1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
憂「お姉ちゃん朝だよ、早く起きて」
唯「うー…あさー?」
憂「そうだよ、もう学校に行く時間だよ」
唯「がっこう…いきたくない」
憂「そんなこと言ったってダメだよ、学校はちゃんと行かなくちゃ」
唯「いやだー!がっこういきたくないー!」
憂「もう、我がまま言わないでよ。お着替え手伝ってあげるから、ね?」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 22:13:05.73 ID:mwvXNENU0
-―――‐-
´: : : : : : : : : : : : : : : :`丶、
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
/: : : : : : : : : : /: : : : : : \: : : \: : ヽ
. /: : : : : : : : : : /: : : 丶: : : : : : : : : ヽ: : .\
: : : : : : : : : : : | : : : : ∧: : : : ヽ: : : : : : : : :\
i : : : : : : : : : : l====/ノ\: : :ト、\ : :| : : j'⌒
|/ : : : : : : : : : |: : : / ヽ: } xミ: :│: : |
/ : :八 : : i{ : : : ==/x=ミ ∨ んハ/リ: : :.|
.. /:: :( : :\八.: : : ∨んi:ハ Vソ '.: : : :|
. | : : }>‐=>ヘ : : :代辷ソ 、 xx{: : : :リ
{/∨ `⌒ヽ : : ヽxxx 八: :/
. { ヽ : : } ( フ イ: ∧{
} , -――ヘ : ト , ..__/レ'|:/
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3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 22:19:28.36 ID:4rwFFAWX0
唯「いやー!ゆいはがっこういきたくないのー!!」
憂「ほらお姉ちゃん、早く立って」グイ
唯「いやーーーー!!はなしてーーー!!」
憂「なら一人でお着替えする?」
唯「しない!ゆいはがっこういかないの!」
憂「何度も同じこと言わせないで…学校には必ず連れて行くからね」
唯「いやなのー!うわーん!ういのいじわるー!」ぽろぽろ
憂「困ったな…そうだ!お姉ちゃん、ちょっと待っててね」
唯「うわーん!」ぽろぽろ
あの続きか
しぇん
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 22:24:03.03 ID:4rwFFAWX0
憂「お待たせお姉ちゃん、はい」
唯「ぐす…?あっ!あいすだー!いただきまーす!」
唯「もぐもぐ…おいしー♪」
憂「そっか、よかったね」
唯「うん♪」
憂「それじゃアイス食べたらお着替えしようか」
唯「あーい♪」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 22:28:02.32 ID:4rwFFAWX0
憂「それじゃパジャマ脱がすからバンザイして」
唯「ばんざーい」
憂「はい、よく出来ました。……よし、それじゃ次は下脱がすよ」
唯「あい」
憂「……これでよしっと、じゃあワイシャツ持ってくるからちょっと待っててね」
唯「わかったー」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 22:32:03.48 ID:4rwFFAWX0
唯「……」ぼー
「にゃー」
唯「あっ!おそとにねこさんいるー!」
唯「まっててね、いまいくからねー」
「にゃー」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 22:33:16.36 ID:M2PEYTIQO
どっちかってーと幼女みたいで萌え萌えきゅん
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 22:34:31.49 ID:4rwFFAWX0
憂「よし、お姉ちゃんのパジャマも洗濯機に入れたことだし、後はワイシャツを…」
憂「…あった。それじゃお姉ちゃんの所に戻ろう」
・
・
・
憂「お待たせお姉ちゃ…あれ?お姉ちゃん?」
「うわーん!」
憂「!外から声が…まさかあの格好で…!」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 22:39:25.44 ID:4rwFFAWX0
唯「うわーん!うわーん!」ぽろぽろ
「んだようるせ―な」
「ほら見て奥さん…また平沢さんのところの…」ひそひそ
「えぇ…それにあの格好…恥ずかしいと思わないのかしら…」ひそひそ
「本当、毎度いい迷惑だわ…早く何処かに引っ越さないかしら…」ひそひそ
唯「うわーん!」ぽろぽろ
憂「おねえちゃーん!」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 22:49:20.04 ID:4rwFFAWX0
憂「どうして外に出たの!?待っててって言ったでしょ!」
唯「だって…ねこさんがおそとにいたんだもん…」
憂「それで外に…とにかく家の中に入ろう?」
唯「いや!ねこさんさがすの!」
憂「そんなこと言ったって学校は?」
唯「いかない!ねこさんにあいたい!」
憂「それならさ、学校が終わってから探そうよ。私も手伝うからさ」
唯「いやー!ゆいはいまさがすの!」
「あの歳で猫さんですって…これだから池沼は…」ひそひそ
「私の子供が池沼じゃなくて本当によかったわ…
あの妹さんみたいに面倒見切れる自信がないもの…」ひそひそ
憂(聞こえてるよ…私だって好きで面倒見てる訳じゃない…)
憂「…とりあえずお姉ちゃん、家の中に入ろうよ…」
唯「いやーーーーーーーーーーーー!!!」
憂「お姉ちゃん…お願いだから我がまま言わないでよ…」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 22:56:37.84 ID:gbAx3O34O
私怨
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 23:05:36.38 ID:4rwFFAWX0
憂「ほら…早く立って」ぐい
唯「いやーーー!ういのばか!しんじゃえ!」
憂「…!」
バチン!
憂「…いい加減にして、さっさと行くよ」
唯「…うわーーーん!ういがぶったー!」ぽろぽろ
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 23:17:31.33 ID:4rwFFAWX0
「見て…あの子、お姉さんに暴力を振るったわよ…」ひそひそ
「何もぶたなくてもねぇ…やっぱりあの家族はおかしいのよ…
ご両親だって最近ずっと留守みたいだし…」ひそひそ
憂「…あの、さっきから聞こえてますよ」
「え?あ、あらごめんなさい」
「いつも大変ね。あなた妹なのにしっかりしてて偉いわ」
憂「…偉くなんかありません」
「それでも知的障害者のお姉さんの世話をほとんど一人でしてるんだもの、
やっぱり偉いわよ」
憂「(思ってもいないことを口にしないでよ…)…そうですか、ありがとうございます。
ではそろそろ学校に行く時間なので、これで失礼させてもらいます。ほら、行くよお姉ちゃん」
唯「うわーーーーん!」ぽろぽろ
「……ふぅ、やっと行ったみたいね。それにしても何かしらあの子、全く愛想がないわね」
「やっぱりあの家族はおかしいのよ。本当に早く引っ越さないかしら」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 23:18:27.89 ID:CQkMOtqn0
池沼氏ね
近所の人にまで迷惑かけやがって
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 23:31:34.13 ID:4rwFFAWX0
―平沢家
唯「うわーーーん!うわーーーーん!」ぽろぽろ
憂「…さっきはごめんねお姉ちゃん…痛かったよね…
でも、お願いだからもう泣かないで…私まで何だか…ぐす…」
憂(!…ダメだ、お姉ちゃんの前では絶対泣かないって決めたんだから…
私まで泣いていたら、誰がお姉ちゃんを守るの?)
憂(私しかいない…私が絶対に守るって、あの日決めたんだから…
二度と泣かないって、あの日誓ったんだから…だから今、私のやるべきことは…)
唯「うわーーーーーん!」
憂「…よし、今日は特別にもう一つだけアイス食べてもいいよ」
唯「うわー…えっ!?ほんとう!?」
憂「うん、だから一緒に学校行こう?」
唯「うー…でもねこさんがー…」
憂「猫さんなら私も後で探すの手伝うよ、だから学校に行こうよ」
唯「うー……わかったー」
憂「よしよし、お姉ちゃんはお利口さんだね」ナデナデ
唯「うん!ゆいはおりこうー♪」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 23:37:49.74 ID:4rwFFAWX0
―通学路
憂「お姉ちゃん、今日見た猫さんはどんな猫さんだったの?」
唯「うーんとね…あのね、ゆいがきょうみたねこさんはね、しましまのねこさんだったの」
憂「そうなんだ、いつも家に来る猫さんじゃなかったの?」
唯「うん、きょうはこなかったの」
憂「そっかー、明日は会えるといいね」
唯「うん♪」
憂「…あ、そろそろ学校に着くよ。まだ律さん達は…来てないみたいだね。
少し待ってようか」
唯「あーい」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 23:41:53.68 ID:CQkMOtqn0
DQNりっちゃんが腹パン食らわす展開期待
池沼ネタってアニメ放送の一ヵ月後にはマンネリしてましたね
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 23:46:20.28 ID:4rwFFAWX0
唯「……」ぼー
憂「…ねぇお姉ちゃん」
唯「なーに?」
憂「学校は楽しい?部活は?皆さんと仲良くしてる?」
唯「うー…たのしいよ、みんななかよし!でもね、みおちゃんは…」
憂「? 澪先輩がどうし…」
律「唯ー!憂ちゃーん!お待たせー!」
唯あっ!りっちゃーーん!…あ」
澪「…なんだ?私がいちゃいけないのか?」
唯「うー…ちがう…」
澪「…ならそんな顔をするな、早く教室に行くぞ」
唯「…うん」
律「ほらほら唯、元気出せよ!それじゃ憂ちゃん、唯は私達が責任もって面倒見るから任せてくれ」
憂「いつもいつもすみません…、それじゃお願いします」ペコリ
憂「…澪さんがどうしたんだろう?」
>>4 続きってことは前スレがあるの?
それともパートスレだと思わせるブラフ?
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 23:50:12.04 ID:Fd1R3Iln0
お風呂あがったよーの事じゃないのか
>>23 なーる、最初から書いてくれてるなら前スレ漁らなくていいね
>>24 懐かしい、あれは最後尻切れで終わってたな
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/05(月) 23:54:54.61 ID:4rwFFAWX0
―廊下
唯「それでねー、きょうのあさねこさんがねー…」
律「はははっ!唯は本当に猫が好きなんだなー!」
唯「うん!だいすきー♪」
律「そっかそっか!よしよし」ナデナデ
唯「えへへー♪」
澪「……」
律「…あ、私ちょっとトイレ行ってくるわ。
澪、悪いんだけど唯を教室まで連れて行ってやってくれ。じゃなー」
澪「あ、おいちょっと!…行っちゃった」
唯「りっちゃんはおといれー?」
澪「…そうだよ、それじゃ教室に行くぞ」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 00:01:23.43 ID:Kz3VobhR0
唯「…みおちゃん、あのね」
澪「……」ツカツカ
唯「みおちゃん?」
澪「……」ツカツカ
唯「みおちゃーん?」
澪「…うるさい、私に話しかけるな」
唯「どうしてー?」
澪「お前と同じだと思われるからだよ。
大体、お前が軽音部にいるだけで私達もお前と同じような目でみられるんだよ」
唯「???」
澪「はぁ…私の言っていることの意味がわからないのか。
これだから池沼は…」
唯「ちしょう?ちしょうってなーに?」
澪「お前みたいな奴のことだよ。
ほら、教室についたぞ。じゃあな」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 00:08:08.06 ID:Kz3VobhR0
がらっ
唯「おはようございまーす」
「………」
唯「? おはようござ…」
紬「おはよう唯ちゃん」
唯「あっ!むぎちゃーん!おはよう!」
紬「うふふ♪唯ちゃんは今日も元気いっぱいね」
唯「うん!ゆいはげんきだよー!」
「朝っぱらからうるさいのよ…この池沼…」ボソ
「少しは黙ってられないもんかねぇ…」
紬「!」
唯「ちしょう?ねぇ、ちしょうってなーに?」
紬「唯ちゃんは知らなくていいのよ…それより早く席に…」
唯「ねぇ、ちしょうってなーに?ゆいのこと?」
紬「!誰がそんなことを言ったの…?」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 00:15:37.56 ID:Kz3VobhR0
唯「さっきみおちゃんがいってたー」
紬「そんな…澪ちゃんが…」
がらっ
律「はぁ〜、快便快便っと…」
唯「あっ!りっちゃん!」
律「おう、どうした唯?」
唯「あのね、ちしょうってどういういみなの?」
律「!…誰がそんなことを言ったんだよ?
このクラスの誰かか?」
律「誰だ!!唯に向かってそんなことを言った奴は!?
今すぐ名乗り出ろ!!」
がたんっ!
紬「お、落ち着いてりっちゃん!」
律「これが落ち着いてられるかよ!ムギは友達を馬鹿にされて悔しくないのか!?」
まーたサンジュか
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 00:17:33.00 ID:rFJfA7v4O
最後はみんな(^q^)になるのをキボンヌ
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 00:28:50.21 ID:Kz3VobhR0
紬「悔しいわよ…でもここは一旦落ち着きましょう、ね?」
律「…わかったよ。でも誰がそんなことを言ったんだ?」
唯「あのね、み…」
紬「それはわからないわ!ただこのクラスの人じゃないのは確かよ!」
律「? なんだよムギ、そんなに慌てて」
紬「な、なんでもないわ…(りっちゃんはすぐに熱くなるからしばらく黙っておきましょう…)
紬「いい唯ちゃん…この事をりっちゃんの前で話してはダメよ…」ヒソヒソ
唯「? どうしてー?」
紬「どうしてもよ…私の約束守ってくれたら、今度美味しいお菓子を御馳走するから、ね?」ヒソヒソ
唯「おかし…わかった。ゆいやくそくまもる」
紬「よしよし…唯ちゃんはお利口さんね」
唯「えへへー♪ゆいはおりこう!」
紬「うん、お利口♪」
紬(それにしても…唯ちゃんが普段から、クラスメイトに陰で悪口を言われてるのは知ってる。
でも澪ちゃんまでもがそんなことを…どうして…?)
常陸大宮
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 00:35:12.11 ID:iMAcVEH3O
誰かを悪者にしないと話が作れない作者(笑)はもういいよ
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 00:38:53.69 ID:Kz3VobhR0
―放課後
律「やっと放課後だ!それじゃ唯、ムギ、今から部室に行くぞ!」
唯「うん!ぶしつー!」
紬「…ごめんなさい、私ちょっと用事があるから先に行っててくれないかしら?」
律「用事?用事って何だよ?」
紬「まぁ…ちょっとね」
律「ふ〜ん…なら私達だけで先に行ってるか」
唯「? むぎちゃんはいかないの?」
紬「大丈夫よ、私も後でちゃんと行くから」
唯「…ほんとうー?」
紬「えぇ、本当よ」
唯「うー…わかった、まってる。でもぜったいきてね?」
紬「えぇ、約束するわ。それじゃまた後で…」
紬「………さて、澪ちゃんの所に行かなくちゃ」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 00:51:27.28 ID:Kz3VobhR0
―1組
紬「澪ちゃん、ちょっと…」
澪「お?ムギがこっちの教室来るなんて珍しいな。何かあったのか?」
紬「…うん、ちょっとお話があるの…」
澪「お話?なんだ、何か悩みごとか?
私でよかったら何でも力になるぞ」
紬「ありがとう…(いつもの澪ちゃんだわ…彼女が唯ちゃんのことを池沼呼ばわりしたなんて考えられない…
いや、考えたくないだけかしら…まさか唯ちゃんが嘘を吐く訳ないし…)…」
澪「そんなに難しい顔をしてどうした?そんなに深刻な悩みなのか…?」
紬「えっ?そ、そうね…確かに深刻なことだわ」
澪「なら話してくれないか?友達がそんなに悩んでるのを見過ごす訳にはいかないよ」
紬「(…やっぱり私には信じられない。彼女はこんなにも優しいのに…)…ごめんなさい。
また今度、必ず話すわ」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 01:00:20.88 ID:99ue8AWHO
実際自分の活動に入り込んできたら辛いんだろうな。
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 01:02:23.21 ID:Kz3VobhR0
澪「…そうか、わかったよ。でも余り一人で抱え込むなよ?
何かあったら必ず私達に相談するんだ」
紬「…えぇ、ありがとう(…私達、ね…はたしてその中に唯ちゃんは含まれているのかしら…)」
澪「それじゃ一緒に部室に行こう」
紬「…澪ちゃん、一つだけ聞いてもいいかしら?」
澪「ん?なんだ?」
紬「…澪ちゃんは…唯ちゃんのことをどう思ってるの?」
澪「…唯のこと?どうして?」
紬「ちょ、ちょっとだけ気になって…別に深い意味はないの」
澪「…そうか。実のことを言うとな…私は唯のことが嫌いだ」
紬「!どうして…?」
澪「あいつのせいで…私は白い目で見られるんだよ」
紬「…それは、唯ちゃんが知的障害者だから?」
澪「…あぁ、そうさ」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 01:13:31.20 ID:Kz3VobhR0
紬「そんな…だからって唯ちゃんの前でわざわざ池沼呼ばわりしなくたって…!」
澪「なんだ、唯から聞いたのか。まったく、あいつは誰にでも何でも喋るんだな。
少しは黙ってられないのか?あぁ、池沼だからそれは無理か」
紬「!私の友達を悪く言わないで!」
澪「あいつが友達?ムギは本当にそう思ってるのか?」
紬「当たり前じゃない!」
澪「いつもお前に我儘ばかり言うのに?前にお菓子を忘れた時だって狂ったように泣き叫んでたろ。
それでも、そんな奴が自分の友達だって言えるのか?」
紬「…そうよ。それでも唯ちゃんは私の大切なお友達よ」
澪「ふーん…あいつのせいでクラスメイトから虐められてても?」
紬「!どうしてそのことを…」
澪「それくらい分かるよ。なんたって、ムギは私の大切な友達なんだから」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 01:31:51.74 ID:rFJfA7v4O
しえ
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 01:32:28.66 ID:Kz3VobhR0
澪「あいつらさ、律には強く言えないからって、気の弱そうな私達を虐めるんだ。
卑怯だよな…律がすぐ熱くなる性格だから、私達が律に何も言えないのを知ってて私達を虐めてるんだから」
紬「……」
澪「…私さ、中学生の時に律と約束したんだ。高校に行ったら一緒に軽音部に入ろうって。
その約束は確かに叶ったよ。でも、私の思い描いていた高校生活は…こんなじゃなかった。それはムギも同じだろ?」
紬「それは…そうかもしれない…」
澪「高校に入学したばかりの頃はよかったんだ…これからの高校生活に夢と期待を膨らませてさ…本当に最初の一か月は楽しかった。
…でも、あいつが入部したせいで、私の楽しかった高校生活は終わりを告げたんだ」
紬「でも…あの時は唯ちゃんが池沼でも構わないって言ってたじゃない」
澪「確かに言ったよ。でも、まさかこんなことになるなんて誰も思わないだろ?」
紬「……」
澪「だから私はあいつが嫌い…律もあいつを庇う意味がわからないよ。
…あんなやつ、早くいなくなればいいのに」
紬「……」
澪「…長々と悪かったな。それじゃ部室に行こうか」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 01:43:17.13 ID:Kz3VobhR0
―部室
がちゃっ
澪「すまない、遅くなった」
律「遅いぞー!…ってムギも一緒か」
紬「え、えぇ…たまたまそこで、ばったり出会って…」
梓「ムギ先輩、澪先輩、こんにちわ」
唯「むぎちゃーん!おそいよー!」
紬「唯ちゃん…ごめんなさい」
唯「? むぎちゃんげんきないよー?かぜひいたのー?」
紬「…私は大丈夫よ。それより唯ちゃん、はいこれ」
唯「あー!おかしだー!」
紬「みんなで食べましょう♪」
唯「うん♪」
梓「唯先輩!先にギターの練習をしますよ!」
唯「えー?おかしがいいー!」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 01:50:27.05 ID:rFJfA7v4O
でもそのお陰で在日や池沼、草加についての知識が増えたキガス
誤った知識しかついてないだろ
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 01:52:27.34 ID:Kz3VobhR0
梓「何言ってるんですか!もう少しで完璧なんですよ?早く聞かせてあげたいんですよね?」
唯「…うー…わかったー。おかしはあとにする」
梓「それで良しです。それじゃ頑張りましょうね」
唯「うん!」
紬「あらあら…唯ちゃんは今日も練習してるのね」
律「あぁ、それだけ早く聞かせてあげたいんだろう。
唯は本当にいい子だよ」
澪「いい子…ね」
ジャーン!
唯「…こう?」
梓「そうです。唯先輩は上達が早いですね、素晴らしいです」
唯「えへへー♪すばらしいー」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 01:53:29.81 ID:rFJfA7v4O
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 02:01:49.43 ID:Kz3VobhR0
ジャカジャカーン
梓「…うん、一通り弾けるようになりましたね。合格です」
唯「ごうかく?ならもうおかしたべていい?」
梓「はい、いいですよ。ここ数日間よく頑張りましたね、偉いです」ナデナデ
唯「えへへー♪ありがとあずにゃーん♪あずにゃんだいすきー」ギュッ
梓「はいはい、私も唯先輩が大好きですよ」ギュッ
唯「うれしい♪」
梓「私もです、それじゃお菓子を食べましょうか」
唯「うん!むぎちゃんおかしー!」
紬「今準備するわ、ちょっと待っててね」
唯「あーい!」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 02:11:21.43 ID:Kz3VobhR0
唯「それじゃ、いただきまーす!」
紬「どうぞ召し上がれ」
唯「もぐもぐ…おいしー♪もぐもぐもぐもぐ…」
律「こらこら、もうちょっと落ち着いて食べろよ」
唯「うん♪…あれ?みんなはたべないのー?」
紬「私達はいいのよ、だからお腹いっぱい食べてね」
律「そうだぞ、そして私達の分まで成長しろよ」
梓「お菓子に栄養も何もあったものじゃないと思いますけど…」
澪「……」
唯「ゆいがひとりでぜんぶたべていいの?」
紬「そうよ」
唯「うー…ゆいはみんなとがいい」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 02:19:43.59 ID:Kz3VobhR0
唯「はい、りっちゃん」
律「えっ?くれるのか?」
唯「うん!みんなでたべよー、それのほうがおいしいもん」
律「…そっか、ありがとう唯」
唯「どういたしましてー♪はい、あずにゃん」
梓「私にもくれるんですか、ありがとうございます」
唯「どういたしましてー♪はい、むぎちゃん」
紬「まぁ…ありがとう唯ちゃん」
唯「どういたしましてー♪はい、みおちゃん」
澪「…私にもくれるのか?」
唯「うん!」
澪「あ、ありがとう…」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 02:21:35.45 ID:b7uFvAayO
サンジュはやっぱりダメだわ
こんなに唯はいいこなのに…
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 02:26:42.61 ID:qDqaqSCQO
我的嫁梓
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 02:35:50.89 ID:Kz3VobhR0
律「それじゃ頂きます。もぐもぐ…」
唯「おいしい?」
律「ごくん…あぁ、すごく美味しいよ」
唯「よかったー♪もぐもぐ…」
唯「ごくん…おいしー♪」
紬「あらあら…口の周りにお菓子がついてるわよ」フキフキ
唯「んー…とれたー?」
紬「えぇ、取れたわよ」
唯「やった!ありがとむぎちゃん!だいすきー♪」
紬「ありがとう。私も唯ちゃんのことが…」
紬(…唯ちゃんのことが…好きなのかな?澪ちゃんの言う通り、唯ちゃんと出会わなければきっと今頃、もっと楽しい高校生活が送れていたかもしれない…
なら私は、本当は心の底で唯ちゃんのことを疎ましく思ってるんじゃないだろうか?唯ちゃんさえいなければ…そう思ってるんじゃないだろうか?)
紬「唯ちゃんの…ことが…」
唯「? むぎちゃん?」
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 02:46:41.06 ID:Kz3VobhR0
紬「…ごめんなさい、なんでもないわ」
律「……」
唯「うー…?わかったー…」
コンコン
梓「あ、唯先輩、お迎えが来たようですよ」
がちゃっ
憂「お邪魔します」
唯「あっ!ういだー!」
律「あれ?今日はいつもより早いな」
憂「はい、これからお姉ちゃんと猫を探しに行くんです」
律「あぁ、朝言ってたあれか」
唯「そうだよー!」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 02:57:32.12 ID:Kz3VobhR0
憂「済みません皆さん…お姉ちゃんがいつもご迷惑をおかけして…」
律「なーに、気にすんなよ。唯は私達の友達なんだからさ」
梓「そうだよ憂、気にしないで。私も唯先輩のこと大好きだしさ」
紬「……」
澪「……」
憂「…はい、本当にありがとうございます。
ほら、お姉ちゃんも…」
唯「うん!ありがとうみんなー」
律「はははっ!どういたしまして」
梓「それじゃ、猫探し頑張って下さいね」
唯「うん!がんばるねー!」
憂「ではこれで…失礼しました」
ばたん
律「……さて、みんなに話がある」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 03:00:09.71 ID:q8YydrSNO
シェン・ガオレン
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 03:05:04.93 ID:Kz3VobhR0
―帰り道
憂「猫さんいないねー」
唯「うー…もっとさがす…」
憂「そうだね、まだ探し始めたばかりだもんね」
唯「うん、ねこさんにあいたいよーにゃあにゃあ」
「にゃー」
唯「あっ!ねこさんだー!」
憂「朝の猫さん?」
唯「うん!やっとあえたー!」
「にゃー」タッタッタ
唯「あっ!まってねこさーん!」タッタッタ
憂「あ、お姉ちゃん!一人で走っていっちゃダメだよ!待って!」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 03:15:06.65 ID:Kz3VobhR0
・
・
・
憂「はぁ…はぁ…!お姉ちゃーん!」
憂「……どうしよう、見失っちゃった…」
憂(もしこのまま行方不明になったら…知らない人に勝手について行っちゃったら…
二度と帰ってこなかったら…車に轢かれちゃったら…)
憂「…何馬鹿なことを考えてるんだ私は…そうならない為にも早く探さなくちゃ!」
「あああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
憂「!この声…お姉ちゃん…?でもこんな声、初めて聞いた…
とりあえず行ってみよう!」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 03:17:08.62 ID:yNmqZ4Me0
きたい
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 03:22:04.16 ID:Kz3VobhR0
唯「ああああああああああああああああああああ!!うああああああああああああああああああああああああああ!!!」ぽろぽろ
プップー!
「邪魔だガキ!引き殺されてえのか!?」
「お母さん見て…あそこ…」
「飼い主かしら?それにしても少し異常ね…」
唯「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」ぽろぽろ
憂「…いた!お姉ちゃん!道路の真ん中で何やってるの!?」
唯「ああああああああああああああああああああああ!!うわあああああああああああああん!!!」ぽろぽろ
憂「お姉ちゃん!早く立って……え?これって…」
唯「ねこさんがあああああああああ!!しんじゃったああああああああああああ!!!」ぽろぽろ
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 03:28:52.31 ID:Kz3VobhR0
憂「そんな…車に轢かれたんだ…」
唯「ういいいいいい!ねこさんいきかえらせてえええええええ!」ぽろぽろ
憂「…とりあえず家に連れて行ってあげよう」
唯「おうちにかえったらねこさんなおるの!?」
憂「それは…(もうどう見たって死んでる…でもそのことをお姉ちゃんに言ったらきっと…)…きっと治るよ」
唯「ほんとう!?ならはやくおうちにいこう!」
憂「…そうだね」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 03:29:57.67 ID:q8YydrSNO
ゆい…かわいそうに…
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 03:34:12.42 ID:uM0E4+sOO
優ちゃんカワイソス…
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 03:35:09.18 ID:b7uFvAayO
優ちゃん…?誰だ…?
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 03:36:03.40 ID:Kz3VobhR0
―平沢家
唯「うい!ねこさんは!?」
憂「今包帯を巻いたところだよ、きっと明日には生き返るよ」
唯「よかった…よかったぁ…」ぽろぽろ
憂「……」
唯「ねこさん、はやくよくなってね」
猫「 」
憂「……お姉ちゃん、私ちょっとお買いものしてくるから、猫さんの面倒よろしくね」
唯「うん!いってらっしゃーい」
憂「…行ってきます」
憂「…さて、探しに行かなくちゃ」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 03:39:10.90 ID:uM0E4+sOO
憂たんカワイソス…
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 03:40:19.31 ID:wZFgsLIAO
朝まで残っててくれ...
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 03:41:52.18 ID:uM0E4+sOO
唯みたいな可愛いこが池沼ならぜったい侵したくなるな…
お菓子でヤラセてくれそう
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 03:44:58.07 ID:zcNXHa100
______
/ ナ
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| | /へ \|へ \ | |
| |/ ● ● | / | ちんこつぶすぞ
| " \___/ /,,/ \
| \ \/ | 、/V/ ̄
/,,― -ー 、 , -‐ 、
( , -‐ '" )
`;ー" ` ー-ー -ー'
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l l
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 03:44:59.01 ID:Kz3VobhR0
・
・
・
憂「ふぅ…やっと捕まえた…」
「にゃーにゃー!」
憂「この子なら柄も似てるし、きっと大丈夫だよね…」
「にゃーにゃー!」ガリッ
憂「痛っ!お願いだから暴れないで…!」
「にゃーにゃー!」
憂「ごめんね…明日必ず放してあげるから…」
「フー!」
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 03:49:59.52 ID:b5ffG8190
ずっと池沼の読み方が分からなくて
なんで知的障害者の事を池沼って言うのか分からなかったけど
サンジュのおかげでやっと分かった
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 03:51:53.27 ID:9XL5AbSuO
むしろサンジュが分からない俺
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 03:59:36.16 ID:uM0E4+sOO
憂タンカワイソス…
抱きしめてあげたい
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 03:59:40.83 ID:Kz3VobhR0
―平沢家
憂「ただいまー…」
唯「すー…すー…」zzZZ
憂「やっぱり寝てる…泣き疲れたんだね…」
唯「うーん…ねこさんげんきー……すー…」zzZZ
猫「 」
憂「ごめんねお姉ちゃん…死んだ生き物が生き返ることはないの…
死んだらそれまでなんだよ…」
憂「本当ならそのことを教えてあげなくちゃいけないのに…
私達だって、いつかは死ぬんだから…」
「にゃー」
憂「死んじゃうんだから…代りなんていないんだから…
…もし、私が先に死んだら、誰がお姉ちゃんの面倒をみるのかな?」
憂「……やっぱり私しかいないよね。だから私がしっかりしなくちゃ。
私は、お姉ちゃんのお姉ちゃんなんだから」
憂「私の代りは…私しかいない」
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 04:04:05.22 ID:uM0E4+sOO
唯が死ねばみんな幸せなんじゃね?
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 04:04:24.47 ID:qDqaqSCQO
憂ちゃん天使
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 04:08:17.04 ID:uM0E4+sOO
憂ちゃん俺のちんこの世話もしてよ
憂「うん♪」
やったぁ!
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 04:12:21.72 ID:Kz3VobhR0
懐かしい夢を見た。
これは私達がまだ、幼かった頃の夢。
唯『うわーん!ういー!』ぽろぽろ
憂『どうしたのおねえちゃん、またないてるの?』
唯『みんながわたしのことあたまがへんだって…
きもちわるいってばかにするのー!うわーん!』
確かにお姉ちゃんは変わっていた。
何をするにも人より遅い、言葉もうまく喋れない、
勉強も周りについていけない、運動だってダメダメ。
そのせいでよく、クラスメイトに馬鹿にされていた。
この頃の私は、それがお姉ちゃんの個性だと思っていて、
それが『お姉ちゃん』なんだと思っていた。
だから何も気にすることなんてなかった。
――あの日までは。
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 04:18:31.08 ID:KeW2c8a7O
両親は旅行中か…?
池沼ほっといて旅行行くなんて両親のがよっぽど池沼だな
けいおん厨が死ねば良いんじゃね?
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 04:24:04.31 ID:Kz3VobhR0
ある日私は両親に、お姉ちゃんのことを聞いてみた。
別に理由なんてない、ただ何となく口から出ただけだ。
憂『ねえお母さん、お姉ちゃんって少し変わってるよねー』
母『…どうしてそう思うの?』
憂『だってさー、たまにうまく喋れてないし、私よりも頭悪いし』
母『…そうね、憂もそろそろ知っておいてもいいかもしれない』
憂『何を?』
母『お姉ちゃんのことについてよ、お姉ちゃんはね…頭に障害を持ってるの』
憂『しょうがい?なにそれ?』
母『つまりね、憂には簡単に出来ることも、お姉ちゃんには障害のせいで難しいのよ』
憂『ふーん』
母の言っていることが、この時の私には理解できなかった。
障害があっても、私のお姉ちゃんはお姉ちゃん。
それが当然のことであり、常識だと思っていた。
でもある日をきっかけに、その常識が覆されることになる。
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 04:32:26.72 ID:4UTv5xWYO
あぁ…先が読めた、
律死ね!
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 04:35:36.81 ID:KeW2c8a7O
バカ野郎!りっちゃんは最後まで優しいに決まってんだろ!
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 04:38:50.91 ID:uM0E4+sOO
平沢家って親いたの?
マジレス
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 04:40:48.62 ID:E96L6CLLO
けいおん厨は死んでしまえ
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 04:45:02.62 ID:Kz3VobhR0
それは私が小学5年生の時のこと。
唯『うわーん!』ぽろぽろ
父『いい加減にしろ!いつになったらおねしょの癖が直るんだ!』
唯『だって…だって…!』ぽろぽろ
父『だってじゃない!…もうお前にはうんざりなんだよ、もう少しで中学生だっていうのに、まだおねしょが直らないなんて恥ずかしいと思わないのか?』
唯『うー…恥ずかしくないもん…』
父『!ふざけるな!』
バシンッ!
唯『あうっ!…いたい…いたいーーー!うわーん!』ぽろぽろ
母『ちょっと…何も殴らなくても!私はこの子に注意してほしかっただけで…』
父『…俺はな、もう疲れたんだよ。こいつが生まれてから、俺の人生は狂いっぱなしだ。いまだに夜泣きはするし、おねしょもする…そんな子見たことあるか?』
母『それはこの子が知的…』
父『障害者だから仕方ないってか?その言葉はもう聞き飽きた…。俺はもっと普通な家庭を築きたかったんだよ…
仕事から疲れて帰ってきたら、愛しい子供達が俺を出迎えてくれる…そんな家庭さ。この馬鹿にはそんなことを考える脳もないだろ?』
母『あなた…自分の子供に向かってなんて言葉を…!』
父『こいつが自分の子供?…はは、笑わせるな。こんな馬鹿、俺は望んでない』
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 04:50:01.43 ID:9XL5AbSuO
支援
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 04:53:05.18 ID:qDqaqSCQO
これが父親だと……くそぅ ギリッ
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 05:00:53.56 ID:Kz3VobhR0
唯『ばか…?ばかってゆいのこと?』
父『そうだよ、この家に馬鹿はお前しかいないだろ』
唯『うー!ゆいはばかじゃないもん!ばかじゃないのー!ばかっていうほうがばかなのーー!!』
父『こいつ…!いい加減にしろ!』
ドガッ!
唯「あうっ!…げほっげほっ』
父『誰が…お前を…ここまで育てたと…思ってるんだ!』
唯『あぐっ!いた…い…たすけて…』
父が必要以上にお姉ちゃんを殴り続ける。
その様子に恐怖した私と母は、ただ黙ってそれを見過ごすしかなかった。
唯『たす…けて…げほっ!』
父に殴られている間、お姉ちゃんは必死に私に救いの手を差し伸べてきた。
それを私は目を閉じて、拒絶した。
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 05:06:41.39 ID:OMdqtwsqO
しえ
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 05:11:06.89 ID:uM0E4+sOO
俺が父親なら高校生の唯と風呂にはいるのに
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 05:12:42.38 ID:Kz3VobhR0
そして殴ること数分後、腹の虫が治まったらしい父に解放されたお姉ちゃんは、
顔中を痣だらけにし、口から血を流しながら虚ろな目で私を見つめていた。
お姉ちゃんの口が微かに動く。
それは何か言葉を発しようとしているみたいで、だけどうまく言葉が発せられていない。
だが、その口は確かに…
『どうしてたすけてくれなかったの?』
そう言っていた。
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 05:14:07.27 ID:uM0E4+sOO
父親「くっ…なんで俺が…」
警察「はいはい.話は署で聞くからね!」
逮捕乙
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 05:15:35.22 ID:Kz3VobhR0
ごめんなさい。仕事なのでもう寝ます
明日の夜10時頃後編立てるので
保守はしないでね
ではおやすみなさいノシ
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 05:41:35.39 ID:rpZJi5KB0
ちゃんと立てろよ
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 06:30:56.46 ID:wU2q3a+qO
超絶可愛いのに池沼
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 07:18:24.90 ID:4UTv5xWYO
まて、明日って事は1日以上待たせる気か!
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 07:53:17.94 ID:fTiNhSg3O
これ池沼っていうよりただのわがままじゃん
なんか育ちの悪い人に見えるわ
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 07:57:53.95 ID:wmnfNkHLO
なんだ、てんすじゃないのか
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 07:58:22.25 ID:chgQ2Yyy0
-────- 、
. : ´: : : : : : : : :l: : : : : : : : : : :\
. /: /: : :/|: : : :|: : : : : : : l : : : : ヽ
/: : / \/ |: : : :|、 : : : : : |: : : : : :ヽ
/: : : :/ \/ __ノ|: : :.|∧ ゝ:_:_:_: : |: : : : : : : : .
/:/: :.{: : :/ 八: : | ヽ \: : : | : : :|: : : : : :i
{:/: :/: :|: :/ /⌒ヽ \| /⌒ヽヽ:.:|: : : }: : :} : : |
. /: :/ : 八/ /○ } / ○} 〉|: :/: : /: : .〈
/: :/: : : : / {_ ノ {_ ノ∧人:/: : /: : : :∧
| :/: : : : / しノ ////// しし'/: : : : :/ :/ヽ: : : : | あうあうあーwwwwwwwwww
|/: : : : :.{ r-〜く /: : : : :/:./ ノ : : |: :|
|: : : :/ :丶 |/ ', /: : : : :/: /Y: : : : :|: :| んひwwwwwwwwwwwww
| : : ∧: : : \ {/ } /: : : : :/: /: :|: : : : ハノ
\/ \: : : :>─し uUァ/: : : /: /: :/: :ノ/ ぎぃたwwwwwwwwwwwww
\:_:_|.:.:.:/./厶∪ /|_/|_:/:.:ヽ/
/YYY.:.:.:.:./.:ィ7ト、V.: /YYヽ.:.:.:.:.:.} ぎぃいいいいいいいwwwwwwwwwwwww
/\ /.:.:.:.:く〃 // }}'.:.:.{ /∨.:.:./
. /:.:.:.:.V.:.:.:.:.:.:.{{i // ノノ.:.:. ∨.:.:.:.:}.:.:/
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 08:19:19.61 ID:yzcucQ4zO
サンキューサンジュ
(^q^)
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 09:03:01.68 ID:chgQ2Yyy0
(^q^)あーwwwwwwwおがぢwwwwwwおがぢーーーーーーーwwwwwwwww
紬「はい、唯ちゃんの大好きなプリンよ♪」
(^q^)プディwwwwwプッディンンwwwwwwww
紬「うふふ、喜んでくれたみたい」
(^q^)あ゛あ゛ーwwwwwたくあんwwwwwたくあんおがぢうむwwwwwwwうむきかいwwwwww
紬「えっ…」
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 10:00:53.59 ID:hiAln4m40
ほ
池沼死ねよ
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 10:56:07.40 ID:/DjkHGFSO
ほす
りっちゃんと憂ちゃんは天使っすなー
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 12:15:11.61 ID:Tioe7Nx7O
Burn
サンジュ
>>24懐かしいなw俺書いてたw
あれが初めてのSSだったから勘弁してね
>>34 もう少しちゃんと読めよ。
単なる悪者にしか見えないのはお前の読解力がないか、精神的に幼いかどっちかだ。
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 12:50:38.16 ID:Suzn8yM9O
クラスメートは単なる悪者にしか見えない俺ガイル
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 13:17:11.56 ID:RxHUGZiP0
>>112 34までの時点じゃ明らかに嫌なキャラだったろw
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 13:23:07.97 ID:IUwXCBzAO
えっ、お風呂あがったよーの人じゃないの?
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/06(火) 14:24:37.55 ID:IUwXCBzAO
ん
ウルシあずにゃん