぁぁ)
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 02:49:01.57 ID:ll/NDn/S0
期待する
22 :
メタンチルノ ◆sLvkDG66Potj :2010/02/13(土) 02:50:09.33 ID:bW6gHwit0
弟「だ、黙れって…お姉ちゃんにそんな口のききかたしちゃ、ダメなんだよ?」
弟「…うるさいって言ってるの、聞こえない?マジ黙っててよ」
弟「それに俺、あんたのこと姉さんだなんて思ったことないから」
弟「わ、私は正真正銘、弟君のお姉ちゃんだもん!」
弟「はぁ?お互い連れ子なんだから、血はつながってないでしょ」
弟「普通に他人だよ、他人」
弟「ふぅ・・・・・・・・・」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 02:50:13.77 ID:lRZ+nkW6O
母「そうそう!今日テレビで言ってたんだけどね」
弟「また始まったよ、母さんのテレビ話…」
母「い、いいでしょ、ちょっと聞いててよ」
弟「はいはい」
母「はいは1回!」
弟「…はい」
母「よろしい」
姉(『はいはい』→『はいは1回』のコンボ…一度でいいから弟君に言ってみたい…)
姉(…いつか、言える日がくるのかなぁ)
母「今日夕方のニュースでバレンタイン特集をやっててね、今時の若い子は凄いわねぇ」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 02:54:40.26 ID:he0C3lKd0
sien
支援
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 02:56:34.63 ID:lRZ+nkW6O
姉「!」
弟「バレンタイン特集?」
母「そ!今の学生さんって、友チョコとか逆チョコとかが流行ってるんでしょ?」
母「いいわよねぇ、お母さん達の学生時代は学校にチョコを持ってくだけでも大変だったのに」
弟「そうだね…学校にもよるんだろうけど、基本黙認状態だし」
弟「みんないろいろやってるよ」
姉(これは…チャンスなんじゃないのかな?)
姉(ここでさりげなく弟君が好きなチョコは何?っていう話題に持ち込めれば…!)
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 03:01:36.72 ID:lRZ+nkW6O
母「しかも、今って手作りの方が主流なんだって」
母「みんな若いのに、やるわよねぇ」
弟「友チョコとか、気軽にあげる分数が多くなっちゃうし…買ってたら予算増えて大変なんでしょ」
母「あー、確かにそんな話もしてたような」
弟「自分で話振ってるんだから、そこら辺しっかりしてよ」
姉(まだ…まだよ姉…今話の輪に入っても無視されて終わり…)
姉(…)
姉(で、でもそしたらいつ弟君に話しかければ…?)
姉(…つ、詰んだ…)
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 03:08:36.15 ID:lRZ+nkW6O
母「…ねぇ、弟はどうなの?」
姉「!」
弟「どう、って…バレンタインのこと?」
母「そうそうそう、誰かからチョコ貰ったりとか、そういう予定ないの?」
姉(お母さんいい!その質問の流れすごくいい!)
弟「予定とか、そんなのわかんないよ」
弟「ていうか今年のバレンタイン日曜だし、例年以上になにもないよ」
母「むっ、そっかー…つまんない…」
姉(え?もう終わり?ちょっと待って)
姉(こ、ここはなんとか話を続けさせるために何か…何か…)
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 03:14:12.11 ID:lRZ+nkW6O
姉「あ、でも!」
弟「っ!」
姉(うぅ…予想通りにらんでくるー…)
母「え?なーに?」
姉(でも、やめないって決めたもん!)
姉「に、日曜がバレンタインでも、その前の金曜とかにみんなチョコ持ってきたりするから」
姉「別に日曜だから何もないって…わけじゃ…」
弟「…」
姉(さっきまで上機嫌でお母さんと話してたのに、もういつもの恐い顔になってるよぅ…)
母「…なるほど、いいこと教えてくれてありがとう、姉ちゃん」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 03:16:42.55 ID:U8+wx0OD0
支援
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 03:20:39.55 ID:lRZ+nkW6O
母「弟、正直に言いなさい」
弟「な、なにを…」
母「あんた彼女いるんでしょー!!!」
弟「はぁ!?」
母「弟はいっつもそう!こういう話になるとすぐはぐらかして…」
母「今も姉ちゃんの助言がなかったら華麗にスルーするところだったんだから!」
弟「はぐらかしてなんかない!ていうかまずその右手に振りかざしてるフォークを置いて!」
母「で!どうなの!?いるのかいないのか!」
姉(…気づけばなぜか話題から離されてる私)
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 03:22:01.83 ID:aBsONL61O
弟は極度のマザコン
これぐらいは普通じゃね?
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 03:28:08.30 ID:lRZ+nkW6O
弟「か、彼女なんかいないって…部活で手一杯だから」
姉(部活…サッカーだっけ…確かにほとんど毎日練習して疲れて帰ってきてるし…)
母「…むぅ、そう言われれば、そうかも…」
弟「彼女云々はそれでもう納得した?話が突拍子過ぎてびっくりしたよ…」
母「じゃあ、弟は女の子からチョコ貰っても嬉しくないってこと?」
弟「…どうしてそうなったのかな?」
母「えっ、じゃあ嬉しいの?」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 03:28:16.06 ID:B9e4qtZUQ
寝起きざまに良スレ発見
とマザコンが申しております
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 03:31:09.91 ID:NdJbWdG70
スキージャンプおもしれー
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 03:34:22.42 ID:lRZ+nkW6O
弟「…さっきからホントに話が行ったり来たりするね…今に始まったことじゃないけどさ」
母「細かいことはいいでしょ、ね、それよりどっち?」
弟「そりゃ…貰えたら、嬉しいけど」
姉「!!」
母「よし!じゃあお母さんがチョコ作ってあげる!」
弟「…えええ?」
母「だって貰ったら嬉しいんでしょ?だから作る」
母「お父さんは出張中だしね、弟の分に全力を出します!」
弟「…ありがと」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 03:43:10.02 ID:lRZ+nkW6O
母「そうと決まれば、どんなの作るか考えとかないとね〜」
母「なんせ今日木曜だから…あと3日しかないし!ね!」
弟(…この展開を不思議に思ってるのは俺だけなのかな…)
姉(…お母さんの行動はなんかよくわかんないけど、いい感じ!)
姉(よし!ここでもう1回、さりげなく弟君の好みを聞き出して…!)
姉「あ、そうだ、弟君はどんなチョコが好き?」
弟「…あ?」
姉「あ」
弟「…」
姉「…」
姉(そのままおもいっきり何の捻りもなしに聞いちゃったぁぁぁ)
続けて
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 03:55:32.28 ID:lRZ+nkW6O
母「あ、それお母さんも気になる」
母「どうせなら、弟の好きなの作りたいしね」
弟「え?あ、うん、そうだなぁ…」
姉(…あ、あれ?もしかして結果オーライ?)
弟「苦いのはあまり好きじゃないから、程よく甘いのが好みかな」
弟「むしろ甘すぎくらいがちょうどいい感じ」
母「オッケーオッケー、じゃあそんな感じで作ってみる」
弟「一応、楽しみにしてるよ」
母「ちょ!今『一応』を強調して言ったでしょ!」
弟「気のせいでしょ」
姉(これは…思いがけない収穫だった)
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 04:00:01.46 ID:lRZ+nkW6O
姉(よく男の子は甘いのが苦手って言うけど、弟君は逆だったんだ…)
姉(よかった…当日になって好みじゃないなんて言われたら困っちゃうもんね)
姉(…)
姉(貰って、くれるよね…?)
姉(チョコ貰ったら嬉しいって言ってたし)
姉(お母さんも一緒なんだから、きっと大丈夫)
姉(…当日は頑張ろうっと、ふふっ)
弟「ごちそうさま」
姉「ごちそうさまでした」
母「はい、お粗末様でした」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 04:04:59.89 ID:lRZ+nkW6O
母「洗いものは全部やっちゃうから、2人は部屋に戻るなりテレビ見るなりしてお風呂沸くの待っててね」
弟「了解」
姉「じゃあ私、部屋に戻ってるね」
弟「…」
姉「…ふふっ」
姉(どんなチョコにしようかな)
姉(最初はアーモンド入れようかなって思ってたけど、甘いのがいいならフルーツもいいかも)
姉(そういえば弟君みかん好きだったよね…じゃあオレンジの)
弟「おい、ちょっと」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 04:14:28.02 ID:lRZ+nkW6O
姉「ひえぁ!?…あ、なんだ弟君か」
弟「…話しかけられて一々驚かないでよ、不快になる」
姉「え…あっ、えと、ゴメ」
弟「…はぁぁ」
弟「ていうかさぁ」
バシッ
姉「っ!」
姉(え…?)
弟「何調子乗ってるの?ねぇ?なんで家族の会話に他人が入ってくるの?」
姉「…あ…わ、私もかぞ」
バシッ
姉「うっ!…」
姉(え?顔、ぶたれたの?2回?弟君に?)
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 04:17:48.32 ID:lRZ+nkW6O
弟「あー、マジさっきはギリギリだったんだよ?母さんいる前で普通に叩きそうになったし」
姉(痛いよ…?左の頬がジンジンしてる…)
弟「多分今まで1番ムカついちゃったかも…謝ってよ」
姉「…え」
バシッ
弟「聞こえないの?謝ってって言ってるんだよ」
姉「う…あ」
弟「…ホントに、あんた最悪」
弟「何が悲しくてあんたみたいな奴と一緒に暮らさなきゃいけないんだか」
弟が改心するかどうかだけ聞かせて
それで閉じるかどうか決めるから
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 04:26:14.25 ID:lRZ+nkW6O
姉「……ゴメン、ね、ゴメン」
弟「なんかあんた、俺と話してるとゴメンしか言ってないみたいだね」
弟「それは少し面白い事実かも」
弟「常に俺のこと怒らせてるってことだもんね…ホント、迷惑って言葉だけじゃ表しきれないよ」
姉「…ゴメン、なさい」
弟「うるさいなぁ、もういいよ、俺の言いたいことはわかったでしょ?」
弟「とにかく余計なことさえしなければいいから」
弟「特に、俺と母さんの負担になるようなことだけはやめてね?」
姉「…」
弟「今度はだんまり…一々不愉快だよ、あんた」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 04:30:10.68 ID:lRZ+nkW6O
姉(私は、弟君と仲良くなりたいだけなのに)
姉(新しい家族と、新しい家庭で楽しく過ごしたいだけなのに)
姉(なんで?)
姉(私が悪いの?私?私なのね?)
姉(ゴメンなさい、謝るから許して)
姉(ゴメンなさい)
姉(ゴメン…なさ…)
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 04:32:07.54 ID:lRZ+nkW6O
姉(…)
姉(嫌な夢…すごい汗かいてるよぉ…)
姉(でも、弟君に嫌われちゃったのは夢じゃない)
姉(あ、嫌われてたのは元々だっけ…)
姉(…)
姉(今日は…金曜…かぁ…)
すいません限界なので寝ます
ハッピーエンドとバッドエンドともに構想はありますが、どちらにするかはまだ決めてません
起きてスレが残っていたら決めようと思います
ここまで支援してくれた方々ありがとうございました
少し早いが姉ちゃんにバレンタインのチョコ貰った
いつも「早く彼女作れ」と言う姉ちゃん
出来の悪い弟だから何にもお返しできないが
せめて精一杯心を込めて肩たたきするんだ
いつも優しくも厳しい綺麗で時々妹みたいな姉ちゃん
いつもありがとう ごめんなさい
続けたまえ
もちろんハッピーエンドだよな
お姉さんは朝青龍そっくり
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 05:07:53.05 ID:/rPMYSWQ0
弟は白鵬そっくり
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 05:17:29.29 ID:t1Lvii7f0
てめーらは俺を怒らせた
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 05:18:04.48 ID:br1tfj0D0
母は千代大海
アイマスしながらほ
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 06:23:39.51 ID:vjh1V9XU0
バッドはバッドでも弟にとってのバッドエンドならそれはそれでアリ
姉に対してバッドエンドは絶えられない・・・
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 07:06:06.97 ID:u7EIZbUS0
姉=ハッピーエンドだろ
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 08:26:39.88 ID:iNRfnNnk0
お姉ちゃんが虐められてるとおっきするのは何故?
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 10:15:29.66 ID:kohXNy3v0
ほ
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 11:42:56.00 ID:X9aiwKhM0
ならべく姉が幸せになって弟がむごたらしい死に様をみせるエンディングでお願いします
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 12:48:49.76 ID:Y7z+ulmu0
Hosyi
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 13:06:44.94 ID:lRZ+nkW6O
姉「…おはよう」
母「あらおはよう、いつもより起きるの早いのねー」
姉「あはは…そうかなぁ?普通だよー」
母「…なら、いっか」
母「朝ごはんもうできるから、座って待ってて」
姉「うん」
姉(お母さんに相談…なんてできないよ…)
姉(これ以上弟君に嫌われたら…もう…)
母「はーいお待たせ」
姉(もう…ダメになっちゃうよ…)
弟「ふぁあ…おはよ」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 13:14:51.13 ID:lRZ+nkW6O
姉「あ…」
母「おはよう弟、ちょうどよかった、朝ごはん今できたところよ」
弟「ん、運ぶの手伝う?」
母「大丈夫大丈夫、姉ちゃんと座って待っててー」
弟「了解…っと」
姉「…」
弟「…」
姉(な、何か言わない、と)
姉「お、おは」
弟「言ってないんだね、昨日のこと、母さんに」
姉「え…」
弟「見ればわかるよ…あんた、結構素直」
弟「それなら俺も無駄にイライラすることなくなるし、その調子を維持してね」
姉「…うん、ゴメン」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 13:17:08.38 ID:OvVZKNRd0
弟「まんまんぺろぺろ」
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 13:25:48.47 ID:JcgoLe9G0
紫煙多
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 13:26:53.04 ID:lRZ+nkW6O
弟「いただきます」
姉「…いただきます」
母「はいどうぞー」
姉「…」
弟「うん…朝はやっぱりみそ汁だね、体も温まるし、なにより美味しい」
母「それはもう、私が生まれてからずっと朝ごはんにはみそ汁って習慣だったからね」
母「美味しくて当たり前!」
弟「はは、そうだね」
姉「…」
姉(私が、いけないんだよね?)
姉(弟君が嫌がってることいっぱいしちゃってるから)
姉(だから弟君は、私のこと…嫌いで…)
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 13:35:30.17 ID:lRZ+nkW6O
母「姉ちゃん?姉ちゃん!」
姉「へ?あ、はい!なに?」
母「どうしたのボーっとしちゃって…姉ちゃんらしくないよ?」
姉「あ、あはは…ちょっと寝不足、で」
母「…もう、夜更かしはダメだからね」
姉「うん、気をつけるよ…」
弟「…」
姉(いけない、もっと頑張らないと)
姉(弟君にこれ以上、迷惑は…)
弟「ごちそうさま、じゃあ俺、学校行くから」
母「んー、気をつけて、いってらっしゃい」
母「姉ちゃん、私洗いものしちゃうから、弟を見送りに行ってあげてー」
姉「う、うん」
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 13:41:55.33 ID:lRZ+nkW6O
弟「…」
姉「…」
弟「…はぁぁ」
姉「え?」
弟「あんたって、ホントにダメだね、救いがない」
弟「母さんに心配かけさせるなんて…何様?」
姉「あ、ゴ」
弟「何か反射みたいに謝ってるよね、本気でごめんなさいの気持ち入ってるの?それ」
姉「そんな、こと」
弟「ま、いいや、ていうかこれ以上あんたとぐだってたら遅刻しちゃうし」
弟「ホント、引きこもりは楽でいいよね」
姉「違っ…今大学は春休みで」
弟「知ってるよ、嫌味で言ってるの、嫌味」
姉「……」
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 13:43:20.67 ID:8GyEPzAR0
俺の姉とは大違いだ
支援
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 13:48:37.63 ID:lRZ+nkW6O
弟「お願いだから、母さんに迷惑はかけないでよね、じゃ」
姉「あ、うん…いってらっしゃい、気をつけてね」
弟「…あんたに心配されるほど抜けてないから」
バタン
姉「…」
姉「普通のお姉ちゃんなら、ここで弟を叱れたりするのかな」
姉「お姉ちゃんがせっかく心配してあげてるのに…なんて」
姉「言えたら、いいのに…」
姉「…」
姉「戻って、ご飯食べないと」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 13:56:05.08 ID:lRZ+nkW6O
弟「おはよー」
友「はよっす」
弟「…さすがに、みんな楽しそうだね」
友「そりゃ、今年はバレンタイン日曜だし、学校でチョコ渡せるの今日だけだからな」
弟「女子達はみんな高いね、テンション」
友「んなことよりさ、数学の宿題やってきた?」
弟「当たり前」
友「すまん!見せて!今日俺あてられそうなんだよ〜」
弟「いいよ…ちょっと待ってて、カバン席に置いてくるから」
友「頼むわー」
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 14:02:50.91 ID:lRZ+nkW6O
クラスメイト1「あ、弟ー、これチョコあげる」
弟「マジ?ありがとう」
クラスメイト2「弟って甘いもの好きだしね、お返し楽しみにしてるから」
弟「文脈が若干ずれてる気がするけど…でもまぁ、チョコに罪はない、か…」
友「弟ー、まだか…ってあああ!チョコ!俺も!」
クラスメイト1「あ、今ちょうどなくなっちゃった」
クラスメイト2「私もー」
友「なぜだあああああ」
弟「…友みたく、チョコをステータスとしか見れない奴に同情はできないね」
友「う、うわあああん…」
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 15:03:20.73 ID:NTJpj62b0
あれ
ほす
携帯の電源が切れてました
これから再開します
へい
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 17:08:04.69 ID:lRZ+nkW6O
弟「はい、これ宿題」
友「うう…今は宿題より、チョコの方が欲しい…」
弟「そう、じゃあこの余ったチロルチョコあげるから宿題は見せなくてもいいね」
友「すいませんでした反省してます見せてください」
弟「それでよろしい」
友「くっそぅ…相変わらず厳しい性格してるぜお前…」
弟「人聞き悪いこと言わないでよ、しかも品行方正を形で表したような俺に向かって」
友「…自分で言うなし…事実そうだけどよぉ…」
弟「頑張って宿題写してね、友君?」
友「ってもう授業まで時間ないじゃん!やべええ!」
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 17:14:13.34 ID:lRZ+nkW6O
弟(品行方正…優秀な生徒…)
弟(勉強もできて生活態度も良い、加えて部活熱心)
弟(それが俺であって、アイデンティティ)
弟(…最近は、ちょっと例外もあるけど)
弟(ああもう!なんで学校まできてあいつのこと思い出さなきゃいけないんだろ)
弟(ホントに、不愉快極まりない)
クラスメイト3「えー?本当にこれあんたの手作り?嘘でしょー」
クラスメイト4「いやいや、実際手作りじゃないと財布空っぽになっちゃうってば」
弟(…)
弟(バレンタイン、か)
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 17:19:28.06 ID:lRZ+nkW6O
弟(母さん、チョコ作るって言ってたけど)
弟(正直、市販のやつの方が美味しかったりしちゃうからなぁ)
弟(今日にでも、帰ったらうんと甘くしてもらえるよう頼めばいっか…)
弟(…)
弟(あいつが調子乗ったのも、やっぱりバレンタイン効果か)
弟(くだらない、風潮に流されちゃって俺にストレス感じさせてるんだから、いい迷惑)
弟(…あー、ホントにイライラしてきたかも)
先生「全員席着けー、授業始めるぞー」
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 17:20:23.69 ID:V9NocZ+X0
ほ
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 17:24:11.86 ID:lRZ+nkW6O
弟(…っと、いけないな、もう授業なんだから、真面目にしてないと)
先生「まったく…予想はしてたがすごい紙袋だらけだな…」
先生「休み時間になにやっても構わないが、みんな授業はちゃんと受けるようにな」
クラスメイト「はーい」
先生「それじゃ、まず宿題を…友!前来て解いてみろ」
友「待ってください先生!もうすぐ写し終えるので!」
先生「何?」
友「あ」
弟(バカ…)
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 17:30:48.58 ID:lRZ+nkW6O
キーンコーンカーンコーン
友「やっっっと放課後だぁぁ!」
弟「テンション高いね…なんか楽しい予定でもあるの?」
友「いやだってバレンタインで放課後だぜ?チョコをもらうナイスな時間帯じゃねーか!」
弟「…ああ、そういうこと」
友「んだよテンション低いな…お前はこれから何かないのかよ?」
弟「普通に部活、金曜だからフットワーク中心」
友「ふむ、部活終わりってのも中々の好条件だな…お互い頑張ろうぜ!!」
弟「はぁ…ありがと」
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 17:39:08.36 ID:lRZ+nkW6O
コーチ「よし、今日はこれで終わり」
部員「ありがとうございました」
弟(あー…結構疲れた…けど)
弟(やっぱりストレス解消には運動して汗かくのが1番)
弟(…マネージャーからもチョコ貰えたし、早く帰ってシャワー浴びよう…)
コーチ「ああそうだ、明日明後日の練習はグラウンドの整備やら顧問の先生の都合やらで休みになったからなー」
弟(…えええ)
弟(ただでさえ家にいる時間が長い土日に、運動できないなんて…)
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 17:46:23.72 ID:x63AvGvV0
sien
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 17:48:10.66 ID:lRZ+nkW6O
弟「はぁ…」
弟(土日、どうしよっかなぁ)
弟(部活なくなっちゃうと特に用事もないし…)
弟(…でもあいつがいる家に1日中いたら、イライラして死ねる)
弟「…ただいまー」
弟(とりあえずどっか出かけよう、友あたりに連絡して…)
姉「あ…お、おかえり」
弟「…」
弟「家帰ってソッコーあんたがいるとか、マジ最悪」
姉「っ…ゴメン」
弟「いいよもう喋らないで、そこどいてくれれば」
姉「う……」
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 17:52:37.14 ID:lRZ+nkW6O
姉(なんで?なんでそんなヒドイこと言うの)
姉(ただ私はただいまって…普通に…)
姉(私のどこが悪いのかなぁ…わかんないよ…)
弟「…なにこっち見てんの?何か文句?ねぇ?」
姉「そ、そんなわけ」
弟「自分のこと棚にあげて人を悪く思うとか、最低だね、人で無し」
姉「ちが、ちがくて…」
弟「喋らないで、って言ったよね」
弟「つい数秒前のことも記憶できないの?あんた」
姉「…」
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 17:57:25.65 ID:lRZ+nkW6O
姉(嫌…嫌…そんなこと…言わないでよ…)
姉「…グスッ…ヒウッ…」
弟「…うっわ、なに?泣いてるの?」
姉「ウッ…グスッ…」
弟「自分の思い通りにならないから泣くとか、子供?」
弟「情けないとか思わないわけ?」
姉「グスッ…だ、って、グスッ、弟君、が…」
弟「…」
弟(ダメだこれ、本気でイラつく、もう無理)
弟(…母さんはまだ買い物から帰ってきてない、か)
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 17:59:57.78 ID:IgE0S7RUO
優しい弟がほしゅいよー
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 18:00:39.41 ID:lRZ+nkW6O
弟「ちょっと、こっち来て」
姉「ヒクッ…え?」
弟「こんなところ母さんに見られたら困るでしょ?だから、部屋入って」
姉「う、うん…グスッ」
バタン
弟「…」
姉「グスッ……」
弟「こっち、向いて」
姉「え…」
弟「…」
姉「…」
弟(あー)
弟「やっぱり、ダメだ」
姉「え?」
バシッ
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 18:04:59.47 ID:lRZ+nkW6O
姉「痛っ…」
弟「ホントに、ムカつく」
バシッ
姉「うぁっ…」
弟「その顔も、その声も、その態度も」
バシッ
姉「い、いた」
弟「あんたの全部が、うざい」
バシッ バシッ バシッ
姉「あ…う…」ドサッ
弟「座ってないでよ、立って」
姉「…」
弟「…立てって」
姉「…」
弟「シカトしてないでよ」
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 18:08:51.20 ID:lRZ+nkW6O
姉(い、痛い…痛いよ…)
姉(昨日よりも、いっぱい、ぶたれてる…?)
姉(やめて、そんな恐い顔しないで)
姉(そんな、恐い目で私を)
弟「聞こえないの?ねぇ?」
ドガッ
姉「うああ!」
弟「座ってたらひっぱたけないんだから、そりゃ蹴られて当然でしょ」
ドガッ
姉「いっ…あ…っ」
弟「聞いてる?人の話?ねぇ?ねぇ?」
ドガッ ドガッ
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 18:14:44.70 ID:lRZ+nkW6O
弟「…」
姉「うっ…うっ…」
弟(30分も、夢中になってたんだ俺…)
弟(危なかった、母さんが帰ってきてたらかなりめんどくさいことになってただろうし)
弟(…それにしても)
姉「嫌…いやぁ、もう…痛いのはいや…」
弟(こいつ、ホントに救いようがない)
弟「…早く立って、自分の部屋戻って」
姉「グスッ……うう…」
弟「俺、部活で汗かいたからシャワー浴びてきたいんだよ」
弟「シャワーの途中で、母さん帰ってきてこの状況だったら困るんだよ」
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 18:16:11.77 ID:vRxyQwQ+0
弟君はツンデレ
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 18:18:19.61 ID:lRZ+nkW6O
姉「嫌…こわ…恐いよぉ…」
弟(…こいつは…)
弟「…わかったよ、もうぶたないし蹴らないから、ほら、立って」
姉「グスッ…ほ、ほんと?」
姉「ほん、とうに、グスッ、もうぶったりしない?」
弟「うん、ホント」
弟「ほら、手貸して」
姉「…うん」
弟「部屋、自分で入れる?」
姉「…大、丈夫」
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 18:20:40.06 ID:SAoF7qS+0
家は誰のものなの?
ていうか弟ってそんなに威張れる位置にいるの?
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 18:23:15.89 ID:lRZ+nkW6O
弟「そう?じゃあ」
ドガッ
姉「ぅあっ…」
弟「最初からそうやって言うこと聞いてればいいのに」
弟「そうすれば俺も疲れないしあんたも痛くない、そうでしょ?」
姉「……」
弟「…はぁ、じゃあ俺、シャワー浴びてくるから」
弟「途中で母さんが帰ってきても、ちゃんと普通にしててよ」
バタン
姉「うっ…グスッ…」
姉(なんで…どう…して…)
姉(痛いよぅ…痛い…痛いの…)
>>98 家に関しては特に設定ありません
弟が異常なだけです
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 18:31:49.89 ID:G4P/SJqpO
弟うぜぇwwwwwwww
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 18:32:52.54 ID:U7LuPzBt0
お姉ちゃんカワイソス
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 18:34:29.09 ID:Iyd3ARLZ0
身長は弟のほうが上?
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 18:37:17.31 ID:JgMX2HAj0
そろそろ精神がもたなくなってきた…
弟しね
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 18:37:53.07 ID:16MRcAKp0
Fateのわかめ思い出した
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 18:38:33.81 ID:v0WmI4AG0
弟自重wwww
>>103 そこら辺も適当でお願いします
すいませんこれから教習所ありのをすっかり忘れてました
11時頃にはまた再開できると思います
支援してくれた方々ありがとうございました
心が痛い……
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 18:52:44.45 ID:XNzCMfqZ0
こういう家族に暴力ふるっといて自分の中ではかっこつけてる奴見ると架空の話でも腹立つ
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 19:05:53.62 ID:jlzGgsi70
妹なら虐めも快く見れたが姉は許さん
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 19:12:34.42 ID:hpClHpfK0
姉「ホシュリーナ」
弟「えっ 何が?」
こんなに腹が立ったのは久しぶりだぜ・・・
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 19:15:26.66 ID:WbclwlCD0
母はなにしてんだよ・・・
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 19:28:21.33 ID:NlPLP2Gk0
このマザコン弟が!
ここまでうざい弟は久々だ
ほしゅなんだぜ
ほ
ほ
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 21:04:32.38 ID:cKMAE+ES0
イライラするわ
こ・・・こんな時は魔法の呪文「姉はジャイ子・姉はジャイ子・姉はジャイ子」
保守
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 22:01:28.03 ID:CAIiZYkl0
ほ
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 22:25:38.58 ID:Uvb0EFko0
うわ
いじめられてたこと思い出してなんか背筋が寒い
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 22:39:00.99 ID:EufOocvq0
姉「うぅ…恐いよ…やだよ……弟くん…」
ピーガーガガーガーピーー
姉「ん…これは……悪夢……?」
姉「もう終わりが来てしまったというのか」
姉が目を覚ますと、そこは地上から遠く離れて浮かぶ透明な箱舟の中だった
痛む頭で記憶を反芻すると一番近い記憶は大学時代、再婚した父と義理の母……
そして愛する義理の弟との日々だった 問題はあったが幸せで暖かな人生だった
それが5万年以上昔の出来事であると心ではなく自分の頭脳が理解していた
遥かに遠く切ない記憶……それからの5万年は人類の見ていた夢だった
何もかもが極まっていた幸福を実現してくれる機械と
現実社会の管理運営を任せられるロボットたち
それらがありさえすれば人類が何かを迫られることなどありはしなかった
そしてある日、その片方が欠落した その欠落は予期されていたものだが
それは即ち人類には対処できない事態の制限時間が満ちてしまったのである
5万年の楽園は人類の最期に与えられた慈悲としては十分であったに違いない
有史以来、人類が求めてきた唯一の物を5万年という制限付きではあったにせよ
その最期に手に入れることができたのだから
私は回収船を見上げた あんなものに乗ってどこへ行こうというのか
行き先や対応策のいくつかは情報として知っていたが
その成功率についてもまた十分なほどに知っていた
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 22:40:46.04 ID:Y7z+ulmu0
ほ
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 22:43:03.91 ID:EufOocvq0
姉「わたしだけじゃない……みんな知っている」
人が何かを観測することで、無限の平行宇宙からたったひとつの宇宙が選択される
人こそが宇宙を生み出し、宇宙を形作る役目を担っているのだ
人の誕生はあらゆる宇宙にとって急務であり 絶対であった
もし人が宇宙から完全にいなくなったらどうなるだろう
人がたったひとつを選び その他を抹消する取捨作業は停止する
たったひとつ以外の無限の宇宙エネルギーは行き場をうしない
解消することのないとてつもないエネルギーが無限に増幅し続けるだろう
そのエネルギーは宇宙を破壊し、もはやそれこそがビッグバンに違いない
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 22:44:36.51 ID:VzQrfVScO
ん…?
何で保守してんの?
落としちゃえばムカつく事もなくなるってのに
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 22:50:37.88 ID:EufOocvq0
Happy End.
保守ありがとうございました
そろそろ再開します
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 23:26:01.42 ID:lRZ+nkW6O
母「たーだいまー」
姉「!」
姉(お母さん…帰ってきた…)
姉(弟君は、まだお風呂入ってる)
姉(…)
姉(言うなら…)
姉(弟君のこと言うなら、今しかない…!)
母「弟ー?姉ちゃーん?部屋にいるのー?」
姉「あ…」
姉「へ、部屋にいるよー」
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 23:26:05.30 ID:hRzjoPN60
たまんねー
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 23:29:30.42 ID:lRZ+nkW6O
母「はーい、あれ?弟は?」
姉「弟、君は…」
姉(言わなきゃ…今…言って、お母さんに相談するんだ…)
姉(もうあんな、痛くてつらいのはヤだ…)
母「んー?姉ちゃん?」
姉「あ、お、弟君は」
弟「ああ、おかえり、母さん」
母「あら、ただいま弟、お風呂入ってたの?」
弟「部活で汗かいたからね、そのままだとちょっと気持ち悪くて」
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 23:29:52.06 ID:3xzIWTfl0
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 23:31:35.85 ID:EufOocvq0
くだらないから続けなくていいよ
夢オチで終わりでいいよもう
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 23:37:01.71 ID:VzQrfVScO
早く書けよ
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 23:37:17.57 ID:lRZ+nkW6O
母「オッケーオッケー、キレイを保つのはいいことだ」
弟「キレイって…普通にシャワー浴びただけだけど」
母「シャ、シャワーだけで石鹸で体洗ってないの!?」
弟「そういう意味じゃないから…もう…」
姉「あ…」
弟「…どうしたの?部屋から出て」
姉「いや、あの、別に、お母さんに弟君がお風呂入ってるって教えようとした、だけで…」
姉(やめて)
姉(お願いだから、そんな恐い目で、見ないで)
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 23:40:38.20 ID:lRZ+nkW6O
母「じゃあ弟はナイスタイミングだったってわけね!いい意味でも悪い意味でも!」
弟「…意味わかんないから、それ」
母「そこは、ほら、勢いで」
弟「なにそれ」
母「いいのいいの!あ、そうだ、姉ちゃんもついでにお風呂入ってきたら?」
母「ご飯までまだ結構時間あるし」
姉「…じゃあ、お言葉に甘えちゃおっかな」
母「甘えて甘えて〜」
弟「…」
姉「…」
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 23:40:39.29 ID:EufOocvq0
もういいから消えろよ
くだらねーから
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 23:40:53.17 ID:Hos8Ic7JO
弟君に睨まれたい
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 23:46:12.30 ID:lRZ+nkW6O
チャプン
姉「いっ…た…」
姉(弟君に蹴られたとこ、赤くなってるよぅ…)
姉(…痣にならないといいなぁ…痛いなぁ…)
姉(…)
姉(あの時)
姉(もし弟君があのタイミングで来なかったら)
姉(私、お母さんに全部言ってたのかな)
姉(それから、相談して、弟君と3人でお話…して…)
姉(……弟君は、きっと私のこともっと嫌いになる)
姉(もしかしたら別居?とか…)
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 23:50:05.64 ID:lRZ+nkW6O
姉(それは…ダメ)
姉(パパが出張中で、その間はお留守番頼まれてるし…)
姉(それに…)
姉(ママとの、約束だって、あるし)
姉(…)
ザプン
姉(もう少しだけ、頑張ってみよう)
姉(弟君に、少しでもいいから、近づきたい…)
姉(…それで、できるなら)
姉(お姉ちゃんって、呼んでほしい)
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 23:52:05.16 ID:tQYWO0dl0
心が痛い
アットホームロマンスな展開にこれからなるんだよな?
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 23:54:24.13 ID:lRZ+nkW6O
弟「いただきます」
姉「いただきます」
母「はいどうぞ召し上がれ〜」
姉「…」
弟(なんとか、普通にしてるみたいだね)
弟(ま、さすがのこいつも、これ以上最悪になれないでしょ)
弟「母さん、塩取って」
母「はいはい」
弟「ありがとー」
弟(…これなら、明日友が家に遊びに来ても平気かな)
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 00:03:44.01 ID:Pw5l+4ZGO
姉「…」
姉(弟君に少しでも近づくために頑張るって意気込んだのはいいけど)
姉(…正直、八方塞がりかも)
姉(ってダメダメ簡単に諦めちゃ!決めたんだもん)
姉(もう、決めたんだもん)
弟「あ、明日友が遊びに来るから」
母「友…っていつも話してるクラスメイトの友君?」
弟「そうその友君」
弟「1回家に来たいんだってさ」
母「りょーかい、何か準備しておくものある?」
弟「んー、適当にお茶菓子あったら嬉しいかも」
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 00:10:27.79 ID:qAa7Yaoz0
支援
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 00:28:23.91 ID:SdXRq57W0
支援
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 00:29:29.11 ID:Pw5l+4ZGO
姉(…これだ)
姉(弟君だって、友達が一緒にいれば私にそこまで怒ったりはしないはず)
母「じゃあ適当にやっておくね」
弟「お願い」
姉「あ、あの!」
弟「!」
母「ん?どうしたの姉ちゃん」
姉「えと、その、お菓子とか出すの私がやってもいい…かな?」
弟「なっ…」
弟(こいつ、何を…)
母「えー?悪いよーそんなの」
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 00:37:16.74 ID:Pw5l+4ZGO
姉「え、でも…できれば弟君の友達とも仲良くなりたい…っていうか…」
母「んん…でも私も友君とお話してみたいし…」
弟「…」
弟(なんなんだよ、こいつ)
弟(あれだけ言ったのに、なにも分かってなかったってわけ?)
母「いやでも、姉ちゃんのお願い事だしなぁ…うーん」
弟(ちょ、ダメだって…)
弟「できれば、母さんに頼みたいかな」
姉「っ…」
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 00:44:00.73 ID:nqlfjKJJO
友を交えて3P乱交ですねわかります
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 00:45:03.90 ID:Pw5l+4ZGO
母「え?なんで?」
弟「あ、別に、特別理由はないけど…」
弟「まぁ、最初にお願いしたのは母さんだしね」
母「んー…いいかな?姉ちゃん」
姉「う、うん、弟君がそう言うなら、私は別に」
母「それじゃ、今度またこういうことがあったときは姉ちゃんにお願いするね!」
姉「うん、ありがと…」
姉(やっぱり、そう簡単にはいかない、かぁ…)
弟「…」
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 01:00:55.51 ID:Pw5l+4ZGO
弟「ごちそうさま、俺は先に部屋戻ってるよ」
母「はい、どうぞごゆっくりー」
姉「…」
母「ねぇ、姉ちゃん」
姉「ん、なに?」
母「弟のこと、好き?」
姉「…え、あ、へ?」
母「…なにもそこまでうろたえなくても…変な話してるわけじゃないんだから」
姉「えっと…弟君の…こと…」
姉(私は、弟君のこと、どう思ってるんだろう)
弟しね
姉が可哀想で胸が痛い
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 01:06:18.25 ID:Pw5l+4ZGO
母「私はね、弟のことが大好きなの」
母「前のお父さんは、弟が小さいときに死んじゃって…」
母「親戚付き合いもあまりなかったから、私には家族っていう存在が弟しかいなかったの」
母「だから、私は弟がすごく大事だし、幸せになってほしいってホントに思ってる」
姉「…うん」
母「でもね、今は違う」
母「姉ちゃんとお父さん、2人が新しい家族になってくれた」
母「だから今は、家族みんなが楽しめるようにしたいんだー」
この姉が音姉でこんな仕打ち受けてると思うと可哀想でしかたない。
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 01:09:28.74 ID:Pw5l+4ZGO
母「それで、あの…できれば姉ちゃんにも弟や私のことをいっぱい好きになってもらいたいなぁ、なんて…」
姉「…」
姉(なんにも、難しいことじゃなかったんだ)
姉(家族が仲良くなるって、そんなの当たり前のことなのに)
姉(バカだな、私)
姉「…大丈夫だよ、お母さん」
姉「私も、弟君のこと大好きだから」
姉「あ、もちろんお母さんもね」
母「姉ちゃん…」
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 01:14:07.27 ID:Pw5l+4ZGO
姉「ちょっと、泣かないでってば」
母「あ、ああゴメンねぇ、なんだかしんみりしちゃって…」
母「私ったらどうしちゃったのかしら…いきなりこんな話するなんて」
姉(…もしかして、弟君とのことで無意識に心配かけちゃったのかな…)
姉(私も、もっとしっかりしないと)
母「…さて、そろそろ洗いものでもしようかなー」
姉「あ、私手伝うよ」
母「大丈夫大丈夫、それよりも、ちょっとお願い頼まれてくれる?」
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 01:15:57.24 ID:wTwA7gNq0
いきなり他人が姉という自分より格上の存在になろうとしてるんだから今までの自分を守るために必死になるのもわかるわ
いや わからん
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 01:20:07.93 ID:qAa7Yaoz0
むしろ姉ちゃんいたらうはうはするんだが
顔次第です
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 01:22:50.13 ID:wTwA7gNq0
>>159 チンコ脳には分からない!
この苦しみは!
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 01:24:03.58 ID:qAa7Yaoz0
>>161 チンコ脳ってw
兄でも姉でも優しいとうれしくない?
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 01:24:27.54 ID:Pw5l+4ZGO
コンコン
姉「弟君、いる?」
弟「…なに?なんか急な用事?」
姉「えと…お母さんに聞いてきてほしいことがあるって、言われて…」
弟「ふーん」
姉「で、あの…部屋、入っちゃダメかな?廊下意外に寒くて…」
弟「…」
ドンッ
姉「ひっ…」
弟「俺、今夕方のときよりもイライラしてるの、わかる?」
弟「今あんたと顔合わしたらなにするかわかんないから、ドアは開けない」
弟「わかった?わかったら早く話終わらせて」
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 01:29:59.06 ID:Pw5l+4ZGO
姉「…明日、何時くらいに友達は遊びに来て、何時くらいにお茶菓子出したらいいのかな、って」
弟「…外で昼飯一緒に食べて、それからだから2時過ぎになると思う、って伝えて」
姉「うん…わかった」
弟「あ、ちょっと待って」
姉「…なに?」
弟「明日、絶対に余計なことしないでね?絶対」
弟「俺だって、友達の前であんたのことぶったりはしたくないし」
姉「…わかった」
涙出てくるんだが
早く完結させてくれwwww
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 01:37:43.85 ID:Pw5l+4ZGO
姉(弟君には、あんなこと言われちゃったけど)
姉(でも、もう仲良くするって決めたんだから)
姉「えっと…まずはチョコを切って…」
姉(少し強引でも、なんとかしないと)
姉(頑張れ、私!)
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 01:44:53.09 ID:Pw5l+4ZGO
友「よっす、弟」
弟「珍しいね、友が待ち合わせで俺より早く来るなんて」
友「そりゃお前今日は、初お前ん家だからな」
友「例の美人お姉ちゃんに会えるのがどうして楽しみじゃないだろうか!いやない!」
弟「…昨日の電話で妙に俺ん家を推すなぁと思ってたけど、そういうことか…」
弟(あいつ顔は綺麗系らしいし、こういうのも仕方ない、か)
弟(…調子に乗らなきゃいいんだけど)
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 01:51:29.02 ID:Pw5l+4ZGO
母「…そろそろ2人が来る時間ね」
姉「う、うん」
母「なに?姉ちゃん緊張してるの?」
姉「ち、違」
母「まぁねぇ、ほとんど徹夜して作ったチョコあげるなんて、そりゃあ家族相手でも緊張するわよ」
姉「ううう〜…」
母「ま、私だって明日渡すんだし、気楽にね気楽に」
姉「うん…」
姉(あ〜どうしよう)
姉(弟君1人だったら絶対受け取ってくれないだろうから、1日繰り上げちゃったけど…)
姉(だ、大丈夫かな?変な味とかしてないかな?)
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 01:56:28.47 ID:SdXRq57W0
支援
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 01:56:48.14 ID:Pw5l+4ZGO
母「もう、そんなガチガチになっちゃって…私も味見したんだから大丈夫よ」
姉「そ、そうかなぁ」
母「そうよぉ、安心して渡してオッケー…ってちょっとゴメンね携帯が…」
母「はいもしもし…え?お父さん?」
姉「!」
母「もう新幹線に乗ったの?…うん、わかった」
ピッ
姉「パパ、なんだって?」
母「予定より早めに帰ってこれることになって、今もう新幹線なんだって!」
母「だから、ちょっと迎えに行ってくるね」
姉「迎えって…え?弟君と友達は?」
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 01:59:57.11 ID:Pw5l+4ZGO
母「ん〜ゴメン!そこは姉ちゃんがなんとかして!お願い!」
姉「ええっ!?そんな、いきなりは…」
母「大丈夫、お茶菓子はもう午前中にちょろっと買ってきたし」
母「戻ってくるのだって、そんなに遅くならないはずだから」
姉「で、でも」
母「…弟を、よろしく!」
姉「よろしくって、え、ちょ、待っ」
姉「…行っちゃった…」
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 02:06:54.41 ID:Pw5l+4ZGO
姉(えと、えと、まずなにしたらいいんだろう?)
姉(姉ですこんにちはって普通に挨拶して、それで、2人が部屋に行ってからお茶菓子を…)
姉「…うん、大丈夫」
姉(別に難しいことするわけじゃないし、何も問題はな)
ピンポーン
姉「ひゃぁふぅ!!」
姉(き、来た来た来た!)
姉「は、はーい」
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 02:07:07.37 ID:wKi2V6i10
え?カーチャンいなくなっちゃうの?
バッドエンドしか思いつかねー・・・
あぁあ・・・ぁぁあぁ・・・
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 02:14:14.62 ID:SdXRq57W0
支援
友を交えてレイプだなこりゃ
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 02:14:56.44 ID:Pw5l+4ZGO
ガチャ
弟「ただい…」
姉「おかえり、弟君、えっと、こちらが…」
友「初めましてお姉さん!弟君の友達の友と言います!好きな言葉は努力・勝利・友情です!」
姉「ふふっ、面白いんだね友君って、よろしくね」
友「よろしく!お願いします!」
弟「…」
姉「じゃあ、弟君、友君を部屋に」
弟「友、俺の部屋、あそこだからさ、ちょっと先に行ってて」
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 02:19:54.12 ID:Pw5l+4ZGO
友「ん?お、おう、それじゃお邪魔しますね、姉さん」
姉「はい、ゆっくりしていってね」
弟「…」
姉「…?あ、お茶菓子なら後でちゃんと」
弟「母さんは?」
姉「え?」
弟「え?じゃなくてさ、母さんは?いないの?」
姉「お母さんなら今、急にパパが帰ってこれるようになったから、ってお迎えに…」
弟「な…なんてタイミング…」
姉「え?」
人を虐めるのって快感だよね
世間の目があるからできないけど、さ
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 02:23:48.72 ID:Pw5l+4ZGO
弟「…いい?あんたはホントに余計なことはしなくていい」
弟「むしろお茶菓子を持ってきるってのもお断り」
姉「ど、どうして?」
弟「…わかんないかなぁ」
弟「あんたが視界に入ると、異常に不愉快になるんだよ」
弟「せっかく友が遊びに来てるのに、それじゃ台なし、でしょ?」
姉「う…」
弟「わかったら、自重して、リビングか自分の部屋で静かにしててね、じゃ」
姉「…」
ハッピーエンドになるなら今のこの切なさも耐えられるんだが…
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 02:31:47.04 ID:KYHHBMFw0
支援
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 02:33:47.06 ID:Pw5l+4ZGO
友「なんだよー、俺をほっといて姉さんと密談かよー…」
弟「密談って…そういう言い方しないでよ」
弟「母さんがいなくてさ、急な用事ができたっていう話をしただけだよ」
友「ふぅん…ならいいけどさ」
友「それよりも、やっぱりお前の姉ちゃん最高!超美人!今日来てよかったわー」
弟「…喜んでもらえて嬉しいよ」
友「あああ、あんなキレイな人にチョコ貰ってみてぇよマジで…」
弟「…まだチョコなんかにこだわってるわけ?」
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 02:38:28.72 ID:Pw5l+4ZGO
友「なんかとか言うなし!1年に1回の大勝負なんだぞ!全国のチョコ会社に謝れバカ!」
弟「バカってなんだよ…ていうか、微妙に怒りのベクトルが違くないか?」
弟(…はぁ)
弟(チョコ、か)
弟(そりゃ貰えたら結構嬉しいに決まってるけど)
弟(…甘いの大好きだし)
弟(しかしここまで熱くなられても…)
友「いいよなぁ、弟は、姉さんのチョコが無条件で貰えてさー」
弟「…え?」
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 02:45:23.74 ID:Pw5l+4ZGO
友「だって姉弟だろ?そんなに仲悪くでもない限り普通貰えるっしょ」
友「はぁぁ…俺もあんなキレイなお姉さんがほしいぜ…」
弟「…」
弟(姉弟なら普通、か)
弟(…世間一般にはそうかもしれないけど、俺は)
姉『弟君はどんなチョコが好き?』
弟「っ!」
弟(なんで…思い出してんだろ)
姉『わ、私は正真正銘、弟君のお姉ちゃんだもん!』
弟(嫌…だ、やめて…!)
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 02:50:17.11 ID:Pw5l+4ZGO
友「お、おい弟?顔色悪いぞ?」
弟「あ、ああ、大丈夫、だから」
弟「ちょっと、軽くめまい起こしただけだよ」
友「そうか、ならいいけどよ…」
弟(…ホントに)
弟(いなくても迷惑かけるとか、マジ、最悪)
弟「…あー」
弟(お願いだから、これ以上はホントに無理だから)
弟(来ないでよ…)
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 03:02:38.61 ID:Pw5l+4ZGO
姉「…よし、準備オッケー」
姉(お茶菓子もちゃんと用意できたし、チョコもバッチリ)
姉(…弟君は来るなって言ってたけど、別にこれ渡すくらいなら大丈夫、だよね)
姉(友君だっているし、何も心配することなんかないよね)
姉(…もしダメって言われても、少し強めにいこう)
姉「…うん、大丈夫!」
姉(私、頑張って弟君と仲良くなるからね、ママ、お母さん)
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 03:09:09.92 ID:NbMMENHh0
姉「さて、青酸カリを盛って・・・と。」
ガチャ
弟(ま・・・さ・・・か・・・)
姉「おかしもってきたわよー」
弟「ペロ これは・・・青酸カリ・・・!!」
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 03:10:08.48 ID:Pw5l+4ZGO
コンコン
弟「っ!!」
友「おい、弟、ノックされてるぞ」
弟「あ、うん」
弟(…来た、か)
弟(ここで追い返すのはさすがに変、だよね)
弟「…どうぞ、入って」
ガチャ
姉「…ゴメンね、2人で楽しんでるところに、はいお茶菓子どうぞ」
友「ああそんなお気になさらず…嬉しいです!」
姉「ふふっ、そう言ってくれると嬉しい」
弟(早く出てって…我慢するのつらいよ…)
結果がパッピーでも過程が救い様無さ過ぎたら報われないだろ
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 03:21:32.92 ID:Pw5l+4ZGO
姉「あ、あのそれで…」
弟(…?まだ何かあるの?)
姉「よかったら、これバレンタインだから、食べて」
弟「っ…」
弟(な…え…?)
友「え、嘘、マジ貰っていいんすか?」
姉「もちろん、私の手作りだから、ちょっと自信ないけど…」
弟(ねぇ…やめてよ…)
友「いやいやいやいや、姉さんのチョコが美味しくないわけがないじゃないですか!」
姉「ふふっ、ありがとう…それから」
弟(や、くそ、やめて)
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 03:28:51.74 ID:Pw5l+4ZGO
姉「これ、弟君にも…」
弟「…」
友「ほらな!姉弟ってのは普通こういうもんなんだよ!」
弟(違う…俺とこいつは姉弟なんかじゃ…)
姉「えっと…弟君は甘いのが好きだから、うんと甘くしてみたの」
姉「お母さんも美味しいって言ってくれたし、大丈夫…だと思うよ」
弟(…母さんまで…巻き込んで…!)
姉「だから、その食べてくれると嬉し」
弟「うるさい」
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 03:30:20.33 ID:CJzUht1x0
まだデレねえのかよ
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 03:32:28.08 ID:i6CZmKjq0
ちがうんだ
強烈なツンなんだ
弟はそれを認めたくないだけなんだ
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 03:34:19.17 ID:Pw5l+4ZGO
姉「えっ…」
弟「ふっ、ふふ…はははは」
弟「あははははは…もうムリ、限界」
友「お、おい?弟?」
弟「なんで?なんであんたは俺に同じことを何回も言わせるの?」
弟「なんで毎回毎回、俺をこんなにイライラさせるの?」
姉「っ…そんなつもりは」
弟「つもりとか意味ないよ、実際そうなっちゃってるんだから」
弟「ホント、自分の非がわからないって罪だよね」
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 03:34:32.15 ID:NbMMENHh0
友人「ペロ・・・これは青酸カリ・・・!!」
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 03:34:58.57 ID:+5JblcCX0
この弟にデレられてもふざけんなお前としか俺は言えない
だが支援
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 03:39:27.40 ID:Pw5l+4ZGO
姉「…!」
姉「私だって…私だって頑張ってるもん!」
姉「弟君がどうしたらイライラしないでいられるか、どうしたら弟君と仲良くなれるのか」
姉「いつも…いつもいっぱい考えて…」
弟「…口答えしないでよ、何?悪いのはあんたじゃなくて俺ってわけ?」
姉「そうは言ってな」
弟「言ってるでしょ?自分は努力してる、でもあなたが悪いから報われない、って」
弟「くだらない言い訳してないでよ」
美人な姉で腹違いとか興奮しねーのかこいつ
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 03:45:14.28 ID:Pw5l+4ZGO
弟「あんたがどんだけ頑張ったとか言っても…結果はこうなんだよ…」
バッ
姉「あ、それは…」
弟「俺のために作ってくれたチョコなんでしょ?なら、俺がどうしたって文句はなしだよね?」
弟「ほら」
グシャ
姉「っ!?」
友「お、おい!」
弟「ほら!ほら!ほら!」
グシャ グシャ グシャ
姉「あ…あ…」
友「やめろっておい!弟!」
弟「はぁ、はぁ、はぁ…」
なんだガチ鬱か
これ以上は無理だ
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 03:51:01.89 ID:Pw5l+4ZGO
友「…どうしちまったんだよ、お前らしくねぇ」
弟「…」
姉「うっ…ああ…」
弟「…一々行動がイラつくんだよあんたは!」
友「っ!やめろって…弟!おい!」
弟「離してよ!こんな、こんなやつ…!」
友「落ち着けバカ!暴、れるなって、こら」
姉「…っ!」
バタン
友「ちょ、姉さん!どこに」
弟「…やっと行った、どんだけ空気読めないって話だよ、まったく」
弟「…夢だったのか……」
ガチャッ
姉「おい蛆虫いつまで寝てんだ?いい身分だなあ?」
弟「っ…すいません」
姉「謝るぐらいなら誰でもできんだよ 誠意見せろや」
弟「…どうすればいいんですか」
姉「死んで償えよ」
弟「…嫌…です…」
姉「…お前さあ、生きるって事を勘違いしてない?心臓が動いてることが生きてるって勘違いしてんのか?」
姉「悪いこと言わないから死ねや お前みたいな生産性のない毎日を送ったところで世間様に迷惑掛かるだけだからさっさと死ねや」
弟「…は…い…」
姉「包丁なら台所にあるからねー、縄は押し入れに入ってるからー」
嘘です
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 03:58:46.36 ID:KYHHBMFw0
おい、俺もう寝たいんだが明日夕方に起きるまで残ってるんだろうな?
乗ってねえじゃねえか…
oh...
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 04:05:18.56 ID:l2XCBFEv0
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 04:09:16.85 ID:SdXRq57W0
支援
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 04:11:01.84 ID:KYHHBMFw0
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 04:14:12.48 ID:I1Fcx2YN0
かいさーん
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 04:21:07.28 ID:otcAEors0
この話のハッピーエンドは弟が少年院へ行って夫婦姉円満で終わること
ほ
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 04:47:33.51 ID:1EW3NHnr0
お前ら全然分かってねえな
こんな萌えるスレ久しぶり
ってか正直こんな性格の姉だったら朝青龍でも全然うれしいわ
ほ
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 07:12:57.02 ID:rRFikyYRQ
この弟はおかしい
義理の姉なんざ――萌えるだけだろうがあ!
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 07:57:42.19 ID:UoQFdDds0
ほ
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 09:04:56.83 ID:+rYGhLn00
保守
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 09:53:32.77 ID:dlFGl8M0O
姉の復讐マダー
ho
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 11:21:18.09 ID:e/iR5RuN0
ho
夕方には再開できると思いますすいません
おk
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 11:56:21.43 ID:e/iR5RuN0
まってるぜ
ほ
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 12:39:13.13 ID:+j6Ml2S4O
いいよ
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 12:42:01.67 ID:XLFccUX+O
ほ
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 13:32:37.62 ID:+j6Ml2S4O
ほ
ほしほし
弟呪い○したい
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 15:34:04.59 ID:0VABSW3L0
まだ終わってねーのか
そろそろ再開します
保守してくれた方々ありがとうございました
きたああああああああああ
弟フルボッコよろしく^^
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 15:56:26.56 ID:Pw5l+4ZGO
友「っ…お前なぁ!」
弟「なんだよ!俺があいつのこと何て思おうが勝手でしょ!?」
友「そうじゃなくて!…ああ、もう、確かによくわかんねぇけどよ!」
友「普通、あんな優しくしてくれたら、感謝こそしてもキレたりはしねぇだろ!?」
弟「優しく?あんなのただの押し付けでしょ?」
弟「自分がやりたいことやって、それで自分で満足してるだけ!」
友「っ!いい加減にしろよお前!!」
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 15:57:21.49 ID:lHzXvnlk0
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 15:58:32.60 ID:Pw5l+4ZGO
ドガッ
弟「いっ!」
友「あ…」
弟「……」
友「わ、悪い、ついカッとなっちまって」
弟「…でだよ」
友「え?」
弟「なんで、俺が、殴られなきゃ、いけないんだよぉ…」
弟「俺はなんにも悪いことはしてない、当たり前のことをしてるだけなのに」
弟「なんでだよぉ…なんで…」
友「弟…」
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 16:04:24.15 ID:Pw5l+4ZGO
弟「俺はただ…母さんと2人で、普通で幸せな生活が送れれば、それでよかったのに…」
友「…」
弟「家族なんて…もう、いらないのに…」
友「…弟、それは」
母「それは、違うよ、弟」
友「うぉわ!!?」
弟「…母、さん?」
母「まぁね、弟がそう思っちゃうのも無理ないかもしれないけどね…」
母「でも、それは違うんだよ、弟」
弟きめぇ・・・
でも続きが気になってみちゃう・・・ビクンビクンッ///
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 16:09:54.25 ID:Pw5l+4ZGO
弟「…何が、違うって言うの?」
弟「家族なんて!いたらいるだけただめんどくさいだけじゃないか!」
弟「毎日一緒だから気を使わないといけないし、家だって狭く感じるし」
弟「それに、それに…」
母「いきなりいなくなったら、悲しいし?」
弟「…っ!」
母「せっかく生まれてきて家族になっても、いなくなっちゃったら意味がない?」
弟「な…あ…」
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 16:15:15.13 ID:Pw5l+4ZGO
友「…すいません、席、外した方がいいっすかね」
母「ううん、別にそんな深い話をするわけでもないし」
母「それに、友君は弟と仲良しなんでしょ?なら、むしろ聞いていってくれると嬉しいかな」
友「…」
母「…お父さんがね、死んじゃったのよ」
母「弟が、小学1年生のときに」
友「えっ…」
弟「…母さん、やめ」
母「あなたは少し黙って聞いてなさい」
弟「っ…」
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 16:22:30.95 ID:Pw5l+4ZGO
母「しかも死んじゃったのが、弟の誕生日パーティーをする予定だった日なのね」
母「お父さんはかなり仕事が忙しかったから、そういうのを家族全員で、ってのは始めてだったの」
母「だから、弟はその日すごく楽しみにしてて」
母「私と一緒に、お父さんが早めに仕事を繰り上げて帰ってくるのを待ってたのよ」
母「…でも、お父さんは、途中で事故にあっちゃって、ね」
弟「…」
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 16:45:26.06 ID:Pw5l+4ZGO
母「あー、あのときは今でもはっきり覚えてるよ」
母「いきなり電話かかってきて、すぐに病院行って、弟は何言っても泣き止まなくて…」
弟「…やめてよ」
母「それからお葬式が終わるまでは大変であっという間で、弟はずっと元気なくて」
弟「やめ、やめて、やめて!」
母「…やめて、それで弟は楽になるの?」
母「いつまでも無理して、自分の心に蓋をしたままなの?」
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 16:49:18.25 ID:0VABSW3L0
仕事を繰り上げて・・?
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 16:49:23.59 ID:v+wg0wTI0
ママンもっとやれ!
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 16:52:16.48 ID:e/iR5RuN0
民意に反して誰得な鬱エンド希望
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 16:57:17.62 ID:Pw5l+4ZGO
母「弟は失うのが嫌なだけよ、逃げてる、とも言えるかな」
弟「…だったら、なに」
弟「そうだよ!嫌だよ!もうこれ以上、ツライのは嫌なんだよ!!」
弟「また仲良くなんかなったりしても、また…また…」
母「…うん、そうだね、そうかもしれない」
弟「ならいいでしょ!?俺は何も」
母「まぁ、それが違うって言ってるんだけどね」
弟「…え?」
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 16:59:27.72 ID:pbfz6nUN0
支援
いいぞおかん
bad希望
激しくbad希望
ここがvipじゃなければあれだけど生憎ここはvipだった
bad希望
単発の言う事なんて聞いちゃだめ!
252 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 17:13:45.69 ID:Pw5l+4ZGO
母「私だって、もちろんお父さんがいなくなってすごく悲しかったよ」
母「こんなにツライなら、出会わなきゃよかった、そんなことも思ったりした」
母「でもね、気づいたんだ」
母「もしお父さんと出会わなかったら、弟にも会うことはできなかったんだよな、って」
弟「あ…」
母「私は、弟のことが、大好き」
母「そして、今は…今のお父さんと、姉ちゃんが大好き」
母「だって、みんなもう家族だから」
BADは嫌だけど、この弟には痛い目にあって欲しい
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 17:20:00.38 ID:Pw5l+4ZGO
母「…大好きな人がまたできて、私はすごくすごく嬉しいの」
母「だから、その嬉しいを、大好きな弟にも感じてほしい」
母「…姉ちゃんを、好きになってほしいの」
弟「…」
弟「俺、俺は…?」
弟「う、うわああああああああ」
バタン
母「あ!ちょっと弟ー!」
友「待てよおい!ってこらー!!」
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 17:28:57.66 ID:Pw5l+4ZGO
友「お、俺追いかけてきます!」
母「え?あ、友君までー!!」
母「…もう、若いっていいわねぇ」
母「っと、電話電話」
ピッ
母「…あ、お父さん?姉ちゃんの方は大丈夫?」
母「…って、え、えええ!?
母「姉ちゃんを見失ったぁ!!?」
母「なにしてんのよぉ、もー…」
これはまさか・・・
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 17:36:02.41 ID:lHzXvnlk0
事故に…
さんざんボコボコにしといて親父が死んだトラウマがとか関係ねー弟しね
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 17:50:20.84 ID:Pw5l+4ZGO
弟「…はぁ、はぁ」
弟「なんだよ、なんだって言うんだよ」
姉『私…真正銘……だも…』
弟「違う…やめ…やめて…」
姉『初めま…て…うと君…』
弟「くそ…くそっ…」
弟「…」
姉『よろしくね、弟君!』
弟「…あー」
弟「ホント、なんだっていうんだろ」
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 17:56:58.15 ID:Pw5l+4ZGO
弟「…母さんのあんな顔、初めて見たかもなぁ」
弟「家族ができて、嬉しい、か」
弟「そんなこと…思ったこともなかった…」
弟「…はぁぁぁ」
弟(とりあえず、1回帰ろう)
弟(こんなとこいたってなんにもならないし…)
弟「…ん?」
姉「…」
弟「あいつ…こんなところで何して…?」
262 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 18:03:31.35 ID:Pw5l+4ZGO
弟「って、俺があいつを追い出したんだっけ…」
弟(…声、かけるべきかかけないべきか)
弟(…でもこのまま帰っても、どうせあいつ待たないと話進まないだろうしなぁ)
弟(あー、めんどくさい…)
弟「おい!ちょっと!」
姉「…」
弟(む、無視?…って、あれは気づいてないだけ、かな?)
263 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 18:04:11.02 ID:s10y3pMR0
ククク・・・
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 18:09:19.91 ID:Pw5l+4ZGO
姉(…やっちゃったなぁ、私)
姉(いくら強気にって言ったって、弟君が私のことすごく嫌いなのはわかってたのに…)
姉(……)
姉(チョコも、いらないって、何回も言われたじゃない)
姉(あはは…これじゃあ弟君に学習能力がないとか言われてもしょうがないかなー…)
姉(…チョコ)
姉(チョコ、頑張って作ったんだけどなぁ)
姉(弟君に、美味しいって、言ってもらえるように、とびっきり甘くして)
姉(食べて、もらいたかった、な…)
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 18:10:21.71 ID:w95fZiLG0
バレンタインだしもっと鬱にさせてくれ
266 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 18:14:13.94 ID:Pw5l+4ZGO
姉「…はぁ」
姉(もういっぱい反省したし、そろそろ帰ろ…)
姉(帰って、ちゃんと、もう1回弟君に謝ろう)
姉(…い、痛いのはさすがに…嫌だけど…)
姉(…そうだ!パパが帰ってくるんだったっけ!)
姉(よーし、今日は私もお母さんと一緒に、美味しいご飯作ってあげよう)
「…な…」
姉(そしたら弟君もちょっとは喜んでくれるかも)
弟「…ぶないって!言ってるでしょ!おい!!」
姉「え?」
キキーッ!
ドンッ!
あーあドンマイ
夕飯の買い物をしてきますので1時間ほどお待ちください
このタイミングでかよおおおおおおおおおおおおお
270 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 18:19:01.89 ID:nqlfjKJJO
なんだとこらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 18:19:18.60 ID:+5JblcCX0
やはりバレンタインなんぞ不幸の極みだな
272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 18:21:02.00 ID:e/iR5RuN0
>>268 俺は食後のデザート用意するから続きを!!
275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 18:25:45.84 ID:v+wg0wTI0
弟のせいだ(´・ω・`)
276 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 18:34:51.19 ID:DcXeKkB10
1(よーし、さっさと帰って続き書こう)
「…な…」
1(そしたら皆もちょっとは喜んでくれるかも)
「…ぶないって!言ってるでしょ!おい!!」
1「え?」
キキーッ!
ドンッ!
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 18:38:25.31 ID:lDIF9tBE0
この手のbadならまだいくらかマシだ。
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 18:40:10.46 ID:yazVZDXJP
1「か……早く帰って……続き……」
看護師「先生! 患者が何か言ってます!」
医者「なんてことだ……もう喋ることができる状態じゃないのに……」
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 18:47:55.14 ID:l2XCBFEv0
1『よ・・・米田が待ってるんだ。』
家族『?』
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 19:02:36.85 ID:eE1s7Ucv0
ほす
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 19:19:37.65 ID:e/iR5RuN0
ほっ!
しゅ!
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 19:21:16.45 ID:kboCBZ6z0
弟轢かれて重態キボン
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 19:22:15.25 ID:Pw5l+4ZGO
幼姉『ヤだよぅ!ママっ!いなくなっちゃヤだぁ!!』
姉母『ゴメンね、姉…ママの、悪い病気、治らないみたいだから…ゴメン、ね…』
幼姉『ダメっ!ママはわたしと一緒じゃなきゃダメなの!ダメってことはしちゃいけないんだよっ!』
姉母『…そうだ、ママが最後に、おまじないしてあげるね』
姉母『姉が、もしこれから新しい家族や友達ができたときに、絶対に仲良くなる、おまじない』
285 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 19:25:33.34 ID:e/iR5RuN0
まってたZE!
286 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 19:27:42.98 ID:Pw5l+4ZGO
幼姉『おまじ、ない…?』
姉母『そう、おまじない』
姉母『とっておきの、ママからの、おまじ、な…い…』
幼姉『ママ?ママっ!?』
姉母『よ、く聞いて…ね…』
幼姉『ママぁっ!!』
姉「……うぅ」
姉「あ、れ?私なにして…」
弟「あー…気づ、いた、んなら、ちょっと、ねぇ」
姉「…え?」
姉「これ…血?」
しえん
ざ・・・ざまぁ・・・?
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 19:32:46.30 ID:Pw5l+4ZGO
姉「血…え…?誰の?」
弟「見、てわかんない、かな?」
姉「…弟君?それ、え、その、頭…」
弟「…いやぁ、なん、か強くうったみた、いでさ」
弟「くっ…車、は、さっさと、行っちゃっ、たし」
姉「え?え?え?」
弟「こんな、の、頼める立場、じゃないって、わかってる、けど、救急車…」
弟「…いや、さすがに、おこがま、しいか…」
ざまあぁぁぁww
・・・(´・ω・`)
291 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 19:38:04.36 ID:Pw5l+4ZGO
弟「ていうか、あん、たなんか、に助け」
姉「…ば」
姉「バカ言ってないでよっ!!」
弟「…え」
姉「ちょ、ちょっと待って!いますぐ救急車…って、今携帯持ってないし…弟君のは!?」
弟「…や、俺も、飛び出して、きた、から」
姉「ああもうどうしたら…頭のケガなんて、どうなるかわかんないのにっ…」
弟「あんた、だって、意識飛んで」
姉「もう喋らなくていいから!黙ってて!」
弟「なっ…」
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 19:39:14.29 ID:cYS6LL4k0
流石はお姉様
293 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 19:42:19.35 ID:Pw5l+4ZGO
姉「すいませーん!!誰か!!誰かいませんかー!!」
弟「ち、ちょっと」
姉「誰かー!!救急車っ!!救急車呼んでくださーい!!」
弟「あ、あんた、なん、で」
姉「なんでって!?弟君は私の弟なんだから、当たり前でしょ!!」
弟「は…?」
姉「すいませーん!!すいま、せーん!!!」
弟(なんで…あんなこと、ヒドイことたくさんしたのに)
弟(…意味、わかんないから)
294 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 19:43:18.76 ID:+SZU9PE50
ざまぁwww天罰じゃwwwww天罰じゃwwwww
弟ざまぁwwwwwww
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 19:47:05.70 ID:Pw5l+4ZGO
弟(…こいつ、ホントにバカだったんだ…)
弟(普通、あれだけのことしたら、むしろほっとくでしょ…)
弟(なのに、こいつ…)
弟「うっ…」
姉「っ!!弟君!?しっかりして!!」
弟(…あー、めんどくさい、ていうか俺最悪)
弟(こんな、やつに、助けられちゃって)
姉「ダメ!ダメだよ!!もういなくなっちゃ嫌なんだよぅ!!」
弟(いや…これもしかして助かって…ないかも…)
弟(母さん、ゴメン…俺、も)
296 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 19:50:49.96 ID:Pw5l+4ZGO
姉「嫌っ!嫌ぁっ!!」
弟(あ、でも、今はこいつも、こいつの父親もいるし…)
弟(…大丈夫か、な)
姉「誰か!?誰かいませんか!!」
弟(…最後まで…うるさいな…)
弟(少し、黙って…て…)
姉「…え?…弟君?」
弟「…」
姉「弟君?弟君!?」
弟「…」
姉「い…嫌…」
姉「嫌ぁぁあぁあああああぁあ!!」
297 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 19:52:08.75 ID:RHsH/i/U0
298 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 19:53:15.33 ID:4NPFnLGi0
仲良しハッピーエンドルートもよろしく!
300 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 19:55:04.74 ID:Pw5l+4ZGO
幼弟『ねぇ?おとうさん、まだ帰ってこないの?』
母『そうねぇ…やっぱり少し遅いかなー…』
母『…と、あら、噂をすれば電話ね、ちょっと待っててね、弟』
幼弟『…おかあさん?どうして泣いてるの?』
母『うっ…ううっ…』
幼弟『病院では静かにしてなきゃいけないって、おとうさんも言ってたよ?』
母『弟…弟っ…』
ギュ
幼『…そんなに強くギュってしたら、痛いよぉ』
母『ゴメン…ゴメンね…』
301 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 19:58:22.36 ID:Pw5l+4ZGO
幼弟『おかあさん、どうしておとうさんはずっと寝てるの?』
幼弟『もうずっとおねぼうさんなんだよ?起こしてあげようよ』
幼弟『おたんじょうびパーティーだって、まだやってないよ?』
母『…弟、よく、聞いてね』
母『お父さんはね…もう、起きられないの』
母『…死んじゃったのよ』
幼弟『…え?』
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 20:02:15.52 ID:Pw5l+4ZGO
幼弟『なんで?おとうさん、元気だったよ?』
幼弟『それに、おたんじょうびパーティーやるって、約束してくれたよ?』
幼弟『なんで?どうして?』
母『…ゴメンね、ホントに…ゴメンね…』
幼弟『…嫌だよ…おとうさん、起きてよ…』
幼弟『約束したのに!寝てないでよっ!!』
母『弟…落ち着いて』
幼弟『いや!いや!いや!やだよ!いなくならないでよぉっ!!おとうさん!!』
幼弟『おとうさぁぁあん!!!』
303 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 20:04:26.73 ID:7pAd8j1o0
自分で姉追い出して、車にはねられて
なに言ってんだこいつ
304 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 20:05:27.46 ID:Pw5l+4ZGO
弟「…う、んん…」
弟(…ここ、は…)
弟「…」
弟(知らないとこ…病院、かな?)
弟「…」
姉「スー、スー…」
弟(なにしてんだ、こいつ)
何でだろう、幼い日の思い出を出されても全く同情できない
夕飯食べてきますホントにすいません
307 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 20:08:45.77 ID:uaUVkh3m0
な・・・ん・・・だ・・・と・・・
早く帰ってきてね
308 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 20:11:40.97 ID:I6Ka9XXo0
代わりに俺が食っといてやるから続きを
309 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 20:15:40.06 ID:yazVZDXJP
ただいま
弟(あれ……なんだか……)
姉「スー、スー…」
弟(眠く……なって……)
弟「……」
姉「……ンンっ!」
姉「寝てたのか……」
姉「あれ? 弟……?」
姉「弟? 弟? ねぇ、起きてよ?」
姉「早く起きて、一緒に帰ろ?」
姉「ねぇ……」
弟「……」
10年後
夜飯なんなんだろw
311 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 20:20:44.15 ID:l2XCBFEv0
312 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 20:21:16.09 ID:yazVZDXJP
弟「ワンッ! ワンワン!!」
そこには元気に庭を駆け回る弟の姿が!!
姉「ええ、あのときはもうダメだと思いましたが、とっさにあることにひらめきました」
そう、なんと弟は脳を犬に移植して助かったのだ!
弟「クーンクーン……」
姉「昔の反抗的な態度が嘘のようでしょ?」
しかもただ助かっただけではない。犬に脳移植をしたことで従順な態度まで獲得していたのだ
姉「ええ、今はとっても幸せです」
姉はいつまでも弟の頭をなでているのだった。
弟「ハッハッ!!」
完
313 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 20:22:03.57 ID:u8wH5UT00
おい
314 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 20:24:04.66 ID:+5JblcCX0
一瞬本物だと思ったじゃねえかw
315 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 20:25:34.01 ID:iEDwqR/F0
おわったからやっと風呂にはいれるぜ
316 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 20:27:01.53 ID:h52pK/DO0
まだかー
319 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 20:29:58.19 ID:xnfzt6Pm0
糞ワロタwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
320 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 20:31:22.59 ID:wVej7Y0/O
姉と仲良くするのはダメで友とは仲良く出来るって事は友はいつ死んでも良い程度の存在と言う事ですね
321 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 20:42:27.57 ID:wVej7Y0/O
流れが止まった、だと?
322 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 20:46:21.73 ID:ATtG1xpk0
こういう鬱SSほかにない?
323 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 20:55:06.03 ID:yazVZDXJP
324 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 20:58:52.63 ID:Pw5l+4ZGO
姉「う、う〜ん…ムニャ…」
弟(…熟睡中)
弟(っていうか、体…全然動かないなぁ…)
弟(あれ?なんで俺病院なんかにいるんだっけ?)
弟(…)
弟(あー、そうか)
弟(こいつがボーっとして歩いてたら、横から車がきてて…)
弟「つっ…」
弟(…ダメだ、頭痛い)
弟(…)
弟(ん?なんでこいつの近くを車が通って、俺が病院にいるんだろ?)
325 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 21:01:14.94 ID:iEDwqR/F0
>>318 今インフルなんだよ。
ID自分でもびっくりしたww
326 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 21:05:48.08 ID:yazVZDXJP
>>325 間違えても仕方ないといえる内容だったからな
327 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 21:06:49.22 ID:ATtG1xpk0
>>323 ありがとう
もっと鬱なのも読みたい ハッピーエンドも悪くないんだがね
328 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 21:08:47.68 ID:w95fZiLG0
329 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 21:09:59.69 ID:Pw5l+4ZGO
弟(意味わかんない…ていうか、全然思い出せない…)
弟(…とりあえず、こいつ起こそうかな)
弟「ねぇ、ちょっと」
姉「うー…あ、あと30分だけ…」
弟「…ふざけたこと言ってないで、起きてくれない?」
姉「…え?あ、弟君おはよー」
弟「おはよう、の時間かどうかは知らないけど、一応おはよう」
姉「うん……ん!?」
姉「お、弟君!?起きたの!!?」
弟「いや、今更」
330 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 21:14:26.31 ID:bQvzkIDd0
331 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 21:20:02.73 ID:Pw5l+4ZGO
姉「お、お医者さん!お医者さん呼んでこないとっ!」
弟「は?いやこういうときは普通ナースコ」
バタン
弟「…」
弟「…はぁ」
弟(毎回毎回、あいつはホントにイライラさせ…)
弟(イライラ…?)
弟「あれ?」
弟(なんで?…俺全然イライラしてない…)
弟「…まさか、ね」
弟(寝起きだからかな、多分)
332 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 21:22:05.17 ID:+j6Ml2S4O
ハッピーエンドや嫌だッ!!!!!
俺はハッピーエンド希望
334 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 21:27:43.68 ID:Pw5l+4ZGO
医者「…うん、脳には特に問題はなさそうだね」
医者「問題があるとすれば、右足の骨折と、全身打撲だけかな」
弟「…」
弟(道理で体中が痛いわけだよ…)
医者「とりあえず入院ね、リハビリと退院は、経過を見ながら決めていくから」
弟「あ、あの」
医者「はい?」
弟「サ、サッカーっていつごろできるようになりますか…?」
医者「…大事なとこは傷ついてないから大丈夫だと思うけど」
医者「後遺症みたいなのは、残っちゃうかもねぇ…」
335 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 21:36:34.78 ID:Pw5l+4ZGO
弟「…あーあ」
弟(ホントに、くだらないことしちゃったなぁ)
弟(母さんに聞いたら、俺があいつを庇ってケガしたとか言うし)
弟(ていうか、あいつは俺が起きてから医者呼んでどっか行ったまま会いにこないし…)
弟(…いやいや)
弟(あんなやつ、むしろいないほうがいいでしょ…何考えてんだろう)
弟(…頭のネジどっか緩んだのかな)
弟がだんだん可愛くなってきた
ハッピーエンド希望
337 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 21:39:56.14 ID:ATtG1xpk0
>>328 ここの前半の弟のが心にきたな…
しぬのは悲しいが、刺さるような鬱じゃあない
338 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 21:47:20.65 ID:Pw5l+4ZGO
ガラッ
姉「弟君っ!無事!?」
弟「…とりあえず病院じゃ静かにね、あと、余裕で無事」
姉「ああよかった!帰ってる間にまた寝ちゃってたらどうしようかと…」
弟「…調子悪いんだから、別に寝ててもいいでしょ」
姉「あう…そうかもしれないけど…」
弟「まったく…」
弟(なんでこんなに、イライラしないんだろう)
339 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 21:47:42.67 ID:PHoZe7iG0
俺は最初から弟派、生意気な弟とか興奮する
340 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 21:50:01.74 ID:l2XCBFEv0
341 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 21:53:59.45 ID:Pw5l+4ZGO
弟(…調子狂うなぁ)
弟「で、そんなに急いで、どうしたの?」
姉「あ!そうそう!これ、家に取りに行ってたの!」
姉「はい、弟君」
弟「え?」
弟「…なに?これ」
姉「なにって…チョコだよ?」
弟「…」
弟「はぁ?」
姉「あ、大丈夫だよ?まだ今日はバレンタインだから」
弟「…そういう、わけではなくてね?」
342 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 21:58:49.23 ID:W+oEWli+0
343 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 21:59:17.69 ID:Pw5l+4ZGO
弟「…嫌味、とかではない?」
姉「えっ、なんでそうなるの?」
弟(…こいつ、ガチで言ってる)
弟「だって、俺…あんたのチョコを…その…あんなにしちゃったし…」
姉「…うん、さすがにあれは、ショックだったなぁ」
弟「でしょ?なのに」
姉「でも、そんなの関係ないの」
弟「…え?」
姉「私ね、昔ママが死んじゃうときに、ママからおまじないを習ったの」
姉「誰かと仲良くなりたいときは、美味しいものを食べさせてあげなさい、って」
344 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 22:04:31.50 ID:KYT18Avs0
そこまで弟ざまぁと思わないし最初からうざく感じない
しえん
345 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 22:04:39.00 ID:Pw5l+4ZGO
姉「どんなに自分のことが嫌いな人でも、お腹は絶対に空いちゃうから」
姉「そんなとき、誰かがとびきり美味しいご飯を作ってあげたら、その人はすごく嬉しいはず」
姉「だから、仲良くなるために、美味しいご飯を作れるようになりなさいって…」
弟「…」
姉「まぁ、弟君には今まで結構ご飯作ってあげたけどあんまり仲良くなれなかったから…ちょっと、微妙かもね」
姉「でも、バレンタインのチョコだったら、また別かなって思って…」
弟「…」
弟(なんだ…なんだこれ…?)
346 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 22:05:39.46 ID:e/iR5RuN0
この姉を嫁にしたい
347 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 22:09:33.66 ID:ATtG1xpk0
こう、姉がどんなにひどいことされても弟を憎まず
一途にいじめられ続けてたから良いのだな
いや、ハッピーエンドも悪くないぞwwww
348 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 22:11:08.14 ID:Pw5l+4ZGO
弟(俺が…俺が、あんたをどれだけ嫌いだったか…わかってんのか?)
弟(なのに、どうして…?)
姉「…弟君、食べてみて」
弟「え…」
姉「せっかく作り直すんだから、前より美味しくしようって頑張ったんだから」
姉「…だから、食べて?」
弟「…」
弟(そういえば、なんか無性に甘いもの食べたいような…気が…)
弟「…」
パクッ
この姉弟見ていて、ジャンプ版封神演義の「どうせみんな死んじゃうんだ。
だったら誰もいらないよ!」のセリフを思い出した。
350 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 22:14:43.77 ID:Pw5l+4ZGO
弟「…」
姉「ど、どうかな…?」
弟「…なに原料?これ?…甘すぎ」
姉「え…」
弟「いや、もうこれ甘いっていう次元越えてるよ…」
弟「ただでさえさっきまで意識不明だったのに、こんなもの、絶対体に悪いって…」
姉「うぅ…だって、弟君は甘いのが好き、って言ってたから…」
弟「…でも、美味しいよ」
姉「んぇ?」
弟「美味しい」
いいよーいいよー
352 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 22:16:48.65 ID:bTIZNemi0
姉かわいすぎwww
353 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 22:18:07.20 ID:Pw5l+4ZGO
姉「ほ、本当?」
弟「…かなり甘めの採点だけどね」
姉「チョ、チョコなだけに甘め?」
弟「…」
姉「…」
弟「残り置いてとっとと帰って」
姉「あぁっ!ヒドイよ弟君!せっかくダッシュで往復したのに…」
弟「知らないから、そんなの」
姉「…やっぱり弟君いじわるだよぅ…」
弟「…」
弟(いじわる、か)
354 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 22:20:37.12 ID:7pAd8j1o0
こんな女は存在しない少なくとも俺の周りには…
鬱だ
355 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 22:23:04.63 ID:Pw5l+4ZGO
姉「結構距離あるんだよ?病院とお家って…途中息切れちゃったし、すごく疲れたんだよぉ…」
弟「…ねぇ、あんたさ」
姉「聞いてないし…なに?」
弟「俺のこと、嫌いになったりしないの?」
姉「?」
弟「そんな、言ってることがわからない、みたいな顔しないでよ」
姉「私が弟君を嫌いに…なんで?」
弟「…少なくても、俺のしたことはあんたにとって嬉しいことなんかじゃないでしょ」
弟「変態的マゾでもないかぎり」
姉「わ、私変態なんかじゃないよ!」
>>354 存在しても俺たちでは関わる事すらできないから気にすんな。
357 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 22:27:02.09 ID:Pw5l+4ZGO
弟「…そこはどうでもいいんだけど」
姉「どうでもよくないよっ!?」
弟「大事なのはそこじゃなくて」
姉「変態じゃない!私変態じゃ」
弟「わかったから静かにして!ここ病院!」
姉「あぁぅ……変態…じゃないもん…」
弟「…なぜそこまでこだわるのか知らないけど、とりあえずそれは置いといて」
姉「うん」
弟「俺は、あんたが気に入らなかった」
358 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 22:32:26.25 ID:Pw5l+4ZGO
姉「…」
弟「正直、今まで全然見知ったことがない人を家族って呼ぶのは、かなり嫌だった」
弟「…って、説明しなくてもわかってるよね」
姉「あ…う…」
弟「でも、そんなのは建前だったのかも、わかんない…」
姉「え…」
弟「…ううん、これはまだ自信持てないかな」
弟「母さんとも、もう1回きちんと話したいし」
姉「…??」
359 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 22:32:46.34 ID:RHsH/i/U0
今FF13やってるからホープとスノウで再生される
360 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 22:32:58.36 ID:eBTY7avN0
>>354 そうなの?
俺の姉ここまでではないけどこんな感じだし
姉SSに出てくる姉も大体こんな感じだから姉ってこういうものなのかと
361 :
ウコン ◆LukonSd85c :2010/02/14(日) 22:34:11.94 ID:KrsQcGbj0
わっしょいわっしょい
362 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 22:36:34.65 ID:s10y3pMR0
お前ら友のこと忘れてやがるな
363 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 22:38:36.35 ID:wVej7Y0/O
友はきっと未だに探してるんだろうな…
364 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 22:40:30.86 ID:Pw5l+4ZGO
弟「…あんたさ、このケガ、自業自得ー、とか、ざまあみろ、とか思わないの?」
姉「…???」
弟「そんな心底意味不明だーって顔しないでよ…」
姉「え…だって、どうして?」
姉「弟君は、私を助けてくれたんでしょ?」
姉「なのに、なんで自業自得?使い方間違ってない?」
弟「…あんたに日本語の使い方にケチつけられると、それはそれで嫌かも…」
姉「えぇー…?」
弟(こいつ…やっぱり、マジ天才かもしれない、いろんな意味で)
365 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 22:40:41.01 ID:ySnu82FyP
まさか事k・・
366 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 22:44:38.63 ID:wVej7Y0/O
天才っていうか天然
367 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 22:50:18.15 ID:tbGO944d0
姉「計画通り」
368 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 22:52:23.68 ID:Pw5l+4ZGO
弟(…もう、なんか怒るのにも疲れちゃったかもなぁ)
弟(怒るだけ、ただただムダな感じがしてきた…)
姉(…もしかして、さっきのチョコ、そんなにひどかったかな?)
姉(た、確かに病院の手続きとかで忙しかったから、お母さんに味見頼めなかったし…)
姉「お、弟君!」
弟「は、はい」
姉「私もう1回チョコ作ってくるね!」
弟「…」
弟「はぁ?」
369 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 22:52:45.72 ID:e/iR5RuN0
>>360 ちょっと違うかもしれないけど、うちの伯母さんもこんな感じ
370 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 22:52:57.88 ID:dxE6cTcB0
371 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 22:57:47.02 ID:15GyvNi+O
俺の中の姉もだいたいこんな感じだよ
373 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:01:34.60 ID:Pw5l+4ZGO
弟「なんでそうなるのかな?」
姉「だ、だってさっきのチョコ微妙だったんでしょ?」
姉「だから、もう1回チャンスをちょうだい!」
弟「ちょ、待って」
姉「今のより余さ控えめにして…フルーツ重視にしたほうがいいかな?あー、途中で買っていかないと」
弟「おい、話を」
姉「大丈夫!なんとかバレンタイン中にもってこれるように頑張るから!」
弟「だから、待てって」
姉「あ、改めて聞きたいんだけど」
姉「弟君はどんなチョコが好き?」
弟「ちょっと黙れってー!!」
おわり
374 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:02:52.56 ID:kboCBZ6z0
えええええええええええええええ
375 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:03:10.81 ID:W+oEWli+0
なんと
リアルにこんな姉はいない
いたら俺のDQN姉と交換してくれ性格良ければ顔や体系は朝青龍でも良いから
>>1乙
377 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:03:22.13 ID:s10y3pMR0
なんだと
378 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:03:31.47 ID:Q+OBvoNG0
終わった・・・・だと・・・!?
379 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:04:03.04 ID:7pAd8j1o0
えっ
380 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:04:06.30 ID:KkV744mv0
予想外すぎる
381 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:05:13.84 ID:Pw5l+4ZGO
なぜハッピーエンドになってしまったのだろう
かわいい姉をもっといじめたかったのに
382 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:05:49.74 ID:7pAd8j1o0
俺たちはハッピーエンドじゃない件
384 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:06:47.05 ID:e/iR5RuN0
385 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:08:01.94 ID:8fGWSd7c0
20時くらいから張り付いてたけど楽しかった
>>1乙!
386 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:08:23.39 ID:tbGO944d0
俺の姉はこれを少し厳しくした感じ…既婚だけども…
>>1乙
これはエロゲ展開にならなくてよかったw
少々不満もあるけど1乙
388 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:14:36.59 ID:eBTY7avN0
>>1乙
俺は姉と妹がいるが
姉→こんな感じ
妹→ツンツン
うはwwwwwwテラD.C.U状態wwwwww
終わっちゃったか…しかし一乙
秀逸な釣り宣言のごとく唐突に終わったなw乙
仲良し姉弟の後日談マダー?
こっから盛り上がるとこだと思ってたのにぃ
>>1おつー
392 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:19:10.22 ID:tbGO944d0
394 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:19:50.86 ID:W+oEWli+0
友人の行方が気になるところだけど
乙
395 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:27:36.10 ID:x7gv3DZD0
396 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:28:34.27 ID:WNMcg+br0
乙!
楽しかったよ
397 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:32:02.57 ID:kboCBZ6z0
あれだけ待たせておいてこの終わり方。
殺意が沸いたからバッドエンド編よろ
398 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:39:03.88 ID:nqlfjKJJO
理想の姉でした乙
399 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:39:15.00 ID:+5JblcCX0
>>1乙
釈然としないけれど完結まで書いてくれた事に感謝
400 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 00:18:30.36 ID:Gx2jJauS0
クオーツ
401 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 00:19:51.42 ID:rNB8N8Qk0
この姉とセックスしたい
402 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 00:38:59.39 ID:Lun8AW+d0
>>368 > 姉「お、弟君!」
>
> 弟「は、はい」
メシウマwwww
403 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:17:59.61 ID:BYN5hODu0
事故前と事故後で、姉の弟に対しての接し方が不自然
姉の動機も書かなきゃ
>>329からやり直して下さい
405 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 03:31:00.33 ID:gKAYfl/zO
まだ
いける?
408 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 09:36:10.49 ID:ip/MyefE0
409 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 12:17:14.90 ID:WdDiC2jGO
あとでよむからほ
410 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 14:05:11.14 ID:gKAYfl/zO
まだだ!
411 :
1:2010/02/15(月) 14:37:00.34 ID:zUE+lze1O
まだ残っていることに驚いた
続きと書き直しどっちにしたらいいんでしょう
412 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 14:50:36.26 ID:kw0smHJlO
続き
413 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 14:54:31.06 ID:QPBspI12O
書くんだったら続き
414 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 16:03:49.59 ID:v5REcjmr0
続きを頼む
415 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 16:17:22.43 ID:OPk4i7Gl0
つづきあ
416 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 17:19:58.47 ID:ic6IXpVc0
続きよろしく
アキラメンナヨ!
すいませんバイトなんです…
11時頃には書けると思います
hosyu
ほ
ほす
wktkしながらほす
424 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 22:20:59.37 ID:rNB8N8Qk0
ほ
保守
ほ
そろそろ続き書きます
428 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 23:22:59.69 ID:YMQnVTPL0
* *
* うそです +
n ∧_∧ n
+ (ヨ(* ´∀`)E)
Y Y *
429 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 23:25:05.73 ID:ic6IXpVc0
なんだ嘘か
430 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 23:33:18.19 ID:2hBpAe1X0
マジで嘘かと思ったわw
431 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 23:36:13.75 ID:zUE+lze1O
姉「弟君退院おめでとー!!」
母「おめでとアンドおかえりー!!」
弟「…はい、ただいま」
姉「今日はねー、弟君の退院祝いで夕飯をすっごく豪勢にするつもりだから、楽しみにしててね!」
母「しててね!」
弟「…はぁ」
弟(俺が目を覚まして以来、この人らはなんでこんなにテンション高いんだろう)
お、ktkr
433 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 23:42:08.64 ID:zUE+lze1O
姉「あ、弟君松葉杖はもう慣れた?なんなら私肩かしてあげるよ?」
弟「…あんたの方が背低いし、第一あんたに俺を支えきれるだけの筋力があるの?」
姉「ううっ…し、身体的な悪口はたとえ家族でも口に出しちゃいけないんだよ!?」
弟「でも事実そうなんだから、しょうがないよね?」
姉「それは…そうかも、しれないけどぉ…」
弟「……はぁ」
弟「…気持ちだけ受け取っておくから、あんたは料理頑張ってよ」
弟「仲良くなれるおまじない、なんでしょ?」
434 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 23:46:58.67 ID:zUE+lze1O
姉「…!うん!私頑張る!」
弟「じゃあ、俺は荷物の整理とかするから部屋にいるね」
弟「夕飯の準備できたら、呼んで」
姉「りょーかい!」
弟「…ホント、テンション高いな」
弟(ていうか、高すぎ?…まぁ、ここ最近はあいつにストレス感じることもないし、別にいいけど)
母「…ふぅん?」
弟「…なにか言いたいことでも?」
母「いえいえ、別に〜」
435 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 23:53:07.02 ID:zUE+lze1O
弟「…っと、こんな感じかな」
弟(着替えとかの整理と簡単な掃除に、ここまで時間がかかるとは…)
弟(…やっぱりこの足は、しんどいかも)
弟「っと、携帯携帯」
ピッ
弟「はいもしも」
友『よっ弟!確か今日退院だったよな!?元気か!?』
弟「…なんで友までテンション高めなの…」
友『そりゃお前、未来の義弟がようやく退院したってんだから、テンションも上がるだろ!』
弟「誰が義弟だよ…」
436 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 23:58:54.19 ID:zUE+lze1O
友『さすがに退院初日の家族全員集合の水入らずを邪魔したりはしないけどな』
弟「いや、全員じゃないよ、父親いないし」
友『え?でもつい昨日お見舞いに行ったらお義父様いたじゃんか』
弟「急にまた出張だってさ…別にあの人がいなくても家は賑やかだから問題ないよ」
友『ていうか、お義父様にはツッコミなしですか?』
弟「一々反応するのが、面倒」
437 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 00:04:46.17 ID:PODUTUY+O
友『ひっどいなぁー…意識不明のお前と号泣して慌てふためく姉さんを助けたのは誰だと思っ』
弟「救急車呼んでくれたのは近所のおばさん」
弟「友は俺達を発見して、なぜかダッシュで病院に向かっちゃったんでしょ?」
友『で、でも、その後の俺の活躍は』
弟「その後結局全部仕切ったのはあの人で、友はただわーわーしてただけだったとか」
友『な、なぜ全部知って』
弟「母さんが教えてくれた」
友『お義母様ー!!!』
438 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 00:09:28.88 ID:05Qx7FY20
ktkr
439 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 00:13:21.63 ID:PODUTUY+O
弟「電話で叫ばないでよ、耳が痛くなる」
友『う…悪い…いろいろとショックで…』
弟「…でも、ずっと心配してくれてたのもホントらしいし」
弟「改めて、ありがとう、友」
友『お、おう…どう致しまして』
弟「…で、用事はそれだけ?なら切るけど」
友『感謝の後が素っ気なさすぎません!?』
友『…まぁその、少しだけ気になることもあってな』
弟「ん?なに?」
友『お前、姉さんとは仲直りしたのか?』
440 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 00:19:01.62 ID:PODUTUY+O
弟「…仲直り?なんで?」
友『いやいやいや、お前姉さんのチョコを本人の目の前でぐっしゃぐしゃにしただろ』
友『普通そんなことしたら謝るし、逆にされたら相当怒るっしょ』
弟「…ああ、そう言われてみればそうかも」
友『なんでだよ!?そこはソッコー気づくとこだろうが!』
弟(あいつに謝る、ねぇ…)
弟(…イライラしてない今にしてみれば、確かに色々と悪いことしたような…)
弟(いや、確実に悪いことしてるかもしれない)
441 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 00:28:56.37 ID:ltlHMIJpO
ハッピーエンドに着々と向かっててニヤニヤが止まらない
442 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 00:30:37.06 ID:cuqvXo3f0
こういう姉さんが欲しかった
443 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 00:32:11.80 ID:MxFuNZSz0
ニヤニヤしながら見ている俺らをどん底に突き落してほしい
444 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 00:34:17.93 ID:ltlHMIJpO
445 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 00:36:10.58 ID:PODUTUY+O
友『ていうか姉さんからのチョコをムダにするとか、もはや犯罪だよな犯罪!』
友『ったく…そりゃ弟にも事情はあるかもしれないけどでもやっぱり許せねぇって…』
弟「う…」
友『もしこれで姉さんに暴力なんてふるっていた日には、俺もお前をどうしちまうかわかんねーよ、ははは』
弟「…うん」
友『え?いやおいさすがに今のは冗談だぞ?なに凹んでんだよ』
弟(冗談じゃないから凹んでるんだよ…)
446 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 00:39:32.18 ID:PODUTUY+O
友『とにかく!チョコのことはちゃんと姉さんに謝っておけよ!』
友『俺なんかまだ、おそれ多くてチョコ食べれずに飾ってるんだからな』
弟「それは知らないけど…ていうかチョコは食べなよ」
友『んじゃ、また今度学校でな、姉さんによろしく!』
弟「うん、またね」
ピッ
弟「…」
弟(謝る、かぁ)
447 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 00:53:34.33 ID:PODUTUY+O
弟(よくよく考えてみたら、俺ってあいつに謝ったことなんか1回もないよなぁ)
弟(というより、あいつに対して悪いと思ったことが…)
弟(…)
弟(いやいやいやいや)
弟(悪い態度とったりぶったりしたときは、少なからずともあいつが…)
弟(あいつが…)
弟(…)
弟(あー…)
弟(俺、もしかしなくてもダメ人間?)
448 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 00:57:52.06 ID:PODUTUY+O
弟(で、でも今更謝るとか…そんなの…できないし)
弟(確かに、悪いのはあいつじゃないかもしれないけど…)
弟(…俺が、一方的に、ただイライラしてただけかもしれないけど…)
弟(そんな、今更…)
バタンッ
母「話は全て聞かせてもらったっ!!」
弟「うああっ!!?」
449 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 01:13:46.20 ID:dSqJu3Uf0
母者
450 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 01:14:29.01 ID:cuqvXo3f0
母何者だよw
451 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 01:19:51.94 ID:ltlHMIJpO
ずっと思ってたんだがこの母可愛い
452 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 01:21:50.65 ID:8qS/o0PxO
追いついたので一言
セクロスでおk
453 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 01:31:51.59 ID:cMK9Oa/B0
いまだにハブられてる父親がぶち切れて無双に期待
454 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 01:32:29.25 ID:cuqvXo3f0
寝たか?
俺も寝るか
455 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 01:36:27.34 ID:qH+CtsHP0
456 :
すいませんお風呂入ってました:2010/02/16(火) 01:37:50.42 ID:PODUTUY+O
弟「ノ、ノックぐらいしてよ!ていうか大声出さないでよ驚くでしょ!?」
母「そんな細かいことは関係ナッシングなのよ弟!」
母「それよりも大事なのはそう!今の話!!」
母「ぶっちゃけ弟の声しか盗み聞きできなかったからアレだけど、つまりは姉ちゃんのことでしょ!?」
弟「確かにそうだけどその前にいろいろとツッコミたいことが」
母「なら私に任せなさい!家族みんなが仲良くなれば、私も弟も幸せゲットで一石二鳥なんだからっ!」
弟(なぜかいつになく盛り上がっちゃってるよ母さん)
457 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 01:43:17.05 ID:PODUTUY+O
母「弟は姉ちゃんに今までのことを謝りたい、姉ちゃんは弟ともっと仲良くなりたい」
母「そして私は、そんな仲の良い2人を見てほっくほくよ」
母「わかった?わかったら黙って私の言う通りにしなさいね?」
弟「え、あ」
母「よし決まり!」
弟(有無を言わせないってまさにこういうことなんだろうか)
母「んー…ただ謝るだけってのじゃ芸がな…じゃなくて姉ちゃんが許してくれるか微妙だしぃ…」
弟(…とりあえずこの流れに合わせていけばいっか…)
458 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 01:48:07.73 ID:PODUTUY+O
弟「ていうかあれ?夕飯の支度は?」
母「そんなのもう全部姉ちゃんに任せてきたに決まってるじゃないの…うーん…」
弟(そんな堂々と丸投げ宣言されても…)
母「うーん、うーん…」
弟(すごい熟考してるし…)
弟(…でも確かに、ただ一言謝るだけ、ってのもさすがにないよなぁ…)
弟(…なんだかんだで、まだ根には持ってるだろうし…)
母(多分ちょっと謝るだけでも姉ちゃんは許しちゃうだろうし…ていうかまだ怒ってるのかどうかも怪しいし)
暴力ふるったって事実知ったら笑えなくなるだろうなぁ
460 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 01:55:24.83 ID:PODUTUY+O
母「!」ピコーン
弟(今聞こえたピコーンって音は何)
母「はいはい思い付きましたよ思い付きましたとも!」
弟(…まぁ、これっていう考えが今あるわけでもないし、一応聞くだけ聞いてみよう)
弟「…どうするの?」
母「ふふん、別に難しいことをするわけじゃないよ、シンプルイズザベスト!」
母「とりあえず謝るのは最低限だから、決定なんだけど」
母「弟には、姉ちゃんのことを『姉さん』って呼んでもらいます!」
弟「…」
弟「え?」
461 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 02:00:34.52 ID:PODUTUY+O
母「ああ、別に『姉さん』じゃなくてもいいよ?」
母「『お姉ちゃん』でも『お姉様』でも、弟が1番しっくりくるやつなら何でも」
弟「ちょ、ちょ」
母「そうなんだよねぇ、今まで何がピンとこなかったかって」
母「弟ってば姉ちゃんのこと『あんた』とか『あいつ』とかでしか呼んでなかったんだよねー」
母「うん、家族が仲良くなるついでに、呼び方も変えちゃった方がいいよっ」
母「わ、私ってば、天才…?」
弟「ちょっと待てってー!!」
462 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 02:22:22.87 ID:PODUTUY+O
母「え?なに?」
弟「ムリ!そんなの絶対にムリだって!」
母「え〜なんで?むしろ今までちゃんと呼んでなかったのが不思議なくらいなのに…」
弟「いや、そんな急に、だって、俺は、あいつを…」
母「…」
母「ふぅ」
母「うん、まぁ確かにね」
母「弟と姉ちゃんは、血のつながってない義理の姉弟だよ」
弟「っ…」
母「…それでも、姉弟は姉弟なんだよ」
母「私と同じ、家族なの」
463 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 02:29:29.31 ID:PODUTUY+O
弟「…」
母「だから、私は2人にホンットに仲良くなってもらいたいのね」
母「なのに呼び方があいつだのあんただのだったら、仲良くなりたくてもなれないでしょ?」
母「だから、ね?」
弟「…」
弟(俺が、あいつを『姉』と呼ぶ)
弟(つまり、あいつを自分の家族として認めるってこと…)
弟(…だから、ムリだって)
弟(俺は、あいつのことが嫌いで…)
弟(嫌い、だから…)
464 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 02:30:24.45 ID:EwS8xHA60
シエエンヌ・・・・・
465 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 03:05:42.71 ID:cMK9Oa/B0
寝たな
俺も寝るから保守頼んだ
今回は落ちるかもわからんね
バットエンドの構想はどんなんだったんだろうな
468 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 04:13:07.45 ID:8qS/o0PxO
ほしゅ
469 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 04:37:13.40 ID:BiPTjfFR0
あぶぶ
Hishu
471 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 07:22:27.07 ID:KHnX4BVr0
ほしゅ
472 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 08:06:02.91 ID:TuRhxKWQO
ほ
473 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 09:23:25.15 ID:dSqJu3Uf0
474 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 10:33:35.20 ID:8qS/o0PxO
しゅ
475 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 11:02:09.86 ID:ltlHMIJpO
母「ホシュリーナ」
弟「え、なにが?」
ほっ
477 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 11:53:11.00 ID:ltlHMIJpO
姉「ほ、保守っ」
弟「肩の力抜きなよ」
478 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 12:37:56.85 ID:mwjXA2qgO
真剣10代チョベリバ
479 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 12:40:26.00 ID:aIe6R2C3O
あ
480 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 13:15:55.04 ID:ltlHMIJpO
誰か保守間隔のコピペお願い
今用事から帰宅したので、昼食を食べたら再開します
保守してくれた方々ありがとうございました
482 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 13:56:02.95 ID:8qS/o0PxO
ktkr
483 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 14:23:10.07 ID:wA+iL+CT0
ここから弟をどん底に陥れる展開を希望します
484 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 14:27:31.88 ID:8qS/o0PxO
お姉ちゃんに翻弄される立場逆転な弟でいい
485 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 14:31:22.68 ID:dSqJu3Uf0
それだ
486 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 15:06:38.58 ID:ltlHMIJpO
487 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 15:20:40.13 ID:BsiuuFLSO
これまだ続いてたのかw
土曜日にブクマして忘れてたけど、帰ったらPCでよもうかな
ごめんなさい、ちょっとした緊急事態でして
4時前には書き始めます
続きがあるなんて驚いた
楽しみに待ってるぜ
さて
まあ予想はできた
16時じゃなくて4時なんだからねっ!
493 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 16:44:38.40 ID:ELeuxr570
たしか保守ってageなきゃ意味無いよね?
まだかかりそうだから保守
494 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 16:48:54.06 ID:MxFuNZSz0
∩___∩ /
| ノ ヽ /
/ > < |/ そんな餌パクッ
| //// ( _●_)/ミ
彡、 l⌒l ノ
/ __ \ \ヽ
. (___) \__)
. O| /
| /\ \
| / ) )
∪ ( \
\,,_)
∩___∩
| ノ ヽ
/ ● ● | オエー!!!
| u U ( _●_) ミ 。
彡、 |゚。、` ヽ。、o
/ __ ヽU o
. (___)U | ∴l
. O| U :l
| /\ |:!
| / ) U
∪ ( \
\,,_)
申し訳ありませんでした
再開します
キター
帰ってきたらちょうど再開だった!
支援
498 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 17:13:46.13 ID:PODUTUY+O
母「…んー、やっぱり、いきなりじゃ厳しい?」
弟「…うん、さすがに、ちょっとね」
母「んんー…」
母(あの日以来2人の、特に弟から姉ちゃんへの感じがよくなってたから、いけると思ったんだけど…)
母(いや!ここはもうあと一押しすればなんとかなる!はず!)
母「じゃあさじゃあさ、私で練習してみなよ!」
弟「…練習?」
母「ほら!私を姉ちゃんだと思って!ズバっと言っちゃいなさい!」
499 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 17:17:42.67 ID:PODUTUY+O
弟「…さすがにそれは色んな意味でちょっとムリが」
母「ああ?」
弟「頑張りますから少し待ってください」
母「どうぞどうぞ」
弟(練習…練習か)
弟(そうだよ、今はただ、母さんに向かって『姉さん』って言えばいいだけなんだから)
弟(全然、そんな、深い意味なんてないんだし)
弟「…うん」
母「ばっちこい!!」
500 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 17:21:45.07 ID:qn3fkkzL0
母はっちゃけすぎwwww
支援
501 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 17:24:35.78 ID:PODUTUY+O
弟(『姉さん』っていう単語を母さんに言うだけ…言うだけ…)
弟(…よし、言う、言える)
弟「ね…」
母「!」
弟(あと3文字くらい頑張って俺!)
弟「ね…ね…」
母「……ドキドキ」
弟(もう、ちょっと…)
姉『弟君っ!』
弟(っ!勝手にイメージが…)
弟(くそ…関係ない、関係ないんだこんな、イメージなんか…)
502 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 17:26:40.55 ID:PODUTUY+O
弟「ね、え…」
母「!!」
弟(よし、よし!)
弟「姉、さ」
母(キタ━━(゚∀゚)━━!!?)
弟「っ、姉さ」
ガチャ
姉「弟君〜、ご飯できたよー」
弟「うわあああああ!!??」
姉「きゃああああああ!!?」
母「えええええええええ??」
503 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 17:31:03.77 ID:PODUTUY+O
弟「ノ、ノ、ノックくらいしてから入ってよ!」
姉「ゴ、ゴメンね、もしかしたらすごい待ってるんじゃないかと思ったら、あ、慌てちゃって…」
姉「そ、それにそこまで驚くなん…て…」
母「…え?」
姉「ま…まさか、弟君、お母さんと、まさか…!?」
弟「何考えてるのか知らないけどそれだけはないからっ!!」
姉「そ、そうだよね、あぁびっくりした…」
母「…あーあ」
504 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 17:35:51.23 ID:PODUTUY+O
姉「で、ではどうぞ、召し上がれ」
母「いただきまーす」
弟「…いただきます」
姉「お、弟君?まだ怒ってるのかな?」
弟「別に、怒ってなんかないよ」
姉「だ、だって、すっごく怒った顔してるよぉ…?」
弟「そんなことない、気のせい」
姉「…うー…」
母(…こりゃダメかもなぁ)
505 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 17:39:10.16 ID:PODUTUY+O
弟(まったく、一体誰のために頑張ってると…)
弟(…誰、のため…?)
弟(いやいやいやだから、別に俺はこいつのことなんてそんな…)
弟(…)
弟(ああもう!…とりあえずご飯食べよ)
弟(考えるのはその後ででも)
パクッ
弟「…」
弟(…美味しい)
506 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 17:45:14.65 ID:PODUTUY+O
姉(あああまたやっちゃったよぅ…)
姉(少しでも弟君に喜んでもらおうって、頑張ってるのになぁ…)
姉(料理だってせっかく腕によりをかけたのに)
姉(あんな怒ってるんじゃ、きっと美味しいなんて思ってくれないよ…)
姉「…はぁ」
姉(とっておきだってあるのに…これじゃ…)
母(あ、この煮物美味しっ!)
507 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 17:54:16.89 ID:PODUTUY+O
母「ごちそうさま!」
弟「…ごちそうさま」
姉「あ、うん、お粗末様でした」
母「いやホント姉ちゃんは料理の天才だね!もうお店だって出せちゃうくらい!」
姉「そ、そんなことないよ、普通だよ普通」
母「これが普通だったら世の女性の8割はダメ女になっちゃうよ?私含めて」
姉「や、やめてよお母さん」
弟「…じゃあ、俺部屋戻るね」
508 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 18:03:05.00 ID:u2YNyz+I0
509 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 18:08:38.52 ID:PODUTUY+O
姉「あ…」
母「ちょっと待ったぁっ!!」
弟「な、なに?」
母「あんたねー、姉ちゃんが弟のため、だけ!に頑張って作ってくれたご飯に何の感想もないわけー??」
姉「っ、やめてってばお母さんー…」
弟(…そんな何か言ってほしそうな目しながら言っても、説得力ないって)
弟「…はぁ」
弟「……美味しかったよ」
姉「え?」
510 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 18:09:34.47 ID:8qS/o0PxO
キター(・∀・)ー
511 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 18:12:34.77 ID:PODUTUY+O
弟「っ、だから、すごい美味しかったって、言ってるの」
姉「…」
姉「ほ、本当に?」
弟「…うん」
姉「お世辞とか、ただ空気読んだだけとか、じゃなくて?」
弟「しつこい」
姉「…そ、そっかー…美味しかったんだ…」
姉「…えへへ」
姉「弟君に、褒められちゃった」
弟「…っ!」
弟「も、もういいでしょ、俺、部屋に戻るから!」
512 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 18:19:43.87 ID:PODUTUY+O
母「あ、手貸そうかー?」
弟「ニヤニヤしながら言われても嬉しくないしいらない!1人で戻る!」
母「そう、じゃあお部屋まで十分お気をつけくださいませ」
弟「…」
姉「…美味しいって、弟君が、私の料理美味しいって…」
姉「…」
姉(か、顔が笑ったまま元に戻らない…)
母「いいねぇいいねぇ、お母さんこういうのを待ってたのよ」
513 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 18:28:01.75 ID:PODUTUY+O
弟(なんだよ、2人してあんな…)
弟(俺をからかって…そんなに楽しいのって話だよ)
弟(…)
姉『弟君に、褒められちゃった』
弟「っ…」
弟「……はぁ」
弟(結局、『姉さん』とは呼べずじまい、かぁ)
弟(あ、ていうかあんなの母さんのその場の思い付きなんだから、別にこだわらなくてもいいのか…)
弟(…)
弟(友にもらったノートのコピーでも整理してよう…)
514 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 18:32:33.55 ID:PODUTUY+O
弟(…もうこんな時間)
弟(数日休んだだけでも、結構量あるなぁ…)
弟(成績が下がるのだけは、何としても防がないと…)
コンコン
弟「ん?」
姉「あの、私だけど…今大丈夫、かな?」
弟「…ああ、大丈夫、開けていいよ」
ガチャ
姉「あ…ども、こんばんは」
弟「…?…こんばんは」
姉(あ、挨拶してる場合じゃないのにぃ…)
弟(なぜにこんばんは?)
515 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 18:39:15.71 ID:PODUTUY+O
弟「…どうしたの?こんな時間に」
姉「えと、あの、本当はご飯のあとすぐに渡そうって思ってたんだけど」
姉「…その…表情が、ずっと直らなくて…」
弟「え?」
姉「あっ!ううん、いいの!なんでもない」
姉「それより、これ、どうぞっ」
弟「…?これって…」
弟「…もしかして、チョコ?」
姉「うん…」
516 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 18:42:45.15 ID:PODUTUY+O
弟「…バレンタインはとっくに終わってるけど」
姉「し、知ってるよ!でも…」
姉「…この前、もう1回作って持ってくって約束したのに、できなかったから…」
姉「…入院してる人に、あまりお菓子あげちゃダメだって怒られちゃったから…」
弟(それであの日、飛び出していったあと戻ってきたら落ち込んでたんだ…)
姉「だから、今日、弟君が退院したから、改めてあげるって決めてたの」
517 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 18:45:48.68 ID:PODUTUY+O
弟(…そんな、チョコのことなんて、全然気にしてなかったのに)
弟(むしろ、その前のことを謝るつもりだったのに…)
姉「あの、弟君?」
弟「ん、あ、何?」
姉「…食べて、くれる?」
弟「…」
弟「うん…」
パクッ
姉「…」
弟「…」
弟「ま…」
姉「!」
弟「マジ、美味しい…!」
度々すいません少し空きます
なんとぉぉぉ
バケモノかっ
521 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 19:34:10.47 ID:lo2Xnk7D0
あ
522 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 19:47:39.11 ID:uX9NGaPD0
姉「ホシュリーナ」
弟「えっ 何が?」
ほ
聞いてアロエリーな
525 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 20:35:46.49 ID:QKOrMA/yO
ちょっと言いにくいんだけど
なんかこの二人なら付き合うとかじゃなくて普通に仲の良い兄弟になって欲しいのう…
hossyu
528 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 21:28:23.81 ID:KmvpWJnc0
弟かわいい
529 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 21:33:31.34 ID:3kM02aQ60
弟が姉の奴隷化
530 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 21:56:12.77 ID:kZvhW4fw0
てす
保守ありがとうございました、再開します
532 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 21:57:19.42 ID:kZvhW4fw0
規制解除記念
弟かわいい
533 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 22:00:59.81 ID:PODUTUY+O
姉「ほ、本当に?」
弟「うん、ホントに美味しい」
姉「本当の本当?」
弟「本当だって、甘さもちょうどいいし…この香りなんだろ?とにかくすごく美味しい」
姉「…」
弟「…え?おい、大丈夫?」
姉「……ふぇ、えっ、グスッ」
弟「ちょ、え」
姉「うぇ、うぇぇぇええん……」
弟「ちょっと!褒めたのになんで泣いてるの!?」
534 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 22:07:29.99 ID:PODUTUY+O
姉「だっ、だって、ふぇ、弟、弟君、に、グスッ、やっと、美味しいチョコ、グスッ、食べてもらえた、から」
姉「…ふぇぇぇえん…」
弟「…そんなに号泣するほど嬉しいの…」
姉「うん、嬉しい、グスッ、よぉ…」
弟(…なんだよ…)
弟(そんなこと言われたら、なんか…)
弟(…マジで、謝らないといけないみたいじゃない…)
姉「ひぅっ、グスッ、グスッ」
535 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 22:11:52.85 ID:PODUTUY+O
弟「…あ、あの、さ」
弟「なんであんたは、そこまでしてくれるの?」
姉「グスッ…え?」
弟「だって俺…あんたに…自分で言うのもアレだけど…かなりひどいこと、したと思う」
弟「なのに、なんで」
姉「なんで、って…グスッ、そんなの」
姉「家族なんだから、当たり前、だよ?」
弟「…!」
姉「私が、弟君に幸せになって、グスッ、もらいたいっていうのは」
姉「別に、普通のこと、だよね?」
536 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 22:16:28.04 ID:PODUTUY+O
姉「確かに…ちょっと嫌だなぁ、って思ったりもしたけど」
姉「それだけじゃ、弟君のこと嫌いになったりは、しないよ」
弟「…」
弟「…ははは」
姉「?」
弟「そっか、そうだよね…家族、なんだもんね…」
弟(何も、難しいことじゃなかったんだ…)
弟(勝手に俺が暴走して、こいつにあたってただけだったんだ…)
弟(こいつだって、俺の中ではもう母さんと同じ…)
弟(もう、家族なんだ)
537 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 22:21:26.41 ID:PODUTUY+O
弟「…はぁ」
弟(…なんだか、イライラしてたころがホントにバカらしく思えてきた…)
姉「弟君?どうしたの?」
弟(…いや、それで終わらせちゃ、ダメ人間)
弟(ちゃんと謝って、それで、それで…)
弟(家族として、けじめ、つけないと)
姉「弟君…?」
弟「…」
弟「あんたに、言わなきゃいけないことがある」
弟「少し、聞いていてほしい」
538 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 22:27:56.37 ID:PODUTUY+O
姉「…うん」
弟「…正直、謝ったら全部が全部許されるなんて思ってない」
弟「でも、それでも、俺のやったことについて、ちゃんと謝らせてほしい」
弟「…ホントに、ごめんなさい」
姉「え、そんな、やめてよ弟君…」
姉「私…弟君のやったこと、全然怒ってないんだよ?」
弟「……え?」
姉「だって…」
姉「だって弟君、私のこと助けてくれたもん」
姉「自分がそんなケガしてまで、私のこと…」
539 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 22:31:25.44 ID:PODUTUY+O
弟「いやでもそれは、成り行きというか、なんというか…」
弟「それに、俺その時の記憶全然ないし…」
姉「成り行きだって記憶がなくたって、助けてくれたのは事実だもん…」
姉「だから私は、弟君のことが」
姉「すごくすごく、大好きなの」
弟「っ!!」
弟(な、な…)
姉「…弟君?」
弟(こいつ…なんて恥ずかしい…)
弟(な、なんで俺が顔赤くなってんの!?)
540 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 22:32:50.90 ID:9f3/VlGk0
弟かわゆす
541 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 22:34:38.86 ID:PODUTUY+O
姉「弟君?どうしたの?顔赤いけど…」
姉「もしかして、退院初日で疲れちゃった?」
弟「ち、違うよ!いい!いいから近づかないて!!」
姉「あぅ…弟君、まだちょっといじわる…」
弟(そ、そういう問題じゃなくて…)
弟「……」
弟「はぁぁぁ」
弟(なんだか、一気に力抜けちゃったな)
姉「…??本当に大丈夫?」
弟「…大丈夫、だよ」
542 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 22:37:31.21 ID:PODUTUY+O
弟「…ホント、いろいろと、ゴメンね」
姉「だから、もう謝らなくてもいいってばー」
弟「それと、ありがとう」
弟(俺が、今まで気づけなかったことを気づかせてくれて)
弟(…ホントの、家族っていうのを教えてくれて…)
弟「ありがとう」
弟「姉さん」
543 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 22:40:39.45 ID:KjLGXPEo0
おっぱい
544 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 22:40:56.06 ID:PODUTUY+O
姉「うん、どう致しまし……え?」
姉「お、弟君?今、なんて?」
弟「……」
姉「お願い、もう1回、脳内に永遠に保管したいから、どうか!」
弟「え、永遠にって…怖いよそれは…」
姉「いいから!お願い!!」
弟「…はぁ」
弟「別に、一々お願いされなくても、いくらでも言ってあげるよ」
弟「姉さん」
姉「…」
ドサッ
弟「ちょ!姉さん!?」
姉「私…もう今しんでもいい…」
545 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 22:42:06.09 ID:dSqJu3Uf0
546 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 22:48:20.36 ID:7BcrYe2Y0
さ、いそぐんだ
547 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 22:57:08.75 ID:v56ItBTd0
姉「イオナズン!!」
弟の背後の空間は吹き飛ぶ
弟「ぶはっ・・・おのれメラミ!!」
さっ!!!
弟「何!!!俺の取って置きの呪文が・・・」
姉「私が唱えたのはイオナズンだよ?弟君・・・今までの恨み・・・晴らさせてもらうからね!!」
弟「やっ・・・やめろ・・・くっ・・くるなああああ!!!」
弟「今までの事なら謝る・・・俺にも家庭の事情って奴が会って色々あったんだ・・・許してくれ・・本当は俺も姉ちゃんのことが・・」
姉「お・・・弟君・・・ごめんね」
姉「私もうどうでもいいの。今はただこう言いたいだけなの・・・そう
姉「ビッグバン・・・とね」
ヒュウウウウウウウ
弟「うわああああああああああ」
ドン
姉「ふっ・・・口程にもなかったな・・・我の優しさをも知らず弟風情が我がチョコを捨てるなど片腹痛いわ」
姉「フォッフォッフォッフォッ・・・」
って言う展開を希望します
548 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 23:04:51.62 ID:PODUTUY+O
弟「いや、さすがに死んじゃうのは困るんだけど」
姉「はぅぅ…幸せって、こういうことを言うのかなぁ…えへへへ」
弟「っ〜!」
弟「お、お願いだからもう立ってよ!ほら!」
姉「…うふふ、弟君っ」
弟「な、なに?」
姉「…そういうときは、『なに?姉さん?』ってちゃんと言ってくれなきゃヤ〜」
弟「んなっ…」
弟(か、完全にネジが緩んでるよこの人…)
549 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 23:13:20.65 ID:PODUTUY+O
姉「…弟君っ?」
弟「…なに、姉さん?」
姉「はぁん…!」
弟「ちょ、いやいや」
姉「うふふ、ゴメンね、うふふふふ」
弟(やっぱりダメだこいつ…)
姉「弟君〜弟君〜」
弟「…ちょっと、やめ」
姉「弟君〜〜〜」
弟「近くなって、こら、ちょっ!!」
ガチャ
母「それ以上はいけませんよっ!!!!」
550 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 23:18:09.77 ID:PODUTUY+O
弟「え?」
姉「え?」
母「えっ?」
母「…あ、えと…」
母「い、いやらしいのはいけないと思います?」
弟「なんで疑問形?」
母「…」
姉「…」
母「…あ、あははは…」
母「ご、ごゆっくりー」
バタン
弟「…」
姉「…」
551 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 23:22:52.11 ID:PODUTUY+O
弟「…はぁ」
姉「…ふふっ」
弟「とりあえず、これからもよろしく、ってことで」
姉「うん」
姉「あ、でももう痛いのは嫌だからね?」
弟「…やめてよ、それこそ母さんが聞いてたらどんなことになるか…」
姉「…もしかして弟君の弱みゲット?」
弟「お願いだから黙っててね?姉さん」
姉「りょーかい!弟君!」
おわり
552 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 23:24:23.19 ID:EnjFCO1F0
gj!
おつかれさん
これはエロフラグ立ったのか?
554 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 23:24:33.82 ID:dSqJu3Uf0
おつ
555 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 23:27:16.74 ID:GJ7jyWLC0
1乙
いい終わり方だった
最後までgdgdですいません
とりあえず続きも書き切れてよかったです
支援保守してくれた方々本当にありがとうございました
557 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 23:30:49.08 ID:8qS/o0PxO
乙!最後まで読めて本当によかったぜ
558 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 23:31:56.64 ID:3kM02aQ60
さあ、バッドエンド編といこうか。
おつー
良かったよ
560 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 23:37:53.82 ID:kZvhW4fw0
おつ
561 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 23:41:20.07 ID:tfAsptZI0
おつ
562 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 23:43:20.18 ID:KmvpWJnc0
にやにやした
おつ
563 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 23:47:05.32 ID:kthMha5m0
乙
これはおれの中の良SSの中でトップ5に入るな
564 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 23:47:59.33 ID:eANfN12c0
追い付いた
おつ
565 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 23:48:05.72 ID:91k//WxvO
んじゃこっから弟のデレの破壊力で姉ちゃんがヤンデレ化希望
俺の読んだSSだったら上位めちゃくちゃ争ってるぞ
めちゃくちゃ読んでて面白かった!
>>1 乙!
567 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/16(火) 23:58:10.84 ID:wA+iL+CT0
さぁイチャイチャ学校編だ
568 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/17(水) 00:00:34.92 ID:YF4ETsnnO
乙!
楽しかった。
569 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/17(水) 00:13:20.87 ID:OYKqZgVAO
弟「オツリーナ」
姉「えっ何が?」
570 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
追いついたー
楽しかった乙!