和「♭」澪「びー？」

　

　

♭した気持ちを♯に

― repeat ―


澪「和。眼鏡かえた？」

和「あ、うん。この前、どこかで失くしちゃったみたいで」

澪「そっかー」

和「お気に入りだったから、ちょっと残念ね」

澪「お気に入り失くすと、ショックだよなー」

和「そうね」

澪「今のベース失くしたら、わたし泣いちゃうかも…」

和「あはは、想像できるわね」

澪「前のは赤だったっけ？今の緑も似合ってるよ」

和「そう？」

和「ありがと、澪」ｸｽ

― 0=all ―


澪「眼鏡をかえると世界が変わるって言うよな」

和「へぇ、初めて聞いた」

澪「……」

和「……」

澪「どう？変わった？」

和「さて、どうかしらね」

ふむ…

和「ねぇ、澪」

澪「ん、なに」

和「楽器って楽しい？」

澪「……？」

澪「楽しいよ」

和「わたしにもできると思う？」

澪「やってみる？ベースだったら教えてあげられるよ」

和「やってみようかしら」

澪「やってみなよ」

真鍋さんはギターがいいと思う

澪「でも、どうしたの急に」

和「わたし達、来年で卒業じゃない？」

澪「そうだなー。もうすぐ３年かー…早いなぁ」

和「３年になったら生徒会も、後輩に引き継いでいく形になるし」

和「受験勉強の合間に何かやろうかなって思って」

澪「なるほど。それはいいかもしれないなー」

和「でしょう？」

ほう…
続け給え

和澪とはビターだな

>>5
うんこの前ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

これはいいものだ

>>13
ちくしょうこんなので

和「ふふ、それだけなんだけどね」

澪「そっか」ｸｽ

澪「じゃあ、わたしそろそろ部活に行くよ」

和「わたしも帰るわ。勉強しなきゃ」

澪「……」

澪「和もたまには遊びにきなよ」

澪「ムギのお茶とお菓子が待ってる」

和「澪がそんなこと言うなんて、珍しいわね」

澪「そんなことないぞー」

和「練習しないでいいの？」

澪「あはは、そうだな。練習しないとね」

これが二人が交わした最後の言葉になった……

和ちゃんはけいおん一の天使

>>5はホラー系だと思った

――ｼﾞｬｶｼﾞｬｰﾝ


和「……」ｷﾞｨ…ｶﾞﾁｬ

――ｼﾞｬｰﾝ

和「唯と律…また、同じところでミスしてるわね」ｸｽｽ

和「……」ｺﾞｿ

ﾊﾞﾀﾝ

ｶﾀﾝ…ｺﾂｺﾂｺﾂ

和「…っしょっと」

ﾃｸﾃｸ


和「…ぅ…わぁ」

和「外、寒いわねぇ」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

和「……」

和「……さぶ」ﾌﾞﾙ

和「……」

和「はぁー…」

和「息…白い…」

和「ｽﾞｽﾞ……ふぅぅ」

和「……」

和「…もう、冬ね」

和「……」

和「お弁当のおかず買ってこ」

――ｶﾞﾔｶﾞﾔ

和「……」

和「ん。今日は牛乳が安い」

和「そうだ、卵買わなきゃ」

憂「あ、和さん」

和「憂ちゃん。久しぶりね」

憂「久しぶりですねー」

和「夕飯の買い物？」

憂「はい。今日は寒いし、お鍋にしようかなーって」ﾆｺ

和「そっか、唯、鍋好きだものね」

憂「ですです。お姉ちゃん喜んでくれるかなぁ」ﾜｸﾜｸ

憂「あ、よかったら和さんも一緒に鍋しませんか？」

和「今日？」

憂「はい」ﾆｺ

憂「やっぱり、鍋は皆で食べた方が美味しいですし」

憂「お姉ちゃん、きっと喜ぶと思いますよ」

憂「どうですか？」ﾆｺ

和「どうしようかしら…。勉強もしたいし…」

憂「……」

和「んー」

和「……」ｸﾞｩｰ

和「ぷ」

和「何だか、お腹空いてきちゃった」ｸｽｽ

和「……」

ｐｒｒｒｒ　ｐｒｒｒｒ

和「あ、お母さん？今日の夕飯なんだけど」

和「うん。そう、唯の家」

和「…うん、うん。作るの手伝えなくてごめんね」

和「うん、遅くならないうちに帰るね」

ﾋﾟ


和「大丈夫みたい」

憂「わぁー、お姉ちゃん喜びますよ」

和「さて、何鍋にしようかしらね」ﾆﾔ

憂「どうしましょうかー」ﾜｸﾜｸ

鍋といったらミツカンポン酢

店員「安いよ安いよー」

憂「湯豆腐…いや、鳥鍋も捨て難いよね」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ


和「鍋と言ったら…まず、えのきよね」ｽﾞｲ

憂「そうなんですか？」

和「いや、単純にわたしが好きなだけなんだけど」ｶﾞｻ

和「あの何とも言えない食感が好きなのよ。はい、これ」ﾋｮｲ

憂「わわ、こんなに…」

憂「…ところで、何鍋にします？」

和「そうねー…今日は寒いし、キムチ鍋なんてどう？」

憂「いいですね」

憂「あの辛さがいいんですよねー、あったまりそう」

――ﾃｸﾃｸ


憂「寒いですねぇー…」ﾌﾞﾙｯ

和「ほら、マフラー深めに巻いておいた方がいいわよ」ﾏｷﾏｷ

憂「わわ、ありがとうごまいまふ」ﾓﾌﾓﾌ

憂「ぷはぁ…ちょっと喋りにくいかも」ｸｽｸｽ

憂「……あ」

和「ん？」

憂「忘れてました…。お姉ちゃんの為にアイス買わなきゃ」

和「こんなに寒いのにアイス食べるの？あの子」

憂「だって、お姉ちゃんですもん」

和「確かに…。悔しいぐらい納得のいく解答ね」

憂「そういうところが、可愛いんですけどね」ｸｽｸｽ

和ちゃん好きの俺が涙を流して歓喜するスレが、今ここに―――

ｶﾞﾁｬ

和「お邪魔しまーす」

ｶﾞｻｶﾞｻ…ﾄﾝ

憂「若干散らかってますけど、どうぞー」ｻｯ

和「スリッパ、ありがと憂ちゃん」ﾆｺ

和「ふぅ……ｽﾞｽﾞ」

憂「あ、ごめんなさい！寒いですよね？今、暖房つけますね」ｱﾀﾌﾀ

和「寒いって…外より全然あったかいわよ」ｸｽｸｽ

ﾋﾟﾋﾟ

憂「もうちょっとしたら、暖かくなると思います」

和「ふふ、ありがとね」

和「じゃぁ、準備しちゃおうか」

憂「はい」ﾆｺ

――ﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝ

和「憂ちゃんて、ほんと料理上手よね」

憂「そんなことないですよー」ｱｾｱｾ

ﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝ

和「この妹にして、姉は何故ああなのかしら…不思議だわ」

憂「お姉ちゃんは、これからなんですっ」ｽﾞｲ

和「あ、それ、水通して水切っておいてもらえる？」

憂「あ、はい」ｱｾｱｾ

ｼﾞｬｰｰ

ﾄﾝﾄﾝﾄﾝ…

和「まぁ…」

憂「…？」ｻｯｻｯｻ

和「唯は唯で、良いところあるよね」

ｼﾞｬｰｰ…ｷｭｯ

憂「そうなんです」ｽﾞｲ

憂「この前だって、わたしの為にご飯をよそってくれたんですよ…！」

憂「すっごく優しいお姉ちゃんなんですっ」ｸﾞｯ

和「フォローになってないわよ、それ」ｸｽ

憂「えええ」ｶﾞｰﾝ

和「やっぱ姉妹ね、なんだかんだ似てるもの」ｸｽｸｽ

憂「……」

憂「姉妹ですから」ﾆｺ


唯「ただいまー！」

唯「ふいー、あったかいよー…」

唯「あれ…？」

唯「の、のどかちゃん…？」ｷﾗｷﾗ

和「おかえり、唯」ｸｽ

憂「おかえりー、お姉ちゃん」

唯「和ちゃぁーん！」ｷﾗｷﾗｷﾗ

だきっ

和「あ、こら、唯ー」

唯「ｽﾝｽﾝ…やっぱ和ちゃんだ。のどか臭がするもん」ｽﾘｽﾘ

和「何よそれ」

唯「でへへー」

やっぱ憂が好きだわ

唯「で。和ちゃん、今日はどうしたの？」

憂「お買い物してる途中で会ったから、わたしが夕飯に誘ったんだよー」

和「ま、そんな感じね」

唯「で、でかしたー！さすが我が妹です！」

憂「わーい」ｷｬｯｷｬ

和「何て言うか…ほんと、仲良いわね。あなた達」ｸｽｸｽ


唯「だって、姉妹だもーん」ﾆﾋﾋ

唯「よいしょ、よいしょ」ﾓｿﾞﾓｿﾞ

唯「おこた…、あったかい……はふぅ」

唯「……ふー」

和「そこで寝たら風邪ひくわよ、唯」

唯「大丈夫だよー。和ちゃん」

唯「和ちゃんも、こっちおいでよー」

唯「一緒にコタツはいろ？」ﾆｺ

和「わたしは準備してるでしょう？」

唯「ちょっとだけ〜。…だめ？」

和「だーめ」

唯「ちぇー」

ｸﾞﾂｸﾞﾂ

唯「まっだかっな、まっだかっな〜」

憂「もうちょっとだから、まってねー」ｸｽ

唯「楽しみだなぁ」ﾆﾋﾋ

和「すっごい嬉しそうねー」

唯「嬉しいよー」

唯「憂がいて、和ちゃんがいて…、おいしいお鍋が食べられる」

唯「とっても、嬉しいことだよ」ﾆｺ

和「……」

唯「……」

和「え、何？告白？これ告白？」

唯「え！？わたし告白してた？」ｶﾞｰﾝ


憂「はーい、できたよ―」

このSSのおかげで今日の晩御飯がすこぶるおいしいです

唯「わぁー…、おいしそう」

ｸﾞﾂｸﾞﾂ ｸﾞﾂｸﾞﾂ

ｶﾞﾁｬｺﾝ…ﾎﾞｯ

憂「はい、どうぞ召し上がれ」ﾆｺ

唯「いただきまーす」ｷｬｯｷｬ

唯「あふ、あふぇ、あふぃ」ﾊｸﾞﾊｸﾞ

和「ほら、がっつかないの。ヤケドするわよ」

唯「らぃほーふ！あひひ」

唯「はふはふ…はぐはぐ」

唯「おいひい」ﾆｺ

和「そう。よかった」ﾆｺ

唯「あったまるね」

憂「うん。あったまるねー」

いい人同士の腹の探り合いに見える…心が汚れたなぁ

唯「ふぅー…おいしかった」ﾆｺ

唯「ごちそうさまでした」ﾆｬﾑ

和・憂「お粗末様でした」


唯「うーいー、あいすー」

憂「ちょっと待ってねー」ﾄﾀﾄﾀ

和「鍋食べた後に、よく食べられるわね…」

唯「和ちゃんの分も、お願ーい」

憂「はーい」

和「え？わたしも食べるの？」ｱｾ

憂「はい、お姉ちゃん」ﾋｮｲ

唯「ありがと、憂ー。和ちゃん、わたしの部屋行こー？」

和「いや、まだ片付けが残って…」

憂「片付けは、わたしがやっておくんで大丈夫ですよ」ﾆｺ

和「そう？ごめんね、憂ちゃん」

憂「いえいえ、そんなことないです」

和「憂ちゃん」

憂「はい？」

和「わたしの妹にならない？一家に一人は欲しいわ」

憂「ええええ」ｱﾀﾌﾀ

唯「だめ！だーめ、憂はわたしの妹なの」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

和「はいはい、わかってるわ」ｸｽ

ｷﾞｨ

ｶﾞﾁｬ

和「あー…、唯臭がするわね」ｽﾝｽﾝ

唯「の、のどかちゃん…えっちぃです」ｷｭﾝ

和「いや、あんたが最初に言ったんでしょ」

唯「にっひっひ、ばれたかー」ｸｽｸｽ

唯「散らかっててごめんね」

和「唯が言うと、まったく申し訳なさを感じないのよねー」

唯「でへへ、すいやせん」

唯「もういっかい、もういっかぁーい」

ﾁｬﾗﾝﾁｬｶﾁｬｶ

和「最近はコピーやってるの？」

唯「うん、練習でね。いい曲だから」

和「ギター、頑張ってるのね」

唯「毎日頑張ってるよ」ﾆﾋﾋ

唯「頑張るって約束したからねー」

和「へぇー、澪達と？」

唯「流れ星！」ﾐｮｰﾝ

和「……」

和「それって、約束じゃなくて、お願いじゃないの？」

唯「そっかぁ！てへへ、間違いやした」

いいよいいよ

ﾁｬﾗﾝ…

唯「ねーね」

和「ん」

唯「和ちゃんはクリスマスどうするの？」

唯「大好きな彼氏とデートかな？」

和「彼氏なんていないわよ」

唯「ええ…！？意外…」

和「なーに？嫌味かしら」ｸｽ

和「そー言う唯は、彼氏でもできたの？」

唯「いないよぉ」ｹﾗｹﾗ

唯「わたしそーいうの、よくわからないもん」ｸｽｽ

和「ふーん」

和「好きな人とかも、いないんだ」

唯「いないねー」

唯「多分、わたしは好きな人ができても、好きだって言えないなー」

和「なんで？」

唯「恥ずかちい」ﾎﾟｯ

和「いや、恥ずかしいのはわかるけど…」

唯「きっと、きっとね」

唯「…きっと、すっごく嬉しくて。恥ずかしくて。多分、言えない」

和「……」

和「今、久しぶりに唯のこと、可愛いって思ったわ」

唯「えー」ｸｽｸｽ

唯「和ちゃんはいないのー？好きな人」

和「いないわねー」

和「まず、相手がいないじゃない？」

唯「パンが無ければ、ナンパをすればいいじゃない」ﾐｮｰﾝ

和「訳がわからないわ」

唯「和ちゃんは、こんなに可愛いのにー…まったく、もう」

唯「世の中の男子共は、何をやっているんだねっ」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

和「くすす、何の真似よそれ」

俺歓喜

和ちゃんが高嶺の花に見えて近づき難いんだよね。わかるよ。仕方ないよ

ﾁｬｶﾁｬｶﾁｬﾗﾝ


唯「和ちゃん、勉強頑張ってる？」

和「んー…、頑張ってるって言うのかしら」

和「毎日勉強してるけど…それって」

和「わたしにとって、日常の一部みたいなものだから」

唯「食事とかと一緒ってこと？」

和「うん。そうね、それぐらい当たり前のことかも」

唯「そっかぁ、やっぱ和ちゃんはすごいなー…」

和「ん？」

唯「んーん」ﾌﾙﾌﾙ

唯「何でもないよー」ﾆﾋﾋ

ＤＥＡＴＨ ＤＥＶＩＬはまだか

和「もう、こんな時間…」

唯「あ、ほんとだ。遅くまでごめんね、和ちゃん」

和「ううん。今日は楽しかったわ。ありがとう」

和「じゃぁ、そろそろ帰るわね」ｽﾀ

唯「……」ｼﾞｰ

和「……」

和「……なによ」

唯「泊まっていきなよ―、和ちゃぁん」ｷﾗｷﾗ

和「はぁ…言うと思った」

和「帰ります」

唯「ちぇー」

俺「俺が泊まるわ」

唯「ひぃぃー…外、さぶぅ」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

和「はぁぁぁ」

和「うわ…すっごい息白い」

唯「もう、冬ですよ〜…さぶさぶ」

和「そうねー…冬ねぇ」

唯「和ちゃん」

和「なに？」

唯「今日は、ありがとね」

和「こちらこそ」

唯「……」

和「じゃ、わたし行くわね」

唯「うん、ばいばい」


唯「また、明日」ﾆｺ

しえn

(#^p^)ビ━━━━

――ﾃｸﾃｸ


和「……」

和「オリオン座、綺麗…」

和「なんていうのかな…」

和「冬の夜は、空気が透明よね…」

和「……」

和「透き通ってる感じ…」

和「……」

和「すぅー…はぁ」

和「あは、白い白い」

律・・・

― am2:00 ―


和「……」ｶﾘｶﾘ

和「……」ﾍﾟﾗ

和「……」

和「…ふぁぁ」

和「目が…しぱしぱするわね」

和「……」

和「……」ﾎﾞｰ

和「…もう、寝よ」

― slow view ―


ﾊﾟﾁ

和『……』



和「……」

和『……』

和『夕日……、綺麗ね』


『――ってんのよ』

和『……』

和『……あなたは……確か、――』
和「……あなたは……確か、――」

和「……」

和「……」ｽｰ…ｽｰ

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

和「……」ﾓｿﾞ

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ――ｶﾁｬ

和「……ぅ」ﾓｿﾞﾓｿﾞ

和「うー…」

和「…さぶ」ﾌﾞﾙｯ

和「うー…なにも見えない」

和「めがね……どこだっけ」ｺﾞｿｺﾞｿ

和「あった」ｶﾁｬ


和「んー…」ｸﾞｯ

和「……ふわぁ」

見てるよ

和「……」

ﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝ

和「……」

ｶﾁｬｶﾁｬ

ｼﾞｭｰｼﾞｭｰ

和「……」

ｸﾙﾝ

ｼﾞｭｰｼﾞｭｰ

ｸﾙﾝ

和「……」ﾋｮｲ

和「……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

和「うん。今日も会心の出来ね」

>>4

あ〜げあ〜げ〜で〜

――ﾃｸﾃｸ


和「……」

澪「やっほー。和」ﾉｼ

和「あ、おはよ。澪」

澪「おはよう」ﾆｺ

和「登校中に会うなんて珍しいわね」

澪「ははは、そうだなー」

澪「しかし、寒いねー。ふぅぅ」ﾓﾌﾓﾌ

和「昨日も凄く寒かったしね」

澪「和の手袋暖かそうだなー…。和、手袋貸してよー」ﾓﾌﾓﾌ

和「わたしはどうするのよ…。唯みたいなこと言うわね」ｸｽｸｽ

和「そういえば、昨日、唯の家で夕飯ご馳走になったのよ」

澪「へぇー、いいなぁ」

和「あーでも、わたしと憂ちゃんで作って、ほとんど唯が食べちゃったから」

和「ご馳走した。…の間違いかも」ｸｽｸｽ

澪「夕飯、何作ったの？」

和「寒いから鍋で、キムチ鍋にしたわ」

澪「な……」

和「ん？」

澪「何故、呼んでくれなかった」ｽﾞｰﾝ

和「…？」

にじゅはち、にじゅく、

ｶｯｶｯｶｯｶｯ

教員「――であるが為に」

和「……」ｶﾘｶﾘ

和「……」ｶﾘｶﾘ

和「……」

ｶｯｶｯｶｯｶｯ

教員「――になる訳である」

和「……」ｶﾘｶﾘ

和「……」

教員「この部分はテストに出るからな」

教員「しっかり復習しとけよ」

ﾊﾟｶ

澪「うわ、今日も美味しそうだなー」

和「ん…、食べる？」

澪「いいの？」

和「いいわよ」

澪「…」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

澪「ん！この卵焼き、ふんわり甘くて美味しい」

和「ふふ、ありがと」

澪「いいなぁー…和は料理上手で」ﾌﾟｸｰ

澪「わたしあんまり、女の子らしくないからさー」ｼｭﾝ

和「あはは！そのセリフ。律が聞いたら、からかわれるわよ？」ｸｽｸｽ

澪「え！なんでだよー」ｶﾞｰﾝ

ｶﾁｬｶﾁｬ

ﾓｸﾞﾓｸﾞ

和「すずみやはるひの、ゆううつ？」

澪「そうそう、今、律達がアニメにハマってるんだ」

和「何処かで聞いた事があるわね、それ」

澪「うん。すっごい有名みたい」

和「ふーん」

澪「あと、なんだっけな…えーと」

澪「らー、らき…らきー、…らきすと？」

和「確かタバコでそんな名前あったわよね」

澪「らっきーすとらいく…だっけ？」

和「んー…だったかしらね？」ｸｽ

和「アニメねー…、小さい頃はよく見てたけどね」

澪「ドラえもんとか、サザエさんとかね」

和「そうそう、後、ちびまる子ちゃんとか」ｸｽｸｽ

澪「私達が生まれる前からやってて、まだやってるんだよなー。凄いよなー」

和「最近見てないから、今度見てみようかしら」

澪「わたしも久々に見てみようかな」

ちょっと休暇しますごめん

いいのよ
人間の活動に休憩は付き物だから休憩していいのよ

お前には世界中の和ちゃんファンが付いているぜ

>>73>>74
ありが１０

再開します

和ファンにはたまらないスレだ

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

澪「あああ…、終わったー」ｸﾞﾃｰ…

澪「んー…」ｸﾞｯ

和「澪にしては、珍しく怠そうね」

澪「いやー、もう寒いし、眠いし、肩凝るし…３拍子揃っちゃうよ」

和「あはは、そんなこと言ってたら、すぐに、おばさんになっちゃうわよ？」

澪「な…、そんなことないしっ」ﾌﾟｸｰ

澪「まったく、もう……」ｸｽｸｽ

ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

澪「さて、と」

澪「じゃぁ、わたし部活行くよ」

和「うん、わたしも生徒会の方に行くわ」

澪「じゃ、また明日」ﾆｺ

和「うん。またね」ﾉｼ

――ﾃｸﾃｸ

和「すっかり遅くなっちゃったわね」

和「お腹空いたー…」

和「おでん…食べたいわねー…」

和「あー」

和「肉まんもいいかな」

和「ｽﾞｽﾞ…うー」ﾌﾞﾙ

和「……」

和「……」ﾁﾗ

和「んー…。たまにはいいかな」ﾆｺ


ｶﾞｰ

店員「いらっしゃいませー」


和「肉まん、ひとつください」

and worldが好きです

和「はふはふ」

和「……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

和「おいしい…」

和「はぁ…まったりするわね」

和「あー…なんか幸せを感じる」

和「……」ﾎｹﾞｰ

和「何言ってるんだろ…、ふふ」

和「まさか、寒い日の肉まんに、これほど感動するとはね」ｸｽｽ

和「……」

和「ｎ〜♪」ﾆｺﾆｺ

何だこの新海誠作品みたいな空気感

――ﾃｸﾃｸ

和「ｎ〜♪ｎ〜」ﾓﾌﾓﾌ

和「ｎー……」ﾁﾗ

ﾋﾟﾀ

和「……」ｼﾞｰ

和「参考書買って行こうかな」

和「そろそろ新しいのが欲しかったのよね」

和「いいや、買ってっちゃお」

ｶﾞｰ

和「……」ﾍﾟﾗ

和「……」

和「……よさ気な物がないわねぇ」ﾄﾝ

和「……」ｼﾞｰ

和「……梓ちゃん？」

梓「あ、和先輩。お久しぶりです」ﾍﾟｺﾘ

和「久しぶりねー。バンドの方、頑張ってる？」

梓「はい！頑張ってますっ。次のライブも期待してて下さい」ﾆｺ

和「凄いやる気ねー」

梓「もう、楽しみで待ちきれないですっ」ｳｽﾞｳｽﾞ

和「ふふふ、期待してるわ」ｸｽｸｽ

和「澪達は一緒じゃないの？」

梓「今日は部活終わって、すぐに解散だったので、わたし一人なんです」

和「そうなんだ」

和「なんか、あなた達はいつも一緒にいるってイメージがあるから、珍しく感じるわ」

梓「そんなことないですよー」

和「こうして二人で話すのって、初めてじゃない？」

梓「んー」

梓「言われてみれば、そうですね」ｸｽ

和「でしょ」ｸｽ

こういうあったかいSSって初めてだ、すごくいい

和「そういえば、何の本買いに来たの？」

梓「え？」ﾋﾞｸ

和「ん？」

梓「え、えーっと…」ｷｮﾄﾞｷｮﾄﾞ

梓「高校生にもなって恥ずかしいんですけれど…絵本、です」ｶｧｧ

和「恥ずかしいところなんてないんじゃない？」

梓「そうですか？」

和「別に高校生が絵本読んでても、おかしくないと思うけれど」

梓「そうですか」

和「本、好きなんでしょう？」

梓「そう、ですね」ｸｽ

恥ずかしいだろw

和ちゃんがおかしくないって言ってるならおかしくないって俺は信じるよ

梓「最近、『100万回生きたねこ』っていう絵本を読みまして」

和「『100万回生きたねこ』かー…読んだわねぇ」

和「あれは、本当のところ…知った方が幸せだったのか」

和「知らなかった方が幸せだったのか…。とても曖昧よねー…」

梓「わたしは、多分幸せだったんじゃないかな、って思います」

和「ふーん」

梓「あ、和先輩のオススメ、何かありませんか？」

和「わたし、絵本はあまり読まないのよねー…」

和「あー…、そういえば」

和「アンパンマンって絵本が先だって知ってた？」

梓「な！？初耳です」

equalも待ってる

梓「アニメが先だと思ってましたよ」

梓「アンパンマンかー…、懐かしいな」ｸｽ

梓「……」

梓「ぼく、アンパンマン」ﾐｮｰﾝ

和「……」

梓「……」

梓「あ…穴があったら、今すぐ入りたい」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ…

和「ご、ごめん。いきなり過ぎて反応できなかったわ」



和「もう一回やって頂戴！ワンモアチャンス」

梓「い、嫌ですっ」ｶｧｧｧ

期待

なにこののんびり
すごく良い

ｶﾞｰ

ﾃｸﾃｸ

梓「本は人生を豊かにしてくれるんだって、最近わかったんです」

梓「奥底に眠ってる感情や感覚が、ふつふつと沸き上がってきたり」

梓「今まで知らなかった自分に出会えたり…」

梓「何だか音楽に通ずるものがありますよね」

梓「本は、人生をフルコースで味わう為の、スパイスなんですよ」

和「ミスチル？」

梓「ミスチルです」ｸﾞｯ

和「豊かになったと思ってるだけで」

和「実は、井の中の蛙かも知れないわよ？」ｸｽｸｽ

梓「む。意地悪言わないでくださいよー」ﾌﾟｸｰ

和「やっぱり、擬似的なイメージよりも、実際の経験の方が勝ると思うし…」

梓「そうですね。わたしはまだ知らないことで、いっぱいです」

梓「だからこそ、知りたいという気持ちがあって」

梓「そこに、何があるのか楽しみで…」

梓「わくわくしちゃうんです」ﾆｺ

梓「そんな自分が、ちょっと好きだったりします…」ﾃﾚﾃﾚ

和「……」

和「そっか」ﾆｺ


――ﾃｸﾃｸ

梓「あ、わたし、家がこっちなので」

和「じゃあ、また今度ね。ライブ、頑張ってね」

梓「はい」ﾆｺ


梓「では」ﾍﾟｺﾘ

――ﾃｸﾃｸ

和「わくわく…、ねぇ」

和「わく…、わく…」

和「…ふぅ」

和「……」ﾁﾗ

和「マックスバーガーかー…、最近食べてないわねー」

和「……ん」ﾁﾗ

和「ムギ…？」ｼﾞｰ

和「……」ｼﾞｰ

和「ムギ、バイト始めたんだ」

和「……あ。転んだ」ｼﾞｰ

和「大丈夫かしら…」

和「……」

和「皆、頑張ってるのね」

――ﾃｸﾃｸ


和「寒い寒いー…」

和「なんなのよ、この寒さ…」


和「お風呂入りたい…いや、入ろう」

和「……」

ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

ｶｼｮﾝ


和「ただいまー」

寝る前支援

和「……」ｶﾘｶﾘ

和「……」

和「たまには、ラジオでも聴きながら勉強しようかな」

ﾎﾟﾁ

『――見ていたいのは〜希望に満ちた〜』

和「あ、ミスチル」

和「ふふふ、タイムリーね」

『人生をフルコースで〜』

和「……」

和「ｎー♪ｎ〜♪」

『幾つものスパイスが〜誰もに〜用意されていて〜』

和「……」ｶﾘｶﾘ

『はっはっは！ですよねぇ〜、僕もそう思います』

和「……」ｶﾘｶﾘ

和「……」

和「……」ﾍﾟﾗ

和「……」

『さて。そろそろ、お時間がやって参りました』

和「んー…」ｸﾞｯ

和「…そろそろ、寝ようかしらね」

『来週のゲストは〜――』

和「……」ﾃｸﾃｸ

『――では、また来週！ ｓｅｅ　ｙｏｕ〜』


ﾎﾟﾁ

ラジオ聴きながら勉強とか懐かしいいな

― ever green ―


『……』

和『わたしは、何かを捨てて、何かを得るっていうのが嫌なのよ』

『なら、両方共得ればいいじゃない』

和『あなたと違って、わたしは普通がいいの』

『ふーん』

『やっぱり、あんたとは友達になれそうな気がするわね』

和『何それ』ｸｽ

ごめん煙草きれたので買ってきます
後、若干書き溜めタイムはいります申し訳ない

保守するぜ

古田敦也

このスレを見るためなら早起きできる…そう信じて俺は眠る

谷繁元信

保守どうもでした

再開します

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ ﾋﾟﾋﾟ―ｶﾞﾁｬ

和「……」

和「…あふぁ」ｸﾞｯ

和「……にゃむ」

和「……」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

和「……」

和「……」


和「……」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

ｶﾁｬｶﾁｬ

ﾄﾛﾄﾛﾄﾛ

ｼﾞｭｰｼﾞｭｰ

和「……」

ｼﾞｭｰｼﾞｭｰ

和「ほっ」ｸﾙﾝ

ｼﾞｭｰｼﾞｭｰ

和「ほっ…ほっ」ｸﾙﾝｸﾙﾝ

ｼﾞｭｰｼﾞｭｰ

たまご焼きか！

――ﾃｸﾃｸ

和「……さむ」

和「……」

――――おはよう

――――あ、おはよ。今日も寒いねぇ

和「……」

和「……」

――――ねね、昨日のあれ見た？

――――あーあー！見た見た！あの番組、面白かったね

和「……」

和「……」

ｶｯｶｯｶｯｶｯ

教員「――こうすると」

和「……」ｶﾘｶﾘ

和「……」ｶﾘｶﾘ

和「……」

教員「こうなって」

ｶｯｶｯｶｯｶｯ

教員「――反応を起こす訳だ」

和「……」

和「……」

ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

澪「じゃ、わたし部活行くよ」

和「うん、わたしも行かないと」

ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

澪「生徒会？」

和「うん」

澪「途中まで一緒に行こうよ」

和「いいわよ」

――ﾃｸﾃｸ

澪「そう言えば昨日、テレビ見た？あの番組」

和「ごめん、見てないのよ。勉強してたし」

澪「え、見てないのか！勿体ないなー。面白かったのに」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

澪「――がさ、また面白くてさ」

和「へぇー」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ―ﾋﾟｼｬﾝ

和「ふぅ……終わった」

――真鍋先輩、さようなら

和「うん、お疲れ様」


律「やほー、和」

和「あら、律。どうしたのよ、部活は終わったの？」

律「終わった終わったー」ﾐｮｰﾝ

律「和、今日これから暇ー？」

和「帰ったら勉強するから、少しの間なら暇ね」

律「だったら、ちょっとだけ付き合ってよ」

和「付き合ってって…、どこに？」

律「服とか、化粧品とか見に行こうぜー」

和「はぁ。別にいいけど」

起きててよかった

和「で？一体どうしたのよ」

律「何が？」

和「わざわざ、わたしの所に来たんだもの。何かあるんでしょう？」

律「……」

律「んー…」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

和「……」

律「……」

和「…どうしたの？」

律「んー」

律「……」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

律「…真面目に聞いてくれるか？」

和「なによ改まって」

律「……なんかさ」

律「わたしってちょっと、男の子っぽいところあるじゃん？」

和「はい？…あー、若干あるかもしれないわね」

律「だろ？……だから、もうちょっとだけ、女の子っぽくなりたくてさ」

和「……」

律「でも、自分じゃどうしたらいいのか、わからなくて」

和「…と、言われてもね」ｱｾ

律「ほら、わたし、そーいうの本当に疎いからさー」

和「……」

和「まず、普段の行動と、言動から直しなさい」

律「……はい」ｽﾞｰﾝ

和「で、わたしに相談しに来たわけね」

律「う、うん」

律「それにさ」

律「もう少しで、クリスマスじゃん？」

律「あー、クリスマスなんだなー…って思ってたら」

律「わたしだって、女だから」

律「素敵な、恋とか…恋愛とか、してみたいな…って思っちゃって」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

和「はい？」

律「……」ｶｧｧ

和「え？……え？」

律「高校生なんだし…、恋のひとつぐらい…したいじゃん？」

和「つまり、色気づきたいの？」

律「ち、ちがうし！」ｶｧｧ

和「律って…、意外と乙女なところがあるのね」

律「和って…、意外とサバサバしてるよな」

和「単純に興味がないんだと思うわ」

律「バッサリだー」ｶﾞｰﾝ

和「……」

和「律は、ちょっとだけ、恋に恋してる感じね」

律「そうかな」

和「そうよ」ｸｽｽ

和「ほら、じゃあ行きましょ」

律「あ、うん」ｱﾀﾌﾀ

ごめん脳みそぷるんぷるんになってきた…

寝ます…
起きたら再開します申し訳ない

ほ

ほ

和ちゃん！

わ

お

！

なにこれいい　すごくいい　支援

和ちゃんのことで頭が一杯になって一睡もできなかったけど、それは幸せなことだと納得することにした

久々の良作だ

ほ

わ

ほ

みんな保守ありが１０

再開します

――ﾃｸﾃｸ


和「わたしそういうの、あまり気にしない方だから、あまり当てにしないでね」

律「そーなの？」

和「だって、服とかメイクとか、あまり興味無いもの」

律「…ふーん」

和「まぁ、最低限のメイクとかケアはちゃんとやってるし、服も気にはするけど」

和「やれブランドものだーとか、そういうのは気にしないわね」

律「そうなんだ」

和「ねぇ…思ったんだけど」

律「なに？」

和「だったら、澪達も誘えばよかったんじゃないの？」

律「やだ」ﾎﾞｿ

和「え、何？聞こえない」

律「はずかしいから、…やだ」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

和「ごめん、全然聞き取れない」

律「だから！澪達に言うのは、恥ずかしいのっ」ｶｧｧｧ


和「は？」

律「……」ｶｧｧ


和「……」

和「ま、いいけど」ｸｽｸｽ

律「これとか、どう？」

和「センスないわね」

律「…」ｽﾞｰﾝ

和「あはは！嘘よ、嘘！」

律「和のは嘘に聞こえないもん！刺さるもん！マジで」

和「くすす！そう？」

和「あ！これとかいいんじゃない」

律「うん？これ？」

和「そうそう、試着してくれば？」

律「あ、うん。わかった」

律「和」

和「なに？」

律「試着してる間に、置いて逃げるなよ」

和「逃げないわよ」

律「ほんとかよー」

律「……」

律「絶対だぞ」ｶｧｧ

和「はいはい」ｸｽｸｽ

フヒヒ

こういうのが2期で1話あったらすごいｷｭﾝｷｭﾝしそう

和「……」

律「なに」

和「……」

律「なんか言えよ」ｶｧｧ

和「律。あなた、可愛いわね」

律「ぶ」

律「げほっ！けほっ！」

和「大丈夫？」

律「この前、澪とか唯にも言われた……可愛いって」

律「…かわいくねーし」

和「だから、可愛いくなりたい」

律「……」

律「…うん」

和「ふーん」ｸｽ

和「充分、女の子女の子してると思うんだけれど」ｸｽｽ

律「どこがだよ」

和「今だって、いつもの律は、何処に行っちゃったのかしら」ｸｽｸｽ

律「く……」ｶｧｧ

律「……ふん」ﾌﾟｲ

和「で、買うの？それ」

律「ん…今、お金ないから今度また検討してみる」ﾓｼﾞﾓｼﾞ…

和「そう。じゃあ今度来る時は、ちゃんと澪に選んで貰いなさいよ？」

律「やだっ」ｶｧｧ

和「あはは」

りっちゃん可愛い

――ﾃｸﾃｸ


和「……」ﾋﾟﾀ

和「……」

律「どうした？和」

和「……」ｼﾞｰ

律「雑貨屋？」ﾁﾗ

和「うん」

和「ちょっと、見てってもいい？」

律「いやいや、わたしの方が付き合ってもらってるんだから、別にいいし」ｱｾ

和「そう？」

律「ほら、行こうぜー」

しぇ

和ちゃん！和ちゃん！和ちゃん！うわあああああああああん！

和「雑貨屋って、なんかワクワクするわよね」

律「たまに、これ、何に使うんだよ！っていうのがあるよなー」

和「ふふ、そうね」

ﾋﾟﾀ

和「……あ」

和「……」

律「何それ、オレンジ色の…砂時計？」

和「うん」

和「綺麗ね…」

律「和のセンスが全然わかんねー…」

和「いいじゃない。人それぞれってことよ」ｸｽｸｽ

ﾄﾝ

ｻﾗｻﾗｻﾗ…

和「これ、買おうかな」

ほほ

――ﾃｸﾃｸ

律「和ー」

和「なに？」

律「今日は…、ありがと」

和「別にいいわ。対したことしてないし」

律「付き合ってくれたお礼に、なんか奢るよ」

和「ふふ！ほんと今日はどうしたの？」

律「和にはいつも世話になってるしなー」

和「本当よ。いつも、お世話しっぱなしだわ」ｸｽ

律「だなー」ｸｽｽ

和「んー…」

和「お言葉に甘えちゃおうかしら」

律「よっしゃ！スーパークールビューティな、りっちゃんに任せとけ」ｸﾞｯ

和「やっと、いつもの律に戻ったわね」ｸｽｸｽ

和「――で。マックスにバーガーな訳ですか」

律「文句言うなよー、学生はお金が無いんですぅ」

紬「あ、りっちゃんに和ちゃん」

律「やほー、ムギー」

紬「いらっしゃいませー」ﾆｺ

和「ムギ、その制服似合ってるわ」

紬「そうかな？ありがとう」ﾃﾚﾃﾚ

紬「そういえば、さっき、唯ちゃんも来たわ」

紬「初めてスマイル注文されちゃったの」ｸｽｸｽ

律「いいないいなぁー。わたしもムギのスマイル見たい〜」

紬「また今度ね」ｸｽ

紬「じゃあ、ご注文をどうぞー」ﾆｺ

律「あ、わたしね、これのセットとー、これ単品！」

律「和は何にするー？」ﾁﾗ

和「スマイルひとつください」ｼﾚ

紬「」ﾋﾞｸｩ

紬「あ、ありがとうございます」ﾆ…ﾆﾔ

和「……」

律「和サン……キラーパス出すの、上手いッスね」ｱｾ

紬「は…恥ずかしい…」ｼｭﾝ

律「ムギは、まだまだ修業が必要だなー」

和「まぁ、あんまり気張らず頑張りなさいな」ﾆｺ

紬「お待たせしましたー」ﾆｺ

律「ムギは、バイトいつ上がり？」

紬「えっとー…」ﾁﾗ

紬「後、もう少しで終わるわ」

律「ん！じゃあじゃあ、帰りさー、途中まで一緒に行こーぜ〜」

紬「あ…、うん」ﾆｺ

律「んじゃ、わたしら食べながらマッタリしてるわー」ﾉｼ

律「さーて、何話すー？和の暴露話？それとも恋バナ？恋バナですかぁ？」ﾐｮｰﾝ

和「ちょっと何で、わたしの話だけなのよ」

――いらっしゃいませー


和「ムギ、頑張ってるわね」

律「そーだなー」

和「あ！転びそう…」ｱｾ

律「見ていて、ちょっと危なっかしいよな」

和「大丈夫かしら」

律「だぁーいじょーぶ」

律「あー見えて、ムギは頑張り屋さんだし」

律「軽音部の影の大黒柱だからなー」

和「じゃ、表は？」

律「わたし？」ﾁﾗ

和「いや、澪でしょう」ｱｾ

律「なんつーか」

律「ムギがいてくれたから、軽音部が廃部にならなかったし」

律「ムギあってのティータイムで」

律「ティータイムあっての、わたし達。だからな」

和「練習しなさいよ、練習」ｸｽ

律「はいはい。澪みたいなこと言うなよ」ｸｽ

律「でも、ムギだけじゃないんだぞ？」

律「澪や唯、梓だってそう」

律「わたし達は、皆、ひとりひとりを必要としてるんだよ」

和「ふーん」

和「１０年後、２０年後…」

和「あなた達は、どうなってるのかしらねー」ｸｽ

律「なーに言ってるんだ、和？」

律「武道館でライブしてるに決まってるだろ？」ｸｽ

和「そうね」ｸｽｽ

律「あははっ武道館、行けたらいいよなー」ｸｽｸｽ



紬「遅くなっちゃって、ごめんね」

紬「お待たせ」ﾆｺ

暇だから取ってみた
ttp://kissho.xii.jp/1/src/1jyou101228.jpg_A0cyrSRgg5rVL86OvEW6/1jyou101228.jpg

律「それでは、みなさん」ｸﾞｯ

ﾌﾟｼ

ｶｷｮ

律「おぉ疲れーぃ」ﾐｮｰﾝ

和「いや、わたしと律は働いてないから」ﾌﾟｼ

紬「ふふ、お疲れ様〜」ｸｽｸｽ ｶｷｮ

律「ぷはー…！骨身に染みるぜ…この缶コーヒー」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ…

紬「……」ｺｸｺｸ

和「……ふぅ」

紬「あったかーい…」

先週の横アリライブで和ちゃんが好きになった
このスレでもっと好きになった

>>157
かわいい

律「寒いなー…」

和「そうねー…」

紬「そう？わたしは……あったかい、かな」ｸｽｸｽ

律「いや、寒いだろ……なんか、嬉しそうだなムギー。どしたー？」

紬「うん。だって――」

紬「皆にとっては何でもない、何てことない当たり前のことが」

紬「わたしにとっては、特別なことだったから…」

紬「とても、幸せに感じるの」ｸｽ

律「……」

律「愛だろ…愛」

和「缶コーヒーＢＯＳＳ」

律「……ぷ」

和「ちょっと…、思わずノっちゃたじゃない」

紬「……ふふ」ﾆｺ

紬「りっちゃん、和ちゃん」

和・律「なに？」

紬「いつも、ありがとう」

和「……」

律「……」

律「……」

律「たぁこやきぃー」ﾑﾆｭ

和「何よそれ」ﾌﾟﾌﾟ

紬「ふふふ」ｸｽｸｽ

律「いっひっひ」

和「……」

和「……」ﾆｺ

2期にも和ちゃん回はないだろうけど、そんなものは妄想で何とでもなる。でもあったら嬉しい

――ﾃｸﾃｸ


律「じゃ、わたしこっちだから」

紬「わたしは、こっち」

和「そう」


和「…あ、待ってムギ。これ、あげるわ」

紬「なぁに？これ」

和「それは秘密」

和「開けてからのお楽しみよ」ｸｽ

和「何が入ってるかわからない方が…楽しみが増えるでしょ？」

律「それ、和が欲しいって言って買ったやつじゃん」

紬「いいの？」

和「いいのよ。ちょっと早いけど、クリスマスプレゼント」ｸｽ

律「え！ムギいいなぁ！わたしには？わたしには？」

和「また今度ね」ｸｽｽ

律「えー」ぶーぶー

紬「和ちゃん、ありがとう」ﾆｺ

和「うん」

和「じゃぁ、また明日学校で」ﾉｼ

律「和、今日はありがと！またなー」

紬「ばいばい、和ちゃん」ﾆｺ


和「じゃあね」

＞紬「なぁに？これ」
のび太でしか再生されないんだが

和「すっかり遅くなっちゃったわね…」

――ﾃｸﾃｸ


和「……」

和「なんていうか」

和「皆、ひとりひとり」

和「見えてる世界が違うのね」


ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

ｶｼｮﾝ


和「ただいまー」

和「……」ｶﾘｶﾘ

和「……」ﾍﾟﾗ

和「……」ｶﾘｶﾘ

和「……」

和「……」

ﾎﾟﾁ

『――今晩は。今日も一日寒かったですねー』

『外を見てくださいよ、まんまるお月様！』

『もんの凄く月が綺麗ですよ！どーしますー？はっはっは』


和「……」ｶﾘｶﾘ

和「……」ｶﾘｶﾘ…


『――で、お送りしました〜』


和「……」ｶﾘｶﾘ…

和「ふぁ……」

和「……」……ｺｸﾝ

和「……」ｺｸﾝ……

和「ちょっとだけ…」ﾓｿﾞﾓｿﾞ

和「……ちょっと、だけ」

和「……」

和「すー…すー」


『――で、お送りします〜。曲名は――』

― o// ―


『じゃあね』
和『さようなら』

ﾃｸﾃｸ


『……』ﾋﾟﾀ

『ねぇ、あんたさ』

『今、楽しい？』


和『……』

和『それなりに』

『……』

『そっか』



和「多分ね」

『お早うございます〜。さて、今日もね、一日が始まり――』

和「……ん」

和「……んんん」ﾓｿﾞﾓｿﾞ

和「めがね…どこ？」

和「…あった」

『それでは、まずこの曲いってみましょう――』

ﾎﾟﾁ

和「……」ﾎﾞｰ

――ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

和「」ﾋﾞｸ

ﾃｸﾃｸ

ｶﾁｬ

和「……肩痛い」

和「そっか…そのまま、寝ちゃったのね」

ごめんここから書き溜めしながら投下するんでスピード落ちます

把握

和「……」

ﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝ

和「……」

ｶﾁｬｶﾁｬ

ｼﾞｭｰｼﾞｭｰ

和「……」

ｸﾙﾝ

ｼﾞｭｰｼﾞｭｰ

和「あ…」

和「失敗しちゃった」

和「……」ﾋｮｲ

和「……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ


和「……あーあ」

阿部慎之助

――ﾃｸﾃｸ

和「……寒いわね」

和「……」

和「……」

――――ねぇねぇ、帰り今日カラオケ行こうよ

――――でも、テスト近いよ？

――――いいよ、勉強なんて。面倒臭いし

和「……」

――――じゃ、他の皆も誘う？

――――いいね、いいねー

和「……」

――――あははは


和「……ふぅ」

和「……」ﾌﾞﾙ

ムギのバイトの所で前に読んだムギの独り言っぽいやつ思い出した

教員「――――故に」

ｶｯｶｯｶｯｶｯ

教員「――――証明される訳である」

教員「――――」

ｶｯｶｯｶｯｶｯ

和「……」

教員「――――」

和「……」


和「……」


教員「――――」

―ｶｯｶｯｶｯｶｯ


――ｶｯｶｯｶｯｶｯ…

和「……」ｶﾘｶﾘ

和「……」ｶﾘｶﾘ

和「……」

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

教員「今日はここまで」



ｺｰﾝ…ｺｰﾝ…ｰﾝ…

和「……」


和「……」



澪「和〜、お昼食べよー」

和「うん」

ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

澪「じゃあ、わたし部活行くよ」ﾆｺ

和「わたしも、しばらくしたら生徒会行くわ」

澪「じゃあ」

澪「また、明日」ﾆｺ

和「うん、じゃあね」ﾆｺ

ﾃｸﾃｸ

―ｶﾞﾗｶﾞﾗ

――ｶﾞﾗｶﾞﾗ ﾋﾟｼｬﾝ



和「……」

ほ

――真鍋先輩、さようなら

和「うん、お疲れ様。じゃあね」

和「……」

和「……」


和「さて…、と」

ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

和「……」

――ﾃｸﾃｸ

和「……」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

ﾋﾟｼｬﾝ

――ﾃｸﾃｸ

和「……」

和「……」

――――こら！駄目でしょう

――――おがぁざん、ごめんなざぁいぃ

和「……」

和「……」

――――腹減った、飯食いに行こうぜ

――――奢りなら行ってやるよ。はっは

和「……」

――ｳﾞ----


和「……」

ﾋﾟ

ｶﾞﾀｺﾝ

和「……」

和「……」

ﾌﾟｼ

ｶｷｮ

和「……」ｺｸﾝ…ｺｸﾝ

和「ふぅ」

和「……」

和「……なーに、やってるのかしらね」

悪堕ちしそう

和ちゃん…

和「…変わらない毎日に」

和「ほんのちょっとの幸せを噛み締める」

和「……」

和「それも悪くない」

和「……とは思うけど」

和「なんだか…ちょっとだけ…憂鬱、よね」

和「なんでかしらね…」

和「…疎外感を感じちゃうわ」

和「なんで、みんな、あんなに楽しそうなのかしら」


和「……」

和「わたしは、何やってるのかしらね……ほんと」


和「……ふぅ」

和「夕日、……綺麗ね」

和「……」ｶﾁｬ

和「……」

和「……だめね」

和「眼鏡を外すと、全然見えない」

和「……」

和「……」ｶﾁｬ


和「……」


和「何だか、わたしだけ」


和「時間が、止まってるみたい…」

和「……」


和「……」


和「…ふふ」


和「ゆらゆら…このまま、溶け込んじゃいそうね」


和「……」


和「ずず……ふぅ」



和「夕日、……綺麗ね」

和「なんで、あんなに綺麗なのかしら」

和「こんなことで悩んでる自分が、馬鹿みたい…」


和「ほんと、馬鹿みたい」

「そんなところで何やってんの」


和「……」

和「……」ｸﾙ



和「あ…澪」

澪「やっほ、和」ﾆｺ



澪「今、帰り？」

和「そう、ね。…澪も？」

澪「うん。今さっき部活終わって、その帰り」

和「……」

和「そっか」ﾆｺ

― sai ―


和「……」


澪「……ふぅ」


和「……」


澪「うわぁー…見てみなよ、和」


和「……うん？」


澪「ここから見える夕日…、綺麗だなー」


和「うん」


澪「はは」


和「そうね…ほんと、別世界みたい」

澪「……」


和「……」


澪「……」


澪「ねぇ、和」


和「なに？」


澪「この後、時間あるかな」


和「…………」


澪「スタジオ行ってみない？」ｸｽ

和「……え？」

澪「……」

和「でも、わたし楽器出来ないし…わからないから」

澪「え、なんで？」

澪「出来ないから」

澪「やっちゃいけないの？」


和「……」

澪「別にいいじゃないか」

澪「出来なくたって、わからなくたって」



澪「だって、楽器やってみたいんでしょ？」

和「……」


澪「……」ﾆｺ

し

�C

澪「すいません、この後１時間、部屋開いてますか？」

和「……」ｷｮﾛｷｮﾛ

澪「あ、じゃあ入ります。人数２人の個人練習で」

和「なんか、独特の雰囲気…というか、匂いがするわね…」ｽﾝｽﾝ

澪「和、生徒手帳持ってる？」

和「え、あ、持ってるけど…」

澪「ごめんごめん」

澪「スタジオって会員制だから、会員カード作らないといけないんだよ」

和「そうなんだ」

澪「うん。とりあえず出る時に作るから、先入っちゃおう」ﾆｺ

ｶﾞｷｮ

ﾌﾞﾜｯ

和「…これが、スタジオ」

澪「うん、どう？」

和「……」

和「何これ…ミキサーってやつ？」

澪「うん。なんだか…ちょっとだけ、ミュージシャンっぽいよね」ｸｽｽ

澪「ほら、和。こっちおいでよ」

澪「はい、ベース」ﾆｺ

和「わ…、意外と重たいのね」

澪「そうなんだ。肩に筋肉付いちゃうから困っちゃってさー」ｼｭﾝ

和「……くす」

和「何それ」ｸｽｸｽ

澪「なんてね、あはは」ｸｽｸｽ

しえん

澪「……」

ﾊﾟﾁﾝ

ｩｵﾝ

和「どう？ベーシストに見える？」

澪「うん。似合ってるよ、格好いい格好いい」ｸｽ

澪「音、出してみなよ」

和「う、うん」

和「……」ｺﾞｸ

和「……」



――ﾍﾞｰｰｰｰﾝ…

――ﾍﾞｰｰｰｰﾝ


和「……」

――ﾍﾞｰﾝ

和「あは」

――ﾍﾞﾝﾍﾞｰﾝ

和「すごい！」

和「何これ！」

――ﾍﾞｰｰｰﾝ

和「ねぇ、澪！音がすごいわ」ﾆｺﾆｺ


澪「……」ﾆｺ

�C

ﾍﾞｰｰﾝ

澪「……」

澪「今はベースの音だけだからさ、ちょっと物足りないけど」

澪「…ギターの音が重なって」

澪「…ドラムのリズムが重なって」

澪「…ボーカルが歌って」

澪「ひとつひとつ、音が重なってさ…」

澪「そうやって、重なっていくと」

澪「ひとつの世界が出来上がるんだ」

澪「気付くと、ひとつの世界が出来上がってる」

澪「これってさ、凄いことだと思わない？」ｸｽ

澪「あ、うちにはムギがいるから、キーボードの音も重なるのか」ｸｽｸｽ

和「凄い…」

和「…うん。凄いわ」

やっとパソコンから支援できるぜ

澪「あ」

澪「ちょっと待ってて、ギター借りてくるよ」

和「え？」

和「弾けるの？」

澪「弾けない！あははっ」

澪「弾けないけど…、別にいいじゃん！」ｸｽｽ

ｶﾞｷｮ

ﾌﾞﾜｯ

和「……」

和「……」

――ﾍﾞｰｰｰｰﾝ…

和ちゃん…！

澪「お待たせ！」

和「何だかギターが小さく見えるわね」

澪「言っとくけど、決して、わたしが大きいわけじゃないぞー？」

和「ツッコんで欲しい？」ｸｽｸｽ

澪「んー。若干」ｸｽ


澪「ギター、あんまり触ったことないんだよね」

澪「Ｃってどうやって押さえてたかなー、こうだったかな…？」

――ｼﾞｬﾛｰﾝ

和「ふふ！何、その音」ｸｽｽ

澪「あははっ駄目だ、全然弾けないな」

澪「でも、面白い」ﾆｺ

支援

澪「これでどうだ」

和「ふふふ」

――ｼﾞｬﾛｰﾝ

――ﾍﾞﾍﾞｰﾝ

ｶﾞｷｮ

ﾌﾞﾜｯ

――――時間でーす


澪「あー…時間だな」

和「え」

澪「楽しい時間って、過ぎるのが早いよ」

和「……」

ｶﾁｬｶﾁｬ

澪「和ー」

和「なに？」

ｼﾞｰｰ…ｷｭｯ

澪「ベース、楽しかった？」

和「…うん」

和「でも、それ以上に、…何だか感動したわ」

和「言葉じゃ言い表せられない…」

澪「そっか」ｸｽ

澪「また、今度来ようよ」ﾆｺ

和「……」

和「そうね」ﾆｺ

いいなーこの２人も

澪「うわ、外寒ぅ」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

和「ほんとね、寒いわ」ﾌﾞﾙ

澪「あ。和、何か飲む？奢るよ」

和「いいの？」

澪「何言ってるんだよ？いいよそのぐらい」ｸｽｸｽ

ﾋﾟ

ｶﾞﾀｺﾝ

澪「あっつ！和、パス」ﾋｮｲ

和「…そう？熱くないわ」


和「あったかいじゃない」

ﾌﾟｼ

ｶｷｮ

澪「……」ｺｸ…ｺｸ

澪「……ふぅぅ」

和「……はぁぁ」


澪「……」

和「……」

澪「ねぇ、和ー」

和「なに？」

澪「ひとつ、聞いてもいい？」

和「うん。いいわよ」

澪「……」

澪「和はさー、勉強、何でやってるの？」

和「え？」

澪「なんの為にやってるの？」

和「それは、もちろん……」

和「……」

和「……」

和「なんの為、かしらね」

澪「……」

和「……」

澪「和はさ、もっと自分の好きなことやってもいいんじゃない？」

和「……好きな、こと」

和「わたしの……好きなことって、何かしらね」

澪「ないなら、色々やってみればいいんじゃない？」

澪「やってみたら、やりたいこと、見つかるかもしれない」

和「……」

澪「……」

澪「ごめん、ちょっと押し付けがましかったかな」

澪「…でも、何か新しいことを始めるのは」

澪「別に悪いことじゃないんじゃないかな」

澪「きっと、悪いことじゃないと思う」

和「……」

澪ちゃん！

――ﾃｸﾃｸ

澪「じゃあ、わたしこっちだから」

澪「また明日――、あ、明日学校は休みか」ｸｽｸｽ

澪「じゃあ、また来週、学校で」

和「うん。じゃあね」


澪「ばいばい、和」ﾆｺ



和「…まだ耳がキンキンする」

和「……」

和「…べーん」


和「ふふ」ｸｽ

和「すー…すー…」

――ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

和「う……」

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ――ｶﾁｬ

和「……」

和「……」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

和「あ、れ…？」

和「そうだ…、今日」

和「休み…だっけ」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ


和「……」ﾎﾞｰ

和「……」

和「……」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

和「んー…」ｸﾞｯ

和「あー…」ｺﾞﾛﾝ

和「やっぱ２度寝…、しようかしら」

和「……あー」ｺﾞﾛﾝ

和「勿体ない…か」

和「……」


和「…めがね」ｶﾞｻｺﾞｿ

和「……あった」


和「……」ｶﾁｬ

― green chord ―


和「……」

和「……」

和「そうだ」

和「楽器、見に行ってみようかしら…」

ﾋﾟ

ｐｒｒｒｒ　ｐｒｒｒｒ



和「あ、澪？」


和「今日さ――――」

支援

――end

どうもでした

乙！

なんだそのラストのタメは

そのちょいちょい出てくる― green chord ―とかってなんなんだ？

乙！和メインSSって初めて読んだけど良いな

>>224
オマケ要素

乙です！
終わり方も俺の好みだ

>>226
？
何かの意味が含まれてたりするの？

>>228
使ってみたい年頃なんだよ
冬休みだし

いい！
乙

>>229
いや単純にどういう意味で使ってるのかわからなかったんだ

のどかちゃああああああああああん

こまけえこたぁ（ｒｙ

乙

http://www.youtube.com/watch?v=0g8DLq7irFI

乙

終わってたか

和ちゃん好きの俺が涙を流して歓喜した素晴らしいスレが、ちょっと寝てる間に終わったか…
ここまで徹頭徹尾和ちゃんが主演だったSSは過去に一度しか見たことない
和ちゃんの魅力をいかんなく表現した素晴らしいSSを本当にありがとう。そしてお疲れ様

乙

>>237
過去に一度あったそのｓｓ教えてくれ

>>239
唯「私もう子供じゃないよ」
和ちゃんが輝いているSSは複数あるけど、特にカップリングらしきものもなく終始和ちゃん視点で描かれるものは貴重

>>240
あ、読んだことあったわ。確かに百合なしで和主役は珍しいな

acidmanをこういう風に使うのは面白いな

おつ

和が下ネタいうやつが好きだったとは言いにくい流れ

さにこの素晴らしいのんびり

まだ残ってたか

ファ

>>244
言いにくい？
じゃあ俺が言ってやるよ
俺は和「おはよう唯。パンツ何色？」も大好きだ！！！！！！！！！

ほ

し

よかったよ。ありがとう

さ