1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
憂「あっ、紬さん」
紬「あ……れ?」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 18:54:50.70 ID:7O5MFsrA0
終了
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 18:55:01.81 ID:zgZglHd70
( ;∀;)イイハナシダナー
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 18:57:33.49 ID:H2GDb/8d0
憂「間違えました? お姉ちゃんと間違えました?」
紬「えっと……憂ちゃんなの?」
憂「はい。輪ゴム切れちゃって、髪下ろしてるんです」
紬「あの、ごめんなさいね」
憂「全然! むしろ間違えられるの、期待しちゃってましたし」
紬「あらあら、意外といたずら好きなのね」
憂「えへへっ、ごめんなさい」
紬「うふふ、いいのよ。何しているの?」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 18:58:41.21 ID:xJdObTOR0
試演
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 19:01:05.48 ID:H2GDb/8d0
憂「昼休みはいつもこうして、花壇の世話をしているんです」
紬「へぇ、偉いのね」
憂「偉いだなんて。元々和さんに言われてやってる事ですし」
紬「和ちゃんに?」
憂「部活やらないのなら、せめて花に水くらいやりなさいって」
紬「うふふ、和ちゃんらしい」
憂「でも割と楽しいです。花育てるのも」
紬「あっ、手が真っ赤よ憂ちゃん」ギュッ
支援
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 19:03:44.90 ID:yx/0wI/CO
肉まん食いたい
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 19:05:09.50 ID:H+/JD7oL0
せめて花に水くらいやりなさいって和うぜええええええええええええええええ
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 19:05:22.26 ID:H2GDb/8d0
憂「つ、紬さん?」
紬「私の手、あったかいでしょ?」
憂「あ、ありがとうございます」カァッ
紬「うふふ。冷たい手に触るのがマイブームなんだ」
憂「それは楽しそうですね〜」
紬「ええ、気持ちいいの」
憂「あはは――紬さんはどうしてここに?」
紬「私? 大した事ないのよ」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 19:06:31.58 ID:/7m47z9EO
ムギが可愛い過ぎて生きるのが辛い
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 19:09:15.89 ID:H2GDb/8d0
憂「何です? 教えて下さい」
紬「いえね、ゆっくりお昼寝出来る所ないかしらって探していたの」
憂「それはいいですねぇ」
紬「本当?」
憂「私もたまにやりますんで」
紬「そうなんだ〜」
憂「良かったら、そこ案内しましょうか?」
紬「あら、いいの?」
憂「いいですよ〜、行きましょうか」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 19:12:44.99 ID:H2GDb/8d0
……
憂「ここ日当たりもいいし、人通りも少なくていいんですよ」
紬「何だか秘密の場所みたい」
憂「そうです。秘密の場所です」
紬「うふふ、私なんかに教えてくれて良かったのかしら?」
憂「いいですよ。紬さん好きですし」
紬「はい?」
憂「紬さんは綺麗で優しくてグラマーで大好きです」
紬「……」カァー
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 19:17:01.01 ID:H2GDb/8d0
憂「照れてるんですか?」
紬「せ、先輩をからかっちゃダメよ憂ちゃん」
憂「からかってなんか。ウソでもないです」
紬「そんな……でも――」
憂「梓ちゃんや純ちゃんもみんな言ってますし」
紬「えっ?」
憂「私も紬さんみたいになれたらなぁって、憧れますもん」
紬「そ、そうよね。うふふ」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 19:18:50.32 ID:fn3NLaqfO
紬はぽっちゃり系
間違いない
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 19:19:05.28 ID:WASBGGXK0
憂は昼寝なんかしない
暇さえあれば唯を監視している
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 19:20:01.35 ID:H2GDb/8d0
憂「そうですよ〜」
紬「でもやっぱり少し恥ずかしいな。光栄だけど」
憂「困らせちゃいましたか?」
紬「ううん平気よ――そろそろ戻りましょうか憂ちゃん」
憂「あっ、本当。もうこんな時間」
紬「あの……また来てもいいかしら?」
憂「えへへっ、いいですよ〜。気に入ってくれました?」
紬「もちろん」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 19:22:15.22 ID:bQXvwq1u0
これは期待
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 19:24:42.77 ID:H2GDb/8d0
憂「じゃあたまには、私の相手もして下さいね」
紬「こちらこそよろしくね」
憂「はい」ギュッ
紬「う、憂ちゃん!?」
憂「あたたかい手に触るのが、私のマイブームになりました」
紬「あら、真似っこね」
憂「えへへっ、真似っこです!」
紬「うふふっ!」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 19:26:26.23 ID:soUyIZnwP
うほほ!
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 19:29:12.24 ID:H2GDb/8d0
放課後、軽音部
律「うめえ! これ何これぇ!」
唯「おいひいへ〜!」
紬「うふふ、良かった」
さわ子「これはさわ子スペシャルと名付けてもいいケーキね」
律「ああ……もう、もう食べ終わっちゃった」チラッチラッ
紬「りっちゃん私のケーキ食べる?」
律「えっ、いいの!?」
紬「食べかけでよければ」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 19:35:15.81 ID:H2GDb/8d0
律「いやー、悪いなムギ! 催促したみたいで!」
紬「ううん、そんなに喜んでくれて私も嬉しいから」
澪「律……厚かましいにも程があるぞ」
唯「りっちゃんずるい!」
紬「わ、私が言い出した事だから」
梓「律先輩の辞書は、大部分が空白ですよね」
紬「りっちゃんは大物なのよ」
律「あはは、なーっ!」
梓「皮肉ですよね?」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 19:39:20.93 ID:H2GDb/8d0
律「ムギは梓みたいに捻くれてないっつーの!」
梓「なっ、余計なお世話です!」
紬「まあまあ」ニコニコ
梓「うぅ」(あの無垢な笑顔……悔しいけど律先輩の言う通りなのかも)
さわ子「ムギちゃんは大人ね」
唯「りっちゃん、私にも半分!」
律「やれやれしょうがないなー、唯あ〜ん」
唯「えへへっ、あ〜ん」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 19:47:04.35 ID:H2GDb/8d0
律「――なんつって!」パクッ
唯「!?」
律「あー、うめー! これマジうめえ〜!」
紬「うふふ、良かった」
律「ありがとなムギ〜!」
紬(りっちゃんはかわいいなぁ)ポワー
唯「うぅ……本当に分けてくれなかった」
律「唯にはほら、りっちゃんの笑顔をあげるよ」
唯「いらない、架空請求並にいらない」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 19:48:46.47 ID:xoLDtz0lO
これは支援せざるを得ない
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 19:50:34.25 ID:H2GDb/8d0
律「なんだよぅ〜、すねなよ唯ー!」
唯「もう、りっちゃんとは口きかない」
律「きいてるじゃんかよー」
唯「りっちゃんじゃないよ。カチューシャと喋ってるの」
律「なんでだよ。私が本体だぞっ」
唯「私にとって、りっちゃんこそカチューシャのおまけだよ」
律「なんだとっ! だったら私も唯じゃなくてヘアピンに話し掛ける!」
唯「やだっ! ヘアピン子をいやらしい目で見ないで!」
律「お、奥さん! 俺ぁ前から奥さんの事が!」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 19:54:39.75 ID:yZAqLlMH0
史氏死
延延縁
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 19:55:01.24 ID:H2GDb/8d0
唯「やめてカチュ郎さん! あの人が見てる!」
律「あんなの! ただの遺影じゃないか!」
唯「あれぇ〜!」
澪「いつまでバカやってんだ」
さわ子「いいじゃない微笑ましくて」
澪「先生公認の無法地帯ですか」
梓「食べ終わったら練習するです!」
唯「まだエンジン掛からないー、あずにゃん温めて〜!」ガバッ
梓「どっ、どうしてそうなるんですかー!」
紬×憂になるのか?
かなり新鮮だな、保守
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 19:58:48.04 ID:H2GDb/8d0
律「じゃあ私にはムギが膝枕してぇ〜」クテェー
紬「あらあら」
澪「おい律、いい加減にしろって」
律「あはは、かてー事言うなってぇー」スリスリ
紬「ひゃんっ」(く、くすぐったい)
唯(今日のムギちゃんやけに色っぽいな)
澪「あんまり調子に乗るなー、遊ぶ所じゃないぞー」
律「高田純次並に気持ちがこもってない」
澪「甘えんなバカ律」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 20:01:16.90 ID:sRqlgldM0
っじぇうrっbf
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 20:01:37.17 ID:yZAqLlMH0
ムギュ可愛すぎワロタ
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 20:03:31.38 ID:H2GDb/8d0
律「それでも澪は軽音部のまとめ役なのかあ!」
澪「いやお前が部長だろ。それを私にやらせるな」
律「澪の軽音部への情熱は、そんなものだったのかあっ!」
澪「少なくとも、律よりはやる気あるぞ」
律「えっ、意味が分からない」
澪「こっちがだ」
さわ子「みーおちゃんっ」ツウー
澪「ふぁっ!?」ビクッ
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 20:06:25.35 ID:H2GDb/8d0
さわ子「着てみない?」
澪「いつの間に背後に……嫌ですよ」
さわ子「いや〜、澪ちゃんに絶対似合うわこれ」
澪「露出度が高過ぎます。他を当たってくれませんか」
さわ子「ごめんね。浮気しちゃったけど、やっぱり澪ちゃんが一番なの」
澪「別にほっとかれて、すねてる訳じゃないんで」
さわ子「原点回帰ってやつ? 一周して分かったっていうか」
澪「し、知りません。もう一周して下さい」
さわ子「そんなに恥ずかしいのね。ゾクゾクして来たわ」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 20:11:01.95 ID:H2GDb/8d0
律「おいさわちゃん! いい加減にしろ!」
澪「り、律ぅ!」
さわ子「何よ! たまには私だって澪ちゃん独占したいのよ!」
律「いや! 結構いつもしてるぞ!」
澪「律……」(いざという時やっぱり頼りに……)
律「澪にはこっちの衣装の方が似合うんだから!」
澪「ブフォッ!!」
さわ子「あっ、勝手に持って来て! 見る目あるじゃない!」
律「ふはは! 何年澪をいじり続けてると思ってんだ!」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 20:14:44.92 ID:H2GDb/8d0
澪「ふ、二人とも! 私をオモチャにするなあ!」
律「うへへへ! 優しくするから大人しくしろい!」
澪「ムギ助けてぇ!」ヒシッ
紬「大丈夫?」
澪「変だ! あの二人変なんだよぉ!」
さわ子「ム、ムギちゃ〜ん……」
紬「程々にしなきゃダメですよ?」
さわ子「はい」
律「あい」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 20:19:36.63 ID:H2GDb/8d0
澪「ありがとうムギ」
紬「でも澪ちゃんのコスプレ、私も見てみたいな♪」
澪「えっ、え〜……」
紬「ダメ?」
澪「ム、ムギがそう言うならちょっとだけ」
紬「本当? うふふっ、嬉しいな!」
澪「えへへ……」
律「ほほう、そういうやり方もあるのか」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 20:24:49.24 ID:H2GDb/8d0
さわ子「りっちゃんには真似出来ないわね」
律「やる気もありませんけどね」
さわ子「同感だわ」
澪「私が何をしたと言うんだ……」
さわ子「澪ちゃん、美しさとは罪なのよ」
律「私はさわちゃんのコスプレも、見てみたいんですけどね」
さわ子「いやこれ、私用に作られてないから」
律「まだ十分いけますって」
さわ子「私はあなた達と違って、もう若くないの!」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 20:28:21.64 ID:U1G9fpQ/O
支援
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 20:29:50.24 ID:H2GDb/8d0
律「さわちゃん綺麗だぜ」
さわ子「お、大人をからかうんじゃありません」ドキッ
律「いいじゃん。いつも付き合ってるんだから、たまにはさ」
さわ子「口答えして! カチューシャ取るわよ!」バッ
律「うぁ、前見えないって! 返してぇー!」
唯「ムギちゃんムギちゃん!」
紬「唯ちゃんどうしたの?」
唯「かわいいから私も衣装持ってきちゃった!」
梓「れ、練習はどうしたんですか練習はー!」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 20:33:47.85 ID:H2GDb/8d0
唯「これ、さわちゃんの新作かなっ?」
紬「本当に良く出来てるよね〜」
唯「ムギちゃん着たらきっとかわいいよ〜」
紬「うふふ、唯ちゃんも似合うと思う」
梓「唯先輩! ムギ先輩まで! もー!」
唯「あ〜ずにゃん、着てみない?」
梓「知りませんそんなの!」
唯「あずにゃんが着てくれなきゃ練習しなーい」プイッ
梓「もう――ホンットもう!」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 20:39:30.33 ID:H2GDb/8d0
その夜、平沢家
唯「憂ゲームやろ〜」
憂「うんいいよ〜」
……
憂「また負けたよー」
唯「あはははっ! ういよわ〜!」
憂「じゃあ右手の封印解くね」
唯「ダメそれはダメ! 憂はフリーザなんだから!」
憂「でもこれは、片手用に作られてないんだよ」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 20:41:59.29 ID:eNQxR+3QO
唯ちゃんかわ唯!
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 20:43:33.97 ID:H2GDb/8d0
唯「う〜ん……じゃあ右足なら使って良し」
憂「えっ、それは遠慮するよ」
唯「どうして?」
憂「だってはしたないもん」
唯「はしたない?」
憂「私は紬さんみたいなレディになりたいから」
唯「ムギちゃんみたいに? 私もやる!」
憂「うん。上品にね」
唯「おほほほ、憂さん小腹が空きましてよ」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 20:47:16.57 ID:H2GDb/8d0
憂「仕方ありませんねお姉様、ご要望はございますか?」
唯「ホットケーキなんて、いいんじゃないのかしら」
憂「分かりました。今お作り致します」
唯「本当!? うわ〜い!」
憂「お姉様?」
唯「ほっ、ほほほ。大変嬉しいざますわ」
憂「ざます?」
唯「もうやめよ? 私の負けだよ〜」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 20:47:56.75 ID:g0U2j6DXO
フリーザ「オーッホッホ!」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 20:48:44.54 ID:S/8UNJGc0
フリーザごっこww
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 20:51:47.37 ID:H2GDb/8d0
……
憂「はい、出来ましたー」
唯「わぁ、生クリームまで乗ってるよ!」
憂「えへへっ、残ってたから。太っちゃうかもね」
唯「生クリームで太るなら本望です!」
憂「お姉ちゃん、あ〜ん」
唯「あ〜ん――いやっ、騙されないよっ!」
憂「騙さないよ〜、ほら」
唯「――んぐんぐ……んまい! 世界で一番んまい!」
澪のチョン顔が美しいとか
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 20:55:27.22 ID:H2GDb/8d0
憂「お姉ちゃんがそう言ってくれると私も幸せだよ」
唯「ういー! 本当にいい子っ!」ガバッ
憂「ありがとうお姉ちゃん」ポー
唯「うーいー」ポワー
憂「あっ、ほっぺに生クリームついてるよ」ペロッ
唯「きゃっ! く、くすぐったいよ憂〜!」
憂「気を付けてね」(私はいつでもチャンスを窺ってるから)
唯「あっ、そういう憂だってついてるよ! へへ!」ペロッ
憂「あはは、面目ないです」(気付くの遅すぎるお姉ちゃんかわいい!)
このスレはいいスレだ
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 21:02:36.14 ID:H2GDb/8d0
翌日、2年2組の教室
律「唯ー、さっきの授業中寝てただろー?」
唯「えへっ、ばれた?」
紬「眠気を必死に抑える唯ちゃんかわいかった」
律「おもしろいの間違いだろ」
唯「何を言うー!」バシッ
律「こらデコはやめい」
唯「だっていかにも叩いて下さいってデコなんだもん」
律「いや別に殴られ屋目指してないからね?」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 21:07:27.10 ID:H2GDb/8d0
唯「残念だね。世界チャンピオンだって夢じゃないのに」
律「意味分からんし。なあムギ?」
紬「いくらですか?」
律「買う気かよ!」バシッ
紬「やんっ!」
唯「りっちゃん! お客さんに手を出しちゃダメだよぉ!」
紬「うふふ……でもこれはこれで」
唯「ムギちゃんは本当に怒らないねえ」
律「ていうか喜んでない?」
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 21:14:28.54 ID:H2GDb/8d0
昼休み、裏庭
紬「う〜いちゃん♪」
憂「紬さん!」
紬「うふふ、来ちゃった」
憂「えへへっ、例の場所で一緒にお昼寝しますか?」
紬「うん!」
……
憂「良かった、誰もいません」
紬「やっぱりここは静かでいい所ね〜」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 21:19:08.52 ID:H2GDb/8d0
憂「紬さん、この木陰がいいですよ」
紬「ちょっと待って憂ちゃん……はい座って」フワッ
憂「ハンカチ? 私の為に?」
紬「気にしないで。もう一枚あるから」
憂「待って下さい」フワッ
紬「あら? 私にかしら?」
憂「はい。どうぞ紬さん」
紬「うふふ、じゃあ遠慮なく」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 21:24:23.09 ID:H2GDb/8d0
憂(透き通る様な肌、綺麗でふわふわな髪、穏やかな表情)
紬「私もお庭のお花を、少し世話しているのだけれど」
憂(まるでルノワールの描く女性が、そのまま出てきたみたい)
紬「憂ちゃん?」(もう寝ちゃった?)
憂(紬さん……)トサッ
紬(あっ、憂ちゃんが私にもたれ掛かって)ドキッ
憂「……」
紬(かわいい寝顔だなぁ)ナデナデ
憂「あ……紬さん」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 21:26:29.00 ID:iQwcRmyA0
わっふるわっふる
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 21:30:11.61 ID:H2GDb/8d0
紬「ごめん起こしちゃった?」
憂「い、いえ、こちらこそ甘えてしまって」
紬「いいのよ。むしろいいのよ」
憂「えへへっ、紬さんあったかいなぁ」
紬「憂ちゃんもあったかいよ」
憂「じゃあもう少し、このままでいていいですか?」
紬「うふふ、もちろん」
憂(何か安心するなー、紬さんって)
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 21:36:58.92 ID:H2GDb/8d0
掃除の時間、1年2組の教室
梓「誰かー、ゴミ捨てー!」
憂「私が行くよ梓ちゃん」
梓「良し授けよう」
純「憂、私も付き合うよ!」
憂「一人で大丈夫だよ純ちゃん」
純「いやいや、これは二人でやるミッションだよ!」
梓「諦めな憂、純はカレーうどんの汁みたいなもんだから」
純「意味は分からないけど、喧嘩売ってるの梓?」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 21:45:08.84 ID:H2GDb/8d0
……
純(揺れるポニーテール、チラチラ覗くうなじ)
憂「純に聞きたいんだけど」
純(実はゴミ捨ては、マイベストな憂の横顔が間近で見られるイベントなのだ)
憂「スーパーのお菓子コーナーに、アジの開きがあった時どうする?」
純「そりゃスルーよ」
憂「え〜、気にならない?」
純「でも元ある場所に戻すのも、スーパーの人の仕事だろうし」
憂「ん〜」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 21:51:41.28 ID:H2GDb/8d0
純「アジの開きを置いた犯人だって誤解されるのも癪だし」
憂「あっ、バランス取って鮮魚売り場にお菓子を置けば」
純「何のバランスよ」
紬「しゃらんらしゃらんら〜♪」
憂「あれっ、紬さん!」
紬「あら憂ちゃん、それにお友達の方ね。こんにちは」
憂「こんにちは〜」
純「どうも。改めまして鈴木純、鈴木純です」
紬「うふふ、私は琴吹紬、琴吹紬です」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 21:56:34.63 ID:H2GDb/8d0
憂「紬さんはゴミの持ち方も優雅ですね〜」
紬「もう憂ちゃんたら。変な所褒めるんだから」
純「でも確かに軽やかというか、重い物を持ってる感がありませんね」
紬「ありがとう」
憂「紬さんは何をしても綺麗です」
純「デ〜レデレしちゃって」
憂「デ、デレデレなんてしてないよ」
純「ふんっ、だ!」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 22:01:13.47 ID:8Ea+hpfAO
シャランラシャランラ〜
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 22:03:19.72 ID:H2GDb/8d0
憂「純ちゃん?」
紬「うふふ、私もう行くから」
憂「はい! じゃあまた、紬さん!」
純「――ちょっと意外」
憂「何が?」
純「憂がお姉さん以外の人にあんなに……」
憂「最近仲良しになったんだ〜」
純「はいはい、良かったね!」
憂「? うん」
けいおん!のSSが3つも縦に並ぶって・・・
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 22:05:33.55 ID:UQHUU+xPO
よいぞ
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 22:07:48.55 ID:H2GDb/8d0
……
憂「ただいまー」
純「……まー」
梓「あれっ、喧嘩でもした?」
憂「あはは、してないよ〜! ねっ、純ちゃん!」ギュッ
純「あ、あたっ、当たり前じゃない!」カァッ
梓「――ちょっと唯先輩に似て来たよね、憂」
憂「えへへっ、そう?」
純「似てないわよ!」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 22:12:30.29 ID:H2GDb/8d0
放課後、軽音部
唯「ねー、ねー、ムギちゃんあれやってあれ〜」
紬「んっ!」キリリッ
唯「あははは、ムギちゃんすごい! やっぱりそっくりだよぉ〜!」
律「正直マンボウの真似より分からんでしょう?」
澪「ああ……」(何か怖い)
梓「はい」(すっごい睨んでる)
さわ子「ハシビロコウね」
紬「正解です」
律「ウソォ!?」
むぎ可愛すぎる支援
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 22:19:24.07 ID:H2GDb/8d0
……
紬「ねぇ、りっちゃん」
律「ほいほい、どうしたムギ〜」
紬「実は新曲出来たんだけど」
律「おぉー、本当か!」
唯「おめでただね!」
紬「責任……取ってくれるよね?」
律「ああ! 幸せな演奏を約束するぞっ!」
梓「ニャッハー! 練習ですー!」
ニャッハー
だめだ、おわた
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 22:28:02.90 ID:H2GDb/8d0
澪「どれどれ譜面を見せてくれ」
紬「澪ちゃん、また歌詞お願いするね♪」
澪「う、うん。頑張る……」カァッ
梓「早くやるです」
律「うおぃ、梓もうスタンバイか!」
唯「張り切るあずにゃんかわいいよぅ」ソー
梓「何猫耳装着させようとしてるんですかぁ!」
唯「やる気モードあずにゃんにしてあげようと思って」
梓「どう見てもおふざけモードにしかなりませんから!」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 22:34:23.12 ID:it4eU2gfO
童貞は輪ゴムで髪の毛結ぶことに何の疑問も持たないのな
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 22:34:42.54 ID:H2GDb/8d0
さわ子「それじゃ頑張ってね、みんな」
律「おい! 新曲のお披露目だってのに行っちゃうのかよう!」
さわ子「仕方ないでしょ。吹奏楽部と掛け持ちなんだから」
紬「残念です……」
律「この無責任ー!」
さわ子「まっ、しっかりやんなさい」ポンッ
律「あぅ」
唯「あはは! さわちゃん先生お茶飲みに来ただけだったね〜!」
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 22:40:45.59 ID:H2GDb/8d0
……
梓「今日は珍しくはかどりましたね」
律「さわちゃんにも聴かせてやりたかったぜ〜」
唯「あずにゃん! かっこよかったよぉ〜!」ガバッ
梓「わっ! ちょっとちょっと唯先輩!」
紬「うふふ」ポワー
澪「私達も梓に負けていられないな」
梓(練習後の澪先輩、艶っぽくてドキドキしちゃう)
唯「むー、あずにゃん! 澪ちゃんばっか見て!」
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 22:41:17.23 ID:bQXvwq1u0
今更だけど優雅なゴミの持ち方ってどんなだ…
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 22:46:46.38 ID:H2GDb/8d0
梓「なっ、言い掛かりはやめるです!」
唯「いやらし〜」シシシ
梓「何ですかもー!!」
唯「うおぅ! あずにゃんがエキサイト!」
澪「あんまり梓をからかうなよ、唯」
唯「だってあずにゃん見てると、嗜虐心がそそられるんだもん」
律「あ〜、分かる分かる」
梓(えっ、いじめ!?)
紬「違うよ。梓ちゃんがかわいいから」
梓「こっ、心の中を読まないで下さいムギ先輩っ!」
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 22:51:45.75 ID:H2GDb/8d0
律「今日の帰り、どっか寄って行くの?」
唯「私は和ちゃんと約束してるからパスね〜」
律「おー、おー、相変わらず仲がおよろしいこって」
唯「えへへ〜、妬いてるのりっちゃん?」
律「ははっ、ちょっとなぁー」
唯「しょうがないなぁ、りっちゃんの寂しんぼ!」ギュー
律「わはは! ゆ、唯分かったって! あんがと!」
梓「澪先輩、良かったら本屋に付き合ってもらえませんか?」
澪「ん? 別に構わないけど」
律「私も付いて行ってやるぞ梓」
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 22:57:48.03 ID:H2GDb/8d0
梓「えっ、いや……」
律「何だ〜? 私は邪魔か? お邪魔虫か?」
梓「いえ……」(まさにその通りです)
紬「りっちゃんは私と帰りましょ!」
律「ムギ? いや、みんな一緒で――」
紬「りっちゃんは私と二人で帰るの嫌?」
律「バッカやろ! そんな訳ないだろー!」
紬「うふふ、良かった」
梓(ナイスですムギ先輩! 感謝します!)
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 23:04:40.34 ID:H2GDb/8d0
……
唯「和ちゃ〜ん待ったぁ?」
和「待ったわよ」
唯「ごめんなさい!」ギュウー
和「別に怒ってないわ。私が待たせたりする事もあるからね」
唯「うんそうだね」スリスリ
和「……ちょっと唯、お尻はセクハラよ」
唯「和ちゃんのお尻好きー、えへへ〜」
和「お尻好きー、じゃないの」グニー
唯「ごへんにゃひゃいのどょかひゃん」
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 23:10:44.99 ID:H2GDb/8d0
和「全くどうしてこの子は、こう人を触りたがるのか」
唯「だって和ちゃんが好きなんだもん」
和「私だって唯が好きよ? でも高校生にもなって――」
唯「私の事分かってるでしょ、和ちゃんは」
和「はぁ。そうね、唯らしさを否定するつもりはないわ」
唯「それでこそ和ちゃんだよ〜、えへへ!」
和「でもこれじゃ、まるで私の身体目当てみたいで」
唯「いかんですか?」
和「やっぱりそうなの!?」ガーン
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 23:16:00.18 ID:H2GDb/8d0
唯「まるで麻薬だよ、和ちゃんの身体は」
和「いやらしい言い方はやめて!」
唯「いやらしいのは和ちゃんの身体だよ」
和「そんな……」
唯「ほら、ここが気持ちいいんでしょ?」フニフニ
和「き、気持ちよくなんかない」カァッ
唯「口ではそう言ってても、身体は素直――」
和「いい加減にしなさい」グニー
唯「ひゃい」
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 23:24:43.94 ID:H2GDb/8d0
……
梓「いやー、今日は寒いですねぇ澪先輩!」
澪「そうだなー」
梓(うぅ、二人きりだと緊張して上手く喋れないよう)
澪(あっ、前から自転車来る)グイッ
梓「みっ、澪しぇんぱいっ!?」カァッ
澪「悪いな梓、突然に」
梓「いっ、いえ! ありがとうございます!」
澪「ははっ、かわいいやつ」ナデナデ
梓「……」ボッ
和ちゃんきてた
俺は和ちゃんのお尻もお尻じゃないところも精神面も全部好きだよ
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 23:31:46.42 ID:H2GDb/8d0
澪「おっ、たい焼き屋があるぞ梓」
梓「ああ、あそこのたい焼きおいしいんですよね」
澪「へぇ、一つ買ってみようかな」
梓「私は本を買うのでいいです」
澪「そっか。じゃあ半分こにしよう」
梓「えっ!?」
……
澪「買ってきたぞ。はい梓の分」
梓「ご、ごちそうになるです、澪先輩」ドキドキ
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 23:37:52.24 ID:H2GDb/8d0
澪「本当だ。おいしいな、このたい焼き」
梓「はい」(いつもよりずっとおいしい……)
澪「ケチ臭いかも知れないけど好きなんだ」
梓「えっ、何がです?」
澪「半分こにするのがさ」
梓「わっ、私も!」
澪「ははっ、そっか。良かった」
梓(澪先輩とたい焼き半分こなんて夢みたいです)
池沼唯うぜえええええええええ
死ねよ池沼
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 23:44:36.19 ID:H2GDb/8d0
……
律「ムギ、ちょっとスーパー付き合ってよ」
紬「うん。何か買うの、りっちゃん?」
律「お菓子を買い溜めるんだ。コンビニとかより安くていいんだぜ〜」
紬「そうなんだ〜」
律「ああ。油断すると弟に食われちまうけどな」
紬「うふふ、大変ねぇ」
律「ん――あれ唯か? もう私服?」
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 23:52:53.23 ID:H2GDb/8d0
紬「憂ちゃん!」
律「えっ、憂ちゃん?」
憂「あっ、紬さん、律さん。今お帰りですか?」
律「おお、本当に憂ちゃんだ」
憂「えへへっ、間違えました?」
律「ああ。やっぱり髪下ろしてると唯そっくりだな〜」
紬「私は間違えなかったよ」
憂「紬さん流石です」
律「何か悔しいぞ、おい」
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 23:59:50.48 ID:H2GDb/8d0
紬「それで憂ちゃんはどこ行くの?」
憂「晩御飯の買い物です」
律「私らも丁度スーパー行く所だよん!」
憂「じゃあ一緒に行きませんか?」
律「おー、行こう行こう!」
紬「うふふ、楽しそう!」
憂(律さんとも、もっと仲良くなれるかなぁ)
紬「大丈夫よ、憂ちゃんなら!」
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/11(木) 00:01:09.41 ID:9FC9IJNDO
支援
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/11(木) 00:04:20.74 ID:UdChSLdm0
憂「つ、紬さん!?」
律「ん? 何の話〜?」
紬「うふふ、憂ちゃんがりっちゃんと話したそうにしてると思って」
律「あはは、そうなのぉー?」
憂「いえ、あの……はい」
律「いーよ、いーよ! どんどん来てよ!」
憂「……」カァッ
律「何か奥ゆかしくてかわいいねえ」
紬「私もそう思う」
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/11(木) 00:11:36.53 ID:UdChSLdm0
律「唯とは全然タイプ違うよな〜」
憂「お姉ちゃんから、律さんの事は良く聞かされます」
律「本当? 嬉しいねー」
憂「たまに反射光が眩しいそうです」
律「えっ、テカッてますか!?」サッ
憂「やっぱりノリがいいですね〜、律さんは」
律「あっ、騙したなコンニャロ〜!」
憂「えへへっ、ごめんなさい!」
紬「うふふ」ポワポワ
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/11(木) 00:18:47.01 ID:UdChSLdm0
スーパー
律「聡はポテチ食った手で、平気で漫画読むんだぜ〜」
憂「それは許せませんね」
律「だろ〜? 何度も注意してんのにさぁー」
憂「その点、お姉ちゃんは物を大切にしますからね」
律「あはは、憂ちゃんマジ唯を愛しちゃってるねぇ〜」
憂「はいっ!」
律「う〜、私も憂ちゃんみたいな妹から愛されたいぞっ!」
紬「私も〜」
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/11(木) 00:24:59.59 ID:UdChSLdm0
憂「私もお二人の事、すごく素敵だと思うし好きですよ」
律「あぅ、今すごくキュンとした」ドキッ
紬「憂ちゃんったら……」ポッ
憂「えへへっ、でもお姉ちゃんが一番ですけど」
律「このこの〜! 私も贔屓しなさい!」ペシペシ
憂「あはは、どうしようかな」
紬「私はりっちゃんに贔屓されたいの♪」
律「そっかあ? 人気者は照れるねぇー!」
憂「……」
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/11(木) 00:27:54.12 ID:UdChSLdm0
……
律「名残惜しいけど、お別れだなー」
紬「明日学校で会えるじゃない」
律「ははっ、だなー」
憂「紬さん、ちょっといいですか?」
紬「どうしたの?」
律「何だよ、私はのけ者かー?」
憂「そんな所です」
律「ちぇっ、じゃあ若い二人に任せてババアは消えますよーだ」
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/11(木) 00:30:44.31 ID:1GShU1QdO
しえん
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/11(木) 00:34:14.27 ID:04W9uRa80
C
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/11(木) 00:34:53.47 ID:UdChSLdm0
憂「り、律さん、他意はありませんよ〜」
律「ははっ、こっちもだって。じゃあね!」タタッ
……
紬「……憂ちゃん? 一体――」
憂「もしかして紬さんは、律さんの事が好きなんじゃないですか?」
紬「えっ? も、もちろん好きよ」
憂「……」
紬「軽音部のみんなや、憂ちゃんを好きというのと一緒で」
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/11(木) 00:40:50.16 ID:UdChSLdm0
憂「そうですか……」
紬「――ごめん、ウソついちゃった。うふふ」
憂「じゃあ、やっぱり恋愛感情で?」
紬「うん。憂ちゃんにはかなわないな」
憂「告白するんですか?」
紬「ううん、今のままで満足だから」
憂「本当に?」
紬「――本当はね、報われないって分かってるから」
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/11(木) 00:44:00.45 ID:UdChSLdm0
憂「……」
紬「憂ちゃんだって、そうでしょ?」
憂「――私達、似た者同士かも知れませんね」
紬「でも今のままで満足っていうのも、あながちウソじゃないのよ」
憂「紬さん……」
紬「少しの間でも、好きな人のそばにいられるだけで、素敵な事だと思うもの」
憂「私もです」
紬「だから自分の思いが届かないからって、その人を逆恨みしたりしたくないの」
憂「私も……」
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/11(木) 00:48:09.92 ID:UdChSLdm0
紬「いつか離れる事になっても、その人の幸せを祝福出来る自分でありたい」
憂「はい、紬さん」
紬「ふふっ、奇麗事かしらね? 言い訳かしらね?」
憂(この人はもう一人の私だ)ポロッ
紬「憂ちゃん、どうして泣くの?」スッ
憂「紬さんが、紬さんも」
紬「あら? うふふ」
憂(お姉ちゃん私、紬さんに出会えて良かったです!)
おしまい
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/11(木) 00:52:21.57 ID:z+ZFQmcuO
乙
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/11(木) 00:53:59.79 ID:VdCPrr7D0
おつ
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/11(木) 00:54:07.07 ID:1GShU1QdO
乙!
乙でした
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/11(木) 01:18:00.23 ID:04W9uRa80
これは名作・・・
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/11(木) 01:37:35.72 ID:20c6Q3mE0
ムギういかと思いきや
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/11(木) 01:44:41.83 ID:UdChSLdm0
おまけ
律「唯さん」
唯「何ですかな、りっちゃん」
律「何故我々には、あるべき胸がないのであろうな?」
唯「えっと……生まれつき?」
律「いやいや、私らまだまだ若いだろ!?」
唯「そうだねぇ〜」
律「気合が足らん! もっと声張り上げていこうぜい!」
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/11(木) 01:48:49.96 ID:UdChSLdm0
唯「うん。熱意だけは伝わった」
律「じゃあ具体的にどうするかだっ!」
唯「何かするの?」
律「当然。これまで自然に身を任せていたのがこのザマだよ」
唯「やっぱ無理があるんじゃない?」
律「何でそんな達観してるんだ、唯は」
唯「えへへー、そうかな〜」
律「照れるなよ。りっちゃんは悲しいぞ〜」
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/11(木) 01:52:58.43 ID:UdChSLdm0
唯「だって私、憂にさえ負けてるからね」
律「切ない、それは切ないなぁ」
唯「まあ、りっちゃんには勝ってるけど」
律「うるへー! まだ勝負はついてねー!」
唯「待って! 私達が争うのは得策ではないよ」
律「そ、そうか、これも敵の罠かっ!」
唯「そうだよキョニューンの陰謀だよ!」
律「こえー、キョニューンこえー」
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/11(木) 01:57:44.86 ID:H6i/tyIgP
梓澪こそ俺のユートピア
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/11(木) 01:59:49.96 ID:UdChSLdm0
唯「気をしっかり持ってりっちゃん!」
律「お、おうっ! 負けねえ!」
唯「とりあえず、胸の大きな人にその秘訣を聞いてみようよ」
律「と言うと澪かムギに?」
唯「ふっふー、りっちゃん! 胸が大きいお友達はまだいますよ!」
律「ん? そうかさわちゃんか」
唯「それと和ちゃんも」
律「クソー! 私らの周り、巨乳だらけじゃねえかぁー!」
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/11(木) 02:01:14.19 ID:JKvKRpKG0
憂「猫ってかわいいよね」っての書いた人?
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/11(木) 02:04:26.27 ID:UdChSLdm0
唯「だから相対的に余計みじめなんだよ、りっちゃん!」
紬「何の話をしてるの二人とも?」
唯「あっ、ムギちゃん」
律「おらムギ! この胸の秘密を吐けぇー!」ムギュムギュ
紬「あぅんっ!!」
律「うおぅっ! ごめん!?」ギクッ
唯(すごく……色っぽいです……)
紬「だ、大丈夫、ちょっとびっくりしただけ」
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/11(木) 02:09:14.80 ID:UdChSLdm0
唯「分かった! 色っぽさだ!」
紬「どういう事なの?」
唯「私達に足りないもの、それはセクシーさだよ!」
律「た、確かに感じる、ムギから放たれる圧倒的フェロモン……!」
唯「大人の芳香だね!」
律「ムギッ、教えてくれ! どうすればそんなに色っぽくなれる!?」
唯「弟子にしてくだせえ!」
紬「えっ、えっ?」(良く分からないけど頼られてる?)
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/11(木) 02:14:39.56 ID:UdChSLdm0
唯「ていうか大人になれば、普通にムギちゃんみたいになれると思ってた」
律「分かる。現実は厳しいよなぁ」
唯「あ〜あ、何で育たないんだろう私の胸」
律「完全に道間違ったなー、おい胸」
紬「胸を大きくしたいなら、キャベツがいいって聞いた事があるけど」
唯「あっ、それ知ってる! 平山あやが言ってた!」
律「マジでか!? 私キャベツ大好きだよん!」
唯「えっ、じゃあダメなんじゃん?」
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/11(木) 02:21:44.20 ID:UdChSLdm0
律「何がダメか!」
紬「遅く効果が現れる人もいるし、個人差もあるよ」
律「だよな! へへっ、その内唯どころか澪だって追い越しちゃうな!」
唯「良かったね、りっちゃん!」
律「う、ふふ――ありがとよっ!」ズーン
紬「りっちゃん私そんなつもりじゃ……」
律「ははっ、ムギは優しいなー」
紬「優しくなんかないよ〜」
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/11(木) 02:27:57.70 ID:UdChSLdm0
唯「ムギちゃんのフェロモン吸収〜!」ギュウー
紬「ゆ、唯ちゃんったら」
律「ずるいぞう唯! 私も私も〜」
唯「りっちゃん関節技極めちゃダメだよ?」
律「ギクッ! や、やらねーよ」
唯「ムギちゃん! 気をつけて!」
紬「ど、どこからでもどうぞ!」
律「だからやらねーって!」
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/11(木) 02:33:29.21 ID:UdChSLdm0
唯「油断を誘ってる! ムギちゃん油断しちゃダメだよ!」
律「逆にお前が、やらなきゃダメみたいな空気作ってるだろ」
紬「じゃあ私がやります!」ガシィッ
律「うぐっ!?」(す、すげえ力!)
唯「ムギちゃんすごい! 完全に極まってる!」
紬「うふふ、そうかしら〜?」メキメキ
律「もうダメ! 無理無理無理!」
唯「りっちゃん頑張れー! 巨乳になれるかも!」
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/11(木) 02:39:15.82 ID:UdChSLdm0
昼休み、裏庭
和「憂、ちゃんとやっている様ね」
憂「和さん!」
和「これ差し入れのお茶。熱いから気をつけてね」
憂「ありがとうございます」
和「ふふっ、憂って不思議な子ね」
憂「えへへっ、どこがです?」
和「手が掛からないのに、何故か気に掛かるわ」
憂「私は面倒臭いですよ。自分じゃ何一つ決められませんし」
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/11(木) 02:44:51.14 ID:UdChSLdm0
和「そうね。憂は少し消極的かも知れないわね」
憂「はい。出来ればもう少し、和さんに引っ張って貰えると助かります」
和「――私は将来独立して、会社を立ち上げたいって夢があるんだけど」
憂「何だか途方も無い話ですけど、和さんなら大丈夫ですよ」
和「ありがとう。それで実現したら、唯と憂にも手伝って欲しいと思うの」
憂「! そ、それは素敵ですね!」
和「憂が同調してくれると、力が湧いてくる様だわ」
憂「私応援してます! ずっと!」
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/11(木) 02:51:16.22 ID:UdChSLdm0
紬「楽しそうね。私もまぜて欲しいな」
憂「紬さん!」
紬「憂ちゃん!」
和「あらムギ。偶然ね」
紬「うふふ、それが偶然でもないのよ」
憂「紬さんとは、お昼寝仲間なんです」
和「へぇ、のんびりしてていいわね」
憂「和さんもどうですか? ご一緒に!」
おわり
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/11(木) 02:54:02.54 ID:UdChSLdm0
>>115はい
まだ読んでくれた人は何かありがとう
いい加減寝ます
乙!
これは良作だった
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/11(木) 03:02:17.20 ID:tJFSKCV4O
乙
あんたの描くキャラ好きだぜ
紬ちゃんはやっぱり天使なんだって再認識させられたよ
よかったお疲れ様
乙過ぎて眠気がヤバイ
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
乙だよーん