1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
待っていたい
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/03(水) 18:06:05.71 ID:3INLIQVo0
作者まだいるのかね
星
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/03(水) 18:48:36.52 ID:3INLIQVo0
どうなんだろう、3スレ目全部見てないからなぁ
時間で落ちたなら立てなおす的な事言ってたし
やっぱり目がどうこう言ってたからそれなのかも
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/03(水) 19:28:47.93 ID:I7SjBKjDQ
やっと立ててくれたか!
俺も待ちたい
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/03(水) 19:33:01.87 ID:vVIiWv3z0
私、待つわ
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/03(水) 19:58:55.78 ID:I7SjBKjDQ
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/03(水) 20:21:56.51 ID:3INLIQVo0
いるのか分からんから保守ってのも変だけど
ほ
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/03(水) 20:46:01.15 ID:j4bVL86d0
俺は待つ
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/03(水) 21:05:30.87 ID:6B2VULC10
ふざけんなもうパー速でやれ
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/03(水) 21:36:03.47 ID:j4bVL86d0
ほす
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/03(水) 22:04:30.47 ID:j4bVL86d0
上げ
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/03(水) 22:17:40.39 ID:3INLIQVo0
立てた本人が言うのも何だけど、明日仕事早いから11時くらいまでしか保守出来ない
一日くらいは残しておきたいな
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/03(水) 22:34:30.46 ID:peCUwGKq0
原作メンバーがここで仲間入りという読めない展開になった矢先に
落ちたからな 気になる
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/03(水) 22:50:38.26 ID:j4bVL86d0
きてくれ
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/03(水) 23:35:18.68 ID:3INLIQVo0
おやすみ保守
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/03(水) 23:38:43.14 ID:RxYN8n+r0
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/03(水) 23:57:15.40 ID:I7SjBKjDQ
あげ
なんで読者が勝手にスレ建ててるわけ
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/04(木) 00:29:37.13 ID:/gfHKC0j0
前からそうだったじゃん
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/04(木) 00:36:26.34 ID:eVESWm0D0
俺も続きを読みたい
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/04(木) 01:08:33.43 ID:/gfHKC0j0
最後に保守
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/04(木) 01:11:17.22 ID:Eig1e3APQ
寝る保守
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/04(木) 01:12:32.64 ID:84qNj9qp0
スレタイにも入ってるDIO様が登場せずに打ち切りなんて…
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/04(木) 03:27:33.09 ID:jFSywIKR0
ええいまだか!
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/04(木) 05:09:02.20 ID:xgmgps+v0
C
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/04(木) 06:16:13.33 ID:/gfHKC0j0
9
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/04(木) 09:40:24.89 ID:rCieXk0d0
C
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/04(木) 10:37:22.63 ID:/gfHKC0j0
10
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/04(木) 10:39:32.48 ID:Eig1e3APQ
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/04(木) 11:18:40.42 ID:/gfHKC0j0
たのむ
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/04(木) 11:25:24.48 ID:2gSi0VJy0
俺からも!
(まぁ規制中なので届かないんですけどねー)
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/04(木) 11:26:49.47 ID:2gSi0VJy0
うお!規制解除ktkr!!
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/04(木) 11:52:13.45 ID:2gSi0VJy0
規制解除記念保守!
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/04(木) 12:47:05.98 ID:2gSi0VJy0
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/04(木) 13:13:05.91 ID:2gSi0VJy0
保守
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/04(木) 13:15:08.56 ID:FO92QeA00
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/04(木) 14:06:57.83 ID:2gSi0VJy0
ほ
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/04(木) 14:15:33.01 ID:sWT1GGEm0
これ打ち止めがダービー弟ぶっ飛ばすところまでしか見てないけど
それから進展あった?
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/04(木) 14:51:11.10 ID:2gSi0VJy0
>>39 俺もそこまでしか見てないから
多分そこで落ちたんじゃないかな?
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/04(木) 15:35:15.57 ID:1oVHjfAu0
俺は、一方通行がダービー兄とゲーム勝負してて、「燃えてきたwww」っていう書き込みを最後に消えてた。
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/04(木) 16:45:03.89 ID:2gSi0VJy0
保守
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/04(木) 16:58:24.87 ID:2gSi0VJy0
最後の保守
ほ
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/04(木) 17:42:47.60 ID:Eig1e3APQ
ほしゅ
ほ
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/04(木) 19:03:24.85 ID:84qNj9qp0
打ち切りなんて嫌だァー!
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/04(木) 19:35:39.30 ID:PEvmbsN60
待ってるよ!
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/04(木) 19:49:50.32 ID:Eig1e3APQ
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/04(木) 20:24:42.36 ID:/gfHKC0j0
まだだ
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/04(木) 21:00:10.76 ID:92IDpQIr0
ほっ
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/04(木) 21:38:45.22 ID:/gfHKC0j0
保守
>>37 これどういうこと?禁書8巻となんか関係あるの?
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/04(木) 22:23:14.36 ID:9RGCLUM3Q
彼は必ず来る…
ただ今日や明日ではない可能性も否めない、だからできる限りここを残しておかないとな
残しておかないとな(笑)
禁書厨死ね
ほ
ho
寝る前ほしゅ
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/05(金) 00:23:45.61 ID:1J2nY/Yq0
もう休ませてやれよ
書き溜め終わるまで待ってろ
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/05(金) 01:19:59.34 ID:94wY6GyKQ
書き溜め終わったら立ててくれるかな?
一番怖いのは書くことをやめてしまうことだよね。
急がすつもりはないけれど、続きを楽しみにしてる人がいることは伝えてあげたいな。
ほ
保守
保守
ほ
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/05(金) 04:24:52.63 ID:zK56Sjsw0
ほ
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/05(金) 08:24:13.82 ID:tiyiWjKY0
おはよう保守
ほ
し
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/05(金) 11:50:25.32 ID:7VM9c8ob0
目覚めの保守
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/05(金) 12:16:39.21 ID:FumGpkYL0
ど、どういう事だこれは一体・・・('A`;)
何気なく携帯覗いたら、何かスレが立っていたでござる
「あ、誰かがきっと続き書いていてくれてるんだな」とか思ったら、そんな事もなかったでござる
大学行く間際なのに、時間が無いっていうのに、PC立ちあげちゃう辺りが駄目人間の証
色々ともう何かすみませんでした。('A`;)
そして本当にありがとうございます。一度ならず二度までもとか・・・
「スレも落ちたし、第三部完!」とか考えて居たり、ここ数日はPCとかテレビ使ってなかったりで全然気が付きませんでした。申し訳ないです
あれから頭痛諸々は収まり、残るは若干のめまい程度なのできっと大丈夫だと思います
このスレでありがたく続きを・・・と思ってはいるのですが、今日明日はちょっと無理そうです('A`;)
具体的には、試験→課題→提出→バイトのコンボで明日の深夜から再開出来れば良い方なんじゃないかと・・・
残って居れば勿論ここを使わせて頂くつもりですが、それまで保守お願いします☆ミとか流石に・・・('A`;)深夜頑張ってくれた人とか、自分の二の舞になりますよ
という訳で、ここの保守とかは全然気にしないで下さい
ただ、強いてお願いするとすれば、このスレで支援とかしてくれた人の目には触れられる程度の御協力を・・・
さて、それでは既に余裕で遅刻ですが行ってきます(*'A`)ノシ
とか書いても、自分が今まで書いてた本人だっていう根拠は示せないんですけどね('A`;)
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/05(金) 12:21:29.74 ID:FumGpkYL0
あと少しだけ追記を・・・('A`;)
・書き溜め
既に完了しているといっても過言ではない感じです
・携帯から書けばよくね?
規制美味しいです。やっぱり美味しくないです
最近規制解けたって聞いたんですけどね。うちは対象外ですかそうですか
要するに見る事は出来ますが、書く事は一切出来ません。お察し下さい
ていうか、メモ帳に書いてるのをコピペしてるので、携帯からまた書けと言われても難しい所
今度こそ行ってくるよ!('A`)ノシ
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/05(金) 12:27:25.04 ID:FumGpkYL0
一番肝心な事書いてなかった・・・('A`;)
・結局いつ書くのか
前述の通り、土曜の深夜もしくは日曜でしょうか
体調とか疲労具合によって異なりそうです・・・本当に申し訳ない
・どこで?
多分というか、ほぼ間違いなくここ
理由は、もう残りいくばくもないので、パー速とかでその少しの投下がいつまでも残っているのは・・・ってところです('A`;)
もう本当に行くよ!電車2つも過ぎてんじゃねぇかよォォォォッ!!('A`;)
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/05(金) 12:37:19.52 ID:mkKjo/Xe0
おー見つけてくれたか
wktkして待ってるぜww
ktkr
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/05(金) 12:54:32.68 ID:4E0VbZ8d0
うおおおおおおおおおおおおお!!!!11111
キタか!!遂にキタのか!!!!!!
俺はこの時を待っていたぞぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/05(金) 12:57:39.32 ID:94wY6GyKQ
今度こそ今度こそ絶対に落とさない!
待っててよかった!本当によかった!!
>>1ありがとう このスレを立ててくれた
>>1もありがとう!
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/05(金) 13:21:59.24 ID:4E0VbZ8d0
保守!
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/05(金) 14:14:10.99 ID:4E0VbZ8d0
ほしゅ
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/05(金) 14:31:35.23 ID:94wY6GyKQ
ほる
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/05(金) 14:50:06.45 ID:4E0VbZ8d0
ほーしゅ
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/05(金) 15:20:22.72 ID:4E0VbZ8d0
保守
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/05(金) 16:09:45.87 ID:OhN+w0ne0
ほ
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/05(金) 16:28:32.77 ID:4E0VbZ8d0
し
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/05(金) 17:12:08.21 ID:4E0VbZ8d0
ふ
☆ついでにもしもしは規制解除されてすぐに今度は全キャリア規制はいたんだぜ
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/05(金) 17:56:07.62 ID:94wY6GyKQ
うん規制だね
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/05(金) 18:39:37.82 ID:4E0VbZ8d0
保守
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/05(金) 19:07:53.08 ID:4E0VbZ8d0
ほ
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/05(金) 19:48:28.25 ID:4E0VbZ8d0
☆
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/05(金) 19:49:22.08 ID:sygKp9yK0
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/05(金) 20:10:36.48 ID:+krhh17z0
保守がてら勝手に少しまとめるか
一スレ目
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1263396439/ http://www.unkar.org/read/yutori7.2ch.net/news4vip/1263396439 二スレ目
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1263660026/ http://mimizun.com/log/2ch/news4vip/yutori7.2ch.net/news4vip/kako/1263/12636/1263660026.html 三スレ目
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1264252350/ http://www.unkar.org/read/yutori7.2ch.net/news4vip/1264252350/1265347593/ ←ここだと途中までしかないんだよね のくすの方にあるかな
/i/i
イノ/ノノヘノ丁フ
火,';; i =-二-
〈_l;;;;;; う√二=-
ヽィ`__/`ヾ-''''
r ー`xァ `ヽ
〈 ̄ 、 i i〉
ヽ iノ イ /
現在DIOの屋敷で二手に分かれて戦闘中
正門から突入する陽動組:リーダーの承太郎・上条・佐天・イギー
承太郎
___ 上条 佐天
ヾ``´ __} _、、ィ,._ _,,,,_
ミ o (( )仞|. _ゞ´ ヾ,. /´ ,. `ヽ
( ァ=ニ二二ニ⊃ ,Z ,w'レviゞ { !l」.ノハ))☆
(|=・=ル=・=|) mn,(l ゚ -゚ノ゙ | i(l ゚ ー゚ノ|′ イギ―
7l L l. ヽ、__ぅ.Y^,}! | ,<i、∀7⊃ υ_⌒_ゝ
Zハ. ― ハr ュ 〈,,人_}、) (ノく/_|」 γ' (Å)
| 00]__―' l_":|)) . /_,∧_|. (_」,」 υυUU
o | ヽ ̄ ̄ト
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/05(金) 20:24:31.91 ID:J+USdCA50
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/05(金) 20:55:26.30 ID:+krhh17z0
>>92 d
裏門から突入する本命組:リーダーの一方通行・打ち止め・美琴・花京院・アヴドゥル・ポルナレフ(火力特化メンバー)
美琴 一方通行 打ち止め
_ _
.'´ `ヽ ,´ `ヽ (⌒
| トレノノノ゙i.} l ノリ从从.〉 ' ⌒`ヽ
州(l ゚ -゚从 `(lリ゚ ー゚ノリ イ i.レノノ゙i}
. ⊂[iヘV+}]つ ⊂i、半,i> ソj(l^ヮ^ハ
く/_l_| l 〒l! c'ノー'iっ
〈_,八_〉 |__l_j ゙rュュ'
花京院 ポルナレフ アヴドゥル
r ‐=ニ=‐ 、
/⌒ヾヾヾヽハッッ, | || || || || || rrrf^h^h-、
{ リ |f゙ヽll lレ'ヾ| l」」エ」lココ.」
} (("`}ノ}ハlヽl リ || `" || {三>≦三}
{ l l=・〉=・ リう〈 {|=・=ル=・=|} .(|=・=ル=・=|)
} ノ l / /川 ノl { | !ヽ (Tl r'"L `ヽl(T)
{/ l ― /|川 (.ヲハ -"- ハ (.ヲ(T)ハ ∈∋ ハ(T)
_├rf‐''"´ }、__ / ハ___ハ \ (T)ヽ`= =シ(T)_
/ | || / r''´ ‐- ソ r'"  ̄ 、)ー==-(T) \
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/05(金) 21:27:34.49 ID:7VM9c8ob0
ぽにょ
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/05(金) 21:35:14.60 ID:4E0VbZ8d0
あらすじww
支援
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/05(金) 21:56:51.13 ID:+krhh17z0
戦闘しない組
____
.l ⊂ ニ ⊇l ___ _
| | __ '´ `ヽ_ . .:'´:::::::`ヽ _.、
= ニ二二二二ニ_= rl><}.レノノハ))〉} |::::::l_|」」」l| ご. ヽ、
``( リ ・=〈・=l ̄ )イ八(l ゚ ー゚ノィ{ .|::;f||´-`ノ|_ ら,り⌒\
lミ 〉 l ,( (.⊂{{iヘV!}!⊃)、 .(厂 ||`y']゙|| |) / ノ ゙ヽ
_..lヾll{{竺}リl‐- 、 く/_l,| lj_/゙芥ヽ__| { /`Y´ _)
レヘ"""/l| ノノ \. し'ノ `〈,__|」|_,〉 ヽ'^) >. )
´ ̄
ジョセフ ⇒ 黒子(負傷中) 姫神(戦う力が無い) ← フォーエバー
手当て 護衛
____
. , '´ `ヽ
| ,i |ノハヽi }
ヘ(l| ゚ヮ゚ノリ ◇
. c(}`'个'{)っ ∩
/,_,_,_,_ゝ ⊂.ン
. し'J ▽ ゜
日本で皆の帰りを待つ小萌先生
__
/yニニニヘ、
/厶イNハjハ
,′l│l l j.l|
. |_Nド-Rイリ|
. └rj厶イハム「
j///__}}\
 ̄  ̄
禁書目録(インデックス) 衰弱を理由にリタイア
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/05(金) 21:57:02.24 ID:mkKjo/Xe0
しえん
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/05(金) 22:22:26.93 ID:94wY6GyKQ
あらすじのAAかわいいな
支援
おいなんであらすじにあーちゃんがいるんだよ
パフュームは関係ないだろ
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/05(金) 23:05:07.42 ID:OhN+w0ne0
あーちゃんはスタンド使い…と
ho
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/05(金) 23:59:51.00 ID:94wY6GyKQ
しゅ
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 00:49:47.91 ID:NX+6dAMA0
ほ
ほ
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 01:19:45.50 ID:NX+6dAMA0
寝る前に保守
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 01:52:22.66 ID:NX+6dAMA0
寝れずにほしゅ
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 02:02:50.58 ID:f76t9U5a0
なんだこのキモデブのオナニースレは
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 02:31:36.00 ID:3wMufXz+Q
保守を
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 02:43:31.38 ID:fVoz1cyz0
保守時間の目安
00:00-02:00 60分以内
02:00-04:00 120分以内
04:00-09:00 210分以内
09:00-16:00 120分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内
寝る前に3時保守
ほ
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 03:48:13.68 ID:3wMufXz+Q
俺も寝る
後は頼んだ
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 05:16:43.84 ID:OJYhqOJP0
保守
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 05:16:53.95 ID:fVoz1cyz0
保守がてら登場人物紹介(このSS内での設定)
禁:とある魔術の禁書目録の登場人物(とある科学の超電磁砲も含む) J:ジョジョの奇妙な冒険の登場人物
正門から突入する陽動組
空条承太郎(くうじょう じょうたろう) J ジョセフの孫である高校生。身長195cm。口癖は「やれやれだぜ」で常に帽子と厚手の学ランを身に着けている。
至近距離から発射された銃弾を指で摘んで止めることもできる程のパワー、スピード、
精密動作性、視力、動体視力を持つスタンド スタープラチナ(星の白金)を使役する。
陽動組のリーダー。ジョジョの奇妙な冒険第3部<スターダストクルセイダース>の主人公
上条 当麻(かみじょう とうま) 禁 学園都市の学生寮に住む高校1年生。身長168cm。能力は右手の手首から先で触れた
魔術・超能力など、それが異能の力であれば打ち消す事ができる幻想殺し(イマジンブレイカー)。
生まれたときから右手に宿していて、ジョセフは幻想殺しも波紋の一種であると考えている。
敵スタンド アヌビス神が宿っていた三日月刀を武器にしている。とある魔術の禁書目録の主人公。
佐天 涙子(さてん るいこ) 禁 レベル0であることにコンプレックスを持っている中学1年生。長い黒髪に白梅の花を模した髪飾りを着けている。
この物語は佐天がDIO(?)に肉の芽を植えつけられるところから始まった。肉の芽は既に上条の手によって消え去っている。
上条に恩を返すためジョセフのもとで波紋の修行をし、実戦レベルには及ばない程度にしかできなかったもののこれを修得し
エジプトの砂漠で往生していた上条達に追い付き、参戦。陽動組に治癒役として参加。初春という親友がいる。
イギー J スタンド使いの犬で非常に高い知性をもつ血統書付きのボストン・テリア。コーヒー味のチューインガムが大好物。
砂を操る変幻自在のスタンド ザ・フール(愚者)を使役する。陽動組では佐天を守る役目。
自分で貼っといて言うのもあれだけど
>>110ってあってる?
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 06:47:49.52 ID:fVoz1cyz0
裏門から突入した本命組 (現在穴に落ちたメンバー:一方通行、打ち止め、花京院 と 上に残ったメンバー:美琴、アヴドゥル、ポルナレフ にわかれてしまっている )
一方通行(アクセラレータ) 禁 学園都市最強の超能力者。身長は168cmで髪や肌は白く、瞳は赤色に近い。好物は缶コーヒー。上条と一度交戦し敗北した。
能力は体表面に触れたあらゆるベクトルを操ることができる一方通行(アクセラレータ)。脳に損傷を受けており、ミサカネットワークを利用
した演算補助デバイスを使用して補助しなければ能力を使えない。さらにネットワークと接続する電極のバッテリーの関係上能力の使用時間は
15分から30分程度に制限されている。とあるゲームセンターでは生きる伝説のドライバーと呼ばれている。武器として銃を使う。本命組のリーダー。
打ち止め(ラストオーダー) 禁 見た目は10歳前後の女の子だが、ミサカシスターズの上位個体にしてミサカネットワークの管理者。頭頂部に大きなアホ毛がある
現在、一方通行の演算能力は彼女を管理者とするミサカネットワークで補っている。能力は欠陥電気(レディオノイズ)。レベル3相当。
外見年齢相応の我侭や悪戯で一方通行を振り回す一方、シリアスな場面では彼に対する絶対的な信頼や親愛、それに理解と献身を示す。
花京院典明(かきょういん のりあき)J 承太郎の通っている高校に転校してきた高校生。アヴドゥルやポルナレフ同様に生まれつきのスタンド使い。チェリーが好物。
体を人型から紐状(実際は帯状に近い)に分解することができる遠隔操作型のスタンド ハイエロファントグリーン(法皇の緑)を使役する。
射程距離は広く、100m以上あるが単純なパワーは高くはない。宝石型のエネルギー弾を発射する「エメラルドスプラッシュ」という必殺技を持つ。
御坂 美琴(みさか みこと) 禁 学園都市の名門お嬢様学校の常盤台中学に通うレベル5(第3位)の14歳。超電磁砲(レールガン)の異名を持つ。身長は161cm。
能力は電撃使い(エレクトロマスター)。レールガン、光速の電撃の槍、落雷、電気信号を介したハッキング、警備ロボの操作、
ネットを介した遠隔破壊攻撃、砂鉄や鉄骨を自在に操る電磁力、水を電気分解しその水素により飛行など汎用性の高い特技を持つ。
その中でも異名通り、物体(主にコイン)に電磁加速を加えて放つ超電磁砲が十八番かつ決め技。
カエルをモチーフとしたキャラ「ゲコ太」のグッズが好き。上条に恋愛感情を抱いている。
ジャン=ピエール・ポルナレフ J フランス人。身長185cm(髪の毛込みで193cm)。生まれつきのスタンド使い。中世騎士のような甲冑にレイピアを
武器として携えた人型のスタンド シルバー・チャリオッツを使役する。DIOとの戦いに敗れ、哀れにも肉の芽によってDIOの手先にされた。
香港で一行に近づき、タイガーバームガーデンでの決闘を申し入れたが、インデックスを含む全員分の会計をまかされ
(恐らく支払い切れなかったため)逮捕された。後に承太郎達と共に味方として参戦した。
モハメド・アヴドゥル J 身長188cmのジョセフの昔からの友人で職業は占い師。生まれつきのスタンド使い。猛禽類の頭部と逞しい人型の胴体を持ったスタンド
マジシャンズレッド(魔術師の赤)を使役する。鉄をも溶かす灼熱の炎を自由自在に操り、単純な格闘能力も非常に高い。
ほほ
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 09:32:21.17 ID:NX+6dAMA0
ほ
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 10:12:44.38 ID:NX+6dAMA0
ほしゅ
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 10:26:46.25 ID:xVeRFbcS0
何という・・・てっきりこのスレは落ちた物かと思っていたのに・・・('A`;)
体調崩したら元も子も無いですよ('A`;)
それでも、保守ありがとうございました
まだ何も投下してないのにも関わらず保守とかされているのを見ると、申し訳無さと嬉しさのカオス状態に
自分も徹夜明けで課題やっていたので偉そうな事は言えませんが
取りあえず一段落して若干時間があるので、今の内少しでも投下しようかと・・・
キリの良い所まで行けるかなぁ・・・('A`;)
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 10:33:58.82 ID:xVeRFbcS0
>あらすじ
Sugeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!!!
なにこれ素敵('A`*)
こういうの見ると凄い漲ってきてヤバイ。興奮のあまり電車の中で眠れなくなりそうなくらいヤバい
>>85 おおっと、そうでしたか
携帯でセルフ保守とか出来たら便利そうだったのになぁ・・・('A`)
>>107 最初にオナニーだって言ったよ!キモいよ!でもまだギリギリ痩せ形って言われるよ!
122 :
前スレからの続き:2010/02/06(土) 10:41:56.84 ID:xVeRFbcS0
承太郎「オラァッ!」
星の白金が、襲いかかって来た一人の男を殴り飛ばし、そして次の瞬間には別の一人を吹き飛ばす
飛ばされた男が建物内部の棚にぶつかり、ドサドサと派手な音を立てそこから書物が落下をし出す
既に最初の三人はおろか、物音に気が付いた別の敵も既に足元へと転がっている。陽動の作戦は必要以上の成果を挙げている
男「こ―」
別の男が口を開くのと同時に、顔面をへこませて壁へと殴り飛ばされて、壁に穴を開けてしまう
上条「何てパワーだ・・・!」
―今のは左手で殴った・・・のか・・・!?少し見えてきた・・・!
承太郎の背後から襲いかかろうとする男の、その腕ごと肩へとかけてアヌビスの刀で斬り飛ばし、悲鳴を上げるその顔面に蹴りを叩きこむ
しかしその視線と意識は、変わらずに目の前の承太郎を追い続けている
そして、既に攻撃してくる者の姿は無くなっていた
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 10:52:44.16 ID:xVeRFbcS0
二人の力、というよりも承太郎の力による所が大きい
多数の男に囲まれながらも、その圧倒的な力で捻じ伏せ、彼らの攻撃をほぼ全て一手に引き受けていた
敵の中には銃を持つ者も居た。しかし放たれた弾は全て彼のスタンドによって弾き返されてしまっていた
恐らく能力者も居たのかもしれない。しかしそれすらも圧倒的なスピードとパワーで、発動するよりも早く倒されてしまった為に分からない
佐天「す・・・ご・・・」
崩れた砂のシェルターから姿を表わせた少女が、放心するように呟くのも無理は無い。それほどまでに圧倒的であった
全ての敵が地に倒れたのを確認して、息を整える
佐天「・・・あ、二人とも怪我してませんか?」
目に見える傷は無いとは言え、それが自分の役割である
彼らの元へと安堵の笑みを浮かべながら駆け寄る
しかし、それは油断ということでもあった
男「テメェだけでもォォォォォォッ!!」
気絶を装っていた、上条によって片腕を斬り飛ばされた男が立ち上がり、背後から少女へと襲い掛かっていた
おお、きてた
支援
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 11:04:55.24 ID:xVeRFbcS0
―遅い・・・ッ!
この戦いでずっと見ていた彼と比べると、まるで止まっているかのような動き
考えるよりも早く本能が彼を動かし、男の手が少女の身体を引き裂くよりも早く、その身体を殴り飛ばす
承太郎「その傷でまだそれだけ動けるって事はテメーはDIOと同じ吸血鬼か・・・」
男「ヒッ!」
倒れこむ男の前に、大男が立ち塞がる。およそ2mほどあるその身体が、それよりも大きく見えてしまう
承太郎「それじゃあその吸血鬼の不死身度を参考のため、おもいっきり試してみるかな・・・」
構える。そして
承太郎「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァッ!!」
激しい拳の嵐を受け、男の身体が柱を数本砕きながら勢い良く吹き飛ばされる。常人であれば間違いなく死んでいるだろう
―今のは・・・12発・・・ッ!一瞬で12発も・・・!?
一回瞬きをするよりも早くそれだけの数を撃ち込むというのも、このパワーも全てが上条当麻には驚異的であった
丈太郎がゆっくりと男の元へと歩みより、その胸倉を持ちあげて生きている事を確認する
承太郎「・・・なるほど不死身だな」
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 11:10:41.39 ID:WYOka/fL0
承りのラッシュを数えた!?
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 11:19:48.88 ID:xVeRFbcS0
ドゴン!
スタンドが壁を殴りつけ、そこに穴を開ける
男「ひ、ヒィッ!案内しています!案内していますよぉぉぉっ!!」
怯えた男が、彼らを先導する。例え不死身でも恐怖は感じるらしく、承太郎の一挙一動に対して異常なまでに過敏な反応を示す
承太郎「ガタガタうるせぇぞ!」
―ちっ、そろそろ時間か・・・
穴を開けたのは陽の高さを確かめる為であった。既に空は赤く染まり、もう少しすれば陽も落ちてしまうだろう
男「ひゃ!ひゃいぃっ!もーすぐです!もーすぐDIOさ・・・あ、いやDIOの元へと到着しますぅぅぅっ!」
この過剰な反応が、彼の神経を逆撫でている事を知ってか知らずか、更に怯え案内を続けている
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 11:32:26.19 ID:xVeRFbcS0
男「あっ!承太郎様!足元に瓦礫がありますよ御注意して下さいぃぃっ!」
―おのれェェッッ!ジョースターどもがァッ!DIO様が必ずや貴様らを殺してくれるッ!
上条「・・・何だこれ、DIOの肖像画か何かか・・・?」
男「ささ承太郎様!この先にある階段を昇った先にある部屋にDIOはいますよ!」
もはや男には承太郎以外の姿は見えていないらしい。しかしそんな事は今はどうでも良い。黙って二人と一匹が彼らの後へと続く
「DIO様を裏切るつもりか貴様ァァァァ・・・ッ!」
上条「え・・・?」
突如響く怒気を含んだ男の声。そして目の前の吸血鬼の身体が、片腕だけを残し
消滅していた
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 11:47:07.51 ID:xVeRFbcS0
残された吸血鬼の腕の傍に、それは居た
口からは唾液を撒き散らし、上半身だけが宙に浮かんでいるかの様な姿。その口の奥に別の男の姿が見える
承太郎「・・・この男をどうした・・・?」
殺すつもりで打った、自分のスタンドの猛攻を受けても死なない男。その男が一瞬で目の前から消えていた
男「粉微塵になって死んだ・・・DIO様に刃向かおう等という思い上がった考え・・・このヴァニラ・アイスが裁いてやったのだ・・・」
上半身だけのスタンドが、下に落ちている腕を拾い上げ、唾液塗れの口の中へと入れると、その腕の先から消滅していく
ヴァニラ「私のスタンドの口の中は、どこに通じているのかは知らんが暗黒の空間になっている・・・吹き飛ばしてやったのだ・・・」
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 11:48:47.51 ID:WYOka/fL0
アブドゥルーッ!!
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 11:57:36.57 ID:xVeRFbcS0
上条「・・・吸血鬼って奴は死なないんじゃなかったのかよ・・・!」
―吹き飛ばす・・・奴も白井と同じテレポーターか・・・?
ヴァニラ「ひとりひとり・・・順番に順番に・・・このヴァニラ・アイスの暗黒空間にバラまいてやる・・・ッ!」
そう言い残し、男の姿が目の前から消えた
承太郎「オラァッ!」
ヴァニラの姿が消えるのとほぼ同時に、星の白金が敵が居た位置を殴りつけようとする
承太郎「・・・ッ!?」
―ヤベェ・・・!何かは分からんが、ヤベェ気がする・・・ッ!
咄嗟に拳を止め、身を翻す
次の瞬間、承太郎の居た背後にある壁に奇麗に抜き取られたかのような、丸い穴が開いていた
そしてその穴から覗く、先の部屋から
ヴァニラ・アイスがこちらを見ていた
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 12:10:28.93 ID:xVeRFbcS0
上条「この部屋に居るのは危険だ!」
そう叫び、全員が逃げる様に部屋を後にする
承太郎「恐らくあのスタンドは、触れた物を消滅させる能力だ・・・まさか自分の姿まで消す事が出来るとは思わなかったがな・・・ッ!」
走りながら分析した事を伝える。触れれば即死となれば、承太郎の能力では太刀打ちが出来ない
例えどんなにパワーがあっても、結局のところそれは拳の攻撃である。かといって石つぶて等で倒せる様な相手とは思えない
承太郎「やれやれ・・・上条、てめーの能力で何とかできねーか?」
上条「・・・せめて触る事が出来れば・・・!どこを狙っているのかだけでも分かれば・・・!」
恐らく彼自身も理解しているのだろう。承太郎も上条も触れる事が出来なければ、どうしようもない能力であると
佐天「ま、まって!二人とも待って!きゃっ!」
少し遅れて、二人の後を追いかけていた少女がその場で転んでしまう
その直後に佐天の頭のあった奥の壁に、丸い穴が開く
数m先でカランと音を立て、壁に掛けられていた肖像画が端を削り取られその場に落ちる
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 12:19:49.98 ID:xVeRFbcS0
ヴァニラ「DIO様の肖像画が・・・ッ!?」
突如再び姿を見せた男が、それを見て血相を変える
ヴァニラ「・・・額縁だけか・・・!」
ふぅと一息を付いて、再び彼らを睨みつけると同時にその姿を消してしまう
上条「くそ・・・っ!」
佐天「・・・上条さん、場所が分かれば良いんですよね・・・?」
意を決した少女が声を出す
そして走り出す。迂回こそしている物の、その先は間違いなくヴァニラが姿を消した地点
承太郎「おいっ!あのアマ何を・・・!」
少女が肖像画を手に取る
佐天「DIO様DIO様って、初春が見たら喜ぶだけで、気持ち悪いのよ!こんなものこうしてやるんだから・・・!」
ヴァニラ「貴様何をッ!?」
少女の声から、何をするか感じとった男が姿を現す。そして
力いっぱい床に叩きつけ、額縁ごと肖像画を破壊した
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 12:33:04.60 ID:xVeRFbcS0
佐天「ど、どどど・・・どうよ!く、悔しかったら・・・こここっちに・・・!」
強がってはいるものの、息は荒く顔色は蒼白。両目に涙を溜め、脚は震えている
ヴァニラ「このクソアマがァァァァッ!!よくもDIO様をォォォッ!!」
佐天「きゃあああああああ!!」
悲鳴をあげ、今にも転びそうな格好で少女が逃げ出す。恐らく無我夢中なのだろう、共に来た少年達と大きく離れる様に
もはや他の連中の事などどうでも良い。まずはこの女から殺すと決めた
少女が逃げる方向から、どの部屋へと向かうのかは既に予想はついている
姿を消し壁を抜けて、その部屋へと先回りをする
狙い通り少女が部屋へと足を踏み入れるのを、しっかりと見届け
―即死させてしまっては気がすまん・・・!まずは逃げられぬ様にその足からだ・・・ッ!
そして、スタンドが何かを抉り取るのを感じた
自分の姿をその場に出し、それを確認をする
両膝から下を失い、目の前で倒れている哀れな少女の姿を
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 12:40:46.32 ID:xVeRFbcS0
佐天「あ・・・!」
ずりずりと身体を引き摺りながら、両手を使い前へ前へと進む少女
その左腕に足を置く
佐天「や、やめて・・・!」
ヴァニラ「キサマが悪いんだッ!わたしを怒らせたのはキサマだッ!」
その言葉でついに怒りが頂点へと達する。もはや何も見えない。もはや何も聞こえていない。ただただ怒りだけが男を支配していた
柔らかく、硬い感触が足の裏から伝わり
ブチッという音と共に、力の限り踏み抜く
佐天「う、うでが・・・!わたしの・・・うぁ・・・うでがぁぁぁぁ・・・っ!!」
悲鳴があがるが、男には聞こえていない。残ったもう片方の腕も、同じ様に力の限り踏み抜く
そして、既に事切れてしまったのかもしれない。両腕両足を失った少女の身体がぴくりとも動かなくなった
ヴァニラ「思い知れッ!」
そしてうつ伏せに倒れている少女の腹部に足をかけ、全力で
その腹部を蹴破った
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 12:51:00.12 ID:WYOka/fL0
美琴「ボロぞーきんっすねwwwwwwwwwww」
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 12:53:50.68 ID:xVeRFbcS0
ヴァニラ「ハァ・・・ッ!ハァ・・・ッ!!まずは一人・・・!」
「わたしのおなかがぁぁぁ!わたしの・・・ぷ・・・っ!」
ヴァニラ「ーッ!?貴様何故ッ!」
背後から突如声があがる。その声の主は間違いなく今自分が仕留めた少女
佐天「ぷく・・・っ!ぷぷ・・・っ!わたしの・・・!わたしの・・・あはははははっ!もーだめ!もう我慢出来ない!」
背後で爆笑をし始める少女の姿を見て、足元のものを確認する
ヴァニラ「これは・・・砂・・・!?」
バサァと音を立てて、少女の姿をしていたそれが一気に砂に戻る
愚者の能力で少女の姿を模していただけの人形
佐天「って、お腹を突き破られた死んじゃうか!あはははは!いつまでも気が付かないんだもん!」
ヴァニラ「き、キサマ・・・!私を騙したな・・・!」
138 :
時間がぁぁl、わたしの時間がぁぁぁ!('A`;):2010/02/06(土) 13:04:32.85 ID:xVeRFbcS0
佐天「ぷぷぷ・・・ねぇこんな年下の女の子に馬鹿にされてどんな気分?」
―もうこんな安い挑発になど乗るものか・・・!予定通りスタンドで始末してくれる・・・ッ!
そして彼のスタンド『クリーム』を展開し、姿を消そうとする
佐天「・・・駄目か、仕方がない。ねぇねぇこれ見て!」
にこにこと笑う少女が、足元を指差す
―犬コロが何かを咥えて・・・?ーッ!?
ヴァニラ「それはまさか・・・ッ!!」
犬が持ってきた物を足元へと落とす。そしてその上にまたがり
ヴァニラ「やめろォォォォォォォォッ!!」
佐天「やっちゃえイギーちゃんっ!!」
持ってきた物は砕けた肖像画の一部分。そしてそれを目掛けてイギーが
小便を掛けた
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 13:05:09.62 ID:3wMufXz+Q
支援!
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 13:17:26.34 ID:WYOka/fL0
これはナイス展開
さすがイギー
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 13:18:48.97 ID:xVeRFbcS0
ブチンッ
もはや先程とは比較にならない。マグマの様な憤怒が身体を包み込む
ヴァニラ「このクソ共がァァァァァァッ!!」
腹を抱えて笑う少女の顔面に向けて、全身全霊を込めて拳を振るう
佐天「しまっ―」
あまりの速さに追い付けていない。恐らくこの砂で防壁でも作るつもりであったのであろう
上条「佐天ッ!」
追い付いた少年が、少女を押し倒す。目的を失ったその腕は、突如別の拳によってあらぬ方向へとへし折られてしまう
承太郎「・・・なるほどな。これなら殴りやすそうだ」
ヴァニラ「く・・・!まだだ!」
咄嗟にスタンドを展開して、自らの姿を消そうとする
上条「させるか!」
姿が消えるよりも僅かに早く、少年の手がヴァニラの身体に触れる。その瞬間にクリームが解除されてしまった
佐天「ジョセフさんが言ってましたよ!ええと、『戦いで敵が勝ったと思った時、相手は既に負けている』・・・だっけ?」
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 13:33:50.50 ID:xVeRFbcS0
承太郎「ところでさっきテメーは、『裁く』だとか言ってたな」
男が身構える。それを見てヴァニラは咄嗟に腕を構えガードの姿勢を取る
承太郎「オラオラオラオラオラオラオラァァァッ!!」
承太郎「裁くのはッ!」
ヴァニラ「ガ・・・っ!」
激しいラッシュを受け、ヴァニラが大きな亀裂を入れ壁へとめり込む
上条「俺達だァァァッ!!」
―クッ!スタンドが間に合わないッ!
正面に立つ少年が、その額を目掛けて
迷いなく、刀を突き刺した
ヴァニラ「DIO様ァァァァァァァァッ!!」
それが後押しをし、壁が崩れさる
そして、沈みかけていた陽の光を浴び、ヴァニラ・アイスという吸血鬼は灰と化した
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 13:50:05.98 ID:xVeRFbcS0
アブドゥル「・・・そっちにも一人、あちらの方向には二人いる様だ」
ポルナレフ「あいよっと」
生命を探知する魔術師の炎で敵の姿を探し出し、それをポルナレフの戦車が暗殺をする
洗練された疾風の様な動き。一人だった敵は気が付かないうちに絶命をしてしまう
本来であれば、承太郎達に気を奪われた敵を潰して行き、あわよくばDIOもとも考えてはいた。しかし、その前に戦力を分断されてしまった為にこのスタイルを通している
ポルナレフ「本当は正々堂々やりてぇんだけど、DIOの手先相手にそんな事言ってらんねぇよな・・・大丈夫かいお嬢ちゃん」
先程から物言わぬ少女を振り返る。聞けばまだ15にも満たないというこの少女に、この環境は酷であろう
そう思っていた
美琴「・・・え?」
声に反応して少女が顔をあげる
アブドゥル「・・・二人いた敵が倒れている・・・!?」
美琴「あんなの相手にもならないわよ。とっとと次行きましょ」
ポルナレフ「・・・日本人って、女までビジネスライクなのかね?」
どこかで、壁の崩れる様な大きな音がした
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 14:01:30.03 ID:xVeRFbcS0
黒子「・・・ありがとうございますわジョセフさん」
付きっきりの甲斐あってか、少女は目を覚まし、既に腕も動かせる程度には治っている
それでも、その顔が浮かないのは恐らくは怪我のせいではなく、彼らの心配
ジョセフ「・・・今日はDIOの屋敷の戦力を出来るだけ削ぐのが目的じゃよ。DIO本人に出会ったら一目散に退く様に言ってある」
―聞くかどうかは怪しいが、信じるしかあるまい
とは言ったものの、心配であることには違いない。特にポルナレフ辺りは迷わず突撃するのではないかと、どうしても考えてしまう
部屋の扉が開く。そこから現れたのは、大きな箱を持ったゴリラと、姫神秋沙
姫神「ジョセフさん。言われた通りに。テレビを買ってきました」
ジョセフ「おお、ありがとう。やはりワシも心配だからの、今頃奴らがどうしているかちょいと覗かせて貰うとしようか」
隠者の紫をテレビに巻きつける。目まぐるしくチャンネルが変わり始め、何やらメッセージを伝えようとしている
姫神「・・・これは。何?」
ジョセフ「まぁ見ておれ。DIOの奴が何を考えているか透視してやろうってだけじゃよ」
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 14:13:24.68 ID:xVeRFbcS0
『ガガ―』
『ピーッ』
『・・・の』
黒子「何か言っておりますわね」
ジョセフ「静かにっ」
『中に・・・』
『ガガ―』
『・・・裏』
『ギ』
『り』
『者が』
『ガガガ―』
『い』
『る』
この中に裏切り者がいる。確かに、今そう聞こえた
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 14:22:51.92 ID:xVeRFbcS0
パチ パチ パチ
上条「誰だッ!?」
突如、階段の上から手を叩く音が聞こえる。その階段の先にある部屋は、先程の男が言っていた―
「おめでとう。数々の困難を乗り越え、ついに私の元へと辿り着いたと言う訳だ・・・」
佐天「あ・・・あぁ・・・っ」
心臓を鷲掴みされるかのような冷たい感覚。生きている気がしないという言葉そのものだろう
その姿を見ただけで、犬を抱えたまま少女は膝を付き、二人の少年は冷や汗を浮かべる
上条「お前が・・・ッ!」
承太郎「テメーが・・・ッ!」
二人『DIOかッ!!』
薄暗い階段の上に立つ男、その男こそがこの旅の目的。この旅の終わり。そしてこの旅の最後にして最大の障害
闇の帝王
DIOが
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 14:30:18.08 ID:xVeRFbcS0
ジョセフ「おいッ!どういうことだ!裏切り者だと!?誰だ!言えッ!!」
『名前は―』
DIO「一つチャンスをやろう・・・この場で私に忠誠を誓えば私の仲間にしてやろう。方法は問わん。仲間を殺しても良いし、そこから一歩下がっても認めてやろう・・・」
承太郎「ふざけてんのかテメーは・・・!」
怒りを露わに承太郎が突っ撥ねる。その背後で上条が無言でアヌビスの刀を構える
『名前は・・・』
『ジョ』
『ウ』
一方通行「てめェら無事かッ!」
アブドゥル「こ、この男は・・・ッ!」
DIOの元へと、全ての仲間が集まった
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 14:40:12.89 ID:xVeRFbcS0
承太郎「この人数相手に勝てるとでも思ってるのか・・・!」
突如、承太郎の持つ通信機からジョセフの声が響く。全員の視線が彼に集まる
DIO「ククク・・・ジョセフ、見ているな・・・!」
ジョセフ「気を付けろ承太郎ッ!!その中に裏切り者がい―」
背後から殺意を感じ、咄嗟に身体を逸らすが遅かった
ドス
美琴「・・・え・・・?なん・・・で・・・?」
貫かれた承太郎の右腕から血が噴き出す。傷そのものは大きくは無い。しかし、そのダメージは全員の精神へと深刻な被害を生み出していた
花京院「どういうことだこれはッ!」
佐天「幻・・・じゃ・・・なかった・・・」
絶望と混乱、そして恐怖がその場を支配する
アヌビスの刀を構えた少年が、承太郎の腕を突き刺していた
『裏切り者の名前は』
『カミジョウ・トウマ』
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 14:44:17.84 ID:xVeRFbcS0
さて、キリの良い所かつ本当に時間ヤバいんで行ってきます('A`;)
課題提出が終わったら即バイト先へと直行するノリです
今日中に戻って来られたら御の字だと思います
更に徹夜明けなので、最悪もしかしたら寝てしまうかもしれません('A`;)
よろしければまた皆様のお力をお貸しください
それでは行ってきます('A`)ノシ
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 14:44:27.84 ID:VKGqMot7Q
な…なんだってー!
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 14:57:57.09 ID:+5aJgIF80
まさしくジャンプみてえ切り方しやがってw
乙
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 15:27:22.25 ID:Uy9p+uXh0
ヴァニラ戦で被害者ゼロとは
DIO様無双期待してもいいですねッ!?
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 16:16:41.63 ID:+5aJgIF80
ほ
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 16:56:54.45 ID:3wMufXz+Q
保守
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 17:34:15.77 ID:3wMufXz+Q
ほしゅ
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 19:47:57.71 ID:iT9A7/bi0
保守
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 20:06:37.31 ID:cVrpnPCwQ
お 復活してる
保守
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 20:45:29.70 ID:cVrpnPCwQ
保守
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 21:06:29.55 ID:cVrpnPCwQ
ID変わったのな保守
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 21:30:25.31 ID:a3seKEw60
こんだけ続いててパー速行かないのはなぜ?
この糞スレいつまで続けるつもりなの?
パー速行けよクズ
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 21:44:41.99 ID:cVrpnPCwQ
積極的に保守してる俺が言ってもあんまり説得力ないと思うけれど、
今のスレは
>>1が立てた訳じゃないし、話の展開的にこのスレ内では完結するだろうから
このまま暖かく放置してくれないかな。
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 21:47:00.88 ID:cVrpnPCwQ
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 22:27:21.01 ID:cVrpnPCwQ
保守
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 22:53:12.43 ID:cVrpnPCwQ
ほし
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 23:26:01.91 ID:FEf6yKLQ0
ほ
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 23:28:24.89 ID:MOnk+q0B0
も
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/06(土) 23:29:08.17 ID:pqKpsbHa0
ん
ん
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 00:03:09.41 ID:NavRd0ZcQ
ん
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 00:28:31.21 ID:G3NWQD/P0
んっ///
悔
悟
175 :
悔しい、でもこの流れを崩したくない・・・('A`;)ビクンビクン:2010/02/07(日) 00:59:36.45 ID:c/UQEsP70
憤
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 01:05:05.96 ID:PS3sHCUW0
さぁこの流れをそげぶするんだ
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 01:15:47.94 ID:c/UQEsP70
>>176 ( ゚д゚ )
保守ありがとうございました
聞いて欲しい事があります。凄く眠いんです('A`;)
バイト先の休憩室で船を漕ぐくらいヤバいです
という訳なので、申し訳ないですが今日の投下は短めで終えようかと思います('A`;)
>>161-2 実は初代スレは150程度、2スレ目は550程度、3スレ目は850程度とトータルでまだ2000も行ってないんですよね!11
あれ、目から変な汁出て来た・・・
帰宅したばかりなので、一息入れたら再開します
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 01:20:25.29 ID:Q/LXTphk0
ktkr
途中
>>164みたいな臭い奴が湧いてたけどちゃんと帰ってきてくれたのね
保守
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 02:04:57.52 ID:c/UQEsP70
DIO「ク、ククク・・・!そうか、そんなにこのDIOの仲間になりたいか小僧!」
承太郎「ク・・・ッ!」
スタンドが上条の身体を殴り飛ばす。怪我をさせるつもりも無い、ただその刀を引き抜く為に
ポルナレフ「野郎!既にこいつにも肉の芽が―」
アヴドゥル「いや、彼の額には何も見えなかったッ!」
ゆっくりと、刀を持った少年が立ち上がる。何か呟いているが、それが何かまでは誰にも分からなかった
一方通行「あの刀がまたか・・・ッ!?」
しかしその望みすら断たれてしまう。彼の右手は力強く刀を握っている
そして、その全身からは殺気が溢れていた
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 02:13:48.55 ID:c/UQEsP70
ポルナレフ「ならば仕方ない!可哀想だが再起不能にさせてもらうッ!」
甲冑を纏ったスタンドが、刀を握る少年へと襲い掛かる
何とか応戦しようとはしているものの、片やその武器と間合いを特化した能力。片や素手よりはマシだからと握っている少年
本気ではないとは言えその力の差は歴然。致命傷を避けるように凌いではいるものの、斬り傷が次第に増えて行き、反撃をする機会すら与えない
ポルナレフ「終わりだッ!」
騎士のレイピアが少年の腕を斬り飛ばそうとする瞬間
ポルナレフ「うが・・・ッ!?」
激しい衝撃が騎士を襲い、その持ち主である男が吹き飛ばされ血を吐く
美琴「当麻に・・・!当麻に何すんのよ・・・っ!」
彼女の放った、音速まで加速されたコインが、騎士の胸を正確に捉えていた
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 02:24:21.54 ID:c/UQEsP70
ポルナレフ「が・・・っ!」
―甲冑を着けていなかったら、即死していた・・・ッ!
銀の戦車の装備していた甲冑が、コインが胸を貫く事だけは防いでいた
しかしその衝撃は凄まじく、その場に倒れ込んでしまう
美琴「・・・消えろ・・・!」
少し離れた男の頭に狙いを正確に定め、躊躇う事もなくコインを放つ
動く事も出来ず、弾き返す事も既に不可能。甲冑を来たスタンドならまだしも、生身の状態では間違いなく即死
アヴドゥル「ムゥンッ!」
魔術師の赤が二人の間でコインを一瞬にして溶かす
もしそうでなければ、恐らく彼はここで死んでいた
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 02:35:03.03 ID:c/UQEsP70
花京院「今、明らかに殺す気だったぞ・・・!エメラルドスプラッシュッ!」
狙いは少女の腕と足。彼のスタンドが、いくつものつぶての様なエネルギー弾を放つ
手加減など出来ない。目の前の少女は恐らくポルナレフを殺すつもりでいるであろう
ここで手足を貫いてでも止めなければならない。この青年は咄嗟にそう判断をした
少女の目はポルナレフに次なる一撃を加えようとしていた。もはや回避など出来ないタイミング
一方通行「させっかよォォォォォッ!!」
その直線状に、白髪の少年が割り込む。エメラルドスプラッシュが文字通り四散をし、周囲の壁を破壊する
なんという最悪の状況・・・
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 02:46:26.58 ID:c/UQEsP70
一方通行「てめェらァァ・・・ッ!必要だってンなら、先に相手してやらァッ!」
懐から銃を構え、自らの、自分たちの意志を示す
一方通行「上条ォォォッ!てめェもふざけてる場合じゃねェだろォがァッ!」
打ち止めが、満身創痍となった少年を庇うように立ち塞がる
花京院「邪魔をするなッ!」
法皇の緑が、白髪の少年を殴りつける
一方通行「カッ!自爆してろッ!」
反射した衝撃が、彼のスタンドへと伝わるその瞬間、紐状となりその衝撃を全て受け流してしまう
花京院「衝撃は消えはしないッ!その衝撃がどこへ伝わったと思うッ!」
いつの間にか、白髪の少年の足元へと導火線の様に紐が伸ばされていた
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 02:56:38.98 ID:c/UQEsP70
全力で殴りつけた衝撃、さらにそれがベクトルを付与することによって高められ伝わって行く
一方通行「・・・チックショォォォッ!」
咄嗟に衝撃のベクトルを変えようとして気が付く
もし、この膨れ上がった衝撃を反射すれば上条か、美琴か、それとも打ち止めか
そのいずれかに直撃してしまうかもしれない。それほどまでに計算をされた行動
衝撃を真上へと飛ばす。最初の攻撃とは比較にならない程の威力が天井へと伝わり、大穴を開ける
闇と共に崩れて来た天井の瓦礫が、一方通行へと降り注ぐ
一方通行「ブッ潰れやがれェッ!」
その瓦礫のベクトルを操作し、花京院の元へと飛ばす
花京院「く、この質量は・・・ッ!」
―法皇の緑では弾き返せないッ!
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 03:06:14.45 ID:c/UQEsP70
アヴドゥル「させんッ!」
巨大な瓦礫が花京院にぶつかる寸前、業火が一瞬にしてそれを溶かす
美琴「まだだぁぁぁぁぁっ!!」
溶けた瓦礫を熱避けにしたコインが更に迫り来る。それを銀の戦車が弾き飛ばす
一方通行「・・・こいつら・・・ッ!」
花京院「彼らは・・・ッ!」
―強い・・・ッ!
既に互いに互いの隙を窺う状況、一触即発
少年を狙い、そして守る為に
目の前の相手の、その首を狙うが為に
どーしてこうなった
これホワイトスネイクが見せている幻影じゃね?
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 03:18:28.70 ID:Mh5MehvY0
いやサバイバー発動してるんじゃね?
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 03:18:58.57 ID:c/UQEsP70
再び瓦礫が、電撃が双方へと飛び交う
承太郎「やめねぇかテメーらッ!」
佐天「やめてよぉっ!みんなもうやめてってばぁ・・・っ!何で仲間同士で殺そうとするの・・・!?おかしいよ!」
承太郎が瓦礫を砕き、愚者によって守られた少女が電撃を受け止める
美琴「・・・!」
ポルナレフ「・・・ッ!」
DIO「クックック・・・もう見世物はお終いか・・・?」
静かに、そして心底楽しそうな声。そう、もはや身内で争っている場合などではなかった。ないはずであった
DIO「貴様ら全員、このDIOへの手土産に仲間の首を取ろうとしてくれるとはな・・・嬉しい限りじゃないか、フフ・・・!」
上条「う・・・あ・・・あぁ・・・!」
千鳥足の様にふらふらと刀を握った少年が承太郎の元へと歩みより、刀を振り下ろそうとした瞬間
承太郎「オラァッ!」
刀をへし折り、更にみぞおちに一発入れてやる。それが最後の引き鉄となり、少年が気を失う
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 03:29:34.60 ID:c/UQEsP70
DIO「この私に恐怖を覚えたのか?そして、このDIOよりも弱い相手と戦う事で仮初めの安心でも得ていたつもりか?」
アヴドゥル「ーッ!」
確かに、平時であれば考えられない行動。しかし事実として、この男と向き合うよりも、仲間同士で戦っていた時の方が―
承太郎「一度退くぞッ!行けッ!」
天井の大穴を見上げる。既に陽は沈んでしまっていた
これ以上は、いやもう既に遅いのかもしれない
DIO「ふ・・・一晩チャンスをくれてやろう・・・私の元へと降る準備の時間だ・・・」
一方通行「・・・あァッ!?ンだとォッ!?」
DIO「私は貴様らを追いもしない・・・そして逃げもしない・・・必要無いからだ・・・」
見下す様な口調。実際に見下している。そう、これも全て余興の一つ
承太郎「・・・その判断、後悔するんじゃねーぞ・・・!」
気絶した上条当麻を抱え、その場を後にする
その姿を見て、一人、そしてまた一人と、ジョセフの待つホテルへと撤退を始めた
戦わずして、彼らはDIOに敗北を喫しまっていた―
195 :
○喫してしまっていた ('A`)oh-:2010/02/07(日) 03:35:11.55 ID:c/UQEsP70
さて、本当にもう目が開かないくらいに眠いのでこれで終了します
耳からピィィィィンって変な音がする、なにこれ怖い
こんな時間までお付き合い頂き、本当に感謝致します
明日は昼頃からちょっと出掛けるので、本格的な投下はそれ以降となるでしょうか
・・・明日には終わるかなぁ・・・('A`;)ギリギリ無理かもしれない
よろしければまた皆様がたのお力をお貸しください
それではおやすみなさい('A`)ノシ
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 03:40:19.68 ID:YL3CeOd20
保守
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 04:33:10.48 ID:kGlnFK3o0
保守
ゆっくり休んでね
ほあ
おはほ
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 08:21:26.88 ID:kGlnFK3o0
保守
ほ
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 09:37:08.53 ID:ITpMYspO0
DIO様のカリスマ性と圧倒的恐怖心は能力じゃないから一方通行でも防げない
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 10:52:06.12 ID:NavRd0ZcQ
保守保守
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 11:28:19.24 ID:NavRd0ZcQ
保守
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 11:59:07.02 ID:kepnc+uw0
ほ
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 13:01:51.63 ID:NavRd0ZcQ
ほ
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 13:08:34.76 ID:Brp1EOJL0
| 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i | |
〉─_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
|,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|
. r´`ヽ / `"""`j/ | |くゞ'フ/i/
. |〈:ヽ, Y ::::: ,. ┴:〉: |/
>>202当然だ 誰であろうとこのDIO
. \ヾ( l ヾ::::ノ |、 前ではちっぽけな虫よ
j .>,、l _,-ニ-ニ、, |))
! >ニ<:| 、;;;;;;;;;;;;;,. /| ___,. -、
| | !、 .| | ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ| | ヽ\ _,..:::::::. / .| `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
..|.| | :::::ヽ<::::::::::::::::>゛ |_ _,.-''"´ / ̄,./´ ゝ_'ヲ
..| | | _;;;;;;;_ ̄ ̄ |  ̄ ̄ / _,. く / ゝ_/ ̄|
:.ヽ‐'''!-‐''"´::::::::::::::::: ̄ ̄`~''‐-、_ / にニ'/,.、-t‐┴―'''''ヽ
\_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ / / .(_ヽ-'__,.⊥--t-⊥,,_
\  ̄\―-- 、 _::::::::::::::::::::__::/ / /  ̄ ) ノ__'-ノ
\ \::::::::::::::`''‐--‐''´::::::::::/ / / / ̄ rt‐ラ' ̄ ̄ヽヽ
ヽ ヽ\ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ゝニ--‐、‐ |
l ヽヽ \:::::::::::::::::::::::::::::::/ /‐<_ ヽ |ヽ
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 13:34:21.00 ID:NavRd0ZcQ
保守
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 13:56:21.30 ID:aJ+HxVaa0
ほう?
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 13:56:28.72 ID:NavRd0ZcQ
ほしゅ
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 14:34:00.76 ID:NavRd0ZcQ
保守
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 14:53:12.64 ID:NavRd0ZcQ
しばらく保守出来なくなるので最後の保守
後はよろしくお願いします
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 15:07:59.80 ID:aJ+HxVaa0
おとこわり
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 15:31:12.08 ID:aJ+HxVaa0
おとこわり
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 15:50:57.11 ID:aJ+HxVaa0
おとこわり
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 16:12:17.90 ID:+0cjPzWN0
おことわり
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 16:21:00.31 ID:aJ+HxVaa0
おこわとり
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 16:46:12.81 ID:aJ+HxVaa0
おわことり
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 16:58:21.84 ID:K9L10iNsO
おとこわり
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 17:00:24.86 ID:aJ+HxVaa0
男割り
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 17:28:49.28 ID:aJ+HxVaa0
おわとこり
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 17:44:50.42 ID:aJ+HxVaa0
おことりわ
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 17:46:18.96 ID:R1cfXN1g0
上条「RIOォォォォォォォォッ!!!」
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 18:19:40.07 ID:aJ+HxVaa0
カーニバル?
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 19:03:17.80 ID:G3NWQD/P0
産婆のリズムで
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 19:07:37.76 ID:aJ+HxVaa0
上条「デッ、デデデッデ!デッテデーテーテー!デデデ!デデデ!ウー!MANBO!」
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 19:34:52.65 ID:PS3sHCUW0
ほ
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 20:27:07.06 ID:PS3sHCUW0
ほ
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 21:03:33.06 ID:PS3sHCUW0
ほ
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 21:39:36.16 ID:PS3sHCUW0
ほ
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 22:13:36.77 ID:PS3sHCUW0
まだー?
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 22:23:14.89 ID:c/UQEsP70
保守ありがとうございました
夕方帰宅しておコタ入ってたら寝落ちしてしまっていたでござる
夕飯とか済ませたら再開します、申し訳ない('A`;)
今日中に終わるんじゃねとかいう幻想ぶち壊しました('A`;)
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 22:28:07.43 ID:/HL/RS350
いいぜ、お前が今日中に終わるんじゃねとかいう幻想ぶち殺したってんなら
おれがその幻想をぶち殺す!!
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 22:50:44.57 ID:m9ezouYr0
これは期待せざるをえなry
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 23:08:21.37 ID:c/UQEsP70
一方通行「・・・もう一度・・・言ってみやがれェ・・・ッ!」
張りつめた空気がホテルの一室を満たしていた。向かい合う面子の中に、上条当麻と佐天涙子の姿だけはない
ポルナレフ「ああ、何度でも言ってやるよ・・・!テメーらは信用できねぇってな!」
ジョセフ「やめんかポルナレフ!」
男が再びその言葉を口にし、今にも白髪の少年の胸倉を掴みにかかろうとするのを、ジョセフが止めている
花京院「・・・流石にそこまで言うつもりはない。だが、もしあの少年がDIOに操られているのだとしたら、何か弱みを握られて脅されているのだとしたら・・・」
背後から仲間に襲い掛けられる事程恐ろしいものはない。事実あの時はそれが切っ掛けで、互いを殺し合うまでに発展していた
アヴドゥル「一つだけ言っておきたい。冷酷な発想だが・・・」
占い師の男が通る様な声を出す。その先は彼らだけではなく、全員へと
アヴドゥル「我々の目的はDIOを倒す事だ。もし奴との戦いで負傷や何かあったとしても、私は助けないでいるつもりでいる」
『何か』の中に、裏切り者の排除が含まれている事は明白であった
美琴「・・・仲間を殺そうとした奴は殺されても文句は言えないって事よね・・・ッ!」
上条当麻は裏切ってなどいない。そう信じている。だから、彼に害を為す者は全て始末する。そう彼女の表情が物語っていた
237 :
再開しますと書き忘れていた('A`)ウボァー:2010/02/07(日) 23:21:35.84 ID:c/UQEsP70
黒子「お姉さま・・・!」
椅子から立ち上がる美琴を止める。この空気に火を投げ入れれば爆発してしまう事は目に見えている
突き刺す様なピリピリとした空気。そこにノックの音が響いた
佐天「ジョセフさん・・・上条さんが目を覚ましました」
そう言いながら、少女が部屋へと足を入れる。その後に、両手を手錠で繋がれた上条が居た
安堵と疑惑の眼差しが少年へと集まる
ジョセフ「・・・少し辛いとは思うが、我慢しておくれ」
上条「・・・いえ・・・本当に・・・すみませんでした・・・」
自分が何をしたのかは覚えている。そしてその後に起きた出来事も
承太郎「・・・何故、あんな事をしたのか説明出来るか?」
既に腕の手当てを終えた男が、問う。責めている訳ではなく、その理由を明らかにする必要がある為に
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 23:29:34.04 ID:uCi1no+H0
支援
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 23:35:13.70 ID:c/UQEsP70
ゆっくりと、上条が首を横に振る
上条「分からない・・・身体が勝手に・・・何で俺はあんなことを・・・」
ポルナレフ「ケッ!大方DIOの野郎にビビったんだろうがチキン野郎が!」
その言葉の主に対して、射殺さんとばかりに視線が集まる。しかし、もはやそうとしか説明が出来ない
何より、その方が互いにとって都合が良い解釈でもあった
ジョセフ「・・・そうか。そう気負うな」
しかし、と老人は続ける
もとよりこのつもりだった。彼らの気持ちは分かるが、もう既に彼らを巻き込み過ぎてしまっていた
ジョセフ「DIOとの戦いは、ワシらだけで行こう」
そして、これほどまでにバラバラになった状態では危険の方が大きい。上条達はここで置いて行くのがベストだと判断する
打ち止め「そ、そんなのおーぼーだよ!私たちも一緒に―」
花京院「・・・もし、DIOに彼が・・・いや、君たちの誰かが人質にされたとして、君はその人を見殺しに出来るのか?」
返す言葉が見つからない。その言葉が彼らに重く圧し掛かっていた
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 23:36:13.53 ID:uCi1no+H0
支援
花京院ってぼっちのオタクなんだぜ・・・
いったい俺たちと何が違うってんだ!!
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 23:39:44.08 ID:uCi1no+H0
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 23:41:15.58 ID:+4SUxJbU0
顔と身長と行動力があってなんでボッチなんだ!!
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 23:41:43.58 ID:xi6OqUSw0
自発的ぼっちだから
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 23:42:15.87 ID:uCi1no+H0
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 23:44:38.80 ID:Taha2kf10
つまんね
まだ美しかった頃のジョジョを糞ラノベで汚すなや
247 :
>>241:2010/02/07(日) 23:46:22.54 ID:c/UQEsP70
承太郎「・・・決まりだな」
ジョセフ「夜が明けてからでは、DIOが姿をくらませる可能性がある。夜明け前に出る」
誰も異を唱える者はいなかった。そしてそのまま、それぞれが支度を、あるいは心の準備をする為に部屋へと戻って行った
ジョセフ「君たちももう部屋へ戻りなさい。今まで御苦労だった、明日には帰れるように手配をしておこう」
そして目を伏せ、申し訳なさそうに上条へと声をかける
ジョセフ「上条君、君には本当に悪いが・・・ここから少し離れた場所に部屋を借りている。今夜だけは―」
上条「・・・はい。俺を、そこに連れて行って下さい」
ジョセフ「・・・ありがとう。すまんな」
そう言い残し、老人も部屋へと入って行った
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 23:54:50.79 ID:NavRd0ZcQ
249 :
ミスったorz >>241 花京院さんはリアル邪気眼:2010/02/07(日) 23:56:07.61 ID:c/UQEsP70
上条「・・・」
手錠をかけたまま、ベッドの上に座り考えに耽る。まだ、例の部屋に連れて行かないつもりらしい
どうして、あんな事をしてしまったのか。どうして、また仲間に手をかけてしまったのか
―・・・また?
無意識の内に考えていた自分の心に問いかける。その答えを自分は知っている気がした
コンコン
部屋に静かなノックの音が響く
美琴「・・・当麻?」
ノブに手がかかる音が聞こえるが、ドアは開かない
上条「・・・美琴か?どうぞ」
その言葉を聞いて、ドアが開けられる
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/07(日) 23:59:28.04 ID:uCi1no+H0
支援
251 :
ありです('A`*):2010/02/08(月) 00:04:46.13 ID:GuHqP5D80
ノックをするまでに、心の準備が必要だった
このドアを開いた先に、もし彼がいなかったらと思うと怖かった
また、あの時の様に自責の念に圧し潰されて、自分の事をまた忘れてしまっていたらと思うと、身体が動かなかった
上条「・・・美琴か?どうぞ」
返って来た言葉が、とても嬉しかった。彼は逃げずにここに居てくれた、それだけで充分だった
ドアを開くと、目の前に彼が居た。顔色こそ優れてはいないものの、間違いなく彼だった
美琴「・・・」
何も言えなかった。その姿を見る事だけで安心出来た。その声を聞く事だけで嬉しかった
二人とも何も言う事が出来ずに、見つめ合ったままの格好で沈黙を貫く
上条「・・・美琴?」
何かを言わなければいけないと思っていた。しかし、少しの間の沈黙を破ったのは彼だった
美琴「・・・そこ、座っても・・・いいかな?」
ベッドを指さす。彼が座っている場所の隣の場所を
彼の傍に居たかったから。彼の隣に、自分の居場所が欲しかったから
252 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 00:15:28.44 ID:GuHqP5D80
肩が触れ合う程の距離で、二人は座っていた
上条「・・・どうしたんだ?」
突然の訪問に驚きはするものの、ひどく落ちついていた
美琴「・・・終わったんだね」
上条「・・・あぁ、そうだな・・・」
今夜には全て決着が着く。誰もが望むハッピーエンド。彼らが全て終わらせてくれる
でも、どうしてだろうか
頬を伝わる
美琴「・・・当麻・・・?」
上条「何でも無い・・・何でも無い・・・」
膝の上に置かれた、繋がれたままの手の甲に、頬から雫が落ちる
どうして、涙が零れているのだろうか
253 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 00:19:14.42 ID:smCKUbAZ0
支援
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 00:26:40.44 ID:Jt38LstjQ
しえん
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 00:28:46.79 ID:GuHqP5D80
美琴「・・・当麻はさ、帰ったらやりたい事とかあるの?」
ずっと終わらせたいと思っていたのに、それを考えた事は無かった
美琴「あたしは、あるよ」
上条「・・・何を、やりたいんだ?」
目を濡らしたまま、彼女に問いかける。聞きたかった。何をしたいのか
自分に協力出来る事なら、何でもしたかった
それは感謝で、贖罪で、願いで、心からの望み
美琴「・・・責・・・取るって・・・言った・・・」
下を向いて、小さく何かを呟く。この距離でもその言葉は拾い取れなかった
上条「・・・え?」
美琴「・・・一緒に、行きたい場所があるの・・・!」
そして、顔を上げてハッキリと伝える
本当はそんな場所なんてなかった。ただこのまま傍に居たい。今も、そしてこれからも
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 00:31:09.84 ID:smCKUbAZ0
支援
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 00:33:24.08 ID:TGV6J/Rg0
まずいんだよ・・・待っててくれるヒロインのインデックスさんがスレのみんなに忘れられそうなんだよ・・・
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 00:38:36.21 ID:GuHqP5D80
上条「・・・そっか。俺にも手伝える事があって、良かった」
違う。彼『にも』出来る事なんかじゃない。彼に『しか』出来ない事
美琴「・・・馬鹿・・・」
上条「馬鹿って何だよ」
笑顔のままの彼に、そう呟く
それでも、自分にしては上出来
美琴「アタシ、もう部屋に戻るね!」
本当ならばジョセフから、今夜上条当麻に接する事は禁じられていた
見つかっては面倒である
美琴「約束だからね!絶対だから!」
一度だけ振り返って、元気よく退室をした
上条「・・・あぁ、絶対に約束するよ」
見えなくなったその背中に、そう呟いた
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 00:39:04.75 ID:smCKUbAZ0
支援
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 00:41:59.27 ID:qKWKBY3S0
死亡フラグ・・・
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 00:42:41.41 ID:Jt38LstjQ
支援って書き込むと続きが見られるって本当ですか?
支援
支援
262 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 00:48:44.68 ID:GuHqP5D80
それから少しして、白井黒子が彼の元を訪れた
少し目が赤くなっている少年を、腕に包帯を巻いた少女が見ていた
上条「どうしたんだ?」
黒子「・・・上条さんに、これをお返しに来ましたの」
そう言って手に持った服を渡す。あの時、船の上で貸りたままの上着を
それはただの理由。彼の元へと訪れる為の
上条「あぁ、忘れてた・・・ありがとうな、白井。それと、今までありがとうな」
突然の事に面食らいはしたものの、そう言う事にキッチリとしていそうな彼女らしいと思った
ただ、その視線が腕に行くと、そんな浮付いた考えは無くなってしまっていた
上条「・・・白井。本当にごめんな、俺のせいで怪我ばっかりさせ―」
その言葉を遮る様に、彼女の彼が、彼の顔の前に現れる
髪に隠れてよく見えなかったが、額には薄らと銃痕が残っていた
263 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 00:52:59.28 ID:smCKUbAZ0
支援
保守
265 :
>>262 ○彼女の顔が ×彼女の彼が:2010/02/08(月) 00:57:41.34 ID:GuHqP5D80
黒子「本っ当に、その通りですわね!」
そのままの体勢で、彼女が声を出す
黒子「上条さんのせいで、いっぱい傷は出来てしまいましたし、服も一着破られてしまいましたの!それにまだ前のお礼を全部貰っていませんわ!」
上条「・・・ああ、本当に―」
黒子「で!す!の!で!!」
もうこれ以上は、彼を謝らせるつもりなどない。少なくとも、自分は彼を責めてなどいないし、謝罪が欲しい訳でもない
黒子「きちんとこのオトシマエは着けて貰いますの!」
きょとんとした顔をした彼の目を見る。表向きこそは強がってはいるものの、心臓がドックンドックンと暴れている
上条「・・・え?あ、あぁ、上条さんに出来る事なら何でもしますよ?」
前の事と言い、今回と言い。どうやら彼は、『何でも』を酷く簡単に考えている節がある
266 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 01:06:46.74 ID:GuHqP5D80
黒子「ま、まずはお買い物に付き合って頂きますの!」
上条「・・・?服の弁償と荷物持ちってことか?あ、でもあまり高いものだと・・・いや、何でも無い」
本当にまるで分かってない発言を返す、用意してきた理由を使う時
黒子「そ、そうですわね。でも残念な事に私は制服着用でないといけませんので・・・!」
上条「あー、そっか・・・お嬢様学校の制服って高い―」
額に若干の汗を浮かべながら答える、彼の口を、手で止める
そしてそれから、腕を彼に見せる。包帯に巻かれていないその腕にも、薄らと銃痕が見えた
黒子「・・・また、買って下さいまし」
上条「へ?あぁ、ひょっとして腕輪の事か?」
壊れてしまった理由は聞いている。もしかすると、あの腕輪が彼女を守ってくれたのかもしれないと考えると、悪い気もしなかった
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 01:16:56.09 ID:GuHqP5D80
黒子「そっ、その・・・出来れば今度はあの・・・ゆ・・・ゆび・・・」
顔を真っ赤に染めて、下を向きながら小さく呟く。聞いて欲しいけれども、聞こえては欲しくない。そんな葛藤と共に
上条「そっか、また白井が気に入る腕輪があれば良いけどな」
まるで聞こえていなかった彼が、快諾をする。その返しに、ちょっとだけ乙女心が傷ついてしまう
黒子「そ、それだけではありませんわ!絶対にとまでは言いませんけれども、休みの日は私にお付き合い頂きますの!」
上条「へ・・・?あまりお金がかからなければ良いけど、なんでまた上条さんなんかと?」
黒子「お、お忘れですの?私はあの時のせいで男性恐怖症が出来てしまったって言いましたわ!」
本当に便利な勘違いだと思う。あの時の痴漢に思わず感謝をしてしまう
上条「あー・・・そっか・・・でもそれなら学校の・・・って、そっかそっちは男子居ないんだっけか」
取ってつけたような説明ではあるものの、思わず納得してしまう。そして、その原因が自分にもあると考えると責任はある
上条「俺で良ければいくらでも付き合うけど・・・上条さんと違って、白井さんは可愛いんだから、モテるだろ?」
むしろ通院費を出せと言われるよりも遥かに良い。悪友共に見つかったら、何を言われるか分かった物ではないけれども
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 01:19:07.19 ID:X8sUU4+m0
みんなかわいいお
269 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 01:28:31.18 ID:GuHqP5D80
黒子「・・・!んまっ、私をキズモノにしておいて、どの口がおっしゃいますの?」
嬉しそうな表情で彼を叱り飛ばす。顔が赤い所を見ると、多分怒っているのだろう。変わった子だと思う
黒子「それに、モテないだの抜かしてやがりますけれども、それは上条さんのファッションセンスが悪いのですわ!」
この鈍感勘違い男はどこまでなのだろうか。鈍感のレベルは5で間違いないだろう。ただし、その鈍感も今回ばかりは利用させてもらう
黒子「ですので!この黒子が選んで差し上げますわ!」
上条「は、はあ。でも上条さんはファッションなど気にする程経済的余裕がですね・・・」
黒子「ゆ・・・腕輪と交換ですの!服は私があなたにプレゼントして差し上げますわ!」
上条「プレゼント交換かー。何だか恋人みたいだな」
茹でダコの様に赤くなっていく彼女と、照れた様に笑う彼
黒子「こ・・・っ、と、とにかく!もう約束しましたの!絶対ですわ!」
上条「えっ、あっ」
一方的に約束を交わし、その返事を待たずして、逃げる様に部屋を出て行ってしまった
彼自身、それを断るつもりも無く、承諾するのも聞かずして
270 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 01:40:34.61 ID:GuHqP5D80
一方通行「ンだよ、もっと落ち込ンでンのかと思ったら、間抜けた面ァしやがって」
ノックもせずに、つまらなそうな顔で、白髪の少年とそれに付き添う少女が入室をしてきた
上条「あぁ、良い仲間を持って上条さんは幸せですよ」
一方通行「ケッ、バカかてめェは。帰りの飛行機の中にうぜェ空気持ち込まれたかねェンだよ」
打ち止め「本当に素直じゃないんだからーとミサカはミサカは彼のツンデレ具合ににやにやしてみたり」
両手を後ろで組んだままの少女が、言葉通りににやにやと笑っている
一方通行「ちっ、違ェっての!」
そんな漫才の様なやりとり。口は悪いのは変わらないけれども、自分の為に来てくれた二人の気持ちが嬉しかった
上条「二人とも本当にありがとう。俺を助けてくれて、本当に感謝してるんだ」
その言葉で、目の前の漫才が止まる。そして、少女が一方通行の目を見る
一方通行「うッし、良ィぞ。やッてやれ」
何かの許可が出る。満面の笑みを浮かべた少女が、上条の目の前まで駆け寄って来て
スパァン
気持ち良い程の音が部屋に響いた
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 01:53:43.23 ID:GuHqP5D80
上条「え?えぇ・・・?」
少女が新聞紙か何かで作られたハリセンで、彼の頭を力の限り引っ叩いていた
打ち止め「えへへへーとミサカはミサカはもう一度やってみたいと思ってみる」
一方通行「あァ、許可する。やれ」
スパァンスパァンと音が響く。痛くは無いが、複雑な光景
上条「ちょ、あの」
スパァン
上条「なにを」
スパァン
上条「やめ」
スパァン
上条「は」
スパァン
もはや何も言わせるつもりはないらしい
段々少女も慣れて来たのか、恍惚の表情を浮かべつつ、精密機械の様な動作で彼の頭を打ち続ける
272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 02:01:04.76 ID:GuHqP5D80
上条「すみませんでしたぁぁぁっ!」
良く分からないけれどもベッドの上で土下座してしまう。手錠が多少邪魔ではあるものの、問題は無い
―・・・あれ?ハリセンが飛んでこない・・・?
おそるおそる顔を上げる。その先に見えた物は
スパァン!
白髪の少年が、彼の顔をハリセンで打ちつける
一方通行「っと、いきなり顔上げンなよ」
打ち止め「わー痛そー可哀想だよーとミサカはミサカは同情してみる」
先程まで、それそれは楽しそうに叩き続けていた少女とは思えない発言
273 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 02:09:34.25 ID:GuHqP5D80
一方通行「勘違いすンなっつーこった」
鼻の頭をさする少年に向かい言い放つ
上条「・・・え、えぇと・・・?」
再びハリセンが飛ぶのではないかと、冷や冷やしながら反応を返す
一方通行「俺はジジイに雇われて来たンだ。てめェらだのDIOだのなンざ関係ねェんだよ」
上条「雇われたって、報酬とか何か出るのかよ?ひょっとして俺にも何か―」
スパァン!
一方通行「アホかてめェ、俺達はそもそも関係ねェが、てめェはあるンだろうが」
打ち止め「そうだよ!それに遊園地―」
白髪の少年の手が、少女の口を塞ぐ。しかしそれを見越したかのように回避する少女
上条「・・・遊園地?」
274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 02:20:17.35 ID:GuHqP5D80
打ち止め「二人っきりでデートしたいから、分けられないよ!とミサカはミサカは二人のただならない関係を暴露してみる」
一方通行「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァッ!!!何も聞こえねェッ!何も聞いてねェよなッ!!聞いてたら殺すぞッ」
打ち止め「え、聞こえてないの?だから遊園地でデ―」
一方通行「アアアアアアアアッ!!」
奇妙な叫びと共に少女を抱えて、二人が退室をしていった
ジョセフにばれてしまうのではないか等とはもう考えていないだろう
上条「・・・何だったんだ」
首を傾げながら、開きっぱなしのドアを見つめる
そこに、一人の女性の姿が見えた
姫神「・・・何かしら。今のは・・・?」
両手に何かを持っている彼女が、上条の部屋へと視線を移す
姫神「上条くん。ちょっと。いい?」
275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 02:29:44.29 ID:GuHqP5D80
姫神「はい。上条くん何も食べてなかったでしょ?」
お盆の上に、簡単な料理と飲み物が置かれている
上条「ああ、ありがとう姫神。でも、悪いけど食欲が―」
姫神「えい」
ぽいと彼の口に、ミニトマトを投げ入れる
上条「ッ!!ゴホッ!ちょ・・・!いきな・・・ゴホッ・・・り何をしやがりますか!?」
蒸せてしまうものの、何とか喉を通ってくれた。噛んですらいない為に味もまるで分からなかったが
姫神「はい。あーんして」
そう言って次なる弾を構える。ある意味美琴の飛ばすコインよりも恐ろしい
上条「食べるから!自分で食べるからやめ―」
姫神「てい」
次なる弾が、彼の口の中へと突撃をしていた
276 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 02:38:31.02 ID:GuHqP5D80
姫神「はい。次は・・・。多分レタスですよ。あーん」
上条「・・・あーん・・・」
―どうしてこうなった・・・
抵抗するだけ無駄だとは悟り、食べるとは言った
しかし、両手に手錠がある状態では食べるのも困難である
結局彼女の計算通りに事が全て運んでしまっていた
上条「やったら健康的なメニューだな・・・」
野菜の次に野菜。そういえば最初も野菜だった、そして皿の上にあるものも野菜中心の料理ばかり
姫神「良いお嫁さんに。なれるかな?」
ポッと顔を赤らめながら、冗談を飛ばす
上条「子供の健康と好き嫌いという点からは、そう思います・・・」
姫神「もう子供だなんて。上条くんったら・・・」
本当に、どうしてこうなってしまったのだろうか
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 02:49:23.98 ID:GuHqP5D80
姫神「はい。多分トマトジュース」
最後に真っ赤な液体を彼の口につけて、飲ませてあげる
上条「ん・・・これ本当にトマト?」
確かにトマトっぽいけれども、何かが違う濁ったような味。嫌いな味ではないのだけれども
姫神「・・・。多分。異国の味だから変に思うだけ」
言われてみれば、確かにそうかもしれないと考えつつ、お盆の上を整理する少女の指先のガーゼに目が行った
上条「どうしたんだ、それ。怪我か?」
姫神「・・・えっと。その。料理の時に間違えて切っただけ。本当にそれだけだから」
おっとりとしている彼女に、変化が現れた。恐らく何かを隠している
上条「姫神・・・まさかその傷、吸血鬼を倒す時に・・・?」
そうであるのならば、この反応にも納得が行く
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 03:00:24.24 ID:GuHqP5D80
姫神「・・・上条君に伝言。帰ってきたらしばらくは補修だって」
話を切る様に、それを伝える。恐らく小萌先生からだろう
姫神「・・・今夜。私もジョセフさん達と一緒に。行ってくるから」
上条「え?」
お盆を持ちあげ、静かに立ち上がる
姫神「私も一緒に。補修だから。頑張ろうね」
そう言い残し、長い髪をなびかせて彼女が部屋から出て行った
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 03:07:44.82 ID:GuHqP5D80
ジョセフ「・・・やれやれ、このモテ具合はワシの若い頃そっくりだな君は」
最後にジョセフが部屋へと入ってくる。その後ろには二人の財団の男が居た
ジョセフ「本当に良い仲間を持った」
上条「・・・えぇ。俺には勿体ないくらいですよ」
小さく笑顔を作り、老人の言葉に頷く
ジョセフ「彼らが別の部屋まで連れて行ってくれる。明日には迎えに行くよ。皆でな」
上条「・・・はい・・・!」
二人の男に連れられて、ホテル前に停められた車の後部座席へと乗り込む。良く知る少女が、先に座っていた
上条「・・・佐天?俺一人じゃなかったのか・・・?」
佐天「・・・私も一緒に行く事は、ジョセフさんにはもう伝えてありますから」
もし何かあった場合。例えば、彼が逃げ出そうとしたり、今度は自分を傷つけようとした場合
肉の芽は見えない物の、ひょっとすると、DIOに洗脳されているのかもしれない。そう考えての判断であった
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 03:18:25.50 ID:GuHqP5D80
案内された場所は、二階建ての小さな家
二階の一室に上条を入れ、鍵を閉めた。中からも開ける事は出来ない特別な造り
男「それと、この鍵も一応渡してはおきますが・・・危険ですから、開けないで下さいね」
―何が、危険なの?
彼らに対してではない。あの時の、自分に対して
佐天「・・・分かり・・・ました」
男「・・・では、我々はここで失礼します」
そう言い残し、彼らは去って行った
一階の部屋にモニターが置いてある。そしてそこには、ベッドに腰かけた上条当麻の姿が見えていた
監視カメラが取り付けられたその部屋は、望むのであれば部屋の隅々まで見る事が出来る
佐天涙子は、そのモニターの電源を落とした
そして、鍵を開き彼の居る部屋へと足を踏み入れた
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 03:28:43.07 ID:GuHqP5D80
上条「え・・・?何で・・・?」
ゆっくりと鍵を開き、そしてゆっくりと少女が入室をしてきた
鍵がなければ、内側からすら開けられないと聞いていた扉が開いていた
佐天「・・・少し、お話しても良いですか?」
覚悟を決めた顔付きで、一歩、また一歩と近寄って来る
そして、彼の前に椅子を置いてそこに向かい合うように座る
上条「それはいいけど、俺の近くにいると危険かもしれないぞ?」
苦笑を浮かべながら答える
どうせ自分が暴れようとしても、この手錠がある限り、目の前の少女にも勝てないのは明らかである
佐天「私、信じていますから」
282 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 03:37:36.49 ID:GuHqP5D80
上条「佐天・・・?」
驚きと戸惑いを、彼は顔から覗かせていた
佐天「・・・ごめんなさい、上条さん・・・!」
上条「え・・・?」
そしていきなり頭を下げられてしまう。何が起きているのか理解が出来ない
佐天「・・・あの時・・・!」
まだ止められる。まだ、言わなければ誤魔化せる。震えて消え行く様な声で、それでもハッキリと
佐天「私・・・っ!上条さんの心が・・・っ」
違う。今しかない。遅すぎるけれども、それでも今を逃したら、もう機会はない
佐天「壊れてしまえば良いって・・・!思ってました・・・!」
自身の胸を突き刺すような叫び
佐天「ごめんなさい・・・!本当に・・・ごめんなさい・・・!」
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 03:46:49.44 ID:GuHqP5D80
手錠に繋がれたままの彼の手が、少女の頭へと伸びる
佐天「・・・っ!」
目を閉じて、身体を硬くして、それに反応をする。しかし、逃げるつもりも防ぐつもりもない
殴られても仕方がない。彼にしてみれば、自分を見殺しにしようとした相手。殴られるだけなら、まだマシなくらい
上条「・・・俺馬鹿だから、良く分からないけど、何か理由があったんだろ?」
頭の上に手を置く。はっと上げる少女の顔は涙を浮かべていた
上条「あの時、俺を助けてくれたのは佐天だろ?俺も、佐天を信じてるぞ」
佐天「わ、私は・・・!私は・・・!ただ、皆を守りたかった・・・!誰にも死んで欲しくなんて・・・なかった・・・!」
彼の胸元で泣き付く。そして、嗚咽混じりの声で、少しずつ、少しずつ話していった
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 03:53:29.98 ID:kwLjHgRA0
支援
285 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 03:53:52.43 ID:atq5CiMG0
支援
このまま頑張ってくれ、ちゃんと見てるぜ
286 :
まだ人がいたでござる(゚д゚):2010/02/08(月) 03:55:16.70 ID:GuHqP5D80
少女が守りたかった物は、あの普通の日常
友達と普通に笑いあって、普通に遊びに行って、そして、いつかは分からないけれども、普通に恋をしたかった
どんなに努力しても、無能力者で、何をやっても上手くいかない。それが佐天涙子だった
ずっと怖かった。この旅の間も、ずっと怖かった
もしかすると、誰かが殺されてしまうのかもしれないと考えると怖かった。誰一人欠けて欲しくはなかった
だから、決意をした。だから、止める機会を窺っていた。だから、看病と言う名目で彼を見張っていた
自分達が倒すまでもなく、ジョセフ達が終わらせてくれると盲信していた
そして、その時は突然訪れた
誰一人死ぬ事無く、この旅を終える。その理想に完全に合う、夢の様な状況
知る者は自分だけで良い。一生その十字架を背負ってでも。記憶を失った彼への贖罪はいつまでもしていくつもりだった
だから、あの時自分は『危険』だと白井黒子に言った。そう、彼が壊れなければ危険だと思っていた
彼の心を壊す為に、自分の心を砕いて、誰も近付けない様に仕組んで、白井黒子が生きている事も伝えなかった。全て上手くいっていた
そんな少女の努力は、やはり実らなかった
実らなくて、本当に良かったと思った
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 04:04:21.77 ID:GuHqP5D80
彼に縋り付いたまま、全てを告白した。何故か暖かくて、何故か身体から力が沸いて来る気がした
上条「・・・そうか、佐天・・・ありがとうな」
佐天「・・・なん・・・で・・・ありがとう・・・なんです・・・か・・・?」
顔を上げて彼の目を見る。今の話に、少なくとも感謝される所は一つとしてなかった
罵声を浴びせられる事はあっても、殴られる事はあっても、殺される事はあっても
感謝される事なんて、無かった
上条「皆を守ろうとしてくれたんだろ?だから、ありがとう」
少女の目を見つめ返して、微笑んだ
佐天「・・・上条さん・・・ううん、当麻は、ずるい・・・」
そう言って、身体を離して彼の前へと自分の足で立つ
覚悟は決めた。彼を助けたい。だから
―これが私の最期の戦い。見ててね、当麻
佐天「・・・さて!それじゃあ、最後の治療を始めましょうか!」
涙はもう流さない。今必要なのは、それではないのだから
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 04:12:20.53 ID:GuHqP5D80
上条「え?治療って・・・俺はどこも・・・」
佐天「・・・当麻は、どうして今ここにいると思う?始まりは、何だったと思う?」
ドクンと身体の内側から、何かが撥ねた
上条「それは・・・」
全ては、肉の芽に操られた目の前の少女を救った事から始まった
もう誰も傷ついて欲しくないから、DIOを倒すと決めたから、今ここに自分はいる
上条「・・・佐天達が、DIOの手先に襲われていたのを見つけたんだよ。だから俺は―」
胸が痛む。目の前の少女には本当の事を言えない
守りたいと言った少女が、その手で友達を殺そうとしていたなどとは言えなかった
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 04:21:12.75 ID:GuHqP5D80
佐天「嘘。私、忘れてなんかない」
上条「え・・・?まさか・・・」
ドクン
佐天「私が初春を襲った。それを上条さんが助けてくれた。全部覚えてる!全部忘れてなんか無い!」
ドクン
佐天「本当は、上条さんも覚えているんでしょ!?」
上条「・・・あ・・・あぁ・・・!」
ドクン
佐天「私を襲ったのはっ!私にあれを植え付けたのはっ!」
上条「・・・ろ・・・!逃げろ・・・!」
ドクン
最初に聞いた声。気を失う前に、聞いた声をハッキリと覚えている。忘れた事なんてない。そしてこれからも忘れたくない声
佐天「上条さんっ!あなたの声でした・・・っ!!」
上条「逃げろォォォッ!!佐天ッ!」
その声と同時に、手錠に繋がれたままの少年の両手が、少女の首を絞めていた
290 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 04:27:35.10 ID:GuHqP5D80
もう見てる人なんていない気がするけど、流石に限界なので寝ます('A`;)
実際に投下してみたら、日曜中に終わるとか何このふざけた幻想は状態
本当に申し訳ないです
よろしければまた皆様のお力をお貸しください('A`;)
おやすみなさい('A`)ノシ
おつ
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 04:32:32.69 ID:0XNODEhE0
お疲れ
293 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 05:52:52.31 ID:atq5CiMG0
ho
ho←猫が尻尾立ててるように見える
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 08:20:10.51 ID:Jt38LstjQ
通勤保守
ほしゅ
297 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 09:54:19.70 ID:EtUFHGSk0
hosyu
298 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 11:29:33.01 ID:iai1vX8u0
ホシュ
299 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 12:35:56.71 ID:X8sUU4+m0
ほ
保守
301 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 13:37:08.88 ID:X8sUU4+m0
ほ
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 13:59:51.79 ID:9FzHcj8J0
目覚めの保守
303 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 14:22:45.46 ID:UO/BcSom0
保守
304 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 14:56:51.85 ID:UO/BcSom0
ほしゅ
305 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 16:09:30.28 ID:UO/BcSom0
保守
306 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 16:35:45.34 ID:UO/BcSom0
ほしゅ
307 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 17:00:38.76 ID:UO/BcSom0
保守
308 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 17:31:34.31 ID:UO/BcSom0
ほしゅ
309 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 17:58:10.40 ID:UO/BcSom0
保守
310 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 19:05:58.58 ID:EF1XQYVdQ
よし、アップトリム30。深度戻せ
このまま続きが始まるまで持たせるぞ
☆
312 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 19:55:52.27 ID:Jt38LstjQ
帰宅保守
313 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 20:38:02.28 ID:Gaq2WE3/0
ho←勃起してブリッジしてるように見える
314 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 21:06:56.66 ID:Gaq2WE3/0
保守
315 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 21:10:31.21 ID:GuHqP5D80
凸
凸←ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲に見えてこない
すみません戻りました。保守ありがとうございます('A`*)
*残念なお知らせ*
「日曜には終わらせる(キリッ)」とか抜かしていましたが、どうみても今日中には終わりません、本当にry
以下、この無能っぷりへの罵声&誰も見てねーよ死ねという放置プレイで涙目になる、自分の姿をお楽しみください
316 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 21:13:06.83 ID:8JjczJ9g0
キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
wktkして待ってる
317 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 21:14:59.55 ID:GuHqP5D80
あ、すみません先に夕食とか取ってきます('A`;)
以下ry
318 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 21:32:16.24 ID:Jt38LstjQ
おまえは
か
え
り
あいしてる
日曜に終わるって今日月曜なんすけど・・・
320 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 22:14:57.46 ID:AlTNqVIC0
保守
321 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 22:18:04.21 ID:GuHqP5D80
>>318 あなたの気持ちが
り
が
と
う、嬉しくなんてないんだからね!
>>319 その通りにございます('A`;)
本来日曜日には完結出来るかなーとか思ってたのですが、全然進まない(主に自分の怠慢によるもので)
明日には終わる・・・きっと終わる・・・!
再開します
ファイト!!
323 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 22:24:25.86 ID:GuHqP5D80
―思い出した。あの時、どうして俺はあそこにいたのか。始まりは、何だったのか
佐天に肉の芽を植え付けた後、自分は力の制御が出来ずに暴走をしていた
人を薙ぎ払い、物を破壊し、そして逃げた。そして、気絶をした
壊された数々の物の中心に、気を失った自分が居た。そして、そのまま連行された
そして目を覚ました。嫌な夢だと思っていた
禁書が、小萌先生が迎えに来てくれた。そして佐天と出会った
そこが始まりだと思っていた。彼女が始まりだと思っていた
違った
既に、始まっていた
それがどこからなのかは分からない。それでも
始まりは
自分だった
324 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 22:25:47.24 ID:Jt38LstjQ
支援 支援 支援
325 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 22:36:08.81 ID:GuHqP5D80
上条「さ・・・て・・・!」
佐天「あ・・・っ!か・・・は・・・っ!」
自分の持っている以上の力を込めて、少女の首を締めあげる。軽いその身体は簡単に宙に浮いてしまう
少女が足をばたつかせて抵抗を試みるものの、少し揺らぐ程度でその手は外れない
上条「なんで・・・!俺の身体・・・どうして・・・!?」
頭ははっきりと動くのに、身体は脳からの命令を無視する。望まない行動を取ってしまう
目の前の少女の抵抗が次第に弱まって行き、そしてとうとうぐったりとしてしまった
326 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 22:42:32.95 ID:GuHqP5D80
自分の身体に懇願をしても、その力が緩む事は無く、依然としてその首を絞め続けている
上条「やめろ・・・!やめてくれ・・・!さてん・・・!しっかりしてくれよ・・・!さてん・・・ッ!」
佐天「・・・う・・・ハァ・・・ッ・・・まぁ・・・!わた・・・は・・・・・・い・・・うぶ・・・だ・・・カハ・・・から・・・!」
力無く震える小さな手が、彼の手に触れる。首を絞める力を緩める為ではなく、彼の為に
佐天「・・・ご・・・め・・・ん・・・ね・・・」
上条「佐天・・・!?さてん・・・っ!さて・・・さてぇぇぇぇぇぇぇぇんッ!!」
目から熱い物が流れ出して来る。目の前の少女を救いたいのに、その手には更なる力が込められている
少女の手が、彼の手を撫でる様にして
力無く垂れ下がった
327 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 22:51:38.32 ID:GuHqP5D80
―なんだろう、これ・・・
目の前の彼に首を絞められ、宙に浮かされた少女はぼんやりと考えていた
何故こんな事を彼がしているのか、ということではない
何故こうなってしまってのだろうか、ということでもない
―どうして私、死ぬのが怖くないのかな・・・?
少女は不思議な気持ちで満たされていた
それは死への恐怖でもなく、絶望でもなく、暖かくて、それでも胸を刺す様な気持ち
上条「佐天・・・!?さてん・・・っ!さて・・・さてぇぇぇぇぇぇぇぇんッ!!」
―当麻・・・?泣いてるの・・・?
もう力は出ないはずの身体に、沸々と熱いものが流れてくる
―守るんだ・・・!私も、当麻を・・・っ!
佐天「当麻を泣かせるなァァァァァッ!!」
残った力を全て振り絞って、足を思いっきり振り上げる
その爪先は、あの時と同じように
正確に、彼の股間を蹴り上げていた
328 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 23:02:25.90 ID:GuHqP5D80
上条「が・・・ッ!ああアァァぁァアアああアァぁァッッ!?」
身体を伝わるとてつもない衝撃に、手を離し、膝をついてしまう
佐天「ゲホッ!ハァ・・・ッ!当麻・・・ごめんなさい・・・っ!」
あの刀に操られていた男の時もそうだった
恐らく男と言う物は、そこを狙われると条件反射に身体が動いてしまうらしい
上条「さて・・・っ!逃げろ・・・、そのまま逃げろ・・・!」
うずくまりながら全身から嫌な汗を出しつつも、彼はそう叫ぶ。このままではまた自分が彼女を手にかけてしまう
上条「分からないんだ・・・!身体が勝手に動いて・・・佐天を俺は殺そ―」
佐天「私が治すから・・・!だから、当麻も手伝って・・・!一緒に戦って・・・!」
殺す為の戦いではない。傷付ける為の戦いでもない。そんな力、自分にはない。そして今はそんなもの欲しくもない
治す為の戦い
大切なものを、守る為の、救う為の戦い
それが佐天涙子の選んだ
戦い
329 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 23:03:45.15 ID:Jt38LstjQ
きゅーってなった
佐天さん頑張れ!
支援
330 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 23:04:01.27 ID:X8sUU4+m0
まもれてねえええええええええええええええ
331 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 23:11:15.16 ID:GuHqP5D80
上条「治すって・・・原因も分からないのに・・・!どうやってだよ・・・!?良いから逃げてくれ・・・!」
佐天「ジョセフさんが言ってた、私自身もそうされた。だからずっと、頭に見えるのかと私は思ってた・・・っ!」
残る力を酷使して、自らの身体を抑えつける彼に、口早に説明をする
佐天「肉の芽が侵食するのは脳だけじゃなかった!当麻の身体・・・全身が蝕まれてるの・・・っ!」
最初に植え付けられて、どれ程の時間が経ったのかは分からない。何故、脳を侵食していないのかも分からない
それでも、それは彼の身体をゆっくりと時間をかけて侵食を続けて
彼の首から下を支配していた
ジョセフは言っていた
この肉の芽を除去する為には、太陽を浴びせるか、精密な摘出をした後に消滅させるか
この二つは、日が暮れた今となっては自分には出来ない
だから、最後の一つ
それは一方通行でも出来ない、超電磁砲でも出来ない事
自分にしか出来ない事
波紋を流しこむか
332 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 23:20:58.52 ID:Jt38LstjQ
支援!
333 :
\('A`*)/ありです:2010/02/08(月) 23:22:41.48 ID:GuHqP5D80
上条「佐天!?」
佐天「少しだけ、そのままでいて下さい!」
うずくまる上条に駆け寄り、彼のシャツのボタンを引きちぎる。あの時自分が治した傷跡が薄らと残っている
そして、露わになった彼の胸に手を当て、全力でありったけの波紋を流しこむ
上条「あ・・・!ああぁぁぁぁっ!」
彼の身体がビクンと跳ねる。そして、頑丈な手錠を力任せに引き千切ると同時に、力無くその場に倒れ込む
佐天「やった・・・!?当麻、大丈夫当麻!?」
彼の身体を抱え起こして、成功と無事を確認する
上条「さ・・・てん・・・」
ゆっくりと首を向けて、少女の顔を見つめる
佐天「良かった・・・!当麻・・・私、でき―」
上条「逃げろ・・・佐天・・・!」
佐天「え・・・?うグ・・・ッ!?」
彼の振り上げた腕が、少女の軽い身体を吹き飛ばしていた
334 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 23:23:07.57 ID:YXMCpG4A0
上条さんの幻想殺しは効果がないの?
335 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 23:28:15.81 ID:smCKUbAZ0
支援
336 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 23:29:32.62 ID:GuHqP5D80
ゴゥンと嫌な音を立てて、ベッドの淵へと少女は突き飛ばされた
佐天「・・・う・・・あ・・・」
―どうして・・・?私の力なんて、何の役にも立たないの・・・?
ゆっくりと彼が立ち上がった。涙を流しながら、途中で何度も何度も動きを止め、自分の身体に抵抗を示しながらも
ゆっくりと、少女の前へとやってきた。手を、ゆっくりと振りかざす
―ジョセフさんなら・・・ジョセフさんに連絡を・・・早く、来て貰わないと・・・
そこまで考えて、それが出来ないと理解してしまった
あの老人たちは今、恐らくDIOと対峙している頃合いだろう
『我々の目的はDIOを倒す事だ。もし奴との戦いで負傷や何かあったとしても、私は助けないでいるつもりでいる』
その言葉を思い出す。目の前の彼と、自分なんかの命を救う為に来る訳がない
足に力を込めて、何とか立ち上がる。その眼は虚ろで、もうどうしたら良いのかなんて分からない。それでも、立ち上がった
佐天「私が・・・助けないと・・・わた―」
彼の腕が勢い良く振り下ろされた
337 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 23:38:28.55 ID:GuHqP5D80
ぶぅんと空を切る音と共に、少女の服が破り捨てられる
佐天「・・・え・・・?」
自分を引き裂くと思った彼の腕は、その寸前の空間へと振り下ろされ、そのお陰で身体には傷一つ付かずに済んでいた
上条「やらせるか・・・!佐天を・・・!大事な仲間を・・・俺は・・・!」
息を荒げて小さく呟く。それは彼が自身の中に居る物へと呼び掛けている様であった
ゆっくりと再び腕が構えられる。そして勢い良く拳を少女の胸へと伸ばし
その直前で、減速して少女を突き飛ばすだけに終わった
佐天「とう・・・ま・・・?」
ベッドの上に突き飛ばされた少女が、口から血を流す彼の姿を見る。口の中を切ってしまったのかもしれない
上条「逃げろ・・・ハァ・・・ッ!俺がまだ・・・!こいつに負けないうちに・・・早く・・・ッ!」
一歩、また一歩と彼の身体が近づいてくる
恐ろしいとは思わなかった。絶望も何も感じなかった
その彼の姿が、とても強く見えた
その彼の姿が、とても格好良かった
彼を、助けたかった
338 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 23:40:29.67 ID:smCKUbAZ0
支援
339 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 23:43:02.35 ID:X8sUU4+m0
か、かっこいいタル〜
逃げるんだよスモーキィィィィィ!!
341 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 23:43:46.51 ID:Jt38LstjQ
山吹色の波紋疾走!!
342 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 23:48:33.84 ID:GuHqP5D80
上条「佐天・・・何で逃げてくれないんだよ・・・!お願いだから・・・逃げてくれよ・・・!俺に佐天を殺させないでくれよ・・・っ!」
ベッドの上に倒れる少女に、馬乗りになるような格好で、腕を振り上げたまま彼は泣いていた
―当麻の身体の肉の芽は、身体の内側にあるもの・・・
振り下ろしたその拳は、やはり少女の顔の横を抜けて、ベッドを突き破る
―私の力でも、直接流しこめば・・・でも、どうやって・・・?
彼の身体を引き裂いて、どこにあるか分からない肉の芽を探り当てる事など不可能であった
もし出来たとしても、そんな事をすれば彼自身の生命の危機に繋がる
佐天「あ・・・分かった・・・」
たった一つだけ、方法があった。どうしてこんな簡単な事に気が付かなかったのだろうか
佐天「・・・当麻、私も信じているからね」
ポーチの中から、小瓶を一つ取り出す。そしてその中身を全て口に含む
抱き締める様に彼の首に両手を伸ばし、顔を近づける。そして
彼女は彼に、口づけをした
343 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 23:48:51.84 ID:E4NzwmYH0
「クソっ…はあ…静まれ!俺の肉の芽!!」
344 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/08(月) 23:58:58.53 ID:GuHqP5D80
上条「・・・っ!?」
彼女の唇が自分の唇に触れる。そしてそこから、何かの液体が少しずつ流れ込んで来る
暖かくて、身体の中が清められて行くような不思議な感覚
自分の中に居る何かが、腕を彼女の背中へと回し、その白い柔肌を切り裂こうとしていた
―させるか・・・っ!もう、お前なんかに・・・!
ありったけの力を全て使って、彼女の身体を強く抱きしめる。離れる事のない様に、傷付ける事のない様に
互いに露わになった胸が触れあう。柔らかくて、とても安心出来て、力が沸き上がって来る
少女の口から零れ出した液体が、喉を伝わり、互いの胸の間を通り抜けて行く。そこに痺れるような感覚が走った
身体の中で何かが暴れている。彼女を突き飛ばせと、この行為を止めろと、そして殺せと身体に命令をしている
―佐天は俺を信じると言ってくれた・・・!だから、俺は・・・!俺も佐天を信じなきゃいけないんだよ・・・ッ!!
まだ彼女の身体は震えていた。だから、もっと強く、もっと優しく、彼女を抱き締めた
だから、彼女の唇をもっと強く求めた
今まで感じた事の無い程に強い、命が体中を駆け巡り、身体の中から全てが浄化されていった
345 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 00:04:23.76 ID:3Mpa9n8L0
禁書はアニメだけしか見てないけど原作もこんなにエロいの?
346 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 00:07:09.17 ID:b1Qb3TQr0
御坂ざまあwwww
347 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 00:10:08.45 ID:vs5eu/ia0
口の中に含んだ液体が、全て無くなった後も、二人はずっと口づけを続けていた
上条の身体が、ゆっくりと倒れて彼女に押し倒される。そこで、二人の顔が離れた
上条「・・・ありがとう・・・佐天・・・本当に・・・」
佐天「うん・・・ううん・・・ありがとう・・・私を信じてくれて・・・」
ぽたぽたと、彼の顔に雫が落ちてくる。長い髪を涙で張り付かせた少女が、泣いていた
上条「嬉しいなら、泣くなよ・・・泣き虫・・・」
佐天「当麻だって・・・私は涙子だから、良いんだもん・・・」
二人とも、互いを抱きしめたまま泣いていた
348 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 00:22:18.09 ID:/OoGnVkJ0
支援
349 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 00:22:53.62 ID:vs5eu/ia0
佐天「当麻、腕貸して?」
彼女に言われるがままに、腕を差し出す。身体に相当無理を掛けてしまったのだろう。内出血を起こしていた
佐天「これくらいなら、すぐ治るよ」
触れるだけで、痛みが引いてくる。大した怪我ではない物の、水の補助も無しに、彼女は治療をしていた
それから体中に触れて癒して行く。彼も身体の内側から沸き上がる感覚に身を委ねている
佐天「あ、そうだった!」
突然顔を青くした彼女が身体を起こす。彼女のはだけた胸元の二つの球体が大きく揺れる
上条「ぶっ!ど、どうしたんでせうか佐天さん・・・!?」
―発育良すぎるだろ・・・っ!あ、やば・・・
佐天「ご、ごめんね当麻っ!さっきの痛かったでしょ・・・!?今そこも治療するから・・・!」
先程の反応がどうやら相当痛そうに見えたらしい。事実として死ぬほど痛かったとは言え
馬乗りの体勢のまま、彼女の手が彼のズボンへと伸ばされた
350 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 00:27:27.37 ID:/OoGnVkJ0
支援
351 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 00:30:14.21 ID:jH7IVWuK0
見事なジョースター家の血筋だと
感心するがどこもおかしくはない
352 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 00:31:05.08 ID:3Mpa9n8L0
とりあえずズボンは下ろした
353 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 00:32:46.11 ID:Ymckfw9X0
ジョースター家は代々フラグ体質の持ち主…
354 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 00:37:26.88 ID:vs5eu/ia0
上条「や、やめろぉぉぉぉぉっ!さてぇぇぇぇぇぇぇんっ!!お願いだからやめてぇぇぇぇぇぇっ!!」
慌てて起き上がる。この場面でそれをやらかしたら、もうお婿に行けない。それだけは死守する。否、しなくてはならない
佐天「え?きゃっ!」
馬乗りの状態だった彼女の身体の上に、今までとは反対に覆いかぶさるような格好になってしまう
佐天「え・・・!?あの・・・っ!その、当麻・・・!?ま、まだ心の準備が・・・っ!」
暴走が勘違いを呼ぶ。胸をはだけさせた男が、同じく服を破られた少女の上に跨っている
この格好を第三者が見たら、間違いなく自分が彼女を押し倒したと言うだろう
―・・・ヤバいヤバいヤバいヤバい・・・!どうしてこうなった・・・!
佐天「・・・ど、どどど、どうぞ・・・っ!」
覚悟を決めたかの様に、佐天が両手をぎゅっと握り、頬を染めて目を硬く閉じていた。何か恐怖でもあるのだろうか、かたかたと震えている
ビリビリ
356 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 00:49:56.07 ID:vs5eu/ia0
上条「・・・ふ、ふこ―」
「いくじなし・・・」
上条「え―」
勢い良く起き上がった彼女が、彼に抱き付いて、もう一度口づけをした
能力も戦いも関係のない、一人の男と女としての、キスを
佐天「・・・ぷはっ。当麻、今何て言おうとしたの?」
意地悪な顔をした少女が、彼の目を見据える
上条「・・・本当に良い仲間を持って、上条さんは本当に幸せですよ」
彼女が頭を、彼の肩に預けて呟く
佐天「・・・私にも・・・まだチャンスはありますか・・・?」
上条「え、今何て・・・佐天・・・?」
疲れと緊張と安堵に包まれた少女は、彼を抱き締めたまま、抱き締められたまま
上条「・・・おやすみ・・・」
意識を失った
357 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 00:54:16.22 ID:vs5eu/ia0
さて、キリの良い所ですので少々休憩させて頂きます('A`;)
支援ありがとうございました
>>352 正直原作の方がry
あと自分にきゅんきゅんさせるような物は期待するだけ無駄なので、ズボンはいて下さい
358 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 01:04:09.01 ID:vs5eu/ia0
そうそう、多分もう言っても良いと思うので補足
>>334 肉の芽は細胞の活動なので、そもそも能力ではなかったりします
よって打ち消す事も出来ません
最初の佐天の肉の芽を消したのも、恋人戦で発芽しなかったのも・・・
この辺りはまだやめておいた方がいいかな・・・('A`;)
*このSSは妄想癖のある作者の独自の解釈や、dでも理論がいっぱいある危険なSSだよ!
359 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 01:12:33.00 ID:jH7IVWuK0
一向に構わん!
360 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 01:12:48.54 ID:+s2QpWCjQ
>>1乙
面白かった!!
明日も楽しみにしてるぜ!
保守
362 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 02:33:06.94 ID:hofUa8g60
インテックス大阪さんが保守なんだよ
ほ
364 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 03:20:53.93 ID:vs5eu/ia0
おおっと・・・うとうとしていました・・・('A`;)
保守ありがとうございました
今更感が凄いですけど、ちょっとだけ再開します。しないと終わらない・・・('A`;)
365 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 03:27:32.71 ID:vs5eu/ia0
夜露で冷えた空気が五感を研ぎ澄ませてくれる
人気の少ない通り。そこに彼女は一人立っていた
姫神「・・・」
十字架を外し、自らの能力をフルに用いる。この街にいる吸血鬼は残り一人
如何に相手が強かろうが、自分の能力はそれをも上回る
吸血鬼の天敵とも言えるこの能力を、彼の役に立てたいと思っていた
夜空を見上げる。星も見えない、ひょっとすると明日は曇りかもしれない
姫神「・・・まだ。来ない」
呟き、視線を目の前へと落とす
目の前に、その男が立っていた
366 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 03:39:04.33 ID:vs5eu/ia0
姫神「ーッ!?」
気が付かなかった。いつの間にこの男は目の前に立っていたのだろうか
DIO「ジョースター達のせいで血が滾っているのか・・・ひどく喉が渇く夜だ・・・」
姫神「あ・・・っ」
DIO「探し物かね・・・?手伝ってやろう。その、代わりに」
男の手が、彼女の頬に触れる
DIO「君の血を、頂いても構わないかね・・・?」
―計画通り・・・!私がこの男を倒す・・・!
足の震えを気で抑えつけ、強く睨みつける
そして、彼女のその細い首に、男が口を付けた
―私の・・・勝ち・・・!
367 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 03:49:06.62 ID:vs5eu/ia0
ドン
姫神「え・・・?」
男の拳が、彼女の腹部に入る。殺すつもりではないのか、絶妙な力加減で
DIO「気丈な女だ・・・このDIOを前にして抵抗をすることも、自ら血を捧げ出す事もしないとは・・・!」
姫神「う・・・。あ・・・ぁ・・・」
お腹を抑え、その場にうずくまる。何故この男は自分の能力に魅了されていないのかが、分からない
DIO「わざわざ生き血を吸う必要はあるまい!女、貴様の首を刎ね、そこから血を頂こうかッ!!」
誰かに聞かせる様な大声を上げ、吸血鬼が拳を振り上げる
姫神「あ・・・。上条くん・・・」
―殺される・・・!
拳が勢いよく振り下ろされた
368 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 04:02:43.55 ID:vs5eu/ia0
ドォン
大きな音を立て、男の手が、別の男の手によって止められていた
承太郎「やれやれだぜ・・・」
ポルナレフ「女に手をあげるなんざ、最低の糞野郎だぜ・・・ッ!」
パラパラと周囲に砂が巻き起こる。どこから来た砂なのだろうか、自分を守るかの様にいつの間にか取り囲んでくれている
ジョセフ「すまなかったな姫神君。だが君は十分役目を果たしてくれた・・・!」
アヴドゥル「後は我々に任せて、彼らの元へと戻るんだ・・・!」
狭い通路で挟撃するように、男達が姿を現せる
DIO「フフ・・・やはり囮か。このDIOを策に掛けようとした訳だ・・・!」
静かな声で空気が震えさせる。ただの威圧感、それだけの物に圧倒されかけてしまう
DIO「言ったはずだッ!このDIOは貴様ら如きに逃げも隠れもしないとッ!」
369 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 04:12:52.57 ID:vs5eu/ia0
承太郎「オラァッ!!」
星の白金が、目にも止まらぬ攻撃をDIOへと仕掛ける
DIO「ほう、それが星か・・・だが」
DIO「無駄ァッ!」
その拳を自らのスタンドの蹴りで弾き返す
承太郎「それがてめーのスタンドか・・・!」
更に加速したラッシュを繰り出す
DIO「そうだ!これが我がスタンド!世界『ザ・ワールド』だッ!!」
互いに拳を突き合わせる。スピード、パワーは共に互角の様に見えるが
DIO「ノロいノロいッ!貧弱貧弱ゥゥゥッ!!」
次第に星が押されて、時折かすめる拳が血の筋を作る
ポルナレフ「周囲の注意が疎かだぜェェッ!DIOさんよぉぉぉっ!」
銀の戦車が横から突きを繰り出す。姫神の避難が終わった以上、もうこれ以上待つ必要はない
370 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 04:21:02.58 ID:vs5eu/ia0
DIO「フン、ポルナレフか・・・」
そう言い残し、突如視界から男の姿が消えてしまう
ポルナレフ「な!?どこへ行ったあの野郎ッ!」
アヴドゥル「上だポルナレフッ!!」
魔術師の赤による、生命探知がその男を捉えていた
DIO「魔術師か・・・厄介な能力だなッ!」
殺気をアヴドゥルへと向け、世界の拳を突き出す
アヴドゥル「私のスタンドは承太郎程のパワーはないが!空中では回避出来まいッ!」
猛禽の頭を持つ魔術師が、それを迎撃する構えを取る
花京院「エメラルドスプラッシュッ!」
更に、自由落下に身を任せる男へと向けて追撃の攻撃を放つ
371 :
人いないし眠いし、加速しつつさるったら寝よう・・・('A`;):2010/02/09(火) 04:28:54.62 ID:vs5eu/ia0
突如、再び男の姿が視界から消えてしまう
虚しく魔術師の拳が空を裂き、エネルギー弾が壁に穴を開ける
アヴドゥル「何だとッ!?ガ・・・っ!」
いつの間にか足元へと姿を表わせた男が、アヴドゥルの腹を正確に突く
DIO「ほう・・・殺すつもりで撃ったのだがな・・・このスタンドは一体誰の物だ・・・?」
砂の防壁が間一髪のところで、男の身を守っていた
ぐるりと周囲を見渡す。そして、一匹の犬がこちらを睨みつけている姿を見つける
DIO「フ・・・力の能力者も動物であったな・・・!」
そして姿をまた消す。次の瞬間、吸血鬼の手刀が犬の首を刎ねていた
372 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 04:30:32.54 ID:CP7eT/Vs0
イギーィィィィィィィ!!!
373 :
いた('A`;):2010/02/09(火) 04:33:02.03 ID:vs5eu/ia0
ポルナレフ「イ、イギィィィッ!!?」
宙に飛ぶ首がパラパラと崩れ、砂へと還って行く
DIO「ほう、やはりそうか・・・この能力・・・」
承太郎「オラァッ!!」
DIO「無駄ァッ!!」
拳と拳がぶつかり合い、周囲に衝撃波が起こる
DIO「見せて見ろッ!貴様らの能力をッ!そして跪けッ!この帝王の前にッ!」
DIO「世界の前にッ!!」
374 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 04:36:10.65 ID:vs5eu/ia0
上条「う・・・」
どれくらい眠っていたのだろうか、今の時間はいつなのだろうか
窓から覗く陽の光を見るに、どうやら既に夜が明けているのだろう
―夜が明けたのか・・・ッ!?
そこで頭が覚醒する。戦いはどうなったのだろうか。DIOは倒せたのだろうか
佐天「・・・ん・・・」
彼に抱き付いたまま眠っている彼女の身体が、ぴくんと跳ねる
ベッドに寝かせてあげるつもりだったが、彼女が強く抱き付いて離れてくれなかった
彼自身も、それで良いのかもしれないと考えて、彼女の背中に毛布だけ掛けてそのまま眠りに落ちてしまっていた
彼女の身体がとても暖かくて、自分自身には毛布など必要がない
上条「・・・迎えが来るまで、もう少しだけ、このままで・・・」
自分達の戦いは終わったのだから
この安息は、神に与えられるべくして与えられた物なのだと思った
375 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 04:40:40.28 ID:vs5eu/ia0
DIO「バ、馬鹿な・・・ッ!貴様も時を・・・我が世界に足を踏み入れただと・・・ッ!?」
承太郎「時は動き始めた・・・」
星がDIOの足を砕く。その異常な回復力を誇る吸血鬼とは言え、治癒が終わるまでに数秒はかかるであろう
数時間もの死闘の果てに、この男の能力を乗り越えた
その道程には仲間の身体が横たわっている
アヴドゥルは仲間を守る為に、その能力で炎の壁を作り、そしてこの男に殺された
花京院は腹を貫かれながらも、最期の力を振り絞りこの男の能力を伝えた
イギーが砂像を造り、防壁を作り夜明けまでの時間を稼いでくれた。残りわずかの時間という所で、その生涯を終えた
ポルナレフがあの時来ていなければ、恐らく自分は殺されていただろう
そして、DIOに血を吸われたジョセフが、倒れている
あまりにも大きすぎる犠牲。あまりにも邪悪なこの男を始末しなければならない
376 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 04:46:25.07 ID:vs5eu/ia0
承太郎「てめーの足が治ったと同時に、星の白金を叩きこむ!かかってきな・・・!」
DIO「グ・・・グゥゥッ・・・!」
―こけにしやがって・・・
後一歩という所まで追いつめていた。ジョセフの血を吸い、この世界は更に強くなったはずであった
―何故だ・・・、何故、この男に・・・!このDIOが・・・ッ!!
しかし、目の前のこの男はこの土壇場に来てくだらない考えを持っていた
DIO「過程や・・・方法なぞ・・・!」
へし折れて治癒が終わらない、未だに血すら止まらない足に力を込める
DIO「どうでも良いのだァーッ!!」
377 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 04:49:53.18 ID:vs5eu/ia0
血の目潰しが承太郎の視界を奪う
DIO「勝ったッ!死ねいッ!!」
残る力を全て振り絞り世界の蹴りを叩きこむ
承太郎「オラァッ!!」
研ぎ澄ませた感覚で、正確にその足に星の拳を叩きこむ
ピシと何かが裂ける音が聞こえた
DIO「・・・ッ!!」
承太郎「・・・グ・・・ッ!!」
承太郎の右腕から血が噴き出し、そのまま吹き飛ばされる
―あの時刺された傷か・・・ッ!!
あの時、肉の芽によって、アヌビスの刀によって受けた傷を起点に肉が裂ける
たったそれだけの事が、それでも、それほどまでの接戦だったからこそ、これだけの事が敗因となってしまった
378 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 04:53:52.97 ID:vs5eu/ia0
DIO「貰ったぞ承太郎ッ!!」
足の治癒を終えた男が、承太郎の前へとやってくる
―チ・・・スタンドを出す力も残ってねぇ・・・!
その太い首に、DIOが指先を突き刺す
承太郎「グ・・・ウオオッ・・・!」
ドクンドクンと血を奪われる感覚
DIO「ククク・・・!あの老いぼれ以上によく馴染むッ!貴様はこのDIO相手によくやった」
そして、手刀を首に当てる
DIO「死ねいッ!ジョースターよッ!!・・・グゥッ!?」
その瞬間、朝陽が昇っていた
DIO「ク・・・仕方ない・・・!今夜を待つしかあるまい・・・ッ!!」
そう言い残し、DIOがその場から去って行った
やっぱジョジョキャラはあっさり死ぬのか・・・
ジョジョは原作でもあっさり死ぬからなぁ
保守
382 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 08:35:46.83 ID:+s2QpWCjQ
通勤保守
383 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 09:19:10.25 ID:RkCx639B0
保守
384 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 09:51:46.52 ID:QZkkcHrR0
ほ
385 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 10:28:47.85 ID:RkCx639B0
ほしゅ
386 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 10:57:06.67 ID:RkCx639B0
保守
387 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 11:31:38.89 ID:RkCx639B0
ほしゅ
388 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 11:55:39.73 ID:S7pH5Jar0
ヘ(^o^)ヘ よかろう
|∧
/ /
(^o^)/ そなたが何事も
/( ) 意のままにすべしと思いなさるならば
(^o^) 三 / / >
\ (\\ 三
(/o^) < \ 三
( /
/ く まづは左様な巫山戯た
夢幻を切り捨て申す
保守
390 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 12:56:24.41 ID:RkCx639B0
ほしゅー
391 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 13:31:48.74 ID:RkCx639B0
保守
392 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 14:31:17.24 ID:RkCx639B0
ほしゅ
393 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 15:21:54.28 ID:fyUngAQh0
ほ
394 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 15:40:07.70 ID:vs5eu/ia0
保守ありがとうございました
結局あの後さるもらいました('A`;)計画通り進まない、オワットル
ちょっとずつでも再開して行きます
少ししたらまたAFKしてしまいますが
>>379 アヴさんなんて、原作だと2回もアッサリというか何と言うかな死に際見せてくれましたからね・・・('A`;)
395 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 15:43:02.56 ID:JSYMUW+d0
キターーーーーーーーーーーーーーーーー
wktk
396 :
取りあえずいつもの速度でいきます('A`;):2010/02/09(火) 15:48:16.68 ID:vs5eu/ia0
美琴「・・・遅いね、ジョセフさん」
貸し切り状態となった、ホテルの一室に備え付けられた電話を見続ける
終われば連絡をするとは言っていた。しかし、もう時間は昼をとっくに過ぎている
黒子「き、きっと戦いの御怪我で連絡するのも一苦労なのですわ!」
もう一つの可能性には触れない。考えたくもなかった
プルルル プルルルルルル
突如、電話が彼らを呼び掛ける
打ち止め「!」
一方通行「・・・俺が出る」
静かに立ち上がり、受話器を取る
一方通行「・・・な・・・い、いや何でもねェ・・・!あァ・・・あァ・・・分かった、伝えておく」
それだけの短い会話
397 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 15:48:39.90 ID:RkCx639B0
398 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 15:58:57.64 ID:vs5eu/ia0
黒子「ど、どうですの・・・?」
全員の視線が白髪の少年に集まる。彼が全員の顔をゆっくりと見回す
息を呑む。このほんの数秒がとても長い物に感じられてくる
神妙な面持ちをした白髪の少年に、一抹の不安が過ぎる
黒子「ま、まさか・・・?」
そこで、少年は顔をぎこちなく綻ばせた
一方通行「・・・勝ったってよォッ!!」
大声で彼らにそう伝える。そして彼女達の張りつめた顔が次第に綻んで行って
美琴「いやったぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
歓声を上げて、隣の黒子とオラウータンに抱き付く
黒子「流石ジョセフさん達ですわ!これで私達も帰れますの!!」
399 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 16:10:39.53 ID:vs5eu/ia0
一方通行「こりゃ一足先に祝杯でもあげるっきゃねェなァッ!ちょっと買ってくらァッ!」
黒子「私達は未成年ですのよ!」
一方通行「るせェ!」
そう言って部屋から出ようとする少年を、少女が呼びとめる
打ち止め「・・・待って、とミサカはミサカは自分でもよく分からないけれども、あなたにここに居て欲しいと思ってみる・・・!」
一方通行「・・・ちょっと出掛けてくるだけだ・・・俺が戻るまで良い子で留守番、出来るよな・・・?」
打ち止め「・・・良い子にしてたら、戻ってきてくれるんだよね?とミサカはミサカは・・・不安が胸を締め付けます」
一方通行「遊園地に行きたかったら、俺が帰るまで、絶対にここから出るンじゃねェぞ・・・」
その言葉を最後に、彼は部屋から出て行った。少女の問いかけに答える事は出来なかった
受話器の先にいた男は、ジョセフではなかった。スピードワゴン財団の男。彼は言った
『ジョセフ・ジョースター及びその仲間全員が、重傷及び死亡』
それが意味する事とはつまり
DIOとの戦いに、彼らは
敗北をした
400 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 16:19:47.81 ID:RkCx639B0
支援
401 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 16:19:53.34 ID:vs5eu/ia0
あれから数時間、少年はDIOを探し続けた
陽が沈んでいないか、何度も何度も確かめながら、闇を探し続けた
―そろそろ、アイツら心配してるかもしれねェな・・・
暗い路地裏へと入る。そこで通信機を取り出してホテルへと連絡をする
美琴「もしもしー・・・って、どこで油売ってんのよ!今何時だと―」
一方通行「るせェ、慣れねェ道にちょっと迷ってるだけだ。もうすぐ戻るから楽しみにしとけ!じゃァな!」
そう言って通信を切る。これでもうしばらくは心配させる事はないだろう
「ほう、面白い物を持っているな」
一方通行「なァッ!?」
いつの間に居たのだろうか、探している男が自分の目の前に立っていた
402 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 16:28:25.90 ID:vs5eu/ia0
DIO「ククク・・・このDIOを倒しに来たのか・・・?」
一方通行「ケッ、そっちからわざわざ出向いてくれるたァ最ッ高だなァッ!」
財団から渡された小型デバイスをセットする
個々の性能はそれほどでもないが、それでもまとめて使えば以前の力にも劣らない能力は発揮出来る
時間の制約も、これだけの数があれば一日は持つだろう
こちらの勝利条件は非常に簡単。太陽の光を当てれば良い。ただそれだけ
一方通行「来やがれェ・・・!糞吸血鬼が・・・ッ!」
DIO「精々このDIOの実験に付き合って貰うとするか・・・」
余裕を見せた表情で、挑発の構えを取る
403 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 16:42:12.98 ID:vs5eu/ia0
背後へと飛び、路地裏には届かない太陽の光を浴びる
DIO「ほう、このDIOが陽の中へと入れぬと知り、早速守りに入ったか・・・気弱な男だ・・・」
一方通行「ハッ!それが遺言になるンだぜェッ!!」
自らに降り注ぐ太陽光のベクトルを操作する。そして
DIO「ぐ・・・ぬぅ・・・ッ!?これは・・・」
その光を少しも残す事無く、薄暗い路地裏にいる男へと反射してやる
光が男の全身を照らし出す。路地裏全てが光に晒され、もはや逃げる事も出来ない
一方通行「灰になっちまいやがれェッ!」
DIO「・・・惜しい、実に惜しかったなぁ・・・!」
一方通行「なッ!?」
闇に包まれた男が、微動だにせずその場に立っていた
DIO「なるほど、確かに陽が昇っていれば、貴様の勝ちだったかもしれんな・・・ッ!!」
二人の周囲が闇に晒される。先程まであんなに高い場所にあったはずの太陽が、消え去っていた
404 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 16:52:31.25 ID:vs5eu/ia0
―こいつの能力は何だ・・・ッ!?
先程まで確かに太陽はそこにあった。だが、今はその姿が見えない。陽が落ち周囲は夜の闇が支配していた
精神に影響を及ぼすタイプか、学園都市にいる能力者であれば大凡の見当は付くが、この旅に出て以来その常識は全く役に立っていない
DIO「紹介しよう、これが我がスタンド・・・世界だ!」
男が人型のスタンドを繰り出し、その拳を振るう
一方通行「はァ!?とっれェパンチだなァッ!!」
勢いを殺さない様に、受け流す。決して遅い訳ではないが、それでも回避はそう難しくない
DIO「狙いは貴様ではない・・・ッ!潰れるが良いッ!」
ガシャリとスタンドの着けている鎧と壁がぶつかりあい、衝撃を受けた壁が崩れ出す
一方通行「チッ」
落下してくる瓦礫のベクトルを操作し、敵へと飛ばす
DIO「フン・・・無駄ァッ!」
瓦礫を一瞬にして破壊する
405 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 16:54:40.06 ID:/OoGnVkJ0
支援
406 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 17:02:35.96 ID:vs5eu/ia0
一方通行「・・・なるほど、スピードはともかく、パワーはあるみてェだな・・・」
DIO「ククク・・・どうした、かかって来ないのか・・・?」
利き腕とは逆の手に銃を構える。効くとは思えないが、この軽い飛び道具は色々と便利なのである
足に力を込め、思い切り地を蹴る
自身にかかるベクトルを操作し、本体へと一瞬で間合いを詰める
反応出来ない程のスピードで始末する。そう考えた
DIO「ほう、中々のスピードではないか・・・面白い」
―この野郎、視えてやがるのか・・・ッ!
恐らく反応出来る次元で、こちらの姿を認識している。しかし微動だにしない
一方通行「オオオォォォォォォォォォォッ!!」
DIO「だが―」
勢いを殺さず、しかし更にその手には力を加えて殴りかかる。首から上を吹っ飛ばしてやるつもりであった
DIO「星の白金のラッシュに比べれば、何とノロい事か・・・」
いつの間にか背後に回っていた男が、そう呟いた
407 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 17:04:29.47 ID:/OoGnVkJ0
支援
408 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 17:12:52.86 ID:vs5eu/ia0
一方通行「・・・ッ!?」
―まただ・・・!また気がつかない内に・・・ッ!
DIO「簡単に死んでくれるなよッ!」
スタンドの拳が少年の背中を打ちつける
一方通行「させっかよォッ!」
その衝撃を反射し、世界が吹き飛んで行く
DIO「ほう・・・!」
勢い良く壁にぶつかり建物を破壊する、しかしスタンド本体は甲冑に守られていて、ダメージが通らない
DIO「もっとだ・・・!もっとその能力をこのDIOに見せてみろ・・・!」
409 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 17:18:05.11 ID:/OoGnVkJ0
支援
410 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 17:23:31.48 ID:vs5eu/ia0
迫る拳を避け、それでも渾身の一撃はあえて直撃を貰いつつ反射する
その度に世界が吹き飛び、腕がひしゃげるが、すぐにまた回復してしまう
―埒があかねェ・・・!
かれこれ1時間はこの男と戦っているだろうか。互いに決定打を与えられないままずるずると時間だけが過ぎて行く
恐らく、まだ目の前の男には余裕がある。何かを見ているような、舐めまわす様な寒気を感じる
世界の拳が再び迫る。反射し、その腕が折れ血が噴き出す
一方通行「こいつでどうだァッ!!」
世界の腕に指を突き刺す。そして
DIO「ヌゥ・・・!?これは・・・ッ!」
体内の血を操作して、逆流をさせてやる
DIO「フンッ!」
その腕を根元から自らの手刀で斬り落とす
DIO「ククク・・・そうか、その能力・・・分かったぞ・・・!」
腕を繋げ直し、男が笑いだす。まるで試験でぶち当った問題が、ふとした拍子で解けてしまったかの様な、清々しい笑み
DIO「貴様のその能力は・・・!触れた物の動きを操作する能力か・・・ッ!!」
411 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 17:26:46.23 ID:aAX/Lxqg0
やば
412 :
ちょっと加速するます('A`;):2010/02/09(火) 17:29:46.31 ID:vs5eu/ia0
一方通行「ハッ!それが分かった程度で勝った気になってンじゃねェぞッ!!」
その通りであった。例え能力が知られた所で、それを突破出来ると言う事とは別の話
首を狙う。そこの血を逆流させてやれば勝機は見えるかもしれない
まさか首だけで生きる生物などいる訳がない。そう考えた
狙いもそこそこに手に持った銃で、男を牽制をする。一瞬でも気を殺げれば充分
だが、男は動かない
DIO「ククククク・・・!そうか・・・!そのような能力もあるのか・・・!そうか・・・!」
一方通行「終わりにしてやるよォォォッ!!」
加速させた手で、男の首へと突きを入れる。瞬間、背後から殺気
―またかッ!?
背後から迫る攻撃を反射する。脳裏に違和感が走る
DIO「覚えたぞ・・・ッ!」
一方通行「な・・・ァ・・・ッ!?」
男の突きが、少年の背中から貫き、腹部まで貫通していた
413 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 17:33:27.13 ID:+s2QpWCjQ
支援
414 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 17:34:46.55 ID:vs5eu/ia0
―何故・・・!?何が起こった・・・ッ!?
咄嗟に離れ、噴き出す血を操作して出血を止める
DIO「ほう、自分の血流までコントロール出来るのか。便利な能力だ」
手に付いた血を舐め取りながら、大して驚いた素振りも見せずに男が呟く
一方通行「ハァ・・・ッ!ハァ・・・ッ!」
―能力が発動しなかった・・・!?いや、確かに俺は今能力を使っていた・・・ッ!
そこまで考えて気がついた。もう一つ、可能性がある事に
一方通行「てめェの手・・・まさかあの野郎と同じ・・・ッ!!」
幻想殺し、あの少年が持つ右手であれば自分の能力を貫く事が出来る
DIO「ほう、このDIOと同じ・・・何だ?」
少し離れた先にいたはずの男が、突如目の前へと現れていた
415 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 17:36:17.35 ID:+s2QpWCjQ
支援支援
416 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 17:40:08.63 ID:vs5eu/ia0
だが、音も無く目の前に男の姿が現れると、その考えも違うのではないかと思えてくる
―いや、テレポーターか・・・!?だがこいつの能力のパワー・・・!それよりも俺の能力を貫通・・・!?
考えがまとまらない。最悪の場合の想像をしてしまう
DIO「おいおい、もう少し付き合ってくれよ・・・!?」
わざと回避出来るような、しかし全力で回避しなければ間に合わない様な突き
身体を大きく逸らし直撃を免れるものの、その衝撃が頬を掠める
―やっぱりコイツ俺に攻撃を当てられる・・・ッ!!幻想殺しかッ!!
確信を持った。先程、自分の腹を貫いた攻撃も、今の突きも右手。つまりそれ以外は反射出来る可能性がある
全身が幻想殺しなどあり得ない。もしそうであるならば、この男自らの能力も発動出来ないのだから
DIO「フンッ!」
右腕に全力で注意を向け回避をする。そして恐らく次の攻撃はこちらの牽制の―
DIO「そらそらァァァッ!当たれば死ぬかもしれないぞォォォッ!!」
―ケッ!もう種は見切ってンだよォッ!
男が予想通りに、身体に蹴りを入れて来る。その攻撃は反射する
417 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 17:46:27.03 ID:vs5eu/ia0
一方通行「・・・ガ・・・ァ・・・ッ!?」
―馬鹿な・・・ッ!右足も幻想殺しだと・・・!?
ゴゥンと凄まじい音が響く。辛うじて壁にぶつかった衝撃は壁へ受け流し、その結果建物を破壊するのみに留まっていた
しかし、男の蹴りは少年の身体を吹き飛ばし、骨を数本へし折っていた
一方通行「ガハ・・・ッ!ウ・・・ゲェェ・・・!」
血と共に吐瀉物をぶちまける。既に反射と腹部の血流のコントロールを行っている
そこへ、更に予想外の攻撃に対する備えなど無かった
DIO「ククク・・・貴様は強かったよ・・・」
ザッザと足音が聞こえる
DIO「それでも、このDIO程ではないという確固たる自信はあるがね・・・」
砂埃の中から、男が姿を現せる
418 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 17:47:20.48 ID:nAk86DZM0
アクセロリ逃げてー
419 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 17:50:00.82 ID:+s2QpWCjQ
支援
420 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 17:53:51.05 ID:vs5eu/ia0
一方通行「あ・・・ァ・・・」
絶望が迫ってくる。身体が動かない、自分には理由は分からないけれども、動かない
こんな時なのに、脳裏に浮かぶのは一人の少女の姿。それがどうしてなのかも、分からなかった
何故か脳裏に浮かぶあの少女は、悲しそうな顔をしていた
いつもニコニコと笑っているはずの少女なのに、今は何故か泣いている顔しか浮かばない
―悪ィ・・・約束、守れねェわ・・・
DIO「フフフ・・・怖いのか・・・?身体が震えているぞ・・・!」
地に伏せた少年を、滑稽そうに見下ろす
DIO「貴様も死にたくは無いだろう・・・怖がる事は無い、このDIOの仲間になれ・・・友達になろうではないか・・・」
一方通行「・・・!」
絶望の中に、一本の糸が垂らされた
蕩ける様な甘美な囁き。死を覚悟した少年に、まだ生きる道が残っていると伝えていた
この糸は、地獄へと垂らされた救いの糸なのか。それとも
蜘蛛の糸なのか
421 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 17:57:41.31 ID:/OoGnVkJ0
支援
422 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 18:00:20.14 ID:vs5eu/ia0
一方通行「・・・俺は・・・」
あの少女と共に居たい。あの少女との約束を果たしたい
一方通行「・・・生きたい・・・まだ、死にたくはねェ・・・!」
DIO「そうか、ではこのDIOと共に生きよ・・・」
男の手が、少年の額へと伸びる。その手には、肉の芽があった
その手が、自らの頭へと近付いて来るのをを少年は見ていた。そして、額にそれが触れた瞬間
一方通行「オオオオオオオッ!!」
その腕を、全力で殴り飛ばした
DIO「貴様・・・ッ!」
あの少女を守りたい
例え自分が殺されてでも、あの少女を守りたかった
423 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 18:04:38.89 ID:vs5eu/ia0
DIO「ほう・・・!それが答えか・・・ッ!」
一方通行「るせェッ!ンな口車に乗るかよッ!」
分かっている。もし、自分が肉の芽に支配されてしまった後、どうなるのか
恐らく、この男は自分を使って彼らを殺そうとするだろう
もしそうなれば、デバイスをも持っている今となれば、彼らを殺す事など容易い事
自分は彼女達全員を殺すだろう
自分はあの少女を殺すだろう
垂らされた糸は、もしかすると確かに救いの糸だったのかもしれない。けれども
一方通行「アアアアアアアアッ!!」
気合いで身体を起こす。コントロールしきれない血がボタボタと垂れ落ちる事など、もう気にしていない
一方通行の力を与えられた、孤独だった少年に、手を差し伸べるのはこの男ではない
自分に手を差し伸べて来た、違う。自分の手を握り続けて来てくれたのは、自分の手を握り返してくれたのは―
424 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 18:06:20.08 ID:/OoGnVkJ0
支援
425 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 18:13:29.30 ID:vs5eu/ia0
DIO「叫べば力が出るのかッ!強くなるとでも思っているのかッ!!」
腕を振るい、少年を薙ぎ払う。反射することも出来ずに、その身体が吹き飛ばされる
一方通行「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
しかし、彼は立ち上がった
骨が折れ、血を流し、もはや殴りにかかる力すら残っていない身体を、起こした
DIO「もう良いッ!貴様はもう終わりだッ!!世界よッ!」
甲冑を纏ったスタンドが、腕を振り上げる。もう、回避することも出来ない
一方通行「チ・・・ックショォォォォォォォッ!!打ち止めッ!俺は―」
ガァンッ!
何かと金属がぶつかり合う、嫌な音が響き渡った
426 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 18:16:06.23 ID:/OoGnVkJ0
支援
427 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 18:16:07.65 ID:+s2QpWCjQ
支援す
428 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 18:17:27.97 ID:vs5eu/ia0
―このまま、時間が止まっちゃえばいいのに・・・
眼を覚ました彼女が聞こえない様に、呟いた
彼に抱き抱えられたまま、そう思っていた
彼は優しかった。自分を起こさない様に、寒くない様に、身体が痛くならない様に気を使ってくれていた
今日という日が終われば、彼らの誰かが迎えに来てしまえば、この時間は終わってしまうだろう
抱き付いている腕に、自然と力がはいる
上条「・・・佐天、起きたのか?」
佐天「・・・うん」
ばれてしまった。自分の迂闊さを後悔するが今更
身体を起こすと、肩に掛けられていただけの毛布がパサリと床に落ちる
429 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 18:19:02.38 ID:J4v0lc0wP
黒翼マダー
430 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 18:21:13.75 ID:vs5eu/ia0
佐天「あ・・・?」
そこで気が着いた。自分の今の格好に
裸の胸を合わせ続けていたという状況に
昨晩、あんなに互いの唇を―
上条「ーッ!ち、ちがっ」
佐天「き・・・」
二人が一瞬だけ固まり、そしてほぼ同時に動き出した
佐天「きゃあああああああああ!!見ないでぇぇぇぇっ!!」
顔を真っ赤にした少女が、叫び声を上げていた
431 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 18:25:08.86 ID:/OoGnVkJ0
支援
432 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 18:25:59.82 ID:+s2QpWCjQ
支援
433 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 18:26:04.28 ID:vs5eu/ia0
服を着替えて、ようやく静かになった二人の間に気まずい空気が流れている
―事故・・・!事故よ涙子・・・!当麻は悪くないんだから・・・!あ、でも裸見られるのってあの時含めてこれで二回目・・・!?う、うああああ・・・!
―か、顔がどんどん赤く・・・!や、やっぱり怒ってるのか・・・!?上条さんが悪いのか・・・!?な、何か、何か話題を・・・!
上条「あ、ああああ、あのっ!」
佐天「ぴぃっ!?な、ななななな何!?何なの!?」
上条「え、いやその・・・!ええと、あのですね・・・!」
佐天「な、何!?何なのよ!?は、はっきり言ってよ!」
どうやら相当怒っているらしい。ただ、声をかけてみただけなど言ったらどうなる事だろうか
上条「え、えっと・・・!その!佐天さんは帰ったらやりたい事とかあるのかなーって!!」
―俺グッジョブ!俺よくやった!
昨晩美琴から聞かれた事を、丸々投げつける
あまり不自然な内容でもないし、もし何か手伝える事があるのであれば謝罪と合わせて協力するつもりであった
434 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 18:32:57.52 ID:vs5eu/ia0
佐天「え、私!?ええと・・・その・・・!」
上条「な、ないのか・・・!?」
―ヤバい、もしかして触れてはいけない話題だったのか・・・!?
顔を赤くして、下を向きながら彼女が何かを呟く
佐天「そ、その・・・当麻と・・・また今みたいに・・・」
上条「え、何?ごめん、よく聞こえ―」
佐天「み、皆で一緒にパフェでも食べに行きたいな―ってっ!!」
言えない。そんな恥ずかしい事言える訳がない。結局口から出たのはそんな言葉
上条「おぉ・・・!良いな、それ・・・!楽しみだ!」
鈍感男が嬉しそうな笑顔を見せる。それを見ると、それでも良いのではないかと思えてくる
435 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 18:34:23.18 ID:/OoGnVkJ0
支援
436 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 18:39:05.35 ID:vs5eu/ia0
上条「佐天と美琴と白井と一方通行と打ち止めとゴリ太と・・・あ、姫神!それとジョセフさん達と・・・あ、あともう一人連れて行ってもいいかな!?」
佐天「もう一人?」
誰の事だろうか。自分の知っている人物はすべて挙げられている。というか、あの硬派な人達がパフェを食べる姿が想像出来ない
上条「うちの居候の大食らいシスターなんだけどさ、そいつも一緒に」
佐天「もっちろん!あと、当麻もだよ?」
知らない子ではあるが、快諾をする。仲間の事を優先するあまりに、自分の名前を入れ忘れているのが彼らしい
上条「あ、そうか。佐天はインデックスの事知らないんだっけか」
話をし始める。そのシスターがどんな子で、自分の居ない間に旅をしていて、そして別れた事
―当麻ったら、女の子の前で他の女の子の話をするかなぁ普通・・・
それでも、この鈍さのお陰で、自分にもまだチャンスがあるのだと思うと複雑な気持ちになってしまう
437 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 18:41:20.32 ID:Ymckfw9X0
ここにもぴぃっ!が伝染しとるwww
438 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 18:42:34.30 ID:+s2QpWCjQ
支援支援
439 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 18:43:37.69 ID:vs5eu/ia0
上条「それでさ、結局その時はプレゼント渡せなかったんだけど、良く考えたらあいつ食べ物の方が喜ぶよな」
苦笑をしながら、楽しそうに語り続ける。居もしない少女に、少し嫉妬してしまう
佐天「・・・プレゼントって、何?」
とりわけ、ここが気になった。どうやら白井黒子も絡んでいるらしく、実に女の子受けの良い物だと推察する
上条「え?ああ、これなんだけど・・・」
自分の荷物を漁りだす。そしてその中から小さな宝石箱の様な小箱を取り出す
中には赤い宝石のついたネックレスが入っていた
佐天「わぁ・・・奇麗・・・触ってもいいかな・・・?」
上条「骨董屋で安かったんだ。あぁ、もしよかったら佐天にあげるぞ?どうせ、あいつにあげてもな」
佐天「それは・・・良いです・・・」
分かっていない。他の女へのプレゼントを渡されて喜ぶ女が、どこの世界にいるのだろうか
440 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 18:48:50.11 ID:YyYxbLB+0
最終兵器来ました
441 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 18:49:10.60 ID:vs5eu/ia0
壊さない様に、傷付けない様に指でそっと触れる
不思議な感覚。懐かしい様な、それでいて圧倒されてしまうような
そして再び箱にしまう。もしも壊してしまったら大変である
―ふう・・・私もこんなのプレゼントして欲しいな・・・
佐天「はい。当麻のやりたい事を返す」
上条「え?」
佐天「帰ったらまず、その子にこれを渡す事!良い!?」
上条「・・・そっか、それが俺がやりたい・・・事か・・・」
胸の中に何かのピースがすとんとはまり込む。分からなかった答えが、そこにあった
上条「・・・ありがとう、佐天」
突然、遠くの方から爆音が鳴り響いた
442 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 18:51:33.93 ID:/OoGnVkJ0
支援
443 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 18:55:18.41 ID:vs5eu/ia0
DIO「ぐぅ・・・ッ!」
男が爆音と共に吹き飛ばされる
一方通行「・・・あァ・・・?何でてめェここに・・・!」
美琴「今言い掛けてた言葉、ちゃんと本人の前で言ってやりなさいよっ!!」
超電磁砲を直撃させた少女が、少年を叱り飛ばす
ホテルからここまでこんなに早く来られる距離ではない。どうやってここまで来たのだろうか
黒子「そうですわ!それに、勝手に飛び出してこんな事まで!風紀を乱さないで下さいまし!」
二人の少女が、姿を現せていた。その瞳には怒りを浮かべ、戦いへの決意が秘められている
少年の上に瓦礫が落ちてくる。もはやそれを跳ね返す余力も残っていない
ゴリ太「フォッホ!」
その瓦礫から少年を守るかの様に、一匹の動物が立ち塞がっていた
DIO「力か・・・ッ!」
美琴「行くわよ・・・!黒子!ゴリ太!!」
444 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 18:57:37.20 ID:/OoGnVkJ0
支援
445 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 19:00:19.52 ID:vs5eu/ia0
DIO「フン、こちらから出向く手間が省けたという訳だ・・・!」
スタンドの着けていた甲冑が崩れ落ちる。どうやらあれのお陰で致命傷はおろか、満足にダメージを与えられていないのだろう
しかし、それももうここまで。その鎧を破壊した今、彼を守る物はない
一方通行「気を付けろ・・・!そいつの能力は・・・!幻想殺しだ・・・ッ!!」
自分が解析した情報を伝える。自分の能力とは相性が悪いのかもしれないが、彼女達であれば
DIO「ククク・・・何を言っているのか分からんが・・・!」
戦闘に立つ少女に向け、拳を振るう
美琴「なっ―」
甲冑を脱いだ今、彼のスタンドの動きを拘束するものなど何もない
その速さは、先程まで対峙していた一方通行ですら眼を見張るものであった
正確に少女の頭を捉え、脳漿をぶちまけさせる直前
ゴリ太「フォオオオオオオオオオオオオオオオッ!!」
オラウータンの太い腕が、その拳を打ち返していた
446 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 19:03:02.89 ID:/OoGnVkJ0
支援
447 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 19:06:53.52 ID:vs5eu/ia0
美琴「ありがとうゴリ太!」
コインを構えながら、少女が叫ぶ
全身全霊を込めた超電磁砲の構え。もはや手加減などしない、それをこの目の前の男へと直接叩きこむ
美琴「うあああああああああああああああッ!!」
避ける時間すら与えず、発射する。狙いはその頭
DIO「ほう、面白いッ!」
距離にして数p、その近過ぎる程の距離で
男のスタンドが、放たれたコインを掴んでいた
448 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 19:10:29.52 ID:/OoGnVkJ0
支援
449 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 19:10:46.67 ID:vs5eu/ia0
美琴「そんな・・・っ!?」
DIO「無駄だよ無駄無駄・・・!そんなものがこのDIOに当たるとでも思っているのか?」
何の能力でもない。恐らくこの男は今、自身の反射神経と動体視力で超電磁砲を止めた
ゆっくりと世界が腕を振り上げる
美琴「くっ!」
足の裏に仕込んだ鉄と地面に転がる瓦礫の中の鉄に、電流を流す
発生するローレンツ力を利用し、リニアの原理で一気に距離を開く
―これで・・・!
DIO「ほう、その能力は何だ・・・!?」
先程までこの少女が居た空間を切り裂きながら、男が楽しそうに問いかける
瞬間、目の前にその男の姿が現れた
DIO「次は、どうしてくれるのかな・・・?」
450 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 19:15:10.46 ID:vs5eu/ia0
黒子「お姉さまっ!」
間髪居れずに男の頭がある位置へと鉄矢を飛ばす
しかし、当然の如く次の瞬間には男の身体はそこには無く、後退する美琴に張り付く様に動いていた
美琴「ぐ・・・っ!うぅ・・・っ!」
離れない、一気に加速して距離を離しているはずなのに、次の瞬間には目の前にこの男の姿があった
―違う、こいつの能力は・・・!幻想殺しなんかじゃない・・・ッ!
DIO「それしか出来んのかッ!ならば死ねッ!」
少女の首を蹴り飛ばす様に、それは動いた
黒子「危ないですわっ!」
先に背後へとテレポートをしていた黒子が、美琴を横から押し倒す
ツインテールの髪が蹴りに巻き込まれ、その先を宙へと消し飛ばしていた
451 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 19:17:01.30 ID:/OoGnVkJ0
支援
452 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 19:20:19.18 ID:vs5eu/ia0
DIO「貴様の能力は何だ?見せてみろ・・・!」
両手を広げ、かかってこいと言わんばかりに男がその場で立ち止まる
黒子「くっ!」
その隙は見逃さない。心臓を目掛けて矢を飛ばす。美琴も同時に電撃を見舞う
DIO「ム・・・ッ!」
鉄矢が胸に突き刺さり、その直後に電撃が飛ぶ
DIO「お前の能力は電気を使う能力か・・・」
背後に矢を突き刺したままの男が立っていた。対象を失った電撃が、背後の壁を焼く
ツインテールの少女の肩に、優しく手を置く
DIO「では、お前のこの能力は・・・」
矢を引き抜き、震える少女の顔の前に差し出す
DIO「なんだ・・・?」
453 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 19:22:58.89 ID:/OoGnVkJ0
支援
454 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 19:26:02.37 ID:vs5eu/ia0
黒子「ひ・・・っ!」
すかさず、数m先へと飛ぶ。美琴の傍に立つ男の姿が見えた
DIO「ふむ・・・この世界の動体視力ですら捉えられぬとは・・・速いな・・・」
その背後に、男が立っていた
―な、何で・・・!?何でですの・・・!?
白髪の少年は言った。この男の能力は幻想殺しであると
確かに彼の能力を打ち破るような能力など、それくらいしか思い当たらない
事実として、あの少年は今血を流し大怪我を負っている
だが、それでは自分の能力に追い付ける理由が分からない
何度もテレポートを繰り返し、死角へと立つ
その次の瞬間には男がその背後へ立っていた
黒子「そんな・・・そんな事が・・・!」
455 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 19:26:46.21 ID:qv4Zv8sf0
テレポーターって漢字であったよな
空間移動者だっけ?
456 :
>>455 空間移動能力者だったかな・・・?('A`;):2010/02/09(火) 19:33:39.07 ID:vs5eu/ia0
美琴「黒子っ!」
手を出そうにも、次々と姿を消しては見せる二人に狙いすら定められない
DIO「そうか、分かったぞ・・・これは超スピードだの催眠術などと言ったチャチな物じゃない・・・!」
黒子「ぐ・・・!」
再び飛ぶ。今度は上空へ
DIO「瞬間移動の能力か・・・ッ!!」
その頭上に、男が迫っていた。そして
バチン
黒子「うあ・・・っ」
―今のはまさか・・・!この男の能力は・・・!
男の手が少女の身体に触れた瞬間、少女は気を失い、そのまま落下をしていった
457 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 19:36:20.49 ID:/OoGnVkJ0
支援
458 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 19:40:35.08 ID:vs5eu/ia0
美琴「黒子ォォォォッ!!」
力無く落下をする少女の身体を、オラウータンが受け止める
黒子「・・・うっ!」
その衝撃で、即座に意識を取り戻すが身体がまだ動かない
DIO「邪魔をするな!動物風情がッ!」
落下してくる世界が、オラウータンへと拳を突きだす
ゴリ太「フォォォォォォッ!!」
それを自らのスタンドで強化した彼が、拳を突き返し迎撃をする
激しい衝撃が起こる
DIO「ぐ・・・うおおおおおおおっ!!」
ゴリ太「ガアァァァァァァァァッ!!」
そして、DIOが右腕から血を流し、吹き飛ばされていた
459 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 19:42:49.53 ID:/OoGnVkJ0
支援
460 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 19:45:13.50 ID:vs5eu/ia0
DIO「ぐおおおお・・・っ!」
ひしゃげた腕を抑えて、男が立ち上がる。恐らくすぐに治癒は出来ないのだろう
DIO「大したパワーだよ・・・!スタンドの名の通りな・・・ッ!」
美琴「今だ!」
加速した少女が、男の元へと特攻を掛ける。正真正銘の零距離で撃てば止める事は出来ない
黒子「お姉さま!分かりましたわ!その男の能力は・・・!」
あの男の言う通り、自分の能力は超スピードの類でも何でもない
しかしそれにすら一瞬で追い付く事が出来るあの能力は
あの時、ほぼ同時の着弾をするはずであった二人の攻撃。何故自分の矢だけが当たり、彼女の電撃は避けられたのか
答えは一つしかない。あの瞬間、あの男は電撃が当たる直前までそこにいたのだ。だから飛来する電撃は回避出来たが、瞬間移動させた矢は刺さった
それが意味するものはつまり
黒子「その男の能力は・・・!時を止める事ですわ・・・ッ!!」
461 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 19:48:42.44 ID:vs5eu/ia0
おおっと、夕食を食べて風呂ついでに少し休憩します('A`;)
このペースなら今夜中に終わるかもしれない・・・!ていうか終わらせたい
支援ありがとうございました。とても励みになります('A`*)
どうせ投下終了してもスレ使いきれないだろうし、そう言って貰えると凄くうれしいです
>>437 結構「ぴぃっ」と言いながら驚くのは珍しくない様な
何か出典があったりしますかこれ('A`;)
ほ
ついにここまできたか…支援
464 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 20:40:50.76 ID:NaUi/ptp0
ほ
このスレ読んで決めた
俺もジョジョ禁書クロス書くわ
466 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 20:51:07.73 ID:lpEJoLVa0
467 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 21:11:42.96 ID:vs5eu/ia0
468 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 21:26:25.42 ID:dCSluJF90
4は見たからディアボロさんかカーズ様を帰還させてあげて…
さっさと投下してくれ
469 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 21:29:08.89 ID:3Mpa9n8L0
470 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 21:34:51.66 ID:vs5eu/ia0
>>468 おおっと、申し訳ないです。もう少ししたら再開します('A`;)
>>469 なんと、既にやっぱりあったのですね
ていうかひょっとしてDIOもあるのかな('A`;)
ほしゅ
472 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 21:38:55.58 ID:3Mpa9n8L0
ディアボロに上条さんが触れたらGERも終了しそうだけど…
あれ?ディアボロって川に落ちて消えたんだっけ?
473 :
再開します:2010/02/09(火) 21:40:40.42 ID:vs5eu/ia0
ゴリ太「ギィアァァァァァッ!!」
突如背後で悲鳴があがる
DIO「フン・・・よく見極めた・・・」
オラウータンの胸に入れた手を、抉るように動かす。そのから鮮血が吹き出してくる
ゆっくりと、目の前の動物が地に倒れた
DIO「百点をくれてやりたいくらいだよ・・・!」
美琴「やめてぇぇぇっ!!」
加速した少女が一気に距離を詰める
DIO「世界よッ!」
時が
止まった
474 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 21:46:51.51 ID:vs5eu/ia0
腕を引き抜き、二人の少女を視界に入れる
凍りついた世界、このDIO以外は誰も足を踏み入れる事のない世界
ジョセフの血を吸い、時を止める時間は8秒近くにまで伸びていた
そして、承太郎の血を吸った今となっては15秒、いやあるいはもっと行けるのかもしれない
それだけではない様々な恩恵があったが、これが一番大きい。他のメリットなど、この頂点に立つ能力に比べればゴミ同然であった
隣にいるツインテールの少女を見る。遊び過ぎてしまったらしい、能力を看破られてしまった。たが、その答えは完答とはなり得なかった
地に倒れている白髪の少年を見る。この少年の能力は、この止まった世界の中でもどうやら機能するらしい。文字通り骨を折った
そして、血相を変えて自分へと突っ込む形の少女を見る
生意気そうなその姿に、ある女の姿を思い出した
DIO「ム・・・?この女、全身に電流を帯びているな・・・」
この身体でも触れれば大火傷してしまうかもしれない
波紋とは違い、すぐ治るとは言え、そのままひっかかってやるのも癪である
475 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 21:48:05.04 ID:p0bdbAB80
来たー支援
476 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 21:52:15.69 ID:vs5eu/ia0
DIO「ええと・・・何と言ったかな、この能力は・・・」
世界の放つ炎が少女の足を包み込む。肉を焼く嫌な匂いが広がる
それでもこの少女は気が付いていない
まだ殺すつもりはない。もう少し付き合って貰う
この世界をより完全なるものへと近付ける為に
この世界に入って来られる男、空条承太郎が居ない限り、自分に敗北する要素など無い
この能力を破る事の出来る者など居ない
DIO「そして、時は動き出す・・・ッ!」
477 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 21:54:55.98 ID:3t/x+D6U0
DIOって複数の能力使えるの?
478 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 21:55:38.08 ID:fyUngAQh0
初期の設定だと全ての能力が使える予定だったとどこかで見た
479 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 21:55:56.63 ID:vs5eu/ia0
美琴「え・・・!熱っ!?な、なにこれ・・・!いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
突然発火する自らの足に恐怖を隠せず、少女が悲鳴を上げる
地面を転がり、砂で火を揉み消していた
その身体を、足で抑える
美琴「うぐ・・・っ!」
咄嗟に全身に電流を帯びて振り払おうとする
DIO「なるほど・・・こうすれば電撃が効かないのか・・・」
しかし、男は依然として、全く反応を見せずにその場に居続けた
黒子「お、お姉さまっ!」
矢を男の頭へと飛ばす。その額を引き裂く為に
DIO「フン、なるほど、こちらは中々難しい能力だな・・・」
正確に狙ったはずの矢が、その場を微動だにしない男の横へと現れた
480 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 22:00:01.04 ID:NaUi/ptp0
さすがディ(ry
481 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 22:00:37.55 ID:vs5eu/ia0
黒子「え・・・?な、なんでですの・・・?」
再び飛ばす。今度は更に離れた位置へと矢が姿を見せる
DIO「もう一度、やってみろ・・・」
美琴「く、黒子!駄目・・・!挑発に乗っちゃ・・・っ!」
DIO「やかましいッ!!」
ブチン
美琴「・・・え・・・?」
足に違和感が走る。おそる、おそる目を向ける
美琴「あ・・・!あああああああああああああああっ!!」
少女の業火から免れていた右足が、へし折られていた
482 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 22:09:29.06 ID:vs5eu/ia0
黒子「お姉さまぁぁぁっ!!」
美琴「うあ・・・っ!ハァ・・・ッ!だ、大丈夫・・・!あたし・・・大丈夫・・・っ!」
男の足に力が加わる。次の対象は、少女の頭に
黒子「や、やめてっ!やりますから!もう一度やりますからやめてくださいましっ!」
それに何の意味があるのかは分からない。分かる必要も無かった
分かっているのは、今自分がこの男の言う通りにしなければ、御坂美琴が殺されてしまうという事だけであった
言い終わると同時に、同じ様に矢を飛ばす。失敗は許されない、恐らくこの男は許さない
先程よりも更に離れた位置へと矢が現れた
―どうして・・・?何で・・・!?
上条さん勝てなくね?殴ったところでたかが知れてるし
484 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 22:16:44.98 ID:vs5eu/ia0
DIO「もう一度だ・・・」
黒子「う、うあああああっ!!」
矢を飛ばす。更に離れた位置へと現れる
DIO「もう一度だ・・・」
黒子「は・・・い・・・」
飛ばす。更に遠くへと矢が現れた
―どうして・・・?何で演算も異常はないのに・・・!どうして狙った場所に飛んでくれないの・・・!?
DIO「もう一度だ」
矢を飛ばす
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も
黒子「え・・・?」
そして
矢が、飛ばなかった
485 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 22:16:56.14 ID:dCSluJF90
あれ?DIO何の能力使ってんの? つーかDIOさすが
486 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 22:22:44.29 ID:vs5eu/ia0
DIO「ふむ・・・もういいぞ。今はこれで充分だ・・・」
足元の少女を蹴り飛ばす
美琴「ウ・・・ッ!ぐぁ・・・っ!」
サッカーボールのように簡単に吹き飛ぶその身体は、数m先の瓦礫の中へと入って行った
一方通行「ウアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!」
白髪の少年が、地に倒れながら銃を放つ
DIO「フン・・・無駄だと言っているのが分からんのか・・・」
弾をスタンドで弾き返す。それは少年の身体を貫く前に反射されてしまう
一方通行「ウッ!ガ・・・ハ・・・ッ!!」
男の姿が少年の傍に現れる。その足は彼の血が噴き出す腹の上へと置かれている
487 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 22:28:14.34 ID:vs5eu/ia0
―やはり反射していない・・・?幻想殺し・・・?
違う。それでは説明がつかない。そして何より、この男の能力が時を止めるのは明白であった
何故、御坂美琴の足が突然燃え始めたのか。何故、彼女の電撃を受けて微動だにしないのか。何故、あの少年の能力を無視しているのか
何故、あの時触れるだけでまるでスタンガンの様な衝撃が身体に走ったのか。何故、自分の矢が狙い通りに飛ばせないのか
黒子「まさか・・・」
ジョセフは言っていた。『スタンドは一人につき一つ』だと
だから、これならば納得が出来る。違う、これでなければ納得が出来ない
黒子「多重能力『デュアルスキル』・・・!?」
多重能力。存在し得ないとまでされた、複数の能力を使える能力
この男は、今自分達の持つ能力を含めて
黒子「全ての能力を使えますの・・・!?」
男が、ニヤリと微笑んだ
488 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 22:36:07.55 ID:vs5eu/ia0
DIO「・・・実に賢いお嬢ちゃんだ・・・!」
ジョセフの血を啜い、強化された世界。そこが限界だと思っていた、そこが頂点だと思っていた
しかし、違った
承太郎の血をも啜った後に、その力に気がついた
自らの身体に沸き上がる新しい力の存在に
王には王の、料理人には料理人の、それぞれ適した能力がある。適材適所という物である
だから、全ての最強などあり得る訳がないと、考えていた
―しかし、このDIOはッ!この世界こそ全てを統べる最強の能力!これこそが頂点ッ!!
そう、たかだか時を支配する程度でこの男の野望は止まらなかった。全てを支配する
時止めを含めた、全ての能力を使う。これこそが求めていた真の到達点
まだ全ての能力を使える訳ではない
知らない能力は使えないし、それ専用の能力者と比べたらまだ幾分も劣る
しかし、それももう時間の問題であった
489 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 22:44:49.67 ID:+s2QpWCjQ
支援!
490 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 22:45:16.18 ID:vs5eu/ia0
DIO「世界のタロットが示す暗示を知っているかね・・・?」
黒子「・・・え・・・?」
ゆっくりと、静かに男が迫ってくる
DIO「全ての始まり、統合、そして・・・」
黒子「完・・・全・・・」
DIO「ククク・・・!そうだ!素晴らしい、その通りだッ!」
黒子「うっ!」
少女に蹴りを入れる。殺すつもりはない。肉の芽を植え付け、配下とする為にも殺す理由などない
DIO「この生まれ変わった我が世界に、新しく名前が必要だとは思わんかねッ!?」
両手を広げ、自らを称えるように男が声を張り上げる
DIO「世界ッ!完全なる我が世界ッ!世界21『パーフェクト・ワールド』という名前はどうだろうか!フ、フハハハハハハハッ!!」
その叫びながら笑う男の姿を見つめ、ただ殺されるのを待つしか少女達には出来なかった
491 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 22:53:07.54 ID:Ymckfw9X0
厨二病!
その素晴らしい響きはDIOを夢中にさせた!!
492 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 22:57:44.32 ID:+s2QpWCjQ
せ…せかいとぅえんてぃ−わん…
21はカード番号かなんか?
DIOも髪の悩みか支援
494 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 23:00:20.13 ID:vs5eu/ia0
DIO「さて・・・」
地に伏せ、動かなくなった少年達を見渡す
想像以上に楽な戦いであった。いや、想像以上に世界21が強かっただけなのかもしれない
瓦礫に埋まる、片足を焼かれ、反対側の折られた少女を引き摺りだす
既に意識は無く。その身体は、服は傷だらけのであった
肉の芽を手に取る
そして抵抗も出来ない少女の額へと、ゆっくりと押しあてる
「やめろォォォォォッ!!」
闇夜に、少年の声が響き渡った
DIO「・・・ほう、我が肉の芽の支配から逃れたか・・・ッ!」
上条「美琴・・・ッ!返事をしてくれ・・・!美琴ォォォッ!!」
息を切らせて、その少年はそこに居た
DIO「最後のジョースタァァァッ!!上条当麻よッ!!」
※world21は三部開始時のDIO様のスタンド能力です
今北産業
497 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 23:05:27.81 ID:CP7eT/Vs0
>>492 世界はタロットカードの21番目
>>496 DIO戦
承りの血でパワーアップ
世界パワーアップでDIO様ハイ
498 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 23:07:09.56 ID:+s2QpWCjQ
本当だ
ワールド21っていう表記あった!
これは大変失礼をしました
499 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 23:09:07.89 ID:vs5eu/ia0
DIO「世界21よッ!!」
時を止める。帝王の、このDIOの絶対的支配をする世界
DIO「承太郎の事もあるッ!ジョースター一族だけはすぐに殺すと決めているッ!!」
能力を知る必要などない。もはやあのような失態は犯さない
DIO「終わりだァァァッ!!ジョースターよッ!忌々しき血族よッ!!」
世界21の拳が少年を正面から捉える
―殺ったッ!!
上条「終わらせねぇッ!!お前なんかにッ!!俺をッ!俺達を終わりになんてさせねぇッ!!」
DIO「なッ!?」
止まったはずの時の中で、少年が右手を突き出し、世界21の腕を文字通り正面から貫く
―これは・・・何だ・・・ッ!?
上条「うおおおおおおォォォォォォッ!!」
全力を込めた少年の右腕が、DIOの身体を殴り飛ばしていた
DQN行為が査定評価プラスになるのは世界広しといえども
おまえのところの糞会社ぐらいじゃね?
501 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 23:11:15.56 ID:aAX/Lxqg0
502 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 23:12:17.07 ID:gKtM6YZoQ
さすが上条さん!レベル5にもできないことを平然とやってのける!
そこに痺れる憧れるぅ〜!
505 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 23:13:54.15 ID:YyYxbLB+0
506 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 23:16:50.66 ID:mqINEHeh0
DIO勝利のバットエンドを楽しみにしている俺ガイル
507 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 23:17:56.80 ID:vs5eu/ia0
DIO「き、貴様ッ!まさか貴様も時を・・・ッ!」
―遅かったか・・・!承太郎だけではなく、まさかコイツまで我が世界の中へ・・・ッ!
ダメージ自体はほとんどない。世界21も元通り再生出来る。しかし、その事のショックが大きかった
上条「皆・・・すぐ終わらせるからな・・・!俺が、コイツを倒すから・・・!!」
DIO「このDIOを倒す!?ハンッ!たかだか我が世界に足を踏み入れる事が出来ただけで知った口をッ!」
―見せて貰おうか・・・!貴様が何秒この世界の中で動く事が出来るのかを・・・ッ!!
DIO「CFHSッ!!かわせるかァァァッ!!」
魔術師の炎の十字架を少年へと放つ。動けなくなった時が、世界21の能力に負けた時が、彼の最後
上条「ーッ!!」
右手で炎を消し飛ばす
DIO「ならばこれはどうだッ!ハイレロファント・エメラルドッ!!」
法皇のエネルギー波を飛ばす。これは、花京院が死ぬ間際に見せた攻撃
上条「ぶち壊すッ!」
再び手をかざすだけで、その攻撃も破壊されてしまう
508 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 23:20:17.47 ID:GyNfam4hP
なんだよ、結局上条さんスゲーかよ
あーあ期待して損した
509 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 23:26:31.51 ID:vs5eu/ia0
DIO「中々のパワーはあるようだな・・・ッ!」
既に時を止めてから5秒近くが経過していた。いまだに、あの少年は止まらない
―このDIOより長く時を支配出来るのか・・・ッ!?とすると、奴が今動かないのは、カウンターの機会を待っているのか・・・ッ!?
空条承太郎は、止まった時の中で動けないとハッタリをかまし、この帝王へ攻撃を加える事に成功していた
ジョースターの一族は食えない男ばかりである。必要以上に慎重に、それでいて確実に殺す手段だけを模索する
―あの時の様にナイフを飛ばすか・・・?
無駄だろう。あのエネルギー波をも一瞬で打ち消す程のパワー、恐らく近距離パワー型の能力
DIO「ならば・・・ッ!!」
氷柱を生み出す。数こそは少ないものの、咄嗟に試したとしては上出来な数と質だろう
それを、上条当麻へと向けて放つ
上条「く・・・ッ」
少年が身構える。勿論この程度の氷柱であれば破壊されてしまうだろう。だから
DIO「魔術師の赤ッ!!」
彼へと迫る氷柱の中の温度を一気に上昇させる
膨張したその熱量は爆発を引き起こし、少年を巻き込んでいた
510 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 23:26:41.17 ID:Ymckfw9X0
まあいきなり出てきたJOJO勢が勝つんじゃないかとひやひやしてたけど
それはなさそうでよかった
511 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 23:32:14.23 ID:vs5eu/ia0
上条「く・・・っ!」
能力で生み出された物であれば、右手の力で打ち消す事は出来る
しかし、能力で気温を下げて、物理現象として造られた氷柱を打ち消す事は出来ない
それはあの時の戦いでもう知っていた
だから咄嗟に回避するつもりで、身体を動かしていた。それが幸いし、爆発を寸での所で避ける事が出来た
しかし
―攻められない・・・ッ!!
あの手この手と品を変え、遠距離からじわじわと攻撃してくる男の能力には手も足も出なかった
―どうすればいい・・・ッ!どうすれば・・・ッ!?
飛来する更なる攻撃を幻想殺しで撃ち払い、それだけを考えていた
512 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 23:39:02.39 ID:vs5eu/ia0
―やはり撃ってこない・・・!承太郎と同じタイプの能力か・・・ッ!!
そこでふと、脳裏に一つの考えが浮かぶ
DIO「同じ・・・タイプのスタンド・・・ッ!?まさか貴様・・・ッ!貴様の能力も・・・ッ!」
時を止めの時間や、若干の力などに差はあるものの、星と世界はほぼ同一の能力を持っていた
あの白髪の少年を倒す時、彼から覚えた能力を用い、その反射する方向を書き換えてやった
まだそれしか出来ないが、いつかは完全に使いこなして見せる
この少年が、自分の能力を打ち消す方法は、まさにそれに近かった
節制の肉片を少年の身体へと張り付ける。しかし、すぐにそれは解除されてしまった
DIO「貴様のその能力・・・!」
確信を持った。そうであるのならば得心が行く。あの白髪の少年も、あの時そう言っていた
DIO「このDIOと同じ能力・・・!世界だとォォォッッ!!」
513 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 23:46:09.18 ID:vs5eu/ia0
―マズい・・・ッ!非常にそれはマズい・・・ッ!!
勿論同じ能力であるならば、自分が負けるなどとは思わない
しかし、あの時然り、承太郎との戦い然り、ジョースターの男はここぞと言うと時に信じられない力を発揮する
この帝王を脅かせるのに、充分な程の力を
DIO「ク、ククク・・・!なるほどな・・・!確かに『スタンド能力は一人につき一つ』だが・・・」
時が動き出す。しかし、動くものは誰一人としていなかった
DIO「同じ能力が存在しないというルールは無いのだからなァァァッ!!」
上条「何を言っている・・・ッ!」
世界も幻想殺しも、言うなれば勝手に人が着けた名前
全てを支配するこの能力であれば、全ての能力を打ち消す事も容易い
違うように見えるのは上辺だけで、その根底は非常に近いものだと確信した
―この世界21の射程はおよそ10m・・・!先にこの間合いに入り込んだ方の負けだ・・・ッ!
514 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 23:49:17.78 ID:nAk86DZM0
申回避
515 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 23:53:42.35 ID:vs5eu/ia0
足元に転がる少女の腕を取り、無理矢理起こす
既に両足が満足に動かせないその身体は、男の手によって支えられる事で何とか立ちあがっていた
美琴「う・・・とう・・・ま・・・」
DIO「ククク・・・あの時を思い出すな・・・」
ぐいと少女の下顎に手を出し、顔をそのまま持ち上げる
上条「何をするつもりだ・・・ッ!美琴から手を離せ・・・ッ!!」
ゆっくりと口を近付けて
美琴「や、やめて・・・!当麻・・・!当麻ぁっ!」
少女の唇を奪った
美琴「ーッ!!」
彼女の目から、つうと何かが流れ出した
その少女の涙を見て、彼は我を忘れてしまっていた
上条「DIOォォォォォォッ!!」
516 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 23:54:59.12 ID:/8QGEetZ0
これは燃える
517 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 23:55:33.03 ID:nAk86DZM0
や、やった!
518 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 23:56:36.02 ID:KoQl3OgdO
ズギュゥーン!
さすがディオ!
俺達にできない事を平然とやってのけるッ
そこにシビれる!あこがれるゥ!
520 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 23:57:59.80 ID:Ymckfw9X0
また泣くまで殴られるぞ
521 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 23:59:13.93 ID:9GtLjJIZO
猫が危ない
522 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 23:59:50.95 ID:HZHMN5w/0
そのうちスピードワゴンが来そうだ
チンクルチんクルクルリンパ
524 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 00:02:25.44 ID:HLFtijft0
DIO「貴様もあの男と同じだッ!このDIOに敗れ、身体を奪われたあの男となァァァッ!!」
世界21の拳が、彼へと向けられる
―同じ能力であるのなら・・・ッ!先とは比較にならんこの力で・・・ッ!!
世界21のパワーと、力の能力を並列したその力は、もはや星の白金であろうとも止める事は出来ない
上条「邪魔をするなァァァッ!!」
世界21が消えて行く。先程よりも力を入れたその腕が、先程と同じ様に、音も無く消し去られてしまう
DIO「馬鹿なッ・・・!」
砂の防壁を展開して、その拳を防ぐ。だが、それでも彼の手は止まらない
DIO「う、うおおおおおおおおおおおおっ!!」
無意識で、無茶苦茶な体勢から自らの腕を振るう。瞬間、顔と腕に衝撃が走る
上条「うあああああっ!」
DIO「ぐおおおっ!!」
互いの身体が吹き飛ばされる。しかし、決定的に違う点が一つあった
彼の拳はDIOへほとんどダメージを与える事がないという点が
525 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 00:06:08.86 ID:nQ7U9GtOO
支援なんだよ
526 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 00:06:12.54 ID:iLkIuBMF0
さて、どうなる・・・
527 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 00:08:39.21 ID:3yDo9mjtO
え、まさか携帯復帰してる!?
528 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 00:11:58.72 ID:HLFtijft0
DIO「ぐ・・・、なるほどな、小手先の能力だけでは埒があかんわけだ・・・!」
世界21を再び展開し、構える
DIO「貴様のスタンドを見せて見ろッ!ジョースターッ!」
しかし、血を吐き立ち上がる彼からは何かをする素振りが見えない
DIO「どうした・・・!?何故スタンドを出さないッ!!」
出さないのではない。出せないだけである。しかし、この男は自分と同じ世界を持つと信じていた
DIO「まさか貴様・・・ッ!」
そこで理解をした
考えてみれば、この少年は自分から何かの能力による攻撃をした訳ではない
その攻撃は全て右手による殴打のみ。そして彼が触れた瞬間スタンドが解除されてしまっている。それはつまり
DIO「ク・・・ククク・・・!そうか、そう言う事か・・・!」
DIO「貴様のその能力はッ!能力を打ち消す事しか出来ないッ!それが、もう一つの世界かァァァッ!!」
世界の暗示する言葉、それは「全ての始まり」。それがDIOの持つ世界の能力
そして、「全ての終わり」。それが、上条当麻の持つ世界の能力
支援したい
530 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 00:14:23.45 ID:B03qlp610
|∧∧
|・ω・`) そ〜〜・・・
|oCo
|―u'
| ∧∧
|(´・ω・`)
|o ヾ
|―u' C <コトッ
| ミ ピャッ!
| C
531 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 00:14:57.96 ID:iLkIuBMF0
逆位置か
良い展開だ
532 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 00:18:38.60 ID:iLkIuBMF0
C
533 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 00:21:02.51 ID:HLFtijft0
DIO「そうであるならばッ!」
距離を詰める。能力ではなく、自身の身体を使って
上条「・・・くっ!」
分かってはいたが、実際にその速さで迫られると非常に苦しい
DIO「無駄ァッ!」
振るう男の拳が壁を砕く。辛うじて回避したものの、当たれば致命傷は避けられない
―まだだっ!承太郎さんと比べれば・・・ッ!
星のラッシュの方が僅かながらに速かった。何とか目を付いて行かせ、考えるよりも身体が先に反応している
DIO「やはりそうかッ!逃げてばかりではこのDIOには勝てんぞッ!!」
上条「ぐ・・・っ!う・・・ッ!!」
倒れている少女達へと目をやる。まだ充分引き離してはいない
DIO「無駄ァッ!!」
上条「ぐ・・・ァッ!?」
突如背後から、セト神の能力で影の姿となった世界21が殴りかかってくる。力こそ全くもってないが、体勢を崩すのには充分過ぎる攻撃
気が着いた時には既に遅かった。咄嗟にバックステップで衝撃を殺すが、そんな小細工をも無視するほどの衝撃が彼を襲っていた
あげんなかす
535 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 00:30:17.39 ID:iLkIuBMF0
ふむ
536 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 00:31:11.45 ID:HLFtijft0
上条「うぐぁ・・・ッ!ごは・・・ッ!」
血を吐き、少年が地に仰向けに倒れ伏す
DIO「ク、ククク・・・!一時は肝を冷やしたが、どうという事は無い・・・ッ!」
DIO「波紋も使えない貴様に、このDIOを倒せる訳など無いのだッ!」
倒れこむ少年の首に、左指を突き刺す
右腕は、いつでもこの少年を殺せるようにと自由にしていた
DIO「貴様もこのDIOの血となるが良いッ!!」
一方通行「・・・クソ・・・身体が・・・!!」
その姿を、地に倒れたままの白髪の少年が見ていた
537 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 00:40:16.00 ID:HLFtijft0
既に自分の出血をコントロールする力くらいしか残っていない。これを解除すれば、恐らく自分は死ぬだろう
一方通行「・・・いやァ・・・むしろ、俺は死ンじまった方が良いのかも分かンねェな・・・」
自分の力を考える。あの男にこそ及ばなかったものの、肉の芽で支配されてしまえば、脅威となりえるだろう
「駄目・・・っ!あなたはここで死んじゃ駄目・・・ッ!約束した!私と遊園地に行くって、約束をした・・・っ!」
遠くから、近くから、脳裏から声が響いた
大好きなあの少女の声が
―あァ・・・なンだこりゃァ・・・最期の最期に、良い幻を見せてくれンじゃねェか・・・
その少女の顔は、やっぱり泣きだしそうで悲しそうであったけれども、その責任が自分にあるのだ
最期にあの少女の笑顔を見たいだなんて願う権利は、数々の彼女の姉妹を殺して来た自分には無いのだろう
だから、孤独で生きて来た自分にとってはこれが最高の結末。これ以上を望んではならない
一方通行「悪ィな・・・ここで、さよならだ・・・遊園地・・・行きたかったな・・・」
意識が薄れ、涙に濡れてよく見えなくなったその幻に、手を差し伸ばし、そして血流の操作を止める
打ち止め「死なないで・・・!死なないで・・・お願い・・・ッ!!ミサカはミサカはあなたと一緒に居たいと心から願いますっ!」
少女が、少年の手を取った
チンクルチンクルクルリンパ
539 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 00:45:53.14 ID:5QCtFXh+0
深夜2時、今日もお気に入りのエロ画像を舐めるように凝視しながらオナニーをしていた
俺「ハァ…ハァハァ………ウッ!」
そろそろ頃合かと思い長年愛用しているMacのすぐ横に置いてあるscottleに手を伸ばす
何年間も毎日同じことを繰り返しているので手馴れたものである
しかし、左手がつかんだものはぬるぬるしたひも状のものだった
見た、今にもはちきれんばかりだった俺の股間は萎えた
俺「ちょおhyわdsbydgysjsぉぉぉぉぉぉ」
俺「ひぇ、へ、ヘビ!蛇がいる!!ちっくしょう、どこから俺の砦に侵入したんだ!!」
下半身をむき出しのまま、俺はヘビを捜していた
母「ちょっと、俺君、こんな夜中に何かあったの?お父さんだって寝てるんだから静かに・・・」
鍵のかかった扉の向こうからもう50を過ぎた母親が心細い声をかけてきた
俺「うっせぇーんだよ!声かけんなっつたろうが!!」
母「ごめんね、でももう少し静かにしてね、ごめんね…」
怒鳴り声で母は寝床に戻ったようだ…それよりも今は蛇だ…どこにいった?
540 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 00:46:40.04 ID:iLkIuBMF0
541 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 00:47:02.40 ID:OBAyED0Z0
支援
542 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 00:47:30.78 ID:HLFtijft0
DIO「どれ、貴様の血はこのDIOに一体どんな力を授けてくれるのだ・・・?」
指先から、ドクンドクンと血が吸い取られて行くのが分かった
上条「う・・・っ!ぐあああっ!」
しかし、身体が動かない
DIO「・・・!この感覚・・・この全身から噴き出す、冷たい感覚は・・・ッ!!」
突如、血を吸う男の身体が震え始める。そして少年の身体を突き飛ばした
時計の針が砕け散り、今にも崩れ落ちそうな大きな時計台が視界に映る
DIO「貴様ッ!血に毒か何か含んでいるなッ!!」
上条「ぐっ!な・・・何を・・・言っているっ!?」
吸血鬼に効く程の毒。もしそんなものを体内に摂取していれば、恐らく先に自分が死んでいる
では、何故、一体何があったのか
543 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 00:48:14.68 ID:5QCtFXh+0
ぎゃぁぁぁぁぁぁああ誤爆したぁぁぁあああ
誰か俺を殺してぇ
ニンニクか
545 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 00:50:25.94 ID:CCzV2nITO
オナニーである
546 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 00:50:38.84 ID:6jCIZXZy0
■■
547 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 00:52:38.67 ID:iLkIuBMF0
548 :
>>543 よくあることですd('A`;):2010/02/10(水) 00:54:55.70 ID:HLFtijft0
―何だ・・・!?これは・・・!あの時か・・・ッ!?
『はい。多分トマトジュース』
あの時に感じた違和感。あの少女の指先に張ってあったガーゼ
ディープブラッド、呪われた力が、闇の眷族を脅かす
上条「姫神・・・ありがとうな・・・」
彼女の能力は知っている。後はこの男が灰へと消えて行くのを見守るのみ
DIO「ぐ、ぐおおおおおおっ!!」
右腕の手刀で、左腕を斬り飛ばす。宙を舞う腕の指先から、次第に灰へと変わって行く
上条「なっ!?自分の腕を・・・ッ!?」
DIO「このDIOにあるのはシンプルなたった一つの思考だけだッ!」
少年が身体を起こそうとするが、力が入らない
DIO「勝利して支配する!それだけよ!それだけが満足感よ!!」
星すら見えない夜空を背景に、吸血鬼の右腕が振り上げられた
549 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 00:57:40.07 ID:2+dd8Aq60
後でくっつければいいだけだしな、もともと他人の体だし
DIO様マジでパネっス
550 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 00:59:58.52 ID:HLFtijft0
上条「く・・・っ!」
―駄目か・・・!
今度こそ死を覚悟した。例え片腕だけであっても、岩をも砕くその力を防ぐ術など残っていない
DIO「死ねいッ!!ジョースターよッ!!」
上条「皆!!逃げろォォォォォッ!!」
手刀を振り下ろす
「皇帝ッ!!」
パァン
上条当麻の顔の隣から、一発の弾丸が飛び出す
その軌道はまっすぐにそれを目指していた
そして
まっすぐに、DIOの脳天をぶち抜いた
ホルホース、だと・・・!?
552 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 01:03:44.38 ID:3yDo9mjtO
前と言い、ホルさん良い所取り過ぎだろwww
553 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 01:06:09.86 ID:nQ7U9GtOO
ヒーハー!
554 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 01:08:22.42 ID:HLFtijft0
DIO「ぐ、ぐおおおおおおおおおおッ!!」
完全なる不意打ちを受け、額から血を噴き出し、ふらふらとした足取りで吸血鬼がよろける
―ホルホースの奴か・・・ッ!このDIOを裏切るつもりか・・・ッ!!
どうやら三半規管をやられてしまったらしい。傷自体はじきに塞がるものの、しばらくは満足に攻撃を当てる事も出来ないだろう
上条「今のは・・・まさか・・・どうして・・・!?」
建物の陰に、あの男がいたような気がした
あの時、自分が撃ち殺したと思っていた男が
555 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 01:10:50.58 ID:UpT6y68iQ
支援
556 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 01:12:50.11 ID:BjU7w0ZLP
/: : : : : : : : : : : ヽ
/: : : : : : : : -‐-: : : : |
/: : : : : : /:, ‐'' "  ̄´" ‐ 、 _ , - ‐、
ィツ: : : : :.// 、 \ \ _ -‐ ' "~  ̄ (
l",イ--っ:/:/lヾヘ \.\ 、. \ ∧ | | ヽ
. j'"/"~:/: :/ i| \ \'、. \ \ | 二|二 二|二 ゝ
i! {: : : : :|: / i! ,≧ミ\\ ヽ. \. \|. | | /
〈 .ゞ: : : : y i!. '" ,,二ミヾ \ \ \ | /―、 /―、 |
ヽ \:_:{ i!,,_ 〃(cハ }.\ \ |. ヽ/ ヽ/ |
ヽ ! |. ,ミ、 ゝ',,,,"" \ \\ | / / |
|.\___i ヘ{ (ハ u >,ミ ミ. l あ. | .|
ゝ三ニハ. ヾ `ゞ /"、_`‐. ミ | ( 二|二 |
. /三三i! ヽ ∧" _.. ‐‐ ,=ァ / ヘi .|=三| ). | |
. /三三i! \. ∧. `Y"~ _/ / /:.:.ヽ三.| ( /―、 |
/:三三i! l、 ヽ、`" / /:.:.:.:.:.:.:〉| ) ヽ/ |
/::三三i!. | ヽ `ヽ- '"\ /.:.:.:.:./<. ( / |
. /:三三ニ! // } λ ヾ/:.:.:.:.:|:\__〈へ/三 〈 (ヽ'") -‐"
/:三三三| _/'-"| / ハ.ヽ ハ:.,、_:ヘヽ:.ヾ:.:./三三. \ `Y´ <"
ニ三三三==三三ニ/ /三} }三|_\|:.:/三三三 \ /
:三三三三三三三/ /三ニ| ! /、三=(:.:(:.\三三三 ∧/
三三三三三三./ ./.-‐"ノ i / ヽ// Yヾ:.:.:\三三三
三三三三ニ-/ /ヽ / / ! !/:.:/:./.:.:ヽ.:.:.:.:.:ヽ三三三
ヽ= "~ ./ /`ヽ/ / .i i〈:.:.:.:.:./:.:.:|:.:.:\:.:.:/三三三
557 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 01:13:15.52 ID:CCzV2nITO
能天貫通じゃDIO死ななくね?ポルがダメだったみたいに
558 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 01:13:48.32 ID:HLFtijft0
建物の影へと隠れた男が、小さく呟いた
ホルホース「俺はあんさんらに賭けたんだ・・・」
折角拾った命、わざわざ溝へ捨てるつもりなんてサラサラ無い
―だが、俺は借りだけはきちんと返す男だぜ・・・!
あの運命を克服した少年のお陰で、自分は今生きている
だから、自分も一度だけ彼の命を救う。それが恩義
そして、男は信じていた。彼らはあの男に勝つと
―もう一度、てめぇの手で運命とやらを切り開いてみせな・・・!
男は、ひっそりと闇の中へと姿を消した
559 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 01:15:57.76 ID:OBAyED0Z0
支援
560 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 01:17:50.90 ID:HLFtijft0
DIO「このDIOがッ!この帝王がァァァッ!!」
拳を振るうが、その先にいる少年に当たる事はなかった
上条「諦めろ・・・ッ!お前は・・・もう・・・ハァ・・・ッ!終わりなんだよ・・・ッ!!」
DIO「このDIOに敗北などあり得んッ!このDIOにィィィッ!!」
近くの車にもたれ掛かる。そこで、閃いた
拳を当てられないのならば、この車で押し潰せば良いだけの話
それならば、皇帝の邪魔は入らない。この少年の世界に掻き消される事もない
力を振り絞る。例えあの手に消されてしまったとしても、この車そのものを掻き消す事は出来ない
DIO「うおおおおおおおおおおおおおッ!!」
上空へと車を吹き飛ばし、その上へと立つ。使う能力は、運命の車輪
DIO「これで終わりだァァァッ!!」
上空から少年へと迫る。この車の下敷きにしてやるべくして
DIO「ロードローラーだッ!!」
561 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 01:19:35.60 ID:UpT6y68iQ
ロードローラー
キタ━━(゚∀゚)━━!!!
562 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 01:20:42.31 ID:3yDo9mjtO
ロードローラーキタァァァ(゜∀゜)ァァァァァ
563 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 01:24:04.64 ID:nQ7U9GtOO
クライマックスだぜぇえええ!
564 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 01:25:33.01 ID:HLFtijft0
上条「しまっ―」
直前にあの男が行った行動は全て見ている
あの巨体こそ能力で造られた紛い物ではあるものの、その本体に潰されてしまえば間違いなく即死
DIO「ウリイイイイイイイイヤアアアアッー!!ぶっつぶれよォォォッ!!」
突如背後の時計台の根元から爆音が響く
美琴「潰してやれェェェェッ!!時計塔ォォォォォォォォッ!!」
力を振り絞り最後の超電磁砲を、崩れかけた時計塔へと放つ
高いその塔は巨大な影を造り、上条当麻の頭上の、DIOの頭上へと降り注ぐ
DIO「ぐ、ぐおおおおおおおっ!?」
―マズい!あんなものに潰されたら流石にマズい・・・ッ!!
運命の車輪でただの車をロードローラーにしたのか
566 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 01:30:43.58 ID:HLFtijft0
DIO「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァッ!!」
再び世界21と力、更に星の能力を並列させ、時計塔へと片腕のラッシュを見舞う
瓦礫一つすら逃さない、腕から血が吹き出そうとも、亀裂が入ろうとも、ここで止める訳にはいかない
DIO「おおおおおおおおおおおッ!!」
そして、時計塔を再び上空へと突きあげた。二人の男の斜め上へと、この帝王を潰す様な真似は出来ない様にと
黒子「お行きなさいッ!ゴリ太ァァァァァァァァッ!!」
ゴリ太「フォオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!」
突如上空に現れる、少女と野獣
その野獣の腕には、信じられない程の力を込めて。世界21すらをも超える圧倒的な力を込めて
DIO「ば、馬鹿な・・・ッ!」
黒子「時計塔ですのォォォォォォォッ!!」
力強く、野獣がその腕を振り抜き、巨大な時計塔をDIOへと叩き返した
あーちゃん……
568 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 01:36:58.17 ID:HLFtijft0
自分がロードローラーを空へと持ち上げてから、まだ数秒も立っていない。そんな僅かな間の出来事
DIO「ハッ!そ、そうだッ!時を止めれば良いだけだッ!!」
足元に居る少年は動けるが、時計塔の落下を止める事は出来る
DIO「世界21よッ!!時は止まるッ!!」
勢いを付けた時計塔が、変わらぬ速度で、それ以上の速度に加速して迫り来る
―何故だ・・・ッ!?何故時が止まらぬ・・・ッ!
上条「逃げようたって、そうはいかねーぜ・・・!」
真下で倒れている少年が右手を空へと掲げている
元々彼自身時止めの中で動けていた訳ではなかった
彼の持つ世界が破壊していた
時止めの発動を、帝王の世界を、破壊していた
569 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 01:41:53.87 ID:HLFtijft0
DIO「う、うおおおおおおォォォォッ!!」
時計塔と、自身で生み出したロードローラーに挟まれ、肉が引き千切れる感触が伝わってくる
DIO「ジョースターッ!私は死なんッ!潰されて死ぬのは貴様だけだァァァッ!!」
上条「あぁ、それでも良い・・・!俺の命一つでお前を倒せるのなら、充分だ・・・ッ!!」
目の前に巨大な塊が迫ってくる
―みんな、本当にありがとうな・・・後は任せたよ・・・!
「何てめェ一人で良い格好しようとしてるンだァ?」
白髪の少年が、その間に立ち塞がる
一方通行「今回は俺が代わりに言ってやンよ・・・ッ!てめェ一人で死ぬなンざふざけ切った考え・・・!」
時計塔とロードローラー、その間に挟まれたDIOのベクトルを操作して地面へと叩きつける
一方通行「てめェのそのふざけた幻想、俺がぶち壊してやるッ!!」
570 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 01:42:41.79 ID:OBAyED0Z0
支援
一方△
572 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 01:45:06.69 ID:nQ7U9GtOO
アクセロリータァアアアアア!
一方さん・・・!
574 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 01:46:50.72 ID:BjU7w0ZLP
結局姫神は空気か
575 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 01:48:18.32 ID:3yDo9mjtO
576 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 01:49:17.34 ID:HLFtijft0
一方通行「・・・チ・・・流石に・・・酷使し過ぎたわ・・・ッ」
打ち止め「大丈夫!?とミサカはミサカはあなたに駆け寄って抱え起こしてみる!」
佐天「大丈夫ですか上条さんっ!?既に他の人は応急処置しました!上条さんも早くっ!」
彼女が駆け寄ってくる。そして、未だに起き上がれない彼に手を置いて、生命を分け与える
上条「あぁ・・・、ありがとう・・・皆・・・ッ!」
ゆっくりと立ち上がる
一方通行「・・・決めてこい、てめェの手で・・・!」
上条「あぁ・・・!」
577 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 01:51:20.00 ID:BjU7w0ZLP
>>575 この場にいなくてどっかほっつき歩いてんだろ?インディアンダンスさんと変わらねえよ
な?そうだと言ってくれ!!
>>577 お前インダストリアルさんディスってんの?
あれ?
580 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 01:56:15.26 ID:HLFtijft0
DIO「糞がァァァァッ!!このDIOがッ!この帝王がッ!この頂点がッ!全てを統べる最強の世界がッ!!」
時計塔と車の残骸から叫び声をあげて、立ち上がる
肉は裂け、全身から血を噴き出し、両足はあらぬ方向へと曲がってしまっている
上条「お前が頂点ッ!?全てを統べるッ!?」
全力で、男へと向かって駆ける
DIO「うおおおおおおッ!!」
闇雲に振るう世界21の拳は、上条の上着をかすめ、ポケットから宝石箱を叩きだしていた
箱の中から、赤い宝石が転がり出る
DIO「貴様の攻撃程度で、このDIOを殺せると思っているのかッ!つけあがるなよ小僧ォォォッ!!」
瞬間、帝王の身体を、宝石の反射した光が包み込む。そして、その全身に更なる亀裂を入れる
DIO「何故・・・!?何故だ・・・ッ!?」
沈んだはずの太陽が、西から昇っていた
581 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 01:58:02.19 ID:2+dd8Aq60
ノV || /| /::://ヽ、/∠/::::://::::::/ /::/
/|/ | \ | /:::|/:// /:::::::::::::://::::::::/ /::/
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i |i \ |::::::/ :::/ /::::::::::_:::::::::::/|
|~ヽ |ヽ __ ヽ::|/ ::::::::::://::::/ | |
| | /::\___ \/ ::::::::/:::/ /´
| | |:|⌒ー‐===ヽヽ |/ ::::::::::/_,,, |
| ヾ! /´_rュ_ヾ >| ヾ/ ::::/,二、~ヾ! |
| `´ /( レ-、 ̄| :/ --rュ_! / |
ヽ /,! i;〉 ( | / | 何故・・・!?何故だ・・・ッ!?
〉-、 ヽ `'‐'__| ::/ /
/ r、 ', /二´‐〈 :/ |
||ヽ ', /∠-‐'""") :|ヽ |
\ヽ| ', '´ !-'"´ ̄( へ|i |
|rヽri', ___| :::/ \! |
| |::| '-', / / :::| イ
/ |:::| ヽ / | :| /|
| |、:\ \ | / :| / レ、
|/|:::\::\ \__/| :::|-''´ /:ノ|
/:::::::|:::::::::\:::`'‐ 、 | :ヽ /::/:::|
582 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 02:00:42.71 ID:HLFtijft0
一方通行「ケ・・・ッ!地球のベクトルと、落下してくる固まりの反射なんざ、もう二度とやってやンねェよ・・・!」
疲れ切った身体と、脳を休ませる。これでもう自分の仕事は終わり。きっと明日の新聞は大騒動になるだろう。知った事か
全ての力を振り絞って、地球にかかるベクトルすらも操作した。自分の持つ力以上の能力を使って
自分一人だけの力ではない。自分と補助デバイスで100%、そして
打ち止め「・・・?どうかしたの?とミサカはミサカはあなたに聞いてみたり」
一方通行「ンでもねェよ・・・」
上条「そんなふざけた幻想・・・ッ!この俺が・・・ッ!!」
少年の世界が帝王の身体を捉える
その身体に、それまで以上の亀裂を入れ
帝王の身体を砕いた
583 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 02:02:43.66 ID:OBAyED0Z0
支援
584 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 02:05:04.93 ID:HLFtijft0
―な、何故だ・・・ッ!何故、このDIOが・・・ッ!!
こんな雑魚共相手に負けた。違う、帝王に敗北などあり得ない
DIO「違う・・・!死ぬのは・・・!負けるのはこのDIOではない・・・ッ!」
死ぬ訳にはいかない。こんな所で息絶える訳にはいかない
世界21の力を振り絞り、反撃を試みるがかすりもしない
絶望の淵に、この男は今立っていた
そして本人すらもが気が着かない、最期の能力
DIO「負けるのは・・・!死ぬのは・・・!」
―貴様らだ・・・ッ!!
DIO「貴様らが・・・ッ!!」
―Bite the dustッ!!『負けて死ねッ!!』
キラークイーン、だと・・・ッ!?
586 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 02:07:14.50 ID:nQ7U9GtOO
マジかよ
587 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 02:09:52.60 ID:3yDo9mjtO
ちょ、DIOつえぇ・・・
588 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 02:14:20.23 ID:HLFtijft0
「こいつはくせぇーッ!ゲロ以下のにおいがプンプンするぜッーーーッ!!」
目の前に立つ一人の男が、自分へと何かを蹴りつけてくる
ディオ「ハッ!」
―ここはどこだ・・・!?激しく力を失ったかのような、この感覚はなんだ・・・!?
目の前に見覚えのある懐かしい男達が立っていた。そして、懐かしい建物の中に彼は居た
―そうだ・・・!俺は、あいつらに負けて・・・!
全てを思い出した。そして、勝利を確信した
―随分と遡ったが、まだやり直せると言う訳か・・・ッ!!
100年前のあの時の事を鮮明に思い出して、同じ様に答えてやる
男「何のことだッ!何を言っているっ!!」
その精悍な男が叫ぶ
自分のよく知っている男。そして自分の手によって殺される男が
しかし、その名前が思い出せない。この男の名前が
589 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 02:21:11.27 ID:HLFtijft0
手に持った闇に祝福された魔道具を、顔へと近付ける
ディオ「俺は―」
―ジョ・・・
男「やめろディオッ!!」
男が駆け寄ってくる
―ジョ・・・
上条「DIOォォォォォォォォッ!!!」
ディオ「おれは人間をやめるぞォォォッ!」
上条「その幻想をッ!」
その男が、その青年が、その少年が、彼が自分へと迫ってくる。思い出した。彼の名前を。彼の名前は―
ディオ「ジョジョォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!」
上条「ぶち殺すッ!!」
その少年の右手が、ディオ・ブランドーの持つ石仮面を破壊していた
全ての幻想を、破壊した
590 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 02:24:36.66 ID:2+dd8Aq60
ジョーォォォォォォォォォォォスターァァァァァァァァァァァァァァッ!!!
591 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 02:25:29.46 ID:nQ7U9GtOO
ここでタイトルにゾクッとした
592 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 02:26:21.18 ID:3yDo9mjtO
何これ格好良すぎ
593 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 02:30:35.50 ID:HLFtijft0
太陽の光を浴びて、砂の様に崩れ去るDIOの身体を、彼らはずっと見続けていた
美琴「終わった・・・の・・・?」
火傷した足は治療して貰ったものの、反対の足を治すまでには至らない。それでも彼女は、飛び跳ねながらに彼の腕へと抱き付いた
上条「帰ろう、皆・・・」
彼女の傷だらけの頭を撫でてあげる。あの時と同じ、柔らかくて良い匂いがした
黒子「えぇ・・・!みんなで、帰りますの・・・!」
彼女もまた、反対側の腕へと抱き付く
佐天「あ、ずるーい!私もーっ!」
彼の背中へと抱き付く
打ち止め「私も私もー!とミサカはミサカは力いっぱい抱き付いてみるーっ!」
一方通行「痛ェッ!死ぬッ!腹の血がァッ!ぐああああああああああッ!!」
そして太陽が、再び沈んだ。その夜空には、今度は雲一つない星空が広がっていた
594 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 02:34:57.39 ID:HLFtijft0
小萌「か、上条ちゃぁぁぁぁぁぁぁんっ!!」
飛行機から降り立つなり、彼の身体へと飛び付いてきた
上条「ただいま、先生。御心配おかけしました」
ジョセフ「君は本当によくやってくれた・・・元気でな・・・」
上条「俺こそ、ありがとうございましたジョセフさん・・・」
小さな恩師から身体を離し、握手を握り返す
見送りに来たのはこの老人一人。残る人達は、『生涯の別れというわけではない』と言って来てくれなかった。彼ららしいと思う
「とうま!」
一人の少女が、彼の胸元へと飛び込んでくる。そうだ、忘れていた
上条「ご、ごめんインデックス!お前へプレゼントがあったんだけど、あの時どっか行っちゃって・・・!」
胸の中の少女が、大きく首を横に振る
禁書「いらない!とうまがいい!とうまが帰ってきてくれるのが一番うれしいんだよ!!」
上条「・・・ただいま」
禁書「・・・おかえり・・・っ!」
595 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 02:38:38.15 ID:HLFtijft0
始まりとは、終わりから生まれて来るものである。終わりから、全てが生まれる
闇の申し子、DIOの世界は戦いの中で成長を遂げていた
完璧であるはずの、自らの世界を成長させていた
完璧であるものが、成長するという矛盾を抱えている事に気が付かなかった
逆位置の『世界』のタロットが暗示する言葉
「未完成」「臨界点」「調和の崩壊」
上条当麻の世界は、変わらずに、あるがままの世界であり続けた
何一つ変わる事なく、何一つ欠ける事無く、完璧な世界を守り抜いた
正位置の『世界』のタロットが暗示する言葉
「完全」「旅」、そして
「約束された成功」
―完―
596 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 02:38:56.45 ID:6Aic8P6xO
2部の宝石じゃなかったのか
597 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 02:40:02.25 ID:2+dd8Aq60
乙!祝福するぜ!
DIO様は完全じゃないのがまた魅力
598 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 02:40:58.09 ID:5QCtFXh+0
乙
ジョジョ勢で生き残ったのはジョセフだけ?承太郎も重症ですんだの?
>>596 描写からするとたぶんスーパーエイジャで間違いないな
乙
600 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 02:42:20.47 ID:nQ7U9GtOO
乙だ!
楽しかったぜ!
601 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 02:43:13.57 ID:9Ie41edJ0
長かったなあ…
乙
602 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 02:43:57.48 ID:HLFtijft0
皆様、およそ1カ月という長い間お付き合い頂いて、本当にありがとうございました
保守や支援のその一言が、とても励みになり、ついに完走する事が出来ました
これで彼らの旅は終わりです。彼らには彼らの日常へと戻って貰います
後日談等は一切付けるつもりはありません。皆様のご想像にお任せします
勿論書いて頂いければ喜びますが
後は何を言おう・・・('A`;)
一応、作中で書いていない自分の中のNOUNAI設定とかはいくつかあるのですが
想像の妨げになりそうなんで書かない方が良いでしょうかね
主に、登場する(した)人物についてですけれども
Q.「・・・」を多用して、「…」を何故使わないのか?
A.ご覧の通り、自分の話はややシリアス分が多くて…だとちょっと軽い気がしてほぼ使いません・・・('A`;)見づらくてすみません
603 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 02:44:15.18 ID:3yDo9mjtO
乙!
604 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 02:46:29.45 ID:HLFtijft0
乙ありがとうございます
とりあえず身近なものから・・・('A`;)
>>596 御想像にお任せ致します
少しでもそう考えて頂けたのなら、こちらとしてはニヤニヤが止まらないだけですが
>>598 こちらも御想像にお任せ致します
とりあえず、死亡を明記している人物以外は明記するつもりはありません
だってほら、誰かが続編とか後日談とか書いてくれた時に邪魔になりそうじゃないっ!!11
605 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 02:46:51.25 ID:F+iJSivn0
よくこんな大作を完結させたなぁ。ずっと追いかけてました。乙です。
乙
乙!
規制で保守も支援も出来ないもどかしさを味わったぜ
608 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 02:49:18.98 ID:JejmYy560
次回作はぜひまだ扱われてない第5部をお願いしたい
ジョルノと初春の絡みとか
乙
610 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 02:52:09.29 ID:2+dd8Aq60
貴方のおかげで「親父を殺す能力者を求めて学園都市に入り込む虹村兄弟」ってのが思い浮かびました!
まあ禁書知らないから書けないんだけど
611 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 02:52:09.81 ID:fwVnitlt0
つまり最後のはバイツァダストすらもそげぶしたって事で良いのかな?
612 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 02:54:04.37 ID:HLFtijft0
>>477 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 21:54:55.98 ID:3t/x+D6U0
>>DIOって複数の能力使えるの?
途中でレスがあったように、当初は全ての能力を使える設定だったようです
>>492 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 22:57:44.32 ID:+s2QpWCjQ
>>せ…せかいとぅえんてぃ−わん…
>>21はカード番号かなんか?
最初から、確かアヌビス辺りまではこの名前が出てたはずです
タロットですね
>>379 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/09(火) 05:31:04.04 ID:SZ4RNTlg0
>>やっぱジョジョキャラはあっさり死ぬのか・・・
基本的に、彼らは原作になぞった展開をしてはいます。彼ら動かすのは自分には荷が重いです('A`;)
613 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 02:57:09.49 ID:HLFtijft0
なんでこんな時間にこんなに人がいるの!?何これ怖い('A`;)
本当にありがとうございます
>>608 正直疲れました。ここまでの長編はもう絶対やりたくないでござる('A`;)
>>610 頑張って!超頑張って!超見たい!
>>611 そう考えて頂いても結構です。あれはDIOの見た幻想だったという解釈でも間違いは無いです
上条さんの幻想殺しが触れた時点で、スタンド含めた能力は解除されるという前提は一応ありますしね
615 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 03:00:39.20 ID:3yDo9mjtO
616 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 03:03:18.54 ID:HLFtijft0
>>190-192 正直ドキっとしました
「この時点でDIO様の能力バレんのかよ!」と内心ひやひやしました('A`;)
>>614 それ以外だと・・・やっぱり5ですかね。ブチャかっこよす
>>615 mjd('A`;)
ちょっと書きなぐってくる
>>616 よし、じゃあ次は五部な
俺がプッチを学園都市に向かわせるから
618 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 03:08:50.58 ID:HLFtijft0
>>617 期待しています。自分は見てるだけですがd('A`*)
619 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 03:15:40.48 ID:HLFtijft0
*注意*
この先には激しくひどい作者のNOUNAI設定がゴロゴロしています
出来るだけ見ない方が幸せになれると思います
上条当麻
仲間の中で一番弱く、それでも一番強く在り続けようとする主人公となって貰いました
この作中における「幻想殺し」ともう一つの「世界」は同じものとして扱っています。世界のタロットの示す通り、約束を守って貰いました
肉の芽がいつついたのか、という質問は・・・正直上条さんなら着けられる機会多すぎて・・・('A`;)
また、肉の芽が脳を侵食しなかったり、最期に突き破ったりしなかったのは、DIOのスペアの身体として出来るだけ丁重に扱うという理由でした
禁書
個人的にフーゴ枠。と言う訳で即離脱
一応最期の、「世界」の矛盾は彼女に突いて貰う予定でした。強いけれども弱いという矛盾の固まりが言うのもなんですが
あと、インテラパックスさんの名前間違えた奴屋上久切
御坂美琴
強すぎ。フーゴってレベルじゃないです
あまりのその強さに、戦う場合は瞬殺or敗北というある意味可哀想な子。中盤以降の空気化が凄い人
エンヤ戦以降で離脱する予定もありました(死亡も含めて。以降の離脱予定は全て同義です)
白井黒子
非常に動かしやすかった人。ただ、いつまでも突っかかられると進行的な意味でアレなんで早期にフラグ乱立させました
ホルホース二戦目にて離脱予定でした。ババアとか言っちゃ可哀想ですの!
620 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 03:26:20.87 ID:HLFtijft0
*注意*
この先には激しくひどい作者のNOUNAI設定がゴロゴロしています
出来るだけ見ない方が幸せになれると思います
一方通行
動かしやすかった人その2
戦えば強いわ、話のオチは持っていけるわ、ツンデレ可愛いだわとある意味最強の人
一応死神の時点で離脱予定でした
打ち止め
本当に勘弁してくださいよってくらい扱いにくい子
口癖のせいでやたら台詞が横に長くなったり、戦っても全然戦力にならなかったりと散々
それでもセロリさんと引き離す訳にもいかないし、あーもうどーしよって子
佐天涙子
最初から参戦予定&その役割をほぼ全て全うしてくれた子。使いやすい事この上無いです
ちなみに、上条さんの精神破壊以降は上条さんにほぼ触れていません
作中では、セロリさんの湿布や、黒子の治らない凍傷などで表現していますが誰もしりませんよねそうですよね
上条さんの肉の芽浄化の時は、身体全体で触れあうという事で、一気にエネルギーを補充しています。なので治癒も段違いに
ゴリ太
うほっ、良いゴリラ
621 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 03:31:30.92 ID:HLFtijft0
*注意*
この先には激しくひどい作者のNOUNAI設定がゴロゴロしています
出来るだけ見ない方が幸せになれると思います
原作主人公側メンバー
全員強すぎる。特に承太郎とアヴさんと花京院
全員揃ってたらDIOに負ける要素ねーじゃんってことで、上条さんのせいで敗北させてしまいました
これくらいの外部的要素なきゃ、DIO様が勝つとか無理ぽ
DIO
ラスボスらしく、最強であり続けて貰いたかった人
時止めそのものが上条さんに効かないんで、「じゃあ当初の全部載せしちゃえばいいじゃん」って事でこうなった。どうしてこんな事に
最初から最期まで油断する人。最強には決してなれない悪のカリスマ
彼らの能力について知らなかったのは、学園都市へと送り込んだ配下が悉く■■さんに灰にされていったからです
ホルホース帰ってこないし
登場予定だったとある側の人
↑ 割と最期まで候補だった人
神裂
御坂妹
土御門兄
浜面&滝壺
ステイル
五和
サーシャ
スフィンクス
↓ 正直無いなと思ってた人
622 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 03:32:20.72 ID:++apE+ikO
美琴はフーゴというより活躍できたアヴドゥルだろう
にしても原作三部メンバー出さなくてもよかったんじゃないか?
なんか踏み台にされた感がある
623 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 03:35:29.50 ID:nQ7U9GtOO
待てよ…承り太郎と上条は同い年になるのか
624 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 03:40:11.72 ID:HLFtijft0
>>622 タロットが欠けてしまうのも何かよろしくないかな、と言うのもありますが
承太郎及びジョセフが負けてくれないと、完璧な世界へと昇華出来ないというのが最大の理由です
花京院さんと戦ってないし、かなり早期の段階で法皇出るよね的な感じでバレてましたけども
魔術師と愚者は一切出ないあたり、やはり花京院さんのイケメンっぷりは格が違った
>>623 正直書いてて違和感半端無かったです('A`;)
さてはて、そろそろ人もいなくなりましたし、名残惜しいですけれどもお別れと致しましょう
改めて、本当にありがとうございました
一度ならず二度までもこの様な機会を設けて下さり、本当に感謝の気持ちで胸がいっぱいです
当スレはもう保守する意味も無いと思いますし、みんな寝るべき。日数制限もそろそろだろうし
と言う訳でおやすみなさい('A`)ノシ
625 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 03:43:23.12 ID:3yDo9mjtO
>>1乙
最後くらい1000行かせてあげたいけど、無理だろうなぁ・・・
626 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 03:47:01.64 ID:fwVnitlt0
>>1乙!
JOJO本当に好きなんだなーというのが伝わる良いSSだった
627 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 03:48:23.03 ID:nQ7U9GtOO
628 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 03:53:44.04 ID:++apE+ikO
629 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 04:21:08.68 ID:nEJlHr3c0
>>604 生死不明なのか
それならわざわざアヴとか殺す必要あったのかと疑問に思う
とりあえず乙
630 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 06:01:10.43 ID:3yDo9mjtO
寝る前ほし
631 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 07:00:33.02 ID:BjU7w0ZLP
起きたら終ってた
______
'"´ `丶、
/ \
/ f_ -―  ̄ ̄ ─- 、⌒'、
/ | `| |
. ,′ │ | |
| | __, -ァ┬: ァ!: :.7T: ァ=: ┬、l |
| 「 / -/|:/!:メノ |: / レハ⌒/l =- |
| |/!: 斗==ミ ∨ ノ'x==ミ. j∧ │
>>1おつなんだよ
| |:.| 〃//iハ f//j }!:「 |
| /: | ` 弋)_ソ 弋)ソ ' :ト │
| , /| : | ,,,, 、 ,,,, i:.|∧ |
_ l/ /`| : | ,':│ ヘ}
く、\ j ∧: :!: :|丶、 `ー ' .イ: :.| '.
. \、>''つ { ',:.|: :レ(、|> _ <j:│: :! ', r‐-、
/ /゙ヽ }:|: :| \ヽ__`ニ〔人:i : i: |: : | 〉 ゝ<`ヽ
{ /´)、 !'|: :| \ ト} ヽ、:」i : | / r( `ヽ }
\ ´ < ノ |: :ト、 丶 j ,〉rヘ: | ( {. ` ,′
. /゙ヽ ト \|: :| \ 、_/ / マ'| ト、 〉 {. /
_レ=7 |/\\! \(匸〉 /匸]) ヘ| |/}廴 r} イ
/{∨{. ハ }\> ヽ ∧ .,' j |ノ } 「〈. |\
/ V ヘ、 / } j/|:| ∨∧∨ |:| ∨| \ │ ハ
」/「入. ∨ │ | :|:| 〈´∨`〉 |:| 厂∧∨ \| } |
632 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 07:19:04.75 ID:UpT6y68iQ
会社で読むから保守
俺も起きたら終わってた
いつ寝たのかわからん
とりあえず
>>1乙!
辛いこと(保守)がたくさんあったけど・・・でも、楽しかったよ!
634 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 07:40:32.32 ID:LaB5awt5P
これくらいのレベルのSSならラノベのリクルーターもくるかもしれんね
635 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 07:43:50.47 ID:5acymMer0
面白かった
636 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 08:07:07.85 ID:KsGbLyls0
_,. --―''"´ ̄ ̄`\
i_∧ ヽ
<☆ フ _ , |
r‐--、,,,__レヽ| /::.::.::ヽ::.::.:ヽ
( ) r----r-,二) _,. -彡|: :|i:.::.::|::(V゙ハ
フ/ ,.-'"´`" __‐'´.八|\j斗\::|::(ノ{):|
/ ,-|::.::|iYf:心 ヽ ィ行ハ|:.::j|:::|
/ / .:|:.:リハ弋::リ 弋::ソ}|/)::|
/ ノ V|::.:: ' ,_ イ:::::|
| / | i人 ー - /::.::|:::::|
,! ノ .|::∨ :.:...、__. イ::/::.i|::.::.|
` 厂|::.::./r} ∨::.::i|::.::.:|
/::.:/:卜 ___/!::.::八::.: |
/ |i::.∧ 「 \/│:/ \|
/ |i::ハ. | / |厶イ⌒ヘ
,′ :レヘハ. |∠...._/ ノ/ ',
{ }气辷___彡 ∨ } }
//入 ∨ ∧
∧ / }ハ !
/ ∨ ノ } /| 〉
,′ 〈 /{. ノ ∨└┬ー┬'′
〈_ ∨ \/ 〈 | {
└r- ,,_____」 l
/\二二二ニニ=-ヘ }
/:::::::{::::::|::::::l::::::}::::}::ハ } l
>>1乙
637 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 08:21:18.96 ID:OdLNi5HYO
638 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 08:23:17.21 ID:28LOJSw90
639 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 08:25:35.24 ID:0a5Xy9VM0
起きたら(ry
落ちてなかったのに感動した
>>1乙
640 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 08:55:52.64 ID:xCwgNmzd0
641 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 08:59:45.66 ID:8nOtxVFq0
643 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 10:18:00.77 ID:VS/8ag9Y0
>>642 ちょwwwおまwwwwアレが入ってるよぉぉぉぉぉ!!
あ、
>>1乙!
644 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 11:28:57.02 ID:VS/8ag9Y0
ああ、いつも入れたまま書いてるのか
645 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 12:44:31.95 ID:VS/8ag9Y0
なんとなく保守
起きたらまだry
もう何もないよ!残す意味なんてないよ!('A`;)
誰かが後日談とか何か書いてくれない限りないよ!
ついでだからトリップとか試してみちゃうよ!成功してるのかなこれ・・・
乙ありがとうございます。目から変な汁が出てるのは花粉症なんでしょうか
あと、特に科学サイドのとある系好きな人は「ウィザーズブレイン」って言うラノベオススメ
恋愛要素がちょっと薄いけど、ヘイズとかディーとかサクラとか格好良いよ!
>>629 基本的に運命は変えていません
その過程はどうであれ、遅かれ速かれ、敵の手にかかって死ぬという結果のみがあります
>>633 本当にありがとうございました!
>>634 来てくれれば良いんですけどね('A`)ウボァー
あれ、トリ駄目ぽ('A`;)マァイイヤ
志村ー半角半角
650 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 14:20:10.73 ID:UpT6y68iQ
余韻にひたりつつ保守
651 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 15:07:41.78 ID:xCwgNmzd0
思い出したように保守
652 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 15:38:26.98 ID:UpT6y68iQ
習慣のように保守
653 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 15:44:42.08 ID:LX2M8mJM0
654 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 16:22:55.71 ID:UpT6y68iQ
息をするように保守
655 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 16:45:17.64 ID:3yDo9mjtO
感謝を込めた保守
656 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 16:59:34.59 ID:yuTDuXuUO
寝起きの保守
657 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 17:13:36.67 ID:UpT6y68iQ
いい加減に落とせよ
いつまでも終わったスレを保守すんな
659 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/10(水) 18:12:53.94 ID:xCwgNmzd0
まあそういわずに保守
>>1ぃぃぃぃぃぃぃぃぃに感謝を。保守
661 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
なんとなくほすう