1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
凡庸小説しか書けないお前等へ
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 20:09:50.37 ID:md0eeqr5O
やれやれ
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 20:17:38.84 ID:v8CGlOPDO
お前ら書いてる小説の冒頭晒せよ
良作か否か判断してやんよ
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 20:22:59.24 ID:wcdV6K1i0
バラの花束かと思ったら海老だった
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 20:23:36.79 ID:fCffsKlyO
詩を書いてみた。読んでくれ。
「僕は僕の中にいる」
今日は空に雲ひとつないけれど ぼくはぼくのなかにいる
今日は空に青空しかないけれど ぼくはぼくのなかにいる
ひどく湿った布団や ほこりっぽい空気や
ざらざらとしたフローリングの床や 汗の臭いがする寝巻きがある
空は秋で 今日も遠くて
ぼくは冷たいガラス越しに 窓からそれを見る
風は強いようだけれど ぼくには あまり関係ない
ぼくの家は 秋の乾いた風に吹かれている
ぼくは家の中にいる
ぼくの部屋はじっとりしめっている
だからぼくはぼくのなかにいる
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 20:25:17.96 ID:pQ9zUIDuO
マルチ乙
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 20:34:53.39 ID:6v2HqqlU0
犯幼女スレだと・・・
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 20:53:34.01 ID:Weq8MND2O
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 20:55:53.39 ID:fCffsKlyO
精進ってなによっ!!!!!!!!!
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 20:58:43.12 ID:Weq8MND2O
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 21:00:51.14 ID:/D1bOH/g0
――プロローグ――
がたん、ごとんと揺れる車内に、いるのは三人の学生だけだった。もう終点も近く、古びた広告の張り付いた車両はがらんとしている。
一人は隅に、隠れるように座っていた。長い前髪で俯いた表情は隠れ、鞄を抱き、壁に体を預けている。
あとの二人は車両の中央、向かい合う座席の片側にいた。生気のない目をした女の子は読みもしない旅行の広告に向けられて、ただ呆然と、電車のリズムに肩を揺らしている。西日を背にした表情が、寂しげなのは気のせいだろうか。
そんな少女を慰めようと、となりの少年は声を掛けようとして、手を伸ばし――けれど、何も出来ずに動きを止める。
三人は僕の友達だった。三人しか居ない、僕の大事な友達。
月夜、真昼、翔太朗。
こんな三人を僕は見たことが無かった。
視線も合わさない。触れもしない。言葉すら交わさない三人を見るのが辛くて、目を逸らしたくて、けれどそれすら出来なくて。
ブレーキ音が耳障りに鳴り響く。
流れていた窓の向こうの背景が緩やかになっていく。
終着駅は、手が届きそうに近かった。
我ながらひでぇ
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 21:01:01.99 ID:fCffsKlyO
せっさたくまんこってひわいなこと言わないでよっ!!!!!
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 21:03:30.86 ID:Weq8MND2O
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 21:05:47.29 ID:Weq8MND2O
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 21:11:15.92 ID:PneekqZI0
>>8 >>5 射精せよ
>>9 射精ってなによっ!!!!!!!!!
に見えた。そりゃ怒るだろうよと思った
よく見たらどうでもいいやり取りだった
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 21:28:12.05 ID:/D1bOH/g0
折角なんで続きでも載せるか……
――月夜、PART 01
熱く湿った空気は緑の匂いがして、短い呼吸には向かなかった。まるで塊のように、喉につかえて私の邪魔をする。
けれど、その息苦しさを無視するように私は走っていた。背の高い雑草を根元から踏み倒し、せり出した枝を手で払いのけ私は森の中を駆ける。追いかけているはずの背は木々に隠れて見えず、背後からは翔太の足音が付いて来て、それに急かされるように走った。
木の葉をすり抜けて刺さる陽の光は暗い森を格子状に照らして、瑞々しく光る下草がそれを乱反射させている。地面は湿り気を帯び、靴は土に沈んでいく。走りにくくて、でもそれすら楽しくて。
やがて見えてくるのは真昼の服の赤と、乾いた地面と、光の当たる広場だ。
そこを目指して走っていく。息を整えるのは後だ。腐葉土からのぞく岩をまたぎ、目の高さの枝をくぐり、転がる岩を踏み越えて――私は息を飲んだ。
広い――見えていたよりも遥かに広い公園。この一帯だけ草も生えず、グラウンドのように乾いた黄色をしている。学校の体育館と同じくらいか、いや、それよりも少し広いだろうか。
周り全てを森に囲まれたこの場所は、なのに地面が丁寧にならされていて、そこから反射する太陽光に目が痛くなった。
おぼろげな視界にはいくつもの遊具が見えた。キリンの形の滑り台、像を象ったジャングルジム、ワニによく似た二人掛けのシーソー。どれもが動物の形をしていた。
いくつもあるそれのずっと向こう、体を動かす場所だろう、何も置かれて無いまっ平らな地面があった。
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 21:49:01.64 ID:Weq8MND2O
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
1しかいないのか……
そこには真昼が居て、大事そうにボールを抱えている。
「あ、月夜ー! なんだろうね、ここー!」
はしゃいだ声に、私は答えることが出来なかった。少し待って欲しい。呼吸を整えることに私は忙しい。
一つ、二つ、三つ、四つ、大きく息を吸って、吐いて。五つ目の呼吸と共に、右足で地面を蹴った。
走りにくい森に較べたら、このくらいの距離は一息だ。遊具をすり抜け、真昼の数歩手前で立ち止まる。
森に縁取られた公園の奥、丸太小屋の前で真昼がボールを抱えて呆けていた。
誰が立てたのだろうか、そこには人の住めそうな小屋が森に埋まりながら建っている。
ちゃちなプラスチックでなく、樹木の肌を残した丸太小屋。ドアと窓だけが、それを家では無いと主張していた。明らかにペンキを塗っただけだと分かるドアと窓。
ラインを黒に塗ってあるそれは細かくひび割れていて、手抜きであることこの上無い。本来ドアノブのある部分だって、真っ黒に塗り潰されているだけで突起も何も無かった。
広場の中を一歩二歩と進んで、靴にまとわりついた泥を擦り落とす。背後からは遅れてきた翔太の感嘆する声が聞こえた。
「……なんだろう、これ……!」
そんなの私が聞きたいくらいだった。こんなの見たことが無い。多分、誰だって見たことが無いだろう。絵本の中から抜け出したような丸太小屋。
細部の安っぽさが余計にリアリティーを拒絶している。