【ボーナス減額で】毎日新聞抗議活動2ch本部287【靴も買えず】

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874以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
変態は説明で満足するそうです

余録:民主党予算要望
ttp://mainichi.jp/select/opinion/yoroku/news/20091218k0000m070139000c.html

哲学者のソクラテスには時おり「神霊の声(ダイモニオン)」が聞こえたという言い伝えがある。
それは彼に天命を教えてくれるのだが、なぜかいつもやろうとすることを止めるのだ。友人から
何かの計画を相談された時にも聞こえることがあるが、やはり中止の勧告だ

▲「ギリシア奇談集」(岩波文庫)にある話で、声にそむいて失敗した例も書かれている。「止
める声」の霊験あらたかというわけだ。では民主党のマニフェストに書かれたガソリン税などの
暫定税率撤廃を止めさせ、子ども手当に所得制限を設けよと命じたのはどんな声だろうか

▲それがびっくり、「全国民からの要望」だという民主党の来年度予算編成への重点要望である。
はて、つい先日「国民」はマニフェストを実行するという民主党に政権を委ねたのでは−−などと
戸惑うようでは政治知らずということらしい

▲何でもこの「止める声」、財源不足で予算編成に苦慮している鳩山由紀夫首相にはまさに渡りに
船という。政府と民主党の会合で「声」を伝えた小沢一郎幹事長に対し、首相は「国民の思いはその
通りと思う」「ありがたい」と繰り返した

▲マニフェストとて実際に政権をとれば、できぬことも、すべきでないこともあろう。だが何の前触れ
もなく突然、公約の当事者である党からその改変を求める声が「国民」を名のって出たのだ。「私は
聞いてない」と言いたい国民もいよう

▲過去の官僚と族議員による不透明な政策調整への不満が生んだ政権交代である。まさかその代
わりがあらゆる利害を一人で代弁できる幹事長の剛腕というわけではあるまい。全国民の代弁は要
らないから、全国民への説明がほしい。