唯「それじゃ、いってきまーす!!」
憂「お姉ちゃん、いってらっしゃい。あっ、ほら襟の形おかしいよ」グイグイ
唯「おぉー、憂ありがと」
憂「お姉ちゃんが海外留学なんてなんだか嬉しいような寂しいような…でも頑張ってね!」
唯「えへへ〜、でも夏休みの間だけだから大丈夫だよ。憂なら大丈夫!」
憂「そうだね。ありがとうお姉ちゃん!」
唯「それじゃ、いってまいります!!」
憂「気をつけてねー」
バタン
憂「…お母さんたちもいないし、しばらくは私一人か…」
プルルルル…ガチャ
憂「はい、平沢です」
平沢母「あっ、憂ちゃん?あのね、ちょっとお母さんのお友達の息子さんにきみのりさんって男の子がいるんだけど今、色々大変でお家からもでられないみたいなの。
でもその子のお母さんも長期で家を空けなくちゃいけなくなってね…それでウチで預かることになったんだけど憂ちゃんもおねえちゃんもいるから大丈夫よね?」
憂「う、うん。なんか大変そうだけど大丈夫だと思うよ…でもおねえちゃんは…」
平沢母「それならよかった。じゃ、また何かあったら電話するね」
ツーツーツー
憂「あっ、切れちゃった…大丈夫かなぁ。でもきっと優しい人だよね」
しかし、この時の私の判断は間違えであることをこのときの私はまだ知らなかったのです
ブロロロロロロ・・・バタン
ピンポーン
憂「はーい!」ガチャ
きみのり母「あなたが憂ちゃんね?私きみのりの母のきみこです。お母さんから話は聞いてると思うけど…」
憂「あっ、先ほど電話があって、そのことでしたら母から聞きました」
きみのり母「そう、それなら話が早いわ。ほら、きみのり!今日からお世話になるんだから挨拶くらいしなさい」
きみのり「フヒヒヒヒ…あっ、どうもきみのりです。色々お世話になると思いますけどよろしく…」
きみのりさんはお世辞でもかっこいいとは言いがたい容姿にぽっちゃりとした体形、あまり私もこの人と一緒に住むのは少し不快に思えた。
きみのり母「はい、よくできました。それじゃ憂ちゃんあとはよろしくね!私もこれから友達と旅行に行かなきゃいけないのよ」
憂「あっ、はい。わかりました。どうぞ気をつけて」
きみのり母「じゃ、きみちゃんしっかりね!それじゃ行ってきます」
ブロロロロ…
憂「えーっと、それじゃきみのりさん?」
きみのり「ブヒヒヒ、クソババアクソババア…はい?」
憂「…あの、とりあえずきみのりさんの部屋を用意しておいたので」
とりあえず、きみのりさんには一階の客間で寝てもらうことにしました。
きみのり「ぶううう、こんなところイヤだ!僕は二階がいい」
憂「でも、二階だと私とおねえちゃんの部屋…」
きみのり「言うこと聞かないとこうだぞ!」
きみのりさんは持ってきたかばんからノートパソコンをとりだすと私に振りかざしました
憂「きゃっ!…やめてください。二階なら居間がありますからそこでいいでしょうか?」
きみのり「フヒヒヒイイイ……わかればいいのだ!それじゃ憂ちゃんもそこで一緒に寝よう」
憂「なに言ってるんですか!?そんなことできませんよ」
きみのり「そうかぁ、憂ちゃんはまだお子様だから僕のかっこよさに気づかないんだねww」
憂「冗談でもひどすぎですよ?それじゃわたしは夕飯の支度でもしてきますから…」
(なんでこんなことに…きみのりさん全然会った時と違う…お姉ちゃん怖いよ…)
きみのり「じゃあ、ご飯できたら教えてね。僕はゲームでもしてまってるお」
憂「……はい」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/31(日) 16:29:42.86 ID:ejyCQpUQ0
憂「きみのりさん、夕飯できましたよ」
きみのり「さてさて、夕飯はなにかなぁ」
きみのり「!!憂ちゃんなにこれ?」
憂「野菜炒めですけど…?」
きみのり「野菜なんて食べたくない!お肉がいいの!!なんだったら憂ちゃんのお肉食べちゃうぞー」
憂「す、すみません・・・すぐに他のつくりますから」
きみのり「そんなに怖がらなくてもww冗談だよ?」ギュッ
憂「!?ちょっとなにするんですか!」バッ
ガシャーーン!!
いきなり後から抱きついてきたきみのりさんを振り払った衝撃できみのりさんは大きく後に転び、食器棚にぶつかりました
きみのり「いたああああああああああ!!もう、そんなことで怒るなんて憂ちゃん嫌い!もうご飯もいらない!!」
憂「だってきみのりさんが…ううっ…」
きみのり「もう、いいもん!上でアニメの続きみるんだもん!」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/31(日) 16:39:01.41 ID:Lix6bjK1O
お前大生板住人だろ
>あまり私もこの人と一緒に住むのは少し不快に思えた。
理系の俺でもさすがにこれは