1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
こんにちは、平沢唯です
わたしは今、生命の危機にさらされています
こうしている今はやつらからなんとか逃げ切って…
コンコン
梓「みぃつけたあ」ニタア
唯「ひいいやあああああああ!?」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 02:41:09.82 ID:IGmjJ3/L0
遡ること1時間前、部室――
律「なあ唯」
唯「なあに?」
律「唯は好きな人でもいるのか?」
唯「えっ?好きって…みんな好きだよ?」
律「ちがうよ!好きって言ってもライクじゃなくてラブだよ!」
唯「ラブ?愛してますってこと?そんなのいないよ?」
梓「いないんですか!?」
唯「うわっ!?ど、どうしたのあずにゃん?」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 02:44:43.39 ID:IGmjJ3/L0
梓「いないってことはないはずです!さあはやく言ってください!」
唯「だ、だからいないってばあ…」
律「じゃあ唯!わたしと付き合え!!」
唯「へっ!?な、何言ってんのりっちゃん!?」
律「好きな人いないんだろ?じゃあわたしと付き合えばいいんだよ」
唯「なにその超絶理論!?」
梓「律先輩ダメです!そうやって唯先輩をだまそうとして…」
唯「あずにゃん…たすけ」
梓「わたしが唯先輩と付き合うんです!いっしょににゃんにゃんするんです!邪魔しないでください!」
唯「あ、あずにゃんまで…」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 02:47:47.44 ID:IGmjJ3/L0
律「はっ!ゴキブリごときがなにできるんだか」
梓「デコで顔の総面積の半分占めてる人に言われたくないです!」
律「なにを〜!」
梓「唯先輩!わたしの方がいいですよね!?」
律「唯!わたしといた方が楽しいよな!?」
唯「ひいっ!?み、澪ちゃん助けて!」
澪「ほら、唯も怖がってるだろ?二人ともやめな」
律「じゃまするんじゃねえ澪!」
梓「そうです!わたしと唯先輩との甘く切ないラブストーリーを止めないでください!」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 02:48:42.81 ID:08J+7Oan0
つづけて
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 02:50:46.12 ID:Pm9/YAc+0
うん
つづけて
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 02:51:43.35 ID:IGmjJ3/L0
唯「急にどうしたの二人とも!わたしは普通の女の子だよ!?女の子を好きになれないよ!」
澪「…そんなことないぞ、唯」
唯「えっ…澪ちゃ」
ブチュウウウウウウウウウウ
唯「むぐっ!?」
律「あああっ!?澪のやつ唯と!」
梓「わたしの唯先輩が…」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 02:54:40.31 ID:IGmjJ3/L0
唯「ん…んぐ…むはあ!」
澪「はあ…どうだ、これでも女の子は好きになれないか?」
唯「は、はじめてのキス…だったのに…」ヒック
律「澪!なにひとりでやることやってんだよ!」
澪「しかたないだろ、わたしも唯のこと好きだもん」
梓「だからといってチューするのは最低です!」
唯「うう…みんながわたしのこと好きだったなんて…」
紬「大丈夫?唯ちゃん」
唯「ムギちゃん、いたんだ…じゃなくて、ムギちゃんもわたしのこと好きなの?」
紬「いいえ。わたしは中立の立場よ」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 02:55:17.04 ID:h3agi9hj0
まぁ誰も死なないならいいんだよ
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 02:57:32.71 ID:9bDnMfW8O
ほぉ!
こういう話し好きだよ。
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 02:59:23.90 ID:IGmjJ3/L0
唯「わたしこのままじゃみんなにあんなことやこんなことされちゃうよ!」
紬「ふふふ。大丈夫よ唯ちゃん。わたしにいい考えがあるの」
唯「いい考え?」
紬「みんな!唯ちゃんをひとり占めにしたいわよね!?」
律「もちろんだ!」
澪「ああ!」
梓「やってやるです!」
紬「では、これより第1回チキチキ唯ちゃん争奪鬼ごっこを開催します!!」バーン
唯「な、なんだと〜!?」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 03:00:18.58 ID:+mb73MdFO
なんかもやしもん思い出した
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 03:03:33.73 ID:IGmjJ3/L0
紬「ルールはシンプルにしてひとつ!唯ちゃんを捕まえれば勝ち!あとは煮るなり焼くなり好きにしていいわ!」
唯「まさかの裏切り!?」
紬「唯ちゃん。わたしはね、理想(百合)の世界を実現するなら手段を選ばないの。」
唯「そ、そんな!?」
紬「みんな準備はいい?」
律「おうよ!唯!待ってろよ、あとで一緒にデコの擦り合いでもしようぜ!」
澪「唯、さっきの続きしような」
梓「先輩、わたしとにゃんにゃんしましょうね!?」
唯「ひぃぃぃっ!?」
紬「では、唯ちゃん逃走開始!」
唯「うわああああああああああああ!!」ダダッ
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 03:07:20.14 ID:h3agi9hj0
憂はでるの?
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 03:07:35.03 ID:LsdkC2VOO
俺の嫁の名前は秋山澪だ、俺は澪と呼んでいる
澪は背が高くて黒髪でストレートでとっても可愛くて俺にとってはどストライクだった
もちろん胸も大きめだがそれがいい
性格は普段は真面目ぶってるが時折見せる幼さもある
照れ屋だし怖がりなかなか本音を言ってくれない
そんな澪とデートしたときにさりげなく「手を繋ごう」と言ってみる
そしたら澪は顔を真っ赤にしながら「俺君がどうしてもって言うんなら…いいよ///」
ってこういう風に言うんだろうなああ可愛い可愛すぎて抱きしめたい
それからデートの内容は遊園地でいっぱい澪と遊ぶんだ
メリーゴーランドとかコーヒーカップで無邪気に遊ぶ澪
俺はそれを一緒に遊びながら見てて心底幸せな気持ちになる
お昼になったら澪が俺の為に作ってくれたお弁当を二人で一緒に食べるんだ
澪が作ってきたのはサンドウィッチだ
澪が作ってきたサンドウィッチは色とりどりで非常に食事のバランスも取れている
それを見た俺は澪に「これ全部作ったの?すごいね」と褒めてあげる
澪はそれを聞いて「そ、そんなことない!これくらい普通だ!」
と強気に言うんだろうなでも本当は朝早起きして一生懸命作ってくれたんだろうなもっと素直になればいいのに…
午後もいっぱい遊んで澪の無邪気で楽しそうな顔に俺は癒されていた
最後に澪といっしょに観覧者に乗るんだ
澪といっしょに観覧車に乗ったら澪と夕日がいい感じにマッチしてて
いつもの澪には無い大人の色気が出てて
俺はその澪をみて思わず甘えたくなったが
ここで澪に嫌われたら一生の終わりだからちゃんと理性を保とう
そして俺が「澪は今日すごく楽しそうだったね」といったら
澪が「そ、そんなことない、俺君のほうが楽しそうだった」
っていうんだ本当に素直じゃないなまあ逆にわかりやすいしそこも可愛いんだけどね
もうそろそろで観覧者のてっぺんだここで澪とキスしたいんだけどしてくれるかな?聞いてみよう
「あのさ澪、俺とキ、キスしてくれない?」ああとうとう言っちゃったでも俺の本心だしきっと澪にも伝わるよな
「え!キ、キス?まあ俺君がそうしたいなら別に・・いい」まったく最後まで素直じゃないなまあ…いいか
「じゃあ澪キスしよ」澪「う、うん///」澪は目をつぶって俺を待ったそして俺はそこにそっと口付けた…ああ、澪、愛してるよ
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 03:08:36.58 ID:IGmjJ3/L0
――廊下
唯「はあはあ、つかまったらなにされるか分かんないよう〜」ダダダ
和「あれ?唯どうしたの?」
唯「ああっ!和ちゃん!」
和「そんなに息切れしちゃって…どうしたのよ」
唯「今ね、軽音部のね、みんなにね、追われててね、捕まったらね、わたし汚されちゃうの!」
和「そうなの…大変ね」
唯「助けてよ〜和ちゃ〜ん!」
和「じゃあ生徒会室に来なさい。こっちなら隠れることができるでしょ」
唯「さすが和ちゃん!」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 03:13:12.89 ID:IGmjJ3/L0
――生徒会室
和「で、なんで追われてるの?」
唯「なんかね、みんながわたしのこと、その…好きなんだって」
和「ふ〜ん、じゃあ捕まったらその人と付き合うことになるのね」
唯「うん…」
和「それは困ったわね。わたしも困るわ」
唯「和ちゃん…」
和「だってわたしも唯のこと好きなんだもん」
唯「ふえっ!?」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 03:15:44.09 ID:ASumlBsB0
憂選手が(ry
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 03:19:32.25 ID:IGmjJ3/L0
和「軽音部のみんなよりずっと付き合い長いもの。そう簡単に奪わせはしないわ」
唯「の、和ちゃん?うそでしょ?」
和「うそじゃないわ。わたしは唯のことが好きよ」
唯「そんな…和ちゃんもあちら側の人だったなんて…」
和「さあ唯、一緒に帰りましょう?勉強おしえてあげるわ」コツ
唯「な、何の?」ジリ
和「性について。実技もあるわよ」コツ
唯「う、うわああああああああああああ!」ダッ
和「あ、待ちなさい!」ダッ
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 03:24:40.06 ID:IGmjJ3/L0
唯「そんな、和ちゃんまで…わたしってこんなにモテたっけ?」タタタ
唯「なんとかして校門までたどり着かなきゃ…今は3階ぐらいかな?」
律「あ、いた!」
唯「うおわっ!逃げなきゃ!」ダダダ
律「まて〜!」ダダダ
――理科室
唯「はあはあ、なんとかここまで来たけど…階段から遠くなってしまった…」
唯「このままやり過ごそうかな」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 03:29:45.94 ID:IGmjJ3/L0
コツコツ…
唯(! 誰か来た!)
コツコツ…
唯(ここにくるな〜!)
コツ…
唯(と、止まった!)
……
唯(お願い!あっち行って!)
コツコツ…
唯「ほっ、よかった」
澪「何がよかったんだ?」
唯「うわああああああああああああああ!?み、澪ちゃん?」
このろくでもないすばらしきスレ
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 03:34:56.83 ID:IGmjJ3/L0
澪「もう、探したんだぞ?」
唯「ああわわわわわわわわわ…」ガクガク
澪「唯、安心して。わたしは唯を助けに来たの」
唯「助けに?」
澪「そう。いままでみんなの目を欺くためにわざと唯のことが好きって言ってたんだ」
唯「そ、そうなんだ…。あ、でもキスしたのはなんで?」
澪「あれもわざとだよ。もしかして続きがしたくなったとか?」
唯「ち、違うよ!/// 急にやったからびっくりしただけだよ」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 03:39:54.40 ID:IGmjJ3/L0
澪「あはは、あそこまでしないとみんなの目はごまかせないからな。とくにムギの目は」
唯「…でも、どうやってここから逃げるの?」
澪「まずは階段を下りないとな。そうしないと外に出れないだろ」
唯「うん、そうだね」
澪「じゃあ行こうか」
唯「うん!」
澪「この非常階段なら見つからずに下までいけるぞ」
唯「早く行こうよ!」
澪「ああ」
梓「待つです!」
唯「! あずにゃん!」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 03:44:50.28 ID:IGmjJ3/L0
梓「唯先輩、だまされちゃだめです!澪先輩は唯先輩をだまして持ち帰ろうとしてるんです!」
唯「ええっ!?そうなの澪ちゃん?」
澪「そんなわけないだろ。梓のいうことは無視するんだ」
唯「う、うん」
梓「ああっ!待ってください!」
唯「あずにゃん…」
澪「唯?」
唯「澪ちゃん、ほんとにわたしをだまそうとしてない?」
澪「ああ、当たり前だ!」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 03:49:45.23 ID:IGmjJ3/L0
唯「じゃあ、わたしを好きにしていいよ?」
澪「なっ…!?」
梓「唯先輩!?」
唯「わたしのこと好きでも何でもないなら何もしないよね?」
澪「ぐっ…!」
唯「ほら!はやくして!さっきみたいにして!」
澪「ゆ、ゆいいいいいいい!!」ガバッ
唯「や、やっぱりぃぃぃっ!?」ダッ
梓「さすが唯先輩です!」
澪「くそっ!あんなこと言われたら我慢できないじゃないか!」
梓「わたしなら見つけたらすぐにでもにゃんにゃんしちゃいますけどね」
澪「まんまと逃がすとは…やっぱ唯は可愛いな」デヘヘ
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 03:52:07.62 ID:9bDnMfW8O
唯ちゃんかわいいよ唯ちゃんハアハア
支援
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 03:54:58.81 ID:IGmjJ3/L0
――2階 空き教室
唯「はあはあ、あやうく澪ちゃんにだまされるところだった…」
唯「なんとか2階まで来れたけど、今度はどこから降りようかな?」
律「ゆいいいいいいいいい!どこだああああああああああああ!」
唯「!」ビクウ
律「ここかああ!」ガラッ
シーーーーーーーン
律「違うか…」
唯(あんな大声出してたら気づかれちゃうじゃん。りっちゃんはバカだなあ)
律「ならばここかああ!」ガラッ
唯(! きた!でも静かにしとけば…)
律「むむむ!あそこにあるのは唯のヘアピンじゃないか?」
唯(へっ?あっ!いつのまにか取れてる!わたしもバカだったよ…)
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 03:59:34.83 ID:IGmjJ3/L0
律「へっへへ〜!ゆい〜、いるのはわかってんだ。でてこい!」
唯(そんなんで出てくるバカはいないよ)
律「じゃあこっちから行っちゃうぜ!」
唯(! まずい!)
律「ここかああ!?」ヒョイ
律「ちがうか」
律「じゃあここかああ!?」ヒョイ
律「ここもちがうか」
唯(ああ、つぎはわたしのところだよ…)
律「ならば…ここかああ!?」
唯(!)
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 04:02:05.86 ID:IGmjJ3/L0
先生「なにしてるの?」
律「!」
唯(!)
律「ああ、いやあ、その…ここに忘れ物があって…」
先生「そう。早めに帰るのよ?」
律「は〜い」
唯(うわ〜ん、結局数秒だけ命拾いをしただけだったよ)
律「さてと…つづきを…」
律「あ、その前に…」
唯(? なにをするの?)
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 04:07:39.23 ID:IGmjJ3/L0
律「あ〜唯のヘアピンだ〜」スリスリ
唯(うわ!デコに擦りつけてるよ!)
律「唯!唯!唯!唯!あ〜唯!大好きだよ〜!」スリスリ
唯(これは見てはいけない場面じゃ…)
律「あ〜もう!なんでお前はそんなにかわいいんだよ〜!」スリスリ
唯(あれに夢中になってるうちに逃げ出すしかない!)ソロソロ
律「ひゃっほ〜〜!唯さいこう!」
唯(ばいばいりっちゃん!あとであれかえしてもらわないとね)タタタ
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 04:09:04.15 ID:ASumlBsB0
デコwww
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 04:12:42.99 ID:IGmjJ3/L0
憂「ふう、つかれた〜。早く帰ってお姉ちゃんのごはんの準備しなきゃ」
純「うい〜!」
憂「あっ!純ちゃん!」
純「憂!大変だよ!憂のお姉ちゃんが…」
憂「えっ?お姉ちゃんが何?」
純「…というわけなの」
憂「…そう。そうなんだ」
純「うん!だから早く助けないと…」
憂「ふふふ。お姉ちゃんに手を出すなんて…そんな愚かなことはしない人たちだと思ってたのに…」
純「憂?」
憂選手が(ry
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 04:17:46.34 ID:IGmjJ3/L0
憂「ありがとね純ちゃん。わたし用事できたから先帰ってていいよ」
純「へっ!?うい!?」
憂「お仕置きしなきゃね。お姉ちゃんに手を出したらどうなるか身をもって教えないと…」
純「こ、こわすぎる…」
ピリリリリリッ
純「あ、ムギ先輩ですか?今憂に知らせました」
紬『ごくろうさま。死にたくなかったら早く帰ったほうがいいわよ?』
純「そうします。巻き添え食らったらいやなんで」
紬『ふふふ。賢明よ、純ちゃん』
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 04:22:40.39 ID:IGmjJ3/L0
――1階 家庭科室
唯「はあはあ、やっと1階まで来れたよ〜」
唯「もう嫌だよ。早くおうちに帰ってゴロゴロしたいよ〜」
唯「なんとかして校門までたどり着かなきゃ…」
コンコン
唯「ほえっ?」
梓「みぃつけたあ」ニタア
唯「ひいいやあああああああ!?」
憂ちゃん、お願いです。和ちゃんだけは幼馴染による加点を考慮してやさしく扱ってあげてください
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 04:27:46.36 ID:IGmjJ3/L0
梓「そんな驚かないで下さいよ。傷つきます」
唯「あんな顔してみぃつけたなんて言われたら誰だってびっくりするよ!」
梓「まあまあ。さあ、わたしと一緒に帰りましょう?」
唯「い、いやだ!」
梓「どうしてですか?前まではいつもわたしに抱きついてたじゃないですか」
唯「昔のあずにゃんは可愛かったけど、今のあずにゃんは可愛くないもん!」
梓「そうでしたか…ならば最終手段です!」
唯「へっ?」
梓「こういうことするの、唯先輩だけですからね?」スルスル
唯「あ、あずにゃん!?なんで服を!?///」
梓「さあ、下着だけですよ?あとはご自由にどうぞ」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 04:32:53.31 ID:IGmjJ3/L0
唯(ああ、あずにゃんの下着姿、かわいい…///)
唯(だ、ダメだ!あずにゃんは猫ちゃんなんかじゃない、ハイエナだ!騙されたら喰われる!)
梓「あの、その…好きです、唯先輩///」
唯「!」キュルルルルリ~ン
唯「あ、あずにゃ〜ん!」バッ
梓(かかった!)
和「させないわ!」ガラッ
唯「! 和ちゃん!?」
梓「ちっ!邪魔が入ったか…」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 04:38:03.66 ID:IGmjJ3/L0
和「唯!こっちに来なさい!あんな雌猫に騙されないで!」
梓「唯先輩!はやくわたしを抱いてください!」
唯「こ、ここは…逃げる!」ダッ
梓「ああっ!待ってくださいよ〜!」ダッ
和「ふう…危ないところだったわね。さあ、わたしも追いかけなきゃ」
憂「和さんも一緒だったんですか?」
和「!!! う、憂…あんたいつから…」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 04:42:58.79 ID:IGmjJ3/L0
憂「わたし、信用してたんですよ?和さんはお姉ちゃんの面倒見てくれるって」
和「ち、ちがうの。これは…」
憂「わたしの質問に答えてください」バキン
和「ああっ!イスが粉々に…」
憂「さあ、はやく」
和「そ、そうよ!わたしは唯のことが好きよ!」
憂「そうでしたか。ではサヨナラです」ヒュン
和「い、いやああああああああああああ!?」ドグシャア
ドサッ
憂「安心してください、みねうちです」
真鍋 和 ――再起不能――
よかった、切り捨て御免される和ちゃんなんていないんだな…これでやっと眠れる…
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 04:46:06.97 ID:ASumlBsB0
憂無双きたあああああああああああああ!!!!
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 04:48:43.47 ID:IGmjJ3/L0
――1階 視聴覚室前
唯「はあはあ、今の音なんだろう?」
澪「見つけた!唯〜!」
唯「うわああ!?こっちだ!」ダッ
律「見つけたぞ!唯!」
唯「うわああ!?はさまれた!?」
澪「唯、もう逃げ場はないぞ」
律「おとなしく捕まるんだな」
唯「や、やだね!人をだまして強引にキスする人とか」
澪「ぐっ!?」
唯「人のヘアピンデコに擦りつける人とかと付き合いたくないもん!」
律「へっ!?み、見てたのか…///」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 04:53:59.86 ID:IGmjJ3/L0
澪「ゆ、唯!もうあんなことしないから、な?」
唯「澪ちゃんに何回だまされたと思うの?もう騙されない!」
律「唯!あれは違うんだ!わたしはデコになにかを擦りつけてないとダメなんだよ!」
唯「黙れへんたい!」
澪「らちが明かんな。こうなりゃ強行突破だ!」ダッ
律「こっちこそ!」ダッ
唯「あわわわわわ…」
澪「とりゃあああ!」ピョン
律「どりゃあああ!」ピョン
唯「はっ!しゃがめば…」スクッ
澪「あいたっ!」ゴツン
律「あいてっ!」ゴツン
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 04:58:14.15 ID:IGmjJ3/L0
唯「い、いまだ!」タタタ
澪「いって〜〜!何するんだ!律!」
律「そっちからやってきたんだろ!このバカ澪!」
澪「なっ!?バカって言った方がバカなんだよバカ律!」
律「バ〜カ!バカバカバ〜カ!」
澪「デコデコデ〜コ!」
律「言ったな〜!」
紬「何をやってるの?」
律「! ム、ムギ」
紬「はやく唯ちゃんを追いかけなきゃ梓ちゃんに取られちゃうわよ」
澪「そ、そうだった…追いかけなきゃ!」
律「あっ!待てみお〜!」
紬「ふふふ…さあがんばってね」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 05:00:48.44 ID:IGmjJ3/L0
――1階 図書館前
唯「はあはあ、もう限界だよう」
律「あっ!いた!まて〜!」
唯「ノー!なんでこんなに早いの!」
律「逃がさないぜ!」
唯「図書館の中に…」ガラピシャ
律「まてっ!」ガラピシャ
律「…へへへ。もう時間の問題だな」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 05:03:11.85 ID:IGmjJ3/L0
律「さあ!早く出てこいよ唯!」
律「獲物を狩るってのは楽しいなあ!あはははは!」
唯「そうですよね、楽しいですよね」
律「なっ!?唯!?」
唯「もう間違えないでくださいよ。わたしは…」ムスビ
憂「憂ですよ?」
律「な、なに〜〜!?ど、どうして憂ちゃんが…」
憂「きまってます。お姉ちゃんを痛めつける人には罰を与えないと」
律「わ、わ、わたしはなにも…」
憂「ヘアピン擦ったのだ〜れだ?」
律「ひ、ひいいいいいいいいい!?」ダッ
憂「あ、待ってくださいよ」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 05:07:07.69 ID:tXEGBqTh0
面白い
見てるぞ
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 05:08:38.78 ID:IGmjJ3/L0
憂「もう出てきてくださいよ。何時間待とうと同じですよ?」
律(殺される殺される殺される殺される)
憂「こっちかな?」ドゴオオ
律(な、なに今の音!?)
憂「違ったかあ。じゃあここかな?」ドーーン
律(ひいいいいいいいい!!?)
憂「あれ〜いないのか。じゃあ…」
律(もうだめだああああ!!)ブルブル
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 05:13:36.61 ID:IGmjJ3/L0
律(〜〜〜〜〜!!)
律(………あ、あれ?おわった?)
憂「みぃつけた」
律「ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」
憂「どうです?狩る側が狩られる側になるのは」
律「あ、あああ、ああああああ」ガクガク
憂「さあ、オヤスミの時間です。いい夢見てくださいね」ヒュン
律「い、いやああああああああああああああ!!?」ドグシャア
律「がっ…」
ドサッ
憂「大丈夫です。みねうちですよ?」
田井中 律 ――再起不能――
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 05:16:16.09 ID:ASumlBsB0
流石憂選手、動きにキレがありますね
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 05:19:27.76 ID:IGmjJ3/L0
――1階 図書館前
唯「はあはあ、なに今の音は?」
唯「もう暗くなってきたなあ」
梓「唯先輩!」
唯「わああ!?あずにゃん!?なんでまだ下着姿なの?」
梓「唯先輩がそうしろというなら何でもしますよ?」
唯「じゃあもうこんなの終わりにしようよ!」
梓「えっ?なんですか?よく聞こえませんでした」
唯「だから、もう終わりにしようよ!」
梓「えっ?なんですか?よく聞こえませんでした」
唯「もう!あずにゃんのばか!」
梓「はい!ばかにゃんです!」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 05:24:54.21 ID:IGmjJ3/L0
唯「ううう…なんでこんなことに…」
梓「さあ、観念してください!」
唯「こうなりゃ図書館に…」ガラピシャ
梓「ああ!?待ってくださあい!」ガラピシャ
唯「ふう…どこに行こうか…」
澪「……」
唯「うわあああ!?澪ちゃんだ!早く逃げなきゃ…」
澪「」ドサッ
唯「えっ…澪ちゃん!?」
憂「あっ、お姉ちゃん」
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 05:30:07.20 ID:IGmjJ3/L0
唯「うい!?なにしたの!?」
憂「なにって…お姉ちゃんにつく害虫を退治したんだよ」
唯「そ、そんな…ここまでしなくても」
憂「えへへ、やりすぎちゃった」
唯「やりすぎだよ〜!」
梓「唯先輩!見つけましたよ!って憂!?」
憂「あっ梓ちゃん、なんで下着なの?」
唯「あずにゃん逃げて!このままじゃういに殺されちゃうよ!」
梓「へっ!?」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 05:35:20.70 ID:IGmjJ3/L0
憂「やだなあ、殺してなんかいないよ。気絶してるだけだよ」
梓「! そんな…澪先輩が!?」
唯「早くにげてええええ!!」
梓「う、うわあわわわわわわわわ…」ジョオオオ
憂「あはっ、梓ちゃん、洩らしちゃったね。トイレもできない猫ちゃんにはお仕置きしないとね」
唯「や、やめてええ!ういいいいい!!」
憂「もう邪魔しないでよお姉ちゃん。大丈夫、帰ったら一緒にお風呂入ろうね」
唯「なにが大丈夫なの!?」
梓「ああわああっわわわっわあわ」ガクガク
憂「じゃあ、オワカレだね梓ちゃん」ヒュン
唯「あずにゃあああああん!!」
梓「ああ…さよなら、唯先輩…」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 05:40:47.43 ID:IGmjJ3/L0
ガッ
梓「!」
唯「!」
憂「な、何だと…」
律「あ、あずさ…早く逃げろ…」
唯「りっちゃん!?」
ガシッ
澪「お前だけでも逃げるんだ…」
梓「澪先輩!?」
憂「くっ!虫けらが!」ブン
律「うわあ!」
澪「おわあ!」
唯「二人とも!」
梓「先輩!」
ここから唯梓になったら泣く
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 05:45:12.92 ID:IGmjJ3/L0
憂「さあ、梓ちゃん、続きを…」
和「させないわ!」
ヒュン グサッ
憂「ぐっ!これは…メガネ!」
唯「和ちゃん!」
和「梓、あなたは最後の希望よ、必ず生き残って…」ドサッ
梓「和先輩!」
憂「虫けらどもが束になっても敵わないと言うのに…無駄なあがきを」
律「無駄じゃない!」ガシッ
澪「あきらめるもんか!」ガシッ
憂「くっ!はなせ!」
唯「あずにゃん!みんなの決意を無駄にしないで!」
梓「先輩方…わたしやります!やってみせます!」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 05:50:17.46 ID:IGmjJ3/L0
憂「やめろ!そんなことしたらこいつらも死ぬぞ!」
律「やるんだ!梓!」
澪「いままでの犠牲を無駄にしないためにも…」
唯「とどめを刺して!あずにゃん!」
憂「はなせ…はなせえええええええ!!」
梓「うおおおおおおおおおおおお!!!」
梓「くらえっ!ムスタング…フィンガアアアアアァァァァ!!」ドゴオオオオ
憂「ぐわあああああああ!!?」
ドサッ
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 05:53:27.29 ID:ASumlBsB0
えっ
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 05:54:06.14 ID:IGmjJ3/L0
梓「はあはあ、勝った…勝ったんだ!」
律(よくやった、梓)
澪(あとはまかせたぞ)
和(あのメガネはあなたにやるわ)
梓「あっせんぱああああい!!」
唯「みんなああああああああ!!」
ドヒュウウウウ
唯「…いっちゃったね」
梓「律先輩、澪先輩、和先輩、ありがとうございました」
唯「あずにゃん、何か忘れてない?」
梓「ああそうでしたね」
梓「唯先輩、つーかまーえた!」
紬「おめでとう、梓ちゃん」
完
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 05:54:43.34 ID:9bDnMfW8O
どうして…こうなった…
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 05:56:17.44 ID:IGmjJ3/L0
唯「っていう漫画なんだけど…」
梓「…唯先輩」
唯「はい?」
梓「これ途中で飽きましたね?」
唯「あっばれたか」
おわり
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 07:24:01.92 ID:9bDnMfW8O
乙だよ
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 08:42:30.42 ID:Xc/jWO//O
ハイレベル過ぎてついていけねーw
乙ww
おつんつんwwwwwwwww
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 09:31:11.42 ID:3HokiWxb0
飽きたな
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/24(日) 10:36:32.41 ID:h3agi9hj0
おつ
乙
憂がデビルガンダムで、梓がゴッドガンダムかw
乙
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
乙