>>228 地方の記者も負けてません。「最後は感動していた」とか、もう宗教かと… ('A`)
25時:政治家の説得術 /宮崎
先日NHKの討論番組「日本の、これから」を見た。途中から引き込まれ、3時間近く付き合い、
最後は感動していた。
スタジオに数十人の一般人と論客を集め、民主党の国会議員2人に質問を浴びせる趣向だった。
出演した古川元久、大塚耕平両議員のことはよく知らない。「どうせ、鋭い質問に議員が立ち往生し、
民主党の非力ぶりを印象づけるだけだろう」と予想した。ところが2議員の弁舌の巧みさといったら−−。
辛らつな質問、的外れな質問にも、じっと耳を傾け「なるほど一理ありますね」と賛同できる部分を示し
「実は真の問題点は……」と説明していく。2人の背後にある百戦錬磨の論争経験が垣間見える。生放
送の全国番組で一般人に論破されるようでは、民主党政権も先がない。だから党もエース級を投入した
に違いない。とはいえ、まれに見る鮮やかな説得術だった。
政治家は、相手を論破すればいいわけではない。やり込められた相手が、敵陣営に走れば元も子もな
い。2人は、敵対的な質問者に「一緒に問題を解決していきましょう」と投げかけていく。「一票を行使する
一国民として、政治の傍観者でいてはいけない」と質問者を「その気」にさせる。
民主党の政策への賛否は人それぞれだ。だが、番組を見て「明日の日本のため腕まくりをしよう」と
「その気」になった人は多いだろうと感じた。【大島透】
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20091008ddlk45070486000c.html