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以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
先生「それじゃ、今日の図工は工作です! みなさん、思い思いの作品を作って下さい!」
ジョンは少し考えて、隣のメアリーに話し掛けた。
ジョン「怖い話聞かせてあげようか?」
メアリー「いいね! 聞かせて聞かせて!」ジョン「俺、昨日部屋にいて、のんびりしてたのよ。
そしたら、今から行くから…って電話がかかって来たんだ。
そんときはもう真夜中で、俺もう怖くて布団に入って震えてたんだ。
そしたら、ピンポンって聞こえるの!
もうガクガクして、無視して寝たんだ…30分くらいしたかな、
気になって眠れなくてずっと起きてたんだ…そしたら、暗闇に誰か立ってるんだよ!
俺、そこで気失って気付いたら朝だったんだ…」
メアリー「え〜! 怖い…」
メアリーは少し震えていた。するとジョンが言った。
ジョン「実は嘘なんだ!(笑)」
メアリー「え〜! ひどい…」
ジョン「気絶したのは本当だけどね」
メアリー「なんで?」
ジョン「今から行くからって電話したのも、ピンポン鳴らしたのも、
部屋にいたのも全部うちの母さんだったんだ! 俺の勘違い! はは…怖かったかぁ〜」
得意気に言うジョンを見て、メアリーは呆れた。
そこに、先生が来た。
先生「あなたたち! 雑談してないで工作をしなさい!」
ジョンはニヤニヤしながらメアリーを見て言った。
ジョン『もうできたよ。な、メアリー!』