佐天「クリスマスなんて…」

12月23日


佐天「………」ﾌﾟﾙﾙ

ﾋﾟｯ

初春『はい、もしもし』

佐天「あ、初春？明日暇かな？」

初春『あ〜、ごめんなさい。明日はジャッジメントの皆さんと遊ぶ約束をしちゃったので…』

佐天「あっ、そっか！ごめんごめん！じゃあまた今度〜」

初春『はい、せっかく誘っていただいたのにすみません』

佐天「あっはっは〜気にしないでよ〜それじゃあ！」

ﾋﾟｯ

佐天「………」

佐天「…はぁ」

＞女性は１人でクリスマスを過ごす人が４％にとどまり、

＞男性は１２％が「１人クリスマス」

佐天さんピンチすぎる！！

佐天「ジャッジメントで集まるってことは白井さんも一緒なのかな〜」

佐天「あっ、じゃあ御坂さんは明日どうするんだろ」



美琴の部屋

美琴「えぇ！？黒子、明日どっか行くの？」

黒子「えぇ、私としては聖なる夜はお姉様と共に過ごしたいのですけれども…」

美琴「まぁそういう付き合いも大事か…」

黒子「えぇ、申し訳ございませんのぉ」ｶﾞﾊﾞｯ

美琴「気にしないで…って離れなさいよ！」

美琴(ジャッジメントで集まるってことは初春さんもか…)

美琴(じゃあ佐天さんは明日どうするんだろ…)



黒子「い、痛いんですの…」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ

期待age

はやく

そういう組み合わせか
苦しゅうない

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

美琴「ん？電話だ」

ﾋﾟｯ

美琴「はい、もしもし」

佐天『あっもしもし、御坂さん？実はあたし明日暇なんですよ、だからもしよかったら一緒に遊びません？』

美琴「私も明日は暇なんだ！それじゃあ遊ぼっか！」

佐天「あっはい！じゃあまた明日」

美琴「うん、ありがとね〜」

ﾋﾟｯ

美琴「やぁ、危うくクリスマスイブを一人きりで過ごすところだったよ…って、どしたの？」

黒子「いえ、お構い無く」ﾋﾞｷﾋﾞｷ

はやくしろ
はやく

12月24日　待ち合わせ場所


佐天「………」

佐天(よく考えたらイブに二人きりって)

佐天(まるでデートじゃない…)ﾌﾟｼｭｰ

佐天(どうしよう、大した計画も立てずに来ちゃった…)

佐天(幸い、待ち合わせの時間まで後一時間ちょっとある！)

佐天「それまでに何としてでも素晴らしい計画を！！！」


美琴「…さ、佐天さん？」

佐天「………」

佐天「あ、随分とお早い到着で………」

佐美琴とか初めて見る

美琴「いや〜実はまだ今日の計画とか何にも考えてないのよね〜」

佐天「あっ、私もです」

美琴「だから早めに来て考えとこうと思ったんだけど…」

佐天「私もです…」

美琴「とりあえず…どうする？」

佐天「あっ御坂さん、お昼食べてきました？」

美琴「いや、まだだけど」

佐天「じゃあちょっと早いですけどお昼にしましょう」

美琴「そうね、じゃあファミレスでも行きましょうか」

支援

紫炎

保

ファミレス

佐天(うわ〜カップルだらけだ…)

店員「いらっしゃいませ〜」

美琴「あっ、ここカップルご優待なんだって、凄く安くなるみたいね」

佐天「そうみたいですね〜、どうします？他の店にしますか？」

美琴「え？安くなるのに？」

佐天「………え？」

美琴「え？」

佐天「安くなるのはカップルだけですよ？」

美琴「だから、私らをカップルと思わせれば安くなるんでしょ？」

佐天(…どういう状況？)

支援

美琴「すみません〜カップルで〜す」

店員「は〜い……え？」

佐天「あはは」

佐天(もうどうにでもなっちゃえ)

美琴「なんなんですか〜？疑ってるんですか〜？私らのこと〜」

店員「いえ、そういう訳じゃございませんが…」

美琴「何なのよ〜、私らはれっきとしたカップルよ〜？ね〜？」ギューッ

佐天(キャッ…み、み、み、御坂さん………！？///)

佐天「そうですよね〜///」

美琴「なんか文句あるわけ〜？」

店員「よくポスターをご覧ください、ご優待されるのは『男女カップル』だけです」

美琴「…私は男です」

店員「身分証を…」

美琴「………」

ふむ

もうバチッとやってしまえ

原作もアニメも見てないけど佐天さんが可愛いことは知っている。
期待

美琴「何も追い出すことは無いんじゃないの！？」

佐天「まぁまぁ、落ち着いてくださいよ」

美琴「せっかくカップルのふりまでしたのに…」

佐天(『ふり』か…、そりゃそうよね…)

佐天「とりあえず腹ごしらえしましょ」

美琴「ん〜、まぁそうね〜」

佐天(御坂さんって意外に子供っぽいんだ…)

美琴「でもさ、佐天さんは大人だよね」

佐天「え？いや私の方が年下ですよ？」

美琴「いや、分かってるけどさ〜、ん〜、何でもない！さ、早くお昼にしよ！」

佐天「…はぁ」

美佐天か

別のファミレス

佐天「そういえば御坂、今日は何時くらいまで遊べますか？」

美琴「ん〜、門限があるからそれまでには帰らないとね」

佐天「そう、ですか…」

美琴「まだまだ時間はあるわよ！さ、次はどこいこっか」

佐天「そ〜ですね、遊園地なんてどうですか？」

佐天(って遊園地なんて二人で行ったらほんとのカップルみたいじゃない！私はバカか！)

美琴「おもしろそうね！行きましょっか」

佐天「え？あ………はい！！！」

支援

遊園地

佐天「それじゃあ何から乗りましょうか？」

美琴「ん〜、じゃあコーヒーカップ！」

佐天「ﾌﾞｯ!!」

美琴「………」

佐天「あ、いや、乗りましょう！うは〜楽しみだな〜」

美琴「………」

佐天「早くしないと置いてきますよ〜」

美琴「………」ﾆｺｯ

美琴「ま、待ってよ〜！」

美琴「いや〜もうこんな時間か〜」

佐天「あ、ほんとだ」

美琴「じゃあ最後に観覧車乗って帰ろっか」

佐天「はい！」

…………
………
……
…


美琴「ありがとうね、佐天さん」

佐天「え？何がですか？」

美琴「いや、今日誘ってくれてさ」

佐天「あ、いや、私も暇でしたし…」

美琴「佐天さんが昨日誘ってくれなかったらきっと憂鬱なクリスマスイブになってたと思うんだ」

佐天「そんな…」

ごめ〜ん待った〜？

うむ・・・・

これは支援

佐天「御坂さんはキレイで可愛いから…イブの日くらい………」

美琴「それを言うなら佐天さんの方が可愛いじゃない」

佐天「な、な、何を言ってるんですか…///」

佐天(お世辞って分かってるのに顔が赤くなってる…///)

美琴「言っとくけどお世辞じゃないわよ？」

佐天「えっ！？」

美琴「佐天さん、私より可愛いし、大人だし、頼れるし、私に持ってないもの沢山持ってる」

佐天「御坂さん…」

美琴「こんな子と一緒にイブを過ごせたなんて、全世界の男の子に羨ましがられるわね」

佐天「そんなこと…」

　　　　　　/::.:::::/::.::;'::.::.::.:/::.::.::.::.::.,'::.::.::.::. |::.::.::.::.ヽ
　　　　　 ,':/:.::: |.:!.::!::.::.::. |::.::/::.::.::.|::.::.::.ｉ::.:|::i::.::.::.::.:Ｖ〉
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　　　　／ﾍ:::::::::ﾚ|::.ｉ::.::.::.::i::|:.|:.:/:/:|:i.:|:: ﾘト八.::!:.::!::.|
　　 xく ＼└- (八 |::.::.::.::| |::i::-/lイj/∨ |ﾑ斗从:i:: |
.　 /＼丶　　　　　｀ヽ:i::::ｉ| |::ﾚ仏斗'　　　 ﾋﾂi{＼j:: |
　　＼＿_　　 　 　 　 ∨:!:.代^ﾋ沙　　　、 　 i_ 　∨　　　胸の大きさなんてどうでもいいじゃないですか
　　　 　 /:≧=-〈 　 　 V|八　　　　 　 　 　 人＼ .　　　 ね、御坂さん
　　　r＜二ﾆﾆミﾍ　　　 ヽ＼ 　 　 ｰ‐　'　.::ｌ|　}}ハ
　　 /´ ￣￣＼:::::':.　　　　 　 丶､_　 　,.ｲ::::||　ﾘ
. 　 ′　　　　　丶∧　　 　 ':.. 　 ハ￣:∨::::ﾘ /　　 ｝
　　{{.　　　　　　　＼:.　 　 　 ':.　 ィﾍ:.::. ∨/l/　　　{
　　圦　　　　　　ー-ﾍ　　　　 ∨⌒}ﾊ:.::.:.∨|＼ 　ハ
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　,′　　 　 ＼／＼　　　 {　　 　 　 }ｰヘ/ ﾉ　 　 　 ／＼

佐天美琴とは珍しいコンビだ
支援

確かに羨ましい

美琴「あの寮監さえいなかったらもっと遊べたのにな〜」

佐天「でも、今日はとっても楽しかったです！あ、そろそろ観覧車も終わりですね…」

美琴「ほんとだ…観覧車ってこんなに時間短かったっけ」

佐天「すぐに終わっちゃいましたね〜」

美琴「ほんとに…、すぐに………」

佐天「………」

佐天(………あれ？この雰囲気、なんだ？///)

佐天(これじゃあまるで別れを惜しむカップル…///)

し

黒子と初春も書いてくれるんですよね？

ってか初春書いてくれるんですよね？！

美琴「じゃあ門限だからもう帰るわね」

佐天「はい、今日はありがとうございました！」

美琴「………」

佐天「…？」

美琴「………あいつ…」



上条「クリスマスイブも補習なんて…不幸だ…」




佐天「み、御坂さん？」

美琴「………」ﾜﾅﾜﾅ

美琴「待てやコンチキショー！！！」


………


佐天「い、行っちゃった…元カレ…かな？」

>>35
安心しろ
初春ならさっき如雨露で水やっといたから

佐天「クリスマスは今から本番だってのに結局一人きりか…」

佐天「………」

佐天(あたし、嫉妬してんのかな〜あの元カレさんに…)

佐天(あの人のためなら門限も破るのか〜)

佐天「結局、あたしっていっつも惨めだね〜」

佐天「きっと君は来ない〜、一人きりのクリスマスイブ、うぉぉぉ」

佐天「いかん、泣けてきた」ｸﾞｽｯ

佐天「………帰ろう」

サイレンナァィｗｗｗｗｗｗｗｗ

佐天「………」

ガチャガチャ

佐天「ただいま〜って誰もいないか」

パンパンパンッ

佐天「うわっ」

「メリークリスマス！！！」

佐天「え？」

初春「佐天さん、お帰りなさい！」

佐天「初春、どうして？ってか鍵…」

黒子「私の能力の前では鍵なんて無意味ですのよ」

佐天「白井さん…」

初春ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

支援

佐天「白井さん、門限は？」

黒子「せっかくのクリスマスですから、友達みんなで過ごすのも悪くはないと思いましたの」

佐天「友達みんなって…」

「案外、帰ってくるの早かったのね、私なんて走ってきたのにさっき着いたとこなのよ？」

佐天「…え？どうして………」

美琴「いやぁ、さっきはごめんなさい、でも驚いたでしょ？」

佐天「み、御坂さん…、でも元カレは？」

黒子「な、何ですって！？」

美琴「あいつはそんなんじゃないわよ！サプライズのために付き合ってもらっただけ」


上条「………不幸だ」

ちくしょう・・・・良い話じゃねぇか

イチャイチャ系見ても何とも思わないのに、こういう友情系がガチで心痛いんだけど何でなんだぜ？

>>45
イチャイチャはファンタジーすぎるからじゃね？

上条さん出てきて俺歓喜

禁書２期ﾏﾀﾞｰ？
ﾏﾀﾞｰ？

佐天「サプライズって？え？」

初春「ほら、ぼぉっとしてないで座ってください」

佐天「や、いまいち状況が…」

美琴「つまり、みんなで過ごすクリスマスが一番楽しいってことよ！」

黒子「まぁ、あのドッキリは少し悪ふざけが過ぎたと思いますが…」

佐天「は、ははは、はっはっはっ！いやぁ、まんまと騙されました」

佐天(…ってことは観覧車のやり取りも全部ドッキリか)

美琴「全く、急すぎんのよね、観覧車降りてすぐだったのよ？しかも説明が『例の殿方が近くにいるはずだから追ってくださいまし』って適当すぎんのよ」

佐天「え？」

サテンさんには憂鬱が似合う

ＫＪさんは食傷気味なので、ガチ百合万歳です

初春ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

これはさてんさんがかわいそうです

美琴「そういうのはもっと事前に打ち合わせとくべきでしょ？」

黒子「と言われましても。随分前から打ち合わせていたつもりでしたのに、ねぇ？」

初春「えぇ、成功してよかったです」

美琴「………え？」

黒子「変だとは思いませんの？あそこにあの殿方がいらしたんですよ？」

美琴「も、もしかして、ずっと私と佐天さん見てた？」

黒子「後ろから」ﾆｺｯ

美琴「………///」

黒子「い、痛いんですのぉ………」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ

佐天「あはは」

初春「それにしてもほんとのカップルみたいでしたよぉ」

佐天「………」ﾄﾞｷｯ

美琴「もぉ、その話はおしまい！さ、コンビニでも行って食料調達してきましょ！門限なんてもうどうでもいいわ！」

黒子「こんな日くらいあの寮監も許してくれたら嬉しいんですの」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

佐天(クリスマスなんて…とか思っちゃったりしたけど)

佐天(捨てたもんじゃないわね)

佐天(これも友達のおかげ、か………)

佐天「………ふふっ」ﾆｺｯ

初春「えへっ、えへへへへ」ﾆｺｯ








後日、無断外泊した美琴と黒子には想像を絶する罰が待ち受けていました


　　　　　　　　　　〜ｆｉｎ〜

左天さんかわいそす

こういう話を待っていた乙！

ああ

乙です

こういうのも…いいなぁ

ささやかでいいネ
乙

乙

これで終わりです

とても短くなりましたが、お付き合いしていただきありがとうございました！



えぇ、もちろん明日はなんの予定もないです

ちょうど終わってしまった…
>>1乙

甚だ乙！

乙

乙！

>>1乙
よかったわ
そして何故か泣けてくるわ

KJさん分が足りない

>>68

同意
やっぱり上条がいないと何か物足りない

上条×佐天を書いてくれたら僕が狂喜します保守

聖夜のちょっといい話

乙ー。中々ほっこりしかしなんだろガチで心痛い。

俺はＫＪさん好きじゃないから良かったぜ

インターセプトさんはまだかよ

乙なり

上条×佐天のイチャイチャはまだか！！！

彼女はもちろん友達もいない　バイトの集まりもサークルのクリスマス会も呼ばれなかったおれへの嫌がらせＳＳ乙

保守ですの

乙

棋士の佐藤天彦かと思ったぞ＞佐天

保守