キョン(今日も仕事か…)佐々木「……聞いてるかい?」 ver2.01
キョン「……おーまーえーなー……」
ハルヒ「どんまいどんまい!あっはっはっは!」
キョン「やれやれ……変わってねぇなぁ、お前は」
ハルヒ「そうかしら?」
キョン「ああ。安心するくらい変わってねぇよ」
ハルヒ「うーん、なんだか褒められてるのかそうじゃないのか分かりにくいわね」
キョン「ったく、外見は立派な美人になったってのに」
ハルヒ「へ?」
キョン「っ!いや、なんでもない!今のは失言だ!取り消す!」
ハルヒ「……間抜け」
キョン「なんとでも言え。今は反論する気になれん」
ハルヒ「ふん、ま、いいわ。こんな席でって言うのもなんだけど、うちの会社としての回答をするわね」
キョン「な……今日プレゼンした企画についてか?」
ハルヒ「そ、もう意見は取りまとめて結論出たから」
キョン「いくらなんでも早すぎやしないか?終わって半日だぞ?」
ハルヒ「なに言ってるのよ。答えは早ければ早いほうが良いでしょうが」
キョン「それはそうだが……」
部下「あのっ」
キョン「は、はい?」
部下「課長は、いつもとにかく早いんです。課長が今の職に就任してから半年ですが
社内部署別の残業時間が一番少ないのがウチの課なんですよ」
キョン「そうなんですか」
部下「ええ。とにかく今日の仕事はできる限り早く正確に集中して終わらせろって」
ハルヒ「あたりまえよ。ダラけて仕事されるよりよっぽど効率的だもん」
部下「でもそれまでは、定時内に早く終われば、時間まで何かしら仕事をしなくちゃいけないですし」
キョン「まぁ、普通の会社はそうですよね。定時前にいきなり仕事がきて残業なんてのはしばしばですし」
部下「はい。ですがうちの課では仕事が終わったら定時まで会社にいれば良いんです」
キョン「……と、いうと?」
部下「インターネットしていようが雑誌読んでいようが、構わないんです」
キョン「い、いくらなんでもそれは……」
ハルヒ「だって、すべき事がないんだもん。良いじゃない。まぁ、流石に帰られたら困るからなんだけどね」
キョン「うーむ。ちょっと信じられんな」
ハルヒ「確かに最初は他の部署やなんやかやからいろいろ言われたりもしたけど無視してやったわよ」
キョン「……そりゃなあ」
ハルヒ「でも下半期の売り上げ、昨年同時期比で118%だったからね。すぐ黙ったわ」
キョン(……さすがだ……)
部下「営業2課の課長さんの顔ったらなかったですよー。今でもみんなで思い出して笑ったりしますもん」
ハルヒ「仕事は量より質よ。残業して良いやーなんて気構えだからダメなのよね」
キョン「相変わらずだな、そういうところは」
支援
ハルヒ「なによ、良いじゃない。会社に損もさせてないし、部下だって困ってないわ」
部下「それどころか、他部署から転属したいって人事や総務に申し入れがあるくらいなんですよ」
キョン(いや、変わったんだな。)
ハルヒ「ウチの部署に人員が増えるのは良いけど、それで他部署の人手が足りなくなるんじゃ本末転倒だからねえ」
キョン(コイツはコイツなりに、周りをよく見て、いい方に物事を変えようとしてるんだ)
部下「他の部署でも総残業時間を減らそうって傾向にあるみたいですよ」
キョン(高校のときは自分の我がままで皆を振り回していただけなのにな)
ハルヒ「いい事じゃない!残業手当なんて会社に取ったら頭痛の種、百害あって一利なしよ!」
キョン「まったくだな」
ハルヒ「そう思うならアンタも残業なんてしないでしっかり定時に上がりなさいよね!」
キョン「善処するさ」
ハルヒ「話がそれたわ。回答の件だけど」
キョン「お、おう」
ハルヒ「受けさせてもらうわ。我が社にはかなりのメリットがありそうだからね」
キョン「マジか!」
ハルヒ「ええ。今後ウチとの連絡は部下ちゃんとメールないし電話でお願いするわ」
部下「宜しくお願いしますね」
キョン「ええ、こちらこそ。宜しくお願いします」
ハルヒ「ま、今日部下ちゃんを連れてきたのはその顔合わせも兼ねてきた訳」
キョン「なるほどな」
ハルヒ「やっぱり顔も何も知らない相手とのやり取りって信頼とか内実が伴わないと思うのよ」
キョン「ふむ」
ハルヒ「だからできるだけ足を運んで自分で相手の顔を見たいし、みんなにもそうさせてるわ」
部下「そうするとやり取りも円滑になるんですよね」
ハルヒ「うんうん」
キョン「お前も立派な上司になったもんだなあ……」
ハルヒ「なによそれ!」
部下「くすっ」
ハルヒ「ん?なに、どうしたの?」
部下「いえ、ホントにお2人って仲が良いんですね」
ハルヒ「は、はぁ!?何言ってるのよ!」
部下「だって、涼宮課長、会社や今までの飲みではそんな顔した事ありませんでしたよ?」
ハルヒ「そんなことは……高校の同級生だったからってだけよ!ね、キョン!」
キョン「そうですよ。俺とハルヒはそんな仲じゃありませんって」
部下「えーそうなんですかー?でも課長、こんな美人で素敵なのに、彼氏作らないんですよー」
キョン「なんだ、そうなのか?」
ハルヒ「ふ、ふん!アタシは仕事も家事も自分でできるもの。彼氏なんていらないの!」
キョン「まぁ、そんじょそこらの男ではお前にはついていけんだろうな」
ハルヒ「ど、どういう意味よ!」
部下「そんな事ないと思いますけど……」
ハルヒ「部・下・ちゃん?そろそろ減俸するわよ?」
部下「ひっ!ご、ごめんなさい!すみません!申し訳ありません!課長!」
ハルヒ「ん、わかればよろしい……っともうこんな時間ね」
キョン「21時か2時間以上経つんだな」
ハルヒ「そろそろお開きにしましょうか。明日も仕事だしね」
キョン「そうだな。楽しかったよ。部下さんもありがとうございます。明日から宜しくお願いしますね」
部下「はい、こちらこそです。今日はありがとうございました」
キョン「さて、会計っと」
ハルヒ「あ、良いわよ、キョン。ここはアタシが払うから」
キョン「……なんだって?」
ハルヒ「だから、アタシが払うっつってんのよ、ほら渡しなさい」
キョン「お、おい。良いのか?」
ハルヒ「……アンタ、アタシの年収いくらか分かってる?」
キョン「うぐっ、そ、それを言われると痛いな」
ハルヒ「こっちから誘ったんだし、部下も連れてきたし、店もアタシが決めたし」
キョン「せめて半分くらい払わせてくれんか?」
ハルヒ「キョン、男の見栄はかっこよくないわよ」
キョン「うーむ。かっこよさはこの際どうでも良いんだがな」
ハルヒ「いいってことよ。なんなら次回はアンタに払ってもらうわ」
キョン「わかった。それで手をうとう」
ハルヒ「決まりね。会計お願いしまーす」
店の外
部下「ごちそうさまでしたぁ」
キョン「ごちそーさん」
ハルヒ「はいはい、どういたしまして」
部下「じゃあ私はこっちなのでここで失礼しますね」
ハルヒ「うん、お疲れ様」
キョン「……良い子だな」
ハルヒ「あらなに?アンタ、あーいう子が好みな訳?」
キョン「ばっ……そういう事じゃねーよ」
ハルヒ「分かってるわよ」
キョン「ったく……」
ハルヒ「ねえ、キョン」
キョン「ん?」
ハルヒ「ちょっと飲み直さない?」
キョン「……」
別のお店
ハルヒ「へえ、雰囲気いいお店じゃない。キョンのくせにやるわね」
キョン「くせにーは余計だ。ま、悪くないだろ」
ハルヒ「うん。たまにはこうやって静かに飲むのも良いわ」
キョン「そうかい」
ハルヒ「……ねえ、キョン」
キョン「ん?」
ハルヒ「……奥さんと、うまく、いってる?」
キョン「……そりゃ……まあな」
ハルヒ「……ふうん……」
キョン「なんだよ?」
ハルヒ「べつに……」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン(なんだよこの沈黙)
ハルヒ「しあわせ?」
キョン「ああ。今度子どもも生まれるしな」
ハルヒ「子ども?」
キョン「ああ。まだ妊娠3ヶ月目って言ってたっけな。4年目にしてようやくってとこだ」
ハルヒ「ふうん……子どもねえ」
キョン「なんだよ?」
ハルヒ「べつに、どんな子どもが生まれるのかしらね」
キョン「さあなあ。俺にあまり似てないと良いんだが」
ハルヒ「確かに言えてる。奥さんに似た方が美人なのは間違いないわね」
キョン「やかましい。わかってるよ」
ハルヒ「名前とか考えてるの?」
キョン「ああ、考えようと思ったんだが嫁さんにまだ早いって釘刺されちまったよ」
ハルヒ「まぁ3ヵ月って言ったらあと……半年以上はある訳だしね」
キョン「そうは言うが、待ちきれなくてなぁ」
ハルヒ「はいはい、ごちそうさま」
キョン「お前から振ったくせに……」
ハルヒ「ふん、良いでしょ」
キョン「ったく……あ、ちとトイレ行ってくるわ」
ハルヒ「はい、いってらっしゃい」
ハルヒ「……ふう……幸せ、か……」
期待
よくさるくらわないもんだ
キョン「ただいまっと」
ハルヒ「おかえり」
キョン「そういやお前、彼氏作ってないんだって?」
ハルヒ「そうよー。悪い?」
キョン「いや、悪くはないが……親は何も言わんのか?」
ハルヒ「早く孫の顔が見たいとは言われるわねえ」
キョン「めちゃくちゃ急かされてるな」
ハルヒ「でもこればっかりは仕方ないでしょ」
キョン「まあそうだな」
ハルヒ「ほらほら、お酒が進んでないわよ」
キョン「ペースってもんがあるんだよ。んっ……ふう、美味いな」
ハルヒ「そうね、たまにはこういうお酒も良いわね」
??
??「―――っ!―――っ!!」
キョン「ん……なんだ……?」
キョン「って、な、なんだこれ……っ!?」
ハルヒ「キョン!キョン!んあっ、ひぐぅっ!」
キョン「お、おい、こら、ハルヒ!何してんだよ!」
ハルヒ「あら……っ、もう……はぁはぁ……目が、覚めたの?
意外と……んんっ……早かったわ、ねっ!……ふっ……くぅ……!」
キョン「質問に答えろ!これは一体全体どういう事だ!」
ハルヒ「見てわかんない?」
キョン「異常な状況に置かれている事だけは分かってるぞ」
ハルヒ「それだけ分かれば十分じゃない。アンタとアタシがエッチしてる。それだけよ」
キョン「それだけ……ってお前、どういうつもりだ!」
ハルヒ「どういう……つもり……ですって?」
キョン「……っ!」
ハルヒ「どう、思う?」
キョン「……お前、まさか佐々木との結婚、反対だったのか?」
ハルヒ「……さあね、それはどうかしら。少なくとも今ではそんな事ないわね」
キョン「じゃあなんでだ……一体なぜこんな……」
ハルヒ「アンタが幸せになれるならそれで良いと思ったの。でもね……」
キョン「……」
ハルヒ「アンタと、あの女の、子ども?そんなの……許せないわよ」
キョン「なん、だと……」
ハルヒ「だけどね、子どもに罪はないし、あの女も、もちろんアンタも悪くないわ」
キョン「……なら、どうしてだ」
ハルヒ「だから……」
キョン「……」
ハルヒ「アタシにも、ちょうだいよ。アンタの子ども」
キョン(コイツ……完全にイカれちまってやがる……!)
キョン「ハルヒ。今すぐ止めろ。俺の上からどくんだ。まだ今なら何もなかった事にしてやる。だから」
ハルヒ「何もなかった事に、ですって?」
キョン(なんて……顔で笑いやがる……!)
ハルヒ「できる訳ないわ……それに、アンタ言ったわよね?」
キョン「なに?」
ハルヒ「次は自分で払うって」
キョン「な……それはそういう意味じゃないだろう!?」
ハルヒ「通貨は指定してないわ。文字通り、アンタに払ってもらうわよ?」
キョン「ばっ……やめろ!」
ハルヒ「だーめ。ところで今、何時か分かる?」
キョン「……なに?」
ハルヒ「アンタをホテルに連れ込んでからもう6時間くらい経つわね」
キョン「な……6時間だと!?」
ハルヒ「そっ。その間、アンタ何してたかわかる?」
キョン「待て待て待て……あの店に行ったところから記憶が全くないぞ……」
ハルヒ「……」
キョン「確かトイレに行ってその後……お前、まさか俺の酒に……」
ハルヒ「ようやく分かったみたいね。良い子ね、キョン」
キョン「あれから……6時間……?」
ハルヒ「正確にはあれから7時間ね。お店の人にタクシー呼んでもらって、ホテルとって、ここまで連れてきたの」
キョン「……」
ハルヒ「ふふっ、最初は痛かったわ。初めてだったから」
キョン「な……」
ハルヒ「でもね、キョンのが入ってるんだって分かってとっても嬉しかったの」
キョン(若干俺の腹の上に血が溜まってるのは……破瓜の血、か……?)
ハルヒ「そしたらだんだん気持ちよくなってきちゃった……ふふっ」
キョン(しかし……最近仕事が忙しくてご無沙汰だったから、これはキツイな……)
ハルヒ「ねえ、これってアタシたちの相性が良いからかな?ねぇ、そう思わない?」
キョン「し、しらん。というか、いくらなんでも6時間というのは嘘だろ?そんなにもつとは思えん」
ハルヒ「うん、大丈夫、薬飲ませてあげたから」
キョン「なにっ!?」
この二人いくつなんだ
ハルヒ課長だよな?
しつこく支援
ハルヒ「あ、これはお酒に入れた薬とは違うわよ?ちゃんとホテルに着いてから……」
キョン「いやそういう問題じゃなくて……違う、ああもう、何からツッコめば良いんだ」
ハルヒ「何言ってるのよ、キョン。もうとっくに太くて熱くて固いの突っ込まれてるわよ」
キョン「親父ギャグはいらん。ちっとは空気をよめ」
ハルヒ「なによ、ノリ悪いわねえ」
キョン「なんとでも言え。それで?何の薬を飲ませたんだ」
ハルヒ「いわゆるバイアグラみたいなもんよ。回春剤とか精力強壮剤の一種ね」
キョン「ぶっ……なんだとぉ!?」
ハルヒ「よく分かんないけど、やっぱり6時間勃ちっぱなしってすごいの?」
キョン「すごいどころじゃない、異常だぞ」
ハルヒ「そうなんだ?ふふっ、じゃあ普通じゃないのね♪」
キョン(これは、誰だ)
ハルヒ「でもね、キョン、まだ足りないの。今日は危険日じゃないから」
キョン(これは、違う)
ハルヒ「だから、アタシがキョンの子を孕むには、もっといっぱい注ぎ込んでくれないと、ね?」
キョン(なぜ……どうして……)
ハルヒ「知ってるよ。男の人も、キョンも気持ち良いんでしょ?」
キョン(俺が、ハルヒをこんな風に変えちまったのか?)
ハルヒ「もっともっと気持ちよくしてあげるから、安心してねっ」
キョン「……なぁ」
ハルヒ「なぁに?」
キョン「なんで手足が動かないんだ?」
ハルヒ「あぁ、眠り薬の副作用よ、それ。顆粒を経口飲用して即効。2〜3時間は強制的に睡眠状態になるの」
キョン「……それは睡眠じゃなく昏倒じゃないのか」
ハルヒ「似たようなものね。それで、目が覚めた後は四肢に痺れもしくは虚脱感が襲うの。個人差ありだけどね」
キョン「それ、厚生労働省から認可おりてるのか?」
ハルヒ「降りてないと思うわよ?自律神経が半日から一日、めちゃくちゃになるもの」
キョン「そんなもんを俺に飲ませたのか?」
ハルヒ「ふふっ、口移しで飲ませちゃった。でも良いよね。どうせアタシのファーストキスはアンタに―――」
キョン「そんな事は聞いとらん!」
ハルヒ「な、なによキョン?いきなりそんな大声出さないで。びっくりしちゃうじゃない」
キョン「ハルヒ、俺はどうしてお前がこんな事をするのか分からんし、分かってやれそうにもない」
ハルヒ「……キョン?」
キョン「もし仮に俺の意識のない内に俺がお前に射精した事で子どもが出来てしまったら仕方ない。
その子は責任を取って俺が引き取る。だからもう止めてくれ」
ハルヒ「……」
キョン「高校の頃、お前の気持ちには薄々感付いていた。だが俺にはそれに応えるほどの器がなかった」
ハルヒ「……」
キョン「でも俺は、お前の事が好きだったよ。だからお願いだ。こんな形で、そんな気持ちで
子どもを作ろうとなんてしないでくれ。頼む」
ハルヒ「……」
キョン「……自分に都合の良いことを言ってるのは分かってる。でも、それでもだ。
こんなのは絶対に間違ってる。ハルヒ。お前にも分かっているんだろう?」
ハルヒ「……によ……」
キョン「……ハルヒ?」
ハルヒ「なによ、なんであの女だけキョンとの子どもができて、アタシはダメなのよ」
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「そんなの許さない。絶対に。今ならキョンの意識がある。今射精させたら子どもも私にもらえるのよね?」
キョン「ハルヒ!」
ハルヒ「ふふ、もう朝になるわよ、キョン。あの女はどうしてるかしらね?」
キョン「……!」
ハルヒ「よ……っと」
キョン「おま……なにを……」
ハルヒ「ふんふーん。なになに、へー、あの女、こういう名前だったんだ。佐々木って苗字しか知らなかったわ」
キョン「ハル……ヒ……!」
ハルヒ「ふふっ……驚くかしら、驚くわよね、そりゃ」
キョン(ぞくっ……な、なんて目だ……太陽の輝きみたいなアイツの真っ直ぐな瞳は……どこいっちまったんだ)
ハルヒ「もしもし?佐々木さん?久しぶり。アタシよ、涼宮ハルヒ。覚えてる?」
キョン「お、おい!ハルヒ!」
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/10(土) 22:55:16.62 ID:ypkPpEJ+O
あーいい
すごくいい
ハルヒ「え?なんでアタシがキョンのケータイから電話かけてるのかって?そりゃ不思議よねー
……でも、そんなの答えは1つしかないんじゃない?」
キョン「ハルヒ!よせ!何を考えてやがる!」
ハルヒ「よっこいせ……っと。ね、今アタシとキョンが一緒にいる事は分かったでしょ?
うんうん、さすが佐々木さん。頭良いわねぇ。このバカとは頭の回転が大違いよー」
キョン「ハルヒ!」
ハルヒ「さて、問題です。キョンとアタシはこんな時間までどこでどんな事をしたでしょうか?」
キョン「おい!聞いてんのか!」
支援 マジ頑張れ
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/10(土) 22:56:02.15 ID:EvgV2Bpb0
ハルヒ氏ね
ハルヒ「ふふ、分かってても口には出せないわよねえ。あ。大丈夫よ。口じゃないところに出してるから」
キョン(こ、コイツ……こんな時まで親父ギャグかよ……!)
ハルヒ「ね、そこで聞いててよ。アタシとキョンが何をしてるか……実演してあげるから」
キョン「ハルヒ!やめろって言ってんだろ!」
ハルヒ「んんっ……何度も入れたけど……やっぱりキョンの、おっきい、よぉ……んくっ……うぅっ」
キョン「くあっ」
ハルヒ「はふ……はふ……はい……ったぁ……全部……入ったよぁ…熱い、ね……ふふ」
キョン「ぐっ……」
キョン(こ、こうなったら何がなんでも射精をどうにかして止めるしかないな……)
(本当に6時間やりっぱなしだったんならそう簡単にはイカないハズだ)
ハルヒ「じゃあ、キョン……うご、くよ……?……んっ……んっ……んぁっ……」
電話「―――!―――!!」
キョン(くそ、佐々木……佐々木……っ!そ、それにしても、コイツ……っ)
ハルヒ「はふ、キョン……きょんん……イイよお……すごく……キモチ、イイ……のぉ……んぁっ!」
キョン(き、気持ちよすぎるぞ……これも回春剤とやらの作用なのか?)
電話「―――!―――!!」
キョン(くそっ……流されるな……耐えろっ!)
ハルヒ「ねぇ……キョンも……んっ……イイ、でしょっ?……そうだよね?……こんなに、ココ、熱くなってるもん」
キョン(長い黒髪、昔より育った胸、細い肩と腰、健康的な尻、すらりと伸びた脚、朱がかった白い肌)
ハルヒ「うっ、すごいっ!すごい……よぉっ!……んぁぁっ!いっちゃう!いっちゃうよぉ……キョン!」
キョン(ぐっ、締まる……ヤバイ……っ!)
ハルヒ「おねがいぃっ……出して!膣内に……アタシのぉ……子宮にっ……んっ……キョンの精子出してえぇぇぇ!」
キョン「うっ……くぅっ!」
キョン(くそっ、ださねぇ!ださねぇぞ!俺のため、ハルヒのため、そして誰より、佐々木と生まれてくる子どものために!)
ハルヒ「あ、アタシ……もう、限界……だよぅっ!ちょぉ……らい……ひょ、んの……せえしぃ……」
キョン「うおおおおおっ」
キョン(念じろ!今なら見える!見えるはずだ!)
/⌒´ ̄ ̄`ヽ
r―-- 、 /:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
| `Y:.:.l.:.:/.:.:.ハ:.l:.|:l.;.';.:.|.ト.ゝ--一 ー- 、
| \ ` |:.:.j:/:.:.;イー|:ト:|:トl:.l.:.|:|:|. /
. ! ヽー!://:.;イ:.:死リ ハ|'rテ||.ト|、__/ /
. ',. `、'/イ:ヘ|:.| 〉 ハト| / /
'、 ヽ V レリl:.!、 ー=‐/ヽリ_/ / /
`、 `Y| ` ` ー r'__/´′ ′ /
`、 ヽ ′/ / / アナタの精子、もらえませんか?
ヽ \ ` ー ′ ' /
. \ , {
i  ̄` ′ !
', , i
ヽ } ハ.
\ ′` \
\ 、 ′ `ー- 、
ヽ、 ! ヽ
\ ヽ ',.
>、 / |
ノ 、rー―-‐‐┐ |
/ .| 禁 則 ! |
/ | | !
/ |_事__項」 .l
./ / | |
おいちょっと待て
キョン(ぐおああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!)
ハルヒ「……ふえっ……な、なんで……?きょん……?」
キョン「はぁ……はぁ……」
キョン(耐えた……耐え切った……!)
ハルヒ「なんで……キョン……?」
キョン「……はぁ、はぁ……」
ハルヒ「どうして……ダメ、なの?」
キョン「……ハルヒ……」
ハルヒ「なんで……私じゃ……ダメなの、よぅ……」
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/10(土) 23:00:28.01 ID:qD0/gCUbP
支援
電話「………………」
キョン「………………」
ハルヒ「答えてよ……キョン……」
キョン「お前の子どもは間違いなく美人になるだろうな」
ハルヒ「……?」
キョン「でも、それはお前だけの子どもじゃないんだ」
ハルヒ「……」
キョン「子宝ってのは、本来、愛し合う夫婦にだけ許された、文字通り『宝』なんだよ」
電話「……」
キョン「それを一方的な気持ちや歪んだ動機のまま作るなんて、俺にはできない。絶対にだ」
ハルヒ「……でも……」
キョン「それに、こういう言い方は辛いかもしれんがな」
ハルヒ「……?」
キョン「お前は高校時代、結局俺に告白する事はなかった」
ハルヒ「……」
キョン「でも佐々木は勇気を出してくれたんだよ」
電話「……」
キョン「付き合う前までのお前たち2人の心象とか、好意ってのは大差なかった。正直言ってな」
ハルヒ「……」
キョン「でも、付き合い始めてからいろんな事が分かって、気づいたらどんどん佐々木を好きになってた」
電話「……」
キョン「佐々木が7年前に1歩前に踏み出せた勇気、それをお前は持てなかった。違いはそれだけだ」
ハルヒ「……そっか……」
キョン「だが、本意ではないにせよ、その……お前に膣内射精しちまったのは悪く思う。だから……」
ハルヒ「バカキョン。本当だと思ったの?」
キョン「なに?」
ハルヒ「アンタが寝てる間は全部コンドームつけてたわよ」
キョン「なんだと?」
ハルヒ「でもゴムがなくなっちゃって、怖いけど生でやろっかなって時にアンタが起きちゃうんだもん」
キョン「な……」
ハルヒ「ほんっと、アンタって昔から間が悪いわよね」
キョン「ハルヒ……」
ハルヒ「いや、間が悪いのはアタシの方か。ちぇっ」
電話「……」
ハルヒ「あーあ。まったく、我ながらバっカみたい」
キョン「ハルヒ……」
ハルヒ「あーもしもし、佐々木さん?そういう事だから、ちょっとここまで来てもらえる?
えっとね、○○ホテルの1307号室よ。フロントには言っておくから」
キョン「ところでハルヒ、俺はいつになったら動けるんだ?」
ハルヒ「あー、薬は本物なのよねえ。悪いけど今日一日はそのまんまでいて頂戴」
キョン「おま……マジかよ……」
ハルヒ「あら、アタシ嘘なんてつかないわよ」
キョン「さっき大嘘こいたのはどこのどいつだ」
ハルヒ「んー何のことか忘れたわ」
キョン「コイツ……」
ハルヒ「あっ、そうだわ。アタシの子どもとキョンの子どもを結婚させればキョンと家族になれるかも!」
電話「―――!?」
キョン「おいおい!」
ハルヒ「そうと決まったら早いトコ、相手探ししなくっちゃ!じゃあね、佐々木さん。お幸せに!」
キョン「ハルヒ、いくのか?」
ハルヒ「……うん。悪かったわね、アンタにも、佐々木さんにも」
キョン「気にするな、とは言えないが、佐々木には俺からフォロー入れとくよ」
ハルヒ「うん。でもアンタ、そのカッコで言っても全然締まらないわよ」
キョン「誰のせいだ、誰の!」
ハルヒ「ふふっ、ねぇキョン」
キョン「ん?」
ハルヒ「ちゅっ」
キョン「……!」
ハルヒ「ずっと、きっと初めて出会ったときから、好きよ。キョン」
キョン「ハルヒ……」
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/10(土) 23:07:05.91 ID:ypkPpEJ+O
やんでれに期待
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/10(土) 23:07:11.02 ID:KkaZRyRPO
このキョン何様www
なんという爽やかさ
ハルヒ「ふふっ、なんで高校の頃はあんなに意固地になってたのかしら」
キョン「……さあな」
ハルヒ「キョンなら答えを持ってると思ったのにな。最後まで意地悪なんだから」
キョン「……何のことかな」
ハルヒ「それじゃあ、ばいばい、キョン。あ、仕事に私情は持ち込まないからね!」
キョン「わかってるよ」
キョン「……ハルヒ」
ハルヒ「え?」
キョン「……またな……」
ハルヒ「……!……う、うん……またね……」
ここから佐々木のターン
キョン「……ふう……」
キョン「やれやれ、このままじゃ会社には行けんな。仕方ない。欠勤の電話を入れなくちゃな」
キョン「って腕動かないんだった……」
佐々木「キョン!」
キョン「佐々木!随分早かったな」
佐々木「それは……そうだよ……私がどんな気持ちで……」
キョン「はは、すまん。佐々木、ありがとな」
佐々木「え?」
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/10(土) 23:16:03.57 ID:ypkPpEJ+O
ウッキー?
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/10(土) 23:21:55.84 ID:2fwO3cnKO
し
来いよロルフ
さるったか、ざまぁwwwパートスレなんか立てるから
佐々木可愛いよ佐々木
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/10(土) 23:27:31.49 ID:jshsH2BS0
さるったら他スレに書き込むと良いんだっけ?
こないだの気持ち悪い奴か
なんか更に酷い内容になってるな
キョン「いや、なんでもない。ところでそろそろ服を着たいんだが生憎四肢が動かなくてな。手伝ってくれるか?」
佐々木「あ、うん……ホントに動かないんだね」
キョン「ああ。びっくりするくらいな」
佐々木「……大丈夫、なのかい?」
キョン「……ああ。一応な」
佐々木「それにしても……」
キョン「ん?」
佐々木「ず、随分……その……り、りり立派なんだね」
キョン「おおおう!?いや、違うぞ!これは……!」
佐々木「〜〜〜っ」
キョン「お前の顔見たら気が緩んじまったんだろうな。心臓に悪かったぜ……」
佐々木「……よく……我慢できたね」
キョン「ああ。……乱れるアイツの姿はひどく扇情的だったよ……けどな……」
ハルヒ「ねぇ……キョンも……んっ……イイ、でしょっ?……そうだよね?……こんなに、ココ、熱くなってるもん」
キョン(長い黒髪、昔より育った胸、細い肩と腰、健康的な尻、すらりと伸びた脚、朱がかった白い肌)
ハルヒ「うっ、すごいっ!すごい……よぉっ!……んぁぁっ!いっちゃう!いっちゃうよぉ……キョン!」
キョン「思い浮かんだのはお前の顔だった。いつも声をかみ殺して、恥じ入りながら俺を受け入れてくれるお前の、な」
佐々木「な、な、な……っ!?」
キョン「そしたら絶対に我慢してやるって腹が決まった。出したら一緒に大事なものも手放すって思ったからな」
佐々木「……キョン……」
キョン「だから、ありがとな。お前のおかげで踏み止まれた。俺1人じゃ危なかったよ」
佐々木「……ホントはね、どんな罵声を浴びせようかと思っていたんだよ」
キョン「ははっ……まぁ仕方ないよな」
佐々木「電話がかかってきた時も、全身の血液が逆流しそうだったよ」
キョン「そりゃそうだ」
佐々木「どんな状況か知らないけど、そ、その……僕じゃなく、他の……それも、あの涼宮さんと……なんてね」
キョン「怒って当然だな」
佐々木「でも、すごく嬉しかったんだ」
キョン「んっ?」
佐々木「キョンが、子どもは愛し合う2人が望んで作るんだって言ってくれただろう?」
キョン「あ、ああ。我ながらこっ恥ずかしい台詞だったな」
佐々木「そんな事ないさ。その言葉のおかげで、キョンの事を信用できた。ああ、何も私が心配する事はなかったって」
キョン「佐々木……」
佐々木「これでもね、結構心配したんだよ?ここのところ仕事は大変そうだったし
夫婦の時間もあまり取れてなかったし。心の隅では浮気や不倫もちらりと考えたんだ」
キョン「……そうだったのか……」
佐々木「でも、それらは全部杞憂だった。本当に、よかった……ぐすっ」
キョン「お、おい……佐々木……」
佐々木「ふふ、すまないね。君の無事な姿を見たら、君と一緒にいたらすっかり気が緩んだらしい」
キョン「……まぁ、あんまり無事って格好でもないんだがな」
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/10(土) 23:34:43.55 ID:ufNYlSJrO
頑張ってくれ
前のやつもリアルタイムで見てた
佐々木「あ、はは……そうだったね。というか、コレ……どうにかならないのかい?」
キョン「全く反応しないんだよ。困った事に。勃たなくなるよりは良いかもしれないけどな」
佐々木「冗談言ってる場合じゃないよ。これじゃズボンも穿かせられないじゃないか」
キョン「うーむ……それはそうなんだが……」
佐々木「……出しちゃえば治る、かな?」
キョン「なんですと?」
佐々木「はっ……いっ、いや、ななななななんでも……」
キョン「まぁ、バッチリ聞こえてた訳だが」
佐々木「……」
キョン「でも妊娠中ってその、ダメなんじゃないのか?」
佐々木「ああ、キョンが心配しているような事はないよ。
最近、妊娠中のえっちは流産、早産に関係ないと分かってきたらしい」
キョン「そう、なのか」
佐々木「う、うん……だから……」
キョン「……」
佐々木「キョン……」
キョン「佐々木……」
佐々木「キョン、好き……だよ……」
キョン「俺もだ……」
佐々木「もっと……もっと言って……」
キョン「……好きだ……好きだ……好きだっ!」
佐々木「うん、聞こえる。聞こえるよ、キョン」
おわり
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/10(土) 23:36:47.21 ID:2fwO3cnKO
え
>>112 おもいっきし関係あるぞ
変なデマを流すな、阿呆が
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/10(土) 23:37:44.00 ID:ufNYlSJrO
乙
自分的にはハルヒ株がかなりあがった
もちろん佐々木1番には変わりはないが
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/10(土) 23:38:59.12 ID:KkaZRyRPO
おいおいwww何だよこりゃwww
はい、一時間半のオナニー観察ありがとう。
さる一回で済んだのは奇跡のような僥倖です。
ちなみに先日のスレの書き手さんではなくて
スレの最初の方で書き溜めてたら始まってたとか言ってたヤツです。
まぁどうでもいいことだよね。そいじゃオナニーに付き合ってくれてありがとう。
みんなおやすみー。
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/10(土) 23:39:42.20 ID:ypkPpEJ+O
はるにゃんのヤンデレが見たいもっとみたい
乙
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/10(土) 23:41:47.15 ID:Y9SlulG90
乙でした!
>>124 なんで?一応本職みたいなんだが
そちらさんは何か勉強でもしてんの?
>>126 おおう失礼した。
ヤンデレハルヒはもっと病ませてもよかったんだけどねぇ。
あんまりあれだと誠ENDにいきついちゃうんでソフトヤンデレで止めた。
後悔はしていない。
ところで昨日のあのスレ、最後まで見れなかったんだけど無事完結したの?
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/10(土) 23:51:19.96 ID:KkaZRyRPO
>>127 面白くなりそうだった矢先に、残念な事に・・・
>>127紛らわしくてゴメン
未完だったよ ゴールデンタイムズにまとめが載ってた
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 00:07:06.25 ID:2fwO3cnKO
くっくっく
くーくっくっくっくっ
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 00:41:44.13 ID:QmZwNoXK0
くけけけけけけけけ
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/11(日) 00:58:42.28 ID:LPFvhVrZO
くっくどぅーどぅるどぅー
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
あなた