ニンゲン　ウソツキ　デモ　オマエナラ　シンジテモイイ

「オレハ　モウ　ナニモカンガエラレナカッタ」

「ソレカラオレハ・・・コノモリデヒトリ　イキナガラエテキタ」

「ツマガイタバショニモ　スミカニモ　チカヅカズ」

「・・・・ダガ」

「コノモリヲオトズレタ　ケモノニ　オマエヲ　アルマチデミタト　キイタ」

「ソレカラ　ナンドカ　ココカラ　マチヲナガメタ」

「・・・・ソシテキョウ　ミツケタノダ」

「・・・・オマエヲ」

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オレサマ オマエ マルカジリ

「・・・・・こいつを・・・この森に帰せって・・・？」

「・・・・ソウダ」

「コイツガ　スムベキバショハ　ココダ」

「でも・・・こいつは・・・俺と同じ場所で今まで生きてこれた・・・！」

「・・・・・ナラバ　キコウ、ニンゲン」

「ワガ　ムスコニハ　ケモノノコエガ　トドクカ？」

「・・・・・・獣の声・・・・？」

「ムスコニアッタトイウ　サキノケモノハ　イッテイタゾ」

「『ワタシノコエハ　トドイテイナカッタヨウダ』ト」

「・・・・・・」

「・・・・・まさか・・・・」

s

脳裏に過ぎる、茶色い小さな獣。

あの日あいつとじゃれ合っていた、あの。


「ニンゲン・・・オマエノセイデ　ワガムスコハ　モリヲ　オノガイキルバショヲ　ワスレヨウトシテイル」

「ソレハ　ユルサレヌコトナノダ」

「そんな・・・・こんな話ってあるかよ・・・」

「・・・ニンゲン　コノモノヲ　ココマデ　ソダテタコトニハレイヲイウ」

「ニンゲンナド　イカシテオクカチモワカラヌガ　オマエハ　イチドダケミノガシテヤル」

「そう言われて直ぐにそいつを置いていける訳ないだろ・・・・！」

「・・・・なあお前っ黙ってないで・・・・ぐっ！」　ｽﾞﾀﾞﾝｯ　ﾊﾞｼｬ・・・

「ノドブエヲ　カミキラレヌウチニ　サレ　ニンゲン」
　

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片言の癖に良く喋る奴だな

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「・・・・・・オマエ・・・」

「・・・・・っ」

「モリニイキロ　コノニンゲンノコトハ　ワスレロ　ムスコヨ」

「・・・・・オマエモ　ムスコヲオモウナラ　イママデノコトハ　ワスレルコトダ」

「・・・・イクゾ」

「・・・・・・・・・」

「・・・・忘れられるかよ・・・・」

「コイ」

「・・・・」　ｽ・・・

「忘れられるかよ・・・・・・・・！！」

と、ここでネタばらし

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『ココニイレバ　オマエノコトナド　ジキニワスレル』

『ムスコニ　ワスレヨウトイウイシガ　ナクトモナ』


「・・・・そんなはずないだろ」

「・・・・・・。」


雨の音がうるさくてたまらない。

まとまらない思考が、一晩中頭の中を占領していた。

あれからどのくらい経っただろう。

狭いベッドはやけに広く感じたし、なにより我が家の静けさが気になって仕方がない。

それに堪えかね散歩に出ると、つい公園に足を運んでしまうのだ。

そして、あの森を眺める。

あいつがこちらへやって来るような気がして。


「・・・・・帰るか」

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広い森。馴染みのある空気。

「・・・・・・・・・」

ずっとこの場所にいたような気もするし、そうでなかったような気もする。

いつの間にか何か大切なものを忘れてしまったのではないかと、近頃よく思うようになった。

なぜかは分からないのだが。


「・・・・ソウカ」

森の獣達に今日も何事もないと告げられる。

父の亡き後、森を守るのは自分の役目だ。

　

s

「カアサンノ　トコロ　イクカ・・・」


この場所で、この花が自分と同じ色だと言ったのは誰だったか。

「・・・・・・・・・」


住処へ戻る途中、ふと町を眺める。

どんな所なんだろう。

いつも人間のいないあの場所に、今日は誰かいるようだ。

s

し

s

追いついた！
支援だ！

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ベンチから立ち上がる。

この公園の至る所に作った雪像も、縦横無尽に走る足跡も今は跡形もなく消えて。

「・・・・・・・・・。」



帰り際に何気なく目線をやったある一点から、俺は目が離せなくなる。



そして気付けば、遠く離れたあの場所に叫んでいた。

俺はお前を忘れたりしない。

一人にはしない、と。



・・・その声が届いたかどうかは、また別の話なんだが。

　

s

ぷ

s

終了！
ｇｄｇｄだったけど保守支援本当にありがとう
内容に関してはもうぷって感じなんだけど楽しんでもらえたなら嬉しい
もふもふと肉球は正義！

えっ

乙！
楽しかったぜ

終わったか 乙！

キネン

>>1乙
面白かった

イチオツ　オレ　キョウモチンコ　コスル　キモチイ

乙
面白かった

>>1乙
ただハッピーエンドが良かったよ。
泣いた。

乙

>>1おつ

残ってて良かった

>>1乙

>>1乙
楽しかった

>>1乙
楽しかったよ

>>1乙面白かったよ

いちおつ！！
ぐっぼーい！

いちおつ

乙！
おもろかったよ

乙

おもろい

いちおつ!
悲しい結末だったけど…実際はこうなるのかなと、納得した部分もあったｗｗ