相変わらず薄っぺらい与太話来てますたよ
発信箱:説明が変わる責任=与良正男(論説室)
ttp://mainichi.jp/select/opinion/hasshinbako/news/20100128k0000m070122000c.html 小沢一郎民主党幹事長の政治資金問題について、私たちメディアの関心は小沢氏本人が立件されるかどうか
ばかりに向かいがちだ。しかし、その前にきちんと整理しておくべき点があると思う。小沢氏の説明が、その時の
都合で変わっていることだ。
振り返ってみる。昨年の西松建設事件の時には、小沢氏は「何らやましいことがないから政治資金収支報告書
にすべて記載してある」と胸を張っていた。
ところが今回、記載されていない金があると追及されると「計算上のミスはあったかもしれない」と発言。そして
東京地検特捜部に逮捕された元秘書の石川知裕衆院議員が故意に記載しなかったと認めているらしいとなると
「具体的な事務処理は私は関与していないから分からない」。
その後、「(資金管理団体の)代表者としての責任はある」とも語ったが、小沢さんともあろう人が、結局、「秘書が、
秘書が」か……と私はため息をついた。
そもそも政治資金で土地を買う行為の是非が国会でも取り上げられた07年、小沢氏は記者会見で「政治献金の
有効活用」と言っていた。それが昨秋、購入資金は「銀行からの借り入れ」と変わり、今は「個人資産」だ。土地の
所有権が小沢氏ではなく政治団体にあることを示す「確認書」なる書類も当時の会見直前、にわかに作成したも
ので、日付偽造の可能性も出ている。
先週書いたように私は特捜部の捜査を全面的に信用しているわけではない。だが、違法かどうかの前に政治家の
言葉は大きな政治的責任が伴う。ごまかしや、あいまいさを嫌ってきた小沢氏だ。既に内心、忸怩(じくじ)たるもの
があるはずだと私は見ている。