1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
代理店
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 22:40:10.36 ID:VrVJlZaqO
代理ありがとうございます。
ながらなので投げだす可能性大。
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 22:42:22.45 ID:VrVJlZaqO
父が息を荒らげ、大量の汗をかき帰ってきた。
「人を殺した。すぐここを発つ。」
最初は何を言っているのかわからなかった。
考えていた瞬間、父は幼い私の小さい手を引き外へと走りだした。
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 22:46:13.61 ID:VrVJlZaqO
キーを回すと独特のエンジン音が響く。
荒々しいギアのかけ方、よほど急いでいる事がわかる。
(#゚;;-゚)「お父さん、どうしたの。」
(;'A`)「話は後だっ、話しかけるな。」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 22:50:23.99 ID:MYFD8iT4O
気長にやれ支援
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 22:53:24.02 ID:VrVJlZaqO
(#゚;;-゚)「これからどこに行くの?」
突然の状況を飲み込めていないまま、でぃが尋ねる。
(;'A`)「空港だ、お父さんとでぃはVIP国に行かなくちゃいけないんだよ。」
昔いたお母さんと「病気が治ったら、VIP海岸へ海を見に行こう。」とは話していた。
だがその数日後、母は死亡した。
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 22:55:02.02 ID:MY7695ihO
頑張れー
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 22:59:51.94 ID:VrVJlZaqO
母が死んだ時、私は学校に居た。
休み時間、友達と楽しくたわいもない話をしていた。
バタバタバタ!!!
また男子が追い掛けっこでもしているのかと思った。
が、その重い足音は、担任の先生だった。
(;´∀`)「でぃさん、お母さんが死んでしまったみたいだモナ。」
?
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 23:02:23.84 ID:VrVJlZaqO
そこから先はよく覚えていない。
お母さんが死んだショックが大きかったのだろう。
−−−−−おい。
その一言で私は現実に戻される。
しえん
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 23:04:40.97 ID:jud7CVsxO
でぃ誕生日おめでとう支援
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 23:08:06.73 ID:VrVJlZaqO
やっべ、思いつかん
('A`)「着いた、早く行くぞ」
さっきとは打って変わり、落ち着いた声で父は言った。
私は頷くと、父に手を引かれ歩き始めた。
途中で私はお巡りさんに会ったので「こんばんは」と挨拶をした。
父はおどおどしている。
何故かは薄々感づきながらも、「お父さん、大丈夫?」
と、声をかけた。
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 23:13:36.27 ID:VrVJlZaqO
今日、でぃの誕生日と忘れていたので急遽作ってみた
迷惑だねゴメン。
(#゚;;-゚)「お父さん、調度よかったね、お巡りさんだよ。」
(;;'A`)「どうしたんだでぃ、お父さんは何も悪い事はしてないぞ。」
(#゚;;-゚)「私聞いてたよ。お父さん。」
−−−人を殺したって−−−−
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 23:18:35.74 ID:VrVJlZaqO
(;´・ω・`)「とりあえず、お二人とも、近くの交番でお話を。」
娘には虐待の跡のようなアザが無数に着いていた。
誰でも不審に思うだろう、任意同行を願った。
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 23:24:13.50 ID:VrVJlZaqO
警官が父の腕を掴もうとすると、父は警官を殴り、細い足で懸命に逃げている。
殴られた警官は銃を取り出し、発砲した。
3発程撃つと、命中したのか、父は30メートル程で倒れた。
「公務執行妨害で逮捕する。」
低い声で警官はそう言うと、私と共に、父をパトカーに載せた。
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 23:29:06.84 ID:VrVJlZaqO
警察署に行き、直ぐに殺人についても事情聴取を受けている父。
別の部屋にいた私に、さっきとは違う警官が現れ、「怖かっただろう、もう大丈夫だよ」と声をかけてくれた。
(#゚;;-゚)「もう、私痛い思いしなくていいかな。」
そう言うと、さっきの警官の形相が変わり、真剣そのものな顔で言った。「詳しく僕に話して」と。
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 23:35:49.29 ID:Uq7Wf/lMO
支援
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 23:36:36.46 ID:VrVJlZaqO
八年程前。
私は三才だった。
その頃だ、父が変わってしまったのは。
(*゚ー゚)「」
目が覚めると、足が熱い、熱過ぎる。
周りをみると、私の足に熱湯をかけている父の姿。
熱湯をかけ終わると、やかんをふすまに投げ、荒々しく玄関を蹴り、出ていった。
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 23:38:36.28 ID:uvqNyduZ0
逃亡
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 23:40:34.01 ID:VrVJlZaqO
いわゆる虐待だ。
それからの父は酷かった、私を殴る蹴るは序の口で、酷い時にはタバコの火を私の体の至る所でグリグリとし、火傷の跡、酷い打撲跡、全て父にやられた。
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 23:44:25.10 ID:3sCTnTzy0
支援
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 23:44:46.28 ID:VrVJlZaqO
母にも暴力を振るう時もたまにあった、そのショックからだろうか、天罰か、母は心臓発作で倒れた。
私の虐待が続いて三年が経ったその日に。
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 23:47:56.73 ID:VrVJlZaqO
それから、私への虐待は、「少しの間」止んだ。
父は母のお見舞いへ仕事の合間を見つけると、すぐ行っていた。
反省したのだろう。
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 23:53:09.37 ID:VrVJlZaqO
母が入院してから二年が経った。
まだ発作が起こる可能性があるからと、入院生活を余儀なくされていた。
久しぶりに私はお母さんのお見舞いに行った。
(#゚;;-゚)「お母さん、早く退院出来るといいねー。」
('、 `川 「そうね、でもまだかかりそうかな。」
普通の会話だった、普通に会話できていた。
夢にも思わなかった、次の日に母が死ぬとは−−−−−
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 23:57:50.34 ID:VrVJlZaqO
母が死んだ後が酷かった、父は自暴自棄になり、前より酷い虐待を私に行う日々が始まった。
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/08(日) 23:59:37.44 ID:VrVJlZaqO
学校から帰る。
まずいご飯食べる。
殴られる。
−−−−−−−−−−−−
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 00:00:59.82 ID:FJkdHUIXO
全て話した。
近く、裁判が行われるらしい。
−−ざまあみろ。
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 00:03:17.14 ID:FJkdHUIXO
しばらくの間、私は施設に預けられた。
裁判の結果をただ待っていた。
死刑だけは嫌だ。
復讐出来なくなる。
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 00:05:50.18 ID:FJkdHUIXO
数カ月たった。
判決の結果、暴行、殺人で懲役16年が言い渡された。
施設で数年過ごした後、静かに父の釈放を待っていた。
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 00:10:59.87 ID:FJkdHUIXO
(#゚;;-゚)「お父さん、長かったよ、私、私ずっと待ってたんだよ。」
('A`)「」
父は答えない。
(#゚;;-゚)「いいんだ、叫んだりしなければ」
私はバッグから銃を取り出し、父の頭に、至近距離で発砲した。
そしてナイフで父の体にこう書いた。
「さよなら。」
(#゚;;-゚)さよなら。のようです
〜FIN〜
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 00:13:23.06 ID:FJkdHUIXO
すみませんでした。
後悔でいっぱいです。
もう中学生なんだからこの位は解るはずなのに。
質問とか、ないですよね。
空気ですし。
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 00:13:32.42 ID:QVe2QZ980
乙。シュールでした。
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 00:16:39.12 ID:FJkdHUIXO
シュール…
展開早過ぎてカオスだよねうんわかってる
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 00:24:17.34 ID:QVe2QZ980
倍ぐらいの長さなら、もっと面白かったかなぁと。
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 00:27:01.49 ID:FJkdHUIXO
細かくチェックするおれきめぇ
ながらだし早く終わらせたかった
反省、後悔を万引きがばれた以上にしている
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/09(月) 00:50:45.02 ID:/1FW9RYjO
終わってた乙〜
展開早すぎだけど楽しめた
気持ちは痛い程分かるが気に病むことではないと思う
今回の反省をぜひ次に生かしてくれ
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
>>36 ありがとうございます
次はかきだめしてから投下したいと思います