1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
〜これまでのあらすじ〜
不登校の高校生「男」はある日、空から降ってきた謎の少女と出会う。『吸血鬼』の「カミラ」と名付けられた彼女は、元いた『天界』に戻るため、男と共に他の天界堕ちメンバーと戦うことになる。
徐々に戦いが激化して行く中、男たちはもう一人の吸血鬼、「ナイト」とそのペア「ミヤビ」に遭遇。対峙するも、その圧倒的な力の前に追い詰められてしまう。が…。
ナイトに生かされた男たちは、彼の傷の治療に必要な4日間の猶予をもらい、来るべき再戦のために修行を始める。男たちはナイトを倒し、そしてカミラは天界に帰ることができるのか?
吸血鬼「私を地上に堕ろす?」(前スレ)
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1262704080/
_________
/ ○ フ
/ ○ ヾ
/ ノ ノ
/ (
__ / ── ¨ ノ
/。 \ / __| (
rl |ノ ゚| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
j」 _ ノ ゴ ハ / ヴァン・ノゴハンが2ゲットです
_ 斤夭f批`}_)¬<_ノハ 〉/
〔_7 7{ f⌒ヽ<ニミー个z≦升/ /
/i/ィ.人 /  ̄`ヾアr‐' ̄ ̄l__
_r≦ニ∨/f∧Vな≧{ /> ミ辷ノ r――こi〕ト、
/∠V⌒7 /`ヽ l ト毛vノ __l-( >--ィ\三ニ三ト、ハ
{イ{ 〕C// 〉ifハ (⌒Y´`{/=)ニ≧ニニ{‐{≧===ヽ} 〉
. Vト个-く シイ/`fこrヘ>イ==〉⇔ムV{斗z∠ ノイ/
`<ニ> ' ` ー==` ー‐===' <ニニ> '
>>3 あと少しでしたが、もはや取り返しがつきません。
>>4 まだまだです。 取り返しがつきません。
>>5 5という数字は好きですが取り返しがつきません。
>>6 もう2ゲットできないのは分かっていたでしょう?取り返しがつきません。
>>7 ラッキー7のつもりですか?取り返しつきませんね。
>>8 さっさと他のスレ当たった方が良いですがもう取り返しがつきませんよ。
>>9 あなたはまだ取り返しつきそうですがやっぱり取り返しがつきません。
>>10 他にもあるでしょう。取り返しのつかないこと。
>>11-1000 実は私が一番取り返しがつきません。
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 21:13:10.73 ID:1wch56TnO
登場人物@
男…主人公。
16歳の高校生だが、ワケあって不登校。カミラのペアとして戦う。
天界から与えられた武器は『バット』で、その能力は『攻撃の威力、衝撃を吸収し、その力のすべてを一振りに集中させる』
カミラ…もう一人の主人公。
天界から堕とされたメンバーで、金髪貧乳の吸血鬼。
7つある内5つの『魔血能力』と呼ばれる特殊な力を使うことができる。
『得体の知れぬ力』が隠されているらしいが…?
男友…男の友人。『プチ』金持ち。
車で男たちを助けたり、家に泊めたりと、意外と頼りになる協力者。
『性欲の権化』と称されるほどの変態。
姉…男の姉。亡き母の代わりに一家を束ねるしっかり者。
靴のデザイナーだが、評判はイマイチらしい。
父…男の父。スズメと木曜日の飲酒が大好きなサラリーマン。
おおらかで優しいが、男たちのパシリにされ、挙げ句戦いに巻き込まれそうになったツイてない人
∧_∧
ピュー (´・ω・`) <これからも山崎誠を応援して下さいね。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 21:16:18.78 ID:1wch56TnO
登場人物A
ウツロ…死霊使い(ネクロマンサー)の少年。
病気のカヤコを救うためにカミラと戦ったが、引き分けになり、以後カミラたちに協力的な姿勢を見せるようになる。
死体を4つまでストックし、それに様々な死霊の魂を宿らせて操る『死霊呼び出し(ネクロマンシー)』という能力を使う。
カヤコ…ウツロのペアの高校生。
長い間入院しており、ウツロの戦う理由になっている。
カミラに救われて以来、彼女に好意(?)を抱いているらしい。男曰く「超絶美少女」
コノハ…乗っ取り悪魔。高飛車で、少しキツい性格。
触れるもしくは触れられることで、好きな生物の肉体を乗っ取り、元の体とその体を使い分ける『肉体変化(フォーマルチェンジ)』能力を持つ。
カエデ…コノハのペアの女子大生。散歩中の犬の体をコノハに乗っ取られてしまった可哀想な人。
非常に臆病な性格で、コノハに強制されても戦うことができなかった。武器は『バトン』で、能力は不明。
もういいからこういうの
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 21:18:14.40 ID:1wch56TnO
登場人物B
ナイト…もう一人の吸血鬼。最強最悪の敵。
漆黒のマントと深紅のマフラーが特徴。
他のメンバーを遥かに凌駕する圧倒的な力の持ち主。カミラと同じように『魔血能力』を使うが、どれもカミラのものより強力。
何やら大きな野望を秘めているらしい。
ミヤビ…ナイトのペアの中学生。
見た目は小柄な少女だが、人並みならぬ精神力を持ち、人間相手に容赦なく爆発の能力を使うほど。
武器は『硬球』で、能力は『投げた直後に爆発を引き起こす』。爆風だけで男を戦闘不能にする威力を持つ。
神…天界の神。
カミラやウツロなどたくさんのメンバーを地上に送り込み、戦わせている。
手下と共に地上にやってきて、誰かを探しているらしい。
タム…神の手下。元は名前がなかったが、『ラム・タム・タガー』と神に名付けられた。
神と共にメンバーの誰かを探している。
イチコ…男の後輩。眼鏡をかけた小柄な少女。
クラスでイジメにあっていたが、男の助けによりそこから脱する。名乗った際に『1年の…子』の『…』の部分を男が聞き損ねたため、省略して『イチコ』と呼ばれるようになった。
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 21:18:33.23 ID:5wKaWpxB0
これはパー速池といわれる流れ
ハ,,ハ
/\( ゚ω゚ )/\
((⊂/\ /\つ))
) ノ
(_⌒ヽ
ヽ ヘ }
ハ,,ハ /つ ε≡Ξ ノノ `J いいぜ
( ゚ω゚ )//
/ /
//) ノ クレクレすれば
⊂/ (_⌒ヽ 何でも貰えると
ハ,,ハ ヽ ヘ } 思っているのなら
( ゚ω゚ ) ノノ `J
( \
\\ \\ 一二
⊂\ (_\つ \つ 一二 そのふざけた幻想を
\\,,ハ ヽ ヘ } 一二
//ω゚ ) ノノ `J 一二
(/ )
) // お断りします
(//ヽ
し ,ヘ }
ノノ `J
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 21:20:09.77 ID:ncrSuPGl0
楽しみだ
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 21:20:14.81 ID:m3bGblJs0
, (⌒ ⌒)
(⌒ ( ) ⌒)
( ) )
(_ヽ_ハ从人_ノ_ノ
| || | |
ノ L,l ,|| |、l、
⌒:::\:::::/::\
/ <●>::::<●>\
/ (__人__) \ てめぇはやく書けよ!!!11
| |::::::| |
\ l;;;;;;l /l!|
/ `ー' \ |i
/ ヽ !l ヽi
( 丶- 、 しE | ドンッ!
`ー、_ノ 煤@l、E ノ >
レY^V^ヽ
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 21:24:49.55 ID:omFt9gBA0
乙
期待待ち
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 21:26:24.40 ID:1wch56TnO
カミラ「……しかし、この能力、何か変ですよね」
男「変?」
カミラ「なんで形状がバットなんでしょう。バットじゃなくてもいい気が…」
男「ホームランを打つためだよ」
カミラ「ホームラン?」
男「あいつの武器は爆発する『硬球』なんだから、バットで打ち返してやるしかないだろ?」
カミラ「……そうですね。何か、因縁のようなものを感じます」
男「さぁ、どんどん来い!全部受けて、返してやる!」バッ
カミラ「ええ…」スッ
カミラ(しかしあの威力…直撃すれば五体が吹き飛ぶでしょうね…)
カミラ(ナイト…よく肩だけで済んだな……)
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 21:34:37.67 ID:1wch56TnO
病院
ウツロ「すー…すー…」
カヤコ「……」ナデナデ
コンコン
カヤコ「どうぞ」
ガラッ
看護婦「あ、起きてたの?」
カヤコ「…はい」
看護婦「お昼ご飯よ。その子の分も持ってきたわ」
カヤコ「もうこの子には馴れたのね…?」
看護婦「最初はびっくりしたわよ!あなたのベッドで、知らない子が寝てるんだから!なんか顔真っ青だし!」
カヤコ「顔が青いのは今も変わらないわね…」
看護婦「…でも別に、悪さしてるわけじゃないし、あなたの話相手になってくれるんでしょう?追い出す必要もないと思ってね」ゴトッ
カヤコ「…ありがとう」
看護婦「じゃあね」バタン
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 21:44:10.96 ID:1wch56TnO
男「はぁー…はぁー…」
カミラ「さすがに疲れてきましたね…少し休憩しましょう…」
男「あ…ああ…」ドサ
カミラ「……」ゴロン
男「…あー、空って綺麗だなぁ」
カミラ「…そうですねぇ……あのずっと上に天界があるんですよ」
男「飛行機とかで飛んでりゃ、見えるのか?」
カミラ「……見えないでしょうね」
男「なんで?」
カミラ「天界と地上への間には、空間の『ずれ』があるんです。飛行機ではその『ずれ』を見つけることができません」
男「ん…?お前はその『ずれ』から降ってきたのか?」
カミラ「そうです。『ずれ』は偶然にもこの日本の真上にあったようですね。だから私たちは全員日本で戦うことになったんでしょう」
男「なるほど…」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 21:48:02.60 ID:1wch56TnO
カミラ「……はぁ」
男「なにため息ついてんだ?」
カミラ「……本当に、帰れるんですかね」
男「勝てばな…」
カミラ「…もう、帰ったメンバーがいるんですかね」
男「…どうなんだろうな」
カミラ「……でも、先着がないのが幸いです。ノルマさえ達成できれば、誰でも帰れる……」
男「俺らのノルマはあと…」プチプチプチ
フォンッ
男「……5、か。多いなぁ」
カミラ「もうみんな…3とか4なんですかね」
男「下手すれば、2、1もいるんじゃないか?」
カミラ「はは…」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 21:55:50.54 ID:1wch56TnO
男「……もう少し休んだら、なんか食べようぜ。腹減った」
カミラ「どうぞご自由に」
男「…なぁ」
カミラ「はい…」
男「…なぁ」
カミラ「…何ですか?」
男「魔血乃翼、あるじゃん」
カミラ「…ありますよ」
男「それで、病院行こう。カヤコさんのお見舞いだ」
カミラ「……それはそれは」
男「あの人も当然、武器をもらったんだよな」
カミラ「たぶん」
男「じゃあその武器にも能力があるはずだよな」
カミラ「たぶん」
男「伝えておかないと」
支援
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 22:10:18.81 ID:1wch56TnO
男友「……」クルルンクルルン
教師「おいそこォ!ペンをくるくるやるなーッ!」
男友「あ、すいません…」ポト
教師「この問題を解いてみろ!」
男友「……」ガタッ
男友「……真、真、偽、真、偽、真」
教師「……」
生徒たち(相変わらずこいつすげぇなぁ…)
教師「せ、正解ッ!」
男友「そりゃよかった…」
男友(…今、あいつらは何やってんのかなぁ)ボーッ
男友(二人でイチャイチャしてたりして……)ムクムク
生徒たち(ダメだ、ただのド変態だった)
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 22:11:25.74 ID:+cYzdJj70
男友にはとっくに幻滅している
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 22:13:21.33 ID:omFt9gBA0
まさか勉強が出来るとは
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 22:13:27.77 ID:Gm8bDsmX0
男友気持ち悪いです自重してください
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 22:16:21.57 ID:ZSiyPQsZO
まだあるか支援
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 22:17:21.52 ID:+cYzdJj70
>>20 ボーッとしてる
↓
教師に問題出される
↓
簡単に解く
↓
影口言われる
あれ?初期の清麿じゃね?
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 22:18:38.50 ID:g+HJTDUwP
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 22:20:08.85 ID:1wch56TnO
病院
男「……お、あれだ」
カミラ「……」バサバサ
男「窓から直接入っちゃおうぜ!」
カミラ「…危ないですよ」バサバサ
男「なにが?」
カミラ「あなたは宙ぶらりんの状態ですから、私と一緒に窓から入れません」バサバサ
男「??」
[窓] ←カミラ バサバサ
壁| 男
[←カミラ スィーッ
壁|男 バキッ!!
カミラ「…ってなります」
男「おk。やっぱ降りよう」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 22:23:54.49 ID:g+HJTDUwP
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 22:27:18.37 ID:1wch56TnO
>>25 最初からガッシュのパクリ臭かっただろう?
つまりそういうことだ
カミラ「……」ジーッ
男「304号室の…そうそうカヤコさん」
看護婦「はい。出るときにまた帰してね」スッ
男「どうも。カミラ!行くぞ」
カミラ「……はいはい」
男「何見てたんだ?」スタスタ
カミラ「件の『カミラ』です」スタスタ
男「観葉植物の方だよな?鏡見てたわけじゃないよな?」
カミラ「観葉植物です」
おいおいせめて本文の中に個人的コメント書くのは控えてくれよ急に戻されるじゃねーか。
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 22:35:50.74 ID:1wch56TnO
>>28 カヤコは抱き抱えられてたから入れました
男は空中ブランコみたいな状態ですので、思いっきりぶつかります
コンコン
カヤコ「はい」
男「おっす!カヤコさん!」ガチャ
カミラ「おっす…」
カヤコ「カミラさんに…男くん!」
男「お見舞いに来たんだ」
カミラ「何も持って来てませんけどね…」
カヤコ「ううん。来てくれただけで嬉しいわ!」
男「ん…?ウツロは?」キョロキョロ
カヤコ「ここよ…」ペラ
男(カヤコさんの布団の中…だと?)
カヤコ「この子、寒いのが苦手みたい」
ウツロ「ぐー…ぐー…」
カミラ「こないだとは打って変わってリラックスしてますね」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 22:43:02.19 ID:omFt9gBA0
カヤコさんは能登ボイスでいいんだよな
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 22:44:07.59 ID:1wch56TnO
カヤコ「…今日は、ただお見舞いに来ただけ?」
男「いや…何というか、ちょっと聞きたいことがあって」
カヤコ「なに?」
男「武器って、ある?」
カヤコ「武器…?」
カミラ「最初に貰いませんでしたか?」
カヤコ「…ねぇ、ウツロ」ユサユサ
ウツロ「う……」パチッ
ウツロ「……わぁっ!!カミラに、男!?」
男「よう」
カヤコ「ねぇウツロ…あなた武器って、持ってる?」
ウツロ「…それなら確か……」ゴソッ
カヤコ「ベッドの下?」
ウツロ「…あった。大切なものみたいだけど、カヤコに持たせたら危ないかと思って、こっそりしまってたんだ」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 22:45:03.61 ID:5wKaWpxB0
もう能登にしか聞こえなくなった
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 22:51:24.82 ID:1wch56TnO
カヤコ「…これは……」
カミラ「……弓矢、ですか」
男「…すげーな……いかにも殺傷用!って感じが…」
ウツロ「これがどうかした?」
カミラ「…ちょっと貸してくれます?」ヒョイッ
ウツロ「あっ」
カミラ「……」ジーッ
男「……どうだ?」
カミラ「…まぁ、見た感じは普通の弓矢ですね。能力の有無はよく分かりません」
カヤコ「能力?」
男「ああ。どうやらこの武器シリーズには、能力があるみたいなんだ」
ウツロ「…ボクたちが知らないところで、色々あったんだね?」
男「……隠してもしょうがないし、全部話す。お前たちのところにも、あいつは来るかも知れないしな」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 23:03:37.03 ID:a/AzE/920
ワッフル
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 23:10:26.97 ID:2yTlGnY6O
wktk
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 23:13:45.32 ID:1wch56TnO
……
男「……で、今に至るわけだ」
カヤコ「もう一人の…」
ウツロ「…吸血鬼」
カミラ「…あいつは、でたらめな強さを持ってます。私は何もできずに打ちのめされました」
ウツロ「か、カミラが…?」
カミラ「はい」
ウツロ「…信じられない」
カミラ「私もまだ、夢でも見てる気分です。…でも私たちは、生きてます。この戦いから外れてないんです」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 23:17:01.05 ID:1wch56TnO
カヤコ「……それで、私たちはどうすればいいの?」
男「その弓矢の能力を引き出して、使いこなせれば…大きな力になると思うんだ」
カヤコ「この弓矢の能力…」チラ
男「どんな能力だろうが…とにかく使えれば、いざってときに何とかなる。実際俺は、そうして助かったんだ」
カヤコ「……じゃあ、色々試してみるわ」
カミラ「ありがとうございます」
カヤコ「……っ」カアアッ
ウツロ「か、カミラ!またカヤコさんに色目を…」
カミラ「…?」
カヤコ「…!そうだ、男くん」
男「ん?」
カヤコ「アドレス教えるから…何かあったらいつでも伝えてほしいの」
男「メアド交換!?マジですか!?」
カヤコ「ホントは病室で使うのはよくないんだけど…ここには私しかいないから…」
男「よ、よろこんで!」サッ
流石に偽は凡例答えろよ…答えになってない…
もしくは普通に文字式とか
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 23:31:25.97 ID:3SVtxAEk0
よし見つけた
頑張ってね!
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 23:31:52.86 ID:omFt9gBA0
保守頼んだノシ
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 23:38:17.19 ID:1wch56TnO
ピロリンッ♪
男「よしっ、オッケー!」
カヤコ「ふふ」
ウツロ「カヤコさん、余計なメールはしちゃダメだよ」
カヤコ「どうして?」
ウツロ「…どうしてって」
カミラ「…ウツロくん、大丈夫です。私が見張っておきますから」
ウツロ「しっかり見張ってよ!」
男「俺そんなに警戒されてる?」
ガチャ
カミラ「?」
看護婦「カヤコちゃん、ご飯食べ…あら。お見舞い?」
カヤコ「私の友人よ」
男「どうも」ペコリ
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 23:51:39.37 ID:1wch56TnO
看護婦「……そうよね。カヤコちゃんももうすぐ18だもの…いつまでも子供じゃないわよね」
カヤコ「何のこと?」
男「何か勘違いされてる気がする」
看護婦「あら、彼氏じゃないの?」
カヤコ「違うわ」キッパリ
男「うわっなんか傷付く!」
看護婦「なーんだ、そう!違うのね!ならいいわ!この子は寂しがりやだから、あなたがたくさん遊びに来てくれればよろこぶわよね?」
カヤコ「べ、別に寂しがりやじゃないわ…」
看護婦「そう?来たばかりのときは、毎晩寂しくて泣いてたじゃないの」
カヤコ「それは4年前の話で…」
カミラ「…4年も入院してるんですか」
カヤコ「最初のうちは…入院と退院の繰り返しだったわ」
看護婦「でも、あなたの病気は厄介で、徐々に症状もひどくなって来たのよね」
カヤコ「……そう、本当に辛かったわ」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 23:56:46.83 ID:1wch56TnO
眠さで頭が働かない…
しばらく休憩します…
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 23:57:47.01 ID:Gm8bDsmX0
しばらく休憩=寝るフラグ
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 00:00:37.30 ID:mqHSMmGN0
寝た方がいいよ、お疲れ
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 00:05:42.25 ID:1wch56TnO
では申し訳ありませんが、今日はここまでにします…
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 00:08:05.80 ID:mqHSMmGN0
おやすみ、ゆっくり暖かくしてねるんだZO
お疲れ様
「4日猶予をやる」
クリアを彷彿とさせるぜ
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 00:38:41.31 ID:GNSyXMdE0
クリアんときは10ヶ月だったか
ほ
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 01:33:25.16 ID:Jbf5hJdB0
し
ほ
ほし
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 02:39:30.33 ID:SMcbYmRK0
保守
あとは頼んだ…
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 03:17:37.37 ID:okraQ90B0
保守
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 03:54:33.37 ID:0Pc9xe/JO
寝る
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 04:20:03.45 ID:7l4OU15g0
ほっしゅ
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 05:25:40.01 ID:H12Chdiu0
m
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 06:10:01.93 ID:83MAZp7k0
保守
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 07:27:15.92 ID:querUQlK0
こういうの保存してるサイトとかある?
パー速でやれ
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 08:43:13.52 ID:+Na9R6ez0
保守
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 08:46:22.57 ID:YuFaUwrpP
ほ
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 09:34:19.24 ID:yqBoRyE+O
ほ
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 09:44:01.29 ID:aaMCMPoL0
ほ
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 10:17:41.95 ID:yqBoRyE+O
ほ
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 10:46:59.10 ID:Fw5rI6Eq0
ho
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 11:15:11.98 ID:orpLJ5CQO
保守
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 12:42:45.66 ID:yqBoRyE+O
ほ
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 13:50:50.23 ID:orpLJ5CQO
ほ
パー速行けよ
パー速池。いや、行こうぜ
一人で行けば?
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 16:03:13.30 ID:orpLJ5CQO
保守
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 16:20:08.14 ID:6nCsGR850
保守
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 16:41:16.75 ID:2RgaNqE20
保守
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 17:10:24.99 ID:rA+/wOl+0
_
は
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 17:30:51.28 ID:SMcbYmRK0
今日遅いな
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 17:31:58.03 ID:Pbnbems70
ほしゆ
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 17:33:24.08 ID:6nCsGR850
規制解除
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 17:57:02.64 ID:orpLJ5CQO
ほ
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 18:21:40.89 ID:VReiMYY60
し
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 18:31:35.28 ID:CyhqrJOx0
書き溜め中なんじゃね
気長に待とうぜ
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 18:34:23.99 ID:8M1m3TIF0
電話で書いてたけど大丈夫かな
docomo規制とかで騒いでたけど
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 18:41:41.28 ID:mqHSMmGN0
保守
なんか書いてみたいなぁ
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 18:43:24.82 ID:lDWN189B0
スレ立てな
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 19:05:39.40 ID:O+bSXlvq0
ほ
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 19:13:58.20 ID:FtazuZHRP
きせいきせい
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 19:14:16.86 ID:YDlgaeW60
↑ミスってP2でかいてしもた
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 19:17:47.54 ID:mqHSMmGN0
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 19:41:25.88 ID:lDWN189B0
ほぬ
パー速行けゴミ
ほし
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 20:26:31.04 ID:Pbnbems70
ほ
し
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 20:36:16.58 ID:RAjW+OYiO
遅くなってすみません
再開します
カヤコ「辛かった。とても…」
男「…でも今は、大丈夫なんだろ?」
看護婦「そうなのよ!やっぱり4年も入院してれば、変化だってあるわよね!」
カミラ「…4年『も』ねぇ…」
男「お前は1700年余生きてんだから、ピンと来ないよな」
カミラ「あ、そういえばそうか…」
看護婦「…まぁとにかく!せっかくの友達なんだし、もうちょっとゆっくりしてなさいよ、ね!」
男「あ、いや、俺たちまだ飯食ってないもんで…」
看護婦「あらそう!なら今日は帰ってご飯食べなさい!」
男「…じゃ、今日は帰るよ、カヤコさん」
カヤコ「ええ」
カミラ「…お大事に」ガチャ
バタン
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 20:47:17.79 ID:RAjW+OYiO
男「…さ、なんか食うか」スタスタ
カミラ「……」スタスタ
男「……何をだんまりしてんだよ」スタスタ
カミラ「…確信しました。彼らは天界には帰れない」
男「……!」
カミラ「彼女の病気が治ってきていると聞いたときのウツロくんから、戦う理由が失せていくのが分かりました」
男「…でも、あいつは、天界に帰りたいんじゃないのか?」
カミラ「……」
カミラ「そうでもない気がします。端から見てて思っただけですけど」
男「……それじゃあ、お前は何のために戦うんだよ」
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 20:54:27.56 ID:RAjW+OYiO
カミラ「…え」
男「いっつも思ってたんだよ。お前は戦ってるときに、何を考えてるんだ?」
カミラ「……それはもちろん、勝つことだけを」
男「じゃ、勝ってどうする?」
カミラ「…天界に帰るんですよ…。決まってるじゃないですか…!」
男「……本当にそのつもりなのか?」
カミラ「…本当にって」
男「最初はさ、目の色ギラギラさせて帰りたい帰りたい言ってたけど、今のお前の目には…」
男「…意志がないように見える。ただ、帰りたいって目標を形だけ作ってる。違うか?」
カミラ「………」
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 21:07:23.65 ID:RAjW+OYiO
カミラ「どうして、そんな…」
男「あいつが、ナイトが言ってたんだ」
ナイト『王に為らんと戦う騎士…それが僕だ』
男「…あれ、何のことなんだろうな、って。ひょっとしたらあいつには……」
男「天界に帰る以外の、野望があるんじゃないか?」
カミラ「野望…?」
男「そうじゃなきゃ、あそこまで強いわけがない。あいつの負けられない理由って、それだけ重いんだと思う」
カミラ「……」
男「要はさ、お前ももっと素直になったほうがいいよ。変に堅苦しい理由つけて戦うくらいなら、いっそ考え直しちまえ」
男「お前は何のために戦うんだ?」
カミラ「……私は」
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 21:11:01.15 ID:querUQlK0
王に為る?ああ、ガッシュry
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 21:19:41.27 ID:RAjW+OYiO
カミラ「……」
男「…まぁ、言いたくないならそれでいい」
カミラ「あ…あなたは、何のために戦うんですか…?」
男「んー?俺は……」
カミラ「……」
男「…まだ内緒にしとく」
カミラ「そーですか…」
男「でもさ、やっぱり、『勝ち』に対する強い執念って、『勝ちたい理由』が頭にないと、持てない気がすんだよな」
カミラ「勝ちたい理由」
男「それが、ナイトにあって、俺たちにないものだ」
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 21:26:52.61 ID:mqHSMmGN0
期待
私怨
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 21:33:09.66 ID:RAjW+OYiO
男「とまあ偉そうに語ったけども…」
男「…まずは何か食おう。そろそろ保たない……」
カミラ「…はい」
近くの中華料理店
ガチャッ
店員「はいいらっしゃい。こちらにどうぞ」
男「ふー」ガタッ
店員「ご注文がお決まりになりましたら…」
男「俺はこのあんかけ焼きそばにするよ。カミラ、お前は?」
カミラ「…ラーメンでいいです」
男「普通の?」
カミラ「はい」
店員「あんかけ焼きそばとラーメンですね。以上でよろしかったですか?」
男「とりあえずは」
店員「かしこまりました」ペコッ
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 21:34:31.90 ID:8fTdTRDP0
以上でよろしかったですか・・・・・・
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 21:35:22.47 ID:mqHSMmGN0
ラーメン食いたくなった
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 21:45:25.43 ID:RAjW+OYiO
店員「…あの、すみませんが」
男「ん?」
店員「あんかけ焼きそばが今売り切れてまして」
男「具材がないとか?」
店員「普段は全く注文されないメニューでして…」
男「じゃ、俺もラーメンでいいや」
店員「申し訳ございません」ペコッ
男(ハーフなのか…?)
カミラ「男さん、なんでラーメンにしたんですか。他にも色々あるじゃないですか」
男「別にいいじゃんか」
カミラ「この、激辛麻婆ラーメンなんておいしそうだったのに」
男「いや、お前が食えばいいだろ」
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 21:55:38.25 ID:RAjW+OYiO
男「食ったら、またトレーニングか?」
カミラ「……」ゴクゴク
カミラ「そのつもりですよ」
男「そうか。うーん、大変だなぁ」
カミラ「でも、さっきはできたじゃないですか」
男「できたはできたよ。でもあれやると、一気に力が抜けるんだよな」
カミラ「…それじゃ、多用できないんですか?」
男「それこそ鍛えればなんとかなりそうな気がする」ゴクゴク
カミラ「……」
店員「ラーメン二人前、です」ゴトッゴトッ
男「お、来た来た」
店員「お水のお代わりはいかかですか?」
カミラ「じゃあ」スッ
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 22:11:51.75 ID:RAjW+OYiO
男「じゃ、いただきます」ペキッ
カミラ「いただきます」ペキ
男「……」ズゾゾゾ
男「あつっ…」
カミラ「……ふー、ふー」ズゾゾゾ
カミラ「あちち…」
男「……うまい」
カミラ「…そうですね」
男「コショウ取って」
カミラ「はい」スッ
男「……」パッパッ
カミラ「……」ズゾゾ
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 22:12:46.34 ID:mqHSMmGN0
何このほのぼのした感じ
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 22:20:24.85 ID:RAjW+OYiO
男「うまいうまい」ズゾゾゾ
カミラ「……」モグモグ
男「スープも…」ズズ
男「あちっ。でもやっぱうまいわ」
カミラ「……」ズズズ
男「…カミラ、なんで何も言わないんだよ?なんかちょっと一人でぶつぶつ言ってて寂しいじゃん…」
カミラ「…おいしいですよ」ズゾゾゾ
男「もうちょっと気の利いたこと言ってほしかったよ、俺は…」
支援
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 22:36:49.77 ID:RAjW+OYiO
男「…そうだ。この際だから聞くけど、天界にもラーメンはあるのか?」
カミラ「ありますよ」ズズズ
男「そばとかうどんは?」
カミラ「あります」
男「ファストフード」
カミラ「あります」
男「寿司」
カミラ「あります」
男「インド料理」
カミラ「あります」
男「宅配ピザ」
カミラ「…それはないですね」
男「それ以外はだいたいあるのか。じゃあやっぱり天界も地上も、大差ないんだな」
カミラ「種族ぐらいですよ、違うのは」ズズズ
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 22:37:27.89 ID:mqHSMmGN0
服装は?
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 22:37:53.14 ID:PkAnnXM70
みんなゴス
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 22:50:55.51 ID:RAjW+OYiO
>>118 吸血鬼…ゴスっぽい
死霊使い…なぜかボロボロ
後はよく分からんです
カミラ「あ、あと、最近あれができました」
男「なに?」
カミラ「ラブホテル」
男「…カミラ、真顔でそういうこと言うのはやめような」
カミラ「ラブホテル」ニヤッ
男「そういう問題じゃねーよ」
カミラ「とにかく、天界は結構しっかりしてるんですよ」
男「分かった分かった。んじゃ、ごちそうさま。お会計を…」ガタッ
カミラ「ごちそうさまでした」
店員「はいどうも。1120円になります」
男「1120…」チャリ
カミラ「ピッタリ払うタイプですか」
男「いいだろ別に」
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 22:54:12.91 ID:mqHSMmGN0
なっ、ラブホだと・・・
セクロスできるのかいな?
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 23:08:01.87 ID:RAjW+OYiO
>>121 できなきゃ吸血鬼一族、とかいなくなっちゃうじゃない
カミラ「それじゃあトレーニングの続きです」
男「お、おう」
カミラ「なんか嫌そうですね」
男「不登校だった俺の一日の運動量をとっくに超えててやばいんだぜ」
カミラ「知りません。さ、バットを」
男「ひでぇ…」スッ
カミラ「…はっ!」ダンッ!!
男「……」サッ
ガギンッ
男(まだ…手がビリビリ来るな…。この振動がなくなれば、完璧に使いこなしたことになるわけだ…)
男(…やってやる!)ブンッ
カミラ「!?」バッ
ガッ
カミラ「〜ッ!」
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 23:10:34.77 ID:mqHSMmGN0
ほう、体の仕組みは人間と同じって考えていいのかな?
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 23:13:34.08 ID:RAjW+OYiO
カミラ「痛いじゃないですか!怒りますよ!」
男「わ、悪い…なんか反撃しちまった…」
カミラ「…でも、そのぐらいのやる気があるなら」スッ
男「?」
カミラ「私もマジで相手しますよ?」
男「え、いや、あの…」
カミラ「覚悟ー!」ヒュ
男「ぎゃあああ!」サッ
ゴギンッ!!
男「!?」ドサッ
カミラ「…あれ?あれ?意外と防ぎきれませんねぇ」ニヤッ
男「っくそー……」ムクッ
カミラ「さぁもういっかぁい!!」グルンッ
ガキッ!!
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 23:17:41.29 ID:mqHSMmGN0
聞きにくいが、カミラ様は処女?
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 23:21:08.64 ID:PkAnnXM70
脳内補正しろ
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 23:23:14.73 ID:RAjW+OYiO
>>123 種族ごとにばらつくけど、基本的には人型です
吸血鬼みたいに体質がまるで違うのも多いですけど
男「くっ……」ビリビリ
男(バットが重い…!本当に力を吸収してんのか…?)
カミラ「はい!ボーッとしない!」シュッ
ドスッ
男「手刀…って…」ドサッ
カミラ「……もう終わりですか?」
男「ま…まだやるよ…」ムクッ
カミラ「ていっ」ガンッ
男「脛…!?」ドサッ
カミラ「もう終わりですか?」ニヤニヤ
男「…マジすいません、もう少し休憩を……」プルピル
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 23:31:26.77 ID:RAjW+OYiO
休憩→トレーニング→休憩→トレーニングを延々繰り返し
気が付けばすでに日が落ちていた…
男「はーっ…はーっ…はーっ……」ガクガク
カミラ「大丈夫ですか?膝ガクガクしてますけど」
男「だ、大丈夫…あと少しで…行けそうなんだ」
カミラ(……相手の攻撃を完全に吸収し、自身へのダメージを0にする)
カミラ(やはり簡単ではないようですね…。これ以上は…)
男「よし……来い!まだやってや…」
カミラ「…りません。今日はここまでです」
男「な、なんでだよ!俺はまだまだやれるぞ!」フラフラ
カミラ「説得力なさすぎでしょう…」
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 23:41:13.09 ID:RAjW+OYiO
男「まだ、もうちょっとなんだよ!行けそうなんだ!」
カミラ「……」
男「これで帰って一晩寝て、感覚全部忘れてたらどーする!?」
カミラ「…男さん」
男「…な、なんだよ」
カミラ「必死になることと、無茶をすることは、別なんです」
男「……」
カミラ「今日は帰りましょう。まだ3日あります。焦らず、確実に力をつけることが大切ですよ」
男「…分かったよ」
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 23:51:41.62 ID:RAjW+OYiO
男「……うおっ」ガクンッ
カミラ「…はぁ。やっぱりキツいんじゃないですか?ほら、肩貸しますから…」
男「悪い…。最近動き過ぎて、疲れるって感覚が麻痺してるみたいだ…」スッ
男「……お前、肩細いなぁ」
カミラ「そうですか?」
男「そもそもなんでそんな華奢なのに、あんな動けんの?よく考えたら不思議だ」
カミラ「吸血鬼だからです」
男「あと、なんでそんなに胸がないの?」
カミラ「あ!?舌ブチ抜くぞコラ!」ゴゴゴ
男「怖い怖い怖い!冗談だから!」
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 23:58:38.52 ID:RAjW+OYiO
カミラ「…きっとこれ以上大きくならないんでしょうね、胸」シュン
男「お前はお前で気にしてるのか」
カミラ「男さんも巨乳か貧乳かって言われたら、ぶっちゃけ前者を選ぶんでしょう!!?」
男「いや、俺はどっちかってと貧乳派かな」
カミラ「!?」
男「ただ、無きに等しい乳はダメだわ」
カミラ「キシャアアアアア!」
男「冗談だって!!」
カミラ「どこからが冗談ですか?」
男「無乳はダメだ!」
カミラ「私はアウト?セーフ?よよいの…」
男「セーフ!」
カミラ「よしっ!ついにこの貧乳が認められる時代が来たかっ!」グッ
男「それは時代云々の問題か?」
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 00:00:54.16 ID:a7BBRT/50
ふむ・・・・・・構わん続けろ
わっふる
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 00:04:20.06 ID:mqHSMmGN0
ふむ、男はいったい何者なんだ
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 00:12:05.55 ID:8HXW3tC9O
カミラ「まずですね、女性の吸血鬼っていうのは、代々巨乳が多いんです。8割9割が巨乳なんですよ」
男「あーなんとなく分かるわ」
カミラ「しかし、私はご覧の通り」
男「真っ平らだな!」
カミラ「るせぇっ!いちいち口にするな!」
男「カミラさんさっきから怖いっす」
カミラ「で、代々受け継れてきた巨乳の血に逆らった私は、異端の存在なワケです。貧乳=進化なのです!」クワッ
男「意味の分からないことをおっしゃいますなぁ」
カミラ「…なんで私って貧乳なんでしょう」ショボン
男「何そのテンションの上がり下がり」
カミラ「だって…だって!寂しいじゃないですか!私は1700年生きてきて、今だにビキニ着たことないんです!」
男「え、まず、泳ぐの?」
カミラ「貧乳が泳いじゃいけないきまりでもあんのかっつーの!」
男「ごめん、もう黙ってる」
紫煙
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 00:24:29.79 ID:8HXW3tC9O
カミラ「いやね、ちょっと本当にコンプレックスなんですよね」
カミラ「激しく動き回っても、一切胸揺れ描写がないんですよ」
カミラ「それって見ててつまんないじゃないですか。クイーンズ〇レイドのキャラが貧乳だったら、絶対にウケませんよ」
男(ずいぶんと生々しい話を…)
カミラ「ああ、貧乳しかいない国に逃げたい!」
男「んなもんねーだろ」
カミラ「そうだ!私、神サマの野郎にお願いします!巨乳をみな殺しにしろ!ってね」
男「恐ろしいお願いだな」
カミラ「ははははは!貧乳>>>>>>>>>>>>>>>>巨乳(笑)になる日も遠くはないぜー!いぇあ!」
男「…可哀想に。度重なる戦いでバカになっちゃったんだな」
カミラ「バカじゃないですよ!誇り高き貧乳の女神です!」
男「はいはい」
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 00:27:10.95 ID:x3NG2v240
クイーンズ〇レイドのキャラに貧乳がいないみたいじゃないか
しかしカミラは修行してないな
○イーンズブレイドなんて知らないよ
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 00:40:11.94 ID:8HXW3tC9O
男「ほら、着いたぞ」
カミラ「あれ?いつの間にか私が肩支えられてる…」
男「…友のヤツ、帰ってきてるのか?」
ガチャ
男友「おっかえりいいいいいいいいいいいい!」ダダダ
男「うおっ!?」
カミラ「ただいま」
男友「まったく動じずにさらっと答えるその姿…ああ美しい」
カミラ「そりゃどうも」
男「…ったく」
男友「……お前、またボロボロになってんのか」
男「もうこれはしゃあない」
男友「それにしたって、どうすればこんなに…」
男「こいつにぼこぼこにされたんだ」
カミラ「ちゃんと加減はしましたよ」
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 00:47:26.06 ID:8HXW3tC9O
男「いや、でも痛かったし…」
カミラ「私が本気出したら、あなたなんて魚の餌ですよ」
男「本気出さないで、トレーニングになるのかよ」
カミラ「…受けてくれる人がいませんので」
男「いるじゃん」スッ
カミラ「……」ヒュ
男友「……え?」
ギャアアアアアアアア
男「すげぇ。蹴り一発でリビングまで吹っ飛んだ…」
男友「ケツがあああああああああああああ!!」
カミラ「今のでまだ本気じゃないんですよ」
男「なんと…。そりゃ確かに俺たち一般人じゃ練習相手にならんわな」
男友「ケツが割れたあああああああああああああ」
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 00:48:56.41 ID:SaT4o0Td0
友元気だな
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 00:49:30.97 ID:nB68YjJB0
>>男友「ケツが割れたあああああああああああああ」
良くありそうなネタだがお茶吹いた
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 00:55:14.73 ID:8HXW3tC9O
男「…じゃあさ、結局お前の『能力』の残り二つはどうなるんだよ」
カミラ「正直言って、今のままじゃ会得できる気がしません」
男友「や、ヤバいんじゃね…?」ケツヒリヒリ
カミラ「…具体的な方法が見つからないから、とりあえず男さんの相手をしてますけど」
カミラ「これじゃダメだ」
男「……」
男友「……」ヒリヒリ
カミラ「ですが、ヒントはあるんです」
男「ヒント?」
カミラ『限界突破』
男友「俺のケツは限界突破したよ…」ヒリヒリ
男「何のことなんだ?」
カミラ「六つ目の能力を引き出すための鍵です」
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 00:56:20.38 ID:SaT4o0Td0
FF10の武器にそんなスキルついてたな
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 00:59:55.30 ID:k1XYwXFV0
>>146 CCFF7にもあったな
ダメージ、HP、MP、AP限界突破
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 01:00:56.05 ID:8HXW3tC9O
男「…?」
カミラ「よく分からないでしょう。私もなんです。ただ、『限界突破』が能力を引き出してくれると…そう聞きました」
男友「何の限界なんだ?」
カミラ「さぁ…?簡単な話じゃなさそうですよね。少なくとも男さんを殴る蹴るで『限界突破』するとは思えませんし」
男「…と、なると」
カミラ「……実戦しかありません」
男「……」
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 01:06:27.57 ID:8HXW3tC9O
男「……」プチプチ
フォンッ
男友「!?なにそれ!すっげえ!」
男「……ダメだ。最短距離にいるのはウツロ…。向こうから来るのを待つしかない」
カミラ「あてもなく遠くに行くって言うのは?」
男「別の敵が見つかるまで?無茶だ」
カミラ「……でもこれって、確実に敵が減ってるってことなんですかね」
男「…どうなんだろう」
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 01:12:59.27 ID:8HXW3tC9O
男友「なぁ!なぁ!そんな難しそうな顔するなよ!俺が飯作ってやるからよ!」
カミラ「…急になんですか」
男友「いや、置いてきぼりくらってる気分で…」
カミラ「……そういえばあなた、車ありますよね」
男友「あるよ」
カミラ「あれで敵探しにドライブしましょうか」
男「なっ…バカかお前は!」
カミラ「…ダメですかね」
男「落ち着けよ!なんでそんなグダグダなやりかたしようとするんだよ!」
カミラ「だって…あと3日の間に敵に会えず、当日を迎えたら…」
男「だからって、ドライブだのなんだの、おかしいだろ!」
カミラ「……分かりましたよ。敵が見つかるまでは、今日のようなトレーニングを続ける。それでいいんでしょう?」
男「ああ」
男友(やっぱ置いてきぼりくらってる…)ショボン
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 01:24:01.01 ID:8HXW3tC9O
男「……うーん」
カミラ「……」
男友「お、俺、飯、用意、する…」ササササ
ピンピロリンッ♪
男友「!?」ビクッ
男「…あ、携帯か」ゴソゴソ
男「……」パチッ
男「……!」
『着信 カヤコさん』
男「も、もしもし?」ピッ
カヤコ『お、男くん!?大変なの!ウツロが、ウツロが……』
男「落ち着いて、ウツロが…?」
カヤコ『いなくなったの!弓矢を持ったまま…』
男「!?」
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 01:28:06.34 ID:BUbd+GLf0
支援
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 01:33:10.54 ID:8HXW3tC9O
カミラ『彼女の病気が治ってきていると聞いたときのウツロくんから、戦う理由が失せていくのが分かりました』
男「…まさか」
カヤコ『私…探しに行きたいけど……この時間は病室を出れないの…!お願い!私の代わりにウツロを探して!』
男「リストバンドは…?」プチ
男「ウツロの場所は……なっ!病院のすぐ近くで止まってる!?」
カヤコ『それじゃ…あの子、わざと外したってこと…?』
男「…リストバンドは、1時間以上外していると強制失格…まずい!」
カヤコ『い、一緒に探して!お願い…!』
男「分かってる!すぐに行くから、待ってて!」ピッ
カミラ「どうしました?誰からです?」
男「カヤコさんのところから…ウツロがいなくなったって…」
カミラ「な…」
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 01:39:19.41 ID:8HXW3tC9O
男友「カヤコさん…ウツロ…誰?誰!」
男「俺たちの仲間だ!でも、いなくなったらしい!」
カミラ「早く探さないとヤバいみたいですね…!」
男友「……さっき、病院って言ったよな?」
男「?あ、ああ…」
男友「今から車を出せば、20分くらいで着く。あんまりもたつくと混むからな…さっさと行くぞ!」
男「え…?お前も行くのか?」
男友「多いほうがいいだろ!さぁ、飯は後だ!」
カミラ「…頼りになるじゃないですか……!」
男友「そのウツロだかなんだかのことは知らないけど…」
男友「お前らの味方なら、ほっとけねぇよ!」ダッ
男「…よし!行くぞ!」
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 01:42:07.16 ID:8HXW3tC9O
ダメだ眠い
今日はここまでです…
最近どうもペースが落ちてる
よろしくない状況…
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 01:42:50.33 ID:zpXzcVdM0
追いついた。支援
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 02:50:54.78 ID:lWfG1d5A0
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 02:59:47.91 ID:+lGwH+YaO
フォンとかスッとか効果音がわかりにくいときがあるから何の音なのかさりげない説明を会話に入れればいいと思う
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 03:21:28.57 ID:XMrEaCcL0
乙
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 05:33:15.66 ID:XvF3U30L0
保守
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 06:10:22.37 ID:2JsW0I4QO
保守
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 07:02:39.50 ID:/rM3G/+d0
ほ
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 07:10:47.48 ID:0rMjfKcw0
おはほ
ねむほ
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 08:46:13.59 ID:hPrkvRQA0
ほ
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 09:30:20.80 ID:vmRZKp8R0
プチプチフォンッは定番だろ
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 10:53:55.64 ID:8HXW3tC9O
少しだけ更新します
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 11:03:12.79 ID:8HXW3tC9O
ガチャッ
男友「お前らは後ろだ!」
男「分かってる!」バタン
男友「とりあえず病院に行けばいいんだよな!?」
男「ああ」
男友「よしっ」
キュッルキュルキュルキュルドルン…
男「タイムリミットは1時間ない!それまでに向こうに着いて、ウツロを探さないと…」
カミラ「急ぎましょう」
男友「任せとけ!」グッ
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 11:10:02.30 ID:8HXW3tC9O
カヤコ「…ウツロ…ウツロ…どこに行ったの…?」フラフラ
看護婦「!?ちょ…ちょっとカヤコちゃん!寝てなきゃダメじゃない!」
カヤコ「ウツロがいないの…!探さないと…」
看護婦「…ウツロって、あの男の子?」
カヤコ「ウツロ…嫌よ、いなくならないで…!」
看護婦「落ち着いて!あの子がいなくなって、あなたは探しに行きたいのね?」
カヤコ「……」コクン
看護婦「なら代わりにあたしが行くわ!」
カヤコ「え…」
看護婦「あなたのこと長い間見てきたけど、そんな顔してるのは初めてよ。大丈夫!任せなさい!」
カヤコ「…お願い、します」
支援
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 11:24:57.19 ID:8HXW3tC9O
すまん全然書けなかった
また夜
寒い・・・保守
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 12:47:55.77 ID:5GIkGgGf0
干し
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 12:48:00.29 ID:5KDiNXnAO
保守
保守
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 14:53:21.04 ID:5GIkGgGf0
ho
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 14:53:27.13 ID:5KDiNXnAO
ほ
ほ
h
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 16:37:20.24 ID:/iQhxHXz0
ゆきふってるぜ…ほ
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 17:12:14.77 ID:/rM3G/+d0
ほ
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 17:13:14.67 ID:S2oI23fR0
し
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 17:36:05.52 ID:/iQhxHXz0
は
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 17:38:23.56 ID:chhfiD5N0
面白くなってきた・・・
支援
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 18:12:52.04 ID:XMrEaCcL0
保守
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 18:20:47.91 ID:nB68YjJB0
ほしゅ
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 18:58:43.20 ID:5KDiNXnAO
ほ
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 19:29:14.93 ID:chhfiD5N0
ほ
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 19:54:58.36 ID:/iQhxHXz0
ほ
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 20:21:47.83 ID:Ade/eOpZ0
hosyu
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 20:54:05.77 ID:+sKSSq6z0
ho
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 21:05:18.72 ID:G7RtdFJF0
ほす
まだこないのか…
ほす
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 21:25:53.53 ID:8HXW3tC9O
看護婦「…とは言ったものの、どこにいるのかまったく検討つかないわ」スタスタ
看護婦「とりあえず外に出てみようかしら」ガチャ
看護婦「私的には…あっちのお墓の辺りが怪しいと思うのよねぇ。お墓好きそうな顔の子だし…」
キキキーッ!!!
看護婦「!!??」
男「!おい、友!人!」
男友「うおっ!危ないっ!」キーッ
…ガクンッ
カミラ「……とっ…とりあえず着きましたね」ガチャ
看護婦「……」パクパク
カミラ「驚かせてしまいましたか。すみません」
男「…カミラ!あいつのリストバンドがすぐ近くにあるみたいだ!」
カミラ「……」キョロキョロ
男友「お!あれじゃないか?あの石碑の横に置いてあるやつ…」
カミラ「…みたいですね」タタタ
フォンッ
カミラ「……彼のです」
看護婦「ちょ…ちょっとあんたたち!ここ病院よ!?何しに来たの!?」
カミラ「人探しです」
看護婦「あら偶然!私もなのよぉ〜」
カミラ「……」
看護婦「……」
カミラ「ウツロくんですか」
看護婦「そんな名前の子ね」
男「じゃ、看護婦さんも協力してください!」
看護婦「任せなさい!」
男友(…どさくさに紛れて未成年で無免許だってことは誤魔化せたぜ)
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 21:33:27.93 ID:+sKSSq6z0
キター
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 21:44:18.41 ID:8HXW3tC9O
カミラ「男さん、どこ探します?」
看護婦「あたし!あたしはお墓探すわよ!」
カミラ「…ではお墓を」
男「待てよ。せっかく4人になったんだし、二人一組に別れて探さないか?」
カミラ「……それ、言ってみたかっただけでしょう」
男「ま、まぁ、それはあるな」
男友「でも、確かにそうだな。墓ばっか見てて実は別のところでした、なんて最悪だ」
カミラ「じゃあ私は男さんと行きます」
男友「え、じゃあ俺、看護婦さんと…?」
看護婦「あなたなんだか育ちが良さそうな顔してるわね!」
男友「は、はぁ…」
男友(カミラさんと一緒がよかったなぁ…)
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 21:52:17.67 ID:8HXW3tC9O
看護婦「じゃああたしたちはお墓を…」
男友「嫌だ!」
看護婦「…何?嫌って」
男友「もう真っ暗だぞ?墓なんて怖くていけるか!」
看護婦「怖いってこと?」
男友「ああ怖いさ!俺は幽霊とかそういうのが嫌いなんだ!」
看護婦「……」
男「じゃあいいよ…墓は俺たちが探す」
男友「よしっ!見つけたらすぐ連絡しろよ!」
カミラ「…じゃ、お先に」スタスタ
男「あ…待てよ!」タタタタ
男友「…ふー。これで一安心だ」
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 21:57:43.35 ID:8HXW3tC9O
看護婦「安心するのはまだ早いわよ!あたしたちがどこを探すか決めなきゃ…」
男友「うーん…どこにいそうかな…」
看護婦「…あの子、木とか好きそうな顔してたわ」
男友「は?…木?」
看護婦「よし!病院の裏の林を探しましょう!」
男友「……」
男友「夜の…林…だと?」ガクブル
看護婦「さっさと見つけて、カヤコちゃんを安心させてあげなきゃ!」スタスタ
男「え…ちょっ…待ってええええええええ」
カヤコ「……ウツロ…早く帰ってきて…」ポロポロ
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 22:03:55.10 ID:8HXW3tC9O
看護婦「ほら、行くわよ!」グイグイ
男友「怖い怖い怖い!」
ギャアッ ギャアッ ギャアッ
男友「うびゃああああぎゃぎぎぎぎょおおおおおお!!!」ビクゥッ!!!
看護婦「ただのカラスよ!」
男友「ふぎゃあああああああ」
看護婦「うるさいっ!秘技、美人ナースのお仕置きチョップ!」ドスッ
男友「ぐえっ!」
看護婦「さぁ、突入よ!」
男友「殴った!ナースが殴った!みなさーん!暴力ナースがいますよー!」
看護婦「誰もいないわよ!」ズルズル
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 22:08:01.84 ID:8HXW3tC9O
病院付近の墓地
男「やべぇ…友じゃないけど結構怖いな……」ビクビク
カミラ「そんなこと言ってる場合じゃないんですよ」グイグイ
男「ほ、ホントにいるのかよ…?」
カミラ「……あっ」
男「!なんだ!?いたか!?」
カミラ「…猫」
猫「……」トトトト
男「…黒猫に横切られた…。墓でこれはまずい…死ぬかもしれん…」
カミラ「死ぬわけないでしょうに」キッパリ
男「うう…」
カミラ(…ウツロくんの『気配』はまったくありませんね。墓にはいないのか…?)
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 22:14:33.95 ID:8HXW3tC9O
林
男友「ううう…寒い……」
看護婦「我慢しなさい!ウツロくん見つけたらあったかいお茶出してあげるから」
男友「俺、生きて帰れるのかなぁ…」
看護婦「あんたどーしてそーいう否定的なことばっかり…」
男友「だって!暗いよ狭いよ怖いよ、じゃん!」
看護婦「狭かないわよ!むしろ広いわ!」
男友「心細いいいいい」
看護婦「…なら、あたしが今まで見てきた患者さんとの、心温まるエピソードをいくつか話してあげるわ」
男友「いいけど…もうちょい真剣に探さないとまずいんじゃね…?」
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 22:22:19.65 ID:8HXW3tC9O
再び、墓
男「なんか寒気がする…」
カミラ「気のせいでしょう」スタスタ
男「…いや、マジだって。目の前に白い何かがふわふわしてる」
カミラ「霊的なアレですか?」
男「…そうかも」
カミラ「私は、そういうの信じないんですよ」
男「だってホントに……あーヤバい今足下ぐらついた」
カミラ「ああもう…ちゃんと探してくださいよ!」クルッ
?「………」
カミラ「……は?」
男「え、あ、で…」
男「出たああああああああ!」
カミラ「お、お、落ち着いてください!」
?「………」ユラユラ
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 22:26:39.57 ID:8HXW3tC9O
男「……?」
?「……」ユラユラユラ…
カミラ「…行っちゃいましたね」
男「嫌だあああああ!もう帰ろう!リアルお化けだって!今の!」
カミラ「そ、そんなわけ…」
男「だって、死に装束着て、顔真っ白で……」
カミラ「……もしかして!」バッ
カミラ「ゴースト!ゴースト!ウツロくんはどこにいる!」
?「……」ピクッ
カミラ「どこに…」
?「……」スッ
カミラ「あ…」
スウッ
カミラ「完全に消えた…」
男「一体何なんだよ!」
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 22:31:20.04 ID:chhfiD5N0
規制で大変でしょうが頑張って!
後何レスくらいで終わってしまいそう?
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 22:38:40.73 ID:+sKSSq6z0
楽しみ無くなるからそういうレスやめて
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 22:40:50.25 ID:8HXW3tC9O
>>206 正直分からないです
このスレで終わらせるつもりですけど
カミラ「あれはきっと…ウツロくんの能力で出てきた『死霊』でしょう」
男「あの幽霊が?」
カミラ「透明人間や骸骨を操れるんですから、不思議じゃないでしょう?」
男「…いいのか?逃がしても」
カミラ「きっとウツロくんは、私が来たことに気付いたんです。だからとっさに能力を使い、私たちを撹乱させることにした…」
男「…結局、どこにいるんだ?」
カミラ「…私の気配が及ぶ範囲内だから…ええと…」
カミラ「……半径500mの円上ですかね?」
男「ダメだ、あてにならねぇ」
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 22:50:30.44 ID:8HXW3tC9O
林
看護婦「…その子は最後に、両親の前で静かに息を引き取ったの……」
男友「……」ブワッ
看護婦「……泣いてんの?」
男友「悲しいなぁ……10年ぶりに親と再会できたのに、すぐに死んじまうなんて……」
看護婦「あたしも涙が止まらなかったわ…。あんな辛い思いしたのは初めてで…」
男友「はー…看護婦さん、あんたすごいよ。尊敬するよ。俺だったら、辛くて辞めると思う」
看護婦「あたしもね、何度も何度も、もうやってけない、辞めて別の仕事に就きたい、とか思ったわよ」
看護婦「でもね、見ての通り小さな病院だから、あたしみたいなのでも、抜けたらやっぱり大変なのよね」
男友「そうか…そんな仕事だったのか…看護婦って…泣ける…」
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 23:01:24.46 ID:8HXW3tC9O
死霊使いであるウツロは吸血鬼と同じく
非常に目が良く、夜目が効く
そして、耳も良い
つまり、彼のいる場所から、友と看護婦の姿は丸見え。会話は丸聞こえなのだ
ウツロ「……」
ウツロ(看護婦さんと…もう一人は誰だろう)
ウツロ(……!)ピクッ
ウツロ(…カミラたちの所に送った幽霊(ゴースト)が帰ってきたのか…)
ウツロ「…あと少しで時間切れ。僕は失格だ。そうすれば、もうカヤコさんを戦いに巻き込まなくて済む…」
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 23:07:48.58 ID:XcUiZ2J30
しえん
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 23:11:16.54 ID:chhfiD5N0
失格になると天上に帰れなくなるんだよな
パートナーとは別れなくてはならないの?
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 23:12:45.84 ID:+sKSSq6z0
>>212 お前リアルタイムでSS見るの初めてだろ
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 23:12:48.13 ID:8HXW3tC9O
墓
男「おいおい…これはやっぱりいないんじゃないか?」
カミラ「……残り、15分ってところですね」
男「ヤバいぞ!別の場所を探さないと…」
カミラ「……」
病院
カヤコ「今日は満月ね……」
ウツロ『月が綺麗だね』
カヤコ「…あの月は」
カヤコ「……あなたと一緒に見たから、綺麗だったのよ…。ウツロ」
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 23:14:39.63 ID:chhfiD5N0
>>213 すまん、最初から見てるが調子乗った
自重する
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 23:30:36.10 ID:8HXW3tC9O
墓
看護婦「今度は、カヤコちゃんの話をしてあげるわ」
男友「…あのさ、そのカヤコちゃんって誰なの?まず俺はそれを知らなくて…」
看護婦「患者さん。今も入院してるのよ」
男友「ふむ…」
看護婦「彼女がウチの病院に着たのは4年前で…14歳になる直前くらいだったわ」
看護婦「彼女はひどい呼吸器の病気なの」
男友「どのくらい?」
看護婦「5分運動したら、1日は寝たきりにならなきゃいけないくらい」
男友「そんなにひどいとは…」
看護婦「でもね、彼女は病気そのものよりも、別のことが辛かったそうよ」ゴソ
男友「それは?」
看護婦「…彼女が私にくれたのよ。ビーズで作った指輪。結構しっかりできてるでしょ?」
男友「へぇ…綺麗な指輪じゃん。…それで、なにが辛かったって?」
看護婦「一人でいること。彼女はそれが一番辛かったそうよ」
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 23:37:17.21 ID:8HXW3tC9O
ウツロ「……カヤコさんの話をしてるのか」
ウツロ「4年前。僕の知らないカヤコさん…」
男友「4年間ずっと一人だったのかよ」
看護婦「そりゃ、ずっとってワケじゃないわよ。最初のほうは、友達がちょくちょくお見舞いに来てたけど」
看護婦「…だんだんそれも減ってきて、半年もしないうちに誰も来なくなったわ」
男友「親は?」
看護婦「…カヤコちゃんのご両親はいないのよ」
男友「…いない?」
看護婦「彼女が三歳のときに二人で自殺したんですって。それからはずっと、お祖母さんのところにいたみたい」
ウツロ「両親が自殺?お祖母さんのところにいた?」
ウツロ「…カヤコさんに、そんな過去が」
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 23:43:08.31 ID:8HXW3tC9O
男「ああ…あと10分もないんじゃないか?」
カミラ「…リストバンドを取りに戻りましょう」
男「へ?」
カミラ「ウツロくんを見つけるのは、彼らに任せます」
男「は…?」
カミラ「行きますよ。それともまだ薄気味悪いこの墓地に居座り続けたいんですか?」
男「い、いや、それは嫌だ…」
男友「そのカヤコさんって、ひどい人生を送ってきたんだな…。親が自殺して、自身も病気で入院して…」
看護婦「彼女自身もそう思ってたみたい。でも…」
男友「でも?」
看護婦「つい最近、心境に変化が起きたみたい」
男友「?」
看護婦「ウツロって子に会ってから、彼女は人が変わったみたいに明るくなったわ」
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 23:49:38.43 ID:8HXW3tC9O
ウツロ「ボクに出会ってから……?」
看護婦「一体いつの間に、どこで出会ったのか、そしてあの子が何者なのか。そこは全く知らないんだけど」
看護婦「カヤコちゃんにとっては、本当に大事な存在みたい」
男友「いきなり出てきたのに…?」
看護婦「いきなり出てきたからじゃないの?自分の話し相手が誰もいなくて、寂しかった。そしたらある日突然、知らない男の子と会って、仲良くなった」
看護婦「彼女、寝てるウツロくんを見て、すごくいとおしそうな顔してたわ」
看護婦「いなくなった、いなくなった、ってさっき、大騒ぎしてた」
男友「じゃあ、カヤコちゃんにとってウツロって子は、かけがえのないものなんだろうな」
ウツロ「……」
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 23:58:12.36 ID:XcUiZ2J30
しえん
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/13(水) 23:59:01.88 ID:8HXW3tC9O
ウツロ『……う』
ウツロ『…ここは…どこ…?』
ウツロ『……そうだ…ボクは、地上に落とされて…』
ウツロ『ここが…地上…?』
〜♪
ウツロ『!?』ビクッ
カヤコ『ふーんふふーん♪ふんふんふーん♪』スタスタ
ウツロ(女の子…?)
カヤコ『はぁ…。やっぱりたまにはこうやって外に出ないと、変になっちゃうわ』
カヤコ『……あら?』
ウツロ(……見つかった…!)
カヤコ『…あなた、誰?どうしてこんなところで寝てるの…?』
ウツロ『……っ』ガタガタ
カヤコ『…大丈夫?』スッ
ウツロ『さ…触るな!』パシッ
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 00:02:43.11 ID:gGUaeYxEO
カヤコ『……』
ウツロ『あ……』
カヤコ『…怖くないわ。私は、ただあなたとお話しがしたいだけなの…』
ウツロ『……』
カヤコ『お願い。少しでいいから、話し相手に…』
ウツロ『話し相手…?』
カヤコ『そう……っ』
カヤコ『けほっ…けほっけほっ……』
ウツロ『…!』
カヤコ『はっ…はっ……。ごめんなさいね。私、病気なの』
ウツロ『病気…』
カヤコ『私の病室に、来て?少しでいいから、お話ししましょう?』
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 00:10:29.33 ID:gGUaeYxEO
カヤコ『ふふ。ここに座って』
ウツロ『……』
カヤコ『私、カヤコって言うの。何でもいいから、私にお話しをしてくれない?』
ウツロ『……うん』
………
カヤコ『…じゃあ私は、あなたを天界に帰す手伝いをすればいいのね?』
ウツロ『そうだよ…。ボクに力を貸してほしいんだ』
カヤコ『私…あなたのことを何て呼べばいいの?』
ウツロ『ネクロマンサーのウツロ。それがボクの名前…。よろしくね、カヤコさん』
ウツロ(……ボクは)
ウツロ(ボクは…何をしているんだ…!?)
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 00:12:36.75 ID:8o8ChpJq0
支援だよっ
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 00:16:18.08 ID:gGUaeYxEO
ウツロ(偉そうに力を貸せとのたまって)
ウツロ(それなのに今、こんなふうに逃げてきている)
ウツロ(…ボクの目標は、彼女を救うことか!?)
ウツロ(違う…)
ウツロ(ボクは彼女に、もっといろんな話を聞かせたかったんだ)
ウツロ(あの優しい笑顔を、もっともっと、見たかったんだ)
ウツロ(…それなのに、どうしてボクは)
ウツロ(カヤコさんを、苦しめてるんだ…!?)
ウツロ(そんなの、許されないんだ…)
ウツロ(だってボクは、彼女のために、あの笑顔のために、戦うんだから…!)
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 00:23:34.80 ID:gGUaeYxEO
ウツロ(……戻らなきゃ)
ウツロ(…カヤコさんのところに、戻らなきゃ…!)ザッ
看護婦「…他にも、いろんなエピソードがあるのよ」
男友「いや、もうやめてくれ!涙で前が見えない!ウツロを探せない!」
看護婦「……あら?」
ガサガサッ
男友「……え?」
ダンッ!!!
看護婦「……ウツロくん?」
男友「い、今のが!?骸骨じゃん!」
ヒュオオオオ…
骸「クラクラカラカラカラ!」
ウツロ「翔べーっ!」
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 00:31:36.26 ID:gGUaeYxEO
病院前
男「なぁ!あいつらに任せるって、大丈夫なのかよ!」
カミラ「大丈夫です。根拠はありませんけど」
男「おい!それじゃダメ…」
カミラ「……来ましたよ」ニヤッ
ヒュオオオオッ
男「……え?骸骨…?」
ウツロ「……死霊呼び出し、起き上がり(ゾンビ)!」
ズボッ!!
男「じ、地面から手が!」
ガシャアアンッ!!
ウツロ「う…骸の屍(スケルトン)の骨の体に、起き上がり(ゾンビ)のクッションでも…効く…」ビリビリ
男「ウツロ…!」
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 00:35:23.60 ID:gGUaeYxEO
ウツロ「あ…男…」
カミラ「…リストバンドがまだ機能してます。時間切れではないみたいです」
ウツロ「カミラ…」
カミラ「あなたのでしょう?早く付けなさいな」ポイッ
ウツロ「…ありがとう」パシ
カミラ「まさか飛んでくるとは思いませんでしたよ」
ウツロ「骸の屍の体は軽いから、思い切りジャンプすれば、しばらくは浮いてられるんだ…」
カミラ「なるほど。面白いですね…。さ、カヤコさんのところに戻ってください。心配してるでしょう」
ウツロ「うん…!」ダッ
男「……」ポカーン
カミラ「…ね。大丈夫だったでしょう?」
私怨
乗り物が軽いからって浮いていられるか?
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 00:44:29.58 ID:gGUaeYxEO
男「…と、とにかく…ウツロは帰ってきたな…」
カミラ「そうですよ」
男「友を呼ぼう」パチッ
男友「涙が…止ばらん!」ボロッボロッ
看護婦「あたしも…思い出したら泣けてきちゃったわ…!」ボロボロ
ピリリリリ!!
男友「……ん!?」
看護婦「…あんたの携帯じゃない?」
男友「ホントだ」パチッ
男友「もしもし?」
男『ウツロが帰って来たぞ!』
男友「えっ」
男『とりあえず戻ってこいよ。な?』
男友「…はぁ」
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 00:47:55.05 ID:gGUaeYxEO
>>230 なんかめっちゃ滞空時間が長いんですよ
よく分からないけど
男友「……」ピッ
看護婦「どうしたのよ!」
男友「…帰って来たって。ウツロ」
看護婦「えっ」
病院前
男友「はー…はー…」
看護婦「何もあんたまで走らなくても…」
男友「置いてかれたら怖いだろ!で、ウツロはどこだ!?」
男「もう病室行ったよ」
男友「そ、そうかぁ…」
カミラ「私たちも行きますかね」
男「ああ」
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 01:00:21.65 ID:gGUaeYxEO
今日はここまでにします
最近ずっとこれ書いてるせいか、脇の下から首辺りにかけてが凝ってる気がする
頑張ってちゃっちゃっと完結させて、凝りから解放されたい
あと「起き上がり」じゃなくて「生ける屍」でした
お疲れ様だー
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 01:19:19.36 ID:8o8ChpJq0
お疲れ様です
ほしゅ
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 02:28:41.98 ID:gK4QTy7n0
j
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 03:29:06.94 ID:kk2+tpng0
おつ
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 04:53:16.56 ID:ymQaCJWm0
お疲れ様ほしゅ
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 06:43:42.26 ID:njmDRfop0
ほ
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 08:12:56.97 ID:5H6Aad3r0
おはよう保守
いってきま保守
コカトリスなんて2ヶ月半毎日投下されてるぞ?
この程度で肩凝りだなんて何を言ってるのやら・・・
完結だなんて言わず頑張って下さい><
ほ
し
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 11:25:38.04 ID:XKG0TCw+0
の
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 11:57:01.87 ID:N3xQ3JTX0
せ
ほしゅ
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 14:27:43.71 ID:tbSguwQiO
ほ
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 14:27:47.87 ID:vXbsby2o0
ほ
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 15:39:25.21 ID:tbSguwQiO
保守
252 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 16:23:56.81 ID:LkfZhOOq0
がぶっと
支援
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 16:59:38.37 ID:kk2+tpng0
保守うう
ほす
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 17:39:35.85 ID:eYVX/vr+0
なにこのスレきもい
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 17:47:57.27 ID:zlVUUoeT0
>>256 そんなこといいながらしっかりageちゃうかわいい
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 18:28:51.58 ID:RvWB1HRl0
保守捕手
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 19:14:59.97 ID:2RrgOdSU0
ふひ
ほすだお
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 20:17:51.17 ID:njmDRfop0
ほ
262 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 20:50:47.30 ID:kk2+tpng0
保守
263 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 21:20:23.53 ID:gGUaeYxEO
コンコン
カヤコ「……」
カヤコ「誰…?」
ガチャ
ウツロ「……」スッ
カヤコ「…ウツロ…?」
ウツロ「……勝手にいなくなって、ごめんなさい」
カヤコ「…心配…したんだから……」ポロポロ
ウツロ「…ごめんなさい」
カヤコ「…たった数時間だけど…あなたがいなくて」
カヤコ「…すごく、寂しかったんだから……」
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 21:24:52.63 ID:gGUaeYxEO
ウツロ「…ボクもだよ」スタスタ
カヤコ「……」
ギュウッ
男「……今開けるのはまずい気がする」
カミラ「ドア越しに分かるこの空気…」
男友「入っちゃえ!」ガチャ
看護婦「あ…」
ウツロ「……カヤコさん」ギュウ
カヤコ「ウツロぉ……」ポロポロ
男友「……」バタン
男友「オッケー。看護婦さん、お茶を一杯いただけるかね?」
男「だから言ったのに」
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 21:28:33.15 ID:gGUaeYxEO
看護婦「はい…お茶」コトッ
カミラ「どうも看護婦さん」
男「俺たちにまで気を遣わせちゃって、なんかすいません」
男友「はぁあ…体の芯からぽっかぽかやなぁ…」ズズズ
カミラ「しかしあれですね。別段ケンカとかしてなくてよかったです」
男「うんうん」
看護婦「あの子にケンカは合わないわよ」
男友「……」ズズズ
男・カミラ・男友(もう一回見に行きてぇ…)
266 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 21:39:10.22 ID:gGUaeYxEO
病室
カヤコ「ねえ、ウツロ…どうしていなくなったりしたの?」
ウツロ「…もうこれ以上、カヤコさんを戦いに巻き込みたくなかったからだよ」
カヤコ「これ以上って、まだ一度しか戦ってないわ」
ウツロ「そうだよ。だから、男たちが話してくれた『ナイト』みたいな奴に遭ったら、絶対に勝てないだろう?」
カヤコ「……」
ウツロ「ボクは自分の力量を分かってるつもりだ。そして、今の力じゃ、戦ってもすぐに負けるってことも分かってる」
カヤコ「そんなの分からないじゃない…」
ウツロ「…でもね、カヤコさん。ボクは『勝てないから戦わない』なんて、逃げてるだけだと思ったんだ」
カヤコ「……」
ウツロ「ボクたちはボクたちなりに、ゆっくり強くなろう。戦って負けてしまったらそれまで。だったら少しでも抵抗して、長く生き延びたいよね」
カヤコ「…どうして?」
ウツロ「少しでも長く、キミの笑顔を見ていたいから」
カヤコ「……」カアッ
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 21:39:31.89 ID:B75Vh4g80
やっぱ規制があるとペース落ちるな…
>>1頑張れ! 支援
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 21:43:46.85 ID:gGUaeYxEO
男友「あいつ…チビのくせにすごいこと言うなぁ…」
男「おい!あんまりドア開けすぎるな!バレるぞ!」
カミラ「男さん声大きすぎです」ボソッ
男友「しかしあの人…カヤコさん、だっけ。綺麗な人だよなぁ」
男「だろ…?俺も最初見たときはさ、びっくりしたよ。こんな綺麗な人がいるのか!って」
カミラ「すぐ近くにいるじゃないですかぁ」
男「ごめんよく聞こえなかった。お前声小さい」
カミラ「……」ギュ
男「痛い痛い痛い!手をつねるなー!」
ウツロ「…!」バッ
カミラ「…え?」
男友「……バレた」
269 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 21:57:16.81 ID:gGUaeYxEO
ウツロ「……」ズカズカズカ
男友「ひぃっ!」
バンッ
ウツロ「…キミが、ボクを探してたんだよね」
男友「あ…はい…」
ウツロ「…ありがとう。キミたちがいなかったら、ボクはきっとここに戻ってこれなかった」
男友「…え?」
ウツロ「あと、覗きなんて趣味が悪いよ」
男友「サーセン…」
カヤコ「ウツロ…入れてあげて?」
ウツロ「…いいの?」
カヤコ「構わないわ」
ウツロ「…だってさ」
男友「じゃあ…失礼します…」
270 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 22:10:31.36 ID:gGUaeYxEO
男・カミラ・看護婦「失礼します…」ススス
ウツロ「看護婦さんまで…」
カヤコ「…みんなで探してくれたの?」
男「まぁ、一応…」
カヤコ「だって、ウツロ」
ウツロ「…ありがとう」
男「しかしお前…マジで失格になるところだったんだぞ?」
ウツロ「そのつもりだったんだよ…」
カミラ「…バーカ」
ウツロ「なっ…!」
カミラ「あなたは私と戦うんです。それより先に失格するなんて、許しません」
男「…ん?…何言ってんの?そんなの聞いてないよ?」
カミラ「今決めました。だからあなたたちは、生き抜かなきゃいけませんよ」
カヤコ「ふふっ。手強いわね」
ウツロ「…そうだね」
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 22:19:31.75 ID:gGUaeYxEO
カミラ「私も私で、必死に戦ってるんです。だからあなたも、必死にならなきゃダメですよ。不公平だ」
男「不公平てあんた」
ウツロ「…分かった。必ず生き抜く。そしてキミと戦うよ、カミラ」
カミラ「それでいい…」スッ
ウツロ「……」パシッ
カヤコ「…ウツロ」
ウツロ「なに?」
カヤコ「強く…強くならなきゃいけないわね」
ウツロ「…うん」
カヤコ「私、あなたのためなら、体を引きずってでも戦うわ」
看護婦「ダメよ!あなたは…」
看護婦「いや……ほどほどにね」
カヤコ「ありがとう」ニコッ
272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 22:27:15.97 ID:gGUaeYxEO
男友「……」ソロソロ
看護婦「あら?あんたどこ行くの?」
男友「あ、いや…空気読んで退室しようかな、と」
看護婦「…あんたもこの話、ついてこれてない?」
男友「いや、だいたい知ってる」
看護婦「あ、そう…」
病院前
男友「あいつらが戻って来るまで、車で待ってよう」ガチャ
男友「…来るまで車…なーんちゃってwwwwww」バンバン
プーップーッ!!!
男友「おっと、クラクションが…」
273 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 22:36:05.99 ID:gGUaeYxEO
男友「……」ソロソロ
看護婦「あら?あんたどこ行くの?」
男友「あ、いや…空気を読んで退室しようかな、と」
看護婦「…あんたもこの話、ついてこれてない?」
男友「いや、だいたい知ってる」
看護婦「あ、そう…」
病院前
男友「あいつらが戻って来るまで、車で待ってよう」ガチャ
男友「…来るまで車…なーんちゃってwwwwww」バンバン
プーップーッ!!!
男友「おっと、クラクションが…」
男友「……うっ!?」ゾクッ
男友「…なんだ…?寒気が…」
274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 22:41:45.10 ID:gGUaeYxEO
あれ、書き込めてたな
男友「…あ、あっちの墓から何か霊的な力が…?」
男友「いや……気のせいか…」
男友「……」ガクッ
男「………」
カミラ「………?」
カヤコ「………」
ウツロ「……!」
看護婦「…あら……?」
看護婦(この子たちの声が……聞こえない…?)
看護婦(…違う)
看護婦「……」グラッ
看護婦(私の意識が……)
ドサッ
男「……ん?」クルッ
275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 22:48:07.05 ID:B75Vh4g80
新敵か?
276 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 22:49:13.79 ID:gGUaeYxEO
看護婦「……」
男「…おい、ちょっと看護婦さん?」
カヤコ「……どうしたの?」
男「なんか…いきなり倒れて…」
カミラ「別の看護婦を呼びましょう」ガチャ
カミラ「……!」
男「…カミラ?」
カミラ「……ウツロくん、分かりますか?これ」
ウツロ「…うん」
カミラ「どこかから、強い殺気を感じます」
男「そ、それがなんだよ!?」
ウツロ「看護婦さんは殺気に気圧されたみたいだ…」
男「!?」
カミラ(しかし…ナイトほどのものじゃない。人間相手に故意に殺気を当ててる)
カミラ「…とにかく、彼女を寝かせておきましょう」
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 22:55:49.30 ID:gGUaeYxEO
看護婦「……」
男「……よし、これでいいな」
カミラ「…ウツロくん」
ウツロ「…なに?」
カミラ「私たちは殺気の正体を探りに行ってきます。あなたはカヤコさんと待っていてください」
ウツロ「……分かった。でも」プチプチ
フォンッ
ウツロ「…最短距離はキミだ」
カヤコ「外に出てもそうでしょうね…。見つかるか分かりませんが、飛び回ってみます」
ウツロ「気を付けて」
カヤコ「ええ。行きますよ、男さん」
男「ああ…」タタタタタ
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 22:56:51.89 ID:xCFzOh5r0
どうしてパー速に行かないんですか?
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 23:06:54.30 ID:RvWB1HRl0
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 23:07:30.39 ID:gGUaeYxEO
>>278 ポケモンスレよりマシじゃね?
男「……なぁ、ナイトか?」
カミラ「いえ、あそこまで大きな殺気ではありません。ですが、意図的に『広範囲』に殺気を展開しています」
男「…すまん。殺気殺気ってノリで言ってたけど、今の展開、ってので一気にワケ分からなくなった」
カミラ「天界の住人にはわりと馴染みがあるものですが」
男「殺気に馴染むて」
カミラ「…天界の住人には、殺気を自由に操る奴がいるんです」
男「操るって…それでどうすんだ?」
カミラ「…威嚇とか、相手を怯ませたりできます」
男「ほうほう」
カミラ「強い殺気なら、地上の人間を一般で気絶させることもできますね」
男「…それでか」
カミラ「……しかし、一体何なんでしょう」
男「お前を誘き寄せてるんじゃないのか?」
カミラ「…どうでしょうね」
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 23:13:24.18 ID:xCFzOh5r0
>>279 色々ってなによ。俺そういうの察せないからkwsk
>>280 マシだからなんだよ
パー速行かない理由にならないだろ
282 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 23:14:14.36 ID:gGUaeYxEO
男「…看護婦とか患者さんはみんな気絶してるな」
カミラ「…ってことは」ガチャ
男「友も気絶してる、とか?」
カミラ「恐らくは。さ、外に出ます。急に殺気が強くなるかも知れません」バンッ
男「……!」
カミラ「……?」
男「さっきまでの重苦しいのが、なくなった」
カミラ「…いえ、まだ微弱ながら残ってます」
カミラ(まるで熱風が通ったあとに、ぬるい風が残るような…)
男「何なんだよ、マジで…」
カミラ「……」ダダッ
男「?」
カミラ「…どこからだ……?」キョロキョロ
男「…見つかりそうか?」
ならばどうして創作発表板へ行かないのかを答えてもらおうかしら
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 23:17:42.37 ID:B75Vh4g80
支援
285 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 23:18:28.74 ID:RvWB1HRl0
なーんか気持ちの悪いしつこいのが沸いてるな
亀井「ウツ、これがネクロマンサーや」
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 23:19:32.19 ID:gGUaeYxEO
カミラ「…ダメです。分かりません。どうやら敵は、殺気を霧のようにして、遠くに広げているようです」
男「霧?」
カミラ「何のために行っているのかは分かりませんが、とにかくこれで、皆無事に目覚めるでしょう」
男「……」タッ
コンコン
男「友!おい、友!起きろ!」
男友「……はっ」パチ
男「…大丈夫か!」
男友「…男?」
男「窓開けろ!ってかとりあえず出てこい!」
ガチャ
男友「俺…気を失ってたのかよ?」
男「殺気とやらのせいなんだ」
男友「殺気…?」
カミラ「……いったい誰が、なぜこんなことを…?」
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 23:24:59.87 ID:gGUaeYxEO
病室
ガチャ
ウツロ「カミラ!」
カミラ「ダメです…結局何も掴めませんでした」
カヤコ「看護婦さんは大丈夫なのかしら?」
カミラ「すぐに意識を取り戻すでしょう。ですが、これからもこれが続くかも知れません」
カヤコ「……!」
カミラ「…気を付けたほうがいいですよ。今回はあなたも耐えられましたが、次からはどうなるか分かりません」
カミラ「え、ええ…」
カミラ「では今日は失礼します。二人を車に待たせているもので」スッ
バタン
ウツロ「…新しい敵かな」
カヤコ「私たちも油断してたら…やられてしまうかも知れないわね」
290 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 23:32:32.85 ID:gGUaeYxEO
カミラ「……お待たせしました」ガチャ
男「もういいのか?」
カミラ「ええ」バタン
男友「じゃ、真っ直ぐ帰ろう。…ったく、もうすぐ8時だ」
男「…なんか俺、眠くなってきた」
カミラ「……」
男友「…カミラ…さん?」
カミラ「今呼び捨てしそうになりましたね」
男友「…殺気を操る敵がいるんだよな?」
カミラ「使うのは殺気だけじゃないでしょうけどね」
男友「……手」
カミラ「?」
男友「いや、何でも…」
ブロロロロロ…
都合の悪い質問は無視ですかそうですか
(天界に帰らなきゃ)いかんのか?
まぁ何が悪いって
>>1からの前スレの説明が長すぎたよね
294 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 23:39:25.72 ID:1GXuW3w4O
サンキューカッス
296 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 23:41:19.16 ID:gGUaeYxEO
友宅
男友「よーし。着いた…」キッ
男「ふわぁ…」
カミラ「……」
男友「さ、降りた降りた」
男「おう」ガチャ
男友「はー。疲れた」スタスタ
カミラ「…男さん、明日は今日と同じトレーニングをしましょう」
男「ん?ああ…」
カミラ「襲撃に備える必死がありますね」
男「……お前、敵に餓えてるなぁ」
カミラ「…当然でしょう。私は戦わないと、強くなれないんです。だいたいあなたは緊張感がなさすぎます。さっきだってあくびして…」
男「分かった。分かったよ。ただ、あくびぐらいは許してくれ」
男友「…さっさと飯食って、さっさと風呂入って、さっさと寝りゃいい」
カミラ「そうですね…」
297 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 23:50:22.38 ID:B75Vh4g80
支援
298 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 23:52:28.14 ID:gGUaeYxEO
その晩、いつもより早く眠りについたカミラは
自分がいつになく焦っていることに気付き、苦しみ
そのせいか彼女は甘く、奇妙な夢を見た
ぼんやりと霞みのかかった白い闇の中
どろどろとした紅色の河を
ゆっくりゆっくり船で進んで行く
前も後ろも見えないのに
ただひたすら、進んで行く
そんな終わりのない夢の中
一つの声が響き渡った
「お前はどちら側だ?」
カミラ「……」パチッ
男「ぐー…ぐー…」
カミラ「……変な夢」
299 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/14(木) 23:59:32.53 ID:gGUaeYxEO
カミラ「男さん、男さん、起きてください」バシバシ
男「うぅ…」モゾモゾ
カミラ「起きないともっと強く叩きますよ」バシバシ
男「なんだよ…もう…」
カミラ「…あーん」
男「……え?」
カミラ「え?じゃなくて。血を、貰いたいんです。少量で構いません」
男「…朝からそんなの無理だ」
カミラ「無理じゃありませんよ。少しだけですから。ね?」
男「……じゃあ」
カミラ「どうも」スッ
ガブッ
男「はっ…はっ…やっぱ痛い…」
カミラ「そればかりは慣れるしかありませんね。さぁ、今日も頑張りましょう」
300 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 00:09:44.51 ID:GpF7cskxO
某所
ピピピピッ ピピピピッ
ミヤビ「………」
ピピピピッ ピピピピッ
ナイト「……ミヤビ。起きなさい。目覚ましが鳴ったよ」パチッ
ミヤビ「……」パチ
ミヤビ「…なにしてたの?」
ナイト「本を読んでいたんだ」
ミヤビ「…ひとばんじゅう?」
ナイト「この画集は何回見ても飽きが来ない」
ミヤビ「……」ムクッ
ミヤビ「…そのほん、ちゃんとかたづけて」スタスタ
ナイト「もちろん」
301 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 00:16:20.71 ID:GpF7cskxO
ジャーッ
ミヤビ「……みずがおゆにならない」
ミヤビ「これじゃかおがあらえない…」
ミヤビ「………」
バシャバシャバシャ
ミヤビ「…やっぱりつめたい。むりせずまてばよかった」
フキフキ
ミヤビ「……」トテトテ
ガチャ
ミヤビ「ぎゅうにゅう…」
ナイト『ミヤビは背が低いんだね…』
ミヤビ「……」ゴクゴク
ミヤビ「これからまだまたおおきくなるはず…」
ナイト「……」ペラ
ナイト「…綺麗な絵だ。やはり絵画は素晴らしい」
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 00:23:37.21 ID:GpF7cskxO
ジュウーッ
ミヤビ「…………」
ミヤビ「……」カチッ
ミヤビ「……できた」
ナイト「……」スッ
ミヤビ「…ナイト、おさらだして」
ナイト「…また目玉焼き?」カチャカチャ
ミヤビ「もんくいわないで…」スッ
ナイト「ここに来てから、君が目玉焼き以外のものを作っているところを見ていないからね」
ミヤビ「……」
ナイト「ミヤビ。僕は君の血さえあれば、他に食事は必要ないんだ。その目玉焼きも、本来なら食べなくていいんだよ」
ミヤビ「…ナイトにたべてほしくて、つくってるの」
ナイト「……そうか。それじゃあ、食べよう」
303 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 00:31:54.87 ID:GpF7cskxO
ミヤビ「……」モグモグ
ナイト「……」モグモグ
ミヤビ「……」ゴクン
ナイト「……」ゴクン
ミヤビ「…まねしてる?」
ナイト「そんなつもりはなかったんだけどね…」
ミヤビ「……かた、どうなってるの?」
ナイト「こうなってるよ」グイ
ミヤビ「ほとんどなおってる…」
ナイト「そうだろう?きっと今日中に完治するよ」
ミヤビ「……」
304 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 00:33:37.98 ID:yQJiEe7v0
>>289 8行目あたりでカミラが1人2役やってるみたいになっててちょっとワラタ
305 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 00:34:56.52 ID:mWF6cUzq0
シーッ
306 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 00:38:34.51 ID:GpF7cskxO
ナイト「あまり嬉しそうじゃないね」
ミヤビ「かたがなおったら、またたたかわなくちゃいけない」
ナイト「そうだよ」
ミヤビ「…たたかったら、のるまがへる。そしたら、ナイトとおわかれしなきゃいけなくなる……」
ナイト「……嫌なのかい?」
ミヤビ「……いや」
ナイト「それは何故?」
ミヤビ「ナイトは、いちばんだいじだから」
ナイト「………」
ミヤビ「……」モグモグ
ナイト「ミヤビ、やはり僕と君は、共にある運命なのかもしれないね」
ミヤビ「……」ゴクン
ナイト「…あの夜、偶然出会ったときも……」
307 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 00:41:21.03 ID:GpF7cskxO
今日はここまでです…
展開があまりにも遅いんで、男がバット振ってるだけのトレーニングシーンはカット
代わりにミヤビの昔話にします
明日は今日より少しでも早く書き始められるようにしたいです
それでは、おやすみなさい
308 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 00:41:36.52 ID:7R89DLBC0
>>304 >>1も少し疲れてるんだよ
ストーリー自体は面白いしいいじゃないか。
309 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 00:42:47.31 ID:4YHWg2OV0
ひらがなで話してるだけなのにミヤビのキャラの出かたが凄いな
310 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 00:43:06.86 ID:QUJKZhqV0
お疲れさまでした。
おやすみなさい。
311 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 00:44:24.56 ID:7R89DLBC0
お疲れ様
次も楽しみにしてるよ
おやすみ
乙
313 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 00:46:48.62 ID:yQJiEe7v0
おやすみ
314 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 01:16:18.19 ID:v6XC00q/0
楽しみだ
315 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 01:49:38.74 ID:fKSqc2TQ0
保守
保守
保守
318 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 03:44:03.20 ID:W54NMOqC0
ゅしほ
319 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 03:44:43.31 ID:i8rLD7dn0
hosyu
ほ
321 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 06:17:07.86 ID:jzfQE7NK0
ほ
保守
>>291 パー速に行かなけりゃいけない理由が無いから
どうしてパー速に行かなくてはいけないんですか?
都合の悪い質問は無視ですかそうですか
ハハわろす
ほ
マジレスしちゃうけど
あと1スレで終わるって分かってるからでしょ
下手にパー速や創作発表に立てて消化に困るよりはVIPでやった方が良い
ほっほ
328 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 11:03:50.91 ID:N3ZYMd5q0
ほ
329 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 12:01:47.25 ID:iiv9mea4O
保守
330 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 12:45:54.02 ID:N3ZYMd5q0
☆
331 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 13:32:38.97 ID:W54NMOqC0
↑ヒトデ
↑ヒトデナシ
333 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 13:55:25.48 ID:AOQ7RiVyP
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
/ : : : : /: : : : : : : : : : : : \: : : : : : : : ヽ
/:/: : : : :/: : : : / /: : : : :{ : : : : ヽ : : : : : : :ハ
. /:/: :/: : /: :/ : / : {: : : : :い:.: : : : :l : :ヽ: : :l : :!
. / イ : l : :,': : l: :/|: : :|: { : : |: :ヽ.: : : :|: : :│ : |: :.|
|: /|: : l: : :|:7 ト、/lハ: : |\:レく: :丁「: :|: : :|:/:|
|/' |: : l: : :l/レ价沁{ハ: :l 价f沁│: l.: : :'.:│
ヽハ: :|: : :| {ハト:::jr| ヽ |イ:::jrハ|: ハ: /: : !
|lヘ:{ヽ小. V少 , ゞ少 j/ : j/:!: : |
|:l: : : : |∧ '''' r; '''' /|: l: : ∧: :|
. 从 : : : |: :}ゝ /\ _ イl |: l: :/ : :八
/: ∧ : : !: l : |/{≧/ ⌒ヘ≦}\| : Y∧: : :ヽ:\
. /: /{: :\ |:ノ|\_|_ノ/ ヽj__,/: : : 厶_}_ : : : : : \
. 〃:( r<¨( ̄| | ー‐ ̄)' / >、:ノ\: :ヽ
ヽ: ∨⌒\\「 ̄l___ r‐<\ / / / }__ ノヽ:ノ
. ∨ \ゝ'´//)f\ヽ\ヽ、__// {: : : :/
∧ { ̄/ '´/入 ヽ` /} }/ /⌒} ̄
∧ \ } \ ∧ ヽ.__//l∧ .ノ 〉
ヒトデですっ
334 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 14:23:35.69 ID:Id4mIZZx0
☆彡
335 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 15:52:10.85 ID:N3ZYMd5q0
ミ☆
336 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 15:53:37.95 ID:AOQ7RiVyP
☆
||||
337 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 17:00:02.67 ID:8yQ3d+5u0
★ ☆ ★
☆ ★ ☆
★ ☆ ★
338 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 18:07:23.19 ID:4YHWg2OV0
保守
339 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 18:24:21.32 ID:v6XC00q/0
☆ゅ
340 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 18:52:23.91 ID:fJnFCfAb0
ほ
しゅっしゅ
342 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 19:53:30.47 ID:7R89DLBC0
保守!
343 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 20:23:06.41 ID:6atyzDTn0
yureta
344 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 21:26:48.52 ID:GpF7cskxO
そろそろ再開
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
346 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 21:51:17.07 ID:GpF7cskxO
7年前 ミヤビが6歳のときのはなし
ミヤビの母『あなた!いい加減にして!いつもいつも遅くに帰ってきて!』
ミヤビの父『そんなこと言ったって、忙しいんだからしょうがねぇだろ!?』
ミヤビの母『なら、そのお酒をしまって、さっさと寝たらいいじゃない!!』
ミヤビの父『うるせぇなぁ!俺が働いて稼いだ金で、何買おうがいつ飲もうが、自由だろうがよ!!』
ミヤビの母『どうせロクな稼ぎじゃないくせに…!』
ミヤビの父『なんだとっ!?』
ミヤビの母『本当のことじゃない…』
ミヤビの父『このっ!』バシッ
ミヤビの母『きゃっ!!』
ミヤビ『……』
毎晩毎晩見慣れたケンカ
幼いミヤビにはどちらが正しいのかは分からなかったが
この空気がたまらなく嫌だった
347 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 21:57:56.99 ID:GpF7cskxO
ミヤビが7歳の頃、両親は離婚した
最後にしていたケンカで、どちらともなく「もう顔も見たくない」と叫んでいたが
まさかそれが現実になるとは、ミヤビは思いもしなかった
ミヤビの母『ミヤビ、あなたは私のところに来るわよね』
母は返事も聞かずに、ミヤビを連れて家を出た
実を言うと彼女自身にも、どちらに着くと答えるつもりはなかった
どちらの元にいても、大差はないだろう
そうやって、諦めていた
348 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 22:09:57.14 ID:QUJKZhqV0
ミヤビって男だと思ってた馬鹿が一人
349 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 22:15:08.04 ID:GpF7cskxO
ミヤビの予感は的中した
母と共に小さなアパートに越してきてわずか3ヶ月で
彼女は児童養護施設に預けられた
不思議と、ミヤビは悲しい気持ちにはならなかった
しかし、それによく似た感情
『憎しみ』が渦を巻き彼女の中で暴れていた
父が悪いのか、母が悪いのか、それは未だに分からない
ただ彼女にとって重要なのは、どちらも忌むべき対象だったということだ
そして彼女が施設で四度目の誕生日を迎えた後
彼女はそこから出ていくことになる
350 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 22:21:38.61 ID:GpF7cskxO
母が迎えに来たのだ
ミヤビの母『ミヤビ!今までごめんなさい…。でもね、この4年で、私一生懸命働いたのよ!これでまた、二人で暮らせるわ』
施設の人間は皆がこう思っただろう
いまさらこの女は、何を言っているのだ?…と
しかしミヤビは何も言わずに母の手を握り
あっさりと施設を去っていった
その時のミヤビの心中を知るものは
本人以外、誰もいない
351 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 22:29:33.30 ID:GpF7cskxO
それからミヤビは再び母と暮らし始めたが
ミヤビはすぐに気が付いた
この女は、私のためではなく、自分のために生きている
昼は近くのスーパーでレジ打ちなどを行い
夜は狭いアパートの中で、ちまちまと内職を行う
そんな苦しい生活が続き、ミヤビはもはや母と共にいることに後悔さえ感じていた
そしてミヤビは12歳になり、母にも大きな転機が訪れる
352 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 22:38:42.81 ID:GpF7cskxO
ある男性が、母と一夜の関係を持ち
そのまま、再婚へと繋げたのだ
問題なのは、その男性が結婚する際に母に提示した条件だった
『俺と結婚するなら、その子を手放してくれよ』
母はいったいどれほどの間悩んだのだろうか?
ある日ミヤビが学校から帰ってくると、部屋には一枚の紙と封筒が置いてあった
紙には、母が再婚をすること、そのためにミヤビを置いていくこと、行くあてがないのは困るからこの住所を訪ねること、が書いてあり
封筒には、5万円が入っていた
その住所は、現在父が住んでいる場所を示しており
それはつまり、自らが強引に連れてきた娘を、ほんの少しの気まぐれで別れた父に突き返す、ということだ
ミヤビは、母が最低最悪のクズであると、そのときようやく悟った
353 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 22:48:02.74 ID:GpF7cskxO
ミヤビは5万円と、ほんの少しの小銭を持って、家を出た
父のところに行くつもりはなかった
とにかく、生きていく
それだけを考えて、動いていた
…120円のおにぎり3つとお茶1本で、1日の食費は500円以下に収めることができる
…この計算だと、100日、4ヶ月保たない
…寝る場所はどこがある?
…自分は、生きることができるのか?
ミヤビはやむを得ず、アパートに引き返した
この人生には、明るい未来がない
誰かが自分を救ってくれはしないのだろうか
ミヤビは12年の人生の中で、最も恐ろしい敵と対峙することになってしまったのだ
…それは、死
354 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 22:54:44.20 ID:GpF7cskxO
何もしないだけの時間が、増えた
朝、目覚めて
外に出て、食料を買う
無駄なエネルギーを消費しないために、部屋の片隅でじっとしており
夜が来たら、眠る
食事は、一日におにぎり二つ
飲み物は、蛇口の水
電気は極力使わない
雨水を貯めて、ペットボトルに移して保管し、それで衣服を洗い
風呂に入るのは五日に一度
この極限状態でミヤビが生き続けることができたのは
母への復讐
その考えが頭の半分以上を埋めていたからだ
355 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 23:00:26.58 ID:GpF7cskxO
外に出ると、同年代の少女たちが、美しく着飾って街を歩いている
…私もあの群れに入りたい。
背の高い男性が私を見下ろし、顔をしかめる
…どうして?
私の中の何かが激しく暴れる
何がいけなかったのだ?
父の母への暴力か?
離婚した母に着いていったことか?
私は生まれたことが、間違いだったのか?
神はいない
いてもきっと、私を見てくれない
そうして、ミヤビの強い悔恨、憎悪に呼応するかのように
それは堕ちてきた
356 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 23:07:31.24 ID:GpF7cskxO
ミヤビが13歳のときのはなし
もはや死んでいるのか生きているのか
彼女は汚れた金を握って、いつもの道を歩く
焦点は定まらず
棒のように細くなった手足は冷たい風に震え
長く伸びた髪はでたらめに揺れ動き
世界のすべてが暗く見える
そして
雲の切れ間から、真っ黒の血が降ってきた
神じゃなく、悪魔が
悪魔が舞い降りた
ナイト『……』バサバサバサッ
357 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 23:14:57.27 ID:GpF7cskxO
それはミヤビの目の前に降り立ち
その美しい手を、彼女の細い首にかけ
呟いた
『いただきます…』
意識が戻ったとき、ミヤビは知らない床の上に突っ伏していた
全身に痺れのようなものを感じる
ナイト『……目が覚めたようだね』
ミヤビ『……あ』
擦れた声が響く
ミヤビ『…あなた…だれ……』
ナイト『……僕は』
吸血鬼。
それはこれまでの人生の終わり、そして始まりを告げる出会い
ミヤビの命は、ここから大きく動きだす
358 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 23:18:54.96 ID:2QBCI1YL0
ミヤビ・・・
359 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 23:19:11.24 ID:7R89DLBC0
支援
360 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 23:25:29.52 ID:GpF7cskxO
ナイト「…正直なところ、あのとき君が『目の前にいた』から、僕は血をもらったんだ」
ミヤビ「…わたしじゃなくても、よかったの」
ナイト「そうだよ」
ミヤビ「……」
ナイト「…でも、今になると、もう君以外の人間と一緒にいるなんて、考えられない」スッ
ミヤビ「ナイト…」
ナイト「おいで」
ミヤビ「…うん」ギュッ
ナイト「……君がいとおしい。僕の心をここまで奪ったのは、君が初めてだ」ナデ
ミヤビ「…ありがとう」
361 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 23:36:21.51 ID:GpF7cskxO
ナイト「……ミヤビ、外に行こうか」
ミヤビ「……」パサッ
ナイト「…新聞?」
ミヤビ「…きょうはさむいからいえにいる」
ナイト「……平気だよ」
ミヤビ「さむい」
ナイト「…暖めてあげようか?」
ミヤビ「……?」
ナイト「……ほら。『魔血乃輪』」スッ
シュルシュルシュルシュル…
ミヤビ「う…」
ナイト「大丈夫。痛くない」スーッ
ミヤビ「……」
ナイト「輪が通った箇所が、少し暖かくなるだろう」
ミヤビ「…うん」
362 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 23:43:02.56 ID:GpF7cskxO
ナイト「……まだやる?」
ミヤビ「……」フルフル
ナイト「そうか。…どうだい?今のは」
ミヤビ「びっくりした…」
ナイト「全然そんな顔じゃなかったよ」
ミヤビ「きられるかとおもった」
ナイト「そんなわけないだろう?輪を回転させ、頬に輪の中心を当てる。摩擦で熱が行って、少しだけ熱くなる」
ミヤビ「…やられてるほうはけっこうこわい」
ナイト「分かった分かった、もうやらない。それじゃあ、行こう」スッ
ミヤビ「……なにをするの?」
ナイト「歩きながら考えるよ」
ミヤビ「……」
支援
364 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 23:54:12.52 ID:GpF7cskxO
公園
ドドドドド ザバザバザバザバザバ
ナイト「…この噴水すごいな。芸術の域だ。ミヤビ、触ってごらん」
ミヤビ「……」ピチャ
ミヤビ「……!」バッ
ナイト「…どうしたの?」
ミヤビ「つめたい…」
ナイト「そうだろう」
ミヤビ「……ナイトもさわって」
365 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/15(金) 23:57:04.18 ID:GpF7cskxO
ナイト「僕はいい」
ミヤビ「つめたいの、いやなの」
ナイト「当たり前だろ」
ミヤビ「……」
ナイト「…分かったよ。触る。ミヤビは不公平なのが大嫌いなんだね」ピチャ
ミヤビ「つめたい…?」
ナイト「まあまあ」
ミヤビ「……ナイトは、わたしのこといじめるの、すきなの」
ナイト「まさか」
ミヤビ「でも、よくいじめる」
ナイト「…君を見てると、いじめたい気持ちに駆られるんだ」
ミヤビ「…なんで?」
ナイト「いじめて欲しそうな顔してるからかな」
ミヤビ「してない…」
ナイト「してるよ」
ミヤビ「……」
366 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 00:09:06.53 ID:fnI3sqXXO
ナイト「今日はしばらくこの辺りをうろうろしていよう」
ミヤビ「…なんで?」
ナイト「家にいても退屈だからだよ」
ミヤビ「でも、ここにいてもたいくつ…」
ナイト「僕はね、結構無駄なことが好きなんだ」
ミヤビ「このあいだ、あのひとたちとたたかったとき、むだだっていってたのに」
ナイト「他人の無駄は嫌いだけど、自分の無駄は好きなんだ。そういうものだろう?」
ミヤビ「うん…」
ナイト「それに、君と一緒にいられる時間も、そう長くないはずだ」
ミヤビ「……」シュン
ナイト「…大丈夫だよ。僕がいなくなったあとのことは、みんな神に任せる」
367 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 00:18:19.85 ID:JBZmgZge0
しえんた
368 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 00:20:14.65 ID:fnI3sqXXO
ミヤビ「どうするつもりなの…?」
ナイト「君の周囲の人間を精神操作させて、君に必要なすべてをサポートするようにけしかける」
ミヤビ「そんなこと、できるの…?」
ナイト「神ならやるだろう」
ミヤビ「…すごい」
ナイト「だからこそ、奪いたくなる力なんだ」
ミヤビ「……」
369 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 00:32:16.14 ID:fnI3sqXXO
河原
カミラ「はっ!やっ!」バシバシッ
男「ぐうっ…!」ガキガキンッ
カミラ「…隙あり!」バッ
男「!!」ブワッ
ドシャッ
男「っつ…今のは…掌低…?」
カミラ「そうです。攻撃速度は一番早い。あなた相手ならこれで十分…」スッ
男「はっ…まだまだ!」ブンッ
カミラ「……」ニイ
ゴッ
男「………!!??」
370 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 00:34:43.70 ID:fnI3sqXXO
カミラ「誰が二度も掌低をやるなんて言いました?がら空きですよ」
男「だ…だからってお前…股間蹴らなくても…」
カミラ「ミゾオチ蹴り上げたつもりだったんですが」
男「怖っ!」
カミラ「で、大事な息子は無事ですか?」
男「たぶんな」
カミラ「それはよかった。一生使わないまま終わるところでしたね」
男「もしそうなったら一生お前を恨むよ」
カミラ「……一生?」
男「ん?」
カミラ「いや、2000年生きる吸血鬼に『一生恨む』はどうなのかな、と思いましてね」
男「じゃあ死ぬまで恨むっ!」
371 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 00:46:57.05 ID:fnI3sqXXO
ミヤビ「……ナイト」
ナイト「…どうした?」
ミヤビ「もうすぐ5じ…」
ナイト「時間が経つのはあっという間だね。帰ろうか」
ミヤビ「…うん」
ナイト「………」
ミヤビ「…?」
ナイト「誰だ…?」
ミヤビ「……ナイト?」
ナイト「誰かいる。気配が小さくてよく分からないが…」
ミヤビ「……」プチプチ
フォンッ
ミヤビ「…ここからみなみに450めーとるさきに、いる」
ナイト「誰だ?」
ミヤビ「…のっとりあくま」
372 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 00:59:23.00 ID:fnI3sqXXO
カエデ「……はぁ」スタスタ
コノハ(犬モード)「ハッハッ……」テテテッ
カエデ「コノハちゃん…」
コノハ「…?」クルッ
カエデ「…私、いつまでもこんな調子じゃ、ダメだよね…」
コノハ「……」キョロキョロ
コノハ「…ダメだよねって…急にどうしたのよ?」ボソッ
カエデ「分かんない。時々自分が嫌になるの」
コノハ「……アナタねぇ…そんな調子じゃ、ダメどころじゃないわよ」
カエデ「…どころじゃないって…?」
コノハ「ダメダメよ!ダメダメ!」
カエデ「う…」
ナイト「…反応してるはずなのにな。目視できない」
ミヤビ「……どれが『のっとりあくま』…?」
ナイト「…待てよ。乗っ取り…?」
373 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 01:10:19.30 ID:fnI3sqXXO
カエデ「……」トボトボ
コノハ(カエデっていつもこうなのよね…常に何かに対してウジウジびくびくしてる…)
カエデ(コノハちゃん、呆れて何も言えないんだろうなぁ…はぁ…)
トントン
カエデ「…?」クルッ
ゾ ク ッ !!!!
カエデ「!!??」
コノハ(なっ…!なにこれ…!?)
ナイト「……その犬が、『乗っ取り悪魔』だな?通りで気配が小さいわけだ…」
コノハ(ば…バレた!)
ナイト「…人の姿になれるんだろう?」
コノハ「………」ズズズ
コノハ「…なったわよ」
374 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 01:13:32.52 ID:fnI3sqXXO
ナイト「…あまり強そうには見えないな」
コノハ「う…うるさいわね!こういう姿なんだから…」
ナイト「だから…何だ?」ゴッ
コノハ(さらに空気が重く…!)
カエデ「……かはっ!」
コノハ「カエデちゃん!?」
ドサッ
コノハ「カエデちゃん…カエデちゃん!」
カエデ「……」ガタガタ
ナイト「…冗談だろう?まだ指一本も使ってないのに…」
ミヤビ「……よわい」
カエデ「はっ…はっ…」
コノハ(ヤバい…殺される…!)
375 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 01:20:07.81 ID:fnI3sqXXO
カエデ「……」ガタガタ
ナイト「…なんだ?怯えているのか…?」
コノハ「カエデちゃんは…怖がりなのよ!」
ナイト「怖がり?これはそういうレベルじゃないように見えるけどな」
コノハ「な…何が言いたいのよ!?」
ナイト「……察するに、お前たちはまだ、ロクに戦ってないようだな」
コノハ「……う」
ミヤビ「…ほんとうに?…ここまできてたたかってないなんて…」
コノハ「う…うるさい!ちびっこ!」
ナイト「……」ギロ
コノハ「!」ビクゥ
コノハ(う…動けない…)
376 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 01:27:03.89 ID:fnI3sqXXO
ナイト「……」
カエデ「……」ガタガタ
コノハ「……」ブルブル
ナイト「……やめた」
ミヤビ「…?」
ナイト「こんな雑魚相手に、僕とミヤビの時間を消費したくない…」
コノハ「に…逃がすって言うの?」
ナイト「まさか」シュッ
グググ…
コノハ「!?は…はなして…」バタバタ
ナイト「時間をかけずにさっさと殺す。こういうのはあまり好きじゃないんだが……」グッ
コノハ「かっ……!」
カエデ「……!?」ハッ
377 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 01:28:36.44 ID:vdzmMB8RO
しえん
378 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 01:32:15.07 ID:fnI3sqXXO
コノハ「……」バタバタ
カエデ「や、やめて!コノハちゃんを離して!」ガバッ
ナイト「なぜ?」
カエデ「…え」
ナイト「なぜ、こんな雑魚を生かしておく必要がある…?」
カエデ「……な、なぜって…」
ナイト「……お前、弱いんだろう?なら、強さで僕を止めることはできないんだ」
ナイト「ならせめて…僕をうまく言いくるめてみなよ…。それとも、こいつをこのまま殺してもいいのか?」
カエデ「え…い、いや!」
ミヤビ(…ナイト?)
379 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 01:43:05.84 ID:fnI3sqXXO
ナイト「さぁ…お前はどうするね?」
カエデ「…わ、私たちは…強くなって、勝ち抜くの…」
ナイト「勝ち抜く?」
カエデ「……」
ナイト「笑わせるな…」グッ
コノハ「っ…!」
カエデ「だ…だって…強くならなきゃ、強くならなきゃ……」
カエデ「コノハちゃんが、死んじゃうから…!」
ナイト「……ふふふふふ」
カエデ「な…なに?」
ナイト「お前のような雑魚が!どう強くなる!?」
カエデ「う……」
ナイト「………」ニタァ
380 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 01:47:19.69 ID:fnI3sqXXO
ナイト「…乗っ取り悪魔よ。今から貴様は僕の手下だ」
コノハ「……!?」
カエデ「手下…?」
ナイト「貴様は僕の駒になるんだ。拒否はさせない。しかしその見返りとして…」
ナイト「…貴様を強くしてやろう」
カエデ・コノハ『!!??』
ナイト「どうだ?今ここで殺されるより、ずっといいだろう?」
カエデ「……」
ミヤビ「…ナイト、なにをかんがえてるの?」
ナイト「…いい暇潰しになりそうだろ…?」
ミヤビ「ひまつぶし…?」
381 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 01:51:34.61 ID:fnI3sqXXO
今日はここまでにします
眠いと何書いてるのか分からなくなる…
382 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 01:53:42.14 ID:SYPxz5Jl0
ひつまぶし
乙、なんとか終わらせてくれ
384 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 01:57:22.68 ID:ebaZuWSE0
乙
ひまつぶしに保守
386 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 04:01:43.11 ID:Qr/X9q/VO
はいはい
夜〜朝はこれだけ保つんだ
無駄にスレ埋めてる奴はよく見とけ
388 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 07:27:50.88 ID:M7b3zJuUO
ほ
389 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 09:08:55.41 ID:AqVqXK9T0
ほっほ
390 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 10:24:16.22 ID:0Fzvf3Xd0
ほ
391 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 11:07:37.23 ID:AqVqXK9T0
ほ
392 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 11:09:08.44 ID:nGT6xS1D0
し
393 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 12:44:25.30 ID:MGhhQ6pJ0
み
394 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 13:55:24.65 ID:JNvRJwQc0
ほしゅ
395 :
吉野家夫:2010/01/16(土) 14:27:14.56 ID:a3p7hj4dO
あらよっと
(=゚ω゚)ノ
ほっすーん
396 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 14:54:27.09 ID:14Z2c0a10
_ -‐‐- _
_z<三二三__ ニ=‐ 、
∠ニ〉斤r r‐-≠=ユ_ \ \ `丶、
/ /ノノ〈〈 `ミx ヽ, \ /\
. ///く. ∧V 》 》 X
z彡'´/ \ 乂 /〃rx. /
〈〃∠_ 人人≧<___ノ 人〃 \
>'  ̄¨ア¬―-=ミ<≧彡'ノ^^\ 丶
. //// /// ` '<_ \ \
. ∠<// /// / / イ 卞、 丶
//イェ._x / / ‐- l l l |\ 丶
// Y沁, /≠=、、l ∧ l | \
/ ,イ`ア′ ' 乂'沁l/ リ | 丶
/ イ{ 〈 `´´/ リ//| (^) / 丶
′ ∧ ///ノ| /
Vハ丶 /イ / ∧ ヽ ヽ
. V∧ _ イ'/ / / \丶 丶
. V l`ニT二´ \ / /-‐'⌒ ヽ丶 丶
l ! /∧ ,r‐'´ヽ /〆 V丶 丶
l ! ´ rf´ ‐-、 U,′ V 丶 丶
l ! ∧V  ̄l ',
忍野 忍(キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード)
397 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 15:09:06.38 ID:zOaXVutC0
忍ちゃん最高
398 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 15:50:15.80 ID:ofcIGeND0
保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 40分以内 __
02:00-04:00 90分以内 _□.--‐<´ヽ`、
04:00-09:00 180分以内 ,.-"`: :.|___\ ヽ、_ノ
09:00-16:00 80分以内 /: : : :,ヽ、\/l`ヽ、 \
16:00-19:00 60分以内 /::/: :〆、 ,×l/:l : l : ̄ヘ<
19:00-00:00 30分以内 |/|: :/● ●|_!_l_l=:-:‐i´
.,-、 |: :|@ @|::|=|: : : : l
保守時間の目安 (平日用) ;|!:::::::`ヽ、|!_ ⌒ _/:/ : : : : : l
00:00-02:00 60分以内 |!:::::::::::::::::‖r:‐t-t//::ヽ, : : : : : l
02:00-04:00 120分以内 ヾー──'‐(::|×|:::ト==l: : : : : : l
04:00-09:00 210分以内 ./: : : : :ノ:|×|:::|:::::::|: : : :l : : l
09:00-16:00 120分以内 /: :/: : :._}=ェ==|:::::::::ゝ、: :l : : :l
16:00-19:00 60分以内 /: :/|:.__/:::/:/:/ヘ|:::::::::::ノ: : l: : : l
19:00-00:00 30分以内. /: :/,|/_/_/_/_/∧_l_lエ´ヘ、:l l: : : l
/: :/ゝ、/_/_/_/_/_l_l_ヘ_ヘ_ヘ,.ゝl : : :|
 ̄ .|:×|:×|  ̄ ̄
.ヽ_人_ノ
399 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 15:56:48.44 ID:tjmRHQSf0
規制で人減ったから保守間隔は長くてもいいの?
400 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 17:06:48.89 ID:AqVqXK9T0
保守
ほしゅ
402 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 18:11:32.48 ID:MGhhQ6pJ0
ほ
403 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 19:08:48.16 ID:71F4Tga9O
保守
404 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 19:48:44.82 ID:ofcIGeND0
ほ?
405 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 20:12:29.18 ID:Qr/X9q/VO
おっせーな
406 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 20:57:34.94 ID:zOaXVutC0
☆ゅ
407 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 21:27:52.37 ID:rIl18kMD0
捕手
408 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 21:48:05.60 ID:MGhhQ6pJ0
ほ
409 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 21:58:26.82 ID:vdzmMB8RO
た
410 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 21:58:48.13 ID:fnI3sqXXO
ミヤビのアパートの近くの公園
ナイト「よし…ここでいい」
コノハ「な…なにをするつもりなのよ」
ナイト「言っただろう。貴様らを強くしてやると」
カエデ「……」ビクビク
ミヤビ(……おもしろがってる)
ナイト「…人間。貴様の武器はなんだ?」
カエデ「武器…?」
コノハ「…あれよ…バトン……」
カエデ「あ、えっと…」ガサガサ
ナイト(…バトン?)
カエデ「はい…」スッ
ナイト「……」パシッ
ナイト「…ずいぶんとチャチな武器だな」
411 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 22:19:05.52 ID:fnI3sqXXO
ナイト「…まぁいい。このバトン、見たところ『戦闘用の能力』は使えないようだな」
カエデ「…?」
ナイト「何のことか分からないって顔だな。…武器の持つ能力については知らないのか」
カエデ「し、知らない…です」
ナイト「まぁ、話す必要もないだろう」
カエデ「……」
コノハ「あなたさっきから、何ぺちゃくちゃ喋ってるのよ!」
ナイト「…ん?」
シュッ
コノハ「!?」
バキャッ
コノハ「あッ!」ドサッ
カエデ「こ…コノハちゃん!」
ナイト「…悪いが僕は、男だろうが女だろうが子供だろうが、容赦はしない」
コノハ「く…」
まだやってたのか
413 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 22:27:10.00 ID:fnI3sqXXO
ナイト「さぁ、貴様らにはこのバトンの能力を引き出してもらおうか」
コノハ「引き出すったって…ワタシもカエデちゃんも何も知らないのよ!?」
ナイト「知らない…だからなんだ?」
コノハ「……え」
ナイト「知らないのは貴様が未熟だからだ」
コノハ「な…なにが未熟なのよ!」
ナイト「力、知恵、知識を奪いにかかる強引さだって持ってない」
ナイト「なぜ貴様のようなやつが今まで生きてこれた?」
コノハ「……」
ナイト「明日までに、このバトンの能力を引き出せ」
カエデ「明日…?」
ナイト「できなかったら、死んでもらおう」
カエデ・コノハ『…!』
414 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 22:40:06.85 ID:fnI3sqXXO
カエデ「…どうしよう」
コノハ「どうしようって…やるしかないじゃない…」
カエデ「でも…全然分からないよ…能力って何?」
コノハ「このバトンには、何か不思議な力があるのよ!たぶん」
カエデ「……でも、どうしたらいいのか…」
コノハ「…ああもうっ!貸して!」バッ
カエデ「あ…」
コノハ「えいっ!」ブンッ
シーーーン
カエデ「…コノハちゃん……」
コノハ「……とにかく、でたらめでもいいからいろいろやってみるしかないわ!」
カエデ「うん…」
コノハ「こんなところで死ぬわけにはいかないのよ!」
415 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 22:40:10.24 ID:rIl18kMD0
支援
416 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 22:46:42.59 ID:fnI3sqXXO
河原
男「らぁっ!」ブンブンッ
カミラ「そんな!めちゃくちゃな攻撃!」ヒョイヒョイッ
カミラ「…当たると思わないでくださいよっ!!」ゴッ
男「くっ…」ガキッ
カミラ「またバットでガードを……なら、足元ご注意!」シュッ
男「!…足払」フラッ
男「いっ!?」ベチッ
カミラ「…まだまだ!吸血鬼チョップ!」ブンッ
男「うお!」ガンッ
カミラ「チョップ!チョップ!!チョップ!!!」ブンブンブンッ
男「ふ…防ぎきれんっ…!」ガキキキ…
カミラ「チョーップ!!!」ブンッ
ドゴッ
男「……がっ!」
417 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 23:00:24.71 ID:fnI3sqXXO
男「」
カミラ「ふー…いい感じに暖まって来ましたよ」
男「なんかもう色々と遅いだろ…」
カミラ「男さんはどうですか」
男「…何が?」
カミラ「バット、使いこなせてきたんじゃないですか?」
男「……うーん」スッ
男「……」
カミラ「…ま、分かりませんよね」
男「…いざ実戦、ってなったら、このバットで戦えるのかな。俺……」
カミラ「不安なんですか?あなたそういうガラじゃないでしょうに」
男「不安っていうか…こんなんで勝つイメージがイマイチ湧かなくて」
カミラ「イマジネーション・イズ・パワーって言いますからね…。勝利のビジョンがイメージできないなんて、結構ヤバいですよ」
男「…どうすりゃあいつらに勝てるのか、分からんのだ」
カミラ「……いっそ、考えるのをやめたらどうです?」
418 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 23:11:47.53 ID:fnI3sqXXO
男「…考えるのをやめる?どこのカーズ様だよ」
カミラ「そうじゃなくてぇ…」スッ
シュッ
男「うおっ!」サッ
カミラ「…ほら、避けた。こうすればいいんですよ」
男「は??」
カミラ「何も考えないでいいんです。攻撃が来たら反射的にかわす。隙ができた相手を思いっきりブッ叩く」
男「…そんな簡単にいかないだろ」
カミラ「だから、そのためにトレーニングしてるんですって」スク
男「もうやんの…?」
カミラ「やりますやります」
男「はぁ…」スクッ
419 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 23:19:03.67 ID:fnI3sqXXO
友「…びゃぁっくしゃいっ!!」
友「うー…さっぶー」
友「ったく…なんで俺が三人分の食料を調達せにゃならんのか」
友「…でも、あいつらホントにヘトヘトになるまでやってんだよなぁ」
友「多少の苦労はやむを得ないな。うんうん」
スゥッ…
友「……ん?」
友「…黒い…霧?」
ゾクッ
友「!」
友(まただ…昨日の…やべっ)クラッ
友「…倒れてっ……」
友「たまるかぁ!」グッ
420 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 23:30:36.33 ID:fnI3sqXXO
友「くぅっ…」クラクラ
?「……」スタスタ
友「…!」
?「…?」
友「な…なんだ?お前…」
?「んー?わたしねぇ」
?「鈴里凛」
?「りんりんりん!」
?「うそだよー。今のは知らん人の名前だよん」
友「は…?」
?「わたしねぇーヤミコ」
友「ヤミコ…?」
ヤミコ「あなた彼の殺気に耐えたのねーただの人間のくせに」
友「え…彼?」
シュタッ
421 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 23:43:04.65 ID:fnI3sqXXO
?「……」
友(な…なんだこいつ…?どこから出てきたんだ)
ヤミコ「彼はねーわたしのペアよ」
?「……」
ヤミコ「ただの人間しかもドーテーには関係ねーかあはははは」
友(マジで何なんだこいつら…。不気味すぎる…)
ヤミコ「そこどいてーなあんちゃん」
友「え?」
?「……」シュンッ
ヤミコ「…ほなさいならー、ってわたしは生まれも育ちも関西ちゃいますけどー」スタスタ
友「なに…瞬間移動?え?へ?」
422 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 23:50:19.75 ID:fnI3sqXXO
ヤミコ「ふふふーもうすぐ大きな大ーきなPROJECTが始まるのだ」
?「そんな大それたことじゃないでしょう」
ヤミコ「いいやこれはわたしたちを勝利に繋げるためのものですってかもう勝利は決まったもんです」
?「……」
ヤミコ「今ちょこっと引いたね?な?」
?「貴女はよく分かりません」
ヤミコ「わたしもお前はよく分からんよふふふのふー」
?「…とにかくこれで、この町一帯に殺気を『散布』しました』
ヤミコ「あとはわたしのが合図すればドゴゴゴゴーンと来ちゃうわけね」
?「そのはずです」
ヤミコ「なんて楽チン楽楽チンチン…きゃーチンチンなんて恥ずかしいぃー」
?「……」
ヤミコ「また引いたね?な?いかんよそーゆーKXな真似しちゃ」
?「KYですよね?」
423 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/16(土) 23:58:10.85 ID:LNQwjF6x0
友が強くなった
424 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 00:01:06.34 ID:mdUrsnrGO
男「ただいま…」ガチャ
友「……」ガクガクブルブル
男「…ん?どうした?」
友「はっ…男…」
男「なにブルってんだよ」
友「キ○ガイにあっちまった!」
男「…キチ○イて。いきなりそんなこと言われても」
友「ホントだよ!歩いてたらよ、急に黒い霧?みたいなのがスーッと通って、そしたら急にクラクラしてきて」
友「でも頑張って耐えてたら、前から変な女が歩いて来たんだよ!」
男「…えーと、その話、長くなる?」
カミラ「何か食べてからじゃダメですかね」
友「真面目に聞いてくれよ!男ー!」
男「あー後で聞いてやるから」
友「カミラー!」
カミラ「はいはい構ってほしいんですね。てか今呼び捨てでしたよね。『さん』はどうしたんです?」
425 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 00:04:09.97 ID:mdUrsnrGO
友「く…」プルプル
男「もうすぐ7時だぜ。なんか食べよう」
友「冷蔵庫に色々入ってっから、勝手に作れ…」
男「あいよ」スッ
友「……」
カミラ「すいませんね、食べたら構ってあげますから」
友「だから構ってほしいわけじゃないんだって!」
カミラ「男さーん。何があります?」スタスタ
友「……」
友「ちくしょー!」
426 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 00:14:15.58 ID:mdUrsnrGO
男「パスタ茹でるべ」
カミラ「いいですねぇ」
友「わー!」ダッ
男「ん?」
カミラ「放っておきましょう。まずは何か食べないと」
男「なぁ、最近お前食い意地張ってね?」
カミラ「地上の食べ物が思いの外気に入りまして」
男「でも食う必要はないんだろ?」
カミラ「必要なければやっちゃいけないんですか。あなたは蓮舫ですか」
男「違うわ」
カミラ「鍋に塩入れました?」
男「やべっ忘れてた。これは必要だわ」パラパラ
カミラ「やれやれ」
427 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 00:23:03.12 ID:mdUrsnrGO
友「くっそー…あいつら…話くらい聞いてくれても…」
友「…しかしさっきの女…ヤミコ?だっけ。怪しいけど、よく見たら結構可愛かったかも…」
友「……いや、やっぱり不気味だ」
ヤミコ「んっふっふっ、わたしたちの方の準備は万端だよ」
?「上出来だな」
ヤミコ「偉そーにすんなオッサン」
?「なっ…!俺ぁまだ26だ!」
ヤミコ「26でこれすか。救えなーい」
?「俺をおちょくってんのか!」
ヤミコ「まっさかぁ」
?「くっそー…」
428 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 00:30:24.75 ID:mdUrsnrGO
ヤミコ「で、オッサンはどーなの」
?「オッサン言うな。名前で呼べ」
ヤミコ「ダンダダンはどーなの」
ダン「ダダンはいらん。…もう少し時間がいるな」
ヤミコ「どんくらい?わたし3分以上待てないよ」
ダン「24時間いる」
ヤミコ「バーカ」
ダン「うるせぇガキ」
ヤミコ「24時間て3分の480倍じゃん」
ダン「そういう計算は早いんだな、ガキのくせに」
ヤミコ「きーっもう怒ったぷんぷんオッサンなんてわたしが3分かけずにぶっ殺してやるぅ」
ダン「あーん?やってみろや」
?「ヤミコ、おやめなさい」
ヤミコ「……今回だけは許しといたるわい」
ダン「ちっ」
429 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 00:35:26.64 ID:mdUrsnrGO
男「あさりとコンソメパスタだ!」ドンッ
カミラ「ブラボーです」
男「友を呼んできてくれ」
カミラ「えー…。もしもガチャっと入ってオ○ニー中だったら悲しいじゃないですか」
男「ノックすりゃいいだろ」
カミラ「それもそうですね…」スタスタ
knock knock
カミラ「友さんパスタ出来ましたよ」
友「えっ!?あ、ああ!今行く!行くよ!!」
カミラ(マジでやってたのか…)
カミラ「手洗い忘れないでくださいね」ニヤ
スタスタ
430 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 00:45:58.16 ID:mdUrsnrGO
カミラ「いただきます」
男「うーい」
友「……」
ズルズル
カミラ「…うまし」
男「そりゃよかった」
友「……」ズルズル
男「友、お前何だんまりしてんだ?さっきまであんなに騒いでたのに…」
友「ん…いやぁ、どうでもよくなってきて」
カミラ(これが賢者タイム…)
男「ふーん…」ズルズル
男「……うまし」
ズルズル ズルズル
………
……
431 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 00:53:10.17 ID:mdUrsnrGO
カミラ「…ごちそうさま」
男「はいはい」
カミラ「はーおいしかった」
男「じゃあ皿洗い頼む」
カミラ「なんで私が…」
男「お前が一番働いてないからだよ」
カミラ「ちぇっ」カチャカチャ
男「おいおい…そんな一度に持ったら…」
カミラ「え?今何て…」クルッ
ガッ
カミラ「あ」
ガッシャーン!!
男「…危ないって言おうとした矢先に!皿割れちまったよ!」
友「その皿は別にいいから、洗面所にあるホウキ持ってきな」
男「おう」タタタ
432 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 01:01:43.74 ID:mdUrsnrGO
カミラ「……」ズーン
友「大丈夫かよ」
カミラ「もう二度と皿運ばない」
友「そんなに拗ねなくても…」
カミラ「いくらヒロインだからって、こんなドジっ子設定いらないです」
友「ドジっ子て」
男「ほい、ホウキ」
カミラ「どーもです」
男「ケガしてないか?」
カミラ「私の反射神経と精密な動きがあれば倒れるまでに皿をうんたらかんたら」
男「あー分かった分かった」
カミラ「日常生活において私がいかに役立たずか分かりましたか」
男「ちゃっかり今後は物を頼むなみたいな言い方するんじゃないよ」
カミラ「今後は物を頼むな」キッパリ
男「ストレートに言うな!」
433 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 01:11:33.77 ID:mdUrsnrGO
カミラ「……」サッサッ
男「そうだ、友。お前さっき何の話してたんだっけ?」
友「ん…?ああ、キ○ガイ女か」
男「それそれ」
友「とにかく変な女に会ったんだよ。山なし落ちなし、だ」
男「さっきは色々言ってたじゃねーか」
友「黒い霧とか?」
男「そう!それ!」
友「ありゃ煙だったのかな」
男「何だよ友。お前もよく分かってないのか」
友「なァんにも分からん。あ、その女の名前は知ってる」
男「教えろ教えろ」
友「ヤミコ」
男「…名前からして普通じゃねえ!」
434 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 01:11:53.55 ID:ibO7sZmg0
ねぇねぇいつまでカミラ達は友の家にいるの?
友いらなくね?
友が邪魔で男とカミラいちゃいちゃできないじゃないか
友出てきた辺りからつまらなくなった
435 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 01:13:32.48 ID:vXFWGNPbO
何処のコピペだろうか
紫煙
436 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 01:27:25.96 ID:mdUrsnrGO
カミラ「黒い霧?」
男「お、終わったか?」
カミラ「はい」
男「なに?知ってるのか?」
カミラ「聞いたことあるようなないような」
男「Say!」
カミラ「『殺気』を見て取れる形にすることで、特別な能力として扱うことができる…」
友「??」
カミラ「その黒い霧っていうのは『殺気』で、能力なんですよ」
男「能力ってことは、敵かよ!…で、どんな能力なんだ…?」
カミラ「よく知りませんが、直接相手に効果を与えるものではないそうです」
友「俺がクラッと来たのは、関係ないの?」
カミラ「たぶん。単純に殺意に当てられて怯んだんでしょう」
友「ちょっと頑張って耐えたのになぁ」
437 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 01:35:34.73 ID:mdUrsnrGO
男「もしもその黒い霧が本物だとしたら、敵はかなり強いんじゃないか?」
カミラ「ええ。殺意を形にするなんて、私でもできませんからね」
男「うーむ」プチプチ
フォンッ
男「…やっぱいないか」
カミラ「…ま、結局は明日もトレーニングなんですよ」
男「…だな」
友「大変だよなお前ら…」
カミラ「必要なことですから」
友「…そうかそうか」
438 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 01:48:59.14 ID:mdUrsnrGO
ヤミコ「…24時間はさすがに長いから、わたしはあることをしてようと思います、さぁそれは何でしょう」
ダン「知るか」
ヤミコ「A,見たかった映画を借りてくる B,昼寝する C,一人で人生について考える」
ダン「じゃあBで」
ヤミコ「ぶぶーっ」
ダン「…正解は?」
ヤミコ「Dの何もしないでしたー。残念っ」
ダン「ふざけんなコラ」
ヤミコ「…と言うのは冗談でい」
ダン「結局何するんだ?」
ヤミコ「一般人殺しまくる!」
ダン「…へー」
ヤミコ「作戦がうまく行けば、ノルマなんて簡単にクリアできるんるん♪」
ダン「だからって余裕こいてっと…」
ヤミコ「わたし強えーっつーのぉ♪」
439 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 01:54:26.12 ID:mdUrsnrGO
今日はここまでにします
明日は一日かけてじっくりやりたいです
そろそろ終わりまでの流れをしっかり組み立てないとヤバイ
440 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 02:02:02.05 ID:+ndOG3e/O
いつまでダラダラやってんだよ
今日中には終わらせてほしいな
442 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 02:39:27.40 ID:f+uWpTYEO
し
zzz
ほし
445 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 05:29:50.07 ID:Eh8xxE1VO
ほ
ほっほっ
447 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 08:17:46.57 ID:U/R/8rXm0
ほっ
448 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 08:38:57.95 ID:mdUrsnrGO
男「とにもかくにもトレーニングトレーニング、ってわけか」
カミラ「ですね」
友「じゃあ今日も風呂入って早く寝ろよ」
男「おう。カミラ、先入っちゃえ」
カミラ「はいはい…」スタスタ
友「服はまたテキトーに出しておくからな」
男「…悪いな、友」
友「?急に何だよ?」
男「お前をこんなんに巻き込んじまって」
友「別にいいよ」
男「でも…下手したら殺されるんだぞ?」
友「憎まれっ子は世にはばかるんだよ」
男「憎まれっ子って…」
友「とりあえずな、お前はそういうふうに考えるな。俺を巻き込んだんじゃなくて、俺から巻き込まれたんだよ」
男「同じだろ…?」
449 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 08:43:27.01 ID:mdUrsnrGO
友「あのな?いいか。金持ちには二種類いるんだよ」
男「?」
友「一つ目は、自分は周りとは違う、だから周りを見下すのさタイプ」
友「二つ目は、自分は周りとは違う、だから周りに手を差し伸べようタイプ」
男「……」
友「俺は後者だ!」
男「…くっくっ」
友「なんだよ。笑うとこじゃねーぞ?」
男「あっはっはっはっは!」
友「あーもうお前!笑うなよ!真面目なんだぞ俺は!」
男「そうかそうか、お前は優しい金持ちか」
友「そ、そうだ!」
男「…ならもう少し、世話になる」
友「……任せとけ!」
450 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 09:09:31.66 ID:mdUrsnrGO
男「ああそうだ」
友「ん?」
男「お前飯食う前に抜いてただろ」
友「な、何のことか分からんなぁ」
男「しらばっくれんなー!」ガバ
友「ぎゃあー!蹴るなー!」
男「お前の三大欲求バランス取れてなさすぎなんだよ!食欲1:睡眠欲1:性欲8みたいになってんじゃねーか!」
友「悪いか!お前らがいても俺の生活リズムは変わらんわー!」
男「このド変態がー!」グリグリ
友「やめろー!腰を踏むな!地味に痛い!」
カミラ「このド変態がー(棒読み)」
男・友『!?』
451 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 09:13:29.09 ID:mdUrsnrGO
カミラ「お二人は仲が良いんですねぇ」ニヤニヤ
男「な…!?これはそういうプレイとかじゃなくて…」
カミラ「もー嫉妬しちゃうなぁ」ニヤニヤ
男「違う!俺にその気はないんだ!」
友「そうだそうだー!俺なんて頭の中女の子で満席だー!」
男「お前もうしゃべるな」ゲシッ
友「ぐへっ」
452 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 09:21:16.49 ID:mdUrsnrGO
カミラ「……」ニヤニヤニヤニヤ
男「な…何も言わないニヤニヤが一番怖い……」
カミラ「別に私怒ってないですよ、ただあなたの意外な一面を見たのがショックで…」ニヤニヤ
男「あーもうっ!風呂入る!てかお前いつもいつも出るの早すぎだろ!」
カミラ「私の入ったお風呂のお湯、飲んだりするんですか?」ニヤニヤ
男「するか!」
友(ちょっとしたいと思った)
カミラ「私シャワー浴びただけなので」
男「あ、どーりで早いワケだ」
友(ちょっと残念)
453 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 09:29:09.50 ID:mdUrsnrGO
男「はぁ…ったく…」キュキュッ
ジャアアアアアアア
男「でも…ふー。風呂に入ればすっきりさっぱり…」
男「……っ」
ホアチャアア アアアアアアア!!!
友「風呂場から悲鳴が!」
カミラ「あー、もしかして…友さん、今、お湯何度になってます?」
友「えっと……」
友「50度!?」
カミラ「私に普通のお湯はあんまり効かないので、温度上げちゃいました☆」
友「熱湯コマーシャルかよ!」カチカチカチ
男「うぅ…肌が爛れるかと…」
454 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 09:42:32.71 ID:mdUrsnrGO
男「……」シャカシャカシャカシャカ
男(…黒い霧の敵か…。どんなやつなんだろう)
男「……」シャカシャカシャカシャカ
男「ん?」ピタッ
男「…あいつの髪の毛だ」スッ
男「すげぇ。ホントに金なんだな。染めたってワケでもなさそうだ」
男「……」
男「あいつ、人のことからかうし、結構凶暴だけど」
男「見た目は普通に可愛いよなぁ」
男「髪も長くて、さらさらしてるし」
男「顔立ちも整ってるし」
男「あとは胸だな…。あれさえなんとかなれば…」
カミラ「……」ダンッ
友「!?ど、どーした?いきなり机叩いて」
カミラ「なんか急にイライラしてきた!なんでだ!?」
455 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 09:48:00.09 ID:XaCQi1aV0
デビルイヤーは地獄耳
456 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 09:48:54.70 ID:mdUrsnrGO
ガチャ
男「ふーさっぱり」フキフキ
男「……」チラ
男「なんか所々アザが出来てる…」
男「あいつにバシバシ殴られ蹴られしたからかな…」
カミラ「……なんか急に申し訳ない気持ちに」
友「さっきから何なんだよ」
カミラ「吸血鬼は気まぐれな性格なんです」
友「それは気まぐれなのか…」
カミラ「謎が多いんですね」
友「まぁ未知の生物っちゃあ未知の生物だけど」
457 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 09:54:59.51 ID:mdUrsnrGO
男「おーし出たぞー」
友「おう」
男「なんか冷たいものない?アイスとか」
友「このクソ寒いのにアイスなんて買うか!」
男「買ってくるかな」
カミラ「なんとアクティブな。不登校とは思えない」
男「不登校≠引きこもり!ドゥーユーアンダースターン!?」
友「俺のも頼むな」
男「なんだよ。結局食べたいのか…」スタスタ
カミラ「待ってください、私も着いてきます」
男「いいよ、一人で」
カミラ「もしもあなたが一人のときに敵に襲われたりしたら困りますから」
男「…じゃ、頼む」
友「物騒な話だな…」
458 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 09:58:59.84 ID:gKN2pDpBO
支援
459 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 10:06:55.35 ID:mdUrsnrGO
ガチャッ
男「うわっ寒っ」
カミラ「そーですか、行きますよ」
男「うー…」スタスタ
カミラ「……」スタスタ
男「…なぁ、カミラ」
カミラ「…そろそろなにか言い出す頃だと思いましたよ」
男「…俺たちのノルマは、残り5だろ」
カミラ「そうですけど」
男「ウツロたちに至っては、まだ一人も倒してない。ノルマは6だ」
カミラ「そうですねぇ」
男「お前もウツロも両方天界に帰るには、あと11人の相手を倒さなきゃいけないんだぜ」
カミラ「そうだそうだ」
男「…残りのメンバーの数は分からないけど、お前と会ってもう6日…あれ?7日か?」
カミラ「どっちでもいいです」
460 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 10:13:47.02 ID:mdUrsnrGO
男「…間違いなく、戦いは進んでる。それも、終盤に差し掛かってるんじゃないか?」
カミラ「…おそらくはそうでしょう」
男「勝つ勝たないの問題じゃなくて、もう数が足りないんじゃないか?」
カミラ「……」
カミラ「11人の敵に会って、しかも全員倒す。それは正直無理でしょう」
男「…なら、どうする?」
カミラ「分かってるクセに」
男「……?」
カミラ「最後には、仲良しこよしなんて言ってないで、ウツロくんも倒さなきゃならなくなるんです」
男「……」
しえんぬ
462 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 10:53:00.54 ID:8C688uLI0
463 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 11:00:00.71 ID:8C688uLI0
とう!
グロ貼るな
最高、こんぐらいが一番良い
466 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 12:17:24.97 ID:U/R/8rXm0
ほっほ
保守
468 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 13:39:33.21 ID:BAkBOyhj0
面白いけどさすがに長引いてきたな…
まぁ次スレはもうないみたいだから、別にいいけど
469 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 14:45:30.62 ID:U/R/8rXm0
保守
470 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 15:33:52.38 ID:mdUrsnrGO
男「…そうだよな。この戦いの大原則は」
男「サバイバル、だからな」
カミラ「…無駄なルールが一切ないのもありますね」
カミラ「倒した敵の減らしていたノルマ分自分のノルマを減らせるとか、そういうのはなし」
男「…ただ純粋に敵を倒さなきゃならない」
カミラ「唯一『関係のない人間を救う』でもノルマは減らせますけど、現実的には厳しい」
男「……」
カミラ「…そもそも、私たちを地上に堕とした理由…それが分からない」
男「どうせ悪いことしたんだろ…」
カミラ「してませんよ。私、天界じゃおとなしくしてましたし」
男「…じゃあ、なんでだ?」
カミラ「さぁ。正直検討がつきません」
男「……勝ち抜きゃ、分かるのかな」
カミラ「強引に聞き出しますよ。…ったく、神サマのやつ…」ブツブツ
471 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 15:40:40.97 ID:mdUrsnrGO
コンビニ
カミラ「……ですが、今までの相手から察するに」
カミラ「天界に危害を加えかねないメンバーばかりが、堕とされてます」
男「…吸血鬼もそうなのか?」
カミラ「…吸血に、特殊な能力、圧倒的な生命力、厄介者といえば厄介者ですかね」
男「……」
カミラ「…でも、私はホントに、悪いことしてませんからね」
男「分かってるよ」
カミラ「お、アイスだアイスだ!」タタタ
男「……」
男(神様ってのはこいつの何を問題視してるんだ…?)
男「こんな頭のお天気は常にピーカンです、みたいなやつの…」
カミラ「?」
472 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 15:48:45.88 ID:mdUrsnrGO
店員「お会計430円になります」
男「はい」チャリン
カミラ「またピッタリ」
男「ほっとけ」
カミラ「その性格じゃ彼女できませんよ」
男「万札突き出すよかマシだろ?」
カミラ「どっちにせよあなたは一生童て…」
男「ほら、帰るぞ!」パシッ
カミラ「むがむが…」ズルズル
ガーッ
店員「あ、ありがとうございましたー…」
473 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 15:51:37.57 ID:mdUrsnrGO
男「コンビニで童貞とか言おうとすんな!このバカたれがっ!」
カミラ「だってホントじゃないですか」
男「あああイライラするうぅ」
カミラ「いつまでも脱童貞できない自分に?」
男「あがっあがががが」
カミラ「ブッ壊れた…」
男「お…お前のその歯に衣着せない性格が、神様の気に入らなかったんじゃねぇの!?」
カミラ「男さん…もう少しまともなこと言ったらどうです?」
男「ぐがががががびびび」
カミラ「ほら、早く帰りましょう。アイス溶けますよ」タタタ
男「……おう」
474 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 16:05:13.26 ID:mdUrsnrGO
友「……」ウトウト
友「……」ガクン
ゴチッ
友「…!」
ガチャ
男「アイス買ってきたぞー」
カミラ「食べましょう食べましょう」
友「あ、ああ…ありがとう」
ドサ
男「えーと、クーリッシュとスーパーカップとパピコ」
カミラ「私はパピコを」スッ
男「あっ!」
友「俺はクーリッシュな」スッ
男「ああっ!」
男「…結局スーパーカップしか残ってねぇや」
期待
476 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 16:08:31.57 ID:mdUrsnrGO
友「スーパーカップうまいからいいじゃん」
男「そうだな…」
カミラ「私のパピコはあげませんよ」
男「ケチるなよ」
パクパク モグモグ
友「冬のクーリッシュ…寒い……」
男「スーパーカップ量多すぎ…凍える……」
カミラ「パピコおいしいれす^^」
男「これはキツい」
友「そもそもなんでアイスなんか買いに行ったんだよ…」
477 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 16:15:09.79 ID:mdUrsnrGO
カミラ「あー美味しかった!」
男「そりゃよかった」
友「雪吹雪く山小屋(ロッジ)に一人…がくっ」
カミラ「さあアイスも食べたし、あとは温かくして寝るだけですね」
男「あーそうね」
カミラ「では友さん、おやすみなさい」スタスタ
友「ああ…」
男「お、俺もおやすみ…」スタスタ
友「おう…」
友「……」
友は最近、自分がツイテないように思うことが増えた
…気がする
TMを入れてくるとは
479 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 16:28:37.12 ID:mdUrsnrGO
カミラ「さぁー寝ましょう寝ましょう!」バフバフ
男「うるさいな。静かにしろよ。つか何でそんなテンション高いのよ」
カミラ「不安を隠すためです」
男「……へ?」
カミラ「いいですか。ナイトにもらった4日間の、半分が終わろうとしています」
カミラ「しかし、得たものはあなたのバットの能力だけ」
カミラ「これは大変Bad(464971)!!」
男「………」
カミラ「…コホン。今のは『バット』と『バッド』をかけたギャグで…」
男「あ、うん、それは分かってる」
カミラ「とにかくですね、ここから先は『勝つ』ことだけを考えなくちゃいけません」
男「今までだってそうやって来たじゃないか」
カミラ「強くなることと、勝つことは別です」
カミラ「この戦いは、どんな卑怯な手を使ってでも、勝たねばならんのです。エロい人には分からんのです!」
男「別にエロくねーよ」
480 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 16:30:54.91 ID:ibO7sZmg0
まだ2日しかたってねえのかよ
テンポ悪すぐる
481 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 16:32:37.11 ID:16x+MTnl0
無駄な会話文が多い気がする
話が全然進んでないよな、本当にこのスレで終わるのかよ
今のアイスのくだりとかも必要なのか?
そういうの削ればもっとスリムに出来るだろ…
482 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 16:36:34.87 ID:mdUrsnrGO
カミラ「私はね、これでも真剣なんですよ」
男「はーそれで真剣ねぇ…」
カミラ「真面目にトレーニングしてるのに、勝てる気がせんのです」
男「……」
カミラ「なにがダメなんでしょうね…」
男「…しょせんは俺相手だからなぁ」
カミラ「そうですよね。あなた相手ですからね」
カミラ「不登校で」
カミラ「買い物でお金ピッタリ出して」
カミラ「下のバットの使い方を知らない童貞ですからね!」
男「最後ちょっと待て!」
カミラ「なんですかチェリー」
男「く…人のこと散々バカにしやがって…!そういうお前はどうなんだよ!」
カミラ「…何がです?」
男「そ…その……したことあんのかよ!!」
483 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 16:37:50.00 ID:Ume6neToP
カミラ「1700年も生きてればそりゃあしますよ・・・」
男「」
484 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 16:41:43.95 ID:mdUrsnrGO
カミラ「…はぁ。男さんがまさかそこまで落ちぶれた人間だったとは」
男「だって…お前だってめちゃくちゃに言ったじゃねーか!」
カミラ「子供みたいな下らない理屈ごねてるだけじゃないですか」
男「そうだな…で!どうなんだよ!」
カミラ「開き直ってるし…。いいですか?改めて言いますけど、私は1700年以上生きてるんですよ?」
男「だからなんだよ…」
カミラ「あなたの100倍以上です。その私が?したことがないと?」
男「う…」
カミラ「……まぁ、あえて私の口からは言いませんけど」
男「え!?結局どっちなんだよ!?」
カミラ「ぐー」
男「寝たフリ!卑怯だぞー!」
485 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 16:42:36.10 ID:qOy4MZz90
そう来たか
486 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 16:44:36.57 ID:mdUrsnrGO
>>483 俺「」
男「ぎゃーぎゃー」
カミラ「……」
カミラ「…すー…すー」
男「ぎゃー……ん?ホントに寝た?」
カミラ「すー…すー…」スヤスヤ
男「………」
男「ま、いいか…。にしてもこいつ、結構謎が多いんだよなぁ…」
カミラ「むにゃむにゃ…」
男「…おやすみ」
487 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 16:48:37.32 ID:mdUrsnrGO
友「は、腹が痛ぇ…」ギュルルルル
ミヤビ「…くー…くー」
ナイト「……」スッ
シャッ
ナイト「…意外と粘ってるようだな。やっていることはめちゃくちゃだが」
カエデ「えいっ!」ブンッ
ヒュルヒュルヒュル
ポテッ
コノハ「うーん…特に遠くに飛んでくわけでもない…」
カエデ「何なんだろう…このバトンの能力…」
コノハ「…まだ時間はあるわ!もっといろいろ、試してみるのよ!」
カエデ「う、うん!」
488 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 16:57:34.56 ID:mdUrsnrGO
カミラ「すー…すー…」
男「ぐー…ぐー…」
友「うぅ…腹が……」
神「……タムよ」
タム「へ…?あ、はい!」
神「この戦いが始まって、丁度10日が経つ」
タム「は、はい」
神「しかし、まだ一人も勝者が出ていない」
タム「一人も…ですか?」
神「予想外に厳しい戦いだったようだ。…しかし、天界に戻ってくる連中は、少なければ少ないほど、良い」
タム「……」
神「ヤツはまだ見つからないのか?」
タム「なにぶんここは広すぎます。もう少しかかるでしょう」
神「……そうか」
489 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 17:03:59.92 ID:mdUrsnrGO
翌朝
カミラ「……」パチ
カミラ(…っ)ズキ
カミラ「頭痛い」
男「…ぐー…ぐー」
カミラ「…男さん、起きてください」
男「ぐー…ぐー…」
カミラ「おいコラ童貞」
男「童貞童貞言うなッ!」ガバッ
カミラ「おはようございます」ニコッ
男「はめられた!?」
カミラ「一分一秒も無駄にはできませんよ。さっさと着替えて、ご飯食べて、歯を磨いて…」
男「はいはいはいはい」スタスタ
カミラ「……」
カミラ「さーてその間に私は二度寝を」モゾ
490 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 17:13:36.01 ID:mdUrsnrGO
男「……ん?友はまだ起きてないのか」
男「いいや。カミラは何も食わないらしいし、テキトーにパンでも焼こう…」ガサガサ
男「……」カチャッ
ジジジ…
ヤミコ「…ううううう」
ヤミコ「…ううううう」
ヤミコ「うう…」パチッ
ヤミコ「…ジャスト6時49分!」
?「全然ジャストじゃありませんよ」
ヤミコ「あー?あんたまだいたの?」
?「今日いっぱいは一緒に行動する予定だったでしょう」
ヤミコ「そーいやぁーそうだったなははははは」
?「……」
491 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 17:23:21.66 ID:mdUrsnrGO
ヤミコ「それじゃー今日は一日外で遊んでいよう!」
?「本当にやるんですか?」
ヤミコ「とーぜんとーぜん」ジャキン
ヤミコ「この『拳銃』に入る弾丸は6発だからー…5発入れようそうしよう」
?「なぜ?」
ヤミコ「逆にロシアンルーレット?みたいな?あははっ」スチャ
?「……」
バンッ!!
ヤミコ「……でもあんたには効かないんだよねぇ」
?「残り4発です」
ヤミコ「分かってますよぉ」スタスタ
ヤミコ「…じゃーん。超カッコいいー!」バサッ
?「ただの上着でしょう」
ヤミコ「あんたホントにつまらんランランカンカン」
?「……」
492 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 17:30:56.83 ID:mdUrsnrGO
友「……う」ピクッ
友「…はっ!今何時だ!?」バッ
友「……7時半…?」
友「うわあああやっちまったあああああ!」
友「遅れるうううううう!あいつら起こしてくれてもいいじゃねえかああああああ」
河原
男「…友を起こすの忘れてた」
カミラ「よそ事考えてる場合ですか!?」ブオン
男「うわっ」ガキッ
493 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 17:33:04.50 ID:+IeYl8OBO
友カワイソス
494 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 17:37:31.50 ID:mdUrsnrGO
AM 7:50
友「うおおおお!今から出て間に合うかっ!?」
ヤミコ「では行くぜよ!」
?「ええ…」スッ
カミラ「私は今日中に六つ目、七つ目の能力を手に入れます」
男「…今日中!?」
カミラ「ええ。時間がありませんので」
男「で…できるのかよ?」
カミラ「できる、ではありません、やるのです」
男「何だっけ、それ?」
カミラ「ほら、どんどん行きますよ!」シュッ
男「うお!ちょっと待てってー!」
495 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 17:42:03.80 ID:mdUrsnrGO
AM 8:19
友「うおおおおっ!」ガラッ
生徒A「お?珍しいな、遅刻ギリギリだ」
友「ギリギリ?セーフ?」
生徒B「まだセーフ」
キーンコーンカーンコーン
友「ふぅー…」
ヤミコ「……」スタスタ
?「行くあてもなくフラフラするんですか?」
ヤミコ「まーそーだね」
?「退屈です」
ヤミコ「いなくなっちゃダメダメだよん。わたしの逃げ道なんだからぁ」
?「分かってますよ」
496 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 17:48:44.34 ID:mdUrsnrGO
AM 8:32
友(あー…急いでたからか、視界がぐらぐらする)
教師「…で、男子の体育は4時限目に移ったそうだ」
友「…ん?体育…?おい、今何て言ってた?」
隣の生徒「体育が4時限目に移ったんだってよ」
友「……体育」サァアアア
生徒「お前、顔真っ青だぞ」
友「体操服忘れた…」
生徒「はぁ!?マジかよ!ウチのセンセー他人の体操服使ってるやつにはグランド10周だぜ!?忘れたら+5周だ!」
友「と、取りに行くしかねーな…幸い4時間目に移ったんだし…」
497 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 17:59:09.78 ID:mdUrsnrGO
AM 9:18
ヤミコ「……」フラフラ
ヤミコ「……」ウロウロ
コケッ
ヤミコ「あう」ボスッ
893「…あ?なんだてめぇ」
ヤミコ「す…すみません!すみません!」ペコペコ
893「ったく……ん?」
ヤミコ「?」
893(ガキっぽいけど…結構可愛いじゃねぇか…)
?「ヤミコ」
ヤミコ「……」ニヤ
?「……」
893「おいてめぇ!何よそ見してんだ!こっち来いや!」グイ
ヤミコ「あうやう」ズリズリ
498 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 18:03:26.88 ID:mdUrsnrGO
路地裏
893「嬢ちゃんよぉ…なんでこんなとこに連れてこられたか分かるか?」
ヤミコ「…分かる分かるー。超分かるー」
893「…あ?」
ヤミコ「…おっさん仕事なにしてるの?」
893「なんだ!?見て分からねぇのか!」
ヤミコ「悪い仕事?」
893「おう、悪い仕事よ」カチャカチャ
ヤミコ「なにやってるのん?」
893「てめぇをめちゃくちゃにしてやるんだよ!」グアッ
ヤミコ「……」スッ
893「…!?」
ヤミコ「悪い仕事してるくせして、見慣れてないのー?」
893「な…銃…?本物…?」
499 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 18:09:45.60 ID:mdUrsnrGO
ヤミコ「あれ?元気なくなっちゃったねー。おっさんも汚いソレも…」スッ
893「!?おい、どこに向け…」
バンッ
893「〜ッ!!!???」
ヤミコ「当たりー!吹っ飛んだ吹っ飛んだ」
893「で…でめ゛え゛ええええ!」ブンッ
ヤミコ「うるさいうるさいうるさいなーホンマにもぉ〜」
バンッ!!
893「」フラッ
ドチャ
500 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 18:17:39.15 ID:mdUrsnrGO
ヤミコ「……ふー」キラキラ
ヌッ
ヤミコ「あ…」
?「ヤミコ、見てましたよ」
ヤミコ「どうだった?素晴らしい?グッドグレート?」
?「…最悪です」
ヤミコ「……どして?」
?「なぜ二発も撃ってしまったのですか」
ヤミコ「んー、的が二つあったから」
?「……この死体はこのままにしておきましょう」
ヤミコ「あいあい」
?「とりあえずここから去りましょう」
ヤミコ「よしきた」
ヌッ…
おいついた
ほしゅ
ほしゅ
504 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 19:54:05.77 ID:U/R/8rXm0
ほ
505 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 20:09:22.59 ID:VZG05uS30
うだうだ文句言ってる奴は見るのやめるかちんこ切って死ね
捕手するざんすぉ
507 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 20:51:30.97 ID:UctYYd5s0
hosshu
508 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 21:15:28.25 ID:KzJ2LZFE0
マジレスすると睾丸飛ばされても死にはしないよな
自殺したくなるが
509 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 21:17:40.22 ID:mdUrsnrGO
ヌッ
ヤミコ「……ここは?」
?「古本屋の本棚の影です。ここにはカメラ等はありませんので、こっそり抜け出しましょう」
ヤミコ「なんで?もっかい影伸ばして」
?「嫌です」
ヤミコ「ケチケチ。ケチャップ。くくくーっ」
?「行きますよ」スタスタ
ヤミコ「つれないなぁ」スタスタ
カミラ「はっ!やっ!」シュシュッ
男「くっ!わっ!」ヒュヒュ
カミラ「たぁっ!」ブンッ
男「らぁっ!」ブンッ
カミラ「…!!」サッ
スカッ
510 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 21:21:52.14 ID:mdUrsnrGO
>>508 いえ、一発目→睾丸、二発目→頭です
「的二つ」は「睾丸二つ」ではなく、「睾丸と頭」です
男「おい!なんで避けたんだよ!」
カミラ「あなたがそのバットで攻撃したら、私の足が吹っ飛びますよ!」
男「あ、そうだった」
カミラ「しっかりしてくださいよ…。あなたはね、避けるか防ぐ以外しちゃダメなんです」
男「…なんかつまらんなぁ」
カミラ「つまるつまらないの問題じゃありません!」キーッ
男「分かったよ。今のは外れたから、まだ力は蓄まったままなんだよな?」
カミラ「ええ」
男「……」タタタ
ブンッ
ド シ ャ ン ッ !!!
カミラ「うわーやっぱすごいなぁ」
511 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 21:31:07.99 ID:mdUrsnrGO
男「見たか今の!?小石が砂みたいになったぞ!」タッタッ
カミラ「……」
男「どうした?」
カミラ「…私だけ、成長から置いてきぼりな気がして」
男「ん?胸の話?」
カミラ「違うってのぉ!」
男「じょ、冗談だよ。…能力だろ」
カミラ「……」コクン
男「…確かにこのままめちゃくちゃに殴り合って、能力が発現するとは思えない」
男「……けど、それくらいしかできないんだろ。今は」
カミラ「…はぁ」
男「もうちょい頑張ろうぜ。な」
512 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 21:33:47.72 ID:mdUrsnrGO
カミラ「…男さんのくせに私をリードするなんて」
男「ん?」
カミラ「武・苛・衝・苦・パンチ!!」グオッ
男「ぶべら!」バキッ
カミラ「…ちょっとスカッとしました」
男「何だよムカつくパンチって!」
カミラ「120%どこからどう見ても八つ当たりですけど?」
男「なんとなんと」
カミラ「…でも、あなたの言うとおりですね。今はとにかく身体動かして、暖めとかないと」シュッシュッ
男「もうさっきのパンチはごめんだからな」
513 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 21:49:22.23 ID:mdUrsnrGO
AM 10:44
友「…ふわぁ」
友(ヤバい…寝坊した上にさらに眠い…)
友「……」チラ
教師「えーこの頃の日本は…」
友(…少しだけ…そう、少しだけだ。30分寝よう)
友「…おやすみっ」バッ
ヤミコ「だっだっだっだーん」
?「なんです?」
ヤミコ「ベートーヴェンの運命だよん。英語で言うとデスティニー、フェイト」
?「……」
ヤミコ「運命は扉を叩いてやってくる……だったかな?あれ?忘れちったらほいっ」
?(…よく分からない…)
514 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 21:50:25.84 ID:SL2ZsBuW0
じゃじゃじゃじゃーんだろ・・・
515 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 21:56:29.17 ID:mdUrsnrGO
AM 11:28
友「……むにゃむにゃ」
教師「おい…誰か友を起こしてやれ」
生徒「…起きろー」ユサユサ
友「……うう」
生徒「…起きろー!次の授業は…」
生徒「体育だぞ!」
友「あーっ!!」ガバッ
教師「…えー…それじゃ今日はここまで、起立」
ガタガタッ
友(ヤバいヤバいヤバい…!腹が痛いと嘘吐いて教室を抜け出し、そのまま家に体操服を取りに帰るつもりだったのに…)
友(…いや、まだ時間はある!)
教室「礼」
ペコ
516 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 22:01:48.98 ID:mdUrsnrGO
友「うおああああああ」ダダダダダ
生徒たち「!?」
友「急げえええあああ!」ガラァ
教師「おい友!走る…」
友「わああああああ」ピシャン
教師「……な」
友(今から全力で自転車扱げば、なんとかなる!)ダダダダダ
友「くあああああああっ!!」ダンッ
生徒「すげぇ…階段の一番上から飛び降りた」
教師「なんなんだあいつは…」
ヤミコ「ふぅらちぃなーうそを重ねーるぅー」
?「……ヤミコ、もうすぐお昼ですが、どうします?」
ヤミコ「んー…」
ヤミコ「…あと一人殺したらお腹が空くかも知れんのでござる」
?「そうですか…」
友がんばれwww
518 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 22:14:18.34 ID:mdUrsnrGO
AM 11:39
カミラ「うららららら!」ババババババ
男「はあああああっ」カキカキカキカキカキカキン!!
カミラ「すべて防ぐとは…やりますね!」
男「俺だってもう三日もやってんだからな!」
カミラ「ならば…必殺!」ダンッ
カミラ「the end of genesis K(a).M(i).R(a).evolution turbo type D!!!」ゴオッ
男「う…おおおおお!」ブンッ
グウウウウ
男「あれ?」カクンッ
カミラ「へ?え…ちょっとガードを…ああ止まらないぃっ!」
ドゴーン!!!
男「がはっ……」ピクピク
カミラ「な、なんでバット下ろしたんですか!」
男「は…腹減った…」
519 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 22:19:27.89 ID:mdUrsnrGO
AM 11:56
友「うおおおお!もう少しじゃあああああ!」
友「でりゃあああああああああ!!!」
友「…!?」
ヤミコ「ふ〜り〜そ〜っそ〜っぐ〜おもいは〜ゆ〜き〜か〜」スタスタ
?「……?」
友「え!?人!?」
?「ヤミコ!」
ヤミコ「それとも……?」
ガシャアンッ
520 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 22:27:15.92 ID:mdUrsnrGO
男「……ああ、あと少しだ…!」
カミラ「なぜわざわざ家に戻るんですか」
男「財布忘れててさ…」
カミラ「やれやれだ」
ガシャアン!!
男「……ん?」
カミラ「今の何の音ですか?」
男「あっちの角か?行くぞ!」ダッ
カミラ「あなたって相当好奇心旺盛ですね」スタスタ
521 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 22:30:06.42 ID:mdUrsnrGO
友「…うわっ!」ドサッ
友「……はっ!」
友(そうだ…今、人が…)
友「引いちまった…!人生オワタ」
?「……引いてませんよ」
友「!?」
ヌッ
友「な…!地面から…!?」
?「正しくは、吹き飛んだ自転車の影から、です」
友「??」
ヤミコ「あんたやるなぁ。わたしに当たる寸前に自転車ブッッッッ飛ばして、浮いてる自転車の影に潜り込む…」
?「ギリギリでしたけどね…」
522 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 22:35:19.34 ID:mdUrsnrGO
友「お…お前ら昨日の…!」
ヤミコ「あるぇ?どっかであったっけかっ?」
?「…会いました」
ヤミコ「??」
友「黒い霧の…」
ヤミコ「あー、思い出した出した出した!」
スッ
友「え?」
ヤミコ「…死んで死まえばええじゃないか?」
カチッ
男「……あそこだ!自転車が倒れてる!」ダダダダ
カミラ「……!」
男「…え?友…」
カミラ「……銃」
523 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 22:41:38.09 ID:mdUrsnrGO
友「っ…!」
カシンッ…!
ヤミコ「………あり?」
?「…空砲ですよ、ヤミコ」
友「…へ?あ…え?」
ヤミコ「…あー!そうだったそうだった!逆ロシアンルーレットなんだった!忘れてたーてへっ」ペロッ
カミラ「……魔血乃腕(グラップ)!!」
グ オ ンッ!!!
ヤミコ「…はれ?」
?「!?」
ドシャアン…
524 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 22:47:43.83 ID:mdUrsnrGO
カミラ「……」
男「友!おいっ!」ダッ
友「男…」
男「お前っ!何してんだよ!」
友「わ、分からねぇよ…自転車乗ってたらぶつかりそうになって、そしたらあいつらが消えて、地面から出てきて、いきなり銃を突き付けて…」
男「…?」
友「…あいつ、昨日あったキチガイ女だ!!」
男「…敵か!?」
シュウウウウ
カミラ「……効いたのか…?」
ヌッ
ヤミコ「…あんたはバカだバカだ。いきなり人形出しちゃうなんて」
?「これしかなかったんです」
ヤミコ「わたしの人形バラバラじゃん。それが本心か!本音か!」
カミラ「……生きてる。しかも…無傷?」
完結しないことに定評のある方ですねパー速のやめる宣言したら?
526 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 22:52:37.01 ID:mdUrsnrGO
ヤミコ「……」
カミラ「……」
ヤミコ「…あんた誰いったーい?」
カミラ「そっちこそ…」
ヤミコ「ヤミコです」
カミラ「…ヤミコ」
?「…今の技…あなたはまさか、敵ですか」
ヤミコ「なに。敵ですかって。敵なの?うっそー。マジで?」
?「リストバンドで確認しましょう」プチプチ
フォンッ
?「……吸血鬼?」
ヤミコ「あいつが?」
カミラ「……」チラッ
男「……」コクン
527 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 23:02:33.83 ID:mdUrsnrGO
男「……」プチプチ
フォンッ
男「…影使い(シャドウマター)…?」
カミラ「…影使い。聞いたことあるようなないような…」
?「…どうします?」
ヤミコ「にゃにが?」
?「戦いますか?彼女、かなり強そうですけど」
ヤミコ「わたしあんたに指示出せないから無理無理無理だぴょん」
?「なら、ひとまず逃げましょう」
ヤミコ「そうしよう」
?「……」ズズズ
ヌッ
カミラ「消えた…!?」
男「なにっ!?」バッ
男「…いや、まだ近くにいる!地図から反応が消えてない!」
528 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 23:04:44.89 ID:mdUrsnrGO
カミラ「どこにいます?」
男「……200m先だ!」
カミラ「追いましょう。掴まって」
男「ああ」ガシッ
カミラ「…魔血乃翼」バサバサバサァ
ギュンッ!!!
友「……」ポカーン
友「…そうだ、体操服……」
529 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 23:12:57.83 ID:mdUrsnrGO
ヌッ
ヤミコ「……ぷはっ」
?「…とりあえずここからは歩いて…」
ブオンッ
ヤミコ「…鳥?」
?「…違う、追ってきた…!」
カミラ「……」バサバサ
男「……逃げられると思うなよ」
ヤミコ「……影のワープホールは?」
?「無理です、範囲が狭すぎて、すぐに追い付かれます」
ヤミコ「あと何があったっけっ?」
?「影の道…」グーンッ
カミラ「影が伸びてく…!」
どんどん書いてくれ
531 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 23:16:14.95 ID:mdUrsnrGO
?「ヤミコ、まだ弾は3発残ってましたよね」
ヤミコ「まさかわたしが足止めするのぉ?」
?「はい。あと、ゴウに電話してください」
ヤミコ「何て言えばいいのかねー」
?「強い奴がいる、と。ただそれだけで十分でしょう」
ヤミコ「あいあい」ピポパ
男「…あいつら、何をする気だ?」
カミラ「さぁ…。ただ一つ言えるのは、向こうの銃がかなり厄介だと言うこと…」
男「……さすがに弾丸をバットで防ぐのは無理だ」
カミラ「…まずは様子見ですね。魔血乃膜(リピアバル)…」ズズズ
532 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 23:23:20.35 ID:mdUrsnrGO
ヤミコ「…うん、SoSo。今ピンチなので早く来ておくんなまし」
ヤミコ「はいはい。はーい、バイビー」ピッ
?「どうですか?」
ヤミコ「来てくれるって」
?「それはよかった」
ヤミコ「…それで、あいつの赤いの、何?」
?「形状的に盾でしょうね」
ヤミコ「ん…よし、撃ってやるぜよ」スッ
ダンッ
カミラ「ふー……」
カミラ「はっ!」カッ
ドドドドドッ
ヤミコ「……ほー!」
男(血の針を何本も出して、弾丸を止めた…!そうか、あれは『自動追撃の盾』なんだ…)
今から読んでくるけど、吸血鬼が男だったら面白いと思う
534 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 23:27:49.23 ID:mdUrsnrGO
ヤミコ「弾丸は効かないのかぁ…ガッカリ学会」
?「…もう少ししのげますよね、ヤミコ」
ヤミコ「頑張ってみちゃうもん。あと二発ぅ…」スッ
カミラ「…また撃つ気ですか?効きませ…」
チャッ
カミラ「んっ?」
男「え?標的、俺?」
ヤミコ「うんうん。じゃーにー」カチッ
ダンッ
カミラ「危ないっ!魔血乃輪!」バッ
ヤミコ「…!」
ヒュルヒュルヒュル
バチンッ!!!
535 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 23:31:06.90 ID:mdUrsnrGO
カミラ「…大丈夫ですか?」
男「あ、ああ」
ヤミコ「…あの赤い輪っかが弾丸を止めたのかぁ?よく見たらめちゃんこ回ってますやん」
カミラ(……なんなんだ?こいつらは)
カミラ(片方はじーっと立ってるだけで)
カミラ(もう片方は銃を使うだけ…)
カミラ「…弱、い?」
ヤミコ「弱くないよーん!」カチャ
男「今度は…カミラか!」
ヤミコ「ばーん」
ダンッ
536 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 23:39:14.82 ID:mdUrsnrGO
カミラ「戻れ輪(コーリング)!!」
シュンッ シュンシュンッ!!!
ヤミコ「あっ」
バチンッ!!
ポトッ
ヤミコ「ま…また弾かれた…ちょーショックぅ…」
カミラ「もうその銃は通じません…諦めたらどうです?」
ヤミコ「うん。じゃあ…」
ボコンッ!!
男「!?…俺の横に落ちた弾丸が!」
ヒュンッ
カミラ「今さっき外れた弾丸が戻って来…」
ドッ
カミラ「ぐぅっ…!?」
ヤミコ「やーっと当たったね当たったね」
537 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/17(日) 23:43:22.58 ID:mdUrsnrGO
ヤミコ「今のがわたしの能力なんだぜイェア」
ヤミコ「名付けて『撃って外した弾丸を、一度だけ狙った場所まで動かす能力』…!」
ヤミコ「そのまんまじゃん!一人ツッコミ!イェーイ!」
カミラ「く…左腕と右足を…」
男「大丈夫か!?」
カミラ「大丈夫…です。ですが腕はともかく、足には直撃したので…」
男「動けないか?」
ヤミコ「よっしゃー時間稼いだよーん」
?「そろそろですね。道はあと少しで出来上がります」
紫煙
539 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 00:24:01.60 ID:c3LxkZnx0
寝落ちしたな
お疲れ
ほす
541 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 01:01:05.15 ID:R9292nSI0
友が気になって戦闘シーンが集中して読めん
hosyu
543 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 02:57:50.50 ID:bxurVf480
保守
544 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 04:44:03.24 ID:u+B4m6RE0
l
あ
546 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 06:43:12.33 ID:b5kXYesn0
ず
547 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 07:34:40.04 ID:zskdGn8GO
に
548 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 07:38:07.34 ID:bxurVf480
ゃ
549 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 07:38:58.96 ID:UlcqB/ov0
ブログかメール配信でやれ低能
このスレで終わらないに100円賭ける
まだやってんの?1週間も保守するとかイミフ
552 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 10:06:29.18 ID:U9YaVni90
オレは楽しく見させてもらってます。
こういうの湧いてくるから、次はパー速でやろうぜ。
553 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 10:14:48.08 ID:CbUuTYXqP
ほ
554 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 11:07:06.81 ID:QwT9LatSO
し
>>552 次はって次はねぇよ。
このダラダラ展開で3スレはありえん
ho
がががgっが
558 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 13:41:37.86 ID:oI3RUianO
保守目安
00:00-02:00 60分以内
02:00-04:00 120分以内
04:00-09:00 210分以内
09:00-16:00 120分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内
だそうだ
559 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 14:50:58.09 ID:oI3RUianO
ほ
560 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 15:52:41.84 ID:cvb+W5dV0
ほっほ
561 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 16:47:33.52 ID:oI3RUianO
ほ
562 :
吉野家夫:2010/01/18(月) 17:13:58.85 ID:uOyYHpzDO
よいさ(=゚ω゚)ノ
補す
563 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 17:38:52.89 ID:Q04fcZpP0
保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 40分以内 __
02:00-04:00 90分以内 _□.--‐<´ヽ`、
04:00-09:00 180分以内 ,.-"`: :.|___\ ヽ、_ノ
09:00-16:00 80分以内 /: : : :,ヽ、\/l`ヽ、 \
16:00-19:00 60分以内 /::/: :〆、 ,×l/:l : l : ̄ヘ<
19:00-00:00 30分以内 |/|: :/● ●|_!_l_l=:-:‐i´
.,-、 |: :|@ @|::|=|: : : : l
保守時間の目安 (平日用) ;|!:::::::`ヽ、|!_ ⌒ _/:/ : : : : : l
00:00-02:00 60分以内 |!:::::::::::::::::‖r:‐t-t//::ヽ, : : : : : l
02:00-04:00 120分以内 ヾー──'‐(::|×|:::ト==l: : : : : : l
04:00-09:00 210分以内 ./: : : : :ノ:|×|:::|:::::::|: : : :l : : l
09:00-16:00 120分以内 /: :/: : :._}=ェ==|:::::::::ゝ、: :l : : :l
16:00-19:00 60分以内 /: :/|:.__/:::/:/:/ヘ|:::::::::::ノ: : l: : : l
19:00-00:00 30分以内. /: :/,|/_/_/_/_/∧_l_lエ´ヘ、:l l: : : l
/: :/ゝ、/_/_/_/_/_l_l_ヘ_ヘ_ヘ,.ゝl : : :|
 ̄ .|:×|:×|  ̄ ̄
.ヽ_人_ノ
564 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 17:58:14.10 ID:c3LxkZnx0
捕手
565 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 18:22:41.27 ID:Q04fcZpP0
しえん
566 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 18:47:39.29 ID:Q04fcZpP0
えいじ
ほしゅしゅ
568 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 19:29:54.26 ID:Lno/gBB60
だから文句言う奴は見るのやめるかちんこ切れって
569 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/18(月) 20:01:48.52 ID:Q04fcZpP0
ほ
570 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
も