法人税約8160万円を脱税したとして法人税法違反の罪に問われた宇陀市の袋物材料輸入販売業「大和工業」社長、西峠昭文被告(66)に対し、奈良地裁(野路正典裁判官)は14日、懲役1年6月、執行猶予4年(求刑・懲役1年6月)を言い渡した。
同社に対しては、求刑通り罰金2300万円を言い渡した。
野路裁判官は「脱税額は多額で、手段や方法は悪質だが、重加算税などを完納している」と述べた。
判決によると、西峠被告と同社は05〜08年、架空の仕入れを計上するなどして約2億7200万円の所得を隠し、法人税約8160万円を脱税した。【高瀬浩平】
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