『ダヴィンチ・コード』『天使と悪魔』を最も知る男が「フリーメイソン」を語る!
トム・ハンクス主演の人気シリーズ第2弾「天使と悪魔」のDVD&ブルーレイが10月28日発売され好評を博している。
原作はダン・ブラウンの世界的ベストセラー。その原作小説の翻訳および映画版の字幕翻訳監修を手がけた翻訳家の
越前敏弥氏に直撃した。
Q:『ダ・ヴィンチ・コード』『天使と悪魔』の2作品を翻訳されたきっかけと感想を教えてください。
私がもともと歴史ミステリーの比較的難しい翻訳をしていたこともあって、難解なミステリーが丁度いいのでは
ないかということで、翻訳のお話を頂きました。読むと、ウンチクは沢山あるものの、わかり易くスピード感が
溢れていて、今までにないタイプの小説でした。「これはいい」と思い、すぐに引き受けました。
日本でははじめ、小説『天使と悪魔』はあまり売れなかったんですが、『ダ・ヴィンチ・コード』の時に火が
ついた感じでしたね。翻訳は今までに引き受けた作品の中で一番楽しかったです。『天使と悪魔』を翻訳している時点で、
「このシリーズはヒットするな」という感じはありましたね。
Q:“フリーメイソン”にも実際に取材に行かれましたか?
“フリーメイソン”は、世間一般で言われているような怖いものではないんです。“秘密結社”という言い方をされるので、
そういったイメージが先行して大げさなものととらわれていますが、恐らくはそうではなくて、“ちょっと謎めいた親睦団体”
というようなものだと思うんです。
新作の『ロスト・シンボル』では“秘密結社”ではなく、“秘密のある団体”という言葉が出てきます。
どこにだって企業秘密がありますよね?例えば、商品の作り方のノウハウまでは明かさないよね。それと同じではないかと
思いますよ。日本の“フリーメイソン”も堂々と看板を出していますから(笑)。
http://news.ameba.jp/hottrash/2009/11/50061.html