唯「ななふしぎ！」

律「……でな、この桜高には所謂七不思議があるらしいんだよ！」

唯「へぇ〜！どんなの！？」

澪「聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

紬「澪ちゃん落ち着いて」

唯「なんなの！？りっちゃん！？」

律「それを今から考えるんだよ！」

律「私は自慢じゃないが一つも知らない！」

澪「本当に自慢じゃないよね」

唯「澪ちゃんが復活した」

紬「そういえば……友達から聞いた話なんですけど……」

律「ん！？七不思議！？七不思議か！？」

紬「音楽室から……」

唯「え？ここから？」

澪「……」ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ

紬「騒音が聞こえるって！」

律「はいダウト、それは私達です」

唯「む〜、何か無いかな？」

澪「む、無理に探そうとしなくていいんだぞ？」

律「そういえば一つ気になってる事あるんだけど」

唯「なに？りっちゃん」

律「アニメ第１話の冒頭で唯の本棚の上に乗ってたあのキモい人形なに？」

唯「意味がわからないよ、りっちゃん」

面白そうじゃないか

唯「りっちゃん……寝てる間に部屋に入ったの？」

律「いや、きっと夢だな夢、唯の部屋の夢だよ」

紬「あの〜、ちょっと気になる事あるんだけど」

澪「あ、あんまり怖い話とか痛い話は駄目だぞ」

紬「あの階段の手摺りの亀一体なんなのかしら？」

律「かめ？」

唯「亀！」

澪「あー、そういえばあの亀なんなんだろう？」

律「確かに……階段の手摺りに亀とか普通ないよな」

澪「たまに私はあの亀の頭に触ってるぞ？」

唯「性教育の一環で？」

澪「だぁっ！」
ｺﾞﾁｰﾝ！

律「痛ぁ！！なんで私を殴るんだよ！」

澪「なんとなく！」

いわゆる何故か変換できない

紬「でも……確かにあんなものがあったら怪我してしまう人もいるかもしれないし」

律「現在進行形で私は『あんなもの』の所為で怪我してます……」

唯「手摺りを『うりゃー』って滑り降りるのを防ぐ為じゃないかな？」

澪「一歩間違えれば亀に引っ掛かってダイブしてそのまま窓に突っ込みこの世とおさらばだぞ？」

律「そんな危険なトラップ学校は作らないだろ」

唯「だからこそ七不思議なんだよ〜」

律「さわちゃんなら何か知ってるだろ」

紬「さわ子先生なら吹奏楽部の方に今日は行ってるみたいよ？」

律「まぁ後で亀の事聞いてみようぜ」

唯「でもさ、ここもおかしくない？」

澪「ここって？」

唯「音楽室が最上階にあるのっておかしくないかな？」

澪「唯、最近の学校は音楽室を最上階にするところ多いぞ？騒音問題とかで」

律「はい！夢の無い答え来ましたよー！」

唯「なぁ〜んだ、つまんない」

澪「私的には……唯の妹が不思議でならない」

唯「え？なんで？」

律「確かに……種違うんじゃないかな」

紬「亀田の柿の種？」

期待

紬「あ、廊下を高速で移動しながらフラフープをくぐる妖怪の話は？」

律「あ、それさわちゃんだから」

澪「なんか妖怪……ﾌﾟﾌﾟｯ！」

律「……澪、ほっぺたを出せ」

澪「な、なに！？」

律「いきなりキャラを変えようとするのは間違いの元だとなぜ気づかんのだ！(CV.シャアの人)」

亀「……」ﾉｿｯ

唯「あ、亀だ」

澪「だからもう亀はいいよ」
ｸﾙｯ

亀「……」ｺﾝﾆﾁﾊｰ

澪「……」

澪「ぎゃぁぁぁあああああ！！！」

亀田の柿の種…
亀田のカキの精子…

澪「ぎゃぁあああ！！！」

律「澪落ち着け！」

唯「あ、ミドリガメだ〜」

紬「可愛いですね〜」

亀「……」ｴｻｸﾚｰ

澪「呪いだ呪いだ呪いだ呪いだ呪いだ呪いだ呪いだ呪いだ呪いだ」ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ

律「落ち着け、まずはさわちゃんのお下がりのこのシャーマン服を着るんだ」

澪「う、うん！」
ｶﾞｻｺﾞｿ

律「そしてＴさんみたいに手をかざして『はぁー！！』って叫べ！」

澪「はぁぁぁああああ！！！」

律が落ち着いた方がいいだろｗｗ

一話って心霊画像チックなやつあったよな。

唯「どこから入ってきたんだろうね〜」

紬「ここは最上階だし……」

亀「……」ﾏﾄﾞﾚｰﾇｳﾏｳﾏ

澪「律！死んだ！？消滅した！？」

律「いや、まだだ！もう一度だ澪！」

澪「エロイムエッサイムはぁぁぁああああ！！はぁぁぁああああ！はぁったらはぁったらはぁぁぁああああ！」

律「頑張れ澪！文化祭でパンツ見られた時の事を思い出すんだ！」

澪「あの時の私死ねぇぇええ！！」←思い出した

ｶﾞﾁｬ
さわ子「……アナタ達、何やってるの？」

律「最終手段だ澪！獣の槍を探すぞ！聡の持ってる漫画に書いてあった！髪の長い澪にピッタリだ！」

澪「う、うん！分かった！」

ｶﾞｻｺﾞｿ
律「無いぞ！」

澪「もっとよく探そう！」

さわ子「アナタ達……」

律「！あったぞ澪！獣の槍(ほうき)！これを亀の澪に向けて振り下ろすんだ！」

澪「分かった！」

さわ子(鬼)「黙れっていってるだろうがぁぁあああ！！」←言ってない

さわ子「……で、亀がいたと」
ﾌﾐﾌﾐ

律「足蹴にしてる……嫁入り前の娘を足蹴にしてる……」
澪「元はと言えば律の所為なのに……」

さわ子(鬼)「あん？」

律＆澪「なんでもありませ〜ん……」

唯「さわ子せんせ〜い、この亀どうしますか？」

さわ子「そうねぇ……食べちゃおうか♪」

亀「……」ﾋﾞｸｯ！

唯「おぉ〜、亀とは思えないスピードで部屋の隅に逃げていったよ」

律「そういえば、ねぇさわちゃん」

さわ子「なに？」

律「階段の手摺りの亀ってなんなの？」

さわ子「？あぁ、亀ね、先生が清い女学生だった頃からあるけど分からないわね」

唯「清いシャーマンメタラー、略すると清シャラーになりますね！」

さわ子「……」
ｶﾂｶﾂｶﾂ

さわ子「えいっ」
ﾌﾞﾁｯ

唯「おぉ〜！？ギー太の一弦がぁ〜！」