科学者が事業仕分けに対しての「緊急声明」を発表してるのに、
日本の科学者が特許を取得した記事の方を大きく書いてるね。
昨日の「緊急声明」を小さい事の様に印象付けたいのかねぇ。
11月26日(木) 北九州版(福岡県)朝刊 3面[総合]
ttp://mainichi.jp/select/science/news/20091126ddm003040088000c.html iPS細胞:体細胞作成技術など、特許新たに2件−−京大
(※途中省略)
■解説
◇欧米でも取得なるか
医療分野での特許は、その技術を使った治療などの費用に大きく影響する。エイズやがんなどの新薬が
高額になるのは開発技術にかかわる特許を欧米の製薬企業などが持ち、高い特許権料を設定しているのが一因だ。
iPS細胞は新薬開発や難病治療に役立つ可能性があり、今回認められた特許は昨年9月に取得した特許以上に有用だ。
実際の治療法確立には数十から100種類以上の特許の技術を組み合わせることが必要になると言われるが、
京大の特許が将来の応用に不可欠となる可能性が高まったと言える。京大は特許権料を高額に設定しないと表明しており、
私たちは恩恵を廉価に受けられることになりそうだ。
ただ、iPS細胞は複数の作成方法が発見されており、各国の研究で今後も手法が増えると予想される。
こうした方法に京大の特許は及ばない。「京大の特許にひっかからない方法はいくらでもある」(製薬企業関係者)
との声もある。京大の特許が研究の盛んな欧米で認められるかどうかは不透明だ。京大の特許が
どこまで広げられるかは予断を許さない。
今後、多くのiPS細胞関連特許が世界中で出願されるだろうが、京大や国内の研究機関が、
どの程度有効な特許を取得できるか、欧米でも特許が成立するかどうかが注目される。【野田武】