1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
ミサカ「お姉様が留守の間はミサカが代理をさせていただきます、とミサカは状況を説明します」
黒子「お姉様…ではありませんの?」
ミサカ「はい。私は御坂美琴の遺伝子情報を元に、ある実験を目的として作られた複製体のうちの1体です。
とミサカは一般人にも理解できるよう端的に説明できたと自負します」
ふふ、と誇らしげに胸を張ってみせるミコトをよそに、黒子はおもむろにミカサの額に手をあてる。
黒子「はぁ…熱があるようには思えませんけど、何か外で悪いものでもお食べになられたので…??」
ビシッ!! 黒子「はうっ!!?」
ミサカ「それはねーよ、とミサカは人を疑う失礼な後輩を容赦なく切り捨てます」
今日の黒子は。こんな感じで。ふふふ。
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 21:57:54.38 ID:C+EIcHyi0
/ヽ ,. . .-‐…‐- . .
{_/)'⌒ヽ: : : : : : : : : 〉`: 、
{>:´∧;;;;;/. : : : : : : : : : : : : :ヽ
/: : : /;;;;;;Y: : : : : : : : : : : : : : : : : : .___
. /: : : :/丁⌒: : :∧ : : /: /` }: : : : : :ハ;;;;;;}
/: : : :/: : :{: : 八: :{:>x/| / |:i : : :}: : : };;;∧
. /: : :/} : : :八Y⌒jY´んハ从 从-‐ノ: : :/Y: : :.
/: : / /: :/: : : V(. 弋ツ 心Yイ : ∧ノ: : ハ
!: : :!//i: : : : : 个i '''' , {ツ /彡く: ハ: : : :i
}: : :ヽ / : : : i: :´{入 _ /: : : ∧: i i: : : | ジャッジメントですの!
〃. : : : ∨: : : :/l: :/⌒ヽ、 ` イ: : : :/ }: リ: : :ノ
: : :/\: : V : /ノ:/ VT爪_八: : : { 彡. : イ{
: :( /: \:} /: :/{ rv\j { >‐=ミー=彡ヘ: ヽ
`)' ){: ( ): : :{八 /ヘJ ̄ ̄ {_/ / \j: : 八: :}
( ー=ミ 彡' ト、 / / 〔o〕 `トしヘ. _ \{ j ノ
r=彡' ー=ァ |\{. . -‐、‐=ァ′ ヽ \(
`フ ( | \_/ x个彳) ∧ \
ヽ | _/ ∨ {\ /、ヽ ヽ
ヽ ー-ヘ. ∨j ヽ{__> . _}
〉 \ \
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/ \ \
〈 j\ \
/ ー--==ニニ=く \
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 21:58:38.26 ID:RL4wvIgF0
間違えた。ミカサって誰だよ、、、、。
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 22:21:48.17 ID:RL4wvIgF0
まだ完全に納得した訳ではない黒子だったが、確かに今日の美琴はいつもと違う。
黒子「ですけど、お姉さまのクローンだなんて、そんな子供みたいなお話…すぐに信じろというのが無理ですの…」
ミサカ「あなたは科学に囲まれたこの街で何を言っているんですか、とミサカは肩を落とします」
黒子「わかりました…。あなたは、御坂美琴お姉様のクローンですのね。それは認めますわ」
黒子「では、そのお姉様は今どこにいるんですの? 黒子は、留守にするなんて聞いてないのですけど…」
急に留守にすると言われても、寮にはいろいろ決まりがあって、何よりあの寮官が黙っているはずがない。
ミサカ「そのためのミサカです。とミサカは自分のするべき仕事を伝えます」
おそるべき遅筆。書き溜めずに投下したのが裏目になるとは。
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 22:38:36.62 ID:jCKVeafaP
支援
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 22:45:20.98 ID:RL4wvIgF0
ミサカ「まず、お姉様の所在ですが、、お姉様は上条当麻と一緒に行動を取っています。
とミサカは内心おもしろくは無い事実を告げます」
黒子「上条当麻… って、あの上条当麻ですの!!?」
ミサカ「あなたの知っている上条当麻は何人もいるのですか? とミサカは問いかけます」
黒子「い、いませんわ! いてたまるものですか!」
ミサカ「話を戻します。今、お姉様は彼と夜の繁華街を歩きながらある場所に向かっています。」
とミサカはさらにおもしろくない事実を突きつけます」
黒子「ある場所…? 夜の繁華街で…?」
ミサカ「夜の繁華街を歩きながら向かう場所といえば、とミサカはあえてその先を濁します」
黒子「ホ…テル…ですの?」
ミサカ「?? …夕食をとるため、レストランに向かっているだけですが、とミサカはあなたの予想を覆します」
ガッシャーーーン
黒子は思わず「レストランですの──!?」とツッコミを入れそうになって
前にあったガラス製のテーブルに思い切り頭をぶつけた。
>>5 orz すまぬ、、、。すまぬ、、、。
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 22:48:30.27 ID:b5wstvtX0
つづけたまへ
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 22:55:17.20 ID:OIZzxr1fO
うむ、素晴らしい
この調子で頼む
ここは百合スレだと信じてる
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 23:04:46.52 ID:LVVHRT3+P
>おそるべき遅筆。書き溜めずに投下したのが裏目になるとは。
裏目になるとは、という言葉がおかしい
裏目にでるとは、だとしても使いどころが違う
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 23:08:25.94 ID:RL4wvIgF0
ミサカ「テーブルは大丈夫ですか? とミサカは高そうな家具を心配そうに見つめます」
黒子「…だ、大丈夫ですの。 (…わたくしの事は心配してくれませんの…?)」
黒子「つ、続けてくださって結構ですの。ミサカお姉様」
ミサカ「お姉様達は、レストランで食事をとった後、何処か休める所に向かう計画です。
とミサカは密かに入手したお姉様直筆の<ウキウキ☆上条&美琴デートプラン改α>
のコピーを見ながら説明を続けます」
黒子「は…?」
ヒュッ! と黒子はテレポートしてミサカの背後に回りこみ、
そのウキウキなデートプランのコピーを奪い取った後、再度テレポートで元の場所に戻った。
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 23:10:07.93 ID:RL4wvIgF0
ミサカ「テレポート能力、、、。初めて経験しましたが見事な腕前でした。
と、ミサカはぽっと頬を赤らめながら感想を述べます」
黒子「えーと…。プラン3.意欲的な雰囲気を出しつつ繁華街をブラブラ。
プラン4.そのまま食事をしにレストランへ。ここからが本番よ!
プラン5.ラブラブ度はピークに達した後はホテルへゴー………………
って結局行くんじゃありませんの──!!!!!!!!!???」
ガシャーーーン バリッ!!!
黒子は思わず「ラ、ラブラブって、、ラブホテルですの──!?」と2回目のツッコミを入れそうになって
前にあったガラス製のテーブルを今度こそ粉砕した。
>>7 >>8 >>9 重ねて orz すまぬ、、。 すまぬ、、、。
>>10 指摘ありがとう。気をつけます。
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 23:14:37.73 ID:hWtXnlZh0
C
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 23:24:40.52 ID:YoaM++gw0
sien
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 23:29:32.08 ID:RL4wvIgF0
ミサカ「ものすごい音と共に、なにやらガラスが飛び散ったようですが、大丈夫ですか?
とミサカはもはやテーブルとして機能しない家具を見つめます」
黒子「す、すみませんですの…。 (やはりわたくしの事は心配してくれませんのね…)」
黒子「それよりも!! 一体なんですの、コレは! こんなものを用意してるだなんて…
どうしてわたくしには何も相談をしてくれませんでしたのお姉様!?」
ミサカ「あなたに相談したとして良い結果になるとは思えませんが、
とミサカはお姉様の判断に対してグッジョブと評価を下します」
黒子「くっ… もう少し早く、この悪夢のような計画を知っていれば…
あの類人猿とお姉様があんな事や、はしたない事をするのを邪魔できたのにっ…」
キーーーーッ! とハンカチを噛みながら悔しがる黒子を見ながら、ミサカはある提案を思いついた。
否。
ハンカチ、とミサカが判断した先程の布は、実は御坂美琴の愛用する下着なのだが、、それは当の黒子のみぞ知る事だった。
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 23:31:40.29 ID:yosV+kNd0
下着を口で・・・ふぅ
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 23:54:34.28 ID:RL4wvIgF0
ミサカ「あなたさえよければ、の話ですが。 とミサカは尋ねます」
黒子「はぁっ、はぁっ、、な、何ですの?お話とは?」
急に話しかけられて黒子はちょっとドキドキした。
ミサカ「あなたは、お姉様と彼がお互いに好意を持つ関係になるのを妨害したいのですね?
とミサカは確認を取ります」
黒子「も、もちろんですの! お姉様のお傍に一生いるのは、わたくし以外におりませんの!」
ミサカ「では、これを見てください。とミサカは一枚の紙を取り出します」
黒子「何ですの?これ…?」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 23:57:31.50 ID:RL4wvIgF0
ミサカ「これはお姉様が今回のデート用に作成した、最終プランを書き記した紙の、、オリジナルです。
とミサカはさらりと言い捨てます」
黒子「オリジナル…では、いまお姉様が持っているのは…?」
ミサカ「にやり。とミサカは今後予想される展開に思わず笑みをこぼしてしまいました。」
黒子「こ…これはチャンスですわー!!」
シュバッ!と、黒子はテレポートで瞬時にミサカの元へ移動すると、
これから実行しなければならない<黒子&ミサカ★美琴奪還プラン>について熱く語りあったのだった。
カサミ←
→ミサカ
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 00:10:44.16 ID:dVlKuVRE0
さっさと書けカス
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 00:11:26.38 ID:HfCyygGS0
舞台は変わり、
ここはとある繁華街。
上条「なービリビリ、レストランに行くのはいいんだけどさ。まだ着かないのか?」
美琴「文句が多いわね、、。もうちょっとで着くからガマンしなさいよね。
まったく、気が短いやつは女の子に嫌われるわよ?」
上条「へいへい、上条さんはどうせ女の子にはモテませんよー。」
美琴「……おかしい。さっきからすぐ近くまで来てるはずなのに、それらしいお店なんて全然ないじゃない!」
美琴「もしかして、地図が間違ってるの…?でも、最新の地図情報から引き出したデータに間違いなんて…」
上条「あいつ… さっきから何一人でブツブツいってるんだ?」
上条はいい加減に腹が減ってきたのが、それを言うとまた美琴に文句を言われそうで
ただ、先程から地図とにらめっこをしている美琴を見守っていた。
_,.>
r "
ほくろがしゃべった! \ _
r-''ニl::::/,ニ二 ーー-- __
.,/: :// o l !/ /o l.}: : : : : : :`:ヽ 、
/:,.-ーl { ゙-"ノノl l. ゙ ‐゙ノノ,,,_: : : : : : : : : :ヽ、
ゝ、,,ヽ /;;;;;;;;;;リ゙‐'ー=" _゛ =、: : : : : : : :ヽ、
/ _________`゙ `'-- ヾ_____--⌒ `-: : : : : : : :
...-''"│ ∧ .ヽ. ________ / ____ ---‐‐‐ーー \: : : : :
! / .ヽ ゙,ゝ、 / ________rー''" ̄''ー、 `、: : :
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23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 00:23:08.83 ID:WmKHIcav0
支援
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 00:25:12.52 ID:GIn0Z22T0
tesu
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 00:26:05.83 ID:GIn0Z22T0
よっしゃああああああ規制解除ぉおおおおおおおおお!
新年初カキコ期待age!
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 00:33:46.63 ID:HfCyygGS0
上条「別に、そのレストランじゃなきゃ駄目って訳じゃないでしょうに……」
美琴「あっ、もしかして、ここ…?。…やっと見つけられたわ…」
さすがの美琴も、上条をあっちでもないこっちでもないと繁華街を引きずり回して
上条に悪いことをしてしまった、と思うと同時に、ちっともプラン通りにいかないことに意気消沈していた。
美琴「ごめーん。やっと見つかったわ! さぁ、早く入りましょー!!」
上条「やっと上条さんもご飯にありつけるって訳か」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 00:36:53.92 ID:HfCyygGS0
ギィィっと音を立てて入り口の扉がひらく。
中は、飲食店と思えないぐらい暗かった。
というよりも、テーブルとか椅子とかそういう食事をするような内装にはとても見えない。
小さいカウンターのようなものが入り口の前にひとつ。
店の奥に見えるのは、扉で仕切られた個室のような空間だった。
美琴「?? あ、あら…?もしかして、今日はお休みなの…?」
上条「鍵も開いてたし、閉まってたわけじゃなさそうだけどなー」
??「お客さんかい?」
ふいにかけられた太い声に、2人は思わず手を握った。
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 00:39:26.60 ID:yi8Hop9R0
>>22 こんなので大爆笑してしまった
ちくしょうwwwwwww
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 00:40:22.31 ID:ZQ1tDiIx0
うあ
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 00:51:00.07 ID:HfCyygGS0
上条&美琴「は、はい」
なぜか同時に答えてしまった。
??「今、空いてるのは5番目の部屋だから。そこでいいよね?」
美琴「えーと…私、予約をしてた御坂ですが」
??「うちは予約は受けてないんだけどね?」
上条「店、間違えたのか…」
美琴「そ、そんなはずないわよ! 地図は確かにここで間違いないんだから!」
??「入るなら、早くしてくれないかな。今日はお客さんがたくさん来そうなんだからね?」
上条「まぁ、ここで合ってるなら空いてるんだし丁度いいじぇねぇか」
そう言うと、上条は美琴を待たずにさっさと5番目の部屋に向かっていく。
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 00:51:53.94 ID:HfCyygGS0
美琴「あ、待ちなさいよ。私も行くから…!」
パタン、と。2人は部屋の中に消えた。
??「…本当は、ここは未成年はお断りなんだけどね?」
少しカエルに似た男は、やっぱり入れないほうがよかったかもしれない、と。
誰もいなくなった薄暗い空間のなかで考えていた。
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 00:54:33.99 ID:GN1V71bC0
??「忘れないで欲しい、君たちも僕のお客様だって事を」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 01:13:15.63 ID:HfCyygGS0
上条「俺は夢を見ている…。そうか!これは夢なんだ!
このちょっといやらしい形をした椅子も!
一体何に使うのか興味が無い訳ではない、このナスのようなアイテムも!
全部夢だ!夢だといってくれ!俺の右手で触れても消えないこの部屋全てが
神様!あんたの思った通りだっていうなら!その幻想をぶち殺す!」
美琴「…状況は理解できたけど、とりあえずあんたはちょっと落ち着きなさい」バリバリッ
上条「はぁっ…はぁ…。助かったぜ、ビリビリ。危うく上条さんはこのエロ空間に取り込まれるとこでしたよ」
美琴「馬鹿言ってないで、さっさと出るわよ。この地図…間違いだらけで何も役にも立たないじゃない…!」
そう。やっと辿り着いたレストランの個室であるべきこの空間は、中学生にはちょっと刺激的すぎる空間だった。
ポイッと、美琴はもはや用がない地図を無造作に投げ捨て、部屋の外へ出ようと扉のノブに手をかける。
美琴「……」
なかなか扉を開けようとしない美琴に、上条は声をかける。
上条「どうしたんだ、御坂」
美琴「…あかないのよ」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 01:35:35.25 ID:HfCyygGS0
上条「何だって…?」
美琴「だから、扉が、開かないのよ…」
上条「ちょっと、代わってくれ」
言われた通り、美琴はその開かずの扉を離れ、上条にバトンタッチする。
上条「見せてやる…俺の右手の力を。
幻想殺し[イマジンブレイカー]に打ち消せない幻想なんか、無ぇってことをなぁ!」
そう叫んで、上条はノブを右手で思いっきり捻った。
上条「開きませんな…」
美琴「それはもう、私が言った」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 01:39:38.32 ID:HfCyygGS0
困ったことになってしまった。
美琴は自分が撒いた種とはいえ、こんな状況に陥るなんて考えてもいなかった。
そりゃあ、確かにレストランで食事をした後は、既に予約をしてある学園都市でも有数の高級ホテルに
一泊しちゃおうなんて計画を立ててはいたけど、、、
美琴「ホテル…?」
美琴はある事に気付く。
頭に「ラブ」が付くという些細な違いはあるけれど、自分達が今いるのは紛れも無くホテルであることに。
美琴「こ、これって。もしかして…」 チャンス?
ちらっと、美琴は上条の方を見る。
さっきから部屋の中を見回しては、神様がどうとか幻想がどうとか呟いていた。
そして上条のいる位置から反対の場所。
そこにあるのはギリギリ2人が寝れる程度の広さしかないカエルの顔の形をしたベッド。
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 01:40:27.47 ID:/denl5sU0
寝る前に支援
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 01:51:17.02 ID:WmKHIcav0
支援
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 02:06:01.26 ID:HfCyygGS0
美琴「ゲ、ゲコ太ベッドだ…」
目の前に広がる夢のような光景に、美琴は思わず目的を忘れそうになる。
美琴「しっかりするのよ…御坂美琴…!」 ブンブンっ、と首を振りまくり誘惑を必死に振り払った。
美琴「ね、ねぇ、ちょっと!」
上条「上条さんは紳士なんです。何もしません。しませんったらしないんです!!」
どうやらエロ妄想が極限まで達してしまいそうになった上条は、何とか自我を保とうと必死に戦っているらしい。
美琴「いいから…話を聞きなさいって!!」 バリバリバリ 上条「ぎにゃぁぁぁぁ!!」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 02:10:36.43 ID:HfCyygGS0
上条「…で、話ってのは、何だよ御坂?」
美琴「えっと、その、、」
言えない。上条を目の前にすると、さっきまで色々と考えていたことが何も出てこなくなる。
美琴「扉、開かなかったわね…」
上条「…すまない。」
美琴「別に、あんたが謝ることなんて何も」
上条「俺があの時、まだ迷ってる御坂を置いて一人でこの部屋に入っちまったから、こんな事になったんだ」
上条「お前の話をちゃんと聞いて、お前の意思を確認してから、行動するべきだったんだ」
上条「なのに俺は、自分勝手な行動でお前をこんな目に合わせてしまった」
美琴「…」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 02:23:44.51 ID:HfCyygGS0
別に、美琴は上条に対して怒りの感情をもってなどいない。
上条がそんな事を思ってくれてるなんて、考えもしなかった。
上条は続ける。
上条「お前に彼氏ができたら、多分こんな奴はすぐに黒コゲにされちまうよな」
ハハ、と上条は暗くなってしまった場の雰囲気を変えるように小さく笑った。
美琴「…わたしは」
美琴は自分が何を言おうとしてるのか、自分でも理解できない。
でも、今ここで言わないと、もう言えなくなる気がしたから。
美琴「わたしは、あんたを黒コゲにしたくてもできないのよ?」
言ってやった。
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 02:30:35.27 ID:GIn0Z22T0
さるし
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 02:41:59.44 ID:HfCyygGS0
上条「……」
美琴「……」
沈黙が辛い。
美琴は思い出していた。上条当麻は、こんな一言で相手の気持ちに気付くような人間だったろうか。
もしそうならば、どんなに楽なことだろう。
今回だって、きっとそうだ。
美琴「あ、あはは。何言ってんのかしらね。アンタにはその右手があるんだから
私がどんなに電撃を食らわしたって、効くはずがないもん」
必死に笑顔を作る。
上条「……ってくれるんだな」
美琴「え?なによ?」
上条が何を言ったのか美琴は聞き取れず、すっと上条の口元に耳を近づける。
上条「こんな俺でも、お前は彼氏とおもってくれるんだな」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 02:54:30.55 ID:NSpLIq2P0
おおう
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 02:54:38.54 ID:b6PhJmO70
夕方まで保守頼んだ
寝る。保守
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 02:58:54.98 ID:yi8Hop9R0
夕方とかwwwwwwあほかwwwww
書き溜めて立て直せ矢
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 03:00:54.98 ID:yi8Hop9R0
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 03:09:40.42 ID:HfCyygGS0
コンナオレデモ、オマエハ彼氏トオモッテクレルンダナ
美琴の頭の中で、さっきのフレーズがぐにゃぐにゃと繰り返される。
美琴「ふ…ふ…」
美琴の体がプルプルと震えている。
上条「お、落ち着け。御坂。調子に乗って悪かった──! って、どうしたんだ…?」
上条はてっきり、いつものように「ふ、ふざけるなぁ!!!!!」と電撃が飛んでくると思ったのだが。
美琴「ふにゃぁ……」
パタリ、と顔から湯気を出してその場で倒れてしまう美琴。
上条「どうすればいいのでせうか…」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 03:15:47.95 ID:HfCyygGS0
ラブホテルの一室で。
顔を真っ赤に高揚させて倒れている女子中学生と、それを見て途方にくれる男子高校生。
そんな部屋の様子を、音声こそないものの記録し続ける一台の監視用ビデオカメラ。
それを眺めている受付にいるカエル似の男。
??「うん? 近頃の若い子も結構やるもんなんだねぇ?」
さすがに未成年の 行為 を認める訳にはいかないと、注意を払っていた5号室のカメラ映像。
しかしそこに映し出されていたのは、ただ耳元にキスしただけで相手を気絶させるという驚愕の映像だった。
??「まぁ、ちゃんとしてくれるなら別に構わないけどね?」
そう呟くと、カメラ映像から入り口のほうへ再び視線をもどす。
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 03:20:43.79 ID:HfCyygGS0
スレ主です。 付き合って下さった方々に感謝。
さすがにこれ以上は書き溜めてから投下しないと迷惑ですね。
なのでしばらく間があくと思います。 orzすまぬ。
…朝までに形になればいいのですが。
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 03:21:12.45 ID:NSpLIq2P0
はい
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 03:29:01.00 ID:tf9253q9O
よかろう
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 03:50:39.50 ID:rkVoYgsK0
おk支援
かなり期待してる
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 04:56:18.19 ID:rkVoYgsK0
ほ
おおかみかくし って
おおかみ かくし なの?
おおか みかくし なの?
おお かみかくし なの?
自殺したい…
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 05:34:01.02 ID:WmKHIcav0
まだかなまだかな
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 05:55:18.33 ID:HfCyygGS0
ふふふ。ここまで筆が遅いとは。予想外だった。
ひとまず出来たところまで。
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 05:57:09.92 ID:HfCyygGS0
舞台は再び変わり、
ここは常盤台中学 学生寮。
上条当麻を狙う、ミサカ10032号。
御坂美琴を狙う、白井黒子。
目的の一致により、すっかり意気投合した黒子とミサカは
あーでもないこーでもないと奪還計画の作戦会議をしていた。
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 05:58:50.07 ID:HfCyygGS0
ミサカ「ここに書いてあるプランの通りに行動するならば、お姉様は高級ホテルに宿泊し
彼と同じベッドで一夜を過ごすのが目的のようです。とミサカは家族旅行かよ、と一蹴します」
黒子「まず、私がテレポートでミサカお姉様をホテルの部屋の中まで連れていきますの」
ミサカ「…部屋の中で私は何をすればいいのですか?とミサカは疑問を投げかけます」
黒子「そうですわね…。ひとまず…上条当麻をミサカお姉様と2人きりにさせますわ」
黒子「その後、別の部屋に移動したわたくしとお姉様は、2人きりの部屋で…
…2人きり?お姉さまとわたくしが、ホテルで…?
あぁ!!考えただけで!!!黒子は、黒子はもうっ!!!」 ズビシッ!!
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 06:01:38.94 ID:HfCyygGS0
ミサカのチョップが黒子の顔面に思い切り決まった。
黒子「ひ、痛いですの、ミサカお姉様…(でも、これはこれで新しい何かが黒子の中でっ…)」
ミサカ「真面目にやりなさい。とミサカは先輩としてかわいい後輩に注意を促したまでです」
ミサカ「あなたが、お姉様と何をするかまでは興味はありません。とミサカはさっさと本題に入りたいのです」
黒子「本題…?」
ミサカ「ミサカが、彼…上条当麻と2人きりになった場合、どうすればいいのか。とミサカはあなたに尋ねます」
黒子「どうって…ミサカお姉様がしたい事をすれば、よろしいのではなくて…?」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 06:06:24.66 ID:HfCyygGS0
黒子の言葉を聞いて、ミサカは目を瞑ってすこし考えてみる。
ミサカ「…特にしたいと思うことはありません。とミサカは正直に答えます」
ズコーッと、音を立てて黒子は何も無いフローリングの床の上ですっ転ぶ。
黒子「腰が… って、今ミサカお姉様は何とおっしゃいまして?」
何かの聞き間違いではないのかと、黒子はもう一度、聞き直した。
ミサカ「ですから、ミサカは彼と一緒にいるだけでいいのです。とミサカは言い直します」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 06:09:12.22 ID:HfCyygGS0
黒子「ミサカお姉様…」
黒子はそれ以上は続けなかった。
彼と一緒にいるだけでいい、と言ったミサカの表情に嘘はないと思えたから。
だが、それと同時に、ミサカの言葉に違和感をもったのも事実。
黒子「でも、それでは…
(相手が自分のものにならなくてもいい、と言っているようではありませんの…?)」
C
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 06:13:15.99 ID:HfCyygGS0
黒子は美琴との生活を思い返す。
寮では同じ部屋に住んでいるし。
学校が終わり、風紀委員[ジャッジメント]の仕事がない時はいつも一緒にいた。
それは、結局のところ誰かに美琴を取られるのを恐れていたから。
美琴が誰かを好きになってしまうのが怖かったから。
それに比べるとミサカの願いは、あまりにも純粋なものだった。
黒子(思い出しましたわ…あの頃、ただお姉様と一緒にいるだけで黒子はとっても幸せでしたの…)
黒子「そう、ですわね」
黒子「わたくしは、いつのまにか大切なものが見えなくなっていましたわ」
黒子「ミサカお姉様、申し訳ありませんがこの計画は中止に…」
と黒子が言い終わる前に、スッとミサカは急に立ち上がった。
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 06:18:49.05 ID:HfCyygGS0
ミサカ「不測の事態が発生しました。
とミサカはミサカネットワークからの情報から報告します」
黒子「はぁ…ミサカネットワーク…ですの?」
聞いたことがないネットワーク名に、黒子は首をかしげる。
ミサカ「複製体同士が感知する電波網を利用した情報伝達経路です。
とミサカは端的に説明します」
黒子「それはすごいですわね…(初春なら何か知ってるかもしれませんの…)」
それより、不測の事態って何なんですの!?」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 06:19:39.70 ID:HfCyygGS0
ミサカ「…彼とお姉様は、エリアZ[風俗指定区域]に迷い込み、そのまま風俗営業を
行う宿泊施設に入った。とミサカは妹達[シスターズ]からの情報を報告し」
キィヤァァァァアアアア!!! バリンッ!!!!
ミサカが説明を終わる前に、黒子は奇声を発しながら窓を突き破ってどこかに向かっていく。
ミサカ「…お姉様の現在の居場所は、ラブホテルと称される宿泊施設「ゲコ太ハウス」です。
とミサカは誰もいなくなった部屋で一人呟きます…」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 06:20:05.65 ID:inph8wFu0
しえん
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 06:31:21.59 ID:HfCyygGS0
ダダダダダダダダダダダダッ!!
黒子は猛ダッシュで走りながら携帯電話を操作していた。
ツ・ツ・ツ・ ガチャ 初春「し、白井さん!?ど、どうしたんですか?まさか、何か事件でも!?」
黒子「初春! 未成年者の性の安全を守るのは風紀委員の努めですわね!!?」
初春「ふ、ふぁい!?えーと、その、未成年者というと学生って事ですよね…?
そ、それなら学生の安全を守るのは、もちろん風紀委員の大事な役目だと思います!」
黒子「結構ですの!! ならば、急いで第一七七支部に応援要請を!
念のため警備員[アンチスキル]にも連絡をお願いしますの!!」 ガチャ! ツーツー…
突然の黒子からの連絡に、初春はどうなっているのか理解できない。
でも、何か大変な事が起きているのはわかった。
慌てて風紀委員の腕章を腕につけると、黒子の言ったとおりに連絡を取り始めたのだった。
その頃、黒子はというと。
黒子「覚悟してくださいまし!糞類人猿!! お姉様を奪おうだなんて
たとえお姉様が認めても、黒子は、黒子は絶対に認めませんのー!!!!!!」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 06:34:57.64 ID:HfCyygGS0
残念ながら。ここまで。
少し寝たら。仕事にいかなくては。
思いつきで立ててしまったことを反省する。
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 06:35:49.49 ID:inph8wFu0
gj
ですの
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 06:45:33.37 ID:vXQTIpN90
ほ
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 08:09:43.61 ID:tf9253q9O
り
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 10:20:37.42 ID:PK+CjDX/0
続け ほ
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 11:14:45.49 ID:tf9253q9O
す
ほ
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 12:57:58.82 ID:JgjxDxL60
ういはるちゅっちゅっ!
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 13:28:25.50 ID:JgjxDxL60
ういはるちゅっちゅっ!
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 14:32:41.21 ID:tf9253q9O
の
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 15:25:42.80 ID:hsDBHHmy0
ほ
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 15:26:00.87 ID:HfCyygGS0
まだあった。感謝。
最後までまとめられるか分からないが。発展フラグだけでも立てておく。
続きは。夜…かも。しれない。
そして舞台は、渦中へ戻る。
上条「ふ、ふぁっkしょい!! うぅ…どこの誰かは存じませんが、上条さんは噂をされる覚えはありませんよ…?」
小さく溜め息をつきながら、上条はそんな事を考えていた。
目の前にはスースーと寝息を立てながら、たまに寝言で「ゲコ太…一緒に…」と呟きながら寝ている美琴。
上条「ゲコ太と遊ぶ夢でも見てんのか。美琴は本当にこのキャラが好きだよな…」
笑顔を浮かべて枕にしがみつくように寝ている美琴の髪を、上条は左手でそっと撫でた。
上条「つまり俺も…こういう風に見えてるって事なのか?」
上条は美琴が寝ているベッドの形をまじまじと眺める。
上条「俺もいつか、ヒゲを生やす男になるんでせうか…」
美琴が一緒に寝たいのは、ヒゲを生やした両生類などではなく上条自身だったりするのだが。
もちろん上条がそんな事情を知る由もなかった。
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 15:43:39.41 ID:6tHy3vmSO
おもしろいぞ
おもしろい
支援させてくれよ?
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 16:17:42.79 ID:PSjdTI+H0
死守
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 16:38:40.53 ID:7av0BXCh0
保守
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 17:07:30.27 ID:Oee+RACS0
支援
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 17:49:19.40 ID:K/DuLCqk0
保守
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 18:01:00.76 ID:6tHy3vmSO
はいほ
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 18:44:33.99 ID:CGrFa0RR0
づ
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 19:21:44.31 ID:HfCyygGS0
保守。支援。感謝。まとまったものは10時ぐらいになると思う。一応。発展した。
上条「まったく…よくこんな状況で幸せそうな顔で寝てられるもんだ」
誰を責めるでもなく、そう言って上条はグルリと、このアレな…つまりはエッチな部屋を見回す。
上条「よく見てみたら、かなり悪趣味なモノまで置いてありやがる…」
上条「このやけに首が長い亀の形をした置物とか、どっかで見たことあるぞ!?」
以前に、インデックス達と海に行ったのを思い出す。
あの時は上条の父親が集めたオカルトグッズのせいで、とんでもない事が起きてしまった。
上条「…土御門。ここにあるのも、そういうヤバイ奴だったりしねえよな…?」
上条は、その手のものに詳しいロリコン大男の名を口にする。
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 19:22:38.59 ID:HfCyygGS0
──その頃。
土御門「へ、へっkしょい!…にゃー。 どうやら、カミやんが俺を事を噂してるっぽいぜい?」
青髪ピアス「つ、ついにカミやんは女性だけでは飽き足らず、このロリ野郎にまで旗を立ててしまうんやね!?」
土御門「…青髪ピアス。お前とは今日こそ決着をつける必要があるようだな」
ギラリ、とサングラスで見えないはずの目が光った気がした。
青髪ピアス「上等だ、コラぁ!!ボクぁ、義姉義妹義母義娘(省略されました…全てを読むには原作を見てください)
を迎え入れる包容力は持ってても、猫撫で声の筋肉バカを包み込む穴は持ち合わせていないんや!!」
土御門「カミやん…。今度あった時は覚えてるんだにゃー…」
支援
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 20:19:22.39 ID:ezSv7U16O
保守保守
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 21:09:35.57 ID:K/DuLCqk0
上
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 21:41:26.46 ID:HfCyygGS0
出来てるところまで。貼っつけます。
本当は。書きながら投下したいのだけど。
その幻想は。昨日の時点で打ち消されました。
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 21:43:56.44 ID:HfCyygGS0
美琴「うふふ…ゲコ太が…いっぱい」
上条「今度は増えちまったのか…?」
相変わらず、美琴はラブホテルの一室で上条に見守られつつ素敵な夢を堪能していた。
上条「お楽しみのところすみませんがー、そろそろ起きてくださいませんかね、と上条さんは思うのです」
他人の幸せを願わずにはいられない上条ではあるが、どうにもこの部屋は落ち着かない。
美琴「あんたも…食べたいの?…ゲコ太…」
上条「食べません!!ていうか、その食べちまうって何をだ!?ゲコ太か?ゲコ太なのかぁ!!!」
頼む、誰か何とかしてくれぇぇ!! と頭を掻き毟りながら上条は、ふと部屋の異変に気づいた。
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 21:45:05.14 ID:HfCyygGS0
コトコトコト 何かが揺れるような音
ふと見れば、部屋の隅にあった水槽(巨大なマリモが浮いているだけなのだが)の水まで揺れている。
上条「地震、か?」
はっきりとその現象を上条が認識した瞬間、 ガタガタガタ! と大きな揺れが部屋を襲った。
上条「う、うわぁぁぁっぁぁぁ!!!」
とてもじゃないが、立ってなどいられない。
とっさに上条は美琴のいるベッドの上に倒れこむように、
丁度、美琴の上に四つん這いになる格好で危険を回避した。
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 21:46:21.51 ID:HfCyygGS0
美琴「ん……私、寝ちゃってたの…? それに何か今、すっごく揺れてなかった…?」
美琴がようやく目を覚ます。
美琴「あれ…ここってこんなに暗かったかしら…。 …………??」
上条「……オハヨウゴザイマス、ミコトセンセー」
美琴が見たのは、両腕を美琴の肩の近くに置いて、犬のような姿勢を取る上条の姿。
美琴「…一つ言いたい事があるんだけど、いいかしら」 ニコッ
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 21:49:55.22 ID:HfCyygGS0
美琴のお願いに、上条は引きつった笑顔を作り、応える。
すぅ、と美琴は酸素をたっぷり吸い込み、そして。
美琴「遺産分配やっとけや、ゴラァ!!!」 バリバリバリバリバリ!!
上条「ふ、不幸だぁ!!!」
1分…2分…3分…。 気がつけば、あれから5分は経過していた。
美琴「…………」
上条「…………」
ここに来てから、一番長い沈黙がラブホテルの一室を支配する。
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 21:52:55.89 ID:HfCyygGS0
上条&美琴「あの…」
同時に沈黙を破る。
上条「先、いいぜ」
美琴「あ、あんたから先に言いなさいよ…」
なんだか前にもこんなやり取りをした気がして、2人は少し恥ずかしくなった。
美琴「さっきの事だけど…」
上条の事だから、きっと自分が喋るまでずっと待つつもりだろうと考えた美琴は話し出す。
美琴「ごめんね」
自ら過ちを認めて素直に謝罪してくる美琴を見て、上条は何だか体が熱くなった。
美琴「あんたの事だし、何か訳があったのよね。それなのに、私、ほんとダメダメよね…」
美琴「ねぇ…あんたさ。私の事を、どう思ってるの…?」
美琴は、我ながらびっくりするぐらい大胆な台詞を言ってるな、と内心呆れていた。
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 21:56:42.95 ID:HfCyygGS0
ここまで。もうストックはない。後は。野となれ山となれ落ちとなれ。
…頑張ってもみてもいいですか?
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 21:57:44.26 ID:TyC7uqyJ0
いいから書け
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 22:11:53.38 ID:woSKDiIj0
がんばれ
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 22:35:01.12 ID:woSKDiIj0
ほ
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 22:36:00.99 ID:HfCyygGS0
1レスに30分…。だと…。
─────エリアZ「風俗指定区域」
黒子「お姉様ぁー!!!どこですのー!!!!!!」
黒子「ハァハァッ…う、迂闊ですの…!」
黒子はあの後、腕に風紀委員の腕章をつけずに、一人で美琴がいるエリアまでやってきたのだが。
ミサカから告げられた驚愕の事実に動揺したあまりに
勢いあまって飛び出し、話を最後まで聞かなかったのを後悔していた。
黒子「いくらここが通常の学区に比べて広くないとは言っても…」
黒子「あの糞類人猿とお姉様が潜伏している場所が分からければ、お手上げですわね…」
黒子「お姉様の携帯電話は電源が入っていないようですし…」
黒子「肝心のミサカお姉様に至っては、携帯電話の番号など知りませんの……」
お手上げですの、といった様子で黒子は愚痴をこぼすしかなかった。
しえん
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 23:49:48.85 ID:+0HzoDSq0
落ちたのは。スレじゃなくて。板のほう。ふふふ。
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 23:51:07.56 ID:+0HzoDSq0
ID変わってた。1です。
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 23:52:30.39 ID:+0HzoDSq0
夜の繁華街には、様々な人種の人間が集まるものである。
仕事から開放され帰宅するサラリーマン、酔っ払い、青春を謳歌する若者達……。
だが、それはあくまで学園都市という枠のなかの一般的な区域に限ってのこと。
そんな[ルール]に縛られない世界もまた、学園都市には存在していた。
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 23:53:59.18 ID:+0HzoDSq0
男1「おい、あれ…見てみろ」
男2「? あれは、常盤台中学の制服…? なんだってそんなお嬢様が…」
男1「知るかよ…。でも、やっぱエリート校だけあって顔も悪くねぇ…」
男1「やる、か」
男2「お、おおう」
いかにも、といった風貌でお決まりの台詞を吐く男達。
彼らの言っているお嬢様というのは、言わずもがな──白井黒子の事だった。
ブツブツと何かを呟きながら、さっきから同じ場所を行ったり来たりする黒子の元へ。
二つの憐れな男の影がゆっくりと近づきつつあった。
ババァ声
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 23:55:46.82 ID:+0HzoDSq0
黒子(お姉様のお気持ちは、この際、心を鬼にして切り捨てましょう…。
今は、美琴お姉様をあの猿からお助けする事だけを考えるんですのよ、黒子!)
いつもの癖で、グルグルと楕円を描くように歩きながら考え事をする黒子。
黒子「しかし…、ここはひとまず撤退するしかありませんわね……はぁ」
ミサカの所に戻り、確実な情報を得てからまた来ればいいのだから、と黒子が諦めかけたその時。
男2「よ、よお。迷子か…?何なら、お、送っていくぜ?」
男1「……」
例の男達である。
黒子「何ですの、あなた方…」
黒子(見たところ、能力者は後ろの男一人だけのようですけれど…ここはエリアZ…油断は禁物ですの…)
キッと、黒子は突然近づいてきた男達を目で威嚇した。
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 00:05:42.83 ID:X67Y+oYE0
男2「ひっ!?」 ビクッ
男1「…」
情けない。
あろうことか、ちょっと本気で睨みつけただけでそんなに怯えるなんて。
黒子は拍子抜けどころか、なんだか自分が悪人のような気分になってしまう。
黒子「あなた方が何を目的としているか知りませんが、わたくしは急いでおりますの」
黒子「これ以上、その殿方特有の下心丸出しな行動を続けるつもりなら、わたくしにも考えがありますのよ」
黒子の容赦ない言葉の攻撃が気弱そうな男の方を襲った。
男2「お、お前、本当に常盤台中学の学生かよ…」
そう疑問を持つのはあながち間違いではない。
黒子「この制服を見て、わかりませんの…? まぁ、わたくしが普通の学生でないのは確かですけれど」
黒子はそう答えると、右腕にあるはずの風紀委員の証である認証を見せるため、ポーズを決める。
そう、そこにあるはずの腕章を見せるために。
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 00:07:18.41 ID:bf9bGfWb0
ジャッジメントですの
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 00:12:28.55 ID:wCtsubaQ0
ホワイトハウス潰せる常盤台なら恐怖の対象でもおかしくないようなw
支援
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 00:30:36.55 ID:dRL0qxHY0
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 00:31:29.48 ID:X67Y+oYE0
右腕を前に出し、手の甲を大きく見せるように開くと、黒子は小さく深呼吸をした。
黒子「わたくしは、ジャッジメントですの! ……の?」
左指でつまんでいるはずの腕章の感覚が、無い。
黒子「そういえば…腕章は寮の部屋に置いてきていましたの……」
普段の白井黒子という人間を知らない者にしてみれば。
黒子は、ただワイシャツを誇示するように見せながら「ジャッジメントですの!」
と叫んでしまった、ただの痛い中学生にしか見えなかった。
男1「…」
男2「…」
黒子「あの…」
男達の沈黙と視線が、黒子にじわじわダメージを与えていく。
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 00:46:41.91 ID:X67Y+oYE0
誰か、ここから1秒でも早く助け出してはくれないだろうか。
黒子はそんな事を考えていた。
テレポートでも何でも使ってその場から立ち去れればどんなによかったか。
黒子(う…うぅ…お姉様…く、黒子は、黒子はもうお姉様のお嫁にいかれませんの!!)
顔を真っ赤にするほどの辱めを、自ら進んで受けにいったようなものだった。
こんな状態ではとてもテレポート能力なんて使えなかったし、走って逃げる事にさえ頭が回らない。
男1「まぁ、気にするなって」
男2「そ、そうだぞ。俺達はき、気にしないから」
こんな奴らに気を遣われるなんて、と黒子はさらに落ち込む。
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 00:49:09.57 ID:LQbyOhtt0
しえん
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 01:04:03.85 ID:X67Y+oYE0
男1「………」ニヤッ
後ろ側にいた男の顔に歪んだ笑みが見えた。
黒子がほんの僅かだが、目の前の男達に油断した瞬間だった。
男2「なァんて。言うと思ったかよ、おチビちゃん?」
さっきまでオドオドしていた男が突然、豹変した。
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 01:21:02.46 ID:X67Y+oYE0
黒子「っ!!」
ドスッ、強烈な蹴りが完全にフリーとなっていた黒子の腹に決まる。
黒子「うっ、ケホっ…!!(なっ…どうして、こいつが!? …いえ、それよりも。コレは)
男2「やるねェ」
蹴りを完全に喰らう瞬間、黒子はとっさに身を引き身体へのダメージを最小に留めようとした。
・・・
正確には、黒子の体に蹴りが入る瞬間に寸止めされた攻撃に対して、身を引いてガードをした。
黒子(なのに、ダメージがこちらに…? 能力者はこちらの方でしたの…!?)
男2「よく避けたなァ、エライぜェ?おチビちゃん。」
黒子(感覚移動能力者…、それとも何か別の、衝撃を飛ばすような…?)
ただでさえ混乱に近い状態で傷を負った黒子にとって、これは絶望的ともいえる状況だった。
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 01:23:20.92 ID:X67Y+oYE0
確認し忘れた。
>>121 の・・・は「寸止め」にかかるのが正解。
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 01:23:33.53 ID:1fhm0xDvO
見てるぞ
支援
プライベートは呼ばなきゃいけない
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 01:48:04.83 ID:X67Y+oYE0
男1「もういい、代われ」
男2「…あァ、わかってる」
意外にも。黒子に牙を向けた男は、あっさりともう一人の男と交代してみせた。
黒子「あなた達、両方とも能力者、ですわね…」
呼吸を整え終わった黒子がようやく口を開く。
男1「そうだ」
更に、意外な答え。黒子は別に確信があった訳じゃなかった自らの台詞に、心の中で舌打ちをした。
黒子「あなたは…1度のみ効果が発動するタイプ、あるいは、何か特別な条件が必要なよう、ですわね…」
黒子はさっき自分に攻撃を仕掛けてきた能力者に呟く。
男2「…両方だ。ジャッジメントってのはァ、伊達じゃないんだな」
黒子「ふふ、あまり人を見た目で判断するのは関心いたしませんわね」
黒子(それにしても、この男達。自信がありすぎますわね…気に入りませんわ)
あっさりと相手に能力をネタばらしする敵に、黒子は苛立ちを感じていた。
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 01:52:07.41 ID:vvOJIO0pO
C
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 02:13:28.45 ID:X67Y+oYE0
恐らく、先程の能力を使った男は、相手が油断していることが攻撃の絶対条件。
一度その能力を使ったあとは、誰だってその後の未知の攻撃に警戒する。
だからこそ、ただ一撃のみ。
黒子「強力な武器と組み合わせれば…かなり危険な能力ですわね…」
男2「…そうかい」
男は、興味がないといった風に後ろに下がり、後は見物を決め込むようだった。
黒子「それで、わたくしをどうするおつもりなんですの?」
黒子「…先程も申しましたが、わたくしは急いでおりますの」
男1「ここが何処だがわかってるのか…」
男は静かに話しかける。どうやらこちらの方はこれが素のようだった。
黒子「ええ、よく知ってますわ。わたくしは、このエリアに人探しに来たんですの」
黒子は、別にそれを教える必要はなかったか、と少し後悔した。
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 02:33:51.59 ID:X67Y+oYE0
男1「人探し…だと」
物静かな男の表情に何やら動揺が感じられた。
男1「…」チラッ
男2「そりゃァ、マジ話かよ、おチビちゃん」
黒子「そんな嘘をついたところで、わたくしにどんな得が?」
予想に反して、男達が食いついてきた事に、黒子はますます苛立ちが高まる。
黒子(一体、何だというのでしょう…この男達は。いまいち目的も掴めませんし…)
男1「探しているのは、誰だ?」
黒子の苛立ちはついにピークに達する。
黒子「あなた達には関係ありませんの!!わたくしに用がないのなら、
さっさと警備員でも呼んで勝手に自首でも何でもすればいいんですの!!」
黒子は、何だか自分が風紀委員として言っちゃいけないことを言った気がして、さらに後悔した。
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 02:57:50.19 ID:X67Y+oYE0
深夜になると。どうも時間がかかってしょうがない。
ちんたら続けてもしょうがないので。まとまってから投下しようと思います。
一応。話はできてるのですが。文章にするとなんでこんなに時間がかかるのか。
この男達はやくなんとかしたい。 …寝ていいですか。
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 02:59:15.16 ID:vvOJIO0pO
許可する
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 03:00:40.15 ID:858WZudC0
次に備えるがよい
寝たら死ぬ病気にかかったと思って自分にムチ打っていこうよ
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 05:11:53.97 ID:Z681mWGM0
も
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 06:05:08.12 ID:fx3S/dTG0
ほ
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 07:34:05.80 ID:vvOJIO0pO
朝だ
ほす
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 09:51:43.58 ID:vvOJIO0pO
ほ
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 11:35:52.96 ID:vvOJIO0pO
ほ
なんだ、黒子って黒柳徹子の略じゃないのか
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 11:57:05.48 ID:SaRdA4970
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 12:38:10.46 ID:DUXzbIJL0
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 12:58:52.43 ID:DUXzbIJL0
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 13:07:03.65 ID:WOTqkTXH0
さっさと 黒子×御坂妹 展開にしないと、クリーチャーで占拠されんぞ
ほ
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 13:36:18.52 ID:DUXzbIJL0
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 14:44:13.37 ID:vvOJIO0pO
へえ
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 15:01:56.07 ID:L3S4XdVyO
支援だ
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 15:26:19.26 ID:ESWfgI2L0
風邪を。ひいた。鼻水が黄色い。ふふふ。
とりあえず2レス分だけ。あとはやっぱり夜になる。新フラグの予感。
男1「…何か勘違いをしているようだが」
黒子「また、意味が分からないことを」
男2「俺が説明する。あァ、その前にだ。 …さっきの攻撃は俺が悪かった。謝る」
スマン、と右手を上げながら謝ってきた男の仕草を見て、黒子はもう考えることも億劫になる。
黒子「きちんとわたくしにも理解できるように説明をして頂きたいものですわ…」
男2「最初に声をかけた時の事を、覚えているか?」
黒子「あなたが、気弱そうな振る舞いをしながら、わたくしを誘ってきましたの…」
黒子(今思えば、あの時から既にこの男の術中に落ちていたという訳ですわね)
風俗店の立ち並ぶエリアにいた男達に自分が口説かれるシーンなど、今さら思い出したくもなかった。
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 15:28:02.14 ID:ESWfgI2L0
男2「誘った…? まァ、そう思うのも無理はないか」
男2「違うぜ、おチビちゃん。俺があの時、言いたかったのは…」
ナンパ目的でなければ、何だというのか。黒子の精神はもはや擦り切れる寸前だった。
男はすっと真面目な顔つきになり、黒子に正解を告げる。
男2「こんな所で、一人でいる常盤台のお嬢様を、危険な目に合わせる訳にはいかねェだろ?」
じっと黒子の顔を真剣に見つめながら、そう言った。
黒子(……は?)
男2「だから、せめて安全な所まで俺達2一人で送ってやろうかって聞いたのさ」
黒子「な、な、な!?」
ぎりぎり保たれていた黒子の精神は、
どこぞの類人猿がいかにも言いそうなその台詞に、完全に破壊された。
おもしれェ 支援
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 15:40:39.03 ID:ESWfgI2L0
最初から見直したら。誤字が多いかも。
>>148「俺達二人で送って」に脳内補正を。
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 16:36:47.26 ID:vvOJIO0pO
ほ
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 17:25:50.13 ID:t7ecRCU4P
ho
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 18:15:45.13 ID:ESWfgI2L0
また。2レスのみですが。
黒子「い、意味が分かりませんし意味が分かりませんの!!!」
もはや自分が何を言ってるのかさえ自覚できない黒子。
黒子「現に!!あなたは油断したわたくしを能力で攻撃したではありませんの!?」
そう。男は確かに正体不明の何かで、訓練を受けた風紀委員である黒子にあっさり一撃を…
黒子「…? ありませんの…」
理解できない事態が、休むことなく黒子に襲う。
黒子「どうして、痛みを感じないんですの…?」
男2「そりゃァ、そういう能力だからじゃねーのか…。
…まさか、あれを本当に信じた訳じゃねーよな?」
さっきまで真面目な顔で話していた男が、いつの間にか笑っていた。
しかも、ちょっと人を小馬鹿にしたような感じで、黒子はなんだかイラっとした。
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 18:17:50.21 ID:ESWfgI2L0
男2「いやァ、まさかジャッジメントだなんて思わなかったからなァ…。
つい、我が身可愛さに先に手を出しちまったんだ。許してくれよな?」
男1「…ここでは、その手の治安維持組織との衝突は日常茶飯事だからな」
男1「それと…お前が出したのは足の方だ…」
男2「どうでもいいだろそんなのは」
その後も、何やら男達が互いに食ってかかっているのを尻目に、黒子は空を見上げる。
黒子「一体…わたくしはこんな所で、いつまで足踏みをしてればよろしいんですの…」
どうやら、本当に彼らは自分に危害を加える気など無いようだが。
御坂美琴を上条当麻から奪還するという本来の目的は、ちっとも進展していないのだった。
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 18:37:54.19 ID:t7ecRCU4P
ん
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 18:56:43.84 ID:t7ecRCU4P
長いな
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 19:18:57.15 ID:ESWfgI2L0
長いですね。ごめんなさい。また2レス分しかできませんでした。
─────常盤台中学 学生寮
ミサカ「一枚、二枚、三枚…省略して計二百二十四枚目の、割れた窓の破片を拾い終わりました。
とミサカは速やかに報告します」
黒子がガラス窓を体当たりで突き破って飛び出した後
ミサカは寮監に後片付けを強いられていた。
寮監「…思ったより早かったな、御坂。能力でも使ったか?」
ミサカ「ガラス片に対して、ミサカの有する欠陥電気[レディオノイズ]が有効とは思えませんが。
とミサカはその質問に疑問を抱きます」
寮監「…軽い冗談(ジョーク)だ。細かい事は気にするな、御坂。御苦労だったな。もう戻っていいぞ」
そう言うと、彼女はミサカを置いてさっさと寮の中に戻ろうとして、なぜか足を止める。
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 19:22:22.20 ID:ESWfgI2L0
寮監「…御坂、白井が戻ったら伝えておけ。
寮内の器物破損及び、門限破りと無断外出の罰は…お前が想像してるより地獄を見ることになる、と。」
ぐるり、と顔だけをミサカの方に向き直すと、淡々とそう告げた。
ミサカ「…………了解しました。とミサカは何やら下半身に違和感を感じながらも返答します」
そして寮監は今度こそ、寮の中に戻っていった。
残ったのはガラス片が敷き詰められた金属製の箱を持ったミサカが一人。
そのミサカの足元には何やら湯気を出す液体が溜まっている。
否、それはミサカの履いているスカートの中から染み出していたものだった。
ミサカ「??? どうして突然このような生理現象が起きるのでしょうか。
ミサカはこの状況が理解できません」
寮監の発する何かに無意識のうちに反応したのか。ミサカは恐怖で漏らしてしまっていた。
寮監ってやっぱラスボスなの?
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 19:45:54.11 ID:wCtsubaQ0
お漏らしだと(;´Д`)ハァハァ
ほ
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 20:49:20.72 ID:QYYMN1Fg0
ほ
も
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:38:41.93 ID:ESWfgI2L0
今日は。そんなに期待しないでくれると。助かります。
しかし。お漏らし…。ふふふ。
ミサカ「…ミサカの使命は滞りなく完遂できたと、ミサカは自分で自分を褒めるべきしょうか」
ミサカ「ですが、あの現象は一体…。これはミサカネットワークにおいて
共有すべき記憶として判断しましょう。とミサカはぽんと手を叩きます」
美琴と黒子が生活する部屋に戻ったミサカは、とりあえず替えの下着を探すことにした。
ミサカ「…お姉様の下着の趣向はまったく理解ができません。とミサカは溜め息をつきます」
ミサカの手に握られているのは奇妙なカエルがプリントされたパンツ。
ミサカ「どうしてどの下着にも同じような絵柄がついているのでしょうか…。ミサカは頭を捻ります」
ミサカ「…幸い、どれを選んだところでお姉様とサイズは同じなので問題はありませんね。
ミサカは諦めたように履き替える事にします」
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:40:20.84 ID:ESWfgI2L0
お漏らしをしてしまった女の子とは思えないぐらい、いつもと変わらない様子で着替える。
ミサカ「しかし、彼女はどこに向かったのでしょうか…ミサカは計画の行方が気になります」
黒子はラブホテルの店の名前を聞かずに飛び出していった。
探索能力でも持っていなければ一軒一軒をしらみつぶしに探すしかない。
ミサカ「仕方ありませんね…。ミサカはお姉様の代理をするのを放棄する事に決めました」
一度は身代わりの役目を果たしたのだから、美琴だって文句は言わないだろう。
ミサカは、破片の処理こそ綺麗に済んでいるものの、穴が開いたままの窓に近づいていく。
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:41:54.67 ID:ESWfgI2L0
ミサカ「………エリアZにいる妹達の共有データベースにアクセスします。
……………現在、彼女は見知らぬ男性二名に接触中…?
…ミサカは状況があまり良くない事態になっていると断定します…!」
ネットワークから切断したミサカは、勢い良く窓から飛び出した。
その姿はまるで、大事な後輩を守るために無我夢中で飛び出していく先輩のような、そんな光景だった。
だが、そんなミサカの姿を見つめる視線があった事を、当のミサカは知る由も無い。
寮監「お前まで寮則に逆らうとは…。いい度胸だな、御坂」
鋭い視線がミサカの背後からそそがれる。
そして、ミサカは黒子の所へ急ぐあまりに気づかなかった。
履き替えたばかりのその下着から。またも暖かい液体が漏れていた事に。
2回も気付かず漏らすって寮監どんだけだよwwwwww
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:47:14.99 ID:taHmE5TP0
レベル4三名を瞬殺するんだっけこの寮監
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:49:32.53 ID:wCtsubaQ0
ついでに暗部の部隊も一蹴する
マジ寮監最強
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 22:22:51.69 ID:t7ecRCU4P
ほ
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 22:53:29.51 ID:ESWfgI2L0
その頃、黒子と男達は──。
黒子「つまり、あなた方は風俗街に迷い込んだ一般市民を保護するつもりだった。
と、こう仰りたいのですわね…?」
男1「…理解が良くて助かる」
男2「まァ、そういう訳だ。さすがはエリート校のおチビちゃんだな。偉いぜ?」
なでなで…と男が黒子の頭を撫でようとして逆に黒子にバシッと手を弾かれる。
黒子「気安く人の頭に触れるなど、失礼だとは思いませんの…?」
ムッとした顔で男の顔を睨みつける。
男2「あァ、悪いな。でも見たところまだ1年目ってとこだろ。
まだそういう事ぐらい普通にされる年頃なんじゃねぇのか?」
黒子「親しい間柄でもないのにする事かと、言っているんですの!!」
黒子(まったく、この男ときたら…先程からずっとこんな調子ですの!)
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 22:54:45.32 ID:ESWfgI2L0
黒子は、自分でも気付いていなかった。
普段なら男を相手にこんな風に会話を続ける事など有り得ないのだが。
黒子「それに、わたくしは子供扱いされるのが嫌なんですの!!!」
男2「お?確かにそういう所はやっぱ女の子だよなァ」
なでなで… バシッ! なでな… バシッ! な バシッ!
いつのまにか、相手のペースに巻き込まれていたのだった。
黒子「はぁはぁっ…」 男2「や、やるじぇねぇか…」 黒子「…そちらこそ、ですの」
男1「…何か目的があって来たのではなかったのか」
黒子「…そうでしたの」
──紆余曲折(うよきょくせつ)
黒子はやっと、本来の目的に戻る事ができそうだった。
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 23:17:05.08 ID:L3S4XdVyO
支援
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 23:47:50.83 ID:NGbTVatn0
支援
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 00:20:18.66 ID:kwi/G6850
黒子「わたくしがここにきた理由は、ある人を探す為ですの」
もはや黒子は、この男達に警戒心を持つ必要はないと判断したようだ。
黒子「その方の名は、わたくしと同じく常盤台中学に通う学園のエース。
超電磁砲[レールガン] 御坂美琴お姉様…ですの」
黒子が口から出てきた尋ね人の名前は、
事情を知らない部外者にとってはまさに驚愕のフレーズであった。
男1&男2「超能力者[レベル5]がここに来ているだと…」
直にこそ見たことはないが、その噂と実力は十分理解していた。
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 00:21:21.17 ID:kwi/G6850
男1「…なんてことだ」
男2「俺の常盤台中学のイメージが、今日だけで360度は変わっちまった…」
男1「…それは変わっていない」
黒子「詳しい事情は教えられませんが…何か心当たり等ございませんの?」
ミサカに聞けばすぐに判る事ではあったが、
すぐにでも行動を取りたかった黒子は、藁をも掴む想いで男達に質問する。
男2「いや、すまねぇなァ…」
男1「超電磁砲がこの区域にいる事など、初耳だ…」
黒子「そう、ですの…。 …お気になさらないでくださいまし。
別にあなた方に非がある事ではないんですの」
男2「…元気出せよな。何なら、俺達もこれから一緒に探してやるからよォ?」
男1「そうだな」
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 00:26:07.43 ID:kwi/G6850
何だか黒子は、この男達を最初誤解してしまった事を申し訳なく感じた。
彼らと交戦状態になった時。
人を見た目で判断するのは感心しない、と言ったのは他でもなく自分だった。
黒子「やはり、まだまだわたくしはお子様と言われてもしょうがないですわね…」
黒子は昔、初春とした約束を思い出す。
黒子「初春…わたくしはまだまだ半人前の風紀委員ですの…」
男2「どォしたんだ。ボーっとして?」
ぽん、と男が黒子の頭に手を載せた。瞬間、黒子は我に返る。
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 00:26:49.24 ID:kwi/G6850
黒子「ふぇっ!?」
目の前にいたのは、黒子に手を伸ばして頭の上に手を載せているあの男。
男2「やっと、触らせてくれたな」
ニカっと、むかつくぐらいの笑顔を見せつける男。
なぜだか判らないが、不思議と黒子は嫌な気はしなくて。
男2「元気、だせよ」
黒子「べ、別に何ともありませんの…」
黒子は何だか、顔が赤くなるのを感じていた。
────その時だった。
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 00:27:31.69 ID:MDeuA4080
黒子おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっっっ
続きは?
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 01:05:39.96 ID:11lSWB3R0
…寝落ち?
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 01:30:09.05 ID:kwi/G6850
まだ寝てはいませんが。鼻水ズルズルなので。やっぱり寝てしまうと思います。
この後に誰が来るかは。わかりますよね。ちなみに。あの居候ではないですよ。
「その女子に手を触れていいのは私だけなのである」
聖人にして神の右席か
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 02:35:43.49 ID:3ouPZpV+0
捕手
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 03:20:25.53 ID:ecfLFSp70
ほ保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 40分以内 __
02:00-04:00 90分以内 _□.--‐<´ヽ`、
04:00-09:00 180分以内 ,.-"`: :.|___\ ヽ、_ノ
09:00-16:00 80分以内 /: : : :,ヽ、\/l`ヽ、 \
16:00-19:00 60分以内 /::/: :〆、 ,×l/:l : l : ̄ヘ<
19:00-00:00 30分以内 |/|: :/● ●|_!_l_l=:-:‐i´
.,-、 |: :|@ @|::|=|: : : : l
保守時間の目安 (平日用) ;|!:::::::`ヽ、|!_ ⌒ _/:/ : : : : : l
00:00-02:00 60分以内 |!:::::::::::::::::‖r:‐t-t//::ヽ, : : : : : l
02:00-04:00 120分以内 ヾー──'‐(::|×|:::ト==l: : : : : : l
04:00-09:00 210分以内 ./: : : : :ノ:|×|:::|:::::::|: : : :l : : l
09:00-16:00 120分以内 /: :/: : :._}=ェ==|:::::::::ゝ、: :l : : :l
16:00-19:00 60分以内 /: :/|:.__/:::/:/:/ヘ|:::::::::::ノ: : l: : : l
19:00-00:00 30分以内. /: :/,|/_/_/_/_/∧_l_lエ´ヘ、:l l: : : l
/: :/ゝ、/_/_/_/_/_l_l_ヘ_ヘ_ヘ,.ゝl : : :|
 ̄ .|:×|:×|  ̄ ̄
.ヽ_人_ノ
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 04:18:13.57 ID:QJ6/JS8c0
っ
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 05:29:19.16 ID:GesCGdo4O
っ
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 07:21:02.47 ID:hdJ5vcPI0
大丈夫かなー
ほ
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 10:20:56.53 ID:GesCGdo4O
ほ
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 12:01:04.83 ID:GesCGdo4O
まだか
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 12:45:25.44 ID:kwi/G6850
少しだけですが。出来ました。 なにこの。とあるブリーチ。
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 12:46:48.30 ID:kwi/G6850
風俗街を彩るネオンの点滅やLEDライトの点滅とはまた異なる眩しさを放つ光が、
男達と黒子の周囲の空間だけを包みこむように高速で展開される。
刹那、辺りに轟いたのは季節はずれの雷鳴が複数落ちる音。
そして突如現れたのは、見覚えのある制服を身に纏った一人の女性。
ミサカ「──今すぐその子から手を離しなさい…。とミサカは命令します…」
異常な程の高い高圧電流を体からスパークさせながら、
そう冷たく告げたのは 妹達 検体番号10032号 ミサカだった。
黒子「お、お姉様…!?」
男2「あいつは…!?」
男1「レールガン…だと…!?」
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 12:47:49.50 ID:kwi/G6850
予想外の人物の登場に彼等は動揺する。
黒子(どうして、お姉様がここに…。いえ、あれはミサカお姉様の方、ですの…?)
彼女の台詞の特徴から、そう認識する黒子だった。
黒子「それにしても、ミサカお姉様がどうしてあんな高い電撃能力を…?」
黒子「聞いたお話では、本物のお姉様には格段に劣る異能力者[レベル2]程度だったはず…。
あれではまるで、お姉様そのものではありませんの…!」
「お姉様そのもの」という意味には、思考よりも行動が優先されるその性格まで含まれていた。
その理由は、黒子自身に何よりも大きく関係しているのだが、
本人はただ目の前の光景が信じられないといった様子だった。
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 12:49:10.06 ID:kwi/G6850
男1「…逃げるぞ」
寡黙な男がもう一人に促す。
男1「彼女もまた、勘違いしているようだ」
男2「ッ…!判ってらァ!!でもな、こんな危ねェ状況でこの子を置いてく気かよ!?」
この子とは、あの「おチビちゃん」を指しているのに黒子が気付くのには、少し時間が掛かった。
実はこの時。
黒子の小さな体を抱きかかえるように、男はミサカに背を向けて叫んでいた。
黒子は、それを不快に感じない自分に疑問を持ちながらも、
この男が自分をそんなに心配してくれている事が、素直に嬉しかった。
男1「…仕方ないな」
男2「ふざけんな!逃げるんならお前一人でいけェ!!俺はお前を責めたりしねェからよ!」
男1「お前も、勘違いするな…」
そう言うと、寡黙な男はミサカの前に立ち塞がる。
続きは。また後です…。
わかった。ゆっくり待つ
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
保守