真城｢ひ…平沢唯…？なんだよこのネーム…｣

代理
せめて澪ちゃんと俺はラブラブにしてくれよな・・・

ルーミアちゃん！！！

チンプー久しぶりに見た

いや、マジで代理だから

http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1257949806/155

チンプーが書くと聞いて

おお！ありがとう

ついにチンプーが書くのか！

ID:INWfsq1UOは引っ込んでろ

じゃあ早く書けや

おう早くしろよ

ただし>>6、ﾃﾒｰはダメだ

真城｢こんなの港浦さんに出せるわけないだろ！しかも４コマって…ふざけてんの？｣

高木｢サイコー、アニメ化するのに一番早いのは、シリアスでもギャグでもない。萌えだったんだ｣

真城｢萌えって…まさか石沢が描いてたようなやつかよ！？｣

高木｢そう言うとイメージ悪いけどな。サイコーが描いた亜豆の絵を見て、俺はコンビを組む事を決意した。サイコーの絵は萌えでこそ活きる！｣

真城｢マジかよ…｣

高木｢基本はギャグだし、これなら港浦さんもオッケーしてくれるはずだ｣

真城｢で、でもなんで４コマなんだ…？｣

バクマンって５巻でた？

因みに４コマはこんな感じです
http://livedoor.blogimg.jp/chinpoo3/imgs/6/8/68cc9e8c.jpg
http://livedoor.blogimg.jp/chinpoo3/imgs/d/2/d29d53e8.jpg

バクマンとかデスノの原作のほーって、ラッキーマンの作者ってほんと？

高木｢これを見てくれ｣スッ

真城｢らきすた…？｣

高木｢これも４コマだ。アニメ化されて、人気になった。まずちょっと読んでみて｣

真城｢う、うん…｣ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

真城｢なんだこれ…？全然面白くないし、絵もうまくないな…｣

高木｢そう！今は全然面白くなくても、萌え要素があればアニメ化される時代なんだよ！｣

真城｢面白くなくてもって…そんなの漫画家として許せないな…｣

高木｢サイコー、俺達の目標はなんだ？｣

真城｢売れる漫画を書いて…アニメ化させて亜豆にヒロイン役をやってもらう事…？｣

高木｢そうだ！だから面白い漫画を書く必要はない。売れる漫画を書けばいいんだ！編集部の人も言ってたろ？見上げたプロ根性だ…って！｣

真城(な、なるほど！こいつやっぱり頭いいな…！)

真城｢でもさ、やっぱり４コマなんだから、ギャグがつまらないのはまずいって｣

高木｢いや、下手に笑えると逆効果だ。ギャグのほうに目がいって、肝心の萌えが注目されなくなる。それに、ぶっちゃけ俺はギャグセンスないし｣

真城｢いや、でもシュージン、ギャグの勉強してたじゃん｣

高木｢本当にセンスあるなら勉強なんかしなくても笑えるギャグを描けるって。むしろ、今の中途半端に面白い俺のギャグのほうが、萌え４コマで活かせる｣

真城｢…わかった。で、なんなの？この平沢唯ってキャラ？｣

高木｢軽音楽部に入部する音楽素人の天然系主人公だ｣

真城｢萌えに関してはよくわかんないけど…確かに天然ってかわいいよな。で、何で軽音楽部なんだよ？｣

高木｢涼宮ハルヒの憂鬱って知ってる？｣

真城｢名前だけは聞いた事あるけど｣

高木｢萌え漫画を書くにあたって、色々と萌えアニメを見てみたんだ。で、このハルヒってのはライブシーンがとにかくすごかった｣

真城｢だから軽音楽部が舞台か。…シュージン、音楽に詳しかったっけ？｣

高木｢いっつもヘッドフォンつけてるけど、実はあんまり詳しくない｣

真城｢…ダメじゃん｣

高木｢別にガチの軽音楽部の漫画にするわけじゃないって。だから知識なんて一般常識程度で大丈夫｣

真城｢え？ガチじゃないと漫画として成立しないじゃん｣

高木｢確かにBECKみたいにガチのバンド漫画はある。でも俺達がやろうとしてるのは萌え４コマだ。やる気のない部員がおりなす日常をテーマにする。部活漫画は基本熱血だ。やる気ない部活ってのは斬新だと思う｣

真城｢日常か…。シュージンらしくないけど、変化球なところは、らしいと言えばらしいかも｣

真城｢じゃあ、相手役の男はどんな感じにする？｣

高木｢いや、舞台は女子校にする。極力男は出さない｣

真城｢え？可愛い女の子を出すんだから、相手役は必要だろ｣

高木｢相手役も女の子だ｣

真城｢は！？｣

極力出さない・・・つまり俺が出る余地はまだあると言う事・・・

チン・プーが書けよ

>>18
てめぇは超絶劣化ロシア女でも抱いてろや

>>18
いいから早く書けよー

真城｢なにそれ！？まさかレズ…って事？｣

高木｢百合だよ｣

真城｢ゆり？｣

高木｢まあ語源はレズと似たような意味だけど、濃厚なやつじゃなくて、ソフトな感じだよ。なんとなく匂わせるくらいで、はっきりとした描写はしない｣

高木｢男役を使ったがために、猛抗議を食らった萌え漫画もある。でも、女同士のカップリングならそうはならない。サイコー、俺が亜豆に抱き着いたらどう思う？｣

真城｢ぶっ殺したくなる｣

高木｢じゃあ、見吉が亜豆に抱き着いたら？｣

真城｢うーん…別になんとも思わない。いや、むしろちょっと絵的にはアリかも｣

高木｢だろ？それが百合萌えだ。このジャンルは必ず当たる！｣

真城｢えっと…よくわかんないけど、ToLoveるの女の子同士版って事？｣

高木｢いや、ポロリもしない。裸にしたりパンツ出したりしたら、萌えじゃなくてエロだろ｣

真城｢萌えって難しいな…｣

サイコーが真人間すぎてまぶしい

真城｢じゃあ萌え４コマでいくとして、やっぱ絵柄は変えたほうがいい？｣

高木｢もちろん。この世は金と知恵みたいな絵柄で女子高生描いても可愛くないし｣

真城｢トラップの時みたいな感じ？｣

高木｢いや、もっと柔らかい感じでいい。サイコーの画力の３割くらいで描いてくれ｣

真城｢３割！？それじゃほとんど落書きだって…｣

高木｢ほのぼの漫画なんだ。落書きっぽいくらいがちょうどいい。重要なのはキャラが可愛いかどうかだろ｣

真城｢…｣

ふむ

サイコーの絵じゃなきゃやらねえ！
ってファミレスでキレてたシュージンはどこに……

高木｢サイコー、できる？｣

真城｢できるできないじゃない。…やるよ！｣

高木(…こいつ…やっぱすげーな)

真城｢３割の力でいいんだよね？このページ数なら一晩でペン入れできる。アシもいらないし、早速明日港浦さんのところに原稿持っていこう｣

高木｢ナイス！｣

…翌日

港浦｢なんだこりゃ！？こんなの連載どころか読切でも載せられないぞ！？｣

高木真城｢｣

こまこたいんだよ

おっとかきふらいの悪口はそこまでだ

港浦｢ギャグもつまんないし…絵も手抜きにしか見えない！どうしたんだよ一体！？｣

真城｢手抜きじゃないです。萌えです｣

港浦｢萌え！？ギャグでやるって話だったじゃないか！！｣

高木｢だからギャグ入れてるじゃないですか｣

港浦｢こんなのギャグのうちに入らない！…はぁ、これじゃあシリアスでやらせたほうがまだマシだったよ…｣

高木｢あねどきっ！やToLoveるみたいな萌え漫画だって人気あるじゃないですか。めだかは微妙だけど｣

港浦｢そっち系はすでに飽和状態だし、あの水希先生にガチで挑んで勝てるわけない！｣

真城(ガチで挑むのは悪い手じゃないだろ…)

港浦｢しかも４コマで、エッチなシーンもないじゃないか！主人公は女の子だし…こんなのジャンプ漫画じゃない！！｣

高木｢トラップだって、ジャンプっぽくなかったけど一時はCROWに並んだじゃないですか｣

港浦｢あれは漫画として質が高かったからだ！この…けいおん！…はもはや漫画じゃない！学級新聞の４コマレベルだ！！｣

高木｢だからそれが今のトレンドなんですって｣

港浦｢大体なんだこのタイトル！？けいおん！ってそのまんまじゃないか！高木くんらしくないぞ！｣

高木｢今は平仮名４文字にすれば売れるんですよ｣

港浦｢くっ…！いい加減にしてくれ！そんなふざけた気持ちでジャンプの連載作家がつとまるわけないだろ！！｣バン

福田｢ん…？何騒いでるんスか？｣

真城｢あ、福田さん。KIYOSHI騎士、好調ですね｣

福田｢サンキュー！お前らも早く連載しろよな。俺達福田組でジャンプを変えるんだから！｣

高木｢はい。だから、今赤マル用の新作の原稿を持ってきてるんですけど…｣

福田｢ん？ちょっと見せてくれ｣スッ

福田｢…｣

福田(うわっ…つ、つまんねー…)

このスピード・・・書き溜めがあるな・・・
投稿スピードが落ちた時・・・それは俺を入れてる合図・・・

高木｢どうですか？｣

福田(うっ…これは正直に言ったほうがいいな…)

福田｢つ、つまんねーよ。なんなんだこりゃ？｣

港浦｢…萌え４コマだそうだ…｣

福田｢萌え！？いや…確かに俺はToLoveる好きだったけど…こんな毒にも薬にもなりそうもねー漫画、初めて見たな…｣

高木｢新しいですよね？｣

福田｢…ジャンプを変えようとは言ったけど…こういう意味じゃねーって…｣

港浦｢ほら…福田くんもこう言ってるじゃないか…｣

お猿さんくらわないようにね

高木｢いや、これは絶対ヒットします。必ず京アニがアニメ化させてくれます｣

港浦｢京アニ！？ば、馬鹿な…。ウチはそういう漫画を扱う雑誌じゃない！それくらいわかるだろ！？｣

真城｢だからそれを変えるんです。僕たちが｣

福田｢んな…！ふざけんな！俺はそんなの許さねーぞ！ジャンプはオタク雑誌じゃねーだろが！｣

高木｢めだかだってオタク向けじゃないですか。それにけいおん！はライトな層がターゲットです｣

港浦｢…こんな事は言いたくないが…めだかはいつ打ち切られてもおかしくない状態だ。ジャンプにあのテの漫画は向いてないんだよ｣

高木真城｢…｣

高木｢わかりました。今までお世話になりました｣スッ

シュージン・・・・

真城｢お、おいシュージン…どこ行くんだよ…？｣

高木｢ジャンプがダメなら、萌え４コマ専門誌で連載してもらえばいい｣

港浦｢な…！？正気か！？他誌でやるなんて…｣

高木｢…すいません。僕達は一日も早くアニメ化させたいんです｣

福田｢お前ら…血迷ったか！？｣

港浦(くそっ…！こんな時服部さんがいれば…。いや、担当は僕だ…。僕の力不足だ…)

高木｢では失礼します。行こうぜサイコー｣

真城｢う、うん…｣

福田｢…｣

港浦｢最悪だ…亜城木夢叶がまさか他誌にうつるなんて…｣

雄二郎｢何？どうしたの？モメてたみたいだけど…｣

福田｢亜城木がジャンプやめて他誌にうつるって言って出て行ったんだ…｣

雄二郎｢は！？なんで！？｣

港浦｢萌え４コマをやるって…｣

雄二郎｢４コマ？！あの二人が！？｣

港浦｢僕も止めたんですけど…どうしてもやりたいらしいんです…｣

雄二郎(ライバルが減ったのは嬉しいけど…新妻くんが聞いたら驚くだろうな…)

雄二郎｢ん？これ原稿？｣

港浦｢あ…忘れていったみたいですね…｣

雄二郎｢ちょっと読ませて｣ペラッ

雄二郎｢…｣

雄二郎｢うわっ！つまんね！なんだこりゃ？｣

福田｢まさかあの二人がこんな落書き以下の漫画を描くなんてな…｣

雄二郎｢はあ…。こりゃ他誌にいってもらって正解だよ…。俺ならこんな作家の担当なんてやりたくねー…｣

港浦｢あの二人…これでアニメ化狙ってるみたいです…｣

雄二郎｢は…？む、無理に決まってんだろ…｣

真城｢どーすんだよシュージン！ジャンプ以外の雑誌って…一体…｣

高木｢大丈夫だ。ちゃんと調べてある。まんがタイムきららって雑誌がある｣

真城｢聞いた事ないな…｣

高木｢あそこの漫画は萌え４コマばっかりだ。港浦さんは萌えなんてまるで理解してなかったけど、きららなら優秀な編集がいるはずだ。きっとわかってもらえる｣

真城｢そうかな…｣

高木｢よし、早速編集部に行ってみよう｣

俺は三次元をやめるぞぉ！！みおぉ！！

けいおん！はキャラしか知らないけど面白い……はやくしろ！

きらら編集部

編集｢高木くんに真城くんね｣

高木真城｢よろしくお願いします｣

編集｢ウチは同人等である程度経験を積んでから連載する人がほとんどなんだ｣

高木｢はい｣

編集｢だから正直言って君達みたいな若い人を連載させるのは難しい｣

真城｢そうですか…｣

編集｢いるんだよねー。ちょっと絵が描ければ連載できるって勘違いしてる人が。一応聞いておくけど、君達経験はあるの？同人とか｣

高木｢同人は…ないです｣

編集｢そう。じゃあ今日はこれで失礼するよ｣

真城｢あ！連載の経験はあります！ジャンプで！｣

編集｢｣

編集｢じゃ…ジャンプ…？まさかあのジャンプ…？｣

高木｢はい｣

編集｢あ…スクエアとかウルトラのほう…？｣

真城｢いえ、週刊少年ジャンプです｣

編集｢｣

編集(な、なんでジャンプの作家がウチなんかに…)

高木｢やっぱり経験不足ですかね？｣

編集｢い、いや…十分だ。ちなみになんていう漫画を連載してたんだい？｣

真城｢疑探偵トラップって漫画なんですけど｣

編集(な…！俺めっちゃ好きなんだけどあの漫画！！)

編集｢じゃあまさか…君達が亜城木夢叶！？｣

高木｢あ、ご存知なんですか？｣

編集｢ああ！僕はトラップのファンでね。いやいやあんな面白い漫画が打ち切りになるとは思わなかったよ｣

真城｢…｣

編集｢ウチの作家の中には、トラップの同人を描いてた人もいるんだよ｣

高木｢へえ。どんなのですか？｣

編集｢ん？そりゃあヒロインが孕まされたり、触手プレイをしたり輪姦されたり…｣ニタァ

高木真城(きめえ)

編集｢しかし、君達ほどの作家がなぜウチに？｣

高木｢萌え４コマがやりたいんです。これからは萌えの時代ですから！でもジャンプはやらせてもらえないので…｣

編集｢そうか。君はリア充っぽいのによくわかってるじゃないか｣

真城(りあじゅう…？)

編集｢実は、最近君と同じ理由で集英社からうつってきた編集がいるんだよ｣

高木｢え？そうなんですか？｣

編集｢ちょっと呼んでみようか｣

編集｢おーい！新入り！｣

服部｢はい、なんですか？｣

高木真城｢は…服部さん！？｣

なんでたろう
バクマンアンチなのにこれは結構面白い

服部ｗｗｗｗｗ

びっくりするほどユートピア！

服部｢高木くんに真城くん！？何でここに…！？｣

真城｢服部さんこそどうして…｣

服部｢ぼ…僕はずっとジャンプ編集部に疑問を感じていたんだ…。アンケート至上主義に…｣

服部｢黒子を残してフープメンを切ったり…冨樫先生はいつまでたっても描かないし…。そんな時、偶然きららを読んだんだ。心が洗われたよ。僕は萌え４コマに救われたんだ…｣

高木｢それでここに…｣

服部｢君達はどうして？｣

高木｢実は…かくかくしかじか…｣

服部｢なるほど…さすが高木くんだね。わかってるじゃないか｣

編集｢なんだ、知り合いなのか？じゃあこの二人の担当は服部でいいかな｣

高木真城｢は、はい！ぜひ！｣

ちんぷーの動画投稿以降びっくりするほどユートピアが再興したようだが、何か違うように思える
ニコニコをみてみるとチンプーをただ真似しただけの動画がうじゃうじゃ……

真城｢ん？て事は、連載させてもらえるんですか？まだ原稿も読んでもらってないのに…｣

編集｢もちろんだ。元ジャンプの編集者に作家。これでヒットしないわけがない。すぐに連載の準備をしてくれ｣

高木｢よっしゃ！｣

服部｢二人とも、よろしくな！｣

高木真城｢はい！｣

服部｢じゃ、早速原稿を見せてもらえるかな？｣

真城｢あ…やべ。ジャンプ編集部に忘れてきた｣

高木｢なにやってんだよサイコー｣

真城｢だって…シュージンがいきなり飛び出すから…｣

>>黒子を残してフープメンを切ったり

同意すぎる

服部｢なんだ。原稿ないのか｣

真城｢すいません…｣

服部｢じゃあいいや。ここでちょっと描いてくれ｣

真城｢ここで？ペンもトーンも持ってきてないですよ？｣

服部｢はっはっは。大丈夫。ボールペンで十分だよ｣

真城｢えっ｣

服部｢所詮萌え４コマなんだ。適当でいいんだよ、適当で｣

高木｢ですよねー｣

高木(やっぱり服部さんはわかってるな)

真城(大丈夫なのかこれ…)

一方その頃…

新妻宅

新妻｢むむ…｣ｼｭﾋﾟｰﾝ

雄二郎｢どう思う？新妻くん｣

新妻｢これ、本当にあのお二人が描いたんですか？｣

雄二郎｢そうだよ。間違いなくあの二人の作品だ｣

新妻｢激しくつまんないです。僕はもっとエグい話が見たいです。これもある意味エグいですケド｣

雄二郎｢…あの二人は、この漫画を描くためにジャンプをやめたよ…｣

新妻｢…｣

さる回避

きらら編集部

真城｢できました｣

服部｢どれどれ…｣

服部｢なるほど…けいおん！か。平仮名４文字はヒットする法則があるからな。いいタイトルだ｣

高木｢ですよね！｣

服部｢主人公は天然か。この黒タイツがいいな。これで足コキされたら一発だな。ハハハ｣

真城(あしこき…？)

服部｢ところで、この一話では他の部員のキャラがよくわからないな。どんな感じにするんだ？｣

高木｢カチューシャの子は律って言って…元気な感じにしようと思ってます。他のキャラに関してはまだ何も決めてません｣

服部｢そうか｣

真城(そうか…っていいのかよ！？)

なにこれめちゃくちゃ面白いんだけどw

面白い

猿

真城｢いいんですか…？｣

服部｢ん？大丈夫だ。月刊だし、ページ数も少ない。考える時間はいくらでもあるさ｣

真城｢そ、そうですけど…｣

服部｢あ、そうそう！ペンネームなんだけど、亜城木夢叶のままじゃまずいと思う｣

高木｢え？なんでですか？｣

服部｢すでにジャンプ作家として知られてるからな。他誌で萌え４コマ描いてるなんてわかったら、都落ちしたみたいだろ｣

高木｢そうですね…。じゃあ…なんてペンネームにしようかな…｣

服部｢高木くん、今何か食べたいものあるかい？｣

高木｢え？うーん、カキフライかなあ｣

服部｢じゃあペンネームはかきふらいでいいよ｣

真城｢ちょっ…そんな決め方でいいんですか！？｣

コミックスの売れてない萌え４コマ作家って、原稿料だけで食えてるのかな

服部｢いいんだよ、所詮萌え４コマなんだから｣

真城｢俺は嫌ですよ！かきふらいなんてペンネームは…｣

服部｢真城くん、これは萌え４コマなんだ。亜城木夢叶なんて厨臭いペンネームは読者の反感を買うだけだぞ｣

真城(ちゅうくさい…？)

服部｢じゃあペンネームはかきふらいでいいね｣

高木｢はい、それでいいっす。萌え４コマだし、適当な感じがしてイイと思います｣

高木服部｢はっはっは｣

真城｢…｣

配偶者がいないだろうから…

同人誌で稼いだりしてるのかな

一ヶ月後

服部｢おめでとう。けいおん！のアンケートは一位だったぞ！｣

高木｢っしゃあー！！｣

真城(あれで一位とれちゃうんだ…)

服部｢まあ、ジャンプほどアンケートの結果は重要じゃない。そもそも読者数が少ないし、票の分母も小さいからね｣

高木｢まあでも一位は嬉しいっす｣

服部｢よし。じゃあ早速二話目の打ち合わせをしよう｣

高木｢あ、他のキャラの名前と性格を決めてきました。金髪が琴吹紬。おっとりしたお嬢様キャラ。黒髪が秋山澪。しっかり者だけど怖がりなんです｣

服部｢最高じゃないか！特に澪の設定がいい！この外見で怖がりっていうギャップは萌える！｣

高木｢じゃあ、これで決定でいいですか？｣

服部｢ああ！オッケーだ｣

けいおんのゴミカス扱いがいい具合だ

真城｢は、服部さん！まだ原稿を見てもらってないのに決定でいいんですか！？｣

服部｢ん？いいんだよ。大事なのは初期設定だ。あとはキャラが勝手に動いてくれる。４コマだからストーリーもいらないし、キャラデザインは真城くんのでバッチリだ｣

真城｢…｣

服部｢まあ行き詰まったらいつでも相談にのるよ｣

高木｢はい！ありがとうございます！｣

真城(本当にこれでアニメ化できるのかな…)

この手の漫画に原作担当って完全にいらないよなｗ

あ、でもとらぶるにはついてたっけ

けいおん読んだことないけど扱いひどすぎだろｗｗｗ

>>70
一応天下のジャンプだしな
あとこれが私のご主人様は原作付きだぞ

萌え４コマは面白さを求める物じゃないからな何も考えずに眺めて癒され、萌えれば上等

支援

>>73
同感
俺はジャンプもきららも読んでるが、主食と菓子って感じだな

バクマンは今のジャンプの中では割と良作の部類だと思うんだ

その夜…

真城｢不安だ…。最初はシュージンにノせられてオッケーしたけど、どう考えてもあの漫画はつまらない｣

真城｢でも一応連載して、アンケートも一位だったし…｣

真城｢亜豆さんに報告のメールをしよう…｣

真城｢えーと…まんがタイムきららで、けいおん！という漫画を連載させました。アンケートも一位でした…っと｣ｶﾁｶﾁ

真城｢送信！｣ｶﾁ

真城｢うわっ！やべー！今更ながら緊張する！！｣ﾄﾞｷﾄﾞｷ

サイコーがどうなるか……

ブブブ…

真城｢お、返信きた！｣

『コンビニに行ったけど、中々置いてる店がなかったよ(笑)なんとか見つけて読んでみた！主人公の女の子が可愛いね。私はこういうふわふわした漫画好きだよ』

真城｢…確かにジャンプに比べたら発行部数少ないしな…｣

真城｢ていうか亜豆さん、あーいう漫画好きなんだ…｣

真城｢こうなったら、これで行くしかない！俺はけいおん！に賭ける！｣

真城｢そして亜豆さんに唯の声優をやってもらうんだ！｣

女の子がメールで(笑)とか…
俺男友達すらいないけど

そういやバクマンのVOMICで亜豆は紬役の人だったな
サイコーどんまい

翌月

きらら編集部

服部｢今月のアンケート結果は３位だったよ｣

高木｢３位ですか…｣

服部｢まあここの場合、アンケートなんてあってないようなもんだから気にしなくていいよ｣

高木｢はい…｣

服部｢じゃ、打ち合わせしようか｣

高木｢はい。あの…唯の妹の名前なんですが、いい感じの名前が浮かばないんです｣

真城｢一応、全キャラ一文字の名前で統一したいんですけど｣

服部｢そうか…。うーん、唯の妹なんだから響きは似たようなのがいいよな…｣

服部｢憂鬱の憂で、ういってのはどうだろう？｣

真城｢え…。それ、縁起悪くないですか？｣

服部｢ははは。縁起なんてどうでもいいよ。響きが良ければ｣

真城｢そ、そうですか…？｣

服部｢唯が妹の名前を呼ぶところを想像してみてよ｣

高木｢うい〜！うい〜！…悪くないな。いや、むしろすごくいいですよ！｣

服部｢そうだろ？｣

高木｢よし！妹の名前は憂で決定！｣

真城｢いや、さすがに縁起悪すぎるって！｣

服部｢大丈夫。名前の意味なんてファンが勝手に考えてくれるから｣

高木｢人が隣に来た時に優しくなれるから憂…とかそんな感じですかね｣

服部｢あ！それいいじゃないか！よし、そういう理由にしよう｣

高木服部｢はっはっは！｣

真城｢…｣

服部さんｗ

憂選手が入念なアップを始めたようです

翌月

服部｢今月は巻頭カラーだ。人気がある証拠だな｣

真城｢ありがとうございます。頑張ります…｣

高木｢せっかくのカラーだからな。ここは水着を出そう｣

服部｢なるほど。合宿をさせるのか｣

真城｢でも、軽音楽部の合宿だろ？設備の整った海沿いの場所が都合よくあるかな？｣

高木｢そんなもん、ムギが別荘持ってる事にすればいいだろ｣

真城｢…まあ…４コマだし、ご都合展開でもアリかな…｣

服部｢お？真城くんも大分わかってきたね｣

真城｢…はい｣

翌々月

かきふらい仕事場

高木｢うーん…｣

真城｢なに唸ってるんだよシュージン｣

高木｢お、和のセリフか？｣

真城｢違うって…｣

高木｢いや、今回は澪が甘々な歌詞を書くネタでいこうと思うんだけどさ、中々浮かばないんだよな｣

真城｢歌詞…か…｣

『こういうふわふわした漫画好きだよ』

真城｢…ふわふわ時間ってのは？｣

高木｢ふわふわ時間？｣

ちょっと休憩

支援

だからなに？
って感じなんだが
これから面白くなるのか

これは面白い

レスが少ないのはけいおんSS層がバクマンしらないからかな

何これおもしろいんだけどw

自演臭

けいおん儲怖い

無理しておもしろいという優しさ

服部「この黒タイツがいいな。これで足コキされたら一発だな。ハハハ｣

クソワロタｗｗｗｗ

真城｢だからさ、こんな感じに適当に…｣ｻﾗｻﾗ

高木｢君を見てるといつもハートDOKIDOKI…揺れる想いはマシュマロみたいにふわふわ…｣

高木｢ぷっ！なんだよこれ｣

真城｢萌え４コマだし、歌詞なんてこんな感じでいいだろ｣

高木｢まあ、そうだな。よし。歌詞はこれで決定！｣

真城｢ところでこの次はライブだよな。ライブシーンはどうすんの？今から資料集めて絵や構図の練習しといたほうがいいかな？｣

高木｢いや、ライブシーンはカットする｣

真城｢…は？｣

真城が最後の良心だな

真城｢何言ってんだよ。いくら萌え４コマでも、ライブシーンは描かなきゃだめだろ。今までほとんどお茶してるシーンしか描いてないぞ？｣

高木｢４コマでライブのシーンなんて書けるわけないだろ。やったとしても寒くなるだけだ。だったら思い切ってカットしたほうがいい｣

真城｢は？ハルヒのライブシーンが凄かったから、軽音楽部を舞台にしたんだろ？肝心のところの描写をカットしたら意味ないだろ！｣

高木｢それはアニメの話だろ｣

真城｢アニメ化前提で描いてるんだろ！｣

高木｢大丈夫だって。ライブシーンは京アニが勝手に作ってくれるから。そういうもんだ｣

真城｢な、なるほど…｣

猿か

半年後

高木｢まずい…。ネタ切れだ…。さすがにずっと同じキャラだけで、しかも部室でダラダラしてるだけの話だから、もう何も浮かばない…｣

見吉｢だ、大丈夫？｣

高木｢くそっ！サイコーの描く萌えキャラはめちゃくちゃ可愛いのに…俺が話を作らないと…。萌え４コマだと思ってナメてた…｣

見吉｢し、しっかりしてよ…。ちゃんとバンド練習する漫画にしたらいいんじゃない？｣

高木｢練習なんてさせたらせっかくのほのぼの感が…｣

高木｢ん…？そ、そうか！その手があった！！｣

真城｢新キャラ？｣

高木｢そう！新入生が入部するんだよ！｣

真城｢でも、ロクに練習もしない部活なんて誰も入部したがらないだろ…｣

高木｢唯は天才だった設定にすればいい！絶対音感とかさ。唯に憧れて入部するんだよ！｣

真城｢なるほど。主人公が特殊能力か。ジャンプでの経験が活きてるな｣

高木｢で、その新キャラは練習練習言いまくるんだよ！｣

真城｢真面目キャラか｣

高木｢ああ！しかもロリだ｣

真城｢…ロリ？｣

けいおんの設定をキャラになぞらせてるだけじゃん
捻りもなしじゃ書くの楽だろな

高木｢背が小さくて可愛いんだ。そして憂と仲がいい｣

真城｢ロリか…。描いた事ないから難しいかも｣

高木｢で、唯はその子にべったり。でもその子は澪に憧れてるんだ。最近百合要素が少ないし、これは起爆剤になる｣

真城｢…わかった。頑張ってみる…｣

高木｢名前は中野梓。あだ名はあずにゃんだ｣

真城(シュージンって本当に頭いいのかな…)

中身のない萌え漫画に原作なんかいらないよな

数ヶ月後

服部｢今日は二人に伝えなきゃならない事がある｣

高木｢な、何ですか改まって…｣

服部｢実は先日、京都アニメーションの方にお会いした｣

真城｢え！？｣

服部｢ぜひ、京アニでけいおん！をアニメ化させてほしいとの事だ｣

高木｢え…｣

高木｢っしゃあああー！｣

服部｢やったな！おめでとう！｣

高木｢はい！ありがとうございます！｣

真城(ま、マジ…？こんな漫画がアニメ化…。でも…)

真城(やばい夢が叶うどうしよう亜豆と結婚できるすごいやばいやばい嬉しい)

真城｢あ、あの！｣

服部｢ん？なんだ真城くん｣

真城｢実は、唯の声優をやってもらいたい人がいるんです！｣

服部｢へえ。声優に知り合いがいたんだな｣

真城｢亜豆美保って人なんですけど…｣

服部｢わかった。先方に打診してみよう｣

服部｢それと、著者であるかきふらいのインタビューもある。その事で提案があるんだが…｣

高木｢提案？｣

服部｢ああ。インタビュー記事にはかきふらいの写真も載る。だが、君達のようなイケメンが著者だとわかるのはよくない｣

高木｢イケメンすか…。いや、でもそれってむしろプラスなんじゃないですか？｣

服部｢いや、けいおん！の支持層は筋金入りのオタク達だ。君らのようなリア充が描いているとわかれば、一気に叩かれる。だから代役を立てる｣

真城｢じゃあ…女性ですか？蒼樹さんみたいな｣

服部｢それが望ましいが、残念ながらきらら編集部と作家にはキモ豚しかいない。だからいっそ、ピザのおっさんを代役にしようと思う｣

真城｢え｣

さらっとひどいこと言ってるなwww

かきふらいに謝れｗ

てかあの画像のピザのおっさんはかきふらいじゃないんじゃなかったか？

ちと休憩

カキフライの写真出てなくね？

かきため尽きたか

さるじゃね

規制か？
保守

けいおんってこんなに酷いのかワロタｗｗ
実際このくらい適当にやってんのかな？

支援ロドラスカル

おまえら作者がイケメンだったら叩くの？
逆によくねｗｗｗ

保守
面白いな

☆

中井さんか

作者はイケメンの方がいいだろ
某有名小説家の小説は官能描写だらけだったが顔見た瞬間えっ？って思った

あの写真かｗ

あの写真のピザはウミショーの作者だろ

再開します
もうちょっとで完結です

あと写真のおっさんはかきふらいだと思ってました…。そーゆー設定でお願いします

服部「中井くんがいれば助かるんだが、ジャンプの人間には頼めないしな。そうだな…おい、石沢くん、ちょっと来てくれ」

高木真城「えっ」

石沢「何ですか服部さん？」

高木「石沢！？お前が連載してる雑誌ってここだったのか！？」

石沢「お、お前ら…何でここに！？ジャンプでやってるんじゃなかったのか！？」

服部「ん？知り合いなのか？」

真城「はい…。一応…」

服部「なら話は早い。石沢くん、かきふらいとして取材を受けてくれないか？」

石沢「え？な、何で俺が…」

>>121
春樹かｗ

まぁ漫画家とか作家ってそんなもんだよな

服部「ははは。いや、どうせなら著者は男前なほうがいいからな。君はイケメンだから」

石沢(イケメン…！？)

石沢「そうですか。そういう事なら、まぁ…かまいませんよ…ヌフフ」

服部「そうか。助かるよ」

石沢「全く、君たちみたいに貧相な顔の奴のせいでいい迷惑だよ」

高木真城(うぜぇ)

服部「あと、ヒゲなんかも生やしてくれるといい感じだな」

石沢「ふひ…任せてください」フフン

高木真城(うぜぇ)

後日

服部「真城くん。声優の件だが、亜豆さんで問題ないそうだ」

真城「本当ですか！やった！！」

服部「ただ、事務所が芸名を使いたいらしくてね。豊崎愛生って名前でクレジットされる事になる」

真城「全然いいです！！」

真城(やった…亜豆と結婚できる…！)

服部「じゃあ、取材は石沢くんと亜豆さんのツーショットという事で…」

真城「え」

あの人かきふらいじゃなかったのか

見吉「だからって何でアタシがミホの代役なのよ…」

真城「頼む！僕はどうしても石沢なんかと亜豆さんのツーショットなんて見たくないんだ！」

見吉「気持ちは分からなくもないけどさぁ」

高木「いーじゃん。やってやれよ。亜豆も芸名で出てるんだし、他の作品は亜豆美保の名前で出るようにすれば今後顔出してもバレないし」

見吉「でもさぁ」

高木「お前、美人だし背高いし胸でかいから大丈夫だって」

見吉「ふざけてる？」

高木「真面目」

見吉「はぁ…。わかったわよ…。ミホの替え玉になってあげる」

真城「ありがとう見吉！マジでありがとう！！」

アニメ開始

ジャンピンナウ　ガチでうるわしネッバエンディンガルズトーク♪

高木「おお！マジでアニメになってるぜけいおん！が！！」

真城「すげえ！亜豆がオープニング歌ってる！」

唯『うんたん♪うんたん♪』

真城「キャワイーッ♪」

高木「サイコー、お前、シブタクみたいになってるぞ」

唯『私、この部に入部します！』

真城「うおおおおおおおおおおおおおお！！！うんたんうんたん！！！｣ﾊｯﾊｯ…

支援

プリーズドンセイユーアーレイジー♪

真城「しかし、ＯＰもＥＤもけっこういい曲だな」

高木「ははは。もしかしてオリコン上位になっちゃったりしてな」

真城「まっさかー」

高木「だよなー。そんな事あるわけ…」


…後日

服部「けいおん！のＯＰがオリコンデイリーで３位、ＥＤは１位になったぞ」

高木真城「」

唯『ふわっふわっターイム♪』

真城「亜豆が、俺の書いた歌詞を歌ってる…」ジーン

高木「あんないい加減な歌詞に、こんなちゃんとした曲がつくとは…。つーかマジでライブシーン、作ってくれるのな」

真城「も、もしかしてこれもオリコン上位になったりして…」

高木「んな事あるわけねーだろ」

後日

服部「放課後ティータイムがオリコンアルバムの１位になったぞ。ライトな層にもヒットしたのが功を奏したな」

真城「え」

高木「やばい…。印税めっちゃ入る…」ゴクリ

真城「いやー…大成功だったな。けいおん！」

高木「だろ？」

真城「ミホとも結婚できたし、言う事ないな」

高木「お？結婚したとたん呼び捨てか」

真城「だって亜豆の苗字、真城に変わったし」

高木「真城美保か。こっちがくすぐったくなるな…」

真城「新妻エイジとか今頃どうしてんのかな〜｣

ジャンプ編集部

港浦「ま、まさかあんなゴミみたいな漫画がこんなにヒットするなんて…。僕には漫画を見る目がないのか…」

雄二郎「いや、これ完全に京アニの力だって。それにこんなの一過性のものだ。気にすんなよ」

新妻「世の中よくわからないです。あずにゃんかわいいです」

雄二郎「お、おい…。まさかキミまで萌え漫画書くなんて言い出す気じゃないだろうな…」

新妻「それはないです。バトル漫画のほうが面白いです。シュピーン」

雄二郎｢ほっ…｣

編集長｢おい雄二郎、ブリーチ、来月で打ち切りな｣

雄二郎｢えっ｣

数ヵ月後

高木「最悪だ…。唯達が卒業したあとの展開を全く考えていなかった…」

真城「ど、どーすんだよシュージン…。梓を主役にするか？純を軽音部に引き込んで、憂も入れて…」

高木「いや、ダメだ…。澪の代わりがいない…。律もアニメのおかげで人気出てきたし、このままじゃ…」

真城「そんな…」

高木「はっ…。そうだ…澪をビッチ設定にすれば、ファンは離れていく…！それを利用するんだ！そうすれば澪を退場させても問題ない！！」

真城「ビッチって…どうやって…」

高木「澪に彼氏が出来た事にすればいいんだ！」

真城「彼氏…？」

高木「そう！それも外人の！」

真城「うわ…ビッチっぽいな」

高木「メガネかけてるオタクのロシア人なんてどうだ？」

真城「シュージンすげーよ…。それなら読者は確実に澪が嫌いになるはずだ…」

高木「彼氏の名前は…そうだな、チン・プーにしよう」

真城「ぷっ！シュージン、やっぱギャグの才能あるかも」

高木真城「はっはっは！」

完

終わりです。
支援＆石沢的レスありがとう。スレ立ててくれたチン・プーにも感謝！

乙
もうひとつ何かあってもいいと思ったが…

乙です

乙
チンプーよかったな

思ったよりはやく終わったｗｗ
なかなかおもしろかった乙！

>>141
ほのぼのばっか書いてた反動でシュージンがシリアス書きたくなり、密かにけいおんSSを書き始める展開も考えてたけど、終わりが見えないのでこんな感じにしました。
つまり
打ち切り

面白かったね

けいおんてまだ連載続いてんの？

面白かった
テンポ良くてだらだらやられるより全然よかった。乙

チンプーイケメンすぎワロタ

今読み終えた乙

フープメンきったのはゆるさん