147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 20:56:07.57 ID:jMJUhunz0
支援
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 20:56:24.12 ID:QTXEejw70
支援
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 21:01:00.31 ID:joKb+z5EP
迫り来る醜悪な怪物たちを無視したり無視したり無視したりしながら進む。
僕の隣の男子は叫んだり喚いたりエモーショナルにスクリームしながら進む。
寂れたプレハブ小屋が道の中央に置かれている。
小屋の入り口に張り紙があった。
『小屋に入って同時にボタンを押せば鍵が開きます
ただし……』
「……だとさ」
「押した瞬間どちらかにタライが落ちてくる手はずだったりしてね」
「やれやれ。痛いのは事務所を通してもらわないと困るな」
「芸人は身体を張ってナンボというではないか。
さくさくと片付けていこうか」
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 21:05:31.10 ID:joKb+z5EP
ガラガラガラ
錆びた鉄の臭いが鼻をつく。
白熱灯が頼りなさげに揺れている小屋には左右に二つの小部屋があった。
小部屋を抜けて直進すると扉がある。あれが施錠されているのだろう。
予想通り、部屋に一つずつボタンが配置されている。
「それじゃあ俺が右に行く、佐々木は左を頼む」
「わかった」
コツコツ
白熱灯の光がわずかにしか届かない薄暗い部屋は今にも暗闇から
化物が飛び出してきそうな陰鬱な雰囲気があった。
惜しむべくは僕があらゆる恐怖耐性の塊だということか。
「それじゃあ、321で押すぞ」
キョンが声を張り上げた声が隣室から響いてくる。
「お願いする」
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 21:06:21.04 ID:zrzYBTRl0
ひっでぇオナニーだな
気持ち悪い
こういうスレ立てる奴の頭の中徹底的に調べてーわ
そうとう湧いてんだろうな、蛆が。
「3」
「2」
「1」
バンッ!
・
・
・
ワンテンポ、ツーテンポ遅れてからカチャリ、と鍵が開く音が聞こえた。
バタン!!
同時に小部屋の入り口だった場所のドアが勢いよく閉まった。
「わっ!」
予想通りキョンが驚きの声をあげる。
ドンドンドン!!!
そしてドアをエキストラの人が激しく叩き出す。
ゾンビのようなくぐもったうめき声つきで。
「うわあああああ!!!!」
これは面白い。
通路側に脱兎の如く逃げ出したキョンは
とんでもない表情で僕を手招いている。
「驚きすぎだよ。容易に予想できるだろうあんな仕掛け」
「佐々木が根性ありすぎなんだよ……くそ、まだドキドキしてる。
ハルヒの奴覚えてろよ……」
くつくつ、ここでどうして涼宮さんのせいにするんだろう。
キョンと涼宮さんは何だかんだでお似合いだと思うんだがね。
「何笑ってんだ」
「さあてね」
さて、扉の前にやってくる。
キョンが手をかける。
「ねえキョン、開けるといきなり化物が襲いかかってきたりね」
明らかに手が止まる。
「からかってる?」
「からかってる」
彼は生唾を飲み込んで、二度三度深呼吸する。
「ええい、ままよ!!」
ガラガラ
外に出る。
「ほ、ほら何にもいなかったじゃない――」
「待って……何だか変だよ」
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 21:23:34.26 ID:LySDAjwx0
支援
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 21:25:24.99 ID:r/8jT0/7O
「う〜んなんだこの稚拙な文章
物書きとして許せないんだが」とロドラスカルが申しています
出る――とそこはまるで物理法則を無視したかのような空間だった。
床には白と黒のタイルが交互に張り巡らされている。
一つ目人間のイス、クモのように手足が何本もある人間、
何人かの人間が胴体で結合されたもの。
生理的不快感を催すオブジェが置かれていた。
空中には一メートルほどの真っ白な球体や立方体、円錐が浮かんでいる。
それらには大きな眼球がついており、僕たちをじっと見つめている。
部屋の中央には二人の女性。
一人は光陽園女子の制服を着ている。
わずかに微笑む彼女は、いつかショッピングセンターで
涼宮さんと一緒にいた可愛らしい女の子だった。
もう一人は北高の制服。
腰まで伸びたボリュームのある黒髪と、オブジェの無機質さすらいとおしく
なってしまうほどの虚無的な顔つき。
「お待ちしていましたよお二人さん。
私は橘京子といいます。そちらの彼とはほんの少しだけお会いしたことがありますよね?」
「我らがアイドルを誘拐した犯人の顔を忘れるはずないな。
それよりもどうしてお前らがここにいるかを説明してもらいたいね」
橘……どこかで聞いたような。
「苦労したんですよ? 疑り深い涼宮さんに取り入るには周防さんのような
エキセントリックな子の方が手早いと思ったのは正解でしたけどね。
長門さんや古泉さんの強烈な監視がありますから、そこからは本当に大変。
語るも聞くも涙の奮闘記ですよ。
あ、でも有志のフリをしてこの島に潜り込むのは簡単でした。
言っときますけどこの肝試し、発案者は私なんですからね」
「やれやれ、そういうことか……」
甲板の上で電話していたときの涼宮さんの笑顔が浮かんだ。
相手は彼女だったのだろうか。
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 21:33:19.50 ID:zsiRjx5cO
支援支援
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 21:35:27.22 ID:jMJUhunz0
くーちゃん!!
もっさりとしたロングヘアーの女子をちらと見やる。
あれがウワサの周防さんか……。
なるほど長門さんが拒絶を示したわけがわかった気がする。
「――――――九曜の――――――――――お部屋」
「は?」
周防さんが僕に焦点を合わせた。
突き刺すように鋭いのに離すことのできない強烈な視線。
「あなたは――――――朝倉涼子と―――――――似た瞳ね―」
一寸たりとも無表情を崩すことなく、
唇だけをわずかに動作させ川のせせらぎのように声を出す。
どういうことだろう?
「会いたかったわ佐々木さん」
「僕に会いたがるなんて奇特な人だね」
俺は支援するよ
「あ、そうそう。朝倉涼子に聞いたわ、そう言われたって。
奇特な人には合わせられないって追い返されちゃったんですよ」
思い出した。
僕が入院中のことだ。
僕を訪ねてきたと涼子が言っていた人物が橘だったはず。
「ちょうどいいじゃないか、数ヶ月越しの邂逅となったんだ。
何の用件だったのか今聞こうじゃないか」
「あの時は神様探しですよ。
今はね、もっと重要な別件です」
キョンが半歩前に出て僕を手で制した。
(佐々木、長門たちが感知するはずだから能力を使うんだ)
聞こえるか否かのぎりぎりの声量でささやく。
(わかったよ)
「とっとと出してくれ。のんびりしてると団長様に怒られちまうんだ。
お前たちだって雷を落とされるのはイヤだろ?」
橘さんがわずかに首を傾ける。
一つ目のオブジェから光線が発射される。
「――――!!」
目にも止まらぬ速度で僕たちの間を通過していく。
ぶつかった壁がドロドロに溶けていく。
「―――――――願望実現能力の発露―――確認」
「力を振り回すのは流儀ではありませんが対応次第ではこうなりますよ?
佐々木さんも能力を使うのは控えてください」
キョンが小さく舌打ちする。
「柔和に言っている割に暴君丸出しだな」
「安心してください、基本的には話し合いをしにきただけですから。
さてさて佐々木さん、私たちの組織はあなたを神聖視していました。
あなたの持つ能力によって私たちは力を付与された、ってね」
「不躾だね。僕は神聖どころか凡庸の塊なんだ。
崇めるならもっと由緒正しい神様にしてくれたまえ」
「あなたの持つ願望実現能力は神の持つべき力よ。
あなたは当然知らないでしょうけど、私は去年幾度となくあなたに接触を試みたんですよ。
そしてそれは悉く能力者とTFEI端末によって阻止されました」
「キミみたいに初対面から馴れ馴れしい人物は訝しがられやすいだろうね」
図星、という顔をしている。
彼女はあらゆる場面で前に立って空回っていそうだ。
『真面目だし悪い人じゃないんだけど……』と苦笑混じりに言われるタイプだ。
「……それは余計だわ。
ともかく、私たちは祭り上げるべき御輿にさえ便宜を計ることができず、
軌道修正を余儀なくされました。
ですが、検証を重ねていくうちに面白い事実に巡り会ったんです。
有り体にいうと、本物の神様を見つけてしまった、というべきでしょうか」
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 22:03:38.10 ID:lPcyMlI9O
支援
体中の機能が停止してしまったかのような感覚に襲われた。
心臓の音がやおら早鐘を鳴らしはじめる。
不安の根と糸を結び合い、あっけなく僕の血流を循環不良に陥れていく。
「本物の、神様?」
「佐々木、出任せだ真に受けるな」
「あら、そう、なるほど言っていなかったんですね。
どうりで涼宮さんと佐々木さんが仲むつまじく話しているわけだ……」
どうして涼宮さんの名前が出てくるんだ?
「あなたたちって割と残酷なんですね。このまま事実を告げず、
永劫を過ごせるとでも思っていたならば愚かとしか言いようがありませんが」
橘さんは見下すような眼差しでキョンを見る。
苦虫を噛み潰したような表情を浮かべているだけだった。
「ま、話を続けましょう。そう、私たちは、能力の及ぼす範囲、内容、
どれをとっても佐々木さんより優れている人を見つけたんです。
当初は性格に難有りだとされていましたが、考え直せば神話の時代から神は
気紛れに人間を弄び、振り回し、祭り上げられようやく恩恵を与えるものです。
佐々木さんのような人格者である方が不自然だったんです」
>>1 原作で明確に述べられているキョンの過去を、作者都合で何の説明も無しに改変するのは止めよう
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 22:10:16.66 ID:K/RMguWf0
しえん
あ
「おい、いい加減にしろよ狂信者。
そんなにすがるものがなけりゃ生きてもいけないってのかよ!」
「―――――――――警告―――――」
四人の人間が結合したオブジェの口から無数の長い舌が飛び出す。
キョンに絡みついて身体をしたたかに締めつけていく。
「――――話すと――――――――――骨折―――絶命」
気紛れで。
僕たちを振り回し。
見えないところで祭り上げられ、時折恩恵を与える。
僕の中で一人の人間が形成されていく。
どう考えても、一人だけしか該当する人間がいない。
そう、それはこの島に来るきっかけとなったくじを奇跡としかいえない
確率で引き当てた張本人。
僕たちがここにいる。
それは彼女が願ったから、なのか。
「私たちの真の神様はあなたたちSOS団の団長、涼宮ハルヒ。
そして佐々木さん、あなたは四年前に涼宮ハルヒの一部分が分裂して
生み出された予備的な人格」
視界がぼやけた。
「わかりやすくいえば、上位存在を補完するためのバックアップ」
至極簡単なことだったじゃないか。
僕が北高に行けなかったのは、僕の能力が失敗したわけでも、
努力が足りなかったわけでもない。
僕は願った。
でも、涼宮さんも同様の願望があったのだ。
想像だが……僕に会う以前に涼宮さんはキョンは既知の関係だった。
些細な事件で接触しただけかもしれないし、そのときには名前も
知らなかったかもしれないが、ともかくキョンという存在を知っていた。
そして、再会を願っていた。
可能な限りお互いが自然なタイミングで出会えるように。
僕の願いはもろくも涼宮さんの強大な力によって
飲み込まれ、砂塵と化したということだ。
我ながら素晴らしい説だと思わないかい……くつくつ……。
ゴールして……良いかな?
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 22:43:31.42 ID:1T0FrarjO
佐々木かわいいよ佐々木
さるったか
身体に力が入らず膝を折って床にへばりついた僕に
まだなお橘さんが話しかけてくる。
「佐々木さん、あなたは涼宮ハルヒに戻るべきなんです。
あなたと涼宮さんは在る部分では完璧なのに、もう一方では
決定的に何かが欠落しています。それもこれも、二人が元通りに
なればパズルのピースが埋め合わさって完璧な絵画に戻ります」
思えば、キョンをはじめSOS団の面々が普通であるはずの涼宮さんの
下に集まったと考えるほうが無理がある。
彼らもまた涼宮さんが望んだから集まった。
古泉くんがいつか口にしていた『気紛れ』な閉鎖空間……あれもきっと
涼宮さんの不安定な心情が作り出したものなんだ。
キョンや涼子もわかっていて、僕を涼宮さんに近づけたのだろうか?
僕が、いずれ涼宮さんを補完するようになるのを望んでいたのだろうか。
そうかもしれない。
そうなんだろう。
でも、信じたくなかった。
「冷静であり情熱家、大人も真っ青の論理と子供のような支離滅裂さ、
謙虚に内面を見つめる心とにじみ出るほどの尊大さ。
神話にも登場しないような完璧な神の誕生ですよ、ふふ。
私たちの組織は、その後に恒久的な世界が待っているのだと
信じてやみません」
「非常に―――――――――興味深い―――――」
「佐々木さん。私たちと一緒に涼宮さんのところに行きましょう。
そこで私たちの言葉に嘘偽りがなかったことを証明します。
彼らのような熱意と理想論だけで物事を語りたがる人間には何もなすことなどできません。
理知的なあなたならば理解していただけるでしょう?
今こそ全てを明らかにして、正しき道標を打ち立てる絶好の機会なのです」
慈悲深き聖女のような笑顔とともに手を差し出してくる。
それはまるでカンダタに差し出された蜘蛛の糸のように。
「さ、さき、だめだ……」
キョンが苦悶に呻きながら声を絞り出す。
「キョン……」
「――――――来ないと――――――――――彼、死ぬ―――――」
「周防さん、だめよそれは最終手段なんですよ。
ま、どっちにしろ首を横に振り続けるならばそういうことになりますが」
「周防さん、だめよそれは最終手段なんですよ。
ま、どっちにしろ首を横に振り続けるならばそういうことになりますが」
「ちょっと、は……俺……を、しん、じろ……」
「五月蠅い―――――」
僕の耳にまで届くほど、キョンの首に巻き付いている舌が締め上げられる。
キョンの表情がみるみる間に蒼白に染め上げられていく。
本当に、殺されてしまう。
「や、やめて! わかったよ、行くからもうやめてくれたまえ!」
周防さんが一瞬、がらんどうの眼を僕に向けた。
キョンに巻き付いている舌が緩まっていく。
激しくむせ返りながら床にへたりこむ。
「理解してもらったようでありがたいわ」
橘さんが僕の手を取る。
「行きましょう、涼宮さんのところに」
「佐々木!」
さようならキョン。
涼子、服を買いに行く約束守れなかったね。
SOS団の皆。
割と、面白かったよ。
円
「ええ、行きましょう」
覚束ない足取りで空間の出口へと進んで――
行こうとした僕たちの目に人影が留まった。
「機関も見くびられたものです、
厳戒態勢を敷いているに決まっているでしょう。
しかし橘さん、そんな可愛らしい顔して随分とどぎついことをするのですね」
古泉くんが、いつもの微笑を浮かべて立っていた。
「古泉一樹!? うそっ!?」
「……遅いぞ、古泉」
まだ咳き込みながらキョンが口にする。
「申し訳ありません。ヒーローは遅れてやってくるとは定説ですが、
まさか本当にぎりぎりになってしまうとは。
これも誰かさんのいたずら心でしょうか。
あ、そうです。足下注意ですよ」
僕以外の三人がちらと足下に注目した。
ドサッ!
次の瞬間、二人は上空を切り裂いて現れた長門さんと涼子によって押さえ込まれていた。
何て単純なんだろう……というかキョン……。
「情報閉鎖の残滓を発見するのに時間を要した、遅れてごめんなさい」
周防さんが片方の腕を長門さんに向けてかざす。
「周防九曜。あなたは既に無力化された。情報結合は解除しない。
天蓋領域の実体サンプルとして、因子レベルに分解される」
相変わらずの無表情と無機質な言葉だったにも関わらず、
その一文字ずつに突き刺すような怒りが垣間見えるような気がした。
しかし因子レベルって……。
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 23:17:16.59 ID:+Z1SaEPaO
さるよけしえん
「ねえ古泉くん。この人出荷できる状態におろしていい?」
ペチペチ
「ひぃっ!」
涼子は橘さんの首筋に軍隊で使うような大型のナイフをあてがっている。
たまにナイフの腹で頬を叩いている。
「だめです」
「じゃあ模型として人体の不思議展に飾れるようにしていい?」
「だめです」
「けち。妥協して左右真っ二つでいいわよ」
ペチペチ
「いやぁあああああ!!」
「それもだめですよ。佐々木さんと彼の前でB級スプラッターを上映して
どうするおつもりですかあなたは」
古泉くんが優雅な足取りで歩み寄ってくる。
橘さんを見下ろしながら鼻先で笑った。
「機関の地下研究所で人体実験をしておりまして、ちょうど生きた人間のサンプルが
必要だったのです。数ヶ月後には立派なキメラとなって戦地に赴いていることでしょう」
「らめぇぇえええええええええ!!!!」
この世の終わりが三度やってきたかのような奇声を残して橘さんは気絶した。
「ま、もちろん冗談ですが。処置は森さんと新川さんに一任します」
空間がひび割れて崩れていく。
あっという間に元通りの山道となった。
周囲には化物の格好をした機関の人たちの姿が見受けられた。
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 23:25:33.65 ID:wkALUeuNO
支援
「後は然るべき人に任せましょう」
「ああ、そうだな」
古泉くんとキョンが橘さんを抱える。
長門さんは周防さんの襟首をつかんでひょいと持ち上げる。
「佐々木さん、あなたにはお詫びの言葉さえ見つかりません。
結果的に僕たち全員があなたを騙し続けていたのは事実です。
一つだけ言い訳をしておきますと、言うには時期尚早だと判断していたのです。
こうなった以上は、その判断が間違っていたと認めるしかありません」
「俺からもいいか。橘の発言には100%間違っているところがある。
俺たちは理想論者じゃない。常に最善の手段を選択した結果が、
たまたま理想を大きく逸脱してないだけだ。
それに、もっと大事なのは、ハルヒもお前も御輿じゃない。
一方はわがまま放題の超団長様で、一方は俺と気の合う変な女だ」
「すまんな、佐々木。
身勝手だろうが、これでも俺たちはお前と共にいられることを望んでいるんだ
SOS団のメンバーとして、友人の一人としてな」
僕は茫然自失の体でキョンの履いている靴を見ることしかできなかった。
反応すらできなかった。
長門さんが周防さんを引きずりながら近づいてくる。
僕の前にしゃがむ。
「聞いてほしい」
佐々木が橘達に会わずにSOS団に加わったらって話か
「涼宮ハルヒは願望実現能力を所持している。あなたの持つそれは
二次的なもので涼宮ハルヒの能力とは比較にならないほど微少。
彼女の能力は地球や宇宙を含めたあらゆる空間を全て改変出来うるほど甚大」
「あなたが涼宮ハルヒの乖離した一部であるのは確定ではないが、
95%以上の確率で事実。
それに気づいた統合思念体は涼宮ハルヒをあるべき姿に戻すため、
同時に天蓋領域に対し先手を打つため朝倉涼子を再々構築した」
「わたしでさえ戸惑いがあった。涼宮ハルヒはわたしたちと
過ごした年月を経て変化している。わたしもそう。
抵抗なく同じ容れ物の別人を受け入れるのは難解」
「さらに、朝倉涼子には独断専行の悪癖を持つ。
あなたを気に入ってしまった。
あなたが退院する直前、統合思念体に対して計画変更を申し入れていた」
「あなたと涼宮ハルヒを分裂した一つの容れ物としてではなく、
共に個体として認めた上での自立進化の可能性を探る。
独断専行は批難されべき事柄、
だけどわたしたちに反対する理由は存在しなかった」
「あなたに言えなかったのは、どちらかが過剰に意識することによって
予期せぬ事態を引き起こす可能性が多分にあったから。
閉鎖空間同士の衝突、時空が断裂し、あらゆる空間が消滅してしまう危険性。
膨大な可能性を慎重に実験し、検証する必要性があった」
「あなたたちが遠い学校に進学したのは、涼宮ハルヒに内在する
無意識なのかもしれない。
本当の偶然があるとすれば……あなたが願った中で、
朝倉涼子があなたの下を訪れたこと、それだけなのかもしれない」
「わたしたちは涼宮ハルヒを見守ることを望んでいる。
涼宮ハルヒではない涼宮ハルヒがいれば彼らは悲しむ。
わたしも、悲しむのかもしれない。
同様のことがあなたにも言える。あなたの存在は大きい」
「これが全部。できれば信じてほしい」
立ち上がって地面を滑るように歩いていく。
棒立ちになっている涼子の背中を押して僕の前に連れてきた。
「あとは朝倉涼子に任せる。
彼女の努力がなければ、あなたはいなかった」
「……あなたと涼宮ハルヒには、このまま居続けてほしい。
わたしという個体も、そう望んでいる」
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 23:41:27.70 ID:jlPP6FTlO
支援
台詞回しがいかにもな感じだな
台風のごとき勢いで言葉を吐き出すと、
周防さんを使い古しの人形みたいに引きずりながら歩き去ってしまった。
同様に古泉くんとキョンも橘さんを担いだまま機関の人たちと去っていく。
結果、僕たちだけがその場に残された。
「長門さんにおいしいところほとんど持って行かれちゃったわ。
こういうときだけ饒舌になるんだから、ずるいと思わない?」
僕は弱々しく笑顔を浮かべて応える。
「な〜によ、ほらそんな暗い顔しないで!
とりあえず佐々木さんは困ったらくつくつ笑って!」
「……くつくつ。傷心の人間に随分と横暴なことを言うものだね」
「もう全部片付いたんだし、私は前に謝ったんだからもう謝らないわ。
早く私に似合う服を考えてもらわないとね。
落ち込んでいる暇なんて与えないわよ」
「ん……ありがとう」
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/12(木) 23:49:08.69 ID:+Z1SaEPaO
この長門はすごくいい
淡々としてるのに説得力ある感じが宇宙からの使者っぽい
僕はすっと立ち上がり、自分より一回り大きな親友の身体を抱きしめる。
あ、う、と一瞬戸惑ったように声がもれたが、すぐに涼子も僕の背中に手を回す。
「ちょっとだけ、甘ったれたことを言っていいかい?」
「うん」
「泣いてしまうかもしれないが構わないかい?」
「……うん」
彼女の身体に顔を埋める。
同じ女性なのに信じられないくらい柔らかくて、温かい。
「僕はこれまで、自分はどのような欲望にも心を乱されないと思っていた。
でも……今は、怖い……日々自分が遠くなっていくようで怖くて仕方ないんだ。
こんな能力はもう嫌なんだ、僕は普通に生きて、普通に死にたいんだ。
どれだけ僕は自分を殺さなければ普通を手に入れられないんだい?」
堰を切ったように大きな粒の涙がこぼれだしてきた。
どう我慢しても、もう止まりそうになかった。
「自分が消えてしまいそうな気がするんだ」
僕を握りしめる力が痛いくらいに強くなる。
僕の力ごときでは絶対にほどけないほど強くなる。
「佐々木さんが恐怖を感じたなら、いつでもすぐに飛んでいくわ。
いくらでも泣いてくれていいし、小さな不安でもぶつけてくれていいわ。
だから……だから、消えてしまいそうなんてやめてよ。
あなたがいなくなったら私、身体の半分を無くしたようなものよ」
彼女の声も明らかに震えている。
「やっといつ消滅するかもしれないっていう恐怖から解放されたのに、
また寂しい思いをするのは嫌よ。もう嫌なのよ」
そうか……恐怖や不安を感じていたのは朝倉涼子だって一緒なんだ。
手s
『それぞれの花は一緒に作られたとしても、
それぞれの意思を持つ』
私はその見分けのつかない花だったけど、
いえ、そうだったからこそ、今は意思の存在に大きな
可能性を感じているし、個という枠組みを尊重したいの』
いつ、どのような事態が起きてバックアップが回収されるかわからない。
いつ不要になるかだってわからない。
所詮、後援であり、予備用の複製でしかない。
主体を前にして、リミット不明の時限爆弾を抱えているようなものなのだ。
ずっと、僕たちはその不安定の内側で生きていたんだろう。
僕も無意識的にそれらを感じ取り、
理由のつけられない焦燥の中に身を宿してしまっていたのだろう。
だが、それは裏側から見れば生きていること自体が奇跡とはいえないだろうか。
時を噛みしめ、空間を認識し、意識を操り、欲望を制御する。
少なくとも僕はそれに誇りを持つべきなんだ。
もし――もし、何かが起きたとしても、その瞬間まではこの意識は僕なのだから。
喉元に力を込めて台風後の河川みたく迫り来る涙を押し戻す。
黙っていると震えあがってくる手足に抗えるだけの力を込める。
彼女に寄りかかっていた身体を解いて、表情が確認できる距離をとる。
僕よりもずっと不安そうで、弱々しい朝倉涼子がいた。
多分これが本来の彼女の内心を投影した表彰なんだろう、
そう思うと自分自身がいかに脆弱であるかが如実となるようで、
ひどく恥ずかしかった。
「佐々木さん……?」
自己を律するべし。
僕は他人との争いには皆目興味がないが、僕にだけは敗北したくないね。
この親友のためならばもっと強くなれるはずだよ、僕は。
「大丈夫、もう大丈夫だよ涼子」
ん……と彼女はなお不安そうに唇をへの字に結んで僕を見つめている。
自分よりも身長が高いはずなのに小さく見えた。
僕は、彼女がいつも自分にしてくれるように微笑みを浮かべて見せた。
できれば、この人の不安が全て消え去りますように、という願いを込めて。
「僕は、僕さ」
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/13(金) 00:14:13.20 ID:QzdIGi/q0
夕方まで保守頼むぜ
寝る
ktkr
「ちょっと、遅いわ、遅すぎるわよ佐々木さん!」
ゴール地点についた僕たちはレスキュー隊員の格好をした
涼宮さんに案の定怒鳴りつけられた。
もう他の団員はゴールしたことになっており、一番最初に出たはずの
僕が一人迷子になったということで落としどころがついたらしい。
涼宮さんが不服この上なしという表情で思い切りにらんでくる。
気弱なカタツムリくらいならば心臓マヒを起こしてしまいそうな迫力だ。
キョンがやれやれ、と苦笑している。
古泉くんがその隣でかぶりを振っている。
長門さんがじっと見つめている。
大丈夫。
彼女は僕たちの愛すべき団長。
ただちょっと、厄介な能力を持ち合わせているだけさ。
「ごめん。好奇心旺盛なものでね。恐がりのキョンを放置してうろうろ
していたら知らない場所に迷い込んでしまったんだ」
「全く心配したんだから……って、んん?」
涼宮さんは僕の顔を懐中電灯で照らしながら怪訝そうに目を細める。
「目、真っ赤よ?」
ああそうだ。大泣きしたんだ。
「好奇心旺盛とかなんとか言っちゃって、佐々木さんったら
私が見つけた時にはめそめそ泣いてたじゃない。
りょーこーりょーこーって抱きついてくる姿、可愛かったわ」
「ほ〜……肝っ玉が据わっていると思ったら案外
女の子らしい一面もあるのね佐々木さん。
不覚にもキュンキュンしたわ」
僕は肩をすくめる。
ま、それでいいさ。
「さあ、それじゃあ皆揃ったことだし戻りましょう――」
「待って」
皆がその場を立ち去ろうと一歩を進めた瞬間、長門さんが声をあげた。
パブロフの犬さながら、彼女の放つ音声に一様に反応するSOS団メンバー。
ゆるやかに流れていた空間に微かな緊張が走る。
長門さんは全員の表情を一瞥してから、小さな口を開いた。
「朝比奈みくるをスタート地点に置いてきた」
【スタート地点】
「ひえぇ……ここどこですか、何であたし取り残されてるんですか、
何で、すスタート地点に誰もいないんですか、」
ガサガサ
「ぴぃいっ!! ししし茂みが動いたぁ!!」
「……何やっているの朝比奈さん」
「あぅ、も、森さん?」
「皆とっくにゴール地点よ」
ガサガサ
「ふえ、枝が当たって痛いですぅ」
あと5レスほどで終了です。
長々と申し訳ない。
「あらごめんなさい。あ、そういえば朝比奈さん、スペシャルルームよね?」
「ははい、そうですけど」
「ふふ、じゃあ森園生プレゼンツのスペシャルサービスを施してあげないと、ね?」
「め、目が据わってます森さん」
ガサガサガサ!!
「ふふ、因果律の極北に眠る虚無……それは貴女を新たな領域導くための刹那の背徳……。
さあ部屋に逝くわよ、よいしゃおらー!!」
ダキッ!
ガサガサガサガサ!!!
「ひぃいいいえええええお助けぇええええええええ!!!」
俺、明日を頑張って生きるから、夕方までこのスレを残しておいて欲しい
さて、朝比奈先輩が原因不明の腰痛によってリタイアするというアクシデントを
除いて合宿は大きな滞りもなく終了した。
涼子の私服を買いに行く、というささやかな約束はついうっかり口を滑らせた
彼女自身から涼宮さんの耳へと入り、またたく間にSOS団のイベントへと
飛躍を遂げていた。
ショッピングセンターのベンチの上に立って涼宮さんが声を張り上げる。
「さー今日は朝倉涼子劇的ビフォーアフターよ!
スポンサーから助成金が出たからね、一万円以内で
あなたたちの好きなように朝倉をコーディネイトしなさい」
全員に福沢諭吉先生を配っていく。
この不況下とんだブルジョワジーなスポンサーがいるもんだ。
「ただし、誰がどの服を選んだかは内緒にすること。
で、本人に順位を決めてもらうわ。優勝者には朝倉を一日デートに連れ回す
権利を贈呈するから張り切りなさい!」
「またエラくベタだな」
「興味深いではありませんか。彼女たちの実態を知るチャンスです、んっふ」
「ちょ、ちょっと涼宮さんそんなの聞いてないわよ!」
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/13(金) 00:48:51.88 ID:Og7mvFk0O
アフターケア
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/13(金) 00:49:12.71 ID:Z/z/yyxBO
C
「当然よ、つい13秒ほど前に思いついたんだから。
いいじゃないの一日くらい。案外新たなロマンスが芽生えるかもしれないわよ。
古泉くんもキョンもこんな美女たちを前に甲斐性がないんだから」
「おいおい自分のことを棚にあげてそりゃねーだろ」
「うっさいバカキョン!
あんたののっぺりした顔なんてもう見飽きたのよ!!
悔しければ魅惑のジェネラルパーソンくらいの源氏名もらってくることね!」
「意味わからん。あのなあ――」
痴話喧嘩が始まりそうだったので割り込む。
「女の子が優勝したらどうするんだい?」
「二人でお菓子でも作って皆に配ってくれればいいわ。
それとも佐々木さんは、やっぱり朝倉とデートがご希望かしら?」
「くつくつ。むしろキミたちにその独占権利を渡すまいとするナイトの心境さ」
涼宮さんと僕はいつの間にか良い意味でのライバルみたいな関係になっていた。
日ごろ他人との競争事に無頓着な僕だが、彼女に対してだけは対抗心があった。
それもきっと、元々は同じ存在だったということに由来しているのだろう。
「殊勝な心がけね、そうこなくっちゃ。
けれどもあたしも団長の面子にかけて負けていられないわ!
さあ、それじゃあスタート!!」
自分でかけ声をかけるとベンチから颯爽と飛び降り、猛ダッシュしていく。
団員一同も嘆息混じりだったり楽しそうだったりしながら各々のペースで
センターへと姿を消していく。
僕と涼子、そして長門さんがその場に残された。
長門さんは興味皆無という体でベンチに腰を下ろし、読書を開始する。
「まったく……涼宮さんの気紛れも困ったものだわ。
私の人権をなんだと思っているのかしらね」
発言内容の割には涼子も楽しそうに笑っている。
僕たちはこうして涼宮さんの思いつきに振り回されている。
彼女は相変わらず山の天気のように気紛れで、タンクローリーのように突進力があり、
地獄の釜に人間を放り込む魔王のようにわがままで、無邪気な子供のように優しい。
一歩選択を間違えれば古泉くんがバイトに駆り出され、
さらに一歩間違えれば僕たちが終わらない季節に閉じ込められ、
究極的に間違えればキョンが閉鎖空間に閉じ込められる。
僕たちはその間、戦々恐々としながら世界の終焉を
迎えないようお祈りをするしかなくなってしまう。
超能力者がいても、宇宙人がいても、
未来人がいても、一般人がいても。
たった一人の涼宮ハルヒという人物さえ押さえ込むことができない有様だ。
それでも僕たちが飽きることもなくここにいるのは、
皆、ここにいることが楽しいからなんだろう、僕はそう推測する。
いつの日か、僕は涼宮ハルヒという神の一部分に還っていくのかもしれない。
あるいは、このまま生を全うするのかもしれない。
正直なところ、あのとき僕の心に根付いた
『自分が消滅してしまうかもしれない』という強迫観念は今以て消えていない。
一睡もできずに朝を迎える日だってある。
でももう、そんなことに怯え、惑わされ続けることはないだろう。
学校に行けば、あるいは電話をかければすぐそこに惑わされるような
暇を与えてくれない最高の親友がいるのだからね。
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/13(金) 01:05:21.76 ID:Og7mvFk0O
まとめ入ったね
「要は僕が優勝すれば何も問題はないだろう?
僕の選んだ服を涼子が当てる。
そんなの僕たちの間柄を鑑みればご飯を茶碗によそうよりも簡単なことじゃないかね」
彼女に背を向けて意気揚々と、歩き出す。
「うん、絶対勝ちましょうね佐々木さん!」
振り向いて、笑う。
いつしか伝染した、彼女と同じ最高の微笑みを浮かべて。
根拠はないけど――。
いつの日か涼宮ハルヒを前にし、胸を張って本当のことを言えるような気がする。
涼宮ハルヒが驚愕しているのを、目の当たりにできるような気がするんだ。
だって、そのほうが面白いだろう?
僕たちはきっと、涼宮ハルヒの顔を見ながら
今みたいに笑っているに違いない。
ようやくあなたと対等になれましたね、とね。
終
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/13(金) 01:08:53.65 ID:/s0SvJSZO
乙
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/13(金) 01:09:59.43 ID:Og7mvFk0O
おつぅぅうう!
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/13(金) 01:11:36.56 ID:ffHRPQbTO
乙
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/13(金) 01:11:41.84 ID:yXraxRsl0
虚雲w
以上です。
読んでくれた方、支援&保守いただいた方に改めて感謝します。
スレ立て初なんでgkbrでした
色んな文体を混ぜすぎて結果見苦しいものだったかも
反省して活かしていきたいです
もし質問ありましたら答えます。
なければこのまま放置しようとおもいます。
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/13(金) 01:14:49.92 ID:Z/z/yyxBO
乙
いっそ谷川に変わって続き書いてくれよ
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/13(金) 01:14:54.93 ID:I4a0juIuO
乙
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/13(金) 01:16:07.72 ID:NOyUm3kD0
乙です
乙
よかったよ
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/13(金) 01:24:55.74 ID:SkvjGoC0O
ハルヒの「分裂」に「驚愕」だね、巧いなあ、最終回っぽいし
乙でした
>>227 乙ありです。
誰にも気づかれなかったらどうしようかと思ってました、ありがとうございます。
不覚にも大事なことを言い忘れていたんですが
佐々木は俺の嫁。
朝倉は俺の同僚。
森さんは俺の姉。
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/13(金) 01:51:30.49 ID:BDmrmOzGO
これで初スレとはやるな
カルアってる作者(笑)よりずっと面白かった
遅ればせながら乙だ
だが、敢えて言う
佐々木イラネ
>>231 thxです!
完走できただけで今は満足です。
その書き手さんは知らないですね。
>>232 乙あり!
端キャラ好きでサーセンwwww
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/13(金) 02:29:48.44 ID:+GLeCVsgO
>>1 乙だったな!
まぁ、その、なんだ。マジで面白かったぞ。
あー、あともう一つだけ。
佐々木はお前の嫁じゃない!俺の嫁だwwwww
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/13(金) 03:06:33.84 ID:sM9TlqkOO
今更だが乙ねる
最高に面白かった
佐々木かわいいよ佐々木いいいいいいいいい
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/13(金) 06:31:38.87 ID:r2HNKpB1O
乙!
佐々木可愛いよ佐々木!
さすが俺の嫁
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/13(金) 08:03:33.12 ID:YOy/wQHOO
乙!
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/13(金) 08:17:02.49 ID:fRoXo4OpO
乙ノシ
これから読む保
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/13(金) 09:09:35.90 ID:wLkqH0gnO
乙
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/13(金) 09:28:42.55 ID:bm0HmZBHO
あ
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/13(金) 10:30:23.29 ID:p5yJZhanO
ささき いず まいはにー
乙
乙感謝!
まだ残ってたことに驚きです。
しかし佐々木が俺の嫁宣言には強い抗議の意志を表する
>>234 楽しんでもらえたなら幸い!
だが佐々木は譲れないww
>>236 よかった。全く反応なかったら涙目だったんで
そう言ってもらえるとマジで嬉しい
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/13(金) 13:21:32.10 ID:OGo0MGTuO
乙でした!
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
これは素晴らしい