>>622 小沢氏はやましいことはないと断言している。ならば民主党は、自民党などが求めている小沢氏の参考人招致にとどまらず、
偽証すれば訴追される国会の証人喚問に進んで応じ、その場で小沢氏が堂々と疑惑を晴らせばいいではないか。
小沢氏のこれまでの説明ではまったく不十分で、説明を欠いたままの幹事長続投は認められないと再度指摘しておく。
民主党が早期の予算成立を主張するのなら、なおさら、早くこの問題にけじめをつけるべきだ。
民主党は特捜部が報道機関に捜査情報をリーク、漏えいした疑いがあるとして調査チームを作り、報道の情報源も調べるという。
捜査に厳正、公平性が必要なのは言うまでもない。しかし、仮に今後の捜査や報道に圧力をかける狙いが、
調査チームにあるとすればそれは筋違いだ。
一方、自民党も小沢氏と首相の資金問題を徹底追及するというが、予算案審議を遅らせて抵抗するというのであれば、
これまで与党時代に批判していた野党の戦術と同じだ。新しい野党像を示してほしい。
今の政権が安定するのか、再度衆参がねじれて政治は混迷するのかが焦点となる夏の参院選に直結する国会でもある。
まず、与野党ともに昨年の総選挙で有権者の多くがなぜ、政権交代に期待したのかを今一度、確認してもらいたい。
このままでは「やはり政治は変わらない」と国民の間に不信感ばかりが募るだけだ。それを恐れる。
毎日新聞 2010年1月19日 2時40分