唯「うそぐい！」

澪「……」じゃらじゃら
澪「ああ、全然当たりこないよ……」
澪「新しいベース買うために始めたパチンコだけど……儲かるどころかお金減っちゃった……」
澪「やっぱり、地道にバイトでもするしかないのかな……」

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構わん続けろ

澪「はあ……」

「お、ちょっと、そこのお嬢さん」

澪「え？私ですか？」

「そうそう、楽して小遣い稼ぎしたくない？」

澪「！？」
澪「い、いえ、私は」

「おじさん知ってるんだよ、君がちょくちょくパチンコに来てるのを」
「まさか、女子高生がパチンコに熱中するとは思わなくて、ずっと気になってたんだけどね」

澪「ど、どうして私が女子高生だって……」

「私服着ててもわかるんだよ、女子高生特有の臭いってもんがね」にたぁ

澪（こ、こわい……）ぶるぶる

あんた嘘吐きだね

澪「あ、あの、わ、私は……」

「ああ、安心しなよ。べつにＡＶに出ろって話じゃない」
「お嬢さんに、一攫千金の賭けの機会を与えようって思ってね」

澪「か、賭け？」

「そうそう、勝てば億、負けてもお嬢さんにはなーんの損はないっていう夢のギャンブルだ」

澪「あ、あの……」

「んー、決めかねているって感じだな。なら、電話番号渡しておくから、その気になったら連絡ちょうだいよ」

澪「は、はあ……」
澪（な、なんなんだ、あのおっさん……）

いきなり会わないのか

澪が梶ちゃん役


漠はそんまんま出ますように

「沼って知ってるか？」

翌日

澪「ってことがあってさ」

律「澪、お前最近やけに部活休むと思ったら、パチンコなんてしてたのか！」

澪「あ……しまった」

梓「澪先輩、女子高生がパチンコなんてしていいと思ってるんですか！」

紬「な、なんだかわからないけど、やめてほうがいいわよ？」

澪「うう……」

澪「な、なんだよ！いいだろ、ベース買うのにお金が必要なんだ！」

梓「それでパチンコって……」

律「ふつー、バイトとかだろ……」

紬「よかったら、私の働いてるバーガーショップで……」

澪「う、うるさいな！いいだろもう！ほっといてくれ！」だっ

律「あ！澪！！」

律「ったく、また練習さぼりやがった」

梓「最近、澪先輩が一番不真面目ですよね」

紬「澪ちゃん……」

がちゃっ

唯「やっほー！あれ？みんなどうしたの？」

律「ゆいー、聞いてくれよ。澪がさ……」

唯「ほえー、澪ちゃんがパチンコ？」

律「そうなんだよ。しかもその帰りに怪しいおっさんに話しかけられたって」

唯「なんだか、事件のにおいがしますなー」

律「お、なんだよ唯。わかるのか？」

唯「へへー、言ってみたかっただけ」
唯「でも気になるよ、ちょっと澪ちゃん追いかけたほうがいいんじゃない？」

律「やっぱりそうしたほうがいいのかな」

紬「そうね、私も気になるわ」

梓「澪先輩、変なことに巻き込まれるかもしれないですし」

律「しょうがないな、じゃあ行くか」

「「「「おー」」」」

紬「私の前では誰であろうと払わせる側で…私が払う側よ♪」

唯「ムギちゃんかっこいい…」

パチンコ　ＫＵＲＡＲＡ

律「ここが澪のよく行くパチンコ屋らしい」

唯「これがパチンコ屋さん」

梓「なんだか嫌な感じがしますね」

紬「あ、見て、澪ちゃんよ」

澪「また負けた」
澪「くそ……もうお金ないよ……」
澪「でも、今更バイトもなぁ……」
澪「……」
澪「電話、かけてみるか」

「へへへ、やっぱりやる気になったかい」

澪「ほ、本当に私のほうはなにも賭けなくてもいいんですよね？」

「ああ、実質タダだよ」

澪「実質？」

「一応賭けである以上、そちらも差し出してもらうものがあるにはある」
「ただ、それはお嬢さんにとってタダ同然のものだってことだよ」

澪「？」

唯「澪ちゃん、変なおじさんとどこに行くんだろう？」

梓「ま、まさか援交とか」

唯紬「えんこう？」

律「ば、ばか！澪がそんなことするか！」

梓「で、でも……」

支援

澪「あ、あの、ここは？」

「へへへ、ここは廃ビルでね、当分取り壊しの予定もないから賭けをするにはうってつけなんだよ」
「あたしはこれで、ここへ案内するまでが仕事なんでね」

澪「……」
澪「こ、こわい……」がくがくぶるぶる

ロデム？

澪「で、でもお金は欲しいし、それにこっちは一円も損しないみたいだし……」
澪「うう……」

憂「あれ？澪さん？」

澪「え？憂ちゃん！」

憂「な、なんで澪さんがこんなところに」

澪「え、えっと、あの……」

憂「まさか、澪さん、ギャンブルにきたんですか？」

澪「う、うん」

憂「なんだ、それだったら私が案内しますよ」

澪「え？」
澪（どうなってるんだ？）

憂「ここです」

澪（ビルの地下……薄暗くて怖いよ……）ぶるぶる

憂「さて、じゃあさっそく始めます？」

澪「え？な、なんで憂ちゃんが」

憂「やだなぁ、澪さんの勝負の相手は私なんですよ？」

澪「え、ええ！？」

憂「私が賭けるお金は一億円、澪さんが賭けるのは……」

澪「……」どきどき

憂「……友情です」

澪「……え？」

澪「ゆ、友情って？」

憂「お姉ちゃん……いいえ、律さんや紬さん、梓ちゃんでも構いません」
憂「澪さんが友情を感じている相手との交流を……禁じることです」
憂「それが澪さんの賭けるもの」

澪「そ、そんな、馬鹿げている！」
澪「それがタダ同然だっていうの！？」

憂「お金に換えられないという点では、タダ同然だと思いますけど」

澪「ぐっ……で、でも、たとえ憂ちゃんが勝ったとしても、私が約束を」

憂「破るつもりですか？」

澪「ひっ……」

憂にメリットあんのかこれ

憂「そんなことできませんよ？」
憂「私が勝ったら、絶対に従わせます」
憂「なぜならこれは、賭郎勝負ですから」

澪「か、賭郎？」

ゆらっ

澪（い、いつのまに人が……！）

夜行「お初にお目にかかります」
夜行「私、倶楽部『賭郎』弐號立会人・夜行妃古壱と申します」

なんだ…獏さん出ないのか…


支援

憂「賭郎は確実な取立てを行う賭博組織です」
憂「また、この立会人さんは賭けの公正さを保障してくれます」
憂「澪さんが負けたら、賭郎が全力で友情を取り立てます」

澪「わ、私が律たちと接するのを、防ぐってこと？」

憂「はい」

澪（なんだかわからないけど、本気みたいだ……女子高の中でそうやって妨害するのかはおいといて）
澪「い、いいよ、それでやろう」

憂「では、ゲームなんですが」

澪「う、うん」

憂「あんまり馴染みのないものじゃ、コツをつかむのにも一苦労ですし」
憂「ここはトランプを使ったゲームにしませんか？」

澪「トランプ……か」
澪「いいよ、それで」

夜行「……それでよろしいのですか？」

澪「え？」

憂「！」

獏さん出ないのか…
まあ夜行Aが出るからいいか

憂「夜行さん！」

夜行「失礼、しかし、いわばここは平沢様のホームグラウンド」
夜行「このまま平沢様がゲーム内容まで決めてしまっては、明らかに秋山様が不利」
夜行「公平を期すためには、」

憂「わ、私はちゃんと澪さんに確認をとっています！」
憂「まるで私が不正をするみたいなこと言わないでください！」

夜行「失礼しました」

澪（……そうだ、ここは敵陣……憂ちゃんを疑うわけじゃないけど、一億なんて大金を用意してまで私の友情を賭けさせた憂ちゃんが、まともなはずないんだ）
澪（ここは慎重に、ゲームの内容も確認しないと）

澪「じゃ、じゃあ、トランプでどんなゲームをするかは、私が決めさせてもらっていいかな」

憂「……わ、わかりました」

澪（トランプといっても、二人でやるゲームだ。配られた手札でほぼ勝敗が決してしまうものはやめたほうがいい）
澪（となるとポーカー？しかし……）
澪「きめたよ」

憂「はい、ではどんなゲームを？」

澪「私たちがやるのは、『タワー』

憂「『タワー』？」

澪「うん、あ、カードは……」

憂「私が用意しました」

澪「……できれば、新しいやつがいいんだけど」

憂「……もしかして澪さん、イカサマを疑ってます？」

澪「い、いや……」

憂「……」ごごごごごご

澪「ひ、ひぃ……」

憂「もう、それなら早く言ってくださいよ」にこっ

澪「え？」

憂「夜行さん、澪さんがイカサマされることを危惧しているようなので」
憂「イカサマ禁止のルールをお願いします」

夜行「ふむ、ということは」
夜行「不正が発覚した場合、即不正を行ったプレイヤーの負け、ということでよろしいですかな」

憂「はい」

澪（あんなに自信をもって……ばれないイカサマ……いや、はじめからイカサマをする気はないってことだよな……）
澪（私、ちょっと疑いすぎだ……お金がかかってるから……嫌な女だな……）

夜行「では、私が用意したトランプをお使いください」
夜行「封も開けておりません」

澪「は、はい」

憂「それで、澪さん、『タワー』というのは？」

澪「う、うん、さっき思いついたゲームなんだけど」
澪「まず、トランプのカードを全部一つの山札にする……もちろん、よくシャッフルして」
澪「この山札から、交互に一枚ずつ引いていくんだ」

憂「ためしにやってみましょうか……じゃあ私の先攻で」ぴらっ

澪「私のターン」ぴらっ

けいおんと嘘喰いって誰得だよ

すごい組み合わせだ　支援

澪「その際、自分の引いたカードの中身を見てはいけない。お互い一枚ずつ引いたら、場に伏せる」

憂「さっきちょっと見えちゃいましたけど、わかりました」

澪「この状態で、勝負をするかどうか決める」

憂「？」

澪「数字が大きいほうが強い。強さの順はＡ、Ｋ、Ｑ、Ｊ、１０といった感じ」

憂「じゃあ、２が一番弱いんですね」

澪「そう。自分のカードも相手のカードもわからない状態で、どちらのカードが強いか」

憂「その勝負をするかどうか、プレイヤーに選択権が与えられるわけですか」

澪「お互い『勝負をする』選択をした場合、純粋にカードの数字の強さで勝敗をきめる」

憂「同時に場に伏せたカードをめくるわけですか」

澪「勝った自分のカードは、自分の『タワー』になる。負けたカードは山札に戻して再度シャッフル」
澪「最終的に『タワー』の枚数が多いほうの勝ち」

憂「なるほど」
憂「では、『勝負をしない』選択肢を選んだ場合は？」

なんだサンジュちゃんじゃないのか

いやハングマンをやるべきだった

澪「たとえば私が『勝負をしない』、憂ちゃんが『勝負をする』選択をしたとして」
澪「私はカードを場に伏せたまま、憂ちゃんはカードをオープンする」
澪「次のターンは私だけカードを引き、二枚で憂ちゃんのオープンしたカードと勝負する」

憂「そ、それじゃあ二枚引いたほうが有利じゃないですか」

澪「二枚のカードの数字を単に足すだけなら、ね」
澪「数字を足せるのは同じスートの組み合わせだけ」
澪「それ以外は大きい数字から小さい数字を引いた数を二枚の合計値として扱うっていうのは？」

憂「それなら、単純に二枚引いたほうが有利にはならないですね」

澪「お互いが『勝負をしない』選択をした場合は、そのままカードは場に伏せたまま」
澪「さらにお互い山札からカードを引く」
澪「そしてさらに勝負をするかどうかの選択をする」

憂「どちらかが『勝負をする』選択をしない限り、カードはオープンされずにストックされ続けるんですか」

澪「そういうこと」

憂「じゅあ、たとえばハートの３、ハートの７、クラブの８、この組み合わせの場合の合計値は？」

澪「ハートの３と７を足して１０。さらにスートの違うクラブの８を１０から引いて２ってこと」

憂「……なるほど、わかりました。ついでに聞いておきますけど、Ｊは１１、Ｑは１２、Ｋは１３、Ａは１４ということで？」

澪「Ａだけは特別。Ａは一枚同士の勝負では一番強いけど、二枚以上は単に数字の１として扱う」
澪「あとジョーカーはなし」

憂「わかりました」

夜行「では、お二方、それでよろしいですか？」

憂「はい」

澪「はい」

・
・
・

澪「あ…あ…」

憂「なかなか面白いゲームでしたね、澪さん」

憂　タワー数：２８枚
澪　タワー数：２０枚

憂「半分以上とったので……私の勝ちですね」
憂「約束通り、紬さんとの友情を取り立ててもらいます」

澪「ま、まだだ……」
澪「ま、まだ梓との友情！唯との友情！律との友情がある！」
澪「わ、私にはまだ賭けるものが！！」

憂「そうですか、それでは、続行しましょうか」
憂「そちらが勝てば、一億とともに賭けで取られた友情もお返しすることにしましょうか」

澪（ちゃ、チャンスはまだ三回もある！三回もあれば、一回は勝てるはず！！）

ふむ

こんだけ複雑なルールなら
上手いやり方があることぐらいわかるわ
具体的にはわからんけど

ハートの３、スペードの７、クラブの８
３種類違うカードがあった場合は・・・？

スペードとハートの組み合わせからの場合
スペード７−ハート３＝４
クラブ８−４＝４

クラブとハートの組み合わせからの場合
クラブ８−ハート３＝５
スペード７−５＝２

こんなルールをぱっと思いつくなんて…

・
・
・

憂「このターン、私は勝負しません」

澪「わ、私は勝負する」
澪「！！」
澪「ハートのキング……よし」

ハートの６とハートのＫで合計１９！！

憂「……」ぴらっ

だん！！

澪「ま、まさか」

憂「このターンも勝負しません」

澪「さ、三枚とも同じスートなわけ……」

憂「それでもしません」

>>51
原則は数字の高い順から低い順に引く

クラブの８−スペードの７−ハートの３
つまり−２ですな

>>54
なるほど
�@同じスートのカードをそれぞれ足す
�Aスート毎に合計値の大きい方から並べる
�B間に−を入れて計算
ということね

>>53
>ハートの６とハートのＫで合計１９

どういう意味？
なんで２枚引いてるの？

>>56
えっ

澪「ま、まさか……あの後、さらに二枚を引いて……」

澪：『１９』（ハートの６＋ハートのＫ）

憂：『２０』（スペードの５＋スペードのＱ＋スペードのＪ）−（ダイヤのＡ＋ダイヤの２）

憂「ふう、これで一気に五枚ゲットだよ」
憂「あれ？もしかしてこれで勝ったんじゃない？」

澪「そ、そんな……」

憂「数少ない友情が消えてしまいましたね……」

どこに嘘喰い要素があるの？

前回勝負しなかったんだろ

紬「りっちゃん、澪ちゃんたちいないわよ？」

律「おかしいな、このビルに入るのは見たんだけど……」

梓「……各階をざっと見ましたけど、人の気配すらありませんよ」

唯「おーい、みんなぁ。ここ、ここに階段があるよ」

律「なんだ、地下があったのか」

梓「こ、この先に澪先輩が？」ごくり

両方勝負しなかったらさらに引くのね
勝手に山に戻すと思ってた
ごめん見落としてた

律「え？なんだ？」

ごごごごごごごご

律「く、黒服の男が大勢いるぜ……」

梓「ま、まさか、澪先輩、乱暴されてるんじゃ……」

紬「……早く行きましょう、澪ちゃんが心配だわ」

律「で、でも……」

紬「……」こつこつ

唯「む、ムギちゃん待ってよぉ」とてとて

俺も>>56と同意見

澪は勝負したはずなのになんで２枚目を引いてんの？

あ、なんか把握した気がする

黒服Ａ「なんだ君たちは」

黒服Ｂ「ここは立ち入り禁止だ、すぐに出て行きたまえ」

紬「……」

黒服Ａ「おい……！」

紬「賭郎の方たち……かしら」

黒服Ａ「！！」

わかりにくくてすまん
両者が『勝負する』と宣言しない限り、『勝負しない』を選択したほうはカードを引き続けられる

無くなるまで引き続けた場合は強制的に勝負？

一回勝負するって言ったらもうひけないの？

>>68
だね
それは後半にならんと使えない手だろうけど

>>69
うん
ただ、カードを引くほうは依然として自分のカードを見れないから、そこに駆け引きが生まれるかと

紬「もしよろしければ、私も勝負に参加させてほしいのだけれど」

黒服Ｃ「……もしや、あなたは」

紬「今の勝負が終わってからでもよろしいのよ？私も賭郎会員だから」
紬「専属の方に連絡をとっていただけるかしら」

黒服Ａ「そ、その方のお名前は」

紬「……」ぼそっ

黒服Ａ「ま、まさか」

地道に行こう・・・！ｷﾗﾝ

憂「これから澪さんは一生お姉ちゃんたちと遊べないですね」
憂「まあ、おそらく澪さんたちの一家には、遠くへ引っ越してもらうことになると思いますよ」

澪「え？」

憂「だって、常識的に考えて今のままじゃ澪さんどうしてもお姉ちゃんたちと接触しちゃうでしょ？」
憂「お姉ちゃんたちを無視し続けられればいいけど、そんなこと不可能だし、監視もいりますよね」
憂「だったら、物理的に接触できない遠くへ引っ越してもらうほうが楽なんですよ」

澪「そ、そんなの聞いてない！！」

憂「友情を賭けるってそういうことですよ？友情よりもお金が欲しかった澪さんの浅ましさが招いた結果です」

澪「そ、そんな……」

澪「い、イカサマ……」

憂「はい？」

澪「イカサマをしたんだ！！四回連続で勝てるなんてありえないじゃないか！」
澪「それがイカサマをしたという証拠！！」

憂「はあ……夜行さん、どうですか？」

夜行「残念ながら、私の見たところ不正がされた事実はございませんな」

澪「ヒャッハー！！」
モヒカン「ホホホー！！」

澪「……い、いや、その人も憂ちゃんとグルなんだ！」
澪「そうだよ、だいたい立会人なんてのが、本当に公平なのか私は知らない！！」

夜行「では、賭けの内容を反古にするということで？」

澪「あ、当たり前だよ！そもそも、友情なんて賭けるものじゃ……」

夜行「それではしかたありませんな。立会人としての責務を果たさなくてはなりません」

澪「え？」

ころseeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee

月www

紬「待ってください！！」ばん

澪「む、ムギ……」ずばっ
澪「が……！」どさっ

紬「み、澪ちゃん！！」

夜行「ご安心ください、眠っているだけです」
夜行「友情が秋山様の賭けたものであり、そしてそれを賭けでとられた」
夜行「あなた方ご友人を秋山様と対面させることは、賭けの内容に反しますからな」

紬「……夜行立会人、お久しぶりね」

夜行「琴吹様、お父様の会員権を継いだとはお聞きしておりましたが」

紬「ええ、まさか憂ちゃんが会員で、その専属だとは思わなかった」

ｗｋｔｋ

憂「紬さんも会員……ってことは、私と勝負したいってことですか？」

紬「ええ、どうやら澪ちゃんは私たちとの友情を賭けて負けたみたいだし」
紬「澪ちゃんとの友情を取り戻すために私が勝負をする」

律「お、おいムギ……何がどうなってんのかさっぱりだぞ」

紬「安心して、りっちゃん。私が勝つから」

憂「あはは、本当にやるんですか？」

唯「う、ういー……どうしちゃったの？」

憂「お姉ちゃん！！ちょっと待っててね！今からみなさんがお姉ちゃんに近づけないようにするから！」

唯「え？」

・
・
・

紬「う、うそ……」

律「そんな……」

梓「まさか……」

軽音部、惨敗！！

憂「弱すぎですよ、これで……」

夜行「失礼」

がすっ

紬「」

律「む、ムギ……」

梓「ムギ先輩……」

憂「会員ってだけで、てんで弱いですよ」
憂「しかも自身の専属……身を守るための暴力を持たずにゲームを始めるなんて」
憂「そんなんじゃ、たとえ勝っても身を滅ぼすだけですよ？」

唯「ういー……こんなのダメだよ……」

憂「もう、これはお姉ちゃんのためなんだよ？」

唯「でもぉ……」

憂「お姉ちゃん、今日は肉じゃが作るから、家で待っててよ」

唯「やだ！」
唯「憂、私と勝負して！」

憂「お、お姉ちゃん？」

唯「こんなことする憂嫌いだよ、私が勝って、元の憂に戻ってもらうよ」

憂「……ふーん、そっか、そうなんだ」

憂「じゃあ勝負だよ、お姉ちゃん」
憂「私が勝ったらお姉ちゃんは私のもの、もう誰とも仲良くしないで、私だけのために生きるの」

唯「う、うい……」
唯「じゃあ、私が勝ったら、みんなから奪ったものを戻して」
唯「憂も、反省すること！」

憂「ふふ、いいよ、お姉ちゃんが勝てたらね」

夜行（なんだこの勝負は）

ハハッワロス

唯（憂……嘘だよね、憂はこんなに悪い子じゃないもん）
唯（だから、私が勝負に勝って、憂の嘘を暴くよ）



つづくかも

yareeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee

おそろしく長くなりそうなんで寝る

寝かせねえよっ！って言いたいけどゆっくり休め。

保守めんどいから同タイトルで

なんてこったい

期待してる

>>185
どっかで同じような考えがあったなと思ったらこれだ。

・前にもやっていた
・同じ量飲んでいるのに急に捕まるのはおかしい

・・違法違反行為に対する社会情勢が変化したのに気づかないのね。
こういう奴らって。

・・・誤爆？

つづけ

憂勝利エンドなら唯と憂の甘い生活も書いてくれ