1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :
2009/10/24(土) 00:08:41.88 ID:rFhwpb0n0 律「憂ちゃんが……軽音部に入部ぅ!?」 憂「はい……。やっぱり一年生の途中からじゃダメですかね?」 澪「いや、全然ダメってことはないけど……」 紬「どうしてまたこの時期になんですか?」 憂「お姉ちゃんを見てたら……なんか楽しそうだなって(本当はお姉ちゃんの近くにいたいからだけど)」 梓「私は大賛成です! 唯先輩も賛成ですよね?」 唯「さんせいさんせい! 憂が私と同じ道を選んでくれるなんて凄く嬉しいよ〜」 平沢憂が突然軽音部への入部を宣言したきっかけは、この少し前にさかのぼる。
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 00:09:28.91 ID:aOs/yk5C0 BE:907896645-2BP(600)
,..、 /´,!
. l l ,....、 ! l
_ l/`く ,. V /
i' ヽ ヽ、 !
ト' 〉 ``ソ
l i' /
. ! l
!'´ .! ウィーーーーーーーーー!!!!
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! i、 j' ヾヽ、
! ヽ l ヾヽ
l. ヽ ノ_,... --‐ '''"´ ̄ ̄ ̄`` ー、._
. ! ヽ (`ー‐''"´ ̄_,. ---、......____ ヽ
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. i l ヽ、 l-‐r'  ̄` ー ,!..._,r‐‐、 .!
l ヽ `ー! ( _ i、 r i ! ,!
! ヽ l j jiiiiiiiiiii、 イi ,..イ
ヽ ヽ、 .l jil''""ヾlli. i `´ ll!..-‐' ´
ヽ ` ー、.ヽ" !、__,ノ ゛ ! !
ヽ ,..l ,ー‐' ./ .ト-、
ヽ r'´ l´ i ノ / ソ !、
ヽ ,r' _,..ゝ、 _,.-'´ // `ヽ、_
ヽ ,r' _,ィ'´ l -二 ,r',r' ,r'´ヽ、
ヽ、 ,r',..-'´/´ 、_,.. - ,r',r' r'´``ー、 ヽ、
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 00:11:32.08 ID:rFhwpb0n0
憂「最近お姉ちゃんが構ってくれない……」 最近の憂は文字通り憂鬱な日々を送っていた。 最愛の姉、唯が最近自分に寄り付かない。 もっとも家に帰ってくればいつもと同じように寝転がってアイスをねだるし、ご飯を作れば美味しそうに食べる。 しかし、最近唯の口からは軽音部での話ばかりが出るようになった。特に…… 唯「今日はあずにゃんがね〜、可愛かったんだよ〜?」 梓のことを語るときの唯の顔が綻ぶこと綻ぶこと。 憂としては妹の立場を奪われたようで複雑であった。 憂「でもせっかくお姉ちゃんが打ち込めるものを見つけたんだし、我慢しなきゃ」 一度はそう言い聞かせ、納得しようとしたものの、寂しい思いは募るばかり。 憂「梓ちゃんはいいなぁ……。どうやったら梓ちゃんみたいに私もお姉ちゃんと……」 その答えは意外と簡単であった。今までは気後れがあって実行に移さなかっただけで。 かくして軽音部6人目の部員として、平沢憂が加わった。
律「でもさ、憂ちゃんが加わったはいいけど、担当楽器はどうするんだ?」 憂「あ……勿論、なんでもやるつもりです!」 澪「ま、確かに憂ちゃんなら器用だし、ギター、ベース、ドラムス、キーボード……何でも出来そうだけどさ」 梓「でもドラムやベースが複数いるバンドなんて殆ど聞いたことがありませんし……」 紬「鍵盤が二人、ギターが三人って言うのも多すぎですよね……」 律澪紬梓「うーん……」 唸って悩んでしまった4人を尻目に、唯があっけらかんと提案する。 唯「それじゃあさ、憂はボーカルやればいいじゃん」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 00:16:14.90 ID:rFhwpb0n0
憂「ボーカル?」 律「でもボーカルだって、澪と唯がいるじゃんか」 梓「! そうか! 専任ボーカルならいいんじゃないですか?」 澪「確かに……私や唯も自分の楽器を弾きながら歌うのは結構骨が折れるしな」 紬「二人はギターとベースに集中できますし、専任ボーカルがいれば音楽性の幅も広がりますね」 唯「決まりだね! 憂の美声ボーカル、お姉ちゃんは期待してるよ♪」 憂「え、ええ〜……?」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 00:18:22.46 ID:waRomX+OO
今日は憂が主役なスレが多いな
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 00:19:41.86 ID:rFhwpb0n0
戸惑う憂だったが、とりあえずテストとして、 唯が最近澪と紬の見よう見まねで、遊びながら書いたという曲を歌わされることになった。 優等生の憂とはいえ、音楽の成績とバンドのボーカル技術の上手さはまた別物。 不安は隠せなかったが、 憂『メイべ〜アドンリリワナノウ〜♪ (Maybe I don't really Want to Know♪) 』 澪「う、上手い……!」 憂『ハヤガウデングロウ〜 アザアジャスワントゥフラァ〜イ♪ (How your garden grows As I just want to fly♪)』 律「しかもめっちゃいい声……!」 憂『ユーエンドアーイゴナリブフォエッヴァ〜♪ (You and I are gonna live forever♪)』 紬「上手いとか声がいいのレベルを通り越して……」 梓「もはやロックレジェンドレベル!?」 唯「憂……すご〜い♪ さすが私の妹だね!」 憂「そ、そんなに褒められると……」 この素晴らしい歌唱力に、文句をつける人間などいなかった。 とにもかくにも、桜高軽音部=放課後ティータイムの新たなるメンバーとして、平沢憂(ボーカル)が加入することとなった。
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 00:20:19.38 ID:E1Ff93z90
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 00:23:36.75 ID:aOs/yk5C0 BE:2224345777-2BP(600)
憂ちゃんOasis好きだったのか
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 00:24:22.47 ID:rFhwpb0n0
憂を加えた放課後ティータイムはこれまで以上の快進撃を続けた。 紬の言うとおり、メンバー追加は音楽性の幅の広さを生み、 澪や唯のボーカル曲の他にも多くの新曲を生み出した。 中でも特筆すべきは唯が曲作りの才能を表し始めたことだ。 唯「憂のために曲つくってきたよ〜。名付けて『ろっくんろーるのすたー』って曲」 憂「本当に!? お姉ちゃん……ありがとう♪」 唯「それじゃあ早速演ってみよっか?(ジャーン)」 憂「うん! トゥナ〜イ アマロケンロ〜スタァ〜♪(Tonight, I’m a Rock’n Roll Star♪)」 唯「(ジャカジャカジャカ♪)」 律「な、なんかすごいな……」 澪「ああ……ちょっと聴いただけであれは名曲になるってわかるよ」 紬「憂ちゃんのボーカルも素晴らしいですけど、 あんな名曲を簡単に作ってしまう唯ちゃんも恐ろしいですね……」 梓「もしかしたら憂をボーカルとして加入させたことで、 唯先輩のとんでもない才能が目覚めてしまったのかもしれないですね」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 00:27:21.93 ID:rFhwpb0n0
唯の書いた素晴らしい楽曲を憂が歌う。 この姉妹一体の演奏は瞬く間に学外へも好評を博し、 放課後ティータイムが部活の範囲を出て、地元のライヴハウスへ出演するようになると熱狂は一気に広がっていった。 メンバーは皆降って沸いたような成功に喜んだものの、 律「なんかさ、このままじゃ放課後ティータイムは私たち『桜高軽音部員のバンド』じゃなくて 『平沢姉妹のバンド』になっちゃわないか……? なんてな! ハハッ」 皮肉にも律の発言は冗談で終わらなかった。
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 00:31:22.52 ID:rFhwpb0n0
とある日。 澪「なぁ、次の新曲の歌詞を考えてきたんだけど……」 唯「うーん……却下」 澪「ええっ!? 自信作なのに……」 唯「こんなゲイボーイが書いたみたいなメルヘンチックなファッキン歌詞、恥ずかしすぎるでしょ」 澪「そ、そんな……同じ路線の『ふわふわ時間』なんかは唯も気に入ってくれたじゃないか……」 唯「どっちにしろ、こんな歌詞じゃ曲はつけられないし、憂には歌わせられないね」 憂「お姉ちゃんの言うとおりですね。『ふわふわ時間』みたいなファッキンつまらない曲、私歌えないです」 澪「(ガーン)」 またある日。 梓「(シャカシャカシャカシャカ♪)ぱーらいふ♪」 唯「あずにゃん何聴いてるの?」 梓「あぁ、ブラーの『パーク・ライフ』です。唯先輩、今度この曲カバーしませんか?」 唯「えっ、するわけないじゃん。ブラーみたいなカスバンド」 憂「っていうか梓ちゃん、ブラーなんてファッキンチンカスバンド聴いてるの? 感性を疑うよ」 梓「ひ、ひどい……グレアム・コクソンは私の憧れのギタリストなのに……」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 00:35:53.01 ID:rFhwpb0n0
律「ん……なんか音楽室、臭くないか? って……唯! お前、酒飲んでるだろ!? 紬「それに煙草のニオイも……まさか唯ちゃん……」 唯「えぇ〜、ジントニックにマルボロ、美味しいよ? 別にいいじゃん」 律「よくないよ! 私たちは高校生だろうが」 唯「だって〜、憂も別に文句言わないし、むしろ……」 憂「シガレッツ&アルコールはロックンロールスターには当然の嗜みですから」 紬「そ、そんなのって……」 以前では考えられなかったわがままっぷりとビックマウスっぷり。 唯と憂は突如性格が豹変してしまったのだ。 当然姉妹以外の4人は眉をひそめた。 しかし、今の放課後ティータイムがあるのはまさに平沢姉妹のもたらす推進力、 つまりは唯の書く曲と憂のボーカルがあってこそだということの自覚もある。 そのせいで自然と二人の行いを黙認するようになっていってしまった。
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 00:37:24.31 ID:kdjwrm/n0
ほう・・・
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 00:38:34.47 ID:2Ygc8Kzpi
この姉妹だけは・・・どうか俺の手で・・・
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 00:39:36.98 ID:rFhwpb0n0
そして、放課後ティータイムは新進気鋭のインディーズレーベル『創造レコード』の社長に見染められ、 ついに高校在学中にしてシングル『超音速』でデビュー、続けざまにアルバムデビューを果たすことに。 以下、音楽雑誌『ロッキン○ン』に掲載された、1stアルバム発売を控えたバンドから、平沢姉妹のインタビュー中の発言である。 ――尊敬するバンドは? 憂「ビートルズ、セックス・ピストルズ、ストーン・ローゼス、放課後ティータイム、以下ゴミ」 唯「現役のバンドは私たち以外、全部クソだね」 ――次にあげるバンドの印象を語ってもらいますか? まずはブラー。 憂「腐れオ○ンコ野郎」 ――UKで大人気のアークティック・モンキーズ。 憂「腐れオ○ンコ野郎」 ――貴方達のようなジャパニーズ・ガールズバンドの旗手、チャッ○モンチー。 憂「腐れオ○ンコ野郎」 唯「日本のバンドなんて、私達を除いてみんなクソだよ」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 00:42:04.74 ID:rFhwpb0n0
――放課後ティータイムは貴方達平沢姉妹が中心のバンドなの? 憂「ええ。お姉ちゃんが書いたファッキン素晴らしい曲を世界最高のシンガーである私が歌う。 ……これ以上のものがあるとでも?」 唯「憂のボーカルはジョン・レノンとジョニー・ロットン足して2で割った感じ。つまりはファッキン最高ってこと」 ――他のメンバーは? 唯「私の通ってるファッキンハイスクールのファッキンクラブメイトさ。よくやってくれてるよ」 憂「あのファッキンドラマーは精進の余地あり、だけどね」 ――アルバムの出来は? 憂「最高。全ての曲がファッキンキラーチューンで捨て曲はひとつもない」 唯「全曲シングルカットを考えているところ」 憂「つまりファッキン名盤ってことだよ。 ビートルズの『ラバー・ソウル』とか、ピストルズの『勝手にしやがれ』とかストーン・ローゼスの1stとか、要はあんな感じ」
澪「ビッグマウスここに極まり、って感じだな」 インタビューの載った雑誌を見て、澪がしみじみと言った。 梓「これで口だけならただのバカ姉妹で終わりなんですけれど……」 紬「実際にアルバムは売れてますからね……。 というか、いつの間に2人とも、『ファッキン』以外の形容詞使わなくなっちゃったんですか?」 紬の言うとおり、放課後ティータイムの1stアルバム『絶対、いや多分』は売れに売れ、 完璧なデビューアルバムとして日本の音楽史にその名を刻まんとしていた。 律「どうでもいいけど……私のドラム、ダメなのかなぁ。そのうちクビにならないように頑張らないと……」 澪「ま、頑張ろうよ……。私だって殆どボーカルとる機会もなくなって、今やただのベース弾きマシーンだけどさ……」 律「そうだな……」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 00:47:14.94 ID:rFhwpb0n0
ステージでは唯も憂も直立不動で演奏し、ニコリともしない。 まさにふてぶてしいまでのロックンロール・アティチュード。 これまでのどこかアイドル然としたガールズバンドとは一線を画すHTTのキャラクターは聴衆には新鮮に映り、受けに受けた。 だが、余りに急な成功は人を変えるのか。 理想的な仲良し姉妹だった唯と憂の関係に、微妙な変化が見え始めたのはこの頃からだった。 きっかけはちょっとしたインタビューでの唯の発言だった。 ――妹の憂さんがバンドに加入したきっかけは? 唯「憂はね、私がバンドに入れてあげたんだ。 指を咥えて『歌いたいよ〜』って子猫みたいな目をして私を見てたからね」 憂「ちょっと待ってよお姉ちゃん、私は『入れてもらった』なんてつもり、これっぽっちもないよ?」 唯「え〜、そうだったっけ〜?」 憂「お姉ちゃんは昔から私がいないとダメなくらいにファッキンだらしなかったから、 どっちかというと私が入ってあげたというのが正しいと思うけど」 唯「はぁ? ウソをつかないでよね」 憂「なに? やるっていうの?」 唯「そっちこそ、ロッキン○ンの記者の前だけど、やるの?」 憂「関係ないよ」 唯「わかった。それじゃ記者さん、インタビューのテープ止めて」 以降、雑誌記者を前に取っ組み合いの喧嘩に。 慌てた他の4人によって引き離されたものの、 あの中睦まじい平沢姉妹が取っ組み合いの喧嘩など、以前では考えられなかった。
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 00:53:42.23 ID:rFhwpb0n0
姉妹の衝突は本分でもある音楽活動においても起こった。 とある日、2ndアルバム用の楽曲のレコーディングでスタジオに篭るHTTの面々。 その中で唯は出来たての新曲をアコースティックギター片手に練習していた。 唯「すりっぴんさい〜 あいよあまぁ〜いんど♪ (Slip inside the eye of your mind ♪)」 澪「すごいな……。これまた一聴しただけでわかる、超のつく名曲だぞ」 唯「そぉ〜 さりきゃんうぇい♪ し〜のうじっれいっ〜♪ (And so, Sally can wait♪ She knows it's too late♪)」 紬「ほんと、唯ちゃんの作曲の才能は底なしですね」 梓「私、この曲を演奏できると思うと鳥肌たってきました」 律「私なんか泣けてきたぞ」 唯「どんるばっきあんが〜♪ あは〜ちゅせ〜い♪ (Don't look back in anger♪ I heard you say♪)」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 00:57:39.49 ID:rFhwpb0n0
するとスタジオに憂がやってきた。 憂「お姉ちゃん、今のファッキンいい曲だったね。もしかしてそれ、新曲?」 唯「うん。『怒りを込めて振り向くな』っていう曲」 憂「へぇ〜、この前録音した『不思議の壁』って曲もファッキンよかったけど、この曲もすごいね。 さすがお姉ちゃん! 私も歌うのが楽しみだな〜」 唯「へ? この曲は私が歌うんだよ?」 憂「……え?」 唯「だってこの曲、キーが高いから憂には合わないよ」 憂「なん……ですと?」 こうして唯がリードボーカルとして発売されたこの曲、『怒りを込めて振り向くな』は大ヒットとなり、 ボーカルを取られた形の憂は捻くれ、「解散だ!」だの「脱退だ!」だの 「お姉ちゃんはケチ臭いファッキンお○んこ野郎!」だの荒れることこの上なかった。
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 01:04:11.06 ID:rFhwpb0n0
だがノリに乗った勢いを込めて発売した2ndアルバム『朝顔の伝説って何だろう?』は国内だけでも100万枚の大ヒット。 ライヴ活動では武道館5DAYSで4万人。ついには東京ビッ○サイト駐車場に2日間で20万人を動員。 この時10万人のオーディエンスを前にした、 唯「これは歴史だよ! 歴史の1ページだよ!」 憂「何言ってるのお姉ちゃん。こんなのただのファッキン東京ビッ○サイトだよ」 という姉妹のやり取りはロック史に残る名言となった。 しかし、姉妹のトラブルメーカーっぷりは相変わらずで、音楽雑誌にゴシップを提供し続ける日々は続いた。 澪「でもなんといっても酷いのが……」 律「恐れを知らないビックマウスっぷりだよなぁ」 梓「この前も雑誌のインタビューで凄いこと言ってましたよね」 紬「唯ちゃんも憂ちゃんも昔はそんなこと言う子じゃなかったのに……」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 01:07:03.04 ID:el1ODfjG0
ファッキンあげ
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 01:10:39.17 ID:rFhwpb0n0
唯「Per○umeは見ているだけで吐き気がする。歌も踊りもダメ。撃ち殺されるべき」 憂「ミス○ルなんてクソの塊。ボーカルのブサイクはエイズで死ぬべき」 唯「もしも魔法が使えたら? エイベッ○スのアーティストを一人残らずこの世から消すよ!」 憂「ジャ○ーズ? あれはただのゲイのオママゴトだよ。あれならウチのムギ先輩のガチレズの方がいくらかまし」 唯「ドラッグをやるのは毎日放課後にムギちゃんの淹れてくれた紅茶を飲むようなもの」 憂「包丁は常に研いでるよ。料理もするけど、主にはくだらないバンドのボーカリストをこの世から消すためにね。次はお前のバンドのボーカリストを刺してやる!」 唯「最近りっちゃんのデコがまぶしすぎて、ライヴ中にギタープレイに集中できない。だから言ってやった。 『おい! そこのファッキンデコっぱちのドラマー!そのクソ演奏を何とかしろよ!』ってね」 憂「梓ちゃんはネコミミの付け過ぎでハゲてきてる。だから『ボーンヘッド』って呼ぶことにしたよ」 唯「澪ちゃんは恥ずかしい歌詞は幾らでも書くくせに、ちゃんとした曲は一人じゃ仕上げられなかった。 とんだ誇大妄想狂のダメ巨乳。パイオツが泣いてるよ」 憂「ムギ先輩!? あんなタクアン眉毛のブルジョワレズビアンの話はまっぴらだ!」
今北だけどファッキンしか言ってないじゃんwww
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 01:18:36.91 ID:rFhwpb0n0
澪「いくらなんでも……ひどいんじゃないか(好きで胸が大きくなったわけじゃないのに……)」 梓「でも……2人のおかげで今の放課後ティータイムが売れているのは事実です。 言い返せませんよ(澪先輩はまだマシです。私なんかハゲ呼ばわりですよ)」 律「でも、そうやって外に向けて暴言吐いているウチはまだいいんだよなぁ(ああ、首にならないように練習しないと……)」 紬「最近また2人の間にはへんな緊張感がありますからね(憂ちゃんもレズだと思ってたのに……)」 その後、平沢姉妹擁する放課後ティータイムは、 『今ここにいる』、『巨人の肩の上に立っている』、『異教の化学反応』、 『ほんとのことを信じちゃだめよ』、『キミの魂を掘り起こせ』等立て続けにアルバムを発表。 初期2枚ほどの爆発的な売上は上げられなかったものの、当然のようにチャート1位の指定席を確保。 スタジアム級のライヴもソールドアウトを続け、当代ナンバーワンのロックバンドであり続けた。
おいエイベックスには閣下とかファッキンアナルリップとかいるんだぞ
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 01:23:23.22 ID:rFhwpb0n0
澪「まぁ……この間も暴言騒動だの姉妹喧嘩だのが絶えなかったけど」 律「この前なんて憂ちゃんが『家事で忙しい』とか言ってライヴに来ないし……。 おかげで全曲で唯が代わりに歌う羽目になったな」 梓「あれで唯先輩、烈火のごとく怒り狂ってましたね。憂も昔はあんな子じゃなかったのに……」 紬「唯ちゃんも唯ちゃんで、何か嫌なことがあるとすぐに『脱退する!』って騒ぎ出すし……。 実際これまででもう3回もライヴツアー途中離脱してますからね……」 それでもなんだかんだいって平沢姉妹は、高校時代と同じように仲良し姉妹なのだ。 その証拠に、何回喧嘩をしようとも二人は最後には仲直りをするし、 憂は原因が何であろうと喧嘩の最後には自分から姉に謝罪し、 唯もまた何度脱退騒ぎを繰り返そうと最後にはバンドに戻ってくる。 唯「やっぱり私には憂がいないとダメなんだね。 私の書く曲は憂にしか歌えないし、そもそも私は炊事洗濯ができないし」 憂「やっぱりお姉ちゃんは世界最高のソングライターだね。 そんなお姉ちゃんの書くファッキン素晴らしい曲を歌えるなんて、ロックンロール・シンガーとしてこれ以上の幸せはないよ」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 01:26:37.47 ID:rFhwpb0n0
しかし、姉妹の間に決定的な亀裂が入る出来事が起こる。 その発端は憂が長年の喉の酷使で昔のような極上のボーカルパフォーマンスを行うことができなくなったことだった。 (ライヴ中) 唯「それじゃあ次の曲、『不思議の壁』!」 観客「ウオーーーーッ!!!」 唯「(ジャカジャカ……) 憂「トゥデ〜イザゴナビザデ〜イ……(Today is gonna be the day……)」 澪「(うっ……!)」 律「(こ、これは……)」 紬「(ひどすぎる……)」 梓「(なんという酷い声……!)」 唯「(ムカムカ……)」 憂にはもはや昔のような清んだ歌声はもはや期待するべくもなく、高音も出なくなっていた。
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 01:31:54.03 ID:rFhwpb0n0
そしてライヴ終了後の楽屋裏では、 唯「ういー!! うーいー!!」 憂「お姉ちゃん、どうしたの?」 唯「どうしたのじゃないよ!! 今日のボーカル、あれはなに!?」 憂「ちょっと調子が悪かっただけだよ」 唯「ちょっとじゃないよ! ここ最近のライヴでは毎回じゃない! そのせいでマスコミに憂のボーカルがなんていわれてるか知ってるの? 『ゲロ声』だよ、『ゲロ声』!!」 憂「仕方ないなぁ。じゃあ、それ書いたファッキン・ジャーナリストの胸板にエリック・カントナばりのカンフーキックかましに行かないと……」 唯「自業自得でしょ! お酒ばかり飲んだり、喉に負担がかかるような応援団みたいな姿勢で歌ったり……」 憂「お酒はお姉ちゃんも飲むじゃない」 唯「私はギターだからいいの!」 憂「何言ってるの、最近じゃやたら自分でボーカル取る曲を増やしてるくせに。 『怒りを込めて振り向くな』の恨み、まだ忘れてないよ? もしかしてソロに転向するの? この裏切り者!」 唯「なにを! 憂のばか!」 憂「お姉ちゃんの池沼!」 唯「公式に『体重は誰よりも重い』って書かれたくせに!」 憂「わたしよりおっぱい小さいくせに!」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 01:39:23.85 ID:rFhwpb0n0
澪「まずい。また取っ組み合いの姉妹喧嘩だよ」 律「ったく、身を挺して止めるこっちの身にもなってほしいよ」 紬「レズビアン同士の愛のあるプロレスごっこならドンと来いなんですけど、ただの喧嘩は見苦しいです」 梓「……とにかく二人を止めましょうよ」 唯「憂なんて私がいなきゃ自分で曲も作れないくせに! HTTがここまで来れたのは誰のおかげだと思ってるの!?」 憂「お姉ちゃんなんて私がいなければロックスターになる前に グータラニートとして引き篭もり続ける人生だったくせに!」 しかし、その日の喧嘩は、いつもとどこか違っていたのだ。
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 01:43:06.64 ID:rFhwpb0n0
唯「解散だよ! 解散! HTTはもう終わりだよ!! 憂とはもう一緒にやっていけない!」 憂「こっちこそ、お姉ちゃんにはもううんざり!」 澪「まぁまぁ二人とも……。私たちはアルバムもヒットしてるし、ツアーも大盛況なんだ。ここはひとつ仲良くやって……」 唯「澪ちゃんはわかってないよ!」 澪「うっ……(どうせまたすぐに仲直りして解散なんてなかったことになるくせに)」 律「とにかくさ、今日はライヴも終わったんだし、ホテルに帰ってゆっくり英気を養おうよ」 紬「そ、そうですよ! わたし、美味しい紅茶淹れますんで」 唯「うるさいよゲロドラマー。PVで墓に埋めるぞ」 憂「黙れレズ鍵盤」 律・紬「…………」 梓「(これはどもならん)」 昔は誰もが認める仲良し姉妹だった平沢姉妹。 仲が悪くなったとはいえ、二人を繋ぎとめていたのは間違いなく音楽であった。 しかし憂は在りし日の美声を失い、唯はそんな妹を見限り、ソロ転向を考え出している。 つまり、もはや二人を繋ぐ絆は何もない。 そうなれば、どちらが先に『それ』を言い出すかの時間の問題であったのかもしれない。
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 01:51:03.27 ID:rFhwpb0n0
そして、大げんかの翌日、とあるロックフェスの大トリに出演予定だったHTTは突然の出演キャンセルをやらかした。 HTTの演奏を楽しみにしていたファンは落胆して家路に着き、昨晩平沢姉妹が大きな喧嘩をやらかし、 それがドタキャンに繋がったとの噂がネット上などでまことしやかに囁かれた。 折りしも最新アルバムの『キミの魂を掘り起こせ』が大ヒットを記録し、 シングルカットされた『落下する』が人気アニメ『西のエデン』の主題歌として起用される等、 バンドの活動自体は絶好調であった矢先の出来事だった。 そしてその翌日、唯はバンドの公式HP上のブログに己の声明を発表した。
唯「あずにゃんは淫乱なネコさんだねぇ」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 01:57:06.41 ID:rFhwpb0n0
以下、唯の声明。 大切なファンのみんな、今朝、このことをみんなに伝えるのは、心が重いし、とても悲しい。です 先週金曜、私は日本のロックンロールバンド、放課後ティータイムを辞めざるを得なくなったんです。 細かい理由はそう重要じゃないし、あげるとしたらいくらでもあります。でも、みんなには知る権利があると思います。 私にとって、HTTに居続けるということに対する精神的な脅威が耐えられないほどになってきたということを、です。 それにマネジメントやバンドメンバー達の理解が欠けていたから、新しい活動の場を探す以外に選択肢はなくなってしまったんです。 何より先に、ギグの日を待ち続けたのにバンドにがっかりするに終わった先日のフェスに来てくれたファン達に謝りたいです。 謝るだけじゃ足りないよね、わかってる、でも私が出来るのはそれだけなんだよ? そして、これから開催されるライヴで同じ思いをする人たちにも謝ります。やっぱり、謝ることしかできないです。 どうしてだかわからない、私のせいじゃないのに。 私の調子は完璧だったし素晴らしいギグを見せる準備も万全だったのに。 悲しいことに、他のメンバー達が乗り気じゃなかったの。 最後に、世界中の、全てのHTTファンへお礼を言いたいです。 この数年間は本当に、本当に素晴らしいものだった(この言葉は嫌いなんだけど、今日はこの言葉を使ってもいいと思える唯一の時だよ)。 夢が叶ったんだ! この輝かしい思い出と共に私は生きていくよ。 また他の機会に会おう。楽しかったよ。 本当にありがとう。 さようなら。 HY.
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 02:00:06.23 ID:fG3vh0D3O
oasisスレ
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 02:02:39.97 ID:rFhwpb0n0
澪「ちょ……脱退なんて聞いてないぞ!!」 律「まぁ……今回もいつもみたいにほとぼりが冷めればすぐに戻ってくるさ」 紬「でもバンドの公式サイトにわざわざコメントまでアップすることなんて今まで無かったですよね?」 梓「もしかして唯先輩はそれだけ真剣だったということなのでは……」 澪「確かに……この間のケンカは今までのとはちょっと違ったような気がしないでも……」 律「おいおい! どうするんだよ? 唯がいなくなったら放課後ティータイムは本当に解さ……」 紬「そ、そんなぁ……」 梓「どちらにせよ、私たちが口を出せる問題ではなくて、これは……」 澪「そうだな……憂ちゃんと唯の問題だ」 しかし、メンバーにとってはそうでもファンにとっては違っていた。 放課後ティータイムからの平沢唯の脱退――当初はいつもの些細な姉妹ゲンカと思われたそれが、 あまりにもマジな事態だと知れ渡るにつれ、ファンの動揺は高まっていった。
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 02:07:47.07 ID:rFhwpb0n0
そして、肝心の憂はといえば、しばらく沈黙を保ったものの、一度だけ、親しい音楽雑誌の記者にこう語った。 憂「HTTはもう終わったの。これは私達みんなが知っていることだよ。終わったんだよ。 それは恥ずかしいことだけど、それが人生だよ。私達はずっとよく走ってきた。 私達はHTTを終えたの。誰も私達のためにそれを終わらせることはできない。 本当に、それはある種クールなことだったよ。 音楽的には次のステップを今は考えているし。それが今、私の頭のすべてを占めてるんだよ。 これから人々はお姉ちゃんのレコードを買うことができるし、私達のレコードを買うこともできる。 それで、みんな、幸せなんだよ。 (唯との仲直りについては)それには長い道のりが必要だよね。 だけど、それが誰に分かるっていうの?」 姉妹の間にしかわからぬ、バンドの、そして音楽に対する互いの気持ち。 そのすれ違いは明らかであり、憂のこの発言をもってして、 平沢姉妹がフロントに並び立ち、 他の凡百のバンドが逆立ちしてもかなわない輝きを放っていた放課後ティータイムというバンドの歴史は終わった。
ヒャッハー
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 02:25:59.11 ID:rFhwpb0n0
その後の話をしよう。 ソロになった唯は持ち前のソングライティングセンスと、HTT時代も光った歌唱力をいかんなく発揮。 日本の女ニール・ヤングとして君臨。アルバムも売れ、ライヴも確実にアリーナクラスをフルハウスにする集客力を見せつけた。 ただ、いくら成功してもつきまとうのは今は亡きHTTの面影。 「平沢唯の書く曲は平沢憂が歌ってこそだ」と信じるファンは根強く、 何度なく姉妹の復縁説が囁かれるものの、あの天真爛漫だった唯はそのたびに渋い顔で無言を貫いた。 一方、唯を失ったHTTは厳しい道程を歩んでいると言わざるを得なかった。 唯の脱退後も憂をはじめとするメンバーはバンドに残り、 たび重なる協議の結果、『放課後ティータイム』の名は残したまま、 現存の5人のメンバーに新たにギタリストを入れて活動を続けることとした。 しかし、ライヴを行えば…… 観客1「ふざけんなー!! 唯を出せーッ!!」 観客2「代役ヘボギタリストなんかいらねえよ!! 唯のいないHTTなんていらねーよ!!」 観客3「憂ーッ!! ゲロ声のくせに調子乗るなー!!」 観客4「澪の在日!!」 観客5「律のデコっぱち!!」 観客6「ムギのレズビアン!!」 観客7「梓のゴキブリ!!」 飛び交う罵声、怒号、非難。 精神を病んで次々に脱退する代役ギタリスト。 そして残ったのは、「死ね!! ファッキンオーディエンスどもが!!」と悪態を吐く憂と、戸惑うその他4人のメンバーのみ。
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 02:32:09.39 ID:rFhwpb0n0
そして肝心のアルバム制作においても、アマチュア時代にHTTの楽曲を手掛けた澪と紬のコンビが奮闘するものの、 唯の作った名曲群に及ぶことも難しく、売上も徐々に下降線の一途を辿っていた。 憂「私はロックン・ロール・スターなんだ……。 もうお姉ちゃんがいなくても一人でやっていけるんだ……」 そんな憂の台詞も強がりにしか聞こえず、虚しいだけだった。 そして唯が脱退して数年後まで時は進む。
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 02:48:18.36 ID:bDc6ApZbO
ファッキン支援
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 02:50:26.94 ID:rFhwpb0n0
某ライヴハウス――。 憂「トゥナァ〜イ アマロッケンロ〜ルスタァ〜♪(Tonight, I’m a Rock’n Roll Star♪)」 律「(ドンドンシャンシャン」 梓「(ジャカジャカジャンジャン)」 澪「(ボンボンブヘーッ」」 紬「(ギュギュギュエーッ!!)」 小さなステージで演奏するバンドを遠巻きに眺めながら、いい感じにアルコールの回ったチンピラ達がくだを巻いていた。 チンピラ1「おい、ひでえなぁあのバンド。へたっクソな演奏にひでえボーカル」 チンピラ2「それにあのボーカル、『今夜私はロックンロールスターだ』だなんて、どの面下げて歌ってるのかねぇ。 客がたった10人しかいないこんなさびれたライヴハウスで」 チンピラ3「おいおい。そうは言うけどさ。あのバンド『放課後ティータイム』だろ? ほら、昔めっちゃ売れてた。あのイカれた姉妹のバンド……姉が確かやめちゃったんだけど」 チンピラ1「ああいたな、そんなバンド。そういやあのボーカルの姉の方は辞めた後もヒット曲出しまくりじゃなかったっけ?」 チンピラ3「そうだったけど、最近は姉の方も名前を聞かなくなったなぁ」 チンピラ2「どっちにしろ、あれはひでえバンドだってことにちげえねえ」 チンピラ1「そうだな。何が『放課後ティータイム』だよ。一口飲んだだけで吐き気を催す『放課後ファッキン・ゲロ・タイム』だろありゃ」 チンピラ2「ブハハwwwwwwww」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 02:52:20.95 ID:rFhwpb0n0
チンピラ達の少し傍には、帽子を目深にかぶり、大きなサングラスをかけた小さな人影が、じっとバンドが演奏するステージを見つめていた。 チンピラ1「モノ好きなやつもいるもんだねえ。しかもあれ、見るからに女じゃん」 チンピラ2「ブハハwwwwこんなクソバンド真面目に聴いてる女なんて、 軽音楽をカスタネットを演奏する音楽と勘違いするようなとんでもない馬鹿女にちげえねえぜwww」 そしてバンドの演奏は終わり、舞台裏では――。 澪「はぁ……ひどかったな今日の演奏も」 律「客も10人しか入ってなかったしなぁ……昔の学園祭以下だよ」 梓「私たち……もう潮時なんですかね……」 紬「唯ちゃんが脱退してからウン年……頑張ってアルバムも作ってツアーもして、 HTTを維持しようとしたけど、ついにはメジャーレコード会社にも契約を打ち切られ……」 憂「…………」 豪放なビッグマウスが持ち味だった憂も最近では楽屋で一人俯き、沈黙に浸ることが多くなっていた。
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 02:54:28.21 ID:bDc6ApZbO
印税で生活は楽だろうに
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 02:57:39.07 ID:rFhwpb0n0
梓「こんな時……唯先輩がいてくれれば……」 澪「梓! 憂ちゃんの前でその名は禁句だろ!!」 梓「で、でも!!」 澪「でももエモもない! 今更唯が戻ってくるわけがないだろう!」 律「そうだよなぁ……ソロで大成功したあの稀代のソングライター平沢唯が…… こんなボロ酒場のお抱えバンドに戻ってくるはず……」 紬「そうですよね……え、なんですかスタッフさん? 私たちに? 来客?」 すると紬の視線の先には、目深に帽子をかぶり、サングラスをかけた小柄な女が立っていた。 澪「わ……私たちに何かご用でしょうか?」 おそるおそる澪が尋ねると、 女「いや、なんていうか酷いバンドだったなと思って」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 03:02:40.41 ID:rFhwpb0n0
澪「な!」 女「ドラムはリズムキープもロクに出来ない。ギターは猿の一つ覚えみたいにつまらないギターソロ。 ベースはステージ上でオドオドしてるのが丸わかり。キーボードはただの沢庵レズ。 そんでもってボーカルはこんなショボイステージで『私はロックンロールスターだ!』なんて歌ってる――これが酷いと言わず何と?」 律「た、たしかにそうかもしれないけどなぁ!! 言っていいことと悪いことがあるだろが!!」 紬「ちょ! キレちゃだめですよりっちゃん! また罰としてPVでお墓に埋められますよ!?」 女「でもまぁ……あえて言うなら、そのボーカルのカリスマ性ってやつには、ちょびっとだけ見るものがあったかな」 憂「!?」 女「それにドラムもベースもギターも鍵盤も……実のところそれほど悪くない。 これから週に6日ちゃんとスタジオに入って練習すれば、モノになる可能性もあるかも。勿論、土曜の夜にもだよ? ただし、それでもまだ足りない。このバンドがモノになるには一つだけ条件がある」 梓「じょ、条件?」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 03:07:44.48 ID:rFhwpb0n0
女「それは簡単。私の書いた曲をみんなで演奏し、そこのボーカルが歌うこと」 そこまで言って女は帽子とサングラスを外した。 女「そんな私の名前は平沢唯、現代最高のソングライターで、このバンドをビッグにするためにここにやってきたんだ」 澪律紬梓「な、なんですとーーーーー!!!!!」 憂「お、お姉ちゃん!?」 ここでソロ活動に移行していたころの唯に話は移る。 唯「あいむふり〜とぅびほわとえばぁあ〜い ほわえばあいちゅーず あいるしんぐざぶるーずいふあいうぉん♪ (I'm free to be whatever I Whatever I choose And I'll sing the blues if I want♪ 観客「パチパチパチ……」 都内某所ライヴハウス。 ソロになって2枚目のアルバムの発売を記念した唯のシークレット・アコースティック・ライヴ。 HTT時代の名曲『何だって』の弾き語りを終えて一息ついた唯は、集まった熱心なオーディエンスを見渡した。 ソロ1stアルバムは売れに売れた。自分で書いたHTT時代の名曲のほとんどを自由に歌えるライヴも盛況だ。 しかし、唯は一抹のやるせなさを感じていた。
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 03:11:41.20 ID:JF4yU1XRO
ファキンしえん
おもしろいじゃんでも寝る。
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 03:13:28.27 ID:rFhwpb0n0
唯「(私がやりたかったのは……こういうことだったのかな?)」 口うるさい妹の手から離れ、もはや音楽的に成長を続ける自分についてこれなくなりつつあった元軽音部の同僚たちから離れ、 腕利きのミュージシャンを集めて、好きな曲を好きなように演奏できる境遇になった今、唯は悩んでいた。 唯「そぉど〜んご〜あうぇ〜い せ〜いわっちゅせ〜い♪(So Don’t Go Away Say What you say♪)」 ステージではHTT時代、憂がボーカルを務めていた楽曲を歌うこともあったが、 作曲者だからこそわかる、歌うべき人間が歌わない曲の物足りなさがあった。 この3rdアルバム『ここにいる』収録の『行っちゃイヤよ』も。 唯「うぇ〜 わっつざすと〜り〜 も〜にんぐろ〜り〜 うぇ〜 にどりるたいむうぇいあっぷうぇいあっぷ♪ (Well What’s the Story? Morning glory,Well Need a Little Time To Wake up Wake up♪) 」 2ndアルバムのタイトルトラック『朝顔の伝説って何だろう?』も。 やはりどこか物足りない。 更には、物心ついてからバンド活動をするに至るまで、 常に唯の身の回りの世話をしてきた憂の不在は唯の生活を荒廃させていた。 音楽活動の充実とは対照的に不健康そうな唯の表情を見れば、 まともな食事を摂っていないことはおろか、睡眠すらとくにとっていないことは明らかだった。 唯「戻ろうかな……憂のところに……って、何を考えてるんだろう私。今更どんな顔してHTTに戻れるって言うの?」 しかし、結局唯は戻ってきた。 自分の音楽は放課後ティータイム以外では……憂をなしには輝かないこと、 そして自分の人生にとって妹がかけがえのない存在だったと、今更ながらに気付いたからだった。
澪「唯、お前どうして戻ってきたんだ……?」 澪の問いかけに唯は応えることもなく、 背負っていたギターケースからギブソン・レスポールを取り出すと一心不乱にチューニングを始めた。 唯「そんなことより澪ちゃん……今はステージに戻って、 バンドを笑いものにしたあのクソ観客のチ○ポ頭どもの度肝を抜いてやることの方が先決じゃないのかな?」 澪「なっ……」 律「いつもの唯だ……」 紬「久しぶりに唯ちゃんの『ファッキン〜』を聞いたわ」 梓「平沢唯復活ッッ!! 平沢唯復活ッッ!!」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 03:17:10.24 ID:CQ8FgV/U0
おもしろい でもムギの口調はちゃんとしてくれ
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 03:20:29.34 ID:rFhwpb0n0
唯の挑発的な問いかけに、憂は本当に久しぶりに、ニヤリと笑った。 憂「まさかっ! 私はロックンロール・スターだよ? あんなチビでデブで禿の真性包茎揃いのファッキンオーディエンスにビビるだなんて、 私のシャンペンがスーパーノヴァしちゃうくらい、ありえないよ!!」 律「いや、意味わからんし」 澪「せめて律のリズムキープが正確になるくらいありえない、だよな」 紬「いやいや、澪ちゃんがライヴ前に緊張で吐くことがなくなるくらいにありえない、ですね」 梓「どうでもいいですよ。それより早くステージに戻りましょう!」 憂「お姉ちゃんこそ、コーラスの音外して私のソングバードが飛び立つのを邪魔しないでよね?」 唯「それこそありえない! だって私は当代一のソングライター、平沢唯だもの」 そして、満を持してバンドはステージへと戻った。
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 03:21:58.56 ID:rFhwpb0n0
順番間違えたwww
>>54 の前に
もはや姉妹の暴言に慣れすぎて、根本的にMになっていたメンバー達は誰もが唯の帰還を喜んだ。そして、
憂「お姉ちゃん……わたし……」
複雑そうな表情で唯から視線をそらす憂。
唯「久しぶりだね、憂」
憂「(ビクッ)」
唯「まぁ、言いたいことはいくらでもあるだろうけど……」
憂「………」
澪律紬梓「(まさかまた喧嘩か……?)」
唯「どんと・るっく・ばっく・いん・あんがー……お互いに怒りに任せて過去を振り返るのはやめようよ」
憂「!!」
唯「とにかく今はステージに出ようよ」
憂「えっ!?」
唯「……どうしたの? まさか憂、ビビッてるの?」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 03:26:42.30 ID:LnLjPjPgO
もちつけ支援
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 03:33:31.38 ID:rFhwpb0n0
憂「このチ○ポ頭どもめ! お前達のケ○の穴にくれてやる一曲目行くよっ! 『あくいーす』!!」 雷鳴のように轟く唯のギターリフを合図に、 憂がどこぞの応援団のような異様な姿勢で、スタンドマイクに噛み付くように歌いだす。 I don't know what it is that makes me feel alive (何が私を突き動かしてるのかはわからないし) I don't know how to wake the things that sleep inside (どうやって自分の中に眠るものを覚醒させるのかもわからないけど) I only wanna see the light that shines behind your eyes (私はただ、あなたの瞳の裏に宿る光を見てみたいだけ)
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 03:35:55.79 ID:rFhwpb0n0
そしてサビの歌詞を唯が引き継ぐ。 思えば姉妹が交互にボーカルを取る楽曲であるこの『あくいーす』の歌詞について、過去に唯が記者に尋ねられた時、 記者「この歌詞は貴方と憂さんの姉妹の関係を歌ったものなのですか?」 唯「そんなわけないでしょ。死ね」 と、悪態をついた曰くつきの曲だった。 そんな唯が、今改めて、万感の思いで憂からボーカルを引き継ぐ。 Because we need each other (きっと私たちはお互いの存在が必要だから) We believe in one another (私たちはお互いを信じ合っているんだ) And I know we're going to uncover (そして私たちはきっと) What's sleepin' in our soul (自分たちの中で眠っている何かを見つけることが出来るはず) 澪「(このふてぶてしいまでの荒っぽく勢いのある演奏……!!)」 律「(懐かしい……これこそが放課後ティータイムの演奏だ!!)」 梓「(やっぱり……唯先輩と憂……2人そろえば無敵!!)」 紬「(後方から唯ちゃんと憂ちゃんの姉妹揃ってのお尻を眺めるのも久しぶり……ウッ!)」 当然、4人の演奏にも力が入る。 全力で突っ走る平沢姉妹を支える鉄壁の演奏陣――まさに往年のHTTがここに復活したのだ。
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 03:40:07.22 ID:LnLjPjPgO
お前作詞の才能あるなwww
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 03:42:06.78 ID:rFhwpb0n0
>>59 …………。
そして演奏後、唯がおもむろにマイクに向かい、MCを始める。
唯「こんな小さなクラブのステージに立つのも久しぶりだなぁ……。
で、『HTTはもう終わった』なんて、調子こいたことを抜かしてたファッキンオマ○コ野郎は一体どこ?」
憂「お姉ちゃんったら……久しぶりのライヴなのにいきなり『おま○こ野郎』はちょっと品がないよ〜?」
唯「あはは〜、そうだね〜。でも、憂だっていつもいってたじゃん」
憂「確かに、ま○こって最高の言葉だよね。私はま○こ、おまえもまん○、あいつも○んこって、人をけなすには最高の言葉だよね」
澪「この生放送には絶対に出演させてもらえないこと請け合いのMC……」
律「これこそ平沢姉妹だよ、いやマジで!」
梓「憂の『おま○こ』、私久しぶりに聞きました!!」
紬「あぁ……私も2人に罵倒されたい……」
俺にはわかるこいつらはアメリカではヒットしない
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 03:50:01.02 ID:rFhwpb0n0
憂「それじゃあ次の曲! 『永遠に生きる』!!」 そして、憂のMCとともに、唯はレスポールをドライヴさせ、 名盤といわれた1stアルバム収録の中でも最も人気のある曲『永遠に生きる』のギターリフを奏で始めた。 憂『Maybe I don't really Want to Know♪ (たぶん、ほんとうは知りたくないのかもしれない)』 憂『How your garden grows As I just want to fly♪ (きみの幸福な余生なんかについては だって私はただここから飛び去りたいだけ』 憂『Maybe I just want to fly♪ I don’t want to die♪ (たぶん私は飛び去りたいだけ 死にたくはないから生き続けているだけ)』
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 03:50:47.70 ID:pVRtvSNAO
こいちらは言葉遣いが乱暴なんじゃない ダサいだけだ
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 03:52:58.57 ID:rFhwpb0n0
憂『Maybe I just want to breath♪(ただ息をしていたいだけだし) Maybe I just don't believe♪(信じたくないだけ) Maybe you're the same as me♪(たぶんキミも私に似ているのかもしれない) We see things they'll never see♪(私たちには連中には見えないものが見えるんだ)』 憂『You and I are gonna Live Forever♪(キミと私だけは永遠に生き続ける)』 サビを歌い終えた憂に、唯のコーラスが被さる。 唯『U&I are gonna Live Forever♪』 憂「(あっ)」 憂「(U&I……UI……うい……憂……)」 憂「(そうだったんだ)」 憂「(この曲……お姉ちゃんは私のために書いてくれたんだ)」 憂は思い出した。そもそもなぜ自分が放課後ティータイムに、元は軽音部に入りたいと思ったのかを。 憂「(私は……これからもずーっとお姉ちゃんと一緒にいたいんだ)」
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 03:57:45.81 ID:rFhwpb0n0
かくして、平沢唯再加入で息を吹き返した放課後ティータイムは、最強のロックバンドの座をほどなくして再度得ることとなった。 その後、とあるインタビュー。 唯「聞いてよ記者さん、憂ったらね、最近自分のお料理ブランドを立ち上げたらしくて、そっちのビジネスで大忙し! 『憂ちゃん印のよく切れる包丁』なんてふざけたファッキン料理道具をプロデュースするに至って、 バンドの方はてっきりやる気なしなんだから」 憂「なによぅ、『次のアルバムは5年後に出す』なんて悠長なことをお姉ちゃんが言いだしたから、 その間の暇を活かして何をしようと私の勝手でしょ。 お姉ちゃんだって、今でも私の作る料理をニコニコして食べるくせに。このファッキン虚言癖姉が!!」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 04:00:20.82 ID:rFhwpb0n0
唯「別にいーじゃん。最近はスタジアムツアー続きで、ずーっと忙しかったんだし。 ホテル暮らしのストレスで、澪ちゃんはすっかり痩せこけたし、りっちゃんは前よりもドラムが下手になったし、 あずにゃんのハゲは進行するし、ムギちゃんはオナニーに狂うし……ちっともいいことないじゃない。少しは休まないと」 憂「そんな〜、『憂のオッパイが垂れてきたら解散する。わざわざ老いたみじめな姿を晒すくらいなら解散だ』 なんて言ったのお姉ちゃんの方じゃない。今はまだ若いけど5年も休んだらあっという間に……」 澪「おい、インタビューなのに2人がしゃべりっぱなしだけどいいのか?」 律「しかもまたケンカしそうになってるし……」 梓「まぁ、それはいつものことですから……」 紬「口ではああ言ってますけど、あの二人は深いところでつながってますからね(性的な意味で)」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 04:05:22.53 ID:rFhwpb0n0
平沢姉妹のケンカはきっとこれからも幾度となく繰り返されるだろう。 しかし、すぐに2人は思いとどまる。 Don't Look Back In Anger――怒りにまかせて過去を振り返ったところで、この姉妹の絆は裂くことはできないのだ。 そして2人は思い出す。自分たちにとって、お互いがどれだけ大切な存在であったかということを。 唯「もういっつもファッキンうるさいなぁ憂は」 憂「お姉ちゃんがファッキンわからずやの腐れおま○こ野郎だからいけないんでしょ!」 ――This is history! Right here,Right Now! This is history! まさに歴史は今日も作られる続けている。 平沢姉妹の口から罵詈雑言が吐かれ続ける限り、ロックンロールの未来は明るいのだ。 終わり
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 04:06:51.79 ID:LnLjPjPgO
ファッキン乙
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 04:07:41.49 ID:rFhwpb0n0
乙
途中で投げ出す連中が蔓延る昨今、このクオリティーに加え最後まで書ききったことに感動した 乙!
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 04:50:45.07 ID:pVRtvSNAO
SNAOな俺が素直に乙
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 05:58:07.44 ID:WP1m4UCXO
乙 面白かった
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 08:46:46.07 ID:AwqHnp9ZO
今から読む
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 10:11:35.04 ID:0YfRxUyTO
ほ
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/10/24(土) 10:51:03.14 ID:EBvCF2n60
乙