真紅「ウルージ紅茶を入れてちょうだい」

おーおー

真紅「ズズズ」
ウルージ「おーおーひどい音をたてなさる」

ウルージ「入りなされ」ｶﾞﾁｬ

船員「すいません途中でこのような物を広いました」

ウルージ「おーおーこれは鞄か」

船員「はい…では」ｶﾞﾁｬ

これはウルージさんに命令しているわけではないっ……！

「ウルージ紅茶」を淹れろ、と。
そう言っているのだ……！

ウルージ「開けてみるとするか」ﾊﾟｶｯ

ウルージ「これはなんと美しい人形だ」

ウルージ「アンティークドールか…フフフ」

さすがウルージさんだ!!

ウルージ「良く出来た人形だ」ﾎﾟﾄｯ

ウルージ「これは?ネジか…動かしてみよう」

ウルージ「フフフ…楽しみだ」ｷﾘｷﾘｷﾘ

真紅「………」ﾊﾞｼｯ

ウルージ「どうっ」

真紅「レディーの体を気安く触るなんてやっぱり人間の男は下劣ね」

ウルージ「まいった…良く出来た人間だ」

真紅「お前は誰?」

ウルージ「フフフ…ウルージと言う物だ」

真紅「そう、私はローゼンメイデン第５ドール真紅よしかし、大きな人間にネジを巻かれたものだわ」

真紅「紅茶が飲みたいわ入れてちょうだい」

ウルージ「おーおーまっていなされ」

真紅「出来るだけ早くしてほしいわ」

二分後

ウルージ「飲みなされ」

真紅「………」ｽﾞｽﾞ

ウルージ「………」

真紅「温いわ…アナタには紅茶の入れ方を教え無いといけないようね」

>>9
＞真紅よしかし

やすし師匠かと思ったわ

船員「うわぁ…うわあああああ」

ウルージ「!!!!」

船員「人形が人形が責めて来た!」

ｷﾞｨｰﾊﾞﾀﾝ

ブーさん「…………」

真紅「残念だけどアナタはここで死ぬわ」

ウルージ「おーおー」

真紅「死になく無かったら右手の指輪にキスをしなさい」

ウルージ「これは…いつの間に!」

真紅「早くするのだわ」

ウルージ「………」ﾁｭ

真紅「そうよ、見た目に反していい子ねウルージ」

ウルージ「人形は逃げなさったか」

真紅「そうみたいね…いけないわもう九時、寝ないといけないのだわ」

ウルージ「おーおー」

真紅「おやすみなさい」

ウルージ「おやすみなさい」

朝

真紅「ウルージ!ウルージ!」

ウルージ「ん…おーおー真紅か」

真紅「紅茶入れてちょうだい」

ウルージ「もう少し寝かせてくれはしないか?」

真紅「いいえ、もう起きる時間じゃない、さぁ早く紅茶を」

ウルージ「おーおー」

めちゃくちゃだ…噂以上……

ウルージ「飲みなされ」

真紅「ありがと」ｽﾞｽﾞ

真紅「やっぱり温いのだわ」

ウルージ「フフフ…」

真紅「でも、優しい味もするわ」

ウルージ「おーおー好き勝手誉めなさる」

真紅「そういえばウルージここは何処?時々揺れてたりするわ」

ウルージ「ここは船の中だ」

真紅「そう…ちょっと見て見たいわだっこしてちょうだい」

ウルージ「おーおー」ｶﾞｼｯ

真紅「レディーを鷲掴みしないで」ｶﾞｼｯ

ウルージ「どうっ」

真紅「姫を扱うようにだっこしてちょうだい」

ウルージ「おーおー」ﾋｮｲ

真紅「良く出来たわねウルージ」

船員「おはようございます」

真紅「あら…随分人が多いわねパーティーでもやってたの?」

ウルージ「私の仲間達だ」

真紅「そう、これだけ多ければ頼もしいわね」

真紅「へぇー立派な船、素敵だわ」

ウルージ「フフフ…」

真紅「別にアナタを誉めてるわけじゃないわ」

ウルージ「おーおー好き勝手言いなさる」

ウルージさん最高！

夕方

真紅「海からみる夕日は美しい物ね」

ウルージ「まったくだ」

真紅「あら?ウルージのお仲間が呼んでるわよ私はウルージの部屋に戻るわ」

ｶﾞﾁｬ

真紅「あらおかえり」

ウルージ「これをみなされ」

真紅「まさか…」

ウルージ「新しい鞄をまた広いなさったみたいだ」

真紅「……罠かもしれないわ開け無いでね」

ウルージ「おーおー」ｶﾞﾁｬ

真紅「ちょっと!!!!」

真紅「雛苺!?」

ウルージ「また人形か」

真紅「よかったわ雛苺で…さぁネジを回して」

ウルージ「おーおー」ｷﾘｷﾘｷﾘ

このシュールな空間から目が離せない自分が憎くてしょうがない

雛苺「うゆ…ここは?あ!真紅ぅぅぅ」

真紅「久しぶりね雛苺」

ウルージ「おーおー」

雛苺「…!!!」ｻｻｯ

真紅「大丈夫よ雛苺ウルージは怖く無いわ」

雛苺「真紅がそう言うなら怖く無いのー」

ウルージ「おーおー」

雛苺「私は雛苺よろしくなのー」

ウルージ「フフフ…可愛い子だ」

真紅「もう九時だわ雛苺寝るわよ」

水銀燈「ふぅーやっと辿り着けたわ」

水銀燈「なんだって真紅が船の上にいるのよ探しづらいじゃない!」

水銀燈「まぁ…いいわ真紅のローゼミスティッカを奪うわよメイメイ」

寝てばっかりだな

パリンパリンパリン

水銀燈「真紅こんばんわぁ〜」

真紅「水銀燈!」

ウルージ「おーおー」

雛苺「うゆ?」

水銀燈「その男がアナタのマスター?ブッサイクねぇー」

ウルージ「おーおー好き勝手言いなさる!!」

雛苺「水銀燈おっかないのー」

水銀燈「あら?アナタもいたの雛苺」

真紅「水銀燈、何しに来たの?」

水銀燈「決まってるじゃないアナタ達のローゼミスティカを奪いに来たのよ」ｼｭﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ

ウルージ「どうっ」

水銀燈「アハハハハハミーディアムが自ら盾になるなんて笑わせないでよ」ｼｭﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ

ウルージ「フフフ…」

水銀燈「…!?何笑ってるのよ」

来るか・・・あの技が

ﾓｺ…ﾓｺ…

雛苺「あれれ?」

ﾓｺ…ﾓｺ…ﾓｺ…ﾓｺ…

真紅「か…体が!!」

ﾓｺ…ﾓｺ…ﾓｺ…ﾓｺ…ﾓｺ…ﾓｺ…

水銀燈「大きくなった!」

晒せ！

なんでウルージさんてこんなに人気あるの？

誰か続きを・・・