初春「白井さん、最近上条さんの事ばかり話してますよ?」
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
立てました。
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 00:43:30.05 ID:pMpBG+UR0
きました
おつ!
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 00:43:55.10 ID:O/CUDEKEO
黒子「それじゃあ……あの時……」
男「押し入れから女の子が出て来なかったら君はハッピーエンドだったわけ。
そしてその子が出てきて君はバットエンド…簡単なことだろ?」
黒子「そんな……私は……私は……」
男「まぁ男っていうのは流されやすい生き物だからね。
それまで親しくなかったのに付き合う展開になるなんて、ホント典型的だよ」
黒子「あ……ああ…あ……」
ザーザー
男「おっと、雨が強くなってきたな。もう少し炎強くした方が……」
黒子「私は……どうしたらいいんですの……
男「それは自分で考えることだよ」
黒子「友達も……好きな人も……全部…私からいなくなって……私は…」
男「全てはタイミングって言ったよね?
だからさ、こうして君と二人でいるのがもう良いタイミングなんだよ。
俺はただのナンパ。君は途方に暮れる寂しい子。
どうする?答えはもう出てると思うけど?」
5 :
綾部あや ◆AYAYOvpoRs :2009/11/24(火) 00:44:08.32 ID:kGd3ifYK0 BE:92103348-PLT(56065)
上条さん暗殺計画か
初春しね
新スレでも黒子は俺のモノ。
ざけんな
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 00:52:02.21 ID:O/CUDEKEO
黒子「………………」
上条「くそっ!!白井!!どこだ!!どこにいるんだ!!」
バシャバシャ
上条「チクショオォォオ!!雨なんて関係ねぇよ!!!白井ー!!!無事でいてくれー!!!」
バシャバシャ
上条「ん?なんだあの炎……」
上条「あれは……男か…。
でももう一人影が…………って……」
……ッ!!!
上条「白井ッ!?白井じゃねぇか!!!」
バシャバシャ
上条「おーい!!白井!!俺だよ!!白井ー!!」
ピクッ
男「ふっ…全くタイミング良いのやら悪いのやら」
男「やっと来たようだよ?王子様かい?」
黒子「………………」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 00:52:37.92 ID:BxGFx+d20
このまま初春√でも良いと思わなくも無い
KJさん!!!
新スレでも前スレでもどこでも黒子ちゃんは俺の嫁
支援
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 01:03:18.03 ID:O/CUDEKEO
上条「白井!!大丈夫か!?」
黒子「………………」
上条「……白井?」
男「おいおい、俺は完全に無視なの?つれないなー」
上条「…誰だよテメェ」
男「俺?俺はただのナンパだよ。あっでも硬派だから安心して。
可愛い子専門だから誰でもっていうことじゃあ…」
上条「黒子に何してんだって聞いてんだよ!!オイ!!」
ピクッ
男「ふふ…。随分な言われようだな。元を辿れば原因は全て君のせいだと言うのに」
上条「なんだと?」
男「それより君の彼女はどうしたの?
もしかして家に置いてきた?
雨に濡れたら風邪から?
いやー優しいね君」
上条「何をごちゃごちゃ言ってんだよ!!!テメェ!!」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 01:09:13.25 ID:HZiTd0opO
支援
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 01:09:53.77 ID:O/CUDEKEO
男「本当に君はこんな奴が好きなの?可愛いんだからさ、もっと男選んだ方がいいよ」
上条「がっ!!!」
ぶんっ!!
男「やれやれ、端から見たら俺が悪役なんだろうな。
まっ、容姿からしてそれっぽいけど」
ガツッ!!
上条「うぐっ……!!」
男「少し話をしようか」
上条「テメェと話すことなんてねぇんだよ!!
さっさと白井から離れろ!!」
男「離れろ……ねぇ」ポリポリ
男「王子様はああ言ってるけど君はどうするの?
まぁ俺は出来ればそばにいて欲しいなーなんて」
黒子「……イヤですわ」
上条「……は?」
黒子「なにしに来たのですか…。
あなたは…あなたは初春と一緒にいればいいではありませんの…」
躍起になってる上条さんかわいい
眠いからちゃっちゃと終わらせろ
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 01:20:14.64 ID:O/CUDEKEO
上条「し……白井……」
黒子「同情で…来られても私が惨めなだけですわ。
私のことはいいですからとっとと帰って下さいまし」
上条「お、おい急にどうしたんだよ…。
なんでお前…そんな奴のそばに…」
男「あらら、君フラれちゃったね。雨の中必死に走ってきたのに無様だねー」
上条「な…なんだと!!!」
ぶんっ
男「だから無駄だっての」
バキッ!!
上条「う……う……」
男「でもさ、そんなこと言われと仕方ないと思わない?
君あの子の前で告白して付き合ったんでしょ?」
上条「そ…それは……」
男「なのにいなくなったら表情変えて守る?
虫が良すぎると思わない?
最低だと自分で思わない?」
上条「……るせぇよ…」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 01:25:09.68 ID:y5IKmZcE0
上条さんは誰かに告白なんてしない
何故ならされる側の人間だからだ・・・俺たちとは違って・・・
うわああぁぁぁあぁあぁあぁあぁぁぁあああハーレムなんてこの世からなくなってしまえ
言ってることはともかく言い方がウゼぇな
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 01:29:17.52 ID:O/CUDEKEO
男「そんな最低君に誰も守って欲しいなんて思うわけないよね。うんうん」
ドカッ!!
男「…………ッ!!」
上条「んな……こと……わかってんだよ……」
男「へぇ、自覚あるんだ。なおさらタチ悪いよね」
上条「確かに…初春にああ言われた時…俺は……。
でも白井だって……俺は………」
ガツッ!!
上条「ガッ………!!」
男「言い訳?カッコ悪すぎだよ。
そして俺が一番嫌いな奴だ」
ガツッ!!バキッ!!
上条「うが……!!ぐぇ……!!」
黒子「……………」
男「どんな気持ちであの子が家を出て泣きながらここでうずくまってたか…君に分かる?
分かるわけないよね?君が元凶なんだから!!」
ドカッ!!ゴツッ!!
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 01:34:03.85 ID:rCCUXR74O
上条さんが説教されるだと?
説教モードじゃない上条さんなんて…
マジうゼぇwwwwwwwww
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 01:35:54.29 ID:VokSEui8O
これが話術サイド同士の戦い…(ゴクリ)
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 01:37:16.29 ID:6XRjKgQeO
話術サイド吹いたwww
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 01:37:44.91 ID:3P+2T9yi0
正直殴ってなければかなり好感もてるわこの男
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 01:37:45.38 ID:O/CUDEKEO
上条「はぁ……はぁ……」
黒子「……………」
男「…なかなかしぶといね。普通ならとっくに昇天だよ、やるね」
上条「し……白井を……連れ戻す……」
男「よくもまだそんなことを…。
でも君無能力者だよね?こんな状況で能力出さないなんておかしいからね」
上条「くっ…………」
男「まっ、本当は使いたくなかったんだけど仕方ない。これで終わらせてあげるよ」
ゴォオオオ
黒子「……ッ!!や、やめ……!!」
男「俺の炎に雨なんて関係ない。
最大限まで凝縮したパワー見せてあげるよ!!」
上条「こ……いよ……」
黒子「もう止めて!!私なんかためにそんな…そんなこと……!!」
上条「なんかじゃねぇよ!!白井!!」
上条「お前が泣いたのは俺のせいだ。
だからこそケリを着けて…お前に…謝りてぇんだ」
これ上条さんじゃないだろ
偽条さんだな
上条さん相手だと能力つかってトドメ刺すか。は逆に死亡フラグだからなぁ・・・
妙にエロスな辺り下条さんだな
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 01:42:48.88 ID:CXcbwF6Q0
ちょっと上条さんが弱すぎるな
確か武装テロリスト程度なら余裕でフルボッコにできたと思うが
マギー司郎で想像してる
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 01:43:20.96 ID:rCCUXR74O
伝説の喧嘩屋中条さん
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 01:43:41.12 ID:VokSEui8O
下条さんなら仕方ないな
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 01:46:16.20 ID:O/CUDEKEO
黒子「そ……そんなことどうでもいいじゃないですの!!
これに当たれば…ただでは済まな……」
上条「確かに初春さんに言われたの嬉しかった…。
でもな…お前と一緒にいただって…同じぐらい嬉しかったんだよ!!!」
黒子「え…………」
上条「流されて……告白されて……。確かに俺は最低だ!!大馬鹿者だよ!!
でもな、お前のこと大事じゃないわけねぇだろ!!
俺はまだお前の愚痴聞き足りねぇんだよ!!!」
黒子「あ………あ……」
男「お別れの言葉はもう終わったかい?」
黒子「……ッ!!も、もうやめて!!これ以上やっても何の意味なんて………」
男「悪いね、いくら可愛い子のお願いも」
上条「はぁ……はぁ…」
男「こればっかりは聞き入れなれないな!!!
くらえ!!最大限だァァア!!!」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 01:47:44.24 ID:rCCUXR74O
幻想殺し余裕でした
ぶち壊せ!
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 01:48:31.54 ID:EfGBD6ZZ0
そげう
中条さんなら指先一つでなんとでもなる相手だな
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 01:53:16.67 ID:O/CUDEKEO
ドガァアアアン!!!!
黒子「いや……いや……いやああああ!!!」
男「はぁ…はぁ…。悪いね、男の信条に背いてる奴は昔から苦手で……」
上条「うらああああ!!!!」
男「……ッ!!!ば、馬鹿なッ!!!そ…そんな訳な………」
バキッ!!!
男「ぐあっ……!!!かはっ……!!!」
シュウウウ…
男「お、驚いたね…。まさか無傷だなんて……」
上条「今度はこっちの番だよ!!」
男「くっ……!!も、もう力がなくなって……」
上条「歯をくいしばれこの野郎ォォオオ!!!!!」
バキッッッ!!!!!!!
男「ぐぁああああ………!!!!」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 01:54:17.33 ID:qytSES7S0
そげう
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 01:55:10.16 ID:s+CYmUO1O
やっぱり俺の上条さんだったか
そげぶ
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 01:55:56.78 ID:CXcbwF6Q0
男急に弱体化したなwww
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 01:56:48.77 ID:hkkB2YK80
上条さん八つ当たりじゃんwww
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 02:00:01.22 ID:O/CUDEKEO
ダンッ!!
男「ご……ごふ……」
上条「はぁ……はぁ……はぁ…」
黒子「あ……あ……」
ジャリ…
男「ふふ…強いね。完敗だよ」
上条「……………」
男「綺麗事を言っていたのはどうやら俺の方だったようだ。
いくら物を言っても…これじゃあただのピエロだよ」
上条「………………」
男「悪かったね。色々言っちゃってさ。だから俺はまだレベル3なんだろうな、ははっ。笑えるよ」
男「でも負けは負けだ。
あとは君の好きなようにしてくれ。
殴り足らなかったらいくらでも殴って………」
スッ……
男「な…………」
上条「掴まれよ。もう立てねぇだろ」
下条さんパネェっすwwwwww
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 02:02:04.69 ID:GbkCDidoO
上条さん×男の予感!?
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 02:02:08.72 ID:rCCUXR74O
上条さん最低やで
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 02:03:48.90 ID:g1jd1IxpO
この男にならついていく
前スレ終わりあたりから待機してんだが、20分に一回くらいトイレいくのもつらい。てか腹痛い。
何故初春ルートに向かった
もしくは何故黒子にブレさせた
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 02:07:02.22 ID:s+CYmUO1O
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 02:07:50.85 ID:O/CUDEKEO
男「……………」
上条「今回は…その……俺が全部悪いんだ。
だから殴られて当然なのは俺なんだよ…悪かったな」
男「………………」
上条「その…ありがとうな…。
アンタに言われなかったら……俺はずっと最低だったと思うし」
男「ふふ…面白いね君。
本気で殺ろうとした俺に感謝だなんて…優し過ぎるよ」
上条「なんとでも言いやがれ」
男「確かに君は最低だ。一人の女の子を傷付けて自分だけ満足して……最低だね」
上条「分かってるよ…」
男「でも君は気付いた。流されて気付くことがなかったことを君は分かってしまった。
それは名誉挽回出来るすごいことなんだよ」
上条「名誉挽回……」
男「さぁ行って来い。
本当に感謝、謝るべき子は……もう分かってるね?」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 02:13:18.61 ID:hkkB2YK80
しえんた
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 02:14:15.97 ID:vayEGs5P0
支援
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 02:14:41.22 ID:O/CUDEKEO
上条「ああ………」
クルッ
タッタッタ…
男「…さて、俺はもうお邪魔だな。
とっとと帰って寝るとしようか。あーこれでナンパ何回失敗して………」
バシャッ
男「……ん?」
「……上条……さ」
男「ふっ……どうやら
ようやく良いタイミングが回ってきたようだね」
「……………」グスッ
男「タイミングが……全てか。
ははっ、自分で言っておきながらやけに納得しちゃったなホント」
ジャリ
男「ヘイヘイ、そこの可愛い女の子。
頭についてるのは飾り?綺麗なお花だね。
ほら涙拭いて、良かったら話でも聞くよ?どうしたの?」
下した。でも最後までがんばる。
え?
結局初春はバイバイさよならなの?
おい下条さんシェイミゲットされちゃうぞいいのか
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 02:21:36.20 ID:g1jd1IxpO
初春・・・
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 02:21:45.70 ID:O/CUDEKEO
黒子「……………」
上条「あのさ……その……」
黒子「ホント、最低ですわね」
上条「ぐ………」
黒子「初春と付き合っておきながら、私を追いかけてそんな傷だらけで…バカですの?」
上条「な…なんとでも言えよ……俺は何も言い返せれないからさ」
黒子「…まぁ、最後は少し…その…カッコ良かったですし……ちょっとは見直したと言うか……」
上条「え?なんて?声が小さくて何言ってんのか分かんね………」
バキッ!!
黒子「ホントにデリカシーのかけらもないのですわね!!呆れますわ!!」
上条「な、なんでそんなことで殴られ……」
黒子「………どうしますの」
上条「あん?」
黒子「私を保護したら……初春のところに行きますの?」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 02:28:40.35 ID:O/CUDEKEO
上条「あ……それだけどさ…………」
黒子「そんなことは分かってますのよ?
あなたと初春が付き合ってるのは紛れもない事実ですし、私がどうしようと変わらないのですの。分かってますわ」
黒子「ですが……あの時……」
黒子「私と一緒に…いた時
私は……言わなければならないことがありましたの」
黒子「でも…それは結局言えることなく…初春が……そして……」
上条「………………」
黒子「結果なんて別にもうどうでもいいですの。
ですが…これだけは言わせて下さいな。
自分を隠すなって言ってくれたのは…あなたですしね」
上条「白井…………」
黒子「大好きですわ。
今までで誰よりも……お姉さまよりも
一番…大好きです」」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 02:35:18.71 ID:O/CUDEKEO
上条「………………」
黒子「いつの間にか…雨上がってますわね」
黒子「よく見れば辺りも明るく…もう日が明けそうですわ」
クルッ
黒子「さて、私はこれでおいとまさせてもらいますわよ。
長い夜でしたけど…いい経験をしましたわ。
私も感謝しないといけませんわね」
上条「……………い」
黒子「あらやだ、お姉さまに帰るコールしてませんでしたわ。
まぁでも今ごろ熟睡してるて思いますしもう……」
ギュッ……
黒子「………へっ?」
上条「待てよ…。勝手にポンポン話進めやがって……。
俺はまだ何も言ってねぇじゃねぇか………」
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 02:40:25.27 ID:hkkB2YK80
しえんします
出るもんなくなったら少し楽になったので支援
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 02:50:19.97 ID:O/CUDEKEO
黒子「な、何もって…………」
ギュッ
上条「俺は……ずっと流されてた。
初春さんに言われた時も、お前と一緒に寝ようとした時も…………」
上条「でも……今は違う」
上条「今はちゃんと…自分の気持ち分かってるから。
ちゃんと…言うからお前に…俺の気持ちを………」
黒子「あ……あの……。それ…それって………」
グッ…
上条「好きだ黒子。
俺と……付き合って欲しい」
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 02:51:08.41 ID:vayEGs5P0
な…に……
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 02:51:54.98 ID:vTcoXE0N0
展開が読めない…
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 02:52:55.85 ID:hkkB2YK80
上条さんwwwww
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 02:54:14.04 ID:v5KTKNNV0
こいつぁ俺の知っている上条さんじゃないなw
>.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶、
,...:´::::::::/.:::::::::::::::::::::::::::::/ |::::: ハ::::::::::::::::::::::::::/ !::/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>
 ̄ ̄/.::::::::::::::::::::::::::::/l/ >|:/ |:iハ:::::i:::::::::/ j/ハ::::/!::::::::::::::::::::::::<
/.:::::::::::::.イ:::::::::::::/<でうラ'ヘ`}:ト::∧:l::::/厶イ´.::::∨::|:::::::::::::\ー―一
ー‐ァ.:::::::::{ 厶イ:::ハ/ `ニ ノ.:::jノ.::::::八/.:::'でうラヽ/.:::|:::::::::::::::::::\
/___::∧ (|/ 〈::::::::::::::::::::::://.:::::::::::::ー一'.:::::::j/!::::::::::\ ̄
/.:::::ハ ∧ \::::::::::::::/ {::::/ ̄ ̄\::::::::::/ }:::::::「 ̄
∠::::::::::::八 :. \:::::/ }::j\ /.::::::/ ∧ハ|
厶イ:::::::::ーヘ ´/ノ.::::::\_/.::::::/イ } 好きだ黒子。
ノイ::/i:::ハ {:::::::::::::::::::::::::::∧丿
|/ |::::::|\ , -‐='::、::::::::::::::::::::/ 俺と……付き合って欲しい
x≦ハ| ::\ ー‐.:::::::::::::::::::/
/ ∨//| ::::\ `7.::::::::::::.イ\
/ ∨/j \:::\ ;::::. .<:::::'///\
/ ∨′ \:::::: ̄::::::::::::::::'/////⌒ヽ、
/ >x:::.、 \::::::::::::::::::::{'/////////\
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 02:56:06.60 ID:O/CUDEKEO
黒子「あ……あ……」
上条「これが…俺の気持ちだ。
もう絶対にブレたりしな……っとわ!!!」
黒子「全く…その臭いセリフしか言えないんですの?
こっちまで恥ずかしくなってしまいましたわ」
上条「な……お前…。人が一世一代の告白を……」
黒子「1日で2回も告白した人に説得力ありませんくてよ?」
上条「ぐっ……それは…そうだけど……」
黒子「ですから……証明してくださいな」
上条「え……証明って………」
黒子「んもう、あなたはホント空気が読めませんのね。
レディーが証明してと言えば……アレですわよ」
上条「……ん?アレ?」
黒子「〜〜〜ッ!!!ホントにあなたって人は…!!」
上条「いやだから本当にわかんねって………」
黒子「キスしろってことですわよ!!バカ!!」
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 03:00:41.18 ID:O/CUDEKEO
上条「……………」
黒子「こ、こんなことレディーに言わせないで下さいな!!
こっちはさっきから恥ずかしくてもう………」
上条「キスって………」
黒子「な、なんですの…?
まさか初春には出来て私にはとても出来ないだなんてこと…………」
チュッ
黒子「…………ッ!!!」
上条「こ、これでいいだろ。ほら」
黒子「あ、あなたって人は………」
ゴォオオオ
黒子「ロマンチックのかけらもございませんのね!!!」
バキッ!!ゴツッ!!
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 03:06:53.85 ID:O/CUDEKEO
黒子「ふ、普通はですわね、こう……肩を持って……私が目を瞑って……顔を斜めに……」
上条「よく知ってるな」
黒子「あなたが知らなさすぎなだけですわ!!」
黒子「もう…私のファーストキスはこんな……こんな形で……」
上条「…初めてだったのか?」
黒子「あ、当たり前ですわ!!長年夢見たキスがこんな形で誰が納得………」
チュッ…
黒子「んん……んっ…」
上条「じゃあ…これからのキスはずっと俺だけな。
そしたら100回してもファーストもくそもないだろ?」
黒子「…理屈が全く解りませんわ」
上条「まぁなんだ。だから……その……ずっと俺とキスってことだ…」
黒子「…バカですか」
上条「…かもな」
本気で寒いwww室温4度www支援
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 03:08:47.02 ID:85Gy1857O
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 03:08:48.78 ID:vebyVXXp0
東北福島の山の上パネェ。今年一年目だし暖房とかエアコンとかねぇよww
黒子への燃えあがる愛で限界までがんばってやるぜww
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 03:14:28.83 ID:O/CUDEKEO
上条「じゃあもう一回な」
黒子「あっ…ちょ…そんなまた……んんっ……」
チュッ…
黒子「まぁ…あなたらしいですわね」
上条「らしいってどうことだよ」
黒子「ふふ、そのままですわよ」
タッ…
上条「あっ、ちょっと待っ……」
ギュッ…
黒子「大好き…ですわ」
上条「俺も好きだ…黒子」
――――
初春「私…失恋しちゃいました」
男「ん?その割には笑顔なんだね」
初春「えへへ。だって私は満足しましたし
私よりお似合いな人がいましたから」
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 03:17:00.69 ID:85Gy1857O
黒子の「大好き…ですわ」を脳内再生したら体温上がった気がする。
たぶんまだいける
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 03:22:10.02 ID:O/CUDEKEO
男「君は…すごい子だね」
初春「ジャッジメントですから、えっへん」
男「ふふ、将来は男たちがほっとけないような子になりそうだよ」
―――――――
上条「あーッ!!!」
黒子「な、なんですの?」
上条「ビリビリから電話来て…まだ連絡してない…」
黒子「お姉さまから!?…そういえば私…電源を……」
上条「や、ヤバイ!!アイツ本気で切れてるぞ!!一緒に謝れよ!」
黒子「な、なんで私が!!元はと言えばあなたが原因で」
上条「〜〜〜もう!!ほら、一緒に行くぞ!!」
グイッ
黒子「あ………」
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 03:25:28.30 ID:O/CUDEKEO
上条「絶対にこの手離して逃げるなよ!!」
黒子「もう…しょうがないですわね」
上条「はぁ…不幸だ……」
黒子「私は…幸せですわよ。
もう二度と……離しませんから……」
〜完〜
あー長かった…orz
今まで読んでくれた方に盛大な感謝を。
お疲れさまです
マジ乙!!黒子可愛いよ黒子!!!
この時間までがんばった甲斐あったよ
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 03:28:06.93 ID:85Gy1857O
とりあえず乙
よく書ききった
乙!
……だが初春√も読みたかった
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 03:31:17.15 ID:vayEGs5P0
おつかれ
なにこれ…
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 03:35:00.72 ID:O/CUDEKEO
>>90 いや正直そっちで行くつもりだったんだけど
目の前で付き合っちゃったから
どうも黒子が不憫すぎてw
サーセンw
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 03:36:26.30 ID:O/CUDEKEO
残ってたら初春ルートですね。
黒子は俺がもらっていくしそれもおk。
体やべぇし薄布団包まって寝るわww
良作を残した
>>1に幸あれ
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 03:47:41.52 ID:vebyVXXp0
乙ー
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 04:34:08.02 ID:cU3V7kzQO
待て このスレはこんな早く終わらしていい訳ないはずだ
こんなよう分からんオリキャラと微妙にフラグ立てて終了とか
初春スキーの俺発狂、
>>1は再び筆を取るべき
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 05:23:42.76 ID:3P+2T9yi0
前スレだって何人かでそれぞれ別のSS書いてたんだ
保守してれば誰か書くと信じてる
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 05:27:51.82 ID:cU3V7kzQO
禁書みたいな内容の二次創作はよほど酷くなきゃ
とても面白いと思う
なんで禁書のSSは御坂、佐天、黒子、初春の4人ばっかりなんだよ
たまにはねーちん×上条や上条×御坂の母ちゃんみたいなの書いてくれよ・・・・
初春かわいそうだろ3pにすべき
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 07:14:15.75 ID:SE+0jqzgO
みんなすげーよ・・・
書き溜めしてるけど勇気がないからなかなか・・・
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 07:19:17.15 ID:gH7xqP3tO
たまには上条×一方通行があっても良いンじゃねェかと思う
>>106 スレ立てちゃえば良いよ
一方さんの性別はどっちでやるんだ?
初春とはいったいなんだったのか・・・
なんか微妙な結末だな。張り付いてて損した
禁書スレ見てると本当に姫神さんが禁書キャラだったのか不安になる
>>103 レールガン放送中なんだから仕方ないだろ
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 10:06:25.17 ID:T8lQBYXvO
ほ
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 10:56:42.81 ID:lBKca9jIO
>>111 エロパロでも最近空気な吹寄さんはどうすればいいんだよ
ハーレムエンドじゃないのかorz
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 11:35:59.50 ID:sjwwSrGX0
僕は吹寄ちゃん!
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 11:50:10.17 ID:HZiTd0opO
>>114 良いキャラだけどヒロインだったことがないからな
どうしても他より扱いが酷くなっちまう
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 12:26:32.35 ID:B3XHgtDjO
てか上条さんは初春にフォローなしですかw
思い切ってレールガン漫画買ってきた保守
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 13:47:54.93 ID:EbtXhnZiO
何とかデックスのSSって皆無だよね(´・ω・`)
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 14:36:49.90 ID:C0QGbHJc0
最近禁書SS多いから気になってアニメ全部みました
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 15:01:27.58 ID:oSHEPqRbO
シダックスさんディスってんのか?
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 15:45:21.23 ID:SE+0jqzgO
仕事場からホシュ
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 15:57:18.40 ID:WW8lrzxz0
かみやんDQNすぎワロエないwwwwww
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 16:39:30.12 ID:s+CYmUO1O
さあ、始まるザマス
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 16:57:49.42 ID:4r2APdQPO
いくでガンス
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 17:41:04.95 ID:6XRjKgQeO
ふんがー
ミナミコーテツ
お姉様の部分を自分の名前に変えたら余裕でいける
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 18:59:25.27 ID:xokeomjFP
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 19:05:14.78 ID:iZQK38yWO
まとめのとこで見かけたんだがあにさま>お兄様なんだな
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 19:22:34.88 ID:Y6Aaepbk0
アク禁いつまで
この作者普通に好きで他数冊もってるわ
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 20:07:17.50 ID:O/CUDEKEO
ひゃ
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 20:46:17.53 ID:q+nOEonM0
だ
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 20:47:28.76 ID:BxGFx+d20
初春√はまだですか
昨日からずっと全裸で待ってます
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 21:19:47.19 ID:QG+EkCxj0
ひゅいーーーーーん
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 21:50:47.36 ID:HbYeFHhsO
上条さん×初春は
>>1に任せるとして、場つなぎに姫神さんルート書いていいでしょうか?
姫神さん不憫過ぎて……
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 21:57:58.68 ID:KZ6ZyPEv0
GO!
誰か前スレ誘導してくれないか?
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 22:00:27.29 ID:HbYeFHhsO
把握
ちなみに地の文書きです。あとエロは無いはず。ほのぼの進めるつもりでありんす
書きため無理なんでゆったり参ります
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 22:00:41.51 ID:s+CYmUO1O
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 22:00:47.74 ID:bJKk+JsL0
『書いていいか』そんな言葉使う必要はねーんだ
何故なら俺や俺達うんぬんかんぬん
『書き終わった』なら使ってもいい!
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 22:24:05.99 ID:HbYeFHhsO
一週間の締め、宗教によっては始まりであるが、ともかく日曜日である。
のんびりとした陽光を全身に浴びながら、上条当麻は歩いていた。
落ちこぼれである上条にとって多少の煩わしさを伴う学校生活から解放され、妙な事件に巻き込まれることもなく過ごす休日。
普段であれば、万年空腹銀髪シスターによって休日でさえも彼の平穏は乱されるのであるが、この日は上条の担任教師である月詠小萌の家に遊びに行っているため、完全なフリーであった。
そうして珍しく自由な日を手に入れた上条だが、こういう日に限って学園都市第三位のビリビリ中学生に追いかけ回されたりするものである。
不幸の申し子を自称する上条は、ビリビリが視界に入ったら即ダッシュで逃走するために警戒していたのだが、道で会ったのは風紀委員(ジャッジメント)である白井黒子のみだった。
彼女曰わく、ビリビリは新実験のため学校に呼び出され、今日1日学校へ拘束されているとのこと。
予想を盛大に裏切られた上条だったが―――今日の上条にとっては、それは嬉しいニュースに他ならなかったのである。
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 22:39:25.14 ID:HbYeFHhsO
さて、溜まっていた家事を午前中に済ませ、正午には昼食をとりにいくために街へと繰り出していた。
目指すは、ハンバーガーで有名なファストフード店である。
暴飲暴食シスターがいないためにその分の食費が浮くのだが、上条はその浮いた金を使ってたまの贅沢である外食をしようと思いたった。
外食というと上条はファミレスで済ますことが多いのだが、今日のように気持ちの軽い日は素早く軽く食べられる物にしたかった。
そこで、少しばかりお高くても美味しくて早いハンバーガーに目を付けた上条は、ファストフード店を目指して散歩がてら街を歩いたのである。
さて、先述の通りファストフード店への道中は何事もなく過ぎ、平穏という単語を噛み締めながら上条はうっすら冷房のかかった店内へと足を踏み入れた。
自動ドアの閉まる音を背後に聞きながら、空いている座席を探す。
一人でいる上条にとってはカウンター席が一番好ましかったが、昼間とあってカウンター席どころかほとんどの座席が埋まっている状態であった。
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 22:50:53.61 ID:HbYeFHhsO
これは相席しかないか?と、上条は微妙な気まずさを覚悟しつつテーブル席へと近づく。
相席出来そうなテーブルを探すためであったが、目的のテーブルは店内の混雑具合の割にすぐに見つかった。
しかし、上条はテーブルを見た瞬間、思わず呟いていた。
上条「―――デジャヴュ?」
人混みの中ぽっかりと空いたテーブルには、黒髪の巫女が突っ伏し倒れていたのである。
そしてどうやら上条の呟きは彼女の耳に届いていたらしく、巫女服の少女はくるりと上条の方を向くとボソッと小さく漏らした。
姫神「―――食い倒れた」
テーブルには、ハンバーガーの空き紙の山が。
上条は、思いがけず訪れたトラブルに頭を抱えつつ、姫神の倒れ伏すテーブルに座った。
上条「……相席いいか?」
姫神「構わない。好きにして」
上条は、自分の鼻先に向くつむじを見ながら、呆れ気味に言った。
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 22:52:52.73 ID:HbYeFHhsO
ちょっと間が空きます
今夜中に戻ります。
乗っ取りのくせに申し訳ありません
姫神とはまた珍しい組み合わせ
全裸で待機してますね
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 23:16:19.37 ID:pMpBG+UR0
黒子はまだかああああ黒子おおおおおおうおおおおおおお
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/24(火) 23:44:36.16 ID:Y7ENniHZO
この時間帯の保守間隔って何分くらいだっけ?
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 00:07:35.44 ID:tGe+/PhkO
し
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 00:22:04.66 ID:OLQ3H81LO
上条「で、どうしてこうなったんだ?」
姫神「………」
姫神は、やや不機嫌そうに身を捩らせた。
姫神「……私は。休日だというのに予定もなく。遊びに誘う友人も甲斐性もなく。
挙げ句。頼みの綱の小萌先生は。大食いシスターに昼食を完食され……てんてこまいで。
私は。一人」
姫神は恨めしげな目を、シスターの保護者である上条に向けた。上条は、苦笑いしながら目を反らす。
上条「……で、昼飯もないからハンバーガー食いに来た、と」
姫神「そう。いつかの無料券が。まだまだ沢山残ってる」
上条「で、一人ぼっちの自分と今日の境遇に嫌気がさして、やけ食いか」
姫神「………」
姫神は、表情の薄い瞳をやや非難げに向けた。じとっと、上条に視線が刺さる。
上条「……わ、悪い…」
姫神は、ため息を漏らした。
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 00:24:42.52 ID:B5wvcvJH0
VIP板保守時間の目安
00:00-02:00 60分以内
02:00-04:00 120分以内
04:00-09:00 210分以内
09:00-16:00 120分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 00:51:34.14 ID:hR0TopmjO
支援
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 00:52:12.55 ID:OLQ3H81LO
姫神「……ところで。あなたはシスターをほっぽりだして。一体なにをしているの?」
上条は、買ってきたハンバーガーを頬張りながら答えた。
上条「んん?ああ、なんかインデックスが『小萌の家に遊びに行くー!』って騒いで出て行っちまってさ。
まぁ小萌先生の所ならいっかと思って、今日は自分のための休日を過ごそうと思ってたんだ。
……こんな、思わぬ所で被害が出ているとは思わなんですよ、ハイ」
姫神「思わぬ所……。私は……やっぱり空気……飽きられる女……」
上条「ひ、姫神さーん!?」
表情をいつになく暗くして落ち込みだした姫神に慌てた上条は、とりあえず一日中暇という姫神の状況を打開しようと、一つの提案を持ちかけた。
上条「はいはいはいっ!上条さんには一つアイデアがございますがいかがでしょう?」
姫神「……聞くだけ聞く」
暗闇を背負う姫神に、上条は勢いよく言った。
上条「今日1日お暇でしたら、わたくし上条当麻くんにお付き合いいただけませぬか?」
姫神「……え?……それって……」
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 00:56:03.37 ID:MSMnohfP0
恋は1回!
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 01:04:53.90 ID:OLQ3H81LO
上条「よく考えたら姫神とちゃんと遊んだこと無いからさ。この際だし、いかがでせう?」
姫神「え……あ……」
姫神は、少し困ったような顔で思案すると、やがてコクリとうなずいた。
上条「よっしゃ決まりだな!」
上条はテーブルを立つと、トレイを持って席から離れた。
上条「そうと決まればさっさと行こうぜ。まずは、一学期の初めに行きそびれた地下街に行くか」
姫神「あ……。……うん。分かった」
姫神は強引な上条にやや圧されつつ、とりあえずは黙ってついて行くことにした。
それと同時に貴重な自由な日を奪った事に罪悪感も感じていたのだが、当の上条は笑顔で姫神を先導していた。
姫神は、素直に楽しむことにした。
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 01:07:45.35 ID:OLQ3H81LO
乗っ取りのくせに申し訳ありませんが、ぶっちゃけ眠気にやられそうです
明日は学校などあるので、需要がありましたら合間を縫って投下していこうと思います
というわけでお休みなさい
乙
ところで、姫神って誰だっけ?
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 01:09:38.94 ID:rhU4aRyp0
需要大
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 01:13:49.93 ID:4MILPj+qO
くそう
保守せざるをえない
元々保守する予定だったんだがな
姫神ちゃん公式にもネタにされて可哀想に……
ほ
し
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 02:38:53.69 ID:rhU4aRyp0
の
お
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 03:49:14.79 ID:b+yMGHj20
su
ほ
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 07:20:15.06 ID:4MILPj+qO
し
177 :
代議士 ◆aWfrM7UWWY :2009/11/25(水) 07:22:17.85 ID:JE9SRoljO
>>165 漫画とアニメで添削された二話のメイン SSで上条さんが弁当イベントで助けようとして旗を砕いてしまった。
頼んだ
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 09:01:37.38 ID:ZenKcyYr0
ほっ
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 09:48:53.33 ID:RG1Aseq/0
hoshu
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 10:37:41.65 ID:0vArt0O30
(また、会えた・・・)
右腕に腕章を付けた二人の少女が事件現場へと向かう途中、頭に花の髪飾りをのせた少女の瞳に一人の男性が映り、足を止めた
見た感じは高校生くらい 茶髪で耳にピアスをつけおり、携帯電話で誰かと会話している。
(誰だろう、もしかして彼女さんとか・・・)
黒子「初春? どうしましたの?」
初春「へっ? あ、いえ何でも。」
再び少女たちは動き出す。
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 10:45:59.33 ID:w2wzXDOM0
茶髪が青髪に見えてやっとあいつにスポットライトが当たる日が来るかと思ったけど勘違いだった
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 10:52:29.67 ID:0vArt0O30
黒子「これで4件目。手口からして同一犯で間違い・・・初春、聞いてますの?」
初春「へっ? あ、はっはい!」
黒子「どうしましたの、ここ最近あなた少し変ですわよ?」
初春「すっすみません! ちょっと考え事を・・・。」
黒子「考え事?」
初春「えぇ、大した事じゃないんですけど・・・」
固法「大丈夫? もし疲れているんだったら今日はもう・・・。」
初春「いえ、大丈夫ですから。」
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 11:17:53.89 ID:0vArt0O30
固法「そう、無理はしないでね。白井さん、ちょっと来てくれる」
黒子「はいですの」
初春「・・・」
カチャカチャカチャカチャ
初春がキーボードをたたくとPCのモニターに監視カメラの映像が映された
初春「・・・・・・」
監視カメラの映像を見つめる初春
黒子「う〜い〜は〜る〜っ! 聞いてますのっ?」
初春「ひゃっ!?」
黒子「もう、またボーっとして・・・って、これは?」
初春「あっ、こっこれは、今回の事件現場周辺の監視カメラの映像です。」
黒子「なにかわかりましたの?」
初春「いえ、これといって何も・・・」
初春は何人も映されている映像の中から一人の男性だけを見ていた
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 12:19:33.24 ID:rhU4aRyp0
ほ
支援
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 12:52:41.95 ID:0vArt0O30
見てくれる人いないかな
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 12:55:09.82 ID:w2wzXDOM0
呼ばれた気がする
見てはいる
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 13:02:36.04 ID:7iNniGjP0
続けてくれたまえ
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 13:13:36.91 ID:0vArt0O30
鬱ものだけどいいの?
どうぞどうぞ
書けばいいじゃない
後は読む人間が判断すりゃいい
194 :
割り込み合間投下失礼します:2009/11/25(水) 13:31:10.94 ID:OLQ3H81LO
====
地下街である。
休日の真昼ともなれば学生たちでごった返し、地下空間独特の狭さも相まってやや暑苦しい印象をうける。
しかし、最新鋭の科学技術を備える学園都市の地下街は、計算され尽くした位置に備え付けてある空調が常に稼働しているため、常に快適な温度が保たれていた。
そんな涼やかな空気を肩で切りながら、上条と姫神は二人並んで歩いていた。
上条「まずはどこに行く?」
姫神「あ……私は。地下街はあまり来ないから。何があるのかわからない」
上条「そっか。んじゃあ、まずはゲームセンターにでも行こうぜ。すぐそこだしな」
姫神は、上条を見ながら頷いた。
姫神「……ゲームセンター……。カップルがよく行くスポット……。二人対戦が可能なゲーム……プリクラでのツーショット一歩前進……うふふ。
見ていろシスターや小萌。もう空気なんて呼ばせないわ」
姫神は、最近読んだ雑誌の恋愛コーナーを思い出しながら、一人ほくそ笑んだ。
すでに上条はゲームセンター遊びをインデックスと風斬と、ツーショットを中学生と済ませているなどいざ知らず、姫神は自分の優勢を確信した。
そんな姫神の心中など上条が知るはずもなく、上条はゲームセンターまで姫神を案内すると、携帯を開いた。
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 13:33:51.25 ID:0vArt0O30
先に書いてる人がいるみたいなんで終わったら続きいれます
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 13:53:57.40 ID:rhU4aRyp0
つ
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 13:55:27.18 ID:V5i5LbljO
すまんスレタイが白井じゃなくて臼井に見えて涙が・・・
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 13:56:32.28 ID:OLQ3H81LO
>>195 もし書いて下さるならどぞどぞ
書きためもない超スローペースなので、完結を待ったら書く気失せますよ?
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 14:06:40.21 ID:0vArt0O30
>>198 了解
佐天「初春?」
初春「・・・ひゃっ! って佐天さん、いつの間に? ていうかスカートめくらないでくださいっ!!」
佐天「いつの間にって、30秒くらい前から。」
初春「さっ30秒間もスカートめくってたんですか〜っ!!」
佐天「だって呼んでも止まらないしさ、無視されてるのかと思っちゃったよ。
どうしたの、ボーっとしちゃってさ。」
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 14:08:52.09 ID:0vArt0O30
初春「えっ、あっ、え〜っと、そ、そう、昨日また事件がありまして・・・。」
佐天「あ〜、ジャッジメントの仕事か〜。
初春「そ、そうなんです、いろいろと大変で・・・。」
佐天「あたしはてっきり彼氏のことでも考えていたのかと思ったよ。
初春「へっ、なっ何をい・い・いってっるるるんですかあああ? かっかっ彼氏なんて、いっいっいまっせせんよ?」
佐天「・・・」
初春「・・・」
佐天「・・・・・・」
初春「・・・・・・」
佐天「・・・・・・(ニヤッ!)」
初春「・・・え〜っと〜・・・・・・」
佐天「冗談でいっただけだったんだけどな〜(ニヤニヤ)」
初春「・・・・・・」
ちょっち出かけてきます 続きは後ほど
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 14:57:46.26 ID:aLlYWlsH0
黄
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 14:58:48.71 ID:w2wzXDOM0
泉
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 15:10:42.04 ID:w2wzXDOM0
川
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 15:11:28.10 ID:dRrRbFx3O
愛
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 15:19:06.74 ID:w2wzXDOM0
穂
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/25(水) 15:30:59.46 ID:oxkutBQZO
保守
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
じゃん