1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
神「そうだ。お前はもうここでは面倒見切れない」
吸血鬼「…あ、あのですね、ムッシュ?私は今までここで自由気ままに暮らしてきました」
吸血鬼「地上の人間を襲うなんて、今の私じゃとても無理ですよ」
神「…これをやろう」シュッ
吸血鬼「……DVD?」
神「吸血作法マニュアル初級編だ。これを見て勉強しろ。最低限生き延びることはできる」
吸血鬼「いや、そういう問題じゃないんですよ。私は地上には行きた…」
神「さぁ…堕ちろ!」
フシュッ
吸血鬼「…くなあああああああああああい!」ヒュウウウウウ
神「まったく…困った奴だ」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 00:11:00.16 ID:ZvnFmbk90
__,,:::========:::,,__
...‐''゙ . ` ´ ´、 ゝ ''‐...
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.......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ .' ヽ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......
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゙゙゙゙゙;;;;;;;;............ ;゙ ゙; .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙
゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;............................. ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙
゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙
ノi|lli; i . .;, 、 .,, ` ; 、 .; ´ ;,il||iγ
/゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li ' ; .` .; il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
`;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `, ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙i|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 00:11:05.98 ID:ffqLnkRT0
URYYYYYYYYYAAAAAA!!!!!!!!!
神様!!上だ!!上から襲ってくるううう
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 00:13:02.35 ID:OGUDq3KrO
吸血鬼「あああああああああああ!」ヒュウウウウウ
吸血鬼「落ちたら死ぬうううううあああああ!」ヒュウウウウ
吸血鬼「そうだ…あれを使おう…!魔血乃翼!」バッ
シーン
吸血鬼「カッコつけたのに何も出ないいいいいい!怠けすぎたあああああああああっ!」ヒュウウウウウ
吸血鬼「死にたくないーっ!」ヒュウウウウウ
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 00:15:37.85 ID:n/g27BzX0
続けたまえ
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 00:16:18.50 ID:OGUDq3KrO
廃墟
男「はぁー…学校なんてだりーよ…」カシュッ
シュボッ
男「……ふー」スパァ
男「…今日はどうするかな」
男「……」
男「帰って寝るか…」スクッ
…アアアアアアア
男「…ん?」
ウワアアアアアアアアアアア
男「悲鳴?」
バリィイイイイン
吸血鬼「ああああああああああ」
男「!?」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 00:19:49.10 ID:z6tOf9zj0
支援
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 00:19:53.19 ID:OGUDq3KrO
ガシャアアアアン
男(…ウソだろ?)
男(ステンドグラスの雨とか)
男(刺さったらやべぇじゃん)
男(つーかなんだよあれ…何が降ってきたんだ?)
男(…人?)
男「まさかそんなはずないよな…」ソローリソロソロ
吸血鬼「」
男「頭が床にめり込んでる…」
男(…なにこの真っ黒フリフリの服。ゴスロリってやつか?)
男「人形?」
吸血鬼「」バタバタ
男「うぉ!」ビクッ
期待してるんだけど、遅いw
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 00:23:46.58 ID:OGUDq3KrO
吸血鬼「」バタバタ
男「なんかめっちゃ動いてる!怖ッ!」
吸血鬼「」ピタッ
男「ん…?」
吸血鬼「」ブンブンッ
男(なんだ?腕振ってら)
ガシッ
男「足捕まれたぁ!」
吸血鬼「」スッスッスッ
男「な、なんだよ…字ぃ書いてんのか?」
H E
男「……」
吸血鬼「」スススッ
L P
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 00:24:42.28 ID:n/g27BzX0
でも何故吸血鬼が上にいるんだ?
……吸血鬼の性別は?(´Д`*)
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 00:26:48.01 ID:OGUDq3KrO
男「く……りゃぁああ…」グググ
吸血鬼「」バタバタ
男「暴れんなよ!今抜いてやるから!」グググ
吸血鬼「」グググ
男「おらぁ!」グイッ
スポッ
吸血鬼「……ぷあっ」
男「……」
ドサッ
男(…女?)
吸血鬼「……」パチパチ
男「おい、あんた…だいじょ」
吸血鬼「生きてたああああああ!」
男「!!」ビクッ
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 00:27:46.87 ID:QS44TV5K0
なんだジョジョスレじゃあなかったのか
支援ンンンンッ!
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 00:28:47.13 ID:n/g27BzX0
>>男(…女?)
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
支援
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 00:29:01.70 ID:hAcvcz7Q0
| 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i | |
〉―_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
|,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|
. r´`ヽ / `"""`j/ | |くゞ'フ/i/ かけ
. |〈:ヽ, Y ::::: ,. ┴:〉: |/
. \ヾ( l ヾ::::ノ |、
j .>,、l _,-ニ-ニ、, |))
! >ニ<:| 、;;;;;;;;;;;;;,. /| ___,. -、
| | !、 .| | ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ| | ヽ\ _,..:::::::. / .| `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
..|.| | :::::ヽ<::::::::::::::::>゛ |_ _,.-''"´ / ̄,./´ ゝ_'ヲ
..| | | _;;;;;;;_ ̄ ̄ |  ̄ ̄ / _,. く / ゝ_/ ̄|
:.ヽ‐'''!-‐''"´::::::::::::::::: ̄ ̄`~''‐-、_ / にニ'/,.、-t‐┴―'''''ヽ
\_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ / / .(_ヽ-'__,.⊥--t-⊥,,_
\  ̄\―-- 、 _::::::::::::::::::::__::/ / /  ̄ ) ノ__'-ノ
\ \::::::::::::::`''‐--‐''´::::::::::/ / / / ̄ rt‐ラ' ̄ ̄ヽ ヽ
ヽ ヽ\ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ゝニ--‐、‐ |
l ヽヽ \:::::::::::::::::::::::::::::::/ /‐<_ ヽ |ヽ
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 00:29:10.46 ID:MZBlcQTE0
心臓に杭を刺されると吸血鬼は死ぬとか聞いた事あるが普通そんな事されたら吸血鬼じゃなくても死ぬよなw
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 00:30:38.25 ID:OGUDq3KrO
吸血鬼「生きてた!生きてたよ私!九死に一生スペシャルだ!」
男「……」
男(なんだこいつ…いきなり空から降ってきたかと思えば首から上が床にめり込んで、抜いてやったら生きてた!って…)
吸血鬼「……?」クルッ
男「!」
吸血鬼「あなたですよね。抜いてくれたの」
男「あ、はい、そうです…」
吸血鬼「失礼ですけど、ここはどこでしょう」
男「教会だよ…元、か?」
吸血鬼「いや、国名」
男「え?に…日本だけど」
吸血鬼「ほーぅ。ここが侍の国、ジャパンですか」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 00:30:42.53 ID:zGDRspSi0
鉄アレイで吸血鬼を殴り続けると死ぬ
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 00:31:16.19 ID:QS44TV5K0
ジャパァァァァァアアアン!
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 00:32:14.47 ID:qPVmJOfw0
つ姫神
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 00:33:22.85 ID:OGUDq3KrO
男「え、あ、はい」
吸血鬼「あなたは命の恩人です。ぜひ名前をお聞きしたい」
男「男、です」
吸血鬼「いい名前ですねぇ」
男「えっと、あなたは…」
吸血鬼「私のことはどうでもいい。それでは失敬!」ビシッ
フラッ
吸血鬼「ありゃ?」
ドサッ
男「……」
吸血鬼「そ、そこの殿方…手を貸してくれませんか…」
男(なんだこいつ!?)
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 00:35:08.34 ID:M4dcSB9+0
バリバリジャパニーズで話しかけておいてここはどこも無いだろww
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 00:37:13.35 ID:OGUDq3KrO
吸血鬼「いやぁ面目ない。二度も命を救われるとは」
男「別にそんなつもりはなかったんだけど…」
吸血鬼「あなたがいなかったら、たぶん頭抜いた時点でダウンしてましたよ」
男「さっきの、立ちくらみですか?」
吸血鬼「たぶん。エネルギーが足りないんでしょうね。翼も生えなかったし」
男「はぁ…」
吸血鬼「そこでミスター!私の命を三度救ってはいただけまいか?」
男「はぁっ?」
吸血鬼「少し食事を採らせていただきたいのです。なぁに、痛いのは一瞬だけ…」グパァ
男「へっ?牙?」
吸血鬼「いただきま〜す」
ガブリ
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 00:38:02.59 ID:hAcvcz7Q0
| 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i | |
〉―_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
|,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|
. r´`ヽ / `"""`j/ | |くゞ'フ/i/ ガブリ!!
. |〈:ヽ, Y ::::: ,. ┴:〉: |/
. \ヾ( l ヾ::::ノ |、
j .>,、l _,-ニ-ニ、, |))
! >ニ<:| 、;;;;;;;;;;;;;,. /| ___,. -、
| | !、 .| | ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ| | ヽ\ _,..:::::::. / .| `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
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:.ヽ‐'''!-‐''"´::::::::::::::::: ̄ ̄`~''‐-、_ / にニ'/,.、-t‐┴―'''''ヽ
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\  ̄\―-- 、 _::::::::::::::::::::__::/ / /  ̄ ) ノ__'-ノ
\ \::::::::::::::`''‐--‐''´::::::::::/ / / / ̄ rt‐ラ' ̄ ̄ヽ ヽ
ヽ ヽ\ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ゝニ--‐、‐ |
l ヽヽ \:::::::::::::::::::::::::::::::/ /‐<_ ヽ |ヽ
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 00:41:31.86 ID:OGUDq3KrO
男「ぐああっ!」
吸血鬼「……」ゴクゴク
男「あっ…うがああああ!」
吸血鬼「むぅ…」ゴクゴク
男「あああああっ!」
吸血鬼「ぷはぁ。食事おーわり」ズポッ
男「あ……ぐぅ」ドサッ
吸血鬼「…あなたの血、まずいですねぇ」
男「血…?」
吸血鬼「あ、申し遅れました。私、吸血鬼です。先ほどは名乗らないつもりでしたが、食事の礼として…」
男「……きゅうけつき?」
男(名乗ってねーじゃん)
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 00:42:42.09 ID:qPVmJOfw0
つアンデルセン
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 00:45:19.40 ID:raVOTex60
从 ヽ / ミ,',',',',',','刈
メメ ,ィ '二 ヽ 、 l l ,ィ'ニ二こ入 ヽ!,',',',',','N
刈〃 ´,ィ ´`ーこュ,.八 ,,〃,ィ',ニ,'ヽ、 .ヽ!,',',',',刈
/ ヽ ,r==t、/ /´ e `ヽヽ ヘ,',',',','IV
r==l lィl⌒ト l 廴___ノ l==t!,',',',','ト`
./ ハ / l l .ヽ 、.,_ ノ l,',',','从
ヽ ____ノ l l__l l `ー弋く" l,',ィ1'`
l / l ヽ .l ヽヽ Y,r1|
メ l/ l .ヽl ヽ \ミ l/ .l !
刈 、. ! > ヽ ヽj メ/
.l刈 ` - - ' ,ィ1 ヽ l //
..l刈:, 弋ー--- ────一 ' "´ レ' ,;刈//
. 川 ヽ-┼十十十十十─十 ナメ 川ノ!
`ヽ川 `ー------------‐一’ 川メl/
l ヽ川 ` ー -- ─── -- 一 '´. i川/ l
l .弌川 川川メ" .l
l. ___守川川川川川川川川川メ--、 l
, - '´ `:弌川川川川川川川メ x ` '-、
l `下川川川川刈メ" / ` '-、
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 00:46:03.19 ID:OGUDq3KrO
吸血鬼「突然すみませんね。いやしかし、これでかなり動けるようになった。体が軽い軽ーい!」ピョンッ
男「……えっ」
吸血鬼「ふふふ…」ビュオオ
ストッ…
吸血鬼「…20mってとこですかね。天井が抜けてなかったら頭をぶつけていた」
男「……」パクパク
吸血鬼「さて殿方、まだ動けませんか?最初の傷はすぐにはふさがりませんが、痛みは取れるはずです」
男「……っ」ズキッ
吸血鬼「もしかしてまだ痛い?すみませんねぇ。生身の人間の修復スピードはよく分からないんですよ」
男「なんだよ…あんたは」
吸血鬼「だから…吸血鬼ですよ。キューケツキ!」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 00:46:16.21 ID:HOMrmLy30
吸血鬼って神に堕とされた存在じゃないけどね?
31 :
さくや:2010/01/06(水) 00:47:53.76 ID:eU/TAulI0
おぜう様と聞いて
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 00:48:27.98 ID:AZmfxLyH0
男は童貞か?
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 00:50:21.63 ID:OGUDq3KrO
男「吸血鬼…?」
吸血鬼「そうです」
男「じゃあ何、俺は血を持ってかれたのか?」
吸血鬼「そうです」
男「へー、そう…」
男(頭がボーッとする…)
吸血鬼「私はね、さっきまで天界にいたんですよ」
男「てんかい…」
吸血鬼「そうです。天界。しかしですね、何を思ったか、そこの神様に追放されてしまったんですね。よく分からないんですけど」
男「かみさま…」
吸血鬼「なんでも『これ以上面倒見切れない』んだそうで。説明が足りないんだっつーの。神様のバーカ」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 00:55:46.76 ID:OGUDq3KrO
男(何かこいつヤバそうだな。新手の宗教か?)
吸血鬼「とにかく私は、ここに堕とされちゃったんですね」
男「……」
吸血鬼「……もしもーし」ツンツン
男(死んだフリ死んだフリ…)
吸血鬼「…死んじゃったのかな」ゴソゴソ
男(フフフ…バカめ!簡単に引っ掛かった!)
吸血鬼「首の傷は…」スッ
男(!手ぇ冷たっ!)
吸血鬼「まだぬるーい血が出てきてる…。死んでないな?」
男(ぎくっ)
吸血鬼「……ムッシュ。起きてください」
男「……なんだよ。俺をどうする気だよ」
吸血鬼「やっぱり生きてた」
男「……」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 00:58:47.71 ID:OGUDq3KrO
吸血鬼「別にどうしようってわけじゃありませんよ。あなたは今ここで偶然出会っただけの一般ピーポーです」
男「……」
吸血鬼「私はこのままなんとかして天界に戻るつもりですので。では」スタスタ
ガシャン
吸血鬼「?」
男「?」
吸血鬼「空からテレビが降ってきた…」
神『吸血作法マニュアル初級編だ』
吸血鬼「…せっかくだから、見ておこうかな」
ウィーン
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 01:04:48.03 ID:OGUDq3KrO
♪テレテレッ テレテテンッ
『やぁ!吸血作法マニュアル初級編をご覧のみんな!ドラキュラ兄さんだよ!』
男「…なんだ?」ムクッ
吸血鬼「……」
『このDVDを見てるということは、無事に最初の人間を襲うことができたわけだね!お兄さんは嬉しいぞ!』
男(俺のこと…だよな?)
『さぁ!その人間から絶対に離れてはいけないぞ!君はその人間以外の血を吸うことができなくなった!』
男「えっ!?」
吸血鬼「カモン!ミスター」グイッ
男「は…!?」グンッ
男(体が勝手に…)
スベシャ
吸血鬼「…大丈夫ですか?」
男「……」
男(今、何したんだ?こいつ…)
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 01:12:43.62 ID:OGUDq3KrO
『さぁ、地上に堕とされた君たちは、当分天界に戻りたいわけだよね!』
吸血鬼「……」コクコク
『しかし!君たちは天界における「危険度」が特別に高いメンバーだ!』
吸血鬼「危険度が高い!?私が!?」
男(うるせーな…)
『ただじゃ天界には戻ってこられないぞ!』
吸血鬼「なんでどーして意味分かんない!」キーッ
男(うるせーなホント)
『君が天界に戻るには、一定のノルマ以上のメンバーを倒さなくちゃいけない!それも、最初に吸血した人間と共にだ!』
吸血鬼「はぁっ?一定のノルマ?メンバーを倒す?」
男(マジうるせぇ…)
『ノルマの数とメンバーの位置を特定できるリストバンドを、各メンバーに配布するぞ!戦闘については、それに付属している「中級編」を見てくれ!』
吸血鬼「リストバンド…中級編…??」
『では、アディオス!』
プツッ
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 01:16:13.51 ID:OGUDq3KrO
吸血鬼「…あああああ意味が分からないいいい!なんなんだこりゃああああああ」
男「さっきからやかましいわっ!」クワッ
吸血鬼「!」
男「聞いてたぞ!何かよく分からんが、俺は巻き込まれた可哀相な一般ピーポーみたいだな!」
吸血鬼「は、はぁ…」
男「俺は何すりゃいいんだ!」
吸血鬼「…えっと…私と同じように天界から堕とされたメンバーを倒す…?」
バサッバサッ
吸血鬼「!?」バッ
?「ジィーッ!ジジジーッ!」
吸血鬼「魔血鳥!?」
男「マケツチョウ??」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 01:17:17.33 ID:MZBlcQTE0
さるさん回避
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 01:20:14.28 ID:OGUDq3KrO
魔血鳥「ジジーッ!ジジジーッ!」
吸血鬼「そのポシェットに入っているのは…」
パカッ
吸血鬼「リストバンドと…DVD…」
魔血鳥「ジジッ!」
吸血鬼「……」カチャ
ウィーン
男「……」
♪テレテレッ テレテテンッ
『やぁ!吸血作法マニュアル中級編をご覧のみんな!ドラキュラ兄さんだよ!』
男「また始まった…」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 01:26:23.51 ID:OGUDq3KrO
『このDVDを見てるということは、自分たちがどういう境遇におかれているのか、既に理解できてるということだよね!』
吸血鬼「理解不能!理解できませんっ!」
男「静かにしてくれよ…俺も見てるんだから…」
『さぁ、DVDと一緒に届いたリストバンドを腕にSetしてくれ!二つあるから、人間もSetすること!』
男「お、俺も?」
吸血鬼「はい」ポイッ
男「……普通の黒いリストバンドだよな」スッ
『Setしたら、真ん中の赤いボタンを押そう!』
吸血鬼「ボタン…これですね」プチッ
ブォン
吸血鬼「わっ」
男「ホログラム映像!?」
『今映し出されているのは、君たちの現在位置だ!常に周囲500mの様子も一緒に表示されるぞ!』
男「教会…ホントだ…」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 01:31:26.27 ID:OGUDq3KrO
境遇ってなんだ
状況だよ
『もう一度ボタンを押そう!』
男「……」ポチッ
フォンッ
男「変わった…」
吸血鬼「…帰界までのノルマ、7?」
『表示されているのは、君たちが倒さなくちゃならない他のメンバーの最低限の数だ!この数はとても重要だぞ!』
吸血鬼「7人倒さなくちゃいけないってことですか?」
『このノルマをこなせば、君たちは無事に天界に帰れるぞ!ただし失敗すれば…一生そこで暮らすことになる!』
吸血鬼「一生…」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 01:35:06.86 ID:hAcvcz7Q0
| 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i | |
〉―_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
|,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|
. r´`ヽ / `"""`j/ | |くゞ'フ/i/ かわいい吸血鬼なら・・・
. |〈:ヽ, Y ::::: ,. ┴:〉: |/
. \ヾ( l ヾ::::ノ |、
j .>,、l _,-ニ-ニ、, |))
! >ニ<:| 、;;;;;;;;;;;;;,. /| ___,. -、
| | !、 .| | ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ| | ヽ\ _,..:::::::. / .| `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
..|.| | :::::ヽ<::::::::::::::::>゛ |_ _,.-''"´ / ̄,./´ ゝ_'ヲ
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:.ヽ‐'''!-‐''"´::::::::::::::::: ̄ ̄`~''‐-、_ / にニ'/,.、-t‐┴―'''''ヽ
\_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ / / .(_ヽ-'__,.⊥--t-⊥,,_
\  ̄\―-- 、 _::::::::::::::::::::__::/ / /  ̄ ) ノ__'-ノ
\ \::::::::::::::`''‐--‐''´::::::::::/ / / / ̄ rt‐ラ' ̄ ̄ヽ ヽ
ヽ ヽ\ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ゝニ--‐、‐ |
l ヽヽ \:::::::::::::::::::::::::::::::/ /‐<_ ヽ |ヽ
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 01:37:55.12 ID:OGUDq3KrO
『このノルマは、場合によっては増えたり減ったりする!そこをうまく利用すると、いいかもしれないね!』
男「増えたり」
吸血鬼「減ったり?」
『さぁ、もう一度ボタンを押すんだっ!』
吸血鬼「…えいっ」ポチッ
フォンッ
男「また変わった」
『その少し粗末なマップには、最短距離にいる相手が表示されているぞ!右上の数字がそこまでの距離。左上にわりと大きく表示されているのが、相手の特徴だ!』
吸血鬼「……包帯男?」
『さぁ、リストバンドの使い方は分かったね?ちなみにこれを1時間以上外していると、強制的にノルマ達成が不可能になる!人間の場合も同じだぞ!』
男「なくしたりしたら大変だな」
『肝心の戦い方は、配布する上級編を見てくれ!それでは、チャオ!』
ブツッ
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 01:49:56.59 ID:syep9LX80
カラ=キタイ
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 01:50:56.41 ID:n/g27BzX0
支援
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 01:54:07.92 ID:OGUDq3KrO
吸血鬼「…次に配布する、って」
魔血鳥「ジ…ジジ…」プルプル
吸血鬼「ん?」
魔血鳥「ゲロォ…」ボトボト
男「なんか吐いた!」
吸血鬼「DVD!なんでもありですね、まったく…」カチャ
ウィーン
♪テレテレッ テレテテンッ
『やぁ!吸血作法マニュアル上級編をご覧のみんな!ドラキュラ兄さんだよ!』
吸血鬼「ドラキュラ兄さんこんにちは」
男「挨拶いるか…?」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 01:55:14.75 ID:OGUDq3KrO
『さっそくだけど、中級編でも話した通り、戦い方の説明をします!』
男「戦い…」
『君たちに一つずつ武器を配布したよ!このDVDの再生が終わったら、是非使ってみてね!』
魔血鳥「ジジ…」
吸血鬼「あいつの足下の球が怪しいですね…」
『まず、各メンバーは最初に吸血した人間と共に行動しなくちゃならない!なぜなら君たちはその人間以外の血を飲むことができなくなったからだ!』
吸血鬼「あのまずい血しか飲めないのかぁ…」
『君たちはリストバンドを見て、相手を見つける。そうしたら相手の元に向かって、いざ、勝負!』
男「……」
『戦い方は各々の自由だ!そしてルールはただ一つ!どちらかが負けを認める、もしくは戦闘不能になったら、リストバンドを奪うこと!そうしないとノルマは減らないぞ!』
吸血鬼「各々の自由、ですか」
『以上で、吸血作法マニュアルシリーズはおしまいっ!吸血作法なんて一つも教わってない!なんて言わないこと!それでは、アリーヴェデルチ!』
ブツッ
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 01:56:35.55 ID:hAcvcz7Q0
| 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i | |
〉―_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
|,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|
. r´`ヽ / `"""`j/ | |くゞ'フ/i/ ドラキュラ兄さんこんにちは!
. |〈:ヽ, Y ::::: ,. ┴:〉: |/
. \ヾ( l ヾ::::ノ |、
j .>,、l _,-ニ-ニ、, |))
! >ニ<:| 、;;;;;;;;;;;;;,. /| ___,. -、
| | !、 .| | ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ| | ヽ\ _,..:::::::. / .| `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
..|.| | :::::ヽ<::::::::::::::::>゛ |_ _,.-''"´ / ̄,./´ ゝ_'ヲ
..| | | _;;;;;;;_ ̄ ̄ |  ̄ ̄ / _,. く / ゝ_/ ̄|
:.ヽ‐'''!-‐''"´::::::::::::::::: ̄ ̄`~''‐-、_ / にニ'/,.、-t‐┴―'''''ヽ
\_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ / / .(_ヽ-'__,.⊥--t-⊥,,_
\  ̄\―-- 、 _::::::::::::::::::::__::/ / /  ̄ ) ノ__'-ノ
\ \::::::::::::::`''‐--‐''´::::::::::/ / / / ̄ rt‐ラ' ̄ ̄ヽ ヽ
ヽ ヽ\ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ゝニ--‐、‐ |
l ヽヽ \:::::::::::::::::::::::::::::::/ /‐<_ ヽ |ヽ
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 01:57:00.21 ID:M4dcSB9+0
けんぷファーを髣髴とさせるいい加減な設定w
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 02:02:02.81 ID:OGUDq3KrO
男「……」
吸血鬼「……」
魔血鳥「ジジーッ!」バサバサ
吸血鬼「あ…」
バサバサバサ
吸血鬼「行っちゃいましたよ…魔血鳥」
男「あれって何なんだ?」
吸血鬼「私たち吸血鬼一族に代々仕えてきた神獣です。今のはたぶん落ちこぼれでしょうけど」
男(吸血鬼一族…)
ピキピキッ
男「…ん?」
吸血鬼「あ…さっきの球が」
パキィン
男「中から何か飛び出した!?」
吸血鬼「…これは」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 02:06:31.46 ID:OGUDq3KrO
ゴロンッ
男「…バット?」
吸血鬼「…バット、ですね」
男「……」ソーッ
男「……」パシッ
男「ただのバットなのか?少し重い気がするけど…」ブンブン
吸血鬼「専用のケースみたいなやつまで付いてますよ」
男「……」ピタッ
『君たちに一つずつ武器を配布したよ!』
男「…これが、武器??」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 02:11:05.15 ID:OGUDq3KrO
吸血鬼「ちょっと貸してくださいな」
男「……」スッ
吸血鬼「むー…」ブンブン
男「ただのバット、だよな…」
吸血鬼「あっ!」スポッ
男「あっ!いきなり何して…」
ドゴォン!!!
吸血鬼「……え」
男「……壁に穴が」
シュウウウウウ
吸血鬼「…ただのバットじゃないみたいですよ。これ」カランカラン
男(…えええっ?これ俺が常備すんの?)
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 02:14:25.64 ID:syep9LX80
紫衣
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 02:14:56.57 ID:3094PQS/0
エスカリボルグか
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 02:15:41.83 ID:OGUDq3KrO
男「はーっ…意味分かんねー…。何なんだよこれ…」
吸血鬼「…ミスター」
男「…ミスターじゃない。男。さっき言ったろ」
吸血鬼「そうでしたね。では、男さん」スッ
男「ん…?何よその手は」
吸血鬼「握手を」
男「何の」
吸血鬼「…私が天界に帰るために、手を貸してくれるんじゃないんですか?」
男「んなこと誰が言ったよ」
吸血鬼「……」
男「…まぁ、いいけどさ」スッ
吸血鬼「!」
男「よろしく」グッ
吸血鬼「こちらこそ」グッ
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 02:20:38.08 ID:OGUDq3KrO
男「…っと、握手はしたけど」
吸血鬼「何ですか?」
男「分からないことが多すぎる。お前は一体、何者なんだ?」
吸血鬼「…そういうときはね、自分のことから話すもんですよ」
男「俺が話した、お前も話すか?」
吸血鬼「はい」
男「……俺は、男って名前で、普通の人間。一般人」
吸血鬼「年齢は?」
男「…16」
吸血鬼「若いんですねぇ。学生ですか」
男「…学校、行ってねーけど」
吸血鬼「そりゃなんでまた」
男「つまんねーから」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 02:24:02.43 ID:n/g27BzX0
,ィ:.、 ,ィ ヽ
./;'゙ ヽ.ヽ.、 ,.r゙/´゙ ; ゙:、
.r'/゙ ヽ.,ヽ、 // ゙; l,
!.;゙ ,. > ヽ~ ゝ.. _ .; l,
i.l゙ /゙ ,.、ッr''~ゝ、_,.、 `ヽ ! l
{.! / ,、.ノ ;' ; ' ; `ー'ヾ `ヾ |、
|,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|
. r´`ヽ / `"""`j/ | |くゞ'フ/i/
. |〈:ヽ, Y ::::: ,. ┴:〉: |/ 最近人間の間で流行っているというアクセサリーを付けてみた。支援。
. \ヾ( l ヾ::::ノ |、
j .>,、l _,-ニ-ニ、, |))
! >ニ<:| 、;;;;;;;;;;;;;,. /| ___,. -、
| | !、 .| | ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ| | ヽ\ _,..:::::::. / .| `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
..|.| | :::::ヽ<::::::::::::::::>゛ |_ _,.-''"´ / ̄,./´ ゝ_'ヲ
..| | | _;;;;;;;_ ̄ ̄ |  ̄ ̄ / _,. く / ゝ_/ ̄|
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 02:25:24.36 ID:OGUDq3KrO
吸血鬼「つまらない」
男「そ。だから一日中暇こいてこんなとこにいるんだよ」
吸血鬼「へーぇ。…何だか私に似てますね」
男「?」
吸血鬼「私も天界じゃ、何もせずにボーッとしてばかりでした。まともに血を飲んだのも久しぶりです」
男「…ふーん」
吸血鬼「男さんの話はそれだけですか?」
男「…他に何か聞きたいこと、あんの?」
吸血鬼「うーむ……あっ」
男「ん?」
吸血鬼「どうしてあなたの血はそんなに不味いんですか」
男「知らんよ」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 02:30:07.11 ID:OGUDq3KrO
吸血鬼「あなたの血…酷い味がするんですよね…」ジロジロ
男「んなこと言われたって…」
吸血鬼「…あっ!」バッ
男「うわっ!何すんだ!」
吸血鬼「何ですかこれは!」
男「……タバコ」
吸血鬼「声が小さい!もう一回!」
男「タ・バ・コ!」
吸血鬼「通りで血が不味いワケだ。あのですね。ニコ中の血ってのは、基本的に口に合わないんですよ…」
男「じゃあ飲むなよ」
吸血鬼「飲まないと死ぬんですよ」
男「…次、お前の話」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 02:31:52.30 ID:syep9LX80
きたい
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 02:34:34.63 ID:n/g27BzX0
∧ ∧
(・ ∀・)y─┛~~ 支援
ノ( へ へ
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 02:36:25.72 ID:OGUDq3KrO
吸血鬼「あー…名前は、吸血鬼」
男「待て待て待て。ないのか。名前」
吸血鬼「いやだから吸血鬼…」
男「それは種族?だろ」
吸血鬼「じゃあ名前はありません」
男「ないってお前…」
吸血鬼「付けてください。名前。せっかくですから」
男「……えー。吸血鬼だから、キューちゃん」
吸血鬼「却下」
男「じゃあ……」
男「……カーミラ。いや、カミラ」
吸血鬼「カミラ?」
男「カミラ」
吸血鬼「…ま、いいでしょう」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 02:42:29.79 ID:OGUDq3KrO
カミラ「名前はカミラ。吸血鬼。性別は雌。年齢は1728歳」
男「せんななひゃくにじゅはっさい?」
カミラ「100で割れば、それが人間年齢です」
男「17か…俺の一個上」
男(…一個上?)
男(…金髪ロングで)
男(…顔は、まぁ普通に美少女だな)
男(全体的に華奢って言うか…)
男(間違いなくAカップの貧乳)
男(……服装はゴスロリ)
男(なかなかないわ。こういう奴)
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 02:47:06.70 ID:OGUDq3KrO
カミラ「何ですかじろじろと」
男「いや…別に」
カミラ「あ、そうそう。私は吸血鬼だから、これからも血をもらいますよ」
男「え…。やだよ。あれ痛いし」
カミラ「大丈夫ですよ。すぐに慣れます。それに、一週間に二回程度です。ほんの数秒ちゅーってやるだけですから」
男(ちゅーって…)
男「…そ、そうだな。それなら、いいか」
カミラ「力が足りなかったりしたら、血ぃもらいますけど」
男「力?」
カミラ「飛んだりするのに、いるじゃないですか」
男「は?」
カミラ「吸血鬼一族だけの話でした…」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 02:55:35.76 ID:OGUDq3KrO
男「なんだよ。気になるだろ」
カミラ「話します、話しますよ…」
カミラ「私たち吸血鬼は、生まれつき7つの能力を使う素質を持っているんです」
男「7つの能力!」
カミラ「飛行能力『魔血乃翼』」バサァ
男「おお…翼が生えた!」
カミラ「この翼を含めて、能力は全て血液で構成されています。だからいざって時に血液が足りないと、能力を使えないんです」
カミラ「そうなったら困るから、戦いの前にはガブッとやるかもしれません」
男「…7つあるんだからさ、もう1つくらい見せてくれよ」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 02:57:03.12 ID:OGUDq3KrO
カミラ「それじゃ、さっきあなたを引きずった見えない手の能力を…」
カミラ「対遠距離能力『魔血乃碗』」
男「……?」
ボゴン!
男「!」
カミラ「見えない手で地面を殴ったんですよ」
男「すげーな…」
カミラ「まぁ私はあんまり怠けてたものですから、5つしか使えないんです」
男「えっ」
カミラ「でも私は、この能力で勝ち抜きますよ…」
男「…そっか」
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 02:57:35.70 ID:syep9LX80
作者の都合ですねわかりま(ry
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 03:02:34.27 ID:OGUDq3KrO
『魔血乃碗』じゃなくて『魔血乃腕』だった
男「…なぁ」
カミラ「何ですか?」
男「…まだ、ピンと来ないんだけど」
カミラ「私もです。ただ、今言えることは…」
カミラ「…私があなたなしじゃ生きられなくなってしまった、ってことです」
男「…俺、重要な役なんだな」
カミラ「あなたは私のライフラインなんですよ」
男「嬉しくない」
カミラ「ですよね」
男「…待てよ。ってことはお前は」
男「24時間、俺と一緒に行動すんのか?」
カミラ「24時間、あなたと一緒に行動しますよ?」
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 03:06:55.58 ID:OGUDq3KrO
男「それはやばいって」
カミラ「なぜ?」
男「いや、ウチだってちゃんと家族いるしさ」
カミラ「事情を話して何とかしてもらえませんかね」
男「えーっ…」
カミラ「……」ジーッ
男「そんな真っ直ぐな瞳で俺を見るなよ…」
カミラ「お願いします。このままじゃ私、マジでヤバいんです」ガバッ
男「わ、分かった!分かったから!土下座はやめろ!」
カミラ「どうも」
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 03:11:00.03 ID:OGUDq3KrO
眠い
男「…どうする?もう帰るか?」
カミラ「私はどっちでも構いませんよ」
男「なぁ…お前ってさ、吸血鬼なんだよな」
カミラ「はい」
男「日光に弱かったりするの?」
カミラ「だからこんな格好してるんですよ。肌の露出は一切なし!」
男「…冬だし、大丈夫、だよな?」
カミラ「言ってもあれですよ。長時間同じ箇所を日の下に晒し続けてるとそこが焦げだしたりしますけど、普通に生活する分には全然問題ないです」
男「ホントかよ?」
カミラ「…たぶん」
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 03:15:10.90 ID:syep9LX80
もうねろよ
無理スンナ
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 03:16:57.32 ID:OGUDq3KrO
男「心臓に杭打つと死ぬのか?」
カミラ「生きてられる生物がいたらビックリですよ」
男「首を切り落とすと?」
カミラ「だから生きてられる方がおかしいんですって」
男「十字架とか怖いのか?ニンニクは?」
カミラ「十字架は普通にオシャレだと思いますよ。ニンニクはそのままじゃ喰えないかな」
男「…銀の弾丸は?棺桶で寝るのか?」
カミラ「銀じゃなくても弾丸は普通にヤバいでしょうよ。寝るときはふかふかの布団がいいです」
男「…普通の人じゃん」
カミラ「なんでガッカリするんですか…」
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 03:22:19.43 ID:OGUDq3KrO
男「なんかつまんないな」
カミラ「高望みしすぎですって。私たちだって、地上の人間が植え付けた吸血鬼のイメージには正直ビビってんですよ」
男「へぇ…」ストン
カミラ「どうしました?」
男「ちょっと疲れた」
カミラ「そうですか。じゃ、やっぱり帰りますかね」
男「ウチはなぁ…やっぱ大変だろうなぁ」
カミラ「それじゃ私をこの教会に置き去りにして行くんですか?」
男「…それはダメだな」
カミラ「なら、お邪魔させてください」
男「分かった分かった。…あ」
カミラ「?」
男「遮光カーテンとか、買ったほうがいいのか?」
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 03:24:18.68 ID:OGUDq3KrO
ダメだ眠い
ここまでにします
朝残ってたら、続きを書きます
でもぶっちゃけ行き当たりばったりだから、すぐ逃げるかもしれん
逃げるかもしれないなら保守しない
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 03:27:28.96 ID:OGUDq3KrO
じゃあ逃げない
なるようになるさ
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 03:31:02.34 ID:n/g27BzX0
逃げになら保守
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 03:34:33.61 ID:puZFFwnXO
ホワイトアッシュの杭を心臓に打ち込んで殺すって玲理が言ってた
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 04:21:29.11 ID:nRXHgmcI0
ほ
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 05:18:19.46 ID:fHHd55ST0
ほ
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 05:39:02.64 ID:8MbsgUPt0
ピーマンに弱い吸血鬼が好き
さて
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 08:42:53.55 ID:/T3PG01zO
ほ、ほーっ、ホアアーッ!!
ほほーっ保守ちゃあぁぁぁぁぁぁん!
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 08:48:27.41 ID:OGUDq3KrO
保守ありがとうございます
5レスで済んだってのは徹夜したからですね
もうしばらくしたら再開します
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 08:51:09.79 ID:/s8QsDTj0
魔血鳥がなぜか田中星人の中の鳥のイメージだったわ
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 09:48:15.05 ID:Q5uDmWjr0
ほ
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 10:35:34.23 ID:OGUDq3KrO
男「……」ガチャガチャ
カミラ「…おっきな家だなぁ」
男「普通だよ。普通…」ガチャ
男「入って。靴は持ってけ」
カミラ「この靴サイズ合わないんですよね…ぶかぶかってほどでもないんですが」
男「知らんよ…」
カミラ「お邪魔します」
男「…二階の右の部屋が、俺の部屋だから」
カミラ「はいはい♪」
ガチャ
カミラ「…なるほど。遮光カーテンの心配をするわけだ」シャッ
カミラ「日当たり良好、駅まで徒歩10分ってとこですかね…」
カミラ「……ん〜っ」ノビーッ
カミラ「地上暮らしは初めてだけど、何とかなるか」ゴロン
カミラ「……ぐぅ」
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 10:40:29.77 ID:OGUDq3KrO
男「女の子入れたことないから、何出せばいいのか分かんないな…」
男「とりあえずお茶…」ガチャ
カミラ「ぐぅ……」
男「……寝てるよ。何この子」
カミラ「…むにゃ」
男「……ま、いいか。お茶、置いておくからな」コトッ
男「溶けたりすんなよ」
バタン
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 11:02:38.40 ID:J9GFxqnK0
エロはまだか
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 11:24:04.24 ID:OGUDq3KrO
男「…なんか急に暇になったなぁ」
男「まだ昼前だし…」
男「……」
男「テレビでも見てるか」ピッ
ブゥーン
男「…この時間はニュースしかやってねーか」
男「ん?」ピタッ
『さきほど○○市内の住宅街にて…』
男「…家の近くじゃん」
『住民二人が何者かによって襲われ、現在意識不明の重体…』
男「……え」チラ
男「まさか、な…いや、でも、一応リストバンドで確認を…」プチプチ
フォンッ
男「包帯男…距離…」
男「400m!?」
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 11:30:29.63 ID:OGUDq3KrO
男「やばい…!どんどん近づいてる…」
男「どうする?逃げるか?戦うか?」
男「……」
男「とにかく、あいつを起こさねーと!」ダッ
包帯男「アノ家ダナ…」モゴモゴ
?「あなたねぇ…関係のない人たちをいきなり襲うのはどうかと思うよ」
包帯男「次カラハ…気ヲ付ケル…」モゴモゴ
?「…スカッとしたけどね」ニタァ
男「起きろ!吸血鬼!カミラ!!」バン
カミラ「むにゃむにゃ…もう少しぃ…」
男「起きろって!敵が来たんだ!やられるぞ!」
カミラ「……敵」パチッ
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 11:34:45.29 ID:OGUDq3KrO
男「よし、起きたな!」
カミラ「誰ですか?」
男「えっと、包帯男」
カミラ「特徴は?」
男「大きな体、全身包帯でぐるぐる巻き…」
カミラ「十分すぎますね。行きましょう。バット持って」スッ
男「あ、ああ…」ヒョイッ
カミラ「初戦は私が制しますよ」
男「……」
男(そうだ。これに勝たなきゃ、何も始まらない…)
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 11:42:36.64 ID:OGUDq3KrO
包帯男「…アノ家ダナ」
?「…待って!出て来た!」
男「……いた」
カミラ「あいつですか…。確かにデカい」
包帯男「……戦闘開始ダナ。マズハユックリ…」
?「あんな弱そうな女、簡単に倒せちゃうわね!」
カミラ「…弱そうな女?」ヒュッ
男「…え?」
?(いつの間に目の前に…)
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 11:48:14.31 ID:OGUDq3KrO
カミラ「吸血鬼を舐めるな」ブンッ
包帯男「…タダノパンチカ?」スッ
ドゴンッ
包帯男「ナニッ…!?」ブワッ
男「…あの巨体が浮いた!」
?「ウソ…!」
ドシャアアア…
カミラ「…うーん、やはり吸血直後の体はいい。実によく動く」
男「……化け物かよ」
包帯男「……」ムクッ
?「ま、まだまだ行けるわよね!」
包帯男「……アア」ヒュンヒュンッ
男「包帯がたくさん…」
包帯男「バンテージ…ウィップ!」
支援
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 11:54:42.59 ID:OGUDq3KrO
ヒュヒュヒュヒュッ!!
カミラ「鞭か。いち、にい、さん、し…」
包帯男「両手両足ヲ封ジルタメノ四本ダ!」
カミラ「……どれ。あえてくらってみようか」シュルシュル
男「あ…バカ!なんで避けないんだ!」
カミラ「避けるまでもないからです」
?「包帯男!…そのまま地面に叩きつけちゃいなさい!」
包帯男「ムゥン!」ブン
ドゴォン
男「カミラ!!」
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 12:02:20.25 ID:OGUDq3KrO
シュウウウウ
?「…ふふ」
男「頭が…埋まってる」
包帯男「…死ンダカ?」
男(これ…デジャヴだけど…まさか…)
カミラ「ぷはぁ」ズポッ
包帯男「!?」
カミラ「束縛プレイがお好きなら、叩きつけるなんてしちゃいけませんよ…」タンッ
包帯男(鞭ガ解ケテ…マズイ!)バッ
カミラ「ガードなんてノンノン♪」ブンッ
バキャァ!!
?「…!?」
男「サマーソルトキック…!?」
包帯男「グ…」ドシャア
カミラ「……いぇい。パンチラとかしませんでしたよね?」
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 12:05:05.70 ID:D6TJa0hI0
| 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i | |
〉―_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
|,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|
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. \ヾ( l ヾ::::ノ |、
j .>,、l _,-ニ-ニ、, |))
! >ニ<:| 、;;;;;;;;;;;;;,. /| ___,. -、
| | !、 .| | ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ| | ヽ\ _,..:::::::. / .| `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
..|.| | :::::ヽ<::::::::::::::::>゛ |_ _,.-''"´ / ̄,./´ ゝ_'ヲ
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:.ヽ‐'''!-‐''"´::::::::::::::::: ̄ ̄`~''‐-、_ / にニ'/,.、-t‐┴―'''''ヽ
\_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ / / .(_ヽ-'__,.⊥--t-⊥,,_
\  ̄\―-- 、 _::::::::::::::::::::__::/ / /  ̄ ) ノ__'-ノ
\ \::::::::::::::`''‐--‐''´::::::::::/ / / / ̄ rt‐ラ' ̄ ̄ヽ ヽ
ヽ ヽ\ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ゝニ--‐、‐ |
l ヽヽ \:::::::::::::::::::::::::::::::/ /‐<_ ヽ |ヽ
鬼並の力を持ち天狗並の速さを持ち
圧倒的魔力と驚異的回復能力
そして人間並みの知能と残虐さを持つ
吸血鬼はチート
l三`ー 、_;:;:;:;:;:;:j;:;:;:;:;:;:_;:;:;_;:-三三三三三l
l三 r=ミ''‐--‐';二,_ ̄ ,三三三彡彡l_ この感じ・・・zipか…
lミ′  ̄ ー-'" '=ミニ彡彡/‐、ヽ
l;l ,_-‐ 、 __,,.. - 、 彡彡彳、.//
_______∧,、_‖ `之ヽ、, i l´ _,ィ辷ァ-、、 彡彡'r ノ/_ ______
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'`'` ̄ 1  ̄フ/l l::. ヽこ~ ̄ 彡彳~´/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ´ :l .l:::. 彡ィ-‐'′
ゝ、 / :. :r-、 彡′
/ ィ:ヘ `ヽ:__,ィ='´ 彡;ヽ、
_,,..-‐'7 /:::::::ヽ _: :_ ヽ ィ´.}::ヽ ヽ、
_,-‐'´ { ヽ:::::::::ヘ `'ー===ー-- ' /ノ /::::::ヘ, ヽー、
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 12:07:29.19 ID:OGUDq3KrO
男「……強ぇ」
?「…ほ、包帯男っ!」
包帯男「ク……マダダ…マダ…」ユラッ
カミラ「…立ち上がりましたね?」ニヤ
?「!」
?(あいつ…包帯を掴んで…)
カミラ「必殺!包帯駒回しあけおめスペシャル!」グイッ
包帯男「ム…?」グルッ
男「おお…?」
カミラ「うりゃあ!」グイイッ!!
包帯男「ムゥウ!?」グルグル…
?「包帯が取れていく…!」
カミラ「回れ回れ!くるくる回れ!あっはっは!」グイグイ
包帯男「ウオオオオ!」グルグルグルグル
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 12:11:36.67 ID:OGUDq3KrO
カミラ(…なかなか包帯が解ききれないな)グイグイ
包帯男「ヤメロオオオ!」ギュルギュルギュル
男「すげぇスピードで回ってる…」
?「ほ…ほーた」
カミラ「……このまま細くなっていったら」グイグイ
包帯男「アアアアアアアア」グルグル
?「もうやめて!あたしまだ名前も…」
カミラ「知りませんよ!」グイッ
包帯男「グアアアアアッ!」
パァアン
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 12:17:23.67 ID:OGUDq3KrO
?「……」パクパク
男「消えた…?」
カミラ「包帯の中身が見たかったのに。まさか包帯だけで出来ていたとは」
?「……あ、ああ…包帯男が」
カミラ「大したことありませんでしたね。なんでこんなのが天界から堕とされたのか…」
?「よ…よくも!」シュッ
男「ブーメラン!?あんなものを持って…」
カミラ「…あれ?動けない…」
男(解いた包帯が絡み付いてんだ……!ちくしょう、間に合え!)ダッ
?「行けーっ!」
男「…させ」スッ
男「るかぁっ!」ブンッ
カッキーーーン!!
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 12:21:38.24 ID:OGUDq3KrO
?「バット……?」
男「はーっ…はーっ…今のはマジで焦ったぞ…」
?「……は、はは」ヘタッ
カミラ「……ムッシュ、ナイススイングでしたよ。助かりました」
男「そりゃよかった…」
カミラ「まぁ能力使えばどうにでもなりましたけど」
男「はいはいそーですか!」
?「ははは…あたしの包帯…男が…」
男「…あいつ、どうする?」
カミラ「お任せします」
男「ったく…」タタタ
男「おいあんた…」
?「はは…ははは」ツー
男「…え?泣いてる?」
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 12:30:28.23 ID:OGUDq3KrO
?「う…ひっく…」
男「え?え?マジで泣いてる?」
?「うわあああん!」ダッ
男「あ、ちょっと…」
カミラ「放っておきましょう。戦いには勝ったんですし」
男「…にしても、何で泣き出すんだ?」
?「う……わああああん」タタタ
?(あたしの包帯男が勝ち抜けば、神とやらから『素晴らしい褒美』を貰えるはずだったのに!)
?(あいつの…あいつのせいで…!)
ヒュンヒュンヒュン…
?「!?」
?(あたしのブーメラン…なんで戻って…)
?「そうか、バットで飛ばしたか…」ヒュッ
?「え」
ズパッ
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 12:36:51.89 ID:OGUDq3KrO
《包帯男・若い女性銀行員…敗北》
男「!おい、見ろ!」
カミラ「なんです?」
男「ノルマが…7から6に減った」
カミラ「やりましたね」
男「そうか。こういうシステムなのか」
カミラ「……」
男「にしてもお前、凄いんだな…。あんなに強いとは…」
カミラ「ま、だてに吸血鬼やってませんから。楽勝でしたよ、楽勝」
男「……俺のバッティングもなかなかよかっただろ?」
カミラ「30点くらいですかね」
男「なっ…」
カミラ「次も、頑張りますよ」
男「……おう」
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 12:36:56.18 ID:8MbsgUPt0
え?
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 12:37:45.72 ID:OGUDq3KrO
昼飯食ってくる
カップヌードルのポークチャウダーです
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 13:03:03.42 ID:hAcvcz7Q0
| 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i | |
〉―_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
|,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|
. r´`ヽ / `"""`j/ | |くゞ'フ/i/ 名前も出ずに死ぬのか・・・
. |〈:ヽ, Y ::::: ,. ┴:〉: |/
. \ヾ( l ヾ::::ノ |、
j .>,、l _,-ニ-ニ、, |))
! >ニ<:| 、;;;;;;;;;;;;;,. /| ___,. -、
| | !、 .| | ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ| | ヽ\ _,..:::::::. / .| `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
..|.| | :::::ヽ<::::::::::::::::>゛ |_ _,.-''"´ / ̄,./´ ゝ_'ヲ
..| | | _;;;;;;;_ ̄ ̄ |  ̄ ̄ / _,. く / ゝ_/ ̄|
:.ヽ‐'''!-‐''"´::::::::::::::::: ̄ ̄`~''‐-、_ / にニ'/,.、-t‐┴―'''''ヽ
\_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ / / .(_ヽ-'__,.⊥--t-⊥,,_
\  ̄\―-- 、 _::::::::::::::::::::__::/ / /  ̄ ) ノ__'-ノ
\ \::::::::::::::`''‐--‐''´::::::::::/ / / / ̄ rt‐ラ' ̄ ̄ヽ ヽ
ヽ ヽ\ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ゝニ--‐、‐ |
l ヽヽ \:::::::::::::::::::::::::::::::/ /‐<_ ヽ |ヽ
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 13:07:17.29 ID:OGUDq3KrO
カミラ「ただいまー」ガチャッ
男「すっかり自分の家みたいにしてんな」
カミラ「お構い無く」
男「何がだよ」
カミラ「私はお昼寝の続きをしますので」タタタター
男「ん…」
バタン
男「……」
男「たったの10分…いや、もっと短いな」
男「…とんでもない戦いに巻き込まれたみたいだ」シャッ
男「幸いさっきの戦いのときは誰にも見られなかったけど…次は分からないな」
男「……はぁっ」
男「なんでこんなことになっちまったんだ…」
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 13:14:53.19 ID:OGUDq3KrO
カミラ「うーん…むにゃむにゃ…」
カミラ「そんなに飲んだらヤバいですよ…」
カミラ「むにゃ…」
男「ぐー…ぐー…」
ある病院
?「…じゃあ私は、あなたを天界に返す手伝いをすればいいのね?」
死霊使い「そうだよ…。ボクに力を貸してほしいんだ」
?「私、あなたのことを何て呼べばいいの?」
死霊使い「ネクロマンサーのウツロ。それがボクの名前…。よろしくね、カヤコさん」
カヤコ「ええ…」
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 13:26:37.06 ID:OGUDq3KrO
ある高校の体育倉庫
?1「ここには来るなって言ったじゃねぇか…」
?2「だってさぁ…退屈なんだヨネ。一人で家にいても」
?1「ふん…」スタスタ
?2「ねぇ、こいつ、食ってもいいノ?」
?1「好きにしろよ」
?2「じゃ…いただきます」グアッ
ガブッ ブチッ メシャメシャ
?2「フゥ」ゴギュ
?1「人食いグール…。気持ち悪い奴だ」
グール「屍食鬼だッテバ…。それに、見た目は想像してたのよりずっといいダロウ?ナガノ先生…」
ナガノ「…自分で言うな」
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 13:34:08.87 ID:OGUDq3KrO
男「ぐー…ぐー…」
ガチャガチャ…
姉「ただいま」バタン
男「!」ビクッ
姉「…なに?ソファーで寝てたの?」
男「あ…姉貴」
姉「学校は?」
男「…サボった」
姉「あんたさ……そんなんじゃ、どこにも行く宛てなくなるよ」ガチャ
男「そんなの、分からねーだろ」
姉「私には分かる。あんたは将来、絶対後悔するよ」カシュッ
男「なんて?」
姉「ちゃんと学校行けばよかったな、って」
男「うるせぇな。さすが年増」
姉「まだ22だ。クソガキ」
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 13:40:52.06 ID:OGUDq3KrO
男「…部屋戻るから。入ってくんなよ」スタスタ
姉「……」ゴキュゴキュ
姉「ぷはぁ。なァまいきに…」
バタン
カミラ「〜♪」
男「なんだ。起きてたのか…」
カミラ「ここから見える街並み…いいですねぇ」
男「そうか?」
カミラ「いろんな物が見えますよ」
男「例えば?」
カミラ「例えば………」ジーッ
カミラ「あそこで干してる布団の犬の絵とか」
男「?…どこ見てんだ?」
カミラ「あそこ」スッ
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 13:42:06.25 ID:0EjbbJJO0
ROMってるから頑張れ
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 13:43:52.66 ID:OGUDq3KrO
男「…いや、どこだよ。あのスーパーか?」
カミラ「そのずーっと奥です。家が並んでるじゃないですか」
男「いや、見えない…」
カミラ「見えますって」
男「見えるわけないだろ!距離がありすぎる!」
カミラ「目が悪いんですね」
男「お前が良すぎるんじゃ…」
カミラ「あー……じゃあそうなのかもしれませんね」
男「……吸血鬼って、目もいいんだな」
カミラ「比べたことなかったんで知りませんでしたよ」
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 13:49:38.09 ID:d3zI+nRp0
今どきオリジナルもめずらしい
がんばれC
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 14:03:20.27 ID:OGUDq3KrO
カミラ「……むー?」
男「どうした?」
カミラ「あれは…墓地ですかね」
男「ああ…あるよ、墓地」
カミラ「墓地の近くに病院があるんですね…」
男「あの病院って、まだ機能してたんだな。とっくに無くなってるかと思ったよ」
カミラ「……」
ある病院
ウツロ「ボクが常備している死霊(ストック)は4つまで。今は天界の死霊を連れてる。あの墓地にはいい死霊がいるのかな」
カヤコ「さぁ…私には分からないわ」
ウツロ「探してみるよ」フワッ
カヤコ「墓荒らしでもするつもり?」
ウツロ「ううん。強い怨念なら気配で分かる。行ってくるね」
カヤコ「…いってらっしゃい」
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 14:09:58.85 ID:OGUDq3KrO
男「なぁ」
カミラ「はい?」
男「このリストバンドのマップにはさ、常に最短距離にいる相手を表示してるんだよな。倒したら次の相手、それを倒したらまた次の相手…」
カミラ「そうなんですか」
男「そうなんだよ。ってことはさ、片っ端から相手を倒しに行け、ってことなんだよな」
カミラ「そうじゃないんですか?」
男「ならさ、俺たちも今まさに誰かに狙われてる可能性があるわけだ」
カミラ「さっきみたいにね」
男「こんなのんびりしてていいのかよ?」
カミラ「何とかなるでしょう」
男「…お気楽だなぁお前は」
カミラ「そこが私の私たる所以ですから」
男「はいはい。実際お前めちゃくちゃ強いし、何とかなるよな」
カミラ「なるなる。ははは…」
姉「男、暇なら買い物行ってき…」ガチャ
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 14:10:40.31 ID:hAcvcz7Q0
| 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i | |
〉―_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
|,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|
. r´`ヽ / `"""`j/ | |くゞ'フ/i/ 修羅場の予感!
. |〈:ヽ, Y ::::: ,. ┴:〉: |/
. \ヾ( l ヾ::::ノ |、
j .>,、l _,-ニ-ニ、, |))
! >ニ<:| 、;;;;;;;;;;;;;,. /| ___,. -、
| | !、 .| | ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ| | ヽ\ _,..:::::::. / .| `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
..|.| | :::::ヽ<::::::::::::::::>゛ |_ _,.-''"´ / ̄,./´ ゝ_'ヲ
..| | | _;;;;;;;_ ̄ ̄ |  ̄ ̄ / _,. く / ゝ_/ ̄|
:.ヽ‐'''!-‐''"´::::::::::::::::: ̄ ̄`~''‐-、_ / にニ'/,.、-t‐┴―'''''ヽ
\_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ / / .(_ヽ-'__,.⊥--t-⊥,,_
\  ̄\―-- 、 _::::::::::::::::::::__::/ / /  ̄ ) ノ__'-ノ
\ \::::::::::::::`''‐--‐''´::::::::::/ / / / ̄ rt‐ラ' ̄ ̄ヽ ヽ
ヽ ヽ\ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ゝニ--‐、‐ |
l ヽヽ \:::::::::::::::::::::::::::::::/ /‐<_ ヽ |ヽ
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 14:18:49.23 ID:OGUDq3KrO
男「え」
姉「て……あ?」
カミラ「?」
姉「……」ゲシッ
男「うぼぁ!」
姉「この子、誰?」
男「こ、こいつは…」
姉「誰?誰よ。セフレ?最近のセフレはこんな若い子までいるの?」
男「いや、セフレじゃない…」
カミラ「どうも、吸血鬼です」
姉「きゅうけつ」
姉「き……?」
カミラ「名前はカミラ。性別は雌。年齢は1…」
姉「…仕事が早く終わったからって、ビール飲んだのがまずかったかな」
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 14:21:58.28 ID:OGUDq3KrO
男「…酔いは関係ないんだ、姉貴」
カミラ「姉貴。お姉さんですか」
姉「……ちょっとどーゆーこと?何よ吸血鬼って。しかも可愛いし」
男「…すべてお話しします」
〜数分経過〜
姉「……なるほど。私は賢いから、だいたい理解できた」
男「…さ、さすが姉貴」
姉「本当に血を吸うわけ?」
カミラ「もちろん。血が無くては生きていけませんよ」
姉「ガブッと噛んで、チューっと吸うの?」
カミラ「そうですね。詳しいじゃないですか」
姉「……」
カミラ「……」
姉「…そう。吸血鬼。ふーん」
男(大丈夫かよ…)
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 14:32:08.57 ID:OGUDq3KrO
姉「で、元いた場所に、家に、天界とやらに帰るには、同じように堕とされた相手を倒さなきゃならない、と」
カミラ「はい」
姉「それも、男と一緒に」
カミラ「はい」
姉「……」
男「……」
姉「男のことをボロ雑巾みたいになるまで使うのは構わない、けど」
男「いいのかよっ!」
姉「この家に置いておくのはちょっとキツいわ」
カミラ「それはなぜなのでしょう、ミス」
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 14:33:10.56 ID:OGUDq3KrO
姉「ウチ、母親がいないから…。今は父とこいつと三人暮らしで、結構ギリギリなんだよ」
カミラ「私を数に入れると、色々と不便なんですね」
姉「正直…」
カミラ「でも、私は食事を採りませんよ。吸血鬼ですし」
姉「そうね…うーむ」チラ
男「な、なんだよ」
姉「あんたが面倒見るのよ。私は忙しいから」
男「…ってことは?」
姉「…カミラちゃんは、家に置いとく」
カミラ「ありがとうございます…麗しきレディ」
姉「…困ったことがあったら言ってよ。相談に乗るから」
カミラ「はい」
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 14:37:06.72 ID:7eG78ktA0
みてるぞ応援
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 14:41:23.96 ID:OGUDq3KrO
姉「男」
男「!はい…?」
姉「ビール買ってきて」
男「……はい」
姉「…カミラちゃん、吸血鬼なんだ」
カミラ「そうですよ」
姉「牙はあるの?」
カミラ「……」ガチガチ
姉「犬歯が少し長いだけにしか見えないけど」
カミラ「そういうものなんです」
姉「へぇ…」スッ
カミラ「?」
姉「顔、冷たい」
カミラ「そういうものなんです」
姉「不思議な体質なんだね…」
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 14:48:42.84 ID:OGUDq3KrO
姉「……可愛い顔して、人の生き血を啜る怪物ってワケ?」
カミラ「ええ」
姉「ふーん…」
ギュウ
カミラ「?」
姉「気に入った…。なかなか思いね」
カミラ「何がです?」
姉「あんたの本質」
カミラ「……よく分かりませんけど」
姉「一見するとクールだけど、心の奥にはギラギラした感情がある」
カミラ「…だいたいみんなそうでしょう」
姉「それもそうか。あははは」
カミラ「はははは」
姉「……勝ち抜きなさい。絶対に負けたらダメ」
カミラ「最初からそのつもりですよ」
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 14:55:34.91 ID:OGUDq3KrO
グール「ごちそうさま…」
ナガノ「…おい、てめぇは食事するために生きてるのか?」
グール「そういうワケじゃないヨ。ただ、いざってときに『蓄え』がないと、実力を出せないンダ…」
ナガノ「…そのいざって時に、俺はいなかったけどな」
グール「……はっきり言って、ナガノ先生がいなくても、一人でノルマを達成するなんて簡単ナンダ。ただ、それじゃあつまらないからネ」
ナガノ「……」
グール「ナガノ先生は教師ダ」
ナガノ「だから、若い人間を誘いこむことができる」
グール「そしてワタシがそれを喰らウ…。ワタシは簡単に力を蓄えることができるワケだヨ」
ナガノ「……利用してるわけだ。俺を」
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 14:59:43.38 ID:OGUDq3KrO
グール「……そんな言い方しないで欲しいナ」
ナガノ「…ノルマはあとどのくらいだ?」
グール「……5」
ナガノ「今、一番近くにいるのは誰だ?」
グール「……吸血鬼ダネ」
ナガノ「吸血鬼か…。そいつを潰すぞ」
グール「待ってくれヨ…食事はまだ済んでないんダカラサ」
ナガノ「あとどのくらいで終わるんだよ…」
グール「あと20人、喰ウ」
ナガノ「…大食いめ」
グール「……そんな言い方しないで欲しいナ」
ナガノ「ふん………ノルマはあとどのくらいだ?」
グール「……4」
ナガノ「今、一番近くにいるのは誰だ?」
グール「……吸血鬼ダネ」
ナガノ「吸血鬼か…。そいつを潰すぞ」
グール「待ってくれヨ…食事はまだ済んでないんダカラサ」
ナガノ「あとどのくらいで終わるんだよ…」
グール「あと20人、喰ウ。そうすればワタシは最強に近付けル」
ナガノ「…大食いめ」
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 15:11:27.90 ID:0EjbbJJO0
oi
みす
おい、数減ったぞwww
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 15:19:54.37 ID:OGUDq3KrO
間違えたんです
正しくは後のほう
カミラ「……」
姉「…なんかおやつ食べる?」
カミラ「いえ、食べる必要がないので…」
姉「食べれないの?」
カミラ「食べることはできますし、味も分かります。ただ、食べても食べても腹は膨れないし、栄養を摂取することができないんです」
姉「なるほど…。血は?」
カミラ「吸血鬼にとって、血は生きる源なんです」
姉「おいしいの?」
カミラ「人によって味が違いますけどね」
姉「男のは?」
カミラ「…正直まずい。今度あれしか飲めないなんて、悲しいですよ私は」
姉「ははは」
男「ただいま」ガチャ
姉「まずい血の奴が帰ってきたー」
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 15:26:46.75 ID:OGUDq3KrO
男「なんだよ…。ほれ、ビール」
姉「ん」カシュ
カミラ「……ビールか」
姉「飲む?」
カミラ「いや、いいです。ただ、アルコール飲料を好む人の血って、結構いいんですよね…」
姉「だってさ」
男「え?俺に酒飲めってこと?」
カミラ「飲むなら美味い血がいいんですよ」
姉「そりゃそうだ」グビー
男「……」カシュ
姉「あ」
男「……」ゴクゴク
姉「おい未成年」
男「意外と行ける…うっぷ」
カミラ「無理しましたね、今」
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 15:28:05.09 ID:OGUDq3KrO
一旦落ちます
続きはまた夜に…
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 15:45:33.25 ID:mzrb37U/O
待ってるよ(´・ω・`)ノ
グールなんて低級な魔物が吸血鬼に戦い挑む気かよ…
ヘルシングの印象が強いからどうしても吸血鬼>グールって思ってしまう
h
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 17:18:33.59 ID:+JYMcvZg0
まぁ、一応あげ
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 17:48:22.05 ID:2EO9HNhZQ
ナ
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 18:38:10.32 ID:WgX8L83WO
ふぉ
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 18:44:37.59 ID:OGUDq3KrO
夜
男「親父が帰って来たら、何て説明すりゃいいんだ」
姉「正直に話すしかないって」
カミラ「下手に嘘吐いて話をややこしくしないでくださいよ」
男「分かったよ…」
ジュワジュワ
カミラ「いい音ですね。何を作ってるんですか?」
姉「唐揚げ」
カミラ「Good…」
男「何がグッドだよ…」
カミラ「私、唐揚げが大好きで…」
姉「吸血鬼なのに?」
カミラ「…まぁたしなみ程度に」
男「ワケ分からん」
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 18:55:53.14 ID:OGUDq3KrO
姉「できたよ」ゴトッ
男「ん…」
姉「さっさと食べちゃって」
男「はいよ」パクパク
姉「……」カシュッ
カミラ「……」ジーッ
姉(…欲しいなら欲しいって言えばいいのに)
カミラ「……」ヒュッ
姉「!!」ブーッ!
男「うお!何やってんだよ!姉貴!」
姉「違っ…カミラちゃんがすごいスピードで唐揚げを…」
カミラ「……え?」モグモグモグゴクン
姉「高速で飲み込んだ!」
男「なんだよ。一つくらいなら…」
パッ
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 18:59:19.60 ID:OGUDq3KrO
男「…なっ!今半分ぐらい持ってったぞ!」
カミラ「……え?」バクバクバクバクバク
姉「隠そうともしない!」
カミラ「ふぅ」ゴクン
男「欲しいなら欲しいって言えよ…」
カミラ「いや、ただ貰うだけじゃ意味がないんですって。奪うことに意味があるんですよ」
男「どこの怪盗さんだ」
姉「どーする男。もうちょっと食う?」
男「や、いい。ご飯おかわり」スッ
姉「はいはい…」
カミラ「ああ幸せな家庭だ」
男「今ぶち壊されたよ!誰かさんに!」
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 19:28:30.16 ID:OGUDq3KrO
ガチャガチャ
男「あ」
ガチャ
父「ただいまーっwwww」
姉「出た。木曜日の夜はハイテンション親父」
父「おっ!wwwお姉ちゃんがお出迎えかwwww今日はなんぞや?www」
姉「唐揚げ」
父「唐wwww揚げwwwwwww」
姉「笑うとこじゃないって」
カミラ「妙なテンションですね…」
男「毎週木曜はビール飲んでいいことになってんだ」
カミラ「ははぁ」
父「ん?wwwそこのお嬢ちゃんは誰ぞwwwww」
カミラ「吸血鬼です」
父「」
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 19:33:45.25 ID:OGUDq3KrO
姉「あれっ予想外のフリーズ」
父「」
男「そういや親父、怪物映画が苦手なんじゃなかったっけ?それこそドラキュラとか…」
父「」
カミラ「ふつつかものですがよろしくお願いします」ペコリ
父「…か」
姉「か?」
父「かわええええwwww金髪美少女キタwwwwwww」グワッ
男「おい待てダメ親父!早まるな!」
父「いただきまーす!wwwwうひょひょひょwwwwww」
カミラ「……」シュッ
バキッ
父「woo…」ドサッ
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 19:37:21.32 ID:OGUDq3KrO
姉「わぁ華麗なパンチ…」
カミラ「身の危険を感じたもので」
男「賢明な判断だと俺は思う」
父「うーんうーん」
姉「起きろー」シャカシャカ
姉「ビール飲んじゃうよ」
男「残りも振っちゃおうぜ」
カミラ「あ、いいですね」
シャカシャカシャカ
姉「起き」
父「ドラキュラやああああ!らめええええええ!!」
姉「……」プシュブシャアア
父「ぶっ!ちょ!待って!ビールが鼻に!」
男・カミラ『wwwww』
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 19:42:15.10 ID:OGUDq3KrO
父「お父さんは正気に戻りました。だからビールかけるのをやめてくれ」フラフラ
姉「お父さんそっちは台所ですよ」
父「め、目にビールが入ってやばいんだ」フラフラ
姉「ほら、座って」
父「うう…」ギシ
男「……ほら、ビール」
カミラ「キンキンに冷やしてありますから」
父「ありがてえ…」カシュ
ブシャアアアアアア
父「GYAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」
男・カミラ・姉『wwwwwwwwww』
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 19:47:13.63 ID:OGUDq3KrO
カミラ「いつもこんなテンションなんですか?」
男「いやぁ俺もちょっと飲んじゃったからなぁ…」
父「はっ!な、なんだチミは!」
カミラ「だから吸血鬼ですって」
父「吸血鬼ぃ?ハハッワロス」
カミラ「叩いていいですかね」
男「待て待て」
父「吸血鬼がなんの用だい」
姉「男」
男「また一から話すのかよ…」
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 19:47:43.08 ID:4JpMqWTZ0
みんな酷ぇwwwwww
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 19:53:38.10 ID:OGUDq3KrO
〜〜
男「…というお話だったのサ」
父「wwwwww」
カミラ「今の話のどの辺りが笑えるんですかね」
姉「こういう人なんだよ」
父「お前そりゃあwwwガッ○ュとかじゃあるめぇしwwww」
男「今年50のおっさんがよく知ってるな」
父「だいたいあれだろwww吸血鬼って血をチューチュー吸うんだろ?蚊みたいにwww」
カミラ「今ストレスがヤバいです」
男「もうちょっと耐えてくれ」
父「やってみせてくれよwwww本物ならwwwきwゅwうwけwつwwwしてみろよ」
カミラ「…男さん、ちょっと腰を屈めてください」
男「え」グイッ
カミラ「んっ」カプッ
父「」
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 19:58:40.35 ID:nO76YphO0
魔が堕ちる夜的な題名のアニメ思い出した
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 20:01:57.66 ID:OGUDq3KrO
カミラ「……」チュー
父「え…本物?」
カミラ「……」チュー
姉(こうやって見るとなかなか際どい光景…)
カミラ「ぷはっ」ズポッ
男「っつぅ……」
父「…そ、そんな人前でキスするようなハレンチな子…家には置けませんっ!」
カミラ「あなたがやれって言ったんですよね…。それに私、ハレンチじゃ…」
男(あ、いかん足元が…)フラッ
カミラ「ない…」
男「うっ」ドサッ
父「…どうした?マイサン?」
男「血ぃ抜かれた後って…しっかり動けないんだよ…」
父「……」
父(ヤバい。これはガチっぽい。どうしようお父さん恥かいたぞ)
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 20:08:49.02 ID:OGUDq3KrO
父「えーっと…」
父「ヤルネェ!wwwwww」
男「……」
カミラ「……」
姉「見てて悲しくなるよこれ」
父「そうか。全部本当なのか。いやいやそれはそれは」
カミラ「やっと信じてくれましたか」
父「私はリアリストなんだよ(キリッ」
父「男の話はあまりにもリアリティーがなさすぎたものでね」
姉「リアリティー(笑)」
男「で、こいつの処遇は…?」
父「うむ……」
カミラ「……」
男「ゴクリ」
父「オッケーでーすwwwwめっちゃタイプだしこの子wwwww」
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 20:14:10.45 ID:hAcvcz7Q0
| 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i | |
〉―_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
|,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|
. r´`ヽ / `"""`j/ | |くゞ'フ/i/ 私も金髪だな
. |〈:ヽ, Y ::::: ,. ┴:〉: |/
. \ヾ( l ヾ::::ノ |、
j .>,、l _,-ニ-ニ、, |))
! >ニ<:| 、;;;;;;;;;;;;;,. /| ___,. -、
| | !、 .| | ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ| | ヽ\ _,..:::::::. / .| `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
..|.| | :::::ヽ<::::::::::::::::>゛ |_ _,.-''"´ / ̄,./´ ゝ_'ヲ
..| | | _;;;;;;;_ ̄ ̄ |  ̄ ̄ / _,. く / ゝ_/ ̄|
:.ヽ‐'''!-‐''"´::::::::::::::::: ̄ ̄`~''‐-、_ / にニ'/,.、-t‐┴―'''''ヽ
\_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ / / .(_ヽ-'__,.⊥--t-⊥,,_
\  ̄\―-- 、 _::::::::::::::::::::__::/ / /  ̄ ) ノ__'-ノ
\ \::::::::::::::`''‐--‐''´::::::::::/ / / / ̄ rt‐ラ' ̄ ̄ヽ ヽ
ヽ ヽ\ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ゝニ--‐、‐ |
l ヽヽ \:::::::::::::::::::::::::::::::/ /‐<_ ヽ |ヽ
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 20:15:12.51 ID:OGUDq3KrO
父「姉ちゃんとりあえずビールねwwwww」
男「全部振ってあるぞ」
カミラ「あー…私も飲みたいなぁ」
男「!?」
カミラ「さっき男さんの血ぃ飲んだじゃないですか…あれにちょびっとアルコール的な成分が混じってて…」
姉「ほろ酔い状態なワケね」
父「飲め飲めwwww今宵は宴じゃwwwww」
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 20:19:53.42 ID:OGUDq3KrO
ドサァ
グール「……」
ナガノ「お…おい、グール!」
?「……口程にもなかったね。屍食鬼グール」
ナガノ「く……ちくしょうがァ!」グオッ
?「ほう…君の武器は木刀か」
ヒュッ
ナガノ(消えた…!)
?「しかし…能力は発現していないようだね」バキィ
ナガノ「え…折られ…」
?「こちらの武器はこの『硬球』だ。…ミヤビ」
ミヤビ「ミヤビせんしゅふりかぶって…なげたー」ブンッ
ナガノ「…なんだ?」
ミヤビ「………ふぁいあ」
ド ガ ン ッ !!
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 20:26:19.18 ID:OGUDq3KrO
?「……よくやったね、ミヤビ」ナデナデ
ミヤビ「……」
?「やはり僕たちは強い。自惚れでも何でもない。もはや事実だ」
ミヤビ「…そうだね」
?「さぁ、ノルマは残り3。こうなれば後は時間の問題だな」
ミヤビ「……かえろ」
?「ああ、帰ろうか」ニコッ
ナガノ「……」ピクッ
ナガノ(俺たちのノルマは…あと4なんだ…)カチ
ナガノ「……?」
帰界までのノルマ 32
ナガノ「なっ…!?」
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 20:30:22.82 ID:OGUDq3KrO
?「彼らは知らなかったようだね」
ミヤビ「かんけいのないひとをころすと、ころしたかずだけノルマがふえる」
?「ちょうど日付が変わったからね。元々彼らが生き抜くことはできなかったろう」
ミヤビ「……あしたで」
?「ん?」
ミヤビ「…おわり?」
?「……ミヤビ。僕の愛しいミヤビ」ギュウ
ミヤビ「……」
?「僕も同じさ。こんな早々に君と別れるのは嫌なんだ」
ミヤビ「……じゃあ、どうするの?」
?「……殺してしまおうか?一般人を」
ミヤビ「……」
ミヤビ「……うん」
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 20:37:36.07 ID:OGUDq3KrO
男宅
カミラ「うぃーっ…もう一本…!」
男「おいおい…飲み過ぎじゃれぇろ?」
姉「あんたらってそうじゃらい…」
父「父親として、もう寝かさなきゃならんのだけどなぁ」
カミラ「おい変態おやじぃ!ビール足りれぇよ!買ってこぉい!」
男「さきいかも買ってこいよ!」
姉「ついれに明日の朝食べるもん買ってこい!」
父「世も末だな…怖い怖い」
男・カミラ・姉『はやーく!』
父「い…行きます行きます!」
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 20:48:25.08 ID:OGUDq3KrO
父「酒屋は…閉まってるだろうなぁ…コンビニでいいよな…」フラフラ
男「あ゛ぁー気持ち悪ぃ…」
カミラ「血よりも多い酒を飲んじゃいまひたよ…」
姉「明日も仕事らろりぃ…」
男「今何時らぁ?」
姉「もう日付変わってるひぃ…」
カミラ「よい子は早くれ(寝)らきゃダメですれぇ…」バタン
男「俺も…もう無理」バタン
姉「ふわぁ…」
父「ビールとつまみと明日の朝食…これでいいんだよなぁ」フラフラ
父「それにしても人使いの荒い子どもたちだ…ここは親としてビシッと言ってやらねば…」フラフラ
キキーッ
父「…んん?」
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 20:49:44.29 ID:b33MWF/oO
救出るーと
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 20:58:59.17 ID:OGUDq3KrO
ゴシャアアアア
父「……」パチクリ
父「事故ぉ!?」
シュウウウ
父「!?」
ゴシャン
父「と、トラックが持ち上がって…」
ドシャアア
父「!!!???」
?「ふー。驚いたな」
ミヤビ「しんごうむしはあぶない…」
?「次からは気を付けなくちゃな…。今のでノルマは増えたかい?」
ミヤビ「……」フルフル
?「しぶとい運転手め」ドゴン
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 21:02:21.94 ID:OGUDq3KrO
ミヤビ「…しんだ?」
?「頭を潰したからね」
父「……」
父(なんっじゃこりゃああ!映画の撮影か?なんであいつトラックに轢かれてピンピンしてんの!?)
ミヤビ「……!」
?「どうした?」
ミヤビ「あれ」スッ
父「!」
父(え?俺?)
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 21:05:40.34 ID:OGUDq3KrO
?「…今のを見ていたようだね」
ミヤビ「どうするの?」
?「…殺すかな」スッ
父「!」
?「……」ザッザッ
父(ヤバい…来た!)ダッ
ミヤビ「……逃げた」スタスタ
?「逃げられやしないさ」
父「うわあああ!化け物だああああ!」ダダダダダ
父(…待てよ、化け物?)
父(……カミラちゃんだかと関係あるのか?)
?「……」ザッザッ
父「なんて言ってる場合じゃないいいいいい!」ダダダッ
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 21:15:38.88 ID:OGUDq3KrO
父「わああああああ!49年の人生で最大のピンチいいいい!」ダダダダ
?「……あいつを殺せば、ノルマは5。まだまだ君と一緒にいられるよ。ミヤビ」
ミヤビ「うん…」
ズオッ
?「……ん?」
ブォンッ
ミヤビ「……さっきのつぶれたトラック」
?「ミヤビ、下がりなさい」スッ
ミヤビ「……」タタタ
ゴシャアアン
?2「片手で止めるとは…やりますのう」
?「…誰だ?」
?2「…ただのジジイだよ」
支援
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 21:20:49.26 ID:OGUDq3KrO
?「……車を投げたのは誰だ?」
ジジイ「…いるではないか」
バゴォン
?(車の中から…)
ジジイ「行け!…フランケンシュタイン!」
フランケン「おおおおっ!」
バキィイイ
ジジイ「決まったのう」
?「……っ」ドサッ
父「……」ガクガク
父(腰抜けた…)
フランケン「大丈夫か?」
父「ひっ!」
フランケン「…早く逃げるんだ。このままここにいたら、殺される」
父「は、はいっ…!」ダッ
みてる。
支援。
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 21:23:33.97 ID:n/g27BzX0
父逃げてー
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 21:25:07.11 ID:OGUDq3KrO
ジジイ「……よし」
フランケン「……」
?「何のつもりだ?」スクッ
フランケン「…至近距離から私の拳を受けて、平気で立ち上がるとはな…」
?「何のつもりだと聞いている」スタスタ
ジジイ「脳天を潰してやれ!」
フランケン「はああああっ!」ブンッ
バキィィィイ
?「………」グッ
フランケン「…!」
?「…少し大きいだけの手刀で、勝てるはずないだろう」グググッ
ジジイ「まさか…押し返し…」
?「吸血鬼を舐めるなぁ!!」ドパァン
フランケン「ぐああああああ!」
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 21:27:43.30 ID:v5xUKZcl0
フランケンシュタインだけなんか種類が違うような・・・・
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 21:30:53.65 ID:OGUDq3KrO
ジジイ「バカな…あの屈強な肉体を…」
フランケン「俺の右手を…吹き飛ばした…!?」
?「お前たちとは格が違う」タンッ
フランケン「く…」ブンッ
?「当たらないな」ヒュッ
ドスッ
フランケン「…かっ」
ジジイ「殴りかかってきた左手を…切り落としおった」
?「…もう一度聞く。何のつもりだ?なぜあいつを助けた?」
フランケン「ぐ…ノルマを減らすためだ…知らなかったのか?」
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 21:38:09.19 ID:OGUDq3KrO
?「……まさかお前、『戦って勝利』せずにノルマを減らすつもりだったのか?」
フランケン「……そうだ」
?「…天界の人間が通常の人間を殺害しようとした場合、それを阻止することでノルマを1減らすことができる」
ミヤビ「ふもうなルール。まさかほんとうにやるなんて」
フランケン「…俺は生き抜くんだ。例えこのルールを使ってでも、生き抜くんだ!」
フッ
フランケン「消え…」
?「どんなルールを使おうが貴様の自由だ。だが…」
グシャ
フランケン「」
ジジイ「……フランケン?」
?「僕に挑んだのは、貴様の大きな過ちだ。首一つで許してやろう」
ジジイ「死んだのか…?…こんなにあっけなく…」
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 21:41:05.76 ID:OGUDq3KrO
?「ミヤビ。さっきの男は?」
ミヤビ「いっちゃった」
?「……そうか。トラックの運転手を殺したが、今この雑魚を殺してしまった。プラスマイナス0だな…」
ミヤビ「また、べつのにんげんをさがせばいい」
?「そうだな。……帰ろう、ミヤビ」ニコッ
ジジイ(……こいつは…本物の化け物だ…!)
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 21:41:23.74 ID:zs9ap56t0
支援
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 21:44:48.84 ID:OGUDq3KrO
父「はーっ…はーっ……!着いたぞ、我が家だ…!」
父「ただいま!」ガチャ
シーーーン
男「ぐー…ぐー」
カミラ「むにゃむにゃ…」
姉「んぅ……」
父「……えっ」
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 21:51:03.29 ID:OGUDq3KrO
ウツロ「……カヤコさん」
カヤコ「…なに?」
ウツロ「もう夜中の1時だよ。早く寝たほうがいい」
カヤコ「…眠れないの」
ウツロ「病気のせい?」
カヤコ「……違うわ。たぶん、夜のせい」
ウツロ「夜…?」
カヤコ「あなたは眠らないの?」
ウツロ「ボクに睡眠は必要ないんだ」
カヤコ「……そう」
ウツロ「ボクのいた天界からは、こんな綺麗な月、見えなかったよ」
カヤコ「…月」
ウツロ「綺麗だね」
カヤコ「ええ。綺麗。とても…」
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 22:01:54.59 ID:OGUDq3KrO
カミラが堕とされた日は
この戦いが始まって三日目
すでに9割は地上に堕されていたが
四日目にして、ようやく地上に堕とされたものがいた…
ヒュオオオオッ
AM5:52
?「うー…寒い……」
犬「ワンワンッ!」
?「今日も寒いしさ、近くの公園でいいよね?」
犬「ワンッ」タタタ
?「はぁー…寒い…」スタスタ
ちなみにフランケンシュタインとは怪物の名前ではなく、
怪物を作った博士の名前である
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 22:06:13.68 ID:M4dcSB9+0
それで俺のセイバーたんはいつ参戦するんだよ
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 22:07:56.15 ID:OGUDq3KrO
公園
犬「ハッハッ」
?「はい。しばらく遊んでてね。私はあったかいお茶買ってくるから…」スッ
犬「ハッハッ…」タタタタタ
?「…あ、小銭ないや」
?「5000円しかない…」
?「…いいや、使っちゃおう」ウィーン
ンベェ
?「…吐き出されちゃった」
ワンワンワンッ!!
?「あ…吠えてる…もうお茶はいいや。戻ろう」タッタッタッ
犬「ワンッ!ワンワンッ!ワンッ!」
?「こーら!吠えちゃダメだよ…。近所迷惑になる…」
犬「ワンッ!!」
?「…え……人が…倒れてる…」
>>182 だって「怪物」じゃそっけないじゃない
最後に堕ちてきたそいつは、「乗っ取り悪魔」と呼ばれていた
他者の肉体を奪い、自由に使える悪魔だったが
その時そいつが使っていた肉体は、弱い小鬼(ゴブリン)のもので
落下の衝撃に耐えきることができず
肉体だけが死んでしまったのだ
乗っ取り悪魔(ヤバい…肉体が死んじゃったわ…)
乗っ取り悪魔(なんでもいいから、誰か触れて!)
犬「ワンワンッ!」ベロ
乗っ取り悪魔(!)
乗っ取り悪魔(もうお前でいいっ!肉体借用!)
ピシャアン!!
?「!?」
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 22:21:11.70 ID:OGUDq3KrO
犬「ギャワンッ!」ビクンッ
?「えっ!?」
犬「アウ…キュウン」ガクガク
?「ど、どうしたの?」
犬「キュ……」ピタッ
?「ね、ねぇ…どうし」
犬「アオオオオオオン!!」
?「!?」ビクッ
犬(乗っ取り悪魔)「肉体ゲットー!!」
?「えっ!?なに?なんなの?」
犬「……って、犬の体じゃ不便ね…『体型変化(フォーマルチェンジ)』!」
?「な……」
乗っ取り悪魔「…うん!なかなかプリティーな肉体ね!」
?(ウチの犬が…女の子に…)
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 22:27:32.03 ID:OGUDq3KrO
乗っ取り「アナタがこの体の飼い主?」
?「へ?へ?」
乗っ取り「違うの?どっち!」
?「そ、そうです…いや、そうでした?」
乗っ取り「私は乗っ取り悪魔!この体は今日からアタシのものよ!」
?「えーっと……悪魔?」
乗っ取り「そうよ。そして」ボンッ
犬「ワンワンッ!」ボンッ
乗っ取り「犬!」
?「は、はは…つまり…」
?「『狼男』ならぬ『犬少女』ってこと…?」
乗っ取り「そんな感じね!」
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 22:33:08.92 ID:OGUDq3KrO
?「……はぁ」
犬少女「アナタ、名前はなんていうの?」
?「わ、わたし?わたしは…カエデ」
犬少女「カエデね!覚えたわ!」
カエデ「あなたの名前は…?」
犬少女「乗っ取り悪魔よ!」
カエデ「それ、名前なの…?」
犬少女「あなたが付けていいわよ!」
カエデ「えっ?……じゃあ」
カエデ「……コノハ。犬の名前だけど、いいよね」
コノハ「…コノハね。いい名前!ありがとう!」
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 22:38:36.66 ID:OGUDq3KrO
その後コノハとカエデは
例のごとく「マニュアル」を見させられ
最後のメンバーとして戦いに参加することになった
そして現時点で
消えたメンバーは26人
残りの数は未だ知れないが
後から参加したメンバーは
『相手の数』が少ないためノルマ達成が困難になり
また、残ったメンバーは自然と強い連中になる
そしてこの気弱な女子大生と犬少女のペアのノルマは
『6』だった
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 22:49:56.51 ID:OGUDq3KrO
チチュチュチュン…
カミラ「……」パチッ
カミラ「う…」ムクッ
男「ぐー…ぐー…」
姉「すー…すー…」
カミラ「……」スタスタ
ガチャ
父「お、カミラちゃん。早起きだね」
カミラ「何をしてるんですか?」
父「あそこにいるスズメを見ていたのさ」
カミラ「スズメ…」クルッ
父「あいつらはな…毎朝必ずあそこに来るんだ。親子かね?6羽連れ添って、うろうろしてる」
カミラ「……毎朝見てるんですか?」
父「そうだよ。新聞を取りに外に出ると、だいたいいつもいるからね。いやいやそれにしても、無事に朝を迎えられてよかった」
カミラ「…何の話です?」
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 22:53:54.94 ID:OGUDq3KrO
父「いやね、昨日の夜、君たちが酒やらつまみやら何やらを買いに行かせただろ?」
カミラ「…?覚えてませんね…」
父「あれだけ飲んだ後じゃ覚えてなくて当然か。それでね、その帰りに、襲われたんだよ」
カミラ「襲われた…?」
父「恐ろしい奴だったよ。怪物だ。もう一人怪物が来て助けてくれたんだが」
カミラ「天界メンバーですか?」
父「…そうなのかな。普通じゃない力を持っていたよ」
カミラ「…どんなやつです?」
父「助けてくれた奴は、大柄で、つぎはぎだらけだった。名前は、フランケン、だったかな」
カミラ(フランケンシュタイン…?天界じゃ大きな力の持ち主として有名な…)
父「良い奴だった…のかな。お父さん感動しちゃったよ」
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 22:54:29.87 ID:hAcvcz7Q0
| 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i | |
〉―_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
|,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|
. r´`ヽ / `"""`j/ | |くゞ'フ/i/ ちょっと登場人物が把握できなくなってきた
. |〈:ヽ, Y ::::: ,. ┴:〉: |/
. \ヾ( l ヾ::::ノ |、
j .>,、l _,-ニ-ニ、, |))
! >ニ<:| 、;;;;;;;;;;;;;,. /| ___,. -、
| | !、 .| | ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ| | ヽ\ _,..:::::::. / .| `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
..|.| | :::::ヽ<::::::::::::::::>゛ |_ _,.-''"´ / ̄,./´ ゝ_'ヲ
..| | | _;;;;;;;_ ̄ ̄ |  ̄ ̄ / _,. く / ゝ_/ ̄|
:.ヽ‐'''!-‐''"´::::::::::::::::: ̄ ̄`~''‐-、_ / にニ'/,.、-t‐┴―'''''ヽ
\_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ / / .(_ヽ-'__,.⊥--t-⊥,,_
\  ̄\―-- 、 _::::::::::::::::::::__::/ / /  ̄ ) ノ__'-ノ
\ \::::::::::::::`''‐--‐''´::::::::::/ / / / ̄ rt‐ラ' ̄ ̄ヽ ヽ
ヽ ヽ\ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ゝニ--‐、‐ |
l ヽヽ \:::::::::::::::::::::::::::::::/ /‐<_ ヽ |ヽ
同感
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 23:00:12.32 ID:OGUDq3KrO
カミラ「それで…もう一人は?」
父「……本当に、恐ろしかった。強そうなフランケンとやらは、勝てたんだろうか」
カミラ「…特徴は?」
父「…真っ黒いマントに、血みたいな色したマフラーを巻いてたよ。男だろうね」
カミラ「……真っ黒いマント、血の色のマフラー」
カミラ(…どこかで聞いたことあるな)
父「さ、外は寒い。中に入ってなさい」
カミラ「お父さまは?」
父「お、お父さまだって!?……もう少しスズメを見ているよ」
月姫SSかと思ったのに
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 23:07:17.45 ID:OGUDq3KrO
おk。ここまでの登場人物まとめるわ
・男 主人公 不登校の高校生 もらった武器は『バット』
・カミラ 吸血鬼 金髪ロング貧乳 身体能力が高く、加えて7つの内5つの特殊な能力を使える
・姉 男の姉 ビール大好きな22歳
・父 男たちの父 木曜日は変態 次の日からは普通に
・包帯男 男たちと最初に戦った相手 あっけなくやられてしまった
・若い女性銀行員 包帯男と共に戦う女 武器は『ブーメラン』 神から貰える『素晴らしい褒美』を狙っていたが、自らが投げたブーメランに首を斬られた
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 23:15:38.48 ID:OGUDq3KrO
・ウツロ 死霊使い(ネクロマンサー)の少年 実力は不明だが、死霊を4つストックしている
・カヤコ ウツロのペアの女子高校生 現在は入院中のようだが、戦いには参加しているのだろうか?
・グール 屍食鬼 食らった若い人間の数に応じて強くなるらしいが『?』と戦い敗北
・ナガノ グールのペアの男性教員 その立場を利用して、グールに若い人間(生徒)を食わせていた
・『?』 吸血鬼? 圧倒的な力の持ち主 戦いを早々に終わらせる実力を持つが、ミヤビと長くいたいがために『ノルマ』を増やしている
・ミヤビ 『?』のペアの少女 中学生らしいが見た目は小柄 セリフも平仮名 『?』と長くいたいがために、あえて戦いを終わらせないようにしている 武器は『硬球』で、能力なるものを使えるらしい
乗っ取りってぶっちゃけマオのオマージュだよね?
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 23:22:26.88 ID:OGUDq3KrO
・コノハ 乗っ取り悪魔 カエデの犬の体を奪い、『犬』と『少女』の肉体を自由に使うことができる
・カエデ コノハのペアの女子大生 犬の散歩中に偶然コノハを見つけてしまい、ペアになることを余儀なくされてしまった
・魔血鳥 吸血鬼に仕える生き物 鳴き声は「ジジジ」 カミラに「DVD」と「リストバンド」と「武器」を持ってきた 各メンバーには必ずそういう役の生き物が来るらしい
・ドラキュラ兄さん 吸血鬼 吸血作法マニュアルでお馴染みの人 各メンバーには必ずマニュアルが届くようだが、おそらくタイトルや説明役が違うだけなのだろう
・神 天界の神 天界から数多のメンバーを地上に堕とし、戦わせている 何を基準に堕とすメンバーを決めているのかは不明
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 23:25:49.54 ID:OGUDq3KrO
>>198 そういやそうだ
でもこっちはちゃんと人間の姿にもなれるよ
申し訳ないけど今日はここまでにします
続きは明日の夜になりそうです
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/06(水) 23:26:28.03 ID:8aa/docy0
ドラキュラ兄さんの出番はありますか?
ほ
ほ
h
ho
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 01:10:20.52 ID:Q9Z6t20F0
んご
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 01:53:14.99 ID:kAZmcBIl0
ほんとは
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 02:01:02.73 ID:ECZDjnfWO
べ、別に保守しにきたんじゃないのよ!
えっとその……
そ、そう!
IDチェックしにきただけなんだから!
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 02:20:43.50 ID:yl2J5Y1g0
ほ?
リアルに保守じゃなくてIDチェック
別に埋まらないだろうし良いだろ
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 02:55:49.78 ID:ECZDjnfWO
へ
ほしゅ
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 04:17:14.40 ID:j7ljD7eg0
女性銀行員首斬られたのかよw
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 04:48:44.91 ID:PHk29D580
ほ―――しゅ
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 06:13:18.12 ID:c4uRrp2s0
ほ
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 06:29:51.75 ID:vJ/b1t9K0
し
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 06:53:45.32 ID:c4uRrp2s0
h
し
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 09:40:22.06 ID:bouwAj+OO
ま
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 09:54:13.05 ID:dgLwpuPPO
萌えとしてはありだが
本来ヴァンパイアは男で手下が女のがいいという
ファンタジーの鉄則も捨てたくない
ヴァンパイアの斜め上いったのが淫魔類でOK?
ほ
ho
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 13:07:01.07 ID:7FXKScyq0
一応ほ
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 13:09:30.03 ID:8YEq1UfAO
男「ふわぁ…」ムクッ
姉「お、やっと起きた」
男「ん……今何時?」
姉「8時40分くらい」
男「あー…学校はサボろう」
姉「あんたいつもそうじゃない…。私はもう少ししたら会社行ってくるから。ああ化粧しなきゃ」ドタバタ
男「あいよ…」
シャクシャク
男「ん?」クルッ
カミラ「……」シャクシャク
男「食事中かい嬢ちゃんは」
カミラ「コーンフレークおいしいです」シャクシャク
男「牛乳かけたらもっとうまくなるぜ」
カミラ「私はこの食感が好きなんですよ。そのままでいいです」シャクシャク
男「そーですか」
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 13:20:13.36 ID:8YEq1UfAO
ドタドタバタバタ
姉「…よし、オッケー!じゃ、行ってきます」ガチャ
男「ん」
バタン
カミラ「……」シャクシャク
カミラ「お姉さんは何の仕事を?」モグモグ
男「モグモグしながら喋るなよ…。姉貴はあれでもな、デザイナーなんだ。靴のデザイン」
カミラ「えっ、見るからにガサツそうなのに」
男「だろ?でもな、姉貴のデザインした靴ってなかなかイケてるぜ」
カミラ「売り上げは?」
男「悲しいくらい売れない」
カミラ「へぇー…」シャクシャク
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 13:23:32.70 ID:8YEq1UfAO
男「……」
カミラ「何ですか?」
男「俺にもくれ。腹へった」ヒョイ
カミラ「あっ!」
ピーーーッ
男「!」ビクッ
ガシャン
カミラ「あーっ!」
男「何だ?何の音だ?」
カミラ「私のコーンフレークがああああ!」
ピーーーッ
男「これか!」
男「…リストバンド」
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 13:30:05.59 ID:1zxG73Uu0
サキュバスたんはまだですか?
このさいインキュバスでもかまわんから
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 13:31:29.09 ID:8YEq1UfAO
カミラ「わーたーしーのーコーンフ…」
男「うるさいな、まだあるからいいだろ」
カミラ「まだあるんですか?」
男「あるよ」
カミラ「さぁ、リストバンドを確認しましょう」
男「…はいはい」プチッ
フォンッ
カミラ「……神様からの」
男「お知らせ?」
ジジジ…
カミラ「この声は…!男さん!窓開けて!」
男「?」ガラッ
魔血鳥「ジジジッ!」バサバサ
男「出た!変な鳥!」
wktk
しえn
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 13:35:31.19 ID:8YEq1UfAO
カミラ「また何か持ってきたみたいですね…」
男「どうせDVDかなんかだろ」
カミラ「まさかの今さらビデオテープ」
男「ウチにDVDプレイヤーがないからか…?」
カミラ「再生してみましょう」
男「おう」ウィーン
ザザザザ…
カミラ「……」
男「……」
続き来てた!
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 13:40:50.98 ID:8YEq1UfAO
ザザザザ…
カミラ「…なかなか始まりませんね。再生ボタン押しました?」
男「押したけど…おっかしいなぁ…」
ザザザザ…
男「はっ!これビデオ2じゃん!1じゃねーと見えないんだよ!」カチカチ
カミラ(しょーもないミスを…)
『…と言うわけだ。それでは、ツァイチェン!』
男「あっ!終わった!」
カミラ「巻き戻し巻き戻し!」
キュルルルルルル…
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 13:42:48.83 ID:iPH5W18iP
バカ杉w
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 13:44:06.38 ID:PHk29D580
あるある
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 13:46:56.28 ID:8YEq1UfAO
パッ
♪テテレテレテテーンッ
男「音楽変わったな」
『やぁ!吸血作法マニュアル特別編をご覧のみんな!ドラキュラお兄さんだよ!久しぶり!』
カミラ「お久しぶりです」ペコ
男「昨日も見ただろ」
『今回は特別編と言うことで、神様からの命により、大切なルールを説明するぞ!』
カミラ「大切なルール?」
『すでに何名かは知っているようだけど、「ノルマ」が増えたり減ったりすることについて、じっくり教えます!』
男「ああ、なんか言ってたな」
『まず基本、ノルマは相手を一人倒すと1減る。0になったら天界に戻って来れる。これはもう知ってるよね』
カミラ「はい」
『次に、特殊なパターンについて説明するよ!よーく聞くんだ!けっこう大切な話だからね』
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 13:54:34.86 ID:8YEq1UfAO
『特殊なパターンその1!関係のない一般市民を殺してしまった場合!』
男「殺してしまったって…」
『これは最大の禁忌!失格とまでは行かないけれど、ノルマが1増えてしまうぞ!3人殺せば3、10人殺せば10、ノルマは増える』
カミラ「増えたりしたら大変ですね」
『例え相手との戦闘中に巻き込まれて死んだり、自分から攻撃を食らったり、要するに故意じゃなくても、その人が死ねばアウト!分かったかな?』
男「ふーん。ま、関係ないだろうな」
『次!特殊なパターンその2!関係のない一般市民が巻き込まれてしまい、その人を救い出し、逃がす!これは滅多にないだろうけど、うまくいけばそれだけでノルマは1減るぞ』
男「おお」
『複数人を救った場合は人数分ノルマが減る!これを利用できれば、戦いが大きく変わるかもね!』
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 14:03:07.32 ID:8YEq1UfAO
『最後に、特殊なパターンその3!これはパターンとは言わないけれど』
男「まだあったのか?」
『ノルマを達成した者は全員天界に戻ることができる!んだけど…』
カミラ「だけど?」
『これじゃあペアの人間があまりにも可哀想だ。なので、神様が褒美をくださるそうだよ!』
男「褒美?」
『君たちメンバーは天界に帰ってこれる。その際、共に戦ったペアの人間には、望みの褒美を与えるぞ!二人で分け合ってもいいし、一人で独占したって構わない!今のうちにゆっくり考えて、戦いに対するやる気を上げてみよう!』
カミラ「……」
『褒美の存在が君たちを強くするかも知れないが、それは君たち次第!…と言うわけだ。それでは、ツァイチェン!』
プツッ
男「無理やり『…と言うわけだ。』につなげたな、今」
カミラ「そうですね…」
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 14:13:02.37 ID:8YEq1UfAO
病院
『…というわけなのだ!それでは最後に一言、さよならだけが人生だ!頑張ってね!』
プツッ
カヤコ「……」
ウツロ「…だって、カヤコさん」
カヤコ「何だか大変なのね。この戦いって」
ウツロ「…ボクもそろそろ戦わなきゃいけない」
カヤコ「……」
ウツロ「そのためには、カヤコさんがここから出ないといけないんだよ」
カヤコ「……そうね。ねぇ、ウツロ」
ウツロ「……?」
カヤコ「神様にお願いすれば、私の病気は治るの?」
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 14:14:25.29 ID:8YEq1UfAO
ウツロ「…そうだね。神様なら治してくれるはずだよ」
カヤコ「本当に?」
ウツロ「本当だよ。神様に出来ないことはないんだから。ただこれが『褒美』として扱われるのかは分からないけど」
カヤコ「……」
ウツロ「でも、カヤコさんがここから出て一緒に戦って、天界に戻れたら、ボクは神様に心からお願いするよ」
カヤコ「…ありがとう、ウツロ」スッ
ウツロ「カヤコさん…」
カヤコ「行きましょう。あなたを天界に帰してあげる」プチッ
フォンッ
カヤコ「…最短距離の相手は」
ウツロ「…吸血鬼……!」
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 14:19:52.20 ID:8YEq1UfAO
カミラ「……」シャクシャク
男「もう三杯目だぞ。まだ食うのか…」
カミラ「だって、これおいしいんですよ」シャクシャク
男「…吸血鬼は、食っても食っても腹が膨れないんだよな」
カミラ「はい」シャクシャク
男「……それで終わりにしろよ。いいな」
カミラ「えーっ」シャクシャク
シャクシャク…
男「…相手は、今、誰がいるんだ?」プチプチ
フォンッ
男「……死霊使い、か。場所は…」
男「…あの病院?」
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 14:21:55.69 ID:8YEq1UfAO
ウツロ「カヤコさん、早く行こうよ」
カヤコ「ま、待って…この患者服で出るわけには…」
ウツロ「それなら、着替えばいいじゃない」
カヤコ「だって、あなたがいるから…」
ウツロ「……」
カヤコ「あなた、男の子でしょ…?」
ウツロ「…ごめんね。外出てるからね」スタスタ
パタン
カヤコ「……」ヌギヌギ
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 14:26:09.61 ID:8YEq1UfAO
ウツロ「まだかな」
ガチャ
ウツロ「うわっ」
カヤコ「…お任せ。どうかしら…これ」
ウツロ「いいんじゃないかな?カヤコさんは患者服が似合うんだし、何を着ても似合うよ」
カヤコ「…あ、ありがとう」
ウツロ「さぁ行こう。ボクたちのノルマは6。最初の相手は吸血鬼だ!」トコトコ
カヤコ「……」スタスタ
カヤコ(マップを見た感じだとけっこう距離があるみたいだけど…)
カヤコ(まず、たどり着けるのかしら…?)
| 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i | |
〉―_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
|,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|
. r´`ヽ / `"""`j/ | |くゞ'フ/i/ 北条沙都子ですの!
. |〈:ヽ, Y ::::: ,. ┴:〉: |/
. \ヾ( l ヾ::::ノ |、
j .>,、l _,-ニ-ニ、, |))
! >ニ<:| 、;;;;;;;;;;;;;,. /| ___,. -、
| | !、 .| | ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ| | ヽ\ _,..:::::::. / .| `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
..|.| | :::::ヽ<::::::::::::::::>゛ |_ _,.-''"´ / ̄,./´ ゝ_'ヲ
..| | | _;;;;;;;_ ̄ ̄ |  ̄ ̄ / _,. く / ゝ_/ ̄|
:.ヽ‐'''!-‐''"´::::::::::::::::: ̄ ̄`~''‐-、_ / にニ'/,.、-t‐┴―'''''ヽ
\_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ / / .(_ヽ-'__,.⊥--t-⊥,,_
\  ̄\―-- 、 _::::::::::::::::::::__::/ / /  ̄ ) ノ__'-ノ
\ \::::::::::::::`''‐--‐''´::::::::::/ / / / ̄ rt‐ラ' ̄ ̄ヽ ヽ
ヽ ヽ\ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ゝニ--‐、‐ |
l ヽヽ \:::::::::::::::::::::::::::::::/ /‐<_ ヽ |ヽ
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 14:42:10.65 ID:8YEq1UfAO
カミラ「……」シャク…シャク…
男「……おい」
カミラ「…何ですか」シャク…シャク…
男「もったいないからゆっくり食ってんのか?」
カミラ「ま、まさかぁ。味わってんですよ」シャク…シャク…
男「にしたって、もう20分最後の一杯食ってんじゃん」
カミラ「最長記録ですね」
男「何のだよ」
カミラ「食べちゃえばいいんでしょ、食べちゃえば」ザララーッ
男「何も一気に食わなくても…」
カミラ「うまいうまい」ジャクジャク
男「ったく……ん?」
男「…死霊使いが動き出したのか?」
カミラ「敵ですか」
男「ずっと大人しくしてたから、戦うつもりはないのかと…」
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 14:54:13.26 ID:8YEq1UfAO
カミラ「じゃ、早速行きましょうかね。食事も済みましたし。必要ないんですけど」
男「……いや、このスピードだと…あと1時間はかかるぞ」
カミラ「……」
男「ゲームでもやってるか」
カミラ「やりましょうやりましょう」
カヤコ「はー…はー……ふぅ…ウツロ…」
ウツロ「なに?まさかもう疲れたの?」
カヤコ「……」コクン
ウツロ「…しょうがないなぁ。……死霊呼び出し・透明の屍(ネクロマンシー・インビジブル)」ズズズズ
カヤコ「……きゃっ」ヒョイ
ウツロ「透明だから、誰にも見られないよ」
カヤコ「でも、私が宙にふわふわ浮いてるなんて、周りから見たら変よ…」
ウツロ「じゃあ、自分で歩く?」
カヤコ「…そうするわ」
猿回避支援
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 15:00:25.32 ID:8YEq1UfAO
カミラ「行け行け行けーっ!」カチカチカチカチ
男「はっ!ただ連打してるだけで勝てるかよ!」カチッグルグル
ドゴォ
カミラ「…なんでそんなコマンドをぱぱーっと入力できるんですか?」
男「不登校なめんなよ。かなり鍛えたからな」
カミラ「くっ…もういいです。違うのやりましょう」
男「逃げるのか?」ニヤニヤ
カミラ「ち、違います!戦略的撤退です!」
男「あーそう。じゃあ桃鉄やろうぜー」
カミラ「いいですねー」
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 15:04:46.95 ID:8YEq1UfAO
カヤコ「はぁ…はぁ…もう…疲れた…わ……」
ウツロ「ダメだよカヤコさん。あと少しじゃない」
カヤコ「でも…」
ウツロ「諦めちゃダメなんだ。どんなに疲れて体が動かなくなっても、絶対に諦めちゃダメ。分かったかい?」
カヤコ「……分かったわ…」
カヤコ(人生の先輩…って感じね。見た目はちっちゃいのに…)
支援
253 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 15:12:08.60 ID:8YEq1UfAO
カミラ「………」
男「そんな明らかに『つまんねぇな』って顔すんなよ」
カミラ「もう飽きたんですよ…。何か飲み物ください」
男「なんだ急に…」
カミラ「喉が渇いたんです」
男「ったく……昨日の夜、親父は酒しか買わなかったのか?」ガサガサ
父(本当に恐ろしかった…)
カミラ「……」
男「なぜかいちごオレが入ってた。これでいいな?」
カミラ「あ、ども…。そっちのは?」
男「ん?ビーフジャーキー…」
カミラ「くださいな」
男「はいはい…」バリッ
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 15:19:19.07 ID:8YEq1UfAO
カミラ「……」クチャクチャ
男「…うまいか?」
カミラ「…ヤバいですよ、これは」
男「ん?」
カミラ「この歯応え…いや、噛み応え……まるで首の奥の太い血管に歯を突き刺したような…」
男「吸血鬼ならではの例えだな」
カミラ「袋ごとくださいな」
男「全部食うつもりか…」
カヤコ「はぁっ…はぁっ…もう…げんか…」
ウツロ「!カヤコさん!あそこだよ!あの家だよ!」
カヤコ「や、やっと着いたのね…?」
ウツロ「……よし」
ピンポーン
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 15:22:59.15 ID:8YEq1UfAO
ピンポーン
男「誰か…来たぞ?」カチャカチャ
カミラ「ほら、男さん、出なきゃ」カチャカチャ
男「嫌…だね…。今離れたら…フルボッコされちまう…」カチャカチャ
カミラ「…さすがに…気付きますか…」カチャカチャ
ピンポーン
男「……うらっ!」カチャグリグリンカチャ
カミラ「くっ……」カチャカチャ
ピンポーン
男「…ああもうっ!出るよ、出りゃいいんだろっ!」ダンッ
カミラ「これは一世一代の大チャンス!」カチャカチャ
カミラ「と思ったらポーズかけてたぁああああ!」
男「……ったく」スタスタ
ガチャ
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 15:27:08.66 ID:8YEq1UfAO
ガチャ
ウツロ「やっと開いた…!」
男「子供かよ…。どちらさんだ?」
ウツロ「えっ」
男「ん…?」
男(格ゲー…桃鉄…格ゲー…)
男「あっ!」
男「おいカミラー!敵が来たぞー!」
カミラ「はいはい今行きますから…」スクッ
カミラ「……ジャーキーもう一本」ガブッ
男「お、お前が死霊使いか…?」
ウツロ「いかにも」
男「戦いは…できればここじゃないとこでやらないか?その…近所迷惑だし…」
ウツロ「……だって、カヤコさん」
男(うわっ超絶美少女!?)
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 15:33:02.77 ID:8YEq1UfAO
カヤコ「はぁ…はぁ…ま…また歩くの…?」
男(なんか息上がってる…どうしよう可愛い)
ウツロ「……で、吸血鬼は?」
男「そうだ。カミラ!何してんだ!」
カミラ「……」クチャクチャ
ウツロ「……」
カヤコ「……こちらの…何やらもぐもぐしてらっしゃるのが吸血鬼さん?」
男「はい…まぁ、一番…」
カミラ「ふぁみられすどうじょよろしく……」クチャクチャ
ウツロ「ファミラ?」
男「カミラです…」
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 15:38:25.01 ID:8YEq1UfAO
男「それじゃあ…近くの公園に行こう。あそこなら人も来ないだろうし」
ウツロ「…しょうがない。行こう、カヤコ」
男(カヤコさんって言うのか可愛いな)
カミラ「男しゃん、何ボーッとしてるんれすか」クチャクチャ
男「俺はお前が可哀想だ。なんでこんなに差があるんだろうな」
カミラ「?」
公園
男「着いた」
カミラ「本当に誰もいないみたいれすね」クチャクチャ
男「それ早く飲み込んでくれ」
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 15:42:47.75 ID:8YEq1UfAO
ウツロ「それじゃあ自己紹介をしよう」
男・カミラ(自己紹介…?)
ウツロ「ボクは死霊使いのウツロ。彼女はボクのペアのカヤコさん」
カヤコ「はぁっ…はぁっ……どうぞ…よろし…けほっ」
男(やべぇ咳する姿も可愛い)
カミラ「…わたひは吸け…」クチャクチャ
男「いいよ、俺がやるから…。俺は男。こいつは吸血鬼のカミラ。…よろしく(キリッ」スッ
男(さぁカヤコさん俺と握手を…)
ウツロ「よろしく」スッ
男(くそっ目の下に隈作ったガキめ…)
ウツロ「……死霊呼び出し」ボコボコ
男「え!?」
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 15:53:28.88 ID:8YEq1UfAO
ウツロ「……骸の屍(スケルトン)」ボゴォ
骸「………」ユラ
男「骸骨…?」
カミラ「……男しゃん」クチャクチャ
カミラ「二歩下がって」ゴクン
男「二歩…?」ザッザッ
骸「……」ブンッ
男「うおっ!危ねっ!」スカッ
ウツロ「……避けられた」
カミラ「下がってください」
男「お、おう」
ウツロ「………」スッ
カミラ「………」コキッ
男「…ゴクリ」
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 16:02:02.05 ID:8YEq1UfAO
カミラ「………」
ウツロ「……骸!」
骸「クオオオ!」ブンッ
カミラ「……」バッ
カヤコ「身のこなしが軽い…」
骸「クウオオオオオッ!」ブンブンッ
カミラ「……」ババッ
ウツロ「……避けるね」
カミラ「……」スッ
シュッ
骸「!!」バキン
男「おお!やっぱパンチが早い!」
カミラ「……」
ウツロ「……」スッ
カミラ(…目薬?)
ウツロ「ああ目が痛い。目が痛いなぁ」
カミラ「…?」
ウツロ「目が…」ポタッ
ガシッ
カミラ「!?」
男「ど…どうした!?カミラ!」
ウツロ「透明の屍(スケルトン)…すでに出しておいたんだ。合図で攻撃するようにね」
カヤコ「さっきの…」
カミラ「……!」バタバタ
男「……おい、カミラ!」
男(おかしいぞ…こいつ妙に…おとなしい…。…っていうか)
男(集中できてない?)
263 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 16:17:49.59 ID:8YEq1UfAO
男「おい、カ…」
カミラ「…!」バキッ
男「ああっ…!」
ウツロ「殴られるタイミングが分かるかい?」
カミラ「……!」バタバタ
男「くっそ…こうなったら俺が…」スッ
男「…ない!バットが!置いてきちまった!」
ウツロ「…意外と呆気ないね。骸、彼を押さえつけるんだ」
骸「クオオ」ガシッ
男「くっ…マジかよ!呆気ないのレベルか!?」
ウツロ「もう一発!」
バキィ
カミラ「………あ」
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 16:23:36.99 ID:8YEq1UfAO
男「…なんの『あ』?」
カミラ「…取れた」
ウツロ「…?」
カミラ「取れた…取れた…取れた!今のパンチで…」キラキラ
男「急にご機嫌に…」
カミラ「ひゃっほう!」ブンッ
バキィッ!!
透明「……!」ドサッ
ウツロ「なっ…!」
カミラ「さーぁ!来い!骨!」
骸「…クオオ!」グオッ
カミラ「…遅いっ!」シュッ
バキッ
骸「ク……」フラッ
ドサァ
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 16:26:23.86 ID:8YEq1UfAO
ウツロ「な…な…なにが起きて…」
カミラ「フフフフフ…あはははは…あーっはっはっはっはっ!」
男「さっきまで黙ってたのに…何このテンション!」
カミラ「取れたぁ!取れたぁ!あははははっ!」
男「な、何が取れたんだよ!」
カミラ「ジャーキー!歯に引っ掛かってたんです!舌で取ろうとしてもうまくいかなくて…」
男「……ジャーキー?」
ウツロ「……歯に引っ掛かってた?」
カミラ「?」
266 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 16:31:56.13 ID:8YEq1UfAO
男「と、とにかくこれで調子は戻ったんだな?」
カミラ「校長先生絶好調ってくらいですよ!」
男「……あ、そう」
カミラ「さぁ行くぜぇええ!」ゴッ
ウツロ「………生ける屍(ゾンビ)」
ボコッ
カミラ「おろ?」ガシッ
男「地面から手が…」
カミラ「あっ!手が届かない!」ブンブン
ウツロ「ふふ…ゾンビよ!そのまま地中に引きずり…」
カミラ「…さっきあなた、何て言ってましたっけ?」
ウツロ「え?」ピタッ
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 16:34:48.08 ID:8YEq1UfAO
カミラ「確か…『殴られるタイミングが分かるかい?』とかなんとか…」
ウツロ「それがどうかし…」
カミラ「魔血乃腕!」
ゴッ
ウツロ「!?」
ドゴォン
男「……見えないパンチの能力!」
ウツロ「か…」ドサッ
カミラ「最後にもう一つ。『意外と呆気ないね』…でしたよね?」ニコッ
男「すげー…。やっぱ圧倒的だ…」
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 16:39:03.56 ID:8YEq1UfAO
カミラ「手が届かなくても、あなたを吹っ飛ばす方法ならちゃんとあるんですよ」
ウツロ「……う、カヤコさんは…」
男「…あれ?そういやいないな。カヤコさん」
カミラ「…そこで倒れてますよ」
ウツロ「……!?」
カヤコ「はぁ…はぁ……!」
ウツロ「カヤコさん!」
男「なんだ…?さっきから妙に息が上がってると思ったら…」
ウツロ「やっぱり無茶しすぎたんだ…。ボクのせいで…」
男「どうしたんだよ?ヤバいのか?」
ウツロ「カヤコさんは病気なんだ!それを無理矢理ボクが連れ出して…」
男「病気!?ヤバいんじゃねーか!」
269 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 16:44:02.14 ID:8YEq1UfAO
ウツロ「病院に…病院に戻らないと!でも、ここからじゃ…」
カミラ「……歩いていくには遠いですね」
男「くっそ…なんとかできないのか!?」
カミラ「歩きにこだわらないなら全然問題ないです」バサッ
ウツロ「!」
カミラ「魔血乃翼…。さ、病院はあっちですよね。昨日窓から見てましたし…」
男「飛ぶのか?」
カミラ「ええ、彼女を抱いてね…。よいしょ」スッ
ウツロ「……カヤコさんを、助けてくれるの…?」
カヤコ「私は病院に連れていくだけですよ…」バサバサバサァ!!
ギュンッ
270 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 16:45:13.17 ID:Zv9J1CpJ0
カヤコさん・・・
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 16:47:35.97 ID:8YEq1UfAO
男「……はえーな、あいつ」
ウツロ「…う……」
男「カミラのパンチ、効いたか?」
ウツロ「……どうして」
男「?」
ウツロ「どうしてカヤコさんを助けてくれるの?…ボクたちは敵同士なのに…」
男「……ほっといたほうがよかったか?」
ウツロ「…いや、そういうわけじゃないけど…」
男「俺たちも病院に行くぞ。走るぜ」ダッ
ウツロ「あ、待って!」ダッ
カヤコ「…はぁ…はぁ…」
カミラ「……」バサバサ
カヤコ「……う」
カミラ「…もう少しで着きますよ」
カヤコ(…カミラ…さん?私……空を飛んで……)
カヤコ(…私のこと…助けてくれるの?)
カヤコ(いい匂い……あう)
カヤコ「……」ギュウッ
カミラ「……!」バサバサ
カミラ(こいつビミョーに胸大きいな。少しスピード落としてやろうかな)
カミラ「……なんてね」
ギュンッ
273 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 17:04:12.59 ID:iPH5W18iP
274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 17:10:09.61 ID:8YEq1UfAO
病院
少年「ママー」
母親「なぁに?」
少年「赤い羽の人が飛んでるよ」
母親(募金の話かしら…?)
バサ…バサ…
カミラ「…ふぅ」ストッ
カミラ「大丈夫ですか?病院ですよ。着きましたよ」
カヤコ「…すー…すー」
カミラ「……大丈夫そうですね…」
275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 17:12:25.67 ID:8YEq1UfAO
看護婦1「……あら?あそこのベンチで寝てるの…」
看護婦2「カヤコちゃんじゃない!」
カヤコ「…すー…すー…カミラ、さん…」
看護婦1「みんな探してたのよ!…早く戻りましょ!風邪引いちゃうわ!」
看護婦2「…でもどうしてここに…」
ヒラヒラ…
看護婦2「あら?赤い羽…」
パシャッ!!
看護婦2「ち…血に変わった!ひえええ!」
看護婦1「看護婦が血を見てうろたえるんじゃないわよ!ほら、ベッドまで連れてかないと!」
カミラ「……さ、後は二人が来るのを待ちますかね」フワフワ
276 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 17:21:39.47 ID:8YEq1UfAO
40分後
男「はーっ…はーっ…」
ウツロ「つ、疲れた…」
カミラ「遅いですよ」フワッ
男「お前には翼があるけど、俺らにはねーんだよ!」
ウツロ「…カヤコさんは?」
カミラ「大丈夫です。看護婦さんたちが運んでいきましたよ」
男「病室はどこだ?」
ウツロ「え?」
男「何階だ?」
ウツロ「さ、三階…304」
男「俺が一番乗りだー!」ダッ
受付「こら君!病院では静かに…」
カミラ「やれやれ」
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 17:28:26.92 ID:8YEq1UfAO
病室
男「カヤコさんっ!」バンッ
カヤコ「…すー…すー…」
男「……寝てる。当然か」
カヤコ「……すー」
男「なんか…いかにも病弱なお嬢様って感じで…そそる」
カミラ「あなたは性欲の塊ですか」
男「!」ビクッ
ウツロ「……カヤコさん」スッ
カヤコ「……ウツロ…?」パチ
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 17:29:27.15 ID:8YEq1UfAO
ウツロ「…ごめんね、カヤコさん。無理矢理外に出したりして」
カヤコ「……あなたは悪くないわ」
カヤコ「私、外に出てあんなに長く歩いたの初めてで」
カヤコ「疲れたけど、なんだか楽しかったわ」
ウツロ「でも……ボクが弱いから、カヤコさんの病気は、もう治せないんだ」
カヤコ「…そんなことないわ。あなたはよく戦った…」
ウツロ「でも…もう…」
カミラ「ストーップ!」
カヤコ・ウツロ「…?」
カミラ「男さんから報告があるようで…」
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 17:34:25.44 ID:8YEq1UfAO
カヤコ「報告…?」
男「いや、な?ふと気になってノルマを確認したんだけどさ…」スッ
帰界までのノルマ 6
カミラ「あれ」
男「減って…ないんだよな。カヤコさんはウツロのペアだから、『関係のない一般人を助けた』には入らないから…」
ウツロ「…?」
男「つまりさ、お前はまだ負けてないんだよ。だってカミラに一発殴られただけだし…」
ウツロ「…え?」
カヤコ「……ウツロ」
ウツロ「……まだ、負けてない…?カヤコさんを、助けてあげられるかもしれないって、こと?」ポロッ
カミラ「そういうことですね」
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 17:36:58.32 ID:Y0JBLuFPO
べ、別に支援しにきたんじゃないのよ!
えっとその……
そ、そう!
IDチェックしにきただけなんだから!
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 17:39:13.44 ID:8YEq1UfAO
ウツロ「う…うう…」ポロポロ
カヤコ「ウツロ…」ポロッ
ウツロ「よかった…。まだ、終わりじゃないんだ…!」ポロポロ
カヤコ「…ええ…まだ、戦えるのよ…!あなただって言ってたじゃない…『絶対に諦めちゃダメ』って…」ポロポロ
ウツロ「うう…!カヤコさん…!ボク…」ポロポロ
ウツロ「もっともっと強くなって、必ずカヤコさんを助けてあげるからね…!」
カヤコ「……一緒に、でしょ?」ポロポロ
男「……」ダーッ
カミラ「ちょ…なにサイレント号泣してるんですか!」
男「よかったよなぁ…よかったよかった…」
カミラ(…私がもうちょっと本気出してたら……危ない危ない…)
>>274 少年「赤い羽の人が飛んでるよ」
母親(募金の話かしら…?)
ここちょっとワラタ
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 17:44:37.66 ID:8YEq1UfAO
カヤコ「げほっげほっ…」
ウツロ「か、カヤコさん大丈夫!?」
カヤコ「……大丈夫」ニコッ
男(いかん可愛い過ぎる)
カミラ(なるほどこれは確かに男さんも鼻の下を伸ばす)
ウツロ「…カミラ」
カミラ「はい?」
ウツロ「…カヤコさんを助けてくれて、ありがとう」
カミラ「いやいやそんな…」
ウツロ「……ボクは、君たちにお礼をしなくちゃいけないね」
男「いやいやそんな…」
ウツロ「…ボクは弱いけど、でも強くなって、君たちを必ず助けるよ」
カヤコ「いつになるかは分からないけど…その時は私も力になるわ」
カミラ「……そうですか。じゃあちょこっと期待してますよ」
これコミック化しても面白そうだね
285 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 17:54:35.40 ID:sCDU3Ie/O
支援
カヤコ「あ、あの…カミラ、さん、ちょっとこっちに…」
カミラ「?」
カヤコ「……あなたのおかげで助かりました。ありがとうございます…」
カミラ「…どういたしまして」
カヤコ「それで…その…お願いがあるんですけど…」
ウツロ(カヤコさんが敬語を…?)
カミラ「お願い?」
カヤコ「えと……ちょっとだけ、ギュッてしてくれませんか…?」
男・ウツロ「」
カミラ「………ぎゅ」ギュッ
カヤコ「あう…」
カミラ「……ぎゅう」ギュウッ
カヤコ「………はぁっ」ギュッ
男「もう無理!これ以上は俺がヤバい!何かが破裂寸前!」
ウツロ「か、カミラ!カヤコさんに変なことするな…!」
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 18:05:10.47 ID:X18V292n0
これが噂の「百合」でしょうか
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 18:07:33.95 ID:8YEq1UfAO
カヤコ「あ、あと、男くんも…」
男「ひゃいっ!」
カミラ「なにビビってんですか…」
カヤコ「こっちに…」
男(ハグ!?ハグキタ!?ハグすんのこれ!?ねぇハグなの!?)
カヤコ「これからも、ちょくちょくお見舞いに来てくれたら嬉しいわ…」スッ
男「あ…はは…!そうですね!2日に一回のペースで来るよ!」スッ
男(握手でも十分…!手ぇ柔らかっ…!)
ウツロ「……!」
カヤコ「……ウツロ、拗ねてるの?」
ウツロ「な…!ぼ、ボクが拗ねるなんて…」
カヤコ「私はあなたのことが、一番好きよ」
ウツロ「え…」
チュ
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 18:15:32.15 ID:c4uRrp2s0
支援
290 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 18:17:07.11 ID:8YEq1UfAO
男「それじゃあ俺たち、もう帰ろうかな?」
カミラ「そうですね…。少し疲れましたし…」
カヤコ「…ウツロ、外まで一緒に…」
男「いや、大丈夫!このプレートを受付に返しゃいいんだよな?」
カヤコ「ええ」
男「それじゃ、また今度来るよ。じゃあな、ウツロ、カヤコさん」スッ
カミラ「お大事に」スッ
男「お前ってああいうとこではちゃんと空気読むんだなぁ」スタスタ
カミラ「あなたこそ。てっきり『なんで俺にはキスしないんだ!』とか騒ぎだすかと…」スタスタ
男「騒ぐか!いや、実はちょっと思ったけど…」スタスタ
カミラ「やっぱりね」スタスタ
男「…お?見ろよこれ」
カミラ「観葉植物ですか?」
男「…『カミラ』だってさ」
291 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 18:18:33.39 ID:8YEq1UfAO
ウツロ&カヤコ編が終わったので、ちょいと休憩を…
気持ち悪い……
血を吸われたか…
293 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 18:30:19.66 ID:dq2ej2g00
| 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i | |
〉―_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
|,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|
. r´`ヽ / `"""`j/ | |くゞ'フ/i/ 百合が入れば売れる!
. |〈:ヽ, Y ::::: ,. ┴:〉: |/
. \ヾ( l ヾ::::ノ |、
j .>,、l _,-ニ-ニ、, |))
! >ニ<:| 、;;;;;;;;;;;;;,. /| ___,. -、
| | !、 .| | ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ| | ヽ\ _,..:::::::. / .| `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
..|.| | :::::ヽ<::::::::::::::::>゛ |_ _,.-''"´ / ̄,./´ ゝ_'ヲ
..| | | _;;;;;;;_ ̄ ̄ |  ̄ ̄ / _,. く / ゝ_/ ̄|
:.ヽ‐'''!-‐''"´::::::::::::::::: ̄ ̄`~''‐-、_ / にニ'/,.、-t‐┴―'''''ヽ
\_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ / / .(_ヽ-'__,.⊥--t-⊥,,_
\  ̄\―-- 、 _::::::::::::::::::::__::/ / /  ̄ ) ノ__'-ノ
\ \::::::::::::::`''‐--‐''´::::::::::/ / / / ̄ rt‐ラ' ̄ ̄ヽ ヽ
ヽ ヽ\ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ゝニ--‐、‐ |
l ヽヽ \:::::::::::::::::::::::::::::::/ /‐<_ ヽ |ヽ
294 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 18:34:13.91 ID:XDf0b3O50
沙都子とかいう糞コテ死んでくれねーかな
これコミック化しても面白そうだね(キリッ
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 18:34:44.46 ID:jNo8rHQO0
百合なら売れるという考えはもはやミステイクでしかないぞ!
h
297 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 19:03:43.71 ID:dq2ej2g00
| 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i | |
〉―_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
|,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|
. r´`ヽ / `"""`j/ | |くゞ'フ/i/ え、うそ時代おくれ?
. |〈:ヽ, Y ::::: ,. ┴:〉: |/
. \ヾ( l ヾ::::ノ |、
j .>,、l _,-ニ-ニ、, |))
! >ニ<:| 、;;;;;;;;;;;;;,. /| ___,. -、
| | !、 .| | ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ| | ヽ\ _,..:::::::. / .| `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
..|.| | :::::ヽ<::::::::::::::::>゛ |_ _,.-''"´ / ̄,./´ ゝ_'ヲ
..| | | _;;;;;;;_ ̄ ̄ |  ̄ ̄ / _,. く / ゝ_/ ̄|
:.ヽ‐'''!-‐''"´::::::::::::::::: ̄ ̄`~''‐-、_ / にニ'/,.、-t‐┴―'''''ヽ
\_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ / / .(_ヽ-'__,.⊥--t-⊥,,_
\  ̄\―-- 、 _::::::::::::::::::::__::/ / /  ̄ ) ノ__'-ノ
\ \::::::::::::::`''‐--‐''´::::::::::/ / / / ̄ rt‐ラ' ̄ ̄ヽ ヽ
ヽ ヽ\ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ゝニ--‐、‐ |
l ヽヽ \:::::::::::::::::::::::::::::::/ /‐<_ ヽ |ヽ
298 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 19:11:25.13 ID:8YEq1UfAO
ん〜ん…やはり若い女の生き血はいい…
すっかり元気になったよ
フフフフフハハハハハハハハハハハ!
抜いてきた
299 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 19:17:41.44 ID:8YEq1UfAO
男「ただいま」ガチャ
カミラ「ああ疲れた」
男「うそつけ。涼しい顔して反撃してたじゃねぇか」
カミラ「魔血乃翼ですよ。あれを10分近く使い続けるってのは地味にキツいんです」
男「ほー」
カミラ「だから血を…」クア
男「え、ちょ…」
カミラ「冗談ですよ」カミカミ
男「ジャーキーは食うのか」
カミラ「うーんマイルド」クチャクチャ
男「…どれ」パク
男「……」クチャクチャ
カミラ「どうれす?」クチャクチャ
男「これはたひかに歯にひっかかる…ひょひてヨダリェがだらだらでゆ」クチャクチャ
カミラ「ヨダリェwwwww」
300 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 19:24:57.10 ID:8YEq1UfAO
男「まだ昼飯には早いなぁ」
カミラ「ジャーキー、ジャーキー」
男「ゲームの続きやるか」
カミラ「やろうやろう。私が勝つまでやろう」
男「……」カチャカチャ
カミラ「…くっ…」カチャカチャ
男「おりゃ!うりゃ!」グリングリンカチャカチャッ
カミラ「ああっ!また負けた!」
男「いやぁ、お前を負かすのは楽しいなぁ」ケラケラ
カミラ「くっ…不登校ゆえのこの強さ…」
男「もう一回やろうぜ」ケラケラ
カミラ「………」
カミラ「そういえば男さんは、どうして不登校なんです?」
男「え゛」
カミラ(この反応は楽しめそうだな)
sien
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 19:55:18.96 ID:8YEq1UfAO
飯食うた
ho
304 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 20:24:58.46 ID:8YEq1UfAO
カミラ「どうして不登校に?」
男「…それは…その」
カミラ「ねぇなんで?ねえねえ」ニヤニヤ
男「くっ……」
カミラ「話してくれないとチューってやりますよ。痛いですよ」ニヤニヤ
男「ち…ちくしょう!話せばいいんだろ!話せば!」
カミラ「そうです。話せばいいんです」ニヤ
男「……半年前だったかな」
305 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 20:30:22.44 ID:8YEq1UfAO
7月中旬
男「もうすぐ夏休みかぁ…」
友「お前さぁ、なんか予定あんの?」
男「予定?ん…ないな」
友「遊びに行ったりしねぇの?」
男「分からん。お前は?」
友「俺はバイト」
男「バイトかぁ…それもいいなぁ…」
友「お前もやるか?」
男「ん…まぁ、親父と姉貴に相談してみるかな。たぶんオッケーもらえるはずだ」
友「姉貴?」
306 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 20:34:05.65 ID:8YEq1UfAO
男「姉貴」
友「いるのか?」
男「いるよ」
友「学生?」
男「いや、今22。靴専門のデザイナー」
友「年上キターッ!」ガタッ
男「な、なんだよ」ビクッ
友「つい取り乱してしまったよ。で、どんな感じだ?」
男「どんな感じって…」
友「性格とか、体型とか、誰に似てるか、とか」
男「うーん……」
307 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 20:35:44.64 ID:pOOTYWEs0
ほ
308 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 20:39:37.18 ID:8YEq1UfAO
友「性格は?」
男「………」
男「凶暴。俺を奴隷のように扱う魔性の女。ついでに大酒飲み」
友「ほぅ……。少し待てよ今脳内で奴隷扱いされてる」
男「きめぇ」
友「体型は?」
男「うーむ……まぁ、そこそこ」
友「何がそこそこだ?乳か?」
男「……」コクン
友「………」
友「オッケー」
男「何が?」
309 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 20:44:40.02 ID:8YEq1UfAO
友「今脳内でお姉さんにビール買うように頼まれた」
男「シュミレート!?」
友「ビール買ってきたら早速ぐびぐび飲みだした」
男(あー…あるな)
友「4本くらい飲んだあたりで態度が豹変した」
男(よくあるわぁ)
友「俺を押し倒してそのそこそこある乳を顔に当ててきた。ヤバい、妄想で死ねる」
男「あったなぁそんなこと」
友「え゛」
男「ん?」
310 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 20:47:37.48 ID:8YEq1UfAO
友「あったの?実際に」
男「一回だけな。下着姿になって暴れだして、それこそ俺の顔を乳に埋めさせてきたり」
友「マジで?」
男「一回だけだぞ?」
友「しね」
男「え?」
友「0と1は違う。しね」
男「え…」
男「そこからはもう凄まじかった」
カミラ「何がです?」
男「ザ・噂ネットワーク」
カミラ「……」
311 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 20:54:27.14 ID:8YEq1UfAO
男「変化があったのは話をした翌日…」
ヒソヒソ
男(ん…?)
アイツントコノ ネーチャンノ ハナシ シッテルカ?
男(昨日の話…あんにゃろうもう広めたのかよ)
ヨッタヒョウシニ フタリデ イロイロヤッタラシイゼ
男「…え?」
ササッ
男「…色々って…まぁ、色々か…」
男「その翌日にはさらに酷くなっていた…」
ウワ! キョニュウアネキト イチャイチャシテル オトコダ!!
男(イチャイチャしてねーよ…!)
ナンデモ ジュニュウプレイガ スキダトカ
男(……授乳?)
312 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 21:02:34.58 ID:8YEq1UfAO
男「そ し て 噂 は 伝 播 し 続 け た」
アイツハ ヨッタネーチャント イチャイチャシタ
↓
アイツハ ショッチュウネーチャント イチャイチャシテル
チチプレス サレタラシイ
↓
チチガダイスキラシイ
↓
ジュニュウプレイガ スキラシイ
↓
マイバンマイバン チチマクラ
男「俺はド変態になった。噂のせいで…噂のせいで!」
カミラ「なんとまぁ」
男「そのまま俺は夏休みを過ごし」
男「つ い に は 不 登 校 に な っ た の だ !」
男「理由は言えないんだ。特に姉貴には…」
カミラ「そりゃそうですね」
313 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 21:08:53.16 ID:8YEq1UfAO
男「悲しいだろ?」
カミラ「…いや、それなら学校行けますよ」
男「なんだとぅ?」
カミラ「そうだ俺な巨乳大好きなんだ!って開き直ればよかったんですよ」
男「……!」
カミラ「それなのにあなたはそれを否定もしないまま引きこもって…」
男「うるせー貧乳!お前に俺の気持ちが分からんのか!」
カミラ「私が貧乳なのは関係ねぇだろクラァ!」
男「ふーっふーっ…」
カミラ「がるるる…」
男「……もういいよ、馬鹿馬鹿しくなってきた」
カミラ「ド変態」ボソッ
男「やかましいっ!」
314 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 21:16:44.16 ID:8YEq1UfAO
カミラ「やっぱりダメです」
男「何がだよ」
カミラ「そんな理由で不登校になるなんて。マヌケですかあなたは」
男「マヌケじゃねーよ」
カミラ「私ならヤリマンビッチだとかなんだとかいくら言われようとも、何とも思いませんよ」
男「は、はしたないっ!」
カミラ「あなたはカスだ!クズだ!」
男「な…なんだとぉ…!」
カミラ「短小包茎の童貞ボーイだーっ!」
プッツゥーン
男「てめえ!ボロクソ言いやがって!」
カミラ「事実でしょうが!」
男「なんで包茎で童貞って知って…」
カミラ「そこはカマかけました」
男「」
315 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 21:21:09.39 ID:D8dsPpvG0
男とカミラのイチャイチャはまだですか?
316 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 21:22:53.00 ID:8YEq1UfAO
カミラ「うわー本当だったのかー」
男「ち…ち…ちくしょう…」
男「わーったよぉ!ガッコ行きゃいいんだろ!上等だぁ!」
カミラ「そうだそうだ」ニヤニヤ
男「このバットで気に入らねぇ奴を片っ端から殴ってやらぁ!」
カミラ「それは警察沙汰になるからやめときましょうか」
男「でも明日は土曜日だぁ!」
カミラ「なら今すぐ行きましょう!まだお昼です!」
男「っしゃあ!半年ぶりの制服だぁ!」
317 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 21:29:46.87 ID:8YEq1UfAO
10分後
男「まさかネクタイの結び方を忘れるとは」
カミラ「ぐっちゃぐちゃですね…」
男「さぁ、行ってくるぜ!」
カミラ「あ、私も行きます」
男「え…」
カミラ「……あ、制服じゃないと入れませんかね」
男「そういう問題じゃねぇよ。お前は来るな」
カミラ「なんで!?なぜ!?」
男「半年間不登校だった奴がいきなり見知らぬ女連れて学校来たらおかしいだろうが」
カミラ「おかしい!?Why!?どういうつもり!?」
男「どういうつもりもこうもない。お前は来るな!」
カミラ「やだー!行きたいよー!連れてってよー!」ギャーン
男(こいつがダダこねると凄まじくうぜぇ)
318 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 21:36:33.23 ID:8YEq1UfAO
男「分かったよ!連れてってやる!だからもう泣くな騒ぐな!」
カミラ「えっホントですか」ケロッ
男「殴りてぇ」
男「女物の制服なんてないから、姉貴のスーツ借りよう。ゴスロリファッションはさすがにまずいからな」
カミラ「スーツで学校…」
男「……あった。ほれ、着替えな」ポイッ
カミラ「……」ヌギヌギ
男「だーっ!ここで着替えるな!」
カミラ「男さんがあっち行けばいいじゃないですか」
男「確かに……ん?」
カミラ「何ですか?」
男「……その臍の横の…いや、横腹と言うべきか。そこに描いたる絵はなんだ?」
319 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 21:37:29.79 ID:bouwAj+OO
シエスタ
320 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 21:43:23.54 ID:8YEq1UfAO
カミラ「これは…」グイ
男「それ以上服上げるな」
カミラ「吸血鬼一族の証です。烙印みたいなものですかね」
男「へー…なんか変わったマークだな」
カミラ「愛と平和を意味するようそうですよ。私たち一族は代々これを信条にしてます」
男「愛と平和(笑)」
カミラ「結果私みたいな怠惰な吸血鬼が誕生したんですね。私は悪くない一族が悪い!」
男「いやいや…」
カミラ「ちなみにこれ、もう一種類あるんですよ」
男「?」
カミラ「吸血鬼一族は二つ存在するんです。ほとんど差はありません。遥か昔は一つの一族だったのですが、抗争が絶えず、結果二つに別れたそうです」
男「愛と平和以外にあるのか」
カミラ「邪心と破壊です」
男「怖っ」
321 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 21:55:35.70 ID:8YEq1UfAO
カミラ「まぁなんとなく分かると思いますけど、『邪心と破壊』側は超が付くほどの悪です」
男「悪ねぇ」
カミラ「向こうには向こうなりの誇りがあるんでしょうが、やってることは極悪非道、モロに吸血『鬼』って感じです」
男「……」
カミラ「私は『愛と平和』を掲げたいい子ですよ」
男(そうか…?)
カミラ「さ、向こう行くなら行ってください。それとも包茎童貞のあなたは私の生着替えが見たいんですか?」
男「早く着替えろよ」ピシャッ
カミラ「……私に魅力を感じないなんて、損してますよ、絶対」ブツブツ
322 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 22:01:59.89 ID:8YEq1UfAO
カミラ「着替えましたよ」ガラッ
男「ん…」クルッ
男「!?」
カミラ「どうしました?」
男「なんか…オーラが見える」
カミラ「そうでしょうそうでしょう。やる気のオーラが見えるでしょう」
男「なんかお前あれだな、イケメンホストみたいだな。雰囲気が」
カミラ「私ならNo.1になれますね(キリッ」
男「…何にせよ学校行くって雰囲気じゃねーよ」
カミラ「なら私がお姉さん役になりましょう」
男「えっ」
カミラ「私から言ってやりますよ。そんなものはでっち上げさ、バカめ!ってね」
男「まぁお前は貧乳だし…」
カミラ「それは関係ないっ!くそーっ!」ダンダン
323 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 22:09:44.14 ID:8YEq1UfAO
高校・正門前
カミラ「ここですか。立派な学校ですねぇ」
男「……」
カミラ「どうしました?」
男「ひ、冷や汗が止まらん」ガクガク
カミラ「こいつぁ重症だ。それじゃあまずは私が入りましょう」
職員室
教師1「おいおい…誰か正門前にいるぞ」
教師2「遅刻した生徒?」
教師1「一人は制服を着てるからそうみたいだけど、もう一人のスーツ女は…」
教師2「うーん…生徒…?」
担任「一体何ですか?」
教師1「いや、ウチの生徒らしき奴と変なスーツの女が入って来たんだよ。」
担任「どれどれ……」
担任「男!?」
| 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i | |
〉―_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
|,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|
. r´`ヽ / `"""`j/ | |くゞ'フ/i/ こういう展開好きだ
. |〈:ヽ, Y ::::: ,. ┴:〉: |/
. \ヾ( l ヾ::::ノ |、
j .>,、l _,-ニ-ニ、, |))
! >ニ<:| 、;;;;;;;;;;;;;,. /| ___,. -、
| | !、 .| | ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ| | ヽ\ _,..:::::::. / .| `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
..|.| | :::::ヽ<::::::::::::::::>゛ |_ _,.-''"´ / ̄,./´ ゝ_'ヲ
..| | | _;;;;;;;_ ̄ ̄ |  ̄ ̄ / _,. く / ゝ_/ ̄|
:.ヽ‐'''!-‐''"´::::::::::::::::: ̄ ̄`~''‐-、_ / にニ'/,.、-t‐┴―'''''ヽ
\_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ / / .(_ヽ-'__,.⊥--t-⊥,,_
\  ̄\―-- 、 _::::::::::::::::::::__::/ / /  ̄ ) ノ__'-ノ
\ \::::::::::::::`''‐--‐''´::::::::::/ / / / ̄ rt‐ラ' ̄ ̄ヽ ヽ
ヽ ヽ\ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ゝニ--‐、‐ |
l ヽヽ \:::::::::::::::::::::::::::::::/ /‐<_ ヽ |ヽ
325 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 22:15:15.77 ID:8YEq1UfAO
教師2「あなたのクラスの生徒ですか?」
担任「間違いありません!夏休み明けから学校に来なくなった…男!ついに来てくれたのか!」バッ
教師1「そりゃあよかったよかった」
担任「ちょっと会ってきます!」ダダダ
教師2「……で、このスーツの方は?」
教師1「さぁ…」
カミラ「男さん、向こうでバレーやってますよ、見てみましょう」
男「バレー?…まぁいいか…」
カミラ「…ん?誰かこっちに来ますよ」
男「……あれは」
担任「おーい!」ブンブン
男「げっ!担任だ!逃げるぞカミラ!」
326 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 22:20:30.91 ID:8YEq1UfAO
カミラ「いや、逃げたらダメじゃないですか」
男「いいから!来い!」グイッ
カミラ「ぐえっ」
タタタタタ
担任「あっ!逃げた!」
担任「よし…陸上競技のエキスパートを舐めたらあかんぜよ!」グッグッ
担任「どーん!」ダッ
シュタタタタタタ
男「何だあれ!?」
カミラ「速すぎワロ…えない」
男「やべぇ!追い付かれる!かくなる上は…」クルッ
カミラ「え?」ガシ
男「囮作戦だ!行けーっ!」ドン
,,、、、ィ イr.ィ;;;ィ.、、、
,ィイ、;;.:.:;:.:;!;:.:!;:;::;:;:;:::;:;ミ、
,彡;:;;ヽ;:;j;;;|;:;j;;ノ;;,r'´;;;;:;:ミ
ゞミ,r''ヾ゙,Njィイ'゙´ ``ゞミミ{
`ト;;j_,,、-- 、 ,rー-、 ミ;;N
゙i;;| ,,ィェテ`j 'テェュ, ミ;jリ
,N , , , ノ , , , j!ハ よし…陸上競技のエキスパートを舐めたらあかんぜよ!
lハ! ヽ j/,ノ
ヾ、 ー==‐' ,斤リ
`ト、 ,イ |'′
,〕` ー─ './ |‐、_
,r‐、ノ ヽ .:.:.:.::::/ ,、 ' ノ7`ーr 、
,イ ト、 \ ,r'´ /:/ i `''ー- 、_
_// | \,ヘV/ヘ 、_/:/ | \
_/ / | !⌒7 / _」 〉、
_/ ,/ ! 〉^{ / < , イ /i
_/  ̄`フ ! /.:.:.:i ./ 〉 / / !
/ 、 / ! /.:.::::::| / _ __/_ ,.イ / !
/ .:ヽ / \ V.:.:::::::::|,ィ"´ __, \ /::/:.:.:. . . ..,イ〉
/^ヘ-、 .::::リ \ i::::::::;:;:;| y'´ V.::::/::.:.:.:.:.:. / l!
./ `ゝ、 .::::::} \|::;:;;:;;:;:! >'´ ̄ ヽ ト、_:::::::::.:./.:.:.:.|
.〈 `ヽ) |\.::::::| .:::::.ヽ;:;::/ .フ〈 、 | ト、_::/::::::::::.:.|
ト、 ‐-〈 J \:::|::. .:.:.:.:.:.:.:::::::y':::::::::::`ー-ヽ 」 |! | \:::::::::::|
328 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 22:25:34.79 ID:8YEq1UfAO
カミラ「わっ…とっ…とっ…」フラフラ
担任「えっ?」シュタタタタタ
カミラ「ちょ…ストップ!ストーップ!」バッ
担任「そんなこと言われても急には…」ゴオオオ
カミラ・担任「ぎゃーっ!」ドシィン
男「カミラ…よくやった!あとは頼んだ!」ダダダダ
2-1教室(男のいたクラス)
生徒「ねー先生は?」
代理「君たちのクラスメイトの男くんに会いに行ったよ」
男友「マジで!?あいつついに復活!?」
生徒「みんなで迎えてあげようぜー!」
生徒『よっしゃー!』ガタガタン
代理「ちょ…授業は普通に…」
生徒『わーっ!』ダダダ
代理「勢いで誤魔化された…」ガラーン
329 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 22:31:02.85 ID:8YEq1UfAO
男「……」タタタ
キャーキャー レシーブ! トス! アタック!
男「…バレーか。俺、バレーとバスケは苦手なんだよな」
男「野球とかサッカーはそこそこ得意なのに…」
生徒「いた!…あそこだ!」
男「何っ!?…くそっ!」ダッ
生徒「あっ!逃げた!待てーっ!」ダダダ
カミラ「痛たた…」
担任「あ、危ないじゃないか。いきなり止まったら…」
カミラ「だって男さんが…」
担任「…そういえば君、誰なんだい?」
カミラ「お…男さんのお姉さんです」
担任「どう考えても嘘だよね、それ」
330 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 22:35:11.12 ID:F95NxfPF0
キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードの登場はまだですか?
331 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 22:35:43.45 ID:8YEq1UfAO
カミラ「ホントは吸血鬼です」
担任「はぁ?」
カミラ「噛むぞー」クワッ
担任「うわっ!牙がっ」
カミラ「隙あり!」ダッ
担任「あ…待てっ」
男「うおおああああっ」ダダダダダ
生徒「待てよおおおおおいっ」ダダダダダ
男「…!」パシッ
生徒「?」
男「テニスボール!」シュッ
生徒「うぼぁ!」ポコッ
男「…こっち!」ガサッ
生徒「く…!はっ!どこ行った!?」
332 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 22:45:10.07 ID:8YEq1UfAO
男「…この茂みの奥は…」
男「プール…よし、この時期なら人はいない!やり過ごせるぞ!」キョロキョロ
男「更衣室に…」ダダダ
ガチャン
?「……ひぇっ!?」
男「……え?」
カミラ「男さん…どこに逃げたんでしょうかね…」
生徒「あいつはどこに行ったんだ?…って、ん?」
カミラ「!」
生徒「あんた、誰?」
カミラ「男さんのお姉さんです!」キッパリ
生徒「!?噂の巨乳美女?貧乳のガキじゃん!」
カミラ「うらぁぁぁああ!」バキッ
生徒「おぶぅっ!?金的キックは反則だろjk…」ガクッ
カミラ「……男さーん!どこですかー!」タタタ
333 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 22:52:17.62 ID:8YEq1UfAO
更衣室
?「……」パチクリ
男(このメガネちゃんは……誰だ?)
?「あの…ここ、女子更衣室ですけど…」
男「……」ソローリ
男「……ホントだ…」
?「な、何しに来たんですか…?まさか私をいじめに…」
男「いや、君が誰かは知らないけど、君こそなんでこの時期にここに?」
?「……」
男「……誰?」
?「わ、私は…1年の……コです…」
男「え?何?何コ?イチコ?」
?「へっ…?」
男「イチコでいいよ!もう!」
334 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 22:53:27.96 ID:D8dsPpvG0
さるさんか
335 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 22:54:30.63 ID:8YEq1UfAO
イチコ「……あ、あなたは…?」
男「俺?俺は2年の、男!あ、不登校だから明日には忘れて!」
イチコ「??」
男「こんなとこで何してんだよ!結構寒くね?」
イチコ「あ、あなたこそ…」
男「俺は逃げてきたんだよ。だからいいの!」
イチコ「逃げてきた…?」
男「そうだよ!なぜか追われてんだよ、俺」
イチコ「私も」
男「何が?」
イチコ「私も…ここに逃げてきたんです…」
336 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 22:56:05.97 ID:dq2ej2g00
| 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i | |
〉―_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
|,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|
. r´`ヽ / `"""`j/ | |くゞ'フ/i/
. |〈:ヽ, Y ::::: ,. ┴:〉: |/
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j .>,、l _,-ニ-ニ、, |))
! >ニ<:| 、;;;;;;;;;;;;;,. /| ___,. -、
| | !、 .| | ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ| | ヽ\ _,..:::::::. / .| `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
..|.| | :::::ヽ<::::::::::::::::>゛ |_ _,.-''"´ / ̄,./´ ゝ_'ヲ
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\_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ / / .(_ヽ-'__,.⊥--t-⊥,,_
\  ̄\―-- 、 _::::::::::::::::::::__::/ / /  ̄ ) ノ__'-ノ
\ \::::::::::::::`''‐--‐''´::::::::::/ / / / ̄ rt‐ラ' ̄ ̄ヽ ヽ
ヽ ヽ\ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ゝニ--‐、‐ |
l ヽヽ \:::::::::::::::::::::::::::::::/ /‐<_ ヽ |ヽ
337 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 23:01:43.77 ID:8YEq1UfAO
>>336 なんか言ってよwwww
男「何?君も追われてんの?」
イチコ「わ、私は追われてないです、けど」
男「逃げてきた?」
イチコ「はい…」
男「そりゃまたなんでだよ」
イチコ「きょ、教室、とか…みんなといる時の空気、が、怖くて…」
男「?」
イチコ「い、いじめられてるんです、私…根暗とか、駄目女とか…色々言われて…」
男「駄目女…?そうだ!カミラを探そう!もう俺はこの学校にはいられねぇ!」グイッ
イチコ「えっ?えっ?」
男「走るぞ!話、聞くから!」ダッ
イチコ「わっ…!」
338 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 23:10:17.86 ID:8YEq1UfAO
男「……誰も…いないな?」キョロキョロ
イチコ「あ、あの…どこに行くんですか?」
男「生徒(おって)から逃げつつ、カミラと合流する!」
イチコ「カメラ…?」
男「カミラ!金髪ロングに貧乳のスーツ女だ!君も探して!」
イチコ「え?」
男「まずは校舎内に突入!」ダダダ
イチコ(何なのこれ…??)クラクラ
339 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 23:13:00.94 ID:8YEq1UfAO
カミラ「男さーん!」ウロウロ
カミラ「むっ!プール!あそこが怪しいな…」タタタ…
ガチャ
カミラ「…更衣室にはいないか」
カミラ「はっ!まさかの女子更衣室!?」ガチャ
カミラ「………いないか」パタン
担任「男を捕まえるのは後でいいか…とにかくあの吸血鬼ぶった女の子が先だ!」タタタタタ
ツルッ
担任「うべっ!」ベチッ
担任「な、なんでこんなとこにテニスボールが……あたたた…」
340 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 23:17:53.14 ID:8YEq1UfAO
生徒「おーい男ー!なんで逃げんだよー!」
イチコ「よ、呼ばれてますよ」
男「しーっ!大丈夫だ、ここならばれない…!」
イチコ「けほっけほっ…埃っぽい…」
男「体育倉庫だしな…石灰だよ、これは」
イチコ「……あの」
男「ん?」
イチコ「不登校?って言いましたよね…さっき」
男「ああ。それがどうした?」
イチコ「全然見えないです…」
男「…必死だからな。特に最近、色々と」
イチコ「……?」
あ
342 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 23:23:04.61 ID:8YEq1UfAO
男「……よし、出るぞ!」ガラッ
生徒「あ」
男「あ」
イチコ「あ…」
男「イチコちゃん!ダッシュ!」ダッ
イチコ「は、はいっ!」ダッ
生徒「い、いたぞ!なんか小柄な子連れてる!」
男「ああもうっ!」タタタ
イチコ「こ、こ、小柄な子…」タタタ
カミラ「体育倉庫!ここが怪しいなぁ…」
カミラ「えいっ!」ガラッ
カミラ「けほっけほっ……もぬけの殻ですか…」ピシャ
カミラ「どこに行ったのやら…」
343 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 23:23:32.30 ID:jzHa1z130
wktk
344 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 23:28:45.01 ID:8YEq1UfAO
担任「……よし、今度こそ」スッ
生徒「あ、先生!男いたぜ!」
担任「それより、金髪にスーツの女の子を見なかったか?」
生徒「いや、見てな…」
カミラ「どこ言ったかな、男さん…」タッタッタッ
生徒「…見た」
担任「…いた」
カミラ「…げっ」
担任「捕まえろーっ!」
生徒「お、おうっ」ダッ
カミラ「なんで私まで!」ダッ
345 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 23:37:30.40 ID:8YEq1UfAO
男「ふー…疲れたぁ…」
ワーワー
男「ん?」
イチコ「向こうが…騒がしいみたいですけど…」ヒョコッ
男「バカ、顔出すなよ!見つかるぞ!」
イチコ「はっ…はいぃ!すいませんん!」
男「…ここなら今度こそ安全だ……」
イチコ「図書室…確かに授業中なら見つかりませんね…」
男「……落ち着いたしさ、君の話を聞かせてくれよ」
イチコ「えっ?」
男「いじめに遭ってるんだろ?俺が相談に乗ってやるよ」
イチコ「……」
イチコ(不登校の人なのに…?)
346 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 23:45:49.29 ID:8YEq1UfAO
男「いつ?いつからいじめられてんの」
イチコ「えと…中学のときから…です」
男「中学のときから?」
イチコ「クラスの女の子たちに…地味とか…色々言われてて…」
イチコ「高校に入って自由になれたと思ったら…一緒に高校入った子もいて…」
男「その子にいじめられてんのか?」
イチコ「その子がまた…広めだして…私の悪口…」
男「……」
イチコ「ひどいよぉ…私は何もしてないのに…」ポロポロ
男「な、泣くなよ」
イチコ「だって…ずっと…悔しくて……」
男「……悔しい?」
男(…そうだ。俺なんて速攻で学校行かなくなったのに、この子は中学高校と続けて…)
男(俺、しょぼっ……)
347 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 23:52:18.60 ID:8YEq1UfAO
イチコ「ひっく……ぐすっ…」ポロポロ
男「う…」チラッ
男(ヤバい。泣き顔が可愛い子なんて初めて見た)
男(なんか小動物的な愛らしさ…守ってあげたくなるわー)
男「……よし、イチコちゃん!」
イチコ「ふぇ……?」
男「俺がそのいじめっ子に、ガツンと一言ぶつけてやるよ!」
イチコ「……え」
男「…な?先輩として、悪い後輩に説教したる!行こうぜ!何組だ?」
イチコ「……1年、4組…」
男「じゃ、もう一度ダッシュだ。3、2、1…」グッ
イチコ「……」
男「Go!!」ダッ
348 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 23:55:25.75 ID:w27eGRKF0
しえん
349 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/07(木) 23:58:17.90 ID:8YEq1UfAO
生徒「待て!スーツ女!」ダダダダ
カミラ「あーもうっ!しつこいなぁっ!」ダダダダダ
生徒「そこから先に道はないぜ…!」
カミラ「図書室…!」
カミラ「……はっ!」ピョンッ
生徒「何っ!?」
バリィン
カミラ「華麗に着地!男さんは…」スタッ
シーン…
カミラ「いないか。……ん?」
カミラ「ドアが開いてる…向こうですかね…」スタスタ
生徒「待て貧乳おん…」
カミラ「オラァッ!」ドゴォ
生徒「ぐぱっ!」メシッ
カミラ「しつこいってんですよ!」タタタタ
350 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 00:01:37.45 ID:GoyRYcrVO
担任「…スーツ女…どこ行った?」キョロキョロ
バリィン
担任「……図書室からか!」タッ
担任「……ああ、なんでこんなことに」
生徒「き…金髪女は…向こうに行きました…図書室を抜けて…」ピクピク
担任「よし…お前の犠牲、無駄にはしないぞ!」タッ
生徒「ちょ…放置はキツいっす…」ピクピク
351 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 00:06:18.09 ID:GoyRYcrVO
男「1年3組…ここだな?」
イチコ「……はい」コクン
男「今何の授業?」
イチコ「国語の漢文です…」
男「あー…俺あれ苦手だわ…だってさ、今の日本に漢文いらないべ?」
イチコ「授業はあと10分くらいで終わっちゃいます…そしたら…お昼です…」
男「よーし…行くぜぇ…」スッ
男「たのもぉっ!」ガッ
イチコ「あ、開いてないです!右じゃなくて、左の取っ手を…」
男「……」ガラガラ
352 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 00:09:41.35 ID:GoyRYcrVO
カミラ「……あの後ろ姿は…!」
男「たのもぉっ!」ガッ
カミラ「……だせぇ(笑)」
イチコ「開いてないです!…」
カミラ(あの後ろの子は誰でしょう…)
カミラ「面白そうだから隠れて見てますか…」コソッ
男「…失礼します」
男(うわー…恥ッ!)
イチコ「……」カチコチ
先生3「…んん?」
354 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 00:15:54.84 ID:GoyRYcrVO
男「……」
男(うわぁ…みんなこっち見てるよ…やべぇ怖ぇ)
先生3「君、何組の生徒?教室間違えたのか?」
男「い、1年3組だろ!」
先生3「…そうだよ」
男「こ、この子をいじめてた奴、ちょっと来いっ!」
イチコ「!」
ゲッ ジミコジャン ナンデアイツガココニインノ?
男「こそこそすんなぁ!」
先生3「おや、帰ったんじゃなかったのか?」ニヤ
イチコ「…!」ビクッ
カミラ「…なるほど。あのメガネちゃんはいじめられっ子で、どういうわけか男さんが敵討ちに乗り込んだ、と…」
カミラ「しかし相手は大勢の生徒に、教師…。厄介ですねぇ…」
355 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 00:21:06.40 ID:GoyRYcrVO
男「…おいコラ!いるんだろ!出てこいよ!」
生徒「ってか、あんた誰?」
男「お前たちの先輩だよ!」
先生3「知らないなぁ…」
男「不登校だからな!」
フトウコウダッテ クスクス ナニアイツ
男「こそこそこそこそやかましい!」ダンッ
イチコ「!」
生徒たち「ざわざわ…」
男(壁、硬っ…!手が痛い…)
先生3「おいおい、何のつもりか知らないが、授業の邪魔をしな…
男「うるせぇ!」ゴッ
先生3「いっ!?」
ドサッ
カミラ「頭突きwww何かすごい荒れてるぞwww」
356 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 00:22:15.92 ID:7WQhqwHw0
規制解除されてたから支援
テラdqnじゃねえかwww
358 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 00:25:46.11 ID:GoyRYcrVO
男「ふー…」
生徒「ちょ…センセっ…」
先生3「」ピクピク
男「めちゃくちゃ痛ぇぞこの野郎ぉ!」
生徒たち「!」ビクッ
男「…今の頭突き。俺も、この先生も、痛かった」
ナニイッテンダヨ… バカジャネェノ? ウゼェ…
男「だがしかしっ!」グイッ
イチコ「!?」
男「この子はもっと痛い目に遭ってた!」
生徒たち「……」
カミラ「……ふむぅ」
担任「…あっ!いた!見つけたぞ金ぱ…」
カミラ「しぃっ!黙ってください!」
担任「えっ…?何?何?」
359 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 00:26:32.63 ID:EptjyOHH0
(いつの間にかクラスが変わっていることは黙っておこう……)
360 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 00:29:37.14 ID:255Se+Ow0
361 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 00:32:31.95 ID:A5kvP7B40
| 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i | |
〉―_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
|,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ
>>359 〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|
. r´`ヽ / `"""`j/ | |くゞ'フ/i/ しぃっっ!
. |〈:ヽ, Y ::::: ,. ┴:〉: |/
. \ヾ( l ヾ::::ノ |、
j .>,、l _,-ニ-ニ、, |))
! >ニ<:| 、;;;;;;;;;;;;;,. /| ___,. -、
| | !、 .| | ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ| | ヽ\ _,..:::::::. / .| `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
..|.| | :::::ヽ<::::::::::::::::>゛ |_ _,.-''"´ / ̄,./´ ゝ_'ヲ
..| | | _;;;;;;;_ ̄ ̄ |  ̄ ̄ / _,. く / ゝ_/ ̄|
:.ヽ‐'''!-‐''"´::::::::::::::::: ̄ ̄`~''‐-、_ / にニ'/,.、-t‐┴―'''''ヽ
\_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ / / .(_ヽ-'__,.⊥--t-⊥,,_
\  ̄\―-- 、 _::::::::::::::::::::__::/ / /  ̄ ) ノ__'-ノ
\ \::::::::::::::`''‐--‐''´::::::::::/ / / / ̄ rt‐ラ' ̄ ̄ヽ ヽ
ヽ ヽ\ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ゝニ--‐、‐ |
l ヽヽ \:::::::::::::::::::::::::::::::/ /‐<_ ヽ |ヽ
362 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 00:33:19.49 ID:GoyRYcrVO
カミラ「黙って見ててください…」
担任「男か?男だよな?あれ!」
カミラ「……」ギュウッ
担任「痛い痛い痛い!」
カミラ「もう一度だけ言う。黙ってなさい」
担任「はい…」
生徒1(男のクラス側)「あっ!おい!いるぞ、男!」
生徒2「どこどこ?」
生徒1「こっからじゃよく見えないな…なんであいつ1年の教室にいるんだ?」
生徒2「もうちょい近づこう」コソコソ
男「……イチコ!お前からも何か言ってやれ!」
イチコ「!」ビクッ
生徒たち「……」ジィッ
イチコ「え…あの……」
ナンダヨジミコ… ネクラノクセニ… ワケワカラネェヤツ ツレテキテ…
イチコ「う…あ……ひっ…!」
男「……イチコ、落ち着け」
イチコ「あ……は、はい」
男「お前は一言、こうやって言えばいい……」ヒソヒソ
イチコ「…!?」
男「嫌かもしれんけど、思いっきり叫んでやれ!」
担任「何ヒソヒソ話してるんだ?」
カミラ(…目がいいから分かりましたけど…あれはちょっと…)
364 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 00:39:40.25 ID:55WeBYEM0
イチコ「……う」
生徒たち「……」ギロッ
イチコ「…ひっ」
男「イチコ!」
イチコ「…は、はい……?」
男「大丈夫。お前なら行ける。だってお前は」
男「……俺よりずーっと長く耐えてたんだ。だから」
男「…ガツンと言ってやれ!」
イチコ「………わ、私は…」
生徒たち「……」ジィッ
イチコ(怖くない怖くない怖くないっ…!)
イチコ「私は、地味で根暗な駄目女、メガネで冴えないチビ女だーーーっ!!!」
生徒たち「!?」
367 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 00:47:14.98 ID:x0QXrgFrO
支援
368 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 00:47:50.23 ID:I2yq3vAs0
カミラ「……まさか私の言ったことをあの子に言わせるとは…」
担任「え?何?君が何かしたの?」
カミラ「…目潰しっ!」ドスッ
担任「ああああっ!」バタッ
カミラ「…静かにしろって、散々言いましたよね?」
担任「……は、はい」ガタガタ
生徒たち「………」ポカーン
イチコ「は……はは…」フラッ
男「おっと!」ポスッ
イチコ「…男、先輩……私…言ってやりました…」
男「……上出来だ!」クシャクシャ
イチコ「…えへ…へへへ…」
男(…笑った顔も可愛いじゃん。慣れてない感じだけど…)
男友「男ぉ!!メガネちゃん!!俺は感動したぞぉ!」バッ
男「うおっ!友!?お前どこから…」
生徒1(男のクラス側)「お前かっこいいよ!メガネちゃんも!」
生徒2「最ッ高!」
男「お…お前ら!まさかずっと見てたのかよ!?」
担任「男!今のお前は超クー…」バッ
カミラ「あなたはいいです。私がここにいるのがバレますんで」グイッ
担任「ル゛っ!」
371 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 01:07:08.17 ID:GoyRYcrVO
男「……さ、イチコちゃん」
イチコ「…は、はい」
男「後は一人でも大丈夫だよな?」
イチコ「…はい…!」
男「よし!じゃあ俺は帰るとしよう!」ザッ
担任「あ、ちょっ…」
カミラ「魔血乃翼!」バサァ
担任「!?」
カミラ「男さん!」
男「な!?お前まで!?」
カミラ「帰るんでしょう?捕まってください!」スッ
男「…ああ!」パシッ
男友「…な…な…な…」
担任「なんじゃありゃあ!」
カミラ「吸血鬼ですって。では」バサバサバサッ
372 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 01:11:05.41 ID:GW8UN9aa0
ハ n _ )Vヽ-ヘ ,ハ ノヘ __ _ ,ハ ノl __
)ヽノ;;;;;`ヘノ;;;;ヽ/;;(ノ`ー、_ノ`;;;;;;;;;;;;;;;`";;;;`=";;;;;;V;;;(ノ;;V`';;;;;`ー";;;;ヽ-'^;;;;;V7
Z:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ろ
>;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;>
<;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; =-''''''ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;〃''''‐ =:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)
ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| | ヾ、;;;/ `i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;フ
ヽ,,ィ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| | ::::::: | |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
'ヽ,,-ヘ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|」 ::::::::::::::: | |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ハ;;;;;;;;;;;;;;;;;へ) ̄
'"|| ||`''"|| レ'||V`^,:ベミ. ,,,,,,,,,,,;;;;;:: ::;;;;;,,,,,,,,,, )|;;べ-、N^Vr‐、 )/^,ニ,"
|| || || || |'(/|'",-‐ - ゛ "-‐ -、"''|<イ'!. ヽ. | l | .| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|| || || || l,//| ‐=ニ'ニ=‐'i""i'‐=ニ'ニ=‐ || |,人- ヽ |'‐ | .i‐ .| < 支援ン〜〜
. . ヽ`< ̄ ̄ ̄ V六V  ̄ ̄ ̄>'ノ_. ヽ__ヽ.| | | | \_______
,,,..-r-┬┬iiiiiiirェエl"'''=====イ .ド====='''"/~ヽ.`lliiヽ. `|‐-| |"'' |、_/~'l
十十┼┼l|||||'-〈;;;;;;;| ヽ( )/ ./ ||=.||||〉''- !.,, y′ .| ,/` /
. | | | | l|||||'-‐ヽ;;;;;;||./ ,.-ニ-、 ヽ∧ ー''ヽ/\_ "'丶_/` ./‐l、
| | | | ||||||'-/\\l \  ̄ 一  ̄ / ヽ ノ⌒‐、 ヽ. /` _/ ――\
. | | | | |||||'‐/;;l;;;l\ヽ:::::ヽ / |'´ l_,.-''" /-――――|
. | | | |.|||||'_/;;;l;;;;l;;;;l〉 | ::::`ー--―'′ ∧ ′ /,--――――|
. | | | |||||||||| | | | \\ :::::::: /∧\_ ,.イ/// ̄~'''-二|
373 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 01:11:10.92 ID:+O7NcLBPO
おやすみ支援(´・ω・`)ノシ
374 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 01:12:19.27 ID:GoyRYcrVO
………
男「……死にたい」
カミラ「なんでですか?」バサバサ
男「みんなにあんなとこ見られた。もう生きるのがつらい」
カミラ「…かっこよかったですよ」
男「かっこよかないっ!だいたい『ガツンと言ってやる!』とか宣言しといて『ガツンと言ってやれ!』って…!俺のバカ野郎!」バタバタ
カミラ「ちょ…暴れないでくださいよ!」
男「もう学校なんて、絶対に行くもんかーっ!」
バサバサバサバサ…
担任「…夢のような時間だった。男が半年ぶりにやってきて、謎のスーツ女を追い掛けて、5回くらい痛い目にあって…」
男友「…飛んでいった。ミュージカルかよ?」
イチコ「……男先輩」
375 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 01:18:21.09 ID:GoyRYcrVO
カミラ「ほら、男さん、着きましたよ…」
男「うう…」ガチャ
カミラ「……くっ」
男「……?」
カミラ「ふふ…あはははは…」
男「お、おいっ!」
カミラ「あははははははは!はははははははは!」
男「笑うなー!」
カミラ「だ、だって…『たのもぉっ!』ってドア開かなくて、ハゲ教師に頭突きして『痛い』って…」
男「う…うるさい!」
カミラ「これ絶対黒歴史になりますよ!あっははははははは!」
男「……ちくしょー!!」
展開面白いな
少しワロタ
377 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 01:20:15.52 ID:GoyRYcrVO
…この後男は一度も学校に顔を出さなかったため
後輩であるイチコの本名と
彼女へのいじめがなくなったことを
結局知ることはなかった
姉「なんかひどい顔してんね、男」
男「色々あったんだ…」
父「カミラちゃんは妙に機嫌がいいみたいだなぁ」
カミラ「色々あったんですよ」
姉・父「?」
378 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 01:21:23.73 ID:SZdwSEN8O
朝まで落とさない…で…ね…
379 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 01:22:26.57 ID:GoyRYcrVO
学校に行こう編も終わったことだし、今日はここまでにします
しかし男とカミラのノルマは未だ6…
そろそろ何とかしなくちゃなあ…
ここまで読んでいただき、ありがとうございました
380 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 01:24:04.15 ID:6EhO59pgP
381 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 01:26:33.87 ID:GW8UN9aa0
ハ n _ )Vヽ-ヘ ,ハ ノヘ __ _ ,ハ ノl __
)ヽノ;;;;;`ヘノ;;;;ヽ/;;(ノ`ー、_ノ`;;;;;;;;;;;;;;;`";;;;`=";;;;;;V;;;(ノ;;V`';;;;;`ー";;;;ヽ-'^;;;;;V7
Z:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ろ
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ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| | ヾ、;;;/ `i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;フ
ヽ,,ィ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| | ::::::: | |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
'ヽ,,-ヘ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|」 ::::::::::::::: | |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ハ;;;;;;;;;;;;;;;;;へ) ̄
'"|| ||`''"|| レ'||V`^,:ベミ. ,,,,,,,,,,,;;;;;:: ::;;;;;,,,,,,,,,, )|;;べ-、N^Vr‐、 )/^,ニ,"
|| || || || |'(/|'",-‐ - ゛ "-‐ -、"''|<イ'!. ヽ. | l | .| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|| || || || l,//| ‐=ニ'ニ=‐'i""i'‐=ニ'ニ=‐ || |,人- ヽ |'‐ | .i‐ .| <
>>1乙かれェ〜明日も楽しみにしてるよぉ〜
. . ヽ`< ̄ ̄ ̄ V六V  ̄ ̄ ̄>'ノ_. ヽ__ヽ.| | | | \_______
,,,..-r-┬┬iiiiiiirェエl"'''=====イ .ド====='''"/~ヽ.`lliiヽ. `|‐-| |"'' |、_/~'l
十十┼┼l|||||'-〈;;;;;;;| ヽ( )/ ./ ||=.||||〉''- !.,, y′ .| ,/` /
. | | | | l|||||'-‐ヽ;;;;;;||./ ,.-ニ-、 ヽ∧ ー''ヽ/\_ "'丶_/` ./‐l、
| | | | ||||||'-/\\l \  ̄ 一  ̄ / ヽ ノ⌒‐、 ヽ. /` _/ ――\
. | | | | |||||'‐/;;l;;;l\ヽ:::::ヽ / |'´ l_,.-''" /-――――|
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382 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 01:27:03.64 ID:DeMFOuyHO
383 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 01:51:52.47 ID:DeMFOuyHO
ほ
384 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 02:32:52.82 ID:1D7qIZjd0
hosu.
oyasumi
385 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 03:48:16.68 ID:P76b1QtrO
さ
386 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 04:25:53.89 ID:rJEBa0J20
ほしゅ
387 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 04:51:09.41 ID:GW8UN9aa0
__,,..、、- - - .、、...,,___
,,、‐''"~ ̄  ̄``''‐、、
/ \
/ ヽ
/ ヽ
/ / ~~` '' ‐- 、、 ,,__ __ ,,..、、 -‐ '' "~~\ ヽ
| / __  ̄ __ ヽ |
.| { ´ ‐- ....__ __... -‐ ` } .|
.| 〉,,・^'' - .,, ~ i ~ __,,.- ^`・、.〈 |
./ ̄| /,/~ヽ、 `'' ‐--‐ ,.| 、‐-‐'' "~ _ノ~\,ヽ | ̄ヽ
| (` | / ヽ,,_____`‐-、_、..,,___ノ八ヽ___,,.._-‐_'"´___,, ノ ヽ .|'´) |
| }.| ./' \二二・二../ ヽ / ヽ、二・二二/ 'ヽ | { |
.| //| .| / | |. \ | |ヽヽ|
.| .| | .| / | |. \ | | | .|
|ヽ.| | / .| |. ヽ .| .|./ .|
| .| | / | | ヽ | | / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ .| | / .| | ヽ | | / |
.ヽ.| | / '二〈___〉二` ヽ | |./ <
| | `-;-′ | | | 保守…
iヽ|. ,,... -‐"`‐"`'‐- 、、 |/i \_________
| ヽ /...---‐‐‐‐‐----.ヽ / .|
| ヽ. ,, -‐ ''"~ ~"'' ‐- 、 / |
.| ヽ ! ./ .|
,,| ヽ. | ./ |、
|\. ヽ / /.|
.|. \. ヽ、____ ___/ / .|
' `  ̄ ̄ ´ '
388 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 05:09:35.96 ID:GW8UN9aa0
もう眠すぎる…
ほしゅSDんFBMP@え
か
390 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 05:44:11.50 ID:oHs2SdPd0
き
391 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 06:04:22.89 ID:ClsY0siD0
追いついた
392 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 06:52:16.76 ID:Z8qU/0LA0
ほ
ほ
ho
395 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 09:14:35.72 ID:x0QXrgFrO
ふぉ
ほ
397 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 10:24:29.64 ID:o0+bSzT10
スレタイ見てアーカード様で脳内変換したら女だったでござるの巻
398 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 11:05:46.40 ID:GW8UN9aa0
399 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 11:12:37.07 ID:6EhO59pgP
400 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 11:23:41.81 ID:GW8UN9aa0
401 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 11:34:33.30 ID:ToAX+orW0
ゴスには入るかもしれんが、ロリではない
402 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 11:41:15.72 ID:gtIX1phQ0
もうちょい地味な服着てるイメージだったが
そうかゴスロリなんだよな
てか「魔血乃翼」とか完全にうえきの神器じゃねーかwww
403 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 11:48:02.09 ID:vNfA8hu20
花鳥風月!
404 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 11:56:50.96 ID:GoyRYcrVO
うえきは大好きです
花鳥風月だけじゃなく、これからもまだまだ出るよ(笑)
飯食ったら再開します
405 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 12:02:32.66 ID:GoyRYcrVO
せっかくだから能力にルビふってみた。まけつのなんちゃらっていちいち読みにくいしね
魔血乃翼(アカハネ)
魔血乃腕(グラップ)
ついでに一つ名前だけバレ
魔血乃輪(コーリング)
406 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 12:11:50.26 ID:6EhO59pgP
407 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 12:32:49.05 ID:GoyRYcrVO
酔っぱらい「あー…ふらふらするぜまったくよぉ……」
酔っぱらい「帰ったら…女房に怒られちまうなぁ……」
酔っぱらい「へへっ…」ヨロヨロ
…ン
酔っぱらい「ん…?」
…ピョン…ピョン
酔っぱらい「……なんだぁ?」
ピョン ピョン ピョン
酔っぱらい「なんだてめぇ…なにピョンピョンやってんだ。そこどけよ…」
ピョン ピョン ピョン…
酔っぱらい「……ったく、変なのがいるもんだな。なんか紙切れ顔にくっつけてたしよぉ…」
酔っぱらい「…ん?待てよ…何か見たことある気がしてきた」
ピョン… ピョン… ピョン…
赤羽って結構重要な場所だよね
京浜東北線とかいっぱい乗り入れちゃってるもん
使ったことないけど
409 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 12:53:04.63 ID:GoyRYcrVO
アカバネは人を運び
アカハネは吸血鬼を運ぶ
ただ、それだけだ…!
チチチ…チュンチュン
カミラ「ん……」モゾモゾ
男「……おいカミラ、起きろ。もう9時だぞ」
カミラ「……」モゾモゾ
男「起きんかこの…ナマケモノーっ!」ブワッ
カミラ「わー!布団返してくださいっ!」バタバタ
男「駄目だ!さっさと起きろ!」
カミラ「いやだー!寒いー!」バタバタ
男「俺もお前に布団貸したからな…いつもより寒かったんだ」
カミラ「知りませんよ」
男「…てめぇ次から居間で寝るか?」
カミラ「……ちぇ」シブシブ
410 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 12:59:22.51 ID:GoyRYcrVO
男「これからは一人で起きろよ?」
カミラ「無理です。寒くて布団から出られませんよ」
男「我慢しろよ」
カミラ「あなたはっ!ベッドで寝てたから分からないんです!」
男「な、何がだよ」ビクッ
カミラ「暖かい空気は!上に!!冷たい空気は!下に!!流れてるんです!」
男「…それが何だよ」
カミラ「あなたは!ベッドの上!つまり暖かい空気が流れてる側で寝てる!」
カミラ「なのに私は!床の上に布団一枚!冷たい空気がガンガン流れてる!」
男「いや、たかだか50cmだぞこのベッド…お前はバカか」
カミラ「誰がバカですか!!」クワッ
男「…顔洗ってこい」
411 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 13:05:42.05 ID:GoyRYcrVO
カミラ「……」ジャブジャブ
父「おはようカミラちゃん」
カミラ「…おはようございます」フキフキ
父「何だい?男とケンカしたのかい?」
カミラ「ベッドの高さと布団の薄さが…」ブツブツ
父「?」
男「あれ…姉貴は?」
父「買い物に行ったよ」
男「コーンフレーク頼みたかったんだけどな…今から電話するか」
カミラ「私が食べすぎたからですか?」
男「そうそう。罰としてお前の今日の朝飯は半ライスと海苔一枚」
カミラ「そんなっ!」
sien
413 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 13:12:23.70 ID:GoyRYcrVO
朝食後
カミラ「ここに来てまだ三日目…」
男「そうだな」
カミラ「そろそろ私も家族の一員ですかね」
男「いや、あくまでも居候だ」
カミラ「い、居候!?」
男「しかも働きもせず日々ダラダラしてる居候」
カミラ「人のこと言えないじゃないですか!」
男「俺はいいんだよ!」
カミラ「……でも寂しくないですね。一人でいるよりずっと楽しいです」
男「一人?」
カミラ「天界ではいつも一人でした。友達もいない、親は遠く、よくもまぁ孤独死しなかったもんですよ」
男「孤独死…大袈裟だな」
カミラ「1000年以上一人ぼっちってなると、結構ガチですよ」
男「確かに…」
414 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 13:18:23.88 ID:GoyRYcrVO
カミラ「私、男さんに会えてよかったと思ってるんですよ」
男「そうかそうか。結構可愛いこと言うじゃないか」
カミラ「だから布団増やしてください」
男「はっ?」
カミラ「寒いので」
男「…却下」
カミラ「じゃあ男さんのベッドで寝ます!っていうか一緒に寝ましょう!」
男「駄目駄目駄目!何言ってんだ!」
カミラ「男さんの背中温そうなんです!ぎゅうぎゅうして布団たくさんかぶって寝たら寒くなさそうじゃないですか!」
男「お、俺が襲ってきたらどうすんだよ!?」
カミラ「粗末な包茎なんで吹き飛ばします」
男「いやあああああああ!」
私怨
416 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 13:25:20.36 ID:GoyRYcrVO
男「…そうだ、布団が足りないなら買えばいいんだ」
カミラ「え、買いに行くんですか?」
男「ああ。よし、今行こうすぐ行こう」
カミラ「寒いからやだ」
男「こいつ…っ!」
男「さーて…散歩だ散歩」ガチャ
カミラ「や、やっぱり寒いじゃないですか…」
男「具体的にどこが寒いんだよ?」
カミラ「く、首とか…」
男「首か…」ピタッ
カミラ「ひゃっ!」ビクッ
男「確かに冷た……ん?」
男(…刺青入れてんのか?こいつ)
カミラ「手、放してください!冷たいのが移る!」
男「分かった分かった。じゃあ…ちょっと待ってろ」
417 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 13:29:14.51 ID:GoyRYcrVO
男「ほれ」ポイッ
カミラ「…!マフラー来た!これで勝つる!」マキマキ
男「俺のやつだからな。なくすなよ、汚すなよ」
カミラ「はぁ…首があったかい…」
男「…さ、行くか」
商店街
ガヤガヤ
カミラ「賑わってますね」
男「休日の午前はだいたいこうだな」
カミラ「あ、魚売ってますよ」フラフラーッ
男「後でな」グイッ
カミラ「あ、肉売ってますよ」フラフラーッ
男「後でな」グイッ
カミラ「つまんないなぁ」
男「布団探しに来たんだからな」
418 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 13:34:21.66 ID:GoyRYcrVO
10分後
男「……」
カミラ「男さん、布団は?」
男「よく考えたら商店街に布団なんて売ってねぇや」
カミラ「ファック…この寒い中連れ回しやがって…!」
男「どこにあったかな…」
父『布団なら…あそこになかったかな、市役所の力の…』
男「ああ!そういえばあそこにあったな!」
父『寒いんだし、さっさと買って買えって来なさい』
男「おう」ピッ
カミラ「布団…」
男「はいはい今から行きますよ」
419 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 13:37:43.59 ID:nkll6erC0
シエンしとこうか
420 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 13:40:13.68 ID:GoyRYcrVO
市役所前
男「……お、あそこだ」
カミラ「…布団…布団…」フラフラ
カサッ
カミラ「ん?……チラシ?」
『最近この辺りに出没している不審者です!注意しましょう!』
男「…市役所の入り口に貼ってあったのが、飛んできたんだな。しかしなんだってわざわざこんなチラシを…」
『特徴@身長は180cm〜190cmほど』
カミラ「大きい人なんですね」
『Aピョンピョン飛び跳ねながら移動する』
男「飛び跳ねながら移動…?」
『B紙切れのようなもので顔を隠している』
男・カミラ「……」
421 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 13:47:38.29 ID:GoyRYcrVO
男「なんだろう…この特徴、かなりデジャヴだわ」
カミラ「……もしかしたら、敵かも知れませんね」
男「は、はは…まさか…だいたい敵だとしても、今は会わないだろ…」
カミラ「でもまぁ一応マップで確認を…」プチプチ
フォンッ
カミラ「……」
男「…うっそぉん』
カミラ「…『キョンシー』…こいつですね…」
男「マジかよぉ…」
422 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 13:50:16.88 ID:ToAX+orW0
ふと思ったけど、ウツロが病院にいる限り病院より狭い範囲の相手しか探知出来ないってことだよな
ウツロ見逃したせいで地味な制限かかったんじゃね
423 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 13:55:34.16 ID:GoyRYcrVO
>>422 これは盲点だった
確かにそうだわ
カミラ「すでにこっちに向かって来てるみたいですね」
男「狙われてたのか!…きょ、距離は?」
カミラ「……えーっと」
カミラ「300m」
男「え…」
ピョン ピョン
?「いたわよ!キョン!吸血鬼よ!」
キョン「やれやれだ」ピョン…ピョン
424 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 13:56:41.61 ID:A5kvP7B40
| 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i | |
〉―_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
|,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|
. r´`ヽ / `"""`j/ | |くゞ'フ/i/ あれ?このコンビって・・・・
. |〈:ヽ, Y ::::: ,. ┴:〉: |/
. \ヾ( l ヾ::::ノ |、
j .>,、l _,-ニ-ニ、, |))
! >ニ<:| 、;;;;;;;;;;;;;,. /| ___,. -、
| | !、 .| | ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ| | ヽ\ _,..:::::::. / .| `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
..|.| | :::::ヽ<::::::::::::::::>゛ |_ _,.-''"´ / ̄,./´ ゝ_'ヲ
..| | | _;;;;;;;_ ̄ ̄ |  ̄ ̄ / _,. く / ゝ_/ ̄|
:.ヽ‐'''!-‐''"´::::::::::::::::: ̄ ̄`~''‐-、_ / にニ'/,.、-t‐┴―'''''ヽ
\_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ / / .(_ヽ-'__,.⊥--t-⊥,,_
\  ̄\―-- 、 _::::::::::::::::::::__::/ / /  ̄ ) ノ__'-ノ
\ \::::::::::::::`''‐--‐''´::::::::::/ / / / ̄ rt‐ラ' ̄ ̄ヽ ヽ
ヽ ヽ\ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ゝニ--‐、‐ |
l ヽヽ \:::::::::::::::::::::::::::::::/ /‐<_ ヽ |ヽ
425 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 13:57:04.36 ID:rJEBa0J20
ワロタww
426 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 14:01:23.38 ID:GoyRYcrVO
男(やべぇ!顔に紙切れ付けた奴がピョンピョン飛び跳ねてる!ガチだったのかよ!)
カミラ「となりのカチューシャがペアみたいですね」
男「に、逃げるか?」
カミラ「逃げられる距離じゃないですよ」
キョン「…なぁ、ハルノ」ピョンピョン
ハルノ「なによ!」
キョン「あの女が吸血鬼なんだよな?」ピョンピョン
ハルノ「そうよ」
キョン「そんなに強そうには見えんのだが…」ピョンピョン
ハルノ「あんただって十分見た目は弱そうよ!」
427 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 14:08:53.19 ID:GoyRYcrVO
男「戦うしかないのか…こんな所で!」
男「後ろは市役所、前には布団の店…」
キョン「…なぁ、ハルノ」ピョンピョン
ハルノ「さっきからなによ!」
キョン「ここで戦うのはやめないか?」ピタッ
ハルノ「理由を言いなさい、理由を!」
キョン「俺はこれ以上目立ちたくないんだ…不審者扱いまでされてるんだぜ…」
男・キョン『……なぁ』
男「!」
キョン「!」
男「…い、移動しないか?」
キョン「お、俺も今そう思ったんだ…」
428 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 14:13:39.03 ID:GoyRYcrVO
路地裏
男「ちょっと窮屈だけど、まぁここなら…」
キョン「ああ…」
ハルノ「……キョン!」
キョン「そんな大声出さなくても、ちゃんと聞こえてる」
ハルノ「けちょんけちょんにするわよ!」
キョン「…もちろんだ」スッ
男「カミラ、来るぞ!」
カミラ「……」カチカチ
男「…ん?」
カミラ「寒い…」ガチガチ
男「は…?」
429 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 14:26:53.79 ID:GoyRYcrVO
男「…カミラ、お前何言って…」
キョン「行くぜ…!」スッ
カミラ「……」ガタガタ
男「危ないっ!」バッ
ブンッ
男「うおおっ!」ズザザ
キョン「…ホントに危なかったな。手加減した蹴りだったが、まさか避ける素振りも見せないとはなぁ」
ハルノ「あんたの言うとおり、弱いんじゃない?」
男「く…カミラ!カミラ!」
男(昨日の『歯にジャーキー』のレベルじゃない…!)
ハルノ「さっさと終わらせちゃいなさい!」
キョン「言われんでも分かってる!」シュッ
男「…くっ」サッ
バキャッ
男「ぐあっ!」
430 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 14:30:30.03 ID:O8xVbDxB0
. ∩ ∩
| |,,| | 。∩∩
( ゚ω゚)ノ | || | ガッ
Д ( ゚):;';.'
。J ゝ。へ_丿
431 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 14:33:03.23 ID:A5kvP7B40
/´・ヽ
ノ^'ァ,ハ
`Zア' / ハ,,ハ
,! 〈( ゚ω゚ )
/ ⊂ )
l | /ヽ、
ヽ ∪ ヾツ
\ /
ヽ rーヽ ノ
__||、 __||、
432 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 14:33:26.28 ID:GoyRYcrVO
キョン「……」
男「く…かはっ!」ガクッ
男(拳が重い…!)
キョン「まさか生身の人間を殴ることになるとは…」
男「……だ、大丈夫か?カミラ…」
カミラ「……」ガタガタ
キョン「意識がはっきりしていないのか?」
男「う、うるせぇ!」
キョン「戦いにならんぞ」ブンッ
男「ぐあ!」ドカッ
ハルノ「楽勝ね…さすがあたしのキョン!」
キョン「別にお前のじゃねーんだけどな…」
男「げほっ!げほっ!」
男(ヤバい…こいつの攻撃、めっちゃ効く…)
433 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 14:34:49.06 ID:dnUxgzx60
おいバットはどうしたバットは
あぁ買い物の途中でしたね
434 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 14:39:06.42 ID:GoyRYcrVO
キョン「このままじゃグロッキーだぞ。まぁ反撃できないなら仕方ないな…」バッ
男「!」サッ
キョン「そんなガードが通じるか!」
ドスンッ!!
男「……かっ!」
男(強い…!)
ドサッ
キョン「…無抵抗の女を倒さなきゃならんのか…。イマイチ調子出ないな」グッ
男(か…カミラがヤバい…守らないと!でも、これ以上は俺も…)
キョン「終わりだ!」ブンッ
男「……ちくしょう!」バッ
バシッ
キョン(顔の札を…!?ま、前が見えない…)ヒュッ
ドゴン!!
435 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 14:44:39.04 ID:GoyRYcrVO
キョン「ちっ…外した…」
ハルノ「まだやるつもり…?もう無理よ!諦めないなさい!」
男「うるさい!カチューシャ!」ズルズル
カミラ「……」ガタガタ
キョン「…逃げるつもりか?」
男「俺がこいつの盾になる…!」ギュウ
カミラ「……」ガタガタ
キョン「……容赦はしないぞ?」
男「……く」
どことなくパー速の同時進行ssに似てる
437 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 14:51:09.17 ID:GoyRYcrVO
………
……
カミラ(……)
カミラ(…あったかい)
カミラ(誰かが、私を抱き締めてる…)
カミラ(……誰?)
パチッ
カミラ「……男、さん…?」
男「カミ…ラ…」
キョン「…!」
438 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 14:55:59.66 ID:GoyRYcrVO
3つもやってごめんなさい
ホントにすいません
だからここでは出さないでください
男「…よかった……はは…」グラッ
ドサァ
カミラ「……え」
キョン「大した奴だよ。俺の攻撃を10発近く受けるなんて。よくここまで保ったよな」
カミラ「…私の、せいで」
キョン「?」
カミラ「私が……何もできなかったから…」スッ
ハルノ「…キョン!」
キョン「ああ、分かってる」
カミラ「……男さんの、血」ヒタッ
キョン(…この感じ……)
439 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 15:01:18.80 ID:GoyRYcrVO
カミラ「……あなたは、私が倒します」
キョン「今まで震えてた奴に何ができるんだ?」
カミラ「………切り刻んでやる」シュルシュル…
キョン「…!?」
カミラ「対中距離能力『魔血乃輪(コーリング)』」シュルシュルシュルシュル!!
ハルノ「な、なによ…あれ」
キョン「…深紅の輪?」
カミラ「この輪は血の輪」
カミラ「私と男さんの血がどろどろと混じった…絆の輪(リング)」シュルシュルシュルシュル…
キョン(…回転してるのか)
カミラ「……行け」
440 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 15:06:58.73 ID:GoyRYcrVO
シュンッ シュシュシュンッ!!
キョン「!」
カミラ「1、2、3!右腕を!」
シュルシュルシュルッ!!
キョン「くっ!」サッ
バシュ
ハルノ「キョン!」
キョン「大丈夫…かすっただけだ…!」
カミラ「3、4、戻れ!」
シュシュッ
キョン「…!?」
ザシュッ
441 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 15:07:57.77 ID:fI2EgPhnO
支援
442 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 15:08:53.92 ID:GoyRYcrVO
ハルノ「て、手が…」
ボトッ
キョン「ぐああああ!」
キョン(高速回転する四つの輪を、正確に操るだと…!?)
ハルノ「キョン!一旦引くのよ!札を剥がして…」
カミラ「何のつもりか知らないが…」ガシッ
キョン「!」
カミラ「私から逃げられると思うな…!1、2、3、4!」
シュルシュルシュルシュルッ
カミラ「刻めっ!!」
キョン「ぐ…!」
ザクザクザクザクッ!!!
443 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 15:15:34.45 ID:GoyRYcrVO
キョン「あ……」
カミラ「右手両脚…もうまともに動かないはずです」
キョン「…くそっ!…ハルノ!ボウガンを!」
ハルノ「え、ええ!」チャッ
カミラ「それがあなたの武器ですか…」ズズズッ
キョン「輪が奴の周りに…?」
カミラ「防御能力『魔血乃膜(キルシード)』」ズズズ
ハルノ「何よそれ…血のバリア!?そんなの…」カチッ
ハルノ「貫いてやるわ!」バシュバシュバシュン
444 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 15:18:55.57 ID:GW8UN9aa0
>>ハルノ「貫いてやるわ!」バシュバシュバシュン
ドスッ
∧_∧な、何モナ!?
∴∵Д`li|)Σ
<─# )─≪三三
ソ ノ、
(__)__)
445 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 15:19:28.62 ID:GoyRYcrVO
カミラ「無駄です」
ヒュンヒュンッ!!
ハルノ「よし、当たっ…」
カミラ「自動追撃」
シャッシャッ!!
キョン「ボウガンの矢が当たった場所から…瞬時に血の針が…!」
パキィン!!
ハルノ「矢が…砕け…」
カミラ「この盾は耐久性は低いですが、『触れられる』と瞬時に針を伸ばして迎撃するんです。消滅するまで何度もね」
ハルノ「な……」
カミラ「あなたのボウガンは、通じません」
446 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 15:20:53.56 ID:WGLtOwFp0
追い付いたぁぁぁぁぁ!
私怨
447 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 15:24:19.81 ID:GoyRYcrVO
キョン「……ハルノ!やむを得ない!札を剥がすぞ!」
ハルノ「そ、それしかないわ!」ダッ
カミラ「離れた…?」
キョン「行くぞっ…!」バリッ
カッ
カミラ「!!」
キョン「お…おおおおっ!」メシメシッ
カミラ「刻んだ箇所が再生していく…」
キョン「おおおおおおおおっ!!」ダッ
ブンッ
カミラ「……自動追撃があるんですよ」
キョン「効かんっ!」ドスドスドスッ
カミラ(針を拳に受けても、止まらない…!力が上がっているのか…)
カミラ「っ…!」ドシャア
キョン「はぁ…はぁ…やはり札を剥がしたあとは…疲労が激しいな…」
448 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 15:29:06.84 ID:GoyRYcrVO
ハルノ「キョン!代償の『暴走』が始まる前に、ケリをつけるわよ!」
キョン「ああ!」
カミラ「………いえ。もう終わりです」ズズズ
カミラ「あなたと私の距離が、近すぎる」スッ
ドスッ
キョン「…あ」
ハルノ「え……?」
カミラ「…対近距離能力『魔血乃槍(ニアスピア)』」
カミラ「ただ貪欲に、貫くだけの、凶悪な血の槍です…」
キョン「……」ゴボッ
にゃ
450 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 15:38:30.12 ID:GoyRYcrVO
ドサッ
ハルノ「…キョン?」
キョン「……」
ハルノ「キョン!」ダッ
ハルノ「キョン!キョン!起きて!あなたは最強の体術使いキョンシーよ!?こんな…こんな簡単に…」ユサユサ
カミラ「……簡単じゃないですよ」フシュッ
ハルノ「…!」ビクッ
カミラ「私の能力を3つ使わせて、なおかつ息がある相手なんて、初めてです。ただ…」
カミラ「あなたたちは私の大事な人を傷付けた。だから私も少し本気になった…。それだけです」
ハルノ「あ、あれで、全力じゃないの…?」ガタガタ
カミラ「……本気を出し切ることなんて、今の私にはできませんよ」クルッ
451 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 15:42:20.34 ID:GoyRYcrVO
カミラ「……男さん」スッ
男「……カミ…ラ…」
カミラ「…よかった、無事で……」
男「…お前の戦いを…見てた……」
カミラ「…!」
男「…お前は少し…残酷に見えたよ…」
カミラ「……押さえられなかったんです。気持ちを」
カミラ「…憎しみを」
男「………」
帰界までのノルマ 『5』
452 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 15:48:10.25 ID:GoyRYcrVO
カミラ「歩けますか…?」
男「なんとか…な…」スッ
カミラ「……そうですか。では、帰りましょう」
ザッ…ザッ…
キョン「ハル…ノ」
ハルノ「…キョン!」
キョン「…ノルマ、残り、2だったのに…負けちまった…」
ハルノ「……ばか」ポロ
ギュッ
ハルノ「キョンのバカ…ノルマなんてどうでもいい…!あなたが死ななかったなら…もうあたしは何もいらない…」ポロポロ
キョン「……ハルノ」
ハルノ「あなたが死ななくて…本当によかった……」ポロポロ
453 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 16:01:33.82 ID:rJEBa0J20
私怨
454 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 16:04:08.42 ID:GoyRYcrVO
ガチャ
父「お、おかえ…」
父「なあああああああっ!?なんだそのケガは!どうした男!」
カミラ「……私の、せいです」
姉「…なに?どうし…」
姉「男!ぼろぼろじゃん!カミラちゃん!何があったの!?」
カミラ「戦ったんです…」
父「…それで、こんなケガを」
カミラ「私のせいです。…本当にすみませんでした」
父「姉。タオル持ってきなさい」
姉「あ、うん…」スッ
455 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 16:07:15.25 ID:GoyRYcrVO
父「……カミラちゃん」
カミラ「…はい」
父「君は、大丈夫なのかい?ひどく、辛そうな顔をしているが…」
カミラ「……私は、平気です」
父「…そうか…それならいいんだ。先に部屋に戻っていなさい」
カミラ「……はい」
ガチャ
カミラ「………」
カミラ「私は、大丈夫…」
カミラ「このくらいの血の消費…天界にいたころはなんともなかったのに…」
カミラ「まさか外で意識を失いかけるなんて…」
カミラ「……血が、足りない…でも」
カミラ「男さんの血は、飲めない……」
カミラ「……」クラッ
ドサ
456 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 16:13:50.38 ID:GoyRYcrVO
男「……姉貴、もう、大丈夫だ」
姉「今日は大人しくしてたほうがいいよ…」
男「ああ、ありがとう…」スッ
フラフラ
姉「…大変なことに巻き込まれてたのね、男」
父「……でも、どうだろう」
姉「?」
父「少し、あいつが大きくなってきてるように見えるんだ」
姉「…そうかも」
男「……」ガチャ
男「…!?」
カミラ「……」
男「カミラ!」
カミラ「…はーっ…はーっ」
男「……」
457 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 16:20:06.47 ID:GoyRYcrVO
夜
姉「二人とも、起きてこないけど…」
父「…そのままにしておきなさい。無理矢理起こしたりしたらダメだ」
姉「……」
カミラ「……う」パチ
カミラ「……え?」
男「ぐー…ぐー…」
カミラ「…男さん?ここ、ベッド……」
男「…ぐー…ぐー」
カミラ「……」ギュウ
男「……ん…」
カミラ「男さんの背中は」
カミラ「……やっぱり、あったかい」
カミラ「……すー…すー…」
458 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 16:23:06.58 ID:GoyRYcrVO
キョンシー編終了です…
一旦ストップで、また夜に再開します…
ほしゅ
460 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 16:41:06.22 ID:WGLtOwFp0
ほほほほほほほほほっしゅ
461 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 17:30:36.43 ID:WGLtOwFp0
ほ
462 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 17:52:17.74 ID:fI2EgPhnO
保守
463 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 18:05:58.13 ID:GW8UN9aa0
ハ n _ )Vヽ-ヘ ,ハ ノヘ __ _ ,ハ ノl __
)ヽノ;;;;;`ヘノ;;;;ヽ/;;(ノ`ー、_ノ`;;;;;;;;;;;;;;;`";;;;`=";;;;;;V;;;(ノ;;V`';;;;;`ー";;;;ヽ-'^;;;;;V7
Z:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ろ
>;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;>
<;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; =-''''''ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;〃''''‐ =:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)
ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| | ヾ、;;;/ `i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;フ
ヽ,,ィ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| | ::::::: | |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
'ヽ,,-ヘ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|」 ::::::::::::::: | |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ハ;;;;;;;;;;;;;;;;;へ) ̄
'"|| ||`''"|| レ'||V`^,:ベミ. ,,,,,,,,,,,;;;;;:: ::;;;;;,,,,,,,,,, )|;;べ-、N^Vr‐、 )/^,ニ,"
|| || || || |'(/|'",-‐ - ゛ "-‐ -、"''|<イ'!. ヽ. | l | .| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|| || || || l,//| ‐=ニ'ニ=‐'i""i'‐=ニ'ニ=‐ || |,人- ヽ |'‐ | .i‐ .| < 保守ゥ〜
. . ヽ`< ̄ ̄ ̄ V六V  ̄ ̄ ̄>'ノ_. ヽ__ヽ.| | | | \_______
,,,..-r-┬┬iiiiiiirェエl"'''=====イ .ド====='''"/~ヽ.`lliiヽ. `|‐-| |"'' |、_/~'l
十十┼┼l|||||'-〈;;;;;;;| ヽ( )/ ./ ||=.||||〉''- !.,, y′ .| ,/` /
. | | | | l|||||'-‐ヽ;;;;;;||./ ,.-ニ-、 ヽ∧ ー''ヽ/\_ "'丶_/` ./‐l、
| | | | ||||||'-/\\l \  ̄ 一  ̄ / ヽ ノ⌒‐、 ヽ. /` _/ ――\
. | | | | |||||'‐/;;l;;;l\ヽ:::::ヽ / |'´ l_,.-''" /-――――|
. | | | |.|||||'_/;;;l;;;;l;;;;l〉 | ::::`ー--―'′ ∧ ′ /,--――――|
. | | | |||||||||| | | | \\ :::::::: /∧\_ ,.イ/// ̄~'''-二|
ho
パンツぬいだ
466 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 19:31:14.22 ID:ordnCQjV0
ほしゅ
ho
468 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 20:06:13.94 ID:A5kvP7B40
もうぬいた
469 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 20:08:37.84 ID:Yhg/65W30
470 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 20:13:22.48 ID:YjYHO7Sr0
SQかとおもったら違うのな
URL削れ
471 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 20:16:48.30 ID:Yhg/65W30
472 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 20:18:43.31 ID:EptjyOHH0
男は心が広いな
引きこもる切欠になった友に対して何も制裁していない
473 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 20:38:45.37 ID:y+VJqJtl0
>>450を読んでやっとキョンシーだからキョンだって気づいた
ほ
475 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 21:02:22.19 ID:GoyRYcrVO
男「……はっ」パチッ
男「……今、何時だ?」クルッ
男「!!」
カミラ「…すー…すー」
男「…そうだ…寒がってて可哀想だったから、布団に入れてやったんだ…」
カミラ「…はー…はー」
男「……ちゃんと寝てるみたいだけど…妙に息が荒いな…」ピトッ
男「顔冷たっ!」
カミラ「…う……」
男「?」
カミラ「……血……のまな…きゃ…」
男「……寝言か…。しかし…」
カミラ「血が足りてない…?」
476 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 21:06:26.89 ID:rJEBa0J20
よし。
しえm
477 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 21:08:46.78 ID:GoyRYcrVO
男「…結局まだ4時……腹減ったなぁ……」
カミラ「…すー…すー」
男「こいつ食い意地張ってたけど…そうか、結局は腹が減っても血じゃないとダメなんだ…」
男「……」スッ
ナデナデ
男「ごめんな、カミラ」
カミラ「……ん」ピク
男「……あったかくしろよ。俺はちょっと、外出て風を浴びてくる」パサ
男「……バット」
バタン
478 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 21:16:05.67 ID:GoyRYcrVO
男「……うー寒っ」スタスタ
男「……」カラカラ
男「…よしっ」スッ
ブンッ
男「……ふっ」ブンッ
男「うりゃ。よいしょ」ブンッ ブンッ
男「…素振りってそこまで楽しいもんじゃないなぁ。やっぱり俺はキャッチボールの方が好きかな…」
男「なんかあったかい飲み物でも買おう…」タッタッ
カエデ「……ほ、ホントにあれが吸血鬼なの?」
コノハ「間違いないって!だって地図によるとあの家に…」
カエデ「で、でもなんかバット振ってたよ…。怖いからやめようよ…」
コノハ「もー!せっかく早起きしたのに、意味ないじゃない!」
カエデ「こ…コノハが勝手に起こしてきたんじゃ…」
479 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 21:20:48.76 ID:GoyRYcrVO
コノハ「ぶつぶつ言ってないで、カエデはあいつをやっつけるのよ!」
カエデ「コノハちゃんはやらないの…?」
コノハ「わ、私は今、犬の姿だから…」
カエデ「人間の姿になれば…」
コノハ「い、いいの!怖いんじゃないわよ!最初の勝利はカエデに譲るって意味よ!怖いんじゃないわよ!」
カエデ「二回も言わなくていいよ…」
コノハ「とにかくカエデは!それ使ってあいつを後ろからガツンとやっちゃいなさい!」
カエデ「……この『バトン』、そういうのに使うの?」
コノハ「当然よ!大学生がバトン振り回すなんて変な気もするけど、気にしなくていいのよ!」
カエデ「えーっ…でも……」
sien
481 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 21:29:14.84 ID:GoyRYcrVO
男「……お、コーンスープ。よし、これにしよう」ピッ
ガション
男「……」スッ
男(…さっきから向こうでこそこそしてるのは、誰なんだ?)
カエデ「ど…どうしよう…どうしよう…」
コノハ「なにキョドってんのよ!だからあんたはそのバトンで…」
男(犬連れた女の人…?誰かと話してるみたいだけど…もう一人いるのか?)
男「……」カシュッ
男「……!」グイーッ
カエデ「あわわ…何かジュース一気飲みしてるよ…!」
コノハ「ま、まさか栄養ドリンク!?アタシたちの存在に気付いて、逆に倒しに来るつもりじゃ…」
482 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 21:34:41.94 ID:GoyRYcrVO
カエデ「どうしよう!?栄養ドリンクにバット…勝てないよ!」
コノハ「お…落ち着かないと見つかるわ!」
カエデ「もう見つかってるよぉ…!」
男「…ふー。火傷するかと思った…」プハッ
男「ちょっと威嚇をしてみよう…」ポイッ
コノハ「あっ!缶をポイ捨てして…」
男「……よっと!」ブンッ
カッキイイイイイン!!!
ギュンッ!!
カエデ「」
コノハ「」
483 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 21:39:50.44 ID:GoyRYcrVO
カエデ「は…はは…」クラッ
コノハ「か、カエデ…!」ボンッ
ガシッ
コノハ「しっかり…」
カエデ「か…缶が……バットで……」
コノハ「く……覚えてなさい!吸血鬼!」ダッ
カエデ「コノハちゃんー…もっと早く人の姿になってよぅ…」
タタタタタ…
男「……このバット…やっぱり普通のバットと違うんだな」
男「あんなテキトーなスイングで缶があの速さ……」
男「しかしあいつらは…何だったんだ?犬はどこに言ったんだ…?」
男「…ま、いっか……」
支援
485 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 21:51:12.91 ID:GoyRYcrVO
コノハ「……カエデ。あなた今いくつよ」
カエデ「…今年で19です」
コノハ「そうよね。…きっとあなたは世界一情けない18歳よ!」カッ
カエデ「うう…」ショボーン
コノハ「…いい?アタシは天界に帰るの!そのためにはアナタの力を借りる必要があるのよ?」
カエデ「はい…」
コノハ「なのにアナタがビビりまくりじゃ、ダメなのよ!全ッ然ダメ!!」
カエデ「…返す言葉が見つかりません」
コノハ「…アタシたちはきっと最後の参加メンバーよ。つまり敵もそれだけ減ってるの!分かる!?」
カエデ「……」コクッ
コノハ「アタシたちのノルマは6!決して少ない数じゃないわ!分かってる!?」
カエデ「……」コクッ
コノハ「…次はあの吸血鬼、絶対に倒すわよ!」
カエデ「…はい……」
486 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 21:57:46.17 ID:GoyRYcrVO
朝
チュンチュン チチチ…
男「…変な時間に起きたから頭がやべぇ」グワングワン
姉「バカ。あんた昔からそうじゃない」
男「……」
姉「…カミラちゃんは?」
男「まだ寝てる」
姉「…どうしちゃったの?そんなに目立つ傷があるわけじゃなかったし…」
男「疲れてんだろ。大丈夫。俺が面倒見るって約束だしな」
姉「……」
ガチャ
父「いやぁ、今日もスズメたちは元気だったぞ!」
姉「はいはいよかったね」
父「ほれ、新聞だ」バサッ
男「…ん」ピラッ
487 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 22:15:49.37 ID:GoyRYcrVO
男「……」ペラッペラッ
姉「…お」パシッ
男「ん?何取った?」
姉「……これ」ピラッ
男「あー靴屋のチラシね」
姉「私の靴、あるかな?」
男「ねーよ」
姉「…あ!あった!…けど」
父「半額セール…ぷぷっ」
姉「笑うなー!私の靴には半額の価値しかないってか!」キーッ
男「はは……」ピラッ
男「…これはユ〇クロのチラシか」
男「……そーだ」
支援
追い付いた
ついに道具が五つ出たか
うわ追いついちまった
期待
491 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 22:38:15.15 ID:GoyRYcrVO
姉「なに?服買うわけ?不登校のくせに?」
男「カミラに買ってやるんだよ。つーか不登校は関係ないだろうが」
姉「カミラちゃんに」
父「ほー。まさかお前が女の子にプレゼントをする日が来るとは」
男「あいつ寒がりみたいだからさ…いや、それ以前にずっと同じ格好じゃ可哀想だし」
姉「……で、ユ〇クロ?は?そっちのが可哀想じゃん」
男「えっ?」
姉「私だったらちょっと悲しくなるわー。だってプレゼントが安いユ〇クロの服だなんて…」
男「そんなこと言われても…俺、そんなに金持ってないし…」
姉「…しょうがないわね」スッ
男「!」
姉「一万円貸したげる。これで好きな高い服買ったげな」
男「あ、姉貴…」
父「じゃあお父さんからもお小遣いあげちゃう!」スッ
男「さらに一万円…!」
姉「二万ありゃなんとでもなるでしょ」
父「可愛い服買ってやれよ!」
男「…なにこの流れ」
カチャ
カミラ「すー…すー…」
男(…まだ寝てたか)スッ
男「カミラ…」
カミラ「…すー…すー」
男「……カミラ、そろそろ起きなよ」
カミラ「う…」モゾモゾ
男「…血、飲まないとまずいんだろ?」
カミラ「……え」パチ
493 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 23:02:29.73 ID:GoyRYcrVO
男「……おはよう」
カミラ「……男さん…なんでそれを…」
男「…お前が呟いてたんだぜ。寝ぼけて。…ホントなんだよな?」
カミラ「…恥ずかしい話ですが、昨日の私が戦えなかったのは、『血液不足』が始まっており、寒さを敏感に受けたからです」
男「なるほど…」
カミラ「逆に、寒い思いをしただけなので、能力を使うことはまだ可能でした」
カミラ「…結果、二度の吸血で(二度目は父へ見せるための模範なのでほぼノーカン)5つ能力をすべて使ってしまいました」
男「……ヤバいのか?」
カミラ「正直、このベッドから動くことができません」
男「……」スッ
ギシ
男「……血、飲めよ。ヤバいんだろ」
カミラ「……しかし、失った血液を完全に取り戻すとなると、さすがにあなたも危険です」
男「……いいよ、俺は。体は割りと丈夫だし…」
カミラ「…ダメです。私のせいで男さんを傷付けたのに、挙げ句大量の血をもらうなんて…」
男「でも、飲まなきゃ弱る一方なんだろ…」
カミラ「……」
男「平気だよ。いくら大量の血を飲むったって、俺が死ぬほどじゃないんだろ?」
カミラ「…それはそうですけど……」
男「なら、やっぱ飲め。好きなだけ飲め。そしたら俺はしばらく休む」
男(服買いに連れていけないのは残念だけどな…)
紫煙
496 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 23:37:34.31 ID:YiAZW0sh0
支援
支援
498 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 23:41:38.17 ID:pw1rZ0duO
カミラ「……じゃあ」
男「……ほれ、首」グイッ
カミラ「……」スッ
ガブッ
男「っ…!」
カミラ「んっ…」ゴクッ
男「…!…!」
男(ヤバい…ヤバい!)
カミラ「……んぅ…」ゴクッゴクッ
男「…はっ……かぁっ…」
カミラ「……んっ」ゴクッゴクッ
男「か…カミラ……」グッ
カミラ「…んっ…んっ」ゴクッゴクッ
カミラ「はぁっ…!」ズポッ
男「…ぐっ…!」
499 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 23:44:12.01 ID:KZS+zWyc0
ここだけみるとエロい
500 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 23:49:38.41 ID:pw1rZ0duO
カミラ「……」コクッ
男「……あ」グラッ
ドサッ
カミラ「…はぁ…はぁ…はぁっ……男、さん…」
男「…大丈夫…少し…力が抜けただけだ……」
カミラ「そのまま…動かないほうが…いいです…」
男「……みたいだな」
カミラ「……ふー」
男「お前は……大丈夫なのかよ…?」
カミラ「しばらくすれば…いつもの感覚が戻ってくると思います…。なにぶん、こんな大量の血を一度に飲んだのは、初めてで…」
カミラ「…魔血の構成にも、時間がかかるでしょう……」
男「魔血…?」
カミラ「……今飲んだあなたの血は、私の血と交ざりあって、私の体力や、能力の元になるんです…。それが魔血……」
男「な…なるほどね…」
支援
502 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 23:56:20.69 ID:pw1rZ0duO
カミラ「……」ツー
男「…血、垂れたぞ」
カミラ「…あ」ペロ
男(うっ…今の仕草はちょっと来るものがあるな)
カミラ「……男、さん?」
男「な…なに?」
カミラ「……」ギュウッ
男「…!」
カミラ「…あなたは私の、全てなんです…」
男「…すべて……?」
カミラ「……だから」スッ
男「……え?」
カミラ「……」チュ
503 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/08(金) 23:57:56.43 ID:AXac8e94O
支援
xien
505 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 00:02:14.83 ID:8v9dmeoTO
男「…ほ、ほっぺか……びっくりした…」
カミラ「……私には、あなたが必要です」
男「……」
カミラ「…これからも、私と一緒に、戦ってくれますか?」
男「……ああ」
カミラ「どんなに痛くても、辛くても、苦しくても…」
カミラ「私と一緒に、いてくれますか…!?」
男「……心配するな。俺がお前を天界に帰してやる。約束したろ?」クシャクシャ
カミラ「……う」
男「…さ、少し…安むよ……」
カミラ「はい…」
支援
507 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 00:08:39.98 ID:8v9dmeoTO
父「……おかしいな。そろそろギシギシやりだすかと思ったんだけど…」
姉「ぶっ…!」
父「姉。お前ちょっと見てきなさい…」
姉「な、何で私が…」
ガチャ
カミラ「……」
父「!」
姉「…だ、大丈夫?」
カミラ「はい…水を、ください」
姉「あ、うん…」ジャーッ
姉「はい、水道水だけど…」
カミラ「ありがとうございます…」スッ
バタン
父「……」
姉「泣いてた…あの子」
508 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 00:14:22.22 ID:vZ6Sl56H0
父ww
509 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 00:14:34.19 ID:8v9dmeoTO
カミラ「男さん…水ですよ…」スッ
男「……ありがとう」
カミラ「……」スタスタ
シャッ
カミラ「…今日は、いい天気、ですね」
男「…そうだな」
カミラ「……天界には、天気という概念がなかったんです」
男「…そうなのか」
カミラ「…だから私は、あなたといる時、どんな天気でも、好きになれる……」
男「…そうか」
カミラ「……今は、ゆっくり休みましょう」
男「…ああ」
510 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 00:14:39.45 ID:aEjJ5BEX0
包帯男より後になった辺りから急に読みにくくなった
序盤はどうにか頑張って読めたけど、この文はついていきにくい
511 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 00:22:05.84 ID:ysj9qAre0
たのしいぜ
512 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 00:23:59.54 ID:8v9dmeoTO
?「………」
ミヤビ「…どうしたの?」
?「…もうそろそろ、動かないと…体が鈍ってしまうよ」
ミヤビ「……」
?「……明日、誰かを殺そう」
ミヤビ「…へらす?」
?「ノルマは減らないかも知れない。メンバーを殺すか人間を殺すかは、まだ決めてないからね」
ミヤビ「……」
?「…何もしないわけにはいかないんだ。分かるだろう?」
ミヤビ「…うん」
513 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 00:25:47.66 ID:nkrJ7umq0
カミラのイメージ画は無いのか!!
514 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 00:26:51.07 ID:8v9dmeoTO
いつもより早いけど、今日はここまでにします…
あんまり書けんかったなぁ
物語もスレもようやく半分進んだって感じですので、もうしばらくお付き合いしていただけたら嬉しいです
516 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 00:31:41.65 ID:8v9dmeoTO
・金髪ロング
・くせっ毛
・ちょっとジト目
・Aカップ貧乳
・身長は普通(160くらい)
・比較的シンプルなゴスロリ衣装
イメージです
頭の中で自由に組み立ててみてください
517 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 00:34:41.69 ID:VXvgs/cy0
俺の中ではレイチェル・アルカード
518 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 00:37:17.68 ID:nkrJ7umq0
1から読んでるがまだイメージできてない!おれのばか!
519 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 00:45:54.44 ID:Rt2WExMf0
最後まで見るぜ
乙彼
おつかれー(´・ω・`)ノシ
521 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 01:14:29.84 ID:xWEapNvx0
乙
522 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 01:29:40.21 ID:ilPT7tQg0
ほし
523 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 02:06:07.20 ID:eOcXns910
ゅ
524 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 02:51:38.91 ID:+YkkoQqi0
よくおちなかったな時間が時間だからか
525 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 03:30:52.36 ID:Rt2WExMf0
よっと
526 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 03:41:30.83 ID:+YkkoQqi0
じゃぁ寝るから保守頼んだわ
527 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 03:59:48.49 ID:ilPT7tQg0
一応保守
528 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 04:18:35.42 ID:naAmUxpO0
なんか2時間もかかった
529 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 04:43:13.14 ID:cFfuIziKP
寝る前に一応。
530 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 04:45:13.93 ID:naAmUxpO0
ほしゅ
531 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 05:00:42.87 ID:Rt2WExMf0
もう寝る…
hosyu
533 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 06:57:08.25 ID:VXvgs/cy0
ちゃんと保守してたなよくやったニート共
534 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 06:58:03.93 ID:Hkff/ML40
へっ、いいってことよ
535 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 07:00:33.63 ID:jXbiDgP20
ほ
536 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 07:32:50.80 ID:VXvgs/cy0
ほっしゅっしゅ
537 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 08:03:36.40 ID:VXvgs/cy0
539 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 09:13:16.29 ID:5Z1SLOt+O
追い付いたあぁぁぁぁぁ!!!!ほっしゆぃぅぅぅぃぅ!!!!
540 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 10:10:12.89 ID:VXvgs/cy0
541 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 10:11:12.44 ID:UGzvywdE0
542 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 10:14:17.75 ID:VXvgs/cy0
>>541 彼女たちの流儀
画像は妹の朱音ちゃんちゅっちゅ
543 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 10:20:09.82 ID:ItJY0hOa0
レイチェルのしゃがみっぱが可愛すぎて生きるのがブラッドカイン
544 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 10:32:30.50 ID:VXvgs/cy0
うおっ太陽まぶしっ
546 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 11:04:09.31 ID:VXvgs/cy0
>>1が来るまで俺の吸血鬼フォルダが火を噴く
と思ったけど家を出る時間だからお前ら保守しとけ
おはよう
ほしゅ
ほしゅ
549 :
伝説のフィッシャーマン ◆JVDp2GlXnk :2010/01/09(土) 12:33:19.16 ID:BUurS8Zb0
ほ
550 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 12:49:39.21 ID:xWEapNvx0
C
551 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 12:50:13.49 ID:8v9dmeoTO
?「……」スタスタ
ミヤビ「……」スタスタ
?(僕のノルマは残り3。屍食鬼を倒してから、変動はない)
?「…ミヤビ、『硬球』を真っ直ぐに投げてごらん」
ミヤビ「…どうして?」
?「…地に落ちてから転がっていくだろう?右に転がったら『人間』を、左に転がったら『メンバー』を殺す」
ミヤビ「……」ポイッ
ポトッ
?「さぁ、どっちに転がる?」
コロコロコロ…
ミヤビ「……ひだり」
552 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 13:12:06.81 ID:xWEapNvx0
C
553 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 13:22:51.01 ID:AOr5fEfI0
| 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i | |
〉―_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
|,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|
. r´`ヽ / `"""`j/ | |くゞ'フ/i/ 来たか!!
. |〈:ヽ, Y ::::: ,. ┴:〉: |/
. \ヾ( l ヾ::::ノ |、
j .>,、l _,-ニ-ニ、, |))
! >ニ<:| 、;;;;;;;;;;;;;,. /| ___,. -、
| | !、 .| | ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ| | ヽ\ _,..:::::::. / .| `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
..|.| | :::::ヽ<::::::::::::::::>゛ |_ _,.-''"´ / ̄,./´ ゝ_'ヲ
..| | | _;;;;;;;_ ̄ ̄ |  ̄ ̄ / _,. く / ゝ_/ ̄|
:.ヽ‐'''!-‐''"´::::::::::::::::: ̄ ̄`~''‐-、_ / にニ'/,.、-t‐┴―'''''ヽ
\_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ / / .(_ヽ-'__,.⊥--t-⊥,,_
\  ̄\―-- 、 _::::::::::::::::::::__::/ / /  ̄ ) ノ__'-ノ
\ \::::::::::::::`''‐--‐''´::::::::::/ / / / ̄ rt‐ラ' ̄ ̄ヽ ヽ
ヽ ヽ\ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ゝニ--‐、‐ |
l ヽヽ \:::::::::::::::::::::::::::::::/ /‐<_ ヽ |ヽ
554 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 13:34:36.83 ID:8v9dmeoTO
?「それじゃあメンバーを殺そう」
ミヤビ「……うん」プチプチ
フォンッ
?「ここから一番近いのは…」
?「……悪鬼(オーガ)、か。面白い」
ミヤビ「……つよい?」
?「強い、と言うよりは、悪い奴だ」
ミヤビ「わるいやつ…」
?「悪鬼の名の通りだよ。だが」
?「僕はその上を行く悪だ。悪の血を継ぎ、悪の中に生まれ、悪を制して来た」
ミヤビ「……」
555 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 13:43:19.59 ID:8v9dmeoTO
オーガ「……なんだ…貴様は…」
?「……誰でもいい。お前は僕の『糧』となるんだからな」
オーガ「…どういう意味だ?」
?「……こういう意味だ、悪鬼よ」ゾゾゾゾゾ
オーガ「なんだ…それは……血…?」
ミヤビ「……」
………
……
?「弱い。弱い。弱い。弱い。弱すぎる」
ミヤビ「……てかげん、したの?」
?「力は半分程度まで押さえていた。なのに、たったの三分だ。せめて逃げ回るくらいはして欲しかったな」
ミヤビ「…これで、ノルマは2」
?「……ああ、そうだね」
?(…だが、収まらない、こんなレベルの低い戦いじゃあ……)
556 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 14:03:02.48 ID:8v9dmeoTO
カミラ「…すー…すー」
男「…ぐー…ぐー」
姉「あの二人は、また寝てんの…?」
父「ギシアンまでとは行かなくとも、二人で仲良く寝るようにはなったのか…死んだ母さんや、男は立派に成長したよ」
姉「とりあえずあんたは出てけ」
カヤコ「はぁ……」
ウツロ「どうしたの?カヤコさん」
カヤコ「あれから…一度も戦ってないわよね…」
ウツロ「うん…」
カヤコ「…相手に一度も会ってないわよね…」
ウツロ「うん…」
カヤコ「あなたは一生懸命修行?してるみたいだけど…」
カヤコ「正直、他のメンバーがどんな状況なのか分からないのに修行して、意味があるのかしら…?」
ウツロ「でも、何もしないよりはマシだよ」
カヤコ「…そうだけど…。せめて残りの人数とか、分かれば…」
557 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 14:14:29.06 ID:EakreYB40
しえん
558 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 14:34:46.19 ID:8v9dmeoTO
男「……はっ」パチッ
男「…マジかよ。もう7時?最近昼夜の感覚がめちゃくちゃだ。起きて飯を…」
カミラ「う……」ギュウ
男「……動けん。こいつ、俺を抱き枕か何かのように扱いやがって…」
男「……おーい」ペチペチ
カミラ「…ん」
男「起・き・ろ!」ヌッ
カミラ「わぁっ!」ガバッ
ゴチン
男・カミラ『〜っ!!??』
sien
560 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 14:47:26.26 ID:8v9dmeoTO
カミラ「はっ…男さん、もう動けるんですか?」
男「なんとかな」
カミラ「はぁ…それはよかった…」
男「これで飯食って、もう一度ぐっすり眠れば、いつでも戦える万全な状態に戻れる!…と思う」
カミラ「…すごいですね」
男「え?」
カミラ「人間は、体重の13分の1が血液なんです。そしてその3分の1を失うと危険な状態に、さらに3分の2を失うと死亡してしまうそうです」
男「そ、そうなのか…?」
カミラ「つまりあなたの血液は、だいたい4リットルから5リットル…私はそこから、ごっそり持って行ったんですけどね…」
男「いや…俺は結構平気だけどな…」
カミラ(キョンシーの攻撃が体術一筋だったから、血を失うようなダメージがなかった…。それが幸いしたんですかね)
カミラ「…何にせよ……ギリギリのラインでしたね」
561 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 14:58:44.74 ID:8v9dmeoTO
カミラ「私は1リットル近い血を飲んだのに…まだ調子が戻りませんよ」
男「そっか。まぁゆっくり休めよ。さ、飯だ飯…」ムクッ
男「……うおっ!立ちくらみ!」バタッ
カミラ「ちょ…男さん!」
男「はは…」
姉「でもまぁ、何だかんだで二人とも、元気になったじゃん」
カミラ「おかげさまで」
姉「あ、男!一万円返せ!」
父「そうだそうだ!」
男「がめついな!」
カミラ「一万円…?」
姉「こいつがさ、服を買う!とか言いだして…」
父「カミラちゃん、君のためにだぞ。結局買いに行かなかったから、返してもらうけどな!」
男「だからがめついって!分かったから!」
562 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 15:03:38.02 ID:8v9dmeoTO
カミラ「私のために…」
男「悪いな、買ってやれなくて。これからは俺の上着貸すからさ、それで我慢してくれ」
カミラ「……ありがとうございます。その気持ちだけで十分です」
男「いらないのか?」
カミラ「血が足りてるときは平気です!」
男「そーかそーか!それならよしっ!」
姉「……あー、なんか二人見てると背中の辺りがムズ痒くなる」
父「分かる分かる」
男「?」
563 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 15:05:27.42 ID:tOyXKfoBO
やっちゃいなYO〜
564 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 15:08:08.03 ID:8v9dmeoTO
ムシャムシャ ガツガツ
父「いつになくよく食うなぁ」
カミラ「いくら血以外受け付けない体でも、やっぱり食べたいんです」モグモグ
男「鉄分を取ると血は戻るのか?」バクバク
カミラ「あー、多少は変わるかもしれませんね」
姉「ひじきサラダ作ったげよっか」
カミラ「ぜひ!お願いします!」
男「俺はいらん」
姉「好き嫌いせずに食べなよ」
男「ちっ」
父「ははは」
父の仕事は不定期なのか?
566 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 15:16:40.82 ID:8v9dmeoTO
姉「食べたら順番に風呂入っちゃいなよ」
男「はいはい」
カミラ「分かりました」
男友「うっいっちゃーうよーぉなぁーっまねはーしたーくーなーい♪」
男友「夜の散歩はぁ楽しいなまったく!」
ボトッ
男友「……ん?」クルッ
猫「にゃ」
男友「…猫?今どこから降りてきたんだ?」
猫「にゃー」タタッ
男友「あ、ちょっと…」スッ
ズダンッ!!
男友「……今度は…人?」
567 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 15:20:00.87 ID:8v9dmeoTO
>>565 月〜金は毎日普通に働いてる、サラリーマンだよ
?「……」ムクッ
男友「うわ!起き上がって…」
?「やはりこの人間の姿には慣れてないからな…使いにくい」
猫「にゃー」
?「…猫まで連れてきてしまったか」
男友「なっ…あんた誰だ!?」
?「……」
?「天界の神だ」
男友「……神?」
568 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 15:27:39.46 ID:xkvk5W/Q0
569 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 15:29:29.72 ID:8v9dmeoTO
神「そう。神だ」
男友「いや、ただのスーツ来たお兄さんじゃん」
神「この姿じゃ変か?」ウニョン
男友「いっ!?」
神「これならどうだろう」
男友(スーツの男が巨乳美人に…!)
神「まだ変か…」ウニョン
神「……これならいいだろう」
男友(えっ?獅子舞!?)
神「不満そうだな…」ウニョン
男友(松葉杖突いた病人に…)
神「これも駄目か?」ウニョン
猫「神様!いい加減にしてくださいよ!」
男友「猫が喋った!?」
570 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 15:35:35.52 ID:8v9dmeoTO
猫「…この格好が最も動きやすいでしょう。天界の護身兵たちのローブです」ウニョン
神「うむ…まぁ一番はいつもの格好なのだが」ウニョン
男友「…は!?はぁ!?何こいつら!?」
猫「神様のファッションショーにお付き合いしていただいてありがとうございました、人間様」スッ
男友「…?」
猫「ここで見たことはお忘れになられてください…」ピンッ
男友「デコピ……」フラッ
バタッ
神「……さて、奴を探すぞ」
猫「ええ…この戦いにおける最強最悪の……吸血鬼を」
神「…奴を地上に放ったのは、やはり私のミスだろう。早急に見つけ、始末しなければ……」
571 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 15:44:45.58 ID:8v9dmeoTO
男「はー…さっぱりした」ガチャ
カミラ「……」ジーッ
男「…何を見てんだ?」
カミラ「これ、何です?」
男「…ウォークマンだよ。音楽聴くやつ。……ほら、これを耳につける」
カミラ「?」グイグイ
男「で、このボタンを押す…」ピッ
カミラ「……」
♪ギャギュギュギュギュギギィイイン!!
カミラ「○*☆※◇〜!?」
男「おおっと、音量MAXだったみたいだな」ニヤニヤ
カミラ「あばばばばばぁ!」
sien
573 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 15:50:31.11 ID:8v9dmeoTO
20分後
カミラ「最高ですね!この歩く人!」
男「そりゃよかった」
カミラ「〜♪」
男「充電してないから、使い過ぎるなよ」
カミラ「〜♪」
男「ちゃんと話、聞いて…」
カミラ「…え?なに?聞こえません」ニヤニヤ
男(音量MAXの恨みか?)
こうして男とカミラはそれぞれの傷も癒え
ほんの少しの楽しい一時を過ごした
……が
静かに進んで行った戦いも少しずつ激しくなり
やがて彼らを襲う悪夢は
これからが始まりなのだ…
574 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 15:58:50.71 ID:8v9dmeoTO
翌日
男友「うう……へっくしゅん!!」
男友「はっ!?」パチッ
男友「お…俺はなぜこんなところで寝てるんだ?てか今何時だ?!携帯…」パチッ
男友「…なぁんだ。まだ5時半か。もう少し寝てよう」
男友「って、そーじゃないっ!!」ムクツッ
父「…おかしいな。いくら待ってもスズメが来ない」
姉「…お父さん、新聞を独占しちゃいかんですよ」ガチャ
父「なぁ、スズメがいないんだ。どうしたのかねぇ」スタスタ
姉「さぁ。里帰りとか?」
父「お前のギャグはつまらんなぁ」
姉「お父さんの血を色濃く継いだってことっすよ」
父「……」
バタン
575 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 16:09:35.69 ID:vZ6Sl56H0
しえん
576 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 16:12:39.20 ID:8v9dmeoTO
男「……ふわぁーっ」ムクッ
男「…ん?カミラが下の布団にいない」
男「カミ…」
カミラ「zzz…」
男「…えーっ…?なんで机に突っ伏して寝てんの?こいつ…」
男(…!そうだ。昨日寝る前に……)
男『俺はもう寝るからな』
カミラ『私はもうちょっとこれ聴いてます』
男『…ああ、そう。おやすみ』
男「…こいつ、まさか、ずっと聴いてて、そのまま寝ちまったとか?」スッ
『Dirty Diana ■(停止) 03:21』
男「…よーし…音量MAXにして……再生っ!」ピッ
パーンッ!!
カミラ「!?」ビクッ
577 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 16:13:40.53 ID:bVjkM5rj0
おい
鼓膜が爆発する
やめろ
578 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 16:22:01.42 ID:8v9dmeoTO
テッテッ テレテッテッ テレテッテッ テレテッテッテッ
男「……」ニヤッ
茶ッ!
カミラ「は……え?え?」ガバッ
テッテッ テレテッテッ テレテッテッ テレッ
宿直!
カミラ「なに?なに!?」
テッテッ テレテッテッ テレテッ……
カミラ「うるせぇえええええっ!!なんだこれええええっ!」
ピーッ
男「あっ、充電切れた」
支援
580 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 16:31:30.63 ID:8v9dmeoTO
私はKing of dumbちゃんなので
少し休憩しないと
頭がパンクしてしまいます…
581 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 16:38:25.03 ID:naAmUxpO0
胞子
582 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 16:39:05.55 ID:naAmUxpO0
落ちたな
583 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 17:14:40.92 ID:eEVrlDhUO
しゅ
584 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 17:16:50.49 ID:8v9dmeoTO
カミラ「はーっ…はーっ……み、耳が……!」
男「パンッ!」
カミラ「茶ッ!」
男「宿直!」
カミラ「……」
男「……飯、食おうか」
カミラ「…そうですね」
姉「また寝坊したわね…」
男「いいじゃんか少しの寝坊くらい」
姉「ほら、パン食べて。私はもう行くから」
カミラ「パンッ!」
姉「!?」
カミラ「す、すいませんつい反射的に…」
男「カミラ、くどいぞ」
カミラ「くっ……」
585 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 17:27:04.65 ID:AzPcSh6r0
ネタがわからん
586 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 17:32:10.70 ID:8v9dmeoTO
男「…そーだ。姉貴」
姉「なに?」
男「俺が小さいときに使ってたグローブとボールってさ、どこにあったっけ?」
姉「…えーと…どこだったかな。っていうか、何に使うのよ」
男「バッティングの練習すんだよ」
姉「バッティング?…たぶん、捨てちゃったんだと思うよ」
男「マジで?」
姉「お父さんの部屋に、誰のか分からないサインボールがあるけど、あれ使えば?」
男「まさか。そんなの使えねーよ」
姉「じゃあ、バッティングセンターとか」
男「……姉貴にしてはいいこと言ったな」
姉「私のことナメてんの?」
587 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 17:37:06.95 ID:8v9dmeoTO
>>585 マイケルジャクソンのSmooth Criminalって曲のイントロです
分かりにくくてすみません
カミラ「バッティングセンター?」
男「そういうとこがあんの。暇だし行こうぜ」
姉(なんてナチュラルじゃないデート…)
男「デートじゃないからな」
姉「読心術!?」
男「で、どこにあるんだよ」
姉「確か……」
1時間後
男「ここか…」
カミラ「なんかボロそうですね…」
588 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 17:45:52.19 ID:VXvgs/cy0
帰ってきた支援しちゃう
589 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 17:47:29.59 ID:8v9dmeoTO
男「とにかく、やってみるかな」チャリン
カミラ「いくら入れました?」
男「100円。これで20球も打てるんだと」
カミラ「ふーん」
シュバッ!!
男「なっ!もう始まっ……だぼぉっ!」バキッ
カミラ「大丈夫ですかね…」
男「も…もう100円!」
カミラ「下手ですね男さん」
男「昔は得意だったんだぞ!」
カミラ「にしても一球も当たらないって」
男「……はっ!」
シュバッ!!
男「ぎゃあ!」
カミラ「やれやれ……少し貸してくださいな」
追いついた支援
591 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 17:55:01.00 ID:8v9dmeoTO
男「できるのか?」スッ
カミラ「あそこから飛んでくるボールを打ち返せばいいんですよね?」パシッ
男「ああ」
カミラ「……よし」グッ
男「ぶwwwなんだよその構えwwww」
シュバッ!!
カミラ「……笑うなっ!」ブンッ
カキィイイイン!!
男「」
カミラ「……意外と飛ぶな」
男(笑えねぇ)
カミラ「はい、こんな感じです。あの腕の動き見てれば、楽勝ですよね」スッ
男「…はぁ」パシッ
カミラ「頑張ってくださいね」ニヤニヤ
男「ちっくしょー…」グッ
592 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 18:04:56.91 ID:8v9dmeoTO
男(…腕を見るって……そんなんで当たるのか…?)
シュバッ!!
男(来たっ!)
ブンッ
カミラ「あー…惜しいですね」
コロコロコロ
男「ガッデム!」
カミラ「……ん?」
男「さぁ、もう一回!」グッ
…シュバッ!!
男「え、早……」
ゴシュ
男「GYAAAAAAAAAA」
カミラ「今のは痛い」
593 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 18:09:35.13 ID:8v9dmeoTO
男「お前ぇ!球の早さ変えたな!?」
カミラ「あ、この数字ってそういう意味なんですか」
男「160キロ!?豪速球かよ!」
カミラ「……あえてこのまま行きましょう」
男「何があえてなんだよ!?」
カミラ「ほら、次が来ますよ…」
男「ああもぉ!」バッ
シュバッ!!
男「おぶぅっ!」ドゴ
カミラ(だ…駄目だ まだ笑うな…こらえるんだ…し…しかし…)
シュバッ!!
男「ぐべら!!」バキッ
カミラ(いや…10球 あと10球で180キロにしたことを教えよう)
594 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 18:13:24.51 ID:vZ6Sl56H0
武器がバットだから特訓にもなるのか?
595 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 18:18:20.36 ID:8v9dmeoTO
飯食ってきます
帰ってきたら続きやります
596 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 18:19:01.43 ID:cFfuIziKP
180キロって日本で1個しかないって聞いたことがあるけどマジなの?
そんな速い球振ってもスイング乱れるだけ…
弾避けて攻撃避ける練習のがまだマシ
地味に素振りで腕力とフォーム作れよ…
というかあのバットだとボールで地球が爆発するだろ
あのバットで地球がやばい
600 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 18:51:02.86 ID:nkrJ7umq0
出かけてる間に進行してたぜ・・・
601 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 18:59:43.69 ID:4tgXw2wP0
スムクリのイントロよりBADの方がビビらね?
602 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 19:00:42.72 ID:bVjkM5rj0
そんなことより包茎男にスリラー聞かせたら踊ってたんじゃね?
603 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 19:52:23.89 ID:8v9dmeoTO
デッ! デッ!! デッ!!! デッ!!!! アーオ!!!!!
使いたいネタがバンバン言われててすごく参った
バキッ!!
男「あぐっ!」
ビシッ!!
男「ぐばっ!」
ボコッ!!
男「ひぎいっ!」
カミラ(見てる分には超楽しいですね)
シュバッ!!
男「くっそぉ!」ブンッ
ドゴッ
男「へごっ!」
カミラ(お、振った)
604 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 20:03:26.68 ID:4tgXw2wP0
>>603 すまん、マイコーネタが出てきたから嬉しくてつい…
605 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 20:05:15.94 ID:8v9dmeoTO
シュバッ
男「……らぁっ!」ブンッ
ベシコォン
男「ぐあぼっ!」
シュバッ
男「……らああ!」ブンッ
ドバメシッ
男「ずぬらっ!」
カミラ(……そろそろ止めさせますかね)
シュバッ!!
男「……ああっ!」ブンッ
ボゴォッ!!
男「ぶばばっ!!」
カミラ「男さん、そろそろやめ…」
男「まだ!あと5球ある!」
606 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 20:10:57.63 ID:8v9dmeoTO
シュバッ
男「くそっ……」
男「……たれっ!」ブンッ
ガッ!!
男「…!…当たっ…」
ポトッ
男「……た?」
カミラ「……?」
カミラ(180キロの球の勢いが、なくなった)
カミラ(バットに弾かれることもなく…?)
607 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 20:13:11.66 ID:8v9dmeoTO
男「な…なんだ?今…」
シュバッ
男(…やばっ……!)サッ
カミラ「なっ…バントなんて……」
コンッ!
バシィッ!!
男「……???」
カミラ「……え?」
男(…俺、とっさにバントしたんだよな?)
男(……なのに)
カミラ(……ボールが、『吹き飛んだ』…!?)
バントホームランですか
609 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 20:21:48.26 ID:8v9dmeoTO
>>608 うまい言い方が見つからなかったからそれで行こう
男「……?」
シュバッ
男「ぎゃぼー!」バキッ
カミラ「……」カチカチカチ
シュバッ
男「…?ボールが急にのろくなった…」ブンッ
カキンッ
男「あ…打てた」
カミラ「……男さん」
男「……なんだ?」
バントホームランとかラッキーマン以来だな聞いたのは
611 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 20:30:25.23 ID:8v9dmeoTO
シュバッ
男「おっと…!」ブン
カキンッ!!
男「ははっ!やりゃあできるじゃんか、俺!」
カミラ「男さん……何か、掴めました?」
男「……」ピタッ
カミラ「……バットのこと」
男「…やっぱ、なんかあるんだよな、これ」
カミラ「…さっきのバントホームラン。あれは普通、あり得ませんよ…」
男「……だよな」
シュバッ
男「…っと!」ブンッ
カキンッ
男「……分からないな。正直。何かあんだろーけど」
カミラ「…そうですか」
612 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 20:31:49.88 ID:bVjkM5rj0
気をつけろ!スタンド攻撃だ!
スマブラのホームランバットか
男「あと300円。60球打てば分かるかな…」
カミラ「ハマったみたいですね…」
男「だってさ、やっぱ打てると楽しいぜ?」
カミラ「…ま、それは分かりますけどね」スッ
男「どこ行くんだ?」
カミラ「ちょっとぶらぶらして来ます」
男「迷うなよ?」
カミラ「平気ですよ。マップに映る範囲内ですから…」プチ
カミラ「……あれ」
男「どうした?」
カミラ「500m内マップが出ないんです…壊れたんですかね…」
615 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 20:55:34.69 ID:HCCCh7TXP
>>613 ホームランバットって吹っ飛びはするがダメージは少ないよな・・・
616 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 20:56:35.04 ID:naAmUxpO0
メテオがどれほど強力なのかを知らないのか
617 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 20:59:50.22 ID:GSWrdHU40
ホームランバットは投擲武器だろjk
618 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:00:53.24 ID:cFfuIziKP
ホームランバットは空中にいる敵に当ててふっとばすもの
バットを相手の真上から投げ当てて・・・即拾う!
620 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:10:35.78 ID:ei/h/1er0
支援支援
男「俺のは大丈夫かな」プチッ
男「…出ないな。いつもならフォンッってなるのに…」
シュバッ
男「ちょ…シュバッはいいから!」バキッ
カミラ「…早く終わらせてくださいね」スタスタ
男「あ…おい」
シュバッ
男「ぴえっ!」バキッ
カミラ「……ただのバットじゃないなら…一体何なんでしょう」スタスタ
カミラ「……180キロの球にバットが当たって」
カミラ「…球の勢いはなくなり、なぜか地に落ちた」
カミラ「次に来た球はバントで受けて」
カミラ「そうしたらまさかのホームラン…」
カミラ「……これは、まさか」
622 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:19:28.14 ID:8v9dmeoTO
カミラ「…でも、なんで一度しかそうならなかったのか……」
ゴンッ
カミラ「!?」
カミラ「痛たた…」
カミラ(自動ドアじゃなかったのか…)
カミラ「ボーッとしてたな……」スッ
ガチャ
ズッ…
623 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:22:37.75 ID:8v9dmeoTO
カミラ「―――ッ!?」
カミラがドアを開け外に出た途端に
重くのしかかってきた何か
それは………
?「……」
………殺気
支援
625 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:26:56.08 ID:809tNpr20
?「…何してるんだい?こんなところで…」
カミラ「敵…よね…」
?「・・・対遠距離能力『魔血乃弾(バレット)』」
ダン
カミラ「くっ!魔血乃膜!」ズズズ
バシュッ
カミラ「え…?」
?「・・・同じ吸血鬼とは思えないね、弱い、弱すぎるよ」
626 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:30:52.19 ID:8v9dmeoTO
>>625 ネタバレ\(^o^)/オワタ
カミラ「はっ…はっ……!」ガクン
カミラ(なんだ…これ…!?)
?「……」
ミヤビ「…どうしたの?」
?「…ミヤビ、行こう」
ミヤビ「?」
?「敵がいる。少し気圧してやったんだ」
ミヤビ「……」プチプチ
ミヤビ「……これは」
カミラ(ヤバい…ヤバい…!)
カミラ「く…」フラッ
ダッ
627 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:39:19.36 ID:8v9dmeoTO
ミヤビ「……にげてる」
?「…ミヤビ、地図は必要ないよ」
ミヤビ「…?」
?「なんでだろう。分かるんだ。本能で」
ミヤビ「……それはきっと」
ミヤビ「…あなたとおなじ『きゅうけつき』だから」
?「……!」
男「……うりゃ!」ブンッ
カキーン
男「ふー。30球目、終わり…」
男「…一人でやっても退屈だな」ドサ
男「…なんで壊れたんだろうな。500mマップ。まぁ、近くの敵の動きを確認するだけなら、目視で十分だし…」プチプチ
フォンッ
男「…最短距離の相手はちゃんと表示され……」
男「……え」
628 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:47:23.88 ID:8v9dmeoTO
カミラ(ヤバいヤバいヤバいヤバい…!!)
カミラ(なんだこの殺気は……!?尋常じゃない…!)
カミラ「とにかく今は、逃げ……」
カミラ「…逃げ」
カミラ「……ない。私は、戦わなきゃいけない…」
カミラ「……『魔血乃翼(アカハネ)』!!」バサァ
ギュンッ!!
?「……少し、早くなったみたいだ。ミヤビ、おいで」
ミヤビ「?」
?「…どうやらやる気になったらしい」
ミヤビ「……」
?『魔血乃翼(クロハネ)』
629 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:50:29.18 ID:WVBZhqXSO
支援
4
631 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:52:27.49 ID:8v9dmeoTO
カミラ「……」バサバサッ
カミラ「……あそこだ…!」ギュンッ
?「……」ゾゾゾゾゾ
バサァッ…
?「さぁ……行こう」
ギュンッ!!!
カミラ「……!」ギュオオ
カミラ(…気配がどんどん近くな…!)
カミラ「……振り返らないっ…!」ギュンッ
632 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 21:56:45.66 ID:8v9dmeoTO
子供「……ママー」
母親「なぁに?」
子供「人が飛んでるよー」
母親「?」
バサッバサッ…
母親「ば……化け物…?」
男「……カミラッ!」
男「……」キョロキョロ
男「いないのか?……ん?」
男「……これは…!?」
633 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 22:02:25.56 ID:8v9dmeoTO
カミラ「……よし」ギュンッ
グオオオオッ!!!
カミラ「…はぁ…はぁ」バサッバサッ…
ストッ
?「……」ギュオオ
ミヤビ「……あれは」
?「……ほう。人がいない場所に僕たちをおびき寄せたのか…」
ミヤビ「……」
?「降りようか」ギュオンッッ!!!
バサバサッ
カミラ「…音が…近づいてくる……」
ドクン…ドクン…
カミラ「……!」ドクンッ
634 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 22:08:22.18 ID:8v9dmeoTO
バサッ…
カミラ「……」
?「……」
カミラ「…黒い、翼……」
?「……」ギュンッ
ドゴォン!!
カミラ「!!」
パラパラ…
?「奇妙なものだ…」ユラッ
カミラ「……!」
?「なぜ僕と君が、同じように地上に落とされたのか?」スッ
カミラ「……」
?「同じ…吸血鬼がね…。実に不思議だよ」
635 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 22:13:09.18 ID:8v9dmeoTO
堕ちてきたそれは
黒いマントに
深紅のマフラー
そして
溢れるドス黒い殺気
カミラ「…あなたが、吸血鬼……?」
?「…そうだ。ミヤビ」
ミヤビ「……」ピョン
?「下がっていなさい」
ミヤビ「…うん」タタタ
カミラ「……」
?「……」
カミラ「……」スッ
?「…魔血乃腕か?」
カミラ「!!」
636 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 22:20:21.58 ID:8v9dmeoTO
男「おい!そこのあんた!」
一般人「!?」
男「それ貸して!」
一般人「え…何を言って…」
男「いいから!」ブンッ
一般人「ひっ…!バット…!?か、貸しますぅ!」
男「ありがとう!」ジャッ
男(カミラ…待ってろ…!)
637 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 22:22:09.38 ID:8v9dmeoTO
?「何を驚いた顔してる?そんな風に腕を突き出したら、それしかないだろう?」
カミラ「くっ…!」ゴッ
?「……それでも射つか」スッ
カミラ「!!」
?「それならこっちも…『魔血乃腕(グラップ)』」ゴッ
ガシッ
カミラ「なっ…!?」
?「風を切る音が、腕の場所を教えてくれる。『見えない』なんて、何のハンデにもならないよ」
カミラ「……能力解じょ…」
バキィ!!
カミラ「……!?」
638 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 22:23:45.25 ID:bVjkM5rj0
説明しよう!
実はこのバット、一見普通に見えるが
男が持つ事によりフォームチェンジッして最強になるのだ!
sien
639 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 22:27:21.76 ID:+YkkoQqi0
ナ、ナンダッテー
sien
640 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 22:27:24.83 ID:8v9dmeoTO
カミラ(今…殴られた?あいつの『腕』は、私の『腕』を押さえているのに…)
?「腕は、二本ある。当然だろう?」
カミラ「二本…!?」ガクッ
?「……」スッ
カミラ「…はー…はー……」
?「まだ僕の殺気に呑まれたままなのか?」
カミラ「……く」
カミラ(黒い『翼』に、二本の『腕』…私と同じ能力なのに、レベルが違う…!)
?「…今、能力のレベルの違いを悟ったね?」
カミラ「……?」
?「違うのは―」シュンッ
カミラ「え…」
?「能力だけじゃ、ない」トンッ
641 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 22:37:40.89 ID:8v9dmeoTO
カミラ「か……」ヨロッ
?「単純な力も違う」
カミラ「……っ」グルッ
?「!」
カミラ「このぉっ!!」ブンッ
?「……倒れるフリして反転、パンチで反撃、か」パシッ
カミラ「!?」
?「…君も、僕には届かない」クルッ
カミラ「あ…」
グルンッ!!
カミラ(…片手で……?)
ドサッ
642 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 22:39:06.18 ID:8v9dmeoTO
?「……本当に君が吸血鬼なのか?」ガッ
カミラ「く……」
?「………弱すぎるよ、本当に」ググッ
カミラ「…あ……」バタバタ
カミラ(息が…)
?「…このまま、死ぬ?」
カミラ「……!」ゾッ
男「おおおおおっ!!」ダンッ
?「!?」
男「うらぁっ!」ブンッ
ゴキッ…
643 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 22:40:34.15 ID:HCCCh7TXP
男キタ━(゚∀゚)━!!
4
645 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 22:49:53.99 ID:8v9dmeoTO
?「く…」ヨロッ
パッ
カミラ「はぁっ…!」ドシャッ
男「大丈夫か!カミラ!」
カミラ「男…さん…どうしてここが?」
男「赤い血と黒い血が…落ちてたから…自転車で追ってったんだ…」ゼーハー
カミラ「…落ちた羽…!」
男「あいつ、吸血鬼なんだろ…!最短距離マップに書いてあった…」
男「だから、黒い血を見て、もしかしたら敵の『翼の能力』かと思ったんだ…。マップにもすごいスピードで移動するのが表示されてたし…」
カミラ「……なるほど…とにかく、助かりました…」
男「しかし…まともにお前が追い詰められてるとこなんて…初めて見たぞ」
?「…なら、もっと見せてやろう」ユラッ
男「!?」
支援
647 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 22:57:07.29 ID:8v9dmeoTO
?「ただバットで殴るだけなら、ただの人間でも耐えられる」スッ
カミラ「バットでガードを!」
男「ぐ…」
バキッ
男「…っ!」
?「ほう…ちゃんと耐えたか」
カミラ「……男さん!これからそいつの攻撃は、全てそのバットで防いでください!」
男「……?」
?「…心配しなくても、僕の相手は君だ」シュッ
カミラ「…『魔血乃膜(キルシード)』!」ズズズ
?「……」ピタッ
カミラ(寸前で蹴りを止めた…!)
?「…おや?針は出ないのかな?」ズッ
カミラ「…解除!」フシュッ
?・カミラ「『魔血乃腕(グラップ)』!」バキィッ
648 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 23:08:30.29 ID:8v9dmeoTO
グググググ…
カミラ(…ダメだ、二本じゃなくても、力の差が……)バキィ!
カミラ「…!」ドゴンッ
男「カミラが…押し負けた!?」
?「もういいだろう。二本目は君にやるよ、人間」スッ
男「見えない手…!?」サッ
バキィン!!
男「ぐっ…!」ザザァッ
?「…またバットか。よく防いだじゃないか」
男「バット舐めるなよ!」ブンッ
?「……」シュンッ
?「当たらないよ」パッ
男(速い…!瞬間移動でもしてんのかよ…!!)
649 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 23:12:30.30 ID:8v9dmeoTO
男「くそっ!」ブンッ
?「…無駄だと言ってるんだ!」ヒュッ
カミラ「げほっげほっ…!」ムクッ
?「!……まだ立つか」スッスッ
カミラ「く…」フラフラ
?「『魔血乃腕・二撃』」ドシュシュッ!!
ド ゴ ン ッ !!!
カミラ「……がはっ!!」ゴパッ
男「カ……」
ドシャアアアア!!
カミラ「……」ドサッ
男「カミラッ!」
?「…さすがにもう立ち上がれないだろう。二撃をモロに受けたんだからね」
650 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 23:16:16.65 ID:E6GZvDkZ0
ほ
651 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 23:24:10.36 ID:8v9dmeoTO
男「……ちくしょう…」
?「…?」
男「ふざけんなよ、ふざけんなよ、ふざけんなよ…!!」
男「このクソ野郎ッ!!!」ブンッ
?「効かないと言って……」
ボッ
支援
653 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 23:32:52.03 ID:XI96OFA50
ksk
654 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 23:33:05.14 ID:8v9dmeoTO
?「………なに?」
男「……!」
?「僕の…僕の左肩が…吹き飛んだ…!?」
男「…なんだか知らねーが、綺麗に抉れたみたいだな…!」
?「まさか…そのバットの能力か?」
男「…さーな。知らねーっての!」ブンッ
?「……二度は食らわない。『魔血乃翼』」バサッ
男「!?」
ボスッ
男(翼をクッションに…!)
?「……」バサバサッ
男「く…降りてこい!」
?「いや、僕との戦いは終わりだ。ミヤビ」
ミヤビ「……なに?」
男(…あの女の子がペア…!?)
655 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 23:38:26.04 ID:8v9dmeoTO
>>653 安価は何も出てないぞ!?
?「…君の能力も見せてあげるんだ」
ミヤビ「……」コクン
男「能力…?」
ミヤビ「……これ、『こうきゅう』」ゴソッ
男「硬球…?」
ミヤビ「……わたしののうりょくは」ポイッ
男「投げ…」
ミヤビ「…ばくはつ。えくすぷろーじょん」
カッ
ミヤビ「どかーん」
ドオオオオオッ!!!
男「…!?」ブワッ
ドザザザアアア
656 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 23:41:59.19 ID:ilPT7tQg0
やべぇやべぇおもしれぇ
支援支援
爆破するとかこの女わかってねえ
658 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 23:49:02.92 ID:8v9dmeoTO
コロコロコロ…
ミヤビ「……」ヒョイ
シュウウウウウウ
男「か……」ピクピク
?「……爆風だけでこのダメージ。やはりミヤビ、君は最高だよ…」
ミヤビ「……このひと、ころさなくていいの?」
?「…ああ。見えるかい?この傷が。下手に動かしたら腕がちぎれるかもしれない」
ミヤビ「…いたそう」
?「ここまでの傷を追わせたのは、彼が初めてだ!」
ミヤビ「……」チラッ
男「はぁー…はぁー…はぁー…!」ガクガク
659 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 23:52:11.60 ID:8v9dmeoTO
?「…まだ、諦めてないのか……」
男「お…まえ、は…ぜった、いに…」
?「………」
男「…ぜったいに、倒…すぞ…!!吸血鬼…!」
?「……僕の名前は、ナイトだ」
男「…!?」
ナイト「王に成らんと戦う騎士(ナイト)…それが僕だ。ミヤビ」バサバサッ
ミヤビ「……」ピョン
660 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 23:53:25.69 ID:8v9dmeoTO
ナイト「…君が吹き飛ばした僕の肩は、きっとすぐにはならない。いくら吸血鬼特有の超回復を持ってしても…」
ナイト「…4日は…かかるだろうね」
男「4日……!?」
ナイト「つまりこの4日…君たちが僕を倒さんと力を付ける…最後のチャンスだ」バサッ
男「……!」
ナイト「じゃあな、与えられた時間は、有意義に使え」バサバサッ
男「待て…待て……っ!」
ナイト「……」ギュンッ
男「あ……」
661 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/09(土) 23:56:55.94 ID:+yFAYcc+Q
し〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
662 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 00:02:28.78 ID:LSKLBhpMO
カミラ「……げほっ!げほっげほっ!」
男「カミラ……」
カミラ「…はっ……はっ……」
男「…俺たち、負けてたのに……なのに…あいつらに……生かされた……」
男「……たった一発…まともに入れただけで…こんな…こんな…」
男「…手も足も出なかった…!……勝てなかった…!」
カミラ「……」ツー
男「…ちくしょう」
男「………ちくしょおおおおおおお!!!」
カミラ「……」ボロボロ
男「……次は…次は必ず」
男「あいつらを……必ず、倒すぞっ!!」
カミラ「……はいっ…!」ボロボロ
663 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 00:05:27.25 ID:LSKLBhpMO
>>660 すぐにはならない。→すぐには治らない。
もう一人の吸血鬼編は、これでおしまいです
今度の流れ的に考えると、なんだか1レスじゃ足りない気がしてきた…
ちょくちょくいらない部分を削るようにしなきゃマズいっすね
ちょっと休憩したら、もう少しだけ書きます
664 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 00:06:26.67 ID:LhYCoxZI0
1レス?1スレ?
665 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 00:07:55.50 ID:LSKLBhpMO
>>664 1スレですwwwとんでもないミスしちまったwwwww
遅くとも900くらいで終わらせないと保守がkskしすぎた場合終わり切れなくなるからな
667 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 00:13:58.30 ID:+m+9cBaIP
>>1さえ良ければ次スレに行く際はVIPか創作発表に立ててほしい
パー速はクソ重いとかグダグダになるとか良い噂聞かないし
668 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 00:17:45.89 ID:LSKLBhpMO
叩かずに聞いてほしいことがあります
実は現行でパー速でSSを二つ書いてるんです
今はそれをサボって書いてます
こんなこと許されるはずがないけれど、すでに初めてしまったことなので、中途半端に止めることはできません
信用を失うような真似をしていて本当に申し訳ありません
669 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 00:19:24.41 ID:+m+9cBaIP
・・・なんだかごめんよ
670 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 00:22:04.77 ID:LSKLBhpMO
>>669 もし次スレに行っても、この話の構想はすでに出来上がっているので、引き延ばしでgdgdになることはありません
多くて200レスくらいで完結できると思います
それくらいならVIPで済ませるつもりです
やっぱりパー速は
>>1が飽きやすい場所なのかな?
このSSに期待してる俺としては「サボるぐらいなら辞めちゃってこれに専念して」って言いたいけど
パー速のSSを待ってる人も居るだろうから言わないよ、もう言ったようなもんだけど気にしないで
672 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 00:22:46.92 ID:qWpqJNfW0
>>668 その辺は書き手の自由だろ
好きにすればいいんじゃない?
673 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 00:25:27.61 ID:LSKLBhpMO
>>671 飽きやすいって言うか「ネタ浮かばない→別の浮かんできた→いっそ書いてしまえ→意外と伸びた」って流れなんです
あと、このスレを立ててからはまだパー速では書いてません
早々に終わるものだと思ってたので…
もうこのスレもパー速に移して
全部1日停止→余った1日で書いてない2つ更新→これ
この流れでよくね
675 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 00:33:42.29 ID:LSKLBhpMO
>>674 いや、このスレはあと数日あれば終わるはずです
パー速の方はこれの10分の1ぐらいのペースですので
謝ってる暇があれば急いでコレを書き上げた方がパー速の人たちを少しでも待たせない事に繋がるんじゃ
677 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 00:37:46.16 ID:LSKLBhpMO
おk
それならちゃっちゃと再開しますかね…
678 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 00:42:07.93 ID:LhYCoxZI0
頑張って!
679 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 00:42:23.05 ID:LSKLBhpMO
………
……
無人となっていたその廃ビルの下で戦った二人は
誰にも気付かれることなく
静かにそこに横たわっていた
男が受けた爆発(爆風)のダメージも
カミラが受けた攻撃のダメージも
どちらも決して軽くはない
二人は動くこともできず
やはり静かに痛みに耐え続けていた
パー速でもちゃんと待ってっから
モチベーションあるうちにこっち終わらせて戻ってきてくれ
期待してんだから
681 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 01:01:50.36 ID:LhYCoxZI0
パー速では何を書かれているのですか?
あなたの文気に入りました
>>680 やめた方がいいよ
もし向こうにアンチが居たりしたら流れてきたりするし
SS作者の中の人繋がりを暴くのは大抵良い結果にならない
カミラ「……男、さん」
男「…なんだ……?」
カミラ「大丈夫、ですか…?」
男「……その質問、もう5回目だな」
カミラ「…引きずってでも連れて帰りたいとこなんですが……」
男「……動かないんだろ、分かってるよ」
カミラ「……私、こんなに自分が弱かったなんて、信じられません」
男「……そうだな。俺もまさか…お前があそこまでぼろぼろにやられるとは思わなかった…」
カミラ「………」
男「…悔しいなぁ」グッ
カミラ「……はい」ギリッ
男「……あいつは、あと4日、肩の傷を治す時間がいるって言ってた」
カミラ「……肩の傷?」
684 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 01:04:35.10 ID:LSKLBhpMO
>>680 すまん
ただ、向こうは必ず完結させる
それは約束します
男「ああ…俺もあいつに、ナイトに手も足も出なくて、ボロ負けしてたんだけど」
男「思いっきりあいつを…バットで殴ったら、いきなりあいつの肩が吹っ飛んだんだ。力が爆発したみたいに……」
カミラ「……やはりそうでしたか」
男「?」
カミラ「それで…その傷を治すのに4日かかると……あいつはそう言ったんですね?」
男「……ああ」
カミラ「なら…この4日を、私たちの勝利に繋げましょう」
男「…?」
カミラ「あなたはそのバットの能力を。私は…」
カミラ「……7つの『魔血能力』を、完全に使えるようにします」
男「……!」
685 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 01:06:54.33 ID:O0BtZJgA0
頑張ってくれ。
同時は大変だろうけど頑張れ!
つーことでC
686 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 01:11:29.11 ID:LSKLBhpMO
直接言うのは避けますが、とりあえず各ヒントみたいなものを…
一つ目のSS 男と悪魔の四姉妹のお話
二つ目のSS 女と殺し屋たちの話
片方が見つかればもう片方も見つかると思います…
男「それは…つまり…」
カミラ「…お互いに、一から鍛えましょう。勝つためには当然、強くならなきゃいけません」
男「……」コクン
カミラ「…しかし…一体いつになれば…動けるようになりますかね…」
男「そればかりは…正直分からん……」
カミラ「……すみません…。今の状態じゃ、翼も思うようにコントロールできないので…飛んで帰るのは無理です…」
男「分かってるよ…。しばらくここで、じっとしてるしかない…」
カミラ「……くっ」
687 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 01:22:17.64 ID:LhYCoxZI0
あり、気長にさがしてみる
688 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 01:22:33.43 ID:LSKLBhpMO
男「……そうだ、電話…」ピッ
カミラ「……誰に助けてもらうんですか?」
男「…実はな…いるんだよ、助けてくれる奴が……」
プルルルル
男友「んー…?誰だよ、こんな半端な時間に…」パチッ
男友「……男?なんであいつが…!?」ピッ
男友「も、もしもし…?」
男『友か…?よかった、繋がって…』
男友「?」
男『頼みが…あるんだ……お前にしか…できない頼みが…』
男友「な、なんだよ!聞いてやるぜ!」
男『助けに来てくれ…動けないんだ…』
男友「??」
689 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 01:31:17.74 ID:LSKLBhpMO
男「とにかく…動けないんだよ…。事情は…見てもらえりゃ一番早いんだが…」
男友『わ、分かったよ!とにかく行けばいいんだろ!?』
男「……ありがとう」
男友『…で、場所はどこなんだ?』
男「……場所…は」
男「………」
男「来る途中に、駅の脇を通った…。今は、廃ビルの一階にいる」
男友『廃ビル…?分かった、とにかく行くよ、待ってろよ!』
プーッ プーッ プーッ
男「……よし」
カミラ「あの…誰かは知りませんけど、大丈夫なんですか?」
690 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 01:44:30.56 ID:LSKLBhpMO
男「友って言うんだ…。クラスメイトで…」
男「……車を運転できる」
カミラ「…えっ」
男「あいつは俺と同じ16だ。だから免許も取得できないはずだし、ましてや車を買えるはずがない」
男「……なのにあいつは、なぜか車を持ってるんだ。盗んだのかね」
カミラ「は、はは…何その即興便利キャラ…」
男「必死なんだよ…」
30分後
男「…来ないな……」
カミラ「…私……なんだか寒くなってきました……」
男「もう…6時を過ぎた。暗くなってる……」パチッ
ブロロロロン!!
男友「男!ここかー!?」ウイーン
男「やっと…来たか…」
691 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 01:50:02.39 ID:GTDy3/Jn0
無免許ww
ぶっちゃけつまらん
男友「…!?」
男「まぁ…見ての通り……ボロボロで動けないんだ…乗せてくれないか?」
男友「い…いいけど……そっちの子は?」
カミラ「吸血鬼…です…」ガチガチ
男友「吸血鬼!?」
カミラ「今さら説明するのは…面倒ですね…」
男「信じてやってくれ…本当なんだ……」
男友(最近何か、そんな非現実的な出会いをした気がするな…なんだっけ?)
男友「男の友達か?とにかく、乗せてやる!」
カミラ「…ありがとうございます」
男友(そうか、この子一昨日学校に入ってきた『スーツ女』だ。先公が散々騒いでた)
カミラ「…なんですか……?」
男友(…可愛いじゃねーか……!)
カミラ「…?」
694 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 01:54:56.05 ID:LSKLBhpMO
すまん…眠いのでここまでにします……
なんかおかしくなってきた気がしますが、なんとか通常のペースに戻していきたいです…
695 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 01:56:04.71 ID:GyDCVkIL0
乙
696 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 01:59:16.34 ID:v1ZoTP410
乙
697 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 02:00:56.63 ID:TuMENH7p0
2つ目は知ってるぜ
16
ほ
699 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 02:34:02.13 ID:fe/QZYPk0
やっと悪魔4姉妹めっかった
面白そうだ
700 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 03:21:25.54 ID:aCI3NvQf0
ほっほっほしゅ
701 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 03:59:00.79 ID:1qePQleS0
あっあっあ
702 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 04:11:04.08 ID:ey083KKf0
支援
703 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 05:23:07.88 ID:ppc4C0Y+0
おはよう
704 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 05:34:50.53 ID:v1ZoTP410
お前ら保守ナイス
705 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 05:38:54.64 ID:rGQ8GD2j0
おはようニッポン
706 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 05:40:23.36 ID:i8gDgLJf0
今度こそ俺の吸血鬼フォルダが別に火を噴かなかった
707 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 06:21:45.74 ID:Rk8jCQa3O
保守
ho
ho
710 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 08:37:14.38 ID:r5XkYOz1O
☆
hoho
712 :
伝説のフィッシャーマン ◆JVDp2GlXnk :2010/01/10(日) 09:57:46.18 ID:eAXgZsRU0
ほし
h
保守
715 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 11:44:38.42 ID:v1ZoTP410
保守
716 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 12:18:34.57 ID:eAXgZsRU0
ほ
717 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 12:36:33.05 ID:LSKLBhpMO
男友「…よいしょ…よいしょ」ズリズリ
男「さ、乗れ!」ポイッ
男「あ、ああ…」バタン
男友「…大丈夫かい?」スッ
カミラ「…へ?」
男友「動けないなら、僕が抱えてあげよう!」ヒョイ
カミラ「わ…わ……」
男友(女の子って…軽いんだなぁ)スタスタ
男友「さぁ、乗って」ガチャ
カミラ「あ…ありがとうございます」ドサッ
男「…俺は無理やり引きずって『乗れ!』なのに、こいつは抱き抱えて『乗って(キリッ』かよ」
男友「(キリッは余計だ!」バタム
ガチャッ
718 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 12:45:22.81 ID:acDyFPOG0
ほいきた
男「さ、乗れ!」ポイッ
なんだミスか
>>686 2つともログにあったぜ
待ってるから、ゆっくりでもいいから頑張ってくれよ
721 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 13:26:17.75 ID:LSKLBhpMO
飯食ってました
ブロロロロ…
男友「…何があったか、今は聞かないからな」
男「…ああ、悪い」
男友「……ったく」グッ
カミラ「……っ!」ズキン
男「おい、カミラ…」
カミラ「…大丈夫です……」
男「でもお前…さっき血ぃ吐いて……」
カミラ「大丈夫です…!」
男「……」
男友(…吐血する美少女……やべっ勃ってきた…)ムクムク
722 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 13:31:50.54 ID:LSKLBhpMO
ナイト「……」バサバサ
ミヤビ「…かた」
ナイト「…ん?」バサバサ
ミヤビ「……いたい?」
ナイト「…いや、痛くはないかな…。綺麗に吹っ飛んだみたいだから……」
ミヤビ「……どうしてうそついたの?」
ナイト「……嘘?」
ミヤビ「……このくらいのきずなら、もっとはやくなおる」
ナイト「…そうだね。治療に専念すれば、2日と少しで再生できる。でも……」
ナイト「僕たちと彼らの力の差は、それっぽっちの日数じゃ埋まらない」
ミヤビ「…よっかかんあればうまるの?」
ナイト「……死ぬ気になればね」
ミヤビ「……」
バサバサバサ…
723 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 13:39:38.12 ID:LSKLBhpMO
ブロロロロ…
男友「……さ、着いたぜ。これが我が豪邸だ!」
男「…久しぶりに見たけど…やっぱビミョーな大きなの家だな」
男友「何をっ!」
男「…ここいらじゃ一番でかいみたいだけど……でかいだけで『豪邸』って感じはしないな」
男友「人ん家にケチつけんなよ!」
キッ
男友「…ほら、降りろ降りろ!」
男「……」ガチャ
男「……まぁ車庫3つあるってのはでかいな」
男友「…さぁ、お嬢様!お手を……」スッ
カミラ「あ、はい…」ギュ
男友(お嬢様ぁー!可愛いすぎるぜー!)
カミラ(なぜお嬢様…?)
724 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 13:46:05.17 ID:LSKLBhpMO
ガチャ
男友「…今日も親父とお袋はいない。三人っきりだ」
男「大変だな…」
男友「とっくに慣れたな。今じゃ家族が揃うと窮屈に感じる」
カミラ「広い家じゃないですか…」
男友「有り難きお言葉!」
男(……カミラ、フラフラしてんじゃねーか)
男(…俺も人のこと言えねーけど)
男友「…とりあえずさ、お茶でも菓子でもなんでも出してやる。座ってろよ」
男「ああ、悪い…」
男友「久しぶりだからな。本当に」
男「……だな」
725 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 13:54:06.65 ID:LSKLBhpMO
カミラ「……」
男「……カミラ、大丈夫か?」
カミラ「何ですか…さっきからそればっかり…」
男「だって…お前があんなふうに軽く扱われて、やられちまうなんて……」
カミラ「…それだけあいつが強かったんです」
男「……」
カミラ「そして私にも…『驕り』があったんだと思います。あいつの殺気は恐ろしかったけど…」
カミラ「『私は今まで一度だって追い詰められたり、負けたりしなかった』…そういう自惚れみたいなものが、弱さに繋がったのかと…」
男「……そうか」
カミラ「血も飲んで、万全な状態だった。…なのに、何もできずに圧倒された」
カミラ「……私は、もっともっと強くならなきゃいけないんです」
sien
727 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 14:03:19.29 ID:hyDHGCbg0
設定Fateみたいだな
好きだからいいけど
支援
728 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 14:06:01.11 ID:i8gDgLJf0
まぁ物語なんて星の数ほどあるんだ、何かに似ちゃうのは仕方ないこと
四円
729 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 14:28:38.10 ID:UMpJm5je0
支援
730 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 14:34:11.66 ID:LSKLBhpMO
男友「レモンティーでセレブ感をアピールしよう…」カチャカチャ
男「強くなるったって、具体的に何するんだ?」
カミラ「戦うしかないでしょうね…」
男「俺は?」
カミラ「そのバットを…」スッ
男友「さ、お嬢様!レモンティーをお持ち……」
コレヲツカイコナセッテ…
ナンドモフッテ、フッテ、フリマクルンデス
男友(……?)
ソンナノデイイノカ?
ソンナノッテ…ヨユウソウデスネ
ダッテ、フリマクッテルト キモチヨク ナッテクルンダヨナ
男友(!?…振ると気持ちよく…?)
731 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 14:39:17.17 ID:LSKLBhpMO
デモオトコサン、メチャメチャダッタジャナイデスカ
ムカシハシッカリ デキタンダゼ。 シバラクヤッテナカッタカラ ワスレチマッタンダ
男友(めちゃめちゃ…!?しばらくやってなかった…!?)
アレデスネ ケイゾクシテヤラナイト ダメデスネ
ソウダナ デモサ、イッカイイケタラ、ソコカラハバシバシアタルンダヨナ
ホームランハ デナカッタジャナイデスカ
チュウトハンパダケド チャントアタッテタカラ イインダヨ
男友(継続してやる…!?一回イケたらバシバシ当たる…!?ホームランは出なかった!?何のホームランだよ…!種付けか…!)
ワタシノホウガ ジョウズデシタヨネ
男友(くわあああっ!そんなっ!?テクニシャンだったのか!)
ガシャンッ
男友「あ…」
男「…おい、どうした?」ガチャ
732 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 14:52:47.35 ID:xOXdlqOq0
男友w
733 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 15:22:45.17 ID:LSKLBhpMO
男友「…お、お茶を持ってきた……」ガクガク
男「いや、零れとるやないの」
男友「お前がそんな…ヤリ〇ンだったなんて!」
男「はぁっ!?ヤ〇チン!?」
男友「……ちくしょう!どうせ俺は童貞だよ!女の肌を知らないよ!」
カミラ「車には乗れるのに?」
男友「女には乗れねーよーっ!!」
男「お前は何を言ってるんだ」
男友「黙れ!ヤリチ〇野郎!」
男「もう喋るな。話が噛みあわねぇ」
734 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 15:23:47.28 ID:aCI3NvQf0
しっしっ支援
735 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 15:26:58.24 ID:LSKLBhpMO
男友「…つまり、バットでトレーニングする話をしていたと?」
カミラ「下のバットじゃないですよ」
男友「////」
男「分かったな?」
男友「いや、なんでトレーニングするのかが…そもそも、お前は何をしてたんだよ」
男「……あー、少し長くなるんだけど」
男友「よし、お茶を煎れてくる!」タタタタ
男「……」
カミラ「男さん」
男「ん?」
カミラ「童貞仲間がいて、よかったですね」ニヤ
男「くっ…!」
736 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 15:35:36.81 ID:vydyq40D0
男「お前も処女だろっ!!」
カミラ「--------っ!!!」
737 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 15:37:36.80 ID:LSKLBhpMO
男友「今度はアップルティーを…」
カミラ「童貞・童貞・童貞!」ニヤニヤ
男「う、うるさい!」
男友「」ガチャン
カミラ「あっまた落とした」
男友「お…お嬢様」
カミラ「お嬢様じゃないですよ…」
男友「どうぞこの童貞めを罵ってください!」
男「なにこいつきめぇ」
カミラ「じゃあもう一度お茶を持ってきてください」
男友「はいっ!」ダーッ
カミラ「ふふふ、お嬢様だなんて、ふふふ」
男「まんざらでもないんだろお前」
738 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 15:37:49.97 ID:JVxGbSliP
女と殺し屋のやつまだ書いてたのか知らなかった教えてくれアレ好きだったんだ
男友「ピーチティーを…」ガチャ
男「お前はお前でホントに持ってきたのかよ」
男友「当たり前だ!お嬢様の命令だからな!」
男「お前にはプライドのプの字もないみたいだな」
カミラ「さて、どこから話しましょうかね」
男「最初だろ」
カミラ「めんどくさいな。男さんに任せます。私はまったりピーチティー飲んでますから」ズズッ
男「えー……じゃあ、最初に言っておく。疑わずに全部信じろよ?」
男友「wktk」
男「……こいつは吸血鬼のカミラで、天界ってとこから堕ちてきたんだ」
男友「天界…?何それ」
740 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 15:56:23.53 ID:LSKLBhpMO
男「んー?天界と言うのはだなぁ…」
男「…つまり……」
男「……」
カミラ「知りませんよね。私の口からは話してませんから」
男友「…教えてください、お嬢様!」
カミラ「私、あなたより年上ですよ」
男友「それならお姉様ああああ!」
カミラ「よろしい」
男友「飼い慣らしやがった」
カミラ「えー…男さんはお分かりですが、私は空から降ってきました。そして偶然あなたのいた廃墟に落ちたんです」
男「そうだったそうだった」
カミラ「まだ5日前の話ですよ」
741 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 16:05:09.01 ID:LSKLBhpMO
カミラ「それで…えーと、天界と言うのは、この空のずっと上にある、『二つ目の世界』なんです」
男友「二つ目…?」
カミラ「はい。この『地上』が『一つ目の世界』」
カミラ「『天界』は『二つ目の世界』」
カミラ「そして『天国』が『三つ目の世界』」
カミラ「最後、『地獄』が『四つ目の世界』なのです」
カミラ「もともと、『天界』と『天国』と『地獄』は一つの世界だったと聞いたことがありますが、その辺りはよく知りません」
男「……とにかく、四つの世界があるんだな?」
男友「壮大な話だなぁ…」
カミラ「で、私が住んでいた天界なんですが…」
カミラ「……実はこの地上と、ほとんど違いがないんです」
男「?」
742 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 16:14:51.69 ID:hZ6NI35b0
これって悪魔の話と同じ世界観?
743 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 16:15:51.87 ID:LSKLBhpMO
カミラ「先ほどまで私たち、バッティングセンターにいました。あれは娯楽施設なんですよね?」
男「ああ」
男友(なに?ホテルって柔らかい表現で言ったの?)
カミラ「天界にも娯楽施設があります。『ダーツバー』とか『ボーリング場』とか」
男友「はいお姉様!カラオケはあるんですか?」
カミラ「カラオケ?ありません。知りません」
男友「がっくし」
カミラ「…それに、公園だって、図書館だって、市場だってあります」
男「へーぇ」
カミラ「地上を除く『三界』(天界、天国、地獄)では、もっとも発達した世界。それが天界なのです」
男友「一番は地上?」
カミラ「でしょうね。地獄なんかは必死に追い付こうと急成長してますが、とりあえずは天界が最も安定しています」
男「……でもさ、明らかに違うとこがあるよな。吸血鬼とか、地上じゃ伝想の世界だ」
744 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 16:22:55.03 ID:LSKLBhpMO
>>742 世界観として天国と地獄が存在することになってますが、それ以上はあまり絡んできません
カミラ「じゃあ、もしも天界に来た地上の人間がいて、私たちを見たのだとしたら?」
男「……それってつまり、実際に見たことが伝想になったってことか?」
カミラ「かもしれません。あるいは…」
カミラ「既に何度も、地上に天界の住人が降りて来ていた…」
男「今のお前みたいに…?」
カミラ「あなたが私のことを本にすれば、それが伝想として扱われるのかも知れません」
男友「ちょっと分からなくなってきた」
カミラ「とにかく、私たちはあなたたち人間とは大きく違いますが、オリジナルなのです」
男「オリジナル…」
745 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 16:34:39.30 ID:LSKLBhpMO
カミラ「ザクとは違うのだよ!ザクとは!」
男「!?」ビクッ
カミラ「……これがオリジナル。起源。天界で暮らす私。本当の吸血鬼」
男「?
カミラ「ザクとは違うんだよ…ザクとはァ!!」
男友「おお、ハイネだ」
カミラ「これがオマージュ。尾にヒレがついた、偽物。私たちを元にした伝想です」
男「…あー、なんとなく分かったわ」
カミラ「そうですか」
男「じゃあさ、なんであんなに色んな奴らがいるんだ?吸血鬼、死霊使い、包帯男…」
カミラ「……彼らは皆、由緒ある血族。どれが発祥なのかは分かりませんが、そこから個々の能力や姿をした種族が誕生し、それぞれの一族を繁栄させた」
男友「??」
746 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 16:45:13.23 ID:LSKLBhpMO
カミラ「少し難しいですよね…。ちょっと待ってください。髪とペン、あります?」
男友「あるよ」ガサガサ
男友「これでいいかな」スッ
カミラ「ありがとうございます。えーと…」カキカキ
種族A―〜―現在の吸血鬼
/
?―種族B―〜―現在の包帯男
\
種族C―〜―現在の死霊使い
男「なんだこれ?」
カミラ「系譜図です。A、B、C以外にもいろいろありますよ」
男友「この最初の『?』は?」
カミラ「それが、『原型』。アダムとイブの話のように、最初に天界に現れた存在です」
カミラ「ここから生み出された数多くの種族が、何万年、何億年とかけて生き続け」
カミラ「今の私たちに繋がっている…。そういうワケらしいんですね」
747 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 16:54:47.90 ID:LSKLBhpMO
カミラ「…そして、これは私の予想なんですけど」
男「ん?」
カミラ「この『?』の種族は、必ず生き残っているはずです」
男「なんで?」
カミラ「天界には『神様』がいるからですよ。『?』の末裔が現在の神として、天界を支配しているんだと思います」
男「神、と言うと…この戦いを始めた奴か?」
カミラ「はい…私を地上に堕とした憎い奴です」
男「はは」
男友「ん…?神様……?」
カミラ「どうしました?」
男友「いや、何か知ってるような知らないような…変な感じがして」
カミラ「まさかぁ。神様は天界にいるんですよ?」
男友「そーっすよね!お姉様が言うんだから、間違いないっすよね!」
男「…で、何だっけ。そうだ、俺は天界の住人について聞いてたんだ」
748 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 17:02:19.21 ID:LSKLBhpMO
カミラ「……まだ何か」
男「例えばお前の年齢とか。お前1700年以上生きてるんだよな?」
カミラ「吸血鬼は特別に長寿な種族ですから。寿命は2500年余りです」
」
男友「ちょ……1700年!?すげぇ!」
カミラ「長く生きてるって実感もありませんよ。吸血鬼は血さえあれば若い肉体を維持できますし」
男「へー。じゃあ、あれは?能力」
カミラ「あれは、吸血鬼特有のものです。種族ごとに持っている能力の中でも、かなり強力なレベルですね」
男「恵まれてんなぁ」
カミラ「……」
男「ん?」
カミラ「でも私は、全て使うことはできません」
男「……この4日でなんとかするんだろ?」
カミラ「そうですけど…、急に不安になってきまして」
XIEN
750 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 17:12:11.17 ID:LSKLBhpMO
いかん何言ってるのか分からなくなってきた
これは確実に説明下手
カミラ「残り二つの能力は、かなり危険で、しかしとても強力な能力だと聞きます」
男友「能力ってどんなのがあるんだよ…それ知らないから着いていけないよ」
男「俺も翼と腕しか知らない。キョンシー戦で俺が気ぃ失ってる間に使ってたのか?」
カミラ「…じゃあ、説明しましょう。面倒だけど…」
カミラ「飛行能力『魔血乃翼(アカハネ)』背中から血でできた翼を生やし、自由に飛行する能力」
カミラ「対遠距離能力『魔血乃腕(グラップ)』見えない腕で相手を攻撃したり、物を動かしたりする能力。威力は普通ですが、出が速いです」
男「そこまでは見たな。それに、ナイトも使ってた…」
男友「ナイト…?」
男「後で話すから」
751 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 17:22:04.57 ID:LSKLBhpMO
カミラ「…対中距離能力『魔血乃輪(コーリング)』4つの高速回転する血の輪を自由に操る能力」
カミラ「対近距離能力『魔血乃槍(ニアスピア)』血で出来た槍を出現させる能力です。威力は高いですが、一度消滅させると二度目の発動に時間がかかってしまいます」
男「…させる?」
カミラ「能力は一つずつしか使えないんです。連続使用はできない…。最も、能力に充てる血液の量などを細かく調整できるようになれば、何とかなるかも知れません」
男「ふーん…」
カミラ「五つ目。防御能力『魔血乃膜(キルシード)』血で出来た球形のバリアを発生させる能力です。さして耐久力はないものの、向かってくる攻撃に対して血針を伸ばし、自動追撃することができます」
男友「な、なんかすごいんだなぁ…」
男「そんな能力があったのか…」
752 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 17:25:06.50 ID:LSKLBhpMO
すまぬ一旦落ちます
また夜になったら再開するますです
乙なんだぜです
ほ
755 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 18:04:07.63 ID:v1ZoTP410
7つの能力考えるのも大変そうだね
勢いで数作っちゃったから
756 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 18:30:13.09 ID:v1ZoTP410
保守
ほほほ
h
759 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 19:34:33.00 ID:rKGdEXFo0
ほっ
760 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 20:01:19.47 ID:gInwnSMD0
HO!!
ほしゅ
762 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 20:25:35.71 ID:hyDHGCbg0
ぽ
763 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 20:33:07.53 ID:LSKLBhpMO
男友「で…さらにまだ二つあるの?」
カミラ「はい…この4日でマスターしなくちゃいけません」
男友「大変だなぁ…」
男「…でもさ…変だよな」
カミラ「?」
男「なんであいつは…俺たちを生かしたんだ?左肩が吹っ飛んだからって、あそこまで追い詰めてたんだから、とどめはさせたはずなのに…」
カミラ「……」
男「わざわざ殺さずに、『自分は4日で治る』なんて……まさかあいつ」
男「…俺たちを殺せなかった理由があるんじゃないか?」
カミラ「…まさか。そんなわけありませんよ……」
ナイト「そんなわけないよ」
ミヤビ「……でも」
ナイト「確かに、僕が相手を殺さずに生かしておいたのは初めてだ。ただ…」
ナイト「殺そうと思えば、簡単に殺れた」
ミヤビ「…じゃあ、なんでいかしておいたの?」
764 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 20:41:26.72 ID:LSKLBhpMO
ナイト「……彼らに、賭けてみたんだ」
ミヤビ「……賭け?」
ナイト「僕が求める王としての資格を、彼らは奪いにかかるかも知れない…。分かるかい?」
ミヤビ「……わからない」
ナイト「…まだ彼らには可能性がある。吸血鬼に至っては、本来の力を半分も引き出さずに負けた。いや、引き出せず…か」
ミヤビ「…まだ、ほんきをだしていなかった?」
ナイト「ああ。お互いにね…。ただ、彼女は僕と違って、自分が大きな力を持っていることに気付いていない…」
ミヤビ「おおきなちから…」
ナイト「僕にも理解できないが、得体の知れない力だ。きっと彼女は『善』だろうが」
ナイト「…それだけとはとても思えないんだ」
765 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 20:46:13.97 ID:LSKLBhpMO
ナイト「4日後、彼女がその『得体の知れない力』を引き出して、僕に全力で向かって来ることができるのか…」
ナイト「…僕はそこに賭けたのさ」
男「……ま、いっか。今日はもう、難しい話はよそうぜ」
カミラ「…そうですね。まだ全身が痛みますし……」
男友「お姉様!お風呂沸かしましょうか!?」
カミラ「……じゃ、お願いします」
男友「よろこんでっ!」ダッ
カミラ「ふふふ…」
男「……俺ら、一応客だよな?」
766 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 20:46:42.23 ID:hyDHGCbg0
きたな
767 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 20:54:43.67 ID:LSKLBhpMO
男友「はぁー…。カミラさん可愛いすぎだろ……」
男友「男の奴…あんな子と一緒にいるなんて…」
男友「……」
男友「…俺なら1時間に10回抜きたくなる!間違いない!」
男「……どうするんだ?明日から」
カミラ「…具体的には、何をすればいいか分からないんです」
男「それじゃダメじゃないか」
カミラ「……天界では、能力を身に付ける専用の機関があるんです。そこで稽古をつけてもらいました」
男「稽古……」
カミラ「男さんはいいですよね。バッティングしてりゃいいんですから」
男「でも、まだ能力が分かんないんだよな…」
カミラ「いや、分かりました。もう」
768 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 21:10:16.13 ID:LSKLBhpMO
男「え?」
カミラ「バットであいつの『左肩を吹っ飛ばした』そうですね。どんな感じでした?」
男「……なんか、爆発したっていうか…」
カミラ「そうです。そのバットの能力は、爆発…」
男「爆発!?でも、ナイトのペアの子が持ってた硬球みたいにはならなかったぞ!」
カミラ「…そのペア云々はよく分かりませんが……今から説明します。明日、実際に確かめてみましょう…」
男「……」
男友「カミラさん!お風呂沸い…」
カミラ「……と言うわけです」
男「…マジなのか?それ」
カミラ「ですから、明日試してみましょう。もしかしたら、私とあなたで戦うことになるかも…」
男友「なっ…け、ケンカ!?」
男「あ、風呂沸いたのか?」
男友「お、おう」
カミラ「じゃ、入りますね」
支援
770 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 21:24:53.65 ID:LSKLBhpMO
風呂
カミラ「……」
カミラ「……意外と広い…!」
カミラ「…友さんは、金持ちなんですかね…。いや、プチ金持ち…?」
カミラ「……しかし、男さん曰く『噂ネットワーク』の元凶のはずでしたが…」
カミラ「結構いい友達みたいじゃないですか…」
男友「男よ、カミラさんの着替えはあるのかい?」
男「……ないな」
男友「やはりそうか…。では、どうするね?」
男「…どうするって……」
男友「ノ ー パ ン で過ごしてもらうかね?」
男「…!?」
771 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 21:27:44.49 ID:JVxGbSliP
パンツ脱いだ
772 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 21:32:52.85 ID:LSKLBhpMO
男友「くくくくく…ずいぶんと驚いた顔をしているな」
男「お前…一体何を…!」
男友「俺がただの親切で彼女を風呂に入れたと思っているのか!甘いな!」
男「…まさか、着替えがないことを知っていて……」
男友「目的はただ一つ!彼女を『ワイシャツのみ』にするためだ!それも、俺が持っている中で一番大きなやつを着せてやる!」
男「は…裸にワイシャツだとっ…!?」
男友「素晴らしい計画だろう!下着を身に付けていないことに、恥じらう彼女!見たい!是が非でもお願いしたい!」
男「な…何をだよ!」
男友「彼女の衣服を回収してくるんだ!そして代わりに、ワイシャツを一枚置いてこいっ!」
男(こいつ…悪魔か!!)
支援
774 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 21:35:57.32 ID:BxLZZHR40
血オチなのでは
追いつけない
なぜかガッシュ思い出した
776 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 21:37:18.51 ID:JVxGbSliP
777 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 21:41:21.35 ID:LSKLBhpMO
男友「…なんだ!行かないつもりか?」
男「そんなこと…俺にはできない!」
男友「…なぜ分からないのだ。俺の計画の素晴らしさが…」
男「…!?」
男友「風呂上がりの熱を帯びた肌!滲む汗!ワイシャツごしの小ぶりな胸!ワイシャツからこぼれ出るナマ足!魅惑のマーメイド!」
男友「なぜ この 素 晴 ら し さ が解せぬ!!」
男「くっ…!」
男友「さぁ行け!己が野生を解き放て!」
男「う……おおおおお!」
778 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 21:52:35.68 ID:LSKLBhpMO
カミラ「ふー…」ガチャ
男「…え?」
男友「……!!??」
カミラ「あ…友さんの服、勝手に借りてます」
男友「な…何だとぉっ!?貴様…下着は…!?」
カミラ「穿いてますよ。当たり前じゃないですか」
男友「……まさか…一度脱いだ下着を穿いているのか!?」
カミラ「…あー、そうですね」
男友「なぜっ…!」
カミラ「なぜ替える必要が?」
男友「なぜって…汚いじゃないか…!」
779 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 21:55:47.04 ID:LSKLBhpMO
男「……そうか!」
男友「!?」
男「吸血鬼の体には、血以外の食べ物飲み物が一切蓄まらない…!だから、排泄も必要ない…!」
カミラ「ついでに汗もかきませんよ。血液不足で寒さ暑さを受けやすくなれば別ですけど」
男「要するに、カミラの衣服は清潔なまま!」
カミラ「いや、泥とか、吐いた血がこびり付いてますけどね。だから借りたんですよ」
男友「常に…新品同然の下着と言うことか…!!これは…」
男友「…完敗だ」ガクッ
カミラ「……何だか知りませんけど、そのズボンの膨らみを収めなさいな、みっともないですよ」
男友「////」バッ
男「…にしても、いつの間にか風呂出てて勝手に着替えまで見つけてきて……」
780 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 22:03:56.01 ID:LSKLBhpMO
男友「…俺の部屋から好きな服を持っていけ、男」
男「俺の場合…下着は?」
男友「貸してやる…」
男「マジかよ……」
カミラ(きめぇ)
カポーン
男「はー。こいつん家の風呂は、やっぱでかいなー。なんちゃって金持ちっつっても、これは本当にすげぇよ」
男「……ふぅ」
男「…あー、リラックスしたら体痛くなってきた」
男「……爆風だけとは言え、もろに食らったんだよなぁ…」
男「…勝てんのかなぁ、あんな奴に……」
蓄まらない
.. ┏━┓
┏┛
・
,. -‐─‐- 、
/ i
. / (●) ノ
. | i´_, (●)
. ヽ ヽノ }
ヽ ノ
/ く
| \.
| |ヽ、二⌒)
782 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 22:05:41.86 ID:LSKLBhpMO
カミラ「友さん、肩もんでください」
男友「はいっ!カミラお姉様っ!」モミモミ
カミラ「終わったらあったかいココア持ってきてください」
男友「はいっ!了解です!」
男友(ああ…俺は今カミラさんに命令されてるんだ…こき使われてるんだ…!)
男友「これから…一体どんなひどい命令をされるのか……考えただけで濡れちゃうよぉ////」
カミラ「黙ってやらないと蹴りますよ?変態」
男友「ビクンビクン」
カミラ「はぁ…」
カミラ「……あと、4日か…」
783 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 22:10:08.55 ID:LSKLBhpMO
>>781 吸血鬼は血しか飲まなくて…
他の食事は必要(意味)なくて…
いくら血以外のものを食べても飲んでも「食べた」にカウントされなくて…
体に残らず、すべて溶けて血液に交ざるんです…
ブドウ糖注射するようなものなんです……
よく分かりませんね…
俺もとっさに考えたもので…
784 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 22:20:36.45 ID:svcZlLX00
wktk
785 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 22:21:47.56 ID:8XU0TMJ50
777ツ道具にしなかったことが悔まれる
786 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 22:22:22.38 ID:rqG4YWJx0
22:22:22:.22
787 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 22:25:28.56 ID:LSKLBhpMO
男友「……」モミモミ
男友「……あの、お姉様?」モミモミ
カミラ「はい?」
男友「いつまで続けりゃいいんでしょうか…」モミモミ
カミラ「やる気がないならやめちまえ!」カッ
男友「ひぃっ!」
カミラ「…冗談ですよ」ニコ
男友「……!」ムクムク
カミラ「…にしても、遅いですね、男さん」
男友「そういえば…」
カミラ「見てみましょう」スタスタ
男友「はぁ」
コンコン
カミラ「男さん、まだ入ってるんですか?」
788 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 22:29:29.41 ID:LSKLBhpMO
>>785 どこの魔界道具だよwww
ハッ…魔帝7ツ兵器…!?
シーン…
カミラ「…開けちゃえ」ガラッ
男友「なんとまあ大胆な」
カミラ「男さーん」ガチャッ
男「……」ブクブク
カミラ「!!」
789 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 22:35:38.57 ID:LSKLBhpMO
男友「ど、どうしたんだよ!」
カミラ「のぼせてます…」
男友「とりあえず、出してやらないと…」
カミラ「はいはい」スッ
カミラ「よいしょ」ザバァ
男友「…み、水持ってくる!」ダッ
カミラ「…なぁにのぼせてんですか」ツンツン
男「……」グッタリ
カミラ「……」チラ
カミラ「……話通りの粗末なモノですね」ニヤ
790 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 22:40:37.30 ID:LdTDGMKv0
ニヤl
791 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 22:48:43.50 ID:LSKLBhpMO
男友「男ー大丈夫かー!」バンッ
カミラ「とりあえず着替えさせましたよ」
男友「俺も着替えさせてほし…じゃない、水飲め水!」
男「がぼがぼ……げほっげほっ!」
男友「まだ飲め!もっと飲め!1リットル全部飲め!」
男「がぼがぼぼぼ!」
カミラ「これはひどい」
男「…あー頭痛い…」
男友「大丈夫かよ?」
男「半分はお前のせいなんだけどな!」
カミラ「ま、これでお風呂にも入ったし、今日は傷をゆっくり癒しましょう」
男友「ん?飯食わんの?あ、そうか、いらないんだっけ」
男「俺は!?」
sien
793 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 23:04:57.47 ID:LSKLBhpMO
男友「じゃあ出前を取ろう。今から飯作るの面倒くさいし」
男「おっ、いいね…」
男友「あんかけチャーハンとあんかけ焼きそばどっちがいい?」
男「え、何その二択」
カミラ「友さん、彼は今弱ってるんですよ」
男「そーだそーだ」ブーブー
カミラ「カツ丼とか食べて力付けてもらいましょう」
男「いや、もっと優しいものを……」
男友「もういいよ、出前は取らん」
男「で、結局お粥かよ…」
カミラ「私特製の激辛お粥です。寒い冬をホットに乗り切れ♪」
男友「足りないなら餅でも焼いてやるよ」ズルズル
男「あ!お前だけきつねうどんかよ!」
男友「お前はカップ麺が欲しいのか…」
794 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 23:12:28.94 ID:8XU0TMJ50
そういや魔帝七ツ兵器って四ツぐらいしか出なかったような
795 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 23:15:52.50 ID:LSKLBhpMO
カミラ「男さんに食べさせてあげましょう」ヒョイ
男友「あっ!熱々のお揚げが…!」
カミラ「ほーら…ほーら…」ユラユラ
男「た、頼む…やめてくれ…」
カミラ「……どうぞ!」ビタッ
男「あっじゃあ〇×$∀@★!!」
カミラ「おいしいですかwwwおいしいですかwwwww」
男友(…二人ともさっき見たときはボロボロになってたのに)
男友「なんだ…すっかり元気そうじゃん……」
カミラ(……)
796 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 23:19:29.89 ID:LSKLBhpMO
>>794 深海の蒸発
朽ちる世界樹
国を喰う土地
飛んで虫に入る火
二次元の刃
これで5つだね
残り2つが分からない…あれ?なんかデジャヴだな
797 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 23:29:18.92 ID:LSKLBhpMO
男「さ、食べたし、もう寝るかな…」
男友「ああ、部屋、二階の一番奥の部屋が空いてるから、そこ使ってくれ。布団は押し入れに入ってるから」
男「おう」スタスタ
カミラ「……」スタスタ
男友「ん?なんでカミラさんまですーっと着いてくんだ?」
カミラ「二階の一番奥ですよね?」
男友「!?」
男「すまん、こいつはいつもこうなんだ」
男友「いつも一緒に寝てる!?そんなバナナ!」
男「い、一緒には寝てねーよ!部屋が同じなだけだ!」
カミラ「こないだ寝たじゃないですか」
男友「なん…だと…?」
男「……お、おやすみっ!」
男友「Noooooon!!!」
798 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 23:35:01.78 ID:LSKLBhpMO
パタン…
男「…さ、布団敷いて…」
カミラ「……男さん」
男「…ん?」
カミラ「……楽しいですね」
男「…何が?」
カミラ「あなたの友達は」
男「……いい奴だろ」
カミラ「あ、お姉さんに電話しなくていいんですか?」
男「大丈夫だ。とりあえずメール送ってある」
カミラ「そうですか。それならいいです」
男友「……聞き耳立ててたけど」ジーッ
男友「……ええ子やなぁ…」
男友「このまま人ん家でヤり出したりしないよな…?」
友www
800 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 23:38:43.34 ID:LSKLBhpMO
男「じゃ、電気消すぞー」
カミラ「はい」
男「…っと、その前に言っておく。絶対にこっちの布団には入ってくるなよ!」
カミラ「リアルに短小包茎だった男さんの布団に?」
男「……見たのか?」
カミラ「さぁね…。大丈夫ですよ、そっちには行きません」
男「……ん」パチ
カミラ「おやすみなさい」
男「おやすみ…」
801 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 23:41:58.83 ID:LhYCoxZI0
今日は終わりかな?
802 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 23:49:16.43 ID:LSKLBhpMO
男友「俺も寝よう…」
男友「一人で寂しく…な…」グスッ
廃ビル
猫「神様!間違いありません!この血……」
神「…ここで戦っていたのか」
猫「爆発したらしき痕跡もあります…一体相手は誰だったのでしょう…?」
神「…吸血鬼だ。間違いなく」
猫「……奴ですか」
神「戦った痕跡が見つかれば十分だ…今回は一度戻るぞ」
猫「あ、あの…神様!」
神「…なんだ?」
猫「私の名前はいつまで『猫』なのですか…?」
神「知らん」
猫「せめて『神の使い』とか…この際『部下』でも…」
神「貴様が勝手に来たのだろう」
803 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 23:52:39.14 ID:qWpqJNfW0
残り200だね
間に合うか?
804 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/10(日) 23:54:54.82 ID:LSKLBhpMO
猫「し、しかし…あなたを一人にすると、ロクでもないことにな…」
神「分かった、『猫』以外の名前が欲しいのだな?」
猫「くださるのですか!?」
神「ああ………ふむ」
神「お前の名前は『タム』だ。ラム・タム・タガーだ」
猫「…ラム・タム・タガー?なんです、それ」
神「地上で最も有名なミュージカル『キャッツ』に出てくる、猫の名前だ」
猫「結局猫なんじゃないですか!」
神「不満なのか?」ギロ
タム「い…いえ…(いちいち睨まなくたって…。動けなくなるじゃないですか!)」
805 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 00:00:39.47 ID:1wch56TnO
>>803 申し訳ありませんが、次スレが必要みたいです…
男「……」
男(…寝れない)ゴロン
男「…!」
カミラ「……」ジッ
男「…何だよ、起きてたのか」
カミラ「……」ジッ
男「天井になんかあるのか?」
カミラ「…涙が出そうなのを堪えてるんです」
男「え」
カミラ「……」ポロ
カミラ「…やっぱり、ダメか」ポロポロ
男「な、なんで泣いて…」
カミラ「……悔しいからです」
806 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 00:05:37.30 ID:AjVN1I7l0
次スレ目処がたったようだし
しえん
807 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 00:11:44.65 ID:DHIjm5yK0
次スレもVIPに立つか?
それともパー速か?
808 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 00:22:42.51 ID:1wch56TnO
男「……!」
カミラ「……悔しくないんですか?男さんは」ポロポロ
男「…悔しい、けど」
カミラ「…ですよね、悔しくないわけないですよね……だって……」
カミラ「……私たちは、負けた…」
男「……っ」
カミラ「…殺される一歩手前まで追い詰められた…」
カミラ「今までは…どんな相手だろうが、簡単に倒せると思ってました…」
カミラ「なのに…まるで歯が立たなかった…!」
カミラ「こんな…こんなことがあるなんて…」ボロボロ
男「……そうか、そうだよな」
男(口にはしなかったけど、こいつには絶対負けない自信があったんだ。実際、こいつは今までの敵と比べても、段違いに強かった)
男(…でもその自信を、いとも容易く砕かれた)
カミラ「う……ひっく……」ボロボロ
男(…悔しいに決まってる)
809 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 00:32:42.66 ID:1wch56TnO
>>807 VIPです
たぶん2スレ目は半分いかないと思います
男「…なぁ」
カミラ「ぐすっ…はい…?」
男「…何が違うんだろう。お前の力とナイトの力……」
カミラ「……違い…」
男「……」
カミラ「……分かりません」
男「…分からない限り、一生あいつにたどり着けない気がする」
カミラ「……」
男「俺たちは考えなきゃダメなんだ。あいつとの差って何なのか」
カミラ「…はい」
男「……今日は、もう寝なきゃダメだ。いくら吸血鬼だからって、あのダメージは起きてちゃ治らんよ」
カミラ「……そう、ですね」グイッ
男「……」
810 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 00:38:36.97 ID:wTEa7Ify0
>>809 いっそ長編にしてくれ。っとか思ったりする
支援
811 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 00:40:13.59 ID:1wch56TnO
翌日
男友「むにゃむにゃ…カミラさん……おれ…そんなにされたら……もう……あっ」
男友「うあぁっ…!」ビュクッビュクッ
男友「…はっ!?」ガバッ
ネチョ
男友「……夢精…だと?」ビクンビクン
男友「…パンツ替えたら男たちを起こさないと」
812 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 00:42:10.29 ID:NkwsQCVJ0
おい友www
813 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 00:43:06.69 ID:wTEa7Ify0
変態めw
814 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 00:44:16.99 ID:3SVtxAEk0
へ、変態だー!!
815 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 00:47:55.72 ID:omFt9gBA0
今日中にこのスレ消化するのか?
816 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 00:48:31.10 ID:3SVtxAEk0
すいません変態とか言いましたがカミラさんで抜きました
カミラ様罵ってくらさい
817 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 00:49:04.47 ID:mgvRG1YDO
明日の朝まで保守は任せた
818 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 00:50:35.42 ID:wTEa7Ify0
ってか絵師来い絵師っ
819 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 00:50:43.12 ID:NkwsQCVJ0
820 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 00:50:51.96 ID:1wch56TnO
男友「……入るぞー」コンコン
ガチャ
男「ぐー…ぐー…」
男友「男は爆睡してるなぁ。やっぱ疲れてたんだな。さて、カミラさんは…」
カミラ「すー…すー…」
男友「……!!」ビクンッ
トイレ
男友「はぁっ…はぁっ……カミラさん…昨夜のあの恐ろしい性格からは想像つかない…可愛い寝顔…!」シュッシュッ
男友「あの寝顔に……熱いのをぶっかけてやりたいっ……!」シュッシュッ
男友「ああああっ!!」ドビュルッ!!ビュルビュッ!!!
男友「ふぅ……夢精した後とは思えない量……今までで一番気持ちいいオナニーだったかも……」フキフキ
ジャゴォオオオ
男友「さ、今日の朝ご飯は…」ガチャ
カミラ「……」
821 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 00:52:56.55 ID:3SVtxAEk0
危機発生
822 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 00:54:58.44 ID:VrD1GYFV0
友にげてえええええ
823 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 00:55:55.96 ID:wTEa7Ify0
おおお?
824 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 00:56:20.71 ID:1wch56TnO
男「友……お前って奴は……」
男友「えっ…えっ?いつからドアの前に?」
男「さっき起きてたまたま前通ったら、お前の声が聞こえてきたから……」
男友「」サァアア
カミラ「…私で抜くの…気持ちよかった?」ニコッ
男友「……!!!」ゾッ
男(こいつのこういう笑顔ほど怖いものはないな)
カミラ「…でも次にやったら……『魔血乃槍』だぞ☆」
男友「す…すみませんでしたァ!!カミラさん…いや、カミラ様!」
カミラ「早く朝食の準備してくれます?」
男友「は、はいっ…!」ダッ
男「…よく耐えられたな」
カミラ「男ってのはみんなああいうものなんですよ。1700年生きてれば分かります」
825 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 00:57:58.03 ID:wTEa7Ify0
さすが人生の先輩だなw
826 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 00:59:12.59 ID:cBSPlDQ00
男「…よく(あの手で朝食作らせるのに)耐えられたな」
827 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 01:01:14.36 ID:3SVtxAEk0
確かに手洗ってない・・・
828 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 01:01:42.96 ID:DHIjm5yK0
でも困るのは男であって吸血鬼には関係のないような
829 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 01:09:10.20 ID:1wch56TnO
みんなはオナニーするしないにかかわらず、料理する前にはちゃんと手を洗ってね!
男友「ちょ、朝食はお餅を焼きましたでございます」
男「餅か」
カミラ「初めて食べます」
男・カミラ『いただきます』
男「どれどれ…」ヒョイパク
男「…うん、うまいな」モグモグ
カミラ「……」スッ
カミラ「……」パクッ
男「…どうだ?」
カミラ「……」ゴクン
男「そうそうお餅は噛まずにそのままゴクン…っておい!のどに詰まるぞ!」
カミラ「……平気ですけど」
男「見てて怖いんだよ」
830 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 01:16:24.64 ID:3SVtxAEk0
今日はいつまでやるの?
831 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 01:17:08.44 ID:1wch56TnO
男友「いかがでしょうか…」
カミラ「汚いモノを握った手で焼いた餅の味ですか?」
男友「」ブワッ
男「汗が滝のように…ナイアガラフェイスだな…」
カミラ「ま…誠意は通じましたよ」
男友「!」パアッ
男「表情が一気に明るく…サンライトフェイスだな…」
カミラ「さて、さっさと食べましょう」ヒョイヒョイパクパク
男「餅が消えていく!」
男友「ブラックホール!?」
カミラ「……」ゴクゴクン
男「そしてやはりそのままゴクン!マジで怖いわ!」
男友(ごっくん顔…)ムクッ
カミラ「……」ギロ
男友「すいませんすいません!!」
832 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 01:26:52.43 ID:1wch56TnO
>>830 2時過ぎたらたぶん寝ます…
カミラ「……よし」ゴクン
男「全部食べちまったのか」
カミラ「ごちそうさま」スッ
男「ご、ごちそうさま」
男友「しかしこれが『食べた』に入らないとは…!」
カミラ「そうだ…男さん、少し血をください。昨日の分の埋め合わせをしなくちゃいけないので…」
男「少しでいいのか?」
カミラ「はい。では…」カプ
男「痛っ!」
カミラ「……」チュー
男友(うわああああああああああ!マジでやったあああああ)
カミラ「……ぷはっ」ズポ
男「…はー…やっぱ痛ぇ……」ドサ
男友「マジだったのか…。改めてビックリした…」
833 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 01:29:29.62 ID:3SVtxAEk0
816ですが寝る前でいいのでよろs(ry
834 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 01:29:41.62 ID:Mw+jjXVt0
おい誰かログ残してくれる奴いないか?
835 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 01:34:40.81 ID:1wch56TnO
男「さて…と」
カミラ「…やりますか」
男友「なに?もうやるの?まだ7時前だぜ!」
男「…お前さ、学校は?」
男友「」
カミラ「あなたに言えた義理ないですよね」
男「俺は行かないと決めたんだ」
男友「くっ!家の鍵は預けるから、帰るなら鍵を閉めて玄関の脇の盛り塩の皿の下に隠しておいてくれよ!」
男「複雑だな」
男友「ああ、時間がねぇっ!」ダッ
男「…行ってらっしゃーい…っと」
カミラ「…さ、男さん?私たちも行きますよ」
男「…ああ」
836 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 01:36:24.93 ID:3SVtxAEk0
>>834 明日メモ帳に全て保存するからあなたも頑張りましょう
837 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 01:37:33.75 ID:aAqF12ciO
7時前に学校とか早くね?
838 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 01:40:09.29 ID:wTEa7Ify0
>>837 俺は部活の朝練習出る為に6時に家出てたぞ
>>838 そうなのか
引きオタの俺は部活とは無縁だったからわかんね
840 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 01:43:15.68 ID:Mw+jjXVt0
>>836 どこかにうpしてくれよ
今日PC起動したときはもうスレ落ちてるかもしれん
5年くらい前に侍で挫けてそれ以来だ
使ってないXPクリアインストールしてデスクトップ遊んでみようかな・・・
842 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 01:45:05.23 ID:1wch56TnO
>>837 まぁ学校によって多少はばらつくはず
カミラ「バット、持ちましたね?」
男「…おう」
カミラ「じゃ、行きますよ」スッ
男「……」スタスタ
………
カミラ「…この河原でやりましょうかね」
男「…河原かぁ」
カミラ「それでは早速…バットを構えてください」
男「よし…」スッ
カミラ「…あなたがやることは一つです。私の攻撃を、すべてそのバットで防ぐ」
男「…分かってる」
カミラ「そうですか。じゃ…よーい…」
カミラ「…スタート」
誤爆だすまんww
844 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 01:45:39.58 ID:EZQPv+E/0
>>840 dat変換しろよ・・・他力本願すぎるだろ
845 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 01:45:50.74 ID:3SVtxAEk0
846 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 01:47:52.79 ID:omFt9gBA0
847 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 01:51:41.60 ID:1wch56TnO
>>840 たぶん明日(日付的には今日)までは保つはず
まだ
>>900行ってないし
ブオッ
男「…!?」
ガキンッ!!
カミラ「……そうです」
男「……防げた、よな?今」
カミラ「私がバット目がけて攻撃したんだから、当然ですよ。でも次からは、あなたが私にあわせて動いてくださいね」
男「お、おう…」
カミラ「……よっ」タンッ
男「……え?」
カミラ「……」シュッ
バギャア!!!
男「ぐあっ!!」ドサッ
848 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 01:53:15.25 ID:Mw+jjXVt0
スレ保存とかわかんね
849 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 01:55:04.84 ID:1wch56TnO
カミラ「…ちゃんと防がなきゃダメですよ」
男「だ…だって今の…シャイニングウィザード…」
カミラ「これからはさらに激しい攻撃しますから」
男「マジかよ…!」スッ
カミラ「とにかく今は…」グッ
カミラ「ひたすら攻撃を受けるんです!」シュッ
ゴキィッ!!
男宅
姉「あーもー!髪の毛がまとまらないー!」ワタワタ
姉「男!ドライヤー…」
姉「……そうだ。男は友くんの家にいるんだった」
姉「…カミラちゃんまで連れて、何やってんだろ」
姉「あ!時間がない!」
850 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 01:59:11.23 ID:1wch56TnO
…今日はここまでにします
修行(トレーニング)編其の一、ということで、ここからがまたちょっと長いです
もう潔く(?)2スレ目に行くことにして、頑張ってやっていこうと思います
851 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 02:01:01.59 ID:3SVtxAEk0
乙 乙
852 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 02:02:04.25 ID:aAqF12ciO
853 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 02:03:39.84 ID:05BAiu0A0
おつ
854 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 02:05:50.49 ID:cOlEbt1/0
乙
次スレのスレタイはこのまま?
855 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 02:07:22.87 ID:1wch56TnO
856 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 02:09:50.14 ID:05BAiu0A0
あんまりそういうの書かない方が良いぞ
吸血鬼「もうギブアップですか?」 みたいな感じで頼む
857 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 02:10:38.73 ID:aAqF12ciO
とりあえず吸血鬼だけは付けてくれ
858 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 02:15:19.16 ID:wTEa7Ify0
えっ?もう次スレ行くわけじゃ無いだろ?
859 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 02:27:41.80 ID:wTEa7Ify0
保守
860 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 02:31:33.37 ID:5wKaWpxB0
次スレのことを言うと吸血鬼が笑うぞい
ほ
>>855 スレタイに続って付けるのはやめといたほうが
ほ
ここまでメモ帳に保存した
ところで以下名無しにかわりまして〜っての消すのだるすぎワロタ
866 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 04:27:25.28 ID:05BAiu0A0
お前はアホか、専ブラ入れろ
867 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 04:30:24.17 ID:Fb1OjUGS0
Juneは電源落とすと取得とまるんだよね
>>866 Jane入れてますけど何か?
メモ帳で消すのがダルイってんだよ
なぜわざわざメモ帳に保存するのかわからん
871 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 06:13:45.38 ID:Z15EhD1xO
ほ
872 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 07:46:22.55 ID:ch0zrdCo0
まだ落ちてなかったか
保守
873 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 08:45:54.77 ID:3SVtxAEk0
保守
874 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 09:23:20.86 ID:ncrSuPGl0
☆ゅ
875 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 09:43:25.94 ID:1wch56TnO
すみません
用事が入ってしまったので、昼の更新はできなさそうです
次のスレタイは…
吸血鬼「また、会いましょう」
876 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 09:44:58.02 ID:6Yw4lmfQ0
なにそのすれたいこわい
877 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 09:46:11.40 ID:3SVtxAEk0
怖いな・・・
.. -――‐- .
/ ´ \
/ / } ヽ.ヽ
/ .}/ .′ ../ .:}ハ
′ .′./ ..../ ../ ...,| '.
i | / .. イ.. ....厶 ,∠_| 小
| | /__∠ミ/彡' /イ仞.ノ} :..', 夜食として食うてやろうか、この小僧
} ′ |代.ヒツ  ̄ /i {∧
/::| {..|、` l /:イ ... Vヘ
く::イ7l 、{ハ. ′ __,彡' j ....}.. Vヘ
______ノ '| 、ヽ 、 ー≦.. ´ } ..../\.∨ 、
,. ≦´ -- ――― ァ' ノl ト.\> / ../..... \:..丶
//´ / .../....l .ト. ..{.....:::| ≧ー </ ./......... \
/.:::/ / /../..../ハ {∧ .∨..ノ /イ............... \
/..:::/ ,. イ /...彡イ´ ...∧..{...> \ ヽ {.................. \ \ー 、
. ノ..:::/ ,. ≦ ... /≦´/ /´ ̄ ̄` ミ__ ' ≧ <........ \ ヽ. \
´ ̄ / ... / / .{.. / ` ー 、 、__ _ ` ‐<...... \ '. ヽ
/ ..../ / / 、.|.∨ / ヽ......... \ } ∧
/7´ ..イイ .′ { { .′ ,/ 丶 ∨....... \ | ハ
〃 / ../ |'{ i ,>≦} 、 、 、} }............ \ノ_ }
{ { ./ l | /.:::::/ノ /ノ } ト、 ヽ ` i.
879 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 10:19:13.17 ID:WVzcaG630
昨日から読み始めてやっと追いついたああああああああ!!
880 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 10:32:27.40 ID:aAqF12ciO
もうこのスレ保守いらない?
881 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 10:41:42.54 ID:LUT7X8ii0
まだまだほしゅ
882 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 10:44:09.61 ID:I3E13mGV0
>>1が次スレ立てるんじゃねーの?
保守いらなくね
883 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 10:48:34.49 ID:1wch56TnO
このスレはまだ使いますよ?
884 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 10:59:12.86 ID:WVzcaG630
きたー。
ココとコカトリスのwktkが止まらん。
885 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 11:00:06.67 ID:mHMyd8cj0
男友が気持ち悪すぎていろいろ萎えた
h
887 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 11:30:12.22 ID:K84fq6wu0
ほ
888 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 12:01:51.70 ID:omFt9gBA0
は
889 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 12:38:09.40 ID:omFt9gBA0
う
890 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 12:43:50.85 ID:cBSPlDQ00
891 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 13:19:13.72 ID:omFt9gBA0
ほ
892 :
伝説のフィッシャーマン ◆JVDp2GlXnk :2010/01/11(月) 13:44:01.69 ID:rxpgZBu20
あげ
893 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 13:57:50.44 ID:s3LDBwrG0
コカトリスの更新速度は異常
894 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 14:20:16.26 ID:NkwsQCVJ0
ほ
895 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 14:23:19.39 ID:1wch56TnO
コカトリスってやつすごくね!?
俺が悪魔妖精書き始めたのが8月中旬で、まだ1スレ埋まってないのに
向こう11月に始めてもう9スレとか……
もはや同じSSとは思えん
今度頑張って読んでみよう
896 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 14:28:57.74 ID:NkwsQCVJ0
>>895 いつかの魔王SSなんて三ヶ月くらいで12、3スレ行ったぞ
それより続きだ
897 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 14:30:53.65 ID:5wKaWpxB0
何の話かと調べたらその9とか言われた
今更でも見る価値あるのか
898 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 14:38:43.44 ID:1wch56TnO
>>896 要するに俺のスピードがヤバいほど遅いのか…
時間があるので少し続き投下するぜ
カミラ「…シュッ!」ヒュ
男「…うおっ!」サッ
パアンッ!!
カミラ「そう!とにかく受ける!」ヒュヒュッ
男「くっ……」ササッ
パンッ!パンッ!!
カミラ「そうです!素晴らしい!…分かりますか?この音!バットで拳を防いで、こんな音がするわけないんです!」グルッ
男「なるほどっ…」バッ
パァンッ!!!
男(裏拳…やっぱこいつすげぇな…)
カミラ「私の読みが正しければ、この音は完全に消すことができるはずなんです…!」ズダンッ
899 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 14:42:37.05 ID:1wch56TnO
カミラ「そこまで使いこなす!それが目標です!」ブンッ
男「…かかと落とし!?」バッ
パンッ!!
男「……くっ」ビリビリ
カミラ「…グッドですよ、男さん」ストッ
男「…お前の話が本当なら、そろそろ行けるんじゃないか…?」
カミラ「そうですね……やってみますか」
カミラ「…この木にしましょう」
男「…よし、行くぜ?」スッ
カミラ「はい…」
男「おらあああ!」ブン
ガッキィン…!!
カミラ「………不発?」
男「な…なんで…!?」
900 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 14:56:09.43 ID:1wch56TnO
カミラ「……やはり、何かが足りないようですね」
男「何かって?」
カミラ「特殊な条件下じゃないと、能力が発動しないのかもしれません」
男「そ、そんなこと言われたって……」
カミラ「……男さん、もう一度やってみてください」
男「よし……らぁっ!」ブンッ
バキッ!!!
カミラ「……やはり不発ですか」
901 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 15:03:25.89 ID:tWOBnmaiP
この手の能力は
・自分が危機に瀕した時
・心を込めたとき
このどちらかでしか発動しない
902 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 15:03:51.81 ID:1wch56TnO
男「…本当に条件が足りないんなら、ヤバいぞ…全く検討がつかん」
カミラ「……私の読みは外れたんでしょうか…」
男「…いや、確かに『受ける能力』の線は当たってる気がするんだ」
カミラ「ええ…音が違いましたし」
男「……でも、これじゃ、ダメだ。あいつには、勝てない」
カミラ「……」
男「…くそっ!」バッ
903 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 15:07:47.74 ID:1wch56TnO
男(…もう一つの条件…!そんなのが必要なはずがない…)
男(俺はあのとき…ただあいつを殴っただけなんだぞ…)
男(…確かに、思いっきり殴りはしたけど……)
男(……思いっきり?)
男「……」スタスタ
カミラ「男さん?」
男「……」バチャバチャ
カミラ「ちょっと…川の水、冷たくないんですか?」
男「……」スッ
カミラ「え?」
男「あああああっ」ブンッ
904 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 15:08:35.41 ID:YLWA/XCO0
この手の能力は
・自分が危機に瀕した時
・心を込めたとき
このどちらかでしか発動しない(キリッ
リターンか
>>896 ママレは一度に書く量が多かったもんね
906 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 15:17:07.22 ID:1wch56TnO
>>904 笑うなーっ!
正解なんだよォーっ!!!
バシャアッ!!
男「……ああああっ!」ブンッ
バシャアアア
カミラ「え?は?な、何をして…」
男「うらああっ!」ブンッ
バシャアァッ
カミラ「…男さんが壊れた?」
ブンッ バシャアアッ ブンッ バシャッ
男「俺は……勝つんだよォ!」ブンッ
バシャアアア
カミラ「少しずつしぶきが増えて……?」
907 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 15:18:06.55 ID:1wch56TnO
男「絶対に…絶対に…」ブンッ
バシャアアアアア
カミラ「は…はは…」ウズウズ
男「…絶ッッッ対に!!」ブンッ
バシャアアアアアアアアアッ!!
カミラ「もっと!もっともっと!飛沫を上げて!」
男「……勝たなきゃなんねーんだあああああああ!」ブオンッ
パシャッ
ズ ド ン ッ !!!
908 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 15:21:52.11 ID:s3LDBwrG0
909 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 15:22:13.31 ID:1wch56TnO
カミラ「な……!」
ザアアアアアアア
男「…はぁ…はぁ……」
カミラ「…すごい…!水面に穴が…」
男(…今の俺とあの時の俺の違いは……)
男「感情の昂ぶり…!」
男「無理やりにでも…強い感情を引き出せば……」
男「能力は発動する…」フラッ
バチャア
カミラ「…男さん!」ダッ
910 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 15:32:14.89 ID:1wch56TnO
男「カミラ…見てたか…今の」
カミラ「思いっきり見てましたよ…すごいです!これほどの力とは…」
男「どうやら…お前の言った通りみたいだ…このバットの能力は…」
カミラ「受けた攻撃の威力、衝撃を吸収し……」
男「…その力をすべて一撃に込め、打ち出す…。しかも、俺自身の『意志の大きさ』も力にプラスされるらしい…」
カミラ「…バットを振る力+吸収してきた力+意志の力…ですか」
男「……ああ…やったぞ…」
カミラ「……?」
男「これであいつに…近付けた…!!」
カミラ「はい…!」
911 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 15:41:13.75 ID:uRUEArpE0
おちんちん
912 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 15:59:03.36 ID:NkwsQCVJ0
続きは夜かな?
バイトから帰ってきた時には次スレ行ってそうだな・・・
913 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 16:44:54.67 ID:NkwsQCVJ0
わ
914 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 17:04:37.21 ID:mgvRG1YDO
ほ
915 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 17:18:09.63 ID:tWOBnmaiP
|
916 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 17:47:37.36 ID:Z7+U/64d0
い
917 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 17:56:48.26 ID:VrD1GYFV0
っ
918 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 18:06:18.28 ID:+cYzdJj70
なんというガッシュ
919 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 18:28:27.43 ID:Mw+jjXVt0
ほしゅー
920 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 18:39:48.51 ID:8aHFxkpW0
ほしゅ
921 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 18:54:46.55 ID:mgvRG1YDO
☆
922 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 19:15:28.54 ID:LUT7X8ii0
次スレに移るのは早めにしてクレオパトラ
923 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 19:35:14.98 ID:ncrSuPGl0
このスレも残り少ないんだし次スレ立てた方がのびのびと書けるんじゃないのか
924 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 19:55:50.45 ID:1wch56TnO
次スレ立ててきます
ついでにあらすじ&人物紹介改訂版も
925 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 19:57:26.55 ID:FvtkLXxZ0
まて、パートスレってわかると叩かれるからばれないように立てると幸せになれるかも
926 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 19:58:43.75 ID:cBSPlDQ00
まぁ言うほど叩かれないよね
927 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 19:58:54.77 ID:1wch56TnO
>>925 とりあえず立てます
URLは貼らないので一応
スレタイは
吸血鬼「また、会いましょう」で
928 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 20:18:35.68 ID:6Yw4lmfQ0
まろび出せ青春!
929 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 20:27:19.86 ID:5wKaWpxB0
どうした全然勃たないぞ
930 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 20:27:51.63 ID:ncrSuPGl0
見つからない…
931 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 20:30:12.30 ID:omFt9gBA0
こういうのは情景描写ないと難しいよな
まだたってないのか・・・?
933 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 20:36:13.88 ID:s2y7FX/a0
いや、
>>1携帯だしあせんなよ
このスレすぐ埋まるわけでもないし
934 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 20:36:30.11 ID:1wch56TnO
すまん、なかなか立たないんだ
もうちょっと待ってくれ
で、俺は次スレから書けばいいんだよね?
このスレはまったり1000目指していけばいいんだよね?
935 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 20:36:53.33 ID:05BAiu0A0
いいんじゃね
936 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 20:58:37.41 ID:Ill6c/cL0
まもなくここは 乂1000取り合戦場乂 となります。
\∧_ヘ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,,、,、,,, / \〇ノゝ∩ < 1000取り合戦、いくぞゴルァ!! ,,、,、,,,
/三√ ゚Д゚) / \____________ ,,、,、,,,
/三/| ゚U゚|\ ,,、,、,,, ,,、,、,,,
,,、,、,,, U (:::::::::::) ,,、,、,,, \オーーーーーーーッ!!/
//三/|三|\ ∧_∧∧_∧ ∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧
∪ ∪ ( ) ( ) ( ) )
,,、,、,,, ,,、,、,,, ∧_∧∧_∧∧_∧ ∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧
,,、,、,,, ( ) ( ) ( ) ( )
937 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 21:01:16.41 ID:1wch56TnO
いや、できるだけ長時間残してほしいんだ
もっとも1000行かずに落ちるのは嫌だけど…
立たない
なにこれイジメ?
ここで誰かにスレ立て依頼すりゃいいんじゃね?
なんなら
>>1のレス内容くれたら俺がやるよ
939 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 21:04:19.53 ID:1wch56TnO
あと10分粘るわ
そっか
頑張れ、立つと良いな
941 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 21:10:50.38 ID:1wch56TnO
立ったあああああああああ!っしゃあああああああああ!
942 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 21:12:58.09 ID:3ADQlALD0
jgk
943 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 21:19:32.93 ID:1wch56TnO
おk
スタンバイできました…
944 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 21:36:22.87 ID:05BAiu0A0
埋め
945 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 21:36:23.63 ID:Ill6c/cL0
ksk
946 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 21:51:56.24 ID:m3bGblJs0
Ksk
947 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 22:03:41.81 ID:yfKMby+B0
ksk
948 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 22:04:46.14 ID:Ibz+THRf0
きゃしょきゅ
ksk
950 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 22:08:59.40 ID:Ill6c/cL0
ksk
951 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 22:30:13.85 ID:6Yw4lmfQ0
ksk
ksk
ksk
954 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 22:39:43.16 ID:mgvRG1YDO
ksk
ksk
ksk
過疎化
958 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 23:01:52.66 ID:3SVtxAEk0
まだ保存してないから明日まで残ればいいな
959 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 23:11:07.85 ID:omFt9gBA0
しょうがないなぁ
こ、今回だけなんだからねっ!
960 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/11(月) 23:54:54.71 ID:1CkelxHM0
ksk
961 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 00:30:58.41 ID:qHbLLKV40
あれ?
見つからない•••
962 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 00:31:53.29 ID:qHbLLKV40
ごめん
あった
963 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 00:40:37.27 ID:KnCV3VdJ0
ほす
964 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 00:52:32.63 ID:SMcbYmRK0
☆HOSYU☆
965 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 01:38:19.39 ID:CyhqrJOx0
誘導リンク誰か貼れYO
966 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 01:39:57.79 ID:CyhqrJOx0
967 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 02:22:12.15 ID:SMcbYmRK0
とりあえずこのスレ埋めようぜ
968 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 03:16:39.28 ID:9CgXv5nC0
うめ
969 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/12(火) 04:16:30.66 ID:7l4OU15g0
梅
970 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
うめ