御坂妹「ミサカによるミサカ自身のLV6進化計画、、、ふふ」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 01:00:17.15 ID:XTRNx5iT0
美琴「こ、こういう時ぐらいちゃんと名前で呼びさないよ!!!!!!
私にはっ!ちゃんと、御坂美琴って世界で私だけの可愛らしい名前があんのよ!!」 バリバリバリバリッ
上条「ぎぃにゃあぁぁあああ!!!
お、お前、、せっかく助けにきた恩人に対してその態度はないんじゃ、、。
つーか、世界中を探したら同姓同名の人間ぐらい何十人もいるだろ!!」
美琴「うるさいわね!助けに来るなら、さっさと来なさいってのよ!!!」 バリバリバリ!! ヤメテ!!
上条「ふ、不幸だ。やっぱり俺は幸せにハッピーエンドを
迎えるフラグがばっさり打ち消されてるんだー!!!!!!!」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 01:04:53.66 ID:XTRNx5iT0
仲睦まじい、というと語弊があるかもしれない2人を見つめる視線。
ミコトは目の前で実際に起きている、有り得ない出来事がすぐには理解できなかった。
理解できない失敗。
分散処理によって導き出された 99.99999987% の精度で命中するはずのレールガンが外れたこと。
理解できない脅威。
一般人の接近を感知するため、周囲に展開していた磁場観測に対し、上条当麻が反応しなかったこと。
理解できない現実。
もう自分があの2人のいる位置に立つことは 二度と叶わないということ。
判ってしまった。
この幻想はもう終わりを迎えるんだと。
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 01:07:18.37 ID:XTRNx5iT0
ミコト「どうして、アンタが、、ここにいんのよ」
ここで、気付く。
美琴に対する嫉妬からか、体から放電しているはずの静電気が さっきから出ていないことに。
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 01:08:34.27 ID:XTRNx5iT0
一方通行「やっと、、気付いたか? ハッ、お前等ってのはァ、
いつでも冷静に物事を判断するのが売りだと思ってたんだがなァ?」
打ち止め「むぅっ、下位個体への悪口と見せかけて、それって実は私への当て付けなの!?
って、ミサカはミサカは口を尖らせてみる!!」
一方通行「あァ!? 馬鹿か…。そんな訳ねェだろ、、、。」
打ち止め「」ムゥ…(ほっぺたをふくらませる)
一方通行「なぁ、おい! 違ぇッて言ってるだろォ!!! 、、、、チッ、あーはいはい。俺が悪かったよォ!!」
事実だった。
そんなつもりなど微塵もなかった言葉に、
過剰反応されてしまった一方通行は、不覚にも自分から謝ってしまった。
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 01:09:03.84 ID:OlDSJpCf0
さるよけ支援
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 01:13:14.36 ID:XTRNx5iT0
すると、突然 スススッと打ち止めはミコトの元へと移動を始めた。
打ち止め「そんなに慌てて訂正するかわいいアナタを尻目に、ミサカはミサカは本来の目的に移ってみたり」
一方通行「な!? チョっと待てェ!! この、糞ガキ。人をおちょくりやがッたな!!」
ミコトは考える。
上条当麻と御坂美琴のやり取りを、一方通行と打ち止めのやり取りを 見て、ひたすら考えていた。
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 01:19:59.71 ID:XTRNx5iT0
どうして2人は、あんなにも仲が良いんだろうか。
どうして私は、自分を大切に思ってくれる相手がいないんだろうか。
どうして世界は、、こんな 打ち止め「それは違うって、ミサカはミサカは断じてみたり」
ミコト「っ!!!」
いつの間にか、ミコトの正面に立っていた打ち止めは、
真っ直ぐにミサカミコトの顔を見上げて喋り続ける。
打ち止め「あなたは自分が一人ぼっちだと考えているけど、それは違う。
誰もあなたのことを思ってくれないなら、誰もあなたに関わったりはしない。
あなたが欲しいと思った大切なものは、誰もが大切にしたいと考えているから。
それでもあなたを止めたいと思ったのは、あなたのやり方が間違っているから。
あなたはあなたを止めてくれる誰かを待っていたんじゃないの? って、
ミサカはあなたを含めた残りの妹達の記憶を参照しつつ、同意を求めてみる。」
一方通行「……まァ、他人を犠牲にしてまで何かを手に入れるッてのは、
あんまり気持ちのイイもんじゃねえよなァ」
打ち止め「最後の最後まで、仮想レベル6を維持させるために
ネットワークを極力使わないようにしていたのは誰だっけ?
って、ミサカはミサカはあなたの優しさに感謝していたり」
一方通行「たまたま使う理由がなかッた。それだけだろォが!!勝手に勘違いしてンじゃねえぞ!?」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 01:26:13.19 ID:XTRNx5iT0
ミコト「お姉様を殺すのを止めるだけなら、、もっと早い段階で上位命令を発行すれば済んだはず、、、」
下位個体はラストオーダーからの上位命令に逆らうことができない。
ただ、一言だけ。
「御坂美琴の殺害を停止せよ」あるいは「活動を停止せよ」と命令を出せば、
10032号はその瞬間に無害な存在になっていたはずだ。
しかし、打ち止めはそれを実行しなかった。
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 01:28:46.83 ID:XTRNx5iT0
打ち止め「もちろん、あなたのとった行動と記憶は全て
ミサカネットワークを通じて、わたしにも伝わっていたよ。
ってミサカはミサカはその理由を教えてあげたいんだけど、、、。」
チラっと、打ち止めは一方通行の顔を確認するかのように見て、こう続けた。
打ち止め「敢えてそれをしなかったのは、それじゃ意味がないんだって彼が教えてくれたから。
過ちを犯してしまった人間は、その過ちの大きさを、罪深さを、痛みを心に刻みこまないと
何も変わらないんだよ。って、ミサカはミサカは彼の代わりに答えてみたり」
一方通行「……テメェも、止めろと言われて、ハイわかりました、なんてのはスッキリしねェだろ、、」
ミコト「それを私に分からせるために、アレを打たせたって訳、、、?」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 01:29:33.94 ID:NkjJszMA0
投稿ペース早いな。しえん
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 01:32:53.44 ID:6WLA+39j0
完結したら読むから保守よろしく
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 01:35:18.06 ID:XTRNx5iT0
上条少年が現れて、お姉様が生きているのを認識した時から、
ミコトの中でもやもやと理解できない何かが駆け回ってる気がした。
もし、あのレールガンで美琴が死んでいたとしたら、
彼は何よりも自分を責めるに違いない。大切な人を守れなかった自分自身を。
そこにミサカミコトが入り込む余地なんて、無い。
彼を悲しませる結果しか得られないことを、今の今までミコトは気付けなかった。
だからお姉様が生きていたことが、彼女の心に痛みとして突き刺さった。
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 01:40:03.61 ID:XTRNx5iT0
そして、今の彼女にとって最も大きな存在である少年が、
いつもと変わらない様子で彼女の所にやってきたのだった。
上条「そっちの件ってのは済んだのか、、? 一方通行」
一方通行「テメぇか、、。ああ。もう用はねェよ。 ……おィ、、帰んぞ、チビ」
打ち止め「もう帰っちゃうの!? ってミサカはミサカは
名残惜しそうにあなたの後ろを慌てて追っかけてみたり、、!」
上条「おっと、忘れる所でしたよ? 打ち止めー!サンキューな!!
御坂妹に気付かれずに近よれたのって、お前のおかげなんだろ?助かったぜ」
打ち止め「どーいたしましてー! って、ハァハァっ、待ってっ、歩くのが早すぎない!?
ってミサカはミサカは息を切らしつつ、やっと追いついたよ!」
さるしえん
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 01:44:36.53 ID:XTRNx5iT0
上条のもとから離れた一方通行は、
まるで今までは我慢していたかのように、
足下に反射能力を使いながら跳ぶように進んでいく。
一方通行「チッ、、やっぱあいつの顔見てッとイライラしてくんだよなァ、、」
打ち止め「? どうしたの、初恋でもしちゃったの?
ってあなたの顔がちょっと赤い気がするけど気のせいだよね?
ってミサカはミサカは心配そうにその白いお顔を覗いてみたり」
一方通行「黙れ」
打ち止め「」ムゥー(ほっぺたをふくらませる)
一方通行「……無視」
一方通行「………無視」
打ち止め「まだ何もいってないよ!? もぅ、あなたはミサカの事が嫌いなの?
ってミサカはミサカはショックで嘘泣きをしてみたり」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 01:48:03.66 ID:XTRNx5iT0
そんなやり取りをしながら、一方通行たちは舞台から姿を消した。
残されたのは、3人。
上条「で、、なんでまたこんな事になっちまったのか、お馬鹿な上条さんにもわかるように
説明してくれると嬉しいのですがー、、」
美琴「悪いけど、、アンタはちょっと黙っていなさい」ビリッ
上条「はい…」
物語の主人公っていったい何なんだろうなぁ、上条当麻はついそんな事を考えてしまうのだった。
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 01:51:39.63 ID:XTRNx5iT0
ミコト「あ、、その、、」
美琴「ん?」
ミコトは美琴に伝えなければならない事があるのだが、
心の隅で何かが邪魔してどうしてもその言葉を紡げない。
美琴「さっきのことなら、私は何にも気にしてないわよ?」
紡げなかった言葉は、それじゃない。
美琴「やりすぎちゃった感はあるけどさ、でも、
それってあんたの気持ちがそんだけ強かったってことじゃないの?」
もう、それ以上は───。
美琴「あんたはコイツの事が好きで好きでしょうがないんだから。
素直にコイツにぶつけちゃえばいいのよ」
やめて。
美琴「私のことなんて気にする必要は、、
ミコト「私に、そんな資格なんかないっ!!
私は、たった一人しかいないお姉様を殺そうとしてしまった!
お姉様がいなくなって悲しむ人がいることに気付けなかった!
…そんな私が幸せになろうだなんてっ、、」
美琴の言葉を遮って、ミコトは叫ぶ。
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 01:55:38.69 ID:XTRNx5iT0
謝りたくても言葉では懺悔しきれないほどの罪の深さ。
もはやどう償えばいいかすら判らないほどの心の痛み。
それを知ってしまったから。
美琴「……」
ミコト「どうすればいいかなんて、、わからないよ、、」
ミコトの目から涙が落ちるのが見えた。
美琴は小さくため息をつく。
まるで自分が泣いているのを見ているかのようでやるせなくなる。
ほんとはアイツに頼りたくなんてなかったのだけど、仕方が無い。
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 02:00:04.61 ID:XTRNx5iT0
ここから。ラストスパート。
お説教が苦手な人は。逃げたほうがいい。
そして。みんなが大好きな巫女さんの出番は。もちろんない。
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 02:01:06.12 ID:0Dr7JUbX0
ばっか、ちゃんと出演してるんだよ
セリフが描写されないだけで・・・
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 02:02:29.75 ID:L4+L2KhlO
>>55 > そして。みんなが大好きな巫女さんの出番は。もちろんない。
誰?
って冗談は抜きに。支援です。
説教大歓迎。
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 02:04:15.03 ID:OlDSJpCf0
説教期待支援
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 02:04:29.91 ID:XTRNx5iT0
2人の後ろで正座をしながら様子を伺っていた上条へ近づくと、
そっと背中を叩いて彼の出番であることを告げる。
美琴「あの子のこと、頼んだからね。ヘマしたら承知しないわよ、、馬鹿、、」
上条「…わかってる。あいつは必ずもとの世界に連れて帰るって約束する。
だから安心して待ってろ、、美琴」
そう言って、上条は背を向けてミコトの元へ歩き出す。
その後ろでは、顔を茹でたタコみたいに真っ赤にしながら
何かをうわ言のように呟いている美琴の姿があった。
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 02:07:30.44 ID:XTRNx5iT0
ミコトはただ、茫然とその場に立っている。
好意を抱いた人が目の前にいるというのに、
なぜか嬉しくもなんともないのが悲しかった。
上条「なぁ、、御坂妹。
俺には妹や姉貴なんていないから、姉妹喧嘩っていうのがどういうものかよくわからない。
けどな、これだけは俺にもわかる。
どんなに相手の心に傷をつけちまったって、たとえどんなに悲しい想いをさせちまったって、
必ず最後はニッコリ笑って仲直りできるのが姉妹ってもんだ!
それができないっていうのなら、そんなのは姉妹なんかじゃねぇ!赤の他人も同じだ!!」
それは本当の姉妹だから、血の繋がった本当の家族だからいえることだ、と。
ミコトは上条の言葉を切り捨てる。
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 02:11:32.97 ID:XTRNx5iT0
それでも上条は止まらない。止まることはできない。
彼女が戻ってこられるまで、上条は咆え続ける。
上条「おまえは、生まれてから一体何を見てきたんだ?
捨てられてる猫を、何とかしてあげたくて俺に助けを求めたのは誰だ!?
脅えさせたくないから、猫を触りたくても触れなかったのは誰だ!?
おまえが本当は優しい奴だってのは、俺が良く知ってるんだよ!!」
いぬ。
ダンボールに捨てられていた猫にミコト自身がつけた名前だ。
歪んだ感情が生まれてしまった瞬間から、いぬはミコトを避けるようになってしまった。
*(動物にも人間の心の変化を見抜く能力があるなんて、
ペットを飼わない人は不思議に思うかもしれない。
飼い主が誰かと喧嘩をしていれば止めようとするし、
逆に落ち込んでいるときは慰めともとれる行動をとったりするのだ)
優しくなんてない、本当に優しい人間は、大事な人を手に掛けたりはしない、と。
ミコトは上条の言葉を切り捨てる。
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 02:15:25.10 ID:XTRNx5iT0
上条「そうだな、、。確かに、お前は取り返しのつかない事をしちまった。
だけど、それがどうしたってんだ! お前のやった事は無かったことにはできない。
だけど、これからやれる事が無くなった訳じゃねーだろ!?
いますぐに全部まとめてやれって訳じゃねぇ!少しずつ時間をかけてでもいいんだ!」
上条はミコトの目を見て話しながら、ミコトに一歩、また一歩と近づいていく。
ミコトは目を逸らせない。上条の真剣な眼差しが決してそれを許さない。
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 02:21:41.64 ID:R5Z/Z1sr0
スケベなSSお願いします!
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 02:25:11.64 ID:XTRNx5iT0
>>63 却下。ふふふ。
そして上条は、ついに手を伸ばせばミコトの肩へ届きそうな位置まで辿り着いた。
上条「……俺には何もしてやれることなんて無いのに、
色々と偉そうなこと言っちまって悪かったな、、。」
ミコトはただ、上条の声に耳をかたむける。
上条「でも、な、ミコト、お前が壊しちまったもんは、、お前が直すしかねーんじゃねーか、、?」
そう語りかけて、上条はポンっと右手をミコトの肩に載せた。
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 02:27:41.14 ID:XTRNx5iT0
────何も、起きない。それは当然である。
異能の力ならば全てを打ち消す幻想殺し<イマジンブレイカー>が
作用するものなんて、ここには何もないのだから。
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 02:30:22.04 ID:XTRNx5iT0
しかし、上条の右手の暖かさを、まるで身体全体を包み込まれるかのような優しさを、
この身で感じたミコトは、何かがハンマーで打ち壊されたかのようなショックを受けていた。
もはや、言葉はいらない。
その小さな体にどれだけ深い痛みを刻みこんでいたのか、ミコトは震えながら上条の胸元に抱きついて、泣いた。
オリジナルとそのクローンによる、
一人の罪深い少年をめぐる世にも珍しい姉妹喧嘩は、
ひとまずの終幕を迎えたのだった。
おしま…らない
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 02:33:26.68 ID:XTRNx5iT0
まだ。おわらない。 もうちょっとだけ。続く。
巫女さんの出番は。やっぱりない。
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 02:37:21.09 ID:XTRNx5iT0
美琴「それで、、アンタ達はいつまでそうしているつもりなのかしら、、、?」チリッ バチッ
これ以上は黙って見ていられないといわんばかりに、
美琴は妹に抱きつかれて固まっている上条の前までやってきて、両腕を組む怒りの姿勢を取っていた。
上条「えーと、、これは何ていうか、、。状況的にこうなるのは百歩譲られて有り得るとゆーか、、
名残惜しい気もしますが、先程から離れてくださるように頼んではいるのです!って、、
お、おい!!その手に持ってる見覚えのある黒い震えた剣状のモノは何なんでしょうか、御坂センセー!?」
美琴「ふーん、、、、御坂、ねぇ、、?」ブィーン
上条「は、はい? …はっ、さっきのは親しみを込めてビリビリって呼ぶのが正解だったのでせうか!?」
美琴「んな訳あるかぁぁぁぁ!!!!!!!! 死ね!3回ぐらいまとめて死ねっ!」ズバッ
上条「は、早く離れろ!御坂妹!! このままじゃ2人とも本当に、合わせて6回は死んじまうぞ!!」
顔はよく見えなかったが、しっかりと胸元に抱きついてくる御坂妹が一緒にいては
思うように右手でアレを防ぐこともできない
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 02:41:37.99 ID:XTRNx5iT0
ミコト「…その要望は却下します。とミサカはこの状況を1秒でも長く維持したいという気持ちを素直に表します」
美琴「な、何言ってるのよ、あんた。さっきは、その、資格がないとか言ってたわよね!?」
ミコト「何のことでしょうか。記憶に一切ありません。とミサカは嫉妬されているお姉様を尻目にこの状況を満喫します」
フフフ、と御坂妹が恐らく笑ったように見えたのは美琴の見間違いなどではない。
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 02:42:50.52 ID:011dEt8f0
〈》 , < ヽ > \
〈》 / ',≧ z \
〈》. ,b 厂 ̄ _Z ハ
〈》 / i l ヾミ ハ
,'⌒ヽ 〈》 ,'⌒ヽ ん i ! <! ミY .ハ
ャ 人_.§__い ノ ,' / | ! i 、 !i !  ̄ ̄` } ',
,ィチ _. ,' 〈\! ! l i ハ !|l l ト , ‐ 、 !
. ら ろ { ヽ i i !ノ| l i } l! i x≦笊斥ヽ i! Y /ヽ ! .!
乂 乂 l l ト、メl .! l l /从ノ V必rjリ ノ V ,' i ∧
ん `ー――――一´ ヽ | i i l\Vヽjムイ ` ̄ ) ル ヘ
. ら ノ i i !ヽ ∧,ィチ尖 //ハヽ /! ゝ、 /〉
`¨¨7 ヤ¨¨´ 八 ! ! V杁 V炒 〈 r‐ ' | ト-`‐ //
,' ', N i イム //ハ i ! ! i /⌒i //
. { } ゝ l ∧ __ / !メー| メ、 !⌒V { i //
ゝ、 ソ ヽト、 i ∧ ヤ ) / i レ' ! i ! V /´ `!
`¨弋八ノ¨´ ` Y ゝ ` - ,' ゝ Yー! //. i !
/〉 > / / .i ! l // 「 i {
// /イ ≧ト- イ、 イ _ l | ! // | } ト、/⌒,
// / Vヽ イ ヽ\ / 〈 ヽ ! V // ! .! i i !
// / / r‐f´ \j/ { /-‐ 、 ! i ! // V / ! .}ヽ、
/, ‐、' / /i | / /i ̄ `Y \ l l! // ゝ/ /
//{ ', /,⌒', / | l ゝ.イl l | i i i // !
, -、 ゝ V .i ', 〃\ | | | l l | l l ヽ// /
VIP列島@とある科学の超電磁砲 ーVIPPERで学園都市を作るー
http://vipquality.sakura.ne.jp/town/start.htm 【初心者ガイド】
http://vipquality.sakura.ne.jp/town/index.html
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 02:43:22.26 ID:OlDSJpCf0
カリバーン思い出した支援
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 02:46:13.96 ID:XTRNx5iT0
──ブチッ。
美琴「冗談もほどほどにしないと、温厚な私も本気で怒るわよー?」ニコニコ
さっき既に何かが切れたような音がしたのは気のせいだろうか。
上条は、美琴の泣く子も黙るニコニコ笑顔を見ながら、そんなことを考えていた。
ミコト「……ですが、あなたを困らせてまでする必要はありませんね。とミサカは渋々ながらあなたから離れます。」
上条「ほ、助かった、、。いや、しかしあれですな。
女の子ってのはやっぱり男に比べたら小さいもんだよなぁって上条さんは
再認識したというか、ドキドキしちゃいましたよ?」
美琴「?? あんたは、む、胸とか小さいほうがいいの、、、?でも男より小さいって、、?」
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 02:50:33.71 ID:XTRNx5iT0
上条の台詞に引っかかる要素があるとすれば、それより後の部分だったりするのだが。
幸いにも美琴はそこに気付くことはなく、むしろ間違った方向にドリフトしていた。
ミコト「それはねーよ。とミサカは容赦なく切り捨てます。」
美「……!!」ミ「……。…、…。」
美&ミ「……!!!」
上条「まったく、何を言ってるんだか」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 02:53:43.33 ID:XTRNx5iT0
ミコトから開放された上条は、気付かれないようにそっとその場を離れた。
離れても聞こえてくる2人の御坂の会話を聞き流しながら、大きく息を吸い込む。
そして、今日起きた色々なことを全部吐き捨てるかのように、肺を空っぽにする。
上条「全部が全部、すぐに元通りって訳にはいかねーか」
それでも上条は信じる。
きっと今まで以上に仲良くなれるはずの姉妹の姿を。
今まで以上に強い絆で結ばれるだろう姉妹の姿を。
最後に、思い出す。いや、思い出してしまった。
上条当麻の住む部屋の中で、昼間から何も食べずに主人の帰りを待つ、妹<シスター>の事を。
おしまい。
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 02:54:18.16 ID:OIZzxr1fO
うむ、素晴らしい
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 02:58:23.86 ID:NkjJszMA0
ひゃっほう
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 03:02:46.63 ID:XTRNx5iT0
姫神「読んでくれた人達に。感謝。」
姫神「わたしは、書き溜めておいた文章を。直しながら貼り付けただけ」
ペタっ
姫神「ここから先は。何もすることがないから。」
姫神「また。いつか。」
ノ
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 03:05:41.37 ID:NkjJszMA0
おつかれさん
おつ!
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 03:19:51.28 ID:OlDSJpCf0
乙
寝る乙!
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 05:46:36.66 ID:uoJNobf80
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ー‐ァ.:::::::::{ 厶イ:::ハ/ `ニ ノ.:::jノ.::::::八/.:::'でうラヽ/.:::|:::::::::::::::::::\
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∠::::::::::::八 :. \:::::/ }::j\ /.::::::/ ∧ハ|
厶イ:::::::::ーヘ ´/ノ.::::::\_/.::::::/イ }
ノイ::/i:::ハ {:::::::::::::::::::::::::::∧丿
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/ >x:::.、 \::::::::::::::::::::{'/////////\
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 05:52:10.95 ID:OIZzxr1fO
保志光
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 06:22:10.73 ID:OIZzxr1fO
もう一度保守
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 07:52:29.11 ID:uoJNobf80
保守してみる
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 09:35:08.92 ID:I5pkasYg0
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86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
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