与良の与太話
ちょっとだけアリバイ作りに入り始めた?w
発信箱:会った、会わない=与良正男(論説室)
ttp://mainichi.jp/select/opinion/hasshinbako/news/20091210k0000m070134000c.html 一方は「会った」と言い、もう一方は「会っていない」と否定する。政治の取材ではよくあることだ。
ただし、政権与党のトップとナンバー2がそんな関係にあるとなるとこれは尋常ではない。もちろん、
鳩山由紀夫首相と小沢一郎民主党幹事長の話だ。
4日夜の首相公邸での会談を小沢氏は会見で否定し、首相は「お会いしました」と認めたそうだ。
首相は米軍普天間飛行場の移設問題や連立運営などに関し、小沢氏が何を考えているか不安
だったから会談を申し入れたと思われる。
小沢氏にいつの間にか、はしごを外されるのを恐れたと言い換えてもいい。
だが、そもそも2人が会った、会わないがニュースになること自体、おかしな状況というべきではな
いか。首相はかなり昔から携帯電話を多用する政治家だったが、小沢氏とは電話で話が通じる関係
ではないのだろう。日ごろ、いかに意思疎通ができていないかを物語っている。
政策は首相、国会と選挙は小沢氏。役割分担といえば聞こえはいいが、今の状態を「政府・与党の
一元化」とは言わない。頻繁に会って意見交換すればいいだけの話であり、それができないのが、
この政権の最大のアキレスけんのように思える。
小沢氏は内緒の会談だった以上、最後まで否定するのが政治家の信義だと考えているのかもしれない。
でも、何も語らぬことが、これまでどれだけ要らぬ憶測を呼び、疑心暗鬼を招いてきたことか。
事業仕分けが国民の支持を集めたのは作業を包み隠さず公開にしたからではないか。今の政治のキー
ワードは「オープン」。多くの人は密談と聞くだけで「古くさい政治」と感じてしまうはずだ。