初春「白井さん、最近上条さんの事ばかり話してますよ?」
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 18:14:47.57 ID:Xt5uygL1P
二度と立てるな
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 18:18:29.54 ID:JzdMkwoqO
あれなんだっけ…
イ〜イヌドッグスだったかな?それとスフィンクスのSSならみたい
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 18:19:53.88 ID:P9d4TdWl0
>>3 タイムパラドックスじゃなかったっけ
そんなことより僕は吹寄ちゃん!
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 18:24:46.52 ID:bKKEw/HXO
ふーむ
とっととまともな上条さん×初春を書け
初春×上条さんだと俺が勃起する
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 18:34:44.31 ID:P9d4TdWl0
お花さんなんかより時代は吹寄ちゃん!
誰か吹寄ちゃん!×上条さんのSS書かないとメテオ発動させちゃうぞ
どこまで行ったんだ?
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 18:51:49.41 ID:0vArt0O30
やっと新しいスレ立った
さっきの続き需要ある?
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 18:54:18.93 ID:rhU4aRyp0
読みたい
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 19:18:30.22 ID:OLQ3H81LO
あら、落ちてたんですな
姫神なら最初から書きますが、需要あります?
一応Andyなので、コピペは出来ると
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 19:24:53.37 ID:KfHbK+0b0
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 19:32:59.09 ID:OLQ3H81LO
把握
じゃあちまちま作業します
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 19:34:02.87 ID:Oxd8v+mmO
俺は期待してるぞ
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 19:36:51.94 ID:OLQ3H81LO
一週間の締め、宗教によっては始まりであるが、ともかく日曜日である。
のんびりとした陽光を全身に浴びながら、上条当麻は歩いていた。
落ちこぼれである上条にとって多少の煩わしさを伴う学校生活から解放され、妙な事件に巻き込まれることもなく過ごす休日。
普段であれば、万年空腹銀髪シスターによって休日でさえも彼の平穏は乱されるのであるが、この日は上条の担任教師である月詠小萌の家に遊びに行っているため、完全なフリーであった。
そうして珍しく自由な日を手に入れた上条だが、こういう日に限って学園都市第三位のビリビリ中学生に追いかけ回されたりするものである。
不幸の申し子を自称する上条は、ビリビリが視界に入ったら即ダッシュで逃走するために警戒していたのだが、道で会ったのは風紀委員(ジャッジメント)である白井黒子のみだった。
彼女曰わく、ビリビリは新実験のため学校に呼び出され、今日1日学校へ拘束されているとのこと。
予想を盛大に裏切られた上条だったが―――今日の上条にとっては、それは嬉しいニュースに他ならなかったのである。
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 19:41:27.70 ID:OLQ3H81LO
さて、溜まっていた家事を午前中に済ませ、正午には昼食をとりにいくために街へと繰り出していた。
目指すは、ハンバーガーで有名なファストフード店である。
暴飲暴食シスターがいないためにその分の食費が浮くのだが、上条はその浮いた金を使ってたまの贅沢である外食をしようと思いたった。
外食というと上条はファミレスで済ますことが多いのだが、今日のように気持ちの軽い日は素早く軽く食べられる物にしたかった。
そこで、少しばかりお高くても美味しくて早いハンバーガーに目を付けた上条は、ファストフード店を目指して散歩がてら街を歩いたのである。
さて、先述の通りファストフード店への道中は何事もなく過ぎ、平穏という単語を噛み締めながら上条はうっすら冷房のかかった店内へと足を踏み入れた。
自動ドアの閉まる音を背後に聞きながら、空いている座席を探す。
一人でいる上条にとってはカウンター席が一番好ましかったが、昼間とあってカウンター席どころかほとんどの座席が埋まっている状態であった。
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 19:43:30.22 ID:OLQ3H81LO
これは相席しかないか?と、上条は微妙な気まずさを覚悟しつつテーブル席へと近づく。
相席出来そうなテーブルを探すためであったが、目的のテーブルは店内の混雑具合の割にすぐに見つかった。
しかし、上条はテーブルを見た瞬間、思わず呟いていた。
上条「―――デジャヴュ?」
人混みの中ぽっかりと空いたテーブルには、黒髪の巫女が突っ伏し倒れていたのである。
そしてどうやら上条の呟きは彼女の耳に届いていたらしく、巫女服の少女はくるりと上条の方を向くとボソッと小さく漏らした。
姫神「―――食い倒れた」
テーブルには、ハンバーガーの空き紙の山が。
上条は、思いがけず訪れたトラブルに頭を抱えつつ、姫神の倒れ伏すテーブルに座った。
上条「……相席いいか?」
姫神「構わない。好きにして」
上条は、自分の鼻先に向くつむじを見ながら、呆れ気味に言った。
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 19:49:48.37 ID:E/Fny2v/O
支援
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 19:55:53.05 ID:OLQ3H81LO
上条「で、どうしてこうなったんだ?」
姫神「………」
姫神は、やや不機嫌そうに身を捩らせた。
姫神「……私は。休日だというのに予定もなく。遊びに誘う友人も甲斐性もなく。
挙げ句。頼みの綱の小萌先生は。大食いシスターに昼食を完食され……てんてこまいで。
私は。一人」
姫神は恨めしげな目を、シスターの保護者である上条に向けた。上条は、苦笑いしながら目を反らす。
上条「……で、昼飯もないからハンバーガー食いに来た、と」
姫神「そう。いつかの無料券が。まだまだ沢山残ってる」
上条「で、一人ぼっちの自分と今日の境遇に嫌気がさして、やけ食いか」
姫神「………」
姫神は、表情の薄い瞳をやや非難げに向けた。じとっと、上条に視線が刺さる。
上条「……わ、悪い…」
姫神は、ため息を漏らした。
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:08:28.80 ID:0vArt0O30
俺の方も書くとしたら最初から?
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:14:15.09 ID:OLQ3H81LO
姫神「……ところで。あなたはシスターをほっぽりだして。一体なにをしているの?」
上条は、買ってきたハンバーガーを頬張りながら答えた。
上条「んん?ああ、なんかインデックスが『小萌の家に遊びに行くー!』って騒いで出て行っちまってさ。
まぁ小萌先生の所ならいっかと思って、今日は自分のための休日を過ごそうと思ってたんだ。
……こんな、思わぬ所で被害が出ているとは思わなんですよ、ハイ」
姫神「思わぬ所……。私は……やっぱり空気……飽きられる女……」
上条「ひ、姫神さーん!?」
表情をいつになく暗くして落ち込みだした姫神に慌てた上条は、とりあえず一日中暇という姫神の状況を打開しようと、一つの提案を持ちかけた。
上条「はいはいはいっ!上条さんには一つアイデアがございますがいかがでしょう?」
姫神「……聞くだけ聞く」
暗闇を背負う姫神に、上条は勢いよく言った。
上条「今日1日お暇でしたら、わたくし上条当麻くんにお付き合いいただけませぬか?」
姫神「……え?………それって」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:16:41.58 ID:OLQ3H81LO
上条「よく考えたら姫神とちゃんと遊んだこと無いからさ。この際だし、いかがでせう?」
姫神「え……あ……」
姫神は、少し困ったような顔で思案すると、やがてコクリとうなずいた。
上条「よっしゃ決まりだな!」
上条はテーブルを立つと、トレイを持って席から離れた。
上条「そうと決まればさっさと行こうぜ。まずは、一学期の初めに行きそびれた地下街に行くか」
姫神「あ……。……うん。分かった」
姫神は強引な上条にやや圧されつつ、とりあえずは黙ってついて行くことにした。
それと同時に貴重な自由な日を奪った事に罪悪感も感じていたのだが、当の上条が笑顔で先導するのを見た姫神は、素直に楽しむことにした。
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:19:00.38 ID:LkjcJ1o70
さるよけ支援
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:21:20.57 ID:U+GlkFQvO
黒子!黒子!黒子!黒子ぉぉおおおぁぁああああ!!
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:21:33.76 ID:OLQ3H81LO
====
地下街である。
休日の真昼ともなれば学生たちでごった返し、地下空間独特の狭さも相まってやや暑苦しい印象をうける。
しかし、最新鋭の科学技術を備える学園都市の地下街は、計算され尽くした位置に備え付けてある空調が常に稼働しているため、常に快適な温度が保たれていた。
そんな涼やかな空気を肩で切りながら、上条と姫神は二人並んで歩いていた。
上条「まずはどこに行く?」
姫神「あ……私は。地下街はあまり来ないから。何があるのかわからない」
上条「そっか。んじゃあ、まずはゲームセンターにでも行こうぜ。すぐそこだしな」
姫神は、上条を見ながら頷いた。
姫神「……ゲームセンター……。カップルがよく行くスポット……。二人対戦が可能なゲーム……プリクラでのツーショット一歩前進……うふふ。
見ていろシスターや小萌。もう空気なんて呼ばせないわ」
姫神は、最近読んだ雑誌の恋愛コーナーを思い出しながら、一人ほくそ笑んだ。
すでに上条はゲームセンター遊びをインデックスと風斬と、ツーショットを中学生と済ませているなどいざ知らず、得意げに自分の優勢を確信していたのである。
そんな姫神の心中など上条が知るはずもなく、上条はゲームセンターまで姫神を案内すると、携帯を取り出した。
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:22:35.73 ID:xkaS3Zr90
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:23:30.77 ID:OLQ3H81LO
ここまでがちょい修正済み前スレ投下分です
これからまたちまちま書いて投下する作業に入ります
ぶっちゃけ姫神たんをどう動かしたらいいかわからないので遅筆です
許してくだちい
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:31:54.12 ID:B5wvcvJH0
( '_')
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:43:42.22 ID:OLQ3H81LO
姫神「それは……。待ち受け画面……」
上条「ん?ああ、そういや待ち受け変えてなかったな。最近携帯変えたばっかでさ、そんときに……まあ、色々不幸なことが……
……ありつつ、上条さんはその不幸の一片としてこの待ち受けをゲットしたわけでございますよ」
最後の方を半ば自棄になって言い放った上条に、姫神は静かに訊いた。
姫神「……その待ち受けの女の子。……誰?」
上条「御坂美琴って言ってさ、常盤台中の学園都市第三位のビリビリ中学生。
よく絡んでくるんだけどさ、その度に周りの電化製品が被害を受けるもんだから、上条さんは思わず被害額を想像して悲鳴を上げそうになりますよ……」
涙を黙って流しながら切実な悩みを言う上条だったが、反面姫神はほっとしたような表情だった。
姫神「良かった……。まだ付き合っている訳ではない。つまりまだフリー。チャンスはある」
上条「なんか言ったか?」
姫神「なんでもない」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:46:54.69 ID:EnWpaV8PO
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 20:50:31.32 ID:0vArt0O30
>>32 すまん、誰かがスレ立ててくれたんで今そっちで書いてる
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 21:08:30.65 ID:OLQ3H81LO
姫神「ところで。携帯を急に取り出して。どうしたの?」
上条「土御門と青髪ピアスからメールが来ててさ。街でもふらついて『お兄たま』って呼んでくれる猫耳美幼女を探さないかだと。バカかアイツら……」
上条は頭を抱えながらため息を吐いた。姫神は、そんな上条を不安げに見つめた。
姫神「そちらについて行くのなら。私はそれでも構わない」
上条「バカ言え。お前を誘ったのは俺だし、何よりそんなバカなことしてたまるか。上条さん一生の恥ですよ」
上条はゲームセンターの自動ドアをくぐる。唐突に激しい電子音が鼓膜を震わせた。
上条「まずは……そうだな、なにをしよう?」
姫神「……あれ。私はやりたいかもしれない。嫌なら構わないけど」
姫神の指差した先には、プリクラコーナーがあった。
以前、インデックスと風斬がコスプレをした所である。
ゆっくりがっつり慌てず急げ
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 22:08:43.69 ID:3mLYUqopO
C
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 22:12:31.50 ID:OLQ3H81LO
ヤバいです
なんか眠くて頭が働きません
次レスまでもうしばらくかかります
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 22:56:05.33 ID:B5wvcvJH0
無理せず頑張ってね
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 23:12:51.67 ID:EnWpaV8PO
にょほほいにょほほい
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 23:42:34.84 ID:4MILPj+qO
落ちそうじゃねえか
41 :
◆BE/7vZkX1k :2009/11/25(水) 23:50:50.57 ID:OLQ3H81LO
保守ありがとうございます
なるべく期待に沿えるよう頑張ります
上条「プリクラか。俺はあまりやったことがないな」
記憶を失ってからゲームセンターに来る機会は多々あったが、プリクラを撮ることは無かった。
記憶を失う前ならもしかするとあったかも知れないが、今のところそれらしきものを見たこともなく、大方プリクラに興味が無かったか一緒に撮影する相手もいなかったに違いない、と考えるのは自分に対して酷だろうか。
そんなような事をぼんやり考えつつ、上条は姫神の意見に頷いた。
上条「いいぜ、撮ろう。……ただ、俺はプリクラ分からないから任せても良いか?」
姫神「問題ない。プリクラ自体は経験済み。うふふ、楽しみ」
姫神は、薄い表情にやや笑みを浮かべ、やや浮き足気味にプリクラコーナーへ近付いた。
上条も、その後について行く。
プリクラの機体の中は、意外に広かった。二人ならば余裕たっぷりのスペースは四方からライトアップされており、モニターとスピーカーがカメラの下に鎮座する、標準的なプリクラだった。
最も、上条には標準的かどうかは分からなかったのだが。
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 23:54:03.20 ID:9OId7rjNO
支援だ!
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 23:54:17.07 ID:LkjcJ1o70
プリクラのカーテン内の詳しい描写が出来る奴はリア充だってばっちゃが言ってた
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 23:55:47.88 ID:OLQ3H81LO
>>43 この世の動画や画像にはプリクラの機体の中を撮………いやなんでも
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 23:58:55.37 ID:bZh9rcMY0
黒子や美琴や上条さんと撮影出来る1人用プリってなんで無いの?
そういうの、アキバに置けば相当需要あるだろ
>>45 自分で撮って合成すればいいじゃん
果てしなく虚しくなるけどwww
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 00:08:38.80 ID:+TpYiMY7O
上条は、硬貨を二枚投入してから後ろに下がる。続いて姫神も硬貨を入れ、モニターを操作し始めた。心なしか、その後ろ姿は楽しそうに見えた。
上条(姫神って表情薄いと思っていたけど、意外に態度に感情が出るんだな。これって新発見か?)
そう考えた上条は、というか記憶を失ってからすぐに知り合った人間なのにこうも人となりを知らないとはなんと悲しきかな、と姫神の影の薄さに涙した。
姫神「さ。早くそのラインの中に入って。撮影が始まってしまう」
モニターから離れた姫神は上条の背を押すと、床に引かれた赤いラインの中に入った。
姫神「アナウンスの通りにポーズをとるの。慣れないうちはこれが確実」
アナウンスが流れ、背後のカラフルなカーテンが降りる。そして上条と姫神がぎこちなくポーズをとると、大きなカシャという音が鳴った。モニターに撮影した画像が写る。
背中合わせになってみたり、顎に手を当ててみたり、時にはカメラに顔を近付けてピースサインをしたり。
姫神の頬と上条の頬が触れそうになったときは二人とも一瞬ビクッとしたが、やや緊張気味の笑みを浮かべて無事撮影は出来たのである。
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 00:21:00.68 ID:+TpYiMY7O
さて、残り撮影数が0になったとき、おまけ撮影と称するサービスタイムが始まった。この撮影モードではフレームを機体がランダムに決めるらしく、シャッフルされたフレームからランダムに3つが選び出された。
さらにこの機種の特徴として、ポーズ認識機能のテストの一環としてのミッション撮影というものがあった。
これは学園都市製の試作機体ならではの仕様であったが、つまりは提示されたポーズをとらなければ撮影されないというモードである。おまけ撮影は、このミッション撮影が基本仕様であった。
さて、おまけ撮影の一枚目と二枚目のポーズは、難なくクリア。無事にカシャという音を聞き、撮影は滞りなく進んでいることを実感した。
そして、三つ目のフレームである。機体がポーズを提示し、合成音声で二人にポーズをとるよう促す。だが、二人は前のポーズのまま固まった状態であった。
理由は単純である。
機体から提示されたポーズは、二人で向かい合って抱きしめあうというものだったからだ。
プリクラは女性同士やカップルがターゲット層であるためそういったポーズは普通に備わっているのだが、この二人のような関係は視野に入れていなかったらしい。
二人は、顔を赤くしてどうしたものかと思案した。
おい、なんで最近のプリクラにそんなに詳しいんだよ。さては業者だな?
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 00:28:07.62 ID:+TpYiMY7O
>>49 申し訳ない、バリバリのゆとり学生であることから察してほしいです
外に出れて人付き合いもできるリア充でふ(^p^)
人と会話ができるとかなんというリアみつる
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 00:41:32.26 ID:+TpYiMY7O
二人の数秒の話し合いの結果、大人しくポーズをとることに決めた。二人とも既に顔は熱く、心臓は激しく高鳴っていた。
上条(ここで下手に緊張しても姫神を不安にさせるだけだ!意識するな!
どうせ姫神だって俺なんかに抱きしめられても何も思わないに違いない!
男上条当麻、ここで気張らぬならどこで気張る!!)
姫神(か……上条当麻と……抱きしめあう……は……恥ずかし……うぅ)
二者二様の思いを巡らせながら、上条と姫神は向かい合った。
上条「じ、じゃあ、行くぞ……」
姫神「も……問題はない。どんと来て」
二人は、半歩ずつ歩み寄ると、そのままぎこちなく体の前面を重ね合わせた。そして、お互いの腰に手を回す。
上条(ひ、姫神ってやっぱり華奢だな……っつか柔らけ………………ってああああああああああ!
む、むむむむむムネガー!かかかか上条当麻落ち着きなさい!というかあああああ反応すんじゃねーよ我が愚息ー!
ああああなんかいい匂いするし!サラサラの黒髪もなんだか……って何考えてんだーっ!)
姫神(かかかか上条当麻に抱きしめられてあああああ……)
上条と姫神は二人揃って頭が真っ白になっていた。そして、永遠とも思えるような時間の後に聞こえたカシャという音でやっと金縛りから解放され、気恥ずかしさでギクシャクとした空気のなか、二人は静かに離れた。
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 00:52:59.73 ID:s/EcbCdUO
いいぞもっとやれ
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1259164409/ ドラッグするとAAが浮かび上がる不思議なコピペ
ௌொ௪ௌொ௪ௌொ௪ௌொ௪ௌொ௪ௌொ௪ௌொ௪ௌொ௪ௌொ௪ௌொ௪ௌொ௪ௌொ௪ௌொ௪ௌ
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ドラッグするとAAが浮かび上がる不思議なコピペ
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 01:18:38.98 ID:+TpYiMY7O
無事プリクラへの落書きも終え(おまけ撮影のプリクラの落書きの時に一瞬時が止まったのはさておき)、二人は出てきたシールを半分に切り分けてそれぞれしまった。
プリクラコーナーを出ると、やはりギクシャクした空気のまま上条が口を開く。
上条「つ……次はどうするんだ?」
姫神「……か、上条当麻に任せる。私は……プリクラ……で充分……」
姫神は顔を茹で蛸のようにすると、俯いて黙りこんでしまった。
上条もつられて赤くなるが、再びこみ上げる気恥ずかしさに耐えながら次の行動を考えた。
上条「そうだな……」
上条は周りを見渡す。だが、特にめぼしいゲームも無かった。
上条「とりあえず……ゲームセンターは出よう。店を見て回ろうぜ」
姫神「わ、わかった。私も。異論はない」
二人は、ゲームセンターの出入り口に向かった。
「あー君たち、ちょっと待ちなさい」
二人が振り向くと、ゲームセンターの店員が立っていた。
店員「女の子の服、ウチのじゃないの?コスプレしたらちゃんと戻してくれなきゃ」
姫神「これは……私の……」
店員「そんな私服があるわけないだろう。何、君たち高校生?学校は?連絡させてもらうよ?」
>店員「そんな私服があるわけないだろう。何、君たち高校生?学校は?連絡させてもらうよ?」
決めつけイクナイ!
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 01:22:11.36 ID:4zp+vMGm0
しえん
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 01:34:34.02 ID:+TpYiMY7O
姫神は、まくしたてる店員に圧され黙ってしまっていた。
困ったように顔を伏せる姫神の様子を見かねた上条は、姫神の前に仁王立ちをし、店員を睨みつけた。
店員「なに?彼氏さんかい?困るよ、こういう迷惑なことされるとさぁ――」
上条「おい、少し黙れよ」
店員は、上条の眼光と威圧的な声色にややたじろいだが、すぐに上条に矛先を向けなおす。
店員「あのさぁ、君ねぇ。ウチの店の服を着たまま出ようとしたのは君の彼女さんなんだよ?
悪いのはそっちじゃないか。そういう態度をとるなんて………まぁ、彼女が彼女なら彼氏も彼氏かな?」
店員の不躾な台詞に、上条は頭に血が上った。が、拳を強く握りしめ耐える。
上条「おい、テメエ。お前は姫神の話をちゃんと聞いてやったのか?
ちゃんとこの服が、本当にこのゲームセンターのものだと確かめたのか?確固たる証拠と確信があるから、姫神を責めたのか?」
店員は、まさかといった表情をした。
上条「違うだろ。ハッキリ言うが、これは正真正銘姫神の私服だ。
なのに、お前は責めたよな?姫神を、話を聞いてやりもせず!勝手な決めつけで!言葉で姫神を傷付けやがって!」
上条は、怒りに吼える。
上条「テメエ、姫神に謝れよ!俺は姫神の彼氏なんかじゃねえ。だがな、目の前で理不尽にダチを傷付けられて、黙ってなんからんねえんだよ!ちゃんと、姫神の目を見て、心の底から謝りやがれ!」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 01:39:01.86 ID:O9xcV87Q0
fight
説教ktkr
スーパーおせっきょうタイム
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 01:56:53.63 ID:+TpYiMY7O
ゲームセンターの雑音が、耳に痛いほど飛び込んできた。楽しむ場所であるゲームセンターの中の、そこだけ切り取られたかのような異質な空間は、ただ切迫した空気に包まれていた。
店員「……ば、バカを言わないでくれないかい」
店員は冷や汗を流したが、やがて嘲るような笑いを浮かべると、ポツリと言った。
店員「僕は正しいことをしているじゃないか。あ、悪事を予想して防犯することの何が悪い!
大体、そっちの娘がちゃんと主張しないから勘違いを生むんだろう?僕は悪くないさ」
上条は、怒りが頂点に達するのを感じた。
上条「テメエ、ふざけてんのかよ……!テメエが、本気で自分が正しいと思ってやがるなら!やりすぎてねぇって言うのなら!姫神に謝る気がないのなら!
……まずは、その幻想をぶち殺す!!」
上条は、拳を振り上げると店員に殴りかかった。
店員「ひぃいィ」
店員は腰を抜かして無様に床に尻餅をつく。そして、上条の拳が勢いよく振りおろされた。
バシィッ!
肌を打つ音が鳴り、拳が静止する。しかし、それは拳が店員に届く前のことだった。
店長「お客様、この度は当店の店員が誠に失礼をいたしました」
上条の拳を受け止めたのは、ゲームセンターの店長だった。
上条さんただのDQNじゃねえかwwww
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 02:04:07.87 ID:+TpYiMY7O
>>63 やっぱ上条さんだし殴らせとかなきゃなぁ……と
やっぱボケ頭じゃ妙な流れになりますな
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 02:08:39.03 ID:iK8cH+5+O
まとめ………まとめはないのか!
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 02:15:29.93 ID:+TpYiMY7O
上条「あ……。……こっちこそ、カッとなりすぎてすいません」
上条は冷静になると、静かに拳を戻した。
店長「いえ、非はこちらにあります。お連れ様やお客様を、あらぬ罪で侮辱したのはこちらの店員です。
本当なら一発二発殴られて良いところですが、今日のところは抑えていただければと思います」
店長は深々と頭を下げた。店員は、うろたえたまま固まっていた。
上条「いやむしろ、俺を抑えてくださって、なんつかありがとうございます。……ごめんな姫神。なんか、楽しかったのを台無しにしちまって」
姫神は、薄くほほえんで言った。
姫神「私なら。気にしなくて大丈夫。……むしろ私のために怒ってくれて。嬉しかったから」
上条はほっとすると、頭を下げ続ける店長に言った。
上条「あの、頭を上げていただけませんか……。なんか、こっちにも多少非がある気がして、罪悪感が……」
店長は頭を上げると、軽く会釈をした。
店長「それでは、今回の事はこれで無しにしていただければと思います。またのご利用を、お待ちしております」
店長は店員を連れ立って、奥に消えていった。上条と姫神は、改めてゲームセンターを出た。
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 02:26:06.96 ID:+TpYiMY7O
さて、この後はウィンドウショッピングでもさせようかとか思うのですが、ぶっちゃけネタを決めていません
そろそろ寝ようと思うので、希望等あれば保守がてら書いてくだされば、気に入ったものを反映させるつもりです
露骨なエロやぶっとんだ展開じゃない限り、ほとんど使うと思いますが
ということで、おやすみなさい
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 02:28:41.43 ID:hQOxGd5J0
乙ですお〜
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 02:39:29.59 ID:Dda3FM88O
姫神スレを立ててやるべき
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 03:20:12.79 ID:nnDpLe+sO
ほ
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 03:35:14.64 ID:O9xcV87Q0
さ
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 05:17:36.09 ID:Lij0nLLeO
れ
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 06:40:17.39 ID:GkghYBMeO
ほほほ
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 07:37:45.05 ID:HiO4smCEO
姫神好きにはたまらない
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 08:07:47.06 ID:MU0FOfCh0
すまん、誰かが立ててくれたスレで書いてたんだが落ちてしまった
完成してないんだがここで書いてもいいかな
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 08:16:38.37 ID:t4u/o73eO
書くんだ
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 08:17:34.63 ID:MU0FOfCh0
>>76 YES すまねえ
最初から書くね
黒子「初春? どうしましたの?」
初春「へっ? あ、いえ何でもないです。」
再び少女たちは動き出す。
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 08:18:45.62 ID:MU0FOfCh0
黒子「これで4件目。手口からして同一犯で間違い・・・初春、聞いてますの?」
初春「へっ? あ、はっはい!」
黒子「どうしましたの、ここ最近あなた少し変ですわよ?」
初春「すっすみません! ちょっと考え事を・・・。」
黒子「考え事?」
初春「えぇ、大した事じゃないんですけど・・・」
固法「大丈夫? もし疲れているんだったら今日はもう・・・。」
初春「いえ、大丈夫ですから。」
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 08:22:52.35 ID:MU0FOfCh0
固法「そう、無理はしないでね。白井さん、ちょっと来てくれる」
黒子「はいですの」
初春「・・・」
カチャカチャカチャカチャ
初春がキーボードをたたくとPCのモニターに監視カメラの映像が映された
初春「・・・・・・」
監視カメラの映像を見つめる初春
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 08:24:46.40 ID:MU0FOfCh0
佐天「う〜いはる〜?」
初春「・・・ひゃっ! って佐天さん、いつの間に? ていうかスカートめくらないでくださいっ!!」
佐天「いつの間にって、30秒くらい前から。」
初春「さっ30秒間もスカートめくってたんですか〜っ!!」
佐天「だって呼んでも止まらないしさ、無視されてるのかと思っちゃったよ。
どうしたの、ボーっとしちゃってさ。」
初春「えっ、あっ、え〜っと、そ、そう、昨日また事件がありまして・・・。」
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 08:26:32.86 ID:MU0FOfCh0
初春「えっ、あっ、え〜っと、そ、そう、昨日また事件がありまして・・・。」
佐天「あ〜、ジャッジメントの仕事か〜。」
初春「そ、そうなんです、いろいろと大変で・・・。」
佐天「あたしはてっきり彼氏のことでも考えていたのかと思ったよ。
初春「へっ、なっ何をい・い・いってっるるるんですかあああ? かっかっ彼氏なんて、いっいっいまっせせんよ?」
佐天「・・・」
初春「・・・」
佐天「・・・・・・」
初春「・・・・・・」
佐天「・・・・・・(ニヤッ!)」
初春「・・・え〜っと〜・・・・・・」
佐天「冗談でいっただけだったんだけどな〜(ニヤニヤ)」
初春「・・・・・・」
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 08:28:36.03 ID:MU0FOfCh0
佐天「なるほどね〜。一目ぼれか〜。青春だね〜。」
初春「ちょっと、佐天さん声大きいですって。」
佐天「で、いつ告白するの?」
初春「なっ何ですか告白って。わ、わたしは、別に、そんなこと、考えては・・・。
というか何度か見かけただけで、名前もわからないですし・・・。」
佐天「告るときについでに聞けばいいじゃん。」
初春「それって何か順番おかしいですよ。」
佐天「いや〜しかしとうとう初春にも初春が来たってわけだね。」
初春「誰がうまいこといえと。
いえですから・・・。」
教師「初春、佐天、もう授業は始まっているんだがな。」
佐天「えっ、あ・・・。」
初春「すっすみません・・・。」
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 08:30:32.35 ID:MU0FOfCh0
昼休み
佐天「で、実際のところどうすんの?」
初春「どうって・・・、本当に何も考えてないんです。なによりいまはお仕事の方が忙しくて・・・。」
佐天「仕事って今の連続殺人事件のこと?」
初春「はい。正確には連続強姦殺人事件です。
被害者4人はいずれも女性。犯人はことが済んだ後、恐らく能力で被害者の体を燃焼させて証拠を隠滅しています。」
佐天「ひっどい・・・。許せないよね犯人、ホント女の敵って感じ。」
初春「私も同感です。ですから事件の解決最優先ですので私事は後回しです。」
佐天「ほほぅ、では事件が解決したら告白ということですか。」
初春「何でそうなるんですか〜?」
佐天「けどそんなにいい人なら誰かに取られちゃうかもしれないよ?」
初春「う〜、それは・・・」
佐天「ははっ、まぁそれは冗談として、事件解決最優先ってのはその通りだよね。
あたしも協力できることがあったら何でもするからさ、がんばってね初春。」
初春「はい、ありがとうございます。」
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 08:33:31.52 ID:MU0FOfCh0
放課後、学校を出たその足で初春はジャッジメント支部に向かう
初春(ちょっと遅くなっちゃったな、急がないと・・・。)
もう少しで着く そう思ったとき
初春(あ・・・。)
彼女は足を止めた
初春(嘘・・・。)
角度は固定だがPCのモニターでは見慣れた顔がそこにあった
初春(・・・・・・えっ?)
彼女は驚いた、彼がこちらを見つめている
初春(これって・・・もしかして・・・・・・・)
彼だけではない、周りの人たちも初春を見つめている
しかし初春はそれに気づいていない
初春「・・・・・・」
佐天「お〜い、う〜いは〜るさ〜〜ん。」
初春「へ? 佐天さ・・・って何してるんですかーーっ!!!」
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 08:36:06.07 ID:MU0FOfCh0
佐天は初春のスカートを豪快に捲り上げていた
佐天「いや呼んでも反応がないからさ、こっちに声かけてみたんだけど。」
初春「なっ、何でこんなっ・・・。」
(こんなときにこんなことを!)
初春「っ?」
先ほどまで見つめていた方向に顔を向けてみると、この状況を見られたくない人はすでにいなかった
変わりに何事もなかったように去っていく人、初春を気にしながら去っていく人、立ち止まって初春を見続けている人
初春「・・・。」
佐天「初春?」
初春「佐天さん・・・何でここにいるんですか?」
佐天「いや、あたしも支部に行こうかなって思ってさ。」
初春「・・・。」
佐天「ほら、最近初春と一緒に放課後どこかに寄ったり出来なかったしさ。たまには白井さんと固法さんにも会いたいしさ。」
初春「・・・・・・。」
誰か支援よろ
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 08:44:27.19 ID:I1c6zVEc0
支援
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 08:48:06.04 ID:MU0FOfCh0
佐天「ちーっす。」
固法「あら、いらっしゃい。」
初春「すみません、遅くなりました。」
黒子「初春、ちょっとこちらに来てくださいませ。」
初春「はい? どうしたんですか?」
黒子「こちらのパソコンなのですが、あなた昨日電源を切らずに帰られましたわね。」
初春「あっ、すみません・・・。」
固法「ううん。それはいいんだけど、そのパソコン何か作業の途中だったかと思ってそのままにしておいたんだけど。」
初春「いえ、とくに何も・・・。」
そういって初春はモニターをのぞく
そこには前回の事件現場周辺の監視カメラがとらえた例の男性の画像がクローズアップされていた
頑張って
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 08:50:03.78 ID:MU0FOfCh0
初春「あっ、こっこれは・・・。」
黒子「この殿方が気になりますの?」
初春「いえ、これは・・・その・・・。」
佐天「はっは〜ん、この人ですか。」
初春「ちょっと、佐天さん・・・。」
黒子「? どういうことですの?」
佐天「いや〜初春にも初春がきたっていうか・・・。」
初春「佐天さん・・・。」
固法「ん?」
佐天「実はですねこの・・・」
初春「佐天さんっ!!!」
初春かわいいな
まだ見てないんだけどアニメ見ていようかな
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 08:53:52.13 ID:MU0FOfCh0
シーーーーーーーーーーーーーーーーーン
佐天「・・・」
固法「・・・・・・」
黒子「えっと・・・初春さん・・・・・・?」
初春「佐天さん、お仕事の邪魔をするなら帰ってくださいっ!。」
佐天「え、あ・・・ご、ごめん・・・・・・。」
カチャ
出入り口のドアが開いた
?「騒がしいわね、なんなのかしら。」
次は9時過ぎないと無理か?
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 09:00:54.82 ID:MU0FOfCh0
すまん今洗濯物干してる
固法「あ、松山さん・・・。」
松山「おしさしぶりね、固法さん、白井さん」
黒子「お、おしさしぶりです。」
松山「あなたは初めてよね。私は本部の松山千鶴」
初春「は、はい! 初春飾利です!」
松山「そちらは。」
佐天「え、あ、あたしは佐天涙子です・・・。」
松山「新人かしら? 名簿にはなかったと思うけど。」
佐天「あ、いえ、私はこっちの初春に付いて来ただけで・・・。」
松山「はぁ? なにそれ? あなたジャッジメントじゃないの?」
佐天「は、はい・・・。」
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 09:22:54.48 ID:MU0FOfCh0
松山「どういうことなのかしら固法さん、この部屋は学生がたむろするためにあるわけじゃないのよ?」
固法「す、すみません・・・。」
佐天「あの、あたしがかってに付いてきただけですから・・・。」
松山「初春さん、あなた能力のレベルはいくつかしら。」
初春「え、1です・・・。」
松山「あなたは。」
佐天「・・・0です。」
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 09:24:31.56 ID:t4u/o73eO
支援
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 09:24:52.40 ID:MU0FOfCh0
松山「ハァ・・・。やはり能力のレベルと人間性は比例するものね。
固法さん、ここはお遊戯場なのかしら?」
固法「いえ、初春さんは・・・。」
松山「まぁとにかく、佐天さんでしたね? 今ジャッジメントはとても忙しいのよ。」
佐天「ご、ごめんなさいっ。」
佐天はチラッと初春を見る
佐天「・・・じゃぁ、私はこれで。」
カチャ キィ パタン
佐天「・・・・・・。」
固法「佐天さんっ。」
佐天「固法さん・・・。」
固法「ごめんなさいね。事件が事件なだけにみんな気が立っているのよ。
初春のことも気にしないで。この事件が解決したらみんなでお食事にでも行きましょう。」
佐天「・・・はい、ありがとうございます。」
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 09:24:52.26 ID:ys/riqipO
もしも支援
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 09:29:43.20 ID:MU0FOfCh0
カチャ キィ
松山「固法さん、どちらへ?」
固法「すみません、お手洗いに。」
松山「そう・・・、じゃあ本題に入るわ。
まず、今からこの第177支部を今回の事件の対策本部とします。」
黒子「ここを・・・ですか?」
松山「そうよ。今回のこの事件はこの学区内を中心に発生していると本部はみてるわ。」
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 09:33:13.07 ID:MU0FOfCh0
固法「しかし、今回の事件の4つの発生現場は、1つはこの学区内ですが他は別の学区ですよ?」
松山「たしかにね。固法さん、1年前に起こった連続殺人事件を覚えてるかしら?」
固法「はい、あの怪奇事件ですよね。」
黒子「怪奇事件?」
松山「そう。今回の事件とあの事件、共通点があるのよ」
初春「共通点?」
松山「前回の事件、殺された5人はいずれもレベル4なの。」
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 09:38:38.24 ID:MU0FOfCh0
初春「そういえば、この事件の被害者4人も全員レベル4・・・。」
松山「殺されているのが皆高レベルの能力者、もちろん全員がそうではないけど中には攻撃力の高い能力者もいたわ。」
黒子「となると、まだ単独犯か複数かわかっておりませんが、犯人の中に少なくともレベル4以上の手誰がいるということに・・・。」
松山「それだけじゃないの。前回の事件も今回の事件も被害者が抵抗した形跡がないのよ。」
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 09:43:50.73 ID:+TpYiMY7O
まだ姫神の奴途中じゃね?まあ、姫神の奴は投下スピード遅いから戻ってくるまでに完結させればいいのかもしれないが
だが、一度目は乗っ取りの途中で更に乗っ取り、二度目はわざわざスレを立ててもらってまでしたのに、両方とも落ちたじゃん
それなのにまた一度目の二の舞を踏む意味はあんのか?
二度も落ちたってことは需要無しってことじゃねーの?
何度も同じ事やるならパー速行けよ
はっきり言って目障りだぞ
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 09:45:26.77 ID:+TpYiMY7O
>>101 すみません、これは気にしないでください
どうぞ続けて
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 09:53:40.59 ID:MU0FOfCh0
初春「どういうことですか?」
松山「まず前回の事件の最初の被害者、新道昇、彼は電撃使い(エレクトロマスター)、死因は感電によるショック」
黒子「電撃使いが感電死!?」
松山「えぇ、二人目は館山水樹、彼女は発火能力(パイロキネシス)レベル4、彼女の場合は焼死。
三人目は御崎原夏実、彼女は念動力(テレキネシス)レベル4、彼女は体をあちこち潰されて殺されたわ。」
初春「三人とも自分と同じ能力で殺されている・・・。」
松山「残りの二人も同じ殺され方をしているわ。
殺され方がバラバラだから複数犯か、繋がりのない事件なのか、あるいは自殺なんて線も考えられたけど。」
すまんここまで
出かけてきます。
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 09:55:09.98 ID:MU0FOfCh0
初春「どういうことですか?」
松山「まず前回の事件の最初の被害者、新道昇、彼は電撃使い(エレクトロマスター)、死因は感電によるショック」
黒子「電撃使いが感電死!?」
松山「えぇ、二人目は館山水樹、彼女は発火能力(パイロキネシス)レベル4、彼女の場合は焼死。
三人目は御崎原夏実、彼女は念動力(テレキネシス)レベル4、彼女は体をあちこち潰されて殺されたわ。」
初春「三人とも自分と同じ能力で殺されている・・・。」
松山「残りの二人も同じ殺され方をしているわ。
殺され方がバラバラだから複数犯か、繋がりのない事件なのか、あるいは自殺なんて線も考えられたけど。」
すまんここまで
出かけてきます。
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 10:20:08.47 ID:vK8SuKouO
ひな
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 10:57:10.88 ID:WcUS+WhY0
乙
ひ
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 11:56:31.54 ID:qCgfxcvEO
まだー?
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 11:56:45.68 ID:Sr4kkrmgO
ほ
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 12:27:48.75 ID:4rCsVrAH0
ほ
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 13:00:10.18 ID:t4u/o73eO
ほし
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 13:01:59.36 ID:34Bie8QLO
臼井さんに見えた
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 13:20:03.22 ID:j0iXNFvDO
つ
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 13:40:45.31 ID:4rCsVrAH0
ほ
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 14:15:57.37 ID:4rCsVrAH0
し
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 15:07:11.45 ID:JU9eGVGEO
ほす
ほ
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 16:00:07.28 ID:4rCsVrAH0
しゅ!
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 16:41:56.02 ID:daT1gmi2O
☆
120 :
合間投下です:2009/11/26(木) 17:21:49.84 ID:+TpYiMY7O
====
ゲームセンターを出た後、姫神と上条は地下街でのウィンドウショッピングを楽しんでいた。
様々な色合いやデザインの洋服が並び、美味しそうな料理の見本がディスプレイされ、道行く人々は休日を楽しむように笑ってすれ違う。
まさしく、のどかな日曜日の午後であった。
学生ばかりの学園都市であるため、地下街に出店している店舗もやはり学生向けのブランドが多い。
明らかに学園都市の外の街を歩くよりも、目を惹かれる商品があちらこちらで陳列されていることが多く、飽きさせる事がないのである。
そんな多様な商品を求めて、昼食を済ませた学生たちが地下街に溢れかえっていた。
上条「こんだけ人がいると、知り合いの一人や二人に会うかもな」
姫神「私の知り合いは微々たるもの。問題はない」
上条「そんな寂しいことをおっしゃるか……」
上条が姫神の言葉に苦笑すると、突然姫神がはたと立ち止まった。姫神の視線を追うと、その先には子供向けのボビーショップがあった。
上条「姫神、行きたいのか?」
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 17:53:06.94 ID:4rCsVrAH0
ほ
上条「姫神、イキたいのか?」
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 17:55:56.94 ID:yzrrl7eB0
今帰ってきた
>>101 すまん乗っ取りとかそんなつもりじゃなかったんだ
ただ前のスレみてたらちょっと思いついたんで軽い気持ちで書いただけだったんだ
スレ立ててくれたのもまさかホントに立ててくれるとは思わなくて
ただせっかくオチまで思いついたもんだからなんだか寂しくてどこかで書けないかなって
もともと読む専門で2ちゃん見始めたのも最近なんだ
書き込むことなんて今までに数回質問しただけだった
今回みたいなことしたの初めてだ
ホント悪かった気を害するつもりはなかったんだ
最後に同じのが書かれちゃってるけど原因はわからない
ホントすまんかった
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 17:58:32.72 ID:XMPMsRO3O
>>123 ID:+TpYiMY7O がOKしてるからいいんじゃね?
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 18:08:28.63 ID:+TpYiMY7O
>>123 全力で弁解させてください
昨日途中まで前スレを見ていた友人にアドバイスを貰うため、俺の携帯でスレを見せる
↓
友「あれ、初春の奴ってまだ完結してなかったのか」
俺「前スレはその人が書いてる途中で落ちたよ。確か別スレで書いてんじゃなかった?」
友「戻ってきてるが」
俺「マジか」
↓
俺はその場はスルー、友人から批判レスの事後報告
↓
友人から携帯を取り返し弁解レス
↓
今ここ
信じていただけるかは分かりませんが、こういう状況でした
俺はあなたのSSも読みたいので、是非続きをお願いします
俺もがんばります
昨日途中まで前スレを見ていた友人にアドバイスを貰うため、俺の携帯でスレを見せる
↓
俺「あれ、初春の奴ってまだ完結してなかったのか」
俺「前スレはその人が書いてる途中で落ちたよ。確か別スレで書いてんじゃなかった?」
俺「戻ってきてるが」
俺「マジか」
↓
俺はその場はスルー、友人から批判レスの事後報告
↓
友人から携帯を取り返し弁解レス
↓
今ここ
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 18:28:56.53 ID:qWWAbRPhO
>>127 素直に気持ち悪い
なにファビョってんの?
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 18:34:27.59 ID:+TpYiMY7O
姫神ははっとすると、
姫神「行きたいワケではない……けど。あなたが行きたいのなら。私は別にやぶさかではない」
とやや尻すぼみになりながら言った。
上条(そういや、姫神ってちょっと頑固なんだっけ)
上条は心の中で笑うと、わざとらしく宣った。
上条「そうか。なら、上条さんは久々に童心にかえって玩具を見たくぞんじまする。もしよろしければ行きませう?」
姫神「わ、私は。別にやぶさかではない」
姫神は落ち着き無くもじもじしながら答えた。
上条「なら、さっさと行こうぜ。もし姫神に行きたいところがあんなら行くぜ?」
二人は、ホビーショップへと入店した。
====
上条「へぇ、本当になんでもあるんだな」
このホビーショップは学園都市の幼稚園・小学生を対象にしており、店員が丁寧に買い物のしかたを教えるサービスも施行されていた。
小さなうちから買い物に慣れ、早い段階での自立を目指すのが目的らしい。
そのため、玩具の種類もかなり多く、中には学園都市製の試作品なども置いてあった。
上条「で、なにをみたい?」
上条「で、ナニをみたい?」
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 19:14:50.64 ID:wD7Kako20
ほ
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 19:36:55.85 ID:daT1gmi2O
保守
ほ
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 20:20:08.19 ID:t4u/o73eO
は
スレタイで剣スレかと思ったらそうでもなかったぜ
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 20:36:59.01 ID:+TpYiMY7O
姫神「私は……あれ」
姫神の指さす先には、大人気商品のポップがぶら下がるコーナーがあった。今流行りの戦隊ヒーロー物の変身グッズや、着せ替え人形の新シリーズなどが置いてあり、子供たちが群がっていた。
上条「ああ、姫神って変身ヒーロー系が好きなのか?着せ替え人形ってキャラでもねーよな……」
姫神「違う。私が見たいのは。これ」
姫神は大人気商品コーナーに近づくと、一つの商品を手に取った。
姫神「……魔法少女。ふふ」
上条「ああ、そういや姫神って魔法好きだっけ」
それは、大人気アニメ「超機動少女カナミン・インテグラル(マジカルパワード・カナミン・インテグラル)」の変身ステッキだった。
上条(姫神、やっぱりまだ魔法使いに未練があんのかな……)
上条は、かつて姫神と自分自身の夢を叶えるために力を手に入れ、挙げ句自分を見失ってしまった錬金術師を思い浮かべていた。
結局彼は姫神の夢を叶えるに至らず、むしろ姫神の夢そのものを壊しかけてしまった。
そんな現実を見ても、やはり魔法使いへの憧れは拭えなかったのだろうか。
支援
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 20:57:39.14 ID:K3veK2G50
支援するよ
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 21:05:36.47 ID:+TpYiMY7O
上条は、やや寂しいような気持ちで姫神の顔を見た。そして、上条は気が付いた。
姫神「うふふ……」
上条(俺は、知っている。あの表情を、俺は見たことがある)
姫神「うふふ……変身……私も魔法少女……」
上条(あれは、あの笑顔は)
姫神「うふふ……カナミーン……」
上条(青髪ピアスが幼女を見るときの表情!土御門がメイドを見るときの表情!あれは、完全に趣味人【オタク】の目だ!)
上条は、姫神の心配をしていた自分がなんだか馬鹿らしくなり、自分の浅はかな考えに絶望した。
姫神「うふふ……って。上条当麻。打ちひしがれたような悲壮感を背負って。一体どうしたの?」
上条「……なんでもございません。こうして上条さんはまた一歩大人になるのでした」
支援
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 21:32:47.77 ID:+TpYiMY7O
====
さて、時刻は夕方である。ウィンドウショッピングをひとしきり楽しんだ姫神と上条は、地下街を出ていた。
満足げな姫神の右手には、ボビーショップの紙袋がぶら下がっていた。
上条「さーて、もう帰るには良い時間だけど……姫神はどうする?」
姫神「私は。寮の規則はそこまで堅くない。だから、まだ街をふらつきたい」
上条「そっか。んじゃあ、小萌先生んとこに電話してインデックスを回収したら、俺んちに来ないか?晩飯食おうぜ」
姫神「え?……でも、申し訳がない」
上条「気にすんなよ。今日1日俺に付き合ってくれたお礼さ」
姫神は上条の屈託のない笑みを見つめると、やがて頷いた。
姫神「……ありがとう。ご馳走になる」
上条「この上条さんに任せなさい!最近、また一段とゆずぽんの使い方の腕を上げた上条さんに死角はない!」
上条は夕暮れに拳を突き上げた。
「アンタ、何を空に拳突き上げてんのよ……って、あら」
上条に、ケツの穴につららがブッ刺さったような衝撃が走った。
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 21:42:39.50 ID:+TpYiMY7O
上条は冷や汗をかきながら、ゆっくりと背後を振り返った。
上条「あ、あれ、ビリビリさん……?今日は新実験では……?」
御坂「なんでアンタがそんなこと知ってんのよ………って、またビリビリって呼んだわねぇっ!?」
御坂の前髪から、激しい電撃がほとばしった。
上条「う、うわっ!?みみみみ御坂さん!申し訳ありませんでしたぁっ!」
上条はとっさに右手で電撃を打ち消すと、即座に90°の美しい礼をした。
姫神は、その様子をポカンと見つめていた。
姫神「あ。待ち受けの人……」
御坂は、姫神をじろりと見た。
御坂「アンタ、また女の子引っかけてたワケ?で、また命でも救ったの?今度は何の組織が相手なのよ?ショッカー?死ね死ね団?マシン帝国バラノイア?」
上条「その子はただのクラスメートです!というか、御坂さんは上条さんを変な色眼鏡で見ておられませんか!?」
御坂「見てないわよ。アンタが命がけで女の子を助けるなんて日常茶飯事じゃない」
上条「確かに救ったことはありますが!その言い方は如何なもんかと!」
御坂「救ったのはマジなのね……」
御坂は呆れ気味にため息を吐いた。
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 22:05:27.33 ID:O9xcV87Q0
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 22:08:36.21 ID:+TpYiMY7O
上条「で、御坂さんは何故こちらに?」
御坂「新実験を早めに終わらせて来たの。貴重な休日を実験だけで済ますだなんてうら若い乙女には耐えられないのよ。
せめて門限までくらいは遊びたいのよねー……って、ああっ!?」
御坂は突如として叫び声をあげ、あからさまに狼狽し始めた。
上条「どうされました御坂さん?」
御坂「今日、新実験で泊まり込みの予定だったから、寮に入れない……」
上条「は?変更になったって言えばいいんじゃねえの?」
御坂「常盤台の寮はそんなに甘くないのよ……。何枚も書類を書いて許可証を貰わないと、泊まり込みの外出は出来ないのよ。だから、外泊中は寮に戻ることが禁止されてるの。
しかも、泊まり込み期間中は寮にいない事になるから、晩御飯の用意もないの。寮に戻るだけなら黒子に頼めばなんとかなるけど、晩御飯どうしよ……。持ち合わせも少ないし、今日に限ってキャッシュカードを部屋に置いてきたのよね……」
狼狽える御坂に、上条ははたと手を打った。
上条「そうだ、御坂も俺んちで晩御飯食えよ」
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 22:12:46.05 ID:4rCsVrAH0
支援
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 22:18:14.67 ID:s/EcbCdUO
支援支援
まさかの美琴乱入
だがそれがいい
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 22:25:05.53 ID:+TpYiMY7O
御坂「アンタの家で?アンタの住まいって学生寮じゃ……って、考えたら舞夏もよく遊びに行ってるみたいだし、妹達も何度か行ったみたいだし、結構規則ユルいのかしら?
……まぁ、行ってご馳走にならないこともないわ」
上条「よしよし。御坂さんが珍しく『勝負よ!』とか絡まないで素直に来てくれて上条さんは嬉しいです。……そうだ、今日は鍋にでもするか!」
上条は何かを思い付いたような表情をすると、携帯を取り出しどこかに電話をかけ始めた。
姫神(私……やっぱり空気)
====
その後、上条の部屋である。
煮だった鍋の湯気が部屋の湿度と温度を上げる中、鍋の置かれたこたつテーブルの周りに大人数が並んで座っていた。
こたつテーブルと鍋は2つ。上条の物と、土御門の部屋から持ち込んだ物である。
こたつテーブルが2つ並ぶ時点で決して広くない部屋は狭苦しくなってしまうのだが、この周りを更にの人影が囲んでいた。
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 22:26:21.43 ID:+TpYiMY7O
誤字がありますが、広い心でスルーをお願いします。
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 22:36:33.93 ID:ACU/ey/M0
支援支援
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 22:44:55.65 ID:+TpYiMY7O
まずは、部屋の主・上条当麻。そして、その居候インデックス。隣人の土御門元春に、その義妹の舞夏。
クラスメートの姫神秋沙に青髪ピアス、風紀委員にして鍋奉行役の吹寄整理に担任の月詠小萌、その居候の結標淡希。
そして、学園都市第三位の御坂美琴。
総勢10人の大所帯の中、鍋パーティーは行われることとなった。
ちなみに、結標と御坂が対面した際に一瞬緊迫した空気が流れたのは、お互い以外が気付くことのないことだった。
上条「さて、これより鍋パーティーを行いたいと思いますが……鍋奉行の吹寄さん、挨拶をお願いします」
吹寄が立つと、静かに拍手が起こる。鍋の魔力ゆえか、初対面の人間も鍋の前ではたちまち連帯感が生まれるようである。
吹寄「おほん、只今紹介に預かりました、吹寄整理です。本日の鍋パーティーは――」
土御門「にゃー、もう待ちきれないぜ!肉は俺のもんだにゃー!」
青髪「あ!つちみーフライングはズルいやん!俺かて肉欲しいんやでー!」
禁書「私は肉だけじゃなくて野菜も食べる偉い子なんだよ!」
吹寄「あ、アンタたち!何をズルしてんのよ!こら待ちなさーい!」
上条「て、テメエら!あんまり騒ぎすぎると上下左右のお部屋から苦情がーっ!」
全く締まらないグダグダな空気の中、鍋争奪戦は幕を上げた。
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 22:48:23.09 ID:j0iXNFvDO
整理ってかいてなんてよむの?
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 22:57:23.93 ID:+TpYiMY7O
すいません、ちょっと友人の相談にのるので間が空きます
夜中には戻ると思います
生理ちゃん!
生理
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 23:13:50.14 ID:4rCsVrAH0
ほ
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/26(木) 23:24:17.01 ID:O9xcV87Q0
さ
上条さんはイマジンブレイカーの他にフラグスタンダーを持ってるよね
あとフラグマッチポンパーだ
フラグアッパー・・・ ( ゚д゚)ホスイ
>>161 俺らが手に入れたところで何も変わらんよ
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 00:35:42.47 ID:SoydgZEcO
あげ
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 00:59:04.73 ID:wv5o7QYgO
保守
165 :
只今戻りました:2009/11/27(金) 01:02:34.70 ID:pGEQqBvoO
鍋は戦争である。
誰が残した言葉かは知れないが、今の上条家の食卓はまさにそれだった。
鍋を囲む戦士たちの、気迫と気迫が競り合い、ガスコンロの火より白熱する。
何膳かの箸が鍋の上を舞う。
煮られた白菜が、葱が、牛肉が、白滝が、榎茸が、箸にその身を浚われて鍋から離れていく。
そして飛び散る汁。
上条「あちちちちち!なんで俺の方にばかり汁が飛んでくるの!?」
矢継ぎ早に追加される食材。
鍋を仕切る女帝によって、完全な統制のされた配置。
現れては掬い取られる灰汁。
そして飛び散る汁。
上条「だからなんで俺の方にばかりーっ!不幸だぁー!」
吹寄「上条うっさい!ほらそこ!まだ肉は煮えてない!野菜はまだ待て!火の通りが甘い!ポン酢付け過ぎ!肉だけじゃなく野菜も取れーっ!」
そんな状態の中、鍋パーティーはかなりハイスピードに進んでいった。
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 01:16:10.40 ID:YM4iDLNW0
いいぞ
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 01:29:56.89 ID:pGEQqBvoO
一時間半後、熱気と湿気の籠もった部屋には、腹を膨らませて倒れ伏す9人の人間と、冷蔵庫の中身を漁る一人の猛獣がいた。
上条や土御門や小萌などで具材を持ち込んだ鍋パーティーは、締めのうどんを完食したのち終了となったのだが、一人を除いてうどんを口にする前には腹がいっぱいになっていたため、うどんをすする際には見事に無言の食卓であった。
上条「く、苦しい……っつか、顔と腕がヒリヒリする……」
禁書「私はまだまだ食べられるんだよ」
土御門「腹が……弾けそうだにゃー……」
青髪「こんだけ食ったら、ロリっ娘もおねーさんに成長してまうわぁ……」
御坂「ああ……明日の体重計が不安だわ……」
小萌「これでしばらくは鍋はお預けですねー……」
舞夏「美味い鍋だったがー、家に帰るのがちと辛いぞー……。今夜は泊まりかなー……」
結標「……今ほど、自分がテレポーターで良かったと思ったことはないわ……」
吹寄「家に帰ったら、アブト○ニクス装着……は、やっぱり危険かしら……」
姫神「……苦しい」
十人十色の感想を述べつつ、それぞれ重い体を起こし後片付けを行った。窓と玄関を開け放ち換気を行い、飛び散った汁を拭き取り、ゴミを捨て食器を洗う。
全てが済む頃には、夜の8時を回っていた。
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 01:37:59.74 ID:VoT+LNK5O
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 01:54:56.23 ID:pGEQqBvoO
====
小萌「それじゃあ、私たちは帰りますねー」
結標「久しぶりに楽しかったわ」
結標は土御門と御坂に視線を送ると、小萌を連れてテレポートした。
青髪「ほんなら、俺も帰るわー」
吹寄「じゃあ私も。あんたたち、きちんと明日の準備をしてから寝なさいよ!」
青髪ピアスと吹寄も、180メートルの巨体とサイズ不明の大きな胸を揺らしながら、並んで寮を出た。
土御門「んじゃあ、俺たちも部屋に戻るにゃー」
舞夏「御坂ー。また明日なー」
土御門兄妹も、こたつテーブルと鍋を持って隣室へと帰っていった。
上条「それじゃあ、御坂と姫神、良ければ送るぞ」
禁書「えー!ズルいズルい私も行くんだよー!」
上条「インデックスはお留守番してなさい!お肉の残りをスフィンクスにあげとけよ」
御坂「私なら心配いらないわよ。姫神さんを送ってやんなさい」
御坂はそう言うと、寮の同室であるテレポーターの白井に電話をかけながら寮を出た。
上条「じゃあ、寮まで送るぜ姫神」
姫神「わざわざ。ありがとう」
二人は、月の照らす夜道に繰り出した。
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 01:58:46.47 ID:gUOJd3QBO
紫煙
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 02:08:23.27 ID:pGEQqBvoO
月と人工の光が、夜道を行く二人の影を映し出していた。
上条「なんつか、予想外に濃い1日だったぜ。本当ならただなんとなくな日で終わるはずだったからな」
姫神「ごめんなさい。あなたの休日を邪魔して」
上条「全然。むしろ楽しかったしありがたいくらいだって」
上条は、ニカリと笑う。
姫神はそんな上条の顔を見つめながら、ほほえんだ。
姫神「私も。とても楽しかった。ありがとう」
二人分の足音が重なり、寮へと向かう。
上条の住む寮からしばらく歩くと、姫神の住む寮に到着した。
上条「じゃあ、俺はこの辺で帰るぞ。また、明日な」
姫神「……待って」
立ち去りかけた上条を、姫神は呼び止めた。
姫神「……また。私と。……こうして、遊んでくれる?」
上条は、不思議そうに答えた。
上条「あたり前だろ?まあ、予定が合えばだけどな」
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 02:15:13.46 ID:pGEQqBvoO
姫神はその答えを聞くと、薄く笑った。
姫神「……約束。絶対に」
姫神は、上条にすっと近付いた。そして――
上条「………!?」
姫神「……ん」
少しの間、二人の影は重なった。
そして、離れた。
姫神「これが。約束の証」
姫神はイタズラっぽく笑うと、巫女服の袖を翻して寮へと入っていった。
上条はしばらく唖然とすると、やがて顔を真っ赤に染めて、インデックスの待つ寮へと向かった。
上条「……不幸……では、ないよな……」
====
姫神「………ふふ」
姫神は部屋に入ると、紙袋と携帯電話をテーブルに置いた。
今日という日を振り返り、少しだけ進歩した自分に笑う。
携帯に貼られた真新しいプリクラが、姫神の願う未来を描いているようだった。
糸冬
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 02:16:52.85 ID:x+oAz03T0
乙
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 02:17:09.51 ID:YM4iDLNW0
お疲れ
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 02:18:05.11 ID:pGEQqBvoO
以上です
保守代わりの乗っ取りの筈が、いつの間にかスレタイと無関係な普通のSSになってしまってました……
保守支援をしてくださった皆さんに感謝です
前スレの
>>1が戻ることを信じて
おやすみなさい
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 02:28:55.28 ID:j2zK6n0zO
姫神可愛いなあ
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 02:29:46.72 ID:zwzHMxc00
まさかの俺の嫁の吹寄ちゃん!が出てた
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 03:17:43.33 ID:rJ7CPQ1QO
ほ
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 03:32:42.27 ID:gC4lI5dZO
口調が姫神というよりながもんぽいな
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 04:31:41.56 ID:lqGtZHxbO
初春の話はどうなった?
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 05:57:41.53 ID:YM4iDLNW0
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 07:26:49.31 ID:J2IeOkjQO
イ呆
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 08:20:07.10 ID:rJ7CPQ1QO
ウ
寸
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 10:02:56.34 ID:ur0h6my3O
ほん
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 11:03:52.25 ID:J2IeOkjQO
とう
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 12:06:25.12 ID:lqGtZHxbO
は
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 14:05:31.21 ID:YBIXJIOrO
ホシュ
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 15:04:48.19 ID:gUOJd3QBO
ほ
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 16:09:25.77 ID:errsAZRMO
ほし
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 16:34:25.12 ID:/mzy/Lu3O
乙だぜ☆
臼井さんに見えた……
ほ
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 17:54:11.15 ID:PleMyxMn0
ほ
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 18:33:16.36 ID:AStg56nHO
ほ
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 19:04:41.18 ID:pGEQqBvoO
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 19:37:23.76 ID:AStg56nHO
んっふ
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 20:07:37.47 ID:lqGtZHxbO
ほしゅ
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 20:41:06.11 ID:lqGtZHxbO
帰ってこないかなぁ
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 20:46:28.48 ID:pGEQqBvoO
保守スレになるのも忍びないので
前スレ
>>1が来てくれるまで小ネタ保守
初春「……」カタカタ
黒子「初春、いつになく真剣になってますわね。どうしましたの?」
初春「いやあ、一度やり出すと止まらないんですよね。なんかムキになっちゃうっていうか」
黒子「質問の答えにはなってませんが、気持ちは分かりますわね。ギャンブルにハマる人ってそうやって泥沼に入っていくのですわよね」
初春「らしいですね。まあ私がやってるのはギャンブルみたいにランダム性のあるものではなくて、もっと地味な作業ですが」
黒子「一体なにをやっていますの?」
初春「最新ゲームのコピーガードを解いてます」
黒子「あなた、仮にも風紀委員ですわよね?」
なんかイマイチだけど保守
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 20:50:18.56 ID:3wV7HZQC0
再び失礼ちょっと質問させてくれ
スレってどういう条件で落ちるの?
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 20:54:31.18 ID:pGEQqBvoO
>>200 一定時間レスが付かずに下がる
レスが1000行く
スレスト
あと何かありましたっけ?
h9
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 21:04:01.24 ID:euvKVGptO
>>200 ヒャッハー!こいつはとんだ新参だぜ!!
新参はまずレスする前にやることがあるんじゃあないかい
それともここに来るのは今日が始めてかな?
とりあえず半年ROMっとけ
いちゃいちゃテレポートはまだかえ
ヤンデレポートでもいい
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 21:17:57.32 ID:hsY4hHHE0
あああ黒子おおおお
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 21:21:54.39 ID:3wV7HZQC0
>>201 サンクス
>>203 すまん初春書いて怒られたやつだ
2ちゃん見始めたのは2月ほど前
ホント度々失礼した
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 21:24:44.49 ID:Q+RjlEUAO
500KBだけどorzタワーでも来ない限り余裕だろ
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 21:29:54.83 ID:pGEQqBvoO
>>206 初春書いてくれよ
流れが馴れ合い雑談スレになりかけてる
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 21:39:22.99 ID:3wV7HZQC0
>>209 要望があるのは嬉しい限りなんだが
すまん無理だ
昨日の朝にあったストックと昼休みに書いたものがいくらかあったんだが
帰ってきてから消しちゃったんだ
ただ先に書いた通り書き込み自体ほとんどしたことないし
経験不足だからどの道みんなを満足させられるようなものは作れない
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 21:47:12.84 ID:hSAlkbMz0
一つだけ言っておくけど上条さんは日常でいちいち説教したりしない
説教させておけば上条さんなんて思わないでほしい
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 21:54:40.34 ID:pGEQqBvoO
>>210 何事も経験、と言いたいけれど、消してしまったのなら仕方がない。だが書き溜めなしも面白いよ
ついでにまた小ネタでも
初春「……」カタカタ
黒子「また随分と真剣に作業してますわね」
初春「……」カタカタ
黒子「聞こえてらっしゃらないのかしら?」
初春「………」カタカタ
初春「……よし」グッ ウィィィィィィン
黒子「……頭の花からコードが……」
初春「データを脳にインポートしてっと。ついでに脳内のデータのバックアップでも取りますかね」ウィィィィィィィィィィィィ…
黒子「初春……あなた……」
初春「あ!白井さん!………見られたからには、しかたがありませんね……」
黒子「ひッ!……す、吸われ」
ジュルギュゴボボポポボポポ………ズジュッ
何がしたいのか分からない保守
初春の能力って相互同期だったのか……
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 22:15:30.31 ID:euvKVGptO
前々スレでチープなバトル者書いたものだが
覚えてる人がいたらアドバイスが欲しい
是非今後の参考にしたい
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 22:18:38.16 ID:1jGjhIg30
初春ぅぅ
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 22:25:34.75 ID:pGEQqBvoO
>>214 斬の人ですか?
敵が説明的すぎるのはどうかと思うので、
・戦う内に主人公が相手の能力に気が付く
・始めから敵の情報所持(敵の隠し能力フラグ)
・能力の詳しい描写はしない
などにした方が良いかと
保守
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 22:52:54.20 ID:euvKVGptO
>>216 そうです
あれが処女作だったもので色々なアドバイスが欲しかったんです
なるほどやっぱり能力の説明関係が微妙でしたか
参考にします。ありがとうございます
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 22:54:08.25 ID:3wV7HZQC0
>>212 2日前に親切な人が俺のためにスレ立ててくれたんだが
俺が書くのが遅かったせいか落ちちゃったんだよね
かといってあんま連続で書き込んでもまずいみたいだし
どの程度の間隔で書き込んでいいのかもまだわかってないんだ
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 22:56:11.85 ID:zoeJP2oG0
どの程度の間隔だと?
スレ立てる前に完結まで書き溜めてサル食らうまで貼りまくればおk
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 22:58:43.84 ID:pGEQqBvoO
>>218 俺も書く側だし、人のこと言えた義理じゃないけどね
頑張れ。超頑張れ
>>219 本当なら「半年ROMれ」と言いたいところだけれど
「さるさん」や「保守」や「支援」や「dat落ち」とかの単語でggrとよろしい
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 23:06:19.55 ID:3wV7HZQC0
よくよく考えてみると
このスレって黒子が主役なんだよな
俺のは出来の良し悪し以前に場違いだったんだな
ホントすまん
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 23:07:06.78 ID:Hk3KgdYwO
「はぁ……」
最近ため息が多くなったとお姉様によく言われる。
それは自分でも自覚し自認してる事だから私はいつも曖昧に苦笑いすることでごまかす。
そうすれば大低お姉様はため息の原因が風紀委員《ジャッジメント》絡みだと深読みして、
あまり踏み込まないでいてくれるからだ。
本当はお姉様に嘘をつくなどしたくはなかったのだけれど、必要な嘘と言うものは確実に存在する。
少なくとも、ため息の理由の半分がお姉様だと直接言ってしまうよりは、いい。
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 23:11:06.21 ID:pGEQqBvoO
>>222 それは俺にも言えることだけど
保守代わりの投下なら構わんと思うぜよ
新しい方がいらしたようだ
前スレの
>>1だと期待して支援
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 23:16:25.41 ID:Hk3KgdYwO
半分。
たった半分。
全でも一でもなく、――半。
けれどそれはあの超電磁砲《レールガン》の名に反するように
微細に繊細なお姉様には重くのしかかるだろう。
いや、それは建前だ。
確かにお姉様は自分が原因で私が日々悩み、嘆息をついてると知ればショックの一つは受けるだろうが、
それを長く引きずるような惰弱な人間ではないし、脆弱な人種でもない。
結局は私の問題に過ぎない。
私と、もう半分の問題。
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 23:17:27.39 ID:3wV7HZQC0
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/27(金) 23:23:31.31 ID:Hk3KgdYwO
その問題の方の半分は、決して優しさなんかではない。
いや、ともすればそれは優しさと表記してもいいかも知れないけれど、
それは信頼や憧憬と共に並ぶ優好。
問題の肝足る人物の一要素に過ぎない。
そう、もう半分はお姉様と同じ様に事象や状況ではなく、人物。
『上条当麻』。
彼とお姉様こと『御坂美琴』。
この2名が私の目下の問題だった。
保守