1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
吉良「これは…スタンド攻撃か…」
吉良「いや…こんなの聞いたことないぞ、スタンドの形を自由に変化させるスタンドなんて…」
吉良吉影は動揺していた。
平穏なる生活を送りたいと日々願う彼にとって、動揺はあってはならないことだった。
彼が今最も動揺している原因は、彼のスタンド、キラークイーンの体がおおきく変化しているからである。
吉良「キラークイーンが…猫に変化しただと…ッ!?」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/26(土) 21:01:38.40 ID:QoDWVSQb0
∩_∩
/ \ /\
| (゚)=(゚) | 人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人
| ●_● | < 赤ちゃんってなんで赤ちゃんって言うか >
/ ヽ < 知ってるか? >
| 〃 ------ ヾ | YYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY
\__二__ノ
_____ノノ
/ ___ <
/ /\Λ/\ >
| / (゚) (゚) | | 人人人人人人人人人人人人人人人人
(∂| 三 |6) < ハマダやけど! >
\_ __ノ YYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY
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しwノ
∩_∩
/ \ /\
| (^)=(^) | 人人人人人人人人人人人人人人人人人人人
| ●_● | < そう君が想像した通り! >
/ // ///ヽ <生まれた瞬間真っ赤でグロいからだよ >
| 〃 ------ ヾ | YYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY
\__二__ノ
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/26(土) 21:10:02.16 ID:oWYsnSXr0
キラークイーンの能力、物や人物を爆破させる能力は使えなくなっていた。
見た目や身体的能力も、普通の猫となんら変わりないため、敵を殴ったり彼を守るなどができない。
これは吉良にとっての一番の不安である。いつ空条承太郎やその他が攻めてくるかわからないので
今攻められてくるとなると絶体絶命のピンチである。
彼や当の本人、キラークイーンもまるで見当がつかないといった顔で首をかしげていた。
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/26(土) 21:16:15.19 ID:oWYsnSXr0
やっとの思いであの場から逃げ切り、川尻浩作の体で新たな生活を始めたばかりだというのに、
今になってこのような事態が発生するとなると、なにか面倒なことが起きるような気がして不安でならない。
吉良(まぁいい…こうなってしまったのには何か理由があるはずだ…)
吉良(今はあいつらに怪しまれないようこれまで通りの生活を続けるんだ…そう、これまで通りに…)
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/26(土) 21:18:17.60 ID:uLPLBWhlO
期待あげ
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/26(土) 21:20:58.58 ID:oWYsnSXr0
そう考えていた矢先、ありえないことがおこった。
今の自分のスタンドは歩くのが遅いから、抱え抱きをして帰宅した時だった。
普通スタンドは「スタンド能力を持っている者にしか見えない」ものであるが、この妻には見えていた。
川尻浩作(吉良吉影)の妻、川尻しのぶはキラークイーンが見えていた。
しのぶ「そのネコちゃん…カワイイわね、あなたが飼っていたの?気付かなかったわ」
吉良「!?」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/26(土) 21:24:50.55 ID:oWYsnSXr0
吉良「…お前…この猫が…見えるのか…?」
しのぶ「?ええ、見えるわよ、あなたどうしたの?ネコが見えないなんて、目が見えない人じゃあるまいし」
吉良「…お前、この猫にさわってみろ」
驚いた。しのぶは、一瞬不思議そうに思った後、普通にこの猫、キラークイーンを撫でて見せたのだ。
初めは目の錯覚だと思った。だが、しのぶがキラークイーンを抱き上げた後、これは本当に触っているのだと実感した。
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/26(土) 21:32:59.02 ID:oWYsnSXr0
しのぶ「ふふ、カワイイネコちゃん、…ねぇ、この子、名前はあるの?」
吉良「……キラークイーンだ」
しのぶ「…キラークイーン?」
言うのを少しためらったが、言ってしまっていた。
この女をどうするか、今のキラークイーンはただの猫だが、この体の腕力では締め殺せる。
どうしたものか悩んでいると、
しのぶ「じゃあキラちゃんね」
とこの女の声が聞こえたので、しばらく考え、締め殺すのはまだやめておこう、と思った。
…動揺していない。
別にキラークイーンの名前がキラになったからであって、吉良と呼ばれたことには動揺していない。
そう考え、とりあえずこの猫、キラークイーンを一晩様子を見ておくことにしたのであった。
紫煙
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/26(土) 21:37:35.40 ID:oWYsnSXr0
あいかわらずこの女はキラークイーンにべったりだ。
会社に行くのにキラークイーンを連れて行こうとしたら、「猫を会社に連れて行こうなんて何考えてるの、あなた」と笑われた。
射程距離なんて今はもはや関係ない、というわけでキラークイーンをしのぶにまかせて今日のところは会社に向かった。
…正直、不安だ。
吉良「あぁ、手首が恋しい…」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/26(土) 21:41:03.62 ID:298URTfSO
はじめてみたよ
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/26(土) 21:45:59.99 ID:oWYsnSXr0
そんな日々が続いた日のことだった。
一向にキラークイーンは元に戻らない、あいつらはまだ私の行方を追っている、(今日もあの変な漫画家が駅で写真を撮っていた)
そして私の趣味は満たされない。
このままでは我慢の限界だ。
趣味を満たすのはまあまだ理性が効くとして、キラークイーンは一週間たっても元に戻っていない。
いよいよこれは不安になってきた。
私がどれだけ不安でいるかわからないくせに、あの女はキラちゃんと勝手に呼び遊んでいる。
とうとう首に首輪まで付けられて、気分はもうペットという感じだ。(キラークイーンは嫌がっていた)
支援
このあとCool Catとかに変化するわけですね
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/26(土) 21:56:22.55 ID:oWYsnSXr0
何を考えていたのか私はホームセンターにいた。
そこであの空条承太郎がいた。
一瞬身構えたが、あっちは今の私を吉良吉影だとわかっていない。
ペット売り場で、猫の遊び道具をいろいろと吟味していると、その空条承太郎が話しかけてきた。
驚いた。いきなり話しかけられたことも驚いたが、こんなきさくなしゃべり方もするのかと感心した。
話を聞いていると、どうやら私(川尻浩作)はこの敵、空条承太郎の古い古い友達らしく、今になって後悔した。
一番恐れるべき人物と接点をもってしまった。
この吉良吉影、最大の失態だ。
なん・・・だと・・・
ばれたら軽く7ページラッシュだな
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/26(土) 22:05:42.50 ID:oWYsnSXr0
吉良「おーいただいまー……」
しのぶ「あっおかえりなさいあなた、夕食の準備ができてるわよ」
キラークイーンはやつれていた。無理もない。一日中しのぶにつきあって遊んでいたのだ。
周りには猫用のネコじゃらしだとか電動おもちゃだとかが転がっていた。
吉良「今日、空条承太郎と会ったよ」
しのぶ「あら、承太郎さん?何かお話したの」
吉良「知ってるのか、承太郎を」
しのぶ「知っているのなにも、短大にいたじゃない、やだあなた、忘れてたの?」
吉良「…そうか、そうなのか」
吉良は思った。今だけ手首を切る趣味を捨ててしまいたいと思った。
あれは美しいものだが、ここまで隙ができるともうどうしようもない。
このままネコになったキラークイーンと一緒に、しのぶとこの街でこのまま幸せに暮らしたいと決意するのであった。
吉良吉影にはぜひ平穏な暮らしを送ってほしいものだ
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/26(土) 22:31:06.05 ID:AqxnmXYx0
ほ
終わり?
はええよwwwwwwwwww
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
あ