ここだけ全員エヌ氏（ときどき博士や悪魔、きまぐれでロボット）

　エヌ氏は、これといって特徴のある人物ではなかった。しかしエヌ氏にはそれが不満であった、
「このまま平凡に人生が終わってもつまらない。何かをやってみたいが、特にこれと言ってできる事もない。
　なんとかならないものか」
　そう呟いても、何かが変わるわけではない。もやもやした気持ちのまま、エヌ氏は家庭用のコンピュータの前に座る。
　２１世紀には各家庭に一台以上のコンピュータがあり、それらは巨大なケーブルで各家庭をつないであるのだ。
　家にいながらにして世界中の情報を集めたり、交換することができる。
　エヌ氏も例にもれず、そのコンピュータを利用してさまざまな情報を集めている。
　何か面白い話はないものかなと何気なくコンピュータの画面を見つめていると、奇妙な情報の見出しを見つけた。

「ここだけ全員エヌ氏」

　いったいこれはどういうことだろう。
　エヌ氏は少し気味が悪かったが、好奇心には勝てず、その情報をリクエストした・・

何だこのスレは。不安になってきたぞ。メロンライスとガムライス・・・

こんなとこで何やってるんすか星さん

記憶力無いからロボット造って秘書にする

>>2
「あなたはどちらが好きですか？　わたしはもちろんガムライスです」

こんなスレまで官庁の責任にされてはたまらない
>>1はダークアスピリングループのメンバーだったことにしよう

ちょっと措置のスイッチ押しまくって風呂入ってくる

>>7はあとかたもなく爆発した

「やれやれ、ああいう風に爆発したらかなわない。なんとかしなければいけないな」
　エヌ氏は少し考えたのち、自分が作ったロボットの秘書を呼んだ。

そういえば去年のクリスマスにサンタ来たよ
彼女とかいらないから近所の幼女の家にいってもらったけど

セをやって遊ぼうよ

セ！　セだと！
何と恐ろしい…一文字でも口にするだけでも
恐ろしくて身震いする…

皆、セごっことかしてないだろうな。

あっ、死神・・・

おれはある国のスパイだ

生活維キガミ省からきますた

この前すげえうまいレストラン見つけたんだけど誰か一緒に行こうぜ！！

ボッコ「酒が私の中を素通りしていく…」

絶対に破られない金庫を作ったぞ！！

ああなんてことだ・・・

私はどんなスレでも2番をとらなきゃ気がすまないのだ。

N氏「や！」

ゼーム氏「これはいったい、どうしたものか」
アール氏「こうなった以上しかたがない」
ボッコちゃん「そうね。仕方ないわね。」
悪魔「では魂はいただきますね」

今日も自宅で警備することになってしまった・・・

そこでエヌ氏は自宅警備用のロボットを作った。

「難しいと思っていたのだが、案外簡単にできてしまった。やればできるものだな。
　どれ、さっそくこのロボットに自宅を警備させよう」

.

そして、ついに自宅警備ロボットの働く日が来た。しかし、自室のなかで労働し、喜び
の声の中で仕事をしたわけではなかった。

星新一スレか？

>>26

エム氏はロボットにそう尋ねたが、一向に要領を得ない。
「なんとか言ったらどうなんだ」
とエム氏はぽかりとロボットを殴った。

>>27
エヌ氏

「なにをするんだ」
エヌ氏はロボットを叩いたエム氏を見て血相を変えた。

「何って、見てのとおりさ」
　エヌ氏は悪びれることなくエヌ氏に言った。
「ロボットを殴るなんて、ひどいじゃないか」
「ひどい？　君の方こそなんだ。休日でもないのに、家にこもっていると思ったら
　こんなおもちゃみたいなものを作ったりして。たまには外に出て、何かしてみたらどうだ」

エストレラ博士「おそらく、このスレッドは2chコピペ保存道場に載るだろう」
患者1「ふーん」
患者2「よくある言い訳だ、それで自分が偉いと見えるとでも思っているのか。つまらん」
エヌ氏「ひとまず私はここに足跡を残しておくが、どうも二日酔いらしく、頭が重い」
妖精「ごめんね、だって、あたしの父、貧乏神なの……」
エヌ氏「なんということだ」
エヌ氏「なんということだ」
　
かくして、男の魂は天国へと……。
行ったのでしょうね、たぶん。

何なんだ、このスレは。

俺がエヌ氏でお前がアール氏で

　すっかり困り果てた>>32に、エヌ氏はため息をついて応えた。
「どうもこうもない。こんなスレを見てしまったことが、我々の不運なのだ。」

おーい　でてこーい

ここでインカ帝国の末裔たる那須氏が一言

エヌ氏「おや、なにやら面白いものが飛び出してきたぞ」

いくらなんでも自分の死後にVIPでこんなスレ立つなんて想像もしなかったろうな
そう思うとなんか感慨深い

あれ？
ここは電脳空間に作られたナンバークラブかな？

誰かSF板の星新一スレにここのアドレス貼りつけてきたら？
楽しくなるぜ。

「やあ、これは驚いたな。最近の機械はこんな機能もついているのか。
　しかし、どうにも納得がいかぬ。これはいったいどういう事なのだろう…」

「や、しまったぞ」

「や」