*(‘‘)*ふたりは!ディスガイザーのようですl从・∀・ノ!リ人
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
代理
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 19:02:40.59 ID:jsvwC+o50
なぜか書き込みが反映されません
>>1代理ありがとうございます
【注意!】
・萌えない
・ほんのちょっぴり、グロいかもしれない
・でも今日はそんな事ないかもしれません
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 19:05:00.15 ID:jsvwC+o50
URLが貼れないようです
くるくる川 ゚ -゚) 様がまとめてくださっています
ありがとうございます
-----------------------×8--キ-リ-ト-リ--------------------------
↑で視点が変わります
【適当なあらすじ】
〃'´⌒` ヽ カタカタ
〆i i((リノ))〉/ ̄ ̄ ̄ ̄/ 『5レンジャーや仮面ライダーは
l从*・∀・ノ./ FMV ./__ 敵を倒した後はどうなるのじゃ?』っと、
 ̄\つ\./____/
〃'´⌒` ヽ リアルな話するとたぶん政府側に消される
〆i i((リノ))〉/ ̄ ̄ ̄ ̄/ あれほどのパワー持った個人が野放しとか危なすぎるし
l从 ;゚д゚ノ./ FMV ./__ ましてそれが政府側にたてついてきたら最悪のテロが発生する
 ̄\つ\./____/ 放っておいたら国どころか、正義の味方で地球がヤバイ
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 19:08:04.63 ID:jsvwC+o50
【登場人物紹介】 ()内は年齢です レンジャー達の年齢は(体の年齢/本当の年齢)で書いています
*(‘‘)* 沢近ヘリカル (9)
主人公その1。わりと毒舌ですよ。ブルーとは仲が悪い?
l从・∀・ノ!リ人 流石妹者 (9)
主人公その2。わりと泣き虫。今日はでばんがないのじゃー。
( ><) 沢近ビロード (36)
ヘリカルの父。ブルーの実の兄。弟は死んだと思ってるんです。
(*‘ω‘ *) 沢近ちんぽっぽ (36)
ヘリカルの母。まだまだ若いっぽ! 巨乳っぽ! ぼいんっ!
( ゚∀゚ ) レッド (21/26)
全身から刃物を出せる元レンジャーその1。アヒャヒャー。
( <●><●>) ブルー/沢近ワカッテマス (19/24)
思考を読んだりできる元レンジャーその2。予知もできます。
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 19:11:13.63 ID:jsvwC+o50
家の中に入って、夜ご飯を食べて。やっと。
妹者ちゃんと一緒に小学校から帰ってきてから、半日もたっていない事を思い出した。
今日だけで精神的にずいぶん鍛え上げられた気がする。
そういえば頼まれていたお風呂掃除をしていなかった。
ママに謝ろうと声をかける。
(*‘ω‘ *)「お風呂? ちゃんとキレイになってたっぽよー。
お手伝いしてくれて偉いっぽね、ヘリカル」
はて。
掃除などする間もなく、眉毛ヤローがやってきたはずだ。
首を捻っていると、脳裏に場違いなウインクをかます赤マフラーが思い浮かぶ。
レッドが風呂を洗っていったのだろう。
変な空き巣だ。つくづく。
食後にリビングのソファに寝転がっていると、パパが何かを持って2階から下りてきた。
小さなアルバムだった。
-----------------------×8--キ-リ-ト-リ--------------------------
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 19:15:47.68 ID:jsvwC+o50
*(‘‘)*ふたりは!ディスガイザーのようですl从・∀・ノ!リ人
第5話 「思」
7 :
アリア ◆ARIA2O97s. :2009/11/25(水) 19:18:52.98 ID:NPiuI30TO
⌒*(・ω・)*⌒
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 19:19:20.44 ID:jsvwC+o50
5年前の秋。
『昆虫』の出現から、3ヶ月がたった頃か。
私はちょうど、入学から半年の大学生活になじんできた頃だったと思う。
その日、1人暮らしのアパート近くの実家から、帰ってくるように電話があった。
『たまにはお兄ちゃん達に会いに来るんです!
一緒にご飯食べるんです! 良いお肉もらったから、すき焼きですよー』
( <●><●>)「はいはい。すぐ行きますから」
実家には、兄夫婦が暮らしている。
12年上の兄は、どこか抜けているところがある人で、歳の離れた私と仲が良かった。
兄嫁は幼馴染で、小さい頃から姉のようにしたっていたから、別に遠慮もない。
どうせまた余った物は何かわけてくれるだろう。
私はそれに備え、少し大きめの手さげを持って出かけた。
外は、雨が降っていた。
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 19:24:21.23 ID:jsvwC+o50
( <●><●>)「こんにちは」
(*‘ω‘ *)「あ、ワカッテマスいらっしゃい。久しぶりっぽー」
実家の玄関を開けると、義姉がちょうど廊下を歩いていた。
お邪魔しますと言うと、お前の家だと笑われる。
母は町内会の旅行に行ったそうだ。
( <●><●>)「久しぶりって、6日前にも会いましたよね?」
(*‘ω‘ *)「あーそうだっぽねー。
この間までここにいたから、いないと静かなんだっぽ」
( <●><●>)「私はそんなに煩くしてるつもりはなかったのですが」
傘をたたんで靴を脱ぎ、廊下で立ち話をしていると、茶の間から姪がひょこりと顔を出した。
*(‘‘)*「あー。わかってますくんだぁー!」
( <●><●>)「こんにちはヘリカル」
( ><)「来ましたねワカッテマス君!
すき焼きに、まんまと釣られましたね!」
その後ろから、更に兄が顔を出す。
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 19:26:29.25 ID:qeinGg8B0
支援
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 19:27:12.71 ID:jsvwC+o50
兄が私を『ワカッテマス君』と呼ぶので、姪もそのように呼ぶ。
叔父さん、と呼ばれるよりはマシかもしれないが。
まだギリギリ10代なのである。
( <●><●>)「そもそも兄さんが呼びつけたんでしょう」
( ><)「でもすき焼きに釣られたんでしょう!」
*(‘‘)*「つぁれたんでしょー!」
( <●><●>)「あーはいはい。それで良いですよ。
釣られました、釣られました」
適当にあしらって、コートを脱ぎ、こたつに入る。
義姉がお茶を出してくれた。
兄と姪は勝ちほこったように歓声を上げ、じゃれ合っている。
(*‘ω‘ *)「ビロードは実はヘリカルと同い年なんじゃないかと
最近疑ってるんだっぽ……」
( <●><●>)「そうですね……精神的にはね。
職業病じゃないでしょうか?」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 19:30:04.33 ID:jsvwC+o50
兄は絵本や童話の挿絵を描く職に就いている。
在宅で仕事をするので、近所の人には無職だと思われているらしい。
挿絵を手がけた本を何冊か読んだが、いかにも兄らしいような
細い線と水彩で、精密ながらも暖かい絵だった。
手を伸ばして、テレビをつける。
昼間のニュースでは、また『昆虫』の出没情報。
それから『昆虫』の媒介する病原菌についての特集。
被害者の遺族のインタビュー。
いつTVを点けてもこの話題だ。
そして、とうとう試用された政府が開発した戦闘用ロボットの成果が報道されていた。
『当初試用されたN-1号機から9号機までは
今回の駆除の際、残っていた2号機を最後に、全機故障となりました。
しかし、10月始めから運用され始めた最新機である
R-レッド型は、2週間の間で確認されているだけでも9匹の『昆虫』を駆除する事に成功しました。
この機体はRシリーズの先駆けとなるものであり、
引き続き、Rシリーズの機体は開発予定の目処が立っているという情報もあり、今後の活躍に、期待が出来そうです』
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 19:33:14.88 ID:jsvwC+o50
ブラウン管の中では、家庭用のハンディカムで撮影されたらしい、荒い映像VTR。
その中で、鼻にあたる部分から下を防護マスクで覆い、バイザー状のアイシールドをつけた
黒ずくめの機体が、大きな『昆虫』を駆除していた。
頭髪が真っ赤な色なのが、特徴らしい。何のためなのか、わからないが。
機体の各部から大きく張り出した金属が『昆虫』の身体を寸断する。
( <●><●>)「これって、違憲じゃないんでしょうか……」
(*‘ω‘ *)「まあ、自衛に使ってるから良いんじゃないかっぽ」
ハンディカムのノイズ混じりの映像がぷつりと途切れ、紅葉の情報に切り替わった。
非常時にもかかわらず、国民は皆のんきなのである。
私も、例外ではなかった。
大体、この国において、愛国心に満ちた者など、そうそういるものではない。
遠くで得体の知れない何かが暴れていても、近寄らなければそれでいいと思ってしまう。
あるいは、日常生活を続ける事で、現実から逃避しているのかもしれないが。
こたつで蜜柑を剥いて、白い筋を丁寧にとっては、姪にぱくりと奪われる。
おだやかな時間を過ごす内に、国家的な危機など忘れてしまうのだ。
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 19:36:49.04 ID:jsvwC+o50
-----------------------×8--キ-リ-ト-リ--------------------------
パパが広げたアルバムを、私は横からのぞき込んだ。
若い頃のパパとママの写真。
もう亡くなったおじいちゃんとおばあちゃんの写真。
私が小学校に入学した時の写真。
( ><)「ほら、これ」
パパが指さしたのは、5年前のお正月、初詣に行った時の写真だった。
写真館で撮られた物ではなく、神社の参道が写っている。
赤い着物を着た小さい頃の私。
それを抱き上げているのは、今とそう変わりないブルーだった。
先ほど目にしたばかりの、近所の進学校の制服を着て。
違いと言えば、髪型くらいだ。
*(;‘‘)*「げっ!」
(;><)「げっ、て……小さい頃はなついてたのに。
本当に忘れちゃったんですか?」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 19:40:24.07 ID:jsvwC+o50
写真の中の私は、あのいけ好かない低身長の男にしがみ付いている。
にっこにこである。
*(;‘‘)*「はなれろ私ー!」
(;><)「ママー! ヘリカルがおかしいんですー!」
(*‘ω‘ *)「あーはいはい。どうしたっぽ?」
( ><)「ワカッテマス君の事覚えてないって」
パパの言葉に、ママは変な声を出した。
私の顔を両手で包み込む。
(*‘ω‘ *)「えぇー? あんなに遊んでもらったのに?
ワカッテマスのお葬式の時も大泣きしてたの、覚えてないっぽ?」
*(;‘‘)*「えぅ……おそーしき?
おばーちゃんのしか、おぼえてない、です」
夫婦して顔を見合わせている。
そんなにコイツを覚えていない事がおかしいのだろうか?
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 19:43:46.79 ID:jsvwC+o50
(*‘ω‘ *)「だって、ヘリカル大変だったんだっぽよ?
『もうワカッテマスには会えないんだよ、お星さまになったんだよ』って説明しても
『じゃあヘリカルもお星さまになる』って聞かなくって」
*(‘‘)*「あとおいせんげんじゃないですか……」
まさか、自分がそんなアホみたいな事でお星さまになろうとしていたとは。
ならなくて良かった。
ブルーは憎憎しい奴だし。その前に、まだ生きているじゃないか。
*(‘‘)*「あの、そのわかってます? って人は何で死んだんですか?」
( ><)「病気ですよ」
パパが私の頭を優しく撫でてくれる。
*(‘‘)*「病気?」
( ><)「そう。えーと、『昆虫』の事は? 覚えてますか?」
*(‘‘)*「うん。学校でも習った」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 19:46:09.06 ID:jsvwC+o50
( ><)「その『昆虫』は、病気の素を、持ってたんです。
ワカッテマス君は、車にはねられて……あ、交通事故にあったんですけどね
その時の傷から、病気の素が入ってしまったんですって」
(*‘ω‘ *)「絶対に治療できない病気だったんだっぽ。
酷い死に方になるし、感染すると危険だって、言われたんだっぽ」
高岡が言っていたやり方である。
レンジャーやライダー。その前に造られた兵士も。
『昆虫』の病気に感染して死んだ事にした。そう言っていた。
( ><)「だからね、ワカッテマス君は、救急車に乗っていって。
その後、一度も会えなくて。……お骨で帰って来たんですよ?」
(*‘ω‘ *)「死んだ気がしないっぽね。正直」
こんなに身近に被害者が居たとは。
私はどうしてブルーの事を覚えていないんだろう?
*(‘‘)*「どんな人だったです?」
( ><)「うーん、真面目っていうか……ガンコっていうか。
あっ! シイタケと納豆がキライでした!」
パパは、つくづく間抜けである。
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 19:47:19.97 ID:gOIyRKbIO
支援
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 19:50:04.43 ID:jsvwC+o50
(*‘ω‘ *)「いや、そうじゃないだろっぽ。
そうっぽね、チェスが得意だったっぽね?」
*(‘‘)*「ちぇす? あの、白と黒の、アレ?」
( ><)「そーでしたねぇ。ジュニア大会のカップがどこかにありました」
大会のカップ。それは意外と、すごいのでは?
聞けば、高校チェスオリンピックに出場できたのを、一身上の都合で辞退したらしい。
辞退の理由は『出場期間中に歯医者と眼科の予約がある』。
学校側が大会本部に提出した辞退理由はでっちあげで、本心はそれだったという。
*(‘‘)*「……ようするに、バカなんですね?」
( ><)「チェスは相当な頭脳戦な筈なんですけど。
それ以外は……天然、というか……」
ごにょごにょと言葉尻をにごす。
天然の一言には失笑したが、パパの弟ならそういう事もあるのかも。
パパにそんな事言われたらワカッテマスも浮かばれない、とママが笑っていた。
浮かばれても、困ると思う。
-----------------------×8--キ-リ-ト-リ--------------------------
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 19:53:15.03 ID:jsvwC+o50
夕飯のすき焼きは、兄の宣言どおり、とても美味しかった。
食後しばらく姪の相手をして、オセロなどしているうちに、TVでは9時のニュースが始まった。
手加減したのに、私の黒1色で染められてしまったオセロ盤を閉じる。
コートと荷物をたぐり寄せると、義姉が目ざとく見つけて、声を掛けてきた。
(*‘ω‘ *)「あれ、もう帰るっぽ?」
( <●><●>)「もうって……9時ですよ?
ヘリカルは何時まで起きているんですか」
*(‘‘)*「まだ9じ、だもんー。
わかってますくんは、こどもだなー!」
子供が言っても微笑ましいだけだ。
とにかく私はコートをはおり、靴をはいた。
肌寒い玄関。靴底がひんやりと冷たい。
( ><)「外は暗いから、夜道に気をつけるんですよー?」
(;<●><●>)「女の子じゃないんですから。
大丈夫ですよ」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 19:56:21.01 ID:jsvwC+o50
*(‘‘)*「ばいばーい。
またかえってきてねー!」
( <●><●>)「はい。おやすみなさい」
玄関まで送ってくれた3人に手をふった。
雨はまだ降っている。
傘を差し、1人でのんびりと帰路に着く。
今夜は雨の所為か、少し暖かい気がした。
雨音に混じり、ふと、背後から足音が聞こえる。
「失礼」
( <●><●>)「はい?」
「沢近ワカッテマスさんですか?」
見ず知らずの、男性。
傘の暗がりに居るので、顔はよく見えない。
( <●><●>)「? ええ。そうですが……」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 19:56:45.30 ID:xIuBkw23O
支援
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 19:59:08.35 ID:jsvwC+o50
そう、答えた時だった。
視界の端から、まぶしい何かが、エンジン音とともにやってきた。
(;<●> ― )「あ?」
まぶしさに目をつぶり、急ブレーキの音を聞いた。
そして、左半身に、軽く。
乗用車のバンパーが当たる。
本当に、よろけて転ぶ程度の物だった。
雨の日のアスファルトに倒れたまま、運転手に声を掛けようと口を開けた瞬間。
ばちんと。
首筋から何かが体中を駆け巡った。
「よし、こいつだ」
「早く搬送車を呼べ」
「ちゃんと気絶してるか?」
「目撃者が来る前に、血液をまいておけよ」
「あとは、車の細工だな。まぁそっちは工作班が来るから、大丈夫……」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:04:19.46 ID:jsvwC+o50
ぼそぼそ聞こえる声が、段々小さくなる。
顔に当たる雨粒が冷たい。
地面に転がる傘が揺れている。
ああ、このコート、気に入ってたのに。ぬれてしまったなぁ……
その後は、もう分からない。
覚えているのは、断続的な、電子音。
機械の動く音。
湿った粘着音と、金属が擦れる音。
沢山の人が機械的に働き、動く声。
そして、まぶしい光の中、切れ切れに聞こえた会話。
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:06:46.63 ID:9VqRIPjF0
支援
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:07:27.52 ID:jsvwC+o50
『先生、もう13時間執刀していますよ。
そろそろお休みになってください』
『ふふ……私以外に、こんな手術できる人、いたかな?
あ、汗お願い』
『ハイ。それは、いませんけれど』
『大丈夫。私は仕事が大好きなの。
疲れなんて感じないよ。……ドレーン』
『ハイ。でも……』
『だぁめよぅ。クー姉さまにそんな事言っても。
もう、病気みたいなものなんだものー』
『キュート、今日デザート取り上げだから』
『えー! ひどぉいー!』
後から知った。
この会話はどうやら私の眼球と視神経をほじくり出しながら、されたものだったらしい。
忌々しいにも程がある。
その上、この会話の主の1人と、私は今現在行動を共にしている。
因果なものだ。
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:10:20.82 ID:jsvwC+o50
そして。
次に目覚めた時、私は天井の低い、カラの水槽のようなものの中だった。
よくTVドラマに出てくる病衣のような。
簡単な青緑の服を着せられていた。
腕には点滴チューブが1本取り付けられている。
チューブの先は低い天井に吸い込まれている。
病院だろうか?
しかし、それにしては部屋が不自然すぎた。
5m四方程度の、がらんとした空間。
低すぎる天井も、ぶ厚い壁も、透明な材質だ。
そのはるか向こうに、更にコンクリート壁が見える。
くるりと見回すと、私はどうやらシーツをしいた床に、直接寝かされていたらしい。
起きようとしたが、身体は動かない。
やっとの事で、うめき声だけ、上げてみる。
室中に反響したその声に、天井の中央のスピーカーから、ぽーんと電子音が流れる。
『生存確認ーッ、と!
これより、監査対象R-ブルー、覚醒措置に入るぞっ』
嬉しそうな、女性の声。
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:13:18.95 ID:xIuBkw23O
支援仕る
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:13:33.33 ID:jsvwC+o50
その声と共に、天井に吸い込まれるようにして先が見えない点滴管に、異変が起きた。
青紫の、毒々しい液体。
それが管を通って、ゆるゆる下りてくる。
遅々とした速度で私の腕にめがけてやってくるそれが、ようやく体内にもぐりこんだ時だった。
どくん。
血管自体が不規則に脈動したような、気がした。
針が刺さった所から、ゆっくりと、身体の内外を引っくり返されているような。
(;<○><○>)「うぁ゛っ、あ、があ、あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁ……!?」
うめき声しか出せなかったはずなのに、叫び声が自然と喉から漏れる。
どくん、どくん。
不規則なうずきは、血管だけでない。
骨も、筋肉も。
身体の一部が、好き勝手バラバラな速度とタイミングで、沸騰したように中で暴れまわる。
そばの点滴管を注視すると、後ほんの少しで、青紫の液体がすべて投与されるところだった。
皮膚が総毛立っている。自分が吐いた空気の流れまでが、分かる。
悪夢のようだ。
目の前によくわからない文字列がザラザラと流れて行き。
私はまた気を失った。
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:16:26.31 ID:jsvwC+o50
ゆっくり目を開けても、周囲は先ほどの水槽部屋だった。
夢という訳では、なさそうだった。
またスピーカーからぽーんと音が流れる。
『お、R-ブルー、覚醒完了。
R-レッドを第1待機ルームに戻すぞー』
よく分からないアナウンスの中に『R-レッド』の単語があった。
政府の戦闘用ロボットの最新型。
その機体名が、何故出てくる?
ふらふらと、やっとの事で上体を起こす。
点滴管は取り除かれていた。
代わりに、首元に何かが。
金属製の丸っこい輪のような物が、手首と首にはめられている。
これは? 治療器具だろうか?
ぼうっと中空を眺めているうちに、部屋の隅にあったらしいハッチから、何かが入ってきた。
だるい身体をゆっくりと動かし、そちらを見る。
( ゚∀゚ )「あ、あ゛ー?」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:21:03.91 ID:jsvwC+o50
大柄な、若い男性だった。
医者には見えない。
首元と手首に、私のはめられているものと同じ、細い金属の輪。
ダブルのコートに、ロングブーツ、手袋も全部黒。
それも、見た事の無い材質で出来ている。
そして、最も異様な事に。
その髪は絵の具をそのまま塗りつけたような、毒々しいまでの赤だった。
断片的に捉えた視覚情報を脳が取り込み、ようやく1つの像を結ぶ。
R-レッド機? TVで見た、昆虫駆除用のロボットが、目の前にいる。
脳の奥で警鐘が響く。
( ゚∀゚ )「うぁあー、あーあー」
それが、声を出しているだけ、といった調子でうめく。
うめき声が耳に届いた。
同時に、何故か分からない文字列が目の前をよぎった。
( ゚∀゚ )「あうぁああ?」
『何だ、お前?』
(;<●><●>)「え、え?」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:24:01.56 ID:jsvwC+o50
( ゚∀゚ )「うわぁあう、あうぇ、ヒャああう、あー?」
『今日は、こいつを、壊せばいいのかな?』
機体からうめき声が上がるたびに、文字列は浮かび上がる。
( <●><●>)「あの、壊すって……」
( ゚∀゚ )「……あぁう? あ、ひゃひゃ」
『……おれに話しかけてるのかな?
何を言ってるかも、分からないクセに』
これは、こいつが考えている事なのだろうか?
( <●><●>)「何か、分かるんですけども。
これは貴方の頭の中とか、そんな訳、ないですよね?」
(; ゚∀゚ )「あーぅ?」
『こいつ、本当に何なんだ?壊して良い物? 疲れた。どうすればいい?
どうしてココに居る? あ、お腹すいた。病気? 手術の服。こわい。誰?
なんだ? ぜんぜんわかんない。何? 殺す? 壊す? 死? ご飯?』
混乱したような文字列。
配列も乱れていて、読みづらかった。
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:27:58.04 ID:jsvwC+o50
( <●><●>)「私も、よく、わかりません。
貴方は誰ですか? 本当に、R-レッド型?」
できるだけ静かにきくと、混乱した文字列がぴたりと増殖をやめた。
( ゚∀゚ )「うぁ? あひゃひゃ、あうぁぇ」
『なんだ、何か、知ってるのかな?
ここではおれは、そう呼ばれているけど。こいつも、ここの人かな?
アナウンスが説明してくれればいいのに、面倒臭いな』
( <●><●>)「アナウンス?」
単語を口に出すと、また電子音が響いた。
『呼んだかァ?』
(# ゚∀゚ )「あ゛ーう、あひゃひゃーぁあ゛あ゛!」
『早く状況を説明しやがれ、貧乳女!』
(;<●><●>)「ひんにゅう……」
『っ、おいテメェブルーこの野朗!
どこでその情報を仕入れた!』
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:31:49.35 ID:jsvwC+o50
急に怒り始めたアナウンスは、ブルー、と言った。
先ほどから、何度も耳にした言葉だ。
私の事を言っているらしい。
( <●><●>)「そういう風に、書いてあるんです」
『どこに?』
( <●><●>)「よく分かりません。
でも、読めるんです」
『ほーほー。こりゃ成功だなァ。
まあ、後の説明は他のモンがするわ』
(# ゚∀゚ )「うぁあー! あひゃひゃ、あうう?」
『だからこいつは何なんだ?
壊していいのか? 壊さないといけないのか?』
レッドがしびれを切らしたように騒ぎ、アナウンスは笑って、一旦切れた。
すぐに、新しい別の声がアナウンスを引き継ぐ。
『ブルー、貴方はこれから昆虫駆除用ロボット、R-ブルー機です。
新しい仕事と思って、心して任務をこなして下さい。
くわしい事はその辺にあるマニュアルを読んでおくように』
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:34:04.12 ID:jsvwC+o50
淡々とした、無機質な声。
焦って見渡すと、床に冊子がおいてあった。
取り上げて、読む。
まとめると、次のような事が書いてあった。
昆虫駆除用のロボットとして働く事。
武器や衣料品は支給される。
治療行為は特殊医療チームが行うが、ほとんど必要は無い。
すでに全身を特殊再生細胞に移行済みである。
昆虫駆除が終了した際、退職金が支払われる。
指示に従わない行動をした際は、首筋と両手首の金属輪から高圧電流を流す。
食事は12時間に1度。
駆除任務を行う時間帯は不定期……
黒い。
黒すぎる。
(;<●><●>)「うわ、何ですか。このラクガキは……」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:34:39.89 ID:MrSeDB6K0
しえ
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:37:34.31 ID:jsvwC+o50
『見ての通り。
日常生活に質問があるならば、能力を使ってレッドにききなさい。
ああ、駆除任務にもこれからは協力して参加してもらいます』
ふつりとアナウンスが途切れた。
レッドを振り返ると、しかめ面で首を傾げていた。
_,,
(; ゚∀゚ )「あうぅ、アヒャひゃー?」
『つまり、どういう事だ? お腹空いた。
お前はおれの考えてる事が、分かるのか? ご飯食べたい』
(;<●><●>)「そのようですね? お腹空いてるって事も、分かりますよ」
(; ゚∀゚ )「あひゃぅ、うううぁあ゛−、あひゃ?」
『え? それも、か? ……その上、一緒に駆除に行くって?
改造されたってことかぁ。かわいそうだな。ああ、飯まだかな?』
改造、という言葉に、断片的な記憶がよみがえる。
( <●><●>)「貴方はつまり、人間なのですか」
( ゚∀゚ )「あーぅうー」
『そうだよ』
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:41:16.80 ID:jsvwC+o50
( <●><●>)「その髪は? そんな色の髪をした人間なんて……
染めているんですか?」
( ゚∀゚ )「うぇああ、あひゃ。アヒャヒャー」
『何だかよくわかんないけど、薬を使われたら、こうなったんだ。
お前だって、髪、すごい色だよ』
すごい色、と言われて、前髪を摘み上げる。
気絶する前に見た、あの薬剤と同じ青紫色だった。
驚くことがありすぎて、逆に冷静になってくる。
しかし、身体はついてこないのか、心臓の鼓動は、いつもよりも大きい。
( <●><●>)「あれ、痛かったんですけれど」
( ゚∀゚ )「あひゃ、ひゃうう」
『おれも、すごく痛かった。
今はお腹空きすぎて腹痛い』
(;<●><●>)「……髪の色が変わっただけ?
このマニュアルに書いてある、特殊再生細胞とは?」
私は今でも、この時レッドにこうきいた自分を恨んでいる。
何故なら彼は、見たほうが早い、などと言いながら。
腕から突き出した刃物で、笑って私の右手の指全部を。いきなり切り落としたのだから。
39 :
>>37修正:2009/11/25(水) 20:42:59.46 ID:jsvwC+o50
『見ての通り。
日常生活に質問があるならば、能力を使ってレッドにききなさい。
ああ、駆除任務にもこれからは協力して参加してもらいます』
ふつりとアナウンスが途切れた。
レッドを振り返ると、しかめ面で首を傾げていた。
_,,
(; ゚∀゚ )「あうぅ、アヒャひゃー?」
『つまり、どういう事だ? お腹空いた。
お前はおれの考えてる事が、分かるのか? ご飯食べたい』
(;<●><●>)「そのようですね? お腹空いてるって事も、分かりますよ」
(; ゚∀゚ )「あひゃぅ、うううぁあ゛−、あひゃ?」
『え? それも、か? ……その上、一緒に駆除に行くって?
改造されたってことかぁ。かわいそうだな。ああ、飯まだかな?』
改造、という言葉に、断片的な記憶がよみがえる。
( <●><●>)「貴方はつまり、人間なのですか」
( ゚∀゚ )「あーぅうー」
『そうだよ』
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:44:59.10 ID:jsvwC+o50
-----------------------×8--キ-リ-ト-リ--------------------------
どうやら、あいつは本当に私の叔父であったらしい。
ママにお風呂に入ってもう寝なさいと言われ、自室に戻ってみる。
床にはランドセルが2つ。
*(‘‘)*「あ、妹者ちゃんの……」
(*‘ω‘ *)「どうしたっぽ?」
*(‘‘)*「妹者ちゃんのランドセル」
(*‘ω‘ *)「あら、こっちに置いて遊びに行ったんだっぽね。
明日返せばいいっぽ。もう遅いし、明日土曜日だっぽ?」
その言葉にうなずいて、私は床に放られていたランドセルをきちんと並べておいた。
明日になれば、高岡達が何か言ってくるかもしれない。
もしかすると夜のうちにレッドたちの気が変わって、私を殺しに来るかもしれない。
先のことなんて考えたくない。
*(‘‘)*「パパー、かみほどいてください」
( ><)「はいはい。ちょっと座ってほしいんです」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:48:33.47 ID:5ebo4jk00
支援
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:49:01.99 ID:jsvwC+o50
自分で解くと、髪がつれて痛むから、と。
ゆっくり髪をとかされながら。
( ><)「はい、これでいいんですー」
ノリ‘‘)ノ「ありがとぉ」
パジャマを持って、お風呂場へ行った。
服を脱ぐと、背中とわき腹の所に乾いた血が付いている。
レッドに抱き上げられた時にでも付いたのだろうか?
親に見つかっても困る。
風呂で軽く洗い流して、洗濯機の奥に突っ込んだ。
解いた髪を洗い、湯を張ったバスタブに身体を伸ばす。
高岡の研究室の、場違いなバスタブを思い出した。
連想ゲームのように、今日見た光景がダイジェスト再生。
浴室に、先ほど洗い流した血の臭いが、ほんの少し残っていた。
それを知覚した瞬間、私は急な吐き気をもよおした。
浴槽から身体を起こし、洗い場の排水溝に、食べたばかりだった夕食を吐き戻す。
ノリ;;)ノ「う、え゛っ! げほ、えぅ……っ」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:52:08.74 ID:jsvwC+o50
生理的に流れ出した涙をぬぐい、床をシャワーで流して。
ノリ‘‘)ノ「はぁー」
お湯につかった所為で、余計に重く感じる身体を持ち上げて。
暖かい浴室を出て、バスタオルを巻いた。
ぐしぐし、適当に水分をふき取って、パジャマを着る。
肩にかけたバスタオルの上に、肩口までの髪をたらし。
ちょっと重たいドライヤーとブラシを持ってリビングへ行く。
私の髪を乾かすのは、パパの仕事だった。
娘ができたら髪を整えてあげるのが夢だった、といつも言っていて、ていねいにやってくれる。
普通、こういうのはママの仕事だけど。
( ><)「はいできた。
もう寒い時期ですから、あったかくして寝るんですよ?」
ノリ‘‘)ノ「はーい。おやすみなさい」
(*‘ω‘ *)「おやすみーっぽ。ヘリカル」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:55:01.03 ID:jsvwC+o50
自分の部屋のドアを、ぱったりしめて。
少し考えた後、カーテンを開けて。
窓の鍵は、開けたままにしておいた。
レッドたちがもし来たら、すぐに入って来れるように。
殺しに来るなんて、ただの考えすぎ。
コレはおまじないみたいなものだ。
今日あった事は、本当に本当のことなんだろうか。
ピーターパンを待っている気分で、私はベッドに潜り込む。
ぐるぐる、思考の衛星は、脳の周りをまわる。
そうしていつの間にか、眠ってしまった。
-----------------------×8--キ-リ-ト-リ--------------------------
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:55:03.34 ID:73LSkJDgO
支援するさ
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:58:47.09 ID:jsvwC+o50
( <●> ― )「ん」
ぱちり。目を開ける。
見慣れた自分の部屋。5人で住んでいる、家。
研究所の床じゃ、ない。
懐かしくも、忌々しい夢を見てしまった。
頭痛は消えていた。
窓の外から、朝の冷たい日の光が差す。
ベッドから身体を起こそうとすると、左手が重い。
(; -∀- )「あうぅー……うー……」
レッドが、まるで臨終の人間を看取る人のように。
寝ていた私の左手をがっちり握り締めていた。
そのままベッドに突っ伏して眠っている。
見ると、足元にはイエローが丸くなっている。
右側のベッドの縁にはブラックの頭がもたれかかっていた。
ちょっと首を伸ばしてみると、ブラックの膝にはピンクの頭がちょんと乗っている。
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 21:01:33.52 ID:jsvwC+o50
皆して、ここに1晩中いたのだろうか?
馬鹿ばかりだなぁ。
そう思ったが、顔はしまりなくゆるんでしまった。
その時。
左手が、万力のような調子でギチリと締めつけられ。
(;<●><●>)「い゛ッ!?」
(; -∀- )「うぁ……う……ひゃうー……」
悪い夢でも見ているのか。
レッドがその強化された握力で、私の左手を更に強く握り締める。
指先の色がだんだん赤を通り越して、紫色になってきた。
(;<●><●>)「離しなさい、レッド、レーッド」
皆が眠っている手前、大声は出せない。
肩の辺りをそっと揺するが、彼はまったく反応してくれない。
うんうんと、うなされている。
左手の感覚は、もうとうに無くなっている。
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 21:04:01.00 ID:jsvwC+o50
(;<●><●>)「朝っぱらから、指がちぎれてしまいますよ!」
右手でゲンコツを作り、何度か強めに頭を叩く。
起きない。
左手を無理やり引き抜こうと、頑張ってみる。
抜けない。
こんな脱出ゲームがあってたまるか!
私は、最終手段を取る事にした。
枕を取って、レッドの顔面に、力一杯押し付ける。
むぐむぐ、むぐむぐ、くぐもったうめき声の後。
彼は急に私の手を開放して、枕をこっちに投げ返してきた。
(#`゚∀゚ )「あ゛ー!」
『気持ちよく寝てる奴に、何するんだ!』
(#<●><●>)「貴方うなされてたでしょう!
私の手が壊死する所でしたよ!」
(# ゚∀゚ )「ひゃあぁ、あう、アヒャヒャ!」
『意味分からん! お前こそ昨夜からずっーとうなされまくってたくせに!』
レッドの喧しい声に張り合っていると、残りの3人がもそもそと動き出した。
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 21:08:51.25 ID:jsvwC+o50
o川*゚うー~)o「うぅー。もぉ、何ー?」
【+∩】ゞ-)「あ、ブルー起きたのか」
( ~д~ )「まだ、ねむーいですーねぇ」
次々に欠伸をする。
もらい欠伸を1つして、私はおはようございます、と挨拶した。
( <●><●>)「すみません、起こしましたね」
(# ゚∀゚ )「あうあう。アヒャ」
『ブルーが煩いからだ。ばーか』
(#<●><●>)「バカって言う方がバーカ」
(# ゚∀゚ )「あひゃうーあっ」
『やーい小学生』
私とレッドの会話を見ていたイエローが間抜けな声を出した。
( ゚д゚ )「ブルー、能力戻ってるんじゃぁないでーすか!?」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 21:11:24.71 ID:jsvwC+o50
( <●><●>)「あ」
思わずレッドと顔を見る。
彼はにんやり笑い、私の頭をぐしぐしかき混ぜた。
(〃 ゚∀゚ )「あうあーひゃ!」
『な! 良かった、な!』
( <●><●>)「……はい」
全員が、ほっとしたような顔をしていた。
あはは、と笑った次の瞬間。
レッドの腹から、情けない音が鳴った。
( ゚∀゚ )「……アヒャ」
『お腹空いた』
( <●><●>)「昨日何も食べなかったんですか?」
o川*゚ー゚)o「それどころじゃなかったんじゃないー!
ブルーはうなされてて意識ないし! 心配で心配で、もぉ」
【+ 】ゞ゚)「そもそも、お前が晩ご飯までには戻ると言うから!
昨夜お前が倒れた後の大騒ぎを知らないから、そういう……」
( ゚д゚ )「朝ご飯食べましょーよ、朝ご飯」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 21:13:45.43 ID:xIuBkw23O
支援だ
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 21:14:31.69 ID:jsvwC+o50
わいわいとリビングに移動する。
そういえば、研究所の食事は、クソ不味い流動食だった。
あの頃から見れば、私達の今はとても恵まれているんだろう。
朝食の用意をして、炊飯器を開けながら。
私はそう思った。
味噌汁と、米のご飯と、卵焼きとお浸しと焼き鮭。
全員で食事を取る。
昔食わされていた、クソ不味い流動食なんかじゃない。
暖かい食卓。
私達は、いわゆる家族なのだろう。そう、思った。
第5話 「思」 おわり
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 21:15:57.61 ID:jsvwC+o50
おまけ
(見切り発車企画)
ごにんは! レンジャーのようです
【ちゅうい】
・てきとう だ!
・もしもしさんに やさしくない AAかいあくチラホラ!
・よまなくても ぜんぜん ししょうは ない!
【さんぎょうでわかるレンジャー】
かいぞうされたりも したけれど
かれらは げんきです
みんなで、いっしょに くらしています
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 21:19:01.74 ID:jsvwC+o50
【とうじょうじんぶつ】
( ゚∀゚ ) レッド
レンジャー1ごう。しゃべれないけど おしゃべりだ! たいおんは たかめ!
( <●><●>) ブルー
レンジャー2ごう。じぶんはツッコミだと おもっているぞ! おおきな まちがいだ!
( ゚д゚ ) イエロー
レンジャー3ごう。えっちなものに とっても よわい! カレーは もちろん だいすき!
o川*゚ー゚)o ピンク
レンジャー4号。上からB89・W59・H88。身長159cmのFカップ。
街で見かけたら通り過ぎた後でチラッと振り返ってしまうようなエロ可愛い系美人。
好きな人にはガンガンいこうぜ! でも気付いてもらえないのが悲しい。
下着はいつでも勝負下着! 夜寝るときはノーブラ派!
【+ 】ゞ゚) ブラック
レンジャー5ごう。あたまは いいほう だけど どんかんやろうだ! ブラックしね。
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 21:23:19.28 ID:jsvwC+o50
―会議室
_______________
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
【審議中】 || ||
|| 今日の議題 ||
|| 防護服について ||
|| ||
。 _||__________[三]_||_
【+ 】ゞ゚)/ └┬┬─────────‐┬┬┘
.(∪ つ ││
. `u-u' .┷┷ (∀゚ )
(ミo川*゚) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄⊂(( ̄ ̄)
( ̄ ̄)) つ ∬ ∬\|| ̄||
|| ̄||/ 匚P 匚P \ (<●> )
( ゚д) / ∬ ∬ ⊂ (( ̄ ̄)
( ̄ ̄)) つ 匚P 匚P \|| ̄||
|| ̄||/ \
56 :
>>55修正:2009/11/25(水) 21:25:23.52 ID:jsvwC+o50
―会議室
_______________
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
【審議中】 || ||
|| 今日の議題 ||
|| 防護服について ||
|| ||
。 _||__________[三]||_
【+ 】ゞ゚)/ └┬┬─────────―――┬┬┘
.(∪ つ ││
. `u-u' .┷┷ (∀゚ )
(ミo川*゚) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄⊂(( ̄ ̄)
( ̄ ̄)) つ ∬ ∬\|| ̄||
|| ̄||/ 匚P 匚P \ (<●> )
( ゚д) / ∬ ∬ ⊂ (( ̄ ̄)
( ̄ ̄)) つ 匚P 匚P \|| ̄||
|| ̄||/ \
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 21:25:44.78 ID:73LSkJDgO
しえしえ
58 :
これでどうだ! >>55修正:2009/11/25(水) 21:27:09.77 ID:jsvwC+o50
―会議室
_______________
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
【審議中】 || ||
|| 今日の議題 ||
|| 防護服について ||
|| ||
。 _||__________[三]_||_
【+ 】ゞ゚)/ └┬┬─────────-┬┬┘
.(∪ つ ││
. `u-u' . ┷┷ (∀゚ )
(ミo川*゚) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄⊂(( ̄ ̄)
( ̄ ̄)) つ ∬ ∬\|| ̄||
|| ̄||/ 匚P 匚P \ (<●> )
( ゚д) / ∬ ∬ ⊂ (( ̄ ̄)
( ̄ ̄)) つ 匚P 匚P \|| ̄||
|| ̄||/ \
59 :
これでズレたら放置(´・ω・`) >>55修正:2009/11/25(水) 21:31:14.24 ID:jsvwC+o50
―会議室
_______________
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
【審議中】 || ||
|| 今日の議題 ||
|| 防護服について ||
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【+ 】ゞ゚)/ └┬┬─────────――┬┬┘
.(∪ つ ││
. `u-u' . ┷┷ (∀゚ )
(ミo川*゚) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄⊂(( ̄ ̄)
( ̄ ̄)) つ ∬ ∬\|| ̄||
|| ̄||/ 匚P 匚P \ (<●> )
( ゚д) / ∬ ∬ ⊂ (( ̄ ̄)
( ̄ ̄)) つ 匚P 匚P \|| ̄||
|| ̄||/ \
60 :
(´゚ω゚`):2009/11/25(水) 21:32:37.14 ID:jsvwC+o50
【+; 】ゞ゚)「えー、もうgdgdのニオイがただよっているが、今日の会議を始めるぞ」
( <●><●>)「これもう家族会議の域ですよね?」
【+ 】ゞ゚)「まあ交流と報告には、良いだろう……
何か、連絡のある者から!」
o川*゚ー゚)o「はーいっ」
【+ 】ゞ゚)「はい、ピンク」
o川*゚ー゚)o「報告でっす! とうとうレッドの防護服の替えがなくなりましたぁ!」
(; ゚∀゚ )「あう」
( ゚д゚ )「まあ、あれだけ破けばねぇ?」
( <●><●>)「この2日だけで、2着ダメにしましたしね」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 21:33:47.27 ID:jsvwC+o50
【+ 】ゞ゚)「つくろったりできないか?」
o川*゚ー゚)o「針が通りませーん! 防護服だからっ!」
( ゚∀゚ )「アヒャ? あうう、アヒャヒャー」
( <●><●>)「そんなはずは無い。自分が切る時は一瞬でズタズタ。
……だそうです」
o川*゚ー゚)o「それはレッドの刃物が特別なんだよぅ!
能力で出したものだし、元から良い刃物だしね」
( ゚∀゚ )「あー」
o川*゚ー゚)o「しかも今回ブルーも1着ダメにしたよね!」
( <●><●>)「洗っても落ちませんでしたか、あれ」
o川*゚ー゚)o「全然落ちない! ベットベトのガッチガチ!
あの白い粘液しぶといわー」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 21:36:50.75 ID:jsvwC+o50
【+; 】ゞ゚)「何で出来ているんだ……」
( ゚д゚ )「一体何があったんですーかぁ」
( <●><●>)「まぁ、あのヒキコモリが作ったんでしょう。
確か特別な液体をかければ落ちる、とか」
( ゚∀゚ )「アヒャー、あうひゃ?」
( <●><●>)「あー。あの医師の近くにいた女性から。
思考が乱れて、読み取りにくかったんですけどね。
だから液体の種類なんかはわかりません」
( ゚д゚ )「いろいろかけてみましょーうか?
液体を」
o川*゚ー゚)o「そーだね。洗剤はダメだったからー。
漂白剤とか……調味料とかっ?」
(;<●><●>)「汚れた10円玉じゃないんですから、調味料はちょっと……」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 21:38:22.97 ID:808u2IHsO
支援
―会議室
________________
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
【審議中】 || ||
|| 今日の議題 ||
|| 防護服について ||
|| ||
。 _||_________[三]____||_
【+ 】ゞ゚)/ └┬┬─────────――┬┬┘
.(∪ つ ││
. `u-u' . ┷┷ (∀゚ )
(ミo川*゚) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄⊂(( ̄ ̄)
( ̄ ̄)) つ ∬ ∬\|| ̄||
|| ̄||/ 匚P 匚P \ (<●> )
( ゚д) / ∬ ∬ ⊂ (( ̄ ̄)
( ̄ ̄)) つ 匚P 匚P \|| ̄||
|| ̄||/ \
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 21:40:16.17 ID:jsvwC+o50
【+ 】ゞ゚)「まあ、とりあえずレッドには俺の防護服を貸す。
体格的には、それしかないだろう。まだ替えがたくさんあったしな」
(;´゚∀゚ )「あう、あひゃ」
【+ 】ゞ゚)「ただ、あまり破くなよ? 数は限られているから」
( ゚∀゚ )「あーうあう」
( <●><●>)「極力、コートを脱いでから刃物を出すことにする。ありがとう、だそうです」
【+ 】ゞ゚)「ああ。そうしてくれ」
o川*゚ー゚)o「じゃあ今からブルーのコートに様々な液体をぶっかける会議をしまぁーす!」
(;<●><●>)「遊ぶ気満々ですよね!?」
( `゚∀゚ )「あひゃう!」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 21:40:53.06 ID:xIuBkw23O
し
67 :
>>64 ありがとう!:2009/11/25(水) 21:43:18.48 ID:jsvwC+o50
o川*^ー゚)o「略して、ぶっかけ会議!」
(;<●><●>)「やめてください、その略し方は!」
( ゚∀゚ )「アヒャー」
o川*゚ー゚)o「掛けたいモノがある人は手を挙げて!」
( ゚д゚ )ノ「はい、はい! お酢!」
(;<●><●>)「いきなり調味料! 10円玉じゃないって言っているでしょう!」
【+ 】ゞ゚)ノ「はい。エタノール」
( <●><●>)「あ、あ。それは意外と、落ちそうですね……」
( ゚∀゚ )ノ「あう! アヒャヒャ!」
(;<○><○>)「な、納豆だと!? やめろ!
貴方は黙っていてください!」
68 :
Edit急遽導入:2009/11/25(水) 21:45:20.19 ID:jsvwC+o50
o川*゚ー゚)o「ふむふむ。やってみる価値はありそうね!
エタノールは掃除用のがどこかにあったはずだしー……」
〃〃 ∩ _, ,_
⊂⌒( <●><●>) < ヤダヤダ!
`ヽ_つ ⊂ノ
ジタバタ
_, ,_
〃〃(<●><●∩ < 調味料かけるのはヤダヤダヤダ
⊂ (
ヽ∩ つ ジタバタ
〃〃 ∩ _, ,_
⊂⌒( ゚つ<●>) < せめてエタノールだけじゃなきゃヤダー
`ヽ_ ノ ⊂ノ
ジタバタ
∩
⊂⌒( _, ,_) < 納豆だけは、納豆だけは……!
`ヽ_つ ⊂ノ
ヒック...ヒック...
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 21:48:34.85 ID:jsvwC+o50
∩
⊂⌒( ― <●>)゛ チラッ
`ヽ_つ ⊂ノ
o川*゚ー゚)o=3「しょうがないなぁ」
(*<●><●>)(計画通り……!)
o川*^ー^)o「じゃあ、エタノールから試してー
ダメだったら他のを試そうね!」
( <○><○>)(何が何だかわからない……)
o川*゚ー゚)o「換気必要かもだし、ベランダでやろっかー」
【+ 】ゞ゚)「タライ持って来る」
( ゚д゚ )「じゃあお酢と納豆とってきますー」
o川*゚ー゚)o「レッドはエタノールと、延長ホース探してね。
わたしシャンプーとかパイプ洗浄剤もってくるから」
【+ 】ゞ゚)「それは落ちそうだな」
( ゚∀゚ )「アヒャ!」
( <○><○>)
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 21:57:29.09 ID:oPyMWgbsO
時間変わるけども支援
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 21:58:22.89 ID:808u2IHsO
支援だ
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 22:00:10.14 ID:iN3hEuGM0
支援
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 22:00:47.38 ID:jsvwC+o50
―次の日
o川*゚ー゚)o「ブルー! これ見てー!」
(ヽ<●><●>)「何でしょう?」
o川*^ー^)o「じゃーん!
あの変なガビガビ、綺麗サッパリ取れましたー!」
(;<●><●>)「え、えー? 本当だ……」
o川*゚ー゚)o「何で落ちたと思う?」
( <●><●>)+「エタノールですね!」
o川*゚ー゚)o「ううん」
( <●><●>)+「シャンプーか、パイプ洗浄剤ですか」
o川*゚ー゚)o「あれは落ちなかったのー。
カビ取りでもないよ!」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 22:02:20.84 ID:jsvwC+o50
(;<●><●>)(試したのか……
よく溶けなかったな、このコート。何で出来てるんだろう)
o川*>ー<)o「なーんとなんと、納豆で落ちたんだよー!
もうすっごいのぉ! ちょーっとこすり付けるだけでぇ、ちゅるん、って!」
( <○><○>)
o川*゚ー゚)o「ね、綺麗でしょー。
これでまた着られるよぉ、ねっ!」
(ヽ<●><●>)「いえ……まだ替えがありますので……
そっちを着ます」
o川;゚ー゚)o「えっ」
(ヽ<●><●>)「そのコートは、捨てておいて下さい……」
o川;゚ー゚)o(……そんなに嫌だったんだ、納豆)
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 22:04:52.09 ID:jsvwC+o50
コート トリモチ ロッカー ナドナド
(-_-)+
¶と/<V> ]つц
.△ |_|__|
し し
ヒキコモリの はつめいには
ふしぎが いっぱいだ!
おわり
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 22:05:54.91 ID:CB8ab0ddO
乙!
77 :
あと一回だけリベンジさせてください>>55修正:2009/11/25(水) 22:06:21.31 ID:jsvwC+o50
―会議室
_______________
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
【審議中】 || ||
|| 今日の議題 ||
|| 防護服について. ||
|| ||
。 ._||__________[三]_||_
【+ 】ゞ゚)/ .└┬┬─────────-┬┬┘
.(∪ つ . ││
. `u-u' .┷┷ (∀゚ )
(ミo川*゚) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄⊂(( ̄ ̄)
( ̄ ̄)) つ ∬ ∬\|| ̄||
|| ̄||/ 匚P 匚P \ (<●> )
( ゚д) / ∬ ∬ ⊂ (( ̄ ̄)
( ̄ ̄)) つ 匚P 匚P \|| ̄||
|| ̄||/ \
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 22:08:06.24 ID:jsvwC+o50
AAってむずかしいよ……
これだけが心残りなのです
支援など、レスありがとうございました
何か質問や指摘など、もしありましたらお願いします
今回はちょっと余計な漢字を減らす努力をしてみました
やっぱり地の文が多すぎて読みにくいでしょうか?
不具合があれば、なおすように努力するので、是非教えてください
お願いします
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 22:09:34.20 ID:808u2IHsO
今回も面白かったです。
乙でした!
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 22:24:35.91 ID:jsvwC+o50
>>79ありがとうございます
では、今日はこの辺で失礼します
皆さんお疲れ様でした
いつも、ありがとうございます
おやすみなさい
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 22:26:43.24 ID:73LSkJDgO
乙
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 22:32:01.21 ID:oPyMWgbsO
乙
乙