小島「外人に迎合するか、自分のオリジナルを作るか決断をする」

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします

小島 今年は、海外のいいゲームがさらに増えていくと思います。
小島プロダクションはグローバルスタジオなので、世界と勝負するというのは変わりませんが、方向性を決める年にはなると思います。

考え方は二つあります。
ひとつは海外のメーカーが得意なものをあえて作る。ヨーロッパのスタジオはまさにこの手法ですよね。
アメリカ向けに作る場合は、アメリカのユーザーが好みそうなものを、それを得意としているスタジオと組んで作るという。

日本でもそういう手法が多くなってきました。僕もそれはいいと思うのですが、それだとゲームデザイナーとしての立場がないですからね。

もうひとつは『メタルギアソリッド』を作ったときのように、僕にしかできない作品を作って世界と勝負することです。
自分だけのオリジナルで勝負するというのが理想的ではありますが、今の時代はオリジナルを作って世界的にヒットさせるのはビジネス的に難しい。

もちろん、オリジナルは作りたいんですが、それで勝負するかどうか決める必要があります。ですので、今年は何で世界と勝負するかを決める年になりますね。