レベッカ宮本「今日は皆さんに殺し合いをしてもらいます」
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
姫子「な、何言ってるのベッキー!?」
玲「そ、そうだぞ、ベッキー。いくら何でも言っていい冗談ってものが……」
ドサッ!!
ジジイが早乙女先生の死体を、投げ捨てた。
ジジイ「……これでいいかの? 宮本先生」
ベッキー「先生の言うことをきかない人間は嫌いだ。こんな風になりたくなければ殺し合うんだ」
後任せた
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/08(火) 16:17:47.08 ID:7SEXnahL0
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3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/08(火) 16:21:00.10 ID:i8LsZILZ0
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4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/08(火) 16:34:30.51 ID:b9n8GF7K0
最近ぱにぽにだっしゅ見始めたから期待してたのに
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/08(火) 16:42:31.91 ID:1E4RhA3a0
一人、また一人と教室から生徒が出て行く。
ある者は泣きながら、ある者は渡された武器を握り締めて……。
と、さりげなく姫子の机に小さな紙が置かれる。
先に教室を出て行きかけていた玲が、振り向きざまに意味ありげな視線を姫子に送る。
姫子(……玲ちゃん? これはもしかして、待ち合わせて共闘しようってことカナ?)
姫子が紙を開くと、予想通り、島のある地点が記されていた。
姫子(魔女の異名を持つ玲ちゃんと組めば、100人力だよ! これはもうバトロワ余裕ですな♪)
やがて、姫子の名前が呼ばれ、彼女は教室を出る。
姫子(うう、どうしよう……とりあえず、いつものグループと合流したいカナ。
玲ちゃんそのへんはどうしてるんだろう? くるみや一条さんたちは先に行ったはずだけど)
と、そこでブンブンと頭を振る。
姫子(私たちの桃月で殺し合いなんてダメだよっ……ってこれはどう見ても死亡フラグだよね。
つっても、他と比べてかなりなぁなぁな学校だし、そんな気にすることないかもしれないカナ!)
姫子は校舎から出た。
暗い森で囲われているので、どこから襲われてもおかしくないだろう。
いや、既に犠牲者が彼女の足元に転がっていた。
姫子(マホォーーーーっ!! くっ、くるみちゃんが死んでるっ!!)
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/08(火) 17:10:30.96 ID:1E4RhA3a0
くるみは頭頂部後方から、2本の棒が生えていた。
いや違う。
くるみの頭にボウガンの矢が刺さっていた。
姫子「マホォーーーーっ!! くるみちゃん! くるみちゃん!」
彼女は頭をいやいやと振って、後ずさった。
姫子(嘘だ……嘘だよ、くるみちゃんが死ぬなんて。いつもみたくはいドッキリでしたーってオチがあるはず……)
…………。当然だが、返事はない。
姫子「く……るみちゃん……」
少女はたどたどしく、死体に近寄る。
と、その時だ。
パァーーンッ!!
弾丸が校舎の2階あたりに撃ち込まれる。
ズーラ「ニゲロ、ヒメコーー!!」
姫子「マフォっ?! ってあれはズーラ!? 逃げろって何カナーーっ!?」
姫子から見て右奥の木々の間から、ズーラがコルト・ピースメーカーを構えているのが見えた。
ズーラ「ウエダ、ヒメコーー!!」
姫子「マホッ?」
バンッ!
地面に、くるみの頭から生えていたものと、同じものが突き刺さった。
そして姫子の上、出口の雨よけの上に、キャッチャーがボウガンを構えているのが見えた。
キャッチャー「チッ! ボールか!」
バァーンッ! バァーンッ!
ズーラが続けざまに、キャッチャーに向かってピースメーカーを撃ち込む。
ズーラ「イマノウチダヒメコォーッ!! ハヤクハヤクッ!?」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/08(火) 17:11:08.33 ID:Vap2v5kZ0
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/08(火) 17:11:42.62 ID:b9n8GF7K0
私怨
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/08(火) 17:14:37.40 ID:Imr3guIaO
脳内再生率が凄い
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/08(火) 17:23:09.53 ID:X4h1o1C5O
姫子視点は当たりだ
続けろ
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/08(火) 18:14:10.48 ID:1E4RhA3a0
姫子「そ、そんなこと言われても無理カナーーっ!?」
彼女がそう言ったのも無理はない。2メートルにも満たない頭上にキャッチャーがいるのだ。
ズーラ「ダイジョブヒメコ! イイカラハシレ!」
バァーンッ!
ズーラはさらに、キャッチャーに向けてピースメーカーを発射した。
弾丸は、キャッチャーから大きく外れて校舎の壁に着弾した。
キャッチャーは身を屈めて、反撃の機会を窺っている。
ズーラ「コレデイイッ! イマノウチッ! ハヤクハシレ、ヒメコ!」
バァーンッ!
ズーラが放った弾丸は、虚しく校舎に弾痕を残す。実はこれはズーラの意思通りだ。
彼女はそもそもこの距離から、ピースメーカーが当たると思ってはいない。
むしろ姫子に誤射してしまう可能性を恐れていた。
ズーラ(イマナラキャッチャーノチュウイハ、コッチニムイテルッ! ナニシテルンダ、ヒメコ! ニゲルナラ、イマガチャンスナンダ!)
彼女の思っている通り、キャッチャーは身を屈め、応戦にのみ神経を集中している。
姫子が走って逃げたとしても、わざわざ自分の身を危険に晒してまで、狙撃する可能性は低いと言える。
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
しかし、当の姫子はそんなことを知るよしもなかった。
姫子(マホーーっ! こんなの絶対無理っしょ!? 無理無理無理っ!校舎から出たところでズドン! だよ)
姫子「ズーラっ、助けてーーっ!」
ズーラ「イイカラハシレ、ヒメコッ!」
姫子「出たら死ぬじゃんっ!?」
バンッ!
バァーンッ!
ズーラ「ッ!」
応戦しつつ、ズーラは色々なものをあきらめた。言い方を変えれば、取捨選択。思考の基本。
あの様子では姫子が自力で、こちらに走ってくるのは無理。ならばこうしてちまちま援護していても、弾の無駄だ。
ズーラは空になった弾倉に、弾丸を装填する。
ズーラ(……ワタシニデキルカ? チガウ、ヤルンダ! クルミノヨウナギセイシャヲ、ニドトダサナイタメニモッ!)
ドスッ! と言う残酷な音。
ボウガンの矢が、ズーラの身を隠していた木に突き刺さる。狙いがどんどんと正確になってきている。
しかしそこで、何を思ったか、ズーラは校舎に向かって、スタートダッシュを決める!
ピースメーカーを乱射しながら、彼女は疾走していく!
キャッチャー「なっ!? 馬鹿か、あいつは!?」
キャッチャー(だが飛んで火にいる夏の虫! デッドボールで退場してもらおうかねっ?!)
そして、再びボウガンを構える。
キャッチャー「ごがっ!! ……ぅぐぅっーーっがあぁっ!!」
構えて、倒れた。
キャッチャー自慢の肩に、穴が開いてた。